JP2011200290A - 電子血圧計および判定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐久限度を報知することで使い勝手を向上させる電子血圧計を提供する。
【解決手段】血圧計では、測定動作ごとの加圧過程での最大加圧値が累積して記憶され、測定動作が開始すると、記憶されている総印加圧力と予め設定されている耐久限度に応じた印加圧力のしきい値と比較される(S105)。総印加圧力がしきい値を越えている場合(S105でNO)、該血圧計の使用が耐久限度に達しているとしてその旨が報知される(S125)。
【選択図】図2

Description

この発明は電子血圧計および判定方法に関し、特に、使い勝手のよい電子血圧計および当該電子血圧計の状態についての判定方法に関する。
日常の健康管理として、血圧値を日々測定し、管理することが重要である。そのため、家庭向けの血圧計が普及している。家庭向けの血圧計では、血圧が測定できないなどの機器の故障、不具合があった場合はもとより、使用者が機器の測定精度に不安があった場合にも、メーカの送付し点検されている。
従来の電子血圧計として、たとえば特開2009−160104号公報は、使用回数または使用時間が所定のしきい値以上になった場合に、測定を中止することができる装置を開示している。
特開2009−160104号公報
しかしながら、血圧計は圧力・減圧を繰り返して用いる装置であるため、その使用条件によっては、所定のしきい値で設定される使用回数に達する前に部品が消耗して使用不能となってしまい、使い勝手を損なう場合もある。または、部品が消耗するよりも以前にしきい値で設定される使用回数に達することで、実際の使用が可能であるにも関わらず使用が中止となってしまい、使い勝手を損なう場合もある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、状態を報知することで使い勝手を向上させる電子血圧計および電子血圧計の状態についての判定方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、電子血圧計は被験者の血圧値を測定するための電子血圧計であって、流体袋と、流体袋を加減圧するための調整手段と、流体袋の内圧変化に基づいて血圧値を算出する演算を行なうための演算手段と、当該電子血圧計での測定動作のうちの当該電子血圧計に含まれる部品に対する負荷を生じる動作についての動作量から得られる当該電子血圧計の使用量を積算することで、ある時点からの使用量の積算値を記憶するための記憶手段と、使用量の積算値が予め設定されているしきい値に達しているか否かを判断するための判断手段とを備える。
好ましくは、使用量は、測定動作に要する時間および測定時の流体袋の最大加圧値の少なくとも1つを含む。
好ましくは、電子血圧計は、使用量の積算値がしきい値に達している旨を報知するための報知手段をさらに備える。
より好ましくは、電子血圧計は測定動作の開始の指示を受付けるための指示手段をさらに備え、報知手段は、指示手段で上記指示を受付けた後、測定動作の開始前にしきい値に達している旨を報知する。
好ましくは、電子血圧計は複数の部品を含み、記憶手段は部品ごとに使用量の積算値を記憶し、判断手段は、部品ごとの使用量の積算値が部品ごとに予め設定されているしきい値に達しているか否かを判断する。
好ましくは、上記しきい値は、複数種類の使用量で規定される。
好ましくは、判断手段は、予め設定されているしきい値を環境条件で補正する手段を含む。
本発明の他の局面に従うと、判定方法は電子血圧計の状態を判定する方法であって、電子血圧計で測定動作が実行されると、測定動作のうちの電子血圧計に含まれる部品に対する負荷を生じる動作についての動作量から得られる電子血圧計の使用量を記憶装置に格納するステップと、記憶装置に格納された、ある時点からの使用量の積算値と、予め設定されているしきい値とを比較することで、使用量の積算値がしきい値に達しているか否かを判断するステップとを含む。
この発明によると、電子血圧計において製品寿命を精度高く報知することができる。
実施の形態にかかる血圧計の構成の具体例を示すブロック図である。 実施の形態にかかる血圧計での動作の具体例を示すフローチャートである。 血圧計での耐久限度として規定されたしきい値に達したか否かの判断について説明する図である。 実施の形態にかかる血圧計での動作の他の具体例を示すフローチャートである。 実施の形態にかかる血圧計での動作の一部についての、他の具体例を示すフローチャートである。 実施の形態にかかる血圧計での動作の一部についての、他の具体例を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
図1を参照して、実施の形態にかかる電子血圧計(以下、血圧計と略する)1は、空気袋であるカフ5と本体部2とを含み、これらがエアチューブ10で接続されている。本体部2の正面には表示部4と操作部3とが配される。操作部3は、電源のON/OFF、測定動作の開始/停止などの操作に用いられるためのスイッチ31と、被測定者を選択する操作に用いられるためのスイッチ32とを含む。
血圧計1における測定では、測定動作が開始するとカフ5が加圧され、カフ5が装着された上腕等の測定部位が圧迫される。カフ5の内圧が被測定者の最高血圧以上である所定の圧力まで加圧がなされた後、カフ5の内圧が徐々に減圧され、その過程においてカフ5の内圧変化に基づいて被測定者の血圧値が算出される。
さらに図1を参照して、血圧計1の本体部2には、カフ5とエアチューブ10で接続される圧力センサ23、ポンプ21、および弁22が含まれる。圧力センサ23は発振回路24に接続される。ポンプ21は駆動回路26に接続され、弁22は駆動回路27に接続される。
発振回路24、駆動回路26、および駆動回路27は、血圧計1全体を制御するためのCPU(Central Processing Unit)40に接続される。CPU40には、さらに、表示部4と、操作部3と、処理用のメモリ6と、記録用のメモリ7と、電源25と、時計28と、センサ29とが接続される。
処理用のメモリ6は、CPU40で実行される制御プログラムなどを記憶する。さらに、処理用のメモリ6は、CPU40がプログラムを実行する際の作業領域ともなる。記録用のメモリ7は後述するカウンタを含む。
CPU40は、電源25から電力供給を受けて駆動する。CPU40は、操作部3から入力される操作信号に基づいてメモリ6に記憶されている所定のプログラムを実行し、駆動回路26および駆動回路27に制御信号を出力する。駆動回路26および駆動回路27は、制御信号に従ってポンプ21および弁22を駆動させる。ポンプ21は、CPU40からの制御信号に従った駆動回路26によって駆動が制御されて、カフ5内に空気を注入する。弁22は、CPU40からの制御信号に従った駆動回路27によってその開閉が制御されて、カフ5内の空気を排出する。
圧力センサ23は静電容量形の圧力センサであり、カフ5の内圧変化により容量値が変化する。発振回路24は、圧力センサ23の容量値に応じた発振周波数の信号をCPU40に入力する。CPU40は、圧力センサ23から得られたカフ5の内圧変化に基づいて所定の処理を実行し、その結果に応じて駆動回路26および駆動回路27に上記制御信号を出力する。また、CPU40は、圧力センサ23から得られたカフ5の内圧変化に基づいて血圧値を算出し、測定結果を表示部4に表示させるための処理を行ない、表示させるためのデータと制御信号とを表示部4に出力する。また、CPU40は、血圧値をメモリ7に記憶させるための処理を行なう。
センサ29は温度や湿度を検出するためのセンサであり、温度や湿度に応じた信号をCPU40に入力する。
時計28は時間信号をCPU40に入力する。
CPU40は、判断部41、報知処理部42、およびカウント処理部43を含む。これらは、CPU40が操作部3からの操作信号に従ってメモリ6に記憶される上記制御プログラムを読み出して実行することで、主にCPU40に形成される機能であるが、少なくともこれら機能のうちの一部が、図1に示されたハードウェア構成で形成されてもよい。
判断部41は、後述するカウント処理部43でのカウント開始時点からの血圧計1の使用量の積算値が予め耐久限度として規定された使用量の積算値のしきい値に達しているか否かを判断し、その判断結果に応じた信号を報知処理部42およびまたはカウント処理部43に入力する。以下、上述の使用量の積算値のしきい値を「耐久限度」とも言う。
ここで、「使用量」とは血圧計1での動作のうち血圧計1のいずれかの構成部材に対して負荷を生じせしめる動作による、その負荷を換算し得る動作量を指し、具体例としては、後述するような、カフ5への印加圧力や、測定時間や、測定時間のうちの加圧に要した時間、などが挙げられる。また、「使用量の積算値」とは、1回、または所定回数の血圧計1の動作による使用量をカウント開始時点から蓄積し、それらを積算して得られる値を指し、たとえば、使用量がカフ5への印加圧力である場合にはカウント開始時点から現時点までの動作ごとの実際の印加圧力の値を蓄積し、それらの積算値である総印加圧力が該当し、使用量が測定時間である場合にはカウント開始時点から現時点までの動作ごとの実際の測定時間を蓄積し、それらの積算値である総測定時間が該当し、使用量が測定時間のうちの加圧に要した時間するである場合にはカウント開始時点から現時点までの動作ごとの実際の測定時間のうちの加圧に要した時間を蓄積し、それらの積算値が該当する。
カウント処理部43は判断部41における上記判断に用いられる血圧計1の使用量を、カウント開始時点からメモリ7のカウンタを用いてカウントして蓄積し、その積算値を得るための処理を行なう。また、カウント処理部43は、判断部41において使用量の積算値が耐久限度として規定されたしきい値に達したと判断されると、対応するカウンタをリセットするための処理を行ない、再び、その時点からの使用量を蓄積する。従って、判断部41において使用量の積算値が耐久限度として規定されたしきい値に達したと判断された時点がカウント処理部43でのカウント開始時点と言える。なお、カウンタのリセットは判断部41において使用量の積算値が耐久限度として規定されたしきい値に達したと判断されたときになされるのに限定されず、たとえば図示しないリセットスイッチなどが操作されたことなどの応じてなされてもよい。従って、カウント処理部43でのカウント開始時点も、たとえばリセットスイッチが操作された時点などであってもよい。
報知処理部42は判断部41において使用量の積算値が耐久限度として規定されたしきい値に達したと判断されると、その旨をたとえば表示部4に表示するなどして報知するための処理を行なう。
図2を用いて血圧計1の動作を説明する。図2のフローチャートに示される動作は、スイッチ31が押下されてCPU40に電源25から電力が供給され、処理用のメモリ6に記憶される制御プログラムを読み出して図1に示される各部を制御することによって実現される。
図2を参照して、動作が開始するとCPU40はステップS101で各部を初期化した後、判断部41においてメモリ7に記憶されているカウンタと予め記憶しているしきい値とを比較し、血圧計1の使用量の積算値が予め耐久限度として規定されたしきい値に達しているか否かを判断する。
ここで用いる使用量の一例としてカフ5への「印加圧力」が挙げられる。血圧計1では血圧測定のためにカフ5をいったん最大加圧値まで加圧し、その後、徐々に減圧しつつ減圧過程でのカフ5の圧力変化に基づいて血圧値が算出される。上記最大加圧値は予め規定されているものであってもよいし、加圧過程において予測される被測定者の最高血圧値に所定圧力(たとえば40mmHg)加えた圧力が採用されてもよい。「印加圧力」である使用量の積算値である「総印加圧力」は測定ごとの上記最大加圧値を蓄積してそれらを加算して得られる値を指し、メモリ7のカウンタを用いてカウントされる。
メモリ7のカウンタでカウントされた総印加圧力Pが予め記憶されているしきい値Ptよりも小さい場合には(ステップS105でYES)、CPU40は判断部41において血圧計1の使用量の積算値が予め耐久限度として規定されたしきい値には達していないと判断し、ステップS107で駆動回路26に対して制御信号を出力し、予め規定されている所定の加圧速度でカフ5を加圧させる。
以降、通常の電子血圧計での測定動作が行なわれる。すなわち、カフ5の内圧が上述の最大加圧値に達するまでステップS107の加圧が継続されて、カフ5の内圧が最大加圧値に達すると(ステップS109でYES)、ステップS111でCPU40は加圧制御を終了する。
このとき、ステップS113でCPU40はカウント処理部43によって、上記最大加圧値をメモリ7のカウンタでカウントする。ここでは、最大加圧値自体を記憶させてもよいし、カウンタを用いて先のカウント値に今回の最大加圧値を加算し、メモリ7に積算値を記憶させてもよい。
その後、ステップS115でCPU40はカフ5の減圧を開始させ、ステップS117で減圧中に得られるカフ5の内圧に重畳した動脈の容積変化に伴う振動成分を抽出し、所定の演算により血圧値を算出する。ステップS117の算出処理において血圧値が決定されると(ステップS119でYES)、ステップS121でCPU40は算出された最高血圧値および最低血圧値を測定結果として表示部4で表示するための処理を行なう。さらにステップS123で、CPU40は駆動回路26,27に制御信号を出力してカフ5内の圧力を大気圧に開放し、一連の測定動作を終了させる。
一方、メモリ7のカウンタでカウントされた総印加圧力Pが予め記憶されているしきい値Ptよりも大きい場合には(ステップS105でNO)、CPU40は判断部41において血圧計1の使用量の積算値が予め耐久限度として規定されたしきい値には達していると判断し、ステップS125で報知処理部42において、たとえば表示部4にその旨を表示するなどして報知させるための処理を実行する。
図2の例では、ステップS125の報知の後、ステップS107以降の動作を行なうことなく測定動作を終了させるものとしている。そのようにすることで、使用量の積算値が耐久限度として規定されたしきい値に達した状態の血圧計1にて血圧測定が行なわれることなく、測定精度を確保することができる。
しかしながら、他の例として、その旨を報知した上でステップS107以降の動作を行なわせ、通常と同様の測定動作を行なうようにしてもよい。この場合、好ましくは、CPU40は、測定動作時に表示部4にその旨の表示を行なう。または好ましくは、ステップS121で測定結果としての血圧値をメモリ7に記憶させる際に、CPU40は当該血圧計1の使用量の積算値が耐久限度として規定されたしきい値に達した状態である旨を表わす情報も関連付けて記憶させる。このようにすることにより、測定精度を確保しつつユーザの使い勝手を向上させることができる。
図3を参照して、測定時の最大加圧値が140mmHgで測定動作がなされる場合(直線A)と210mmHgで測定動作がなされる場合(直線B)とがあり、耐久限度として規定されるしきい値を表わす値として総印加圧力のしきい値Ptが400000mmHgと設定されているとする。このとき、直線Aで表わされる前者の場合には測定回数がPa回に達した時点で総印加圧力PがPtとなるのに対して、直線Bで表わされる後者の場合には、測定回数がPa回よりも少ないPb回に達した時点ですでに総印加圧力PがPtとなる。従って、耐久限度とするしきい値が単に測定回数で設定され、たとえばPa回と設定していた場合には直線Bで表わされる後者の場合はすでに規定されたしきい値を超えてしまうことになり、測定精度が落ちてしまう可能性がある。また、たとえばPb回と設定していた場合には直線Aで表わされる前者の場合は総印加圧力で規定されたしきい値に達するよりも以前で使用量の積算値が測定回数で規定されたしきい値に達したと判断され、測定動作が中止されることになり、測定者の使い勝手が悪くなる。つまり、血圧計1では実際の使用量の積算値を用いて判断されることで、製品寿命を精度高く報知することができ、測定精度を確保しつつ測定者の使い勝手も向上させることができる。
なお、上の例では使用量の積算値として最大加圧値を積算した総印加圧力が用いられている。しかしながら、「使用量」としては、上述のように、たとえば測定時間や測定時間のうちの加圧に要した時間を用いることもできる。これらを使用量とする場合、上述の判断には、使用量の積算値として、総測定時間Tまたは測定時間のうちの加圧に要した時間の総計である総加圧時間Tpが用いられる。この場合、CPU40は測定動作ごとの測定時間または加圧時間を計時し、カウント処理部43によって、測定時間または加圧時間をメモリ7のカウンタでカウントする。ここでは、測定時間または加圧時間自体を記憶させてもよいし、カウンタを用いて先のカウント値に今回の測定時間または加圧時間を加算し、メモリ7に積算値を記憶させてもよい。
使用量の積算値として総測定時間を用いた場合の動作について、図4を用いて説明する。すなわち、図4を参照して、この場合、ステップS101での初期化の後、CPU40は判断部41においてメモリ7に記憶されているカウンタから得られる総測定時間Tと予め記憶している総測定時間のしきい値Ttとを比較し、血圧計1の総測定時間Tが予め耐久限度として規定された総測定時間のしきい値Ttに達しているか否かを判断する。
メモリ7のカウンタでカウントされた総測定時間Tが予め記憶されているしきい値Ttよりも小さい場合には(ステップS205でYES)、CPU40は判断部41において血圧計1の使用量の積算値が予め耐久限度として規定されたしきい値には達していないと判断し、ステップS107で駆動回路26に対して制御信号を出力し、予め規定されている所定の加圧速度でカフ5を加圧させる。以降、通常の電子血圧計での測定動作が行なわれる。このとき、CPU40は、ステップS107でカフ5の加圧を開始してからステップS123でカフ5を大気圧に開放するまでの時間を時計28からの時間信号に基づいて計時し、ステップS227でカウント処理部43によってメモリ7のカウンタでカウントする。
一方、メモリ7のカウンタでカウントされた総測定時間Tが予め記憶されているしきい値Ttよりも大きい場合には(ステップS205でNO)、CPU40は判断部41において血圧計1の使用量の積算値が予め耐久限度として規定されたしきい値には達していると判断し、ステップS125で報知処理部42において、たとえば表示部4にその旨を表示するなどして報知させるための処理を実行する。
使用量として総加圧時間を用いた場合も図4と同様の動作とすることができる。
このように、血圧計1では使用量として印加圧力のみでなく、その他のパラメータを用いても同様に使用量の積算値が耐久限度として規定されたしきい値に達しているか否かを判断することができる。
なお、たとえば総加圧時間と総印加圧力となど、複数のパラメータをそれぞれに用いて判断してもよい。複数のパラメータを用いて判断する場合、それぞれの耐久限度として規定されたしきい値に複数のパラメータのうちの一つが最も早く達した時点で、使用量の積算値が耐久限度として規定されたしきい値に達していると判断する。
なお、好ましくは、メモリ7には、故障の可能性や修理・交換可能な血圧計1の部品(たとえばカフ5、圧力センサ23、ポンプ21、等)ごとのカウンタが記憶され、カウント処理部43はそれぞれの部品に対応した使用量、つまり、当該部品に負荷を生じせしめる動作による、その負荷を換算し得る動作量をカウントする。部品についての修理や交換は部品ごとに管理され、たとえば新たな部品を本体に接続することや所定の操作を行なうことなどによってCPU40は修理や交換を検出することができる。修理や交換が検出されると、カウント処理部43によって、該当する部品のカウンタがリセットされる。従って、この場合のカウント処理部43でのカウント開始時点は部品の修理や交換が検出された時点と言える。
さらに、好ましくは、判断部41は部品ごとに耐久限度としてのしきい値を記憶する。たとえば、総印加圧力Pを使用量のパラメータとして用いる場合、カフ5の耐久限度としてのしきい値Ptとして400000mmHg、圧力センサ23の耐久限度としてのしきい値Ptとして5000000mmHg、などを記憶し、判断部41は、判断対象の部品に対応したカウンタでカウントされる総印加圧力Pと比較する。これにより、血圧計1では部品ごとに耐久限度として規定されたしきい値に達しているか否かを判断することができ、部品ごとの製品寿命を精度高く報知することができる。
[変形例1]
上の例では、判断部41が耐久限度としてのしきい値として予め所定の値を記憶しているものとしているが、耐久限度としてのしきい値は可変であってもよい。
一例として、判断部41は、しきい値と共に、環境条件としての温度と重み係数との対応関係を記憶しておき、記憶しているしきい値にそのときの温度に応じた重み係数を乗じて得られた値を耐久限度としてのしきい値として用いてもよい。すなわち、図5を参照して、ステップS101での初期化の後、ステップS301でCPU40はセンサ29からのセンサ信号に基づいて温度を検出し、その温度に対応付けられている重み係数を読み出す。ステップS303で判断部41において記憶しているしきい値Ptに読み出された重み係数を乗じることでしきい値が補正される。そして、判断部41において、メモリ7に記憶されているカウンタと補正されたしきい値とが比較され、血圧計1の使用量の積算値が予め耐久限度として規定されたしきい値、つまり補正されたしきい値に達しているか否かが判断される(S105)。
同様に、環境条件として湿度や気圧などと重み係数との対応関係が記憶されていてもよいし、温度湿度の組み合わせと重み係数との対応関係が記憶されていてもよい。
血圧計1においてこのような処理がなされることで、環境条件を加味して耐久限度として規定されたしきい値に達したか否かが判断されることになる。たとえば、温度が高い方がより大きい重み係数を記憶させておくことで、血圧計1の使用環境が温度の高い地域である方が温度の低い地域よりもしきい値が高く設定される。このように、しきい値に、寒冷地域の方が温暖地域よりも製品寿命を短くする、という実情を反映させることができる。これにより、製品寿命をより精度高く報知することができる。
[変形例2]
さらに、上の例では使用量のパラメータとして印加圧力、測定時間または測定時間のうちの加圧に要した時間のいずれか一つが用いられる例が示されているが、これらのうちの複数のパラメータが複合的に用いられてもよい。
一例として、判断部41は、印加圧力を使用量のパラメータとして使用量の積算値である総印加圧力Pが耐久限度として規定されたしきい値に達しているか否かの判断を行なう場合、総印加圧力のしきい値Ptとして総測定時間Tの関数を記憶しておき、その関数にそのときの総測定時間Tを代入して得られた値をしきい値Ptとして用いてもよい。すなわち、図6を参照して、ステップS101での初期化の後、ステップS401でCPU40は判断部41においてメモリ7に記憶されているカウンタでカウントされた総測定時間Tを読み出し、ステップS403で記憶されている上記関数に代入することでしきい値Ptを算出する。そして、判断部41において、メモリ7に記憶されているカウンタでカウントされた総印加圧力Pと算出されたしきい値Ptとが比較され、血圧計1の使用量の積算値が予め耐久限度として規定されたしきい値に達しているか否かが判断される(S105)。
同様に、測定時間を使用量のパラメータとして使用量の積算値である総測定時間Tが耐久限度として規定されたしきい値に達しているか否かの判断を行なう場合には、総測定時間のしきい値Ttとして総印加圧力Pの関数を記憶しておき、その関数にそのときの総印加圧力Pを代入して得られた値をしきい値Ttとして用いてもよい。さらに、耐久限度として規定されるしきい値は、使用量として用いたパラメータに加えて、温度や湿度などの環境条件の関数であってもよい。
血圧計1においてこのような処理がなされることで、複数のパラメータを複合的に用いて耐久限度として規定されたしきい値に達したか否かが判断されることになる。これにより、製品寿命をより精度高く報知することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 血圧計、2 本体部、3 操作部、4 表示部、5 カフ、6,7 メモリ、10 エアチューブ、21 ポンプ、22 弁、23 圧力センサ、24 発振回路、25 電源、28 時計、29 センサ、26,27 駆動回路、31,32 スイッチ、40 CPU、41 判断部、42 報知処理部、43 カウント処理部。

Claims (8)

  1. 被験者の血圧値を測定するための電子血圧計であって、
    流体袋と、
    前記流体袋を加減圧するための調整手段と、
    前記流体袋の内圧変化に基づいて血圧値を算出する演算を行なうための演算手段と、
    当該電子血圧計での測定動作のうちの当該電子血圧計に含まれる部品に対する負荷を生じる動作についての動作量から得られる当該電子血圧計の使用量を積算することで、ある時点からの前記使用量の積算値を記憶するための記憶手段と、
    前記使用量の積算値が予め設定されているしきい値に達しているか否かを判断するための判断手段とを備える、電子血圧計。
  2. 前記使用量は、測定動作に要する時間および測定時の前記流体袋の最大加圧値の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の電子血圧計。
  3. 前記使用量の積算値が前記しきい値に達している旨を報知するための報知手段をさらに備える、請求項1または2に記載の電子血圧計。
  4. 前記測定動作の開始の指示を受付けるための指示手段をさらに備え、
    前記報知手段は、前記指示手段で前記指示を受付けた後、前記測定動作の開始前に前記しきい値に達している旨を報知する、請求項3に記載の電子血圧計。
  5. 複数の部品を含み、
    前記記憶手段は部品ごとに前記使用量の積算値を記憶し、
    前記判断手段は、前記部品ごとの使用量の積算値が前記部品ごとに予め設定されているしきい値に達しているか否かを判断する、請求項1〜4のいずれかに記載の電子血圧計。
  6. 前記しきい値は、複数種類の使用量で規定される、請求項1〜5のいずれかに記載の電子血圧計。
  7. 前記判断手段は、予め設定されているしきい値を環境条件で補正する手段を含む、請求項1〜6のいずれかに記載の電子血圧計。
  8. 電子血圧計の状態を判定する方法であって、
    前記電子血圧計で測定動作が実行されると、前記測定動作のうちの前記電子血圧計に含まれる部品に対する負荷を生じる動作についての動作量から得られる前記電子血圧計の使用量を記憶装置に格納するステップと、
    前記記憶装置に格納された、ある時点からの前記使用量の積算値と、予め設定されているしきい値とを比較することで、前記使用量の積算値が前記しきい値に達しているか否かを判断するステップとを含む、判定方法。
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