JP6361401B2 - 画像処理システム、プログラム及び画像処理装置 - Google Patents
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Description
次に、図1に、この発明の画像処理装置及び画像処理システムの一実施形態であるMFP(デジタル複合機:Multi Function Peripheral)のハードウェア構成を示す。
MFP10は、原稿の画像を読み取ってその画像データを取得する画像読取手段と、画像データに基づき転写紙をはじめとする記録媒体に画像を形成する画像形成手段とを備える。そして、コピー、プリント、スキャン、ファクシミリ通信、文書蓄積等の種々の機能を実現する画像処理装置である。記録媒体は、樹脂によるシートやフィルムであってもよい。
ROM102及びHDD104は、不揮発性記憶媒体(記憶手段)であり、CPU101が実行する各種プログラムや後述する各種データを格納している。
通信I/F105は、ネットワーク等の通信路を介して他の装置と通信するためのインタフェースである。使用する通信路の規格に応じたものを設ければよい。
表示部107は、上記GUIの他、MFP10の動作状態や設定内容、メッセージ等をユーザに提示するための提示手段であり、液晶ディスプレイやランプ等を備える。
図2は、この処理のフローチャートである。
MFP10のCPU101は、原稿が読み取り台に載置された状態で拡大連写機能を使用した画像形成の実行が指示されると、図2のフローチャートに示す処理を開始する。なお、拡大連写機能を使用するに当たっては、使用する転写紙のサイズ及び方向(画像をどの向きに形成するかを示す画像形成方向)と、元の画像を何枚の転写紙に分割して形成するかを示す分割数とを設定するものとする。ユーザがこれらの値のいずれかを設定しなかった場合、CPU101が自動的に所定のデフォルト値を設定する。
次に、CPU101は、分割数に基づき、貼り合わせののりしろ幅も考慮して原稿上に各転写紙と対応する読取領域を設定する(S14)。
その後、CPU101は、ステップS16で決定した面付け方向に従って、ステップS15で得た画像データを回転して、各転写紙と対応する画像データを生成する(S17)。
図5は、この処理のフローチャートである。また、図6に、そのフローチャートの各ステップにおける処理の内容を模式的に示す。なお、図5の処理は、原稿の画像を、使用する転写紙のサイズ及び方向に合わせて拡縮及び回転する用紙指定変倍も同時に行う場合について示している。また、画像付加機能を使用するに当たっては、原稿の画像に付加すべき付加画像及びその付加位置を設定するものとする。ユーザがこれらの値のいずれかを設定しなかった場合、CPU101が自動的に所定のデフォルト値を設定する。
次に、CPU101は、原稿の画像を読み取り、得られた画像データを、ステップS23で算出した変倍率に従って変倍する(S24)。そして、原稿の方向と転写紙の方向から、転写紙への画像の面付け方向を決定する(S25)。この処理は、原稿が縦長で、転写紙が横長であれば、原稿の画像を90°あるいは270°回転させて転写紙上に形成する等、回転角を決定するものである。
次に、CPU101は、付加画像とその付加位置の設定を取得する(S27)。そして、ステップS25で決定した面付け方向に従って付加画像と付加位置も回転させ(S28)、ステップS26で得た回転後の画像データの、ステップS28で得た回転後の付加位置に、回転後の付加画像を付加する(S29)。この付加は、単なる上書きではなく、画素毎のOR演算等により行ってもよい。付加画像が文字列の画像である場合、文字のない部分は付加前の画像データの内容を維持するようにするとよい。
図7は、拡大連写機能に関する設定を受け付けるための拡大連写設定画面の例を示す図である。
この拡大連写設定画面210は、ユーザの指示に応じて表示部107に表示される画面であり、分割数設定部211と、転写紙設定部212とを備える。
転写紙設定部212は、転写紙のサイズ及び向きを設定するための領域であり、MFP10が備える各給紙トレイと対応する選択肢のいずれかを、ラジオボタンにより選択することができる。手差しトレイ等を用いて、任意のサイズ及び向きを設定できるようにしてもよい。
この画像付加設定画面220も、ユーザの指示に応じて表示部107に表示される画面であり、付加画像表示部221、付加位置設定部222、付加位置調整部223、付加シート設定部224を備える。
付加位置設定部222は、付加画像を付加する大まかな位置を、位置と対応するボタンにより設定するための領域である。図8では、右下が設定されている例を示している。
付加位置調整部223は、付加位置の用紙端からの距離を設定し、付加位置の微調整を行うための領域である。
まず、MFP10のCPU101が実行する画像形成処理の第1例を、図9に示す。また、図10に、そのフローチャートの各ステップにおける処理の内容を模式的に示す。なお、この第1例においては、付加シート設定部224でなされる設定は考慮しない。
MFP10のCPU101は、画像形成の実行を指示されると、図9のフローチャートに示す処理を開始する。
一方、ステップS41で拡大連写機能が設定されていれば、CPU101は、図2に示した拡大連写画像生成処理により、各転写紙と対応する画像データを生成する(S42)。
そして、ここまでに生成した画像データに基づき各転写紙への画像形成を実行し(S48)、図9の処理を終了する。
そして、以上の処理によれば、MFP10は、拡大連写機能に係る複数枚の転写紙を貼り合わせた状態で、その貼り合わせた転写紙全体の中で付加画像が設定された付加位置に該当する位置に配置されるように、一の転写紙と対応する画像データに付加画像を付加することができる。従って、拡大連写機能と画像付加機能を同時に使用しても自然な仕上がりの画像を得ることができる。
次に、MFP10のCPU101が実行する画像形成処理の第2例について説明する。この処理は、図9のステップS44乃至S47の処理に代えて図11の処理を実行する点が第1例と異なるのみであるので、この部分についてのみ説明する。図11の処理は、付加シート設定部224でなされる設定を考慮し、全ページに付加画像を付加する場合の処理を図9の処理に追加したものである。そこで、このことに伴う図9との相違点を中心に説明する。
そして、CPU101は、のりしろを考慮して、各転写紙内でステップS45での回転後の付加位置に該当する位置がどの位置であるかを特定する(S62)。
図12に示すように、2枚の転写紙230a,230bを、転写紙230aが上になるように貼り合わせる場合を考える。実線231aが用紙230aの左端であり、破線232bが転写紙230bの右端である。ただし、破線232bで示す右端は転写紙230aに隠れて見えないので、見える範囲での転写紙230bの右端は、実線231aとなる。
転写紙230aについては、右端からXmmの位置を付加位置233aとすれば、転写紙230bと貼り合わせた状態でもそのままの位置に付加画像が表れる。従って、右端からXmmの位置をそのまま付加位置とすればよい。
しかし、転写紙230bについては、右端からXmmの位置を付加位置とすると、転写紙230aと貼り合わせた状態では、右側Ammが隠れてしまうため、見かけ上の紙端である実線231aからの距離は(X−A)mmしかなくなってしまう。また、X<Aであれば、付加画像の一部が転写紙230aによって覆い隠されてしまう。
この位置が、拡大連写に係る複数枚の転写紙を貼り合わせた場合における、転写紙230b内での付加位置に該当する位置である。図12では、図で左右方向の位置の設定について説明したが、上下方向についても同様に考えることができる。
なお、貼り合わせる際にどちらの転写紙を上にするかは、予め定めておく。さらに、下になる転写紙については、画像に線を付加する等して、貼り合わせの際に下にすべきこと及びのりしろの幅を示すようにするとよい。
ステップS62の後、CPU101は、各転写紙と対応する画像データの、該転写紙についてステップS62で特定した位置に、ステップS45での回転後の付加画像を付加する(S63)。この付加の処理は、付加位置以外は図5のステップS29やステップS47の場合と同様に行うことができる。
その後、処理は図9のステップS48に進み、CPU101は、ここまでに生成した画像データに基づき各転写紙への画像形成を実行する。
次に、MFP10のCPU101が実行する画像形成処理の第3例について説明する。この処理は、図11のステップS47及びS63での付加画像の付加処理として、図16に示す処理を実行する点が第2例と異なるのみであるこの部分についてのみ説明する。
図16の処理は、転写紙1枚と対応する画像データへの付加画像の付加に際し、付加画像が、付加先の画像データ中の文字等と重ならないように、付加位置を調整して付加する処理である。ステップS63のように複数枚の転写紙と対応する画像データについて付加画像の付加を行う場合、転写紙1枚毎に図16の処理を実行する。
そして、ステップS71でYesであれば、CPU101は、現在の付加位置に付加画像を付加して問題ないと判断し、その付加を行い(S72)、元の処理に戻る。
所定回数以内にステップS71の判断がYesになれば、CPU101はその時点の付加位置に付加画像を付加する(S72)。所定回数試行してもステップS71の判断がYesにならなければ、CPU101は、好適な付加位置はみつからなかったと判断する。そして、付加位置を当初の(図16の処理開始時の)値に戻して(S75)、その付加位置に付加画像を付加する(S72)。
図17に、図16の処理により付加画像を付加した場合の仕上がり例を示す。図14の例と比較し、付加画像の「RICOH」の文字列を、原稿の読み取りで得た画像中の「R」の文字と重ならないように配置でき、付加画像が見やすい仕上がりとなっている。
次に、MFP10のCPU101が実行する画像形成処理の第4例について説明する。この処理は、図9のステップS44乃至S47の処理に代えて図18の処理を実行する点が第1例及び第2例と異なるのみであるので、この部分についてのみ説明する。
また、この第4例は、画像付加機能に関する設定として、図8を用いて説明した設定の他、特定の付加画像を全転写紙に付加する強制付加の設定を行うことが可能な場合を想定している。この強制付加の設定は、画像形成を行おうとするユーザが自身で行うようにしてもよい。しかし、一般ユーザが変更できないように管理者権限でMFP10に設定したり、保存済みのファイルの属性として設定したりできるようにしたり、読み取った画像中に特定のパターンを検出した場合に設定したりすることも考えられる。
図18の処理において、CPU101は、ステップS45の後、強制付加の設定に関する情報を取得し、強制付加の設定がなされているか否か判断する(SA)。このステップSAの処理において、CPU101は、強制設定取得手段として機能する。
一方、ステップSAでNoであれば、ステップS61に進み、以下の処理は図11と同じである。
図19に、図18の処理により付加画像を付加した場合の仕上がり例を示す。図17の例と比較し、付加画像として、強制付加用の「Seculity inji」の文字列を全転写紙に配置でき、強制付加の処理がされた出力であることを目立つように表示した仕上がりとなっている。
次に、MFP10のCPU101が実行する画像形成処理の第5例について説明する。この処理は、図16の処理に代えて図20の処理を実行する点が第3例と異なるのみであるので、この部分についてのみ説明する。この第5例は、付加画像が文字列の画像であって転写紙1枚に収まらない場合に、転写紙1枚に収まるようにその文字列を途中で改行した画像を付加するものである。
一方、ステップS81でNoであり、かつ付加画像が文字列の画像である場合(S83)、付加画像を、文字列を途中で改行したものに差し替える(S84)。改行の位置は、適当なアルゴリズムに従って自動で定めればよい。概ね均等に区切る、転写紙1枚分の幅毎に区切る、等が考えられる。単語の切れ目等を意識して改行位置を設定してもよい。
また、ステップS83でNoの場合、改行によって付加画像を1枚の転写紙内に収めることはできないため、そのままステップS82で付加を行う。この場合、付加画像が一部切れてしまうが、やむを得ないこととする。
図21に、図20の処理により付加画像を付加した場合の仕上がり例を示す。図21の例では、長い文字列を画像の右下に付加しようとした場合に、自動的に改行を入れて、1枚の転写紙内に収めるようにしている。
次に、MFP10のCPU101が実行する画像形成処理の第6例について説明する。この処理は、図16の処理に代えて図23の処理を実行する点が第3例と異なるのみであるので、この部分についてのみ説明する。この第6例は、付加画像が転写紙1枚に収まらない場合に、画像形成自体を中止するものである。
以上の処理によれば、付加画像が複数枚の転写紙にまたがってしまう場合に、画像形成自体を中止できる。付加画像が複数枚の転写紙にまたがると不都合な場合には、画像形成自体を中止してしまうことにより、無駄にサプライや時間を費やすことを防止できる。
以上で実施形態の説明を終了するが、この発明において、装置の具体的な構成、具体的な処理の手順、データの構成、拡大連写の枚数、転写紙の並び順、付加画像の内容、付加位置の定め方等は、実施形態で説明したものに限るものではない。
例えば、上述した実施形態においても多少述べたが、拡大連写機能と画像付加機能を併用する場合、画像の拡大倍率に応じて、付加画像も拡大して付加するようにしてもよい。この場合、単に画像として拡大するだけでなく、付加画像が文字列に係る画像であれば、フォントサイズの調整により実質的な拡大を行うことができる。
なお、付加画像は文字列の画像に限らず、ビットマップ等のイメージデータにより用意された画像でもよいことはもちろんである。
また、上述したMFP10が備える画像処理機能を、複数の装置に分散して設け、それら複数の装置を協働させてその画像処理機能を実現させることも妨げられない。この場合、それら複数の装置が画像処理システムを構成する。
また、以上説明してきた各実施形態及び変形例の構成は、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であることは勿論である。
Claims (13)
- 記録媒体上に形成すべき画像の画像データを取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段が取得した画像データに基づき、複数枚の記録媒体を貼り合わせた時に該画像データに係る画像が得られるように該画像データに係る画像を該複数枚の記録媒体に分割して形成するための、該複数枚の記録媒体の各々と対応する画像データを生成する画像加工手段と、
前記画像取得手段が取得した画像データに付加すべき付加画像及び画像中での付加位置を取得する付加画像取得手段とを備え、
前記画像加工手段は、前記付加画像取得手段が前記付加画像及び前記付加位置を取得した場合に、前記複数枚の記録媒体を貼り合わせた状態で、前記付加画像が、該貼り合わせた記録媒体全体の中で前記付加位置に該当する位置に配置されるように、前記記録媒体の枚数と、画像形成方向とに基づき、どの記録媒体と対応する画像データのどの位置に前記付加画像を付加するかを決定し、その決定に従って付加画像を付加する画像付加手段を備え、
前記付加画像取得手段は、前記付加画像を一の記録媒体にのみ付加するか、全記録媒体に付加するかの設定も取得し、
前記画像付加手段は、前記付加画像取得手段が前記付加画像を全記録媒体に付加する設定を取得した場合は、前記複数枚の記録媒体を貼り合わせた状態で、前記付加画像が、該貼り合わせた記録媒体の各々の中で前記付加位置に該当する位置に配置されるように、画像形成方向に基づき、各記録媒体と対応する画像データのどの位置に前記付加画像を付加するかを決定することを特徴とする画像処理システム。 - 請求項1に記載の画像処理システムであって、
前記画像付加手段は、前記決定した記録媒体において、貼り合わせ時にのりしろとなる領域を避けて、前記付加画像を付加することを特徴とする画像処理システム。 - 請求項1又は2に記載の画像処理システムであって、
特定の付加画像を全記録媒体に付加することを強制する強制付加の設定を取得する強制設定取得手段を備え、
前記強制設定取得手段が前記強制付加の設定を取得した場合には、前記画像付加手段は、前記付加画像取得手段が取得した設定に関わらず、前記複数枚の記録媒体を貼り合わせた状態で、前記特定の付加画像が、該貼り合わせた記録媒体の各々の中で前記付加位置に該当する位置に配置されるように、画像形成方向に基づき、各記録媒体と対応する画像データのどの位置に前記付加画像を付加するかを決定することを特徴とする画像処理システム。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像処理システムであって、
前記画像加工手段は、前記付加画像が文字列の画像であって、該付加画像が前記記録媒体1枚に収まらないと判断した場合に、該付加画像を、前記文字列を前記記録媒体1枚に収まるように途中で改行した文字列の画像として、前記付加を行うことを特徴とする画像処理システム。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像処理システムであって、
前記画像加工手段は、前記付加画像が前記記録媒体1枚に収まらないと判断した場合に、前記画像取得手段が取得した画像データに基づく画像形成を中止すべき旨の情報を生成することを特徴とする画像処理システム。 - 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像処理システムであって、
前記画像加工手段が生成し、前記画像付加手段が前記付加画像を付加した画像データに基づき記録媒体に画像を形成する画像形成手段を備えることを特徴とする画像処理システム。 - 一のコンピュータを、あるいは複数のコンピュータを協働させて、
記録媒体上に形成すべき画像の画像データを取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段が取得した画像データに基づき、複数枚の記録媒体を貼り合わせた時に該画像データに係る画像が得られるように該画像データに係る画像を該複数枚の記録媒体に分割して形成するための、該複数枚の記録媒体の各々と対応する画像データを生成する画像加工手段と、
前記画像取得手段が取得した画像データに付加すべき付加画像及び画像中での付加位置を取得する付加画像取得手段として機能させるためのプログラムであって、
前記画像加工手段は、前記付加画像取得手段が前記付加画像及び前記付加位置を取得した場合に、前記複数枚の記録媒体を貼り合わせた状態で、前記付加画像が、該貼り合わせた記録媒体全体の中で前記付加位置に該当する位置に配置されるように、前記記録媒体の枚数と、画像形成方向とに基づき、どの記録媒体と対応する画像データのどの位置に前記付加画像を付加するかを決定し、その決定に従って付加画像を付加する画像付加手段を備え、
前記付加画像取得手段は、前記付加画像を一の記録媒体にのみ付加するか、全記録媒体に付加するかの設定も取得し、
前記画像付加手段は、前記付加画像取得手段が前記付加画像を全記録媒体に付加する設定を取得した場合は、前記複数枚の記録媒体を貼り合わせた状態で、前記付加画像が、該貼り合わせた記録媒体の各々の中で前記付加位置に該当する位置に配置されるように、画像形成方向に基づき、各記録媒体と対応する画像データのどの位置に前記付加画像を付加するかを決定することを特徴とするプログラム。 - 請求項7に記載のプログラムであって、
前記画像付加手段は、前記決定した記録媒体において、貼り合わせ時にのりしろとなる領域を避けて、前記付加画像を付加することを特徴とするプログラム。 - 請求項7又は8に記載のプログラムであって、
前記一のコンピュータを、あるいは前記複数のコンピュータを協働させて、
特定の付加画像を全記録媒体に付加することを強制する強制付加の設定を取得する強制設定取得手段として機能させるためのプログラムをさらに備え、
前記強制設定取得手段が前記強制付加の設定を取得した場合には、前記画像付加手段は、前記付加画像取得手段が取得した設定に関わらず、前記複数枚の記録媒体を貼り合わせた状態で、前記特定の付加画像が、該貼り合わせた記録媒体の各々の中で前記付加位置に該当する位置に配置されるように、画像形成方向に基づき、各記録媒体と対応する画像データのどの位置に前記付加画像を付加するかを決定することを特徴とするプログラム。 - 請求項7乃至9のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記画像加工手段は、前記付加画像が文字列の画像であって、該付加画像が前記記録媒体1枚に収まらないと判断した場合に、該付加画像を、前記文字列を前記記録媒体1枚に収まるように途中で改行した文字列の画像として、前記付加を行うことを特徴とするプログラム。 - 請求項7乃至9のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記画像加工手段は、前記付加画像が前記記録媒体1枚に収まらないと判断した場合に、前記画像取得手段が取得した画像データに基づく画像形成を中止すべき旨の情報を生成することを特徴とするプログラム。 - 請求項7乃至11のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記一のコンピュータを、あるいは前記複数のコンピュータを協働させて、
前記画像加工手段が生成し、前記画像付加手段が前記付加画像を付加した画像データに基づき画像形成手段を制御して記録媒体に画像を形成させる制御手段として機能させるためのプログラムをさらに含むことを特徴とするプログラム。 - 記録媒体上に形成すべき画像の画像データを取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段が取得した画像データに基づき、複数枚の記録媒体を貼り合わせた時に該画像データに係る画像が得られるように該画像データに係る画像を該複数枚の記録媒体に分割して形成するための、該複数枚の記録媒体の各々と対応する画像データを生成する画像加工手段と、
前記画像取得手段が取得した画像データに付加すべき付加画像及び画像中での付加位置を取得する付加画像取得手段とを備え、
前記画像加工手段は、前記付加画像取得手段が前記付加画像及び前記付加位置を取得した場合に、前記複数枚の記録媒体を貼り合わせた状態で、前記付加画像が、該貼り合わせた記録媒体全体の中で前記付加位置に配置されるように、前記記録媒体の枚数と、画像形成方向とに基づき、どの記録媒体と対応する画像データのどの位置に前記付加画像を付加するかを決定し、その決定に従って付加画像を付加する画像付加手段を備え、
前記付加画像取得手段は、前記付加画像を一の記録媒体にのみ付加するか、全記録媒体に付加するかの設定も取得し、
前記画像付加手段は、前記付加画像取得手段が前記付加画像を全記録媒体に付加する設定を取得した場合は、前記複数枚の記録媒体を貼り合わせた状態で、前記付加画像が、該貼り合わせた記録媒体の各々の中で前記付加位置に該当する位置に配置されるように、画像形成方向に基づき、各記録媒体と対応する画像データのどの位置に前記付加画像を付加するかを決定することを特徴とする画像処理装置。
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