JP2011197083A - 光ファイバ被覆除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一次被覆、ファイバ芯線に過度な負担を与えることなく二次被覆を長く除去し、被覆除去長さの調節を容易に行うことのできる光ファイバ被覆除去装置を提供する。
【解決手段】基台31上に設置されたガイドレール35に沿って移動可能な被覆除去部37と、同移動用モータ39と、基台上に配置したモジュール41から被覆除去部37へ案内した光ファイバを押さえる押圧固定手段45とを備え、被覆除去部は追従可能に連結された複数の除去台71と、除去台に開閉自在に取り付く除去蓋73とからなり、除去台は表面に光ファイバ挿入溝91と、光ファイバ挿入溝を挟んで2つのカッター刃操作穴が形成されると共に、内部に一対のカッター刃と、両カッター刃を常時離間させる方向に付勢するバネ部材が装着され、除去蓋はカッター刃操作穴に挿入可能な作動ピン113が支持部材を介して上下方向に移動可能に取り付いている。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバのスプライス接続の際に、光ファイバの二次被覆を除去する光ファイバ被覆除去装置に関する。
従来、多数の光ファイバを効率的に接続するため、一般に多心スプライス(一括スプライス)を行うが、例えばφ900μmとφ250μmといった被覆径の異なる光ファイバを多心スプライスする場合、設備的制約によりφ900μmの光ファイバの二次被覆を除去して、一次被覆を長く露出させる必要があった。
しかし、二次被覆は一次被覆に密着し、また、光ファイバは弱い素材であることから、一次被覆やファイバ芯線に損傷を与えずに二次被覆を長い寸法に亘って除去することが大きな課題とされていた。
そして、斯かる課題を解決するため、特許文献1には、小さな除去力で光ファイバの被覆を除去できるようにした被覆除去装置が開示されている。
図25乃至図27に示すようにこの被覆除去装置1は、光ファイバ3を保持するファイバホルダ5と、光ファイバ3を把持する相互に開閉可能な上下の把持部7、9を備えた被覆除去部11とからなり、両把持部7、9には、これらを相互に閉ざした時に光ファイバ3の被覆3aに食い込む固定刃13、15が取り付けられている。
更に、両把持部7、9には、可動刃ホルダ17、19が光ファイバ3の長手方向に移動可能に設けられている。そして、可動刃ホルダ17、19に、同じく上下の把持部7、9を相互に閉ざした時に光ファイバ3の被覆3aに食い込む可動刃21、23が、固定刃13、15よりファイバホルダ5側の位置に取り付き、また、両把持部7、9には、光ファイバ3の長手方向への可動刃ホルダ17、19の移動を止めるストッパ25、27が設けられている。
そして、上下の可動刃ホルダ17、19を固定刃13、15側に付勢するスプリング29が、上下の可動刃ホルダ17、19と把持部7、9との間に夫々張架されており、両把持部7、9を閉ざした図25の状態で被覆除去部11を矢印方向へ引っ張ると、先ず、固定刃13、15が同方向にスライド(このとき、可動刃21、23は移動しない)して、固定刃13、15より右側の被覆3aを光ファイバ3から剥離させ右方にずらしていく。この間、同じく被覆3aに食い込んでいる可動刃21、23は、被覆3aからの抵抗がスプリング29の反力より大きいためそのまま止まり、スプリング29が伸びて固定刃13、15と可動刃21、23との間隔が開いていく。
このとき、被覆3aを除去するのに必要な被覆除去力は、被覆3aの固定刃13、15より右側の短い部分を除去するのに必要な力であるため、小さくすむ。
斯様に被覆除去部11を矢印方向に引っ張って、図26の如く可動刃ホルダ17、19がストッパ25、27に当たると、各可動刃ホルダ17、19に固定されている可動刃21、23は、図26の如く上下の把持部7、9と一体に同方向にスライドして被覆3aを光ファイバ3から剥離させて右方にずらし、固定刃13、15はその右側の被覆3aをずらせていく。そして、図27に示すように、被覆3aの固定刃13、15の右側部分が光ファイバ3から完全に除去され、引き続き被覆除去部11を矢印方向へ移動させると、可動刃21、23が被覆3aの残りの部分を完全に除去するようになっている。
そして、図26の状態以後に於ける被覆除去動作では、固定刃13、15より右側の被覆3aを除去するために必要な力は既に小さく、更に可動刃21、23が除去する被覆3aの長さは短く、且つ固定刃13、15と可動刃21、23との間隔は広がってその間の被覆3aが圧迫されることがないため、小さな引っ張り力で被覆3aを除去することが可能となる。
特開平11−6920号公報
しかし乍ら、前記被覆除去装置は、前記ストッパが被覆除去の要求長さの変化に対応できず、新たにストッパを設けた上下の把持部を製造しなければならない欠点がある。
そして、除去する被覆が長くなると、ストッパの数が増えるために上下の把持部7、9も光ファイバの長手方向に大型化していく不具合が指摘されている。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、一次被覆、ファイバ芯線に過度な負担を与えることなく二次被覆を長く除去することができると共に、被覆除去長さの調節を容易に行うことのできる光ファイバ被覆除去装置を提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る光ファイバ被覆除去装置は、基台上に設置されたガイドレールに沿って移動可能な被覆除去部と、基台上に設置され、前記ガイドレールに沿って前記被覆除去部を移動させるモータと、基台上に設置され、基台上に配置したモジュールから前記被覆除去部へ案内した光ファイバを押さえる押圧固定手段とを備え、前記被覆除去部は、追従手段により前記ガイドレールに沿って順次追従可能に連結された複数の除去台と、前記除去台に、夫々、開閉自在に取り付く除去蓋とからなり、前記除去台は、表面に、前記ガイドレールに沿って光ファイバ挿入溝と、当該光ファイバ挿入溝を挟んで2つのカッター刃操作穴が形成されると共に、内部に、前記光ファイバ挿入溝を挟んで一対のカッター刃と、当該両カッター刃を常時離間させる方向に付勢するバネ部材が装着され、前記除去蓋は、前記カッター刃操作穴に挿入可能な2本の作動ピンが支持部材を介して上下方向に移動可能に取り付き、各除去台の除去蓋を閉じ、前記カッター刃操作穴への作動ピンの挿入操作で、一対のカッター刃が作動ピンにより移動操作されて光ファイバ挿入溝内の光ファイバの二次被覆に切り込みを入れ、前記モータの駆動で、前記ガイドレールに沿って最先端の1個の除去台が移動し、他の複数の除去台が前記追従手段を介して段階的に追従して、切り込みを入れた二次被覆を光ファイバから順次除去していくことを特徴とする。
そして、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の光ファイバ被覆除去装置に於て、前記各除去台に取り付く除去蓋は、1本の連結軸にて一体的に連結されると共に、各除去蓋は、当該連結軸に沿って各々が取り付く除去台と一体に移動可能であることを特徴とし、請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の光ファイバ被覆除去装置に於て、一対の前記カッター刃の後部側の上部角部に、前記作動ピンの先端が当接する作動用の傾斜辺が設けられていることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の光ファイバ被覆除去装置に於て、前記除去蓋の支持部材に、前記作動ピンの仮保持部が設けられていることを特徴とし、請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の光ファイバ被覆除去装置に於て、前記モータは正逆両方向に回転可能で、前記被覆除去部は当該モータのモータ軸に連結されたボールネジの外周に連結部材を介して連結され、前記モータの駆動で前記ガイドレールに沿って前後動することを特徴とする。
更に、請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の光ファイバ被覆除去装置に於て、前記追従手段は、除去台の後部側側面に螺着されたネジ部材と、当該除去台に隣接する他の除去台側に形成され、前記ネジ部材の軸部が挿通するネジ部材挿通穴とからなり、当該ネジ部材挿通穴はネジ部材の軸部より短寸で、ネジ部材のネジ首部が、ネジ部材挿通穴の外側周縁部に係止することを特徴とする。
そして、請求項7に係る発明は、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の光ファイバ被覆除去装置に於て、前記押圧手段は、基台上に設置された操作レバーと、当該操作レバーの操作で前後動する押圧ステーと、当該押圧ステーの先端が当接する受部とからなり、前記光ファイバは、ステーの先端と受部の間に挟持、固定されることを特徴とする。
請求項1に係る発明は、光ファイバの二次被覆に切り込みを入れる一対のカッター刃を備えた、所謂ユニット化した除去台と除去蓋を追従手段にて連結し、これらを段階的に追従動させるように構成して、各除去台間のカッター刃のピッチで短く切り込みが入れられた二次被覆を段階的に除去していくように構成したので、二次被覆を除去する際に、一次被覆やファイバ芯線に過度な負荷がかかることがない。
また、1個の除去台とこれに取り付く1枚の除去蓋はユニット化されて、他の除去台と追従手段を介して簡単に連結/解除が可能であるから、連結する除去台の数を調整することで被覆除去の要求長さの変化に容易に対応することができ、装置が大型化することもない。更に、1ユニットの長さを変化させると、1つのカッター刃にかかる力を変化させられるため、力の調節も可能である。
そして、請求項2に係る発明によれば、各除去台に取り付く除去蓋が1本の連結軸によって一体的に連結されると共に、当該連結軸に沿って各除去蓋は各々が取り付く除去台と一体に追従動可能であるから、一度に総ての除去蓋の開閉操作が行え、操作性に優れた利点を有する。
また、請求項3に係る発明によれば、一対のカッター刃の後部側の上部角部に、作動ピンの先端が当接する作動用の傾斜辺が設けられているため、作動ピンによるカッター刃の移動操作がスムーズに行えると共に、カッター刃2枚を全く同時に左右から動かせるため、センターのズレが発生せず、光ファイバに左右均等に切り込みを入れられるという効果がある。
更に、請求項4に係る発明は、除去蓋の支持部材に仮保持部を設けたため、除去蓋の開閉操作時に作動ピンが上下方向にガタ付くことがなく、支持部材の操作がし易い利点を有する。
一方、請求項5に係る発明は、正逆両方向に回転可能なモータのモータ軸に連結されたボールネジの外周に被覆除去部を連結部材を介して連結して、当該被覆除去部をモータの駆動でガイドレールに沿って前後動可能としたため、被覆除去部の移動が正確且つスムーズで、精度のよい二次被覆の除去が行える利点を有する。
そして、請求項6に係る発明によれば、追従手段は、ネジ部材とこの軸部が挿通するネジ部材挿通穴からなる簡単な構造であるため、コストがかからず、また、除去台の連結/解除が容易に行える。
同様に、請求項7に係る発明によれば、光ファイバを押さえる押圧手段が、基台上に設置された操作レバーと、当該操作レバーの操作で前後動する押圧ステーと、当該押圧ステーの先端が当接する受部とからなる簡単な構造であるため、コストがかからず、また、この押圧手段を用いることで二次被覆の除去をスムーズに行える利点を有する。
請求項乃至請求項7の一実施形態に係る光ファイバ被覆除去装置の作動前の平面図である。 図1に示す光ファイバ被覆除去装置の側面図である。 図1に示す光ファイバ被覆除去装置の背面図である。 請求項乃至請求項7の一実施形態に係る光ファイバ被覆除去装置の作動後の平面図である。 図4に示す光ファイバ被覆除去装置の側面図である。 図4に示す光ファイバ被覆除去装置の背面図である。 ガイドレールに取り付く被覆除去部の部分側面図である。 ガイドレールに取り付く被覆除去部の断面図である。 図8のA部拡大図である。 除去蓋を開いた被覆除去部の部分平面図である。 除去蓋を閉じた被覆除去部の部分平面図である。 図10のA−A線断面図である。 図11のB−B線断面図である。 除去蓋を開いた被覆除去部の部分断面図である。 除去蓋を閉じた被覆除去部の部分断面図である。 除去台の平面図である。 除去台本体の背面図である。 追従手段で追従した状態にある除去台の平面図である。 作動ピンとカッターの動きを説明する説明図である。 図19(b)のA部拡大図である。 図19(d)のB部拡大図である。 作動ピンの動きを説明する説明図である。 押圧手段の側面図である。 押圧手段の平面図である。 被覆を除去する初期段階に於ける従来の被覆除去装置の断面図である。 図25に続く次の段階の被覆除去装置の断面図である。 図26に続く次の段階の被覆除去装置の断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図6は請求項1乃至請求項7の一実施形態に係る光ファイバ被覆除去装置を示し、図中、31は光ファイバ被覆除去装置33を搭載した基台で、光ファイバ被覆除去装置33は、基台31上に設置したガイドレール35と、当該ガイドレール35に沿って前後動可能な被覆除去部37と、ガイドレール35に沿って被覆除去部37を前後動させるモータ39と、基台31上に配置したモジュール41から被覆除去部37へ案内した1本の光ファイバ43を押さえる押圧手段45を備えている。尚、光ファイバ43の被覆径はφ900μmである。
前記モータ39は正逆両方向に回転可能で、モータ軸47にはカップリング49を介して1本のボールネジ51が同軸上に連結されており、図1及び図2に示すようにボールネジ51は、ガイドレール35に沿って前後のサポートユニット(軸受)53に回転可能に支持されている。そして、ボールネジ47の外周に連結ブラケット(連結部材)55が螺合している。
図1に示すように連結ブラケット55は、ボールネジ51の外周に螺合した筒状部57と、当該筒状部57の一端側(モータ39側)に連設されたプレート部59とからなり、プレート部59にボールネジ51が挿通している。そして、前記プレート部59と、これに並設されたプレート状の連結ブラケット(連結部材)61との間にロードセル(荷重検知器)63が装着され、連結ブラケット61に被覆除去部37が連結されている。
そして、モータ39が正回転してボールネジ51が同方向に回転すると、これに螺合した連結ブラケット55を介してロードセル63、連結ブラケット61が矢印A方向へ移動するため、連結ブラケット61に連結された被覆除去部37がガイドレール35に沿って同方向へ移動するようになっている。
また、図4及び図5に示すように被覆除去部37が矢印A方向へ移動した後、モータ39を逆回転させると、ボールネジ51が同方向に回転するため、被覆除去部37がガイドレール35に沿って矢印B方向へ移動する。
尚、図示しないが基台31上にモータ39の正、逆回転スイッチが取り付き、また、図1及び図4に示すようにガイドレール35近傍の基台31上に、連結ブラケット55の位置を検出する2個のフォトマイクロセンサ65、67が取り付けられており、正回転スイッチのON操作で、既述したように被覆除去部37が、図1の位置(被覆除去前の位置)からモータ39の正回転でブラケット55等を介して図4の位置(被覆除去後の位置)まで移動すると、フォトマイクロセンサ65がこれを検出してモータ39の駆動を停止させるようになっている。
また、逆回転スイッチのON操作で、被覆除去部37がモータ39の逆回転で図4の位置から図1の位置まで戻ると、フォトマイクロセンサ67がこれを検出してモータ39の駆動を停止させるようになっている。
そして、ロードセル63は、モータ駆動時の連結ブラケット55に掛かる荷重を検知しており、例えばガイドレール35上に誤って物が置かれているために被覆除去部37の移動が妨げられて連結ブラケット55に所定値以上の荷重が掛かると、ロードセル63はこれを検知してモータ39の駆動を停止させることで、モータ39の焼損や連結ブラケット55等の破損を防止するようになっている。
図7乃至図22は被覆除去部37の詳細を示し、図7乃至図15に示すように被覆除去部37は、後述する追従手段69によりガイドレール35に沿って順次追従可能に連結された複数の除去台71と、各除去台71に開閉自在に取り付く除去蓋73とで構成されている。
図7乃至図9に示すように除去台71は、ブロック状に形成された除去台本体75と、この底部に取り付くブロック状の脚部77とからなり、脚部77の底部にはガイドレール35の断面形状に沿って凹部79が設けられている。そして、図9に示すように凹部79の左右の側面81に、断面略く字状の円錐凹部83がガイドレール35の長手方向に所定のピッチ幅を空けて形成されている。一方、これらに対向してガイドレール35の左右の側面85には、断面略く字状のガイド溝87がガイドレール35の長手方向に沿って形成されている。
そして、図7及び図9に示すように各円錐凹部83とガイド溝87間に、夫々、一個の鋼球89が装着されており、斯かる構造によってガイドレール35に沿った除去台71のスムーズな移動を可能とし、併せて除去台71の左右方向へのガタ付き防止を図っている。
一方、図1、図10及び図16乃至図18に示すように除去台本体75の表面の中央に、モジュール41から被覆除去部37へ案内した1本の光ファイバ43を挿入させる光ファイバ挿入溝91が形成されている。
そして、図16及び図18に示すように光ファイバ挿入溝91を挟んで除去台本体75の後部側面93の左右には、夫々、長尺な1本のネジ95が光ファイバ挿入溝91に沿って螺着されており、当該ネジ95は追従手段69の構成部材である。
一方、前記後部側面93側に隣接する次の除去台71の除去台本体75には、突片97を残して凹状の切欠き99が光ファイバ挿入溝91を挟んで前部側の左右に形成されており、左右の当該突片97に、前記ネジ95の軸部101が挿通するネジ挿通穴103が設けられている。
前記ネジ挿通穴103は軸部101より短寸に設定されており、図16の如く隣接する除去台本体75同士が接触しているとき、ネジ95のネジ首部105は切欠き99内に突出している。そして、図1に示すように被覆除去部37を構成する複数の除去台71のうち、最先端の1個の除去台71aに前記連結ブラケット61が連結しており、既述したようにモータ39の正回転で連結ブラケット55、ロードセル63、連結ブラケット61が矢印A方向へ移動すると、先ず、図16に示すように最先端の除去台71aが矢印A方向へ移動する。
すると、図17に示すように除去台71a側のネジ95のネジ首部105が、隣接する次の除去台71側のネジ挿通穴103の外側周縁部に係止するため、この除去台71が除去台71aに追従して矢印A方向へ移動し、以下、連結された複数の除去台71が、前側の除去台71に追従して順次矢印A方向へ移動するようになっている。
そして、被覆除去部37が図4の位置まで移動して、フォトマイクロセンサ65の指令でモータ39が停止すると、追従して移動してきた除去台71は、図16の如く順次当接するようになっている。
追従手段69はこのように構成されており、図4の位置に被覆除去部37が移動した後、モータ39の逆回転で被覆除去部37がガイドレール35に沿って矢印B方向へ移動する際には、連結ブラケット61が連結された最先端の除去台71aが、総ての除去台71を同時に矢印B方向へ移動させることとなる。
また、図16及び図18乃至図21に示すように除去台本体75の後部側面93側の表面には、同軸上に平面視円形状の大小2種類の貫通穴107、109が光ファイバ挿入溝91を挟んで左右対称に形成されると共に、夫々の中心を通るカッター刃取付溝111が光ファイバ挿入溝91と直交して設けられている。
そして、左右の外側に位置する2つの小径な貫通孔109は、後述する作動ピン113が上方から挿入可能なカッター刃操作穴であり、内側に位置する2つの大径な貫通孔107はカッター刃取付穴であって、図19及び図20に示すように当該カッター刃取付穴107を介してカッター刃取付溝111に、左右一対のカッター刃115、117が除去台本体75の表面と面一に取り付けられている。
図19に示すようにカッター刃115、117は側面視矩形状に形成され、後部側の上部角部に、夫々、作動ピン113の先端が当接する作動用の傾斜辺119が形成されている。
また、図20に示すようにカッター刃115、117の底部には、夫々、凹部121が形成され、両凹部121間に、両カッター刃115、117を互いに離間させる方向(図20中、矢印C、D方向)に付勢する側面視コ字状の板バネ(バネ部材)123が係止されている。
一方、図20に示すようにカッター刃115、117の対向する先端側の中央には半円状の刃部125が設けられており、後述するように板バネ123のバネ力に抗して両カッター刃115、117が作動ピン113により移動操作されて、図21の如くカッター刃115、117の先端側が互いに当接すると、両刃部125が光ファイバ挿入溝91内に挿入された光ファイバ43の二次被覆に切り込みを入れる(二次被覆を切断する)ようになっている。
従って、カッター刃115、117の先端側が互いに当接した位置は、光ファイバ挿入溝91の中央となるように設定されている。
尚、図20に示すようにカッター刃取付穴107とカッター刃操作穴109との間の隔壁127は、除去台本体75の表面と面一にカッター刃115、117をカッター刃取付溝111内に収納できる高さ寸法とされている。
そして、各除去台71の除去台本体75に、除去蓋73が開閉可能に取り付けられている。
図10、図16及び図17に示すように除去台本体75の左右の略中央に凹状の切欠き129が形成されており、当該切欠き129内にネジ95の軸部101が貫通している。
一方、図10、図12乃至図15に示すように除去蓋73の一側縁には、前記切欠き129内に挿入可能で前記軸部101が貫通する矩形状の突片131が一体的に設けられており、この取付構造を以って除去蓋73が除去台本体75に開閉可能に取り付けられている。
除去蓋73は除去台本体75の表面と同一形状、同一寸法とされており、図10乃至図15に示すように除去蓋73を閉じると、除去台本体75の表面全体が除去蓋73で覆われるようになっている。そして、図10、図12及び図13に示すように除去蓋73の裏面の中央付近には矩形状のゴムシート133が貼着されており、除去蓋73を除去台本体75へ閉じた際に、ゴムシート133が除去台本体75と除去蓋73の直接の接触をなくして衝撃の吸収を図っている。
また、図10、図19(b)〜(d)及び図22(a)〜(d)に示すように除去蓋73には、除去台本体75に設けた2つのカッター刃操作穴109に対応して2つの作動ピン挿通穴135が形成されている。
更に、除去蓋73の左右の側面には、一対の矩形状の支持板(支持部材)137が前記作動ピン挿通穴135を挟んで立設しており、図10に示すように両支持板137には、側面視逆J字状のガイド穴139が対向して設けられている。そして、両ガイド穴139間に、前記作動ピン挿通穴135に挿入可能な2本の作動ピン113が挿着したブロック状の作動ピン支持体(支持部材)141が、当該作動ピン支持体141の側部に突出する支持軸143を介して係合しており、図10及び図14に示すように作動ピン113の先端を、夫々、前記作動ピン挿通穴135に挿入し乍ら、支持軸143をガイド穴139に設けた仮保持部145に引っ掛けておくと、この位置で作動ピン113(作動ピン支持体141)が支持板137(仮保持部145)に仮保持されるようになっている。
そして、斯様に作動ピン113が支持板137に仮保持された状態で、図15、図19(a)、図22(a)の如く除去蓋73を除去台71へ閉じて、図19(b)〜(d)及び図22(b)〜(d)に示すように、ガイド穴139から左右に突出する支持軸143の先端を2本の指先で挟み乍ら、作動ピン支持体141をガイド穴139に沿って下ろしていくと、2本の作動ピン113が除去台本体75のカッター刃操作穴109内に挿入されるようになっている。そして、作動ピン113が下降していくに従い、図19(c)に示すように作動ピン113の先端が傾斜辺119に当接して、作動ピン113が板バネ123のバネ力に抗して一対のカッター刃115、117を図20の矢印E、F方向へ移動操作するため、図21の如くカッター刃115、117の先端側が互いに当接するようになっている。
従って、光ファイバ挿入溝91内に光ファイバ43を挿入しておけば、カッター刃115、117の両刃部125によって、光ファイバ43の二次被覆に切り込みが入れられることとなる。
そして、斯かる状態で作動ピン支持体141をガイド穴139に沿って上昇させれば、作動ピン113による押圧力が解除されて、カッター刃115、117は板バネ123の復元力で図19(b)、図20の位置に戻るように構成されている。
更に、図8、図12乃至図15に示すように各除去蓋73の中央には、ガイドレール35に沿って貫通穴147が同軸上に設けられている。そして、各貫通穴147に図示しない1本の連結軸が挿通しており、斯様に連結軸が挿通することで、総ての除去蓋73を同時に開閉操作することができる。
また、前記追従手段69によって除去台71が段階的に追従動する際にも、連結軸は貫通穴147を挿通しているだけであるため、除去台71、71a及び除去蓋73の移動に支障を来すことがない。
次に、基台31上に配置したモジュール41から被覆除去部37へ案内した1本の光ファイバ43を押さえる押圧手段45について説明すると、図1、図23及び図24に示すように押圧手段45は、基台31上に設置ブラケット149を介して矢印方向へ揺動操作可能に設置された操作レバー151と、当該操作レバー151の操作で基台31に沿って前後動する押圧ステー153と、当該押圧ステー153の先端が当接する受部155とで構成されており、押圧ステー153は設置ブラケット147に取り付くガイド部材157を挿通している。
図24に示すように押圧ステー153の後端側はL字状に折曲されて、操作レバー151側に取り付く2つの連結ブラケット159、161に回転自在に係合しており、この連結ブラケット159、161の作用で、操作レバー151の矢印方向の操作が、押圧ステー153の前後方向への往復動に変換されるようになっている。そして、図1に示すように押圧ステー153の先端に、受部155の外周163に当接する断面略L字状の押圧ブラケット165が取り付けられている。
図1及び図3に示すように受部155は断面略D字形状の筒体からなり、モジュール41から引き出した1本の光ファイバ43を受部155の円弧状の外周163に沿って被覆除去部37へ案内すると、前記光ファイバ挿入溝91に光ファイバ43が簡単に挿入できるようになっている。そして、斯かる状態で前記操作レバー151を操作すると、押圧ステー153が前方へ移動し、前記押圧ブラケット165と外周163との間で光ファイバ43が挟持、固定されるようになっている。
本実施形態に係る光ファイバ被覆除去装置33はこのように構成されており、次に、モジュール41の被覆径φ900μmの光ファイバ43と、被覆径の異なるφ250μmの光ファイバを多心スプライスするに当たり、光ファイバ被覆除去装置33を用いて光ファイバ43の二次被覆を除去する方法を説明する。
[1]先ず、図1に示す位置に被覆除去部37をセットして除去蓋73を開放し、基台31上にモジュール41を配置する。このとき、図10及び図14に示すように作動ピン113の先端を夫々作動ピン挿通穴135に挿入して、作動ピン支持体141の支持軸143をガイド穴139の仮保持部145に引っ掛けておく。
[2]次に、図1に示すようにモジュール41から引き出した1本の光ファイバ43を、受部155の円弧状の外周163に沿って被覆除去部37へ案内し、各除去台71、71a(各除去台本体75)の光ファイバ挿入溝91内に挿入する。そして、操作レバー151を操作して、押圧ステー153先端の押圧ブラケット165で光ファイバ43を受部155の外周163との間に挟持、固定する。
[3]そして、除去蓋73を閉じる。各除去台71、71aに取り付く除去蓋73は、図示しない1本の連結軸によって連結されているため、一つの除去蓋73を閉じれば、総ての除去蓋73が同時に閉じられることとなる。
[4]この後、最先端の除去台71a側から順番に、ガイド穴139から左右に突出する支持軸143の先端を2本の指先で挟み乍ら、図19(b)及び図22(b)の如く作動ピン支持体141をガイド穴139に沿って下ろしていく。
而して、斯様に作動ピン支持体141を下ろしていくと、2本の作動ピン113が、夫々、除去台本体75のカッター刃操作穴109内に挿入されて、図19(c)に示すように作動ピン113の先端が傾斜辺119に当接するため、板バネ123のバネ力に抗して一対のカッター刃115、117が図20の矢印E、F方向へ移動操作され、図21の如くカッター刃115、117の先端側が互いに当接して、光ファイバ挿入溝91内の光ファイバ43の二次被覆に刃部125が切り込みを入れる。
以下、同様の操作を最先端の除去台71a側から順番に行うことで、各除去台71、71a間のカッター刃115、117のピッチで二次被覆に短く切り込みが入れられていく。
[5]総ての除去台71、71aで、カッター刃115、117によって二次被覆に切り込みを入れた後、基台31上の正回転スイッチをON操作する。
斯様に正回転スイッチをON操作すると、モータ39の正回転で連結ブラケット55、ロードセル63、連結ブラケット61が矢印A方向へ移動し、先ず、図16に示すように最先端の除去台71aが矢印A方向へ移動し乍ら、カッター刃115、117(刃部125)で切断した光ファイバ43の二次被覆を同方向へ除去していく。
そして、除去台71aが矢印A方向へ移動すると、図17に示すように除去台71a側のネジ95のネジ首部105が、隣接する次の除去台71側のネジ挿通穴103の外側周縁部に係止するため、この除去台71が除去台71aに追従して矢印A方向へ移動し乍ら、カッター刃115、117で切断した光ファイバ43の二次被覆を同方向へ除去していく。
以下、連結された複数の除去台71が、前側の除去台71に追従して順次矢印A方向へ移動し乍ら、夫々のカッター刃115、117で切断した光ファイバ43の二次被覆を、順次、同方向へ除去していく。
このとき、除去蓋73を一体化させている連結軸は貫通穴147を挿通しているだけであるため、除去台71、71a及び除去蓋73の追従動に支障を来すことがない。
また、ロードセル63は、モータ駆動時の連結ブラケット55に掛かる荷重を検知しており、例えばガイドレール35上に誤って物が置かれているために被覆除去部37の移動が妨げられて連結ブラケット55に所定値以上の荷重が掛かると、これを検知したロードセル63はモータ39の駆動を停止させて、モータ39の焼損や連結ブラケット55等の破損を防止する。
[6]被覆除去部37全体が、図1の位置からモータ39の正回転でブラケット55等を介して図4の位置まで移動すると、フォトマイクロセンサ65がこれを検出してモータ39の駆動を停止させる。
このように被覆除去部37全体が図4の位置に移動することで、各除去台71、71a内のカッター刃115、117で短く切断された光ファイバ43の二次被覆が総て光ファイバ43から除去され、図4に示すようにガイドレール35上には、二次被覆が除去された光ファイバ43の一次被覆167が露出する。
[7]次いで、作動ピン支持体141をガイド穴139に沿って上昇させると、作動ピン113による押圧力が解除されて、カッター刃115、117が板バネ123の復元力で図19(b)、図20の位置に戻り、各除去台71、71aの光ファイバ挿入溝91内に二次被覆が残る。
[8]そして、作動ピン支持体141の支持軸143をガイド穴139の仮保持部145に引っ掛け、除去蓋73を開いて、各除去台71、71aの光ファイバ挿入溝91内の二次被覆を取り除き、押圧手段45の操作レバー151を操作して、押圧ブラケット165による光ファイバ43の挟持を解除する。
[9]この後、逆回転スイッチをON操作して、モータ39の逆回転で被覆除去部37を図4の位置から図1の位置まで戻せばよく、被覆除去部37が図1の位置まで戻ると、フォトマイクロセンサ67がこれを検出してモータ39の駆動を停止させる。
[10]以下、モジュール41から引き出した次の1本の光ファイバ43を、受部155の円弧状の外周163に沿って被覆除去部37へ案内し、各除去台71、71aの光ファイバ挿入溝91内に挿入して既述した操作を繰り返すことで、光ファイバ43の二次被覆の除去が行われていくこととなる。
そして、1個の除去台71、71aとこれに取り付く1枚の除去蓋73は、所謂ユニット化されて、他の除去台71、71a、除去蓋73と追従手段69及び連結軸(図示せず)を介して簡単に連結/解除が可能であるから、被覆除去の要求長さの変化に対応するには、連結する除去台71及び除去蓋73の数を調整すればよい。
このように本実施形態は、二次被覆に切り込みを入れるカッター刃115、117を備えた、所謂ユニット化した除去台71、71aと除去蓋73を追従手段69にて連結し、これらを段階的に追従動させるように構成して、各除去台71、71a間のカッター刃115、117のピッチで短く切り込みが入れられた二次被覆を段階的に除去していくように構成したので、二次被覆を除去する際に、一次被覆167やファイバ芯線に過度な負荷がかかることがない。
また、1個の除去台71、71aとこれに取り付く1枚の除去蓋73はユニット化されて、他の除去台71、71a、除去蓋73と追従手段69及び連結軸(図示せず)を介して簡単に連結/解除が可能であるから、連結する除去台71及び除去蓋73の数を調整することで、特許文献1の従来例に比し被覆除去の要求長さの変化に容易に対応することができ、装置が大型化することもない。更に、1ユニットの長さを変化させると、1つのカッター刃115、117にかかる力を変化させられるため、力の調節も可能である。
そして、各除去台71、71aに取り付く除去蓋73は、1本の連結軸(図示せず)を介して一体的に連結されると共に、当該連結軸に沿って各除去蓋73は各々が取り付く除去台71、71aと一体に追従動可能であるから、一度に総ての除去蓋73の開閉操作が行え、操作性に優れた利点を有する。
また、一対のカッター刃115、117の後部側の上部角部に、作動ピン113の先端が当接する作動用の傾斜辺119が設けられているため、作動ピン113によるカッター刃115、117の移動操作がスムーズに行えると共に、2枚のカッター刃115、117を全く同時に左右から動かせるため、センターのズレが発生せず、光ファイバ43に左右均等に切り込みを入れられるという効果がある。
更に、除去蓋73の支持板137に設けたガイド穴139に仮保持部145を設けたため、除去蓋73の開閉操作時に作動ピン113が上下方向にガタ付くことがなく、作動ピン支持体141の操作がし易い利点を有する。
更にまた、本実施形態は、正逆両方向に回転可能なモータ39のモータ軸47に連結されたボールネジ51の外周に被覆除去部37をブラケット55を介して連結して、当該被覆除去部37をモータ39の駆動でガイドレール35に沿って前後動可能としたため、被覆除去部37の移動が正確且つスムーズで、精度のよい二次被覆の除去が行える利点を有する。
そして、既述したように追従手段69は、ネジ95とこの軸部101が挿通するネジ挿通穴103からなる簡単な構造であるため、コストがかからず、また、除去台71、71aの連結/解除が容易に行える。
同様に、光ファイバ43を押さえる押圧手段45も、基台31上に設置された操作レバー151と、当該操作レバー151の操作で前後動する押圧ステー153と、当該押圧ステー153の先端の押圧ブラケット165が当接する筒状の受部155からなる簡単な構造であるため、コストがかからず、また、この押圧手段45を用いることで二次被覆の除去をスムーズに行える利点を有する。
31 基台
33 光ファイバ被覆除去装置
35 ガイドレール
37 被覆除去部
39 モータ
41 モジュール
43 光ファイバ
45 押圧固定手段
51 ボールネジ
55、61 連結ブラケット
63 ロードセル
65、67 フォトマイクロセンサ
69 追従手段
71、71a 除去台
73 除去蓋
75 除去台本体
77 脚部
79 凹部
83 円錐凹部
87 ガイド溝
89 鋼球
91 光ファイバ挿入溝
95 ネジ(ネジ部材)
99、129 切欠き
101 軸部
103 ネジ挿通穴
105 ネジ首部
107 カッター刃取付穴(貫通穴)
109 カッター刃操作穴(貫通穴)
111 カッター刃取付溝
113 作動ピン
115、117 カッター刃
119 傾斜辺
121 凹部
123 板バネ(バネ部材)
125 刃部
127 隔壁
129 切欠き
131 突片
133 ゴムシート
135 作動ピン挿通穴
137 支持板(支持部材)
139 ガイド穴
141 作動ピン支持体(支持部材)
143 支持軸
145 仮保持部
147 貫通穴
151 操作レバー
153 押圧ステー
155 受部
157 ガイド部材
163 受部の外周
165 押圧ブラケット
167 一次被覆

Claims (7)

  1. 基台上に設置されたガイドレールに沿って移動可能な被覆除去部と、
    基台上に設置され、前記ガイドレールに沿って前記被覆除去部を移動させるモータと、
    基台上に設置され、基台上に配置したモジュールから前記被覆除去部へ案内した光ファイバを押さえる押圧固定手段とを備え、
    前記被覆除去部は、追従手段により前記ガイドレールに沿って順次追従可能に連結された複数の除去台と、
    前記除去台に、夫々、開閉自在に取り付く除去蓋とからなり、
    前記除去台は、表面に、前記ガイドレールに沿って光ファイバ挿入溝と、当該光ファイバ挿入溝を挟んで2つのカッター刃操作穴が形成されると共に、
    内部に、前記光ファイバ挿入溝を挟んで一対のカッター刃と、当該両カッター刃を常時離間させる方向に付勢するバネ部材が装着され、
    前記除去蓋は、前記カッター刃操作穴に挿入可能な2本の作動ピンが支持部材を介して上下方向に移動可能に取り付き、
    各除去台の除去蓋を閉じ、前記カッター刃操作穴への作動ピンの挿入操作で、一対のカッター刃が作動ピンにより移動操作されて光ケーブル挿入溝内の光ファイバの二次被覆に切り込みを入れ、
    前記モータの駆動で、前記ガイドレールに沿って最先端の1個の除去台が移動し、他の複数の除去台が前記追従手段を介して段階的に追従して、切り込みを入れた二次被覆を光ファイバから順次除去していくことを特徴とする光ファイバ被覆除去装置。
  2. 前記各除去台に取り付く除去蓋は一体的に連結されると共に、各除去蓋は、各々が取り付く除去台と一体に移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ被覆除去装置。
  3. 一対の前記カッター刃の後部側の上部角部に、前記作動ピンの先端が当接する作動用の傾斜辺が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光ファイバ被覆除去装置。
  4. 前記除去蓋の支持部材に、前記作動ピンの仮保持部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の光ファイバ被覆除去装置。
  5. 前記モータは正逆両方向に回転可能で、前記被覆除去部は当該モータのモータ軸に連結されたボールネジの外周に連結部材を介して連結され、前記モータの駆動で前記ガイドレールに沿って前後動することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の光ファイバ被覆除去装置。
  6. 前記追従手段は、除去台の後部側側面に螺着されたネジ部材と、当該除去台に隣接する他の除去台側に形成され、前記ネジ部材の軸部が挿通するネジ部材挿通穴とからなり、当該ネジ部材挿通穴はネジ部材の軸部より短寸で、ネジ部材のネジ首部が、ネジ部材挿通穴の外側周縁部に係止することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の光ファイバ被覆除去装置。
  7. 前記押圧手段は、基台上に設置された操作レバーと、当該操作レバーの操作で前後動する押圧ステーと、当該押圧ステーの先端が当接する受部とからなり、前記光ファイバは、ステーの先端と受部の間に挟持、固定されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の光ファイバ被覆除去装置。
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