JP2011204120A - 情報提供装置 - Google Patents

情報提供装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011204120A
JP2011204120A JP2010072452A JP2010072452A JP2011204120A JP 2011204120 A JP2011204120 A JP 2011204120A JP 2010072452 A JP2010072452 A JP 2010072452A JP 2010072452 A JP2010072452 A JP 2010072452A JP 2011204120 A JP2011204120 A JP 2011204120A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
instability
driver
information providing
driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010072452A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Kondo
崇之 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2010072452A priority Critical patent/JP2011204120A/ja
Publication of JP2011204120A publication Critical patent/JP2011204120A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】運転者に対し、より確実に情報提供によって行動を促す。
【解決手段】運転者の運転行動を検出する運転行動検出手段と、自車両の走行経路を検出する経路検出手段と、前記運転行動と走行経路とを基に、運転者に特定行動を促す情報を提供する情報提供手段とを備えると共に、運転者の不安定度を推定する不安定度推定手段と、前記運転者の不安定度を基に、運転者が不安定な状態であるか否かを判定する不安定判定手段とを備え、運転者が不安定な状態であると判定された場合に、運転者が不安定であると判定された要因に応じて、提供する情報の内容、および、情報提供のタイミングの少なくともいずれかを変化させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、運転者に対して運転を補助するための情報を提供する情報提供装置に関する。
従来、運転者に対して情報を提供する情報提供装置として、特許文献1に記載の技術がある。
特許文献1に記載の技術では、運転者の覚醒度を順次記憶しておき、運転者の覚醒度に関する情報を提示している。これにより、運転者の覚醒維持効果を高めることとしている。
特開平9−267660号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、運転者の覚醒度に関する情報(運転中の覚醒度の履歴)を提示しているものの、それによって、運転者はどのような行動を取れば良いかわからず、運転者にとって必要な次の行動を十分に促すことが困難である。
即ち、従来の技術においては、運転者に対し、情報提供によって行動を十分に促すことが困難であった。
本発明の課題は、運転者に対し、より確実に情報提供によって行動を促すことである。
以上の課題を解決するため、本発明に係る情報提供装置は、運転者の運転行動を検出し、自車両の走行経路を検出する。そして、運転行動と走行経路とを基に、運転者に特定行動を促す情報を提供する。
本発明によれば、運転者の運転行動と走行経路とを対応させて、運転者に特定行動を促す情報を提供できるため、運転者に対し、より確実に情報提供によって行動を促すことが可能となる。
第1実施形態に係る自動車1の構成を示す概略図である。 自動車1が備える情報提供装置1Aを示すシステム構成図である。 コントローラ70が実行する情報提供処理を示すフローチャートである。 情報提供処理によって情報を提供するタイミングを示す模式図である。 情報提供処理によって提供する情報の内容例を示す概略図である。 指標A〜Cを設定するための特性の一例を示す図である。 運転者に対して提供する情報の表示画面例を示す図である。 運転者に対して提供する情報の表示画面例を示す図である。 運転者に対して提供する情報の表示画面例を示す図である。 コントローラ70が実行する情報提供処理を示すフローチャートである。 情報提供処理によって情報を提供するタイミングを示す模式図である。 情報提供処理によって提供する情報の内容例を示す概略図である。 走行時間と不安定度との関係を示す図である。 コントローラ70が実行する情報提供処理を示すフローチャートである。 情報提供処理によって情報を提供するタイミングを示す模式図である。 情報提供処理によって提供する情報の内容例を示す概略図である。 目的地までの予想走行時間と、休憩回数と、マイルストーンの設置位置と、休憩すべき走行時間(1区分の走行時間)との対応関係を示す図である。 1区分の走行時間と不安定度との関係を示す図である。 全行程における現在位置を示す表示画面例を示す図である。
以下、図を参照して本発明を適用した自動車の実施の形態を説明する。
(第1実施形態)
(構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係る自動車1の構成を示す概略図である。
また、図2は、自動車1が備える情報提供装置1Aを示すシステム構成図である。
図1および図2において、自動車1は、アクセルペダル開度センサ10と、シフト位置センサ20と、ウィンカレバー30と、操舵角センサ40と、車輪速センサ50FR,50FL,50RR,50RLと、カーナビゲーションシステム60と、コントローラ70と、ブザー80と、メータディスプレイ90と、ナビディスプレイ100とを備えている。
アクセルペダル開度センサ10は、アクセルペダルの踏み込み量に応じたアクセルペダル開度を検出し、検出したアクセルペダル開度を示す信号をコントローラ70に出力する。
シフト位置センサ20は、シフトレバーの位置を検出し、検出したシフトレバーの位置を示す信号をコントローラ70に出力する。
ウィンカレバー30は、運転者が方向指示のために操作するレバーであり、右方あるいは左方への方向指示操作が行われると、方向指示の内容を示す信号をコントローラ70に出力する。
操舵角センサ40は、ステアリングシャフトの回転を操舵角として検出し、操舵角を示す信号をコントローラ70に出力する。
車輪速センサ50FR,50FL,50RR,50RLは、各車輪の回転速度を示すパルス信号を、コントローラ70に出力する。
カーナビゲーションシステム60は、GPS(Global Positioning System)、VICS(Vehicle Information and Communication System)および地図データベースシステムを備えている。そして、カーナビゲーションシステム60は、自車両の現在位置、現在時刻および渋滞情報を取得したり、目的地までの移動経路や、目的地までに存在するサービスエリアあるいは店舗等を含むナビゲーション情報を提供したりする。なお、カーナビゲーションシステム60は、現在位置や地図上の移動経路等のナビゲーション情報をナビディスプレイ100に表示したり、コントローラ70に出力したりする。
コントローラ70には、アクセルペダル開度センサ10、シフト位置センサ20、ウィンカレバー30、操舵角センサ40、車輪速センサ50FR,50FL,50RR,50RLおよびカーナビゲーションシステム60からの信号が入力する。そして、コントローラ70は、これらの信号を基に、後述する情報提供処理を実行し、運転者に対して、休憩を促す情報を提供する。
具体的には、コントローラ70は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、ROM(Read Only Memory)等を備えたマイクロコンピュータであり、自動車1全体を制御している。また、コントローラ70は、情報提供処理のための情報提供処理プログラムをROMに記憶している。そして、コントローラ70は、イグニションオンと共に、CPUによってROMに記憶している情報提供処理プログラムを読み出し、各種データをメモリに記憶しながら、情報提供処理を繰り返し実行する。
コントローラ70は、情報提供処理の処理結果を、メータディスプレイ90やナビディスプレイ100に表示したり、ブザー80から音を出力させたりする。
なお、図示しないが、自動車1は、ブレーキペダル踏量センサ、加速度センサ等の各種センサを備えており、コントローラ70には、これらのセンサが検出した検出信号が入力する。
ブザー80は、コントローラ70の指示信号に応じて音を発する装置である。
メータディスプレイ90は、自動車1のインストルメントパネルに設置したディスプレイであり、コントローラ70の指示に従って、車速、エンジン回転数、燃料計、方向指示表示あるいは各種警報ランプ等の表示を行う。
ナビディスプレイ100は、カーナビゲーションシステム60が提供する情報を表示したり、コントローラ70が指示する情報を表示したりする。
(情報提供処理)
次に、コントローラ70が実行する情報提供処理について説明する。
図3は、コントローラ70が実行する情報提供処理を示すフローチャートである。
コントローラ70は、イグニションオンと共に、情報提供処理を繰り返し実行する。
また、図4は、情報提供処理によって情報を提供するタイミングを示す模式図、図5は、情報提供処理によって提供する情報の内容例を示す概略図である。
以下、図4および図5を適宜参照しつつ、図3のフローチャートを説明する。
図3において、情報提供処理を開始すると、コントローラ70は、運転者の操作に関するデータ(操舵角、アクセルペダルおよびブレーキペダルの操作、ウィンカレバーの操作およびシフト操作)、車両運転状態に関するデータ(車速、前後加速度、横加速度および運転開始からの経過時間)、カーナビゲーションに関するデータ(現在位置および目的地の設定の有無)を取得する(ステップS101)。
次に、コントローラ70は、運転者による運転の不安定度を示す指標を算出する(ステップS102)。ここで、不安定度は、運転者の疲労の積分値を示す情報であるとみなすことができる情報であり、休憩を促す情報を提供するか否かの判定基準となる情報である。
具体的には、コントローラ70は、不安定度を推定する要素として、ステアリング操作およびペダル操作に基づく指標(指標A)、レバー類の操作頻度に基づく指標(指標B)および加減速度に基づく指標(指標C)を算出する。
指標Aは、運転中の連続的な操作内容を指標としたものであり、例えば、ステアリングエントロピやペダル操作の乱れを指標Aとすることができる。ここで、ペダル操作の乱れとは、目標値に対してのペダルの操作度合いを示すものであり、例えば単位時間当たりの操作回数で表すことができる。
指標Bは、ウィンカレバーの操作およびシフト操作の頻度が適正な範囲内にあるか否かに基づいて算出することができ、これらの操作頻度が適正な範囲から解離している度合いを指標Bとすることができる。
指標Cは、前後方向の加速度および左右方向の加速度が適正な範囲内にあるか否かに基づいて算出することができ、これらの加速度が適正な範囲を超えている度合いを指標Cとすることができる。
図6は、指標A〜Cを設定するための特性の一例を示す図であり、図6(a)はステアリングエントロピと不安定度との関係を示す図、図6(b)はペダル操作の乱れと不安定度との関係を示す図である。また、図6(c)はウィンカレバーの操作頻度と不安定度との関係を示す図であり、図6(d)はシフト操作の頻度と不安定度との関係を示す図である。さらに、図6(e)は前後方向あるいは左右方向の加減速度と不安定度との関係を示す図である。
コントローラ70は、図6に示す関係から、各横軸の項目に対する不安定度を取得し、指標A〜Cそれぞれの不安定度を算出する。このとき、1つの指標に含まれる各項目の不安定度を合計したり、乗算したり、あるいは、最大値を採用する等によって、その指標を表す不安定度とする。
なお、コントローラ70は、このとき算出した不安定度を履歴としてRAMに記憶し、以後の情報提供において、過去の不安定度をバーグラフとして表示する際に利用する。
次に、コントローラ70は、取得した指標A〜Cを基に、運転の不安定度を判定する(ステップS103)。
このとき、コントローラ70は、早期に運転状態を報知するために、第1の閾値Th1および第1の閾値より大きい第2の閾値Th2の2つを不安定度の閾値として用いる。例えば、指標A〜Cに対し、第1の閾値th1=0.8、第2の閾値Th2=1.0といった値を設定することができる。
次に、コントローラ70は、運転者に対して提供する情報を設定する(ステップS104)。このとき、コントローラ70は、図5に示すように、各ディスプレイからの視覚情報に加え、ブザー80からの音声情報(例えば“Pi!”等)を提供するように設定する。
図7から図9は、運転者に対して提供する情報の表示画面例を示す図である。
情報提供処理において、コントローラ70は、初めに、図7に示す表示画面によって情報を提供する。
図7において、コントローラ70は、表示画面上部に、運転者に休憩を取るための注意を喚起するメッセージの表示領域Rm1を形成する。また、コントローラ70は、表示画面左端の中央部に、運転の不安定度の推定結果を履歴と共に示すバーグラフの表示領域Rbを形成し、その下部に、休憩所に関する情報(残りの距離)の表示領域Rr1を形成している。運転の不安定度の推定結果を履歴と共に示すことで、運転者に対し、過去の自らの運転負荷と現在の不安定度(疲労の積分値)との相関関係を明確に示すことができる。
なお、コントローラ70は、図7に示す表示画面を、メータディスプレイ90に表示する。
また、図8において、コントローラ70は、カーナビゲーションシステムの地図情報に加えて、表示画面上部に、休憩所に関する情報(休憩所の特徴)の表示領域Rr2を形成している。この休憩所の特徴として、休憩所で休憩を取ること(主目的である疲労回復)以外のメリット(2次的なメリット)があることから、これらを併せて運転者に提示するものである。これにより、運転者に対して、休憩のモチベーションをより高めることができる。なお、表示した休憩所での休憩を運転者が指示入力した場合、カーナビゲーションシステム60は、その休憩所に目的地を設定し、経路案内を開始する(ワンタッチでの設定)。
さらに、図9において、コントローラ70は、休憩を取らずに運転を継続した場合の予想結果を示唆するメッセージの表示領域Rm2を形成している。
なお、コントローラ70は、図8および図9に示す表示画面を、ナビディスプレイ100に表示する。
ステップS104に続き、コントローラ70は、各情報の提供順序を決定する(ステップS105)。
このとき、コントローラ70は、運転者の不安定度が、不安定度の閾値Th1,Th2を超えているか否かに応じて、情報の提供順序を決定する。
具体的には、運転者の不安定度が閾値Th1未満である場合(パターン1)、休憩を促す情報提供を行わず、通常のナビゲーション情報を提供する。
一方、運転者の不安定度が閾値Th1以上、閾値Th2未満である場合(パターン2)、初期段階の休憩を促す情報(後述するタイミングT1の情報)から提供するように決定する。また、運転者の不安定度が閾値Th2以上である場合(パターン3)、中期段階以降の休憩を促す情報(後述するタイミングT2以降の情報)を提供するように決定する。
そして、コントローラ70は、決定した提供順序で情報を提供する(ステップS106)。
即ち、情報提供処理において、コントローラ70は、図7〜9に示す各領域を、図4に示すタイミングで順次表示する。
具体的には、コントローラ70は、タイミングT1で、図7に示す運転の不安定度の推定結果を示すバーグラフ(表示領域Rb)を表示し、次のタイミングT2で、運転者に休憩を取るための注意を喚起するメッセージ(表示領域Rm1)を表示する。また、コントローラ70は、タイミングT2に続いて、タイミングT3で、休憩所に関する情報(残りの距離および休憩所の特徴)の表示領域Rr1,Rr2を表示する。さらに、運転者が休憩を取ることを選択入力した場合には、コントローラ70は、タイミングT3に続いて、タイミングT4で、休憩所までの経路案内を表示する。そして、コントローラ70は、休憩を促すための情報提供の内容をリセットする。
一方、運転者が休憩所を通過して運転を継続した場合には、コントローラ70は、運転の不安定度の推定結果を示すバーグラフ(表示領域Rb)の表示を継続すると共に、運転を継続した場合の予想結果を示すメッセージを表示する。また、コントローラ70は、タイミングT2で表示した内容より、強く注意を喚起するメッセージを表示領域Rm1に表示する。さらに、コントローラ70は、次の休憩所に関する情報(残りの距離および休憩所の特徴)の表示領域Rr1,Rr2を表示し、次いで、次の休憩所までの経路案内を表示する。
ステップS106の後、コントローラ70は、イグニションオフとなるまで情報提供処理を繰り返す。
(動作)
次に、動作を説明する。
本発明に係る情報提供装置1Aは、イグニションオンと共に情報提供処理を繰り返し実行している。
情報提供装置1Aは、運転者による運転中、運転者の不安定度を示す指標を算出し、この指標を不安定度の閾値Th1,Th2と比較する。
そして、情報提供装置1Aは、不安定度の指標が閾値Th1未満(パターン1)であれば、通常のナビゲーション情報を提供する。
また、情報提供装置1Aは、不安定度の指標が閾値Th1以上、閾値Th2未満(パターン2)であれば、まず、タイミングT1で、図7に示す運転の不安定度の推定結果を示すバーグラフ(表示領域Rb)を表示する。そして、情報提供装置1Aは、次のタイミングT2で、運転者に休憩を取るための注意を喚起するメッセージ(表示領域Rm1)を表示し、タイミングT3で、休憩所に関する情報(残りの距離および休憩所の特徴)の表示領域Rr1,Rr2を表示する。さらに、情報提供装置1Aは、次のタイミングT4で、休憩所までの経路案内を表示する。
ここで、情報提供装置1Aは、運転者が休憩所に駐車した場合、休憩を促すための情報提供の内容をリセットする。
一方、運転者が休憩を取らずに休憩所を通過した場合、情報提供装置1Aは、運転の不安定度の推定結果を示すバーグラフ(表示領域Rb)の表示を継続すると共に、運転を継続した場合の予想結果を示すメッセージを表示する。また、情報提供装置1Aは、タイミングT2で表示した内容より、強く注意を喚起するメッセージを表示領域Rm1に表示する。さらに、情報提供装置1Aは、次の休憩所に関する情報(残りの距離および休憩所の特徴)の表示領域Rr1,Rr2を表示し、次いで、次の休憩所までの経路案内を表示する。
また、不安定度の指標が閾値Th2以上(パターン3)であれば、情報提供装置1Aは、図7に示す運転の不安定度の推定結果を示すバーグラフ(表示領域Rb)と共に、運転者に休憩を取るための注意を喚起するメッセージ(表示領域Rm1)を表示し、以後、パターン2と同様の動作を行う。
これにより、運転者は、次に行うべき行動を明確に把握することができ、情報提供装置1Aが提供した情報によって、休憩を取るモチベーションが高いものとなる。
即ち、運転者に対し、より確実に情報提供によって休憩を促すことが可能となる。
以上のように、本実施形態に係る情報提供装置1Aは、運転者による運転の不安定度を取得し、その不安定度に応じて、異なるタイミングで、休憩を促すための複数の情報を提供する。このとき、情報提供装置1Aは、休憩を促すための情報として、休憩所において休憩を取る(疲労を回復する)以外の2次的なメリットを併せて提供する。
そのため、運転者に対し、休憩が必要な状態であることを明確に伝えることができると共に、休憩を取るためのモチベーションをより高いものとできる。
したがって、運転者に対し、より確実に情報提供によって行動を促すことが可能となる。
なお、本実施形態において、アクセルペダル開度センサ10、シフト位置センサ20、ウィンカレバー30、操舵角センサ40および車輪速センサ50FR,50FL,50RR,50RLが運転行動検出手段に対応する。また、カーナビゲーションシステム60が経路検出手段に対応し、コントローラ70、メータディスプレイ90およびナビディスプレイ100が情報提供手段に対応する。また、図3のステップS102を実行するコントローラ70が不安定度推定手段に対応し、図3のステップS103を実行するコントローラ70が不安定判定手段に対応する。また、不安定度を記憶するRAMが不安定度記憶手段に対応する。
(第1実施形態の効果)
(1)運転者の運転行動を検出し、自車両の走行経路を検出する。そして、運転行動と走行経路とを基に、運転者に特定行動を促す情報を提供する。
そのため、運転者の運転行動と走行経路とを対応させて、運転者に特定行動を促す情報を提供できるため、運転者に対し、より確実に情報提供によって行動を促すことが可能となる。
(2)休憩を取るための注意喚起情報、休憩所に関する情報、休憩所までの経路案内情報、運転を継続した場合の予測される結果に関する情報を提供し、運転者が不安定であると判定された要因に応じて、これらの情報の提供タイミングを異ならせる。
したがって、運転者の状態に合う情報を適切なタイミングで提供できるため、運転者に対し、より確実に情報提供によって行動を促すことが可能となる。
(3)運転者の運転行動から不安定度を推定し、不安定度の推定結果に関する情報を初期段階で提供する。
したがって、運転者の運転行動が不安定となっているときに、運転者が不安定となっていることを直接的に情報提供できるため、より確実に運転者に特定行動を促すことが可能となる。
(4)運転行動における過去の不安定度を示す情報と、特定行動を行う場合の主なメリットに加えた2次的なメリットとを併せて提供する。
したがって、運転者が感じる過去の不安定度と、特定行動を行う場合の2次的なメリットとを運転者に明確に認識させることができ、より確実に運転者に特定行動を促すことが可能となる。
(5)特定行動として運転の休憩を促すものであり、疲労回復に関する情報と休憩所の特徴に関する情報とを併せて提供する。
したがって、運転者に、休憩を取ることによる疲労回復と、さらなるメリットである休憩所の特徴とを併せて認識させることができ、より確実に運転者に休憩を促すことが可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
(構成)
本実施形態に係る情報提供装置1Aは、不安定度の推定手法が第1実施形態と異なっている。
本実施形態に係る情報提供装置1Aのシステム構成は、第1実施形態における図2と同様であるため、異なる部分である情報提供処理について主として説明する。
(情報提供処理)
図10は、コントローラ70が実行する情報提供処理を示すフローチャートである。
コントローラ70は、イグニションオンと共に、情報提供処理を繰り返し実行する。
また、図11は、情報提供処理によって情報を提供するタイミングを示す模式図、図12は、情報提供処理によって提供する情報の内容例を示す概略図である。
以下、図11および図12を適宜参照しつつ、図10のフローチャートを説明する。
図10において、情報提供処理を開始すると、コントローラ70は、運転者の操作に関するデータ(操舵角、アクセルペダルおよびブレーキペダルの操作、ウィンカレバーの操作およびシフト操作)、車両運転状態に関するデータ(車速、前後加速度、横加速度および運転開始からの経過時間)、カーナビゲーションに関するデータ(現在位置および目的地の設定の有無)を取得する(ステップS201)。
ただし、不安定度の推定結果の履歴を提示するために、ステップS201において、コントローラ70は、第1実施形態と同様に、指標A〜Cを算出し、情報提供を行う際に、これらの指標を用いるものとする。
次に、コントローラ70は、運転者による運転の不安定度を算出する(ステップS202)。ここで、不安定度は、運転者の疲労の積分値を示す情報であるとみなすことができる情報であり、休憩を促す情報を提供するか否かの判定基準となる情報である。
本実施形態において、コントローラ70は、運転者の走行時間(運転開始からの経過時間)を基に不安定度を算出する。
図13は、走行時間と不安定度との関係を示す図である。
コントローラ70は、図13に示す関係から、走行時間に対する不安定度を取得し、運転者の不安定度とする。
次に、コントローラ70は、不安定度について設定した閾値Th3を基に、運転の不安定度を判定する(ステップS203)。
続いて、コントローラ70は、運転者に対して提供する情報を設定する(ステップS204)。このとき、コントローラ70は、図12に示すように、各ディスプレイからの視覚情報に加え、ブザー80からの音声情報(例えば“Pi!”等)を提供するように設定する。
ステップS204においては、第1実施形態における図7から図9に示す表示画面例を設定する。
次に、コントローラ70は、各情報の提供順序を決定する(ステップS205)。
本実施形態において、コントローラ70は、第1実施形態におけるパターン3の情報を、パターン2の情報に先行して表示する。本実施形態においては、走行時間を基に運転の不安定度を取得しているため、運転者に対して、カーナビゲーションシステム60を利用したパターン3の情報提供を早期に行う。そして、パターン3の情報提供に遅れて、パターン2による不安定度の推定結果のバーグラフによる情報提供を行う。このとき表示するバーグラフによる推定結果は、指標A〜Cによって設定した不安定度を用いたものである。
そして、コントローラ70は、決定した提供順序で情報を提供する(ステップS206)。
ステップS206の後、コントローラ70は、イグニションオフとなるまで情報提供処理を繰り返す。
(動作)
次に、動作を説明する。
本発明に係る情報提供装置1Aは、イグニションオンと共に情報提供処理を繰り返し実行している。
情報提供装置1Aは、運転者による運転中、運転者の不安定度を示す指標を算出し、この指標を不安定度の閾値Th3と比較する。
そして、情報提供装置1Aは、不安定度の指標が閾値Th3未満(パターン1)であれば、通常のナビゲーション情報を提供する。
また、情報提供装置1Aは、不安定度の指標が閾値Th3以上(パターン3)であれば、まず、タイミングT1で、情報提供装置1Aは、図7に示す運転者に休憩を取るための注意を喚起するメッセージ(表示領域Rm1)を表示し、次のタイミングT2で、休憩所に関する情報(残りの距離および休憩所の特徴)の表示領域Rr1,Rr2を表示する。
そして、情報提供装置1Aは、次のタイミングT3で、休憩所までの経路案内を表示し、続くタイミングT4で、図7に示す運転の不安定度の推定結果を示すバーグラフ(表示領域Rb)を表示する。
ここで、情報提供装置1Aは、運転者が休憩所に駐車した場合、休憩を促すための情報提供の内容をリセットする。
一方、運転者が休憩を取らずに休憩所を通過した場合、情報提供装置1Aは、運転の不安定度の推定結果を示すバーグラフ(表示領域Rb)の表示を継続すると共に、運転を継続した場合の予想結果を示すメッセージを表示する。また、情報提供装置1Aは、タイミングT2で表示した内容より、強く注意を喚起するメッセージを表示領域Rm1に表示する。さらに、情報提供装置1Aは、次の休憩所に関する情報(残りの距離および休憩所の特徴)の表示領域Rr1,Rr2を表示し、次いで、次の休憩所までの経路案内を表示する。
これにより、運転者は、次に行うべき行動を明確に把握することができ、情報提供装置1Aが提供した情報によって、休憩を取るモチベーションが高いものとなる。
即ち、運転者に対し、より確実に情報提供によって休憩を促すことが可能となる。
以上のように、本実施形態に係る情報提供装置1Aは、運転者による運転の不安定度を取得し、その不安定度に応じて、異なるタイミングで、休憩を促すための複数の情報を提供する。このとき、情報提供装置1Aは、休憩を促すための情報として、休憩所において休憩を取る(疲労を回復する)以外の2次的なメリットを併せて提供する。
そのため、運転者に対し、休憩が必要な状態であることを明確に伝えることができると共に、休憩を取るためのモチベーションをより高いものとできる。
したがって、運転者に対し、より確実に情報提供によって行動を促すことが可能となる。
また、本実施形態に係る情報提供装置1Aは、運転者の走行時間から不安定度を算出し、その不安定度が閾値Th3を超えているか否かに応じて、休憩を促す情報提供を行っている。そして、このとき、ペダル操作等に基づく不安定度の推定結果の履歴を表示するのに先立ち、休憩所までの残りの距離および休憩所の特徴に関する情報を提供する。
したがって、休憩所の特徴を運転者に早期に知らせることができ、運転操作が不安定な状態となる前に、運転者を休憩所に誘導することができる。
なお、本実施形態において、アクセルペダル開度センサ10、シフト位置センサ20、ウィンカレバー30、操舵角センサ40および車輪速センサ50FR,50FL,50RR,50RLおよびカーナビゲーションシステム60が運転行動検出手段に対応する。また、カーナビゲーションシステム60が経路検出手段に対応し、コントローラ70、メータディスプレイ90およびナビディスプレイ100が情報提供手段に対応する。また、図3のステップS102を実行するコントローラ70が不安定度推定手段に対応し、図3のステップS103を実行するコントローラ70が不安定判定手段に対応する。また、不安定度を記憶するRAMが不安定度記憶手段に対応する。
(第2実施形態の効果)
(1)走行時間に基づいて不安定度を推定し、休憩所の特徴に関する情報を初期段階で提供する。
したがって、走行時間が長時間となっている場合等に、次の休憩所の特徴を運転者に知らせ、運転者を早期に休憩させることが可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
(構成)
本実施形態に係る情報提供装置1Aは、不安定度の推定手法が第1実施形態と異なっている。
本実施形態に係る情報提供装置1Aのシステム構成は、第1実施形態における図2と同様であるため、異なる部分である情報提供処理について主として説明する。
(情報提供処理)
図14は、コントローラ70が実行する情報提供処理を示すフローチャートである。
コントローラ70は、イグニションオンと共に、情報提供処理を繰り返し実行する。
また、図15は、情報提供処理によって情報を提供するタイミングを示す模式図、図16は、情報提供処理によって提供する情報の内容例を示す概略図である。
以下、図15および図16を適宜参照しつつ、図14のフローチャートを説明する。
図14において、情報提供処理を開始すると、コントローラ70は、運転者の操作に関するデータ(操舵角、アクセルペダルおよびブレーキペダルの操作、ウィンカレバーの操作およびシフト操作)、車両運転状態に関するデータ(車速、前後加速度、横加速度および運転開始からの経過時間)、カーナビゲーションに関するデータ(現在位置および目的地の設定の有無)を取得する(ステップS301)。
次に、コントローラ70は、カーナビゲーションシステム60に運転者が目的地を設定しているか否かの判定を行う(ステップS302)。
ステップS301において、カーナビゲーションシステム60に運転者が目的地を設定していないと判定した場合、コントローラ70は、情報提供処理を繰り返す。
一方、ステップS302において、カーナビゲーションシステム60に運転者が目的地を設定していると判定した場合、コントローラ70は、設定してある目的地の情報から、不安定度を推定する(ステップS303)。
具体的には、コントローラ70は、目的地までの予想走行時間を算出し、一定時間毎に予想走行時間を区分する。そして、コントローラ70は、現在の走行時間が、1区分の走行時間に達している度合いを基に、不安定度を算出する。
図17は、目的地までの予想走行時間と、休憩回数と、マイルストーンの設置位置と、休憩すべき走行時間(1区分の走行時間)との対応関係を示す図である。
図17に示すように、目的地までの予想走行時間が100〜170分までは、休憩回数が1回であり、マイルストーンは全行程の50%の位置に設定する。また、目的地までの予想走行時間が180〜260分までは、休憩回数が2回、マイルストーンは全行程の33%ごとに設定する。また、目的地までの予想走行時間が270〜350分までは、休憩回数が3回、マイルストーンは全行程の25%ごとに設定する。さらに、目的地までの予想走行時間が360〜420分までは、休憩回数が4回、マイルストーンは全行程の20%ごとに設定する。
ここで、図17に示す予想走行時間は、渋滞情報を反映した時間である。
このように設定したマイルストーンを基準として、休憩を促す情報を提供することで、適切な時間毎に運転者に休憩を促すことができ、過度な疲労が蓄積した状態で運転者が運転を行うことを抑制できる。
なお、図17に示す対応関係は一例を示すものであり、休憩回数等は異なるものとできる。
また、図18は、1区分の走行時間と不安定度との関係を示す図である。
図18に示すように、走行時間の各区分において、1区分の走行時間を1としたときの現在の走行時間の割合によって、不安定度を取得する。
ステップS303に続いて、コントローラ70は、取得した不安定度を基に、運転の不安定度を判定する(ステップS304)。
次に、コントローラ70は、運転者に対して提供する情報を設定する(ステップ305)。このとき、コントローラ70は、図16に示すように、各ディスプレイからの視覚情報に加え、ブザー80からの音声情報(例えば“Pi!”等)を提供するように設定する。
ステップS305においては、第1実施形態における図7,8および全行程における現在位置を示す情報の表示画面を設定する。
図19は、全行程における現在位置を示す表示画面例を示す図である。
図19においては、出発地から目的地までの行程において、自車両がいずれの位置にあるか(現在位置)を示している。また、図19においては、残りの行程において休憩を誘引する情報(ここでは渋滞情報)を示している。さらに、図19においては、休憩を取った場合のデメリットが軽微であること(休憩を取っても到着時間が大きく変わらないこと)を示している。
このような情報提供を行うことにより、運転者は、全行程と、遂行済み行程によって蓄積した疲労と、残りの行程と、休憩によるデメリットの小ささとを加味して、休憩を取るか否かを判断するため、より効果的に運転者に休憩を促すことができる。
ステップS305に続き、コントローラ70は、各情報の提供順序を決定する(ステップS306)。
本実施形態において、コントローラ70は、第1実施形態におけるパターン3の情報を、パターン2の情報に先行して表示する。ただし、コントローラ70は、パターン2の情報のうち、注意を喚起するメッセージの表示領域Rm1を表示した後、図19の表示画面を表示する。これは、図19の表示が、渋滞情報を反映させた走行時間の区分に基づくものであり、休憩時間として適したタイミングであると想定できることによる。
その後、コントローラ70は、パターン2の各表示を行う。そして、パターン3の情報提供に遅れて、パターン2による不安定度の推定結果のバーグラフによる情報提供を行う。このとき表示するバーグラフによる推定結果は、指標A〜Cによって設定した不安定度を用いたものである。
そして、コントローラ70は、決定した提供順序で情報を提供する(ステップS307)。
ステップS307の後、コントローラ70は、イグニションオフとなるまで情報提供処理を繰り返す。
(動作)
次に、動作を説明する。
本発明に係る情報提供装置1Aは、イグニションオンと共に情報提供処理を繰り返し実行している。
情報提供装置1Aは、運転者による運転中、走行時間の1区分を算出し、現在の走行時間との比較から、運転者の不安定度を示す指標を算出する。
そして、情報提供装置1Aは、不安定度の指標が“1”より十分小さい(例えば0.7未満である)ときには、第1実施形態のパターン1に従い、通常のナビゲーション情報を提供する。
また、情報提供装置1Aは、不安定度の指標が“1”に近づきつつある(例えば0.7以上である)ときには、第1実施形態のパターン3に従い、まず、タイミングT1で、情報提供装置1Aは、図7に示す運転者に休憩を取るための注意を喚起するメッセージ(表示領域Rm1)を表示する。ここで、情報提供装置1Aは、次のタイミングT2で、図19に示す表示画面を表示する。さらに、情報提供装置1Aは、次のタイミングT3で、休憩所に関する情報(残りの距離および休憩所の特徴)の表示領域Rr1,Rr2を表示する。
そして、情報提供装置1Aは、次のタイミングT4で、休憩所までの経路案内を表示し、続くタイミングT5で、図7に示す運転の不安定度の推定結果を示すバーグラフ(表示領域Rb)を表示する。
ここで、情報提供装置1Aは、運転者が休憩所に駐車した場合、休憩を促すための情報提供の内容をリセットする。
これにより、運転者は、次に行うべき行動を明確に把握することができ、情報提供装置1Aが提供した情報によって、休憩を取るモチベーションが高いものとなる。
即ち、運転者に対し、より確実に情報提供によって休憩を促すことが可能となる。
以上のように、本実施形態に係る情報提供装置1Aは、運転者による運転の不安定度を取得し、その不安定度に応じて、異なるタイミングで、休憩を促すための複数の情報を提供する。このとき、情報提供装置1Aは、休憩を促すための情報として、休憩所において休憩を取る(疲労を回復する)以外の2次的なメリットを併せて提供する。
そのため、運転者に対し、休憩が必要な状態であることを明確に伝えることができると共に、休憩を取るためのモチベーションをより高いものとできる。
したがって、運転者に対し、より確実に情報提供によって行動を促すことが可能となる。
また、本実施形態に係る情報提供装置1Aは、全行程の予想走行時間を区分した1区分における走行の割合を基に、不安定度を算出し、その不安定度に応じて、休憩を促す情報提供を行っている。そして、このとき、自車両がいずれの位置にあるか(現在位置)、残りの行程において休憩を誘引する情報、休憩を取った場合のデメリットが軽微であることを示すこととしている。
したがって、運転者は、全行程と、遂行済み行程によって蓄積した疲労と、残りの行程と、休憩によるデメリットの小ささとを加味して、休憩を取るか否かを判断するため、より効果的に運転者に休憩を促すことができる。
なお、本実施形態において、アクセルペダル開度センサ10、シフト位置センサ20、ウィンカレバー30、操舵角センサ40および車輪速センサ50FR,50FL,50RR,50RLおよびカーナビゲーションシステム60が運転行動検出手段に対応する。また、カーナビゲーションシステム60が経路検出手段に対応し、コントローラ70、メータディスプレイ90およびナビディスプレイ100が情報提供手段に対応する。また、図3のステップS102を実行するコントローラ70が不安定度推定手段に対応し、図3のステップS103を実行するコントローラ70が不安定判定手段に対応する。また、不安定度を記憶するRAMが不安定度記憶手段に対応する。
(第3実施形態の効果)
(1)現在位置と、目的地までのマイルストーンとなる地点との相対関係に基づいて不安定度を推定し、マイルストーンとなる地点に関する情報を提供する。
したがって、適切な区切り毎に運転者に休憩を促すことができ、過度な疲労が蓄積した状態で運転者が運転を行うことを抑制できる。
(2)全行程における運転の完了度合い、残りの行程および運転者の疲労状態に関する情報を併せて提供する。
したがって、全行程と、遂行済み行程によって蓄積した疲労と、残りの行程とを加味して、休憩を取るか否かを判断するため、より効果的に運転者に休憩を促すことができる。
(応用例)
第1〜第3実施形態において、不安定度の推定をそれぞれ異なる手法によって行い、それぞれに対応した情報提供の形態(図4,11,15)であるものとして説明したが、これらを組み合わせた実施形態とすることができる。
即ち、コントローラ70が、図3,10,14に示すフローチャートを並行して実行し、それぞれのフローチャートにおいて、不安定度が閾値を超えたか否かに応じて、各実施形態における情報提供を行う。
このとき、各フローチャートにおいて、不安定度が重複して閾値を超えた場合を想定し、制御の優先順位を設定しておく。例えば、第1実施形態〜第3実施形態の順に優先度が低下するように設定しておき、全てのフローチャートで不安定度が閾値を超えている場合、第1実施形態の処理を優先することができる。
これにより、不安定度が高くなった要因に応じて、提供する情報や、情報の提供タイミングを異なるものとできる。
したがって、より効果的に、運転者に休憩を促すための情報提供を行うことができる。
(効果)
(1)運転者の不安定度を基に、運転者が不安定な状態であるか否かを判定し、運転者が不安定な状態であると判定された場合に、運転者が不安定であると判定された要因に応じて、提供する情報の内容、および、情報提供のタイミングの少なくともいずれかを変化させる。
したがって、運転者の状態に合う内容やタイミングで情報を提供することができるため、運転者に対し、より確実に情報提供によって行動を促すことが可能となる。
1 自動車、1A 情報提供装置、10 アクセルペダル開度センサ、20 シフト位置センサ、30 ウィンカレバー、40 操舵角センサ、50FR,50FL,50RR,50RL 車輪速センサ、60 カーナビゲーションシステム、70 コントローラ、80 ブザー、90 メータディスプレイ、100 ナビディスプレイ

Claims (9)

  1. 運転者の運転行動を検出する運転行動検出手段と、
    自車両の走行経路を検出する経路検出手段と、
    前記運転行動と走行経路とを基に、運転者に特定行動を促す情報を提供する情報提供手段と、
    を備えることを特徴とする情報提供装置。
  2. 運転者の不安定度を推定する不安定度推定手段と、
    前記運転者の不安定度を基に、運転者が不安定な状態であるか否かを判定する不安定判定手段と、を備え、
    前記情報提供手段は、運転者が不安定な状態であると判定された場合に、運転者が不安定であると判定された要因に応じて、提供する情報の内容、および、情報提供のタイミングの少なくともいずれかを変化させることを特徴とする請求項1記載の情報提供装置。
  3. 前記情報提供手段は、休憩を取るための注意喚起情報、休憩所に関する情報、休憩所までの経路案内情報、運転を継続した場合の予測される結果に関する情報を提供し、運転者が不安定であると判定された要因に応じて、これらの情報の提供タイミングを異ならせることを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。
  4. 前記不安定度推定手段は、現在位置と、目的地までのマイルストーンとなる地点との相対関係に基づいて不安定度を推定し、
    前記情報提供手段は、前記マイルストーンとなる地点に関する情報を提供することを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。
  5. 前記不安定度推定手段は、運転者の前記運転行動から不安定度を推定し、
    前記情報提供手段は、不安定度の推定結果に関する情報を初期段階で提供することを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。
  6. 前記不安定度推定手段は、走行時間、あるいは、現在位置と目的地との相対関係に基づいて不安定度を推定し、
    前記情報提供手段は、次の休憩所の特徴に関する情報を初期段階で提供することを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。
  7. 前記運転行動における過去の負荷に基づく不安定度を記憶する不安定度記憶出手段を備え、
    前記情報提供手段は、過去の不安定度を示す情報と、前記特定行動を行う場合の主なメリットに加えた2次的なメリットとを併せて提供することを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。
  8. 前記特定行動は、運転の休憩であり、
    前記情報提供手段は、疲労回復に関する情報と休憩所の特徴に関する情報とを併せて提供することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  9. 前記情報提供手段は、全行程における運転の完了度合い、残りの行程および運転者の疲労状態に関する情報を併せて提供することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の情報提供装置。
JP2010072452A 2010-03-26 2010-03-26 情報提供装置 Pending JP2011204120A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010072452A JP2011204120A (ja) 2010-03-26 2010-03-26 情報提供装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010072452A JP2011204120A (ja) 2010-03-26 2010-03-26 情報提供装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011204120A true JP2011204120A (ja) 2011-10-13

Family

ID=44880682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010072452A Pending JP2011204120A (ja) 2010-03-26 2010-03-26 情報提供装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011204120A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013109447A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Mitsubishi Motors Corp 運転支援装置
WO2013190754A1 (ja) * 2012-06-20 2013-12-27 日産自動車株式会社 車両用情報提供装置
WO2013190753A1 (ja) * 2012-06-20 2013-12-27 日産自動車株式会社 運転状態推定装置
JP2017142750A (ja) * 2016-02-12 2017-08-17 本田技研工業株式会社 車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラム
WO2021010530A1 (ko) * 2019-07-18 2021-01-21 엘지전자 주식회사 운전자 휴게 패턴에 따른 휴게 정보 제공 방법 및 이를 위한 장치
WO2022176136A1 (ja) 2021-02-18 2022-08-25 パイオニア株式会社 情報処理装置、出力制御方法及び出力制御プログラム

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08136271A (ja) * 1994-11-14 1996-05-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車載ナビゲーション装置
JPH11248469A (ja) * 1998-03-04 1999-09-17 Sanyo Electric Co Ltd ナビゲーション装置
JP2000193473A (ja) * 1998-12-25 2000-07-14 Aisin Aw Co Ltd ナビゲ―ション装置及び記憶媒体
JP2006177735A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Pioneer Electronic Corp ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、およびナビゲーションプログラム
JP2006214939A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Alpine Electronics Inc 車載用ナビゲーション装置
JP2007263903A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Pioneer Electronic Corp カーナビゲーション装置
JP2009146185A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Fujitsu Ten Ltd 疲労度判定装置
JP2009264796A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Clarion Co Ltd 情報表示装置及びその制御方法並びに制御プログラム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08136271A (ja) * 1994-11-14 1996-05-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車載ナビゲーション装置
JPH11248469A (ja) * 1998-03-04 1999-09-17 Sanyo Electric Co Ltd ナビゲーション装置
JP2000193473A (ja) * 1998-12-25 2000-07-14 Aisin Aw Co Ltd ナビゲ―ション装置及び記憶媒体
JP2006177735A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Pioneer Electronic Corp ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、およびナビゲーションプログラム
JP2006214939A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Alpine Electronics Inc 車載用ナビゲーション装置
JP2007263903A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Pioneer Electronic Corp カーナビゲーション装置
JP2009146185A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Fujitsu Ten Ltd 疲労度判定装置
JP2009264796A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Clarion Co Ltd 情報表示装置及びその制御方法並びに制御プログラム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013109447A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Mitsubishi Motors Corp 運転支援装置
WO2013190754A1 (ja) * 2012-06-20 2013-12-27 日産自動車株式会社 車両用情報提供装置
WO2013190753A1 (ja) * 2012-06-20 2013-12-27 日産自動車株式会社 運転状態推定装置
JPWO2013190753A1 (ja) * 2012-06-20 2016-02-08 日産自動車株式会社 運転状態推定装置
JPWO2013190754A1 (ja) * 2012-06-20 2016-02-08 日産自動車株式会社 車両用情報提供装置
JP2017142750A (ja) * 2016-02-12 2017-08-17 本田技研工業株式会社 車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラム
WO2021010530A1 (ko) * 2019-07-18 2021-01-21 엘지전자 주식회사 운전자 휴게 패턴에 따른 휴게 정보 제공 방법 및 이를 위한 장치
WO2022176136A1 (ja) 2021-02-18 2022-08-25 パイオニア株式会社 情報処理装置、出力制御方法及び出力制御プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4687698B2 (ja) 省燃費運転支援装置
JP4735346B2 (ja) 運転支援装置及び運転支援システム
JP5133137B2 (ja) 運転評価装置および運転評価方法
JP6703465B2 (ja) 運転支援装置、センタ装置
JP5203841B2 (ja) 運転アドバイス提供装置
JP2007141179A (ja) 車両の運転支援方法及び運転支援装置
JP2010231776A (ja) 運転支援装置
JP2008241309A (ja) 車両用サービス提示装置
JP2011204120A (ja) 情報提供装置
JP2007310729A (ja) 移動体用運転支援装置
JP2015032054A (ja) 運転支援装置、および運転支援方法
JP2007328612A (ja) 運転支援システムおよび運転支援方法
JP2007108926A (ja) 運転支援装置及びプログラム
JP5255945B2 (ja) 車両用運転評価装置
JP4978439B2 (ja) 車両用走行支援装置
JP2006277548A (ja) 車両用制御装置
JP5744818B2 (ja) 車両用運転支援装置
JP5591306B2 (ja) 車両用運転支援装置
US9528853B2 (en) Method and system for displaying a representation of a driving pattern of a vehicle
JP4661752B2 (ja) 燃費向上運転アドバイス装置
JP5503585B2 (ja) 車両用運転支援装置
JP2008117131A (ja) 車両用注意喚起装置
JP5494560B2 (ja) 先行車両発進報知装置
JP2014096014A (ja) 車両用運転支援装置
GB2459846A (en) Driver training

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140415

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140902