JP2011198567A - 雌型端子金具 - Google Patents

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明典 ▲高▼田
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Abstract

【課題】雄端子との摺動によってメッキ層が摩耗することを防止する。
【解決手段】保持筒11の内部に配され挿入された雄端子62Aに外周から接触可能な弾性接触片30は、長手方向略中間位置で雄端子62Aの外径寸法よりも狭い間隔を隔てて互いに対向する第1接点部33と、保持筒11の底部15Aに向けて第1接点部33から延びる脚部34と、第1接点部33から保持筒11の軸中心から遠ざかる方向に傾きをもって延出する拡径部36と、拡径部36から開口部12側に延びて先端側に雄端子62Aの外径寸法よりも広い間隔を隔てて互いに対向する第2接点部39を有する誘い込み部37とからなる。第2接点部39は、弾性接触片30の内側に挿入された雄端子62Aが第1接点部33を押し広げて、脚部34及び支持部38が保持筒11の内壁15Bに押し当てられることで弾性接触片30が弾性変形して雄端子62Aに接触するようにされている。
【選択図】図7

Description

本発明は、雌型端子金具に関する。
従来、この種の雌端子金具の一例として、特許文献1に記載のものが知られている。この雌端子金具は、棒状の先端部を有する雄端子を挟持するために先端に向かって対向する間隔が狭まるように形成された弾性接触片を有している。弾性接触片は筒状の絶縁体に保持されており、絶縁体内には、雄端子が挿入された際に弾性接触片が外側へと広がることを許容する空間が設けられている。
特開2004−139797号公報
ところで、このような構成の雄端子を繰り返し挿抜する例えば電気自動車用の充電コネクタの雌端子金具に適用しようとすると、弾性接触片の先端に雄端子を挟持する接点部が設けられているため、接点部が長距離に亘って雄端子と摺動する。この摺動部位には耐摩耗性を付与するためにメッキ等による表面処理が施されているのだが、摺動距離が長いことによりメッキがはがれやすく、これによりメッキの被覆厚を厚くする必要があった。しかしながら、このメッキの被覆厚を厚くすることによるコストアップが懸念されている。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、雄端子との摺動によってメッキ等の表面処理層が摩耗することを防止できる雌端子金具を提供することを目的とする。
本発明は、電線に接続され、雄端子が挿入される開口部を備えた導電材製の保持筒と、前記保持筒に接してその内部に配され、その内側に挿入された前記雄端子に接触可能な弾性接触片と、を備える雌型端子金具であって、前記弾性接触片は、長手方向略中間位置で前記雄端子の外径寸法よりも狭い間隔を隔てて互いに対向する一対の第1接点部と、前記保持筒の底部に向けて前記第1接点部と略同じ間隔を保って前記保持筒の内壁に沿って延びる脚部と、前記第1接点部から前記脚部とは反対方向に延出し、前記保持筒の軸中心から遠ざかる方向に傾きをもつ拡径部と、前記拡径部よりも前記開口部側に前記保持筒の内壁に沿って延びて先端側に前記雄端子の外径寸法よりも広い間隔を隔てて互いに対向する一対の第2接点部を有する誘い込み部とを備え、前記第2接点部は、前記弾性接触片の内側に挿入された前記雄端子が前記両第1接点部を押し広げて、前記脚部及び前記拡径部と前記誘い込み部との境界部が前記保持筒の内壁に押し当てられることで前記弾性接触片が弾性変形して前記雄端子に接触するようにされていることに特徴を有する。
弾性接触片の長手方向略中間位置に雄端子を挟持する第1接点部を設けることで、例えば雄端子の挿入側である開口部付近に弾性接触片と接触する第1接点部を設ける場合と比較して、第1接点部に対する雄端子の摺動距離を短くすることができる。これにより、摺動部位に施されたメッキ層の磨耗を抑制することが可能であり、メッキ等の表面処理層の磨耗を想定してその被覆厚を厚くする必要がないため、材料費削減効果が得られる。また、第1接点部とは別に誘い込み部の先端側に設けた第2接点部が雄端子に接触し、この第2接点部により雄端子との電気的接続を図ることにより、例えば雄端子の先端に樹脂キャップ等の触手対策が施されている場合にも適用可能である。また、そのような触手対策が施されていない場合にも、第1接点部と第2接点部の2箇所で雄端子との電気的接続を図ることで、接続安定性を向上させることができる。
前記保持筒は円筒形をなすと共に、前記弾性接触片は同形状の半割筒状をなす一対の半割弾性接触片から構成されていることが望ましい。弾性接触片を半割筒状とすることで、筒状の弾性接触片よりも成形性に優れるから、製造コストを削減することが可能である。
前記弾性接触片の前記脚部には、前記雄端子が前記第1接点部間に挟持された際に、前記保持筒の内側壁に当接する当接面を端部に備え、前記保持筒の底部に沿って内側壁側へと延出する支持突部が形成されていてもよい。このような構成とすれば、弾性接触片の脚部に支持突部を設けることで、保持筒内における弾性接触片の保持安定性を高めることができる。また、支持突部の端部に当接面を設けることで、雄端子が第1接点部に挟持された際に、保持筒の内側壁により安定的に押し当てることができる。さらに、当接する面積をより広く確保することで、その当接面が受けた反力によって、誘い込み部をより内向きに弾性変形しやすくすることが可能である。
本発明によれば、雄端子との摺動によってメッキ等の表面処理層が摩耗することを防止できる雌端子金具を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る給電コネクタと受電側コネクタの嵌合前の断面図 雄型端子金具が挿入される前の状態における雌型端子金具の断面図 雌型端子金具を構成する弾性接触片の第1半割体の斜視図 第1半割体の側面図 図4のA−A断面図 雄型端子金具が挿入された状態における雌型端子金具の断面図 挿入された雄型端子金具が弾性接触片の第1接点部に挟持された状態における雌型端子金具の断面図 給電コネクタと受電側コネクタの嵌合後の断面図 実施形態1の変形例1に係る弾性接触片の斜視図 弾性接触片の上面図 図10のB−B断面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図8によって説明する。
本実施形態における雌型端子金具10は、図1に示すように、電気自動車等に電気を供給するための給電装置を構成する給電コネクタ50に適用したものであって、車両に固定された受電側コネクタ60には、雌型端子金具10に対応した雄型端子金具62が配設されている。以下、給電コネクタ50の受電側コネクタ60への嵌合面側を前側、外部へと引き出される電線55側を後側として説明する。
受電側コネクタ60は、円筒状に形成されたコネクタハウジング61の内部に雌端子金具10に対応する複数の雄型端子金具62を収容した構成をなしている。この雄型端子金具62は、丸ピン状の端子接続部62Aを有し、その外周には、給電コネクタ50が嵌合可能なフード部63が形成されている。なお、端子接続部62Aの表面には、図示はしないが銀(合金)メッキ層が形成されている。
給電コネクタ50は、同じく円筒状に形成されたコネクタハウジング51の内部に複数の雌型端子金具10を備える。コネクタハウジング51は、受電側コネクタ60を受け入れるフード部52を有し、フード部52内には各々の雌型端子金具10を個別に収容する円筒状の端子収容室53が突設されている。雌型端子金具10はリテーナ54に一括保持された状態でコネクタハウジング51に後方から組み付けられている。
端子収容室53は、図2に示すようにその前端部に端子挿入口53Aが設けられ、収容された雌型端子金具10に嵌合する雄型端子金具62の端子接続部62Aを挿通可能な内径とされている。端子挿入口53Aには、前方に向かって拡径するテーパー面が形成されており、雄型端子金具62の挿入を容易なものとしている。
さて、端子収容室53に収容される雌型端子金具10は、その後端に電線55を圧着して接続する保持筒11と、保持筒11の開口部12に装着される保持キャップ20と、保持筒11内に収容される弾性接触片30と、から構成される。
保持筒11は、銅合金等の導電金属材料からなり、図1及び図2に示すように、電線55の芯線を圧着して接続する電線圧着部13と、リテーナ54に係合する係合部14と、端子収容室53の内壁に沿って配される筒部15とを備えている。筒部15は円筒状に形成され、その内側壁のうち、後端を底部15A、端子収容室53に沿って前後方向に延出する側壁を側部15Bとしている。側部15Bの前端には係合孔15Cが設けられ、保持キャップ20に設けられた係合爪21が係合されることで、保持キャップ20が引き抜き不能に装着されている。この保持キャップ20は、保持筒11の筒部15内に雄型端子金具62を挿通可能なリング状をなしており、その内径寸法は端子収容室53の端子挿入口53Aと略同等とされている。保持キャップ20が保持筒11に装着されることで、筒部15から弾性接触片30が抜け出ないような構成となっている。
保持筒11の筒部15に収容される弾性接触片30は、銅等の導電性金属からなり、図2に示すように同形状の半割筒状をなす第1半割体31と第2半割体32とから構成されている。両半割体31,32の雄型端子金具62側に配される内側面には、雄型端子金具62の端子接続部62Aの表面と同様に、銀(合金)メッキによる表面処理が施されている。両半割体31,32は筒部15内に筒状をなすように向かい合わせた状態で収容されている。以下、この両半割体31,32の構造について、第1半割体31を用いて説明する。
第1半割体31は、図3に示すように、一貫してその断面が半円弧状をなしており、長手方向の略中間位置には、両半割体31,32が筒部15に収容された際に雄型端子金具62の端子接続部62Aの外径よりも狭い間隔となるような半径を有する略半円弧状の第1接点部33が設けられている。第1接点部33から内径を同じにして後方に向かって延出する脚部34は、収容される筒部15の側部15Bに平行となるように形成されている。この脚部34には、第1半割体31と第2半割体32の縁部同士が対向する間隔が、他の対向間隔よりも狭くなる延出壁34Aが対称をなして設けられている。また、脚部34において筒部15の底部15A側に配される後端部には、側部15Bに向かって延出する支持突部35が設けられており、その側部15Bに対向する端面は当接面35Aとされている。
第1接点部33から前方に延出する拡径部36は、図3及び図4に示すように、収容される筒部15の軸中心から遠ざかる方向に傾斜した態様をなしている。拡径部36は、両半割体31,32が筒部15に収容された際に、挿入された雄端子金具62の端子接続部62Aの外径よりも広い間隔となるような半径を有する略半円筒状に形成されている。拡径部36から内径を同じにしてさらに前方に延出する誘い込み部37は、脚部34と同様に筒部15に収容された際にその側部15Bに対して平行となるように形成されている。なお、拡径部36と誘い込み部37の境界部は支持部38とされ、誘い込み部37の前端部は第2接点部39とされている。加えて、両半割体31,32の肉厚は、図5に示すように、支持突部35を除いて略均一な厚さに形成されている。
続いて、雌型端子金具10の組立て手順について説明する。
まず、両半割体31,32を、図2に示すように支持突部35が筒部15の底部15A側、第2接点部39が開口部12側となるように、筒部15内に互いの縁部同士が対向するように収容する。この収容状態において、両半割体31,32からなる弾性接触片30には、合わせ面となる両半割体31,32の縁部同士の間にスリット状の隙間が生じ、その間隔は誘い込み部37から脚部34の略中間部にかけて、脚部34の延出壁34Aが形成された部分よりも広くなっている。続いて、保持キャップ20を開口部12に装着することで、筒部15内に弾性接触片30を保持するとともにその移動を制限することができる。このように組み立てられた雌型端子金具10は、リテーナ54に一括保持された上で、コネクタハウジング51の端子収容室53に収容される。
次に、本実施形態における作用について説明する。
給電コネクタ50を受電側コネクタ60に嵌合するに際して、雄型端子金具62の端子接続部62Aは端子収容室53の端子挿入口53Aから挿入される。具体的には、図6に示すように、雄型端子金具62の端子接続部62Aは、端子挿入口53A及び保持キャップ20を介して雌型端子金具10の開口部12から挿入される。すると、端子接続部62Aはその外周に配された弾性接触片30に接することなく、拡径部36内に進入する。端子接続部62Aの先端が第1接点部33まで達すると、図7に示すように、端子接続部62Aが拡径部36及び第1接点部33を押し広げながらさらに後方へと進入する。拡径部36及び第1接点部33が端子接続部62Aに押し広げられると、両半割体31,32が弾性変位し、支持突部35の当接面35Aと支持部38とが筒部15の側部15Bに押し当てられる。すると、両半割体31,32の誘い込み部37が筒部15の軸中心側へと弾性変位し、誘い込み部37の前端である第2接点部39が雄型端子金具62の端子接続部62Aの外側面に当接する。この状態において、給電コネクタ50と受電側コネクタ60との嵌合が完了し、雄型端子金具62の端子接続部62Aに雌型端子金具10の弾性接触片30の第2接点部39が当接することで、両端子間の接続を図ることができる(図8参照)。
なお、給電コネクタ50と受電側コネクタ60との嵌合を解除するに際して、雄型端子金具62の端子接続部62Aは雌型端子金具10の保持筒11から引き抜かれる。すると、端子接続部62Aによって押し広げられていた第1接点部33が自然状態へと弾性復帰すると共に、筒部15の側部15Bに押し当てられた支持部38及び支持突部35、端子接続部62Aに当接していた第2接点部39も弾性復帰することで元の自然状態へと変位する。このようにして、弾性接触片30は繰り返し挿抜される雄型端子金具62に対応可能な構成となっている。
以上説明したように本実施形態によれば、雌型端子金具10は、電線55に接続された導電金属製の保持筒11内に雄型端子金具62に外周から接触する弾性接触片30を保持する構成である。このような構成によれば、弾性接触片30の長手方向略中間位置に雄型端子金具62を挟持する第1接点部33が設けられているから、従来の例えば開口部12付近に接点部位を設けていた場合と比較して、雌型端子金具10に対する雄端子金具62の摺動距離を短くすることができる。これにより、摺動部位である両半割体31,32の雄型端子金具62側に配される内側面に施された銀(合金)メッキ層の磨耗を抑制することができるから、メッキ層の磨耗を考慮してその被覆厚を厚くする必要がなく、材料費低減による製造コストの削減を行うことが可能である。
また、第1接点部33とは別に、挿入された雄型端子金具62の端子接続部62Aが弾性接触片30の第1接点部33付近を押し広げることにより、弾性変位した第2接点部39が端子接続部62Aに接触し、この第2接点部39により雄型端子金具62との電気的接続を図ることができる。このように、雄型端子金具62への接点部を、電気的接続を図る接点部である第2接点部39と雄型端子金具62を挟持する接点部である第1接点部33とに分けることにより、より磨耗を防止したい第2接点部39を雄型端子金具62と摺動しない構成とすることができる。さらにこのような構成によれば、例えば雄型端子金具62の端子接続部62Aの先端に樹脂キャップ等の触手対策が施されている場合にも、適用することができる。また、そのような触手対策が施されていない場合にも、第1接点部33と第2接点部39の2箇所で雄型端子金具62との電気的接続を図ることが可能であるから、接続安定性を向上させることができる。
また、弾性接触片30を同形状の半割筒状をなす第1半割体31と第2半割体32とから構成することで、例えば弾性接触片30を筒状に一体に成形するよりも成形性に優れるから、製造コストを削減することが可能である。また、両半割体31,32に延出壁34Aを設けることで、筒部15内において特段の係止構造を設けずとも、互いに倒れ込むのを防止することができる。また、こうして両半割体31,32に特段の係止構造を設けずに筒部15内に安定的に保持できる構成とすることにより、付加的な係止構造を設けた場合と比較して、組立作業性をよくすることができる。
加えて、挿入された雄型端子金具62の端子接続部62Aによって弾性接触片30の第1接点部33が押し広げられた際に、弾性変位して保持筒11の筒部15の側部15Bに押し当てられる脚部34の端部には、支持突部35及び当接面35Aが設けられている。これにより、弾性接触片30の脚部34はより安定的に筒部15の側部15Bへと押し当てられることが可能となる。さらに、押し当てられた当接面35Aはその反力によって、第2接点部39を有する誘い込み部37をより内向きに弾性変形しやすくすることが可能である。
以上、本発明の実施形態1を示したが、本発明は上記実施の形態に限られるものではなく、例えば以下のような変形例を含むこともできる。なお、以下の各変形例において、上記実施形態と同様の部材には、上記実施形態と同符号を付して図示及び説明を省略するものもある。
〔実施形態1の変形例1〕
実施形態1の変形例1について図9ないし図11を用いて説明する。ここでは、弾性接触片30の構成が第1半割体31と第2半割体32の2部材からなるのではなく、一体に形成されているところが実施形態1と相違する。
弾性接触片30は、銅等の導電性金属からなり、図9に示すようにその前後方向の位置によって内径が異なる略円筒状に形成されている。その内径寸法は実施形態1と同様とされ、第2接点部39から内側面にかけては、後方に向かって傾斜するテーパー面が形成されている。この弾性接触片30には、周方向を分割するようにして、前後方向となる長手方向に沿って貫通する第1スリット部40と、第1スリット部40に対向しそのスリットの深さが脚部34の略中間部まで達する第2スリット部41とが形成されている。本変形例では図11に示すように、実施形態1の延出壁34Aが第2スリット部41側において連続して一体に連なった形態をなしており、両スリット部40,41の幅寸法は、その連通部分以外において実施形態1と同等の寸法設定となっている。
このような構成によれば、弾性接触片30には一対のスリット部40,41が設けられているから、実施形態1と同様の効果が得られる。これに加えて、弾性接触片30を一体に形成することにより、当該弾性接触片30を保持筒11の筒部15内へ対して装着しやすくなると共に安定的に保持することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態において、保持筒11は円筒状をなしていたが、これに限られず、例えば角筒状をなしていてもよい。また、弾性接触片30も全体として円筒状をなしていたが、これに限られず角筒状や対向して配される平板状に形成されていてもよい。このような構成とすれば、嵌合相手となる雄型端子金具が例えば角柱をなしている場合にも適用可能である。
(2)上記実施形態1において、弾性接触片30は同形状の半割筒状をなす第1半割体31と第2半割体32とから構成されていたが、これに限られず、例えば同形状をなす3つ以上の弾性片が組み合わさって弾性接触片30を構成していてもよい。弾性接触片30を細分化することで、成形性を向上させることが可能である。また、弾性接触片30を独立した3つ以上の弾性片とすることで、一体型や半割体からなる場合と比較して、筒部15内における各弾性片の自由度を高くすることができる。これにより、雄型端子金具62を雌型端子金具10に挿入する際の挿入力を低減することができる。さらに雄型端子金具62の端子接続部62Aの外側面により沿うように各弾性片が変形することが可能となるから、第2接点部39の端子接続部62Aに対する接触面積を大きくすることができる。これにより、第2接点部39における接触抵抗を低減し、導電性を向上させることが可能である。
(3)上記実施形態において、雌型端子金具10は、車両等に電気を供給するための給電コネクタ50に用いられていたが、これに限られず、例えば同軸コネクタに用いられていてもよい。ピン型の雄型端子金具62を繰り返し挿抜するコネクタに適用すれば、上記実施形態と同様に摺動部位におけるメッキ等の表面処理層の磨耗を抑制することができる等の効果が期待できる。
10…雌型端子金具
11…保持筒
12…開口部
15…筒部
15A…底部
15B…側部
20…保持キャップ
30…弾性接触片
31…第1半割体
32…第2半割体
33…第1接点部
34…脚部
35…支持突部
35A…当接面
36…拡径部
37…誘い込み部
38…支持部
39…第2接点部
50…給電コネクタ
53…端子収容室
60…受電側コネクタ
62…雄型端子金具
62A…端子接続部

Claims (3)

  1. 電線に接続され、雄端子が挿入される開口部を備えた導電材製の保持筒と、
    前記保持筒に接してその内部に配され、その内側に挿入された前記雄端子に接触可能な弾性接触片と、を備える雌型端子金具であって、
    前記弾性接触片は、長手方向略中間位置で前記雄端子の外径寸法よりも狭い間隔を隔てて互いに対向する一対の第1接点部と、前記保持筒の底部に向けて前記第1接点部から延びる脚部と、前記第1接点部から前記脚部とは反対方向に延出し、前記保持筒の軸中心から遠ざかる方向に傾きをもつ拡径部と、前記拡径部よりも前記開口部側に延びて先端側に前記雄端子の外径寸法よりも広い間隔を隔てて互いに対向する一対の第2接点部を有する誘い込み部とを備え、
    前記第2接点部は、前記弾性接触片の内側に挿入された前記雄端子が前記両第1接点部を押し広げて、前記脚部及び前記拡径部と前記誘い込み部との境界部が前記保持筒の内壁に押し当てられることで前記弾性接触片が弾性変形して前記雄端子に接触するようにされていることを特徴とする雌型端子金具。
  2. 前記保持筒は円筒形をなすと共に、前記弾性接触片は同形状の半割筒状をなす一対の半割弾性接触片から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の雌型端子金具。
  3. 前記弾性接触片の前記脚部には、前記雄端子が前記第1接点部間に挟持された際に、前記保持筒の内側壁に当接する当接面を端部に備え、前記保持筒の底部に沿って内側壁側へと延出する支持突部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の雌型端子金具。
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