JP2011205506A - 更新許可判定プログラム、回線交換装置及び通信端末装置 - Google Patents

更新許可判定プログラム、回線交換装置及び通信端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】不適切な電話番号の登録を抑制するとともに、悪意の第三者による犯罪行為を抑止すること。
【解決手段】更新要求受信部201は、携帯端末装置100から送信された更新要求を受信する。網判定部202は、更新要求に含まれる電話番号から、それぞれの電話番号を有する通信端末装置が所属するネットワークを判定する。回線状況問合せ部203は、網判定部202による判定に基づいて、更新要求から取得された電話番号が使用可能であるか否かを固定網交換ノード300又はHLR230へ問い合わせる。更新許可判定部204は、回線状況問合せ部203による問い合わせに対する応答に基づいて、携帯端末装置100におけるアドレス帳の更新を許可するか否かを判定する。判定結果送信部205は、更新許可判定部204による判定結果を携帯端末装置100へ送信する。
【選択図】図4

Description

本発明は、更新許可判定プログラム、回線交換装置及び通信端末装置に関する。
一般に、携帯電話機には電話番号などを記憶するアドレス帳機能が備えられていることがある。すなわち、ユーザは、友人又は知人の電話番号やメールアドレスなどの情報を携帯電話機のアドレス帳に登録しておき、所望の電話番号やメールアドレスを呼び出して発信やメール送信をすることが可能となっている。
このようなアドレス帳に登録される情報は、通常、ユーザによって入力される。すなわち、ユーザは、友人又は知人からの着信があった場合に、通話中に口頭で知らされた電話番号などをアドレス帳に登録することがある。また、ユーザは、友人又は知人からの着信があった場合に、発信者番号通知によって知らされた電話番号をアドレス帳に登録することもある。
一方、近年では、悪意の第三者が通話時に友人又は知人になりすましてユーザを騙す、いわゆる「振り込め詐欺」が横行し、社会問題となっている。そこで、ユーザに対して発信する可能性がある友人又は知人を電話網に設けられたデータベースにあらかじめ登録しておき、登録された友人又は知人がユーザに対して発信する際には、この友人又は知人の属性情報をユーザに通知することなどが検討されている。
特開2008−252481号公報
しかしながら、アドレス帳やデータベースへの情報の登録の際には、常に誤登録の危険性があるという問題がある。すなわち、友人又は知人から口頭で知らされた電話番号を登録する際、ユーザが例えば入力に必要なキー操作などを誤れば、誤った電話番号がアドレス帳などに登録されてしまう。同様に、ユーザが電話番号を聞き間違えた場合などにも、アドレス帳への誤登録は生じる。そして、誤った電話番号がアドレス帳に登録されていると、ユーザがアドレス帳から電話番号を呼び出して発信する際などに、通話が不可能であったり間違え電話が発生したりする。
また、上述したようにユーザに対して発信する可能性がある友人又は知人をデータベースに登録することが検討されているが、このような友人又は知人をすべて登録することは困難であり手間がかかる。したがって、悪意の第三者によるなりすましを完全に防止することはできず、通常は、ユーザの携帯電話機にいたずら電話などを含めた悪意の第三者からの着信もあると考えられる。このとき、悪意の第三者が友人又は知人になりすまして、アドレス帳への電話番号の登録をユーザに促した場合、ユーザが疑いを持たずにアドレス帳を更新すると、悪意の第三者の電話番号が友人又は知人の電話番号としてアドレス帳に登録されてしまう。結果として、悪意の第三者による例えば「振り込め詐欺」などの犯罪行為を助長することになる。
開示の技術は、かかる点に鑑みてなされたものであって、不適切な電話番号の登録を抑制するとともに、悪意の第三者による犯罪行為を抑止することができる更新許可判定プログラム、回線交換装置及び通信端末装置を提供することを目的とする。
本願が開示する更新許可判定プログラムは、1つの態様において、コンピュータに、通信端末装置に記憶されたアドレス帳の更新に係る通信先識別子を含む更新要求を受信する受信ステップと、前記受信ステップにて受信された更新要求に含まれる通信先識別子が使用可能か否かを当該通信先識別子の情報を保持するデータベースに問い合わせる問合せステップと、前記問合せステップにおける問い合わせに対する応答に基づいて、前記通信端末装置によるアドレス帳の更新を許可するか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにおける判定結果を送信する送信ステップと、を実行させる。
本願が開示する更新許可判定プログラム、回線交換装置及び通信端末装置の1つの態様によれば、不適切な電話番号の登録を抑制するとともに、悪意の第三者による犯罪行為を抑止することができるという効果を奏する。
図1は、一実施の形態に係る通信システムの構成を示す図である。 図2は、HLRに保持される加入者情報の具体例を示す図である。 図3は、一実施の形態に係る携帯端末装置の構成を示すブロック図である。 図4は、一実施の形態に係る移動網交換ノードの構成を示すブロック図である。 図5は、更新許可判定のパターンの具体例を示す図である。 図6は、更新不可履歴の具体例を示す図である。 図7は、一実施の形態に係る携帯端末装置の動作を示すフロー図である。 図8は、一実施の形態に係る移動網交換ノードの動作を示すフロー図である。 図9は、コンピュータのハードウェア構成例を示す図である。
以下、本願が開示する更新許可判定プログラム、回線交換装置及び通信端末装置の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、一実施の形態に係る通信システムの構成を示す図である。図1に示す通信システムは、大きく分けて移動網及び固定網の2つのネットワークからなり、移動網には携帯端末装置100が収容される一方、固定網には固定電話310が収容されている。そして、移動網には、移動網交換ノード200、無線ネットワーク制御装置(以下「無線NW制御装置」という)210、基地局装置220及びHLR(Home Location Register)230が設置される。また、固定網には、固定網交換ノード300が設置されており、固定網交換ノード300は、移動網交換ノード200に接続されている。
携帯端末装置100は、移動網に収容される通信端末装置である。携帯端末装置100は、アドレス帳機能を備えており、アドレス帳に登録された電話番号を呼び出して発信することができる。携帯端末装置100のアドレス帳は、ユーザの入力により更新される。このとき、携帯端末装置100は、アドレス帳に登録する電話番号がユーザによって入力されると、アドレス帳の更新を要求する更新要求を生成し、移動網交換ノード200へ向けて送信する。そして、携帯端末装置100は、更新要求に対する判定結果を受信し、アドレス帳の更新を許可する旨の判定結果が受信された場合に、アドレス帳を更新する。これに対して、アドレス帳の更新を許可しない旨の判定結果が受信された場合には、携帯端末装置100は、アドレス帳を更新しない。なお、携帯端末装置100の具体的な構成及び動作については、後に詳述する。
移動網交換ノード200は、移動網における回線交換を行い、携帯端末装置100などの携帯端末装置による通信の接続を実行する。また、移動網交換ノード200は、携帯端末装置100から送信された更新要求を受信すると、アドレス帳に登録される電話番号が使用可能な電話番号であるか否かを固定網交換ノード300又はHLR230に問い合わせる。そして、移動網交換ノード200は、電話番号の使用可否に基づいてアドレス帳の更新を許可するか否かを判定し、判定結果を携帯端末装置100へ送信する。なお、移動網交換ノード200の具体的な構成及び動作については、後に詳述する。
無線NW制御装置210は、移動網交換ノード200に接続され、携帯端末装置100の位置における無線ネットワークを制御する。具体的には、無線NW制御装置210は、携帯端末装置100から送信された更新要求を移動網交換ノード200へ送信し、移動網交換ノード200から送信された判定結果を基地局装置220を介して携帯端末装置100へ送信する。
基地局装置220は、無線NW制御装置210に接続され、携帯端末装置100と無線通信を行う。具体的には、基地局装置220は、携帯端末装置100から送信された更新要求を受信して無線NW制御装置210へ送信し、移動網交換ノード200から送信された判定結果を携帯端末装置100へ送信する。なお、基地局装置220は、携帯端末装置100以外の図示しない携帯端末装置とも無線通信を行っても良い。また、基地局装置220以外の図示しない基地局装置が無線NW制御装置210に接続されていても良い。
HLR230は、移動網に収容される加入者の情報を保持するデータベースを備えている。すなわち、HLR230は、携帯端末装置100を含む複数の携帯端末装置の電話番号に対応付けて、各電話番号に関する情報を記憶している。具体的には、HLR230は、例えば図2に示すような情報を記憶している。すなわち、HLR230は、電話番号に対応付けて、各電話番号の携帯端末装置がどのような状態にあるかを示す設備状態と、各電話番号の携帯端末装置が使用中であるか否かを示す使用状態とを記憶している。
図2に示すように、電話番号が使用可能であれば設備状態として「使用可能」が記憶されるとともに、この電話番号の携帯端末装置が通話に使用中であるか否かによって、使用状態として「使用中」又は「未使用」が記憶される。一方、電話番号が既に廃止されて空き番号となっていれば設備状態として「廃止」が記憶される。また、ユーザの電話番号が他の電話番号に変更されていれば設備状態として「改番」が記憶されるとともに、変更後の電話番号が備考として記憶される。さらに、電話番号が一時的に使用不可の状態になっていれば設備状態として「一時撤去」が記憶される。このように、HLR230は、少なくとも過去に使用可能となったことがある携帯端末装置の電話番号を記憶するとともに、各電話番号が現在も使用可能な電話番号であるか否かを記憶している。
固定網交換ノード300は、固定網における回線交換を行い、固定電話310などの固定電話による通信の接続を実行する。また、固定網交換ノード300は、固定網に収容される加入者の情報を保持するデータベースを備えている。すなわち、固定網交換ノード300は、固定電話310を含む複数の固定電話の電話番号に対応付けて、各電話番号に関する情報を記憶している。固定網交換ノード300は、少なくともHLR230が保持する情報と同様の情報を保持している。したがって、固定網交換ノード300は、少なくとも過去に使用可能となったことがある固定電話の電話番号を記憶するとともに、各電話番号が現在も使用可能な電話番号であるか否かを記憶している。
固定電話310は、固定網に収容される通信端末装置である。固定電話310は、移動可能な携帯端末装置100とは異なり、固定位置に設置されるため、設置された地域を識別可能な電話番号が割り当てられている。これに対して、移動可能な携帯端末装置100には、上位桁が移動網に収容されることを示す番号となっている電話番号が割り当てられており、電話番号のみから携帯端末装置及び固定電話のいずれの電話番号であるかを識別することが可能となっている。
図3は、本実施の形態に係る携帯端末装置100の構成を示すブロック図である。図3に示す携帯端末装置100は、入力部101、アドレス帳記憶部102、アドレス帳更新制御部103、更新要求送信部104、判定結果受信部105及び表示部106を有している。
入力部101は、例えば数字キーなどの入力デバイスを備えており、アドレス帳の更新時にユーザが入力する電話番号を受け付け、受け付けた電話番号をアドレス帳更新制御部103へ出力する。このとき、ユーザは、新たな友人又は知人の電話番号をアドレス帳に追加する場合には、電話番号の新規追加をする旨の操作とともに電話番号を入力する。また、ユーザは、既にアドレス帳に登録済みの友人又は知人の電話番号を変更する場合には、電話番号を変更する旨の操作とともに変更後の新電話番号を入力する。
アドレス帳記憶部102は、ユーザによって登録された友人又は知人の氏名と電話番号とを対応付けたアドレス帳を記憶する。すなわち、アドレス帳記憶部102は、通信先となる友人又は知人の通信端末装置の識別子として、電話番号が登録されたアドレス帳を記憶している。なお、アドレス帳記憶部102は、通信先識別子として電話番号のほかにも例えばメールアドレスが登録されたアドレス帳を記憶していても良く、さらに住所などの情報が登録されたアドレス帳を記憶していても良い。
アドレス帳更新制御部103は、入力部101によって電話番号が受け付けられた場合に、この電話番号によってアドレス帳を更新することを要求する旨の更新要求を生成する。具体的には、アドレス帳更新制御部103は、新たな友人又は知人の電話番号の新規追加を要求する場合には、追加される新電話番号を含む更新要求を生成する。また、アドレス帳更新制御部103は、登録済みの友人又は知人の電話番号の変更を要求する場合には、変更前の旧電話番号をアドレス帳記憶部102から読み出し、変更前の旧電話番号及び変更後の新電話番号を含む更新要求を生成する。アドレス帳更新制御部103は、生成した更新要求を更新要求送信部104へ出力する。
そして、アドレス帳更新制御部103は、更新要求に対する判定結果が判定結果受信部105によって受信されると、更新を許可する旨の判定結果である場合に、アドレス帳記憶部102に記憶されたアドレス帳を更新する。すなわち、アドレス帳更新制御部103は、新たな友人又は知人の氏名と新電話番号を追加したり、既に登録済みの友人又は知人の旧電話番号を新電話番号に変更したりする。一方、アドレス帳更新制御部103は、判定結果受信部105によって受信された判定結果が更新を許可しない旨のものである場合には、アドレス帳記憶部102に記憶されたアドレス帳を更新しない。
更新要求送信部104は、アドレス帳更新制御部103によって生成された更新要求をアンテナを介して無線送信する。すなわち、更新要求送信部104は、更新要求を基地局装置220へ送信する。この更新要求は、基地局装置220及び無線NW制御装置210を介して移動網交換ノード200へ転送される。
判定結果受信部105は、更新要求に応じて移動網交換ノード200において実行される判定の判定結果をアンテナを介して受信する。すなわち、判定結果受信部105は、アドレス帳の更新を許可するか否かの判定結果を基地局装置220から受信する。
表示部106は、例えば液晶パネルなどを備えており、判定結果受信部105によって判定結果が受信されると、受信された判定結果を表示する。このとき、表示部106は、判定結果受信部105によって判定結果とともに判定の理由が受信されていれば、判定の理由を表示しても良い。
次に、図4は、本実施の形態に係る移動網交換ノード200の構成を示すブロック図である。図4に示す移動網交換ノード200は、更新要求受信部201、網判定部202、回線状況問合せ部203、更新許可判定部204、判定結果送信部205、履歴記録部206及びアラーム通知部207を有している。
更新要求受信部201は、携帯端末装置100から送信され、基地局装置220及び無線NW制御装置210を経た更新要求を受信する。そして、更新要求受信部201は、受信した更新要求が新電話番号の新規追加を要求するものであれば、追加される新電話番号を更新要求から取得する。一方、更新要求受信部201は、受信した更新要求が電話番号の変更を要求するものであれば、変更前の旧電話番号と変更後の新電話番号とを更新要求から取得する。
網判定部202は、更新要求受信部201によって取得された電話番号から、それぞれの電話番号を有する通信端末装置が所属するネットワークを判定する。すなわち、網判定部202は、例えば電話番号の上位桁を参照し、参照した上位桁が移動網に収容されることを示す番号となっていれば、この電話番号が移動網の電話番号であると判定する。また、網判定部202は、参照した上位桁が移動網に収容されることを示す番号となっていなければ、この電話番号が固定網の電話番号であると判定する。なお、網判定部202は、更新要求から新旧2つの電話番号が取得された場合には、それぞれの電話番号についての判定を行う。
回線状況問合せ部203は、網判定部202による判定に基づいて、更新要求から取得された電話番号が使用可能であるか否かを固定網交換ノード300又はHLR230へ問い合わせる。具体的には、回線状況問合せ部203は、電話番号が固定網の電話番号であると判定された場合には、この電話番号が使用可能であるか否かを固定網交換ノード300へ問い合わせる。一方、回線状況問合せ部203は、電話番号が移動網の電話番号であると判定された場合には、この電話番号が使用可能であるか否かをHLR230へ問い合わせる。なお、回線状況問合せ部203は、更新要求から新旧2つの電話番号が取得された場合には、それぞれの電話番号について使用可能であるか否かを問い合わせる。
更新許可判定部204は、回線状況問合せ部203による問い合わせに対する固定網交換ノード300又はHLR230からの応答に基づいて、携帯端末装置100におけるアドレス帳の更新を許可するか否かを判定する。具体的には、更新許可判定部204は、問合せに対する応答において電話番号の設備状態が「使用可能」である場合には、この電話番号が正当に設置された端末装置の電話番号であると判断する。また、更新許可判定部204は、問い合わせに対する応答において電話番号の設備状態が「廃止」、「改番」又は「一時撤去」であるか、未登録である旨の応答があった場合には、この電話番号が使用できない廃止された端末装置の電話番号であると判断する。
そして、更新許可判定部204は、電話番号が正当に設置された「設置」又は使用不可の「廃止」であるかによって、図5に示すようなパターンで更新の可否を判定する。すなわち、例えば変更前の旧電話番号が「廃止」と判断され、変更後の新電話番号が「設置」と判断されるパターン「P−1」の場合、更新許可判定部204は、電話番号の変更を要求する更新要求に対して更新を許可すると判定する。
これに対して、例えば変更後の新電話番号が「廃止」と判断されるパターン「P−2」及び「P−3」の場合、使用不可能な電話番号への変更が要求されていることから、誤登録の可能性やいたずらなどによる誘導の可能性があると考えられる。また、例えば新旧電話番号のいずれもが「設置」と判断されるパターン「P−4」の場合、友人又は知人が実際には電話番号を変更していないにも拘わらず、悪意の第三者が友人又は知人になりすまして電話番号の変更を促している可能性があると考えられる。そこで、これらのパターン「P−2」、「P−3」及び「P−4」の場合には、更新許可判定部204は、電話番号の変更を要求する更新要求に対して更新を許可しないと判定する。
さらに、例えば新規追加される新電話番号が「設置」と判断されるパターン「P−5」の場合、更新許可判定部204は、電話番号の追加を要求する更新要求に対して更新を許可すると判定する。一方、例えば新規追加される新電話番号が「廃止」と判断されるパターン「P−6」の場合、更新許可判定部204は、上記と同様の理由で、電話番号の追加を要求する更新要求に対して更新を許可しないと判定する。
判定結果送信部205は、更新許可判定部204による判定結果を無線NW制御装置210及び基地局装置220を介して携帯端末装置100へ送信する。すなわち、判定結果送信部205は、更新要求に対して更新を許可するか否かの判定結果を送信する。このとき、判定結果送信部205は、上述した「P−1」〜「P−6」のパターンや例えば誤登録の可能性があるなどの更新が許可されない理由を判定結果とともに送信しても良い。
履歴記録部206は、更新許可判定部204によって更新を許可しないと判定された場合に、更新が許可されなかった電話番号などを更新不可履歴として記録する。具体的には、履歴記録部206は、図6に示すような更新不可履歴を記録する。すなわち、履歴記録部206は、更新が許可されないと判定された際の電話番号の「設置」又は「廃止」を示すパターンと、新旧それぞれの電話番号と、履歴が登録された日時と、同一の新電話番号について履歴が記録された累積回数とを記録する。
図6において、新旧それぞれの電話番号の「設置」又は「廃止」が判断されるパターン「P−1」〜「P−4」の履歴については、変更前の旧電話番号と変更後の新電話番号とが記録されることになる。また、新電話番号のみの「設置」又は「廃止」が判断されるパターン「P−5」、「P−6」の履歴については、新規追加される新電話番号のみが記録されることになる。そして、履歴記録部206は、履歴を記録する際に、新たに記録される新電話番号を過去の履歴の新電話番号と比較し、同一の新電話番号が出現する回数を新電話番号記録回数として記録する。例えば図6においては、新電話番号「080−CCCC−DDDD」が更新不可履歴として過去に14回出現しており、図6に示す履歴が15回目の更新不可履歴であることを示している。
アラーム通知部207は、履歴記録部206に記録された更新不可履歴を参照し、必要に応じて図示しない保守端末などへアラームを通知する。具体的には、アラーム通知部207は、更新不可履歴の新電話番号記録回数を監視し、新電話番号記録回数が所定の閾値以上となるとアラームを通知する。更新不可履歴は、更新が許可されなかった履歴であるため、同一の新電話番号について更新が許可されない回数が多くなると、この新電話番号は、同一人物が「振り込め詐欺」などに利用している電話番号である可能性が考えられる。このため、アラーム通知部207は、同一の新電話番号が更新不可履歴に記録される回数が多くなると、アラームを通知して管理者などに注意喚起する。
なお、悪意の第三者が「振り込め詐欺」などに利用する電話番号は、主に旧電話番号も「設置」と判断されるパターン「P−4」に該当して更新が許可されないと考えられる。このため、アラーム通知部207は、更新不可履歴のパターンを考慮してアラーム通知の有無を決定するようにしても良い。すなわち、アラーム通知部207は、パターンごとに新電話番号記録回数を集計し、パターンごとの新電話番号記録回数をパターンごとの所定の閾値と比較することにより、アラーム通知の有無を決定しても良い。
このとき、同じ更新不可のパターンでも、例えばパターン「P−2」、「P−3」及び「P−6」は、パターン「P−4」より悪意の第三者が介在している可能性が小さい。そこで、アラーム通知部207は、パターンごとのアラームに段階的なレベルを設け、注意喚起の度合いが異なるようにしても良い。すなわち、アラーム通知部207は、例えばパターン「P−2」の新電話番号記録回数が所定の閾値以上となった場合は、軽度のアラーム通知を行い、例えばパターン「P−4」の新電話番号記録回数が所定の閾値以上となった場合は、緊急のアラーム通知を行うなどとしても良い。
次いで、本実施の形態に係る携帯端末装置100の動作について、図7に示すフロー図を参照しながら説明する。
ユーザが携帯端末装置100のアドレス帳を更新する場合、ユーザは、電話番号の新規追加をする旨の操作又は電話番号の変更をする旨の操作とともに、新電話番号を入力する。入力された新電話番号は、入力部101によって受け付けられ(ステップS101)、アドレス帳更新制御部103へ出力される。そして、アドレス帳更新制御部103によって、アドレス帳を更新することを要求する旨の更新要求が生成される(ステップS102)。すなわち、電話番号の新規追加を要求する場合には、新規追加される新電話番号を含む更新要求が生成され、電話番号の変更を要求する場合には、変更前の旧電話番号と変更後の新電話番号とを含む更新要求が生成される。なお、入力された新電話番号は、更新の可否に関する判定結果が受信されるまで、アドレス帳更新制御部103によって保持される。
生成された更新要求は、更新要求送信部104によって基地局装置220へ送信される(ステップS103)。そして、更新要求は、基地局装置220及び無線NW制御装置210によって移動網交換ノード200へ転送される。移動網交換ノード200においては、後述するように、アドレス帳の更新を許可するか否かの判定が実行され、判定結果が無線NW制御装置210及び基地局装置220によって転送される。
そして、判定結果は、携帯端末装置100の判定結果受信部105によって受信される(ステップS104)。受信された判定結果は、表示部106によって表示されるとともに(ステップS105)、アドレス帳更新制御部103へ出力される。そして、アドレス帳更新制御部103によって、判定結果が更新を許可するものであるか否かが確認され(ステップS106)、更新が許可されていれば(ステップS106Yes)、アドレス帳記憶部102に記憶されたアドレス帳が更新される(ステップS107)。すなわち、アドレス帳に新電話番号が新規追加されたり、アドレス帳に登録済みの旧電話番号が新電話番号に変更されたりする。一方、更新が許可されていなければ(ステップS106No)、アドレス帳が更新されることはなく、アドレス帳更新制御部103によって、入力された新電話番号が破棄されて処理が完了する。
次に、本実施の形態に係る移動網交換ノード200の動作について、図8に示すフロー図を参照しながら説明する。
携帯端末装置100から送信された更新要求は、基地局装置220及び無線NW制御装置210によって転送され、移動網交換ノード200の更新要求受信部201によって受信される(ステップS201)。そして、更新要求受信部201によって、更新要求が電話番号の新規追加を要求するものであるか否かが判断される(ステップS202)。この結果、更新要求が電話番号の新規追加を要求するものである場合は(ステップS202Yes)、更新要求受信部201によって、更新要求から新規追加される新電話番号が取得される(ステップS203)。一方、更新要求が電話番号の変更を要求するものである場合は(ステップS202No)、更新要求受信部201によって、更新要求から変更前の旧電話番号が取得されるとともに(ステップS204)、変更後の新電話番号が取得される(ステップS205)。
更新要求受信部201によって電話番号が取得されると、網判定部202によって、それぞれの電話番号が固定網の電話番号であるか移動網の電話番号であるかが判定される(ステップS206)。具体的には、網判定部202によって、電話番号の上位桁が参照され、上位桁が例えば「070」、「080」及び「090」などの移動網に収容されることを示す番号となっていれば、この電話番号が移動網の電話番号であると判定される。これに対して、上位桁がこれらの番号に該当しなければ、電話番号は、固定網の電話番号であると判定される。
この判定の結果、電話番号が固定網の電話番号であると判定された場合には(ステップS206Yes)、回線状況問合せ部203によって、電話番号が使用可能であるか否かが固定網交換ノード300へ問い合わせられる(ステップS207)。また、電話番号が移動網の電話番号であると判定された場合には(ステップS206No)、回線状況問合せ部203によって、電話番号が使用可能であるか否かがHLR230へ問い合わせられる(ステップS208)。すなわち、回線状況問合せ部203によって、新電話番号のみ又は新旧電話番号について、それぞれ固定網又は移動網に正当に設置された端末装置の電話番号であるか否かが問い合わせられる。
固定網交換ノード300又はHLR230は、回線状況問合せ部203からの問い合わせを受けると、各電話番号に対応して記憶された情報を参照し、電話番号の回線状況を移動網交換ノード200へ返信する。すなわち、固定網交換ノード300又はHLR230は、例えば図2に示した加入者情報を参照し、問い合わせられた電話番号に対応する設備状態を回線状況として移動網交換ノード200へ返信する。なお、固定網交換ノード300又はHLR230は、問い合わせられた電話番号がデータベースに未登録である場合には、移動網交換ノード200に対してその旨の応答をする。固定網交換ノード300又はHLR230から返信された回線状況は、移動網交換ノード200の更新許可判定部204によって取得される(ステップS209)。
更新許可判定部204によって電話番号の回線状況が取得されると、新電話番号のみ又は新旧電話番号の設備状態のパターンが判定される(ステップS210)。具体的には、更新許可判定部204によって、例えば新電話番号のみの回線状況が取得されると、この回線状況に含まれる設備状態が「使用可能」であれば、新電話番号が使用可能である「設置」と判断され、パターンは図5に示した「P−5」であると判定される。これに対し、回線状況に含まれる設備状態が「廃止」、「改番」又は「一時撤去」であるか、問い合わせに対して電話番号が未登録である旨の応答があった場合には、新電話番号が使用不可である「廃止」と判断され、パターンは図5に示した「P−6」であると判定される。
同様に、更新許可判定部204によって、例えば新旧電話番号の回線状況が取得されると、新旧電話番号の設備状態からそれぞれの電話番号が使用可能であることを示す「設置」又は使用不可であることを示す「廃止」のいずれに該当するかが判断される。そして、更新許可判定部204によって、新旧電話番号の「設置」及び「廃止」の組み合わせがパターン「P−1」〜「P−4」のどれに該当するかが判定される。
そして、更新許可判定部204によって、判定されたパターンからアドレス帳の更新を許可するか否かが判定される(ステップS211)。具体的には、パターンが「P−1」又は「P−5」の場合には、更新を許可すると判定される。また、パターンが「P−2」〜「P−4」又は「P−6」の場合には、更新を許可しないと判定される。これは以下の理由による。すなわち、電話番号の新規追加及び変更のいずれの場合でも、新電話番号は使用可能な「設置」でなければ、正当な更新ではないと考えられる。また、新電話番号が「設置」であっても、旧電話番号も「設置」であれば、悪意の第三者がなりすましによって電話番号の変更を促している可能性がある。したがって、新電話番号が「廃止」のパターン「P−2」、「P−3」及び「P−6」は更新が許可されず、新旧電話番号がいずれも「設置」のパターン「P−4」も更新が許可されない。
このような判定の結果、更新許可判定部204によって更新を許可すると判定された場合には、判定結果送信部205によって、この判定結果が送信される(ステップS215)。判定結果は、無線NW制御装置210及び基地局装置220を介して携帯端末装置100へ転送され、上述したように、携帯端末装置100によってアドレス帳の更新が行われる。
一方、更新許可判定部204によって更新を許可しないと判定された場合には、履歴記録部206によって、更新が許可されなかった電話番号などの履歴が記録される(ステップS212)。具体的には、更新が許可されなかった理由に対応するパターンと、新旧それぞれの電話番号と、履歴が登録される日時と、新電話番号の累積記録回数とが更新不可履歴として記録される。また、履歴記録部206によって更新不可履歴が記録される一方、アラーム通知部207によって、更新不可履歴の新電話番号記録回数が監視されている。すなわち、アラーム通知部207によって、新たに記録された履歴における新電話番号記録回数が所定の閾値以上であるか否かが判定される(ステップS213)。
この判定の結果、新電話番号記録回数が所定の閾値に達していなければ(ステップS213No)、判定結果送信部205によって、更新を許可しない旨の判定結果が送信される(ステップS215)。また、新電話番号記録回数が所定の閾値以上であれば(ステップS213Yes)、アラーム通知部207によって、図示しない保守端末などへアラームが通知される(ステップS214)。そして、アラームの通知後、判定結果送信部205によって、更新を許可しない旨の判定結果が送信される(ステップS215)。なお、アラーム通知部207によるアラーム通知の有無は、例えばパターンごとに新電話番号記録回数を集計し、パターンごとの新電話番号記録回数を所定の閾値と比較することにより決定されても良い。
以上のように、本実施の形態によれば、アドレス帳の更新時に携帯端末装置が電話番号を含む更新要求を送信し、更新要求に含まれる電話番号の回線状況に基づいて移動網交換ノードが更新の可否を判定する。そして、移動網交換ノードが判定結果を携帯端末装置へ送信し、携帯端末装置は、更新が許可された場合にアドレス帳の更新を実行する。また、同一の電話番号に関する更新が繰り返して許可されない場合には、移動網交換ノードは、この電話番号が悪意の第三者によって利用されている可能性があると判断し、管理者に注意喚起する。このため、使用可能ではない電話番号のアドレス帳への追加や、悪意の第三者の介在が疑われる電話番号の変更などを防止することができ、不適切な電話番号の登録を抑制するとともに、悪意の第三者による犯罪行為を抑止することができる。
なお、上記一実施の形態に係る移動網交換ノード200が実行するアドレス帳の更新許可判定処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。この場合、コンピュータがプログラムを実行することにより、上記一実施の形態と同様の効果を得ることができる。さらに、上記のプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータに読み込ませて実行することにより上記一実施の形態と同様の更新許可判定処理を実現しても良い。
図9は、更新許可判定処理を実現するコンピュータ400のハードウェア構成を示すブロック図である。図9に示すように、このコンピュータ400は、上記プログラムを実行するCPU410と、データを入力する入力装置420と、各種データを記憶するROM430と、演算パラメータ等を記憶するRAM440と、更新許可判定処理を実現するためのプログラムを記録した記録媒体500からプログラムを読み取る読取装置450と、ディスプレイ等の出力装置460と、ネットワーク600を介して他のコンピュータとの間でデータの授受をおこなうネットワークインターフェース470とが、バス480で接続された構成となっている。
CPU410は、読取装置450を経由して記録媒体500に記録されているプログラムを読み込んだ後、プログラムを実行することにより、更新許可判定処理を実現する。なお、記録媒体500としては、光ディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、ハードディスク等が挙げられる。また、このプログラムは、ネットワーク600を介してコンピュータ400に導入することとしても良い。このとき、ネットワーク600は、無線ネットワークであっても有線ネットワークであっても良い。
以上の各実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータによって実行される更新許可判定プログラムであって、前記コンピュータに、
通信端末装置に記憶されたアドレス帳の更新に係る通信先識別子を含む更新要求を受信する受信ステップと、
前記受信ステップにて受信された更新要求に含まれる通信先識別子が使用可能か否かを当該通信先識別子の情報を保持するデータベースに問い合わせる問合せステップと、
前記問合せステップにおける問い合わせに対する応答に基づいて、前記通信端末装置によるアドレス帳の更新を許可するか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおける判定結果を送信する送信ステップと、
を実行させることを特徴とする更新許可判定プログラム。
(付記2)前記受信ステップは、
アドレス帳に通信先識別子が新規追加される更新の場合には、新規追加される通信先識別子を含む更新要求を受信し、アドレス帳に登録済みの通信先識別子が変更される更新の場合には、変更前後の通信先識別子を含む更新要求を受信することを特徴とする付記1記載の更新許可判定プログラム。
(付記3)前記判定ステップは、
新規追加される通信先識別子が使用可能である場合に、アドレス帳の更新を許可すると判定することを特徴とする付記2記載の更新許可判定プログラム。
(付記4)前記判定ステップは、
変更前の通信識別子が使用不可であり、かつ、変更後の通信識別子が使用可能である場合に、アドレス帳の更新を許可すると判定することを特徴とする付記2記載の更新許可判定プログラム。
(付記5)前記判定ステップは、
変更前後の通信識別子がいずれも通信可能である場合に、アドレス帳の更新を許可しないと判定することを特徴とする付記2記載の更新許可判定プログラム。
(付記6)前記判定ステップは、
新規追加される通信先識別子又は変更後の通信識別子が通信不可である場合に、アドレス帳の更新を許可しないと判定することを特徴とする付記2記載の更新許可判定プログラム。
(付記7)前記問合せステップは、
前記通信先識別子に対応する通信端末装置が所属するネットワークを判定するネットワーク判定ステップを含み、
前記ネットワーク判定ステップにて判定されたネットワーク内に配置されたデータベースに対して問い合わせを行うことを特徴とする付記1記載の更新許可判定プログラム。
(付記8)前記判定ステップにてアドレス帳の更新を許可しないと判定された場合に、許可されない更新に係る通信先識別子の履歴を記録する記録ステップと、
前記記録ステップにて同一の通信先識別子の履歴が記録された回数が所定の閾値以上である場合にアラームを通知する通知ステップと、
をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする付記1記載の更新許可判定プログラム。
(付記9)通信端末装置に記憶されたアドレス帳の更新に係る通信先識別子を含む更新要求を受信する受信部と、
前記受信部によって受信された更新要求に含まれる通信先識別子が使用可能か否かを当該通信先識別子の情報を保持するデータベースに問い合わせる問合せ部と、
前記問合せ部による問い合わせに対する応答に基づいて、前記通信端末装置によるアドレス帳の更新を許可するか否かを判定する判定部と、
前記判定部による判定結果を送信する送信部と、
を有することを特徴とする回線交換装置。
(付記10)通信先識別子を登録可能なアドレス帳を記憶する記憶部と、
前記記憶部によって記憶されたアドレス帳に登録される通信先識別子を受け付ける受付部と、
前記受付部によって通信先識別子が受け付けられた場合に、当該通信先識別子を含む更新要求を送信する送信部と、
前記送信部によって送信された更新要求に対して更新を許可する旨の応答があった場合に、前記受付部によって受け付けられた通信先識別子を前記記憶部に記憶されたアドレス帳に登録する更新部と、
を有することを特徴とする通信端末装置。
100 携帯端末装置
101 入力部
102 アドレス帳記憶部
103 アドレス帳更新制御部
104 更新要求送信部
105 判定結果受信部
106 表示部
200 移動網交換ノード
201 更新要求受信部
202 網判定部
203 回線状況問合せ部
204 更新許可判定部
205 判定結果送信部
206 履歴記録部
207 アラーム通知部
230 HLR
300 固定網交換ノード

Claims (7)

  1. コンピュータによって実行される更新許可判定プログラムであって、前記コンピュータに、
    通信端末装置に記憶されたアドレス帳の更新に係る通信先識別子を含む更新要求を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにて受信された更新要求に含まれる通信先識別子が使用可能か否かを当該通信先識別子の情報を保持するデータベースに問い合わせる問合せステップと、
    前記問合せステップにおける問い合わせに対する応答に基づいて、前記通信端末装置によるアドレス帳の更新を許可するか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおける判定結果を送信する送信ステップと、
    を実行させることを特徴とする更新許可判定プログラム。
  2. 前記受信ステップは、
    アドレス帳に通信先識別子が新規追加される更新の場合には、新規追加される通信先識別子を含む更新要求を受信し、アドレス帳に登録済みの通信先識別子が変更される更新の場合には、変更前後の通信先識別子を含む更新要求を受信することを特徴とする請求項1記載の更新許可判定プログラム。
  3. 前記判定ステップは、
    変更前の通信識別子が使用不可であり、かつ、変更後の通信識別子が使用可能である場合に、アドレス帳の更新を許可すると判定することを特徴とする請求項2記載の更新許可判定プログラム。
  4. 前記判定ステップは、
    変更前後の通信識別子がいずれも通信可能である場合に、アドレス帳の更新を許可しないと判定することを特徴とする請求項2記載の更新許可判定プログラム。
  5. 前記判定ステップにてアドレス帳の更新を許可しないと判定された場合に、許可されない更新に係る通信先識別子の履歴を記録する記録ステップと、
    前記記録ステップにて同一の通信先識別子の履歴が記録された回数が所定の閾値以上である場合にアラームを通知する通知ステップと、
    をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1記載の更新許可判定プログラム。
  6. 通信端末装置に記憶されたアドレス帳の更新に係る通信先識別子を含む更新要求を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された更新要求に含まれる通信先識別子が使用可能か否かを当該通信先識別子の情報を保持するデータベースに問い合わせる問合せ部と、
    前記問合せ部による問い合わせに対する応答に基づいて、前記通信端末装置によるアドレス帳の更新を許可するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果を送信する送信部と、
    を有することを特徴とする回線交換装置。
  7. 通信先識別子を登録可能なアドレス帳を記憶する記憶部と、
    前記記憶部によって記憶されたアドレス帳に登録される通信先識別子を受け付ける受付部と、
    前記受付部によって通信先識別子が受け付けられた場合に、当該通信先識別子を含む更新要求を送信する送信部と、
    前記送信部によって送信された更新要求に対して更新を許可する旨の応答があった場合に、前記受付部によって受け付けられた通信先識別子を前記記憶部に記憶されたアドレス帳に登録する更新部と、
    を有することを特徴とする通信端末装置。
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