JP2014096014A - 車両用運転支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】次の交差点を信号機に従ってノンストップで通過する際に、ドライバが危険を感じることなく通過することができる車両用運転支援装置を提供する。
【解決手段】信号情報70と交差点Bまでの残距離Xとに基づいて、車両12が、交差点Bを信号機20の灯色に従ってノンストップで通過できる速度範囲の上限速度Vuを、安全マージンを考慮した走行シミュレーションモデル82sを用いて算出する。このため、交差点Bの手前の余裕を持った位置(X−ΔX)で信号機20の灯色が赤から青に変化することとなり、ドライバは危険を感じることなく信号機20に従って余裕を持って交差点Bをノンストップで通過することができる。
【選択図】図5

Description

この発明は、信号機が設置された交差点の上流地点で、車外(外部)から前記信号機の信号情報を受信し、受信した信号情報を利用して前記交差点を通行する車両用運転支援装置に関する。
従来から、路側ビーコンから送信される、車両の進行方向に設置されている信号機の位置及び信号機の色変化のパラメータの情報を受信し、該情報に基づき、前記車両が、次の信号機を含めた複数の信号機の青色点灯時間帯で各信号機を通過することができる速度範囲(最低速度と最高速度)を演算し、表示器上に表示してドライバに知らせる路側通信受信装置及び路側通信システムが提案されている(特許文献1の[0008]、[0011]、及び図1、特許文献2の[0008]、[0012]、及び図1)。
特開平5−128399号公報 特開平5−128400号公報
しかしながら、上記従来技術に係る路側通信受信装置及び路側通信システムでは、ドライバ(運転者)が通過速度範囲の最高速度で車両を走行させた場合には、信号機の灯色の赤から青への変化時点が、前記車両が当該信号機の停止位置に到達したときになってしまうので、ドライバは危険(いわゆる赤信号での交差点への進入のおそれ)を感じて、前記信号機の手前でブレーキペダルを踏んでしまい、通過支援の効果が希釈されてしまうという不都合がある。
この発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、次の交差点を信号機に従ってノンストップで通過する際に、ドライバが危険を感じることなく通過することを可能とする車両用運転支援装置を提供することを目的とする。
この発明は、車両に搭載される車両用運転支援装置において、交差点に設置された信号機の灯色の遷移、及び、各前記灯色の点灯時間を含む信号情報を受信する受信部と、自車両の位置から前記交差点までの距離を示す残距離を算出する残距離算出部と、前記信号情報と前記残距離とに基づいて、前記交差点を前記信号機の灯色に従ってノンストップで通過できる上限速度と下限速度とを算出することで、前記交差点を前記信号機の灯色に従ってノンストップで通過できる速度範囲を示す通過速度範囲を算出する通過速度範囲算出部と、前記通過速度範囲に基づき、ドライバに対する運転支援情報を出力する運転支援情報出力部と、を備え、前記通過速度範囲算出部は、安全マージンを考慮した走行シミュレーションモデルを用いて前記上限速度を算出することを特徴とする。
この発明によれば、通過速度範囲算出部は、次の交差点に向かって走行する走行速度の上限速度に関し、安全マージンを考慮した走行シミュレーションモデルを用いて前記上限速度を算出するようにしたので、ドライバは危険を感じることなく信号機の灯色に従って余裕を持って交差点をノンストップで通過することができる。
この場合、前記安全マージンを考慮した走行シミュレーションモデルは、前記交差点の停止位置に対して所定距離手前で信号機の灯色が、前記車両が前記交差点を進むことができない色から前記車両が前記交差点を進むことができる色に変化するモデルとすることが好ましい。
実際上、前記所定距離は、フットブレーキによる減速で前記交差点の停止位置又はその手前の位置で停止することが可能な距離にすればよい。
この発明によれば、信号情報と交差点までの残距離とに基づいて、車両が、前記交差点を信号機の灯色に従ってノンストップで通過できる速度範囲の上限速度を、安全マージンを考慮した走行シミュレーションモデルを用いて算出するようにしたので、ドライバは危険を感じることなく前記信号機に従って余裕を持って前記交差点をノンストップで通過することができるという効果が達成される。
結果として、この発明に係る車両用運転支援装置の商品性を向上させることができる。
この実施形態に係る車両用運転支援装置が搭載された車両が走行する道路に関するインフラが整備された車両運転支援システムの概略構成図である。 車両に搭載された、この実施形態に係る車両用運転支援装置の構成を示すブロック図である。 この実施形態に係る車両用運転支援装置の動作説明に供されるフローチャートである。 路車間通信により得られた信号情報の例を示す説明図である。 青信号内での通過速度範囲の算出例に供される説明図である。 図6Aは、横軸が位置軸で縦軸が速度軸での安全マージンを考慮した上限速度での走行シミュレーションモデル図、図6Bは、横軸が時間軸で縦軸が速度軸での図6Aと等価な安全マージンを考慮した上限速度での走行シミュレーションモデル図である。 図7Aは、横軸が位置軸で縦軸が速度軸での下限速度での走行シミュレーションモデル図、図7Bは、横軸が時間軸で縦軸が速度軸での図7Aと等価な下限速度での走行シミュレーションモデル図である。 青信号で信号機を通過する際の運転支援表示例を示す説明図である。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、この実施形態に係る車両用運転支援装置10が搭載された車両(自車両ともいう。)12が走行する道路14に関するインフラが整備された車両運転支援システム16の概略構成図を示している。
この車両運転支援システム16は、道路14上の交差点B(地点Bともいう。)に設置された信号機20を制御する信号制御機22と、交差点Bから距離Xa[m]離れた上流地点A(設置地点A、光ビーコン受信地点A、受信地点A又は単に、地点Aともいう。)の路側に設置された光ビーコン送受信機24を制御する光ビーコン送受信制御機26と、前記信号制御機22と前記光ビーコン送受信制御機26との間に接続される情報中継判定装置28とを備えて構成される。
信号機20は、この実施形態では、車両12が交差点Bを通過することができる青色灯21b(緑色灯等も含む。)と、交差点Bの停止位置(停止線)Cで車両12が停止すること又は停止位置Cで安全に停止できないときは通過を促す黄色灯21y(琥珀色灯、オレンジ色灯等も含む。)と、車両12に交差点Bの停止位置Cから下流側に進むことを禁止する赤色灯21rと、を備える。
なお、青色灯21bが点灯している信号機20を青信号、黄色灯21yが点灯している信号機20を黄信号、赤色灯21rが点灯している信号機20を赤信号ともいう。
信号制御機22は、その時点で確定している信号情報70(後述する図4参照)に基づき信号機20の灯色の遷移と、各灯色の残秒数とを管理制御し、信号機20を駆動する。
なお、各灯色の残秒数は、点灯していないときには予定秒数(点灯を開始する前の残秒数)に等しく、点灯を開始すると前記予定秒数から時々刻々減少し、点灯が終了するとゼロ値になり、次にまた点灯を開始すると前記予定秒数から時々刻々減少する値を採る。
この実施形態において、灯色の点灯は、第1灯色(現在の灯色)、第2灯色(次の灯色)、第3灯色(その次の灯色)、前記第1灯色、前記第2灯色、前記第3灯色……の順でサイクリックに遷移する。また、この実施形態では、各灯色は、点灯を開始すると残秒数が予定秒数から減少し(ダウン計時され)、残秒数がゼロ値になると次の灯色が点灯するようになっている。
前記信号情報70は、正確な残秒数を計時するために、前記予定秒数に比較して極めて短い時間毎に更新されている。
情報中継判定装置28は、信号制御機22から前記信号情報70を受け取り、光ビーコン送受信制御機26に前記信号情報70を送る。
光ビーコン送受信制御機26により光ビーコン送受信機24が駆動され、駆動された光ビーコン送受信機24は、交差点Bの上流地点である地点Aにて、通行する(走行している)車両12に対して光信号Lで前記信号情報70を送信する。
図2は、車両12に搭載された、この実施形態に係る車両用運転支援装置10の構成を示している。
車両用運転支援装置10は、運転支援ECU50(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)を有し、この運転支援ECU50に対して、光ビーコン送受信機52と、ナビゲーション装置54と、車速センサ56等が接続され、運転支援ECU50は、これら接続装置からの信号を処理して、処理結果をカラーディスプレイ等の表示部60及びスピーカ等の音出力部59に出力する。
運転支援ECU50は、マイクロコンピュータを含む計算機であり、CPU(中央処理装置)、メモリであるROM(EEPROMも含む。)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、その他、A/D変換器、D/A変換器等の入出力装置、計時部としてのタイマ等を有しており、CPUがROMに記録されているプログラムを読み出し実行することで各種機能実現部(機能実現手段)、例えば制御部、演算部、及び処理部等として機能する。
具体的に、この実施形態において、運転支援ECU50は、図2に示すように、残距離算出部61、加速度算出部62、通過速度範囲算出部63、通過可否判定部64、停止距離算出部65、距離比較部66、減速推奨部67、加速抑制推奨部68、及び音出力部59からの音出力と表示部60上の表示出力を制御する表示制御部69(運転支援情報出力部)等として機能する。
次に、基本的には以上のように構成される車両用運転支援装置10の動作について、図3に示すフローチャートに基づいて詳しく説明する。なお、フローチャートに係るプログラムの実行主体は、運転支援ECU50である。
ステップS1にて、道路14を走行している車両12が光ビーコン送受信機24の設置地点Aを通過する際、その地点Aで、外部路側機である光ビーコン送受信機24から道路14の下流の地点Bに設置されている信号機20の前記信号情報70が光信号Lとして車両12の光ビーコン送受信機52により受信され(ステップS1:YES)、光ビーコン送受信機52を通じて運転支援ECU50に出力され、該運転支援ECU50が取得する(信号情報の取得)。
なお、ステップS1の判定は、路車間通信受信が肯定的(ステップS1:YES)となるまで、否定的な判定(ステップS1:NO)が繰り返される。
図4は、ステップS1の路車間通信により得られた情報の例を示しており、運転支援ECU50に入力され一時的に図示しないメモリに記憶された信号情報70の構成例を示している。信号情報70には、信号情報として、灯色の遷移{第1灯色(現在点灯している灯色:現在の灯色ともいう。)、第2灯色(次に点灯予定の灯色:次の灯色ともいう。)、第3灯色(その次に点灯予定の灯色:その次の灯色ともいう。)}と、各灯色(色)と、第1、第2及び第3灯色の各残秒数が含まれている。
また、この実施形態において、信号情報70には、上流の地点Aから信号機20が設置されている交差点Bの停止位置Cまでの距離Xaが道路情報として含まれている。距離Xaは、運転支援ECU50がナビゲーション装置54から現在地情報と地図情報を得て算出してもよい。
さらに、信号情報70として道路14の法定の最高速度(以下、制限速度という。)Vlimitを取得している。制限速度Vlimitは、ナビゲーション装置54から得ることもできる。
現在の灯色である第1灯色の残秒数は、通常、予定秒数より少ない値になっている点に留意する。つまり、通常、車両12が地点Aを通過するより前に第1灯色が点灯を開始しているからであり、地点Aを通過するときに第1灯色が点灯を開始したときにのみ、残秒数=予定秒数になるからである。
次いで、信号情報70を取得したとき、及びきわめて短い所定時間(処理周期)毎に、ステップS2にて、残距離算出部61は、信号情報70の受信時点Aからの経過時間と、受信地点Aからの走行距離を算出し、各灯色の残秒数及び停止位置Cまでの残距離X(残距離:X=Xa−走行距離)を更新する。
ここで、前記走行距離は、車速センサ56から取得される車両12の速度(車両速度、車速)vに前記経過時間をかけることで算出することができる。走行距離は、ナビゲーション装置54を利用して算出するようにしてもよい。
次に、ステップS3にて、通過速度範囲算出部63は、現在位置及び現在時刻に基づき、次の(直近の)信号機20の青色灯21bが点灯している予定時間(予定秒数)の間に、すなわち青信号で、次の交差点Bを通過できるか否かを判定するために、次の交差点Bを青信号で通過可能な安全マージンを考慮した通過速度範囲(通過可能速度範囲)Vrangel中の上限速度Vuを算出する。
この場合、次の交差点Bを青信号で通過可能な安全マージンを考慮した通過速度範囲Vrangel中の上限速度Vuは、例えば、図5に示すように、交差点Bの停止位置C(交差点位置)に対して所定距離ΔX手前(安全マージン)で信号機20の灯色が赤(進むことができない色)から青(進むことができる色)に変化するように決定すればよい。
つまり、所定距離ΔXの安全マージンを考慮した上限速度Vuで走行を続ければ、交差点Bの停止位置C(交差点位置)の所定距離ΔX(所定時間ΔT)手前の位置で次の信号機20の灯色が赤から青に変化するので、ドライバは危険を感じることなく余裕を持って青信号下にノンストップで交差点Bを通過することができる。
なお、図5において、参考のために二点鎖線で示した速度V1{V1=X/T1、T1:走行中の車両12の現在位置(0)での現在時刻(0)から現在の赤信号が終了するまでの時間(残秒数)。}は、安全マージンを考慮しない場合(安全マージン=0)の速度である。速度V1で走行した場合、交差点位置で信号機20の灯色が赤から青に変化する。
ここで、上限速度Vuの算出に係わる所定距離ΔXは、図6Aに示すように、通常のフットブレーキの操作による減速度(所定減速度)aで、上限速度Vuから速度vがゼロ値となるまでの距離に選択される。
図6A、図6Bは、安全マージンを考慮して上限速度Vuを算出するための走行シミュレーションモデル82sを示している。図6Aは、横軸が位置軸で縦軸が速度軸での走行シミュレーションモデル82s、図6Bは、横軸が時間軸で縦軸が速度軸での図6Aと等価な走行シミュレーションモデル82sを示している。
減速度aで上限速度Vuからゼロ値となるまでの時間は、図6Bに示すように、−Vu/aになる。
上限速度Vuは、走行シミュレーションモデル82sを用いて、次の(2)式のように決定することができる。
Vu=(X−ΔX)/T1 …(1)
ここで、ΔXは、−Vu/2aである。
これを、(1)式に代入すれば、
Vu={X+(Vu/2a)}/T1
Vuについて解けば、
Vu=aT1+√{(aT1)−2aX} …(2)
次いで、ステップS4において、通過可否判定部64は、次の交差点Bを青信号で通過可能な安全マージンを考慮した通過速度範囲Vrangel中の下限速度V2を算出する。
図7A、図7Bは、下限速度V2を算出するための走行シミュレーションモデル84sを示している。図7Aは、横軸が位置軸で縦軸が速度軸での走行シミュレーションモデル84s図、図7Bは、横軸が時間軸で縦軸が速度軸での図7Aと等価な走行シミュレーションモデル84s図を示している。
下限速度V2は、信号機20の灯色が青から黄(又は赤)に変わる前に交差点Bの停止位置C(交差点位置)に到達すればよい速度であるので、走行シミュレーションモデル84sを用いて、次の(3)式のように決定することができる。
V2=X/T2 …(3)
ここで、T2は、図5中、現在時刻から次の青信号が終了するまでの時間(次の黄信号が開始するまでの時間)に対応する{T2=(T1+(青信号の)予定秒数)}。
次いで、ステップS5にて、表示制御部69は、現在位置及び現在時刻において、図8に示すように、表示部60上に、交差点Bを信号機20の灯色(青色灯21b)に従ってノンストップで通過できる通過速度範囲Vrangel(図5中、交差点位置での下限速度V2から上限速度Vuの範囲)に対応する通過速度範囲VRb(運転支援情報)を表示する。
図8において、表示部60上に円弧形状の速度目盛72と指針74(インジケータ)とマルチインフォメーションディスプレイ80を備える速度計76が表示され、この速度計76に関連付けて円弧形状の速度計76の周囲に、上限速度Vuと下限速度V2との間の通過速度範囲VRbが青色系の色で表示される。
この図8例の表示では、現在の車速vを示す速度計76の指針74が通過速度範囲VRb内の速度を指しているので、ドライバは、例えばこの速度を守って走行することにより、交差点Bの手前の余裕を持った位置(少なくとも所定距離ΔXが確保される位置)で信号機20の灯色が赤から青に変わるので、ドライバは、危険を感じることなく、しかも速度vを維持して交差点Bを信号機20の灯色(青色灯21b)に従ってノンストップで通過することができる。
上記した実施形態において、安全マージンとしての所定距離ΔXは、図6A及び図6Bに示した走行シミュレーションモデル82sに沿って算出しているが、安全マージンとしての所定距離ΔXは、固定値としてもよい。例えば、一般道路での最高速度である60[km/h]の制限速度Vlimitからフットブレーキで停止することが可能な距離としてもよい。
この場合、ΔXは、−Vlimit/2aになる。従って、(1)式に代入すれば、上限速度Vuは、次の(4)式のように決定できる。
Vu=(X−ΔX)/T1
={X+(Vlimit/2a)}/T1 …(4)
[実施形態のまとめ]
以上説明したように、車両12に搭載されたこの実施形態に係る車両用運転支援装置10は、交差点Bに設置された信号機20の灯色の遷移、及び各前記灯色の点灯時間を含む信号情報70を車外の光ビーコン送受信機24から受信する受信部としての光ビーコン送受信機52と、自車両12の位置から交差点Bまでの距離を示す残距離Xを算出する残距離算出部61と、前記信号情報70と前記残距離Xとに基づいて、交差点Bを信号機20の灯色に従ってノンストップで通過できる速度範囲を示す通過速度範囲Vrangelを算出する通過速度範囲算出部63と、通過速度範囲Vrangelに基づき、ドライバに対する運転支援情報を出力する運転支援情報出力部としての表示制御部69と、を備え、通過速度範囲算出部63は、安全マージン(ΔX、ΔT)を考慮した走行シミュレーションモデル82sを用いて上限速度Vuを算出することを特徴とする。
この実施形態によれば、通過速度範囲算出部63は、次の交差点Bに向かって走行する走行速度vの上限速度Vuに関し、安全マージンを考慮した走行シミュレーションモデル82sを用いて上限速度Vu{次の信号機20の灯色が、車両12が進むことができない色(赤)から進むことができる色(青)に変化するときにノンストップで交差点Bを通過できる速度}を算出するようにしたので、ドライバは危険を感じることなく信号機20の灯色に従って上限速度Vuまでのそのままの速度vで余裕を持って交差点Bをノンストップで通過することができる。
この場合、前記安全マージンを考慮した走行シミュレーションモデル82sは、交差点Bの停止位置Cに対して所定距離ΔX手前で信号機20の灯色が、車両12が交差点Bを進むことができない色から車両12が交差点Bを進むことができる色に変化するモデルとすることが好ましい。
実際上、所定距離ΔXは、上限速度Vuからフットブレーキによる減速で交差点Bの停止位置C又はその手前の位置で車両12が停止することが可能な距離にすればよい。ここで、所定距離ΔXは、固定値(固定距離)にしてもよい。
この実施形態によれば、信号情報70と交差点Bまでの残距離Xとに基づいて、車両12が、交差点Bを信号機20の灯色に従ってノンストップで通過できる速度範囲の上限速度Vuを、安全マージン(交差点Bの所定距離ΔX手前での赤信号から青信号への変化)を考慮した走行シミュレーションモデル82sを用いて算出するようにしたので、交差点Bの手前の余裕を持った位置(X−ΔX)で信号機20の灯色が赤から青に変化することとなり、従来技術のようにドライバが信号機20の手前でフットフレーキをかける(ブレーキを踏む)事態が未然に回避され、ドライバが危険を感じることなく信号機20に従って余裕を持って交差点Bをノンストップで通過できる。この結果、通過支援の効果を薄めることなく車両12を、交差点Bを青信号で通過させることができるという効果が達成される。
車両12の交差点Bのノンストップ通過を支援することで、結果として、この実施形態に係る車両用運転支援装置10の商品性を向上させることができる。
なお、この発明は、上述の実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…車両用運転支援装置 12…車両
20…信号機 24、52…光ビーコン送受信機
50…運転支援ECU 60…表示部
61…残距離算出部 62…加速度算出部
63…通過速度範囲算出部 64…通過可否判定部
65…停止距離算出部 66…距離比較部
67…減速推奨部 68…加速抑制推奨部
70…信号情報
80…マルチインフォメーションディスプレイ
A…上流地点(光ビーコン受信地点)
B…交差点

Claims (3)

  1. 車両に搭載される車両用運転支援装置において、
    交差点に設置された信号機の灯色の遷移、及び、各前記灯色の点灯時間を含む信号情報を受信する受信部と、
    自車両の位置から前記交差点までの距離を示す残距離を算出する残距離算出部と、
    前記信号情報と前記残距離とに基づいて、前記交差点を前記信号機の灯色に従ってノンストップで通過できる上限速度と下限速度とを算出することで、前記交差点を前記信号機の灯色に従ってノンストップで通過できる速度範囲を示す通過速度範囲を算出する通過速度範囲算出部と、
    前記通過速度範囲に基づき、ドライバに対する運転支援情報を出力する運転支援情報出力部と、を備え、
    前記通過速度範囲算出部は、
    安全マージンを考慮した走行シミュレーションモデルを用いて前記上限速度を算出する
    ことを特徴とする車両用運転支援装置。
  2. 請求項1に記載の車両用運転支援装置において、
    前記安全マージンを考慮した走行シミュレーションモデルは、前記交差点の停止位置に対して所定距離手前で信号機の灯色が、前記車両が前記交差点を進むことができない色から前記車両が前記交差点を進むことができる色に変化するモデルである
    ことを特徴とする車両用運転支援装置。
  3. 請求項2に記載の車両用運転支援装置において、
    前記所定距離は、フットブレーキによる減速で前記交差点の停止位置又はその手前の位置で停止することが可能な距離である
    ことを特徴とする車両用運転支援装置。
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