JP2011198621A - 電磁調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本願発明は、簡便な構成を有する一対の放熱体を用いて、冷却ファンからの冷却風が漏れにくい風路を形成することにより、放熱体に取り付けられた半導体スイッチング素子を効率的に冷却できる電磁調理器を実現することを目的とする。
【解決手段】本願発明に係る電磁調理器は、加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を供給する複数のスイッチング素子を含むインバータ回路と、前記各スイッチング素子に取り付けられた、複数の放熱フィンを含む少なくとも一対の放熱体と、一方の前記放熱体の少なくとも1つの放熱フィンを他方の前記放熱体の放熱フィンの間に配置することにより一対の前記放熱体の間に形成された風路に送風する冷却ファンとを備えたことを特徴とするものである。
【選択図】図2

Description

本願発明は、電磁調理器に関し、とりわけ加熱コイルに給電するインバータ回路を効果的に冷却することができる電磁調理器に関するものである。
いわゆるIHクッキングヒータなどの電磁調理器は、鍋などの被加熱体の下方に設けられた誘導加熱コイルに高周波電流を供給したときに生じる交流磁場により、鍋の表面近傍に渦電流を形成して、そのジュール熱により鍋を加熱するものである。
電磁調理器において、鍋を安定して加熱し、加熱コイルに給電するインバータ回路の長期的な信頼性を担保するためには、駆動時に特に高温となる半導体スイッチング素子を効率的に冷却して、許容温度範囲内に安定的に維持しておく必要がある。このとき電磁調理器の筐体の限られた内部空間内には数多くの構成部品が配設されているので、半導体スイッチング素子を効率的に冷却する装置もまた小型であることが好ましい。
たとえば特許文献1に記載されている従来式の誘導加熱調理器は、複数の放熱フィンを有する一対の放熱板のそれぞれに半導体スイッチング素子を取り付け、個別の放熱板の放熱フィンの先端部を互いに向き合わせて配置することにより個々の放熱板の間に風路を形成し、冷却ファンにより風路内に冷却風を流すことにより半導体スイッチング素子を効率的に冷却しようとするものである。
特開2005−71695号公報(図3)
一般に、放熱板を安価に大量生産するためには、放熱板(放熱フィンを含む)が同一の形状および寸法を有することが好ましく、かつ、半導体スイッチング素子のそれぞれの電位が異なるので、高熱伝導性金属などの導電性材料からなる放熱板は互いに絶縁する必要がある。そして上述のように、放熱板の放熱フィンの先端部を互いに向き合わせて配置して形成された風路は、一対の放熱板が同一形態を有し、互いに絶縁するように配置されるため、これらの間に垂直方向に延びる開口部(空隙)が形成される。このとき、放熱フィンの間に流れる冷却風の一部が、半導体スイッチング素子を冷却することなく、開口部を介して放熱フィンの上方に漏れやすいので、半導体スイッチング素子に対する冷却効率が損なわれることがある。
そこで本願発明は、上記問題点を解消するためになされたもので、加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を供給する複数のスイッチング素子を含むインバータ回路と、前記各スイッチング素子に取り付けられた、複数の放熱フィンを含む少なくとも一対の放熱体と、一方の前記放熱体の少なくとも1つの放熱フィンを他方の前記放熱体の放熱フィンの間に配置することにより一対の前記放熱体の間に形成された風路に送風する冷却ファンとを備えたことを特徴とする電磁調理器を提供しようとするものである。
本願発明の電磁調理器によれば、簡便な構成を有する一対の放熱体を用いて、冷却ファンからの冷却風が漏れにくい風路を形成することにより、放熱体に取り付けられた半導体スイッチング素子を効率的に冷却することができる。
本願発明の実施の形態1に係る電磁調理器を概略的に示す斜視図である。 トッププレートおよび筐体の一部を省略した一部破断斜視図である。 加熱コイルに高周波電流を供給する電源装置の回路ブロック図である。 図2に示す放熱体の拡大斜視図である。 図4のV−V線から見た断面図である。 実施の形態2の放熱体を示す図5と同様の断面図である。 実施の形態3の放熱体を示す図5と同様の断面図である。 実施の形態4の放熱体を示す図5と同様の断面図である。 実施の形態4の放熱体を上から見た平面図である。
以下、添付図面を参照して本願発明に係る電磁調理器の実施の形態を説明する。各実施の形態の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(たとえば、「上方」、「下方」、「右側」、および「左側」など)を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は本願発明を限定するものでない。また以下の添付図面において、同様の構成部品については同様の符号を用いて参照する。
実施の形態1.
図1〜図5を参照しながら、本願発明に係る電磁調理器の実施の形態1について以下詳細に説明する。図1は、本願発明に係る電磁調理器1の全体を概略的に図示する斜視図である。図1に示す電磁調理器1は、概略、筐体2、その上側表面のほぼ全体を覆う耐熱性ガラスなどで形成されたトッププレート3、左右対称的に配置された誘導加熱式の一対のIH加熱部20,40、輻射加熱式のラジエント加熱部4、および魚などの調理に適したグリル部5を有する。
なお、以下の実施形態において、グリル部5が筐体2の左側に偏って配置された、いわゆるサイドグリル構造を有する電磁調理器1について例示的に説明するが、本願発明は、これに限定されず、グリル部5が筐体2のほぼ中央に配置されたセンタグリル構造を有する電磁調理器、またはグリル部5を具備しない電磁調理器にも同等に適用することができる。
また電磁調理器1は、ユーザがIH加熱部20,40、ラジエント加熱部4、およびグリル部5を操作するために用いられる操作パネル6および出力調整ダイヤル7a,7b,7c、ならびにこれらの制御状態を表示するための液晶表示部8を備える。
さらに電磁調理器1は、筐体2の後壁に隣接してトッププレート3上に設けられた通気孔9および吸気孔10と、筐体2の前壁に設けられた排気孔11とを有する。
図2は、トッププレート3の一部および筐体2の右側側壁を省略した図1と同様の一部破断斜視図である。IH加熱部20,40は、詳細図示しないが、トッププレート3の下方において、絶縁被膜付き導線を平面状に捲回してなる加熱コイル22,42を有し、図2に示すように、電磁調理器1には加熱コイル22,42に高周波電流を供給する電源装置100が内蔵されている。
図3は、加熱コイル22,42に高周波電流を供給する電源装置100の回路ブロック図である。電源装置100は、概略、商用電源102からの交流電流を直流電流に変換するコンバータ(たとえばダイオードブリッジ)104と、コンバータ104の出力端に接続された平滑用コンデンサ106と、これに並列に接続された、加熱コイル22,42に高周波電流を供給するインバータ回路30,50と、加熱コイル22,42に所望の高周波電流が流れるようにインバータ回路30,50のスイッチング動作を制御する制御回路108とを有する。ここで加熱コイル22,42は、共振用コンデンサ24,44に直列接続されたインダクタンスLと抵抗Rの等価回路(破線22,42で囲む)として図示されている。
加熱コイル22,42に高周波電流を供給するインバータ回路30,50はそれぞれ、高電位側および低電位側の一対の半導体スイッチング素子32a,32b,52a,52b(たとえば絶縁ゲートバイポーラトランジスタなど)を含むハーフブリッジ回路として構成され、その出力端に加熱コイル22,42が接続されている。
制御回路108は、図示しないが、操作パネル6および出力調整ダイヤル7a,7b,7cに接続され、これらにより設定された所定の「火力」に基づいて、各インバータ回路30,50を制御するものであり、加えて、トッププレート3上に載置された鍋の構成材料および載置位置、鍋に収容された食材の重量等を検出する検出手段に接続され、検出結果に応じて各インバータ回路30,50を制御するものであってもよい。
本願発明の電源装置100は、詳細後述するが、半導体スイッチング素子32a,32b,52a,52bが取り付けられた放熱体60a,60b,80a,80bの温度を検出する温度センサ34a,34b(図4)、54a,54bを有し、これらの温度センサは制御回路108に接続されている。そして制御回路108は、温度センサ34a,34b,54a,54bが所定値以上の温度を検出したとき、半導体スイッチング素子32a,32b,52a,52bが過熱状態にあると判断して、加熱コイル22,42に供給される高周波電流を制限するようにインバータ回路30,50を制御する。
再び図2を参照すると、配線基板110上に実装された電源装置100が図示され、とりわけ冷却ファン90と、対をなす2組の放熱体60a,80aおよび放熱体60b,80bとが図示されている。
また図2は、右側の加熱コイル20に給電するインバータ回路30を構成する高圧側および低圧側の半導体スイッチング素子32a,32bが、放熱体60a,60bに取り付けられた状態を示している。左側の加熱コイル40に給電するインバータ回路50を構成する高圧側および低圧側の半導体スイッチング素子52a,52bは、同様に放熱体80a,80bに取り付けられているが、図2には現されていない。
なお、放熱体60a,60b,80a,80bは、主に銅または鉄など熱伝導性の高い金属を用いて形成されることが好ましい。
いずれか一方のインバータ回路30,50が駆動されて、対応する加熱コイル22,42に高周波電流が供給されるとき、電源装置100は冷却ファン90を回転させ、吸気孔10を介して筐体2の外部の冷気を取り込み、一対の放熱体60,80の間に形成される風路に空気を流し、放熱体60,80(およびこれらに取り付けられた半導体スイッチング素子32a,32b,52a,52b)を効率的に冷却することができる。そして放熱体60,80を冷却した空気は排気孔11を介して外部に排気されるようにしてもよい。
図4は図2の放熱体60a,60b,80a,80bの拡大斜視図であり、図5は図4のV−V線から見た断面図である。上述のように、放熱体60a,80aおよび放熱体60b,80bが対をなし、各放熱体は水平方向に延びる複数の放熱フィン92を有する。そして、一方の放熱体60の少なくとも1つの放熱フィン92が他方の放熱体80の放熱フィン92の間に配置されるように(各放熱フィン92が重畳し、その水平面が互いに対して対向するように)構成され、対をなす放熱体60a,80aおよび放熱体60b,80bの放熱フィン92の間に上流側および下流側の(第1および第2の)風路が形成される。
したがって本願発明に係る放熱体60,80によれば、前掲特許文献1に記載のように、放熱体60,80の間に垂直方向に延びる開口部(空隙)が形成されないので、冷気が開口部を介して放熱フィン92の上方に漏れにくく、高い冷却効率を実現することができる。
一方の加熱コイル、たとえば右側の加熱コイル22のみを使用する場合、インバータ回路30を構成する高電位側および低電位側の半導体スイッチング素子32a,32bが、別々の放熱体60a,60bに取り付けられているので、互いの放熱フィン92を介して、対をなす他方の放熱体80a,80bに伝熱することにより、より高い放熱効果が得られる。この場合、半導体スイッチング素子32a,32bが対をなす放熱体60a,80aに取り付けられた場合と比較して格段に効率よく半導体スイッチング素子32a,32bを冷却することができる。
なお、一方のインバータ回路30を構成する高電位側および低電位側の半導体スイッチング素子32a,32bが取り付けられた放熱体60a,60bは、十分な電気的絶縁が確保されるように互いに離間して配置される。同様に、対をなす放熱体60a,80aは、放熱フィン92を互いにかみ合わせるように構成されるが、接触することなく、電気的絶縁が担保されるように互いに離間して実装する必要がある。
また本願発明に係る各放熱体60,80は、部品点数を削減して製造コストを低減するために、同一の形状および寸法を有することが好ましい。
さらに本願発明に係る電源装置100は、上述のように、各放熱体60a,60b,80a,80bに固定された温度センサ34a,34b,54a,54bを有し(図4では34a,34bのみ図示)、各放熱体を介して間接的に半導体スイッチング素子32a,32b,52a,52bの温度を検出することができる。こうして構成された電源装置100において、半導体スイッチング素子の温度が所定のしきい値以上となったことを温度センサ34,54が検出したとき、制御回路108は、その半導体スイッチング素子が過熱状態にあると判断して、これに流れる高周波電流を制限するようにインバータ回路30,50を制御することができる。換言すると、本願発明に係る電源装置100は、半導体スイッチング素子の許容動作温度範囲内において高出力の高周波電流を加熱コイル22,42に供給することができる。
なお、上記温度センサは、各放熱体60a,60b,80a,80bに取り付けられているが、対をなす一方の放熱体60a,80aの2箇所にのみ取り付けてもよく、あるいはより高温となりやすい下流側の放熱体60bの1箇所にのみ取り付けてもよい。
また上記温度センサは、半導体スイッチング素子の温度を検出できるものであれば任意の温度検出手段を採用することができ、たとえば熱電対、サーミスタ、バイメタル温度センサ、非接触式の赤外線温度センサなどを用いることができる。
実施の形態2.
図6を参照しながら、本願発明に係る電磁調理器の実施の形態2について以下詳細に説明する。実施の形態2の電磁調理器1は、複数の放熱フィン92のうち半導体スイッチング素子に隣接する一部の放熱フィン94が他より短く構成される点を除き、実施の形態1の電磁調理器1と同様の構成を有するので、重複する点については説明を省略する。
図6は、実施の形態2の放熱体60,80を示す図5と同様の断面図である。図示のように、半導体スイッチング素子32,52は、放熱体60,80の垂直方向の中央位置より多少低いところに固定され、これに隣接する放熱フィン94が、他の放熱フィン92より短くなるように構成されている。放熱フィン94は、半導体スイッチング素子32,52により近接しているので、より高温となりやすく、より多量の冷却風で冷却する必要がある。そこで、冷却風が流れる方向における風路の断面積を大きくして、十分な風量を確保し、半導体スイッチング素子32,52に隣接する放熱フィン94を重点的に冷却することにより、半導体スイッチング素子32,52の温度上昇を抑制することができる。
実施の形態3.
図7を参照しながら、本願発明に係る電磁調理器の実施の形態3について以下詳細に説明する。実施の形態3の電磁調理器1は、複数の放熱フィン92のうち最も上方に配置された放熱体60,80のそれぞれの放熱フィン92の間に熱伝導性が良好な弾性体(ゴム)96を配置する点を除き、実施の形態1の電磁調理器1と同様の構成を有するので、重複する点については説明を省略する。
図7は、実施の形態3の放熱体60,80を示す図5と同様の断面図である。図示のように、放熱体60,80の最も上方に配置された放熱フィン92の間に熱伝導性が良好な絶縁性弾性体(ゴム)96を配置することにより、各放熱体60,80(およびその放熱フィン92)を互いに対して確実に固定するとともに、離間した放熱フィン92の間にある僅かな隙間97を塞いで、冷却風の漏れをさらに抑制することができる。こうして、各放熱体60,80を互いに離間させるように組み立てやすくするとともに、冷却風を漏れなく有効に利用して、冷却効率を改善することができる。
実施の形態4.
図8および図9を参照しながら、本願発明に係る電磁調理器の実施の形態4について以下詳細に説明する。実施の形態4の電磁調理器1は、複数の放熱フィン92のうち垂直方向の中央位置付近に配置された放熱体60,80の放熱フィン98が互いに重畳することなく、その先端部99が対向する点を除き、実施の形態1の電磁調理器1と同様の構成を有するので、重複する点については説明を省略する。
図8は、実施の形態4の放熱体60,80を示す図5と同様の断面図である。図示のように、各放熱体60,80の最も上方および下方に配置された放熱フィン(端部放熱フィン)92は、互いに重畳し、その水平面が互いに対して対向するように構成されているが、端部放熱フィン92の間に配置され、これらに平行に延びる放熱フィン(中央放熱フィン)98は、上述のように、互いに重畳することなく、その先端部99が互いに対向するように構成されている。
このように構成することより、実施の形態1と同様、放熱体60,80の間に垂直方向に延びる開口部(空隙)が形成されないので、冷気が開口部を介して放熱フィン92の上方に漏れにくくするとともに、垂直方向の中央位置に配置された放熱フィン92の数を増やすことができるので、高い冷却効率を実現することができる。
図9は、実施の形態4の放熱体60a,60bおよび放熱体80a,80bを上から見た平面図である。放熱体60a,80aが上流側の風路を形成し、放熱体60b,80bが下流側の風路を形成する。実施の形態1〜3によれば、右側の加熱コイル22に給電するインバータ回路30を構成する高圧側および低圧側の半導体スイッチング素子32a,32bは、図9(a)のハッチングで示すように、ともに右側に配置された放熱体60a,60bに配置されている。
一方、実施の形態4によれば、右側の加熱コイル22のための高圧側および低圧側の半導体スイッチング素子32a,32bは、図9(b)のハッチングで示すように、右側に配置された放熱体60a、およびその対角位置にある放熱体80bに取り付けられている。
実施の形態4においては、垂直方向の中央位置にある中央放熱フィン98(図9(b)の破線で示す)は、端部放熱フィン92より短くなるように構成されているので、たとえば右側の加熱コイル22のみを使用した場合、図9(b)の上流側の右側に配置された放熱体60a、および下流側の左側に配置された放熱体80bのみが高温となる。このとき、冷却ファン90から送り出される左側の空気(図9(b)の矢印A)は、上流側の放熱体60aの中央放熱フィン98により加熱されにくいので、下流側の左側に配置された放熱体80bを効率よく冷却することができる。したがって、右側の加熱コイル22のための高圧側および低圧側の半導体スイッチング素子32a,32bをともに効率よく冷却することができる。
なお、図9(b)に示すように高圧側および低圧側の半導体スイッチング素子32a,32bを対角位置にある放熱体60a,80bに配置することは、実施の形態1〜3に係る電磁調理器1においても同様に適用することができ、一方の加熱コイルのみが使用されたときには、下流側の放熱体60b,80bをより低温の空気(風)で効率的に冷却することができる。
また上記実施の形態においては、2つのIH加熱部20,40を有する電磁調理器について説明したが、これに限定されるものではなく、3以上または単一のIH加熱部を有する電磁調理器に対しても本願発明に係る良好な冷却効果を実現することができる。
1:電磁調理器、2:筐体、3:トッププレート、4:ラジエント加熱部、5:グリル部、6:操作パネル、7:出力調整ダイヤル、8:液晶表示部、9:通気孔、10:吸気孔、11:排気孔、20,40:IH加熱部、22,42:加熱コイル、24,44:共振用コンデンサ、30,50:インバータ回路、32,52:半導体スイッチング素子、34,54:温度センサ、60,80:放熱体、90:冷却ファン、92,94,98:放熱フィン、96:弾性体、100:電源装置、102:商用電源、104:コンバータ、106:平滑用コンデンサ、108:制御回路、110:配線基板。

Claims (7)

  1. 加熱コイルと、
    前記加熱コイルに高周波電流を供給する複数のスイッチング素子を含むインバータ回路と、
    前記各スイッチング素子に取り付けられた、複数の放熱フィンを含む少なくとも一対の放熱体と、
    一方の前記放熱体の少なくとも1つの放熱フィンを他方の前記放熱体の放熱フィンの間に配置することにより一対の前記放熱体の間に形成された風路に送風する冷却ファンとを備えたことを特徴とする電磁調理器。
  2. インバータ回路を制御する制御回路と、
    放熱体の温度を検出する少なくとも1つの温度センサを有し、
    前記制御回路は、放熱体の温度が所定値より大きいことを前記温度センサにより検出したとき、前記インバータ回路から加熱コイルに供給する高周波電流を低減するように前記インバータ回路を制御することを特徴とする請求項1に記載の電磁調理器。
  3. 各放熱体に取り付けられたスイッチング素子に隣接する少なくとも1つの放熱フィンが他の前記放熱フィンより短いことを特徴とする請求項1または2に記載の電磁調理器。
  4. 一対の放熱体が絶縁性部材を介して互いに係合することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載の電磁調理器。
  5. 各放熱体は、互いに平行に延びる一対の端部放熱フィンと、該端部放熱フィンの間に配置され、これらに平行に延びる中央放熱フィンとを有し、
    一方の前記放熱体の前記中央放熱フィンの先端部が他方の前記放熱体の該中央放熱フィンの先端部に対向することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載の電磁調理器。
  6. 第1および第2の加熱コイルと、
    前記第1の加熱コイルに高周波電流を供給する第1の高圧側および低圧側スイッチング素子を含む第1のインバータ回路と、
    前記第2の加熱コイルに高周波電流を供給する第2の高圧側および低圧側スイッチング素子を含む第2のインバータ回路と、
    前記第1の高圧側および低圧側スイッチング素子および前記第2の高圧側および低圧側スイッチング素子がそれぞれ取り付けられた、複数の放熱フィンを含む第1ないし第4の放熱体と、
    前記第1の放熱体の前記放熱フィンを前記第3の放熱体の前記放熱フィンの間に配置することにより前記第1および第3の放熱体の間に形成された第1の風路、および前記第2の放熱体の前記放熱フィンを前記第4の放熱体の前記放熱フィンの間に配置することにより前記第2および第4の放熱体の間に形成された第2の風路に連続的に送風する冷却ファンとを備えたことを特徴とする電磁調理器。
  7. 第1の放熱体が第4の放熱体の上流側に配置され、第3の放熱体が第2の放熱体の上流側に配置されたことを特徴とする請求項6に記載電磁調理器。
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