JP2011197426A - 光学シート、及び映像表示装置 - Google Patents
光学シート、及び映像表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011197426A JP2011197426A JP2010064367A JP2010064367A JP2011197426A JP 2011197426 A JP2011197426 A JP 2011197426A JP 2010064367 A JP2010064367 A JP 2010064367A JP 2010064367 A JP2010064367 A JP 2010064367A JP 2011197426 A JP2011197426 A JP 2011197426A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- prism
- layer
- acrylate
- mass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【解決手段】プラズマディスプレイパネルから出射された光を制御して観察者側に出射する、複数の層を有する光学シートであって、基材層上に形成された、光を透過可能にシート面に沿って並列されて形成されるプリズム部と、プリズム部間に光を吸収可能に並列される光吸収部と、を有する光学機能シート層を少なくとも備えており、プリズム部が、放射線硬化型プレポリマー、多官能アクリレートモノマー、及び重合開始剤を含むプリズム構成組成物を硬化させてなるものであり、プリズム構成組成物が、全量を基準として、多官能アクリレートモノマーを50質量%以上含有している光学シート、及び該光学シートを備えた映像表示装置とする。
【選択図】図1
Description
本実施形態では、性能に加え、量産性、価格、入手可能性等の観点からPETを主成分とする樹脂を好ましい材料であるとして説明した。
H−(OCH2CH2)n−OR (1)
((1)式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を、nは7〜25の整数を示す。)
また、図3(a)の例は2つの斜辺により構成されている例であるが、さらに多くの辺で折れ線状が構成されてもよい。
また、本実施形態では上記のようにNp≧Nbの関係が好ましいが、必ずしもこれに限定されるものではなく、プリズム部の屈折率を光吸収部の屈折率よりも小さく形成することも可能である。
このときバインダ部15のバインダが上記の屈折率Nbである材料により構成される。バインダとして用いられるものは特に限定されないが、これには例えば、放射線硬化型プレポリマー(P2)と、多官能アクリレートモノマー(反応性希釈モノマー)(M2)、および光重合開始剤(S2)を、適宜配合した放射線硬化型樹脂組成物が好ましく用いられる。
近赤外線吸収フィルタとしては、近赤外線吸収剤を有する市販フィルム(例えば、東洋紡績社製、商品名No.2832)を用いたり、近赤外線吸収色素を粘着層や樹脂層へ含有させた組成物を成膜したり、或いはこれを透明基材又は他の機能性フィルタ上に塗布し、必要に応じ乾燥、硬化処理等を経て形成したものを用いることができる。
ネオン光吸収フィルタは、光学フィルタがプラズマディスプレイ用として用いられる際に、PDPから放射されるネオン光即ちネオン原子の発光スペクトルを吸収するべく設置される。ネオン光の発光スペクトル帯域は波長550nm〜640nmの為、ネオン光吸収フィルタの分光透過率は波長550nm〜640nmにおいて50%以下になるように設計することが好ましい。ネオン光吸収フィルタは、少なくとも550nm〜640nmの波長領域内に吸収極大を有する色素として従来から利用されてきた色素を近赤外線吸収フィルタのところに挙げたようなバインダ樹脂に分散させた組成物を成膜したり、或いはこれを透明基材又は他の機能性フィルタ上に塗布し、必要に応じ乾燥、硬化処理等を経て形成したりすることができる。該色素の具体例としては、シアニン系、オキソノール系、メチン系、サブフタロシアニン系もしくはポルフィリン系等を挙げることができる。当該バインダ樹脂としては、上記近赤外線吸収フィルタのところに挙げたような樹脂を用いることができる。
色調調整フィルタは、パネルからの発光の色純度や色再現範囲、電源OFF時のディスプレイ色などの改善の為にディスプレイ用フィルタの色を調整するためのものである。例えば色調調整色素をバインダ樹脂に分散させた組成物を成膜したり、或いはこれを透明基材又は他の機能性フィルタ上に塗布し、必要に応じ乾燥、硬化処理等を経て形成したりすることができる。色調調整色素としては、可視領域である380nm〜780nmに最大吸収波長を有する公知の色素から、目的に応じて任意に色素を組み合わせて使用することができる。色調調整色素として用いることのできる公知の色素としては、特開2000−275432号公報、特開2001−188121号公報、特開2001−350013号公報、特開2002−131530号公報等に記載の色素が好適に使用できる。更にこのほかにも、黄色光、赤色光、青色光等の可視光を吸収するアントラキノン系、ナフタレン系、アゾ系、フタロシアニン系、ピロメテン系、テトラアザポルフィリン系、スクアリリウム系、シアニン系等の色素を使用することができる。当該バインダ樹脂としては、上記近赤外線吸収フィルタのところに挙げたような樹脂を用いることができる。
紫外線吸収フィルタとしては、例えば、紫外線吸収剤をバインダ樹脂に分散させた組成物を成膜したり、あるいはこれを透明基材又は他の機能性フィルタ上に塗布し、必要に応じ乾燥、硬化処理等を経て形成したりすることができる。紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール、ベンゾフェノン等の有機系化合物、微粒子状の酸化亜鉛、酸化セリウム等からなる無機系化合物からなるものが挙げられる。当該バインダ樹脂としては、上記近赤外線吸収フィルタのところに挙げたような樹脂を用いることができる。
(プリズム部構成組成物の調整)
温度計、冷却管及び攪拌装置を備えたフラスコに、イソホロンジイソシアネート20質量部、メトキシポリエチレングリコール(分子量400、東邦化学工業(株)製、商品名:メトキシPEG400)5質量部を加え、40℃以下に保ちながら滴下ロートよりペンタエリスリトールトリアクリレート15質量部を20分かけて滴下した。その後、ペンタエリスリトールトリアクリレート15質量部及び触媒としてオクチル酸スズ0.0002質量部を加え80℃に昇温し、2時間保温しウレタン化反応を続け、ウレタンアクリレートAを得た。
当該ウレタンアクリレートA50質量部と、多官能アクリレートモノマーとしてジメチロール−トリシクロデカンジアクリレート50質量部とを混合したアクリル混合体に、光重合開始剤として、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド3質量部を混合して均一化し、プリズム部構成組成物を調整した。
ピッチが51μmで開口幅が10μmで深さが69μmの溝を形成し得る賦形型ロールを準備した。この賦形型ロールとニップロールとの間に厚さ100μmのPETフィルムを送り込んだ。このPETフィルムの送り込みに合わせ、上で得られたプリズム部構成組成物を賦形型ロールとPETフィルムとの間に供給装置から供給し、賦形型ロールおよびニップロール間の押圧力により、当該プリズム部構成組成物をPETフィルム上に貼り合わせた。その後、そのPETフィルム側から高圧水銀灯により800mJ/cm2の紫外線を照射してプリズム部構成組成物を硬化させ、硬化したプリズム部構成組成物によってプリズム部を含む厚さが189±20μmであるシート(中間部材)を形成した。
上記プリズム部と同様のアクリル混合体を84質量部と、光吸収粒子として、平均粒径4.0μmのカーボンブラック含有アクリル架橋微粒子(ガンツ化成株式会社製)16質量部と、光重合開始剤として、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド3質量部とを混合して均一化し、光吸収部構成組成物を調整した。
上で得られた光吸収部構成組成物を供給装置から上記の中間部材上に供給した。また、ドクターを用いて中間部材上に供給された光吸収部構成組成物を掻き取り、当該光吸収部構成組成物を中間部材に形成された略V字形状の溝(プリズム部間の溝)内に充填した。その後、光吸収部に直接紫外線を照射して光吸収部構成組成物を硬化させ、硬化した光吸収部構成組成物によって光吸収部を形成した。
アクリル系粘着剤(感圧性粘着剤「オリバイン」BPS6271:商品名、固形分27%、東洋インキ製造(株)製)99.7質量部、及び硬化剤(BXX5627:商品名、東洋インキ製造(株)製)0.3質量部に、近赤外線吸収剤として、フタロシアニン系化合物(IR12:商品名、日本触媒(株)製)0.05質量部、フタロシアニン系化合物(IR14:商品名、日本触媒(株)製)0.02質量部、及びジインモニウム系化合物(IRG−068:商品名、日本触媒(株)製)0.03質量部を配合した。更に、ネオン光吸収化合物(TAP2:商品名、山田化学(株))を0.01質量部配合した。更に、紫外線吸収剤として、CyasorbUV24(サイテック社製)を4質量部、光安定剤として、TINUVINN144(チバスぺシャルティケミカル製)を2質量部、調色色素として、KAYASET(日本化薬(株)製)を0.1質量部、及び、層状粘土鉱物として、クニピアD36(クニミネ工業(株)製)を0.05質量部配合し、混合物を得た。該混合物を十分攪拌させて粘着剤層用組成物を作製した。該粘着剤層用組成物を厚さ38μmの中剥離性離型フィルム(東洋紡績社製、E7007)上に厚さ25μmになるように塗布し、100℃、2分間乾燥させ塗膜を形成した後、該塗膜上に38μm軽剥離性離型フィルム(東洋紡績社製、E7005)をラミネートし、波長フィルタ層として粘着剤層用組成物を離型フィルム間に設けた粘着剤層形成フィルムを作製した。
反射防止層は、紫外線吸収剤を練込んで成る透明な、厚さ50μmの2軸延伸PETフィルムであるテトロンフィルム(帝人(株)製、商品名「HBタイプ」
に、高屈折率層と低屈折率層をこの順に形成した物から構成した。
ここで、高屈折率層は、ジルコニア超微粒子を紫外線硬化性樹脂中に分散させた組成物(JSR(株)製、商品名「KZ7973」)を乾燥膜厚が3μmとなるように上記テトロンフィルムの一方の面上に塗布して乾燥し、紫外線を照射して得た、屈折率1.69の硬化物である。一方、低屈折率樹脂層は、フッ素樹脂系の紫外線硬化性樹脂(JSR(株)製、商品名「TM086」)を乾燥膜厚が100nmとなるように上記高屈折率層上に塗布して乾燥し、紫外線を照射して得た、屈折率1.41の硬化物である。
上記波長フィルタ層の軽剥離性離型フィルムを剥がし、上記反射防止フィルムの反射防止層が形成されていないPETフィルム面に貼合した。その後、中剥離性離型フィルムを剥がし、光学機能シート層の表面と貼合することで評価用フィルタを作製した。
市販の熱重量測定装置(TG−DTA)および示差走査熱量分析装置(DSC)(製品名「2000S システムWS002」、マック・サイエンス社製)を用いて、評価用フィルタの熱分解開始温度およびTgを求めた。なお、測定条件、および数値の算出法は以下の通りである。
・TG−DTA:室温から10℃/minで昇温して800℃までサンプルを加熱した際にチャート上に出現した屈曲点における温度を、熱分解開始温度とした。
・DSC:−50℃から10℃/minで昇温して200℃までサンプルを加熱した後、再度−50℃まで冷却し、再び200℃まで加熱した際に得られる、2サイクル目の曲線から、接線法により屈曲点を算出して、Tgとした。
作製した評価用フィルタの初期状態と、耐熱試験(80℃、湿度10%以下、500時間)、耐湿熱試験(60℃、湿度90%、500時間)、及び耐光試験(550W/m2、55℃、100時間)の3条件下での試験後にて分光特性(可視光透過率Y、色度(x、y))を、分光光度計(島津製作所製、UV−2200PC)を用いて測定した。初期状態と、前記3条件下での試験後の透過率T、及び色度(x、y)の測定値から、透過率変化ΔT、及び色度(x、y)の値の差Δx及びΔyを求めた。
(プリズム部構成組成物の調整)
実施例1と同様のウレタンアクリレートA30質量部と、多官能アクリレートモノマーとしてペンタエリスリトールテトラアクリレート70質量部とを混合したアクリル混合体に、光重合開始剤として、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド3質量部を混合して均一化し、プリズム部構成組成物を調整した。
プリズム部と同様のアクリル混合体を84質量部と、光吸収粒子として、平均粒径4.0μmのカーボンブラック含有アクリル架橋微粒子(ガンツ化成株式会社製)16質量部と、光重合開始剤として、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド3質量部とを混合して均一化し、光吸収部構成組成物を調整した。
上記プリズム部構成組成物および光吸収部構成組成物を用いた以外は実施例1と同じ条件で評価用フィルタを作製した。
作製した評価用フィルタの耐久評価を実施例1と同じ条件で評価を行った。その結果、初期状態と前記3条件下で試験後との比較において、いずれも、380nm〜780nmでの透過率変化ΔTが5%以下であり、かつ780nm〜1000nmでの透過率変化ΔTが5%以下であった。また、フィルタの色度(x、y)の変化ΔxおよびΔyは、いずれも0.003以下であった。また、実施例1と同様の方法で測定した結果、プリズム部および光吸収部のTgは200℃以上であった。
(プリズム部構成組成物の調整)
実施例1と同様のウレタンアクリレートA40質量部と、多官能アクリレートモノマーとしてイソシアヌル酸エトキシ変性ジおよびトリアクリレート(商品名:アロニックスM−313、東亞合成製)40質量部と、トリプロピレングリコールジアクリレート10質量部と、イソボルニルアクリレート10質量部とを混合したアクリル混合体に、光重合開始剤として、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド3質量部を混合して均一化し、プリズム部構成組成物を調整した。
プリズム部と同様のアクリル混合体を84質量部と、光吸収粒子として、平均粒径4.0μmのカーボンブラック含有アクリル架橋微粒子(ガンツ化成株式会社製)16質量部と、光重合開始剤として、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド3質量部とを混合して均一化し、光吸収部構成組成物を調整した。
上記プリズム部構成組成物および光吸収部構成組成物を用いた以外は実施例1と同じ条件で評価用フィルタを作製した。
作製した評価用フィルタの耐久評価も実施例1と同じ条件で評価を行った。その結果、初期状態と前記3条件下で試験後との比較において、いずれも、380nm〜780nmでの透過率変化ΔTが8%以下であり、かつ780nm〜1000nmでの透過率変化ΔTが8%以下であった。また、フィルタの色度(x、y)の変化ΔxおよびΔyは、いずれも0.005以下であった。また、実施例1と同様の方法で測定した結果、プリズム部および光吸収部のTgは150℃であった。
(プリズム部構成組成物の調整)
実施例1と同様のウレタンアクリレートA40質量部と、多官能アクリレートモノマーとしてフェノキシエチルアクリレート35質量部と、トリプロピレングリコールジアクリレート25質量部とを混合したアクリル混合体に、光重合開始剤として、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド3質量部を混合して均一化し、プリズム部構成組成物を調整した。
プリズム部と同様のアクリル混合体を84質量部と、光吸収粒子として、平均粒径4.0μmのカーボンブラック含有アクリル架橋微粒子(ガンツ化成株式会社製)16質量部と、光重合開始剤として、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド3質量部とを混合して均一化し、光吸収部構成組成物を調整した。
上記プリズム部構成組成物および光吸収部構成組成物を用いた以外は実施例1と同じ条件で評価用フィルタを作製した。
作製した評価用フィルタの耐久評価も実施例1と同じ条件で評価を行った。その結果、初期状態と前記3条件下で試験後との比較において、いずれも、380nm〜780nmでの透過率変化ΔTが10%以上であり、かつ780nm〜1000nmでの透過率変化ΔTが10%以上また、フィルタの色度(x、y)の変化ΔxおよびΔyは、いずれも0.005よりも大きかった。また、実施例1と同様の方法で測定した結果、プリズム部および光吸収部のTgは70℃であった。
(プリズム部構成組成物の調整)
実施例1と同様のウレタンアクリレート50質量部と、多官能アクリレートモノマーとしてイソボルニルアクリレート20質量部と、フェノキシエチルアクリレート30質量部とを混合したアクリル混合体に、光重合開始剤として、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド3質量部を混合して均一化し、プリズム部構成組成物を調整した。
プリズム部と同様のアクリル混合体を84質量部と、光吸収粒子として、平均粒径4.0μmのカーボンブラック含有アクリル架橋微粒子(ガンツ化成株式会社)16質量部とを混合して均一化し、光吸収部構成組成物を調整した。
上記プリズム部構成組成物および光吸収部構成組成物を用いた以外は実施例1と同じ条件で評価用フィルタを作製した。
作製した評価用フィルタの耐久評価も実施例1と同じ条件で評価を行った。その結果、初期状態と前記3条件下で試験後との比較において、いずれも、380nm〜780nmでの透過率変化ΔTが10%以上であり、かつ780nm〜1000nmでの透過率変化ΔTが10%以上また、フィルタの色度(x、y)の変化ΔxおよびΔyは、いずれも0.005よりも大きかった。また、実施例1と同様の方法で測定した結果、プリズム部および光吸収部のTgは53℃であった。
(プリズム部構成組成物の調整)
実施例1と同様のウレタンアクリレート40質量部と、多官能アクリレートモノマーとしてイソボルニルアクリレート20質量部と、フェノキシエチルアクリレート20質量部と、ジメチロール−トリシクロデカンジ(メタ)アクリレート20質量部とを混合したアクリル混合体に、光重合開始剤として、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド3質量部を混合し均一化し、プリズム部構成組成物を調整した。
プリズム部と同様のアクリル混合体を84質量部と、光吸収粒子として、平均粒径4.0μmのカーボンブラック含有アクリル架橋微粒子(ガンツ化成株式会社)16質量部とを混合して均一化し、光吸収部構成組成物を調整した。
上記プリズム部構成組成物および光吸収部構成組成物を用いた以外は実施例1と同じ条件で評価用フィルタを作製した。
作製した評価用フィルタの耐久評価も実施例1と同じ条件で評価を行った。その結果、初期状態と前記3条件下で試験後との比較において、いずれも、380nm〜780nmでの透過率変化ΔTが10%以上であり、かつ780nm〜1000nmでの透過率変化ΔTが10%以上また、フィルタの色度(x、y)の変化ΔxおよびΔyは、いずれも0.005よりも大きかった。また、実施例1と同様の方法で測定した結果、プリズム部および光吸収部のTgは68℃であった。
2 プラズマディスプレイパネル(PDP)
10 光学シート
11 基材層
12 光学機能シート層
13 プリズム部
14 光吸収部
15 バインダ部
16 光吸収粒子
17 粘着剤層
20 波長フィルタ層
Claims (6)
- プラズマディスプレイパネルから出射された光を制御して観察者側に出射する、複数の層を有する光学シートであって、
基材層上に形成された、光を透過可能にシート面に沿って並列されて形成されるプリズム部と、前記プリズム部間に光を吸収可能に並列される光吸収部と、を有する光学機能シート層を少なくとも備えており、
前記プリズム部が、放射線硬化型プレポリマー、多官能アクリレートモノマー、及び重合開始剤を含むプリズム構成組成物を硬化させてなるものであり、
前記プリズム構成組成物が、全量を基準として、前記多官能アクリレートモノマーを50質量%以上含有している、光学シート。 - 所定の波長の光の透過を抑制する機能を有する波長フィルタ層が、前記光学機能シート層と接するように積層されている、請求項1に記載の光学シート。
- 所定の波長の光の透過を抑制する機能を有する波長フィルタ層が、粘着層を介して前記光学機能シート層上に積層されている、請求項1に記載の光学シート。
- 前記光吸収部が、放射線硬化型プレポリマー、多官能アクリレートモノマー、及び重合開始剤を含む光吸収部構成組成物を硬化させてなるものである、請求項1〜3のいずれかに記載の光学シート。
- 前記光吸収部構成組成物が、全量を基準として、前記多官能アクリレートモノマーを50質量%以上含有している、請求項4に記載の光学シート。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の光学シートと、プラズマディスプレイパネルとを備える映像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010064367A JP2011197426A (ja) | 2010-03-19 | 2010-03-19 | 光学シート、及び映像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010064367A JP2011197426A (ja) | 2010-03-19 | 2010-03-19 | 光学シート、及び映像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011197426A true JP2011197426A (ja) | 2011-10-06 |
Family
ID=44875705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010064367A Pending JP2011197426A (ja) | 2010-03-19 | 2010-03-19 | 光学シート、及び映像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011197426A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150075893A (ko) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 삼성전기주식회사 | 카메라 모듈 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006088205A1 (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-24 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | 防眩性光学積層体 |
WO2006090784A1 (ja) * | 2005-02-24 | 2006-08-31 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | 光拡散部材、透過型スクリーン、背面投射型表示装置、および光吸収部形成用樹脂組成物 |
JP2009139893A (ja) * | 2007-12-11 | 2009-06-25 | Dainippon Printing Co Ltd | プラズマディスプレイ用コントラスト向上シートとこれを用いたプラズマディスプレイ用前面フィルターおよびこれを用いたプラズマディスプレイ |
JP2009139892A (ja) * | 2007-12-11 | 2009-06-25 | Dainippon Printing Co Ltd | プラズマディスプレイ用コントラスト向上シートとこれを用いたプラズマディスプレイ用前面フィルターおよびこれを用いたプラズマディスプレイ |
JP2009524080A (ja) * | 2006-01-12 | 2009-06-25 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 光コリメーティングフィルム |
JP2009222996A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Dainippon Printing Co Ltd | 画像表示装置用前面フィルタ |
-
2010
- 2010-03-19 JP JP2010064367A patent/JP2011197426A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006088205A1 (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-24 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | 防眩性光学積層体 |
WO2006090784A1 (ja) * | 2005-02-24 | 2006-08-31 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | 光拡散部材、透過型スクリーン、背面投射型表示装置、および光吸収部形成用樹脂組成物 |
JP2009524080A (ja) * | 2006-01-12 | 2009-06-25 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 光コリメーティングフィルム |
JP2009139893A (ja) * | 2007-12-11 | 2009-06-25 | Dainippon Printing Co Ltd | プラズマディスプレイ用コントラスト向上シートとこれを用いたプラズマディスプレイ用前面フィルターおよびこれを用いたプラズマディスプレイ |
JP2009139892A (ja) * | 2007-12-11 | 2009-06-25 | Dainippon Printing Co Ltd | プラズマディスプレイ用コントラスト向上シートとこれを用いたプラズマディスプレイ用前面フィルターおよびこれを用いたプラズマディスプレイ |
JP2009222996A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Dainippon Printing Co Ltd | 画像表示装置用前面フィルタ |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150075893A (ko) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 삼성전기주식회사 | 카메라 모듈 |
KR101598258B1 (ko) | 2013-12-26 | 2016-02-26 | 삼성전기주식회사 | 카메라 모듈 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5946236B2 (ja) | 表示装置 | |
US9244204B2 (en) | Image source unit and image display unit | |
JP2009128770A (ja) | 紫外線吸収性を有する反射防止フィルム及びその製造方法 | |
JP2008018543A (ja) | ハードコートフィルム、それを用いた反射防止性フィルム及び反射防止性近赤外線遮蔽フィルム | |
US20090246509A1 (en) | Optical laminate for plasma display | |
JP2009006513A (ja) | 紫外線吸収性を有するハードコートフィルム | |
KR20170032868A (ko) | 고색재현 필름, 이를 포함하는 편광판 및 상기 편광판을 포함하는 액정 디스플레이 장치 | |
JP7208435B1 (ja) | 光半導体素子封止用シート | |
JP2014002928A (ja) | 表示装置 | |
JP5621290B2 (ja) | 光学シート、及び映像表示装置 | |
JP2011197426A (ja) | 光学シート、及び映像表示装置 | |
JP2023011940A (ja) | 柔軟性積層フィルムおよびこれを含む表示装置 | |
JP5671855B2 (ja) | 光学シート及び映像表示装置 | |
JP2012194522A (ja) | コントラスト向上フィルタ、及びこのフィルタを用いた画像表示装置 | |
JP5601002B2 (ja) | 光学シート、及び映像表示装置 | |
JP5950178B2 (ja) | 映像表示装置 | |
JP5682225B2 (ja) | 光学シート、光学フィルター及び映像表示装置 | |
JP2014002927A (ja) | 表示装置 | |
JP5685900B2 (ja) | 光学シート、及び映像表示装置 | |
KR101464671B1 (ko) | 반사방지 필름의 제조방법 | |
JP2013061428A (ja) | 光学シートおよび光学シートを備えた映像表示装置 | |
JP5672948B2 (ja) | 光学フィルター及び映像表示装置 | |
JP2013097145A (ja) | Pdp用コントラスト向上フィルタ、このフィルタの製造方法およびこのフィルタを用いたプラズマディスプレイ装置 | |
JP2013061429A (ja) | 光学シートおよび光学シートを備えた映像表示装置 | |
JP2008303400A (ja) | 近赤外線吸収性樹脂組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130111 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140107 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140303 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140722 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20141118 |