JP2016080201A - 電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気熱交換器34の除霜性能を向上させる。
【解決手段】インバータECU40では、除霜タイマにより計測された除霜運転時間が10分以上になると、除霜運転を停止して、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値をインクリメントする(ステップ240)。空気熱交換器34に流れる冷媒温度が10℃以上になると、除霜運転を停止して、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値のデクリメントする(ステップ260)。(N+1)回目の除霜運転時の電動コンプレッサ30の目標回転数をN回目の除霜運転時に設定された増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値により決める。カウント値が大きくなるほど、除霜性能を向上させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子制御装置に関するものである。
従来、ヒートポンプ式給湯機において、圧縮機、水熱交換器、膨張機構、空気交換器を備える冷媒回路と、貯湯タンク、水ポンプ、水熱交換器を備える給湯回路とから構成され、圧縮機の運転周波数、外気温度、空気熱交換器温度等に基づいて空気熱交換器に除霜を必要とする着霜が生じているか否かを判定するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このものにおいては、圧縮機の運転周波数、外気温度、空気熱交換器温度等に基づいて、空気熱交換器に除霜を必要とする着霜が生じていると判定したときには、空気熱交換器に生じた霜を除くための除霜運転を開始する。
特開2014−66413号公報
上記特許文献1のヒートポンプ式給湯機では、圧縮機の運転周波数、外気温度、空気熱交換器の温度等に基づいて、空気熱交換器に除霜を必要とする着霜が生じていると判定したときには、除霜運転を開始する。この場合、通常想定される空気熱交換器の着霜量には有効だが、過度な着霜状態では、霜の融け残りが生じる恐れがある。例えば降雪、吹雪等の外乱により空気熱交換器に大量に霜が生成した状態では、霜の融け残りが生じて、空気熱交換器の熱交換性能が悪化するといった問題が生じる。
本発明は上記点に鑑みて、ヒートポンプ式の加熱装置に適用される電子制御装置において、除霜性能を向上させて、空気熱交換器に霜の溶け残りが生じないようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、空気熱交換器に流れる冷媒の温度を検出する温度センサ(53)の検出温度に基づいて、空気熱交換器を流れる冷媒の温度が第1温度以上であるか否かを判定する温度判定手段(S120)と、
空気熱交換器を流れる冷媒の温度が第1温度以上であると温度判定手段が判定したときには、熱媒体−冷媒熱交換器においてコンプレッサから吐出される高圧冷媒によって熱媒体を加熱する加熱運転を実行させる加熱運転実行手段(S100)と、
空気熱交換器を流れる冷媒の温度が第1温度未満であると温度判定手段が判定したとき、コンプレッサから吐出される高圧冷媒を空気熱交換器に供給して空気熱交換器に生成した霜を溶かす除霜運転を実行する除霜運転実行手段(S130)と、を備え、
除霜運転実行手段は、今回実行される除霜運転に先だって実行された除霜運転の状態に基づいて、今回の除霜運転にて空気熱交換器に生成した霜を溶かす除霜性能を制御することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、今回実行される除霜運転に先だって実行された除霜運転の状態に基づいて、今回の除霜運転において空気熱交換器に生成した霜を溶かす除霜性能を制御する。このため、除霜性能が向上して、空気熱交換器に霜の溶け残りが生じないようにすることができる。
なお、外気とは、室外の空気を意味する。熱媒体とは、熱を移動させるために用いられる流体である。ヒートポンプは、冷媒の圧縮、冷却、減圧、蒸発といった4つの工程を有し、低圧冷媒が吸熱し、高圧冷媒が放熱する冷凍サイクルである。
請求項15に記載の発明では、空気熱交換器に流れる冷媒の温度を検出する温度センサ(53)の検出温度に基づいて、空気熱交換器を流れる冷媒の温度が第1温度以上であるか否かを判定する温度判定手段(S120)と、
空気熱交換器を流れる冷媒の温度が第1温度以上であると温度判定手段が判定したときには、熱媒体−冷媒熱交換器においてコンプレッサから吐出される高圧冷媒によって熱媒体を加熱する加熱運転を実行させる加熱運転実行手段(S100)と、
空気熱交換器を流れる冷媒の温度が第1温度未満であると温度判定手段が判定したとき、コンプレッサから吐出される高圧冷媒を空気熱交換器に供給して空気熱交換器に生成した霜を溶かす除霜運転を実行する除霜運転実行手段(S130)と、
除霜運転の実行中に、空気熱交換器を流れる冷媒において霜が液体としての水に推移する温度を継続する推移時間を測定する測定手段(S410)と、
測定手段により測定される推移時間が長くなるほど、実行中の除霜運転において霜を溶かす除霜性能を高くする除霜性能向上手段(S500、S510、S520)と、を備えることを特徴とする。
請求項15に記載の発明によれば、推移時間が長くなるほど、実行中の除霜運転において除霜性能を高くする。このため、除霜性能が向上して、空気熱交換器に霜の溶け残りが生じないようにすることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態におけるヒートポンプ式給湯装置の全体構成を示す模式図である。 図1中のヒートポンプユニットの構成を示す模式図である。 図2のインバータECUの給湯制御処理を示すフローチャートである。 図3中の給湯制御処理の一部の処理の詳細を示すフローチャートである。 図2の空気熱交換器で霜が生成される様子を示す図である。 図2の電動コンプレッサの目標回転数と増速フラグカウンタAのカウント値の関係を示す図である。 図2の電動コンプレッサの目標回転数が増速フラグカウンタAのカウント値に連動して変化している状態を示す図である。 本発明の第2実施形態におけるインバータECUの給湯制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態におけるインバータECUのフラグカウンタ処理を示すフローチャートである。 第3実施形態における推移時間tと所定時間T1との関係を示す図である。 本発明の第4実施形態におけるインバータECUの回転数制御処理を示すフローチャートである。 第4実施形態における推移時間tと所定時間T1、T2、T3、T4との関係を示す図である。 第4実施形態における推移時間tと増速フラグカウンタBのカウント値との関係を示す図である。 第4実施形態における除霜運転時の電動コンプレッサの回転数を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1、図2に、本発明に係る電子制御装置が適用されるヒートポンプ式給湯装置1の第1実施形態を示す。
ヒートポンプ式給湯装置1は、図1に示すように、ヒートポンプユニット10、および貯湯タンクユニット20を備える。ヒートポンプユニット10は、貯湯タンクユニット20の缶体21との間で水を循環させつつ、この循環した水を加熱してお湯を生成する。貯湯タンクユニット20の缶体21は、お湯を貯めるためのタンクである。本実施形態では、缶体21内の温水は、給湯や暖房に用いられる。
具体的には、ヒートポンプユニット10は、図2に示すように、電動コンプレッサ30、水−冷媒熱交換器32、減圧弁33、空気熱交換器34、循環ポンプ35、および電動ファン36を備える。
電動コンプレッサ30は、水−冷媒熱交換器32、減圧弁33、および空気熱交換器34とともに、冷媒を循環させるヒートポンプを構成する。ヒートポンプは、冷媒の圧縮、冷却、減圧、蒸発(吸熱)といった4つの工程からなり、低圧冷媒が吸熱し、高圧冷媒が放熱する周知の蒸気圧縮式冷凍サイクルである。電動コンプレッサ30、水−冷媒熱交換器32、減圧弁33、および空気熱交換器34は、冷媒を循環させる冷媒配管11によって連結されている。本実施形態では、冷媒として、高圧圧力が臨界圧力以上(超臨界状態)となるCO2(二酸化炭素)を使用している。
電動コンプレッサ30は、電動モータと電動モータにより駆動される圧縮機構とから構成されて、冷媒を吸入・圧縮・吐出する圧縮機である。本実施形態では、電動コンプレッサ30は、電動モータの回転数に基づいて圧縮機構によって吸入・圧縮・吐出される冷媒容量を変化可能に構成されているものある。電動コンプレッサ30の回転数は、インバータECU40によって制御される。
水−冷媒熱交換器32は、電動コンプレッサ30から吐出される高温高圧冷媒により熱媒体としての水を加熱する熱交換器である。熱媒体は、水−冷媒熱交換器32から貯湯タンクユニット20の缶体21内に熱を移動させるための流体である。水−冷媒熱交換器32と貯湯タンクユニット20の缶体21との間は、水配管22で接続されている。循環ポンプ35は、水−冷媒熱交換器32と貯湯タンクユニット20との間で水配管22内の温水を循環させる電動ポンプである。
貯湯タンクユニット20の缶体21のうち水−冷媒熱交換器32から温水が供給される入口は、缶体21の天地方向上側に配置されている。貯湯タンクユニット20の缶体21のうち水−冷媒熱交換器32に向けて温水が排出される出口は、缶体21の天地方向下側に配置されている。
減圧弁33は、水−冷媒熱交換器32から流れる高温高圧冷媒を減圧・膨張する減圧弁である。減圧弁33は、水−冷媒熱交換器32の冷媒出口および空気熱交換器34の冷媒入口の間の冷媒流路の開度を電動アクチュエータで変化させる開度可変型の電動弁である。
空気熱交換器34は、減圧弁33から流れる低圧冷媒と電動ファン36から送風される外気との間の熱交換により低圧冷媒を蒸発させる熱交換器である。外気は、室外の空気のことである。
具体的には、空気熱交換器34は、入口タンク、出口タンク、複数本のチューブ、および複数の熱交換フィンから構成されている。入口タンクは、減圧弁33から流れる低圧冷媒を複数本のチューブのそれぞれに分配する。出口タンクは、複数本のチューブから排出される冷媒を回収して電動コンプレッサ30の冷媒入口側に供給する。複数本のチューブは、入口タンクおよび出口タンクの間で配列されている。複数本のチューブは、電動ファン36から送風される外気と低圧冷媒との間で熱交換させることにより、低圧冷媒が外気から吸熱して低圧冷媒を蒸発させるものである。複数の熱交換フィンは、複数本のチューブの外表面に装着されて、低圧冷媒および外気の間の熱交換を促進させる。
なお、本実施形態のヒートポンプユニット10および貯湯タンクユニット20は、住宅やビル等の建物の外側に配置されている。
次に、本実施形態のヒートポンプ式給湯装置1の電気的構成について図1、図2を参照して説明する。
インバータECU40は、ヒートポンプユニット10を構成するもので、マイクロコンピュータ、メモリ、カウンタ等から構成されている電子制御装置である。インバータECU40は、メモリに記憶されているコンピュータプログラムにしたがって、貯湯タンクユニット20の缶体21内の水を加熱する沸き上げ運転と、空気熱交換器34に生成した霜を溶かす除霜運転とを実施する制御処理を実行する。
インバータECU40は、給湯制御処理を実行する際に、貯湯ECU41との間の通信、および温度センサ53、54の検出値に基づいて、減圧弁33、循環ポンプ35、電動ファン36、および電動コンプレッサ30を制御する。貯湯ECU41は、マイクロコンピュータ、メモリ、カウンタ等から構成されている周知の電子制御装置であって、貯湯タンクユニット20内に配置されている。
貯湯ECU41は、リモコン50a、50bへの設定に応じて風呂桶への湯張りを実施したり、水温センサ51a、51b、51c、51d、51e、51f、51gの検出値に応じて、缶体21内の貯湯熱量を学習演算する制御処理を実行する。
リモコン50a、50bは、使用者から操作されて、給湯の設定温度や湯張りの指令を受け付けるリモートコントローラである。水温センサ51a、51b、51c、・・・51gは、缶体21内の水の温度を検出する温度センサである。水温センサ51a、51b、51c、・・・51gは、缶体21において天地方向に間隔を開けて並べられている。
温度センサ53は、空気熱交換器34内を流れる冷媒温度を検出する温度センサである。本実施形態の温度センサ53は、空気熱交換器34の冷媒出口に配置されて冷媒配管の外表面の温度を冷媒温度として検出する。温度センサ54は、外気の温度を検出する温度センサである。本実施形態の温度センサ54は、空気熱交換器34付近の外気温を検出する。
なお、本実施形態の水温センサ51a、51b、51c、・・・51g、および温度センサ53、54としては、例えば、サーミスタ等が用いられている。
次に、本実施形態の作動について説明する。図3はインバータECU40の給湯制御処理を示すフローチャートである。図4は図3中のステップ140、150の詳細を示すフローチャートである。インバータECU40は、商用電源が投入された状態で、図3のフローチャートにしたがってコンピュータプログラムを実行する。
まず、ステップ100において、沸き上げ運転を開始する。具体的には、電動コンプレッサ30を制御して電動コンプレッサ30の圧縮動作を開始させる。減圧弁33により冷媒流路の開度を所定開度に設定する。電動ファン36による外気の送風を開始する。循環ポンプ35によって貯湯タンクユニット20の缶体21と水−冷媒熱交換器32との間の水の循環を開始させる。
まず、電動コンプレッサ30が空気熱交換器34の冷媒出口側から冷媒を吸入して圧縮して吐出する。この吐出された高温高圧冷媒は、矢印Y1の如く、水−冷媒熱交換器32に流れる。水−冷媒熱交換器32では、高温高圧冷媒は、缶体21の出口側から循環ポンプ35を通して流入する水に放熱して冷却される。この冷却された冷媒は、減圧弁33により減圧されて、空気熱交換器34に流れる。空気熱交換器34では、冷媒が電動ファン36から送風される外気から吸熱して蒸発する。この蒸発した冷媒は、電動コンプレッサ30の冷媒入口に吸入される。このように、冷媒が電動コンプレッサ30→水−冷媒熱交換器32→減圧弁33→空気熱交換器34→電動コンプレッサ30の順に循環する。
一方、水−冷媒熱交換器32において高温高圧冷媒により加熱されて生成された温水は、循環ポンプ35によって不勢されて、缶体21の入口側に流れる。これに伴い、缶体21の出口から缶体21内の水が循環ポンプ35を通して水−冷媒熱交換器32に流れる。このため、水−冷媒熱交換器32および缶体21の間で循環ポンプ35を通して水が循環する。
ここで、缶体21の入口は缶体21の上側に配置され、缶体21の出口は缶体21の下側に配置されている。このため、缶体21のうち上側に高温の温水が溜まり、缶体21のうち下側に低温の水が溜まる。そして、水−冷媒熱交換器32および缶体21の間で水が循環することにより、缶体21のうち高温の温水が占める比率が増える。これに伴い、缶体21のうち下側においても、低温の水に代えて高温の温水が増える。
次に、ステップ110において、貯湯ECU41との間の通信に基づいて、沸き上げ運転の終了の条件を満たしているか否かについて判定する。具体的には、水温センサ51a、51b、51c、51d、51e、51f、51gの検出値に基づいて缶体21内に貯えられる温水の熱量を算出し、この温水の熱量に基づいて缶体21内に貯えられる高温の温水の量が目標量以上であるか否かについて判定する。前記高温の温水とは、目標沸き上げ温度以上の温水を意味する。
缶体21内に貯えられる高温の温水の量が目標量未満であるとき、沸き上げ運転の終了の条件を満たしないとしてステップ110においてNOと判定する。これに伴い、温度センサ53の検出温度に基づいて空気熱交換器34に流れる冷媒温度が−10℃(すなわち、第1温度)以下であるか否かを判定する(ステップ120)。
このことにより、空気熱交換器34の通風口が霜34c(図5参照)で閉塞されているか否かを判定することになる。空気熱交換器34の通風口とは、空気熱交換器34のうち電動ファン36により送風される外気流れの上流側のことである。
このとき、空気熱交換器34に流れる冷媒温度が−10℃よりも大きいときには、空気熱交換器34の通風口が霜34cで閉塞されていないとして、ステップ120でNOと判定して、ステップ100に戻り、沸き上げ運転を継続する。
次に、ステップ110において、缶体21内に貯えられる高温の温水量が目標量未満であるときには、沸き上げ運転の終了の条件を満たしないとして、NOと判定する。
その後、缶体21内に貯えられる高温の温水量が目標量未満であり、さらに空気熱交換器34に流れる冷媒温度が−10℃よりも大きいときには、ステップ120のNO判定、ステップ100、およびステップ110のNO判定を繰り返して、沸き上げ運転の実行が継続される。
このため、水−冷媒熱交換器32および缶体21の間で水が循環し、かつ水−冷媒熱交換器32が冷媒によって水を加熱することにより、缶体21のうち高温の温水が占める比率が増える。これに伴い、缶体21のうち下側においても、低温の水に代えて高温の温水が増える。すなわち、缶体21のうち上側から下側に亘って、高温の温水が占めることになる。このため、缶体21内に貯えられる高温温水の量が目標量以上になる。したがって、ステップ110において、沸き上げ運転の終了の条件を満たしているとして、YESと判定する。このため、ステップ150において、沸き上げ運転を停止する。
一方、冬季において外気が低い場合には、空気熱交換器34にて冷媒が外気(大気)から吸熱する際に、空気熱交換器34の複数の熱交換フィン32aのうち隣り合う2つの熱交換フィン32a間の隙間には外気中の水分が付着して凍り、霜32cが生成される。この生成される霜32cが成長すると、空気熱交換器34の通風口が霜32cによって閉塞される。このため、空気熱交換器34において冷媒と外気との間の熱交換が妨げられる。図5中の符号32bは、水−冷媒熱交換器32を構成するチューブ(冷媒配管)である。
この場合、缶体21内に貯えられる高温の温水量が目標量に到達する前に、空気熱交換器34に流れる冷媒温度が−10℃未満になる。このため、ステップ110でNOと判定してから、ステップ120でYESと判定すると、ステップ130で、水−冷媒熱交換器32に生成した霜を溶かす除霜運転を開始する。
具体的には、電動ファン36および循環ポンプ35をそれぞれ停止し、かつ減圧弁33の開度を最大値に設定する。これに加えて、電動コンプレッサ30の目標回転数を通常除霜回転数に設定して、電動コンプレッサ30の回転数を通常除霜回転数に近づけるように電動コンプレッサ30を制御する。通常除霜回転数は、除霜運転時の電動コンプレッサ30の目標回転数の初期値であって、沸き上げ運転時の電動コンプレッサ30の回転数に比べて低い回転数である。
電動コンプレッサ30から吐出される高温高圧冷媒は、水−冷媒熱交換器32を通過して減圧弁33に流れる。水−冷媒熱交換器32を通過した高温高圧冷媒は、減圧弁33で減圧されずに、減圧弁33を通過して空気熱交換器34に流れる。このため、空気熱交換器34の複数のチューブや複数の熱交換フィンは、高温高圧冷媒によって加熱される。したがって、複数の熱交換フィンの表面に生成した霜が溶ける。
その後、ステップ140において、除霜運転を終了する条件を満たしているか否かを判定する。
具体的には、図4のステップ200において、除霜運転を継続して実行した時間を計測するための除霜タイマをスタートさせる。次に、除霜タイマにより計測された時間(以下、除霜運転時間という)が基準時間(例えば10分)以上であるか否かを判定する(ステップ210)。
除霜タイマにより計測された除霜運転時間が10分未満であるときには、ステップ210でNOと判定して、ステップ220において、温度センサ53の検出温度に基づいて空気熱交換器34に流れる冷媒温度が10℃(すなわち、第2温度)以上であるか否かを判定する。このことにより、空気熱交換器34の除霜が終了したか否かを判定する。つまり、空気熱交換器34に生成した霜が全て溶けたか否かを判定することになる。
一方、空気熱交換器34に流れる冷媒温度が10℃未満であるときには、空気熱交換器34に生成した霜が全て溶けていなく、空気熱交換器34に生成した霜の溶け残りが生じている可能性がある判定する。このため、空気熱交換器34の除霜が終了していないとして、ステップ220でNOと判定する。その後、除霜タイマにより計測された除霜運転時間が10分未満であり、かつ空気熱交換器34に流れる冷媒温度が10℃未満である状態が継続すると、ステップ210のNO判定、およびステップ220のNO判定を繰り返す。
その後、除霜運転では、空気熱交換器34に流れる冷媒温度が10℃未満である状態が継続して、除霜タイマにより計測された除霜運転時間が10分以上になると、ステップ210でYESと判定する。つまり、過度な霜が空気熱交換器34に生成されて、10分の間に亘って除霜運転を実行しても、空気熱交換器34に霜の溶解が完了していないことを判定する。
ここで、除霜運転を10分よりも長い時間継続させれば、空気熱交換器34に霜の溶解を完了させることができる。しかし、予め決められた時間内で缶体21の水の沸き上げを終了させてステップ110でYESと判定させることが必要である。そこで、本実施形態では、空気熱交換器34に霜の溶解が完了していない状態で、以下の如く、沸き上げ運転(ステップ100)を開始させる。
まず、ステップ230で、除霜運転を終了して除霜タイマをリセットする。その後、ステップ240において、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値を1つインリメントする。増速フラグカウンタAのカウント値は、次回の除霜運転時の電動コンプレッサ30の目標回転数を決めるための情報である。すなわち、増速フラグカウンタAのカウント値は、次回の除霜運転時の除霜運転時に空気熱交換器34の霜を溶かす除霜性能を決めるための情報である。その後、図3のステップ100において沸き上げ運転を開始して、次のステップ110に進む。このとき、缶体21内の高温の温水量が目標量未満であり、沸き上げ運転の終了の条件を満たしないとしてステップ110でNOと判定すると、次のステップ120に進む。このとき、空気熱交換器34に流れる冷媒温度が−10℃よりも大きいときには、ステップ120でNOと判定して、ステップ100に戻り、沸き上げ運転を継続する。
次に、ステップ110において、缶体21内の温水量が目標量未満であるときには、NOと判定する。その後、空気熱交換器34に流れる冷媒温度が−10℃未満であるときには、ステップ120でYES判定として、次のステップ130で除霜運転の実行を開始する。電動コンプレッサ30の回転数については、後述する。
次に、除霜タイマをスタートさせる(図4のステップ200参照)。次のステップ210において、除霜タイマにより計測された除霜運転時間が10分未満であるときには、NOと判定する。その後、空気熱交換器34に流れる冷媒温度が10℃以上になると、空気熱交換器34の除霜が終了したとして、ステップ220でYESと判定する。これに伴い、ステップ250で、電動コンプレッサ30の圧縮動作を停止して除霜運転を終了して除霜タイマをリセットする。その後、ステップ260において、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値を1つデクリメントする。
その後、図3のステップ100において沸き上げ運転を開始した後、ステップ110のNO判定、ステップ120のNO判定、およびステップ100を繰り返し実行する。次いで、空気熱交換器34に流れる冷媒温度が−10℃未満になるとステップ120でYESとする。これに伴い、ステップ130で除霜運転を開始する。電動コンプレッサ30の回転数については後述する。
次に、図4のステップ200において除霜タイマをスタートさせる。このとき、霜によって水−冷媒熱交換器32の通風口が閉塞されているときには、ステップ210のNO判定およびステップ220のNO判定を繰り返す。そして、除霜タイマにより計測された除霜運転時間が10分以上になると、ステップ210においてYESと判定する。これに伴い、ステップ230で、電動コンプレッサ30の圧縮動作を停止して除霜運転を終了して除霜タイマをリセットする。その後、ステップ240において、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値を1つインクリメントする。
このように、水−冷媒熱交換器32に過度な霜が生成されて霜によって水−冷媒熱交換器32の通風口が閉塞されているときには、ステップ110でYESと判定する前に、図6に示すように、沸き上げ運転(ステップ100)と除霜運転(ステップ130)とを交互に繰り返す。このため、除霜運転時間が10分以上であるとして、ステップ210においてYESと判定する毎に、増速フラグカウンタAのカウント値を1つインクリメントする(ステップ240)。
これにより、空気熱交換器34に過度な霜が生成されるほど、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値が大きくなる。つまり、空気熱交換器34に生成される霜の度合いが大きくなるほど、その履歴としてのカウント値を増速フラグカウンタAに記憶させることになる。このことにより、例えば、M(Mは整数)回目の除霜運転の前に実行された除霜運転時間に基づいて、M回目の除霜運転に先だって実行された除霜運転の状態を判定して、その判定結果を増速フラグカウンタAにカウント値として記憶させることができる。
次に、本実施形態の除霜運転時の電動コンプレッサ30の目標回転数について図6を参照して説明する。
まず、M回目の除霜運転時の電動コンプレッサ30の目標回転数は、(M−1)回目の除霜運転時に設定された増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値によって決められる。増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値が最小値としての零のときには、電動コンプレッサ30の目標回転数を通常除霜回転数に設定する。増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値が1のときには、通常除霜回転数に200(rpm)を足した過度除霜回転数を電動コンプレッサ30の目標回転数とする。増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値が2のときには、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値が1のときの電動コンプレッサ30の目標回転数(=通常除霜回転数+200)に200(rpm)を足した過度除霜回転数を電動コンプレッサ30の目標回転数とする。そして、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値が1つ増える毎に、電動コンプレッサ30の目標回転数(すなわち、過度除霜回転数)は、200(rpm)ずつ増大されることになる。そして、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値が最大値である5の場合には、電動コンプレッサ30の目標回転数は、(通常除霜回転数+1000)となる。このため、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値は、「零」から「5」迄の間で、大きくなるほど、電動コンプレッサ30の目標回転数が増加することになる。通常除霜回転数、および過度除霜回転数は、沸き上げ運転時の電動コンプレッサ30の目標回転数よりも低くなっている。
図7では、N回目の除霜運転時、(N+1)回目の除霜運転、(N+2)回目の除霜運転時、(N+3)回目の除霜運転時において、電動コンプレッサ30の目標回転数、および増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値を示す。
N回目の除霜運転時には、電動コンプレッサ30の目標回転数を通常除霜回転数に設定する。N回目の除霜運転では、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値を0から1に変更される。
(N+1)回目の除霜運転時の電動コンプレッサ30の目標回転数は、N回目の除霜運転時に設定された増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値「1」によって決められる。このため、(N+1)回目の除霜運転時の電動コンプレッサ30の目標回転数は、(通常除霜回転数+200)に設定される。(N+1)回目の除霜運転では、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値が1から2に変更される。このため、(N+2)回目の除霜運転時の電動コンプレッサ30の目標回転数は、(通常除霜回転数+400)に設定される。(N+2)回目の除霜運転では、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値が2から1に変更される。(N+3)回目の除霜運転時の電動コンプレッサ30の目標回転数は、(通常除霜回転数+200)に設定される。(N+3)回目の除霜運転によって、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値が1から0に変更される。
以上説明した本実施形態では、インバータECU40は、電動コンプレッサ30、水−冷媒熱交換器32、減圧弁33、および空気熱交換器34を備えるヒートポンプ式給湯装置1に適用される。貯湯ECU41は、空気熱交換器34を流れる冷媒の温度を検出する温度センサ53の検出温度に基づいて空気熱交換器34を流れる冷媒温度が−10℃未満であるか否かを判定するステップ120と、空気熱交換器34を流れる冷媒温度が−10℃以上であると判定したときには、水−冷媒熱交換器32において電動コンプレッサ30から吐出される高温高圧冷媒によって水を加熱する沸き上げ運転を実行させるステップ100とを備える。
インバータECU40は、空気熱交換器34を流れる冷媒温度が−10℃未満であると判定する毎に、電動コンプレッサ30から吐出される高温高圧冷媒を水−冷媒熱交換器32および減圧弁33を通して空気熱交換器34に供給して空気熱交換器34に生成した霜を溶かす除霜運転を実行するステップ130を備える。
インバータECU40は、除霜運転の実行毎に、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値を変更する。除霜タイマにより計測された除霜運転時間が10分以上になると、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値をインクリメントする(ステップ240)。空気熱交換器34に流れる冷媒温度が10℃以上になると、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値のデクリメントする(ステップ260)。(N+1)回目の除霜運転時の電動コンプレッサ30の目標回転数は、N回目の除霜運転時に設定された増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値によって決められる。これにより、電動コンプレッサ30から水−冷媒熱交換器32および減圧弁33を通して空気熱交換器34に供給される冷媒量をN回目の除霜運転以前の除霜運転の状態に基づいて決めることができる。このため、N回目の除霜運転以前の除霜運転の状態に基づいて、(N+1)回目の除霜運転における除霜性能が制御される。換言すれば、インバータECU40は、今回実行される除霜運転(すなわち、(N+1)回目の除霜運転)に先だって実行された除霜運転の状態に基づいて、今回の除霜運転(すなわち、(N+1)回目の除霜運転)にて空気熱交換器34に生成した霜を溶かす除霜性能を制御する。したがって、空気熱交換器34の除霜性能を向上させて、空気熱交換器34に霜の溶け残りが生じないようにすることができる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、除霜運転時間に応じて増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値の変更した例について説明したが、これに代えて、本第2実施形態では、沸き上げ運転の時間に応じて増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値の変更した例について説明する。
図8は本実施形態のインバータECU40の給湯制御処理を示すフローチャートである。図8のフローチャートは、図3フローチャートに、ステップ300、310、320を追加し、かつステップ140に代えてステップ140Aを備える。
図8において、ステップ300は、ステップ100、110の間に配置されて、沸き上げタイマの計測をスタートさせるステップである。沸き上げタイマは、沸き上げ運転が継続して実行される沸き上げ運転時間を計測するタイマである。ステップ310、320は、ステップ120のYES判定とステップ130との間に配置されている。ステップ310は、ステップ120のYESと判定されると、沸き上げタイマの計測をストップさせるステップである。ステップ320は、ステップ310の実行後に、沸き上げタイマにより測定された沸き上げ運転時間が所定時間Ta分以上であるか否かを判定するステップである。
このため、ステップ110でYESと判定する前に、除霜運転と沸き上げ運転が交互に繰り返された場合において、ステップ300、310は、沸き上げ運転の実行毎に、沸き上げ運転時間を計測することになる。
ここで、例えば、空気熱交換器34に霜が過度に生成されるほど、除霜運転時間は長くなり、N回目の除霜運転と(N+1)回目の除霜運転の間の沸き上げ運転の時間は短くなる。
そこで、本実施形態では、沸き上げタイマにより測定された沸き上げ運転時間が所定時間Ta分以上であるときには、ステップ320でYESと判定して、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値を1つデクリメントする(ステップ260)。沸き上げタイマにより測定された沸き上げ運転時間が所定時間Ta分未満であるときには、ステップ320でNOと判定して、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値を1つデクリメントする(ステップ240)。
このようにステップ260、或いはステップ240で増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値を変更する。これにより、沸き上げ運転の実行毎に除霜運転の状態を増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値として設定することができる。
その後、ステップ130で除霜運転を開始して、次のステップ140Aでは、図4のステップ140の同様に、以下の(1)、(2)の判定結果によって、除霜運転の終了の条件を満たしているか否かを判定する。
(1)除霜タイマにより計測された除霜運転時間が10分以上であるか否かを判定する。(2)空気熱交換器34に流れる冷媒温度が10℃以上であるか否かを判定する。
除霜タイマにより計測された除霜運転時間が10分以上であるときには、除霜運転の終了の条件を満たしているとしてステップ140AでYESと判定する。空気熱交換器34に流れる冷媒温度が10℃以上であるときには、ステップ140AでYESと判定する。除霜タイマにより計測された除霜運転時間が10分未満であり、かつ空気熱交換器34に流れる冷媒温度が10℃未満であるときには、除霜運転の終了の条件を満たしていないとしてステップ140AでNOと判定して、ステップ100に戻る
その後、沸き上げ運転(ステップ100)と除霜運転(ステップ130)とを交互に繰り返して、沸き上げタイマにより測定された沸き上げ運転時間が所定時間Ta分以上であるとして、ステップ320でNOと判定する毎に、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値を1つデクリメントする(ステップ260)。
一方、沸き上げタイマにより測定された沸き上げ運転時間が所定時間Ta分未満であるとして、ステップ320でNOと判定する毎に、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値を1つインクリメントする(ステップ240)。
このように沸き上げ運転が継続して実行された実行時間に応じて、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値が変更されることになる。
これにより、(N+1)回目の除霜運転の前に実行された沸き上げ運転時間に基づいて、(N+1)回目の除霜運転に先だって実行された除霜運転の状態を判定して、その判定結果を増速フラグカウンタAにカウント値として記憶させることができる。
以上説明した本実施形態によれば、空気熱交換器34に霜が過度に生成されるほど、除霜運転時間は長くなり、沸き上げ運転の時間は短くなる。そこで、インバータECU40は、沸き上げ運転時間が所定時間Ta分未満であるか否か判定してその判定結果に応じて増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値を変更する。これにより、沸き上げ運転の実行毎に除霜運転の状態を増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値として設定することができる。
ここで、インバータECU40は、上記第1実施形態と同様、(N+1)回目の除霜運転時の電動コンプレッサ30の目標回転数を、N回目の除霜運転時に設定された増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値によって決める。このため、インバータECU40は、(N+1)回目の除霜運転時の電動コンプレッサ30の除霜性能を、N回目の除霜運転以前の除霜運転の状態に基づいて、制御することができる。したがって、空気熱交換器34の除霜性能を向上させて空気熱交換器34に霜の溶け残りが生じないようにすることができる。
(第3実施形態)
上記第1実施形態では、除霜運転時間に基づいて増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値を変更した例について説明したが、これに代えて、本第3実施形態では、空気熱交換器34に生成した霜が氷から液体としての水に状態変化する推移時間に基づいて増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値を変更した例について説明する。
図9は本実施形態のインバータECU40のフラグカウンタ処理を示すフローチャートである。当該フラグカウンタ処理は、除霜運転中に、並列的に実行される。
フラグカウンタ処理は、空気熱交換器34に生成した霜が氷から液体としての水に推移する時間に基づいて増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値をインクリメント/デクリメントする。そこで、本実施形態のインバータECU40は、図3、図4のフローチャートにおいて、図4のステップ240、260を削除したフローチャートにしたがって、給湯制御処理を実行する。つまり、本実施形態の給湯制御処理は、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値のインクリメント/デクリメントを実行しないだけで、それ以外は、上記第1本実施形態の給湯制御処理と同様である。
そこで、本実施形態では、給湯制御処理の説明を省略し、以下、フラグカウンタ処理について説明する。
まず、図9のステップ400では、温度センサ53の検出温度に基づいて、空気熱交換器34に流れる冷媒が零度である否かを判定する。零度は、空気熱交換器34に生成した霜が氷から液体としての水に変化する温度である。すなわち、ステップ400では、空気熱交換器34に生成した霜が氷から液体としての水に推移している状態であるか否かを判定することになる。
空気熱交換器34に流れる冷媒の温度が零度未満であるときにはステップ400でNOと判定して、再度、ステップ400に戻る。このため、空気熱交換器34に流れる冷媒の温度が零度未満である限り、ステップ400においてNO判定を繰り返す。
その後、空気熱交換器34に流れる冷媒の温度が零度になるとステップ400でYESと判定する。これに伴い、推移時間タイマをスタートさせる(ステップ410)。推移時間タイマは、空気熱交換器34に流れる冷媒の温度が継続的に零度になる推移時間tを計測するタイマである。
その後、ステップ420では、温度センサ53の検出温度に基づいて、空気熱交換器34に流れる冷媒の温度が零度であるか否かを判定する。このとき、空気熱交換器34に流れる冷媒の温度が零度であるときにはステップ420でYESと判定してステップ420に戻る。このため、空気熱交換器34に流れる冷媒の温度が零度である状態が継続されると、ステップ420のYES判定を繰り返す。
その後、空気熱交換器34に流れる冷媒の温度が零度よりも高くなると、ステップ420でNOと判定して、ステップ430において、推移時間タイマの計測をストップさせる。
ここで、空気熱交換器34に過度に霜が生成されるほど、空気熱交換器34に生成した霜を溶かすのに長い時間を要する。このため、空気熱交換器34に生成した霜が氷から液体としての水に推移する推移時間が長くなる。
そこで、ステップ440において、推移時間タイマによって計測された推移時間tが所定時間T1以上であるか否かを判定する(図10参照)。
ステップ440において、推移時間タイマにより計測された推移時間が所定時間T1以上であるときには、ステップ440でYESと判定して、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値を1つインクリメントする(ステップ240)。一方、推移時間タイマにより計測された推移時間が所定時間T1未満であるときには、ステップ440でNOと判定して、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値を1つデクリメントする(ステップ260)。
このように、ステップ260、或いはステップ240で増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値を変更する。これにより、除霜運転の実行毎に除霜運転の状態を増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値として設定することができる。すなわち、空気熱交換器34に生成された霜から液体としての水に推移する推移時間に基づいて、(N+1)回目の除霜運転に先だって実行された除霜運転の状態を判定する。
以上説明した本実施形態によれば、推移時間タイマにより計測された推移時間が所定時間T1以上であるか否かを判定し、この判定結果に応じて増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値を変更する。これにより、除霜運転の実行毎に除霜運転の状態を増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値として設定することができる。
ここで、インバータECU40は、上記第1実施形態と同様、(N+1)回目の除霜運転時の電動コンプレッサ30の目標回転数を、N回目の除霜運転によって設定された増速フラグカウンタAのカウント値によって決める。したがって、空気熱交換器34の除霜性能を向上させて、空気熱交換器34に霜の溶け残りが生じないようにすることができる。
(第4実施形態)
上記第1実施形態では、前回の除霜運転(N回目の除霜運転)時にカウントされた増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値に応じて、今回の除霜運転((N+1)回目の除霜運転)時の電動コンプレッサ30の目標回転数を変化させる例について説明したが、これに代えて、本第4実施形態では、除霜運転の実行中にて、空気熱交換器34に流れる冷媒の温度が継続的に零度となる推移時間に基づいて電動コンプレッサ30の目標回転数を変化させる例について説明する。
図11は、本実施形態のインバータECU40の回転数制御処理を示すフローチャートである。回転数制御処理は、給湯制御処理に対して並列に実行される。
回転数制御処理は、除霜運転の実行中に、空気熱交換器34に流れる冷媒の温度が継続的に零度となる推移時間に基づいて電動コンプレッサ30の回転数を制御する。本実施形態のインバータECU40は、図3、図4のフローチャートにおいて、図4のステップ240、260を削除したフローチャートにしたがって、給湯制御処理を実行する。すなわち、本実施形態の給湯制御処理は、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値のインクリメント/デクリメントを実行しないだけで、それ以外は、上記第1本実施形態の給湯制御処理と同様である。
そこで、本実施形態では、給湯制御処理の説明を省略し、以下、N回目の除霜運転に対して、インバータECU40が回転数制御処理を並列に実行した具体例について図11〜図14を参照して説明する。
まず、図11のステップ400において、温度センサ53の検出温度に基づいて、空気熱交換器34に流れる冷媒の温度が零度である否かを判定する。すなわち、空気熱交換器34に生成した霜が氷から液体としての水に推移している状態であるか否かを判定することになる。
空気熱交換器34に流れる冷媒の温度が零度未満であるときにはステップ400でNOと判定して、再度、ステップ400に戻る。このため、空気熱交換器34に流れる冷媒の温度が零度未満である限り、ステップ400においてNO判定を繰り返す。
その後、空気熱交換器34に流れる冷媒の温度が零度になるとステップ400でYESと判定する。これに伴い、推移時間タイマをスタートさせる(ステップ410)。推移時間タイマは、空気熱交換器34に流れる冷媒の温度が継続的に零度になる時間を計測するタイマである。
その後、ステップ420では、温度センサ53の検出温度に基づいて、空気熱交換器34に流れる冷媒の温度が零度である否かを判定する。このとき、空気熱交換器34に流れる冷媒の温度が零度であるときにはステップ420でYESと判定して、次のステップ440において、推移時間タイマにより測定された推移時間tが所定時間T1以上であるか否かを判定する。
推移時間タイマにより測定された推移時間tが所定時間T1未満であるときには、ステップ440でNOと判定してステップ420に戻る。このため、推移時間tが所定時間T1に到達する前では、ステップ440のNO判定、およびステップ420のYES判定を繰り返す。この場合、電動コンプレッサ30の目標回転数を通常除霜回転数とする。
その後、推移時間tが所定時間T1以上になると、ステップ440においてYESと判定する。これに伴い、増速フラグカウンタBに記憶されるカウント値を零から1つインクリメントして1とする(図13、図14参照)。当該増速フラグカウンタBに記憶されるカウント値は、実行中の除霜運転の電動コンプレッサ30の目標回転数の指令値を示す。このため、増速フラグカウンタBに記憶されるカウント値をインクリメントすることに伴って、電動コンプレッサ30の目標回転数を上昇して、通常除霜回転数に200(rpm)を加算した回転数とする(ステップ500)。
次に、ステップ450では、温度センサ53の検出温度に基づいて、空気熱交換器34に流れる冷媒の温度が零度である否かを判定する。例えば、空気熱交換器34に生成した霜が溶けて液体としての水になると、空気熱交換器34に流れる冷媒の温度が零度から外れる。このため、ステップ450でNOと判定する。
一方、ステップ450では、空気熱交換器34に流れる冷媒の温度が零度であるとしてYESと判定した場合には、推移時間タイマにより測定された推移時間tが所定時間T2以上であるか否かを判定する。所定時間T2は、所定時間T1よりも長い時間に設定されている。
ここで、推移時間tが所定時間T2未満であるときには、ステップ441でNOと判定してステップ450に戻る。このため、空気熱交換器34に流れる冷媒の温度が零度であり、かつ推移時間tが所定時間T2に到達する前では、ステップ450のYES判定、およびステップ441のNO判定を繰り返す。
その後、推移時間tが所定時間T2以上になると、ステップ441においてYESと判定する。これに伴い、増速フラグカウンタBに記憶されるカウント値を1から1つインクリメントして2とする(図13、図14参照)。これに伴って、電動コンプレッサ30の目標回転数を上昇して、通常除霜回転数に400(rpm)を加算した回転数とする(ステップ510)。
次に、ステップ460では、温度センサ53の検出温度に基づいて、空気熱交換器34に流れる冷媒の温度が零度である否かを判定する。
このとき、空気熱交換器34に流れる冷媒の温度が零度であるとしてYESと判定した場合には、ステップ442において、推移時間タイマにより測定された推移時間tが所定時間T3以上であるか否かを判定する。所定時間T3は、所定時間T2よりも長い時間に設定されている。
このとき、推移時間tが所定時間T3未満であるときには、ステップ442でNOと判定してステップ460に戻る。このため、空気熱交換器34に流れる冷媒の温度が零度であり、かつ推移時間tが所定時間T3に到達する前では、ステップ460のYES判定、およびステップ442のNO判定を繰り返す。
その後、推移時間tが所定時間T3以上になると、ステップ442においてYESと判定する。これに伴い、増速フラグカウンタBに記憶されるカウント値を2から1つインクリメントして3とする(図13、図14参照)。これに伴って、電動コンプレッサ30の目標回転数を上昇して、通常除霜回転数に600(rpm)を加算した回転数とする(ステップ520)。
以上により、除霜運転の実行中において、推移時間tが長くなるについて、電動コンプレッサ30の目標回転数を段階的に上昇させる。このため、推移時間tが長くなるについて、電動コンプレッサ30の目標回転数に連動して実際の回転数を上昇させることになる。
その後、N回目の除霜運転が終了すると、増速フラグカウンタBに記憶されるカウント値は、リセットさせる。このため、(N+1)回目の除霜運転の実行開始時には、電動コンプレッサ30の目標回転数を通常除霜回転数とする。
以上説明した本実施形態によれば、推移時間tが長くなるほど、電動コンプレッサ30の目標回転数を上昇させる。このため、推移時間tが長くなるほど、電動コンプレッサ30から吐出される冷媒量を増大させることができる。したがって、推移時間tが長くなるほど、除霜性能を向上させることができる。これにより、実行中の除霜運転の状態を加味して除霜性能を制御することができる。よって、除霜性能を向上させて、空気熱交換器34に霜の溶け残りが生じないようにすることができる。
(他の実施形態)
上記第4実施形態では、除霜運転の実行中にて、空気熱交換器34に流れる冷媒の温度が継続的に零度となる推移時間tに基づいて除霜性能を変化させる例について説明したが、これに代えて、上記第1実施形態と上記第4実施形態とを組み合わせた制御処理により除霜性能を変化させるようにしてもよい。
すなわち、上記第1実施形態において、N回目の除霜運転によって設定された増速フラグカウンタAのカウント値に基づいて、(N+1)回目の除霜運転の電動コンプレッサ30の目標回転数の初期値を決める。そして、(N+1)回目の除霜運転の実行中に、増速フラグカウンタBのカウント値の変化に伴って、電動コンプレッサ30の目標回転数を初期値から段階的に変化させる。このように設定された目標回転数に電動コンプレッサ30の回転数を近づけるように、電動コンプレッサ30を制御する。これにより、(N+1)回目の除霜運転に先だって実行された除霜運転の状態と(N+1)回目の除霜運転の状態を加味して、除霜性能を制御することができる。
さらに、上記第2実施形態と上記第4実施形態とを組み合わせた制御処理により除霜性能を変化させるようにしてもよい。或いは、上記第3実施形態と上記第4実施形態とを組み合わせた制御処理により除霜性能を変化させるようにしてもよい。
上記第1〜第4の実施形態では、空気熱交換器34の冷媒出口側の冷媒温度を温度センサ53によって検出した例について説明したが、空気熱交換器34の冷媒入口側の冷媒温度を温度センサ53によって検出してもよい。或いは、空気熱交換器34の冷媒入口側および空気熱交換器34の冷媒出口側に温度センサ53をそれぞれ配置して、空気熱交換器34の冷媒入口側冷媒温度、および冷媒出口側の冷媒温度をそれぞれ検出してもよい。
この場合、冷媒入口側冷媒温度、および冷媒出口側の冷媒温度の双方の平均値をステップ120、140(図3、図8参照)、ステップ400、420(図9、図11参照)、ステップ450、460(図11参照)で用いてもよい。冷媒入口側冷媒温度、および冷媒出口側の冷媒温度のうちいずれか一方の冷媒温度を、ステップ120、140(図3、図8参照)、ステップ400、420(図9、図11参照)、ステップ450、460(図11参照)で用いてもよい。
また、空気熱交換器34を構成する入口タンク、出口タンク、および複数本のチューブのうちいずれかの外表面の温度を温度センサ53によって検出してもよい。
上記第1〜第4の実施形態では、空気熱交換器34に流れる冷媒温度が−10℃以下になると、沸き上げ運転を停止して除霜運転を開始する例について説明したが、これに限らず、空気熱交換器34に流れる冷媒温度と外気温との温度差が基準値(例えば、10℃)以上になると、沸き上げ運転を停止して除霜運転を開始するようにしてもよい。すなわち、空気熱交換器34に流れる冷媒温度と外気温との温度差が基準値以上であるか否かを判定することにより、除霜運転を開始させるべきか否かの判定を実施してもよい。
上記第1〜第4の実施形態では、除霜運転の実行時において、減圧弁33の冷媒流路の開度を最大値にした例について説明したが、これに代えて、沸き上げ運転時の減圧弁33の開度よりも大きい開度であれば、最大値以外の大きさの開度を、除霜運転の実行時における減圧弁33の開度としてもよい。
上記第1〜第4の実施形態では、電動コンプレッサ30の回転数を変化させることにより、除霜性能を変化させる例について説明したが、これに代えて、次の(A)、(B)のようにしてもよい。
(A)減圧弁33の冷媒流路の開度を変化させることにより、除霜性能を変化させてもよい。
すなわち、減圧弁33の冷媒流路の開度を大きくすると、電動コンプレッサ30から水−冷媒熱交換器32、および減圧弁33を通して空気熱交換器34に流れる高圧冷媒の流量が増大して、除霜性能を高くすることができる。
一方、減圧弁33の冷媒流路の開度を小さくすると、電動コンプレッサ30から水−冷媒熱交換器32、および減圧弁33を通して空気熱交換器34に流れる高圧冷媒の流量が減少して、除霜性能を低下させることができる。
(B)電動コンプレッサ30の回転数制御と減圧弁33の冷媒流路の開度制御とを両方とも実施して、除霜性能を変化させる。
例えば、減圧弁33の冷媒流路の開度を大きくし、かつ減圧弁33の開度を大きくすることにより、電動コンプレッサ30から空気熱交換器34に流れる高圧冷媒の流量を増大させることができる。これにより、除霜性能を高くすることができる。
一方、減圧弁33の冷媒流路の開度を小さくし、かつ減圧弁33の開度を小さくすることにより、電動コンプレッサ30から空気熱交換器34に流れる高圧冷媒の流量を減少させることができる。これにより、除霜性能を低下させることができる。
上記第1〜第4の実施形態では、除霜運転を停止させるか否かを決めるステップ210の判定において、予め決められた基準時間(10分)を用いた例について説明したが、これに代えて、学習処理等で変更した基準時間をステップ210の判定で用いてもよい。
上記第1〜第4の実施形態では、除霜運転の実行時にて、電動コンプレッサ30から吐出される高圧冷媒を水−冷媒熱交換器32および減圧弁33を通して空気熱交換器34に供給した例について説明したが、これに代えて、次のようにしてもよい。
(C) 水−冷媒熱交換器32および減圧弁33をバイパスして、電動コンプレッサ30の冷媒出口と空気熱交換器34の冷媒入口の間を接続するホットガスバイパス通路と、ホットガスバイパス通路を開閉する制御弁とを設ける。
沸き上げ運転時には、除霜運転の実行時にて、制御弁によってホットガスバイパス通路を閉じる。一方、除霜運転時には、制御弁によってホットガスバイパス通路を開けて、電動コンプレッサ30から吐出される高圧冷媒を制御弁およびホットガスバイパス通路を通して空気熱交換器34の冷媒入口に供給する。これにより、空気熱交換器34を加熱して霜を溶かすことができる。
(D) 水−冷媒熱交換器32および空気熱交換器34のうちいずれか一方の熱交換器を電動コンプレッサ30の冷媒出口に接続し、残りの熱交換器を電動コンプレッサ30の冷媒入口に接続する四方弁を設ける。
この場合、沸き上げ運転時には、四方弁によって、水−冷媒熱交換器32を電動コンプレッサ30の冷媒出口に接続し、空気熱交換器34を電動コンプレッサ30の冷媒入口に接続する。
一方、除霜運転時には、四方弁によって、空気熱交換器34を電動コンプレッサ30の冷媒出口に接続し、水−冷媒熱交換器32を電動コンプレッサ30の冷媒入口に接続する。このため、電動コンプレッサ30から吐出される冷媒は、図2中の矢印Y1と逆方向に流れる。このため、電動コンプレッサ30から吐出される高圧冷媒は、空気熱交換器34に供給される。
上記第1〜第4の実施形態では、本発明に係るヒートポンプ式加熱装置を、給湯および暖房に用いる温水を生成するためのヒートポンプ式給湯装置1とした例について説明したが、これに代えて、本発明に係るヒートポンプ式加熱装置を、暖房専用の温水を生成するための暖房専用のヒートポンプ式暖房装置としてもよい。
ここで、水−冷媒熱交換器32において、冷媒により加熱される熱媒体としては、水以外に、オイル、不凍液などを用いてよい。
上記第1〜第4の実施形態では、冷媒として二酸化炭素を用いた例について説明したが、これに代えて、冷媒として二酸化炭素以外の各種の冷媒(例えば、フロン)を用いてもよい。
上記第1実施形態では、ステップ210でYESと判定する毎に、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値をインクリメントし、かつステップ220でYESと判定する毎に、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値をデクリメントした例について説明したが、これに代えて、次のようにしてもよい。
すなわち、ステップ210でYESと判定する毎に、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値をデクリメントし、かつステップ220でYESと判定する毎に、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値をインクリメントする。
つまり、空気熱交換器34に過度な霜が生成されたと判定する毎に、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値をデクリメントする。この場、増速フラグカウンタAのカウント値が小さくなるほど、除霜性能を向上させて、増速フラグカウンタAのカウント値が大きくなるほど、除霜性能を低下させる。
同様に、上記第2、第3の実施形態において、空気熱交換器34に過度な霜が生成されたと判定する毎に、増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値をデクリメントしてもよい。
具体的には、上記第2実施形態において、図8中のステップ320でYESと判定する毎に増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値をインクリメントし、かつステップ320でNOと判定する毎に増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値をデクリメントする。
上記第3実施形態において、図9のステップ440でYESと判定する毎に増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値をデクリメントし、かつステップ440でNOと判定する毎に増速フラグカウンタAに記憶されるカウント値をインクリメントする。
上記第1〜第4の実施形態では、ヒートポンプ式給湯装置1に用いる電子制御装置として、インバータECU40および貯湯ECU41といった2つの電子制御装置を用いた例について説明したが、これに代えて、ヒートポンプ式給湯装置1に用いる電子制御装置として、1つの電子制御装置を用いてもよい。
上記第1〜第4の実施形態では、本発明のコンプレッサとして電動コンプレッサを用いる例について説明したが、これに代えて、本発明のコンプレッサとしてエンジン駆動型のコンプレッサを用いてもよい。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
以下、特許請求の範囲および上記各実施形態を構成する構成要素の間の対応関係について説明する。
温度判定手段がステップ120に対応し、加熱運転実行手段がステップ100に対応し、除霜運転実行手段がステップ130に対応し、ステップ210が第1除霜運転判定手段を構成し、ステップ220が第2除霜運転判定手段に対応し、インバータECU40が本発明の係るカウンタおよびメモリを構成し、ステップ320が加熱運転判定手段に対応し、ステップ410、430が測定手段を構成し、ステップ440が測定判定手段に対応し、ステップ240、260がカウント値変更手段を構成し、ステップ500、510、520が除霜性能向上手段を構成する。
1 ヒートポンプ式給湯装置(ヒートポンプ式加熱装置)
10 ヒートポンプユニット
20 貯湯タンクユニット
21 缶体
30 電動コンプレッサ
32 水−冷媒熱交換器(熱媒体−冷媒熱交換器)
33 減圧弁
34 空気熱交換器
35 循環ポンプ
36 電動ファン
40 インバータECU
41 貯湯ECU
53 温度センサ
54 温度センサ

Claims (15)

  1. 冷媒を圧縮して吐出するコンプレッサ(30)と、前記コンプレッサから吐出される高圧冷媒から熱媒体に放熱する熱媒体−冷媒熱交換器(32)と、前記熱媒体−冷媒熱交換器から流れる冷媒を減圧する減圧弁(33)と、前記減圧弁により減圧された低圧冷媒が外気から吸熱する空気熱交換器(34)とを備えるヒートポンプ式加熱装置に適用される電子制御装置であって、
    前記空気熱交換器に流れる冷媒の温度を検出する温度センサ(53)の検出温度に基づいて、前記空気熱交換器を流れる冷媒の温度が第1温度以上であるか否かを判定する温度判定手段(S120)と、
    前記空気熱交換器を流れる冷媒の温度が前記第1温度以上であると前記温度判定手段が判定したときには、前記熱媒体−冷媒熱交換器において前記コンプレッサから吐出される前記高圧冷媒によって熱媒体を加熱する加熱運転を実行させる加熱運転実行手段(S100)と、
    前記空気熱交換器を流れる冷媒の温度が前記第1温度未満であると前記温度判定手段が判定したとき、前記コンプレッサから吐出される前記高圧冷媒を前記空気熱交換器に供給して前記空気熱交換器に生成した霜を溶かす除霜運転を実行する除霜運転実行手段(S130)と、を備え、
    前記除霜運転実行手段は、今回実行される除霜運転に先だって実行された除霜運転の状態に基づいて、前記今回の除霜運転にて前記空気熱交換器に生成した霜を溶かす除霜性能を制御することを特徴とする電子制御装置。
  2. 前記除霜運転が継続して実行された実行時間が所定時間以上であるか否かを判定する第1除霜運転判定手段(S210)と、
    前記空気熱交換器を流れる冷媒の温度が前記第1温度以上である第2温度以上であるか否かを判定する第2除霜運転判定手段(S220)と、を備え、
    前記除霜運転の実行時間が所定時間以上であると前記第1除霜運転判定手段が判定したときには、前記除霜運転実行手段による前記除霜運転を停止して、前記加熱運転実行手段が前記加熱運転を開始し、
    前記空気熱交換器を流れる冷媒の温度が前記第2温度以上であると前記第2除霜運転判定手段が判定したとき、前記除霜運転実行手段による前記除霜運転を停止して、前記加熱運転実行手段が前記加熱運転を開始することを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 前記除霜運転実行手段は、前記今回の除霜運転に先だって実行された除霜運転が継続して実行された実行時間に基づいて、前記今回の除霜運転に先だって実行された除霜運転の状態を判定することを特徴とする請求項2に記載の電子制御装置。
  4. 前記除霜性能を決めるカウント値を記憶するカウンタ(40)と、
    前記除霜運転の実行時間が所定時間以上であると前記第1除霜運転判定手段が判定して前記除霜運転が停止する毎に、前記カウンタにより記憶されるカウント値をインクリメントし、前記空気熱交換器を流れる冷媒の温度が前記第2温度以上であると前記第2除霜運転判定手段が判定して前記除霜運転が停止する毎に、前記カウンタにより記憶されるカウント値をデクリメントさせるカウント値変更手段(S240、S260)と、を備え、
    前記除霜運転実行手段は、前記今回実行される除霜運転に先だって実行された除霜運転の状態に基づいて今回の除霜運転の除霜性能を制御するために、前記カウンタに記憶されるカウント値が大きいほど、前記今回の除霜運転の除霜性能を高くすることを特徴とする請求項2または3に記載の電子制御装置。
  5. 前記除霜性能を決めるカウント値を記憶するカウンタ(40)と、
    前記除霜運転の実行時間が所定時間以上であると前記第1除霜運転判定手段が判定して前記除霜運転が停止する毎に、前記カウンタにより記憶されるカウント値をデクリメントし、前記空気熱交換器を流れる冷媒の温度が前記第2温度以上であると前記第2除霜運転判定手段が判定して前記除霜運転が停止する毎に、前記カウンタにより記憶されるカウント値をインクリメントさせるカウント値変更手段(S240、S260)と、を備え、
    前記除霜運転実行手段は、前記今回実行される除霜運転に先だって実行された除霜運転の状態に基づいて今回の除霜運転の除霜性能を制御するために、前記カウンタに記憶されるカウント値が小さいほど、前記今回の除霜運転の除霜性能を高くすることを特徴とする請求項2または3に記載の電子制御装置。
  6. 情報を記憶するメモリ(40)を備え、
    前記所定時間は、前記情報として予め前記メモリに記憶されている時間であることを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1つに記載の電子制御装置。
  7. 前記除霜運転実行手段は、前記今回の除霜運転の前に前記加熱運転が継続して実行された実行時間に基づいて、前記今回の除霜運転に先だって実行された除霜運転の状態を判定することを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
  8. 前記加熱運転が継続して実行された実行時間が所定時間未満であるか否かを判定する加熱運転判定手段(S320)と、
    前記除霜性能を決めるカウント値を記憶するカウンタ(40)と、
    前記加熱運転の実行時間が所定時間未満であると前記加熱運転判定手段が判定する毎に、前記カウンタにより記憶されるカウント値をインクリメントし、前記加熱運転の実行時間が所定時間以上であると前記加熱運転判定手段が判定する毎に、前記カウンタにより記憶されるカウント値をデクリメントさせるカウント値変更手段(S240、S260)と、を備え、
    前記除霜運転実行手段は、前記今回実行される除霜運転に先だって実行された除霜運転の状態に基づいて今回の除霜運転の除霜性能を制御するために、前記カウンタに記憶されるカウント値が大きいほど、今回の除霜運転の除霜性能を高くすることを特徴とする請求項7に記載の電子制御装置。
  9. 前記加熱運転が継続して実行された実行時間が所定時間未満であるか否かを判定する加熱運転判定手段(S320)と、
    前記除霜性能を決めるカウント値を記憶するカウンタ(40)と、
    前記加熱運転の実行時間が所定時間未満であると前記加熱運転判定手段が判定する毎に、前記カウンタにより記憶されるカウント値をデクリメントし、前記加熱運転の実行時間が所定時間以上であると前記加熱運転判定手段が判定する毎に、前記カウンタにより記憶されるカウント値をインクリメントさせるカウント値変更手段(S240、S260)と、を備え、
    前記除霜運転実行手段は、前記今回実行される除霜運転に先だって実行された除霜運転の状態に基づいて今回の除霜運転の除霜性能を制御するために、前記カウンタに記憶されるカウント値が小さいほど、今回の除霜運転の除霜性能を高くすることを特徴とする請求項7に記載の電子制御装置。
  10. 前記除霜運転の実行中に、前記温度センサの検出温度に基づいて、前記空気熱交換器を流れる冷媒において前記霜が液体としての水に推移する温度を維持する推移時間を測定する測定手段(S410、S430)を備え、
    前記除霜運転実行手段は、前記測定手段によって測定された推移時間に基づいて、前記今回の除霜運転に先だって実行された除霜運転の状態を判定することを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
  11. 前記測定手段により測定される時間が所定時間以上であるか否かを判定する測定判定手段(S440)と、
    前記測定手段により測定される時間が所定時間以上であると前記測定判定手段が判定する毎に、前記カウンタにより記憶されるカウント値をインクリメントし、前記測定手段により測定される時間が所定時間未満であると前記測定判定手段が判定する毎に、カウンタにより記憶されるカウント値をデクリメントさせるカウント値変更手段(S240、S260)と、を備え、
    前記除霜運転実行手段は、前記今回実行される除霜運転に先だって実行された除霜運転の状態に基づいて今回の除霜運転の除霜性能を制御するために、前記カウンタにより記憶されるカウント値が大きいほど、前記今回の除霜運転の除霜性能を高くすることを特徴とする請求項10に記載の電子制御装置。
  12. 前記測定手段により測定される時間が所定時間以上であるか否かを判定する測定判定手段(S440)と、
    前記測定手段により測定される時間が所定時間以上であると前記測定判定手段が判定する毎に、前記カウンタにより記憶されるカウント値をデクリメントし、前記測定手段により測定される時間が所定時間未満であると前記測定判定手段が判定する毎に、カウンタにより記憶されるカウント値をインクリメントさせるカウント値変更手段(S240、S260)と、を備え、
    前記除霜運転実行手段は、前記今回実行される除霜運転に先だって実行された除霜運転の状態に基づいて今回の除霜運転の除霜性能を制御するために、前記カウンタにより記憶されるカウント値が小さいほど、前記今回の除霜運転の除霜性能を高くすることを特徴とする請求項10に記載の電子制御装置。
  13. 前記コンプレッサは、電動モータと前記電動モータにより駆動される圧縮機構とから構成されて、前記電動モータの回転数により前記圧縮機構によって吐出される冷媒容量を制御するものであり
    前記除霜運転実行手段は、前記電動モータの回転数により前記圧縮機構から吐出される冷媒容量を制御することにより、前記空気熱交換器の除霜性能を制御することを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1つに記載の電子制御装置。
  14. 前記減圧弁は、前記熱媒体−冷媒熱交換器の冷媒出口および前記空気熱交換器の冷媒入口の間の冷媒流路の開度を変化可能に構成されており、
    前記除霜運転実行手段は、前記減圧弁の開度を制御して前記減圧弁を通過して前記空気熱交換器に供給される冷媒の冷媒量を制御することにより、前記空気熱交換器の除霜性能を制御することを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1つに記載の電子制御装置。
  15. 冷媒を圧縮して吐出するコンプレッサ(30)と、前記コンプレッサから吐出される高圧冷媒から熱媒体に放熱する熱媒体−冷媒熱交換器(32)と、前記熱媒体−冷媒熱交換器から流れる冷媒を減圧する減圧弁(33)と、前記減圧弁により減圧された低圧冷媒が外気から吸熱する空気熱交換器(34)とを備えるヒートポンプ式加熱装置に適用される電子制御装置であって、
    前記空気熱交換器に流れる冷媒の温度を検出する温度センサ(53)の検出温度に基づいて、前記空気熱交換器を流れる冷媒の温度が第1温度以上であるか否かを判定する温度判定手段(S120)と、
    前記空気熱交換器を流れる冷媒の温度が第1温度以上であると前記温度判定手段が判定したときには、前記熱媒体−冷媒熱交換器において前記コンプレッサから吐出される前記高圧冷媒によって熱媒体を加熱する加熱運転を実行させる加熱運転実行手段(S100)と、
    前記空気熱交換器を流れる冷媒の温度が第1温度未満であると前記温度判定手段が判定したとき、前記コンプレッサから吐出される前記高圧冷媒を前記空気熱交換器に供給して前記空気熱交換器に生成した霜を溶かす除霜運転を実行する除霜運転実行手段(S130)と、
    前記除霜運転の実行中に、前記空気熱交換器を流れる冷媒において前記霜が液体としての水に推移する温度を継続する推移時間を測定する測定手段(S410)と、
    前記測定手段により測定される推移時間が長くなるほど、前記実行中の前記除霜運転において前記霜を溶かす除霜性能を高くする除霜性能向上手段(S500、S510、S520)と、
    を備えることを特徴とする電子制御装置。
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