JP2011210028A - コイン搬送用ベルト - Google Patents

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【課題】ベルト搬送面で直立し又は傾輪したコインを倒し、さらにベルト搬送面でのコイン滑りを防止する。
【解決手段】コイン搬送装置10は、原動及び従動プーリ12、13と、これらプーリに架設された搬送用ベルト20とを備える。搬送用ベルト20の外周面20Aで構成するコイン搬送面の両側に、ガイド壁15、15を設ける。搬送用ベルト20の外周面20Aに、ベルト長手方向に対して傾斜して延在する螺旋状の凹溝21を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、硬貨レジつり銭機、ATM等のコイン払い出し機で使用されるコイン用搬送用ベルトに関する。
従来、店舗等におけるレジにて、預かり金が投入されると、預かり金を自動計数しその合計金額と売上金額との差額をつり銭として払い出す硬貨レジつり銭機が使用されている。硬貨レジつり銭機では、つり銭は金種毎につり銭箱に入れられるとともに、払い出されるときには金種毎に別々の搬送装置で搬送される。
上記搬送装置は、例えば原動及び従動プーリに搬送用平ベルトが架設されて構成されるとともに、ベルトの搬送面の両側には、コインが搬送経路から外れないように、ガイド壁が設けられるのが一般的である。このような搬送装置において、コインは、ガイド壁に支持されることにより、搬送中にベルト搬送面に直立し、或いは傾斜しながら回転(すなわち、傾輪)することがある。コインの直立や傾輪は、コインの搬送不良の原因になることがある。
また、搬送用平ベルトは、その搬送面にコインやベルトから出る銅粉やゴム粉等のダストが付着されることがある。ダストがベルト搬送面に付着されると、ベルト表面の摩擦係数が下がり、搬送中のコインに滑りが発生することがある。
例えば、特許文献1に開示された搬送用無端ベルトでは、ベルト表面上に微細な凹凸が設けられることにより摩擦係数が上げられ、コインの滑りが防止されている。しかし、ベルト表面の微細凹凸によって、ベルト搬送面上で発生するコインの直立や傾輪を防止することはできない。
特開2001−278490号公報
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、ベルト表面のグリップ力を高めてコイン滑りを防止し、さらに、搬送面で生じるコインの直立や傾輪を防止することが可能なコイン搬送用ベルトを提供することを目的とする。
本発明に係るコイン搬送用ベルトは、ベルト長手方向に対して傾斜して延在する凹溝が、ベルト外周面に設けられることを特徴とする。コイン搬送用ベルトは、例えば無端状ベルトであって、凹溝は、その無端状ベルトにおいて螺旋状に設けられることが好ましい。凹溝の溝幅は、コインが凹溝内部に嵌るように、コインの厚さ以上であることが好ましい。
凹溝内部に、コインが適切に嵌るように、凹溝のベルト長手方向に対する傾斜角度θは、以下に示す式(1)の条件を満たすことが好ましい。
Figure 2011210028
なお、式(1)において、Dはコインの直径、bは凹溝の溝幅、cは凹溝の溝深さである。
本発明に係るコイン搬送装置は、原動及び従動プーリと、これらプーリに架設された搬送用ベルトとを備え、搬送用ベルトは、ベルト長手方向に対して傾斜して延在する凹溝が、ベルト外周面に設けられることを特徴とする。搬送用ベルトのコイン搬送面の両側には、例えばガイド壁が設けられる。
本発明においては、凹溝によってコインの直立や傾輪による搬送不良が防止されるとともに、ベルトのコインに対するグリップ力が向上してコイン滑りが防止される。
本発明の一実施形態に係るコイン搬送装置を示す概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係るコイン搬送用ベルトの上面図である。 コイン搬送用ベルトの部分断面図である。 コインが凹溝に嵌るときの様子を示す模式的な上面図である。 図4におけるV−V線上に沿う断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るコイン搬送装置10を示す。コイン搬送装置10は、原動及び従動プーリ12、13と、無端状の搬送用ベルト20を備える。搬送用ベルト20は、幅広タイプの平ベルトであって、プーリ12、13間に架設されている。原動プーリ12には、原動プーリ12を回転させるための不図示の駆動源が接続されており、ベルト20及び従動プーリ13は、原動プーリ12の回転に追従して回転する。搬送用ベルト20は、両プーリ12、13間において、ベルト外周面20Aによって構成されるベルト上面を搬送面としてコインPを搬送する。
コイン搬送装置10において、搬送用ベルト20の長手方向(搬送方向)における両側部の外側には、互いに対向するガイド壁15、15が立設される。ガイド壁15、15は、例えば不図示の支持部材に固定されている。ガイド壁15、15それぞれは、ベルト上面の両側に沿って、ベルト20の長手方向に延在する。ガイド壁15、15は、ベルト上面で搬送されるコインPが搬送経路から外れるのを防止する。また、以下に詳述するように、ベルトの外周面20Aには、凹溝21が設けられる。
本実施形態におけるコイン搬送装置10は、例えば、硬貨レジつり銭機等のコイン払い出し機に適用されるものである。コイン搬送装置10は、コイン払い出し機において、金種毎(500円、100円、50円、10円、5円、1円)に設けられ、すなわち、各コイン払い出し機において複数(上記例では、6つ)設けられる。
次に、搬送用ベルト20の構造について、さらに詳細に説明する。図2に示すように、搬送用ベルト20は、その外周面20Aに螺旋状の凹溝21が設けられる。凹溝21は、ベルト長手方向に対して角度θで傾斜して設けられており、ベルトの一方の側部(ベルト幅方向における端部)から他方の側部まで螺旋状に延在する。螺旋状の凹溝21は、搬送用ベルト20において、1本のみ設けられても良いが、2本以上設けられても良い。
図3に示すように、搬送用ベルト20は、例えば編布等から成る心体22の外周面に、ミラブルウレタン等のゴムで形成されるゴム層23が積層されて構成されるものであり、凹溝21はゴム層23の外周面に設けられている。凹溝21の断面形状は、略矩形であるが、他の形状であっても良い。本実施形態の搬送用ベルト20は、例えばいわゆるワンポット式の加硫装置で成形されるが、特にこの方法に限定されるわけではない。
図1に示すように、コイン搬送装置10において、コインPは、ガイド壁に支持されることがある(実線で示したコインP参照)。このときコインPは、例えば、搬送方向(すなわち、ベルト長手方向)に対して略平行となって直立してガイド壁15に支持されるか、若しくは直立した状態から僅かに外側に倒れた状態でガイド壁15に支持される。
上記のようにガイド壁15に支持されたコインPは、ベルトによって適切に搬送されず、例えば回転しつつ同じ位置に留められる場合がある。本実施形態では、このようなコインPは、図5に示すようにその下部が、回転するベルトの傾斜した凹溝21内部に嵌められ、これにより、コインPは凹溝21が延在する方向(斜め方向)に向けられる。すなわち、コインPには、凹溝21から図4に示す矢印方向の力Fが作用される。力Fが作用されたコインPは、ガイド壁15によって安定して支持されなくなるため、図1における破線のコインPのように搬送面上に倒されて、ベルトによって適切に搬送されることになる。
図4、5に示すように、凹溝21の溝幅をbとすると、ベルト長手方向(搬送方向)に沿う凹溝21の長さはb/sinθとなる。コインPの下部が凹溝21に嵌められ、かつコインPがベルト長手方向に平行にされて直立していると仮定すると、長さb/sinθは、上方から見たときにコインPと凹溝21とが重なる長さSである。一方、凹溝21に嵌められたコインPは、力Fを十分な大きさとするために、溝底面に接触する必要がある。
コインPが溝底面に接触するためには、S=b/sinθを基に式(1)’で算出される長さY(図5参照)が、凹溝21の溝深さc以上となる必要があり(Y≧c)、以下に示す式(1)の条件を満たす必要がある。すなわち、力Fを大きくしてコインPを倒しやすくするためには、溝幅b、溝深さc、及び傾斜角度θは以下の式(1)の関係を満たすことが好ましい。なお、式(1)’、(1)において、DはコインPの直径である。
Figure 2011210028
Figure 2011210028
コイン払い出し機では、上記したように金種の数に応じて複数のコイン搬送装置10が設けられるが、本実施形態では、ベルト製造の容易性等を考慮して、溝幅b、溝深さc、及び傾斜角度θは、いずれの搬送装置10においても同一に設定される。具体的には全ての搬送装置10において、溝幅b、溝深さc、及び傾斜角度θは、複数の金種のうち、直径Dが最も大きいコインである500円硬貨に合わせて設定される。すなわち、コイン払い出し機の全ての搬送装置10において、D=26.5mm(500円硬貨の直径)である場合に上記(1)式が満たされるように設定される。
式(1)において、凹溝21の溝幅b及び溝深さcそれぞれは、コインPが凹溝21に嵌り、かつ凹溝21からコインPに十分な大きさの力Fが作用されるように設定される。具体的には溝幅bは、コインの厚さW(すなわち、1.8mm)以上とされ、また3.0mm以下にされることが好ましい。溝幅bがコイン(500円硬貨)の厚さW未満となると、コインPが凹溝21に嵌まらなくなり、また、3.0mmより大きいと、ベルトの耐久性が悪くなり、使用中にベルトが破ける等の不具合が生じる。
溝深さcは、例えば0.3〜0.7mmであって、0.4〜0.6mmとされることが好ましい。溝深さcが上記範囲より小さいと、コインPが凹溝21に嵌まりにくくなり、また上記範囲より大きいとベルト厚さを必然的に大きくしなければならず、ベルトの柔軟性が損なわれ、ベルトがプーリ間に架設できなくなる。
本実施形態では、例えば溝幅b及び溝深さcが上述した範囲から適宜選択された後、上記式(1)から傾斜角度θが設定される。これにより、傾斜角度θは例えば1〜20°になる。溝幅b、溝深さc、傾斜角度θの一例としては、溝幅b=2mm、溝深さc=0.5mm、傾斜角度θ=3°である。
以上のように本実施形態では、ガイド壁15等に支持されて直立や傾輪しているコインPが、凹溝21内部に嵌まって倒されることになるので、コインPの直立や傾輪による搬送不良が防止される。また、凹溝21が設けられたことにより、ベルト搬送面のコインPに対するグリップ力が向上するので、搬送中のコイン滑りが防止される。
なお、本実施形態では、コイン払い出し機の全てのコイン搬送装置において、ベルトの溝幅b、溝深さc、傾斜角度θは、500円硬貨に合わせて設定され、互いに同一であったが、搬送対象のコインの種類それぞれに合わせて、搬送装置毎に変更されても良い。例えば、搬送対象のコインの厚さが大きいほど、溝幅bが大きくされても良い。同様に、搬送対象のコインの直径が大きいほど、溝深さcが大きくされても良い。
10 コイン搬送装置
15 ガイド壁
20 搬送用ベルト
21 凹溝
b 溝幅
c 溝深さ
D コインの直径
θ 傾斜角度

Claims (6)

  1. ベルト長手方向に対して傾斜して延在する凹溝が、ベルト外周面に設けられることを特徴とするコイン搬送用ベルト。
  2. 前記凹溝のベルト長手方向に対する傾斜角度θは、以下に示す式(1)の条件を満たすことを特徴とする請求項1に記載のコイン搬送用ベルト。
    Figure 2011210028
    なお、式(1)において、Dはコインの直径、bは凹溝の溝幅、cは凹溝の溝深さである。
  3. コイン搬送用ベルトが無端状ベルトであって、前記凹溝は、その無端状ベルトおいて螺旋状に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のコイン搬送用ベルト。
  4. 前記凹溝の溝幅は、コインの厚さ以上であることを特徴とする請求項1に記載のコイン搬送用ベルト。
  5. 原動及び従動プーリと、これらプーリに架設された搬送用ベルトとを備え、前記搬送用ベルトは、ベルト長手方向に対して傾斜して延在する凹溝が、ベルト外周面に設けられることを特徴とするコイン搬送装置。
  6. 前記搬送用ベルトのコイン搬送面の両側にガイド壁が設けられることを特徴とする請求項5にコイン搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01181644A (ja) * 1988-01-13 1989-07-19 Konica Corp 原稿搬送装置
JPH0334178U (ja) * 1989-08-02 1991-04-03
JPH0436675U (ja) * 1990-07-19 1992-03-27

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