JP2011201136A - 画像記録装置及び画像記録プログラム - Google Patents

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勲一 山下
Masatoshi Araki
雅俊 荒木
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Abstract

【課題】中間転写体を介して画像に応じたインクが付与された硬化性溶液層に照射する紫外線の照射エネルギーをインクの付与量に関係なく同一にした場合と比較して、中間転写体の劣化を抑制することができる。
【解決手段】画像記録装置101は、中間転写体ベルトを介して硬化性溶液層12Bに紫外線を照射するUV−LEDを複数含むUV−LEDアレイ18を備えている。そして、画像データを複数のUV−LEDの照射領域に対応して分割した分割画像毎に、インクの付与量を算出し、インクの付与量と紫外線の照射エネルギーとの対応関係から、算出したインクの付与量に応じた紫外線の照射エネルギーを分割画像毎に設定し、分割画像毎に設定された照射エネルギーの紫外線が、硬化性溶液層の分割画像に対応したインクが付与された領域に各々照射されるように、各UV−LEDを制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像記録装置及び画像記録プログラムに関する。
特許文献1には、記録媒体上に紫外線硬化インクを射出し着弾させる記録ヘッドと、記録媒体上に着弾した紫外線硬化インクを硬化定着させるための紫外線を出力する紫外線光源とを備えるインクジェットプリンタにおいて、前記記録媒体上に射出し着弾させるインクの色と、記録媒体上に着弾するインク1滴当たりの液滴量とのうち少なくとも何れかに応じて、前記記録媒体上への紫外線の照射条件を変更可能に構成されていることを特徴とするインクジェットプリンタが開示されている。
また、特許文献2には、水溶性溶媒中に少なくとも染料、顔料若しくはその両方の色材と、紫外線照射により硬化する水溶性モノマー及び光重合開始剤を含むインクを用いてインクジェット記録を行い、その後、紫外線照射することで記録媒体上にインクを硬化定着させる構成を持つインクジェット記録装置において、記録媒体や記録モードの違いに応じて紫外線の照射条件を変更することを特徴とするインクジェット記録装置が開示されている。
また、特許文献3には、プラテン上に搭載されたプリントメディアの上方をプラテン表面とほぼ平行なX−Y方向に相対的に移動させるインクジェットヘッドから噴射されてプリントメディア表面に着弾したUVインク滴に紫外線を照射して、そのUVインク滴を硬化させ、そのプリントメディア表面に複数のUVインクのドットの配列からなる絵図又は/及び文字をプリントするインクジェットプリンタにおいて、前記プリントメディア表面に着弾したUVインク滴に紫外線を照射するUV照射手段に、UVLED又はUVLEDのアレイユニットが用いられたことを特徴とするUVインク使用のインクジェットプリンタが開示されている。
また、特許文献4には、記録媒体の全幅に対応する長さにわたってインク吐出用の複数のノズルを配列させたノズル列を有するフルライン型のインクジェットヘッドを複数色のインクの色別に複数配置して成るインク吐出手段と、前記色別に設けられた各インクジェットヘッドに、それぞれ対応する色の紫外線硬化型インクを供給するインク供給手段と、前記インクジェットヘッド及び前記記録媒体のうち少なくとも一方を前記記録媒体の幅方向と略直交する方向に搬送して前記インクジェットヘッドと前記記録媒体を相対移動させる搬送手段と、線状に配列された発光素子群から成る紫外線光源を含んで構成されるとともに、前記色別のインクジェットヘッド間に配置され、前記インクジェットヘッドに対する前記記録媒体の相対的搬送方向の上流側にあるインクジェットヘッドから吐出されたインク液滴と前記相対的搬送方向の下流側にある後続のインクジェットヘッドによって吐出されるインク液滴とが前記記録媒体表面上で混合しない程度に、前記上流側のインクジェットヘッドによる着弾インク液滴を半硬化させる紫外線を照射する第1の硬化手段と、前記複数のインクジェットヘッドのうち最下流に配置されているヘッドの後段に配置され、前記記録媒体上のインク液滴を、硬化インク液滴がハンドリングによって画像劣化が起こらない程度に本硬化させる紫外線を照射する第2の硬化手段と、を備えた画像形成装置が開示されている。
特開2003−145725公報 特開2004−9483公報 特開2004−358769公報 特開2005−280346公報
本発明の課題は、中間転写体を介して画像に応じたインクが付与された硬化性溶液層に照射する紫外線の照射エネルギーをインクの付与量に関係なく同一にした場合と比較して、中間転写体の劣化を抑制しつつ、インクの付与量の少ない、あるいはインクが付与されない部分の硬化性溶液層の変色を抑制できる画像記録装置及び画像記録プログラムを提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、紫外線が照射されることにより硬化する硬化性材料及び吸水成分を少なくとも含む硬化性溶液を、中間転写体上に供給し、硬化性溶液層を形成する硬化性溶液層形成手段と、記録媒体上に形成すべき画像に応じたインクを前記硬化性溶液層に付与するインク付与手段と、前記画像に応じたインクが付与された前記硬化性溶液層を記録媒体に接触させ、前記中間転写体から前記記録媒体に前記硬化性溶液層を転写する転写手段と、前記中間転写体を介して前記硬化性溶液層に紫外線を照射する複数の紫外線照射部を含む紫外線照射手段と、前記画像の画像情報を前記複数の紫外線照射部の照射領域に対応して分割した分割画像毎に、前記インクの付与量を算出する算出手段と、前記インクの付与量と前記紫外線の照射エネルギーとの対応関係から、前記算出手段により算出したインクの付与量に応じた前記紫外線の照射エネルギーを前記分割画像毎に設定する設定手段と、前記設定手段により前記分割画像毎に設定された前記照射エネルギーの前記紫外線が、前記硬化性溶液層の前記分割画像に対応したインクが付与された領域に各々照射されるように、前記複数の紫外線照射部を制御する制御手段と、を有する。
請求項2記載の発明は、前記画像に応じたインクが付与された前記硬化性溶液層の画像を読み取る読取手段をさらに備え、前記算出手段は、前記読取手段により読み取った画像の画像情報を前記複数の紫外線照射部の照射領域に対応して分割した分割画像毎に、前記インクの付与量を算出する。
請求項3記載の発明は、前記記録媒体に記録された前記画像を読み取る読取手段をさらに備え、前記算出手段は、前記記録媒体に記録された画像の画像情報を前記複数の紫外線照射部の照射領域に対応して分割した分割画像毎に、前記インクの付与量を算出する。
請求項4記載の発明は、複数の異なる色のインク毎に前記インク付与手段を複数備え、前記算出手段は、前記複数の異なる色のインク毎に前記インクの付与量を算出し、前記設定手段は、前記複数の異なる色のインク毎の前記インクの付与量と前記紫外線の照射エネルギーとの対応関係から、前記算出手段により算出したインクの付与量に応じた前記紫外線の照射エネルギーを前記複数の異なる色のインク毎に求め、求めた複数の異なる色のインク毎の照射エネルギーのうち最大の照射エネルギーを前記分割画像毎に設定する。
請求項5記載の発明は、紫外線が照射されることにより硬化する硬化性材料及び吸水成分を少なくとも含む硬化性溶液を、中間転写体上に供給し、硬化性溶液層を形成する硬化性溶液層形成手段と、記録媒体上に形成すべき画像に応じたインクを前記硬化性溶液層に付与するインク付与手段と、前記画像に応じたインクが付与された前記硬化性溶液層を記録媒体に接触させ、前記中間転写体から前記記録媒体に前記硬化性溶液層を転写する転写手段と、前記中間転写体を介して前記硬化性溶液層に紫外線を照射する複数の紫外線照射部を含む紫外線照射手段と、を備えた画像記録装置により前記記録媒体に記録すべき前記画像の画像情報を前記複数の紫外線照射部の照射領域に対応して分割した分割画像毎に、前記インクの付与量を算出するステップと、前記インクの付与量と前記紫外線の照射エネルギーとの対応関係から、前記算出するステップにより算出した前記インクの付与量に応じた前記紫外線の照射エネルギーを前記分割画像毎に設定するステップと、前記設定するステップにより前記分割画像毎に設定された前記照射エネルギーの前記紫外線が、前記硬化性溶液層の前記分割画像に対応したインクが付与された領域に各々照射されるように、前記複数の紫外線照射部を制御するステップと、を含む処理をコンピュータに実行させるための画像記録プログラムである。
請求項1記載の発明によれば、中間転写体を介して画像に応じたインクが付与された硬化性溶液層に照射する紫外線の照射エネルギーをインクの付与量に関係なく同一にした場合と比較して、中間転写体の劣化を抑制しつつ、インクの付与量の少ない、あるいはインクが付与されない部分の硬化性溶液層の変色を抑制できる、という効果を有する。
請求項2記載の発明によれば、元の画像情報に基づいて各分割画像のインクの付与量を算出する場合と比較して、実際に付与されたインクの付与量に応じた照射エネルギーの紫外線を照射することができる、という効果を有する。
請求項3記載の発明によれば、元の画像情報に基づいて各分割画像のインクの付与量を算出する場合と比較して、記録媒体自体の色が考慮された照射エネルギーの紫外線を照射することができる、という効果を有する。
請求項4記載の発明によれば、複数の異なる色のインク毎にインク付与手段を複数備えた場合に、複数の異なる色のインク毎の照射エネルギーのうち最大の照射エネルギーを分割画像毎に設定しない場合と比較して、硬化性材料の硬化が不十分になるのを防ぐことができる、という効果を有する。
請求項5記載の発明によれば、中間転写体を介して画像に応じたインクが付与された硬化性溶液層に照射する紫外線の照射エネルギーをインクの付与量に関係なく同一にした場合と比較して、中間転写体の劣化を抑制しつつ、インクの付与量の少ない、あるいはインクが付与されない部分の硬化性溶液層の変色を抑制できる、という効果を有する。
第1実施形態に係る画像記録装置を示す構成図である。 UV−LEDの紫外線の照射範囲及び画像データの分割について説明するための図である。 画像記録装置の制御系を示すブロック図である。 インク打ち込み量と必要硬化エネルギーとの対応関係を示す線図である。 画像記録装置の制御部で実行される処理のフローチャートである。 各色のインク打ち込み量と紫外線照射エネルギーとの対応関係を示すテーブルデータを示す図である。 第2実施形態に係る画像記録装置を示す構成図である。 第3実施形態に係る画像記録装置を示す構成図である。 画像記録装置の制御部をコンピュータで構成した場合のブロック図である。
以下、本発明の一例としての実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、実質的に等しい機能を有する部材には、全図面を通して同じ符合を付与し、重複する説明は省略する場合がある。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る画像記録装置を示す構成図である。
第1実施形態に係る画像記録装置101は、図1に示すように、例えば、無端ベルト状の中間転写ベルト10(被記録材としての中間転写体の一例)を備え、中間転写ベルト10の周囲に、中間転写ベルト10の移動方向(矢印方向)における上流側から順に、中間転写ベルト10上に、硬化性材料及び吸水成分が含まれる硬化性溶液12Aを供給し硬化性溶液層12Bを形成する硬化性溶液層形成装置12と、硬化性溶液層12Bにインク14Aを付与し画像Tを形成するインクジェット記録ヘッド14と、画像Tが形成された硬化性溶液層12Bを記録媒体Pに接触させ圧力を加えることにより画像Tが形成された硬化性溶液層12Bを記録媒体P上に転写する転写装置16と、中間転写ベルト10表面に残留する硬化性溶液層12Bの残留物や付着した異物(記録媒体Pの紙粉等)等を除去するクリーニング装置20と、が配置されている。
また、中間転写ベルト10の内側には、例えば、硬化性溶液層12B及び記録媒体Pの接触中に硬化性溶液層12Bを硬化させる刺激を硬化性溶液層12Bに供給する刺激供給装置18が設けられている。すなわち、硬化性溶液層12Bが記録媒体Pと接触している領域に対向して刺激供給装置18を設置している。
中間転写ベルト10は、例えば、3つの支持ロール10A乃至10C、及び加圧ロール16B(転写装置16)により内周面側から張力を掛けつつ回転するように支持されて配設されている。また中間転写ベルト10は、記録媒体Pの幅と同等又はそれ以上の幅(軸方向長さ)を有している。
(中間転写ベルト)
中間転写ベルト10の材料としては、一般に中間転写ベルトとして用いられている公知の材料、例えば、各種の樹脂(例えば、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリエーテルサルフォン、フッ素系樹脂等)、各種のゴム(例えば、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、クロロプレンゴム、イソプレンゴム、スチレンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、ウレタンゴム、エピクロロヒドリンゴム、アクリルゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム等)、金属材料(例えば、ステンレス等)等が挙げられる。中間転写ベルト10は、単層構成でもよいし、積層構成でもよい。
上記の通り、第1実施形態においては、刺激供給装置18が中間転写ベルト10の内側に設けられているため、刺激は中間転写ベルト10を透過した後に硬化性溶液層12Bに供給される。したがって、中間転写ベルト10は、硬化性溶液層12Bに刺激を供給させるため、刺激透過性を有するものであることがよい。また、中間転写ベルト10は、耐刺激性を有するものであることがよい。
例えば、刺激供給装置18が紫外線照射装置である場合、中間転写ベルト10は、紫外線透過性を有し、紫外線に対する耐久性を有するものがよい。具体的には、例えば、中間転写ベルト10は、その紫外線透過率が70%以上であることがよい。中間転写ベルト10の紫外線透過率が上記範囲であることにより、被硬化層12Bの硬化反応に必要な紫外線エネルギーが効率よく被硬化層12Bに供給されると共に、中間転写ベルト10が紫外線を吸収すること等による熱の発生が抑制される。
紫外線透過性を有し、紫外線に対する耐久性を有する中間転写ベルト10の材料としては、具体的には、例えば、ETFE(エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体)、ポリエチレンテレフタレートフィル、ポリイミドフイルム、ポリオレフィン系フィルム等が挙げられる。
また、本実施形態においては、硬化性溶液層12Bに接する表面における中間転写ベルト10の表面自由エネルギー(γT)が低いことが望ましい。特に、表面自由エネルギー(γT)は、硬化性溶液層12Bに接する表面における記録媒体Pの表面自由エネルギー(γP)よりも低いことが望ましく、下記式が成り立つ条件であることがより望ましい。
γP−γT>10
表面自由エネルギーの値は、例えば、以下の方法により求められる。表面自由エネルギーと各成分値が既知である3種類の液体を使用して、接触角の測定を行い、これらの値とYoung−Dupreの式、及び、拡張Fowkesの式より求められる。装置としては、例えば固体表面エナジー解析装置CA−XE(協和界面化学株式会社製)を用いて、測定及び表面自由エネルギーの算出を行う。
中間転写ベルト10は、上記表面自由エネルギー(γT)の値を低くするために硬化性溶液層12Bに接する表面に表面離型層を設けてもよい。表面離型層に用いられる材料としては、例えば、フッ素系樹脂材料等が挙げられ、具体的には、例えば、フッ素樹脂、フッ素変性ウレタン及びシリコーン樹脂、共重合フッ素ゴム、フッ素樹脂−共重合ビニルエーテル、PFA(4フッ化エチレンパーフルオロアルコキシ樹脂)、FEP(4フッ化エチレン・6フッ化プロピレン共重合塗料)などの粉体塗料または樹脂チューブ、PTFE(4フッ化エチレン)塗料、PTFE分散ウレタン塗料、さらにETFE(ポリテトラフルオロエチレン)チューブ、PVdF(ポリビニリデンフルオライド)、PHV(ポリテトラフルオロビニリデン)樹脂材料等が挙げられる。
この中でも、上記刺激に対する透過性を有する材料を用いることがよい。また、上記刺激に対して透過し難い材料を用いる場合は、表面離型層の膜厚を薄くすることがよい。
中間転写ベルト10の表面自由エネルギー(γT)の値を低くするために、中間転写ベルト10の移動方向における硬化性溶液層形成装置12の上流側に、硬化性溶液層12Bが形成される前に、中間転写ベルト10の硬化性溶液層12Bが形成される側に離型剤を塗布する離型剤塗布装置を設けてもよい。
離型剤塗布装置は、中間転写ベルト10の移動方向において、溶液供給装置12よりも上流側に配置される。すなわち離型剤塗布装置は、中間転写ベルト10の周囲において、溶液供給装置12とクリーニング装置20との間に配置される。
離型剤塗布装置は、例えば、離型剤を収納する筐体内に、離型剤を中間転写ベルト10へ供給する供給ローラと、供給された離型剤により形成された離型剤層の層厚を規定するブレードと、を含んで構成され、必要に応じて、離型剤を加熱溶融させる加熱手段を含んでもよい。
離型剤塗布装置は、供給ローラが中間転写ベルト10に連続的に接触するようにしてもよいし、中間転写ベルト10から離間する構成としてもよい。また離型剤塗布装置は、上記構成に限られず、公知の塗布法(例えば、バーコーター塗布、スプレー方式の塗布、インクジェット方式の塗布、エアーナイフ方式の塗布、ブレード方式の塗布、ロール方式の塗布等)などを利用した装置が適用される。
離型剤としては、具体的には、シリコーン系オイル、フッ素系オイル、炭化水素系・ポリアルキレングリコール、脂肪酸エステル、フェニルエーテル、リン酸エステル等が挙げられ、これらの中でもシリコーン系オイル、フッ素系オイル、ポリアルキレングリコールが望ましい。
シリコーン系オイルとしては、例えば、ストレートシリコーンオイル、変性シリコーンオイルが挙げられる。
ストレートシリコーンオイルとしては、例えばジメチルシリコーンオイル、メチルハイドロジェンシリコーンオイルが挙げられる。
変性シリコーンオイルとしては、例えばメチルスチリル変性オイル、アルキル変性オイル、高級脂肪酸エステル変性オイル、フッ素変性オイル、アミノ変性オイルが挙げられる。
ポリアルキレングリコールとしては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレンオキサイド−プロピレンオキサイド共重合体、ポリブチレングリコールが挙げられ、これらの中でも、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコールが望ましい。
(硬化性溶液層形成装置)
硬化性溶液層形成装置12は、例えば、硬化性溶液12Aを収納する筐体12C内に、当該硬化性溶液12Aを中間転写ベルト10へ供給する供給ローラ12Dと、供給された硬化性溶液12Aにより形成された硬化性溶液層12Bの量を規定するブレード12Eと、を含んで構成されている。
硬化性溶液層形成装置12は、その供給ローラ12Dが中間転写ベルト10に連続的に接触するようにしてもよいし、中間転写ベルト10から離間する構成としてもよい。また、硬化性溶液層形成装置12は、独立した溶液供給システム(図示せず)より硬化性溶液12Aを筐体12Cへ供給させ、硬化性溶液12Aの供給がとぎれないようにしてもよい。硬化性溶液12Aの詳細については後述する。
硬化性溶液層形成装置12は、上記構成に限られず、公知の供給法(塗布法:例えば、ダイ塗布法、バー塗布法、スプレー方式の塗布法、インクジェット方式の塗布法、エアーナイフ方式の塗布法、ブレード方式の塗布法、ロール方式の塗布法等)などを利用した装置が適用される。
(インクジェット記録ヘッド)
インクジェット記録ヘッド14は、例えば、中間転写ベルト10の移動方向上流側から、ブラックインクを付与するための記録ヘッド14Kと、シアンインクを付与するための記録ヘッド14Cと、マゼンタインクを付与するための記録ヘッド14Mと、イエローインクを付与するための記録ヘッド14Yと、の各色の記録ヘッドを含んで構成されている。無論、記録ヘッド14の構成は上記構成に限られず、例えば、記録ヘッド14Kのみで構成してもよいし、記録ヘッド14C、記録ヘッド14M、及び記録ヘッド14Yのみで構成してもよい。また、他色や淡色、白色、その他特色を追加してもよい。
各記録ヘッド14は、例えば、張力が掛けられて回転支持された中間転写ベルト10における非屈曲領域上で、且つ中間転写ベルト10表面と記録ヘッド14のノズル面との距離が例えば0.7から1.5mmにして配置されている。
また、各記録ヘッド14は、例えば、記録媒体Pの幅と同等又はそれ以上の幅を持つライン型インクジェット記録ヘッドが望ましいが、従来のスキャン型のインクジェット記録ヘッドを用いてもよい。
各記録ヘッド14のインク付与方式は、圧電素子駆動型、発熱素子駆動型等、インク14Aを付与し得る方式であれば制限はない。なお、インクの詳細については後述する。
(転写装置)
転写装置16は、以下のように構成されている。具体的には、例えば、加圧ロール16B及び支持ロール10Cにより中間転写ベルト10を張架し、非屈曲領域を形成している。中間転写ベルト10の非屈曲領域において、加圧ロール16B及び支持ロール10Cに対向する位置には、記録媒体Pを支持する支持体22が設けられている。また、加圧ロール16Aは、中間転写ベルト10の加圧ロール16Bと対向する位置に配置され、支持体22に設けられた開口部(図示せず)を通して記録媒体Pに接触する。
すなわち、中間転写ベルト10及び記録媒体Pが加圧ロール16A及び16Bにより挟み込まれた位置(以下、「接触開始位置」と称する場合がある)から、支持ロール10C及び支持体22により挟み込まれた位置(以下、「剥離位置」と称する場合がある)までの転写領域においては、硬化性溶液層12Bは中間転写ベルト10及び記録媒体Pの両方に接触した状態となっている。
(刺激供給装置)
刺激供給装置18は、中間転写ベルト10の内側に設けられ、転写領域の中間転写ベルト10を介して、中間転写ベルト10及び記録媒体Pの両方に接触した状態の硬化性溶液層12Bに刺激を供給する。
刺激供給装置18の種類は、適用する硬化性溶液12Aに含まれる硬化性材料の種類に応じて選択される。具体的には、例えば、紫外線の照射により硬化する紫外線硬化性材料を適用する場合、刺激供給装置18としては硬化性溶液12A(これにより形成された硬化性溶液層12B)に紫外線を照射する紫外線照射装置を適用する。
ここで、紫外線照射装置としては、例えば、メタルハライドランプ、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、デイープ紫外線ランプ、マイクロ波を用い外部から無電極で水銀灯を励起するランプ、紫外線レーザー、キセノンランプ、UV−LED(紫外線発光ダイオード)アレイなどが適用される。
UV−LEDアレイは波長選択が可能かつ波長分布が狭いため、中間転写ベルト10の素材と組みあわせ、選択した中間転写体に対して透過率の高い波長を選択することができ、赤外線による熱や中間転写体を透過しない波長による中間転写体に対するダメージが小さく好ましい。
ここで、紫外線の照射条件としては、特に制限はなく、紫外線硬化性材料種、硬化性溶液層12Bの厚みなどに応じて選択し得るが、例えば、メタルハライドランプを用いた場合で、積算光量10mJ/cm以上1000mJ/cm以下等である。
本実施形態では、刺激供給装置18としてUV−LEDアレイを採用した場合について説明する。以下では、刺激供給装置18に代えてUV−LEDアレイ18と称する。
UV−LEDアレイ18は、図2に示すように、複数のUV−LED18Aが記録媒体Pの用紙搬送方向(図中矢印方向)と交差する方向、すなわち記録媒体Pの紙幅方向に沿って並べられた構成である。各UV−LED18Aに供給する駆動電流を変えることにより、照射される紫外線の紫外線照射エネルギーが変えられる。
<硬化性溶液>
硬化性溶液12Aは、紫外線により硬化する紫外線硬化性材料と、吸水成分と、を少なくとも含んでいる。
紫外線硬化性材料について説明する。
「紫外線により硬化する紫外線硬化性材料」とは、紫外線によって硬化し、「硬化性樹脂」となる材料を意味する。具体的には、例えば、硬化性のモノマー、硬化性のマクロマー、硬化性のオリゴマー、硬化性のプレポリマー等が挙げられる。なお、ここで言う紫外線硬化性材料は、硬化後は不可逆である。
紫外線硬化性材料を硬化することにより得られる「紫外線硬化性樹脂」としては、例えば、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、マレイミド樹脂、エポキシ樹脂、オキセタン樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリビニルエーテル樹脂などが挙げられる。そして、その硬化性溶液12Aは、紫外線硬化性のモノマー、紫外線硬化性のマクロマー、紫外線硬化性のオリゴマー、及び紫外線硬化性のプレポリマーの少なくとも1種を含んでいる。また、硬化性溶液12Aは、紫外線硬化反応を進行させるための紫外線重合開始剤を含んでいることが望ましい。さらに硬化性溶液12Aは、必要に応じて、重合反応をより進行させるための、反応助剤、重合促進剤等を含んでいてもよい。
ここで、紫外線硬化性のモノマーとしては、例えば、アルコール/多価アルコール/アミノアルコール類のアクリル酸エステル、アルコール/多価アルコール類のメタクリル酸エステル、アクリル脂肪族アミド、アクリル脂環アミド、アクリル芳香族アミド類等のラジカル硬化性材料;エポキシモノマー、オキセタンモノマー、ビニルエーテルモノマー等のカチオン硬化性材料;などが挙げられる。上記紫外線硬化性のマクロマー、紫外線硬化性のオリゴマー、紫外線硬化性のプレポリマーとしては、これらモノマーを重合させたものの他、エポキシ、ウレタン、ポリエステル、ポリエーテル骨格に、アクリロイル基やメタクリロイル基の付加した、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアクリレート、ウレタンメタクリレート、ポリエステルメタクリレート等のラジカル硬化性材料が挙げられる。
硬化反応がラジカル反応により進行するタイプである場合、紫外線重合開始剤としては、例えば、ベンゾフェノン、チオキサントン系、ベンジルジメチルケタール、α-ヒドロキシケトン、α-ヒドロキシアルキルフェノン、α-アミノケトン、α-アミノアルキルフェノン、モノアシルフォスフィンオキサイド、ビスアシルフォスフィンオキサイド、ヒドロキシベンゾフェノン、アミノベンゾフェノン、チタノセン型、オキシムエステル型、オキシフェニル酢酸エステル型などが挙げられる。
また硬化反応がカチオン反応により進行するタイプである場合、紫外線重合開始剤としては、例えば、アリールスルホニウム塩、アリールジアゾニウム塩、ジアリールヨードニウム塩、トリアリールスルホニウム塩、アレン-イオン錯体誘導体、トリアジン系開始剤等が挙げられる。
紫外線硬化性材料は、中間転写体等との濡れ性を考慮して、Siやフッ素等による変性がされていてもよい。また紫外線硬化性材料は、硬化速度と硬化度を考慮すると、多官能のプレポリマーを含有するのが望ましい。
また、硬化性溶液には、紫外線硬化反応に寄与する主成分(モノマー、マクロマー、オリゴマー、及びプレポリマー、重合開始剤等)を溶解又は分散するための水や有機溶媒を含んでいてもよい。但し、当該主成分の比率が例えば30質量%以上、望ましくは60質量%以上、より望ましくは90質量%以上の範囲が挙げられる。
また、硬化性溶液は、硬化後の層を着色制御を行う目的で各種色材を含んでいてもよい。
また、硬化性溶液の粘度は、10mPa・sから10000mPa・sが望ましく、より望ましくは100mPa・sから2000mPa・sであり、さらに望ましくは500mPa・sから1000mPa・sの範囲が挙げられる。粘度が10mPaより低い場合、水性インクによる画像形成性が悪化する。10000mPa・s以上では中間転写体上で安定に層を形性することが難しい。また、硬化性溶液の粘度は、インクの粘度よりも高いことがよい。
次に、吸水成分について説明する。
吸水成分は、例えば、吸水性樹脂、及び、吸水性樹脂で処理(被覆)された無機粒子(例えば、シリカ、アルミナ、ゼオライトなど)等が挙げられる。
吸水性樹脂としては、例えば、アニオン性基(例えば、カルボキシル基、スルホン酸基等)を持つ吸水性樹脂、特にアニオン性基としてカルボキシル基を持つ吸水性樹脂が好適に挙げられる。
つまり、吸水性成分は、アニオン性基を持つ成分(例えば、アニオン性基を持つ吸水性樹脂、及び、アニオン性基を持つ吸収性樹脂で処理(被覆)された無機粒子等)が挙げられる。
吸水性樹脂としては、例えば、アニオン性基を持つ親水性単量体の単独重合体、又は、親水性単量体と疎水性単量体との共重合体等が挙げられる。なお、重合体は、単量体だけではなく、ポリマー/オリゴマー構造などの親水性ユニットをスタートに他のユニットを共重合させるグラフト共重合体やブロック共重合体であってもよい。
ここで、親水性単量体としては、−COOM(Mは例えば水素、Na、Li、K等のアルカリ金属、アンモニア、有機アミン類等である。)、−SO3M(Mは例えば水素、Na、Li、K等のアルカリ金属、アンモニア、有機アミン類等)、等を含む単量体が挙げられる。具体的には、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、不飽和カルボン酸、マレイン酸等が挙げられる。親水性ユニットとしては、例えば、セルロース誘導体(例えば、セルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等)、重合性カルボン酸類(でんぷん誘導体、単糖類・多糖類誘導体、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、アクリル酸、メタクリル酸、(無水)マレイン酸、等)やこれらの(部分)中和塩類、ビニルアルコール類等が挙げられる。
疎水性単量体としては、疎水性基を有する単量体が挙げられ、具体的には、例えばオレフィン(エチレン、ブタジエン等)、スチレン、α−メチルスチレン、α−エチルスチレン、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、アクリロニトリル、酢酸ビニル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ラウリル等が挙げられる。疎水性ユニット又は単量体としてはスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等のスチレン誘導体、ビニルシクロヘキサン、ビニルナフタレン、ビニルナフタレン誘導体、アクリル酸アルキルエステル、アクリル酸フェニルエステル、メタクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸フェニルエステル、メタクリル酸シクロアルキルエステル、クロトン酸アルキルエステル、イタコン酸ジアルキルエステル、マレイン酸ジアルキルエステル、ポリエチレン、エチレン/酢酸ビニルやポリプロピレン等のポリオレフィン類等、及びこれらの誘導体も挙げられる。
吸水性樹脂の好適な具体例としては、例えば、ポリアクリル酸及びその塩、ポリメタクリル酸及びその塩、(メタ)アクリル酸エステル−(メタ)アクリル酸及びその塩から構成される共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸及びその塩から構成される共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル−(メタ)アクリル酸及びその塩から構成される共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル−カルボン酸及びその塩構造を有する脂肪族又は芳香族置換基を有するアルコールと(メタ)アクリル酸とから生成するエステルから構成される共重合体、(メタ)アクリル酸エステル−カルボン酸及びその塩構造を有する脂肪族又は芳香族置換基を有するアルコールと(メタ)アクリル酸とから生成するエステルから構成される共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、ブタジエン−(メタ)アクリル酸エステル−(メタ)アクリル酸及びその塩から構成される共重合体、ブタジエン−(メタ)アクリル酸エステル−カルボン酸及びその塩構造を有する脂肪族又は芳香族置換基を有するアルコールと(メタ)アクリル酸とから生成するエステルから構成される共重合体、ポリマレイン酸及びその塩、スチレン−マレイン酸及びその塩から構成される共重合体等、前記それぞれの樹脂のスルホン酸変性体、それぞれの樹脂のリン酸変性体等、等が挙げられ、望ましくは、ポリアクリル酸及びその塩、スチレン−(メタ)アクリル酸及びその塩から構成される共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル−(メタ)アクリル酸及びその塩から構成される共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル−カルボン酸及びその塩構造を有する脂肪族又は芳香族置換基を有するアルコールと(メタ)アクリル酸とから生成するエステルから構成される共重合体、(メタ)アクリル酸エステル−(メタ)アクリル酸及びその塩から構成される共重合体、が挙げられる。
なお、吸水性樹脂は、未架橋でも架橋されていてもよい。
吸水成分が粒子状である場合には、硬化性溶液12Aの安定性と画質との両立といった観点から、体積平均粒径が0.05μm以上25μmの範囲であることが望ましく、0.25μm以上10μm以下がより望ましい。
この吸水成分の硬化性溶液12A全体に対する比率は、例えば質量比で10%以上望ましくは20%以上であり、より望ましくは25%以上70%以下の範囲が挙げられる。
<インク>
インクとしては、例えば、溶媒として水性溶媒を含む水性インクが用いられる。水性インクとしては、例えば、記録材として水溶性染料又は顔料を水性溶媒に分散又は溶解したインクが挙げられる。
インクとしては、特に制限はなく、周知の構成のものが用いられる。
また、インクとしては、特に、着色剤して染料や、顔料径10nm以上80nm以下の微細顔料を採用したインクがよく、当該インクを適用すると、着色剤が吸水成分に付着・含浸され易くなることから、発色性・着色剤の耐水性も向上されると考えられる。
また、インクは、記録材以外に、例えば、液晶材料、電子材料など機能性材料を含むものであってもよい。
また、インクは、水性インクに限らず、油性インクや紫外線硬化型インクを用いても良い。この場合、油性インク、紫外線硬化型インクに対応した硬化性溶液を用いる。油性インク、紫外線硬化型インクに対応した硬化性溶液としては、例えば特開2008−68429号公報に記載されたものが用いられる。
(記録媒体)
記録媒体Pとしては、浸透媒体(例えば、普通紙や、コート紙等)、非浸透媒体(例えば、アート紙、樹脂フィルムなど)、いずれも適用される。記録媒体Pは、これらに限られず、その他、半導体基板など工業製品も含まれる。
(画像記録装置の制御系)
図3には、画像記録装置101の制御系のブロック図を示した。同図に示すように、画像記録装置101は、制御部30を備えている。制御部30には、溶液供給装置12、インクジェット記録ヘッド14、転写装置16、UV−LEDアレイ18、クリーニング装置20、記憶部22、及び通信部24が接続されている。
記憶部22には、後述する制御プログラムや各種データが記憶される。通信部24は、例えばネットワークに接続された他の端末装置と通信するためのものである。
制御部30は、通信部24を介して他の端末装置から画像データを受信すると、受信した画像データに基づいて各部を制御し、記録媒体P上に画像を記録する。
(画像記録プロセス)
以下、第1実施形態に係る画像記録装置101の画像記録プロセスについて説明する。
第1実施形態に係る画像記録装置101では、中間転写ベルト10が回転駆動され、まず、硬化性溶液層形成装置12により、中間転写ベルト10表面に硬化性溶液12Aを供給して、硬化性溶液層12Bを形成する。
ここで、硬化性溶液層12Bの層厚(平均膜厚)は、特に制限はないが、1μm以上100μm以下が望ましく、3μm以上40μm以下がより望ましい。
また、例えば、硬化性溶液層12Bの厚みをインク14Aが硬化性溶液層12Bの最下層まで到達しない程度とすれば、記録媒体Pへの硬化性溶液層12Bの転写後において硬化性溶液層12Bのうちインク14Aが存在する領域が露出せず、硬化性溶液層12Bのインク14Aが存在しない領域が硬化後には保護層として機能する。
次に、硬化性溶液層12Bに、インクジェット記録ヘッド14によりインク14Aを付与する。インクジェット記録ヘッド14は画像情報に基づき、硬化性溶液層12Bの画像が形成される領域にインク14Aを付与する。
この際、インクジェット記録ヘッド14によるインク14Aの付与は、張力が掛けられて回転支持された中間転写ベルト10における非屈曲領域上で行われる。つまり、ベルト表面のたわみが抑制された状態で硬化性溶液層12Bにインク14Aの付与がなされる。
次に、転写装置16の加圧ロール16A及び16Bにより記録媒体Pと中間転写ベルト10とを挟み込んで圧力をかける。このとき、中間転写ベルト10上の硬化性溶液層12Bが記録媒体Pに接触する(接触開始位置)。その後、支持ロール10C及び支持体22によって挟まれた位置(剥離位置)までは、硬化性溶液層12Bが中間転写ベルト10及び記録媒体Pの両方に接触した状態が維持される。
ここで、加圧ロール16A及び16Bによって硬化性溶液層12Bに加えられる圧力は、例えば、0.001MPa以上2MPa以下がよく、望ましくは0.001MPa以上0.5MPa以下の範囲とすることがよい。
次に、UV−LEDアレイ18によって、中間転写ベルト10及び記録媒体Pの両方に接触した状態の(接触中の)硬化性溶液層12Bに、中間転写ベルト10を介して紫外線が照射されることで、硬化性溶液層12Bが硬化する。具体的には、中間転写ベルト10上の硬化性溶液層12Bが記録媒体Pに接触した後(接触開始位置を通過した後)に紫外線の照射を開始し、硬化性溶液層12Bが中間転写ベルト10から剥離される前(剥離位置に到達する前)に紫外線の照射を終了する。
ここで、紫外線の照射エネルギーとしては、硬化性溶液層12Bが、中間転写ベルト10から剥離しやすくなる程度に硬化する量であることがよい。具体的には、積算光量で10mJ/cm以上1000mJ/cm以下範囲がよいが、紫外線の照射エネルギーが小さすぎると硬化しない場合があり、大きすぎると中間転写ベルト10が劣化する場合があることから、好ましくは10mJ/cm以上400mJ/cm以下範囲がよい。
また、図4に示すように、インクの打ち込み量と、その打ち込み量のインクを硬化させるのに必要なエネルギーは、色毎に異なる。
そこで、本実施形態では、UV−LEDアレイ18を構成する複数のUV−LED18Aの紫外線照射範囲に応じて画像データを分割し、各分割画像における各色のインクの打ち込み量を算出し、その算出結果に基づいて、各分割画像の紫外線の照射エネルギーを設定する。
以下、紫外線の照射エネルギーの設定処理について、図5に示すフローチャートを参照して説明する。
なお、この処理は、通信部24を介して他の端末装置から画像の記録が指示された画像データを受信した場合に実行される。
ステップ100では、受信した画像データを、図2に示すUV−LED18Aの照射範囲Sに対応して画像データを分割する。例えば、UV−LED18Aの照射範囲が概ねm×n(cm)の範囲であった場合には、画像データをm×nの範囲に対応した分割画像に分割する。従って、画像の大きさがa×b(cm)であった場合には、(a/m)×(b/n)個の領域に画像データが分割される。なお、図2では、図面を見やすくするために、UV−LED18Aや照射範囲Sを大きく記載している。
ステップ102では、分割画像の画像データに基づいてインクの打ち込み量(付与量)を色毎に算出する。例えば、1画素当たりのインク量をX(mg:ミリグラム)とし、分割画像内のブラックの画素数がYb、シアンの画素数がYc、マゼンダの画素数がYm、イエローの画素数がYyであった場合、分割画像内のブラックのインク量Zx、シアンのインク量Zc、マゼンダのインク量Zm、イエローのインク量Zyは、それぞれ次式で算出される。
Zx=Yb×X ・・・(1)
Zc=Yc×X ・・・(2)
Zm=Ym×X ・・・(3)
Zy=Yy×X ・・・(4)
ステップ104では、ステップ102で算出した各色のインク量Zx、Zc、Zm、Zyに対応する紫外線照射エネルギーを求める。
具体的には、図6に示すような、各色のインク打ち込み量(mg/cm)と、硬化に必要な紫外線照射エネルギー(mJ)との対応関係を示すテーブルデータTb、Tc、Tm、Tyに基づいて、各色のインク量に対応する紫外線照射エネルギーを求める。このテーブルデータTb、Tc、Tm、Tyは、例えば、様々なインク打ち込み量に対応した硬化に必要な紫外線照射エネルギーを実験等により測定した結果から予め求められたものであり、記憶部22に予め記憶される。
なお、図6に示すように、インク打ち込み量が“0”の場合は、UV層のみ、すなわち硬化性溶液層のみを硬化するのに必要な紫外線照射エネルギーが対応付けられる。
このようなテーブルデータTb、Tc、Tm、Tyから、分割画像のブラックのインク量Zx、シアンのインク量Zc、マゼンダのインク量Zm、イエローのインク量Zyにそれぞれ対応するブラックの紫外線照射エネルギーEb、シアンの紫外線照射エネルギーEc、マゼンダの紫外線照射エネルギーEm、イエローの紫外線照射エネルギーEyを求める。
ステップ106では、求めた各色の紫外線照射エネルギーに基づいて、その分割画像に対応した領域に照射する紫外線の照射エネルギーを設定する。具体的には、例えば、ステップ104で求めた各色の紫外線の照射エネルギーのうち、最大の紫外線照射エネルギーをその分割画像に対応した領域に照射する紫外線の照射エネルギーとして設定し、記憶部22に記憶する。
ステップ108では、全ての分割画像で紫外線照射エネルギーを設定したか否かを判断する。そして、紫外線照射エネルギーを設定していない分割画像がある場合には、ステップ102へ戻って上記の処理を実行し、全ての分割画像で紫外線照射エネルギーを設定した場合に本ルーチンを終了する。
そして、制御部30は、分割画像毎に設定された紫外線照射エネルギーの紫外線が、画像Tが形成された硬化性溶液層12Bに中間転写ベルト10を介して順次照射されるように、各UV−LED18Aに駆動電流を供給するタイミングを制御する。
紫外線が照射された硬化性溶液層12Bは、剥離位置において中間転写ベルト10から剥離されることにより、インク14Aによる画像Tが含まれる硬化性樹脂層(画像層)が記録媒体Pに形成される。
そして、硬化性溶液層12Bが記録媒体Pへ転写された後の中間転写ベルト10表面に残った硬化性溶液層12Bの残留物や異物をクリーニング装置20により除去する。このようにして、画像が記録媒体Pに記録される。
なお、本実施形態では、UV−LEDアレイ18が中間転写ベルト10の内側に配置された場合について説明したが、UV−LEDアレイ18を中間転写ベルト10の外側に配置しつつ、中間転写ベルト10を透過した紫外線を硬化性溶液層12Bに照射する形態としてもよい。具体的には、例えば、UV−LEDアレイ18を中間転写ベルト10の外側に配置し、例えば光ファイバー等を用いて紫外線をUV−LEDアレイ18から中間転写ベルト10の内側に誘導し、中間転写ベルト10を透過した後の紫外線を硬化性溶液層12Bに照射する形態等が挙げられる。
また、上記第1実施形態においては、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色のインクジェット記録ヘッド14から画像データに基づいて選択的にインク14Aが付与されてカラーの画像が記録媒体Pに記録されるようになっているが、一色のインクのみを用いて画像を記録する態様であってもよい。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図7には、本実施形態に係る画像記録装置101Aを示した。同図に示すように、画像記録装置101Aは、インクジェット記録ヘッド14に対して中間転写ベルト10の移動方向(矢印方向)における下流側に、インラインセンサ26が設けられている。その他の構成は、図1に示した画像記録装置101と同一であるので、説明は省略する。
インラインセンサ26は、硬化性溶液層12Bにインク14Aが付与されることにより中間転写ベルト10上に形成されたブラック、シアン、マゼンダ、イエローの各色の画像を読み取るセンサである。
第1実施形態においては、受信した画像データに基づいて、分割画像毎に各色のインク量を算出したが、本実施形態では、硬化性溶液層12Bにインク14Aが付与されることにより中間転写ベルト10上に形成されたブラック、シアン、マゼンダ、イエローの各色の画像をインラインセンサ26で読み取り、読み取った各色の画像の画像データに基づいて、分割画像毎に各色のインク量を算出する。その他の処理については第1実施形態と同一であるので、説明は省略する。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、第2実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図8には、本実施形態に係る画像記録装置101Bを示した。同図に示すように、画像記録装置101Bは、転写装置16に対して記録媒体Pの移動方向(矢印方向)における下流側に、インラインセンサ26が設けられている。その他の構成は、図7に示した画像記録装置101と同一であるので、説明は省略する。
インラインセンサ26は、記録媒体P上に形成されたブラック、シアン、マゼンダ、イエローの各色の画像を読み取るセンサである。
第2実施形態においては、硬化性溶液層12Bにインク14Aが付与されることにより中間転写ベルト10上に形成されたブラック、シアン、マゼンダ、イエローの各色の画像を読み取り、読み取った各色の画像データに基づいて、分割画像毎に各色のインク量を算出したが、本実施形態では、記録媒体P上に形成されたブラック、シアン、マゼンダ、イエローの各色の画像をインラインセンサ26で読み取る。そして、再度画像記録プロセスを実行し、新たに搬送された記録媒体Pに同じ画像を記録する。このとき、最初の画像記録プロセスでインラインセンサ26により読み取った各色の画像の画像データに基づいて、分割画像毎に各色のインク量を算出する。その他の処理については第1実施形態と同一であるので、説明は省略する。
なお、画像記録装置101の制御部30及び記憶部22は、図9に示すようなコンピュータ40として構成してもよい。図9に示すコンピュータ40は、CPU(Central Processing Unit)40A、ROM(Read Only Memory)40B、RAM(Random Access Memory)40C、不揮発性メモリ40D、及び入出力インターフェース(I/O)40Eがバス40Fを介して各々接続された構成である。この場合、図4に示した処理をコンピュータ40に実行させるプログラムを、例えば不揮発性メモリ40Dに書き込んでおき、これをCPU40Aが読み込んで実行させる。これにより、コンピュータ40が制御部30及び記憶部22として機能する。なお、プログラムは、CD−ROM等の記録媒体により提供するようにしてもよい。
このように、各実施形態における画像記録装置によれば、中間転写体を介して画像に応じたインクが付与された硬化性溶液層に照射する紫外線の照射エネルギーをインクの付与量に関係なく同一にした場合と比べ、インクの付与量に応じて紫外線の照射エネルギーを加えるので、インクの付与量の少ない、あるいはインクが付与されない部分への紫外線の照射エネルギーが過剰とならず、中間転写体の劣化が抑制され、硬化性溶液層の変色が抑制される。また、インクが付与された画像層での照射エネルギーの不足により硬化性溶液層の硬化が不十分となり画像層の転写や定着性が悪化するのが抑制される。
10 中間転写ベルト
12 溶液供給装置(硬化溶液層形成手段)
12A 硬化性溶液
12B 硬化性溶液層
14 インクジェット記録ヘッド(インク付与手段)
14A インク
16 転写装置(転写手段)
18 UV−LEDアレイ(紫外線照射手段)
18A UV−LED(紫外線照射部)
26 インラインセンサ(読取手段)
30 制御部(算出手段、設定手段、制御手段)
101、101A、101B 画像記録装置

Claims (5)

  1. 紫外線が照射されることにより硬化する硬化性材料及び吸水成分を少なくとも含む硬化性溶液を、中間転写体上に供給し、硬化性溶液層を形成する硬化性溶液層形成手段と、
    記録媒体上に形成すべき画像に応じたインクを前記硬化性溶液層に付与するインク付与手段と、
    前記画像に応じたインクが付与された前記硬化性溶液層を記録媒体に接触させ、前記中間転写体から前記記録媒体に前記硬化性溶液層を転写する転写手段と、
    前記中間転写体を介して前記硬化性溶液層に紫外線を照射する複数の紫外線照射部を含む紫外線照射手段と、
    前記画像の画像情報を前記複数の紫外線照射部の照射領域に対応して分割した分割画像毎に、前記インクの付与量を算出する算出手段と、
    前記インクの付与量と前記紫外線の照射エネルギーとの対応関係から、前記算出手段により算出したインクの付与量に応じた前記紫外線の照射エネルギーを前記分割画像毎に設定する設定手段と、
    前記設定手段により前記分割画像毎に設定された前記照射エネルギーの前記紫外線が、前記硬化性溶液層の前記分割画像に対応したインクが付与された領域に各々照射されるように、前記複数の紫外線照射部を制御する制御手段と、
    を有する画像記録装置。
  2. 前記画像に応じたインクが付与された前記硬化性溶液層の画像を読み取る読取手段をさらに備え、
    前記算出手段は、前記読取手段により読み取った画像の画像情報を前記複数の紫外線照射部の照射領域に対応して分割した分割画像毎に、前記インクの付与量を算出する
    請求項1記載の画像記録装置。
  3. 前記記録媒体に記録された前記画像を読み取る読取手段をさらに備え、
    前記算出手段は、前記記録媒体に記録された画像の画像情報を前記複数の紫外線照射部の照射領域に対応して分割した分割画像毎に、前記インクの付与量を算出する
    請求項1記載の画像記録装置。
  4. 複数の異なる色のインク毎に前記インク付与手段を複数備え、
    前記算出手段は、前記複数の異なる色のインク毎に前記インクの付与量を算出し、
    前記設定手段は、前記複数の異なる色のインク毎の前記インクの付与量と前記紫外線の照射エネルギーとの対応関係から、前記算出手段により算出したインクの付与量に応じた前記紫外線の照射エネルギーを前記複数の異なる色のインク毎に求め、求めた複数の異なる色のインク毎の照射エネルギーのうち最大の照射エネルギーを前記分割画像毎に設定する
    請求項1〜3の何れか1項に記載の画像記録装置。
  5. 紫外線が照射されることにより硬化する硬化性材料及び吸水成分を少なくとも含む硬化性溶液を、中間転写体上に供給し、硬化性溶液層を形成する硬化性溶液層形成手段と、記録媒体上に形成すべき画像に応じたインクを前記硬化性溶液層に付与するインク付与手段と、前記画像に応じたインクが付与された前記硬化性溶液層を記録媒体に接触させ、前記中間転写体から前記記録媒体に前記硬化性溶液層を転写する転写手段と、前記中間転写体を介して前記硬化性溶液層に紫外線を照射する複数の紫外線照射部を含む紫外線照射手段と、を備えた画像記録装置により前記記録媒体に記録すべき前記画像の画像情報を前記複数の紫外線照射部の照射領域に対応して分割した分割画像毎に、前記インクの付与量を算出するステップと、
    前記インクの付与量と前記紫外線の照射エネルギーとの対応関係から、前記算出するステップにより算出した前記インクの付与量に応じた前記紫外線の照射エネルギーを前記分割画像毎に設定するステップと、
    前記設定するステップにより前記分割画像毎に設定された前記照射エネルギーの前記紫外線が、前記硬化性溶液層の前記分割画像に対応したインクが付与された領域に各々照射されるように、前記複数の紫外線照射部を制御するステップと、
    を含む処理をコンピュータに実行させるための画像記録プログラム。
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