JP2011197442A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像剤の量の変動を抑制可能なトリクル現像方式の現像装置を提供すること。
【解決手段】二成分現像剤Dを搬送スクリュー52により搬送しつつ排出路92の排出口62から排出させる構成において、円筒形状を有する排出路92に、周面に透孔66が設けられた有底円筒形のシャッター63が外嵌され、シャッター63の底部に搬送スクリュー52の回転軸が固定される。搬送スクリュー52に連動してシャッター63が回転し、1回転の間にシャッター63の透孔66が排出口62と重なった時間だけ排出路92内の現像剤Dが排出される。搬送スクリュー52の回転速度が低速から高速になると、シャッター63も高速回転になり、透孔66が排出口62を通過する速度が低速時より速くなる。これにより現像剤Dの単位時間当たりの排出量が低速時より低減される。
【選択図】図7

Description

本発明は、感光体ドラムなどの像担持体上に形成された静電潜像を現像剤で現像する現像装置およびこれを備える画像形成装置に関する。
複写機やプリンタなどの画像形成装置は、キャリアとトナーを含む現像剤が収容される現像器を備え、感光体ドラム上に形成された静電潜像を現像する。
現像方式の例としては、現像器のハウジングに設けられた補給口から補給用の新しいキャリアをハウジング内に少量ずつ補給しつつ、ハウジングに収容されている現像剤を搬送スクリューによりハウジング内を循環搬送すると共に、その搬送中に、キャリアの補給により過剰となった現像剤の一部をハウジングに設けられた排出口からオーバーフローにより器外に排出させる、いわゆるトリクル現像方式がある。
このトリクル現像方式では、ハウジング内の現像剤に含まれるキャリアが少しずつ古いものから新しいものに入れ替わるので、劣化したキャリアがハウジング内に残り続けることが少なく、現像剤の劣化を抑制して高画質化を実現することができる。
特公平2−21591号公報
上記のようなトリクル現像方式の現像器では、画像形成条件によってハウジング内に現に収容されている現像剤の量が変動し易いという問題がある。
すなわち、現像剤は、搬送スクリューの回転による搬送力により排出口まで搬送されるので、現像剤の排出量は、搬送スクリューの回転速度に依存される。例えば、搬送スクリューの回転速度が速ければ、搬送スクリューによる単位時間当たりの現像剤の搬送量が多くなり、排出口に送り込まれる現像剤の量が多くなって排出量が増える。逆に、搬送スクリューの回転速度が遅ければ、排出量は減ることになる。
現像器が備えられる複写機などは、通常、各種のコピーモード、例えばカラーモードとモノクロモードを選択するモードなどが選択可能に設けられている。このような各種モードは、モード毎にシステムスピードが異なることが多い。例えば、カラーモードのシステムスピードを基準とすると、モノクロモードでは、コピー生産性の観点から基準よりも速いシステムスピードに切り替えられる。
複写機内の感光体ドラムや現像器の搬送スクリューなどの回転部材は、通常、モード毎にそのモードでのシステムスピードに応じた速度で回転制御される。すなわち、システムスピードが変われば、搬送スクリューの回転速度も変わる構成になっている。
例えば、コピーモードがカラーモードからモノクロモードに切り替えられると、システムスピードが高速に切り替えられ、搬送スクリューが高速回転される。
搬送スクリューが高速回転されると、高速回転に切り替わる前に比べて、搬送スクリューによる単位時間当たりの現像剤の搬送量が上がって、現像剤の排出口からの排出量が増えることになる。現像剤の排出口からの排出量が増えると、その分、ハウジング内の現像剤の全体量が減って現像剤の量に変動が生じてしまう。
搬送スクリューの高速回転によりハウジング内の現像剤の全体量が減ると、現像剤の液面が下がり、現像剤の液面が下がる状態が続けば、現像剤の供給不足が発生して、現像の際の濃度低下による画質劣化が発生し易くなる。
逆に、搬送スクリューが低速に切り替えられる場合もある。例えば、使用される用紙種類として普通紙の場合を基準とすると、厚紙を使用するモードでは普通紙よりも定着に多くの熱量を要することから基準よりも低速のシステムスピードに切り替える場合である。
この場合、搬送スクリューが低速回転になり、切り替わる前に比べて、搬送スクリューによる単位時間当たりの現像剤の搬送量が下がるから、現像剤の排出量が減ることになる。現像剤の排出量が減ると、その分、ハウジング内の現像剤の全体量が増加して、現像剤の増加が続ければ、ハウジング内の現像剤量が過多になり、搬送スクリューの駆動トルクが上昇して駆動モータに大きな負荷がかかり回転ムラが生じたり、現像剤がハウジングから溢れたりするおそれがある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、トリクル現像方式において現像剤の量の変動を極力抑制することができる現像装置およびこれを備える画像形成装置を提供することを目的としている。
(1)上記目的を達成するため、本発明に係る現像装置は、収容されているキャリアとトナーを含む二成分の現像剤に補給用のキャリアを補給し、前記現像剤を搬送路を搬送させつつ搬送中の現像剤の一部を当該搬送路の途中で分岐する排出路を通して排出口から外部に排出する現像装置であって、前記搬送路に配され、回転により前記現像剤を搬送する搬送部材と、前記搬送部材の回転速度が第1速度のときに前記排出口からの現像剤の排出量が第1の量になり、前記第1速度より速い第2速度のときに前記排出量が前記第1の量より少ない第2の量になるように、前記現像剤の排出量を規制する規制手段と、を備えることを特徴とする。
(2)前記規制手段は、前記排出口を覆うように移動して前記排出口を塞ぐシャッターと、前記搬送部材の回転速度が前記第1速度のときに前記搬送部材の1回転当たりの、前記排出口の開口時間が第1の時間になり、前記搬送部材の回転速度が前記第2速度のときに前記開口時間が前記第1の時間より短い第2の時間になるように、前記シャッターを移動させる移動機構と、を備えることを特徴とする。
(3)ここで、前記排出路は、第1の円筒部材からなり、前記排出口は、前記第1の円筒部材の周面に設けられており、前記シャッターは、周面の一部に透孔が設けられる第2の円筒部材からなり、前記第1の円筒部材に嵌められて前記第1の円筒部材に対して周方向に回転自在であると共に、前記第1の円筒部材の軸方向に前記透孔の少なくとも一部が前記排出口に重なる位置に配され、回転されたときに当該透孔が前記排出口に重ならないときに前記排出口を塞ぎ、前記移動機構は、前記シャッターを前記搬送部材に連動して前記搬送部材の回転と同方向に回転させる機構であることを特徴とする。
(4)さらに、前記搬送路は、第1直線経路部と、当該第1直線経路部の現像剤搬送方向下流端から分岐する2本の経路のうち、一方の経路であり、前記第1直線経路部に対して屈曲する屈曲経路部を有し、前記排出路は、前記2本の経路のうち、他方の経路であり、前記第1直線経路部の現像剤搬送方向と同方向に延伸された第2直線経路部を有し、前記搬送部材は、前記第1直線経路部と前記第2直線経路部に挿通しており、前記シャッターは、前記軸方向に一方端が開口し、他方端に底部を有する有底円筒部材であり、当該開口側が前記第1の円筒部材に嵌められ、前記底部が前記搬送部材の回転軸と係合して、当該係合部を介して前記搬送部材の回転駆動力が伝達されることにより、前記搬送部材に連動することを特徴とする。
(5)また、前記規制手段は、前記排出口を覆うように移動して前記排出口を塞ぐシャッターと、前記搬送部材の回転速度が第1速度のときに前記排出口の開口面積が第1の大きさになり、前記第1速度より速い第2速度のときに前記開口面積が前記第1の大きさより小さい第2の大きさになるように、前記シャッターを移動させる移動機構と、を備えることを特徴とする。
(6)ここで、前記シャッターは、前記搬送部材の回転軸の周りを回転自在に支持されており、前記移動機構は、前記搬送部材の回転軸と前記シャッターとを連結すると共に、前記回転軸に対して回転自在であり、当該回転軸との接触で生じる摩擦力により発生する回転方向の駆動力を前記シャッターに伝える連結部材と、前記シャッターを前記搬送部材の回転方向の逆方向に付勢する付勢手段を有し、前記シャッターが、前記搬送部材の回転時に前記連結部材を介して伝えられる前記搬送部材の回転駆動力により、前記シャッターに作用する前記付勢手段の付勢力に抗して、前記回転方向に前記回転速度に応じた大きさの角度だけ回転する構成であることを特徴とする。
(7)ここで、前記搬送路は、第1直線経路部と、当該第1直線経路部の現像剤搬送方向下流端から分岐する2本の経路のうち、一方の経路であり、前記第1直線経路部に対して屈曲する屈曲経路部を有し、前記排出路は、第1の円筒部材からなり、前記2本の経路のうち、他方の経路であり、前記第1直線経路部の現像剤搬送方向と同方向に延伸された第2直線経路部を有し、前記排出口は、前記第1の円筒部材の周面に設けられており、前記シャッターは、周面の一部に透孔が設けられ、前記軸方向に一方端が開口しており、他方端に底部を有する有底の第2円筒部材であり、当該開口側が前記第1の円筒部材に嵌められ、前記第1の円筒部材に対して周方向に回転自在であると共に、前記第1の円筒部材の軸方向に前記透孔の少なくとも一部が前記排出口に重なる位置に配され、回転されたときに当該透孔が前記排出口に重ならないときに前記排出口を塞ぎ、前記搬送部材は、前記第1直線経路部と前記第2直線経路部に挿通しており、前記搬送部材の回転軸が前記シャッターの底部に設けられた係合孔に嵌められており、前記シャッターの底部が前記連結部材を兼用することを特徴とする。
(8)また、前記排出路における第1の部位と、前記搬送路のうち、前記排出路が分岐する位置よりも現像剤搬送方向下流に位置する第2の部位とを繋ぎ、前記排出路を搬送されている現像剤を前記排出路の第1の部分から前記搬送路の第2の部分に導くバイパス路を備えることを特徴とする。
(9)ここで、前記搬送路は、第1直線経路部と、当該第1直線経路部の現像剤搬送方向下流端から分岐する2本の経路のうち、一方の経路であり、前記第1直線経路部に対して屈曲する屈曲経路部を有し、前記排出路は、前記2本の経路のうち、他方の経路であり、前記第1直線経路部の現像剤搬送方向と同方向に延伸された第2直線経路部を有し、前記搬送部材は、前記第1直線経路部と前記第2直線経路部に挿通しており、前記第1の部位は、前記第2直線経路部に接続され、前記搬送部材の回転軸よりも上方に位置することを特徴とする。
(10)本発明に係る画像形成装置は、像担持体上の静電潜像を現像剤で現像する現像器を有する画像形成装置であって、前記現像器として、上記の現像装置を備えることを特徴とする。
(11)ここで、前記画像形成装置は、上記(3)または(4)に係る現像装置と、前記現像装置に備えられる搬送部材を回転駆動する駆動手段と、回転駆動中の前記搬送部材を停止させる際に、前記現像装置の排出路の排出口が前記現像装置に備えられるシャッターにより塞がれた状態で前記搬送部材が停止するように、前記駆動手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
このようにすれば、例えば搬送スクリューが第1速度からこれよりも高速の第2速度に切り替えられた場合に、現像剤の排出量が、搬送スクリューの第1速度のときにおける第1の量よりも少ない第2の量に規制されるので、搬送スクリューの高速回転による現像剤の搬送量の増加に起因する現像剤の排出量の過多により現像剤の量が低減して、現像剤の供給不足により画質劣化が生じるといったことを防止することができる。
実施の形態に係るプリンタの全体構成を示す概略図である。 プリンタに備えられる現像部の構成例を示す横断面図である。 図2のC−C線における現像部の矢視断面図である。 現像部に備えられるシャッターの外観斜視図である。 シャッターの外観分解斜視図である。 駆動制御の内容を示すフローチャートである。 現像ハウジングの装置後側の端部において現像剤が搬送される様子を模式的に示した図である。 実施の形態と比較例における低速時と高速時の現像剤の排出量を説明するための図である。 実施例1に係る現像部の一部の構成を示す断面図である。 比較例1に係る現像部の一部の構成を示す断面図である。 比較例2に係る現像部の一部の構成を示す断面図である。 実施例1、比較例1、2において、高速時と低速時それぞれについての現像剤の排出量を計測した結果を示す図である。 排出路から攪拌室に現像剤を送る迂回路としてのバイパスを設けた構成例を示す図である。 変形例に係るシャッターの構成を示す図である。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を、タンデム型カラーデジタルプリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)に適用した場合を例にして説明する。
<プリンタの全体構成>
図1は、本実施の形態に係るプリンタ1の全体構成を示す概略図である。
同図に示すようにプリンタ1は、周知の電子写真方式により画像を形成するものであり、画像プロセス部10と、中間転写部20と、給送部30と、定着部40および制御部45を備え、ネットワーク(例えばLAN)を介して外部の端末装置(不図示)からのジョブの要求に基づき、カラーおよびモノクロのプリントを選択的に実行することができる。
画像プロセス部10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の現像色に対応した作像部10Y〜10Kを有する。作像部10Yは、感光体ドラム11と、その周囲に配された帯電器12、露光部13、現像部14、一次転写ローラ15、クリーナ16などを備えている。
帯電器12は、矢印Aで示す方向に回転する感光体ドラム11の周面を帯電させる。
露光部13は、帯電された感光体ドラム11をレーザ光により露光走査して、感光体ドラム11上に静電潜像を形成する。
現像部14は、トリクル現像方式によるものであり、キャリアとトナーを含む二成分現像剤が収容され、感光体ドラム11上の静電潜像をトナーで現像する。これにより感光体ドラム11上にY色のトナー像が作像される。
一次転写ローラ15は、感光体ドラム11上のY色トナー像を中間転写ベルト21上に静電作用により転写させる。クリーナ16は、転写後に感光体ドラム11Y上に残った残留トナーを清掃する。他の作像部10M〜10Kについても作像部10Yと同様の構成であり、同図では符号が省略されている。
本実施の形態では、各作像部10Y〜10Kが一次転写ローラ15を除くほとんどの部分がユニット化され、作像ユニットとしてユニット単位で装置本体に対し着脱自在になっている。ユーザは、作像ユニットを古いものから新しいものに交換することができる。
中間転写部20は、駆動ローラと従動ローラに張架されて矢印方向に循環走行される中間転写ベルト21を備える。
カラーのプリント(カラーモード)を実行する場合には、作像部10M〜10K毎に、対応する色のトナーが感光体ドラム11上に作像され、その作像されたトナー像それぞれが中間転写ベルト21上に転写される。このY〜Kの各色の作像動作は、各色のトナー像が、走行する中間転写ベルト21の同じ位置に重ね合わせて転写されるように上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。
給送部30は、上記の作像タイミングに合わせて、給紙カセットからシートSを1枚ずつ繰り出して、繰り出されたシートSを搬送路31上を二次転写ローラ22に送る。
2次転写ローラ22に送られたシートSが二次転写ローラ22と中間転写ベルト21の間を通過する際に、中間転写ベルト21の上に形成された各色トナー像が2次転写ローラ22の静電作用によりシートSに一括して二次転写される。
各色トナー像が二次転写された後のシートSは、定着部40まで搬送され、定着部40において加熱、加圧されることにより、その表面のトナーがシートSの表面に融着して定着された後、排紙ローラ32によって排紙トレイ33上に排出される。
上記ではカラーモードを実行する場合の動作を説明したが、モノクロ、例えばブラック色のプリント(モノクロモード)を実行する場合には、ブラック色用の作像部10Kだけが駆動され、上記と同様の動作によりブラック色に対する帯電、露光、現像、転写、定着の各工程を経てシートSにブラック色の画像形成(プリント)が実行される。なお、ブラック色以外の他の1色をモノクロモードとしても良い。
本実施の形態では、カラーモードとモノクロモードとで、システムスピード(感光体ドラム11や現像部14などの各回転部材の回転速度)が可変されるようになっている。ここでは、システムスピードがカラーモードの場合に低速、モノクロモードの場合に高速に切り替えられる。システムスピードをカラーモードで低速にするのは、形成されるカラー画像の画質を優先させるためであり、モノクロモードで高速にするのは、単色であり色ずれが生じないことなどから、より高速化して生産性を優先させるためである。
感光体ドラム11などの各回転部材は、駆動モータ18により回転駆動され、駆動モータ18の回転速度がモードに応じて低速と高速に切り替えられるようになっている。この切り替えは、制御部45が担当する。
装置本体の正面側かつ上側であり、ユーザの操作し易い位置に、操作パネル35が配置されている。操作パネル35は、カラーモードやモノクロモードなどモードの選択をユーザから受け付けるボタンやタッチパネル式の液晶表示部などを備えており、受け付けたモードの選択などの各種情報を制御部45に伝える。
制御部45は、ネットワークを介して外部の端末装置から受け付けたプリントジョブのデータに基づき各部を制御して円滑なプリント動作を実行させる。この際、操作パネル35からのモードの選択などの情報を受信して、ユーザによりカラーとモノクロのモード選択がなされている場合には、その選択されたモードのプリントを実行する。
なお、操作パネル35からモードの選択を受け付ける構成に限られず、例えば外部からのプリントジョブのデータにカラーなどのモードを指定する情報が含まれている場合には、その情報を読み取ることにより、実行すべきモードを判断するとしても良い。
<現像部の構成>
図2は、現像部14の構成例を示す横断面図である。
同図に示すように現像部14は、現像ハウジング50と、現像ローラ51と、搬送スクリュー52と、攪拌スクリュー53、規制部材54、トナー濃度検出センサ55および補給部56などを備える。
現像ハウジング50は、現像ローラ51の軸方向(紙面垂直方向:以下「軸方向」という。)に沿って長尺状であり、内部に現像剤Dとして、キャリアとトナーを含む二成分現像剤が収容されており、上下方向に隔壁503を介して上部の現像室501と下部の攪拌室502に分けられている。
現像室501と攪拌室502は、軸方向の一方端側(以下、「装置前側」という。)に位置する部分同士が第1連通部を介して連通し、他方端側(以下、「装置後側」という。)に位置する部分同士が第2連通部を介して連通しており、現像ハウジング50内に収容されている現像剤Dの循環搬送路を構成している。
現像ローラ51は、現像室501の、感光体ドラム11に対向する位置に設けられた開口57の部分に矢印Bで示す方向に回転自在に支持され、表面に現像剤Dを担持して感光体ドラム11と対向する現像位置(現像ニップ)に搬送する。
搬送スクリュー52は、現像室501内において現像ローラ51を挟んで感光体ドラム11に対向する位置に配置され、軸方向に沿って平行な姿勢で回転自在に支持されており、現像室501に収容されている現像剤Dを軸方向に沿って装置前側から後側に向けて搬送しつつ、搬送中の現像剤Dを現像ローラ51に供給する。搬送スクリュー52により現像室501内を装置後側に向けて搬送された現像剤Dは、第2連通部を通って下方に位置する攪拌室502に送られる。
攪拌スクリュー53は、攪拌室502に配置され、軸方向に沿って平行な姿勢で回転自在に支持されており、現像室501から第2連通部を介して送られて来た現像剤Dを攪拌室502内において固化を防ぐと共に流動性が保持されるように、搬送スクリュー52の搬送方向とは逆方向、すなわち装置前側に向けて搬送しつつ攪拌する。
攪拌スクリュー53により装置前側に向けて搬送された現像剤Dは、第1連通部を通って上方に位置する現像室501に送られ、現像室501に配置されている搬送スクリュー52により、再び、装置後側に向けて搬送される。これら現像ローラ51、搬送スクリュー52、攪拌スクリュー53は、それぞれが駆動モータ18の駆動力を受けて同図の矢印で示す方向に回転駆動され、カラーとモノクロのモード実行時にはそのモードに応じて回転速度が低速と高速に切り替えられる。なお、1つの駆動モータ18ではなく、別々のモータで現像ローラ51、搬送スクリュー52などを別々に回転駆動するとしても良い。
規制部材54は、その先端が現像ローラ51の表面との間に所定の間隙を有するように配置され、現像位置において現像ローラ51の表面上の現像剤量が適切な量になるようにその間隙を通る現像剤量を規制する。
トナー濃度検出センサ55は、現像剤Dの濃度を検出するセンサであり、検出部551が現像ハウジング50に設けられた孔を介して現像ハウジング50の内部に延出されており、検出部551により現像ハウジング50内の現像剤Dのトナーとキャリアの比率を検出して、その検出信号を制御部45に出力する。
補給部56は、少なくともキャリアを含む補給用の現像剤を収容する現像剤収容部と、補給用のトナーを収容するトナー収容部とを備え、補給用の現像剤と補給用のトナーを別々に現像ハウジング50内、ここでは攪拌室502に補給する。
具体的に、補給用の現像剤については、現像ローラ51、搬送スクリュー52、攪拌スクリュー53の回転中に一定量、一定時間(例えば数秒)毎に補給する。現像剤の補給により、現像ハウジング50内の現像剤Dの量が増加することになるが、トリクル現像方式として、補給量に相当する量の現像剤が排出口62(図7参照)から外部に排出されるので、現像剤Dの量が増加し続けることがなく、略一定量に維持される。
補給用のトナーについては、制御部45からの指示により補給動作を行う。すなわち、制御部45は、画像形成動作時など現像ローラ51、搬送スクリュー52等の回転駆動中にトナー濃度検出センサ55によりトナーとキャリアの比率を検出し、検出された比率からトナー量が少ないことを判断すると、予め決められた比率になるように補給部56に対しトナーの補給を指示する。補給部56は、制御部45からの指示を受けると、指示された量のトナーを補給する。なお、上記の補給制御方法は一例であり、これに限られず、トリクル現像方式を実現できる方法であれば、他の補給制御方法を用いるとしても良い。
なお、図2に示すように制御部45は、位置検出センサ19からの検出信号を受信して搬送スクリュー52の回転方向における停止位置を制御する機能を有している。この制御に内容については後述する。
図3は、図2のC−C線における現像部14の矢視断面図であり、現像ハウジング50の装置後側の端部だけを示している。
図3に示すように、現像室501は、軸方向長さが攪拌室502よりも装置後側に向かって長くなっており、攪拌室502と略同じ長さの部分91が現像剤Dの搬送路(以下、「搬送路91」という。)に相当し、長くなっている部分92が現像剤Dの排出路(以下、「排出路92」という。)に相当する。
現像室501と攪拌室502間に介在する隔壁503には、現像室501と攪拌室502を装置後側の部分で連通させるための連通孔59が設けられている。この連通孔59は、上記の第2連通部に相当する。
搬送路91は、現像室501から連通孔59を介して攪拌室502に連続するように設けられており、現像室501内において現像剤Dが搬送スクリュー52により連通孔59まで搬送される間の経路を構成する直線経路部588と、直線経路部588に対して屈曲して搬送方向に連通孔59を介して攪拌室502に向かう屈曲経路部589を有する。
排出路92は、搬送路91の途中から分岐する分岐路であり、直線経路部588が延長されたように直線経路部588と直線状になるように設けられた直線経路部587を有する。屈曲経路部589は、直線経路部588の現像剤Dの搬送方向下流端から分岐する2本の経路のうち、一方の経路に相当し、直線経路部587は、他方の経路であり、直線経路部588の現像剤Dの搬送方向と同方向に延伸された経路に相当する。
現像室501に配される搬送スクリュー52は、回転軸520上に軸方向に巻き回された螺旋羽根が設けられてなり、直線経路部588と587に挿通するように現像室501の装置前側の端部から後側の端部までの間に亘る長さになっている。
搬送スクリュー52の螺旋羽根は、連通孔59に対向する部分521を除いて、現像室501に収容されている現像剤を装置前側から後側に向かう方向(同図の右方向)に搬送する向きに形成されているが、部分521だけ逆向き、すなわち装置後側から前側に向かう方向(同図の左方向)に搬送する向きに形成されている。以下、螺旋羽根のうち、部分521を逆巻き部521という。
逆巻き部521を設けているのは、搬送スクリュー52が高速回転になった場合に低速回転時よりも単位時間当たりの搬送量が増加することに起因して、搬送路91から排出路92に送り込まれる現像剤量が多くなり、排出路92から外部に排出される現像剤量が多くなりすぎるといったことを防止するためである。
現像室501のうち、排出路92を構成するハウジング部分61は、断面が円形状の円筒部材になっており、その周面の最下の部分に透孔としての排出口62が設けられている。このハウジング部分61には、ハウジング部分61に設けられた排出口62を開閉するための円筒状のシャッター63が外嵌されている。
<シャッターの構成>
図4は、シャッター63の外観斜視図であり、図5は、シャッター63の外観分解斜視図である。
両図に示すように、シャッター63は、円筒部64と、円筒部64の一方端を塞ぐ底部65とを有する有底円筒部材であり、円筒部64の周面の一部には、透孔66が設けられている。透孔66の大きさは、ハウジング部分61に設けられた排出口62の大きさと略同じになっている。
円筒部64の内径は、ハウジング部分61の外径と略同じであり、シャッター63は、円筒部64の内周面がハウジング部分61の外周面に略接触した状態で回転軸520を中心に軸周りに回転自在になるようにハウジング部分61に支持されている。
シャッター63の底部65の回転中心に当たる部分には、D字状の透孔67が設けられ、搬送スクリュー52の回転軸520の端部には、透孔67の形状と略同じ形状の断面D字状の部分521が設けられており、回転軸520の断面D字状の端部521が底部65の透孔67に嵌合することにより、シャッター63と搬送スクリュー52とが連結される構成になっている。
搬送スクリュー52が回転すると、その回転駆動力が回転軸520を介してシャッター63に伝わり、シャッター63が搬送スクリュー52と一体になってハウジング部分61の周囲を搬送スクリュー52と同方向に回転する。シャッター63の回転駆動力を搬送スクリュー52から得ることができるので、他の回転駆動機構を設けなくて済み、構成の簡素化を図れる。
シャッター63の円筒部64の周面に設けられた透孔66は、軸方向にハウジング部分61に設けられた排出口62と略同じ位置になっている。従って、シャッター63が1回転する間に、シャッター63の透孔66がハウジング部分61の排出口62と重なる状態(開状態)と、重ならない状態(閉状態)が存在する。
シャッター63の回転により、シャッター63の透孔66がハウジング部分61の排出口62の少なくとも一部と重なる状態が生じたときに、排出路92の内部が排出口62、透孔66を介して現像ハウジング50の外部と連通することにより、排出口62が開口した状態になる。逆に、全く重ならない状態では、シャッター63の円筒部64の周面が排出口62の蓋の機能を果たし、排出口62は塞がれた状態になる。
シャッター63の外周面には、突起68が設けられている。この突起68は、搬送スクリュー52が停止されたときにシャッター63の透孔66が排出口62に重ならない位置、ここでは透孔66が回転軸520の周方向において最上位に来るようにシャッター63の回転方向における停止位置を決めるための部材である。
透孔66が最上位に来たときに突起68も最上位の位置に来て、そのときにだけ上記の位置検出センサ19により突起68が検出されるようになっている。
位置検出センサ19が突起68を検出すると、その検出信号が制御部45に送られる。
制御部45では、回転駆動中の搬送スクリュー52の回転を停止させる際に、位置検出センサ19の検出信号に基づいて駆動モータ18の駆動制御を行う。
図6は、駆動制御の内容を示すフローチャートである。当該制御は、回転駆動中の搬送スクリュー52の回転を停止する条件が満たされたときに実行される。この条件は、予め決められており、例えば現像動作の終了、プリント終了などが条件になる。
ステップS1では、駆動モータ18を停止させる。
ステップS2では、シャッター63の突起68が位置検出センサ19により検出されているか否かを判断する。シャッター63の突起68が位置検出センサ19により検出されている場合には(ステップS2で「YES」)、当該制御を終了する。
検出されていない場合には(ステップS2で「NO」)、検出されるまで駆動モータ18を駆動させた後、駆動を停止して(ステップS3)、当該制御を終了する。このときの駆動モータ18の回転速度は、シャッター63の突起68が位置検出センサ19の検出位置に入ってから通り過ぎる前に駆動停止を行えるように低速にすることが望ましい。
これにより、透孔66が排出口62と重ならない状態、すなわち排出口62がシャッター63により塞がれた状態で搬送スクリュー52が停止される。
このようにシャッター63により排出口62が塞がれた状態になるように駆動モータ18を制御することにより、ユーザが作像ユニットを交換する作業中に現像ハウジング50内の現像剤Dが排出口62から漏れ出すことを防止することができる。
なお、駆動制御は、上記の方法に限られない。回転駆動中の搬送スクリュー52を停止させる際に、排出口62がシャッター63により塞がれた状態で搬送スクリュー52が停止するように、駆動モータ18の回転駆動を制御する構成であれば良い。
例えば、別の構成としてシャッター63の透孔66が排出口62に重なるときにのみ突起68を検出するようにして、搬送スクリュー52の停止時に突起68が検出されていなければそのまま停止状態を維持し、検出されていれば、透孔66を排出口62からずらすために駆動モータ18を搬送スクリュー52を約半回転させるのに要する回転数だけ回転させる制御を実行するとしても良い。
位置検出センサ19としては、例えば発光部と受光部を有する反射型の光学センサを用いることができる。発光部から発せられた光が突起68に当たってその反射光を受光部で受光することにより、突起68を検出することができる。突起68を検出できれば良く、他の種類のセンサやスイッチなどの検出器を用いるとしても良い。また、突起68を用いる構成に限られず、排出口62がシャッター63により塞がれた状態になっていることを検出可能であれば、他の構成をとるとしても良い。
また、現像剤Dを排出することができれば良いので、シャッター63の位置は、軸方向に透孔66の少なくとも一部が排出口62に重なる位置であれば良い。また、透孔66と排出口62の大きさも同じに限られることもない。
図7は、現像ハウジング50の装置後側の端部において現像剤Dが搬送される様子を模式的に示した図であり、シャッター63の透孔66が排出路92の排出口62と重なり合って排出口62が開口している状態を示している。
同図に示すように、現像室501に収容されている現像剤Dは、搬送スクリュー52の回転により搬送路91を同図の右方向に沿って搬送される。搬送路91を搬送される現像剤Dは、搬送スクリュー52の逆巻き部521のところで逆向きの搬送力を受けるため、搬送路91を通り過ぎて排出路92に入る現像剤Dの量が制限されて、ほとんどの現像剤Dが連通孔59を介して攪拌室502に落下する。攪拌室502に落下した現像剤Dは、攪拌室502に配された攪拌スクリュー53により同図の左方向(装置後側から前側に向かう方向)に搬送される。
搬送スクリュー52の逆巻き部521を通過して排出路92に送られた一部の現像剤Dは、正巻き部522により排出路92内を排出口62に向けて同図の右方向に搬送される。排出口62まで搬送された現像剤Dは、同図に示すように排出口62が開口しているときには、排出口62を介して現像部14の外部に排出され、外部に設けられた回収タンク(不図示)に回収される。排出口62がシャッター63により塞がれた状態では外部に排出されず、排出路92内で一時的に滞留することになる。
排出口62は、シャッター63が1回転する間に、その回転速度に応じた時間だけ開口し、開口時間は、シャッター63の回転速度である搬送スクリュー52の回転速度に依存する。搬送スクリュー52の回転速度は、カラーモードとモノクロモードとでシステムスピードの切り替えに応じて低速と高速に切り替えられる。
搬送スクリュー52の回転速度が低速から高速に切り替えられると、現像剤Dの単位時間当たりの搬送量は、増速した分だけ多くなる。
仮に、搬送スクリュー52の回転速度を低速A、高速を2×A、単位時間当たりの搬送量を低速時Bとすると、高速時の単位時間当たりの搬送量は、2×Bになる。
排出口62の大きさが、単位時間当たりの搬送量である2×Bの現像剤量を排出できる大きさであれば、単位時間当たりの排出量は、低速時でB、高速時で2×Bになり、回転速度に比例して計算上では2倍になるはずである。
しかしながら、本実施の形態のようにシャッター63の回転により排出口62の閉塞と開放を順に繰り返す構成では、高速時の排出量が低速時の2倍にならず、2倍の量よりもある程度、少ない量になる。これは、次の理由による。
すなわち、搬送スクリュー52の回転速度が低速から高速に切り替えられると、搬送スクリュー52の1回転当たりの排出口62の開口時間は、低速のときよりも短くなる。
排出口62の1回の開口時間が短くなるということは、シャッター63の透孔66が排出口62を通過する速度が速くなり、通過するのに要する時間が短くなることを意味する。このことは、閉じられている排出口62の一部が開き始めてから排出口62の開口面積が徐々に広くなり、やがて排出口62の全体が開き、その後、徐々に開口面積が狭くなり、再び排出口62が完全に塞がれるまでに要する時間が短くなることを意味する。
排出口62から排出される現像剤Dは、キャリアとトナーなどの粉体からなり、排出口62が閉じられているときは、排出口62の上部付近で溜まるためにやや凝集された状態になっている。この状態で排出口62が開き始めた場合、現像剤Dの凝集した部分が崩れていき、キャリアとトナーの粒子が重力落下により排出口62に入り、排出口62を通過して下方に落下する現像剤Dの流れが起きて排出される現象が生じ易い。
排出口62の1回の開口時間が長ければ、排出口62が開き始めてからの現像剤Dの流れにより、排出口62の上部付近で溜まっていた現像剤Dの多くが排出口62から流出される。しかし、1回の開口時間が短くなると、重力落下中の現像剤Dのうち、排出口62に入ろうとする直前で排出口62が閉じられたために、開口時間が長ければ排出口62を通過していたであろう現像剤Dが排出されずに排出路92内に残ることが生じ易くなる。この「残る分」が、上記のある程度「少ない量」に相当する。
上記の例のようにシャッター63の高速時の回転速度が低速時の2倍であり、シャッター63の1回転における開口時間を低速時Xとすると、高速時の開口時間は、X/2になり、単位時間当たりのトータルの開口時間は、低速回転でも高速回転でも同じになる。
開口時間が低速時でも高速時でも同じということは、開口時間だけをみれば、従来の排出口が常時開いている構成と同じといえる。
開口時間が低速時と高速時で変わらず、高速時における搬送スクリュー52による現像剤Dの単位時間当たりの搬送量が低速時の2倍になるとすると、排出口が常時開いている従来構成では、現像剤Dの単位時間当たりの排出量も計算上では2倍になるはずであるが、本実施の形態のシャッター63を備える構成では、現像剤Dの重力落下中に排出口62が閉じられたために排出口62を通過できなかった分だけ2倍の量よりも少なくなる。
高速回転により現像剤の単位時間当たりの搬送量が増え、現像剤の搬送量が増えた分だけ現像剤の単位時間当たりの排出量も増えるはずであるところ、高速回転になったことにより1回の開口時間が短くなり、現像剤Dのうち、重力落下中に排出口62を通過できなかった分を差し引かれた量が排出口62から排出されることが発生し易くなる。このことは排出口62が1回、開口するごとに行われる。
このように低速よりも高速の方が排出路92に残る量が増え、単位時間当たりの排出量の、単位時間当たりの搬送量に対する比が少なくなる。
従って、本実施の形態のシャッター63を備える構成を採用することにより、モード切り替えによりシステムスピードが低速から高速に切り替わった場合に、従来の排出口が常時開口している構成に比べて、現像剤Dの排出量を抑制することができるようになる。
図8は、実施の形態のシャッター63を設けた構成(実施例)と、シャッターが設けられておらず排出路の排出口が常時、開口している従来相当の構成(比較例)における低速時と高速時の現像剤の排出量を説明するための図である。
図8(a)は、搬送スクリュー52による単位時間当たりの現像剤の搬送量と搬送スクリュー52の回転速度との関係を示す図である。現像剤の搬送量が、搬送スクリュー52の回転速度が低速時よりも高速時の方が多いことは、実施例でも比較例でも同じある。
図8(b)は、単位時間当たりの排出口62の開口量と搬送スクリュー52の回転速度の関係を示す図であり、実施例では上記のように搬送スクリュー52の回転速度が低速時でも高速時でも同じになる。開口量とは、閉じている排出口62が開き始めてから排出口62の全部が開口した後、完全に閉じられるまでに要する搬送スクリュー52の1回転当たりの時間に、単位時間当たりの回転数を乗算した値を示す。なお、比較例は、排出口が常時、開口している構成なので、開口量は一定になる。
図8(c)は、単位時間当たりの現像剤の排出量と搬送スクリュー52の回転速度の関係を示す図であり、実施例と比較例の排出量を見ると、低速回転時では差分が少ないが、高速回転時では差分が大変大きくなっている。
低速回転時には、実施例でも排出口62の開口時間をある程度長くとれるので排出量をある程度多くとれ、シャッター63の回転による排出口62の閉塞時間が存在することから、常時開口している比較例の排出量よりは少ないが、これに近い量になっている。
高速回転時には、比較例では単位時間当たりに搬送される現像剤量が多くなると、それだけ排出量が多くなっている。これに対して、実施例では比較例よりもグラフの傾きが小さくなっている。これは、高速回転により現像剤の搬送量が増大するが、上記の低速回転時よりも高速回転時に生じ易い現象、すなわち重力落下中に排出口62を通過できずに排出路92に現像剤が残るという現象により、排出路92内に残った分だけ、排出量が少なくなっていることによるものである。
図8(d)は、現像ハウジング50内の現像剤量と搬送スクリュー52の回転速度の関係を示す図であり、図8(c)に対応しており、比較例よりも実施例の方が高速回転時には現像剤Dの単位時間当たりの排出量が少なくなる分、現像ハウジング50内の現像剤量が多くなっている。すなわち、実施例は、比較例のように現像ハウジング50内の現像剤量が低減することが生じないことになる。
図8(c)の現像剤の排出量と搬送スクリュー52の回転速度の関係から判ったように、実施例では搬送スクリュー52が高速時でも現像剤の排出量を少なくすることができるので、その分、高速により現像剤の搬送量が増加した場合でも現像ハウジング50内における現像剤量の低減を抑制することができ、低速時の現像剤量との差分を少なくして、現像剤量の変動を抑えることができる。
比較例では、図8(c)に示すように高速時に現像剤の排出量が増大するので、それだけ、現像ハウジング50内の現像剤量が少なくなり、現像剤の液面が下がり、現像剤の供給不足が発生し易くなるが、実施例の構成をとることにより、現像ハウジング50内の現像剤量の低減を抑えて、現像剤の液面低下による現像剤の供給不足が防止される。
また、現像剤量の変動を抑えられることにより、搬送スクリュー52の回転速度が低速と高速のいずれであっても、すなわちカラーモードとモノクロモードのいずれであっても、現像ハウジング50内の現像剤量が現像に適した範囲内に収まり易くなり、いずれのモードでも適正な現像を実行することが可能になる。
<実施例と比較例における現像剤の排出量の測定>
次に、図9〜図12を用いて、実施例と比較例の実際の構成において実験により現像剤の排出量を測定した結果を説明する。
図9は、実施例(以下、「実施例1」という。)の構成であり、上記の図7とは逆巻き部521の巻き数が2.5巻きになっている点が異なるが、これ以外の構成は、図3と同じである。具体的に、搬送スクリュー52と攪拌スクリュー53のそれぞれは、螺旋羽根のピッチが30〔mm〕、螺旋羽根の外径が16〔mm〕、高速時の回転数が320〔rpm〕、低速時の回転数が120〔rpm〕、排出口62と透孔66それぞれの大きさが10〔mm〕×5〔mm〕、現像ローラ51の径が25〔mm〕の構成になっている。
図10は、比較例1として、図9の実施例1からシャッター63を取り除いた構成(排出口62が常時、開口している構成)を示す図であり、図11は、比較例2として、比較例1に対して逆巻き部521が設けられていない構成を示す図である。
なお、本実験は、実施例1、比較例1、2において現像ハウジングを、排出口62側(装置後側)を装置前側に対し、水平姿勢から3〔°〕だけ下方に傾けた傾斜姿勢にして、水平姿勢のときよりも現像剤Dが重力の影響を受けて排出口62に向かって移動し易い状態で行った。このような傾斜姿勢で実験を行ったのは、現像剤の排出量が多くなり易い状態としたときの実施例と比較例での排出量の差分を確認するためである。
図12は、実施例1、比較例1、2において、高速時と低速時それぞれについて、現像剤Dを450〔g〕投入してから所定時間経過後の現像剤の排出量を計測した結果のグラフを示す図である。ここで、所定時間は8分としており、この時間は現像剤投入から現像剤が現像ハウジング50内を循環搬送されて現像ハウジング50内に十分に行き渡る(安定する)のに要する時間に相当する。
図12から明らかなように、実施例1、比較例1、2の低速時における排出量を見ると、実施例1が最も少なく、比較例2が最も多くなっているが、その差分はあまり大きくなっていない。これは、低速時は、搬送スクリュー52による単位時間当たりの現像剤Dの搬送量が少ないので、単位時間当たりに搬送路91から排出路92に送り込まれる現像剤量も少なくなる。比較例2の排出量を基準とすれば、比較例1では、逆巻き部521があることにより比較例2よりも排出路92に送られる現像剤量が少なくなるので、その分、排出量が少なくなっている。
実施例1では、比較例1に対してシャッター63が設けられており、搬送スクリュー52の1回転中に1回だけ排出口62が開口して現像剤Dが排出されることになるので、その分、常時開口している比較例1よりも排出量が少なくなっている。
一方、高速時においては、実施例1、比較例1、2とで差分が大変大きくなっている。比較例1と2の差分は、低速時と同様に逆巻き部521の有無によるものであるが、搬送スクリュー52の高速回転により単位時間当たりに搬送される現像剤量が低速時よりも大幅に増加しているので、比較例1、2とも排出される現像剤量が低速時より多くなり、比較例1と2の排出量の差分についても、低速時での差分より多くなっている。
実施例1は、比較例1よりも排出量が大幅に少なくなっている。搬送スクリュー52の高速回転により単位時間当たりに搬送される現像剤量が低速時より大幅に増加していることは、比較例1と同じ条件であるが、実施例1では、シャッター63により排出口62の開口量が制限されており、比較例1よりも排出量が低減されていることが判る。
また、実施例1では、低速回転と高速回転の排出量の差分も比較例1、2に比べて大幅に小さくなっている。排出量の差分が小さいということは、現像ハウジング50に収容されている現像剤量の変動を抑えられることになり、現像剤量を低速回転(カラーモード)では十分な量を確保できても高速回転(モノクロモード)に切り替えられると現像剤量が低減して現像剤の供給不足を起こすといった現象を防止することできる。
逆に、高速回転から低速回転に切り替えられたときには、高速回転時よりも現像剤の単位時間当たりの排出量が増えるので、高速回転中の現像剤量の排出規制により現像ハウジング50内の現像剤量がやや増えた状態になっていても、現像剤Dの排出が促進されて現像剤量が高速回転開始前の状態に戻り易く、現像剤Dの液面の位置が安定する。
このように現像ハウジングを、現像剤Dが重力により排出口に移動し易い傾斜姿勢にした場合でも、現像剤Dの液面の位置を安定することができ、もちろん傾斜による重力の影響を受けない水平姿勢でも同様の効果を得ることができる。
なお、シャッター63を配することにより搬送スクリュー52の高速回転時に現像剤Dの排出量を抑制することができるが、装置構成によっては、排出量の低減により、排出されずに残った現像剤Dが排出路92内で増えることが生じる場合がある。
この場合、搬送スクリュー52の高速回転により搬送路91から排出路92に送られる現像剤Dの量が増えているので、排出路92内の現像剤量は、搬送路91からの現像剤と排出されなかった現像剤が足し合わされたものになり、徐々に増加していく。
排出路92内の現像剤量が増加しすぎると、搬送スクリュー52の駆動負荷が増大し、搬送スクリュー52の駆動トルクが上昇して駆動モータ18に負担がかかり、回転ムラを生じさせる要因になるおそれがある。
このような排出路92内の現像剤量の増加を防止する構成として、例えば図13に示す構成をとることができる。
図13(a)は、排出路92から攪拌室502に現像剤を送る迂回路としてのバイパス路81が設けられた構成の側面図であり、図13(b)は、図13(a)のE−E線で切断したときの矢視断面図である。
両図に示すように、バイパス路81は、パイプ状の部材からなり、一方端が排出路92を構成するハウジング部分61において、搬送スクリュー52の回転軸520よりも上に位置する部分(第1の部位)に接続され、他方端が搬送路91上において排出路92との分岐位置より現像剤Dの搬送方向下流に位置する攪拌室502の側壁82の一部(第2の部位)に接続されている。排出路92と攪拌室502は、バイパス路81を介して繋がれており、バイパス路81の内部が現像剤Dの搬送路を構成するようになっている。
排出路92内の現像剤Dが増加して、現像剤の液面が回転軸520よりも上の位置に上がり、バイパス路81の一方端がハウジング部分61と接続されている部位(入口)に至ると、図13(b)の実線の矢印で示すように現像剤Dがバイパス路81の入口からバイパス路81の内部を通って、攪拌室502内に送り込まれるようになっている。
従って、排出路92内では現像剤Dの液面がバイパス路81の入口よりも上に上がることがなく、排出路92内の現像剤量が増えすぎることによる搬送スクリュー52の駆動負荷の増大を防止して、駆動負荷増大に起因する搬送スクリュー52の回転ムラの発生を防止することができる。
なお、第1の部位が搬送スクリュー52の回転軸520よりも上の位置であるとしたが、これに限られない。例えば、回転軸520と略同じ高さとすることができる。また、回転軸520よりも下の位置とすることもできるが、接続位置が低くなればそれだけ現像剤Dが排出路92から搬送路91に戻される現像剤量が多くなり易いので、現像剤Dの戻り量が必要な量になるようにバイパス路81の接続位置および管径などが決められる。
<変形例>
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態では、搬送スクリュー52と一体となって同方向に回転するシャッター63を配する構成例を説明したが、これに限られない。搬送スクリュー52の高速回転時に排出路92に搬入される現像剤Dの単位時間当たりの搬送量が増えるのに抗して、排出口62からの現像剤の排出量を規制することができる構成であれば良い。
例えば、図14に示す構成をとることができる。
図14(a)と図14(b)は、変形例に係るシャッター201を装置後側から見たときの構成を示す図であり、図14(c)は、図14(a)のF−F線でシャッター201を切断したときの断面図を示している。
各図に示すように、シャッター201は、基本的に上記実施の形態におけるシャッター63と同じ形状であるが、底部202に設けられた透孔203の形状が円形になっている点がシャッター63と異なっている。なお、透孔203が円形であることに合わせて、搬送スクリュー52の回転軸520の端部の断面形状も円形になっている。
搬送スクリュー52の回転軸520は、その径が底部202の透孔203の径が略同じであり、透孔203に嵌められており、底部202との間にある程度の摩擦力が発生する状態で回転可能に支持される構成になっている。
従って、回転軸520が回転すると、その回転駆動力のうち、シャッター201の底部202との間に生じる摩擦力に応じた力がシャッター201に伝わって、シャッター201が従動回転することになる。
シャッター201の外周面の最上部には、突起211が設けられており、突起211から周方向に透孔66までの間の位置には、ピン212が立設されている。ピン212には、付勢手段の一例としての引っ張りバネ213の一方端が掛けられており、引っ張りバネ213の他方端は、現像ハウジング50に設けられた支持部214に掛けられている。
引っ張りバネ213の引っ張り力(付勢力)は、搬送スクリュー52が低速回転しているときにシャッター201と搬送スクリュー52の回転軸520との間で生じる摩擦力よりもやや大きくなるように設定されている。
従って、図14(a)に示すように搬送スクリュー52が低速回転しているときには、シャッター201は、搬送スクリュー52に従動回転せず、引っ張りバネ213の引っ張り力により回転軸520の回転方向の逆方向に力を受けつつ、突起211が現像ハウジング50に設けられた停止片221に係合した状態で停止する第1姿勢を維持する。
第1姿勢では、シャッター201の透孔66の略全部が排出口62と重なり合う位置になるように、回転軸520を中心とした回転方向における停止片221の位置が調整されている。これにより、搬送スクリュー52の低速回転時には、排出口62の開口幅がW1になった状態で現像剤Dが排出される。
これに対して、図14(b)に示すように搬送スクリュー52が高速回転に切り替わると、シャッター201と搬送スクリュー52の回転軸520との間で生じる摩擦力が低速回転時よりも大きくなり、引っ張りバネ213の引っ張り力を上回るようになる。
これにより、シャッター201は、引っ張りバネ213の引っ張り力に抗しながら搬送スクリュー52に従動回転して、突起211が現像ハウジング50に設けられた停止片222に係合した状態で停止する第2姿勢を維持する。
第2姿勢では、シャッター201の透孔66の約半分が排出口62と重なり合い、排出口62の半分がシャッター201により塞がれるように停止片222の位置が調整されているので、搬送スクリュー52の高速回転時には、排出口62の開口幅がW1の略半分であるW2になった状態で現像剤Dが排出される。
排出口62の開口幅(開口面積に相当)が狭いほど、排出口62からの現像剤Dの単位時間当たりの排出量も少なくなるので、高速回転時の方が低速回転時よりも現像剤のトータルの排出量が少なくなる。なお、搬送スクリュー52が高速回転から低速回転に切り替えられると、シャッター201は、図14(a)に示す第1姿勢に戻り、開口幅W1の状態で現像剤Dが排出されることになる。
(2)上記実施の形態では、搬送スクリュー52の回転速度が切り替わる条件を、カラーモードとモノクロモードの切り替えとした例を説明したが、これに限られない。搬送スクリュー52の回転速度が第1速度からこれとは異なる第2速度に切り替わる契機となる条件であれば良い。例えば、使用されるシートSの種類とすることができる。
シート種類としては、例えば普通紙、薄紙、厚紙がある。薄紙の場合は、定着時の熱量が普通紙よりも少なく済むので、システムスピードを普通紙よりも速くする制御が考えられる。また、厚紙は、普通紙よりも定着時に多くの熱量が必要になるので、システムスピードを普通紙よりも遅くする制御が考えられる。
この厚紙を使用する制御を実行する場合、実施の形態の構成と、比較例(排出口が常時開口している構成)とでは、次のような違いが生じる。
すなわち、システムスピードが基準のときに現像ハウジング50内の現像剤量がある液面レベルになるように現像剤の排出量が決められていると仮定し、厚紙使用時に搬送スクリュー52の回転速度が普通紙の使用時よりも低下した場合における現像ハウジング50内の現像剤量を比較例と実施例で比較する。
比較例では、上記のように搬送スクリュー52の高速回転と低速回転とで現像剤Dの単位時間当たりの排出量の差が大きく、高速から低速になると、その速度低下分、現像剤の排出量が減少して、排出路92を含めて現像ハウジング50内の現像剤量が増加する。
現像ハウジング50内の現像剤量の増加が続くと、やがて現像ハウジング50内の現像剤量が増えすぎてしまい、現像ローラ51、搬送スクリュー52、攪拌スクリュー53の駆動負荷が大きくなって駆動トルクが上昇し、駆動モータ18に負担がかかり回転ムラの原因になったり、現像ローラ51への現像剤の供給過多になって現像剤Dが現像ハウジング50の開口57から溢れたりすることが生じ易くなる。
これに対して、実施の形態の構成では、搬送スクリュー52の高速回転と低速回転とで現像剤Dの単位時間当たりの排出量の差が比較例よりも小さくなるので、低速回転になった場合、比較例よりも現像ハウジング50内において現像剤量が増加する量を少なく抑えることができる。現像剤量の増加が抑制されることにより、比較例のように現像ハウジング50内の現像剤量が増えすぎることが生じ難くなり、駆動モータ18の回転ムラや現像剤Dの溢れも生じ難くなる。
このように実施の形態の構成をとれば、現像ハウジング50内の現像剤量を普通紙使用時でも厚紙使用時でも大きく変動させないようにして適正な現像を実現できる。
(3)上記実施の形態では、円筒形のハウジング部分61に円筒形のシャッター63を外嵌する構成としたが、シャッター63がハウジング部分61に対して回転可能なように嵌められていれば外嵌に限られず、例えば内側に嵌める内嵌であっても良い。
また、シャッター63が、一方端が開放され、他方端に底部を有する有底円筒形としたが、例えば底部を有しない(両端側が開口された)円筒形のものを用いる構成としても良い。この構成をとる場合、上記の底部65の代わりになる部材で搬送スクリュー52の回転軸520と円筒形のシャッターとを連結する、具体的には回転軸520の端部がハウジング61の端部に設けられた透孔を介して外部に延出する構成をとり、外部に延出された軸部分を棒状などの連結部材で円筒形のシャッターと連結する構成をとることもできる。
さらに、外部に当該円筒形のシャッターを回転駆動する駆動機構を設け、その駆動機構によりシャッターの回転速度を、モードに応じて可変する構成をとるとしても良い。
また、ハウジング部分61とシャッター63が上記のような円筒形に限られることもない。搬送スクリュー52の回転速度が第1速度のときに現像剤の排出量が第1の量になり、第1速度より速い第2速度のときに現像剤の排出量が第1の量より少ない第2の量になるように現像剤の排出量を規制する構成であれば良い。
例えば、ハウジング部分61(排出路92)とシャッター63を角筒形にして相互に嵌合させた状態で軸方向にスライド移動を自在に支持する構成としても良い。この場合、ハウジング部分61とシャッター63それぞれの対向する側面同士に排出口62と透孔66を設け、シャッター63を直動モータなどのアクチュエータの駆動力によりスライド移動させ、透孔66が排出口62に重なるときにだけ現像剤が排出され、重ならないときには排出口62が塞がれるように移動させる構成をとることができる。
搬送スクリュー52の回転速度が第1速度のときにシャッター63の移動による排出口62の開口時間が第1の時間になり、第2速度のときに排出口62の開口時間が第1の時間よりも短い第2時間になるようにシャッター63が移動される。ハウジング部分61とシャッター63の形状を、角筒形を含む筒状としても良い。
さらに上記とは別に、例えば排出路92の排出口62に、複数枚の絞り羽根を移動させて開口量(開口面積)を可変する絞り機構を配置して、搬送スクリュー52の回転速度が第1速度のときに開口量が第1の大きさになり、第2速度のときに開口量が第1の大きさより小さい第2の大きさになるように複数枚の絞り羽根の位置を制御する構成をとることもできる。この構成であれば、シャッターを回転させる機構が不要になる。また、排出口62が絞り機構を兼ねる構成であっても良いし、絞り機構を採用する場合におけるハウジング部分61の形状を円筒形、角筒形などの筒状としても良い。上記のそれぞれの構成例は、変形例(1)の構成においても同様に適用することができる。
(4)上記実施の形態では、本発明に係る現像装置と画像形成装置をタンデム型カラーデジタルプリンタに適用した場合の例を説明したが、これに限られない。カラーやモノクロの画像形成に関わらず、収容されているキャリアとトナーを含む二成分の現像剤に補給用のキャリアを補給する動作と、搬送路に配される搬送スクリューを回転させて搬送路上を現像剤を搬送させつつ搬送中の現像剤の一部を搬送路の途中で分岐する排出路を通して排出口から外部に排出する動作を行うトリクル現像方式の現像装置、およびこれを備える画像形成装置、例えば複写機、ファクシミリ装置、MFP(Multiple Function Peripheral)等に適用できる。また、像担持体の例として感光体ドラムを用いるとしたが、像担持体はこれに限られず、例えば円筒状や円柱状の他、ベルト状の部材であっても良い。
また、高速回転時に特に現像剤Dの搬送を抑制する機能を発揮する逆巻き部521を搬送スクリュー52に設けるとしたが、装置構成によっては、逆巻き部521を設けない構成としても良い。さらに、回転により現像剤Dを搬送する搬送部材として、螺旋羽根を有する搬送スクリュー52を用いた例を説明したが、回転により現像剤Dを搬送することができる部材であれば、これに限られない。
また、搬送スクリュー52が現像室501に配された構成例としたが、例えば攪拌室502に配され、攪拌室502の一方端側に排出路を有する構成にも適用できる。さらに、現像室501が攪拌室502の上方に位置する構成例としたが、これに限られず、一方を他方の斜め上方に配する構成としても良いし、現像室501と攪拌室502を水平面に沿って配する構成としても良い。
さらに、搬送路91が、現像室501の直線経路部588と、攪拌室502の直線経路部と、これらの一方と他方のそれぞれの端部同士を結ぶ2つの連通部とから構成されるとしたが、搬送路91がこの形状に限られることはない。
また、搬送路91に連続する排出路92の形状が直線状であるとしたが、これに限られることもない。排出路92は、搬送路91の途中から分岐して、搬送路91を搬送される現像剤Dの一部を搬送しつつ外部に排出する経路であれば良い。
さらに、1本の搬送スクリュー52が搬送路91と排出路92内を挿通して搬送路91と排出路92を跨るように設けられ、搬送路91における現像剤Dの搬送と排出路92における現像剤Dの搬送を行うとしたが、搬送路91と排出路92が別々のスクリューにより現像剤Dの搬送を行う構成としても良い。
例えば、上記のように搬送路91の直線経路部588と排出路92とが直線状に繋がる構成ではなく、排出路92が搬送路91の分岐位置から搬送路91に対して斜めの方向に延出される構成などに適用することができる。さらに、例えば排出路92が短く、搬送路91における搬送力により現像剤Dを排出口62まで搬送することが可能な構成であれば、排出路92に搬送スクリューが設けられない構成をとることも可能であろう。
また、上記では、搬送スクリュー52が停止したときに排出口62がシャッター63により塞がれた状態になるように駆動モータ18を停止制御する構成をとることにより、ユーザによる作像ユニットの交換作業中に現像剤Dが排出口62から漏れ出すことを防止するとしたが、これに限られない。作像ユニットがユーザにより交換されない構成や、ユーザにより交換される場合でも現像剤Dの漏れのおそれがほとんどないような構成などでは、停止制御を行わない構成をとるとしても構わない。
さらに、キャリアとトナーを含む二成分現像剤は、キャリアとトナーからなるものでも良いし、キャリアとトナーの他に添加剤などが混ぜられるものであっても良い。
また、上記実施の形態及び上記変形例の内容をそれぞれ組み合わせるとしても良い。
本発明は、キャリアとトナーを含む二成分の現像剤が収容されるトリクル現像方式の現像装置および画像形成装置に広く適用することができる。
1 プリンタ
11 感光体ドラム
14 現像部
18 駆動モータ
50 現像ハウジング
51 現像ローラ
52 搬送スクリュー
53 攪拌スクリュー
61 円筒形のハウジング部分
62 排出口
63、201 シャッター
64 円筒部
65 底部
66 透孔
81 バイパス路
91 搬送路
92 排出路
203 透孔
213 引っ張りバネ
501 現像室
502 攪拌室
520 回転軸
521 回転軸の端部
587、588 直線経路部
589 屈曲経路部
D 現像剤

Claims (11)

  1. 収容されているキャリアとトナーを含む二成分の現像剤に補給用のキャリアを補給し、前記現像剤を搬送路を搬送させつつ搬送中の現像剤の一部を当該搬送路の途中で分岐する排出路を通して排出口から外部に排出する現像装置であって、
    前記搬送路に配され、回転により前記現像剤を搬送する搬送部材と、
    前記搬送部材の回転速度が第1速度のときに前記排出口からの現像剤の排出量が第1の量になり、前記第1速度より速い第2速度のときに前記排出量が前記第1の量より少ない第2の量になるように、前記現像剤の排出量を規制する規制手段と、
    を備えることを特徴とする現像装置。
  2. 前記規制手段は、
    前記排出口を覆うように移動して前記排出口を塞ぐシャッターと、
    前記搬送部材の回転速度が前記第1速度のときに前記搬送部材の1回転当たりの、前記排出口の開口時間が第1の時間になり、前記搬送部材の回転速度が前記第2速度のときに前記開口時間が前記第1の時間より短い第2の時間になるように、前記シャッターを移動させる移動機構と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記排出路は、第1の円筒部材からなり、
    前記排出口は、前記第1の円筒部材の周面に設けられており、
    前記シャッターは、
    周面の一部に透孔が設けられる第2の円筒部材からなり、前記第1の円筒部材に嵌められて前記第1の円筒部材に対して周方向に回転自在であると共に、前記第1の円筒部材の軸方向に前記透孔の少なくとも一部が前記排出口に重なる位置に配され、回転されたときに当該透孔が前記排出口に重ならないときに前記排出口を塞ぎ、
    前記移動機構は、
    前記シャッターを前記搬送部材に連動して前記搬送部材の回転と同方向に回転させる機構であることを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記搬送路は、
    第1直線経路部と、当該第1直線経路部の現像剤搬送方向下流端から分岐する2本の経路のうち、一方の経路であり、前記第1直線経路部に対して屈曲する屈曲経路部を有し、
    前記排出路は、
    前記2本の経路のうち、他方の経路であり、前記第1直線経路部の現像剤搬送方向と同方向に延伸された第2直線経路部を有し、
    前記搬送部材は、
    前記第1直線経路部と前記第2直線経路部に挿通しており、
    前記シャッターは、
    前記軸方向に一方端が開口し、他方端に底部を有する有底円筒部材であり、当該開口側が前記第1の円筒部材に嵌められ、
    前記底部が前記搬送部材の回転軸と係合して、当該係合部を介して前記搬送部材の回転駆動力が伝達されることにより、前記搬送部材に連動することを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  5. 前記規制手段は、
    前記排出口を覆うように移動して前記排出口を塞ぐシャッターと、
    前記搬送部材の回転速度が第1速度のときに前記排出口の開口面積が第1の大きさになり、前記第1速度より速い第2速度のときに前記開口面積が前記第1の大きさより小さい第2の大きさになるように、前記シャッターを移動させる移動機構と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  6. 前記シャッターは、
    前記搬送部材の回転軸の周りを回転自在に支持されており、
    前記移動機構は、
    前記搬送部材の回転軸と前記シャッターとを連結すると共に、前記回転軸に対して回転自在であり、当該回転軸との接触で生じる摩擦力により発生する回転方向の駆動力を前記シャッターに伝える連結部材と、
    前記シャッターを前記搬送部材の回転方向の逆方向に付勢する付勢手段を有し、
    前記シャッターが、前記搬送部材の回転時に前記連結部材を介して伝えられる前記搬送部材の回転駆動力により、前記シャッターに作用する前記付勢手段の付勢力に抗して、前記回転方向に前記回転速度に応じた大きさの角度だけ回転する構成であることを特徴とする請求項5に記載の現像装置。
  7. 前記搬送路は、
    第1直線経路部と、当該第1直線経路部の現像剤搬送方向下流端から分岐する2本の経路のうち、一方の経路であり、前記第1直線経路部に対して屈曲する屈曲経路部を有し、
    前記排出路は、
    第1の円筒部材からなり、前記2本の経路のうち、他方の経路であり、前記第1直線経路部の現像剤搬送方向と同方向に延伸された第2直線経路部を有し、
    前記排出口は、前記第1の円筒部材の周面に設けられており、
    前記シャッターは、
    周面の一部に透孔が設けられ、前記軸方向に一方端が開口しており、他方端に底部を有する有底の第2の円筒部材であり、当該開口側が前記第1の円筒部材に嵌められ、前記第1の円筒部材に対して周方向に回転自在であると共に、前記第1の円筒部材の軸方向に前記透孔の少なくとも一部が前記排出口に重なる位置に配され、回転されたときに当該透孔が前記排出口に重ならないときに前記排出口を塞ぎ、
    前記搬送部材は、
    前記第1直線経路部と前記第2直線経路部に挿通しており、前記搬送部材の回転軸が前記シャッターの底部に設けられた係合孔に嵌められており、
    前記シャッターの底部が前記連結部材を兼用することを特徴とする請求項6に記載の現像装置。
  8. 前記排出路における第1の部位と、前記搬送路のうち、前記排出路が分岐する位置よりも現像剤搬送方向下流に位置する第2の部位とを繋ぎ、前記排出路を搬送されている現像剤を前記排出路の第1の部分から前記搬送路の第2の部分に導くバイパス路を備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の現像装置。
  9. 前記搬送路は、
    第1直線経路部と、当該第1直線経路部の現像剤搬送方向下流端から分岐する2本の経路のうち、一方の経路であり、前記第1直線経路部に対して屈曲する屈曲経路部を有し、
    前記排出路は、
    前記2本の経路のうち、他方の経路であり、前記第1直線経路部の現像剤搬送方向と同方向に延伸された第2直線経路部を有し、
    前記搬送部材は、
    前記第1直線経路部と前記第2直線経路部に挿通しており、
    前記第1の部位は、
    前記第2直線経路部に接続され、前記搬送部材の回転軸よりも上方に位置することを特徴とする請求項8に記載の現像装置。
  10. 像担持体上の静電潜像を現像剤で現像する現像器を有する画像形成装置であって、
    前記現像器として、請求項1から9のいずれか1項に記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項3または4に記載の現像装置と、
    前記現像装置に備えられる搬送部材を回転駆動する駆動手段と、
    回転駆動中の前記搬送部材を停止させる際に、前記現像装置の排出路の排出口が前記現像装置に備えられるシャッターにより塞がれた状態で前記搬送部材が停止するように、前記駆動手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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