JP2011200427A - 無線通信型カセッテのバッテリ管理装置およびシステム、並びに方法 - Google Patents

無線通信型カセッテのバッテリ管理装置およびシステム、並びに方法 Download PDF

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Abstract

【課題】患者にストレスを与えない適切なタイミングでのバッテリ交換を可能とする。
【解決手段】X線画像撮影装置2のコンソール16は、新たに検査オーダを受け付けたとき等に、無線通信型カセッテ14で現在使用中のバッテリ26の残量で賄える検査オーダを判定する。ある検査オーダの検査が賄えないと判定した場合、コンソール16は、バッテリ26の残量で賄えなくなる患者の検査の前にバッテリ26を交換することを促すメッセージをディスプレイに表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、放射線画像撮影装置で使用される無線通信型カセッテの電力供給を賄うバッテリの管理装置およびシステム、並びに方法に関する。
従来、医療分野において、X線等の放射線を被検体(患者)に照射し、被検体を透過した放射線を受像して被検体の内部構造を画像化する放射線画像撮影装置が利用されている。放射線の受像には感光フイルムが用いられていたが、イメージングプレートやフラットパネルディテクタ等の放射線検出器の登場によりデジタル画像を手軽に得ることが可能となった。最近では放射線画像撮影装置の操作性を高めるため、放射線検出器を内蔵したカセッテに無線通信機能を設けるといった提案がなされている(特許文献1参照)。
特許文献1には、無線通信型カセッテのバッテリ充電・交換器が開示されている。患者一人当たりの撮影情報(撮影枚数)を元に、撮影に必要とされる消費電力量を算出し、算出した消費電力量とバッテリ残量とを比較している。そして、バッテリ残量が算出した消費電力量以下である場合は、算出した消費電力量よりもバッテリ残量が大きいバッテリに交換する。また、バッテリの充電回数等の劣化度を管理し、使用頻度が低いものを優先的に交換することで、複数のバッテリの劣化度を平準化することも記載されている。
無線通信型カセッテではないが、装置一式を可搬にして回診による撮影を可能とする移動型X線画像撮影装置が提案されている(特許文献2参照)。特許文献2には、移動型X線画像撮影装置全体の電力を賄うバッテリが記載されている。放射線科情報システム(RIS)から取り込んだ検査オーダを元に消費電力量を算出し、これをバッテリ残量と比較して撮影可能か否かを表示している。
特開2006−043191号公報 特開2006−158508号公報
検査オーダは、診療科の医師により医事情報システム(HIS)の端末を介して入力され、HISからRIS、さらには放射線画像撮影装置のコンソールに配信される。放射線技師は、この検査オーダをリスト化したワークリスト画面をコンソールのディスプレイに表示して、検査オーダの内容を確認しつつ検査を遂行する。
新たに検査オーダが追加された場合はワークリストが更新されるので、ワークリストの内容は固定ではなく、時々刻々と変化する。このため、全検査オーダを実施するに要する消費電力量も検査オーダを追加する度に増え、逆に検査オーダがキャンセルされると減る。特許文献1、2はこの点を考慮しておらず、検査オーダが追加される前は撮影のための電力を賄えると判定したバッテリが、追加した検査オーダの実施中にバッテリ残量不足となる可能性がある。検査中にバッテリ残量不足となると、放射線技師がバッテリを交換している間、患者は脱衣状態で待っていなければならず、患者に不安感や不快感を与える。
特に無線通信型カセッテのバッテリは、カセッテの薄型化、軽量化の観点から、小型で小容量のものが使用される。このためバッテリを比較的頻繁に交換する必要があり、患者にストレスを与えない適切なタイミングでバッテリを交換したいという要望があった。
本発明は、上記背景を鑑みてなされたものであり、その目的は、患者にストレスを与えない適切なタイミングでのバッテリ交換を可能とすることにある。
上記目的を達成するために、本発明の無線通信型カセッテのバッテリ管理装置は、無線通信型カセッテで現在使用中のバッテリの残量を検出する第一残量検出手段と、無線通信型カセッテを使用する検査オーダに基づいて、各患者の検査に必要な消費電力量を算出する消費電力量算出手段と、前記第一残量検出手段で検出した残量、および前記消費電力量算出手段で算出した消費電力量を元に、受付済みの各検査オーダの検査が完了した時点でのバッテリの残量をそれぞれ算出する残量算出手段と、前記残量算出手段で算出した残量から、前記第一残量検出手段で検出した残量で賄える検査オーダを判定する第一判定手段と、前記第一判定手段による判定結果に基づいて、少なくとも前記第一残量検出手段で検出した残量で賄えなくなる患者の検査の一つ前の検査の終了前までに、バッテリの交換時期を表示する第一表示手段とを備えることを特徴とする。
前記第一残量検出手段、前記消費電力量算出手段、前記残量算出手段、および前記第一判定手段は、検査オーダが更新されたときに動作する。なお、「検査オーダが更新されたとき」とは、新たに検査オーダが追加されたとき、検査オーダがキャンセルされたときを含む。
また、前記第一残量検出手段、前記消費電力量算出手段、前記残量算出手段、および前記第一判定手段は、各患者の検査終了毎、あるいはバッテリが交換されたときに動作する。
前記残量算出手段は、前記第一残量検出手段で検出した残量から、前記消費電力量算出手段で算出した各患者の検査に必要な消費電力量の積算値を減算して各検査オーダの検査が完了した時点でのバッテリの残量を算出する。前記第一判定手段は、前記残量算出手段で算出した残量とバッテリの使用限界である残量の閾値とを比較し、閾値よりも前記残量算出手段で算出した残量のほうが小さい場合、前記第一残量検出手段で検出した残量でその検査オーダの検査が賄えないと判定する。
好ましい実施形態では、前記消費電力量算出手段は、再撮影に要する消費電力量、無線通信型カセッテの待機状態での消費電力量、無線通信型カセッテの機種、またはバッテリの使用状況の少なくともいずれか一つに基づいて消費電力量を算出する。無線通信型カセッテの機種の情報としては、例えば内蔵される放射線検出器の大きさ、種類等が挙げられる。バッテリの使用状況の情報としては、充電回数、使用時間、充電時間、使用開始日等が挙げられる。
無線通信型カセッテで現在使用中のバッテリとは別の予備バッテリの残量を検出する第二残量検出手段を備えることが好ましい。前記第二残量検出手段で検出した予備バッテリの残量、および前記消費電力量算出手段で算出した消費電力量を元に、無線通信型カセッテで現在使用中のバッテリを予備バッテリに交換可能であるか否かを判定する第二判定手段を備えることが好ましい。また、前記第二判定手段による判定結果に基づいて、少なくとも前記第一残量検出手段で検出した残量で賄えなくなる患者の検査の一つ前の検査の終了前までに、交換可能な予備バッテリの情報を表示する第二表示手段を備えることが好ましい。
前記第二判定手段は、前記第二残量検出手段で検出した予備バッテリの残量が、前記消費電力量算出手段で算出した各患者の検査に必要な消費電力量の積算値とバッテリの使用限界である閾値との加算値以上となったときに、現在使用中のバッテリを予備バッテリに交換可能であると判定する。前記第二表示手段は、前記第二判定手段で上記の如く判定したときに、交換可能な予備バッテリの情報を表示する。
前記第二判定手段は、前記第二残量検出手段で検出した残量が、無線通信型カセッテで現在使用中のバッテリの残量で賄えなくなる患者の検査の消費電力量とバッテリの使用限界である閾値との加算値と略一致する予備バッテリを交換可能な予備バッテリと判定する。
また、前記第二判定手段は、バッテリの使用状況に基づいて交換可能な予備バッテリを選択する。バッテリの使用状況の情報としては、充電回数、使用時間、充電時間、使用開始日等が挙げられる。
前記第二表示手段は、患者毎の検査終了直後に交換可能な予備バッテリの情報を表示する。
前記残量算出手段は、前記第二判定手段で交換可能であると判定した予備バッテリの、各検査オーダの検査が完了した時点での残量を算出し、前記第一判定手段は、前記第二判定手段で交換可能であると判定した予備バッテリの残量で賄える検査オーダを判定する。そして、前記第一判定手段による判定結果に基づいて、少なくとも前記第二判定手段で交換可能であると判定した予備バッテリの残量で賄えなくなる患者の検査の一つ前の検査の終了前までに、前記第二判定手段で交換可能であると判定した予備バッテリの交換時期を第三表示手段で表示する。
交換可能な予備バッテリがない場合、無線通信型カセッテの有線通信への切り替えを促す表示をする第四表示手段を備えることが好ましい。
バッテリは、無線通信型カセッテから取り外して充電器で充電可能である。
本発明の無線通信型カセッテのバッテリ管理方法は、無線通信型カセッテで現在使用中のバッテリの残量を検出する残量検出ステップと、無線通信型カセッテを使用する検査オーダに基づいて、各患者の検査に必要な消費電力量を算出する消費電力量算出ステップと、前記残量検出ステップで検出した残量、および前記消費電力量算出ステップで算出した消費電力量を元に、受付済みの各検査オーダの検査が完了した時点でのバッテリの残量をそれぞれ算出する残量算出ステップと、前記残量算出ステップで算出した残量から、前記残量検出ステップで検出した残量で賄える検査オーダを判定する判定ステップと、前記判定ステップにおける判定結果に基づいて、少なくとも前記残量検出ステップで検出した残量で賄えなくなる患者の検査の一つ前の検査の終了前までに、バッテリの交換時期を表示する表示ステップとを備えることを特徴とする。
本発明の無線通信型カセッテのバッテリ管理システムは、バッテリで電力供給を賄う無線通信型カセッテと、前記無線通信型カセッテのバッテリを管理するバッテリ管理装置とを備え、前記バッテリ管理装置は、前記無線通信型カセッテで現在使用中のバッテリの残量を検出する残量検出手段と、前記無線通信型カセッテを使用する検査オーダに基づいて、各患者の検査に必要な消費電力量を算出する消費電力量算出手段と、前記残量検出手段で検出した残量、および前記消費電力量算出手段で算出した消費電力量を元に、受付済みの各検査オーダの検査が完了した時点でのバッテリの残量を算出する残量算出手段と、前記残量算出手段で算出した残量から、前記残量検出手段で検出した残量で賄える検査オーダを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に基づいて、少なくとも前記残量検出手段で検出した残量で賄えなくなる患者の検査の一つ前の検査の終了前までに、バッテリの交換時期を表示する表示手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、無線通信型カセッテで現在使用中のバッテリの残量で賄える検査オーダを判定し、賄えないと判定した場合にバッテリの交換時期を表示するので、患者にストレスを与えない適切なタイミングでのバッテリ交換が可能となる。
病院内に設置される装置、システムの概略図である。 検査オーダの送信の流れ、およびオーダリストの内容を示す図である。 無線通信型カセッテの構成を示す斜視図である。 X線画像撮影装置の電気的構成を示すブロック図である。 X線画像撮影装置のコンソールのCPUに構築される機能部を示すブロック図である。 各患者の検査が完了した時点でのバッテリ残量の推移を示すグラフである。 バッテリの交換時期の表示の一例を示す図である。 バッテリの交換時期を表示するまでの処理の流れを示すフローチャートである。 充電中のバッテリを含む複数のバッテリの使用状況を管理する例を示す図である。 バッテリの交換時期および交換可能バッテリの表示の一例を示す図である。 交換可能バッテリの表示の別の例を示す図である。 無線通信から有線通信への切り替えを促す表示の一例を示す図である。
[第一実施形態]
図1において、X線画像撮影装置2は、医事情報システム(HIS;Hospital Information System)10で電子カルテや検査予約等の医事情報が統括的に管理される病院の放射線科の撮影室に設置される。X線画像撮影装置2を含むCT、MRI等の放射線科の撮影装置は、放射線科情報システム(RIS;Radiology Information System)11の元で稼働し、検査オーダ20(図2参照)やX線画像その他の情報が管理される。これら各装置およびシステムは、病院内に敷設されたLAN12で相互接続されている。
図2に示すように、診療科の医師は、HIS10の端末を介して検査予約のための検査オーダ20を発行する。HIS10は、放射線科宛ての検査オーダ20をRIS11に回送する。さらにRIS11は、HIS10から受信した検査オーダ20を、LAN12で接続されたX線画像撮影装置2および他の撮影装置のコンソール16に振り分けて配信する。
X線画像撮影装置2のコンソール16は、HIS10から配信された検査オーダ20のオーダリスト21を作成する。X線画像撮影装置2のコンソール16は、作成したオーダリスト21をストレージデバイス62(図4参照)に記憶するとともに、要求に応じてオーダリスト21をディスプレイ64(図4参照)に表示させる(図7参照)。
検査オーダ20には、検査対象の患者のID、患者名、オーダ番号、「肩」、「膝正面、側面」等の撮影部位、検査の進行状況を表すステータス、および診療科の医師からの申し渡し等が記入される特記事項といった項目が設けられている。検査オーダ20は、患者一人に対して一つのものもあれば、患者一人に対して複数同時に発行されるものもある。なお、図示はしていないが、検査オーダ20には検査する装置を指定する検査種の項目も設けられている。HIS10およびRIS11は、検査種の項目を参照して該当する科および装置に検査オーダ20を振り分ける。
図1に戻って、X線画像撮影装置2は、X線を照射するX線源13と、X線源13から照射され被検体Hを透過したX線を検出して画像データを出力する無線通信型のカセッテ14と、X線源13とカセッテ14の撮影動作を制御する撮影制御装置15と、撮影制御装置15に対して撮影指示の入力や撮影条件(X線源13のX線管42(図4参照)の管電圧、管電流、曝射時間等)の設定を行うコンソール16とからなる。
撮影制御装置15は、コンソール16から受信した撮影条件や撮影指示に基づいて、X線源13およびカセッテ14にそれぞれの動作タイミングが同期するように動作司令を与える。カセッテ14から電波にて出力された画像データは、撮影制御装置15を経由してコンソール16に入力される。コンソール16は、パーソナルコンピュータやワークステーションからなり、受信した画像データに対して画像処理を施す他、画像データをディスプレイ64に表示させたり、画像蓄積サーバ等のデータストレージデバイスにアップロードする。
X線源13は、撮影制御装置15に有線接続され、撮影制御装置15から電力が供給される。X線源13は、ドライバ41(高電圧発生器、図4参照)からの高電圧によりX線を発生するX線管42、およびX線管42が発生したX線の照射野を矩形状に規制するコリメータ(図示せず)を有する。X線源13は、例えば天井走行装置によって撮影室の天井から吊り下げられ、鉛直方向およびこれと直交する水平の二方向に移動自在である。また、X線源13は図示しない回動機構により水平軸回りに首振り自在である。被検体Hの身長や撮影部位に応じて、X線源13の位置調整を行うことが可能となっている。
カセッテ14は略矩形の形状を有し、通常はケーブルレスで使用される。カセッテ14は、例えば被検体Hが仰臥するベッドの下に設置されたり、肩や膝等の撮影部位に応じた位置に位置決めされる。
図3において、カセッテ14はX線検出部25を内蔵している。X線検出部25は、例えば、薄膜トランジスタ(TFT)とX線検出素子からなる複数の画素が2次元に配列されたマトリクス基板を有するフラットパネルディテクタ(FPD)である。X線検出部25は、TFTがオフのときに入射したX線の量に応じた電荷をX線検出素子で蓄積する。そして、TFTをオンしてX線検出素子に蓄積した電荷を外部に読み出す。読み出した電荷を信号処理部52(図4参照)の積分アンプで電圧信号に変換し、変換した電圧信号を信号処理部52のA/D変換器でA/D変換することで、デジタルな画像データが生成される。
カセッテ14には、X線検出部25とともにバッテリ26、およびアンテナ27が内蔵されている。バッテリ26は、カセッテ14の各部を動作させるための電力を供給する。バッテリ26は、薄型のカセッテ14内に収まるよう比較的小型のものが使用される。バッテリ26は、カセッテ14の一側面に設けられた蓋28を開けて外部に取り出すことができ、図1のクレードル17に装填して充電することが可能である。アンテナ27は、無線通信のための電波を撮影制御装置15との間で送受信する。
カセッテ14の一側面には、電源スイッチ29、ソケット30、およびインジケータ31が配されている。ソケット30は撮影制御装置15と有線接続するために設けられており、ソケット30には撮影制御装置15に繋がれた通信ケーブル(図示せず)のコネクタが差し込まれる。通信ケーブルは、バッテリ26の残量不足等でカセッテ14と撮影制御装置15との無線通信が不可能になった場合に使用される。通信ケーブルを使用した場合、撮影制御装置15との有線通信が可能になるとともに撮影制御装置15からカセッテ14に給電することが可能となる。インジケータ31は例えば多色のLEDからなり、カセッテ14の電源のオン/オフ、バッテリ26の残量、無線通信状況等を表示する。
図4において、X線源制御部40は、X線源13の各部の動作を統括的に制御する。X線源制御部40は、ドライバ41を介してX線管42の動作を制御し、撮影制御装置15から指定された撮影条件および動作タイミングにてX線管42を動作させる。また、X線源制御部40には通信制御部43が接続されており、通信制御部43はソケット44で受信した撮影制御装置15からの各種情報、信号をX線源制御部40に入力する。
カセッテ制御部50は、カセッテ14の各部の動作を統括的に制御する。カセッテ制御部50は、ドライバ51を介してX線検出部25の動作を制御し、撮影制御装置15から指定された動作タイミングにてX線検出部25を動作させる。また、カセッテ制御部50は、積分アンプやA/D変換器を有する信号処理部52から画像データを受け取る。
通信制御部53には、上述のアンテナ27およびソケット30が接続されている。通信制御部53は、アンテナ27またはソケット30とカセッテ制御部50間の画像データを含む各種情報、信号の送受信を媒介する。なお、ソケット30を使用して撮影制御装置15と通信ケーブルで接続した場合を点線の矢印で示す。
電力供給部54は、バッテリ26からの電力、またはソケット30を介した撮影制御装置15からの電力を、カセッテ制御部50を介してカセッテ14の各部に供給する。電力供給部54には残量検出部55が接続されている。残量検出部55は、電力供給部54の出力を元にバッテリ26の残量を検出する。
具体的には、残量検出部55は、バッテリ26の放電電圧を測定してこれをA/D変換してデジタル化し、カセッテ制御部50に出力する。カセッテ制御部50は、コンソール16の要求に応じて、残量検出部55の検出結果であるバッテリ残量R(図5参照)を、通信制御部53、アンテナ27またはコネクタ30、および撮影制御装置15を通してコンソール16に送信する。
コンソール16は、CPU60、メモリ61、ストレージデバイス62、通信インターフェース(I/F)63、ディスプレイ64、およびキーボードやマウス、マイクロホン等の入力デバイス65を備えている。これらはデータバス66を介して相互接続されている。
メモリ61は、CPU60が処理を実行するためのワークメモリである。ストレージデバイス62は、例えばハードディスクドライブである。ストレージデバイス62には、OSや各種アプリケーションプログラムが格納される。CPU60は、ストレージデバイス62に格納されたプログラムをメモリ61へロードして、プログラムに従った処理を実行することにより、コンソール16の各部を制御する。また、CPU60は、入力デバイス65からの操作入力信号に応じて、コンソール16の各部を動作させる。
通信I/F63は、LANポート、WANポート、ルータ等であり、LAN13、あるいはインターネットといったネットワークに接続する通信ケーブルが接続される。通信I/F63は、ネットワーク経由のデータの遣り取りを媒介する。ディスプレイ64は、撮影指示、撮影条件を入力するための各種操作画面やワークリスト確認ウィンドウ80(図7参照)等を表示する。
コンソール16のCPU60は、ストレージデバイス62からプログラムをロードして、プログラムに記述された処理ステップを実行する。これにより、コンソール16のCPU60には、図5に示す各部がそれぞれ構築される。
図5において、コンソール16のCPU60は、消費電力量算出部70、残量算出部71、および判定部72として機能する。消費電力量算出部70は、オーダリスト21を参照して患者一人当たりの検査(撮影)でカセッテ14にて消費する電力量pを算出し、これを残量算出部71に出力する。消費電力量算出部70は、RIS11から患者一人分の検査オーダ20が追加されてオーダリスト21が更新された際に上記算出を行う。
患者一人当たりのカセッテ14の消費電力量pは、X線画像の撮影枚数の多寡に左右される。当然ながら撮影枚数が多ければ消費電力量pは大きくなり、それだけバッテリ26の残量が減る。X線画像の撮影枚数は撮影部位によってある程度決められている。このため、撮影部位と消費電力量p(または撮影枚数)の関係を表すデータテーブル73を予めストレージデバイス62に記憶しておき、このデータテーブル73に検査オーダ20内の撮影部位の項目を照らせば、患者一人当たりのカセッテ14の消費電力量pを求めることができる。
残量算出部71は、消費電力量算出部70からの各患者の消費電力量pを積算し、その時点に受け付けた全検査オーダ20の実施に要するカセッテ14の消費電力量P(=Σp)を算出する。残量算出部71は、この消費電力量Pと、カセッテ14の残量検出部55からのバッテリ残量Rとの差分Δ(=R−P)を算出する。差分Δは、全検査オーダ20を実施した場合に残るであろうバッテリ残量Rの予測値である。残量算出部71は、算出した差分Δを判定部72に出力する。
判定部72は、残量算出部71からの差分Δとバッテリ残量の閾値Tの大小を比較する。閾値Tは、バッテリ26が使用限界となる値であり、ストレージデバイス62に予め記憶されている。閾値Tは、バッテリ26の実際の使用限界の少し手前の値が設定されている。判定部72は、差分Δが閾値T以上の場合(Δ≧T)、現在のバッテリ残量Rで全検査オーダ20の検査を賄えると判定する。一方、閾値Tよりも差分Δのほうが小さい場合(Δ<T)、現在のバッテリ残量Rで全検査オーダ20の検査を賄えないと判定する。
図6を参照して具体例を説明する。グラフの縦軸はバッテリ残量、横軸は患者数を示す。バッテリ残量は、消費電力量算出部70の算出結果より、患者1、2、・・・と検査を実施するに従い、現在のバッテリ残量Rから折れ線Lで示すように下降すると予測される。
今、患者1〜4の検査オーダ20が受け付けられていて、新たに患者5の検査オーダ20が追加されたとする。なお、厳密に言えば、患者4の検査オーダ20の追加と患者5の検査オーダ20の追加とに時間的な開きがあり、その間にバッテリ26の電力が消費された場合、バッテリ残量Rはそれぞれの検査オーダ20の追加時で異なる値となるが、便宜上同一として説明する。
患者5の検査オーダ20が追加される前は、各患者1〜4のカセッテ14の消費電力量p1〜p4を積算したP1〜4とバッテリ残量Rの差分Δ1〜4は、閾値T以上である。このため患者5の検査オーダ20が追加される前は、現在のバッテリ残量Rで全検査オーダ20の検査を賄えると判定部72で判定される。
一方、患者5の検査オーダ20が追加されると、消費電力量算出部70にて患者5の検査を実施するに要するカセッテ14の消費電力量p5が算出される。このとき、消費電力量p1〜p5を積算したP1〜5とバッテリ残量Rの差分Δ1〜5は、閾値Tよりも小さくなる。つまり、もしもこのまま患者4の検査に続いて患者5の検査を実施した場合、検査途中にバッテリ残量が足りなくなり、検査を中断せざるを得なくなる。この場合は現在のバッテリ残量Rで全検査オーダ20の検査を賄えないと判定部72で判定される。
バッテリ残量不足で検査が中断されることを防止するため、コンソール16は、現在のバッテリ残量Rで全検査オーダ20の検査を賄えないと判定部72が判定した場合、図7に示すワークリスト確認ウィンドウ80をディスプレイ64に表示する。
ワークリスト確認ウィンドウ80は、リスト表示部81とメッセージ表示部82とを有する。リスト表示部81は、基本的にはオーダリスト21に準じた内容であり、「検査順」の項目を追加する等して、オーダリスト21の記憶内容を視認し易い形式に編集したものである。リスト表示部81は、マウス等の操作でスクロール表示が可能である。
メッセージ表示部82は、差分Δが閾値T以上の患者と閾値Tよりも差分Δのほうが小さくなる患者の間に配される。すなわち、図6の患者4が「小田原雅子」、患者5が「足柄金太郎」に相当する。メッセージ表示部82には、例えば「バッテリを交換後、次の検査を行ってください」といったバッテリ交換を促すメッセージが表示される。なお、現在のバッテリ残量Rで全検査オーダ20の検査を賄えると判定部72が判定している間(図6で患者5の検査オーダ20が追加される前まで)は、メッセージ表示部82は表示されずリスト表示部81のみが表示される。
次に、上記構成を有するX線画像撮影装置2の動作手順について、図8のフローチャートを参照して説明する。診療科の医師により入力された患者一人分の検査オーダ20は、HIS10からRIS11、コンソール16に順次送られる。コンソール16は、検査オーダ20を受けてストレージデバイス62内のオーダリスト21を更新する(S10でYES)。
オーダリスト21の更新を契機に、コンソール16のCPU60は、カセッテ14にバッテリ残量Rの送信を要求し、カセッテ14からバッテリ残量Rの情報を得る。そして、消費電力量算出部70により患者一人当たりのカセッテ14の消費電力量pを算出する(S11)。次に、残量算出部71にて消費電力量pを積算し、その時点に受け付けた全検査オーダ20の実施に要するカセッテ14の消費電力量Pを算出する(S12)。続いて消費電力量Pとバッテリ残量Rとの差分Δを算出する(S13)。
次いで、判定部72にて差分Δとバッテリ残量の閾値Tの大小を比較する(S14)。差分Δが閾値T以上の場合(S15でYES)、現在のバッテリ残量Rで全検査オーダ20の検査を賄えると判定する。この場合、ワークリスト確認ウィンドウ80にはリスト表示部81のみが表示される。
一方、閾値Tよりも差分Δのほうが小さい場合(S15でNO)、現在のバッテリ残量Rで全検査オーダ20の検査を賄えないと判定する。この場合、ワークリスト確認ウィンドウ80にはリスト表示部81とともにメッセージ表示部82が表示される(S16)。放射線科技師は、メッセージ表示部82の直後にリスト表示される患者の検査前に、メッセージ表示部82のメッセージに従ってバッテリ26を交換する。検査途中でバッテリ残量不足となることを避けることができる。また、最新のオーダリスト21に基づいて判定をするので、的確にバッテリ26の交換時期を報せることができる。
病院の始業時や昼食休憩後は、複数の患者分の検査オーダ20がまとめてコンソール16に届く。こうした場合には、ある患者(図6の場合は患者5)の検査オーダ20が届いたときに現在のバッテリ残量Rで全検査オーダ20の検査を賄えないと判定される上記実施形態とは異なり、最初の判定で現在のバッテリ残量Rで全検査オーダ20の検査を賄えないと判定されることがある。その場合は、最初にワークリスト確認ウィンドウ80を開いたときに、上記実施形態と同様にメッセージ表示部82を表示すればよい。
検査オーダ20の追加有無に関わらず、バッテリ26を交換したときにはバッテリ残量Rが変わるため再度判定を行う。バッテリ26の交換を検知する方法としては、例えば蓋28の開閉操作、あるいはバッテリ26の挿抜操作をリミットスイッチ等で検知する。そして、バッテリ26が交換されたことを検知した場合は、カセッテ14からコンソール16にその旨を通知し、コンソール16で再度判定を行う。
患者一人分の検査オーダ20がキャンセルされた場合は消費電力量Pが変わるので、コンソール16で再度判定を行う。同一患者の複数の検査オーダ20のうちのいずれか一つがキャンセルされた場合も消費電力量pが変化するため同様に再度判定を行う。このようにバッテリ残量Rや検査オーダ20の追加、キャンセルといった時々刻々と変化する種々のファクターに応じて判定を行うことで、現況に即したバッテリの交換時期の表示を行うことができる。
上記実施形態では、受け付け済み全検査オーダ20の実施に要するカセッテ14の消費電力量Pと、カセッテ14の残量検出部55からのバッテリ残量Rとの差分Δ(=R−P)を算出して判定を行っているが、実際には、受付済みの各検査オーダの検査が完了した時点での差分δ(図6のΔ1〜4やΔ1〜5)をそれぞれ算出し、該差分δと閾値Tの大小を比較して、どの検査オーダで賄えなくなるかを判定している。
上記実施形態では、撮影部位(撮影枚数)を元に患者一人当たりのカセッテの消費電力量pを算出している。しかし、撮影が失敗した場合や放射線技師が必要と判断した場合等に再撮影を実施することがあり、実際の撮影枚数が想定している数よりも多くなることも有り得る。こうした場合は算出した消費電力量pよりも実際の消費電力量が上回り、算出した消費電力量pと実際の消費電力量が乖離するため、その積算値Pおよび差分Δも実際の値とは違ってくる。
また、カセッテは、患者の入れ替え時やX線画像の撮影の合間といった撮影時以外の待機状態のときも電力を消費するので、撮影枚数だけでは算出した消費電力量pと実際の消費電力量に乖離が生じるおそれがある。そこで、消費電力量算出部にて算出した消費電力量pに、例えば一枚分の再撮影に要する消費電力量や待機状態での消費電力量を考慮したマージンを加えることが好ましい。なお、消費電力量pだけでなく、閾値Tも再撮影分や待機状態での消費電力量を加味して設定してもよい。
一枚のX線画像の撮影に要する消費電力量は、カセッテの機種(X線検出部の大きさ、種類等)毎に異なる。また、バッテリは、一般的に充電回数が多くなるに連れて放電電圧が落ち込む時間が早くなる。このため、上記の撮影枚数、再撮影分や待機状態での消費電力量に加えて、カセッテの機種およびバッテリの使用状況を加味して消費電力量pを補正してもよい。
具体的には、複数のカセッテおよびバッテリにEEPROMやRFIDタグ等を内蔵させ、そこに個々を識別可能なIDを記憶させて、機種や使用状況の情報をRISで管理する(バッテリの使用状況に関しては第二実施形態の図9参照)。IDはカセッテおよびバッテリの製造出荷時に設定してもよいし、病院側で任意に設定してもよい。バッテリの使用状況を表す項目には、充電回数、使用時間、充電時間、使用開始日等が挙げられる。バッテリの使用状況のうちの充電回数および充電時間は、図1に示すようにクレードルをLANに接続し、クレードルからRISにこれらの情報を送信すればよい。
そして、カセッテでバッテリのIDを読み取り、自身のIDとともにコンソールに送信する。コンソールは、カセッテとバッテリのIDをRISに照会し、RISからカセッテの機種とバッテリの使用状況の情報を得る。コンソールのストレージデバイス内に、カセッテの機種、バッテリの使用状況に応じた消費電力量pの補正値をデータテーブルで記憶しておき、これを元に消費電力量pを補正する。このように消費電力量pが変動する要因を加味して補正を施せば、より実際の消費電力量に近付けることができ、ひいてはバッテリ残量(差分Δ)の算出精度を向上させることができる。
消費電力量pとは別に実際の消費電力量を算出し、この算出値をデータテーブルの消費電力量と置き換えてもよい。例えば、撮影部位が「肩」の場合の実際の消費電力量を算出して複数ストックしておき、その平均値にデータテーブルの消費電力量を書き換える。このようなデータテーブルの消費電力量の更新を繰り返せば、データテーブルの消費電力量が実際の消費電力量を略反映したものになるので、バッテリ残量の算出精度をさらに向上させることができる。
検査オーダ20が追加されたときだけでなく、患者毎の検査終了後にその都度判定を行ってもよい。算出した消費電力量pと実際の消費電力量の差を吸収することができる。また、この際にバッテリ26の交換時期を表示すれば、次の患者の検査までの空き時間を最大限有効利用することができ、余裕をもってバッテリ26を交換することが可能となる。
ワークリスト確認ウィンドウは、上記実施形態の如く現在のバッテリ残量Rで全検査オーダの検査を賄えないと判定部で判定したまさにそのときに表示してもよいし、患者毎の検査の合間(前回の検査終了後から次回の検査開始前まで)に表示してもよい。要するにバッテリの交換時期前(現在使用中のバッテリで賄えなくなる患者の検査の一つ前の検査の終了前)であればいつでも構わない。
ワークリスト確認ウィンドウの表示と併せて、コンソールに備え付けのスピーカーからチャイム等の音声を出力して、放射線技師に注意喚起してもよい。放射線技師に無線通信型リストバンドを装着させ、リストバンドから音声出力させたり、あるいはリストバンドを振動させて報せてもよい。
ワークリスト確認ウィンドウとは別ウィンドウでメッセージ表示部を表示してもよい。この場合は、例えば「検査順5の検査開始前にバッテリを交換してください」等、バッテリの交換時期を明示したメッセージを表示する。また、コンソールのディスプレイに限らず、カセッテにLCD等の表示部を設けて、該表示部にメッセージを表示してもよい。
[第二実施形態]
本実施形態は、図9に示すように複数のバッテリ26のバッテリ情報90を取得してバッテリ26の使用状況をRIS11で管理し、バッテリ26の交換時に有用なアシスト処理を行うものである。
図9において、RIS11は、LAN12を介して送信される、クレードル17に装填されたバッテリ(以下、予備バッテリという)26やカセッテ14で使用中のバッテリ26のバッテリ情報90を集約してバッテリ情報リスト91を作成し、これを記憶・管理する。
バッテリ情報90は、バッテリID、ステータス、バッテリ残量、充電回数、および使用開始日等の項目を有する。クレードル17の場合、バッテリ残量は、カセッテ14の残量検出部55と同様の残量検出部(図示せず)を設けて検出する。カセッテ14、クレードル17からそれぞれRIS11に送られるバッテリ情報90には、個々のカセッテ14、クレードル17を識別可能なカセッテID、クレードルIDが付加される。
本例のバッテリ情報リスト91によれば、バッテリID「003」のバッテリ26がカセッテID「002」のカセッテ14で使用されており、バッテリID「001」、「002」の予備バッテリ26がそれぞれ、クレードルID「005」、「003」のクレードル17で充電されて充電が完了した状態であり、バッテリID「004」、「005」の予備バッテリ26がそれぞれ、クレードルID「004」、「001」のクレードル17で充電中であることが分かる。
現在使用中のバッテリ残量Rで全検査オーダ20の検査を賄えないと判定部72で判定した場合、コンソール16は、バッテリ26の交換時期(例えば図6の患者4と患者5の検査の合間)に、カセッテ14で現在使用中のバッテリ26のバッテリ情報90や消費電力量pの算出結果等とともにその旨をRIS11に送信する。RIS11は、バッテリ情報リスト91を参照して、複数の予備バッテリ26のうちの交換可能な予備バッテリ26を選択し、選択した予備バッテリ26のバッテリ情報90をコンソール16に返答する。
コンソール16は、バッテリ26の交換時期を報せるメッセージ表示部82の表示と併せて、交換可能な予備バッテリ26を表示する。例えば図10に示すワークリスト確認ウィンドウ95のメッセージ表示部96のように、「バッテリを交換後、次の検査を行ってください」というバッテリ交換を促すメッセージに続けて、「交換可能バッテリ:ID001」といった交換可能な予備バッテリ26を示すメッセージを表示する。ワークリスト確認ウィンドウ95とは別ウィンドウでメッセージ表示部96を表示してもよい。
交換可能な予備バッテリ26としては、まず、充電が完了した予備バッテリ26が考えられる。本例ではバッテリID「001」、「002」の予備バッテリ26である。あるいは、複数のバッテリ26の劣化度をばらつかせる(新品のバッテリ26の劣化を遅くする)ために、充電回数が多い予備バッテリ26や使用開始日が古い予備バッテリ26を優先的に選択する。逆に充電回数が少ない予備バッテリ26や使用開始日が新しい予備バッテリ26を優先的に選択し、バッテリ26の劣化度を平準化させてもよい。
実際の運用では、翌日や午後の検査に備えるため、病院の終業時や昼食休憩前にバッテリ残量に関わらず全てのバッテリを充電している。バッテリを使い切らずに充電すると、使い切って充電した場合に比べて充電効率が落ち、バッテリの劣化も早まる。このため、交換可能バッテリの選択に際しては、上記の充電完了か否か、充電回数、使用開始日等の選択基準に代えて、あるいは加えて、病院の終業時や昼食休憩前に使い切れるバッテリか否かを考慮することが好ましい。
つまり、現在使用中のバッテリ残量Rで検査を賄えないと判定部72で判定された患者の検査が病院の終業直前または昼食休憩直前であった場合、充電中の予備バッテリ26のうち、現在のバッテリ残量Rで検査を賄えないと判定部72で判定された検査の消費電力量p(図6の例ではp5)と閾値Tとの加算値にバッテリ残量が略一致する予備バッテリ26を選択する。こうすれば、その患者の検査を、選択した予備バッテリ26を用いて実施することで、病院の終業時や昼食休憩前にバッテリ26を使い切ることができる。
上記の説明から分かる通り、交換可能バッテリとして選択する予備バッテリの最低限必要な条件は、バッテリ残量Rが、現在使用中のバッテリのバッテリ残量Rで検査を賄えないと判定部で判定された検査の消費電力量pと閾値Tとの加算値以上であることである。
なお、現在使用中のバッテリの交換時期に交換可能バッテリを報せているが、交換時期以前に報せてもよい。患者一人分の検査オーダが追加されてオーダリストが更新されたとき等に、検査オーダの実施に要するカセッテの消費電力量Pが算出されるので、その時点でバッテリ残量Rが消費電力量Pと閾値Tの加算値以上のバッテリに交換すれば、その時点に受け付けた全検査オーダを実施することができる。
図6の場合を例にとると、患者5の検査オーダを受け付けた時点で差分Δ1〜5が閾値Tよりも小さくなり検査を賄えないと判定されるが、バッテリ残量Rが消費電力量P1〜5と閾値Tの加算値以上のバッテリをバッテリ情報リストから検索して直ちにこれに交換すれば、患者5の検査も問題なく実施することができる。
この場合、例えば図11(A)に示すように、「バッテリID:001への交換をお勧めします」といったメッセージが記されたメッセージウィンドウ100aを判定時にディスプレイ64にポップアップ表示する。このようにバッテリの交換時期ではなく直ちに交換可能バッテリを報せれば、検査がキャンセルされたときや患者が遅刻したとき等の空き時間にバッテリの交換を済ませることができ好適である。
なお、予備バッテリ26が一つであった場合は、そのバッテリ残量Rが消費電力量の積算値と閾値Tの加算値以上となったとき、直ちにメッセージウィンドウ100aを表示させればよい。
特に病院の検査においては、放射線技師や患者の動きが複雑であり、また病院によってその動線が異なる。このため、上述した患者の遅刻を含め、これらの人の動きをシステムで予測することは困難であり、従って最適なバッテリ交換のタイミングをシステムで判断することは難しい。しかし、上記のように、予備バッテリのバッテリ残量Rが消費電力量Pと閾値Tの加算値以上になったタイミングで、即座に交換可能である旨を放射線技師に報せれば、放射線技師がその後の検査の状況を鑑みつつ、空き時間を見繕ってバッテリの交換を行うことができる。つまりバッテリを交換する機会を最多にすることができ、利便性が非常に高い。
また、図11(A)のメッセージウィンドウ100aを表示した状態で、検査オーダがさらに追加されてオーダリストが更新されたとき等に、再度予備バッテリのバッテリ残量Rが消費電力量Pと閾値Tの加算値以上であるか否かを判定し、加算値よりも下であった場合はメッセージウィンドウ100aを消去してもよい。こうすることで放射線技師が誤ってバッテリを交換するといった誤判断を防止することができ、利便性をさらに向上させることができる。
さらに、交換可能な予備バッテリを報せる場合には、図10のワークリスト確認ウィンドウ95の端にメッセージを表示してもよい。予備バッテリの数が多い場合は頻繁にメッセージが表示される可能性があるため、端に表示することで作業の妨げとなることを防ぐことができる。
メッセージウィンドウ100aの表示タイミングとしては、バッテリ交換時期前の、患者毎の検査終了直後であることが好ましい。検査終了直後にメッセージウィンドウ100aを表示すれば、メッセージウィンドウ100aのメッセージに従ってバッテリを交換する場合、次の患者の検査までの空き時間を最大限利用することができる。
交換可能バッテリを報せるときに、交換可能バッテリの交換時期も併せて報せてもよい。例えば図11(B)に示すように、「バッテリID:001への交換をお勧めします」のメッセージに続けて、「検査順10まで使用可能です」といったメッセージが記されたメッセージウィンドウ100bをディスプレイ64にポップアップ表示する。
この場合、コンソール16からRIS11に各患者の検査の消費電力量pを送信し、消費電力量pの積算値Pと交換可能バッテリの現在のバッテリ残量Rの差分Δが、閾値T以下となる検査を割り出す。そして、割り出した検査の一つ前の検査を交換可能バッテリの交換時期として表示する。こうすれば、交換可能バッテリに交換した後の検査の計画が立てやすくなり、円滑に検査を遂行することができる。なお、現在使用中のバッテリの交換時期以前に交換可能バッテリを報せる場合を例示したが、図10で例示した現在使用中のバッテリの交換時期に交換可能バッテリを報せる場合も同様に交換可能バッテリの交換時期を報せてもよい。
現在使用中のバッテリの交換時期以前に交換可能バッテリやその交換時期を報せる場合は、交換時期までに交換可能バッテリの充電が進むため、交換時期における交換可能バッテリの残量を予測して上記選択や判定を行ってもよい。この際、バッテリの劣化度によって充電特性が変わるので、バッテリの劣化度を加味して残量を予測することが好ましい。
クレードル17に装填された予備バッテリ26の残量Rが足りず、交換可能バッテリがない場合は、図12に示すように、例えば「カセッテを有線通信に切り替えて使用してください」といったメッセージが記されたメッセージウィンドウ105をディスプレイ64にポップアップ表示する。こうすれば、残量Rが足りないバッテリ26に交換してしまうことを回避することができ、速やかに有線通信に移行させることができる。
上記第二実施形態では、現在使用中のバッテリのバッテリ残量が全検査オーダの検査を賄えなくなったときに、予備バッテリのバッテリ残量と消費電力量を参照してバッテリ交換可能な時期を報せているが、現在使用中のバッテリのバッテリ残量に依らず、予備バッテリのバッテリ残量と消費電力量のみを元にしてバッテリ交換可能な時期を報せてもよい。具体的には、予備バッテリのバッテリ残量が消費電力量と閾値の加算値以上となったときに、現在使用中のバッテリに依らず直ちにメッセージウィンドウ100aを表示する。こうすれば第二実施形態以上にバッテリ交換の機会を多くすることができ、利便性がさらに高まる。
なお、X線画像撮影装置が複数設置されている場合、各装置のカセッテで現在使用中のバッテリの残量に基づいて、検査中にバッテリ残量不足とならないようRISから各装置のコンソールに検査オーダを振り分けてもよい。より詳しくは、バッテリ残量Rと消費電力量Pの差分Δと閾値Tの減算値に略一致する消費電力量pの検査の検査オーダ20を振り分ける。言い換えれば、各検査の消費電力量pを積算したときに、差分Δが閾値Tに略一致するよう検査オーダ20を振り分ける。
上記各実施形態では、バッテリをカセッテから取り外し可能とし、クレードルにバッテリを装填する例を示したが、バッテリを取り外さずにカセッテ毎クレードルに装填してバッテリの充電が可能な構成としてもよい。
上記各実施形態では、コンソールのCPUに消費電力量算出部、残量算出部、および判定部を構築しているが、本発明はこれに限定されず、RISにこれらの機能部を設けてもよいし、コンソール、RIS以外の専用のバッテリ管理装置を設けてもよい。また、カセッテからバッテリの放電電圧の情報をコンソールに送信し、コンソール側でバッテリの残量を検出してもよい。さらに、コンソールとクレードルをLANで繋げているが、コンソールに直接クレードルを接続してもよい。本発明の主旨を逸脱しない範囲で、各装置、システムのネットワークの構成を適宜変更することが可能である。
2 X線画像撮影装置
10 医事情報システム(HIS)
11 放射線科情報システム(RIS)
14 カセッテ
16 コンソール
17 クレードル
20 検査オーダ
26 バッテリ
50 カセッテ制御部
53 通信制御部
55 残量検出部
60 CPU
62 ストレージデバイス
64 ディスプレイ
70 消費電力量算出部
71 残量算出部
72 判定部
80、95 ワークリスト確認ウィンドウ
81、96 メッセージ表示部
90 バッテリ情報
100a、100b、105 メッセージウィンドウ

Claims (16)

  1. 無線通信型カセッテで現在使用中のバッテリの残量を検出する第一残量検出手段と、
    無線通信型カセッテを使用する検査オーダに基づいて、各患者の検査に必要な消費電力量を算出する消費電力量算出手段と、
    前記第一残量検出手段で検出した残量、および前記消費電力量算出手段で算出した消費電力量を元に、受付済みの各検査オーダの検査が完了した時点でのバッテリの残量をそれぞれ算出する残量算出手段と、
    前記残量算出手段で算出した残量から、前記第一残量検出手段で検出した残量で賄える検査オーダを判定する第一判定手段と、
    前記第一判定手段による判定結果に基づいて、少なくとも前記第一残量検出手段で検出した残量で賄えなくなる患者の検査の一つ前の検査の終了前までに、バッテリの交換時期を表示する第一表示手段とを備えることを特徴とする無線通信型カセッテのバッテリ管理装置。
  2. 前記第一残量検出手段、前記消費電力量算出手段、前記残量算出手段、および前記第一判定手段は、検査オーダが更新されたときに動作することを特徴とする請求項1に記載の無線通信型カセッテのバッテリ管理装置。
  3. 前記第一残量検出手段、前記消費電力量算出手段、前記残量算出手段、および前記第一判定手段は、各患者の検査終了毎に動作することを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信型カセッテのバッテリ管理装置。
  4. 前記第一残量検出手段、前記消費電力量算出手段、前記残量算出手段、および前記第一判定手段は、バッテリが交換されたときに動作することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の無線通信型カセッテのバッテリ管理装置。
  5. 前記残量算出手段は、前記第一残量検出手段で検出した残量から、前記消費電力量算出手段で算出した各患者の検査に必要な消費電力量の積算値を減算して各検査オーダの検査が完了した時点でのバッテリの残量を算出し、
    前記第一判定手段は、前記残量算出手段で算出した残量とバッテリの使用限界である残量の閾値とを比較し、閾値よりも前記残量算出手段で算出した残量のほうが小さい場合、前記第一残量検出手段で検出した残量でその検査オーダの検査が賄えないと判定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の無線通信型カセッテのバッテリ管理装置。
  6. 前記消費電力量算出手段は、再撮影に要する消費電力量、無線通信型カセッテの待機状態での消費電力量、無線通信型カセッテの機種、またはバッテリの使用状況の少なくともいずれか一つに基づいて消費電力量を算出することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の無線通信型カセッテのバッテリ管理装置。
  7. 無線通信型カセッテで現在使用中のバッテリとは別の予備バッテリの残量を検出する第二残量検出手段と、
    前記第二残量検出手段で検出した予備バッテリの残量、および前記消費電力量算出手段で算出した消費電力量を元に、無線通信型カセッテで現在使用中のバッテリを予備バッテリに交換可能であるか否かを判定する第二判定手段と、
    前記第二判定手段による判定結果に基づいて、少なくとも前記第一残量検出手段で検出した残量で賄えなくなる患者の検査の一つ前の検査の終了前までに、交換可能な予備バッテリの情報を表示する第二表示手段とを備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の無線通信型カセッテのバッテリ管理装置。
  8. 前記第二判定手段は、前記第二残量検出手段で検出した予備バッテリの残量が、前記消費電力量算出手段で算出した各患者の検査に必要な消費電力量の積算値とバッテリの使用限界である閾値との加算値以上となったときに、現在使用中のバッテリを予備バッテリに交換可能であると判定し、
    前記第二表示手段は、前記第二判定手段で現在使用中のバッテリを予備バッテリに交換可能であると判定したときに、交換可能な予備バッテリの情報を表示することを特徴とする請求項7に記載の無線通信型カセッテのバッテリ管理装置。
  9. 前記第二判定手段は、前記第二残量検出手段で検出した残量が、無線通信型カセッテで現在使用中のバッテリの残量で賄えなくなる患者の検査の消費電力量とバッテリの使用限界である閾値との加算値と略一致する予備バッテリを交換可能な予備バッテリと判定することを特徴とする請求項7または8に記載の無線通信型カセッテのバッテリ管理装置。
  10. 前記第二判定手段は、バッテリの使用状況に基づいて交換可能な予備バッテリを判定することを特徴とする請求項7ないし9のいずれか一項に記載の無線通信型カセッテのバッテリ管理装置。
  11. 前記第二表示手段は、患者毎の検査終了直後に交換可能な予備バッテリの情報を表示することを特徴とする請求項7ないし10のいずれか一項に記載の無線通信型カセッテのバッテリ管理装置。
  12. 前記残量算出手段は、前記第二判定手段で交換可能であると判定した予備バッテリの、各検査オーダの検査が完了した時点での残量を算出し、
    前記第一判定手段は、前記第二判定手段で交換可能であると判定した予備バッテリの残量で賄える検査オーダを判定し、
    前記第一判定手段による判定結果に基づいて、少なくとも前記第二判定手段で交換可能であると判定した予備バッテリの残量で賄えなくなる患者の検査の一つ前の検査の終了前までに、前記第二判定手段で交換可能であると判定した予備バッテリの交換時期を表示する第三表示手段を備えることを特徴とする請求項7ないし11のいずれか一項に記載の無線通信型カセッテのバッテリ管理装置。
  13. 交換可能な予備バッテリがない場合、無線通信型カセッテの有線通信への切り替えを促す表示をする第四表示手段を備えることを特徴とする請求項7ないし12のいずれか一項に記載の無線通信型カセッテのバッテリ管理装置。
  14. バッテリは、無線通信型カセッテから取り外して充電器で充電可能であることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか一項に記載の無線通信型カセッテのバッテリ管理装置。
  15. 無線通信型カセッテで現在使用中のバッテリの残量を検出する残量検出ステップと、
    無線通信型カセッテを使用する検査オーダに基づいて、各患者の検査に必要な消費電力量を算出する消費電力量算出ステップと、
    前記残量検出ステップで検出した残量、および前記消費電力量算出ステップで算出した消費電力量を元に、受付済みの各検査オーダの検査が完了した時点でのバッテリの残量をそれぞれ算出する残量算出ステップと、
    前記残量算出ステップで算出した残量から、前記残量検出ステップで検出した残量で賄える検査オーダを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおける判定結果に基づいて、少なくとも前記残量検出ステップで検出した残量で賄えなくなる患者の検査の一つ前の検査の終了前までに、バッテリの交換時期を表示する表示ステップとを備えることを特徴とする無線通信型カセッテのバッテリ管理方法。
  16. バッテリで電力供給を賄う無線通信型カセッテと、
    前記無線通信型カセッテのバッテリを管理するバッテリ管理装置とを備え、
    前記バッテリ管理装置は、前記無線通信型カセッテで現在使用中のバッテリの残量を検出する残量検出手段と、
    前記無線通信型カセッテを使用する検査オーダに基づいて、各患者の検査に必要な消費電力量を算出する消費電力量算出手段と、
    前記残量検出手段で検出した残量、および前記消費電力量算出手段で算出した消費電力量を元に、受付済みの各検査オーダの検査が完了した時点でのバッテリの残量を算出する残量算出手段と、
    前記残量算出手段で算出した残量から、前記残量検出手段で検出した残量で賄える検査オーダを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に基づいて、少なくとも前記残量検出手段で検出した残量で賄えなくなる患者の検査の一つ前の検査の終了前までに、バッテリの交換時期を表示する表示手段とを有することを特徴とする無線通信型カセッテのバッテリ管理システム。
JP2010070507A 2010-03-25 2010-03-25 無線通信型カセッテのバッテリ管理装置およびシステム、並びに方法 Abandoned JP2011200427A (ja)

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