JP2011204120A - 情報提供装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】運転者の運転行動を検出する運転行動検出手段と、自車両の走行経路を検出する経路検出手段と、前記運転行動と走行経路とを基に、運転者に特定行動を促す情報を提供する情報提供手段とを備えると共に、運転者の不安定度を推定する不安定度推定手段と、前記運転者の不安定度を基に、運転者が不安定な状態であるか否かを判定する不安定判定手段とを備え、運転者が不安定な状態であると判定された場合に、運転者が不安定であると判定された要因に応じて、提供する情報の内容、および、情報提供のタイミングの少なくともいずれかを変化させる。
【選択図】図2
Description
特許文献1に記載の技術では、運転者の覚醒度を順次記憶しておき、運転者の覚醒度に関する情報を提示している。これにより、運転者の覚醒維持効果を高めることとしている。
即ち、従来の技術においては、運転者に対し、情報提供によって行動を十分に促すことが困難であった。
本発明の課題は、運転者に対し、より確実に情報提供によって行動を促すことである。
(第1実施形態)
(構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係る自動車1の構成を示す概略図である。
また、図2は、自動車1が備える情報提供装置1Aを示すシステム構成図である。
図1および図2において、自動車1は、アクセルペダル開度センサ10と、シフト位置センサ20と、ウィンカレバー30と、操舵角センサ40と、車輪速センサ50FR,50FL,50RR,50RLと、カーナビゲーションシステム60と、コントローラ70と、ブザー80と、メータディスプレイ90と、ナビディスプレイ100とを備えている。
シフト位置センサ20は、シフトレバーの位置を検出し、検出したシフトレバーの位置を示す信号をコントローラ70に出力する。
ウィンカレバー30は、運転者が方向指示のために操作するレバーであり、右方あるいは左方への方向指示操作が行われると、方向指示の内容を示す信号をコントローラ70に出力する。
操舵角センサ40は、ステアリングシャフトの回転を操舵角として検出し、操舵角を示す信号をコントローラ70に出力する。
車輪速センサ50FR,50FL,50RR,50RLは、各車輪の回転速度を示すパルス信号を、コントローラ70に出力する。
なお、図示しないが、自動車1は、ブレーキペダル踏量センサ、加速度センサ等の各種センサを備えており、コントローラ70には、これらのセンサが検出した検出信号が入力する。
ブザー80は、コントローラ70の指示信号に応じて音を発する装置である。
メータディスプレイ90は、自動車1のインストルメントパネルに設置したディスプレイであり、コントローラ70の指示に従って、車速、エンジン回転数、燃料計、方向指示表示あるいは各種警報ランプ等の表示を行う。
ナビディスプレイ100は、カーナビゲーションシステム60が提供する情報を表示したり、コントローラ70が指示する情報を表示したりする。
次に、コントローラ70が実行する情報提供処理について説明する。
図3は、コントローラ70が実行する情報提供処理を示すフローチャートである。
コントローラ70は、イグニションオンと共に、情報提供処理を繰り返し実行する。
また、図4は、情報提供処理によって情報を提供するタイミングを示す模式図、図5は、情報提供処理によって提供する情報の内容例を示す概略図である。
図3において、情報提供処理を開始すると、コントローラ70は、運転者の操作に関するデータ(操舵角、アクセルペダルおよびブレーキペダルの操作、ウィンカレバーの操作およびシフト操作)、車両運転状態に関するデータ(車速、前後加速度、横加速度および運転開始からの経過時間)、カーナビゲーションに関するデータ(現在位置および目的地の設定の有無)を取得する(ステップS101)。
具体的には、コントローラ70は、不安定度を推定する要素として、ステアリング操作およびペダル操作に基づく指標(指標A)、レバー類の操作頻度に基づく指標(指標B)および加減速度に基づく指標(指標C)を算出する。
指標Bは、ウィンカレバーの操作およびシフト操作の頻度が適正な範囲内にあるか否かに基づいて算出することができ、これらの操作頻度が適正な範囲から解離している度合いを指標Bとすることができる。
指標Cは、前後方向の加速度および左右方向の加速度が適正な範囲内にあるか否かに基づいて算出することができ、これらの加速度が適正な範囲を超えている度合いを指標Cとすることができる。
なお、コントローラ70は、このとき算出した不安定度を履歴としてRAMに記憶し、以後の情報提供において、過去の不安定度をバーグラフとして表示する際に利用する。
このとき、コントローラ70は、早期に運転状態を報知するために、第1の閾値Th1および第1の閾値より大きい第2の閾値Th2の2つを不安定度の閾値として用いる。例えば、指標A〜Cに対し、第1の閾値th1=0.8、第2の閾値Th2=1.0といった値を設定することができる。
次に、コントローラ70は、運転者に対して提供する情報を設定する(ステップS104)。このとき、コントローラ70は、図5に示すように、各ディスプレイからの視覚情報に加え、ブザー80からの音声情報(例えば“Pi!”等)を提供するように設定する。
情報提供処理において、コントローラ70は、初めに、図7に示す表示画面によって情報を提供する。
図7において、コントローラ70は、表示画面上部に、運転者に休憩を取るための注意を喚起するメッセージの表示領域Rm1を形成する。また、コントローラ70は、表示画面左端の中央部に、運転の不安定度の推定結果を履歴と共に示すバーグラフの表示領域Rbを形成し、その下部に、休憩所に関する情報(残りの距離)の表示領域Rr1を形成している。運転の不安定度の推定結果を履歴と共に示すことで、運転者に対し、過去の自らの運転負荷と現在の不安定度(疲労の積分値)との相関関係を明確に示すことができる。
なお、コントローラ70は、図7に示す表示画面を、メータディスプレイ90に表示する。
なお、コントローラ70は、図8および図9に示す表示画面を、ナビディスプレイ100に表示する。
ステップS104に続き、コントローラ70は、各情報の提供順序を決定する(ステップS105)。
このとき、コントローラ70は、運転者の不安定度が、不安定度の閾値Th1,Th2を超えているか否かに応じて、情報の提供順序を決定する。
一方、運転者の不安定度が閾値Th1以上、閾値Th2未満である場合(パターン2)、初期段階の休憩を促す情報(後述するタイミングT1の情報)から提供するように決定する。また、運転者の不安定度が閾値Th2以上である場合(パターン3)、中期段階以降の休憩を促す情報(後述するタイミングT2以降の情報)を提供するように決定する。
そして、コントローラ70は、決定した提供順序で情報を提供する(ステップS106)。
具体的には、コントローラ70は、タイミングT1で、図7に示す運転の不安定度の推定結果を示すバーグラフ(表示領域Rb)を表示し、次のタイミングT2で、運転者に休憩を取るための注意を喚起するメッセージ(表示領域Rm1)を表示する。また、コントローラ70は、タイミングT2に続いて、タイミングT3で、休憩所に関する情報(残りの距離および休憩所の特徴)の表示領域Rr1,Rr2を表示する。さらに、運転者が休憩を取ることを選択入力した場合には、コントローラ70は、タイミングT3に続いて、タイミングT4で、休憩所までの経路案内を表示する。そして、コントローラ70は、休憩を促すための情報提供の内容をリセットする。
ステップS106の後、コントローラ70は、イグニションオフとなるまで情報提供処理を繰り返す。
次に、動作を説明する。
本発明に係る情報提供装置1Aは、イグニションオンと共に情報提供処理を繰り返し実行している。
情報提供装置1Aは、運転者による運転中、運転者の不安定度を示す指標を算出し、この指標を不安定度の閾値Th1,Th2と比較する。
そして、情報提供装置1Aは、不安定度の指標が閾値Th1未満(パターン1)であれば、通常のナビゲーション情報を提供する。
ここで、情報提供装置1Aは、運転者が休憩所に駐車した場合、休憩を促すための情報提供の内容をリセットする。
これにより、運転者は、次に行うべき行動を明確に把握することができ、情報提供装置1Aが提供した情報によって、休憩を取るモチベーションが高いものとなる。
即ち、運転者に対し、より確実に情報提供によって休憩を促すことが可能となる。
そのため、運転者に対し、休憩が必要な状態であることを明確に伝えることができると共に、休憩を取るためのモチベーションをより高いものとできる。
したがって、運転者に対し、より確実に情報提供によって行動を促すことが可能となる。
(1)運転者の運転行動を検出し、自車両の走行経路を検出する。そして、運転行動と走行経路とを基に、運転者に特定行動を促す情報を提供する。
そのため、運転者の運転行動と走行経路とを対応させて、運転者に特定行動を促す情報を提供できるため、運転者に対し、より確実に情報提供によって行動を促すことが可能となる。
したがって、運転者の状態に合う情報を適切なタイミングで提供できるため、運転者に対し、より確実に情報提供によって行動を促すことが可能となる。
(3)運転者の運転行動から不安定度を推定し、不安定度の推定結果に関する情報を初期段階で提供する。
したがって、運転者の運転行動が不安定となっているときに、運転者が不安定となっていることを直接的に情報提供できるため、より確実に運転者に特定行動を促すことが可能となる。
したがって、運転者が感じる過去の不安定度と、特定行動を行う場合の2次的なメリットとを運転者に明確に認識させることができ、より確実に運転者に特定行動を促すことが可能となる。
(5)特定行動として運転の休憩を促すものであり、疲労回復に関する情報と休憩所の特徴に関する情報とを併せて提供する。
したがって、運転者に、休憩を取ることによる疲労回復と、さらなるメリットである休憩所の特徴とを併せて認識させることができ、より確実に運転者に休憩を促すことが可能となる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
(構成)
本実施形態に係る情報提供装置1Aは、不安定度の推定手法が第1実施形態と異なっている。
本実施形態に係る情報提供装置1Aのシステム構成は、第1実施形態における図2と同様であるため、異なる部分である情報提供処理について主として説明する。
図10は、コントローラ70が実行する情報提供処理を示すフローチャートである。
コントローラ70は、イグニションオンと共に、情報提供処理を繰り返し実行する。
また、図11は、情報提供処理によって情報を提供するタイミングを示す模式図、図12は、情報提供処理によって提供する情報の内容例を示す概略図である。
以下、図11および図12を適宜参照しつつ、図10のフローチャートを説明する。
図10において、情報提供処理を開始すると、コントローラ70は、運転者の操作に関するデータ(操舵角、アクセルペダルおよびブレーキペダルの操作、ウィンカレバーの操作およびシフト操作)、車両運転状態に関するデータ(車速、前後加速度、横加速度および運転開始からの経過時間)、カーナビゲーションに関するデータ(現在位置および目的地の設定の有無)を取得する(ステップS201)。
次に、コントローラ70は、運転者による運転の不安定度を算出する(ステップS202)。ここで、不安定度は、運転者の疲労の積分値を示す情報であるとみなすことができる情報であり、休憩を促す情報を提供するか否かの判定基準となる情報である。
本実施形態において、コントローラ70は、運転者の走行時間(運転開始からの経過時間)を基に不安定度を算出する。
コントローラ70は、図13に示す関係から、走行時間に対する不安定度を取得し、運転者の不安定度とする。
次に、コントローラ70は、不安定度について設定した閾値Th3を基に、運転の不安定度を判定する(ステップS203)。
続いて、コントローラ70は、運転者に対して提供する情報を設定する(ステップS204)。このとき、コントローラ70は、図12に示すように、各ディスプレイからの視覚情報に加え、ブザー80からの音声情報(例えば“Pi!”等)を提供するように設定する。
ステップS204においては、第1実施形態における図7から図9に示す表示画面例を設定する。
本実施形態において、コントローラ70は、第1実施形態におけるパターン3の情報を、パターン2の情報に先行して表示する。本実施形態においては、走行時間を基に運転の不安定度を取得しているため、運転者に対して、カーナビゲーションシステム60を利用したパターン3の情報提供を早期に行う。そして、パターン3の情報提供に遅れて、パターン2による不安定度の推定結果のバーグラフによる情報提供を行う。このとき表示するバーグラフによる推定結果は、指標A〜Cによって設定した不安定度を用いたものである。
そして、コントローラ70は、決定した提供順序で情報を提供する(ステップS206)。
ステップS206の後、コントローラ70は、イグニションオフとなるまで情報提供処理を繰り返す。
次に、動作を説明する。
本発明に係る情報提供装置1Aは、イグニションオンと共に情報提供処理を繰り返し実行している。
情報提供装置1Aは、運転者による運転中、運転者の不安定度を示す指標を算出し、この指標を不安定度の閾値Th3と比較する。
そして、情報提供装置1Aは、不安定度の指標が閾値Th3未満(パターン1)であれば、通常のナビゲーション情報を提供する。
そして、情報提供装置1Aは、次のタイミングT3で、休憩所までの経路案内を表示し、続くタイミングT4で、図7に示す運転の不安定度の推定結果を示すバーグラフ(表示領域Rb)を表示する。
ここで、情報提供装置1Aは、運転者が休憩所に駐車した場合、休憩を促すための情報提供の内容をリセットする。
即ち、運転者に対し、より確実に情報提供によって休憩を促すことが可能となる。
以上のように、本実施形態に係る情報提供装置1Aは、運転者による運転の不安定度を取得し、その不安定度に応じて、異なるタイミングで、休憩を促すための複数の情報を提供する。このとき、情報提供装置1Aは、休憩を促すための情報として、休憩所において休憩を取る(疲労を回復する)以外の2次的なメリットを併せて提供する。
したがって、運転者に対し、より確実に情報提供によって行動を促すことが可能となる。
また、本実施形態に係る情報提供装置1Aは、運転者の走行時間から不安定度を算出し、その不安定度が閾値Th3を超えているか否かに応じて、休憩を促す情報提供を行っている。そして、このとき、ペダル操作等に基づく不安定度の推定結果の履歴を表示するのに先立ち、休憩所までの残りの距離および休憩所の特徴に関する情報を提供する。
したがって、休憩所の特徴を運転者に早期に知らせることができ、運転操作が不安定な状態となる前に、運転者を休憩所に誘導することができる。
(1)走行時間に基づいて不安定度を推定し、休憩所の特徴に関する情報を初期段階で提供する。
したがって、走行時間が長時間となっている場合等に、次の休憩所の特徴を運転者に知らせ、運転者を早期に休憩させることが可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
(構成)
本実施形態に係る情報提供装置1Aは、不安定度の推定手法が第1実施形態と異なっている。
本実施形態に係る情報提供装置1Aのシステム構成は、第1実施形態における図2と同様であるため、異なる部分である情報提供処理について主として説明する。
図14は、コントローラ70が実行する情報提供処理を示すフローチャートである。
コントローラ70は、イグニションオンと共に、情報提供処理を繰り返し実行する。
また、図15は、情報提供処理によって情報を提供するタイミングを示す模式図、図16は、情報提供処理によって提供する情報の内容例を示す概略図である。
図14において、情報提供処理を開始すると、コントローラ70は、運転者の操作に関するデータ(操舵角、アクセルペダルおよびブレーキペダルの操作、ウィンカレバーの操作およびシフト操作)、車両運転状態に関するデータ(車速、前後加速度、横加速度および運転開始からの経過時間)、カーナビゲーションに関するデータ(現在位置および目的地の設定の有無)を取得する(ステップS301)。
ステップS301において、カーナビゲーションシステム60に運転者が目的地を設定していないと判定した場合、コントローラ70は、情報提供処理を繰り返す。
一方、ステップS302において、カーナビゲーションシステム60に運転者が目的地を設定していると判定した場合、コントローラ70は、設定してある目的地の情報から、不安定度を推定する(ステップS303)。
図17は、目的地までの予想走行時間と、休憩回数と、マイルストーンの設置位置と、休憩すべき走行時間(1区分の走行時間)との対応関係を示す図である。
このように設定したマイルストーンを基準として、休憩を促す情報を提供することで、適切な時間毎に運転者に休憩を促すことができ、過度な疲労が蓄積した状態で運転者が運転を行うことを抑制できる。
なお、図17に示す対応関係は一例を示すものであり、休憩回数等は異なるものとできる。
図18に示すように、走行時間の各区分において、1区分の走行時間を1としたときの現在の走行時間の割合によって、不安定度を取得する。
ステップS303に続いて、コントローラ70は、取得した不安定度を基に、運転の不安定度を判定する(ステップS304)。
次に、コントローラ70は、運転者に対して提供する情報を設定する(ステップ305)。このとき、コントローラ70は、図16に示すように、各ディスプレイからの視覚情報に加え、ブザー80からの音声情報(例えば“Pi!”等)を提供するように設定する。
ステップS305においては、第1実施形態における図7,8および全行程における現在位置を示す情報の表示画面を設定する。
図19においては、出発地から目的地までの行程において、自車両がいずれの位置にあるか(現在位置)を示している。また、図19においては、残りの行程において休憩を誘引する情報(ここでは渋滞情報)を示している。さらに、図19においては、休憩を取った場合のデメリットが軽微であること(休憩を取っても到着時間が大きく変わらないこと)を示している。
ステップS305に続き、コントローラ70は、各情報の提供順序を決定する(ステップS306)。
そして、コントローラ70は、決定した提供順序で情報を提供する(ステップS307)。
ステップS307の後、コントローラ70は、イグニションオフとなるまで情報提供処理を繰り返す。
次に、動作を説明する。
本発明に係る情報提供装置1Aは、イグニションオンと共に情報提供処理を繰り返し実行している。
情報提供装置1Aは、運転者による運転中、走行時間の1区分を算出し、現在の走行時間との比較から、運転者の不安定度を示す指標を算出する。
そして、情報提供装置1Aは、不安定度の指標が“1”より十分小さい(例えば0.7未満である)ときには、第1実施形態のパターン1に従い、通常のナビゲーション情報を提供する。
ここで、情報提供装置1Aは、運転者が休憩所に駐車した場合、休憩を促すための情報提供の内容をリセットする。
これにより、運転者は、次に行うべき行動を明確に把握することができ、情報提供装置1Aが提供した情報によって、休憩を取るモチベーションが高いものとなる。
即ち、運転者に対し、より確実に情報提供によって休憩を促すことが可能となる。
そのため、運転者に対し、休憩が必要な状態であることを明確に伝えることができると共に、休憩を取るためのモチベーションをより高いものとできる。
したがって、運転者に対し、より確実に情報提供によって行動を促すことが可能となる。
したがって、運転者は、全行程と、遂行済み行程によって蓄積した疲労と、残りの行程と、休憩によるデメリットの小ささとを加味して、休憩を取るか否かを判断するため、より効果的に運転者に休憩を促すことができる。
(1)現在位置と、目的地までのマイルストーンとなる地点との相対関係に基づいて不安定度を推定し、マイルストーンとなる地点に関する情報を提供する。
したがって、適切な区切り毎に運転者に休憩を促すことができ、過度な疲労が蓄積した状態で運転者が運転を行うことを抑制できる。
(2)全行程における運転の完了度合い、残りの行程および運転者の疲労状態に関する情報を併せて提供する。
したがって、全行程と、遂行済み行程によって蓄積した疲労と、残りの行程とを加味して、休憩を取るか否かを判断するため、より効果的に運転者に休憩を促すことができる。
第1〜第3実施形態において、不安定度の推定をそれぞれ異なる手法によって行い、それぞれに対応した情報提供の形態(図4,11,15)であるものとして説明したが、これらを組み合わせた実施形態とすることができる。
即ち、コントローラ70が、図3,10,14に示すフローチャートを並行して実行し、それぞれのフローチャートにおいて、不安定度が閾値を超えたか否かに応じて、各実施形態における情報提供を行う。
これにより、不安定度が高くなった要因に応じて、提供する情報や、情報の提供タイミングを異なるものとできる。
したがって、より効果的に、運転者に休憩を促すための情報提供を行うことができる。
(1)運転者の不安定度を基に、運転者が不安定な状態であるか否かを判定し、運転者が不安定な状態であると判定された場合に、運転者が不安定であると判定された要因に応じて、提供する情報の内容、および、情報提供のタイミングの少なくともいずれかを変化させる。
したがって、運転者の状態に合う内容やタイミングで情報を提供することができるため、運転者に対し、より確実に情報提供によって行動を促すことが可能となる。
Claims (9)
- 運転者の運転行動を検出する運転行動検出手段と、
自車両の走行経路を検出する経路検出手段と、
前記運転行動と走行経路とを基に、運転者に特定行動を促す情報を提供する情報提供手段と、
を備えることを特徴とする情報提供装置。 - 運転者の不安定度を推定する不安定度推定手段と、
前記運転者の不安定度を基に、運転者が不安定な状態であるか否かを判定する不安定判定手段と、を備え、
前記情報提供手段は、運転者が不安定な状態であると判定された場合に、運転者が不安定であると判定された要因に応じて、提供する情報の内容、および、情報提供のタイミングの少なくともいずれかを変化させることを特徴とする請求項1記載の情報提供装置。 - 前記情報提供手段は、休憩を取るための注意喚起情報、休憩所に関する情報、休憩所までの経路案内情報、運転を継続した場合の予測される結果に関する情報を提供し、運転者が不安定であると判定された要因に応じて、これらの情報の提供タイミングを異ならせることを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。
- 前記不安定度推定手段は、現在位置と、目的地までのマイルストーンとなる地点との相対関係に基づいて不安定度を推定し、
前記情報提供手段は、前記マイルストーンとなる地点に関する情報を提供することを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。 - 前記不安定度推定手段は、運転者の前記運転行動から不安定度を推定し、
前記情報提供手段は、不安定度の推定結果に関する情報を初期段階で提供することを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。 - 前記不安定度推定手段は、走行時間、あるいは、現在位置と目的地との相対関係に基づいて不安定度を推定し、
前記情報提供手段は、次の休憩所の特徴に関する情報を初期段階で提供することを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。 - 前記運転行動における過去の負荷に基づく不安定度を記憶する不安定度記憶出手段を備え、
前記情報提供手段は、過去の不安定度を示す情報と、前記特定行動を行う場合の主なメリットに加えた2次的なメリットとを併せて提供することを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。 - 前記特定行動は、運転の休憩であり、
前記情報提供手段は、疲労回復に関する情報と休憩所の特徴に関する情報とを併せて提供することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の情報提供装置。 - 前記情報提供手段は、全行程における運転の完了度合い、残りの行程および運転者の疲労状態に関する情報を併せて提供することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の情報提供装置。
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