JP2011202867A - 給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】省エネルギー化を図ることが可能な給湯装置を得る。
【解決手段】給湯装置100の制御装置40は、所定期間の終了時刻における第1目標湯量及び開始時刻における第2目標湯量から所定時刻における貯湯槽30の第3目標湯量を設定する目標湯量設定手段41と、所定時刻における水位センサー31の検出湯量、所定時刻における第3目標湯量及び第1目標湯量に基づき、指標を算出する指標算出手段43と、指標に基づいて必要水量を算出する必要水量算出手段42と、必要水量、設定温度及び温度センサー5の検出水温に基づいて、ヒートポンプユニットの必要加熱能力を算出する必要加熱能力算出手段44と、必要加熱能力に基づいて圧縮機21の回転数を設定する回転数設定手段45とを備える。そして、所定の時間間隔毎に圧縮機21の回転数を設定し、圧縮機21を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、給湯装置に関し、特にヒートポンプユニットにより水を湯に沸き上げる給湯装置に関する。
従来、ヒートポンプユニットにより水を湯に沸き上げる給湯装置としては、例えば特許文献1に示すものがある。この給湯装置は、圧縮機、水を湯に沸き上げる水熱交換器、絞り装置及び蒸発器を備えた冷媒循環回路と、貯湯槽、循環ポンプ及び給湯用熱交換器を接続した給湯回路と、を有している。
この給湯装置は、運転が開始されると、循環ポンプが運転され、貯湯槽から水熱交換器に流入する入水温度が計測される。そして、貯湯槽への入水温度及び出湯目標温度(設定温度)等に基づき、圧縮機の運転周波数及び絞り装置の初期開度が決定され、圧縮機が駆動される。
圧縮機より吐出された高温高圧の過熱ガス冷媒は、水熱交換器に流入し、ここで循環ポンプから送られてきた水を加熱する。そして、凝縮液化した冷媒は、絞り装置で減圧されて蒸発器に流入し、ここで大気熱を吸熱して蒸発ガス化する。蒸発ガス化した冷媒は、圧縮機に吸入され、再び圧縮機から吐出される。一方、水熱交換器で加熱された水(湯)は、貯湯槽に流入して貯えられる。
特開昭60−164157号公報
しかしながら、このような従来の給湯装置は、貯湯槽への入水温度及び出湯目標温度(設定温度)等により、圧縮機の回転数が決定される。つまり、このような従来の給湯装置は、貯湯槽内の湯量に基づいて圧縮機の回転数が決定されていない。このため、従来の給湯装置は、目標湯量を下回った際、貯湯槽内の湯量にかかわらずある一定の回転数で圧縮機を駆動することとなる。このとき、圧縮機の回転数が低すぎると湯切れが発生してしまうため、圧縮機の回転数を湯切れが発生しない回転数(例えば最大回転数)に設定しなければならない。このため、従来の給湯装置は、必要以上の回転数で圧縮機を駆動させて湯を沸き上げる場合があり、給湯装置の効率が悪いという問題点があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、省エネルギー化を図ることが可能な給湯装置を得ることを目的とする。
本発明に係る給湯装置は、給湯に使用される水を給水する給水手段と、回転数を制御可能な圧縮機、水熱交換器、減圧装置及び蒸発器が配管接続された冷媒回路を備え、水熱交換器により給水手段から給水される水を湯に沸き上げるヒートポンプユニットと、ヒートポンプユニットで沸き上げられた湯を貯え、出湯に備える開放型の貯湯槽と、圧縮機の回転数を制御する制御装置と、貯湯槽に貯えられた湯量を検出する湯量検出装置と、水熱交換器に流入する水の温度を検出する温度検出装置と、を有する給湯装置において、
制御装置は、計時手段と、所定期間の終了時刻における貯湯槽の第1目標湯量、所定期間の開始時刻における貯湯槽の第2目標湯量、及び貯湯槽に供給する湯の設定温度を記憶する記憶手段と、第1目標湯量及び第2目標湯量から、所定期間内の所定時刻における貯湯槽の第3目標湯量を設定する目標湯量設定手段と、所定時刻における湯量検出装置の検出湯量、所定時刻における第3目標湯量、及び第1目標湯量に基づき、所定時刻における指標を算出する指標算出手段と、指標に基づき、所定時刻から所定期間の終了時刻までに貯湯槽の湯量を第1目標湯量とするために必要な単位時間あたりの沸き上げ量として、所定時刻における必要水量を算出する必要水量算出手段と、所定時刻における必要水量、設定温度、及び所定時刻における温度検出装置の検出水温に基づいて、所定時刻におけるヒートポンプユニットの必要加熱能力を算出する必要加熱能力算出手段と、所定時刻における必要加熱能力に基づいて、所定時刻における圧縮機の回転数を設定する回転数設定手段と、を備え、所定期間内において所定の時間間隔毎に所定時刻を設定し、当該所定時刻における設定回転数となるように圧縮機を制御するものである。
また、本発明に係る給湯装置は、給湯に使用される水を給水する給水手段と、回転数を制御可能な圧縮機、水熱交換器、減圧装置及び蒸発器が配管接続された冷媒回路を備え、水熱交換器により給水手段から給水される水を湯に沸き上げるヒートポンプユニットと、ヒートポンプユニットで沸き上げられた湯を貯え、出湯に備える開放型の貯湯槽と、圧縮機の回転数を制御する制御装置と、貯湯槽に貯えられた湯量を検出する湯量検出装置と、水熱交換器に流入する水の温度を検出する温度検出装置と、を有する給湯装置において、
制御装置は、計時手段と、所定期間の終了時刻における貯湯槽の目標湯量、及び貯湯槽に供給する湯の設定温度を記憶する記憶手段と、所定期間内の所定時刻における湯量検出装置の検出湯量及び目標湯量に基づいて、所定時刻から所定期間の終了時刻までに貯湯槽の湯量を目標湯量とするために必要な単位時間あたりの沸き上げ量として、所定時刻における必要水量を算出する必要水量算出手段と、所定時刻における必要水量、設定温度、及び所定時刻における温度検出装置の検出水温に基づいて、所定時刻におけるヒートポンプユニットの必要加熱能力を算出する必要加熱能力算出手段と、所定時刻における必要加熱能力に基づいて、所定時刻における圧縮機の回転数を設定する回転数設定手段と、を備え、所定期間内において所定の時間間隔毎に所定時刻を設定し、当該所定時刻における設定回転数となるように圧縮機を制御するものである。
本発明においては、貯湯槽内の実際の湯量及び目標湯量に基づいて、沸き上げ運転時において好適な圧縮機の回転数を設定する。そして、この圧縮機の回転数の設定を所定の時間間隔毎に行い、圧縮機を制御する。このため、好適な回転数で圧縮機を駆動させて湯を沸き上げることができ、給湯装置の省エネルギー化を図ることができる。
本発明の実施の形態に係る給湯装置の概略構成を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る給湯装置のブロック図である。 本発明の実施の形態に係る目標湯量の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る給湯装置の所定期間K2における目標湯量と実際の湯量との関係を示す説明図である。 図4に続く、所定期間K2における目標湯量と実際の湯量との関係を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る給湯装置の所定期間K1における目標湯量と実際の湯量との関係を示す説明図である。
実施の形態.
以下、本発明の実施の形態に係る給湯機を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る給湯装置の概略構成を示す概略構成図である。本実施の形態に係る給湯装置100は、ヒートポンプユニットにより水を湯に沸き上げるヒートポンプ給湯装置である。この給湯装置100は、開放型の貯湯槽30を備え、例えば昼間に使用する湯を、主に安価な夜間電力を利用して夜間に貯留しておくようになっている。また、給湯装置100は、受水槽10と、ヒートポンプユニット20と、貯湯槽30とを備えている。受水槽10とヒートポンプユニット20とは第1水配管1で接続され、ヒートポンプユニット20と貯湯槽30とは第2水配管2及び戻し配管3で接続されている。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
受水槽10は、給水手段として機能し、給湯に使用される水を第1水配管1を介してヒートポンプユニット20に給水するものである。この受水槽10は、例えば通気管等によって圧力が大気に開放され、タンク内部が大気圧と同程度になる開放型のタンクで構成するとよい。ヒートポンプユニット20は、回転数を制御可能な圧縮機21と、水熱交換器である放熱器22と、膨張弁等の減圧装置23と、蒸発器24とを冷媒配管で順次接続した冷媒回路が搭載されている。このヒートポンプユニット20は、冷媒回路を循環する冷媒と第1水配管1を流れる水とを放熱器22内で熱交換させ、この水を湯に沸き上げる。
このヒートポンプユニット20には、二酸化炭素(CO2 )冷媒を適用している。圧縮機21から吐出された高圧側のCO2 は、フロン系の冷媒と異なり、超臨界状態となるという特性を有している。すなわち、この超臨界状態のCO2 は、熱交換によって他の流体(ここでは、水)に熱を与えるときに、凝縮せず、超臨界状態のままであり、状態遷移による損失が少なく、水を高温の湯に沸き上がるヒートポンプユニット20に適している。したがって、ヒートポンプユニット20は、受水槽10から供給される水を90[℃]以上の高温にまで沸き上げて貯湯槽30に送り出すようになっている。
給湯装置100には、回転数を制御可能な給湯ポンプ51が設けられており、この給湯ポンプ51は、受水槽10に貯えられている水(給湯に使用される水)をヒートポンプユニット20に引き込み、又はヒートポンプユニット20で沸き上げられた湯を昇圧し、第2水配管2を介して貯湯槽30に送り出す機能を有している。また、給湯装置100には、弁開度(弁の開放時間)が制御可能な流量制御弁52が設けられており、この流量制御弁52は、開閉制御されることで第1水配管1及び第2水配管2を導通する水及び湯(以下、単に水又は湯と称する場合がある)の流量を調整できる機能を有している。
なお、流量制御弁52は、給湯ポンプ51の上流側又は下流側のいずれに配置されていてもよい。また、図1では、給湯ポンプ51及び流量制御弁52がヒートポンプユニット20の外側に搭載されている場合を例に示しているが、これに限定するものではなく、ヒートポンプユニット20内に搭載してもよい。
貯湯槽30は、ヒートポンプユニット20から供給された湯を貯えておくものである。この貯湯槽30は、通気管等によって圧力が大気に開放され、タンク内部が大気圧と同程度になる開放型のタンクで構成されている。また、貯湯槽30には、給湯管4が接続されており、貯えられている湯を外部(蛇口や浴槽)に供給する機能を有している。また、この給湯槽30には、給湯槽30内の湯量を検出する水位センサー31が設けられている。なお、本実施の形態では、湯量検出装置として水位センサーを用いているが、水位センサー以外のものを湯量検出装置として用いても勿論よい。例えば、貯湯槽30に流入する湯の量を検出する流量センサーと貯湯槽30から流出する湯の量を検出する流量センサーを湯量検出装置として用い、これら流量センサーの値から給湯槽30内の湯量を求めてもよい。さらに、貯湯槽30とヒートポンプユニット20とには戻し配管3が接続されており、この戻し配管3を介して貯湯槽30からヒートポンプユニット20へ湯を戻し、この湯をヒートポンプユニット20で再度沸き上げることができるようになっている。
また、給湯装置100には、マイクロコンピュータ等で構成された制御装置40が搭載されている。制御装置40は、給湯ポンプ51の回転数及び流量制御弁52の開度を制御し、受水槽10から貯湯槽30に至るまでの水及び湯の流量を最適に制御することができるようになっている。また、この制御装置40は、水位センサー31の検出値に基づいて圧縮機21の回転数を制御するため、目標湯量設定手段41、必要水量算出手段42、指標算出手段43、必要加熱能力算出手段44、回転数設定手段45、記憶手段46、及び計時手段であるタイマー47を備えている。
図2は、本発明の実施の形態に係る給湯装置のブロック図である。なお、この図2は、水位センサー31の検出値に基づいて圧縮機21の回転数を制御するために必要な構成を示している。
記憶手段46は、所定期間の開始時刻における目標湯量、所定期間の終了時刻における目標湯量、及び貯湯槽30へ供給する湯の設定温度等を記憶するものである。
目標湯量設定手段41は、所定期間内のある時刻(所定時刻)において貯湯槽に貯えて起きたい目標湯量を設定するものである。必要水量算出手段42は、所定時刻における必要水量(所定期間の終了時までに目標湯量を得るために必要な、単位時間あたりの沸き上げ湯量)を算出するものである。指標算出手段43は、所定時刻に水位センサー31で検出した貯湯槽30内の湯量、及び所定時刻における目標湯量に基づき、必要水量を算出する際の指標を算出するものである。
必要加熱能力算出手段44は、所定時刻における必要水量、設定温度及び所定時刻における温度センサー5の検出水温に基づいて、所定時刻におけるヒートポンプユニット20の必要加熱能力を算出するものである。回転数設定手段45は、所定時刻における必要加熱能力に基づいて、圧縮機21の回転数を設定するものである。そして、制御装置40は、所定の時間間隔毎に、回転数設定手段45が設定した回転数となるように圧縮機21の回転数を制御する。
なお、図1では制御装置40がヒートポンプユニット20内に搭載されている場合を例に示しているが、これに限定するものではなく、ヒートポンプユニット20の外側に搭載してもよい。
<沸き上げ運転時の圧縮機回転数制御>
つづいて、沸き上げ運転時における圧縮機21の回転数制御方法について説明する。本実施の形態に係る給湯装置100は、沸き上げ運転時に圧縮機21の回転数を好適な回転数に制御することで省エネルギー化を図っている。
また、本実施の形態では、図3に示すように、1日(時刻Yから時刻Y)を2つの所定期間K1,K2に分割している。所定期間K1(時刻Yから時刻X)は、電力料金の安価な夜間(貯湯槽30内の湯の使用量が少ない期間)である。所定期間K1は、安価な夜間電力で沸き上げ運転を行えるので、貯湯槽30内の目標湯量を大きくしている(目標湯量A)。所定期間K2は、所定期間K1(夜間)に比べて電力料金が高価な期間であり、所定期間K1よりも貯湯槽30内の湯の使用量が多い期間である。所定期間K2は、沸き上げ運転を行わない方が好ましいので、所定期間K1よりも貯湯槽30内の目標湯量を小さくしている(目標湯量Dから目標湯量C)。また、湯切れの発生を抑制するため、所定期間K2は、所定期間K2の開始時刻(時刻X)から終了時刻(時刻Y)にかけて、目標湯量が徐々に小さくなるようにしている。
このように、所定期間K1と所定期間K2では、好適な目標湯量や沸き上げ運転動作等が異なる。このため、本実施の形態では、所定期間K1及び所定期間K2のそれぞれにおいて、好適な圧縮機21の回転数制御方法を用いている。以下では、まず所定期間K2の沸き上げ運転時における圧縮機21の回転数制御方法について説明する。その後、所定期間K1の沸き上げ運転時における圧縮機21の回転数制御方法について説明する。
(所定期間K2における沸き上げ運転時の圧縮機回転数制御)
図4は、本発明の実施の形態に係る給湯装置の所定期間K2における目標湯量と実際の湯量との関係を示す説明図である。
所定期間K2では、湯切れを防止するために、貯湯槽30内の実際の湯量が目標湯量を下回らないように、沸き上げ運転を行う。そして、所定期間K2では、圧縮機21を好適な回転数に制御して沸き上げ運転を行うため、以下のように圧縮機21の回転数の設定を行っている。
目標湯量設定手段41は、所定期間K2の開始時刻Xにおける目標湯量D及び終了時刻Yにおける目標湯量Cに基づいて、現在の時刻Vにおける目標湯量Eを設定する。より具体的には、目標湯量設定手段41は、次式(1)により、現在の時刻Vにおける現在の目標湯量Eを設定する(算出する)。
現在の目標湯量E=開始時刻Xの目標湯量D+{(終了時刻Yの目標湯量C−開始時刻Xの目標湯量D)/(終了時刻Y−開始時刻X)}×(現在の時刻V−開始時刻X)・・・式(1)
指標算出手段43は、現在の時刻Vで水位センサー31が検出した貯湯槽30内の現在の湯量Jと、次式(2)とにより、必要水量を算出する際の指標Fを算出する。
指標F=(現在の湯量J−終了時刻Yの目標湯量C)/(現在の目標湯量E−終了時刻Yの目標湯量C)・・・式(2)
ここで、(現在の湯量J−終了時刻Yの目標湯量C)が図4のGとなる。また、(現在の目標湯量E−終了時刻Yの目標湯量C)が図4のHとなる。
必要水量算出手段42は、指標算出手段43によって算出された指標Fに基づき、現在の必要水量Qを算出する。指標Fから必要水量Qを算出する方法は、種々の方法が考えられる。例えば、指標Fが小さくなるにつれて必要水量Qが大きくなるように、指標Fと必要水量Qとを関連付けたテーブルを作成する。このテーブルを記憶手段46に記憶させておく。そして、必要水量算出手段42は、指標Fとこのテーブルを比較し、現在の必要水量Qを算出する。
必要加熱能力算出手段44は、現在の必要水量Q、貯湯槽30へ供給する湯の設定温度、及び現在の温度センサー5による検出水温(ヒートポンプユニット20の放熱器22に供給される水の温度)に基づいて、現在の必要加熱能力Pを算出する。具体的には、必要加熱能力算出手段44は、次式(3)により、現在の必要加熱能力Pを算出する。
現在の必要加熱能力P=現在の必要水量Q×(設定温度−現在の温度センサー5による検出水温)・・・式(3)
回転数設定手段45は、必要加熱能力算出手段44によって算出された現在の必要加熱能力Pに基づいて、圧縮機21の回転数を設定する。圧縮機21の回転数は、外気温度、貯湯槽30へ供給する湯の設定温度等に基づき、従来の方法で設定すればよい。
そして、図5に示すように、上記のような圧縮機21の回転数の設定を所定の時間間隔△Tごとに行う。制御装置40は、設定された回転数となるように、圧縮機21の回転数を逐次変更していく(制御する)。このように圧縮機21の回転数を制御することにより、必要以上に高い回転数で圧縮機21を駆動して沸き上げ運転を行うことを防止できる。したがって、給湯装置100の省エネルギー化を図ることができる。
(所定期間K1における沸き上げ運転時の圧縮機回転数制御)
図6は、本発明の実施の形態に係る給湯装置の所定期間K1における目標湯量と実際の湯量との関係を示す説明図である。
所定期間K1は、貯湯槽30内の目標湯量Aが大きく設定されている期間である。また、所定期間K1は、貯湯槽30内の湯の使用量が少ない期間である。このため、所定期間K1では、所定期間K1の終了時までに貯湯槽30内の湯量が目標湯量となるように、沸き上げ運転を行う。そして、所定期間K1では、圧縮機21を好適な回転数に制御して沸き上げ運転を行うため、以下のように圧縮機21の回転数の設定を行っている。
必要水量算出手段42は、水位センサー31で検出した貯湯槽30内の現在の湯量J、現在の時刻V、所定期間K1の終了時刻Xにおける目標湯量A、及び所定期間K1の終了時刻Xに基づき、現在の必要水量Q(所定期間K1の終了時刻Xまでに目標湯量Aを得るために必要な、単位時間あたりの沸き上げ湯量)を算出する。より具体的には、必要水量算出手段42は、次式(4)により、現在の必要水量Qを算出する。
現在の必要水量Q=(終了時刻Xの目標湯量A−現在の湯量J)/(終了時刻X−現在の時刻V)・・・式(4)
必要加熱能力算出手段44は、現在の必要水量Q、貯湯槽30へ供給する湯の設定温度、及び現在の温度センサー5による検出水温(ヒートポンプユニット20の放熱器22に供給される水の温度)に基づいて、現在の必要加熱能力Pを算出する。具体的には、必要加熱能力算出手段44は、上述の式(3)により、現在の必要加熱能力Pを算出する。
回転数設定手段45は、必要加熱能力算出手段44によって算出された現在の必要加熱能力Pに基づいて、圧縮機21の回転数を設定する。圧縮機21の回転数は、外気温度、貯湯槽30へ供給する湯の設定温度等に基づき、従来の方法で設定すればよい。
そして、上記のような圧縮機21の回転数の設定を所定の時間間隔△Tごとに行う。制御装置40は、設定された回転数となるように、圧縮機21の回転数を逐次変更していく(制御する)。このように圧縮機21の回転数を制御することにより、必要以上に高い回転数で圧縮機21を駆動して沸き上げ運転を行うことを防止できる。したがって、給湯装置100の省エネルギー化を図ることができる。
なお、本実施の形態ではヒートポンプユニット20に二酸化炭素(CO2 )冷媒を適用しているが、ヒートポンプユニット20にその他の冷媒を用いても勿論よい。例えば、ヒートポンプユニット20にフロン系冷媒を適用した場合であっても、前記制御装置40を備えることにより、同様の省エネルギー化が図れる。
また、本発明の実施の形態に係る給湯装置100は、受水槽10から供給された水をヒートポンプユニット20で沸き上げた後に貯湯槽30へ供給しているが、貯湯槽30に貯留されている水(又は湯)をヒートポンプユニット20で沸き上げて、貯湯槽30に再度貯留する構成としてもよい。つまり、戻し配管3を介して貯湯槽30からヒートポンプユニット20へ水(又は湯)を戻し、この水(又は湯)をヒートポンプユニット20で沸き上げ、貯湯槽30に再度貯留する構成としてもよい。
1 第1水配管、2 第2水配管、3 戻し配管、4 給湯管、5 温度センサー、10 受水槽、20 ヒートポンプユニット、21 圧縮機、22 放熱器、23 減圧装置、24 蒸発器、30 貯湯槽、31 水位センサー、40 制御装置、41 目標湯量設定手段、42 必要水量算出手段、43 指標算出手段、44 必要加熱能力算出手段、45 回転数設定手段、46 記憶手段、47 タイマー、51 給湯ポンプ、52 流量制御弁、100 給湯装置。

Claims (6)

  1. 給湯に使用される水を給水する給水手段と、
    回転数を制御可能な圧縮機、水熱交換器、減圧装置及び蒸発器が配管接続された冷媒回路を備え、前記水熱交換器により前記給水手段から給水される水を湯に沸き上げるヒートポンプユニットと、
    前記ヒートポンプユニットで沸き上げられた湯を貯え、出湯に備える開放型の貯湯槽と、
    前記圧縮機の回転数を制御する制御装置と、
    前記貯湯槽に貯えられた湯量を検出する湯量検出装置と、
    前記水熱交換器に流入する水の温度を検出する温度検出装置と、
    を有する給湯装置において、
    前記制御装置は、
    計時手段と、
    所定期間の終了時刻における前記貯湯槽の第1目標湯量、前記所定期間の開始時刻における前記貯湯槽の第2目標湯量、及び前記貯湯槽に供給する湯の設定温度を記憶する記憶手段と、
    前記第1目標湯量及び前記第2目標湯量から、前記所定期間内の所定時刻における前記貯湯槽の第3目標湯量を設定する目標湯量設定手段と、
    前記所定時刻における前記湯量検出装置の検出湯量、前記所定時刻における前記第3目標湯量、及び前記第1目標湯量に基づき、前記所定時刻における指標を算出する指標算出手段と、
    前記指標に基づき、前記所定時刻から前記所定期間の終了時刻までに前記貯湯槽の湯量を前記第1目標湯量とするために必要な単位時間あたりの沸き上げ量として、前記所定時刻における必要水量を算出する必要水量算出手段と、
    前記所定時刻における前記必要水量、前記設定温度、及び前記所定時刻における前記温度検出装置の検出水温に基づいて、前記所定時刻における前記ヒートポンプユニットの必要加熱能力を算出する必要加熱能力算出手段と、
    前記所定時刻における前記必要加熱能力に基づいて、前記所定時刻における前記圧縮機の回転数を設定する回転数設定手段と、
    を備え、
    前記所定期間内において所定の時間間隔毎に前記所定時刻を設定し、当該所定時刻における設定回転数となるように前記圧縮機を制御することを特徴とする給湯装置。
  2. 前記目標湯量設定手段は、
    「前記所定期間の終了時刻における前記第1目標湯量」から「前記所定期間の開始時刻における前記第2目標湯量」を減算した減算値を算出し、
    「当該減算値」を「前記所定期間の終了時刻から前記所定期間の開始時刻を減算した値」で除算した除算値を算出し、
    「当該除算値」に「前記所定時刻から前記所定期間の開始時刻を減算した値」を乗算した乗算値を算出し、
    「当該乗算値」に「前記所定期間の開始時刻における前記第2目標湯量」を加算して、前記所定時刻における前記第3目標湯量を設定することを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
  3. 前記指標算出手段は、
    「前記所定時刻における前記湯量検出装置の検出湯量から前記所定期間の終了時刻における前記第1目標湯量を減算した値」と「前記所定時刻における前記第3目標湯量から前記所定期間の終了時刻における前記第1目標湯量を減算した値」とに基づいて、前記所定時刻における指標を算出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の給湯装置。
  4. 給湯に使用される水を給水する給水手段と、
    回転数を制御可能な圧縮機、水熱交換器、減圧装置及び蒸発器が配管接続された冷媒回路を備え、前記水熱交換器により前記給水手段から給水される水を湯に沸き上げるヒートポンプユニットと、
    前記ヒートポンプユニットで沸き上げられた湯を貯え、出湯に備える開放型の貯湯槽と、
    前記圧縮機の回転数を制御する制御装置と、
    前記貯湯槽に貯えられた湯量を検出する湯量検出装置と、
    前記水熱交換器に流入する水の温度を検出する温度検出装置と、
    を有する給湯装置において、
    前記制御装置は、
    計時手段と、
    所定期間の終了時刻における前記貯湯槽の目標湯量、及び前記貯湯槽に供給する湯の設定温度を記憶する記憶手段と、
    前記所定期間内の所定時刻における前記湯量検出装置の検出湯量及び前記目標湯量に基づいて、前記所定時刻から前記所定期間の終了時刻までに前記貯湯槽の湯量を前記目標湯量とするために必要な単位時間あたりの沸き上げ量として、前記所定時刻における必要水量を算出する必要水量算出手段と、
    前記所定時刻における前記必要水量、前記設定温度、及び前記所定時刻における前記温度検出装置の検出水温に基づいて、前記所定時刻における前記ヒートポンプユニットの必要加熱能力を算出する必要加熱能力算出手段と、
    前記所定時刻における前記必要加熱能力に基づいて、前記所定時刻における前記圧縮機の回転数を設定する回転数設定手段と、
    を備え、
    前記所定期間内において所定の時間間隔毎に前記所定時刻を設定し、当該所定時刻における設定回転数となるように前記圧縮機を制御することを特徴とする給湯装置。
  5. 前記必要水量算出手段は、
    「前記所定期間の終了時刻における前記目標湯量」から「前記所定時刻における前記湯量検出装置の検出湯量」を減算した減算値を算出し、
    「当該減算値」を「前記所定期間の終了時刻から前記所定時刻を減算した値」で除算して、前記所定時刻における前記必要水量を算出することを特徴とする請求項4に記載の給湯装置。
  6. 前記必要加熱能力算出手段は、
    「前記設定温度」から「前記所定時刻における前記温度検出装置の検出水温」を減算した減算値を算出し、
    「当該減算値」に「前記所定時刻における前記必要水量」を乗算して、前記所定時刻における前記ヒートポンプユニットの必要加熱能力を算出することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の給湯装置。
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