JP2011198966A - 固体撮像装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画素の高集積化を図ることができる固体撮像装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】固体撮像装置において、多層配線層と、多層配線層上に設けられ、第1導電型層を有する半導体基板と、第1導電型層を複数の領域に区画する第2導電型の不純物拡散領域と、半導体基板上に前記区画された領域毎に設けられたカラーフィルタと、半導体基板の下面における区画された領域以外の領域に形成されたメタリック層と、を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像装置及びその製造方法に関し、特に、裏面照射型の固体撮像装置及びその製造方法に関する。
従来より、半導体基板の表面上に多層配線層が設けられ、多層配線層上にカラーフィルタ及びマイクロレンズが設けられた表面照射型の固体撮像装置が開発されている。表面照射型の固体撮像装置においては、半導体基板の表層部分にフォトダイオードが形成されており、多層配線層内には転送ゲートが形成されている。フォトダイオードは例えばn型の拡散領域によって形成されており、p型のバリア層によって画素毎に区画されている。そして、上方からマイクロレンズ、カラーフィルタ及び多層配線層を介して半導体基板に入射した光が、フォトダイオードによって光電変換され、生成した電子が転送ゲートを介して読み出される。
このような表面照射型の固体撮像装置においては、外部から入射した光は、多層配線層内を通過して半導体基板に入射するため、光の利用効率が低い。このため、画素サイズの縮小に伴い、各画素のフォトダイオードに入射する光量が減少し、感度が低下するという問題がある。また、画素サイズの縮小に伴って画素間の距離も短くなるため、ある画素に入射した光が多層配線層内の金属配線によって乱反射されて他の画素に入射し、混色が発生するという問題もある。混色が発生すると色彩の分解能が低下し、微妙な色彩の相違を区別できなくなる。
このような問題を解決するために、半導体基板の裏面側、すなわち、多層配線層が設けられていない側から光を入射させる裏面照射型の固体撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。裏面照射型の固体撮像装置においては、外部から入射した光が多層配線層を介さずに半導体基板に入射するため、光の利用効率が高く、感度が高い。
裏面照射型の固体撮像装置においては、多層配線層からどのようにして配線を引き出すかが問題になる。固体撮像装置の実装形態を考えると、配線は上方、すなわち、光が入射する側に引き出されることが好ましい。そこで、半導体基板に大きな穴を形成し、この穴の底に多層配線層内の配線を露出させて、この露出した配線に穴を介して直接ワイヤボンディングを行うことが考えられる。
しかし、この場合は、半導体基板上にカラーフィルタを形成する際に、ワイヤボンディング部分を位置合わせ用のマーカとして利用することができない。そこで、カラーフィルタを形成する際には、支持基板側から赤外線を照射し、支持基板、多層配線層及び半導体基板を透過した赤外線により、最上層配線の影を識別し、これをマーカとして利用する。
しかしながら、このような固体撮像装置においては、多層配線層内の最上層配線はそれより下層の配線を基準として位置決めされており、多層配線層内の最下層配線はコンタクトを基準として位置決めされており、コンタクトはゲート電極を基準として位置決めされており、ゲート電極は半導体基板の下面に形成されたSTI(shallow trench isolation)を基準として位置決めされている。従って、カラーフィルタは、STIを最初の基準として、STI→ゲート電極→コンタクト→最下層配線→1層以上の中間層配線→最上層配線→カラーフィルタ、の順番で間接的に位置決めされる。一方、画素を区画するバリア層もSTIを基準として位置決めされる。
このように、カラーフィルタとバリア層との相対的な位置関係は、それらの間にいくつもの構成要素を介在させて間接的に決定されるため、大きくばらついてしまう。この結果、画素を微細化すると、カラーフィルタの境界をバリア層の直上域に位置させることが困難になる。従って、画素の高集積化が困難である。
特開2003−31785号公報
本発明の目的は、画素の高集積化を図ることができる固体撮像装置及びその製造方法を提供することである。
本発明の一態様によれば、多層配線層と、前記多層配線層上に設けられ、第1導電型層を有する半導体基板と、前記第1導電型層を複数の領域に区画する第2導電型の不純物拡散領域と、前記半導体基板上に設けられた反射防止膜と、前記反射防止膜上に前記区画された領域毎に設けられたカラーフィルタと、前記半導体基板の下面における前記区画された領域以外の領域に形成されたメタリック層と、を備え、前記反射防止膜は、前記メタリック層の直上域には設けられていないことを特徴とする固体撮像装置が提供される。
本発明の一態様によれば、少なくとも下部が半導体材料からなり、前記下部に第1導電型層が設けられた基板中に、前記第1導電型層を複数の領域に区画する第2導電型の不純物拡散領域を形成する工程と、前記基板の下面における前記区画された領域以外の領域にメタリック層を形成する工程と、前記基板の下方に多層配線層を形成する工程と、前記基板の上部を除去することにより、前記基板の下部を半導体基板とする工程と、前記半導体基板の上面上における前記メタリック層の直上域を除く領域の少なくとも一部に反射防止膜を形成する工程と、前記メタリック層をアライメントマークとして、前記反射防止膜の上面上に、前記区画された領域毎にカラーフィルタを形成する工程と、を備えたことを特徴とする固体撮像装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、画素の高集積化を図ることができる固体撮像装置及びその製造方法を実現することができる。
本発明の実施形態に係る固体撮像装置を例示する平面図である。 本実施形態に係る固体撮像装置を例示する断面図である。 本実施形態に係る固体撮像装置を例示する一部拡大断面図である。 本実施形態に係る固体撮像装置の電極パッド領域を例示する平面図である。 図4に示すA−A’線による断面図である。 本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を例示する工程断面図である。 本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を例示する工程断面図である。 本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を例示する工程断面図である。 本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を例示する工程断面図である。 本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を例示する工程断面図である。 本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を例示する工程断面図である。 本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を例示する工程断面図である。 本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を例示する工程断面図である。 本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を例示する工程断面図である。 本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を例示する工程断面図である。 本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を例示する工程断面図である。 本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を例示する工程断面図である。 本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を例示する工程断面図である。 本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を例示する工程断面図である。 本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を例示する工程断面図である。 本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を例示する工程断面図である。 本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を例示する工程断面図である。 本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を例示する工程断面図である。 本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を例示する工程断面図である。 本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を例示する工程断面図である。 本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を例示する工程断面図である。 横軸に上下方向の位置をとり、縦軸にホウ素濃度をとって、ホウ素濃度プロファイルを例示するグラフ図である。 横軸に入射した光の強度が半分になるシリコン基板の厚さをとり、縦軸に入射させる光の波長をとって、シリコン中の光の減衰挙動を例示するグラフ図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
先ず、本実施形態の特徴部分を概略的に説明する。
本実施形態に係る固体撮像装置の特徴は、多層配線層上にシリコン基板が設けられ、シリコン基板中には受光素子としてフォトダイオードが形成されており、シリコン基板上にカラーフィルタ等が設けられ、上方から光が照射される裏面照射型の固体撮像装置において、シリコン基板の素子形成面にシリサイド層が形成されていることである。裏面照射型の固体撮像装置においては、シリコン基板が光の一部を透過させるほど薄く、また、シリサイドはシリコン酸化物及びシリコンよりも光の反射率が高いため、シリサイド層はシリコン基板を介して光学的に検出することができる。これにより、このシリサイド層を製造時におけるアライメントマークとして使用することができる。また、シリコン基板には貫通ホールが形成されており、貫通ホールの内面上には電極膜が形成されている。この電極膜は、貫通ホールの底部において多層配線層の金属配線に接続されると共に、シリコン基板の上面上まで引き出されており、この引き出された部分が、外部配線が接合される電極パッドとなっている。
次に、図面を参照しつつ、本実施形態に係る固体撮像装置の構成を詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る固体撮像装置を例示する平面図であり、
図2は、本実施形態に係る固体撮像装置を例示する断面図であり、
図3は、本実施形態に係る固体撮像装置を例示する一部拡大断面図であり、
図4は、本実施形態に係る固体撮像装置の電極パッド領域を例示する平面図であり、
図5は、図4に示すA−A’線による断面図である。
なお、図2においては、図を見やすくするために、特徴的な部分のみを簡略化して示している。このため、図2は、図1、図4及び図5とは厳密には整合していない。
以下、固体撮像装置の構成の説明(図1〜図5参照)においては、固体撮像装置が撮像する際の光の平均的な進行方向(光進行方向)を「下方」とし、その反対方向を「上方」とし、上方及び下方に対して直交する方向を「側方」とする。一方、固体撮像装置の製造方法の説明(図6〜図26参照)においては、ホルダー等に固定される固定面を「下面」とし、処理面を「上面」とし、「下方」及び「上方」の表記もこれに合わせる。後述するように、本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法においては、途中で処理面が反転するため、製造方法の説明中、「下方」及び「上方」の表記も反転するが、これについては、その都度言及する。
図1に示すように、本実施形態に係る固体撮像装置1においては、光を受光して電気信号に変換する受光領域6が設けられている。上方から見て、受光領域6の外縁の形状は矩形であり、受光領域6には、多数の画素がマトリクス状に配列されている。また、受光領域6の周囲には、受光領域6を駆動すると共に受光領域6から出力された電気信号を処理する周辺回路領域7が設けられている。周辺回路領域7の外縁の形状も矩形である。更に、固体撮像装置1には、一又は複数の電極パッド領域8、及び、一又は複数のマーク材領域9が設けられている。
図2に示すように、固体撮像装置1においては、支持基板11が設けられている。支持基板11は固体撮像装置1全体の強度及び剛性を担保するものであり、例えばシリコンにより形成されている。支持基板11上には、例えばシリコン酸化物からなるパッシベーション膜12が設けられており、その上には多層配線層13が設けられている。すなわち、支持基板11はパッシベーション膜12を介して多層配線層13の下面に被着されている。多層配線層13においては、例えばシリコン酸化物等の絶縁材料からなる層間絶縁膜14中に、複数本の金属配線15が多層に設けられている。受光領域6においては、多層配線層13の最上部にトランスファーゲート16が設けられている。
多層配線層13上には、単結晶のシリコンからなるシリコン基板20が設けられている。シリコン基板20の厚さは、例えば3〜5μmであり、例えば、4.7μmである。シリコン基板20においては、最上層にp型層21が形成されており、p型層21以外の部分は、n型層22となっている。シリコン基板20の上面上にはシリコン酸化膜51が設けられており、その上にはシリコン窒化膜52が設けられている。シリコン酸化膜51及びシリコン窒化膜52により、反射防止膜53が構成されている。反射防止膜53は可視光の反射を抑制する膜である。反射防止膜53上には、例えばシリコン酸化物からなるキャップ膜54が設けられている。キャップ膜54の屈折率は、例えば2以下である。
以下、受光領域6、電極パッド領域8及びマーク材領域9のそれぞれの構成を説明する。
先ず、受光領域6の構成について説明する。
受光領域6においては、n型層22にp型バリア領域23が選択的に形成されている。上方から見て、例えば、p型バリア領域23の形状は格子状である。n型層22は、p型バリア領域23によって複数のPD(フォトダイオード)領域25に区画されており、各PD領域25は固体撮像装置1の各画素に対応している。そして、PD領域25は、p型層21及びp型バリア領域23により、相互に電気的に分離されている。上方から見て、各PD領域25の形状は例えば略正方形であり、複数のPD領域25がマトリクス状に配列されている。
PD領域25の下部には、導電型がn型の高濃度領域26が形成されている。一方、PD領域25の上部は、n型層22がそのまま残っている。また、PD領域25の最下層部分には、導電型がp型の反転防止層27が形成されている。このように、PD領域25は、高濃度領域26及びn型層22によって構成されており、p型層21、p型バリア領域23及び反転防止層27によって囲まれている。p型層21は受光面側の反転防止層である。高濃度領域26及びn型層22には、ドナーとなる不純物、例えば、リン(P)が導入されている。また、p型層21、p型バリア領域23及び反転防止層27には、アクセプタとなる不純物、例えば、ホウ素(B)が導入されている。シリコン基板20の下面には、受光領域6を囲むように、例えばシリコン酸化物からなる素子分離膜28aが形成されている。一方、周辺回路領域7においては、シリコン基板20の下面に、読出回路(図示せず)等が形成されている。
図2及び図3に示すように、受光領域6においては、キャップ膜54上に複数枚のカラーフィルタ55が設けられている。カラーフィルタ55はPD領域25毎に設けられており、例えば、各PD領域25の直上域に設けられている。この場合、図3に示すように、隣接するカラーフィルタ55間の境界は、p型バリア領域23の直上域内に位置している。カラーフィルタ55は、例えば、赤色の光を透過させ他の色の光を遮断する赤色フィルタ、緑色の光を透過させ他の色の光を遮断する緑色フィルタ、青色の光を透過させ他の色の光を遮断する青色フィルタである。各カラーフィルタ55上には、平凸型のマイクロレンズ56が設けられている。このように、固体撮像装置1の各画素には、上方から順に、各1つのマイクロレンズ56、カラーフィルタ55、PD領域25が設けられている。また、上述のトランスファーゲート16も、画素毎に設けられている。更に、各画素には、アンプ・リセットトランジスタ(図示せず)も形成されている。
次に、電極パッド領域8の構成について説明する。
図2、図4及び図5に示すように、上方から見て、電極パッド領域8の形状は、例えば角部が丸められた略正方形であり、一辺の長さは例えば80μmである。各電極パッド領域8においては、複数個の貫通ホール31が形成されている。上方から見て、貫通ホール31の形状は例えば一辺の長さが10μmの正方形であり、各貫通ホール31は反射防止膜53の上面から下方に向かって延び、反射防止膜53、p型層21及びn型層22を貫通している。貫通ホール31における反射防止膜53を貫通する部分は、反射防止膜53の開口部53aとなっている。これらの複数個の貫通ホール31は、例えば電極パッド領域8の外縁に沿って配列されている。
シリコン基板20の下面における貫通ホール31の直下域を含む領域には、シリサイド層29bが形成されている。また、シリサイド層29bを囲むように、枠状の素子分離膜28bが形成されている。すなわち、シリサイド層29bは素子分離膜28bによって区画された領域に配置されている。素子分離膜28bは例えばシリコン酸化物によって形成されている。
貫通ホール31の側面上には、例えばシリコン酸化物からなる側面保護膜32が設けられている。側面保護膜32は、電極パッド領域8全体にわたって連続的に設けられているが、貫通ホール31の底面上には設けられていない。また、電極パッド領域8における側面保護膜32上には、例えばアルミニウム等の導電材料からなる電極膜33が設けられている。電極膜33は、電極パッド領域8全体にわたって連続的に設けられており、貫通ホール31の底面上及び側面上、並びにシリコン基板20の上面上に設けられている。従って、電極膜33は貫通ホール31の底面においてシリサイド層29bの上面に接している。多層配線層13の最上部であってシリサイド層29bには、コンタクト17が設けられている。コンタクト17の上端はシリサイド層29bの下面に接している。また、コンタクト17の下端は金属配線15に接続されている。これにより、電極膜33はシリサイド層29bを介してコンタクト17に接続されている。
また、電極パッド領域8の中央部において、キャップ膜54に開口部54aが形成されている。上方から見て、開口部54aの形状は、例えば角部が丸められた正方形であり、一辺の長さは例えば50μmである。開口部54aの直下域には貫通ホール31は形成されておらず、直下域全域にわたってシリコン基板20が設けられている。すなわち、キャップ膜54は、電極膜33におけるシリコン基板20の上面上に配置された部分の周辺部及び貫通ホール31の内面上に配置された部分を覆っているが、電極膜33におけるシリコン基板20の上面上の配置された部分の中央部は覆っていない。そして、この中央部、すなわち、電極膜33における開口部54aにおいて露出した部分が、外部配線Wが接合される電極パッド35となっている。換言すれば、電極パッド領域8の中央部には1つの電極パッド35が設けられており、その周囲に複数個の貫通ホール31が配置されている。そして、電極膜33は、電極パッド35である部分から、貫通ホール31の底面においてシリサイド層29bに接続された部分まで、連続的に成膜されている。これにより、外部配線Wが電極パッド35に接合されると、外部配線Wは電極膜33、シリサイド層29b及びコンタクト17を介して、金属配線15に接続される。
次に、マーク材領域9の構成について説明する。
マーク材領域9においては、シリコン基板20の下面に素子分離膜28cが選択的に形成されており、シリコン基板20の下面における素子分離膜28cによって区画された領域には、シリサイド層29cが形成されている。また、シリコン基板20上においては、反射防止膜53に開口部53bが形成されている。更に、開口部53b内には、開口部53bの内縁に沿って、フェンス36が設けられている。フェンス36は電極膜33と同じ材料によって形成されており、例えばアルミニウムによって形成されている。一方、キャップ膜54は、開口部53b内にも設けられており、フェンス36はキャップ膜54内に埋め込まれている。そして、上方から見てフェンス36の内側には、上下方向におけるキャップ膜54からシリサイド層29cまでの部分において、金属等の光の透過率が低い材料は存在していない。
これにより、上方からマーク材領域9に対して赤外線を照射すると、この赤外線がキャップ膜54及びシリコン基板20を透過してシリサイド層29c到達し、シリサイド層29cによって反射され、再びシリコン基板20及びキャップ膜54を透過して上方に出射する。この出射光を受光することにより、シリサイド層29cを光学的に検出することができる。このため、固体撮像装置1の製造プロセスにおける各工程において、シリサイド層29cをアライメントマークとして使用することができる。マーク材領域9は、例えば、アライメントマークを必要とする工程の数だけ設定されている。また、複数のマーク材領域9においては、シリサイド層29cの形状が相互に異なっていてもよく、例えば、それぞれ文字又は記号の形状とされていてもよい。これにより、マーク材領域9の識別が容易になる。なお、シリサイド層29b及び29cは同じ工程で形成されたものであり、例えば、自己整合的に形成されたサリサイド層である。また、シリサイド層29b及び29cは、例えば、チタン(Ti)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、コバルト(Co)又はニッケル(Ni)等の遷移金属とシリコンとの化合物である。
これに対して、シリサイド層29b及び29cを形成せずに、シリコン基板20を透過する光によって素子分離膜28cからなるアライメントマークを検出しようとすると、素子分離膜28cにおける光の反射強度が低いため、十分なコントラストを得ることができず、アライメントマークを精度よく検出することができない。この場合、反射光の強度を高めるために、入射光の強度を上げることが考えられるが、そうすると、シリコン基板20の下面からの反射光よりも上面からの反射光が強まってしまい、アライメントマークの検出がかえって困難になってしまう。
次に、本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法について説明する。
図6〜図26は、本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を例示する工程断面図である。
なお、図6〜図26は、図2と同じ断面を示しており、図2と同様に、特徴的な部分のみを拡大して示している。また、図6〜図8は、図2に対して上下が反転している。
先ず、図6に示すように、基板60を準備する。基板60においては、p型基材61上に、n型層22が設けられている。p型基材61は、アクセプタとなる不純物、例えばホウ素がドープされた単結晶のシリコンからなり、厚さは例えば750μmである。一方、n型層22はp型基材61上にエピタキシャル成長されたシリコン層であり、ドナーとなる不純物、例えばリンがドープされており、厚さは例えば3〜5μm、例えば4.7μmである。
以後、図6〜図8に示す工程では、基板60のp型基材61側の面を固定面とし、n型層22側の面を処理面とするため、p型基材61側を下方とし、n型層22側を上方として説明する。なお、固体撮像装置1の製造途中においては撮像用の光は入射しないが、便宜上、図6〜図26においても、図2と同じ「光進行方向」を表す矢印を図示する。「光進行方向」は、固体撮像装置1及びその中間製造物に対して固定されている。
次に、図7に示すように、n型層22の上面に素子分離膜28a〜28cを形成する。具体的には、n型層22の上面にトレンチを形成し、その内部にシリコン酸化物を堆積させることにより、受光領域6に枠状の素子分離膜28aを形成し、電極パッド領域8に枠状の素子分離膜28bを形成し、マーク材領域9に任意の形状の素子分離膜28cを形成する。次に、素子分離膜28aをアライメントマークとして、n型層22に対してホウ素を複数回イオン注入し、受光領域6に格子状のp型バリア領域23を形成する。このとき、p型バリア領域23はn型層22を複数の部分に区画するように形成する。
次に、受光領域6におけるn型層22の上部にドナーとなる不純物をイオン注入して、高濃度領域26を形成する。このとき、p型バリア領域23によって区画された各部分における高濃度領域26の下方の部分は、n型層22のまま残留する。次に、受光領域6におけるn型層22の最上層部分にアクセプタとなる不純物を注入して、反転防止層27を形成する。これにより、p型バリア領域23によって区画された各部分が、フォトダイオード(PD)領域25となる。
次に、n型層22上の全面に例えばシリコン酸化物からなるシリサイドブロック層(図示せず)を形成する。そして、シリサイドブロック層を選択的に除去して、n型層22の上面におけるシリサイド層を形成する予定の領域を露出させる。具体的には、素子分離膜28bによって囲まれた領域及び素子分離膜28cによって囲まれた領域を露出させる。このとき、素子分離膜28b及び28cの一部も露出させてもよい。次に、n型層22上の全面に、シリサイドブロック層を覆うように、金属層を堆積させる。この金属層は、例えば、チタン(Ti)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、コバルト(Co)又はニッケル(Ni)等の遷移金属によって形成する。このとき、n型層22の上面におけるシリサイドブロック層によって覆われていない領域は、この金属層に接触する。
次に、例えば500℃の温度で加熱処理を施す。これにより、n型層22と金属層とが接している領域において、n型層22中のシリコンと金属層中の金属とが反応して、シリサイド層が形成される。その後、例えば硫酸加水分解処理を施して、シリサイドブロック層を除去する。このとき、未反応の金属層も除去される。このようにして、素子分離膜に対して自己整合的に、メタリック層としてのシリサイド層(サリサイド層)が形成される。すなわち、n型層22の上面における素子分離膜28bによって囲まれた領域にシリサイド層29bが形成され、素子分離膜28cによって囲まれた領域にシリサイド層29cが形成される。シリサイド層29cは、基板60の上面における貫通ホール31(図2参照)が形成される予定の領域の直上域に形成される。
次に、受光領域6において、素子分離膜28aをアライメントマークとして、PD領域25毎にトランスファーゲート16を形成する。次に、トランスファーゲート16を埋め込むように層間絶縁膜14を堆積させると共に、層間絶縁膜14内にコンタクト17及び複数本の金属配線15を多層に形成して、多層配線層13を形成する。このとき、コンタクト17の下端をシリサイド層29bに接触させ、上端を金属配線15に接続させる。金属配線15は、より下層の金属配線15又はトランスファーゲート16をアライメントマークとして形成してもよく、マーク材領域9のシリサイド層29cをアライメントマークとして形成してもよい。
一方、上述のn型層22内に各種の拡散層を形成し、多層配線層13を形成するプロセスにおいて、受光領域6にアンプトランジスタ及びリセットトランジスタ等(図示せず)を形成する。また、周辺回路領域7に読出回路(図示せず)等を形成する。次に、多層配線層13上にシリコン酸化物を堆積させて、パッシベーション膜12を成膜し、CMPによって上面を平坦化する。ここまでの工程において、p型基材61に含まれるホウ素がn型層22に拡散し、p型基材61とn型層22との間に、ホウ素及びリンの双方を含むp型拡散層62が形成される。p型拡散層62はp型バリア領域23に接触する。
次に、図8に示すように、パッシベーション膜12の上面に支持基板11を、例えばプラズマ処理による直接貼合法によって貼り付ける。すなわち、多層配線層13の上面に、パッシベーション膜12を介して支持基板11を被着させる。支持基板11は例えばシリコンウェーハである。以後の工程においては、支持基板11側の面を固定面とする。このため、図9〜図26においては、上下を再び反転させ、図2と同じとする。また、以下の説明中の上下の記載も図9〜図26に合わせる。
次に、図9に示すように、基板60をp型基材61側から例えばグラインダー等によって機械的に研削し、減厚する。これにより、p型基材61の厚さを10μm程度とする。
次に、図10に示すように、ウェット処理により、p型基材61(図9参照)を除去する。このウェット処理は、例えば、フッ酸、硝酸及び酢酸の混合溶液を用いて行う。フッ酸、硝酸及び酢酸の混合溶液は、その混合比率及び温度を調整することにより、シリコンに対する濃度選択性を制御することができる。シリコンに対する濃度選択性とは、シリコンの不純物濃度に応じてエッチングレートが変化する性質をいう。
図27は、横軸に上下方向の位置をとり、縦軸にホウ素濃度をとって、p型基材61、p型拡散層62及びn型層22におけるホウ素濃度プロファイルを例示するグラフ図である。
図27に示す例では、p型基材61のホウ素濃度は8×1019cm−3程度である。また、ホウ素の染み出しによって形成されたp型拡散層62の厚さは0.8μmであり、そのホウ素濃度は、p型基材61との界面からp型バリア領域23との界面に向けて連続的に減少している。更に、p型バリア領域23のホウ素濃度は2×1016cm−3程度である。従って、p型拡散層62とp型バリア領域23との接続部分のホウ素濃度は2×1016cm−3程度である。この場合、上述の混合溶液は、p型バリア領域23がエッチングされないような濃度選択性とする必要があり、例えば、1×1019cm−3の不純物濃度を境界としてエッチングレートが大きく変化するような濃度選択性とする。これにより、不純物濃度が1×1019cm−3よりも高いシリコン部分のみがエッチングされ、不純物濃度が1×1019cm−3未満であるシリコン部分はほとんどエッチングされなくなる。
このような条件でウェット処理を行うことにより、エッチングをp型拡散層62の途中で停止させることができる。これにより、p型基材61は完全に除去され、p型拡散層62は一部が除去され、p型拡散層62の残留部分がp型層21となる。p型層21の厚さは、例えば0.4μmとなる。n型層22及びp型層21により、シリコン基板20が形成される。
次に、図11に示すように、シリコン基板20上にシリコン酸化膜51を形成し、その上にシリコン窒化膜52を形成する。シリコン酸化膜51及びシリコン窒化膜52により、反射防止膜53が形成される。このとき、光学特性の観点から、例えば、シリコン酸化膜51の膜厚は20nmとし、シリコン窒化膜52の膜厚は50nmとする。このとき、シリコン酸化膜51はALD(atomic layer deposition:原子層堆積)法によって形成することが好ましい。これは、ALD法によってシリコン酸化膜51を形成すれば、原子層置換によってp型層21との間の界面準位を低減できるためである。これに対して、PVD(Physical Vapor Deposition:物理気相成長)法によってシリコン酸化膜51を形成すると、p型層21の表層のダングリングボンドとの間の結合エネルギーが低くなるため、界面準位を十分に低減することが難しい。なお、シリコン酸化膜52は、PVD法によって成膜してもよい。
次に、図12に示すように、反射防止膜53上にレジスト膜71を塗布し、露光及び現像を行って、電極パッド領域8及びマーク材領域9にそれぞれ開口部71a及び71bを形成する。このとき、上方から赤外線IRを照射することにより、マーク材領域9のシリサイド層29cを光学的に検出し、これをアライメントマークとして使用する。一例では、開口部71aの開口幅は10μmとし、開口部71bの開口幅は50μmとする。この場合、合わせ精度は±1μm程度でよく、高精度なアライメントは必要とされない。
次に、図13に示すように、レジスト膜71をマスクとし、シリコン基板20をストッパとしてドライエッチングを行い、開口部71a及び71bの直下域から反射防止膜53を除去する。これにより、反射防止膜53における電極パッド領域8に配置された部分に開口部53aが形成され、マーク材領域9に配置された部分に開口部53bが形成される。すなわち、反射防止膜53はシリサイド層29cの直上域には形成されない。その後、例えば酸素プラズマによるアッシング処理を行い、レジスト膜71を除去する。
次に、図14に示すように、反射防止膜53上にレジスト膜72を塗布し、露光及び現像を行って、レジスト膜72における電極パッド領域8に配置された部分の一部に開口部72aを形成する。開口部72aは、開口部53aの内側に形成する。このとき、上方から赤外線IRを照射してマーク材領域9のシリサイド層29cをアライメントマークとして使用する。一例では、開口部53aの開口幅が10μmであるとき、開口部72aの開口幅は7μmとする。この場合、合わせ精度は±1μm程度でよく、高精度なアライメントは必要とされない。
次に、図15に示すように、レジスト膜72をマスクとし、シリサイド層29bをストッパとしてドライエッチングを行い、開口部72aの直下域からp型層21及びn型層22を除去する。これにより、シリコン基板20に貫通ホール31が形成される。貫通ホール31の形状は、下方にいくほど細くなる順テーパー形状とし、テーパー角度は75〜89°とすることが好ましい。その後、例えば酸素プラズマによるアッシング処理を行い、レジスト膜72を除去する。
次に、図16に示すように、例えばCVD(chemical vapor deposition:化学気相成長)法等の低温プロセスにより、全面にシリコン酸化膜66を成膜する。このとき、シリコン酸化膜66は、反射防止膜53の上面上の他に、貫通ホール31の側面上及び底面上、反射防止膜53の開口部53aの側面上、開口部53bの側面上及び底面上にも形成される。
次に、図17に示すように、シリコン窒化膜52をストッパとしたドライエッチングを全面に対して施し、シリコン酸化膜66をエッチバックする。これにより、シリコン酸化膜66における反射防止膜53の上面上に配置された部分、貫通ホール31の底面上に配置された部分、反射防止膜53の開口部53bの底面上に配置された部分が除去され、貫通ホール31の側面上に配置された部分、開口部53aの側面上に配置された部分、及び開口部53bの側面上に配置された部分が残留する。これにより、シリコン酸化膜66における貫通ホール31の側面上及び開口部53aの側面上に配置された部分が、側面保護膜32となる。
次に、図18に示すように、バリアメタルとして、チタン層及び窒化チタン層からなる2層膜(図示せず)を形成した後、スパッタ法によりアルミニウムを堆積させて、アルミニウム層67を形成する。アルミニウム層67の厚さは、例えば330nmとする。このとき、図15に示す工程において、貫通ホール31の形状を順テーパー形状としているため、アルミニウム層67は、貫通ホール31の側面上にも連続的に形成される。また、アルミニウム層67の上面には、開口部53bを反映した段差67bが形成される。
次に、図19に示すように、全面にレジスト膜73を塗布し、露光及び現像により、電極パッド領域8を覆うようにパターニングする。このとき、マーク材領域9はアルミニウム層67によって覆われているため、赤外線を照射してシリサイド層29cを検出し、これをアライメントマークとして使用することはできない。そこで、アルミニウム層67の上面における開口部53bを反映した段差67bをアライメントマークとして使用する。このパターニングにおける合わせ精度は±1μm程度でよく、高精度なアライメントは要求されない。
次に、図20に示すように、レジスト膜73をマスクとし、シリコン窒化膜52をストッパとしたドライエッチングを行い、電極パッド領域8以外の領域からアルミニウム層67を除去する。このとき、電極パッド領域8にはアルミニウム層67が残留し、電極膜33となる。電極膜33は反射防止膜53の上面上の他に、貫通ホール31の内面上にも形成される。また、アルミニウム層67は、反射防止膜53の開口部53bの側面上にも残留し、枠状のフェンス36となる。これに対して、受光領域6からはアルミニウム層67が除去される。また、開口部53bの底面上からも、アルミニウム層67が除去される。その後、例えば酸素プラズマによるアッシング処理を行い、レジスト膜73を除去する。
次に、図21に示すように、例えばPVD法により全面にシリコン酸化物を堆積させて、キャップ膜54を形成する。この時点では、キャップ膜54は電極膜33全体を覆っている。なお、本実施形態においてはキャップ膜54をシリコン酸化膜としたが、シリコン酸化膜及びシリコン窒化膜からなる2層膜としてもよい。
次に、図22に示すように、全面にレジスト膜74を塗布し、露光及び現像を行うことにより、電極パッド領域8の一部に、開口部74aを形成する。開口部74aは、電極パッド35(図2参照)を形成する予定の領域に形成する。このとき、上方から赤外線IRを照射することにより、シリサイド層29cを検出し、これをアライメントマークとする。又は、フェンス36を検出して、これをアライメントマークとしてもよい。開口部74aは、例えば、一辺の長さが50μmの角部が丸められた正方形とする。この場合、合わせ精度は例えば±1μmでよく、高精度のアライメントは要求されない。
次に、図23に示すように、レジスト膜74をマスクとし、電極膜33をストッパとして、ドライエッチングを行う。これにより、開口部74aの直下域においてキャップ膜54が選択的に除去され、開口部54aが形成される。開口部54aにおいては、電極膜33が露出し、電極パッド35となる。その後、例えば酸素プラズマによるアッシング処理を行い、レジスト膜74を除去する。
次に、図24に示すように、厚いレジスト膜75を全面に形成する。レジスト膜75の膜厚は、貫通ホール31内を完全に埋めきるような厚さとする。
次に、図25に示すように、ドライエッチング又はCDE(Chemical Dry Etching:化学的乾式エッチング)により、レジスト膜75をエッチバックする。このとき、貫通ホール31内にはレジスト膜75を残留させる。このレジスト膜75がダミー材となる。そして、貫通ホール31内に残留させたレジスト膜75のリセス量r、すなわち、キャップ膜54の上面を基準としたレジスト膜75の上面の深さは、2μm以内とすることが好ましく、1.5μm以内とすることがより好ましい。
次に、図26に示すように、受光領域6において、キャップ膜54上に、赤色、緑色及び青色のカラーフィルタ55を形成する。具体的には、キャップ膜54上に液体状のカラーフィルタ材料を塗布し、このカラーフィルタ材料を固化させ、固化したカラーフィルタ材料をパターニングする工程を、色の数だけ繰り返す。このとき、カラーフィルタ55間の境界は、p型バリア領域23の直上域に位置させる。そして、この位置合わせに際しては、シリサイド層29cをアライメントマークとして使用する。すなわち、上方から赤外線IRを照射し、この赤外線IRがマーク材領域9における反射防止膜53の開口部53bを介してシリコン基板20内に進入し、シリコン基板20を透過し、シリサイド層29cによって反射されて、再びシリコン基板20を透過し、開口部53bを介して出射する。この出射した赤外線を受光することにより、シリサイド層29cを光学的に検出し、これを位置合わせの基準とする。
次に、カラーフィルタ55上に、マイクロレンズ56を形成する。次に、例えばシンナー溶液等により、貫通ホール31内に埋め込まれたレジスト膜75を除去する。なお、このレジスト膜75は除去しなくてもよい。このようにして、本実施形態に係る固体撮像装置1が製造される。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態に係る固体撮像装置1においては、マーク材領域9において、シリコン基板20の下面、すなわち、多層配線層13側の面に、シリサイド層29cが形成されている。シリサイド層29cは、素子分離膜28c及び層間絶縁膜14を形成するシリコン酸化物、並びにシリコン基板20を形成するシリコンと比較して、光の反射率が高い。このため、シリコン基板20に対して上方から赤外線を照射すると、この赤外線はシリサイド層29cに到達して上方に向かって反射され、この反射光において、シリサイド層29cとその周囲との間にはコントラストが形成される。この結果、この反射光を受光することにより、シリサイド層29cを光学的に検出することができる。これにより、シリサイド層29cを、各工程におけるアライメントマークとして使用することができる。特に、図26に示すカラーフィルタ55を形成する工程において、カラーフィルタ55の境界をp型バリア領域23の直上域に位置させるための精密なアライメントに使用することができる。
すなわち、本実施形態によれば、カラーフィルタ55を、シリサイド層29cを基準として位置決めすることができる。一方、上述の如く、p型バリア領域23は、素子分離膜28aを基準として位置決めされる。シリサイド層29cは素子分離膜28cに対して自己整合的に形成され、素子分離膜28cは素子分離膜28aと同時に形成されるため、シリサイド層29cと素子分離膜28aとの間には、位置ずれは発生しない。従って、p型バリア領域23とカラーフィルタ55とは、共通の基準である素子分離膜28a及び28cに基づいて、一次的に位置決めすることができる。このため、p型バリア領域23とカラーフィルタ55との位置合わせを、極めて高精度に行うことができる。これにより、画素の高集積化を図ることができる。
逆に、p型バリア領域23とカラーフィルタ55との合わせ精度が所定の基準を満たしていればよい場合には、カラーフィルタ55の位置合わせのマージンを大きく取ることができる。
以下、各部の寸法の一例を挙げて、この効果を説明する。
PD領域25の幅が1.15μmであり、p型バリア領域23の幅が0.25μmであり、p型バリア領域23の幅のばらつきが10%であるとすると、p型バリア領域23の幅の最小値は、0.225μmとなる。従って、カラーフィルタ55の境界の位置について、許容される変動幅は、±0.1125μm(=0.225μm/2)以下となる。上述の如く、p型バリア領域23は素子分離膜28aを基準として位置合わせされるが、その合わせ精度は±0.05μmである。そして、素子分離膜28cを基準としたカラーフィルタ55の合わせ精度を±xμmとすると、合わせ誤差の累積は二乗和平均で計算できるため、√(0.05+x)≦0.1125となればよい。従って、x≦√(0.1125−0.05)≒0.10μmとなり、カラーフィルタ55の合わせ精度を±0.10μmまで緩和することができる。
これに対して、例えば、トランスファーゲート16を基準としてカラーフィルタ55を位置決めした場合、トランスファーゲート16は素子分離膜28aを基準として位置決めされるため、カラーフィルタ55は、素子分離膜28a→トランスファーゲート16→カラーフィルタ55の順に間接的に位置決めされる。素子分離膜28aを基準としてトランスファーゲート16を位置決めする際の合わせ精度を±0.025μmとし、トランスファーゲート16を基準としてカラーフィルタ55を位置決めする際の合わせ精度を±yμmとすると、素子分離膜28aを基準としたp型バリア領域23の合わせ精度は±0.05μmであるため、√(0.05+0.025)+y≦0.1125を満たす必要がある。この場合、y≦0.0566μmとなるため、カラーフィルタ55の合わせ精度は、±0.056μmとしなくてはならず、極めて高精度な位置合わせが必要となってしまう。
また、本実施形態においては、マーク材領域9において、反射防止膜53に開口部53bが形成されている。このため、開口部53bをアライメントマーク検出用の開口窓として使用することにより、赤外線が反射防止膜53によって遮られることがなく、シリサイド層29cの検出精度を向上させることができる。また、開口部53bを形成することにより、図18に示す工程において、アルミニウム層67の上面に段差67bを形成することができる。これにより、図19に示す工程において、レジスト膜73のパターニングを行う際に、段差67bをアライメントマークとして使用することができる。図19に示す工程においては、全面に設けられたアルミニウム層67の存在により、シリサイド層29cを検出することができないため、この効果は特に有益である。
更に、本実施形態においては、シリサイド層29cを検出するための光として、赤外線を使用している。赤外線は、紫外線又は可視光線と比較してシリコン中の透過率が高いため、赤外線を使用することにより、シリサイド層29cの検出が容易になる。
図28は、横軸に入射した光の強度が半分になるシリコン基板の厚さをとり、縦軸に入射させる光の波長をとって、シリコン中の光の減衰挙動を例示するグラフ図である。
図28に示すように、シリコン基板に入射する光の波長が長いほど、強度が半分になるシリコン基板の厚さは厚くなる。すなわち、光の透過率が向上する。例えば、波長が700nmの赤外線の強度が半分になるシリコン基板の厚さは、約3μmである。従って、シリコン基板20の厚さが3μmであり、シリサイド層29cにおける反射率が100%であると仮定すると、シリコン基板20に入射した赤外線の約4分の1が、シリコン基板20から出射されて受光可能となる。この結果、シリサイド層29cを十分に精度よく検出することができる。シリコン基板20の厚さが5μmであっても、赤外線を使用すれば、シリサイド層29cの検出が可能である。
なお、シリコン基板20の厚さは、3〜5μm程度である。その理由は、シリコン基板20の厚さが3μm未満であると、PD領域25の容量が不足すると共に、赤色の光の受光効率が低下し、一方、シリコン基板20の厚さが5μmより大きいと、イオン注入法によってp型バリア領域23を形成することが困難になるからである。
更にまた、本実施形態に係る固体撮像装置1においては、電極パッド領域8において、シリコン基板20に貫通ホール31が形成されており、電極膜33が貫通ホール31の底面上及び側面上、並びに電極パッド領域8におけるシリコン基板20の上面上に連続的に形成されている。これにより、電極膜33は、貫通ホール31の底面においてシリサイド層29bを介して多層配線層13の金属配線15に接続されると共に、シリコン基板20の上面上まで引き出されており、この引き出された部分が、外部配線Wが接合される電極パッド35となる。この結果、外部配線Wを金属配線15に金属製の電極膜33を介して接続することができる。これにより、外部電極Wと金属配線15との間の寄生抵抗を低く抑えることができると共に、寄生容量を低く抑えることができる。
更にまた、電極膜33のうち、電極パッド35となる部分の直下域には貫通ホール31が形成されておらず、電極パッド35の直下域全体にシリコン基板20が設けられている。このため、電極パッド35の直下域は強度が高く、外部配線Wが電極パッド35にボンディングされてもシリコン基板20が損傷することがない。すなわち、実装強度が高い。また、電極パッド35はシリコン基板20の上面上に配置されているため、平坦面となっており、外部配線Wのボンディングが容易である。
更にまた、本実施形態においては、貫通ホール31の形状を、下方にいくほど細くなる順テーパー形状としているため、電極膜33を貫通ホール31の側面上に連続的に形成することが容易になる。これにより、電極膜33の段切れが発生しにくい。
更にまた、貫通ホール31の内面上には側面保護膜32が設けられており、電極膜33は側面保護膜32上に設けられているため、シリコン基板20は側面保護膜32によって電極膜33から絶縁されている。このため、電極膜33の電位よって、シリコン基板20の電位が変動することがない。
更にまた、貫通ホール31の側面全体が側面保護膜32、電極膜33及びキャップ膜34によって覆われているため、貫通ホール31の側面においてシリコン基板20が露出することがなく、シリコン基板20の露出面に水分等が吸着して固体撮像装置1の信頼性を低下させることがない。
更にまた、本実施形態においては、図26に示す工程において、カラーフィルタ55を形成する際に、貫通ホール31内にはダミー材料としてレジスト膜75を埋め込んでいる。このため、液体状のカラーフィルタ材料を塗布したときに、カラーフィルタ材料が貫通ホール31内に流れ込むことを防止でき、貫通ホール31の近傍でカラーフィルタ55が薄くなってしまうことを防止できる。この効果を得るために、貫通ホール31内に埋め込んだレジスト膜75のリセス量rは、2μm以下であることが好ましく、1.5μm以下であることがより好ましい。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。前述の実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。
例えば、前述の実施形態においては、アライメントマークとしてシリサイド層を使用する例を示したが、本発明はこれに限定されず、半導体基板の表面に形成可能なメタリック層であればよい。メタリック層とは自由電子を含む層をいう。メタリック層は自由電子を含むことにより、金属光沢を呈し、光を効率的に反射することができる。これにより、半導体基板及び多層配線層よりも光の反射率が高くなり、光学的に検出することが容易になる。メタリック層には、例えば、純金属からなる層、合金からなる層、金属化合物からなる層が含まれ、シリサイド層も含まれる。半導体基板をシリコンにより形成し、メタリック層をシリサイド層とすれば、メタリック層を容易に形成することができ、また、シリコン酸化物等からなる素子分離膜に対して、自己整合的に形成することができる。
また、前述の実施形態においては、シリサイド層29cを検出するための光として赤外線を使用する例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば可視光を使用してもよい。この場合は、反射防止膜53に開口部53bを形成しなくてもよい。
1 固体撮像装置、6 受光領域、7 周辺回路領域、8 電極パッド領域、9 マーク材領域、11 支持基板、12 パッシベーション膜、13 多層配線層、14 層間絶縁膜、15 金属配線、16 トランスファーゲート、17 コンタクト、20 シリコン基板、21 p型層、22 n型層、23 p型バリア領域、25 フォトダイオード領域、26 高濃度領域、27 反転防止層、28a、28b、28c 素子分離膜、29b、29c シリサイド層、31 貫通ホール、32 側面保護膜、33 電極膜、35 電極パッド、36 フェンス、51 シリコン酸化膜、52 シリコン窒化膜、53 反射防止膜、53a、53b 開口部、54 キャップ膜、54a 開口部、55 カラーフィルタ、56 マイクロレンズ、60 基板、61 p型基材、62 p型拡散層、66 シリコン酸化膜、67 アルミニウム層、67b 段差、71 レジスト膜、71a、71b 開口部、72 レジスト膜、72a 開口部、73 レジスト膜、74 レジスト膜、74a 開口部、75 レジスト膜、r リセス量、W 外部配線

Claims (10)

  1. 多層配線層と、
    前記多層配線層上に設けられ、第1導電型層を有する半導体基板と、
    前記第1導電型層を複数の領域に区画する第2導電型の不純物拡散領域と、
    前記半導体基板上に設けられた反射防止膜と、
    前記反射防止膜上に前記区画された領域毎に設けられたカラーフィルタと、
    前記半導体基板の下面における前記区画された領域以外の領域に形成されたメタリック層と、
    を備え、
    前記反射防止膜は、前記メタリック層の直上域には設けられていないことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記半導体基板はシリコンによって形成されており、前記メタリック層はシリサイドによって形成されていることを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記半導体基板の下面における前記区画された領域以外の領域に形成された素子分離膜をさらに備え、
    前記メタリック層は前記素子分離膜によって区画された領域に配置されていることを特徴とする請求項2記載の固体撮像装置。
  4. 前記第1導電型層には貫通ホールが形成されており、
    前記半導体基板の上面上の一部の領域及び前記貫通ホールの内面上に設けられ、前記多層配線層の配線に接続された電極膜をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の固体撮像装置。
  5. 前記貫通ホールは、前記一部の領域を囲むように複数個形成されていることを特徴とする請求項4記載の固体撮像装置。
  6. 少なくとも下部が半導体材料からなり、前記下部に第1導電型層が設けられた基板中に、前記第1導電型層を複数の領域に区画する第2導電型の不純物拡散領域を形成する工程と、
    前記基板の下面における前記区画された領域以外の領域にメタリック層を形成する工程と、
    前記基板の下方に多層配線層を形成する工程と、
    前記基板の上部を除去することにより、前記基板の下部を半導体基板とする工程と、
    前記半導体基板の上面上における前記メタリック層の直上域を除く領域の少なくとも一部に反射防止膜を形成する工程と、
    前記メタリック層をアライメントマークとして、前記反射防止膜の上面上に、前記区画された領域毎にカラーフィルタを形成する工程と、
    を備えたことを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  7. 前記前記カラーフィルタを形成する工程において、前記半導体基板の上方から前記メタリック層を光学的に検出することを特徴とする請求項6記載の固体撮像装置の製造方法。
  8. 前記メタリック層の検出は、前記半導体基板の上方から赤外線を照射して、その反射光を受光することによって行うことを特徴とする請求項7記載の固体撮像装置の製造方法。
  9. 前記基板の上部を除去する工程の後、前記第1導電型層に貫通ホールを形成する工程と、
    前記半導体基板の上面上の一部及び前記貫通ホールの内面上に、前記多層配線層の配線に接続されるように電極膜を形成する工程と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1つに記載の固体撮像装置の製造方法。
  10. 前記メタリック層を形成する工程において、前記基板の下面における前記貫通ホールが形成される予定の領域の直下域にも前記メタリック層を形成することを特徴とする請求項9記載の固体撮像装置の製造方法。
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