JP2011205884A - ビルトインモータ主軸装置及び加工装置 - Google Patents

ビルトインモータ主軸装置及び加工装置 Download PDF

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Abstract

【課題】主軸の熱変位量の低減をおこなうことができるビルトインモータ主軸装置を提供すること。
【解決手段】主軸32とロータ24間にスリーブ28を介在させ、主軸32とスリーブ28の間の圧接嵌合部は、周方向に間隔をあけて配置された複数の第1圧接部30と、第1圧接部30間に配置された複数の第1熱伝導阻害部31とからなり、スリーブ28とロータ24の間の圧接嵌合部は、周方向に間隔をあけて配置された複数の第2圧接部26と、第2圧接部26間に配置された複数の第2熱伝導阻害部27とからなり、第1熱伝導阻害部31および第2熱伝導阻害部27は、主軸の軸方向所定位置における軸方向直交断面において主軸32中心から各放射方向を見たとき、両熱伝導阻害部のいずれかが存在するように配置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、主軸を回転駆動させるビルトインモータ主軸装置、及び加工装置に関する。
従来から工作機械の主軸装置としてモータを内蔵した主軸装置が使用されている。この主軸を回転駆動させるモータはロータ及びステータ等により構成されており、モータを回転駆動することによりロータが発熱し、ロータの発熱に伴う主軸の温度上昇により、主軸の曲がり等の熱変形がおこることが知られている。
特許文献1には、主軸とロータ間にスリーブを介在させ、スリーブと主軸間の嵌合部の長さをスリーブの回転軸方向の長さより短くし、ロータとスリーブ間の嵌合部とスリーブと主軸間の嵌合部とが半径方向で重ならない位置に設ける構成とした主軸装置が開示されている。これにより、ロータの締め付け力のばらつきが小さく、ロータの発熱が主軸に伝わり難くなるので、主軸の曲がり量及び軸振れ量を低減して回転精度を高くすることができるため、加工精度を向上させることができる。
特開2008−245358号公報
しかしながら、このような構造の主軸装置にも、課題は残されている。
モータを回転駆動することにより発生するロータの発熱は、ロータ内で一様に発熱するとは限らず、局所的な発熱となる場合がある。特許文献1では、主軸とロータ間にスリーブを介在させ、スリーブと主軸間の嵌合部の長さをスリーブの回転軸方向の長さより短くし、ロータとスリーブ間の嵌合部とスリーブと主軸間の嵌合部とが半径方向で重ならない位置に設ける構成とすることで、ロータの熱が主軸に伝わり難くしていたが、ロータの発熱部位によっては、ロータの熱が高温のまま直接主軸へ伝わり、主軸の熱変位量が低減しないという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、ロータの発熱部位に影響されることなく主軸へと伝わる熱を抑制し、主軸の熱変位量の低減をおこなうことができるビルトインモータ主軸装置及び、このようなビルトインモータ主軸装置を備えた加工装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために提供される請求項1に記載の発明は、ハウジングと、前記ハウジングに回転可能に支持された主軸と、前記主軸の外周面に圧接嵌合されたスリーブと、前記スリーブの外周面に圧接嵌合されたロータを有し、前記主軸を回転駆動するモータと、を備え、前記主軸と前記スリーブの間の圧接嵌合部は、周方向に間隔をあけて配置された複数の第1圧接部と、当該第1圧接部間に配置された複数の第1熱伝導阻害部とからなり、前記スリーブと前記ロータの間の圧接嵌合部は、周方向に間隔をあけて配置された複数の第2圧接部と、当該第2圧接部間に配置された複数の第2熱伝導阻害部とからなり、前記第1熱伝導阻害部および前記第2熱伝導阻害部は、前記主軸の軸方向所定位置における軸方向直交断面において前記主軸中心から各放射方向を見たとき、前記両熱伝導阻害部のいずれかが存在するように配置されていることを特徴とするビルトインモータ主軸装置である。
上記ビルトインモータ主軸装置によれば、ロータの発熱を主軸とロータ間に介在させたスリーブに配置された圧接嵌合部と熱伝導阻害部の構成により、ロータの発熱がどの部位に発生したとしても、熱は高温のまま直線的に主軸へ伝わることなく、スリーブ内で拡散されて温度が下がった状態で伝わることとなる。これにより主軸の温度上昇及び温度差は抑制され、主軸の熱変位量を低減した、より高い精度で主軸を回転させることができる、ビルトインモータ主軸装置を実現することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のビルトインモータ主軸装置であって、前記第1熱伝導阻害部および前記第2熱伝導阻害部は、前記主軸の軸方向所定位置における軸方向直交断面において前記主軸中心から各放射方向を見たとき、前記両熱伝導阻害部の両方が存在するように配置されていることを特徴とするビルトインモータ主軸装置である。
上記ビルトインモータ主軸装置によれば、ロータの発熱を主軸とロータ間に介在させたスリーブに配置された圧接嵌合部と熱伝導阻害部の構成により、ロータとスリーブの圧接嵌合部からスリーブ内を経由して主軸へと伝わる熱伝達経路を長くすることができる。これによりロータの発熱がどの部位に発生したとしても、ロータの熱はスリーブ内で拡散するとともに放熱され、主軸へと伝わる熱をより小さくすることができる。また、主軸中心から各放射方向を見たとき、第1熱伝導阻害部と第2熱伝導阻害部の両方が存在するため、ロータの熱が直接主軸へ伝わることもより抑制される。これにより、主軸の熱変位量を低減した、より高い精度で主軸を回転させることができる、ビルトインモータ主軸装置を実現することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1〜2に記載のビルトインモータ主軸装置であって、前記主軸と前記スリーブの間の圧接嵌合部は、周方向に180度位相の異なる2箇所の第1圧接部と、当該第1圧接部間に配置された2箇所の第1空隙部とからなり、前記スリーブと前記ロータの間の圧接嵌合部は、周方向に180度位相の異なる2箇所の第2圧接部と、当該第2圧接部間に配置された2箇所の第2空隙部とからなり、前記第1圧接嵌合部と前記第2圧接嵌合部は、周方向に90度位相を変えて相対配置されていることを特徴とするビルトインモータ主軸装置である。
上記ビルトインモータ主軸装置によれば、第1、第2圧接部が周方向に180度位相の異なる2箇所で圧接するとともに、第1圧接部と第2圧接部は、周方向に90度位相を変えて相対配置されることにより、ロータとスリーブの圧接嵌合部からスリーブ内を経由して主軸へと伝わる熱伝達経路を長くすることができる。これによりロータの発熱がどの部位に発生したとしても、ロータの熱はスリーブ内で拡散するとともに放熱され、主軸へと伝わる熱をより小さくすることができる。また、主軸中心から各放射方向を見たとき、第1空隙部と第2空隙部のいずれかまたは両方が存在するため、ロータの熱が直接主軸へ伝わることも抑制される。これにより、主軸の熱変位量を低減した、より高い精度で主軸を回転させることができる、ビルトインモータ主軸装置を実現することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3に記載のいずれかのビルトインモータ主軸装置と、主軸に取り付けた加工工具と、を備え、前記主軸を前記ビルトインモータ主軸装置で回転駆動させて加工をおこなうことを特徴とする加工装置である。
上記加工装置によれば、主軸の熱変位量を低減した、より高い精度で主軸を回転させることができる、加工装置を実現することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3に記載のいずれかのビルトインモータ主軸装置であって、前記主軸と前記スリーブの間の軸方向の両端部の圧接嵌合部及び前記スリーブと前記ロータの間の軸方向の両端部の圧接嵌合部は、周方向に全周に設けられていることを特徴とするビルトインモータ主軸装置。
上記ビルトインモータ主軸装置によれば、主軸とスリーブの間の軸方向の両端部、及び、リーブとロータの間の軸方向の両端部は、周方向に、全周に圧接嵌合部が設けられているので、ロータの締め付け力を大きくすることができる。軸方向の両端部は、外気にさらされているので、ロータの発熱があっても外気により放熱され、熱は高温のまま主軸へ伝わることはない。軸方向の両端部以外は、ロータの発熱を主軸とロータ間に介在させたスリーブに配置された圧接嵌合部と熱伝導阻害部により、ロータの発熱がどの部位に発生したとしても、熱は高温のまま直線的に主軸へ伝わることない。熱はスリーブ内で拡散されて温度が下がった状態で伝わるので、主軸の温度上昇及び温度差は抑制される。これにより、主軸の熱変位量を低減するとともに、ロータの締め付け力を大きくした、ビルトインモータ主軸装置を実現することができる。
本発明に係るビルトインモータ主軸装置及び加工装置を用いれば、主軸の熱変位量を低減した、より高い精度で主軸を回転させることができる、加工装置を実現することができる。
本実施形態に係るビルトインモータ主軸装置を示す断面図である。 図1のAにおける軸方向直交の断面図である。 本実施形態における熱伝達経路を示す説明図である。 構成(A),(B),(C)におけるロータ、スリーブ、主軸の軸方向直交の断面図である。
以下、本発明のビルトインモータ主軸装置10の実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係るビルトインモータ主軸装置10の外観を示す断面図であり、図2は、図1のAにおける軸方向直交の断面図である。なお、工具を装着する部位に近いほうをフロント側とし、遠いほうをリア側とする。
図1に示すように、本実施形態のビルトインモータ主軸装置10は、ハウジング18、フロント側軸受16、リア側軸受34、モータ20、主軸(スピンドル)32、ロータ24、ステータ22、スリーブ28、冷却ジャケット19、工具(砥石)14、工具把持部(ホルダ)12から構成される。
ハウジング18には、主軸(スピンドル)32を回転自在に支持するフロント側軸受16及びリア側軸受34が設けられる。
主軸32には、略円筒状のスリーブ28を介して、ロータ24が取り付けられている。
また、主軸32のフロント側には、工具(砥石)14が工具把持部(ホルダ)12で保持されている。
モータ20はステータ22やロータ24等を有し、主軸32に取り付けられたロータ24及びステータ22により、主軸32を回転駆動させる。
ロータ24と主軸32との間に介在するスリーブ28は、主軸32の外周面とスリーブ28の内周面の圧接嵌合部(第1圧接嵌合部)で嵌め合わされるとともに、スリーブ28の外周面とロータ24の内周面の圧接嵌合部(第2圧接嵌合部)で嵌め合わされている。
図2に示すように、主軸32の外周面とスリーブ28の内周面の圧接嵌合部は、周方向に180度位相が異なる2箇所の第1圧接部30からなっている。、2箇所の第1圧接部30間には第1空隙部(第1熱伝導阻害部)31が形成されている。また、2箇所の第1圧接部30の回転軸方向の長さは、ロータ24の回転軸方向の長さとほぼ同じ長さで設けられている。
同様に、スリーブ28の外周面とロータ24の内周面の圧接嵌合部は、周方向に180度位相が異なる2箇所の第2圧接部26からなっている。2箇所の第2圧接部26間には第2空隙部(第2熱伝導阻害部)27が形成されている。また、2箇所の第2圧接部26の回転軸方向の長さは、ロータ24の回転軸方向の長さとほぼ同じ長さで設けられている。
さらに、第1圧接部30と第2圧接部26とは、周方向に90度位相を変えて相対配置されている。これにより軸方向直交断面において主軸32中心から各放射方向を見たとき、第1空隙部31または第2空隙部27のいずれかまたは両方が存在することになる。
以上、本実施の形態にて説明した構成を用いれば、ロータ24の発熱部位に影響されることなく、ロータ24とスリーブ28の圧接嵌合部からスリーブ28内を経由して主軸32へと伝わる熱伝達経路を長くすることができる。
例えば、図3(A)に示すように、ロータ24の発熱部位50がスリーブ28とロータ24間の第2圧接部26に近接する部位であった場合、熱は発熱部位50から第2圧接部26へと伝わる。そして第2圧接部26から直線的に主軸32へ伝わる熱は、第1空隙部31に熱伝達を阻害されるため、熱はスリーブ28内を経由して、スリーブ28と主軸32間の第1圧接部30から主軸32へと伝わることになる。なお、図3(A)では熱伝達経路51を点線で示している。
また、図3(B)に示すように、ロータの発熱部位50がスリーブ28とロータ24間の第2空隙部27に近接する部位であった場合、直線的に主軸32へ伝わる熱は第2空隙部27に熱伝達を阻害されるため、熱はロータ24内を経由して、スリーブ28とロータ24間の第2圧接部26へと伝わることになる。さらに第2圧接部26から直線的に主軸へ伝わる熱は、第1空隙部31に熱伝達を阻害されるため、熱はスリーブ28内を経由して、スリーブ28と主軸32間の第1圧接部30から主軸32へと伝わることになる。なお、図3(B)では熱伝達経路51を点線で示している。
このようにロータ24の発熱がどの部位に発生したとしても、直線的に主軸32へ向かう熱は、第1空隙部31または第2空隙部27のいずれかまたは両方に阻害されるため、
熱はスリーブ28内若しくはロータ24内を経由することになる。熱は熱伝達経路51上で拡散するとともに放熱され、主軸32へと伝わる熱を小さくすることができる。
なお、前記実施形態は以下のように変更することもできる。
図4(A)に示すように、第1、第2圧接部30,26をそれぞれ周方向に120度位相の異なる3箇所に離散して配置し、第1圧接部30と第2圧接部26は、周方向に60度位相を変えて相対配置させた構成としてもよい。これにより、ロータ24の発熱がどの部位に発生しても、主軸32へ伝わる熱を小さくすることができるとともに、ロータの締め付け力を大きくすることができる。
また、第1、第2圧接部30,26をさらに多くの箇所に離散して配置し、第1圧接部30と第2圧接部26を周方向に位相を変えて相対配置させた構成としてもよい。この場合、第1、第2圧接部30,26と第1、第2空隙部31,27の当接する面積を調整して、第2圧接部26からスリーブ28内を経由して第1圧接部30へと伝わる熱伝達経路の長さを、熱がスリーブ28内で拡散するとともに十分放熱される長さとする。これにより、ロータ24の発熱がどの部位に発生しても、主軸32へ伝わる熱をより小さくすることができるとともに、ロータの締め付け力をより大きくすることができる。
さらに、図4(B)に示すように、第1圧接部30の面積を小さくすることにより第1空隙部31を大きくし、第2圧接部26の面積を小さくすることにより第2空隙部27を大きくした構成としてもよい。これにより、第2圧接部26からスリーブ28内を経由して第1圧接部30へと伝わる熱伝達経路を長くすることができる。熱伝達経路を長くすることで、スリーブ28内での熱の拡散と放熱が大きくなり、主軸32へ伝わるロータ24の熱をより小さくすることができる。
図4(C)に示すように、第1、第2空隙部31,27をスリーブ28の外周面及び内周面に凹部を形成するのではなく、主軸32の外周面とロータ24の内周面に凹部を形成し、それぞれ第1、第2空隙部31,27とする構成としてもよい。その他、主軸32の外周面とロータ24の内周面の双方に凹部を形成し、それぞれ第1、第2空隙部31,27とする構成としてもよいし、主軸32、スリーブ28、ロータ24のいずれか又は両方に形成した凹部を組み合わせて第1、第2空隙部31,27とする構成としてもよい。これにより、ロータ24の発熱がどの部位に発生しても、主軸32へ伝わる熱を小さくすることができる。
また、第1、第2圧接部30,26の回転軸方向の長さは、ロータ24の長さより短くしてもよい。これにより、ロータ24の発熱がどの部位に発生しても、主軸32へ伝わる熱を小さくすることができるとともに、ロータ24の締め付け力のばらつきを小さくすることができる。
さらに、第1、第2圧接部30,26の回転軸方向の長さは、ロータ24の長さより長くしてもよい。これにより、スリーブ28部内での熱の拡散と放熱の効果が高くなり、ロータ24の発熱がどの部位に発生しても、主軸32へ伝わる熱を小さくすることができる。
本実施の形態では主軸32の支持部とステータ22を同じハウジング18に固定しているが、ステータ22を別体のハウジングに固定した構成としてもよい。
また、本実施の形態では熱伝導阻害部として空隙を用いたが、熱伝導阻害部に非熱伝導素材を充填させてもよい。これによりロータ24の熱は直線的に主軸32へと伝わらず、スリーブ28経由に迂回されて伝わることとなり、熱伝達径路を長くすることができる。熱伝達経路を長くすることで、スリーブ28内での熱の拡散と放熱が大きくなり、主軸32へ伝わる熱を小さくすることができる。
本実施の形態では工具の例として砥石を用いたが、他の工具(例えばドリル,エンドミル,リーマ,フライス,タップ,ダイス等)を用いた工作機械に適用することができる。また、図1の例では工具(砥石)14を工具把持部(ホルダ)12で保持したが、締結部材(ネジやボルト等)を用いて砥石等の工具を主軸(スピンドル)32に直接固定してもよい。このように他の工具や他の保持方法を適用したとしても、従来よりも熱が伝わり難いので、加工精度を向上させることができる。したがって、ビルトインモータ主軸装置10は砥石軸だけでなく、加工精度が求められる工作機械(例えばマシニングセンタなど)の軸頭にも適用できる。
10:ビルトインモータ主軸装置、 12:工具把持部(ホルダ)、 14:工具(砥石)、 16:フロント側軸受、 18:ハウジング、 19:冷却ジャケット、 20:モータ、 22:ステータ、 24:ロータ、 26:第2圧接部、 27:第2空隙部(第2熱伝導阻害部)、 28:スリーブ、 30:第1圧接部、 31:第1空隙部(第1熱伝導阻害部)、 32:主軸(スピンドル)、 34:リア側軸受、 50:発熱部位、 51:熱伝達経路

Claims (5)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングに回転可能に支持された主軸と、
    前記主軸の外周面に圧接嵌合されたスリーブと、
    前記スリーブの外周面に圧接嵌合されたロータを有し、前記主軸を回転駆動するモータと、を備え、
    前記主軸と前記スリーブの間の圧接嵌合部は、周方向に間隔をあけて配置された複数の第1圧接部と、当該第1圧接部間に配置された複数の第1熱伝導阻害部とからなり、
    前記スリーブと前記ロータの間の圧接嵌合部は、周方向に間隔をあけて配置された複数の第2圧接部と、当該第2圧接部間に配置された複数の第2熱伝導阻害部とからなり、
    前記第1熱伝導阻害部および前記第2熱伝導阻害部は、前記主軸の軸方向所定位置における軸方向直交断面において前記主軸中心から各放射方向を見たとき、前記両熱伝導阻害部のいずれかが存在するように配置されていることを特徴とするビルトインモータ主軸装置。
  2. 請求項1に記載のビルトインモータ主軸装置であって、
    前記第1熱伝導阻害部および前記第2熱伝導阻害部は、前記主軸の軸方向所定位置における軸方向直交断面において前記主軸中心から各放射方向を見たとき、前記両熱伝導阻害部の両方が存在するように配置されていることを特徴とするビルトインモータ主軸装置。
  3. 請求項1〜2に記載のビルトインモータ主軸装置であって、
    前記主軸と前記スリーブの間の圧接嵌合部は、周方向に180度位相の異なる2箇所の第1圧接部と、当該第1圧接部間に配置された2箇所の第1空隙部とからなり、
    前記スリーブと前記ロータの間の圧接嵌合部は、周方向に180度位相の異なる2箇所の第2圧接部と、当該第2圧接部間に配置された2箇所の第2空隙部とからなり、
    前記第1圧接嵌合部と前記第2圧接嵌合部は、周方向に90度位相を変えて相対配置されていることを特徴とするビルトインモータ主軸装置。
  4. 請求項1〜3に記載のいずれかのビルトインモータ主軸装置と、
    主軸に取り付けた加工工具と、を備え、
    前記主軸を前記ビルトインモータ主軸装置で回転駆動させて加工をおこなうことを特徴とする加工装置。
  5. 請求項1〜3に記載のいずれかのビルトインモータ主軸装置であって、
    前記主軸と前記スリーブの間の軸方向の両端部の圧接嵌合部及び前記スリーブと前記ロータの間の軸方向の両端部の圧接嵌合部は、周方向に全周に設けられている
    ことを特徴とするビルトインモータ主軸装置。
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