JP2003075682A - 光コネクタ前処理装置 - Google Patents
光コネクタ前処理装置Info
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- JP2003075682A JP2003075682A JP2001271586A JP2001271586A JP2003075682A JP 2003075682 A JP2003075682 A JP 2003075682A JP 2001271586 A JP2001271586 A JP 2001271586A JP 2001271586 A JP2001271586 A JP 2001271586A JP 2003075682 A JP2003075682 A JP 2003075682A
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- optical
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 循環型として構成して、作業を1人の作業員
で可能ならしめ、また、小型化を図ること、さらに、自
動機でありながら多品種少量生産にも対応できる光コネ
クタ前処理装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 前記光コードを把持する把持機構150
2,1503を有するパレット15を間欠的に搬送する
第1搬送機構830と、この第1搬送機構の対面する位
置に配置される第2搬送機構831と、前記両搬送機構
の一端および他端に隣接して配置される第1移動機構8
32および第2移動機構833と、前記両搬送機構およ
び前記両移動機構の内側に配置される光コネクタを取り
付ける各作業ユニット2〜7,9とを備え、前記光コネ
クタの接着剤を仮硬化させるための接着剤仮硬化ユニッ
ト7と、接着剤を硬化させるための加熱機構890を搬
送方向に沿って有する光コネクタ前処理装置Aとして構
成した。
で可能ならしめ、また、小型化を図ること、さらに、自
動機でありながら多品種少量生産にも対応できる光コネ
クタ前処理装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 前記光コードを把持する把持機構150
2,1503を有するパレット15を間欠的に搬送する
第1搬送機構830と、この第1搬送機構の対面する位
置に配置される第2搬送機構831と、前記両搬送機構
の一端および他端に隣接して配置される第1移動機構8
32および第2移動機構833と、前記両搬送機構およ
び前記両移動機構の内側に配置される光コネクタを取り
付ける各作業ユニット2〜7,9とを備え、前記光コネ
クタの接着剤を仮硬化させるための接着剤仮硬化ユニッ
ト7と、接着剤を硬化させるための加熱機構890を搬
送方向に沿って有する光コネクタ前処理装置Aとして構
成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フェルールなどの
光コネクタを光コードに自動的に接着固定するための光
コネクタ前処理装置に関するものである。
光コネクタを光コードに自動的に接着固定するための光
コネクタ前処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のマルチメディア構想や米国の情報
ハイウェイ構想に見られる情報化社会を実現するため
に、爆発的に増加する情報量に対応すべく通信インフラ
が従来の電気系通信路から光系通信路に切り替えられつ
つある。光系通信路の実現には各種の通信装置の光化は
言うに及ばず、2本の光コードを接続する光コネクタの
高性能化、経済化が必須となっている。
ハイウェイ構想に見られる情報化社会を実現するため
に、爆発的に増加する情報量に対応すべく通信インフラ
が従来の電気系通信路から光系通信路に切り替えられつ
つある。光系通信路の実現には各種の通信装置の光化は
言うに及ばず、2本の光コードを接続する光コネクタの
高性能化、経済化が必須となっている。
【0003】そのため、光コネクタを光コードに取り付
けて機能ならしめる(以下光コネクタの付線)には以下
に示すような組立・検査工程を必要としている。 (1)定尺切断工程:光コードを定尺に切断し、その両
端からゴムブーツ、かしめリング、ストップリングおよ
びコイルばねを挿入する。 (2)外皮切断工程:光コードの外被を所定の長さに切
断・剥離する。
けて機能ならしめる(以下光コネクタの付線)には以下
に示すような組立・検査工程を必要としている。 (1)定尺切断工程:光コードを定尺に切断し、その両
端からゴムブーツ、かしめリング、ストップリングおよ
びコイルばねを挿入する。 (2)外皮切断工程:光コードの外被を所定の長さに切
断・剥離する。
【0004】(3)ケブラ切断工程:ケブラを所定の長
さに切断する。 (4)樹脂心線切断工程:樹脂心線を所定の長さに切断
する。 (5)光ファイバ切断工程:光ファイバを所定の長さに
切断する。 (6)清掃工程:光フアイバに付着しているプライマリ
ーコートを剥離する。 (7)挿入工程:接着剤が注入されているフェルールに
光ファイバを挿入する。 (8)接着剤硬化工程:高温槽等に入れて接着剤を熱硬
化させる。
さに切断する。 (4)樹脂心線切断工程:樹脂心線を所定の長さに切断
する。 (5)光ファイバ切断工程:光ファイバを所定の長さに
切断する。 (6)清掃工程:光フアイバに付着しているプライマリ
ーコートを剥離する。 (7)挿入工程:接着剤が注入されているフェルールに
光ファイバを挿入する。 (8)接着剤硬化工程:高温槽等に入れて接着剤を熱硬
化させる。
【0005】(9)研磨工程:フェルール先端を凸球面
になるように研磨する。 (10)フェルール研磨形状検査工程:フェルールの先端
形状を測定して、公差値と比較し、不良品を排除する。 (11)組立工程:フェルールに、プラグハウジング、つ
まみ、ゴムブーツ等を被せる。
になるように研磨する。 (10)フェルール研磨形状検査工程:フェルールの先端
形状を測定して、公差値と比較し、不良品を排除する。 (11)組立工程:フェルールに、プラグハウジング、つ
まみ、ゴムブーツ等を被せる。
【0006】(12)光学特性検査工程:組立後の光コネ
クタの光学特性(接続損失、反射減衰量)を測定し、不
良品を排除する。 (13)外観検査・包装工程:良品(各検査工程でパスし
た製品)の外観を検査し、異常がなければ包装し、出荷
する。
クタの光学特性(接続損失、反射減衰量)を測定し、不
良品を排除する。 (13)外観検査・包装工程:良品(各検査工程でパスし
た製品)の外観を検査し、異常がなければ包装し、出荷
する。
【0007】前記の工程から分かるように、光コネクタ
の組み立てには、可とう体である光コードあるいは光ケ
ーブルをハンドリングする技術、1μm以下のクリアラ
ンスでフェルールに光ファイバを挿入する精密挿入技
術、数十Åの表面粗さでコネクタ端面を研磨する精密研
磨技術、−50dBの極少量の反射量を測定する光学測
定技術、加工前後で先端形状が変化する加工品を精密に
保持する柔軟・異形部品精密保持機構技術等の高度技術
を巧みに組み合わせる必要がある。
の組み立てには、可とう体である光コードあるいは光ケ
ーブルをハンドリングする技術、1μm以下のクリアラ
ンスでフェルールに光ファイバを挿入する精密挿入技
術、数十Åの表面粗さでコネクタ端面を研磨する精密研
磨技術、−50dBの極少量の反射量を測定する光学測
定技術、加工前後で先端形状が変化する加工品を精密に
保持する柔軟・異形部品精密保持機構技術等の高度技術
を巧みに組み合わせる必要がある。
【0008】したがって、現在の光コネクタの製造は、
月間300万端子以上と生産量が多いにもかかわらず、
全工程を人手でハンドリングする人手組立てが主流であ
る。少量生産の場合には人手組立ては経済的な生産形態
であるが、組立てコストが光コネクタコストの約2/3
を占めること、高性能な光コネクタを製造するためには
熟練作業者が要求されること等を考えると、将来の光化
時代に対処するためには抜本的な生産体制の見直し、す
なわち光コネクタの自動組立・検査システムの実現が必
須となる。
月間300万端子以上と生産量が多いにもかかわらず、
全工程を人手でハンドリングする人手組立てが主流であ
る。少量生産の場合には人手組立ては経済的な生産形態
であるが、組立てコストが光コネクタコストの約2/3
を占めること、高性能な光コネクタを製造するためには
熟練作業者が要求されること等を考えると、将来の光化
時代に対処するためには抜本的な生産体制の見直し、す
なわち光コネクタの自動組立・検査システムの実現が必
須となる。
【0009】このような背景をもとに、組立工程の1部
を自動化する試みが報告されている(中村、西村、長
瀬:光コネクタ自動組立ての検討、通信技報、EMC8
8−11、pp146−152)。この第1の報告では
FCコネクタを対象に工程(2)〜(8)の自動化の実
験的検討を行っている。
を自動化する試みが報告されている(中村、西村、長
瀬:光コネクタ自動組立ての検討、通信技報、EMC8
8−11、pp146−152)。この第1の報告では
FCコネクタを対象に工程(2)〜(8)の自動化の実
験的検討を行っている。
【0010】また、欧州の電気通信機開発会社RACE
(Research and development
in Advanced Communicatio
ntechnologies in Europe)に
属するLOOPから工程(2)〜(8)を自動化する装
置のパンフレットが、91.10開催のTELECO
M’91で配布された。
(Research and development
in Advanced Communicatio
ntechnologies in Europe)に
属するLOOPから工程(2)〜(8)を自動化する装
置のパンフレットが、91.10開催のTELECO
M’91で配布された。
【0011】同じく工程(2)〜(8)を自動化する装
置の特許が特開平4−372912号公報に公開される
とともに同様の装置に関する装置化検討結果(植田、田
辺、小松他:光ファイバ自動端末処理装置の開発、電子
情報通信学会秋季大会、C−201、pp204、19
94)が報告されている。
置の特許が特開平4−372912号公報に公開される
とともに同様の装置に関する装置化検討結果(植田、田
辺、小松他:光ファイバ自動端末処理装置の開発、電子
情報通信学会秋季大会、C−201、pp204、19
94)が報告されている。
【0012】さらに、工程(2)〜(9)を自動化する
装置に関する第3の報告(内田、津田、鈴木他:単心光
コネクタ自動取付けラインの開発、古河電工時報、pp
20−24)がある。すなわち、この第3の報告の内容
は、人手によりゴムブーツ、外皮かしめリング、ストッ
プリング、スプリング、かしめリング等が装着され、定
尺切断された光コードに、SCフェルールを接着固定
し、先端研磨、ハウジングの組み立てまでの工程(ただ
しフェルール研磨形状検査工程を除く)を自動化するシ
ステムに関するものである。
装置に関する第3の報告(内田、津田、鈴木他:単心光
コネクタ自動取付けラインの開発、古河電工時報、pp
20−24)がある。すなわち、この第3の報告の内容
は、人手によりゴムブーツ、外皮かしめリング、ストッ
プリング、スプリング、かしめリング等が装着され、定
尺切断された光コードに、SCフェルールを接着固定
し、先端研磨、ハウジングの組み立てまでの工程(ただ
しフェルール研磨形状検査工程を除く)を自動化するシ
ステムに関するものである。
【0013】ところが、前記の技術には、システム化に
対するコンセプトが希薄であり、不良品処理に関する考
え方、各装置の搬送ラインヘの結合方法、各装置への製
造パラメータの送信方法、各種装置で測定した光コネク
タの個別データハンドリング方法、各種装置と搬送ライ
ンとの動作同期方法等全工程を自動化する際に解決しな
ければならないシステムインテグレーションに関するコ
ンセプトが乏しいという問題点があった。
対するコンセプトが希薄であり、不良品処理に関する考
え方、各装置の搬送ラインヘの結合方法、各装置への製
造パラメータの送信方法、各種装置で測定した光コネク
タの個別データハンドリング方法、各種装置と搬送ライ
ンとの動作同期方法等全工程を自動化する際に解決しな
ければならないシステムインテグレーションに関するコ
ンセプトが乏しいという問題点があった。
【0014】また、前記の装置構成には、必要装置の選
択的使用、追加的使用という人手組立ての部分自動化か
ら全自動化への段階的自動化に関する装置構成の概念が
なく、フルシステムを購入しなければ製造が不可能な構
成になっているので、自動装置の初期導入コストが高価
になるという問題点があった。
択的使用、追加的使用という人手組立ての部分自動化か
ら全自動化への段階的自動化に関する装置構成の概念が
なく、フルシステムを購入しなければ製造が不可能な構
成になっているので、自動装置の初期導入コストが高価
になるという問題点があった。
【0015】また、最も自動化率の高い第3の報告例に
おいても、製品の質を決定し、かつ高度な技術が要求さ
れる検査工程を人手に頼るので、ラインと検査部所との
間で製品の運搬が必要となり検査時間の短縮が困難であ
る。検査には高度技術・熟練作業が要求され、単価の高
い工程であり検査コストの削減が困難である。人手によ
る検査では、検査データの管理を人手にゆだねる必要が
あり、製品と検査データとの一対一の対応が難しく、品
質管理の高信頼化が困難になる等の光コネクタの大量消
費時代に生産側に要求される経済化、高信頼化の要望を
満たせないという問題点があった。
おいても、製品の質を決定し、かつ高度な技術が要求さ
れる検査工程を人手に頼るので、ラインと検査部所との
間で製品の運搬が必要となり検査時間の短縮が困難であ
る。検査には高度技術・熟練作業が要求され、単価の高
い工程であり検査コストの削減が困難である。人手によ
る検査では、検査データの管理を人手にゆだねる必要が
あり、製品と検査データとの一対一の対応が難しく、品
質管理の高信頼化が困難になる等の光コネクタの大量消
費時代に生産側に要求される経済化、高信頼化の要望を
満たせないという問題点があった。
【0016】さらに、前記の装置では、人手組立てを念
頭に置いて開発された部品点数の多い光コネクタ部品を
組立ての対象としている。そのため、自動組立てに必要
なユニット数が多くなり、自動ハンドリングが比較的困
難なスプリングをハンドリングする複雑・高価なユニッ
トが必要となってしまった。また、柔軟な光コードに装
着されたゴムブーツ、外皮かしめリング、ストップリン
グ、スプリング、かしめリング等を自動ハンドリングす
る部品を、把持ハンドで把持するために定位置に固定す
る複雑構造の固定器を搬送機構に必要とする等の問題点
が存在した。
頭に置いて開発された部品点数の多い光コネクタ部品を
組立ての対象としている。そのため、自動組立てに必要
なユニット数が多くなり、自動ハンドリングが比較的困
難なスプリングをハンドリングする複雑・高価なユニッ
トが必要となってしまった。また、柔軟な光コードに装
着されたゴムブーツ、外皮かしめリング、ストップリン
グ、スプリング、かしめリング等を自動ハンドリングす
る部品を、把持ハンドで把持するために定位置に固定す
る複雑構造の固定器を搬送機構に必要とする等の問題点
が存在した。
【0017】そして、特開平4−372912号公報に
公開された実施例においては、接着剤を熱硬化させる接
着剤硬化工程(工程(8))において加熱装置に接着剤
未硬化の光コネクタを自動搬送する技術が未解決であっ
たために、いったん人手により接着剤未硬化の光コネク
タを自動化ラインから取り出し加熱装置に装着するよう
に構成されている。
公開された実施例においては、接着剤を熱硬化させる接
着剤硬化工程(工程(8))において加熱装置に接着剤
未硬化の光コネクタを自動搬送する技術が未解決であっ
たために、いったん人手により接着剤未硬化の光コネク
タを自動化ラインから取り出し加熱装置に装着するよう
に構成されている。
【0018】そのため、接着剤硬化工程(工程(8))
において接着剤入りフェルールに挿入された光ファイバ
は、フェルール内での光ファイバの移動に起因する光フ
ァイバ表面の微小傷を避けるために、できるだけ外乱力
を与えずに加熱硬化しなければならない。すなわち、従
来技術においてはこの人手処理によりフェルールと光フ
ァイバとに外乱力が作用するので、接着剤硬化工程(工
程(8))において光ファイバ表面に傷が発生し、光コ
ネクタの信頼性を著しく低下させるという問題点があっ
た。
において接着剤入りフェルールに挿入された光ファイバ
は、フェルール内での光ファイバの移動に起因する光フ
ァイバ表面の微小傷を避けるために、できるだけ外乱力
を与えずに加熱硬化しなければならない。すなわち、従
来技術においてはこの人手処理によりフェルールと光フ
ァイバとに外乱力が作用するので、接着剤硬化工程(工
程(8))において光ファイバ表面に傷が発生し、光コ
ネクタの信頼性を著しく低下させるという問題点があっ
た。
【0019】前記したように、前記の自動化技術は、全
工程のおよそ1/4〜1/2以下の自動化に過ぎず、か
つシステムインテグレーション技術も低く、光コネクタ
組立て・検査の経済化、高性能化および高信頼化への寄
与は少ないといわざるをえない状況であった。
工程のおよそ1/4〜1/2以下の自動化に過ぎず、か
つシステムインテグレーション技術も低く、光コネクタ
組立て・検査の経済化、高性能化および高信頼化への寄
与は少ないといわざるをえない状況であった。
【0020】一方、前記問題点を解決する従来の技術と
して工程(1)〜(12)を自動化する装置に関する第
4の報告がある(Nagayama,Yoshizaw
a,Sasakura,Oguchi,Saitoh,
Hosokawa:AUTOMATED ASSEM
BLY AND INSPECTION SYSTEM
FOR SC OPTICAL CONNECTO
R,Proceeding of the 44 IW
CS,1995,pp63−70)。
して工程(1)〜(12)を自動化する装置に関する第
4の報告がある(Nagayama,Yoshizaw
a,Sasakura,Oguchi,Saitoh,
Hosokawa:AUTOMATED ASSEM
BLY AND INSPECTION SYSTEM
FOR SC OPTICAL CONNECTO
R,Proceeding of the 44 IW
CS,1995,pp63−70)。
【0021】すなわち、直線状に配置された組立・検査
装置群により、定尺切断された光コードに、ゴムブー
ツ、外皮かしめリング、ストップリング、スプリング、
かしめリング等のコネクタ部品を装着したパレットを一
定間隔で各装置群前に搬送し、光コード先端にSCフェ
ルールを接着固定し、次にフェルールを先端研磨し、フ
ェルール研磨形状検査し、検査に合格したフェルールに
ハウジング部品を組み立てた後、その光学特性を検査す
るシステムに関する試作報告である。
装置群により、定尺切断された光コードに、ゴムブー
ツ、外皮かしめリング、ストップリング、スプリング、
かしめリング等のコネクタ部品を装着したパレットを一
定間隔で各装置群前に搬送し、光コード先端にSCフェ
ルールを接着固定し、次にフェルールを先端研磨し、フ
ェルール研磨形状検査し、検査に合格したフェルールに
ハウジング部品を組み立てた後、その光学特性を検査す
るシステムに関する試作報告である。
【0022】
【発明が解決すべき課題】しかし、従来の第4の報告で
示された装置では前記したいくつかの問題点の一部は解
決されているが、装置構成が直線状なので、原料の投入
と完成品の取り出しのために作業員が最低2名は必要に
なり、運転コストが高価になるという問題点が発生し
た。また、搬送装置の送り方向が直線状であることと合
わせて、パレットの送り速度が一定であるので、接着剤
加熱・硬化のために長大な搬送機構が必要で、搬送装置
が大型、高価になるという問題点があった。なお、この
搬送速度と搬送機構の問題点は、組立・検査装置群の動
作速度を早くすればするほど、許容しがたくなってしま
った。
示された装置では前記したいくつかの問題点の一部は解
決されているが、装置構成が直線状なので、原料の投入
と完成品の取り出しのために作業員が最低2名は必要に
なり、運転コストが高価になるという問題点が発生し
た。また、搬送装置の送り方向が直線状であることと合
わせて、パレットの送り速度が一定であるので、接着剤
加熱・硬化のために長大な搬送機構が必要で、搬送装置
が大型、高価になるという問題点があった。なお、この
搬送速度と搬送機構の問題点は、組立・検査装置群の動
作速度を早くすればするほど、許容しがたくなってしま
った。
【0023】本発明は、前記問題点に鑑み創案されたも
のであり、循環型搬送装置を構成して、原料の投入と完
成品の取り出しを1人の作業員で可能ならしめること、
また、パレット搬送速度可変形搬送装置により搬送装置
の小型化を図ること、さらに、装置を構成する各作業ユ
ニットの動作パラメータを可変にでき、小型で運用コス
トが経済的でかつ自動機でありながら多品種少量生産に
も対応できる光コネクタ前処理装置を提供することにあ
る。
のであり、循環型搬送装置を構成して、原料の投入と完
成品の取り出しを1人の作業員で可能ならしめること、
また、パレット搬送速度可変形搬送装置により搬送装置
の小型化を図ること、さらに、装置を構成する各作業ユ
ニットの動作パラメータを可変にでき、小型で運用コス
トが経済的でかつ自動機でありながら多品種少量生産に
も対応できる光コネクタ前処理装置を提供することにあ
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、つぎのような構成にかかる光コネクタ前処
理装置とした。すなわち、光コードの外皮を剥離して光
ファイバを露出させ光コネクタを取り付ける光コネクタ
前処理装置において、前記光コードを把持する把持機構
を有するパレットを間欠的に搬送する第1搬送機構と、
この第1搬送機構の対面する位置に配置され、前記パレ
ットを搬送する第2搬送機構と、前記両搬送機構の一端
に隣接して配置され、前記両搬送機構間において前記パ
レットを移動させる第1移動機構と、この第1移動機構
に対面する位置で、前記両搬送機構の他端に隣接して配
置され前記パレットをその両搬送機構間で移動させる第
2移動機構と、前記両搬送機構および前記両移動機構に
より囲まれる位置で、前記第1搬送機構の搬送方向に沿
って配置され、前記光コードに光コネクタを取り付ける
各作業ユニットとを備え、前記第1搬送機構から前記第
1移動機構にパレットを受け渡す直前位置には、前記作
業ユニットの一つとして、前記光コードに取り付けた光
コネクタの接着剤を仮硬化させるための接着剤仮硬化ユ
ニットを有し、前記第2搬送機構は、前記接着剤仮硬化
ユニットにより仮硬化した接着剤を硬化させるための加
熱機構を搬送方向に沿って有する光コネクタ前処理装置
として構成した。
決するため、つぎのような構成にかかる光コネクタ前処
理装置とした。すなわち、光コードの外皮を剥離して光
ファイバを露出させ光コネクタを取り付ける光コネクタ
前処理装置において、前記光コードを把持する把持機構
を有するパレットを間欠的に搬送する第1搬送機構と、
この第1搬送機構の対面する位置に配置され、前記パレ
ットを搬送する第2搬送機構と、前記両搬送機構の一端
に隣接して配置され、前記両搬送機構間において前記パ
レットを移動させる第1移動機構と、この第1移動機構
に対面する位置で、前記両搬送機構の他端に隣接して配
置され前記パレットをその両搬送機構間で移動させる第
2移動機構と、前記両搬送機構および前記両移動機構に
より囲まれる位置で、前記第1搬送機構の搬送方向に沿
って配置され、前記光コードに光コネクタを取り付ける
各作業ユニットとを備え、前記第1搬送機構から前記第
1移動機構にパレットを受け渡す直前位置には、前記作
業ユニットの一つとして、前記光コードに取り付けた光
コネクタの接着剤を仮硬化させるための接着剤仮硬化ユ
ニットを有し、前記第2搬送機構は、前記接着剤仮硬化
ユニットにより仮硬化した接着剤を硬化させるための加
熱機構を搬送方向に沿って有する光コネクタ前処理装置
として構成した。
【0025】このように構成されることにより、光コネ
クタ前処理装置は、第1搬送機構の作業開始位置から光
コードを把持機構に把持させたパレットを間欠的に搬送
して各作業ユニットの作業位置に位置決めすることによ
り光コードに光コネクタを取り付けるための作業を行
う。そして、第1搬送機構から第1移動機構に受け渡す
直前位置に配置される接着剤仮硬化ユニットにより光コ
ードに取り付けられた光コネクタの接着剤の仮硬化を行
う。つづいて、接着剤の仮硬化を行ったパレットを第1
搬送機構から第1移動機構に受け渡し、第1移動機構に
よりそのパレットを移動させ、その第1移動機構から第
2搬送機構に受け渡す。そして、第2搬送機構は、搬送
方向に沿って有する加熱機構によりパレットが把持する
光コネクタの接着剤を硬化させながら第2移動機構側ま
で搬送する。さらに、接着剤の硬化を終了した光コネク
タを把持するパレットは、第2搬送機構から第2移動機
構に受け渡され、再び第1搬送機構側に移動させられ
る。
クタ前処理装置は、第1搬送機構の作業開始位置から光
コードを把持機構に把持させたパレットを間欠的に搬送
して各作業ユニットの作業位置に位置決めすることによ
り光コードに光コネクタを取り付けるための作業を行
う。そして、第1搬送機構から第1移動機構に受け渡す
直前位置に配置される接着剤仮硬化ユニットにより光コ
ードに取り付けられた光コネクタの接着剤の仮硬化を行
う。つづいて、接着剤の仮硬化を行ったパレットを第1
搬送機構から第1移動機構に受け渡し、第1移動機構に
よりそのパレットを移動させ、その第1移動機構から第
2搬送機構に受け渡す。そして、第2搬送機構は、搬送
方向に沿って有する加熱機構によりパレットが把持する
光コネクタの接着剤を硬化させながら第2移動機構側ま
で搬送する。さらに、接着剤の硬化を終了した光コネク
タを把持するパレットは、第2搬送機構から第2移動機
構に受け渡され、再び第1搬送機構側に移動させられ
る。
【0026】また、前記光コネクタ前処理装置において
各作業ユニットは、前記光コードの外皮を切断する外皮
切断ユニットと、外皮が切断された光コードのケブラを
切断するケブラ切断ユニットと、前記ケラブを切断した
光コードの樹脂心線を切断する樹脂心線切断ユニット
と、前記樹脂心線を除去した光コードの光ファイバを切
断する光ファイバ切断ユニットと、切断した光ファイバ
の端部を清掃する清掃ユニットと、清掃された光ファイ
バを露出する光コードに接着剤を介して光コネクタを取
り付ける挿入ユニットと、前記光コネクタを取り付けた
前記接着剤を仮硬化させる前記接着剤仮硬化ユニットと
を備え、前記樹脂心線切断ユニットおよび前記挿入ユニ
ットの作業位置に前記光コードの光ファイバを検出する
センサを配置した構成とした。
各作業ユニットは、前記光コードの外皮を切断する外皮
切断ユニットと、外皮が切断された光コードのケブラを
切断するケブラ切断ユニットと、前記ケラブを切断した
光コードの樹脂心線を切断する樹脂心線切断ユニット
と、前記樹脂心線を除去した光コードの光ファイバを切
断する光ファイバ切断ユニットと、切断した光ファイバ
の端部を清掃する清掃ユニットと、清掃された光ファイ
バを露出する光コードに接着剤を介して光コネクタを取
り付ける挿入ユニットと、前記光コネクタを取り付けた
前記接着剤を仮硬化させる前記接着剤仮硬化ユニットと
を備え、前記樹脂心線切断ユニットおよび前記挿入ユニ
ットの作業位置に前記光コードの光ファイバを検出する
センサを配置した構成とした。
【0027】このように構成されることにより、第1搬
送機構に沿ってパレットが間欠的に搬送され停止した位
置において、そのパレットに把持されている光コードが
各作業ユニットにより作業される。すなわち、はじめに
光コードの外皮が外皮切断ユニットにより切断され除去
されることでケブラが露出され、つぎに、ケブラ切断ユ
ニットによりケブラが切断されて除去されることで樹脂
心線が露出される。さらに、樹脂心線切断ユニットによ
り樹脂心線が切断され除去されて光ファイバが露出さ
れ、このとき、光ファイバの折れがないかをセンサによ
り確認している。光ファイバ切断ユニットにより光ファ
イバが所定長さに切断されて光コネクタの取り付け作業
の準備が整う。そして、挿入ユニットにより光ファイバ
に、接着剤が付着した状態で光コネクタが挿入されて取
り付けられ、かつ、挿入作業を行う作業位置においてセ
ンサにより光ファイバの検出が行われる。そして、接着
剤仮硬化ユニットにより光ファイバと光コネクタを接着
剤を介して仮硬化させ第1移動機構により移動させても
ずれない状態とする。また、第2搬送機構に滞在するフ
ェルールには加熱機構により絶えず接着剤を硬化させる
ための熱が給熱されるので、フェルールはファイバに強
固に接着固定される。なお、センサを配置する作業位置
とは、樹脂心線切断後に、光ファイバが露出しているか
を確認できる位置、光コネクタを挿入した後に、光ファ
イバが光コネクタから突出しているかを確認できる位置
である。
送機構に沿ってパレットが間欠的に搬送され停止した位
置において、そのパレットに把持されている光コードが
各作業ユニットにより作業される。すなわち、はじめに
光コードの外皮が外皮切断ユニットにより切断され除去
されることでケブラが露出され、つぎに、ケブラ切断ユ
ニットによりケブラが切断されて除去されることで樹脂
心線が露出される。さらに、樹脂心線切断ユニットによ
り樹脂心線が切断され除去されて光ファイバが露出さ
れ、このとき、光ファイバの折れがないかをセンサによ
り確認している。光ファイバ切断ユニットにより光ファ
イバが所定長さに切断されて光コネクタの取り付け作業
の準備が整う。そして、挿入ユニットにより光ファイバ
に、接着剤が付着した状態で光コネクタが挿入されて取
り付けられ、かつ、挿入作業を行う作業位置においてセ
ンサにより光ファイバの検出が行われる。そして、接着
剤仮硬化ユニットにより光ファイバと光コネクタを接着
剤を介して仮硬化させ第1移動機構により移動させても
ずれない状態とする。また、第2搬送機構に滞在するフ
ェルールには加熱機構により絶えず接着剤を硬化させる
ための熱が給熱されるので、フェルールはファイバに強
固に接着固定される。なお、センサを配置する作業位置
とは、樹脂心線切断後に、光ファイバが露出しているか
を確認できる位置、光コネクタを挿入した後に、光ファ
イバが光コネクタから突出しているかを確認できる位置
である。
【0028】さらに、前記光コネクタ前処理装置におい
て前記接着剤仮硬化ユニットは、前記パレットの把持機
構に当接する熱伝導部と、この熱伝導部を前記把持部側
に所定の接触力で付勢する弾性部材と、前記熱伝導部お
よび前記弾性部材を前記把持部に対して当接離間させる
方向に移動するための昇降機構とを備える構成とした。
て前記接着剤仮硬化ユニットは、前記パレットの把持機
構に当接する熱伝導部と、この熱伝導部を前記把持部側
に所定の接触力で付勢する弾性部材と、前記熱伝導部お
よび前記弾性部材を前記把持部に対して当接離間させる
方向に移動するための昇降機構とを備える構成とした。
【0029】このように構成されることにより、接着剤
仮硬化ユニットは、第1搬送機構により搬送される場合
は、昇降機構により熱伝導部が移動してパレットの把持
機構から離間している。そして、パレットが仮硬化させ
る位置に搬送されて第1搬送機構が停止している場合
は、昇降機構により熱伝導部をパレットの把持機構に当
接するように移動させて、その把持機構を介して接着剤
を仮硬化させる。さらに、熱伝導部は、弾性部材により
把持機構側に付勢された状態で当接するため、把持機構
の位置が上下方向においてばらつきが生じていても対応
することができる。
仮硬化ユニットは、第1搬送機構により搬送される場合
は、昇降機構により熱伝導部が移動してパレットの把持
機構から離間している。そして、パレットが仮硬化させ
る位置に搬送されて第1搬送機構が停止している場合
は、昇降機構により熱伝導部をパレットの把持機構に当
接するように移動させて、その把持機構を介して接着剤
を仮硬化させる。さらに、熱伝導部は、弾性部材により
把持機構側に付勢された状態で当接するため、把持機構
の位置が上下方向においてばらつきが生じていても対応
することができる。
【0030】さらに、前記光コネクタ前処理装置におい
て前記加熱機構は、前記パレットに把持された光コード
の光コネクタに対して上下から覆い、搬送方向に沿って
設けられた恒温槽と、この恒温槽内に沿って設けられた
加熱部とを備える構成とした。
て前記加熱機構は、前記パレットに把持された光コード
の光コネクタに対して上下から覆い、搬送方向に沿って
設けられた恒温槽と、この恒温槽内に沿って設けられた
加熱部とを備える構成とした。
【0031】このように構成されることにより、前記加
熱機構は、第2搬送機構の搬送方向に沿って搬送される
パレットの光コードと光コネクタの接着剤を、常に恒温
槽内に位置させた状態で加熱部により加熱することがで
きる。
熱機構は、第2搬送機構の搬送方向に沿って搬送される
パレットの光コードと光コネクタの接着剤を、常に恒温
槽内に位置させた状態で加熱部により加熱することがで
きる。
【0032】また、前記光コネクタ前処理装置において
前記第1搬送機構は、前記パレットを整列させるための
搬送ラインと、この搬送ラインに整列する前記パレット
の前記把持機構の把持部を開口するための押動部と、前
記パレットを着脱自在に保持する保持手段と、この保持
手段により保持した前記パレットを一定間隔で送る駆動
機構とを備え、前記パレットの把持機構は、前記光コー
ドの一端側と他端側をそれぞれ2箇所で把持する前記把
持部と、この各把持部を閉鎖する方向に付勢する付勢部
材と、前記把持部の下端側に設けられ、前記付勢部材の
弾性力に抗して前記把持部を開口するための押動片とを
備える構成とした。
前記第1搬送機構は、前記パレットを整列させるための
搬送ラインと、この搬送ラインに整列する前記パレット
の前記把持機構の把持部を開口するための押動部と、前
記パレットを着脱自在に保持する保持手段と、この保持
手段により保持した前記パレットを一定間隔で送る駆動
機構とを備え、前記パレットの把持機構は、前記光コー
ドの一端側と他端側をそれぞれ2箇所で把持する前記把
持部と、この各把持部を閉鎖する方向に付勢する付勢部
材と、前記把持部の下端側に設けられ、前記付勢部材の
弾性力に抗して前記把持部を開口するための押動片とを
備える構成とした。
【0033】このように構成されることにより、パレッ
トは、第1搬送機構の搬送ラインに整列されて載置さ
れ、保持機構により保持される。そして、パレットの把
持機構は、第1搬送機構の押動部により押動片が付勢部
材に抗して押動されると、その把持部を開口して光コー
ドを把持することができる状態となる。さらに、光コー
ドを保持したパレットは、第1搬送機構の保持手段によ
り保持されて、駆動機構により各作業ユニットの作業位
置に間欠的に搬送される。なお、把持機構は、光コード
の一端側と他端側で、それぞれ2箇所で把持する把持部
の内、一方の把持部を挿入された光コネクタ部品である
フェルールを把持する構成にすると都合がよい。
トは、第1搬送機構の搬送ラインに整列されて載置さ
れ、保持機構により保持される。そして、パレットの把
持機構は、第1搬送機構の押動部により押動片が付勢部
材に抗して押動されると、その把持部を開口して光コー
ドを把持することができる状態となる。さらに、光コー
ドを保持したパレットは、第1搬送機構の保持手段によ
り保持されて、駆動機構により各作業ユニットの作業位
置に間欠的に搬送される。なお、把持機構は、光コード
の一端側と他端側で、それぞれ2箇所で把持する把持部
の内、一方の把持部を挿入された光コネクタ部品である
フェルールを把持する構成にすると都合がよい。
【0034】さらに、前記光コネクタ前処理装置におい
て前記第2搬送機構は、前記第1搬送機構から前記第1
移動機構により移動させた前記パレットを受け取るため
の押込み機構と、この押込み機構により押し込まれて受
け取った前記パレットを整列させる搬送ラインと、この
搬送ラインに整列した前記パレットを支持し、前記押込
み機構の動作により前記搬送ラインに沿ってそのパレッ
トを搬送するための送り部と、前記搬送ラインの両端に
設けた前記パレットの飛出し防止機構と、を備える構成
とした。
て前記第2搬送機構は、前記第1搬送機構から前記第1
移動機構により移動させた前記パレットを受け取るため
の押込み機構と、この押込み機構により押し込まれて受
け取った前記パレットを整列させる搬送ラインと、この
搬送ラインに整列した前記パレットを支持し、前記押込
み機構の動作により前記搬送ラインに沿ってそのパレッ
トを搬送するための送り部と、前記搬送ラインの両端に
設けた前記パレットの飛出し防止機構と、を備える構成
とした。
【0035】このように構成されることにより、第2搬
送機構は、第1移動機構により移動されて来るパレット
を、押込み機構によりその搬送ラインに押し込むことで
受け取る。それと共に、搬送ラインに整列するパレット
が、その押込み機構によりパレットを搬送ラインに押し
込んだときに、搬送ライン上で送り部に支持されている
パレットが新しく押し込まれた1パレット分、第2移動
機構側に搬送されることになる。このとき搬送ラインの
両端位置に設けたパレットの飛出し防止機構により、搬
送ライン内でのパレットの送りが制御される。なお、送
り部は、搬送ローラなどのパレットの送りに対して摩擦
抵抗が少なく、かつ、駆動手段を必要としない構成であ
ることが好ましい。
送機構は、第1移動機構により移動されて来るパレット
を、押込み機構によりその搬送ラインに押し込むことで
受け取る。それと共に、搬送ラインに整列するパレット
が、その押込み機構によりパレットを搬送ラインに押し
込んだときに、搬送ライン上で送り部に支持されている
パレットが新しく押し込まれた1パレット分、第2移動
機構側に搬送されることになる。このとき搬送ラインの
両端位置に設けたパレットの飛出し防止機構により、搬
送ライン内でのパレットの送りが制御される。なお、送
り部は、搬送ローラなどのパレットの送りに対して摩擦
抵抗が少なく、かつ、駆動手段を必要としない構成であ
ることが好ましい。
【0036】そして、前記光コネクタ前処理装置におい
て前記第2移動機構は、搬送されてくるパレットを載置
する載置部と、この載置部に設けられ、前記第1搬送機
構に前記パレットを押し出すための押出し機構を備える
構成とした。
て前記第2移動機構は、搬送されてくるパレットを載置
する載置部と、この載置部に設けられ、前記第1搬送機
構に前記パレットを押し出すための押出し機構を備える
構成とした。
【0037】このように構成されることにより、第2移
動機構は、第2搬送機構から送り出されるパレットを載
置部に受け取り、第2搬送機構から第1搬送機構側にパ
レットを移動させる。そして、第2移動機構は、第1搬
送機構側に移動させたパレットを押出し機構によりその
第1搬送機構の搬送ラインに送り出す。なお、第1搬送
機構に戻されたすでに光コネクタを取り付けた光コード
を把持するパレットは、そのパレットの作業開始位置に
再び戻すことができる。
動機構は、第2搬送機構から送り出されるパレットを載
置部に受け取り、第2搬送機構から第1搬送機構側にパ
レットを移動させる。そして、第2移動機構は、第1搬
送機構側に移動させたパレットを押出し機構によりその
第1搬送機構の搬送ラインに送り出す。なお、第1搬送
機構に戻されたすでに光コネクタを取り付けた光コード
を把持するパレットは、そのパレットの作業開始位置に
再び戻すことができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を、図面
を参照して説明する。図1は光コネクタ前処理装置の全
体を示す斜視図、図2は光コネクタ前処理装置の制御回
路を模式的に示す回路図、図3は光コネクタ前処理装置
に用いる各構成の駆動手段の一例を示すガイド付シリン
ダの分解斜視図、図4(a)、(b)はガイド付シリン
ダと制御システムの論理接続状態を示す模式図、図5は
光コネクタ前処理装置で用いるパルスモータ駆動回路の
論理接続図である。
を参照して説明する。図1は光コネクタ前処理装置の全
体を示す斜視図、図2は光コネクタ前処理装置の制御回
路を模式的に示す回路図、図3は光コネクタ前処理装置
に用いる各構成の駆動手段の一例を示すガイド付シリン
ダの分解斜視図、図4(a)、(b)はガイド付シリン
ダと制御システムの論理接続状態を示す模式図、図5は
光コネクタ前処理装置で用いるパルスモータ駆動回路の
論理接続図である。
【0039】図1および図6に示すように、光コネクタ
前処理装置Aは、前記光コード16を把持する把持機構
としてのフェルール把持機構1502および光コード把
持機構1503を有するパレット15と、このパレット
15を間欠的に搬送する第1搬送機構830と、この第
1搬送機構830の対面する位置に配置される第2搬送
機構831と、前記両搬送機構830,831の一端に
隣接して配置される第1移動機構832と、この第1移
動機構832に対面する位置で、前記両搬送機構83
0,831の他端に隣接して配置される第2移動機構8
33と、前記両搬送機構830,831および前記両移
動機構832,833により囲まれる位置で、前記第1
搬送機構830の搬送方向に沿って配置され、前記光コ
ードに光コネクタを取り付ける各作業ユニット2〜7,
9および操作ステーション1とを備えている。
前処理装置Aは、前記光コード16を把持する把持機構
としてのフェルール把持機構1502および光コード把
持機構1503を有するパレット15と、このパレット
15を間欠的に搬送する第1搬送機構830と、この第
1搬送機構830の対面する位置に配置される第2搬送
機構831と、前記両搬送機構830,831の一端に
隣接して配置される第1移動機構832と、この第1移
動機構832に対面する位置で、前記両搬送機構83
0,831の他端に隣接して配置される第2移動機構8
33と、前記両搬送機構830,831および前記両移
動機構832,833により囲まれる位置で、前記第1
搬送機構830の搬送方向に沿って配置され、前記光コ
ードに光コネクタを取り付ける各作業ユニット2〜7,
9および操作ステーション1とを備えている。
【0040】光コネクタ前処理装置Aの各作業ユニット
は、第1搬送機構830の搬送ライン830Aにおける
上流側から、外皮切断ユニット2、ケブラ切断ユニット
3、樹脂心線切断ユニット4、光ファイバ切断ユニット
9、清掃ユニット5、挿入ユニット6、接着剤仮硬化ユ
ニット7の順に配置されている。
は、第1搬送機構830の搬送ライン830Aにおける
上流側から、外皮切断ユニット2、ケブラ切断ユニット
3、樹脂心線切断ユニット4、光ファイバ切断ユニット
9、清掃ユニット5、挿入ユニット6、接着剤仮硬化ユ
ニット7の順に配置されている。
【0041】光コネクタ前処理装置Aの各作業ユニット
2〜7,9および両搬送機構830,831ならびに両
移動機構832,833等の駆動系の制御システムにつ
いてはじめに説明する。図2に示すように、制御システ
ムは、自動機用コントローラ20、各エアバルブ群21
〜34、各センサ群41〜54、自動機用コントローラ
20と、各エアバルブ群21〜34および各センサ群4
1〜54の出力線群61、入力線群62等を備えてい
る。
2〜7,9および両搬送機構830,831ならびに両
移動機構832,833等の駆動系の制御システムにつ
いてはじめに説明する。図2に示すように、制御システ
ムは、自動機用コントローラ20、各エアバルブ群21
〜34、各センサ群41〜54、自動機用コントローラ
20と、各エアバルブ群21〜34および各センサ群4
1〜54の出力線群61、入力線群62等を備えてい
る。
【0042】なお、21は操作ステーションアクチュエ
ータ用エアバルブ群、22は外皮切断ユニットアクチュ
エータ用エアバルブ群、23はケブラ切断ユニットアク
チュエータ用エアバルブ群、24は樹脂心線切断ユニッ
トアクチュエータ用エアバルブ群、25は清掃ユニット
アクチュエータ用エアバルブ群、26は挿入ユニットア
クチュエータ用エアバルブ群、27は接着剤硬化ユニッ
トアクチュエータ用エアバルブ群、28は第1搬送機構
アクチュエータ用エアバルブ群、29は第1移動機構ア
クチュエータ用エアバルブ群、30は第2搬送機構アク
チュエータ用エアバルブ群、31は第2移動機構アクチ
ュエータ用エアバルブ群、32は光ファイバ切断ユニッ
トアクチュエータ用エアバルブ群、33、34は予備の
アクチュエータ用エアバルブ群である。なお、各バルブ
群21〜34は、各ドライバという場合がある。
ータ用エアバルブ群、22は外皮切断ユニットアクチュ
エータ用エアバルブ群、23はケブラ切断ユニットアク
チュエータ用エアバルブ群、24は樹脂心線切断ユニッ
トアクチュエータ用エアバルブ群、25は清掃ユニット
アクチュエータ用エアバルブ群、26は挿入ユニットア
クチュエータ用エアバルブ群、27は接着剤硬化ユニッ
トアクチュエータ用エアバルブ群、28は第1搬送機構
アクチュエータ用エアバルブ群、29は第1移動機構ア
クチュエータ用エアバルブ群、30は第2搬送機構アク
チュエータ用エアバルブ群、31は第2移動機構アクチ
ュエータ用エアバルブ群、32は光ファイバ切断ユニッ
トアクチュエータ用エアバルブ群、33、34は予備の
アクチュエータ用エアバルブ群である。なお、各バルブ
群21〜34は、各ドライバという場合がある。
【0043】また、41は操作ステーションアクチュエ
ータ用センサ群、42は外皮切断ユニットアクチュエー
タ用センサ群、43はケブラ切断ユニットアクチュエー
タ用センサ群、44は樹脂心線切断ユニットアクチュエ
ータ用センサ群、45は清掃ユニットアクチュエータ用
センサ群、46は挿入ユニットアクチュエータ用センサ
群、47は接着剤硬化ユニットアクチュエータ用センサ
群、48は第1搬送機構アクチュエータ用センサ群、4
9は第1移動機構アクチュエータ用センサ群、50は第
2搬送機構アクチュエータ用センサ群、51は第2移動
機構アクチュエータ用センサ群、52は光ファイバ切断
ユニットアクチュエータ用センサ群、53から54は予
備のアクチュエータ用センサ群である。
ータ用センサ群、42は外皮切断ユニットアクチュエー
タ用センサ群、43はケブラ切断ユニットアクチュエー
タ用センサ群、44は樹脂心線切断ユニットアクチュエ
ータ用センサ群、45は清掃ユニットアクチュエータ用
センサ群、46は挿入ユニットアクチュエータ用センサ
群、47は接着剤硬化ユニットアクチュエータ用センサ
群、48は第1搬送機構アクチュエータ用センサ群、4
9は第1移動機構アクチュエータ用センサ群、50は第
2搬送機構アクチュエータ用センサ群、51は第2移動
機構アクチュエータ用センサ群、52は光ファイバ切断
ユニットアクチュエータ用センサ群、53から54は予
備のアクチュエータ用センサ群である。
【0044】光コネクタ前処理装置Aは、ここでは、そ
の一例として図3に示すガイド付シリンダ100(20
6…)を使用して各作業ユニットなどに用いられる所定
機構においての各作業部位の動作を行っている。このガ
イド付シリンダ100を用いることにより、例えばガイ
ド付シリンダ100に取り付けてある各ハンド(例えば
206等)または直進ガイド208等(図9参照)の対
象物への位置決めを調整ネジ1013、1014で、ま
た、各ハンドの移動速度を絞り1007、1008で調
整している。
の一例として図3に示すガイド付シリンダ100(20
6…)を使用して各作業ユニットなどに用いられる所定
機構においての各作業部位の動作を行っている。このガ
イド付シリンダ100を用いることにより、例えばガイ
ド付シリンダ100に取り付けてある各ハンド(例えば
206等)または直進ガイド208等(図9参照)の対
象物への位置決めを調整ネジ1013、1014で、ま
た、各ハンドの移動速度を絞り1007、1008で調
整している。
【0045】図3に示すように、ガイド付シリンダ10
0は、シリンダベース1000、スライダ1001、シ
リンダ1002、ピストン1003、ロッド棒100
4、左ホース継手1005、右ホース継手1006、左
絞り1007、右絞り1008、左ホールセンサ100
9、右ホールセンサ1010、マグネット1011、調
整ブロック1012、左調整ネジ1013、右調整ネジ
1014、ストッパ1015を備えている。
0は、シリンダベース1000、スライダ1001、シ
リンダ1002、ピストン1003、ロッド棒100
4、左ホース継手1005、右ホース継手1006、左
絞り1007、右絞り1008、左ホールセンサ100
9、右ホールセンサ1010、マグネット1011、調
整ブロック1012、左調整ネジ1013、右調整ネジ
1014、ストッパ1015を備えている。
【0046】このガイド付シリンダ100は、そのシリ
ンダ1002に対して、両ホース継手1005、100
6が空気穴を介して接続されており、左ホース継手10
05から圧縮空気を供給するとシリンダ1002内のピ
ストン1003の左壁面に圧力を受けてピストン100
3を右方に移動させる。この時右ホース継手1006が
大気に接続されていると、シリンダ1002内右室の空
気が排気されて移動動作が速やかに行われる。
ンダ1002に対して、両ホース継手1005、100
6が空気穴を介して接続されており、左ホース継手10
05から圧縮空気を供給するとシリンダ1002内のピ
ストン1003の左壁面に圧力を受けてピストン100
3を右方に移動させる。この時右ホース継手1006が
大気に接続されていると、シリンダ1002内右室の空
気が排気されて移動動作が速やかに行われる。
【0047】そして、ピストン1003が右方向に移動
するとピストン1003に直結されたロッド棒1004
およびロッド棒1004にネジ固定されたスライダ10
01も右方向に移動する。さらに移動が進むとスライダ
1001にネジ固定されたストッパ1015が、右調整
ネジ1014に当接して移動は停止する。
するとピストン1003に直結されたロッド棒1004
およびロッド棒1004にネジ固定されたスライダ10
01も右方向に移動する。さらに移動が進むとスライダ
1001にネジ固定されたストッパ1015が、右調整
ネジ1014に当接して移動は停止する。
【0048】したがって、このガイド付シリンダ100
は、右調整ネジ1014を回転させることにより右方向
の位置決めを調整できる。スライダ1001の移動と共
にスライダ1001に取り付けられたマグネット101
1が右側に移動し、やがて右ホールセンサ1010でス
ライダ1001も右端に移動したことが検出される。
は、右調整ネジ1014を回転させることにより右方向
の位置決めを調整できる。スライダ1001の移動と共
にスライダ1001に取り付けられたマグネット101
1が右側に移動し、やがて右ホールセンサ1010でス
ライダ1001も右端に移動したことが検出される。
【0049】前記の動作は、逆に右ホース継手1006
から圧縮空気を供給すると、スライダ1001が左方向
に移動し、ストッパ1015が右調整ネジ1013で設
定された停止位置に停止して右ホールセンサ1009が
動作する。
から圧縮空気を供給すると、スライダ1001が左方向
に移動し、ストッパ1015が右調整ネジ1013で設
定された停止位置に停止して右ホールセンサ1009が
動作する。
【0050】一方、シリンダベース1000にはレール
(図示せず)が、スライダ1001にはレールを包むベ
アリング(図示せず)が埋め込まれているので、スライ
ダ1001の直進動作は滑らかにかつ正確に行われる。
さらに左右ホース継手1005,1006に取り付けて
ある両絞り1007、1008により、そのホース継手
1005,1006からシリンダ1002内へ流れる圧
縮空気量を調整できるので、ある程度のスライダの移動
速度を調整できる。
(図示せず)が、スライダ1001にはレールを包むベ
アリング(図示せず)が埋め込まれているので、スライ
ダ1001の直進動作は滑らかにかつ正確に行われる。
さらに左右ホース継手1005,1006に取り付けて
ある両絞り1007、1008により、そのホース継手
1005,1006からシリンダ1002内へ流れる圧
縮空気量を調整できるので、ある程度のスライダの移動
速度を調整できる。
【0051】つぎに、ガイド付シリンダと制御システム
との論理接続状態について図4(a),(b)を参照し
て説明する。なお、物理的接続に関しては各部品を製造
販売している製造メーカに依存しているため種々異な
り、この種業者には公知の技術なのでここではその説明
を省略する。また、ここでは、結線用端子盤1048に
対しての入出力による制御について一例として説明す
る。
との論理接続状態について図4(a),(b)を参照し
て説明する。なお、物理的接続に関しては各部品を製造
販売している製造メーカに依存しているため種々異な
り、この種業者には公知の技術なのでここではその説明
を省略する。また、ここでは、結線用端子盤1048に
対しての入出力による制御について一例として説明す
る。
【0052】図4に示すように、ガイド付シリンダ10
0を制御する制御機構200は、電磁弁1044、第1
のピストン1040、第2のピストン1041、ホース
継手圧力1042、ホース継手大気1043、エアバル
ブ結線1045、センサ1結線1046、センサ2結線
1047、結線用端子盤1048、第1、第2のピスト
ン1040,1041を駆動するソレノイド1050を
備えている。
0を制御する制御機構200は、電磁弁1044、第1
のピストン1040、第2のピストン1041、ホース
継手圧力1042、ホース継手大気1043、エアバル
ブ結線1045、センサ1結線1046、センサ2結線
1047、結線用端子盤1048、第1、第2のピスト
ン1040,1041を駆動するソレノイド1050を
備えている。
【0053】図4および図2に示すように、制御機構2
00において第1、第2のピストン1040,1041
を駆動するソレノイド1050は、お互いが逆相にエア
バルブ結線1045に接続されているので、第1、第2
のピストン1040,1041の移動方向は逆相とな
る。すなわち、ガイド付シリンダ100のスライダ10
01を左方に移動させるためには、自動機用コントロー
ラ20から出力線群61を介してエアバルブ結線104
5に電流を流すことで、ソレノイド1050が、第1の
ピストン1040を左方に、第2のピストン1041を
右方に移動させる(第4(a)図参照)。
00において第1、第2のピストン1040,1041
を駆動するソレノイド1050は、お互いが逆相にエア
バルブ結線1045に接続されているので、第1、第2
のピストン1040,1041の移動方向は逆相とな
る。すなわち、ガイド付シリンダ100のスライダ10
01を左方に移動させるためには、自動機用コントロー
ラ20から出力線群61を介してエアバルブ結線104
5に電流を流すことで、ソレノイド1050が、第1の
ピストン1040を左方に、第2のピストン1041を
右方に移動させる(第4(a)図参照)。
【0054】このとき、第1のピストン1040側に
は、圧縮空気が接続されているので、この圧縮空気は第
2のピストン穴を介して右ホース継手1006に供給さ
れる。この圧縮空気によってスライダ1001が左方向
に左調整ネジ1013にぶつかるまで移動する。この移
動により左ホールセンサ1009下にマグネット101
1が位置決めされるので、このマグネット1011の発
生する磁界により左ホールセンサ1009に電流が流
れ、流れた電流はセンサ2結線1047、入力線群62
を介して自動機用コントローラ20に取り込まれて、位
置決め完了を認識させている。
は、圧縮空気が接続されているので、この圧縮空気は第
2のピストン穴を介して右ホース継手1006に供給さ
れる。この圧縮空気によってスライダ1001が左方向
に左調整ネジ1013にぶつかるまで移動する。この移
動により左ホールセンサ1009下にマグネット101
1が位置決めされるので、このマグネット1011の発
生する磁界により左ホールセンサ1009に電流が流
れ、流れた電流はセンサ2結線1047、入力線群62
を介して自動機用コントローラ20に取り込まれて、位
置決め完了を認識させている。
【0055】また、前記とは逆に、ガイド付シリンダ1
00のスライダ1001を右方向に移動させるために
は、自動機用コントローラ20から出力線群61を介し
てエアバルブ結線1045の電流を遮断して、ソレノイ
ド1050により第1のピストン1040を右方に、第
2のピストン1041を左方に移動させる(第4(b)
図参照)。そのため、第1のピストン1040側には圧
縮空気が接続されているので、この圧縮空気は第2のピ
ストン穴を介して左ホース継手1005に供給される。
この圧縮空気によってスライダ1001が右方向に右調
整ネジ1014にぶつかるまで移動する。
00のスライダ1001を右方向に移動させるために
は、自動機用コントローラ20から出力線群61を介し
てエアバルブ結線1045の電流を遮断して、ソレノイ
ド1050により第1のピストン1040を右方に、第
2のピストン1041を左方に移動させる(第4(b)
図参照)。そのため、第1のピストン1040側には圧
縮空気が接続されているので、この圧縮空気は第2のピ
ストン穴を介して左ホース継手1005に供給される。
この圧縮空気によってスライダ1001が右方向に右調
整ネジ1014にぶつかるまで移動する。
【0056】したがって、このスライダ1001の右方
向の移動により、右ホールセンサ1010下にマグネッ
ト1011が位置決めされるので、このマグネット10
11の発生する磁界により右ホールセンサ1010に電
流が流れ、流れた電流はセンサ1結線1046、入力線
群62を介して自動機用コントローラ20に取りこま
れ、位置決め完了を認識させている。
向の移動により、右ホールセンサ1010下にマグネッ
ト1011が位置決めされるので、このマグネット10
11の発生する磁界により右ホールセンサ1010に電
流が流れ、流れた電流はセンサ1結線1046、入力線
群62を介して自動機用コントローラ20に取りこま
れ、位置決め完了を認識させている。
【0057】前記した電磁弁の自動機用コントローラ2
0による切替えにより、後記する光コネクタ前処理装置
Aの動作の説明で「ガイド付シリンダを下降させる」、
「ガイド付シリンダを上昇させる」、「エアシリンダを
開閉する」等の動作を行う。ただし、ガイド付シリンダ
を上下動させるためには、ガイド付シリンダ100を垂
直に設置することはいうまでも無い。
0による切替えにより、後記する光コネクタ前処理装置
Aの動作の説明で「ガイド付シリンダを下降させる」、
「ガイド付シリンダを上昇させる」、「エアシリンダを
開閉する」等の動作を行う。ただし、ガイド付シリンダ
を上下動させるためには、ガイド付シリンダ100を垂
直に設置することはいうまでも無い。
【0058】つぎに、図5を参照して光コネクタ前処理
装置Aの各構成に使用されるパルスモータの動作説明を
する。なお、後記する光コネクタ前処理装置Aの動作の
説明において、「パルスモータに駆動されたボールネジ
によって」等の表記を用いる。なお、物理的接続に関し
ては各部品を製造販売している製造メーカに依存してい
るため種々異なり、この種業者には公知の技術なのでこ
こでは説明を省略する。
装置Aの各構成に使用されるパルスモータの動作説明を
する。なお、後記する光コネクタ前処理装置Aの動作の
説明において、「パルスモータに駆動されたボールネジ
によって」等の表記を用いる。なお、物理的接続に関し
ては各部品を製造販売している製造メーカに依存してい
るため種々異なり、この種業者には公知の技術なのでこ
こでは説明を省略する。
【0059】図5および図2に示すように、パルスモー
タの回転角をコントロールするパルスモータコントロー
ラは、出力線群61、入力線群62を介して制御システ
ムの自動機用コントローラ20に接続されており、その
出力はパルスモータMに接続されている。そして、パル
スモータコントローラ内には、ポイントデータレジスタ
があり、複数個のポイントデータが蓄積されている。こ
のポイントデータは、移動距離データと速度データから
なり、その内容は原点位置からの距離とその位置に移動
する時の最大速度である。
タの回転角をコントロールするパルスモータコントロー
ラは、出力線群61、入力線群62を介して制御システ
ムの自動機用コントローラ20に接続されており、その
出力はパルスモータMに接続されている。そして、パル
スモータコントローラ内には、ポイントデータレジスタ
があり、複数個のポイントデータが蓄積されている。こ
のポイントデータは、移動距離データと速度データから
なり、その内容は原点位置からの距離とその位置に移動
する時の最大速度である。
【0060】いま、ポイントデータレジスタ2番に記憶
されている位置にパルスモータMを回転させるために
は、自動機用コントローラ20に接続されている出力線
群61、パルスモータコントローラ出力を介して、パル
スモータコントローラに2番の情報を伝達する。この情
報を受け取ったパルスモータコントローラはポイントデ
ータレジスタから2番のデータを取り出して現在位置カ
ウンタに蓄積してある現在位置との差の距離を算出し、
結果を減算カウンタにセットする。
されている位置にパルスモータMを回転させるために
は、自動機用コントローラ20に接続されている出力線
群61、パルスモータコントローラ出力を介して、パル
スモータコントローラに2番の情報を伝達する。この情
報を受け取ったパルスモータコントローラはポイントデ
ータレジスタから2番のデータを取り出して現在位置カ
ウンタに蓄積してある現在位置との差の距離を算出し、
結果を減算カウンタにセットする。
【0061】一方、クロック回路には速度2のデータが
転送される。一般に、パルスモータの回転速度はクロッ
クパルスの周期に逆比例するので、クロック回路は受け
取った速度データからクロック周期を算出する。そし
て、自動機用コントローラ20からスタート命令を受信
すると、パルスモータコントローラはクロック回路の動
作を開始する。このクロック回路は、回転磁界発生回
路、現在位置カウンタおよび減算カウンタを励起する。
転送される。一般に、パルスモータの回転速度はクロッ
クパルスの周期に逆比例するので、クロック回路は受け
取った速度データからクロック周期を算出する。そし
て、自動機用コントローラ20からスタート命令を受信
すると、パルスモータコントローラはクロック回路の動
作を開始する。このクロック回路は、回転磁界発生回
路、現在位置カウンタおよび減算カウンタを励起する。
【0062】したがって、クロック回路に励起された回
転磁界発生回路は駆動電流を流してパルスモータを回転
させる。また、このクロック回路は回転角に同期して現
在位置カウンタの内容を更新する。さらに、このクロッ
ク回路は、回転角に同期して減算カウンタを減算するの
で、目的位置に回転し終わった時にその内容は零にな
る。
転磁界発生回路は駆動電流を流してパルスモータを回転
させる。また、このクロック回路は回転角に同期して現
在位置カウンタの内容を更新する。さらに、このクロッ
ク回路は、回転角に同期して減算カウンタを減算するの
で、目的位置に回転し終わった時にその内容は零にな
る。
【0063】零検出回路は、減算カウンタの内容が零に
なったか否かを常に監視しており、零になった瞬間にパ
ルスモータコントローラ入力、入力線群62を介して自
動機用コントローラ20に動作完了を伝達する。また、
原点位置検出器はパルスモータに駆動されている機構系
が、原点を通過する毎に原点位置カウンタを零にセット
する。さらにマイクロプロセッサで構成された制御回路
はポイントデータレジスタから減算カウンタヘのデータ
の転送やクロック回路の周期の決定、自動機用コントロ
ーラとのデータの送受信を行う。
なったか否かを常に監視しており、零になった瞬間にパ
ルスモータコントローラ入力、入力線群62を介して自
動機用コントローラ20に動作完了を伝達する。また、
原点位置検出器はパルスモータに駆動されている機構系
が、原点を通過する毎に原点位置カウンタを零にセット
する。さらにマイクロプロセッサで構成された制御回路
はポイントデータレジスタから減算カウンタヘのデータ
の転送やクロック回路の周期の決定、自動機用コントロ
ーラとのデータの送受信を行う。
【0064】以上説明したようにして、光コネクタ前処
理装置Aの各機構の可動部分についてパルスモータによ
り作動するようにしている。そして、ポイントデータレ
ジスタを複数用意して適宜切り替えることで、製造パラ
メータを変更できるため、他の必要なデータと合わせ
て、光コードおよび光ファイバの径、光コネクタ(フェ
ルール)の種類に対応することが可能となる。
理装置Aの各機構の可動部分についてパルスモータによ
り作動するようにしている。そして、ポイントデータレ
ジスタを複数用意して適宜切り替えることで、製造パラ
メータを変更できるため、他の必要なデータと合わせ
て、光コードおよび光ファイバの径、光コネクタ(フェ
ルール)の種類に対応することが可能となる。
【0065】〔各作業ユニットの説明〕つぎに、光コネ
クタ前処理装置Aの操作ステーション1、各作業ユニッ
ト2〜7,9および両搬送機構830,831ならびに
両移動機構832,833について個々に説明する。な
お、ここで説明する各作業ユニット2〜6は既存品であ
ってもよい。すなわち、これから説明する各作業ユニッ
トと異なる形態のユニットを使用したシステム構成に対
しても、本発明の有効性は損なわれない事はいうまでも
ない。
クタ前処理装置Aの操作ステーション1、各作業ユニッ
ト2〜7,9および両搬送機構830,831ならびに
両移動機構832,833について個々に説明する。な
お、ここで説明する各作業ユニット2〜6は既存品であ
ってもよい。すなわち、これから説明する各作業ユニッ
トと異なる形態のユニットを使用したシステム構成に対
しても、本発明の有効性は損なわれない事はいうまでも
ない。
【0066】詳細な説明に先立ってここでは座標系を以
下のように定義しておく。 X軸:パレット15の搬送方向(図22で示す矢印
a1、a3、a5) Y軸:重力(上下)方向 Z軸:各作業ユニット2〜6,9が光コードに向かって
進む方向
下のように定義しておく。 X軸:パレット15の搬送方向(図22で示す矢印
a1、a3、a5) Y軸:重力(上下)方向 Z軸:各作業ユニット2〜6,9が光コードに向かって
進む方向
【0067】光コネクタ前処理装置Aを構成して良好な
効果を発揮するため、使用する各作業ユニット2〜7,
9には、その各作業ユニット2〜7,9を有機的に結合
するために以下に示す機能を有することを前提とする。 (1)多種の光コネクタの製造が可能なように、操作ス
テーション1から製造パラメータを調整できるように書
き替え可能な番地付き製造パラメータ用テーブルとその
製造パラメータ用テーブルに設定されたパラメータに従
って製造条件を自立的に変更できる機能。
効果を発揮するため、使用する各作業ユニット2〜7,
9には、その各作業ユニット2〜7,9を有機的に結合
するために以下に示す機能を有することを前提とする。 (1)多種の光コネクタの製造が可能なように、操作ス
テーション1から製造パラメータを調整できるように書
き替え可能な番地付き製造パラメータ用テーブルとその
製造パラメータ用テーブルに設定されたパラメータに従
って製造条件を自立的に変更できる機能。
【0068】(2)多様な作業ユニット2〜7,9およ
び各搬送機構830,831、各移動機構832,83
3で発生する多様な障害情報を操作ステーションで吸い
上げ、故障個所を表示装置に表示できる機能。 (3)第1搬送機構830からの動作開始信号と正規の
位置に処理部材が位置付けられたことを検出した時点で
処理動作を開始し、所定の処理が正常に終了した時点で
操作ステーションに処理正常終了信号を発生できる機
能。
び各搬送機構830,831、各移動機構832,83
3で発生する多様な障害情報を操作ステーションで吸い
上げ、故障個所を表示装置に表示できる機能。 (3)第1搬送機構830からの動作開始信号と正規の
位置に処理部材が位置付けられたことを検出した時点で
処理動作を開始し、所定の処理が正常に終了した時点で
操作ステーションに処理正常終了信号を発生できる機
能。
【0069】(4)全作業ユニット2〜7,9からの処
理正常終了信号を受信した時点でパレット搬送動作を開
始すると同時に各作業ユニット2〜7,9に対してパレ
ット搬送中の信号を送出する機能(操作ステーション1
にのみ必要)。 (5)所定の時間内に全作業ユニット2〜7,9からの
処理正常終了信号を受信できなかった時点で、オペレー
タS(図22参照)にシステム異常を伝達するために表
示装置112に異常個所を表示する機能(操作ステーシ
ョン1にのみ必要)。
理正常終了信号を受信した時点でパレット搬送動作を開
始すると同時に各作業ユニット2〜7,9に対してパレ
ット搬送中の信号を送出する機能(操作ステーション1
にのみ必要)。 (5)所定の時間内に全作業ユニット2〜7,9からの
処理正常終了信号を受信できなかった時点で、オペレー
タS(図22参照)にシステム異常を伝達するために表
示装置112に異常個所を表示する機能(操作ステーシ
ョン1にのみ必要)。
【0070】[パレット]図6は光コネクタ前処理装置
で用いるパレットを示す斜視図、図7(a)、(b)、
(c)、(d)はパレットの動作状態を示す模式図であ
る。図6に示すように、パレット15は、方形の板状体
に、1対の搬送ピン嵌合穴1501が形成されていると
共に、把持機構としての1対のフェルール把持機構15
02および1対の光コード把持機構1503を備えてい
る。そして、両把持機構1502,1503により光コ
ード16の一端側および他端側をそれぞれ2箇所で把持
するように構成されている。
で用いるパレットを示す斜視図、図7(a)、(b)、
(c)、(d)はパレットの動作状態を示す模式図であ
る。図6に示すように、パレット15は、方形の板状体
に、1対の搬送ピン嵌合穴1501が形成されていると
共に、把持機構としての1対のフェルール把持機構15
02および1対の光コード把持機構1503を備えてい
る。そして、両把持機構1502,1503により光コ
ード16の一端側および他端側をそれぞれ2箇所で把持
するように構成されている。
【0071】フェルール把持機構1502は、図7に示
すように、光コード16またはフェルール613(図1
7参照)を把持するための左右のチャック1512と、
このチャック1512の下端側に設けた押動片1520
と、この押動片1520を押動することでチャック15
12が開口する方向に作動するように設けたヒンジ15
10と、チャック1512が閉鎖する方向に付勢する付
勢部材としてのコイルスプリング1511とを備えてい
る。なお、チャック1512は、その少なくとも一方に
V溝が形成されている。
すように、光コード16またはフェルール613(図1
7参照)を把持するための左右のチャック1512と、
このチャック1512の下端側に設けた押動片1520
と、この押動片1520を押動することでチャック15
12が開口する方向に作動するように設けたヒンジ15
10と、チャック1512が閉鎖する方向に付勢する付
勢部材としてのコイルスプリング1511とを備えてい
る。なお、チャック1512は、その少なくとも一方に
V溝が形成されている。
【0072】また、光コード把持機構1503は、光コ
ード16を把持するための左右のチャック1515と、
このチャック1515の下端側に設けた押動片1521
と、この押動片1521を押動することでチャック15
15が開口する方向に作動するように設けたヒンジ15
14と、チャック1515が閉鎖する方向に付勢する付
勢部材としてのコイルスプリング1513とを備えてい
る。
ード16を把持するための左右のチャック1515と、
このチャック1515の下端側に設けた押動片1521
と、この押動片1521を押動することでチャック15
15が開口する方向に作動するように設けたヒンジ15
14と、チャック1515が閉鎖する方向に付勢する付
勢部材としてのコイルスプリング1513とを備えてい
る。
【0073】図1および図6、図7に示すように、この
パレット15は、第1搬送機構830の保持手段として
の搬送ピン820に、その搬送ピン嵌合穴1501が着
脱自在に嵌合され、また、フェルール把持機構1502
および光コード把持機構1503が、操作ステーション
1(図1参照)の前方位置に配置された送り竿801に
埋め込んであるフェルール把持機構開閉ピン(押動部)
821および光コード把持機構開閉ピン(押動部)82
2(図6参照)によって、各押動片1520,1521
が押し上げられることにより、チャック1512および
1515が開くように構成されている。また、フェルー
ル把持機構のチャック1512はV溝方式を採用してい
るので、光コード16およびフェルール613を正確に
把持することができる。
パレット15は、第1搬送機構830の保持手段として
の搬送ピン820に、その搬送ピン嵌合穴1501が着
脱自在に嵌合され、また、フェルール把持機構1502
および光コード把持機構1503が、操作ステーション
1(図1参照)の前方位置に配置された送り竿801に
埋め込んであるフェルール把持機構開閉ピン(押動部)
821および光コード把持機構開閉ピン(押動部)82
2(図6参照)によって、各押動片1520,1521
が押し上げられることにより、チャック1512および
1515が開くように構成されている。また、フェルー
ル把持機構のチャック1512はV溝方式を採用してい
るので、光コード16およびフェルール613を正確に
把持することができる。
【0074】[操作ステーション]光コネクタ前処理装
置Aは、その操作ステーション1のタッチパネルからオ
ペレータが作製すべきコネクタ品種、光コード種別、プ
ライマリーコート種別、製造本数等の生産パラメータを
入力すると、第2図に示した自動機用コントローラ20
が、コネクタ品種毎にあらかじめ記憶装置に記憶されて
いる製造パラメータテーブルを参照して各作業ユニット
毎のドライバ(各エアバルブ群)21〜27へ出力線群
61を介して製造パラメータを伝達している。
置Aは、その操作ステーション1のタッチパネルからオ
ペレータが作製すべきコネクタ品種、光コード種別、プ
ライマリーコート種別、製造本数等の生産パラメータを
入力すると、第2図に示した自動機用コントローラ20
が、コネクタ品種毎にあらかじめ記憶装置に記憶されて
いる製造パラメータテーブルを参照して各作業ユニット
毎のドライバ(各エアバルブ群)21〜27へ出力線群
61を介して製造パラメータを伝達している。
【0075】図1および図6に示すように、操作ステー
ション1は、パイロットランプ101、タッチパネルボ
ックス102、開閉ピン引込みスイッチ103、開閉ピ
ン押上げスイッチ104、フェルール把持機構開閉ピン
821、光コード把持機構開閉ピン822、把持機構開
閉シリンダ107、電源ランプ110、電源スイッチ1
11と、タッチパネルである表示装置112とを備えて
いる。なお、両開閉ピン821,822および把持機構
開閉シリンダ107は、後記する挿入ユニット6の対面
する位置にも配置されている。
ション1は、パイロットランプ101、タッチパネルボ
ックス102、開閉ピン引込みスイッチ103、開閉ピ
ン押上げスイッチ104、フェルール把持機構開閉ピン
821、光コード把持機構開閉ピン822、把持機構開
閉シリンダ107、電源ランプ110、電源スイッチ1
11と、タッチパネルである表示装置112とを備えて
いる。なお、両開閉ピン821,822および把持機構
開閉シリンダ107は、後記する挿入ユニット6の対面
する位置にも配置されている。
【0076】そのため、操作ステーション1はつぎのよ
うな操作を行うことで、パレット15に光コード16を
把持させている。なお、操作ステーション1の位置に搬
送されてくるパレット15は、すでに各工程が終了して
フェルール613(図17参照)を取り付けた光コード
をオペレータS(図22参照)によって取り除かれる作
業も行われる。
うな操作を行うことで、パレット15に光コード16を
把持させている。なお、操作ステーション1の位置に搬
送されてくるパレット15は、すでに各工程が終了して
フェルール613(図17参照)を取り付けた光コード
をオペレータS(図22参照)によって取り除かれる作
業も行われる。
【0077】はじめに、図1および図6に示すように、
光コード16を各チャック中央に位置決めして開閉ピン
引込みスイッチ103を踏み込む。毎回の踏み込みによ
り、自動機用コントローラ20により出力線群61(図
2参照)を介してフェルール把持機構開閉ピン821お
よび光コード把持機構開閉ピン822を把持機構開閉シ
リンダ107により作動させ、上昇させて押動片152
0,1521を順次押し上げ、チャック1512,15
15を開口させた後、順次引き下げられるので、コイル
スプリング1511,1513によって引っ張られてい
るチャック1512,1515は光コード16を挟みこ
みながら閉じる(図7参照)。
光コード16を各チャック中央に位置決めして開閉ピン
引込みスイッチ103を踏み込む。毎回の踏み込みによ
り、自動機用コントローラ20により出力線群61(図
2参照)を介してフェルール把持機構開閉ピン821お
よび光コード把持機構開閉ピン822を把持機構開閉シ
リンダ107により作動させ、上昇させて押動片152
0,1521を順次押し上げ、チャック1512,15
15を開口させた後、順次引き下げられるので、コイル
スプリング1511,1513によって引っ張られてい
るチャック1512,1515は光コード16を挟みこ
みながら閉じる(図7参照)。
【0078】光コードのパレットヘの設置が不完全な場
合は、開閉ピン押上げスイッチ104を踏み込むと開閉
ピンが再び押し上げられ、チャック1512,1515
が開くので、光コード16を当該チャック1512,1
515に再設定して、開閉ピン引込みスイッチ103を
踏み込む。
合は、開閉ピン押上げスイッチ104を踏み込むと開閉
ピンが再び押し上げられ、チャック1512,1515
が開くので、光コード16を当該チャック1512,1
515に再設定して、開閉ピン引込みスイッチ103を
踏み込む。
【0079】左右各個所のチャック1512,1515
を閉じるために4回開閉ピン引込みスイッチ103を踏
み込んだ後、セット完了を自動機用コントローラ20に
伝達するために5回目の開閉ピン引込みスイッチ103
の踏み込みを行う。この5回目の踏み込み信号はパレッ
ト群の前進動作の契機となっている。
を閉じるために4回開閉ピン引込みスイッチ103を踏
み込んだ後、セット完了を自動機用コントローラ20に
伝達するために5回目の開閉ピン引込みスイッチ103
の踏み込みを行う。この5回目の踏み込み信号はパレッ
ト群の前進動作の契機となっている。
【0080】なお、オペレータS(図22参照)の光コ
ード16の取り出し、新たな光コード16の設定時間が
他の作業ユニット2〜7,9の動作時間より短い時に
は、各作業ユニット2〜7,9の動作完了以後に第1搬
送機構830はパレット群を前進させる。また、オペレ
ータS(図22参照)の光コード16の取り出し、新た
な光コード16の設定時間が他の作業ユニット2〜7,
9の動作時間より長い時には5回目の踏み込み信号を待
って、第1搬送機構830はパレット群を前進させる。
ード16の取り出し、新たな光コード16の設定時間が
他の作業ユニット2〜7,9の動作時間より短い時に
は、各作業ユニット2〜7,9の動作完了以後に第1搬
送機構830はパレット群を前進させる。また、オペレ
ータS(図22参照)の光コード16の取り出し、新た
な光コード16の設定時間が他の作業ユニット2〜7,
9の動作時間より長い時には5回目の踏み込み信号を待
って、第1搬送機構830はパレット群を前進させる。
【0081】また、図1、図2および図6に示すよう
に、操作ステーション1前の第1搬送機構830にすで
に全ての工程を終了した光コード16を把持するパレッ
ト15が搬送されると、自動機用コントローラ20は、
出力線群61を介して操作ステーション1に設置してあ
るフェルール把持機構開閉ピン822(4個)および光
コード把持機構開閉ピン821(2個)を駆動するエア
バルブ21(図2参照)に押し上げ信号を伝達し、前記
したと同様にして、両把持機構1502,1503のチ
ャック1512,1515を開口させる。そのため、オ
ペレータS(図22参照)は、フェルール613を取り
付けた光コード16をパレット15から取り出す。それ
と共に、新たな光コード16を、両把持機構1502,
1503に把持させて、開閉ピン引込みスイッチ103
をオペレータS(図22参照)が踏み込み、5回目の踏
み込み信号を待って、第1搬送機構830はパレット群
を前進させる。
に、操作ステーション1前の第1搬送機構830にすで
に全ての工程を終了した光コード16を把持するパレッ
ト15が搬送されると、自動機用コントローラ20は、
出力線群61を介して操作ステーション1に設置してあ
るフェルール把持機構開閉ピン822(4個)および光
コード把持機構開閉ピン821(2個)を駆動するエア
バルブ21(図2参照)に押し上げ信号を伝達し、前記
したと同様にして、両把持機構1502,1503のチ
ャック1512,1515を開口させる。そのため、オ
ペレータS(図22参照)は、フェルール613を取り
付けた光コード16をパレット15から取り出す。それ
と共に、新たな光コード16を、両把持機構1502,
1503に把持させて、開閉ピン引込みスイッチ103
をオペレータS(図22参照)が踏み込み、5回目の踏
み込み信号を待って、第1搬送機構830はパレット群
を前進させる。
【0082】[搬送機構]図22は光コネクタ前処理装
置におけるパレットの搬送経路を説明するための模式図
である。図1、図6および図22に示すように、パレッ
ト15に把持された光コード16は、第1搬送機構83
0、第1移動機構832、第2搬送機構831、およ
び、第2移動機構833により各作業ユニット2〜7,
9および加熱機構890により各工程を経ながら間欠的
に搬送されて行く。
置におけるパレットの搬送経路を説明するための模式図
である。図1、図6および図22に示すように、パレッ
ト15に把持された光コード16は、第1搬送機構83
0、第1移動機構832、第2搬送機構831、およ
び、第2移動機構833により各作業ユニット2〜7,
9および加熱機構890により各工程を経ながら間欠的
に搬送されて行く。
【0083】図1および図6に示すように、第1搬送機
構830は、動作が簡単で、反復位置決め精度が高くか
つユニット処理時にパレット15を固定できる「送り竿
方式」を搬送機構として用いた場合について説明する。
この第1搬送機構830は、搬送方向に沿って配置され
るハシゴ状の長尺部材に一定間隔で配置された送り竿8
01と、この送り竿801の長尺部材に設けられた1対
の上下シリンダ802と、この上下シリンダ802が取
り付けられたシリンダ取付け板803と、このシリンダ
取付け板803に設けられた直線ガイド804と、この
直線ガイド804に設けられたシリンダ805とを備え
ている。
構830は、動作が簡単で、反復位置決め精度が高くか
つユニット処理時にパレット15を固定できる「送り竿
方式」を搬送機構として用いた場合について説明する。
この第1搬送機構830は、搬送方向に沿って配置され
るハシゴ状の長尺部材に一定間隔で配置された送り竿8
01と、この送り竿801の長尺部材に設けられた1対
の上下シリンダ802と、この上下シリンダ802が取
り付けられたシリンダ取付け板803と、このシリンダ
取付け板803に設けられた直線ガイド804と、この
直線ガイド804に設けられたシリンダ805とを備え
ている。
【0084】図1および図6に示すように、第1搬送機
構830は、パレット15の搬送ピン嵌合穴1501
に、送り竿801に等間隔に配置してある搬送ピン82
0を差し込み、上下シリンダ802を上に押し上げた状
態でシリンダ805を右側に引き込むと、搬送ライン8
30A上の全ての送り竿801は右方向に移動する。そ
のため、搬送ピン嵌合穴1501に搬送ピン820が差
し込まれたパレット15は右方向に移動する。この時の
パレット15の移動量はシリンダ805のストローク長
によって決定できる。
構830は、パレット15の搬送ピン嵌合穴1501
に、送り竿801に等間隔に配置してある搬送ピン82
0を差し込み、上下シリンダ802を上に押し上げた状
態でシリンダ805を右側に引き込むと、搬送ライン8
30A上の全ての送り竿801は右方向に移動する。そ
のため、搬送ピン嵌合穴1501に搬送ピン820が差
し込まれたパレット15は右方向に移動する。この時の
パレット15の移動量はシリンダ805のストローク長
によって決定できる。
【0085】つぎに上下シリンダ802を下方に引き込
むと上下シリンダ802に直結された送り竿801は、
下方に移動し、搬送ピン820はパレット15の搬送ピ
ン嵌合穴1501から引き抜かれる。この状態で右側に
有るシリンダ805を左方向に移動すると直進ガイド8
04に搭載されたシリンダ取付け板803および上下シ
リンダ802は左方向に移動する。この移動量をパレッ
ト15の送りピッチに等しくシリンダの送り量を調整し
ておくと、左側に送られた上下シリンダ802を上方向
に移動すると送り竿801に等間隔に配置された搬送ピ
ン820は、右側に送ったパレット15の左隣のパレッ
ト15の搬送ピン嵌合穴1501に差し込むことができ
る。すなわち、シリンダ805の左右運動と上下シリン
ダ802の上下運動の組み合わせによりパレット15を
左から右方向に一定の送りピッチで間欠的に直線移送で
きる。
むと上下シリンダ802に直結された送り竿801は、
下方に移動し、搬送ピン820はパレット15の搬送ピ
ン嵌合穴1501から引き抜かれる。この状態で右側に
有るシリンダ805を左方向に移動すると直進ガイド8
04に搭載されたシリンダ取付け板803および上下シ
リンダ802は左方向に移動する。この移動量をパレッ
ト15の送りピッチに等しくシリンダの送り量を調整し
ておくと、左側に送られた上下シリンダ802を上方向
に移動すると送り竿801に等間隔に配置された搬送ピ
ン820は、右側に送ったパレット15の左隣のパレッ
ト15の搬送ピン嵌合穴1501に差し込むことができ
る。すなわち、シリンダ805の左右運動と上下シリン
ダ802の上下運動の組み合わせによりパレット15を
左から右方向に一定の送りピッチで間欠的に直線移送で
きる。
【0086】図1および図22に示すように、第1搬送
機構830により搬送ライン830Aの端部まで搬送さ
れたパレット15は、第1移動機構832により第2搬
送機構831に移動させられる。この第1移動機構83
0は、第1パレット受台806、第1ボールネジ80
7、第1パルスモータ808を備えている。この第1移
動機構832は、第1パレット受台806に第1搬送機
構830からパレット15が押し出されて受け取ると、
その第1パレット受台806がパレット15を支持し
て、第1ボールベアリング807および第1パルスモー
タ808により第2搬送機構831まで移動させる。こ
こで、第2搬送機構831側に移動させたパレット15
は、エアシリンダで駆動されるパレット押込み機構80
9により第2搬送機構831の搬送ローラ831a上に
押し込まれる。
機構830により搬送ライン830Aの端部まで搬送さ
れたパレット15は、第1移動機構832により第2搬
送機構831に移動させられる。この第1移動機構83
0は、第1パレット受台806、第1ボールネジ80
7、第1パルスモータ808を備えている。この第1移
動機構832は、第1パレット受台806に第1搬送機
構830からパレット15が押し出されて受け取ると、
その第1パレット受台806がパレット15を支持し
て、第1ボールベアリング807および第1パルスモー
タ808により第2搬送機構831まで移動させる。こ
こで、第2搬送機構831側に移動させたパレット15
は、エアシリンダで駆動されるパレット押込み機構80
9により第2搬送機構831の搬送ローラ831a上に
押し込まれる。
【0087】図1および図22に示すように、第2搬送
機構831は、パレット15の搬送ライン831Aに沿
って配置された搬送ローラ831aと、この搬送ローラ
上にパレット15を押し込むパレット押込み機構809
と、搬送ライン831Aの両端位置に配置した一対の飛
出し防止機構815と、パレット15に把持している光
コード16のフェルール613を加熱するための加熱機
構890を備えている。なお、加熱機構890の構成は
後記する。
機構831は、パレット15の搬送ライン831Aに沿
って配置された搬送ローラ831aと、この搬送ローラ
上にパレット15を押し込むパレット押込み機構809
と、搬送ライン831Aの両端位置に配置した一対の飛
出し防止機構815と、パレット15に把持している光
コード16のフェルール613を加熱するための加熱機
構890を備えている。なお、加熱機構890の構成は
後記する。
【0088】この第2搬送機構831は、第1移動機構
832がパレット15を移動させてくると、パレット押
込み機構809を作動させ押込み板809aにより搬送
ライン831A上にパレット15を押し込むことでその
パレット15を受け取る。このとき、搬送ライン831
Aの一端である入口側では、飛出し防止機構815とし
ての永久磁石を設置しているため、その上空あるいは前
部にあるパレット15に吸引力を作用させるので、永久
磁石中心にパレット15の中心がくる安定点に位置決め
する。すなわち、永久磁石中心からパレット15が逸脱
するとポテンシャルエネルギが増加し、安定点に向かう
ような力がパレット15に作用するので、中心から外れ
たパレット15は中心に引き戻され、その搬送ライン8
31A上にパレット幅分の移送制御されることになる。
なお、永久磁石の設置位置は、パレット15を適切に吸
引できる位置であれば特に限定されるものではない。
832がパレット15を移動させてくると、パレット押
込み機構809を作動させ押込み板809aにより搬送
ライン831A上にパレット15を押し込むことでその
パレット15を受け取る。このとき、搬送ライン831
Aの一端である入口側では、飛出し防止機構815とし
ての永久磁石を設置しているため、その上空あるいは前
部にあるパレット15に吸引力を作用させるので、永久
磁石中心にパレット15の中心がくる安定点に位置決め
する。すなわち、永久磁石中心からパレット15が逸脱
するとポテンシャルエネルギが増加し、安定点に向かう
ような力がパレット15に作用するので、中心から外れ
たパレット15は中心に引き戻され、その搬送ライン8
31A上にパレット幅分の移送制御されることになる。
なお、永久磁石の設置位置は、パレット15を適切に吸
引できる位置であれば特に限定されるものではない。
【0089】なお、第2搬送機構831は、搬送ライン
831Aの他端である出口側にも飛出し防止機構815
としての永久磁石が設置されているために、搬送ライン
831A上にパレット15が隙間なく配置された状態に
なり、つぎのパレット15が押し込まれてはじめて搬送
ライン831Aの出口側から永久磁石の吸引力に抗して
パレット15を第2移動機構833に送り出すことにな
る。
831Aの他端である出口側にも飛出し防止機構815
としての永久磁石が設置されているために、搬送ライン
831A上にパレット15が隙間なく配置された状態に
なり、つぎのパレット15が押し込まれてはじめて搬送
ライン831Aの出口側から永久磁石の吸引力に抗して
パレット15を第2移動機構833に送り出すことにな
る。
【0090】図1および図22に示すように、第2移動
機構833は、パレット15を第2搬送機構831から
受け取り載置する第2パレット受台810と、この第2
パレット受台810に載置したパレット15を第1搬送
機構830に送り出すためのパレット押出し機構814
と、第2パレット受台810を移動させるための第2ボ
ールネジ811および第2パルスモータ812を備えて
いる。
機構833は、パレット15を第2搬送機構831から
受け取り載置する第2パレット受台810と、この第2
パレット受台810に載置したパレット15を第1搬送
機構830に送り出すためのパレット押出し機構814
と、第2パレット受台810を移動させるための第2ボ
ールネジ811および第2パルスモータ812を備えて
いる。
【0091】この第2移動機構833は、パレット15
を第2パレット受台810に第2搬送機構831から受
け取ると、第2ボールネジ811および第2パルスモー
タ812の動作により第1搬送機構830に移動させ、
パレット押出し機構814により第1搬送機構830の
搬送ライン830A上にパレット15を送り出してい
る。
を第2パレット受台810に第2搬送機構831から受
け取ると、第2ボールネジ811および第2パルスモー
タ812の動作により第1搬送機構830に移動させ、
パレット押出し機構814により第1搬送機構830の
搬送ライン830A上にパレット15を送り出してい
る。
【0092】つぎに、作業ユニット2〜7,9の構成に
ついて個々に説明する。図8は外皮切断ユニットを示す
分解斜視図、図9は外皮切断ユニットにおける切断刃部
の詳細を示す分解斜視図である。 [外皮切断ユニット]図1および図8に示すように、外
皮切断ユニット2は、ハンド部2Aと外皮切断部2Bと
を備えている。そして、外皮切断ユニット2のハンド部
2Aは、光コード把持ハンド201および把持面21
2、光コードVチャック204、ガイド付シリンダ20
6、ポスト211を備えている。また、外皮切断ユニッ
ト2の外皮切断部2Bは、切断刃取付板202、切断刃
205(図9参照)、エアシリンダ203、パルスモー
タ207、直進ガイド208、ボールネジ209、外皮
切断機構ベース210と、を備えている。
ついて個々に説明する。図8は外皮切断ユニットを示す
分解斜視図、図9は外皮切断ユニットにおける切断刃部
の詳細を示す分解斜視図である。 [外皮切断ユニット]図1および図8に示すように、外
皮切断ユニット2は、ハンド部2Aと外皮切断部2Bと
を備えている。そして、外皮切断ユニット2のハンド部
2Aは、光コード把持ハンド201および把持面21
2、光コードVチャック204、ガイド付シリンダ20
6、ポスト211を備えている。また、外皮切断ユニッ
ト2の外皮切断部2Bは、切断刃取付板202、切断刃
205(図9参照)、エアシリンダ203、パルスモー
タ207、直進ガイド208、ボールネジ209、外皮
切断機構ベース210と、を備えている。
【0093】さらに、切断刃205は、光コードVチャ
ック204と供締めで切断刃取付板202に取り付けて
あり、左右同じ構造である。なお、外皮切断ユニット用
筐体は、図面の煩雑さを避けるために図示していない。
また、光コード把持ハンド部201は、図面が重なって
隠される部分を明示するためにあえて上空に配置した。
本来は二点鎖線の矢印先端に光コード把持ハンド201
の把持面212が来る。
ック204と供締めで切断刃取付板202に取り付けて
あり、左右同じ構造である。なお、外皮切断ユニット用
筐体は、図面の煩雑さを避けるために図示していない。
また、光コード把持ハンド部201は、図面が重なって
隠される部分を明示するためにあえて上空に配置した。
本来は二点鎖線の矢印先端に光コード把持ハンド201
の把持面212が来る。
【0094】図8および図9に示すように、搬送ライン
830Aの外皮切断ユニット2の前にパレット15が搬
送されて停止すると、光コード16は、ガイド付シリン
ダ206で下降してきた光コード把持ハンド201の把
持面212によって把持される。
830Aの外皮切断ユニット2の前にパレット15が搬
送されて停止すると、光コード16は、ガイド付シリン
ダ206で下降してきた光コード把持ハンド201の把
持面212によって把持される。
【0095】一方、初期位置にある外皮切断機構ベース
210に搭載された切断機構部(エアシリンダ203、
切断刃取付板202、切断刃205、光コードVチャッ
ク204)は、パルスモータ207に駆動されたボール
ネジ209によってパレット側に前進させられコード切
断位置で停止する。この外皮切断機構ベース210の移
動量は、図2および図8に示すように、光コネクタ(フ
ェルール)種類に応じて自動機コントローラ20で決定
され、結果が出力線群61を介して外皮切断ユニット用
ドライバ22に伝達され、パルスモータ207の回転角
がコントロールされる。
210に搭載された切断機構部(エアシリンダ203、
切断刃取付板202、切断刃205、光コードVチャッ
ク204)は、パルスモータ207に駆動されたボール
ネジ209によってパレット側に前進させられコード切
断位置で停止する。この外皮切断機構ベース210の移
動量は、図2および図8に示すように、光コネクタ(フ
ェルール)種類に応じて自動機コントローラ20で決定
され、結果が出力線群61を介して外皮切断ユニット用
ドライバ22に伝達され、パルスモータ207の回転角
がコントロールされる。
【0096】つぎに、光コード16を中心に左右に配置
された切断刃取付板202がエアシリンダ203によっ
て光コード16側に押しつけられる。図8および図9に
示すように、切断刃取付板202には、切断刃205と
光コードVチャック204が取り付けられているので、
まず光コードVチャック204の斜面が光コード16と
接触して、締まるに従って光コード16はV面を滑りつ
つ光コードVチャック204を中心に案内され、その後
切断刃205が外皮を切断する。
された切断刃取付板202がエアシリンダ203によっ
て光コード16側に押しつけられる。図8および図9に
示すように、切断刃取付板202には、切断刃205と
光コードVチャック204が取り付けられているので、
まず光コードVチャック204の斜面が光コード16と
接触して、締まるに従って光コード16はV面を滑りつ
つ光コードVチャック204を中心に案内され、その後
切断刃205が外皮を切断する。
【0097】前記切断機構部は、逆回転するパルスモー
タ207に駆動されたボールネジ209によって、外皮
切断機構ベース210が後退して初期位置まで移動させ
られる。そのため、そのべースの上に搭載された切断機
構部は、切断した外皮を把持し、かつ光コード16から
剥離しながら初期位置まで移動させられる。その後、エ
アシリンダ203を作動させ、切断刃取付板202を開
いて間に挟まれた外皮を切断機構から排除する。この
時、切断刃取付板202付近に圧縮空気を吹き付けると
切断された外皮を信頼性高く排除できる(圧縮空気用パ
イプは図示せず)。
タ207に駆動されたボールネジ209によって、外皮
切断機構ベース210が後退して初期位置まで移動させ
られる。そのため、そのべースの上に搭載された切断機
構部は、切断した外皮を把持し、かつ光コード16から
剥離しながら初期位置まで移動させられる。その後、エ
アシリンダ203を作動させ、切断刃取付板202を開
いて間に挟まれた外皮を切断機構から排除する。この
時、切断刃取付板202付近に圧縮空気を吹き付けると
切断された外皮を信頼性高く排除できる(圧縮空気用パ
イプは図示せず)。
【0098】切断刃205によって切断された外皮を光
コード16から剥離する場合は、光コード16には2k
g以上の引っ張り力が作用するので、この引っ張り力に
耐えるように光コード把持ハンド201の把持力、ガイ
ド付シリンダ206およびポスト211の機械剛性を設
計する必要がある。
コード16から剥離する場合は、光コード16には2k
g以上の引っ張り力が作用するので、この引っ張り力に
耐えるように光コード把持ハンド201の把持力、ガイ
ド付シリンダ206およびポスト211の機械剛性を設
計する必要がある。
【0099】なお、把持面212の面積が小さいと光コ
ード16の把持部に把持力が集中するので光コード16
表面に把持痕を残すことがある。把持痕は光コード16
の性能には影響しないが商品価値(見た目)を低下させ
るので把持痕を少なくするために光コード把持ハンド2
01の把持面212の面積をできる限り大きくすること
が重要である。また、後記する他の作業ユニット4,
5,9において、ハンド部4A,5A,9Aの基本的な
構成は、すでに説明したハンド部2Aの構成と同様であ
る。
ード16の把持部に把持力が集中するので光コード16
表面に把持痕を残すことがある。把持痕は光コード16
の性能には影響しないが商品価値(見た目)を低下させ
るので把持痕を少なくするために光コード把持ハンド2
01の把持面212の面積をできる限り大きくすること
が重要である。また、後記する他の作業ユニット4,
5,9において、ハンド部4A,5A,9Aの基本的な
構成は、すでに説明したハンド部2Aの構成と同様であ
る。
【0100】[ケブラ切断ユニット]図10はケブラ切
断ユニットを示す斜視図、図11(a)、(b)、
(c)、(d)、(e)はケブラ切断ユニットにおける
作業工程を示す模式図である。図10に示すように、ケ
ブラ切断ユニット3は、吹上口301、熱刃取付板30
2、エアシリンダ303、熱刃305、直進ガイド30
6、パルスモータ307、ボールネジ309、ケブラ切
断機構ベース310、空気管等の吸引ホース312を備
えている。なお、ケブラ切断ユニット用筐体は図面の煩
雑さを避けるために図示していない。
断ユニットを示す斜視図、図11(a)、(b)、
(c)、(d)、(e)はケブラ切断ユニットにおける
作業工程を示す模式図である。図10に示すように、ケ
ブラ切断ユニット3は、吹上口301、熱刃取付板30
2、エアシリンダ303、熱刃305、直進ガイド30
6、パルスモータ307、ボールネジ309、ケブラ切
断機構ベース310、空気管等の吸引ホース312を備
えている。なお、ケブラ切断ユニット用筐体は図面の煩
雑さを避けるために図示していない。
【0101】図10に示すように、ケブラ切断ユニット
3は、パレット15が搬送ライン830Aの所定位置に
位置決めされると、パルスモータ307によって駆動さ
れたケブラ切断機構ベース310がガイド付シリンダ3
06を降下してパレット側に前進する。
3は、パレット15が搬送ライン830Aの所定位置に
位置決めされると、パルスモータ307によって駆動さ
れたケブラ切断機構ベース310がガイド付シリンダ3
06を降下してパレット側に前進する。
【0102】そして、図10および図11(a)に示す
ように、ケブラ切断開始時の光コード16とケブラ切断
機構(熱刃305、吹上口301、吸引ホース312)
との相対位置において、ケブラ切断ユニット3は、エア
シリンダ303によって開かれた熱刃305と吸引ホー
ス312をパレット15上の光コード16上に位置付け
る。
ように、ケブラ切断開始時の光コード16とケブラ切断
機構(熱刃305、吹上口301、吸引ホース312)
との相対位置において、ケブラ切断ユニット3は、エア
シリンダ303によって開かれた熱刃305と吸引ホー
ス312をパレット15上の光コード16上に位置付け
る。
【0103】つぎに、図10および図11(b)に示す
ように、吹上口301からエアを噴出した時の光コード
16とケブラ切断機構との相対位置において、樹脂(ポ
リアミド系合成樹脂等)心線にまとわりついたケブラ1
6aを解かすと同時に熱刃305の間にケブラ16aを
導くために、2箇所の吹上口301a,301bからエ
アを噴出する。そして、図11(c)に示すように、吹
上口301からエアを噴出し、かつ吸引ホース312か
らケブラ16aを吸引した時の光コード16とケブラ切
断機構との相対位置において、熱刃305の間にケブラ
を整列させるために吸引ホース312でケブラ16aを
吸いこむ。
ように、吹上口301からエアを噴出した時の光コード
16とケブラ切断機構との相対位置において、樹脂(ポ
リアミド系合成樹脂等)心線にまとわりついたケブラ1
6aを解かすと同時に熱刃305の間にケブラ16aを
導くために、2箇所の吹上口301a,301bからエ
アを噴出する。そして、図11(c)に示すように、吹
上口301からエアを噴出し、かつ吸引ホース312か
らケブラ16aを吸引した時の光コード16とケブラ切
断機構との相対位置において、熱刃305の間にケブラ
を整列させるために吸引ホース312でケブラ16aを
吸いこむ。
【0104】図11(d)に示すように、吸引ホース3
12からケブラ16aを吸引した後、給電して暖めた熱
刃305を閉じた時の光コード16とケブラ切断機構と
の相対位置において、整列されたケブラ16aを切断す
るために、熱刃305に通電してその温度を高めた後、
エアシリンダ303によって赤熱された熱刃305でケ
ブラ16aを挟み込み焼き切る。
12からケブラ16aを吸引した後、給電して暖めた熱
刃305を閉じた時の光コード16とケブラ切断機構と
の相対位置において、整列されたケブラ16aを切断す
るために、熱刃305に通電してその温度を高めた後、
エアシリンダ303によって赤熱された熱刃305でケ
ブラ16aを挟み込み焼き切る。
【0105】図11(e)に示すように、熱刃305で
切断されたケブラ16a1が吸引ホース312に吸い取
られる時の光コード16とケブラ切断機構との相対位置
において、焼き切られたケブラ16a1は、吸引ホース
312を通ってケブラ溜(図示せず)に吸い込まれる。
切断後、パルスモータ307を逆回転してケブラ切断機
構ベース310を初期位置に引き込めることで、ケブラ
16aの切断工程を終了する。
切断されたケブラ16a1が吸引ホース312に吸い取
られる時の光コード16とケブラ切断機構との相対位置
において、焼き切られたケブラ16a1は、吸引ホース
312を通ってケブラ溜(図示せず)に吸い込まれる。
切断後、パルスモータ307を逆回転してケブラ切断機
構ベース310を初期位置に引き込めることで、ケブラ
16aの切断工程を終了する。
【0106】なお、パレット15に搭載(把持する前)
する加工前の光コード16のケブラ16aが切れ味の悪
い切断機で切断された場合、ケブラ16a先端は樹脂心
線に絡まりつく。絡まりを解かして、ケブラ切断ミスを
防止するために本実施例では2箇所の吹上口301a,
301bを設けた。すなわち、光コード16先端側にあ
る吹上口301aは主として樹脂心線に絡まっているケ
ブラ16aを解きほぐすために設置してある。一方、パ
レット15側にある吹上口301bは吹上口301aに
よって解きほぐされたケブラ16aを吹き上げて熱刃3
05の間に導くために設置してある。また、熱刃305
と吸引ホース312の間隔は10mm±2mmが好まし
い。
する加工前の光コード16のケブラ16aが切れ味の悪
い切断機で切断された場合、ケブラ16a先端は樹脂心
線に絡まりつく。絡まりを解かして、ケブラ切断ミスを
防止するために本実施例では2箇所の吹上口301a,
301bを設けた。すなわち、光コード16先端側にあ
る吹上口301aは主として樹脂心線に絡まっているケ
ブラ16aを解きほぐすために設置してある。一方、パ
レット15側にある吹上口301bは吹上口301aに
よって解きほぐされたケブラ16aを吹き上げて熱刃3
05の間に導くために設置してある。また、熱刃305
と吸引ホース312の間隔は10mm±2mmが好まし
い。
【0107】熱刃305と吸引ホース312の間隔は、
前記範囲より狭くすると吸引ホース312でケブラ16
aを吸引する時に熱刃305の温度を下げるためにケブ
ラ16aの切断ミスが発生する。また、前記範囲より広
くするとケブラ16aの熱刃305に対する整列効果が
少なくなり、ケブラ16aがばらけて、切断長さが不揃
いになる。
前記範囲より狭くすると吸引ホース312でケブラ16
aを吸引する時に熱刃305の温度を下げるためにケブ
ラ16aの切断ミスが発生する。また、前記範囲より広
くするとケブラ16aの熱刃305に対する整列効果が
少なくなり、ケブラ16aがばらけて、切断長さが不揃
いになる。
【0108】[樹脂心線切断ユニット]図12は樹脂心
線切断ユニットの分解斜視図、図13(a)、(b)、
(c)は樹脂心線切断ユニットにおける切断刃部の斜視
図、模式図、平面図である。なお、樹脂心線切断ユニッ
ト用筐体は図面の煩雑さを避けるために図示していな
い。
線切断ユニットの分解斜視図、図13(a)、(b)、
(c)は樹脂心線切断ユニットにおける切断刃部の斜視
図、模式図、平面図である。なお、樹脂心線切断ユニッ
ト用筐体は図面の煩雑さを避けるために図示していな
い。
【0109】図12および図13に示すように、樹脂心
線切断ユニット4は、ハンド部4Aと、樹脂心線切断部
4Bとを備えている。そして、ハンド部4Aは、光コー
ド把持ハンド401およびその把持面412、ポスト4
11、ガイド付シリンダ406を備えている。また、樹
脂心線切断部4Bは、心線切断刃取付板402、エアシ
リンダ403、樹脂心線切断刃404、案内機構40
5、パルスモータ407、ガイド408、ボールネジ4
09、樹脂心線切断機構ベース410、加熱器413、
前記案内機構405に設けたセンサ穴422(図13
(c)参照)、センサの発光部415および受光部41
6、を備えている。
線切断ユニット4は、ハンド部4Aと、樹脂心線切断部
4Bとを備えている。そして、ハンド部4Aは、光コー
ド把持ハンド401およびその把持面412、ポスト4
11、ガイド付シリンダ406を備えている。また、樹
脂心線切断部4Bは、心線切断刃取付板402、エアシ
リンダ403、樹脂心線切断刃404、案内機構40
5、パルスモータ407、ガイド408、ボールネジ4
09、樹脂心線切断機構ベース410、加熱器413、
前記案内機構405に設けたセンサ穴422(図13
(c)参照)、センサの発光部415および受光部41
6、を備えている。
【0110】この樹脂心線ユニット4は、図12および
図2に示すように、パレット15に把持された光コード
16が搬送ライン830A上で所定位置に位置決めされ
て停止すると、自動機用コントローラ20から出力線群
61を介して樹脂心線切断ユニット用ドライバ24に樹
脂心線切断機構ベース410をパレット15側に前進さ
せるための命令が送信される。その結果パルスモータ4
07に駆動信号が送信され、パルスモータ407に直結
されたボールネジ409を回転させ、樹脂心線切断刃4
04を図13(c)に示す位置に位置決めする。
図2に示すように、パレット15に把持された光コード
16が搬送ライン830A上で所定位置に位置決めされ
て停止すると、自動機用コントローラ20から出力線群
61を介して樹脂心線切断ユニット用ドライバ24に樹
脂心線切断機構ベース410をパレット15側に前進さ
せるための命令が送信される。その結果パルスモータ4
07に駆動信号が送信され、パルスモータ407に直結
されたボールネジ409を回転させ、樹脂心線切断刃4
04を図13(c)に示す位置に位置決めする。
【0111】図13(c)に示すように、案内機構40
5は、その内部がラッパ状になっているため、光コード
16の曲癖によって樹脂心線16bの先端が切断刃40
4の中心から外れても切断刃の中心に案内することがで
きる。
5は、その内部がラッパ状になっているため、光コード
16の曲癖によって樹脂心線16bの先端が切断刃40
4の中心から外れても切断刃の中心に案内することがで
きる。
【0112】つぎに、図13(a)、(b)に示すよう
に、樹脂心線切断刃404ヘ樹脂心線16bを位置決め
する方法を説明する。光ファイバを傷つけずにプライマ
リーコートを大量に剥離するためには、円形の切断刃部
423の内径をできるだけ光ファイバの外径に近づける
ことが肝要である。このためには樹脂心線16bに対し
て樹脂心線切断刃404を3次元的に精密に位置決めす
る必要がある。本実施例では、樹脂心線切断刃案内溝4
21を、案内機構405の先端にダイヤ形の樹脂心線切
断刃案内機構420で案内することによって、樹脂心線
に対して樹脂心線切断刃404の上下方向を位置決めす
る。
に、樹脂心線切断刃404ヘ樹脂心線16bを位置決め
する方法を説明する。光ファイバを傷つけずにプライマ
リーコートを大量に剥離するためには、円形の切断刃部
423の内径をできるだけ光ファイバの外径に近づける
ことが肝要である。このためには樹脂心線16bに対し
て樹脂心線切断刃404を3次元的に精密に位置決めす
る必要がある。本実施例では、樹脂心線切断刃案内溝4
21を、案内機構405の先端にダイヤ形の樹脂心線切
断刃案内機構420で案内することによって、樹脂心線
に対して樹脂心線切断刃404の上下方向を位置決めす
る。
【0113】すなわち、樹脂心線切断刃案内溝421は
円形なので、この円形部をダイヤ形の樹脂心線切断刃案
内機構420で案内する。図13(b)、(c)で示す
ように、樹脂心線16bは、樹脂心線切断刃案内機構4
20の中心に案内されているので、樹脂切断刃404が
上下にづれて樹脂心線16bに接近してきた時、ダイヤ
形の樹脂心線切断刃案内機構420により樹脂心線切断
刃案内溝421の上下方向が案内される。また、左右方
向の位置決めは左右の樹脂心線切断刃404端の切断刃
部423で突き当てることにより位置決めする。
円形なので、この円形部をダイヤ形の樹脂心線切断刃案
内機構420で案内する。図13(b)、(c)で示す
ように、樹脂心線16bは、樹脂心線切断刃案内機構4
20の中心に案内されているので、樹脂切断刃404が
上下にづれて樹脂心線16bに接近してきた時、ダイヤ
形の樹脂心線切断刃案内機構420により樹脂心線切断
刃案内溝421の上下方向が案内される。また、左右方
向の位置決めは左右の樹脂心線切断刃404端の切断刃
部423で突き当てることにより位置決めする。
【0114】一方、前後方向(Z方向)の位置誤差に対
してはマージンが大きいので、エアシリンダ403の直
進ガイド機構の位置決め精度に依る。さらに、図13
(b)に示したように、樹脂心線切断時には、ダイヤ形
の樹脂心線切断刃案内機構420の左右方向は樹脂心線
切断刃案内溝421に接触しないように構成してある。
してはマージンが大きいので、エアシリンダ403の直
進ガイド機構の位置決め精度に依る。さらに、図13
(b)に示したように、樹脂心線切断時には、ダイヤ形
の樹脂心線切断刃案内機構420の左右方向は樹脂心線
切断刃案内溝421に接触しないように構成してある。
【0115】これは、ごみ等が樹脂心線切断刃案内溝4
21に付着した時(左右方向のごみ)に左右方向の位置
決め誤差(樹脂心線切断失敗)を回避するためである
(樹脂心線切断刃案内機構420が円形の従来例がある
が、プライマリーコートの断材が付着して切れ味が低下
すると事故が多発している)。また、樹脂心線切断刃案
内溝421の上下方に付着したごみは、左右運動により
ダイヤ形の樹脂心線切断刃案内機構420で物理的にこ
そげ落とされるので、位置決め誤差にはならない。
21に付着した時(左右方向のごみ)に左右方向の位置
決め誤差(樹脂心線切断失敗)を回避するためである
(樹脂心線切断刃案内機構420が円形の従来例がある
が、プライマリーコートの断材が付着して切れ味が低下
すると事故が多発している)。また、樹脂心線切断刃案
内溝421の上下方に付着したごみは、左右運動により
ダイヤ形の樹脂心線切断刃案内機構420で物理的にこ
そげ落とされるので、位置決め誤差にはならない。
【0116】そして、樹脂心線16bを切断するとき
は、光コード16の位置決め後、エアシリンダ403に
圧縮空気が注入され、左右に配置されたエアシリンダ4
03が閉じるとエアシリンダ403に直結した心線切断
刃取付板402が樹脂心線16b側に移動し、その板に
取り付けられた樹脂心線切断刃404が樹脂心線16b
を切断する。切断後、樹脂心線切断機構ベース410
を、後進させるための命令が樹脂心線切断ユニット用ド
ライバ24(図2参照)に送信される。
は、光コード16の位置決め後、エアシリンダ403に
圧縮空気が注入され、左右に配置されたエアシリンダ4
03が閉じるとエアシリンダ403に直結した心線切断
刃取付板402が樹脂心線16b側に移動し、その板に
取り付けられた樹脂心線切断刃404が樹脂心線16b
を切断する。切断後、樹脂心線切断機構ベース410
を、後進させるための命令が樹脂心線切断ユニット用ド
ライバ24(図2参照)に送信される。
【0117】樹脂心線切断ユニット4の後進時には、樹
脂心線切断刃404は閉じた状態なので、樹脂心線切断
刃404の閉じたときの内径を、樹脂心線16bの内径
より小さく、かつ光ファイバより大きくすることによ
り、樹脂心線切断刃404により光ファイバを保護して
いるプライマリーコート(図示せず)の一部を剥離する
ことができる。またこの後進時にはセンサ穴422を介
して光ファイバの折れを監視することができる。
脂心線切断刃404は閉じた状態なので、樹脂心線切断
刃404の閉じたときの内径を、樹脂心線16bの内径
より小さく、かつ光ファイバより大きくすることによ
り、樹脂心線切断刃404により光ファイバを保護して
いるプライマリーコート(図示せず)の一部を剥離する
ことができる。またこの後進時にはセンサ穴422を介
して光ファイバの折れを監視することができる。
【0118】樹脂心線切断ユニット4は、案内機構40
5の一部で樹脂心線16bを挟んだ対象位置(作業位
置)にあるセンサ穴422に発光部415と受光部41
6を取り付け、受光部416側の光量を監視すること
で、光ファイバの折れた場合を検知することが可能とな
る。すなわち、樹脂心線切断時に何らかの原因で光ファ
イバが折れた場合、発光部415からの検査光は受光部
416に直接届くので受光量は多くなる。一方、光ファ
イバが折れていない場合は光ファイバが発光部からの検
査光を遮るので、受光部での受光量は少なくなる。な
お、光ファイバの折れを検知する場合、センサ穴422
の位置で、樹脂心線16bから露出している光ファイバ
が検知できるように樹脂心線切断機構ベース410を停
止すると都合がよい。
5の一部で樹脂心線16bを挟んだ対象位置(作業位
置)にあるセンサ穴422に発光部415と受光部41
6を取り付け、受光部416側の光量を監視すること
で、光ファイバの折れた場合を検知することが可能とな
る。すなわち、樹脂心線切断時に何らかの原因で光ファ
イバが折れた場合、発光部415からの検査光は受光部
416に直接届くので受光量は多くなる。一方、光ファ
イバが折れていない場合は光ファイバが発光部からの検
査光を遮るので、受光部での受光量は少なくなる。な
お、光ファイバの折れを検知する場合、センサ穴422
の位置で、樹脂心線16bから露出している光ファイバ
が検知できるように樹脂心線切断機構ベース410を停
止すると都合がよい。
【0119】図2および図1に示すように、光ファイバ
に折れが発生して受光量が規定値より多い場合は、樹脂
心線切断ユニットセンサ部44から入力線群62を介し
て自動機用コントローラ20に伝達され、表示装置11
2に直ちに光ファイバの折れ状態が表示される。ここで
発光部415と受光部416を構成するセンサは、ファ
イバセンサとしてこの種業者にはその使用方法は公知の
技術なのでここでは説明しない。
に折れが発生して受光量が規定値より多い場合は、樹脂
心線切断ユニットセンサ部44から入力線群62を介し
て自動機用コントローラ20に伝達され、表示装置11
2に直ちに光ファイバの折れ状態が表示される。ここで
発光部415と受光部416を構成するセンサは、ファ
イバセンサとしてこの種業者にはその使用方法は公知の
技術なのでここでは説明しない。
【0120】[光ファイバ切断ユニット]図14は光フ
ァイバ切断ユニットを示す分解斜視図、図15(a)は
光ファイバ切断ユニットにおける切断刃部の分解斜視
図、(b)、(c)、(d)、(e)は光ファイバの切
断状態を示す模式図である。なお、光ファイバ切断ユニ
ット用筐体は図面の煩雑さを避けるために図示していな
い。また、光コード把持ハンド901は図面が重なって
光コード把持ハンドに隠される部分を明示するためにあ
えて上空に配置した。本来は二点鎖線の矢印先端に光コ
ード把持ハンドの把持面912が来るように構成されて
いる。
ァイバ切断ユニットを示す分解斜視図、図15(a)は
光ファイバ切断ユニットにおける切断刃部の分解斜視
図、(b)、(c)、(d)、(e)は光ファイバの切
断状態を示す模式図である。なお、光ファイバ切断ユニ
ット用筐体は図面の煩雑さを避けるために図示していな
い。また、光コード把持ハンド901は図面が重なって
光コード把持ハンドに隠される部分を明示するためにあ
えて上空に配置した。本来は二点鎖線の矢印先端に光コ
ード把持ハンドの把持面912が来るように構成されて
いる。
【0121】光ファイバ切断ユニット9は、図14およ
び図15に示すように、ハンド部9Aと、光ファイバ切
断部9Bを備えている。そして、ハンド部9Aは、光コ
ード把持ハンド901、およびその把持面912、ガイ
ド付シリンダ906、ポスト911を備えている。ま
た、光ファイバ切断部9Bは、切断刃取付板902、エ
アシリンダ903、樹脂心線Vチャック904、光ファ
イバ切断刃905、パルスモータ907、直進ガイド9
08、ボールネジ909、光ファイバ切断機構ベース9
10、光ファイバ切断刃ホルダ920を備えている。
び図15に示すように、ハンド部9Aと、光ファイバ切
断部9Bを備えている。そして、ハンド部9Aは、光コ
ード把持ハンド901、およびその把持面912、ガイ
ド付シリンダ906、ポスト911を備えている。ま
た、光ファイバ切断部9Bは、切断刃取付板902、エ
アシリンダ903、樹脂心線Vチャック904、光ファ
イバ切断刃905、パルスモータ907、直進ガイド9
08、ボールネジ909、光ファイバ切断機構ベース9
10、光ファイバ切断刃ホルダ920を備えている。
【0122】なお、光ファイバ切断刃905は、光ファ
イバ切断刃ホルダ920にバネ921を介して内蔵され
ている。また、光ファイバ切断刃ホルダ920は、切断
刃取付板902に取り付けてある。一方、切断刃ホルダ
920に対向する位置には、ゴムパット板924が切断
刃取付板902に取り付けられている。
イバ切断刃ホルダ920にバネ921を介して内蔵され
ている。また、光ファイバ切断刃ホルダ920は、切断
刃取付板902に取り付けてある。一方、切断刃ホルダ
920に対向する位置には、ゴムパット板924が切断
刃取付板902に取り付けられている。
【0123】光ファイバ切断ユニット9の前に位置付け
られたパレット15上の光コード16は、ガイド付シリ
ンダ906で下降してきた光コード把持ハンド901の
把持面912によって把持される。一方、初期位置にあ
る光ファイバ切断機構ベース910に搭載された切断機
構部(エアシリンダ903、切断刃取付け板902、光
ファイバ切断刃905、樹脂心線Vチャック904)
は、パルスモータ907に駆動されたボールネジ909
によってパレット15側に前進させられてコード切断位
置で停止する。
られたパレット15上の光コード16は、ガイド付シリ
ンダ906で下降してきた光コード把持ハンド901の
把持面912によって把持される。一方、初期位置にあ
る光ファイバ切断機構ベース910に搭載された切断機
構部(エアシリンダ903、切断刃取付け板902、光
ファイバ切断刃905、樹脂心線Vチャック904)
は、パルスモータ907に駆動されたボールネジ909
によってパレット15側に前進させられてコード切断位
置で停止する。
【0124】この切断機構部の移動量は、図2および図
14に示すように、光コネクタの種類に応じて自動機コ
ントローラ20で決定され、結果が出力線群61を介し
て光ファイバ切断ユニット用ドライバ32に伝達され、
パルスモータ907の回転角がコントロールされる。次
に光コード16を中心に左右に配置された切断刃取付板
902がエアシリンダ903によって光コード16側に
押しつけられる。
14に示すように、光コネクタの種類に応じて自動機コ
ントローラ20で決定され、結果が出力線群61を介し
て光ファイバ切断ユニット用ドライバ32に伝達され、
パルスモータ907の回転角がコントロールされる。次
に光コード16を中心に左右に配置された切断刃取付板
902がエアシリンダ903によって光コード16側に
押しつけられる。
【0125】図15(a)〜(c)に示すように、切断
刃取付板902には、光ファイバ切断刃905と樹脂心
線Vチャック904が取り付けられているので、エアシ
リンダ903が締まると、まず樹脂心線Vチャック90
4の斜面が樹脂心線と接触し、締まるに従って樹脂心線
はV面を滑りつつ、樹脂心線Vチャック904の中心に
光コード16が案内され、その後光ファイバ切断刃90
5が光ファイバ16c表面に押し付けられ、光ファイバ
16c側面に微小傷を付ける。
刃取付板902には、光ファイバ切断刃905と樹脂心
線Vチャック904が取り付けられているので、エアシ
リンダ903が締まると、まず樹脂心線Vチャック90
4の斜面が樹脂心線と接触し、締まるに従って樹脂心線
はV面を滑りつつ、樹脂心線Vチャック904の中心に
光コード16が案内され、その後光ファイバ切断刃90
5が光ファイバ16c表面に押し付けられ、光ファイバ
16c側面に微小傷を付ける。
【0126】図15(a)〜(e)に示すように、光フ
ァイバ切断刃905は、光ファイバ切断刃ホルダ920
の中ではばね921で支持されているので、エアシリン
ダ903がさらに締まると光ファイバ切断刃905は光
フアイバ切断刃ホルダ920内にバネ921に抗して後
退し、光ファイバ16cには光ファイバ押付板922が
押し付けられる。
ァイバ切断刃905は、光ファイバ切断刃ホルダ920
の中ではばね921で支持されているので、エアシリン
ダ903がさらに締まると光ファイバ切断刃905は光
フアイバ切断刃ホルダ920内にバネ921に抗して後
退し、光ファイバ16cには光ファイバ押付板922が
押し付けられる。
【0127】一方、光ファイバ切断刃ホルダ920に対
向する位置には、ゴムパットホルダ923が取り付けら
れているので、光ファイバ押付板922に押し付けられ
た光ファイバは、ゴムパット924で押し曲げられ、や
がて光フアイバ切断刃905で付けられた微小傷の点で
切断される。この光ファイバ切断刃905での切断後、
前記光ファイバ切断機構部は、逆回転するパルスモータ
907に駆動されたボールネジ909によって、移動す
る光ファイバ切断機構ベース910により初期位置まで
移動させられる(図14参照)。
向する位置には、ゴムパットホルダ923が取り付けら
れているので、光ファイバ押付板922に押し付けられ
た光ファイバは、ゴムパット924で押し曲げられ、や
がて光フアイバ切断刃905で付けられた微小傷の点で
切断される。この光ファイバ切断刃905での切断後、
前記光ファイバ切断機構部は、逆回転するパルスモータ
907に駆動されたボールネジ909によって、移動す
る光ファイバ切断機構ベース910により初期位置まで
移動させられる(図14参照)。
【0128】その後、エアシリンダ903を開き、光フ
ァイバ押付板922とゴムパット924との間に挟まれ
た光ファイバは光ファイバ切断機構から排除される。こ
の時、ゴムパット924の付近に圧縮空気を吹き付ける
と切断された光ファイバを信頼性高く排除できる(圧縮
空気用パイプは図示せず)。
ァイバ押付板922とゴムパット924との間に挟まれ
た光ファイバは光ファイバ切断機構から排除される。こ
の時、ゴムパット924の付近に圧縮空気を吹き付ける
と切断された光ファイバを信頼性高く排除できる(圧縮
空気用パイプは図示せず)。
【0129】[清掃ユニット]図16は、清掃ユニット
を示す分解斜視図である。なお、清掃ユニット用筐体は
図面の煩雑さを避けるために図示していない。また、光
コード把持ハンド501は図面が重なって光コード把持
ハンドに隠される部分を明示するためにあえて上空に配
置した。本来は二点鎖線の矢印先端に光コード把持ハン
ドの把持面512が来るように構成されている。
を示す分解斜視図である。なお、清掃ユニット用筐体は
図面の煩雑さを避けるために図示していない。また、光
コード把持ハンド501は図面が重なって光コード把持
ハンドに隠される部分を明示するためにあえて上空に配
置した。本来は二点鎖線の矢印先端に光コード把持ハン
ドの把持面512が来るように構成されている。
【0130】清掃ユニット5は、ハンド部5Aと、清掃
部5Bとを備えている。そして、ハンド部5Aは、光コ
ード把持ハンド501およびその把持面512、ガイド
付シリンダ532、ポスト513を備えている。また、
清掃部5Bは、案内ポスト502、不織布503、一対
のエアパット504、供給リール505、巻取りリール
506、巻取りモータ507、直進ガイド508、パル
スモータ509、ボールネジ510、清掃機構用ベース
511、背面ベース516、揺動モータ517、回転ロ
ーラ520、回転角検出センサ521、ガイドポスト5
22(複数)を備えている。
部5Bとを備えている。そして、ハンド部5Aは、光コ
ード把持ハンド501およびその把持面512、ガイド
付シリンダ532、ポスト513を備えている。また、
清掃部5Bは、案内ポスト502、不織布503、一対
のエアパット504、供給リール505、巻取りリール
506、巻取りモータ507、直進ガイド508、パル
スモータ509、ボールネジ510、清掃機構用ベース
511、背面ベース516、揺動モータ517、回転ロ
ーラ520、回転角検出センサ521、ガイドポスト5
22(複数)を備えている。
【0131】図2および図16に示すように、樹脂心線
が切断された光コードを把持するパレット15が、搬送
ライン830A上で清掃ユニット5の所定位置に位置決
めされると、自動機用コントローラ20から出力線群6
1を介して清掃ユニット用ドライバ26に清掃機構用ベ
ース511をパレット15側に前進させるための命令が
送信される。その結果、パルスモータ509に駆動信号
が送信され、パルスモータ509に直結されたボールネ
ジ510を回転させ、エアパット504を光ファイバを
挟む位置に位置決めする。
が切断された光コードを把持するパレット15が、搬送
ライン830A上で清掃ユニット5の所定位置に位置決
めされると、自動機用コントローラ20から出力線群6
1を介して清掃ユニット用ドライバ26に清掃機構用ベ
ース511をパレット15側に前進させるための命令が
送信される。その結果、パルスモータ509に駆動信号
が送信され、パルスモータ509に直結されたボールネ
ジ510を回転させ、エアパット504を光ファイバを
挟む位置に位置決めする。
【0132】一方、ガイド付シリンダ532によって光
コード把持ハンド501は、光コード16の上から光コ
ード把持位置まで降下し、光コード16を把持する。光
フアイバを清掃する不織布503は不織布走行系によ
り、清掃時に不織布503の処女面が光ファイバに接触
するように構成されている。すなわち、バックテンショ
ンが与えられた供給リール505に巻かれた不織布50
3は、数本のガイドポスト522によって不織布503
の走行方向を変更した後、左右のエアパット504面に
不織布が密着するように、案内ポスト502で走行方向
を変更した後、数本のガイドポスト522によって回転
ロ一ラ520を経由して巻取りリール506に巻き取ら
れる。
コード把持ハンド501は、光コード16の上から光コ
ード把持位置まで降下し、光コード16を把持する。光
フアイバを清掃する不織布503は不織布走行系によ
り、清掃時に不織布503の処女面が光ファイバに接触
するように構成されている。すなわち、バックテンショ
ンが与えられた供給リール505に巻かれた不織布50
3は、数本のガイドポスト522によって不織布503
の走行方向を変更した後、左右のエアパット504面に
不織布が密着するように、案内ポスト502で走行方向
を変更した後、数本のガイドポスト522によって回転
ロ一ラ520を経由して巻取りリール506に巻き取ら
れる。
【0133】光ファイバ清掃時には、その間に光ファイ
バ部を挟みこんだ不織布503を巻き付けたエアパット
504を閉じた後、パルスモータ509を逆回転して清
掃機構用ベース511をパレット15とは反対方向に光
ファイバ長さだけ後退させる。この後退動作により、光
ファイバ周辺に付着したプライマリーコートや塵が不織
布側に移着する。
バ部を挟みこんだ不織布503を巻き付けたエアパット
504を閉じた後、パルスモータ509を逆回転して清
掃機構用ベース511をパレット15とは反対方向に光
ファイバ長さだけ後退させる。この後退動作により、光
ファイバ周辺に付着したプライマリーコートや塵が不織
布側に移着する。
【0134】つぎに、エアパット504を開き、光フア
イバを不織布503の処女面で清掃できるように、巻取
りリール506に直結された巻取りモータ507により
不織布を巻き取る。その後、再び、パルスモータ509
とボールネジ510によって、エアパット504を光フ
ァイバ側に前進させる。さらにまた、光ファイバを異な
った方向から清掃するために、揺動モータ517によっ
て背面ベース516を回転させエアパット504の光フ
ァイバに対する接触角を変更した後、エアパット504
を閉じて清掃を再開する。所定回数(6回から10回の
繰り返しが本実施例では有効)この一連の清掃動作を実
施後、不織布503を巻取りリ一ル506で所定量を巻
取り、つぎの光ファイバの清掃に備える。
イバを不織布503の処女面で清掃できるように、巻取
りリール506に直結された巻取りモータ507により
不織布を巻き取る。その後、再び、パルスモータ509
とボールネジ510によって、エアパット504を光フ
ァイバ側に前進させる。さらにまた、光ファイバを異な
った方向から清掃するために、揺動モータ517によっ
て背面ベース516を回転させエアパット504の光フ
ァイバに対する接触角を変更した後、エアパット504
を閉じて清掃を再開する。所定回数(6回から10回の
繰り返しが本実施例では有効)この一連の清掃動作を実
施後、不織布503を巻取りリ一ル506で所定量を巻
取り、つぎの光ファイバの清掃に備える。
【0135】巻取りリ一ル506の巻取り量は、回転出
ロ一ラ520に直結された回転角検出センサ521によ
って検出するので、不織布の巻取り量によって巻取り半
径が増加する巻取りリール506によっても常に一定量
の不織布503を巻き取ることができる。
ロ一ラ520に直結された回転角検出センサ521によ
って検出するので、不織布の巻取り量によって巻取り半
径が増加する巻取りリール506によっても常に一定量
の不織布503を巻き取ることができる。
【0136】また、光コード把持ハンド501によって
把持された光コード内の光ファイバに対するエアパッド
504による挟み力は、清掃時に光ファイバに300g
〜400gの引っ張り力が与えられるように設定してあ
る。すなわち、樹脂心線切断ユニットにおいて、何らか
の原因で樹脂心線切断刃が光ファイバ側面に接触し傷を
つけた場合には、この引っ張り力によって光ファイバは
破断するので、この清掃によって光ファイバ側面傷を1
00%検査でき、結果として本実施例により信頼性の高
い前処理が実現できる。
把持された光コード内の光ファイバに対するエアパッド
504による挟み力は、清掃時に光ファイバに300g
〜400gの引っ張り力が与えられるように設定してあ
る。すなわち、樹脂心線切断ユニットにおいて、何らか
の原因で樹脂心線切断刃が光ファイバ側面に接触し傷を
つけた場合には、この引っ張り力によって光ファイバは
破断するので、この清掃によって光ファイバ側面傷を1
00%検査でき、結果として本実施例により信頼性の高
い前処理が実現できる。
【0137】光ファイバ破断の検出は後記の挿入ユニッ
ト6で行う。また、プライマリーコートを効率的に除去
するためには不職布503にアルコールを滴下する事が
有効であることが、その滴下方法を含めてこの種業界で
は公知の技術なので、本実施例では説明しない。ただ
し、アルコール滴下形の清掃ユニットを使用する場合に
は、図16で説明した清掃ユニット5をその下流側に第
二の清掃ユニットとして併設し、第一の清掃ユニットで
使用したアルコールが付着した光ファイバを第二の清掃
ユニットで除去して接着の信頼性を高めることが重要で
ある。
ト6で行う。また、プライマリーコートを効率的に除去
するためには不職布503にアルコールを滴下する事が
有効であることが、その滴下方法を含めてこの種業界で
は公知の技術なので、本実施例では説明しない。ただ
し、アルコール滴下形の清掃ユニットを使用する場合に
は、図16で説明した清掃ユニット5をその下流側に第
二の清掃ユニットとして併設し、第一の清掃ユニットで
使用したアルコールが付着した光ファイバを第二の清掃
ユニットで除去して接着の信頼性を高めることが重要で
ある。
【0138】[挿入ユニット]図17は挿入ユニットを
示す斜視図、図18は挿入ユニットにおける心線チャッ
クおよびフェルールチャックの構成を示す分解斜視図、
図19は挿入ユニットにおけるフェルール用パレットお
よびフェルールチャックの構成を示す分解斜視図、図2
0(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、
(g)は挿入ユニットにおける作業状態を示す模式図で
ある。なお、挿入ユニット用筐体は図面の煩雑さを避け
るために図示していない。
示す斜視図、図18は挿入ユニットにおける心線チャッ
クおよびフェルールチャックの構成を示す分解斜視図、
図19は挿入ユニットにおけるフェルール用パレットお
よびフェルールチャックの構成を示す分解斜視図、図2
0(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、
(g)は挿入ユニットにおける作業状態を示す模式図で
ある。なお、挿入ユニット用筐体は図面の煩雑さを避け
るために図示していない。
【0139】挿入ユニット6は、ハンド部6Aと、フェ
ルール613の取出作業部6Bと、フェルール613の
挿入作業部6Cとを備えている。そして、ハンド部6A
は、心線ハンド601、ガイド付シリンダ602、直進
ガイド603、直進パルスモータ604、直進ボールネ
ジ605を備えている。また、取出作業部6Bは、フェ
ルールハンド606、Z軸ガイド付シリンダ607、X
軸ロボット608、Y軸ロボット611、フェルール用
パレット612、フェルール613を備えている。さら
に、挿入作業部6Cは、フェル−ルチャック620、直
進ポスト614、フェルールチャック開閉機構621、
90度回転モータ622、揺動モータ623、パルスモ
ータ624、ボールネジ625、直進ガイド626、フ
ァイバ検出センサ627を備えている。
ルール613の取出作業部6Bと、フェルール613の
挿入作業部6Cとを備えている。そして、ハンド部6A
は、心線ハンド601、ガイド付シリンダ602、直進
ガイド603、直進パルスモータ604、直進ボールネ
ジ605を備えている。また、取出作業部6Bは、フェ
ルールハンド606、Z軸ガイド付シリンダ607、X
軸ロボット608、Y軸ロボット611、フェルール用
パレット612、フェルール613を備えている。さら
に、挿入作業部6Cは、フェル−ルチャック620、直
進ポスト614、フェルールチャック開閉機構621、
90度回転モータ622、揺動モータ623、パルスモ
ータ624、ボールネジ625、直進ガイド626、フ
ァイバ検出センサ627を備えている。
【0140】このフェルール挿入ユニット6は、図2お
よび図17に示すように、光ファイバ部が清掃された光
コード16が把持されたパレット15が、搬送ライン8
30Aの所定位置に位置決めされると、自動機用コント
ローラ20から出力線群61を介して挿入ユニット用ド
ライバ27に直進パルスモータ604、直進ボールネジ
605および直進ガイド603よりなる直進機構に取り
付けられた心線ハンド601を光コードの心線部に位置
決めする命令と、挿入機構用ベース615をパレット側
に前進させるための命令とが送信される。
よび図17に示すように、光ファイバ部が清掃された光
コード16が把持されたパレット15が、搬送ライン8
30Aの所定位置に位置決めされると、自動機用コント
ローラ20から出力線群61を介して挿入ユニット用ド
ライバ27に直進パルスモータ604、直進ボールネジ
605および直進ガイド603よりなる直進機構に取り
付けられた心線ハンド601を光コードの心線部に位置
決めする命令と、挿入機構用ベース615をパレット側
に前進させるための命令とが送信される。
【0141】図20(b)、(c)および図18に示す
ように、光コード16の上空に位置決めされた心線ハン
ド601は、ガイド付シリンダ602によって下降した
後、光コード16を把持して、フェルール613の挿入
に備える。また、図20(c)および図19に示すよう
に、挿入ユニット用ドライバ27(図2参照)からパル
スモータ624に駆動信号が送信され、パルスモータ6
24に直結されたボールネジ625を回転させ、フェル
ールチャック620に把持されたフェルール613を光
コード16の光ファイバに挿入する
ように、光コード16の上空に位置決めされた心線ハン
ド601は、ガイド付シリンダ602によって下降した
後、光コード16を把持して、フェルール613の挿入
に備える。また、図20(c)および図19に示すよう
に、挿入ユニット用ドライバ27(図2参照)からパル
スモータ624に駆動信号が送信され、パルスモータ6
24に直結されたボールネジ625を回転させ、フェル
ールチャック620に把持されたフェルール613を光
コード16の光ファイバに挿入する
【0142】図20(c)〜(e)および図18に示す
ように、フェルール613の挿入過程においては、光フ
ァイバ先端をフェルール613の中心に案内するために
揺動モータ623によりこれに直結されたフェルールチ
ャック620を揺動させ、光ファイバ先端がフェルール
613のキャピラリ後端に達すると、揺動運動を停止し
た後、ファイバ検出センサ627で検出するまで挿入動
作を継続する。
ように、フェルール613の挿入過程においては、光フ
ァイバ先端をフェルール613の中心に案内するために
揺動モータ623によりこれに直結されたフェルールチ
ャック620を揺動させ、光ファイバ先端がフェルール
613のキャピラリ後端に達すると、揺動運動を停止し
た後、ファイバ検出センサ627で検出するまで挿入動
作を継続する。
【0143】このとき、図18および図20(d)に示
すように、フェルールチャック620と光コードハンド
601の衝突を避けるために、心線ハンド601は、ガ
イド付シリンダ602によって上昇し、ボールネジ62
5、パルスモータ624等の直進機構によって後退し、
再びパレット15上のフェルール把持機構1502の後
方に下降し、光コード16を再び把持する。
すように、フェルールチャック620と光コードハンド
601の衝突を避けるために、心線ハンド601は、ガ
イド付シリンダ602によって上昇し、ボールネジ62
5、パルスモータ624等の直進機構によって後退し、
再びパレット15上のフェルール把持機構1502の後
方に下降し、光コード16を再び把持する。
【0144】図20(e)および図19に示すように、
ファイバ検出センサ627によってフェルール613へ
の光ファイバ挿入を確認後、パルスモータ624および
ボールネジ625による挿入動作を停止する。図20
(f)および図19に示すように、パルスモータ624
と直進機構(625等)の協調動作によりフェルール6
13を、パレット15のフェルール把持機構1502側
まで前進させた後、パレット15の両把持機構150
2,1503を、両開閉ピン821,822(図22参
照)により開口して、フェルール把持機構1502によ
り、フェルール613のフランジ部を把持させる。それ
と共に、光コード把持機構1503の把持位置をフェル
ール613側にずらして把持させる。
ファイバ検出センサ627によってフェルール613へ
の光ファイバ挿入を確認後、パルスモータ624および
ボールネジ625による挿入動作を停止する。図20
(f)および図19に示すように、パルスモータ624
と直進機構(625等)の協調動作によりフェルール6
13を、パレット15のフェルール把持機構1502側
まで前進させた後、パレット15の両把持機構150
2,1503を、両開閉ピン821,822(図22参
照)により開口して、フェルール把持機構1502によ
り、フェルール613のフランジ部を把持させる。それ
と共に、光コード把持機構1503の把持位置をフェル
ール613側にずらして把持させる。
【0145】図20(g)および図19に示すように、
フェルールチャック開閉機構621によりフェルールチ
ャック620を開いた後、パルスモータ624を逆回転
して挿入機構ベース615を後退させる。挿入機構ベー
スが初期位置に位置決め後、心線ハンド601は開き、
直進ガイド付シリンダ602によって上昇させられた
後、直進機構によって初期位置に位置決めする。
フェルールチャック開閉機構621によりフェルールチ
ャック620を開いた後、パルスモータ624を逆回転
して挿入機構ベース615を後退させる。挿入機構ベー
スが初期位置に位置決め後、心線ハンド601は開き、
直進ガイド付シリンダ602によって上昇させられた
後、直進機構によって初期位置に位置決めする。
【0146】その後、フェルールチャック620は90
度回転モータ622によって90度回転される。90度
回転したフェルールチャック620はフェルールチャッ
ク開閉機構621によって開けられ、フェルール用パレ
ット612に搭載された接着剤注入済みフェルール61
3を選択把持したフェルールハンド606によって挿入
される(図20(a)、図19参照)。フェルール挿入
後、フェルールチャック620はフェルールチャック開
閉機構621によって閉じられた後、90度回転モータ
622によって−90度回転され、次回のフェルール挿
入に備える(図20(b)、図19参照)。
度回転モータ622によって90度回転される。90度
回転したフェルールチャック620はフェルールチャッ
ク開閉機構621によって開けられ、フェルール用パレ
ット612に搭載された接着剤注入済みフェルール61
3を選択把持したフェルールハンド606によって挿入
される(図20(a)、図19参照)。フェルール挿入
後、フェルールチャック620はフェルールチャック開
閉機構621によって閉じられた後、90度回転モータ
622によって−90度回転され、次回のフェルール挿
入に備える(図20(b)、図19参照)。
【0147】[接着剤仮硬化ユニット]図21は接着剤
仮硬化ユニットおよび加熱機構を示す一部省略した斜視
図である。接着剤仮硬化ユニット7は、第1搬送機構8
30の搬送ライン830Aの一側に沿って配置されてお
り、位置決め板701と、この位置決め板701に設け
た昇降機構としての直進ガイド702およびシリンダ7
03と、この直進ガイド702に沿って、シリンダ70
3の作動により上下するヒータ板704と、このヒータ
板704に設けたヒータ705とを備えている。そし
て、この接着剤仮硬化ユニット7のヒータ705は、熱
伝導部としてのヒータ棒710が、上下フランジ71
1、713の間にスプリング712を介して取り付けら
れている。
仮硬化ユニットおよび加熱機構を示す一部省略した斜視
図である。接着剤仮硬化ユニット7は、第1搬送機構8
30の搬送ライン830Aの一側に沿って配置されてお
り、位置決め板701と、この位置決め板701に設け
た昇降機構としての直進ガイド702およびシリンダ7
03と、この直進ガイド702に沿って、シリンダ70
3の作動により上下するヒータ板704と、このヒータ
板704に設けたヒータ705とを備えている。そし
て、この接着剤仮硬化ユニット7のヒータ705は、熱
伝導部としてのヒータ棒710が、上下フランジ71
1、713の間にスプリング712を介して取り付けら
れている。
【0148】つぎに、接着剤仮硬化ユニット7の動作に
ついて説明する。光ファイバが挿入されたフェルール6
13を把持するパレット15が接着剤仮硬化ユニット7
の上流(本実施例の左側)から第1搬送機構830によ
って接着剤仮硬化ユニット7に搬送されてくると、シリ
ンダ703によりヒータ板704が降下させられる。な
お、位置決め板701に2本の直進ガイド702に取り
付けられたヒータ板704は、第1搬送機構830の搬
送動作が行われる場合は、上方にシリンダ703によっ
て引き上げられている。
ついて説明する。光ファイバが挿入されたフェルール6
13を把持するパレット15が接着剤仮硬化ユニット7
の上流(本実施例の左側)から第1搬送機構830によ
って接着剤仮硬化ユニット7に搬送されてくると、シリ
ンダ703によりヒータ板704が降下させられる。な
お、位置決め板701に2本の直進ガイド702に取り
付けられたヒータ板704は、第1搬送機構830の搬
送動作が行われる場合は、上方にシリンダ703によっ
て引き上げられている。
【0149】図2および図21に示すように、パレット
15が接着剤仮硬化ユニット7の正規の位置に位置決め
されると、自動機用コントローラ20から出力線群61
を介して接着剤硬化ユニット用ドライバ28にシリンダ
703を降下させる命令が送信され、パレット数の2倍
の数のヒータ705が搭載されているヒータ板704が
降下する。
15が接着剤仮硬化ユニット7の正規の位置に位置決め
されると、自動機用コントローラ20から出力線群61
を介して接着剤硬化ユニット用ドライバ28にシリンダ
703を降下させる命令が送信され、パレット数の2倍
の数のヒータ705が搭載されているヒータ板704が
降下する。
【0150】ヒータ705は、図21のヒータ部拡大図
(a)に示されているように、ヒータ板704が降下す
ると、ヒータ棒710がフェルール把持機構1502に
接触する。この時、スプリング712が下フランジ71
3に圧縮された距離に比例した接触力でヒータ棒710
をフェルール把持機構1502に押し付けるので、ヒー
タ棒710からの硬化熱は直接フェルール内の接着剤に
伝導でき、硬化温度上昇時間を短縮できる。
(a)に示されているように、ヒータ板704が降下す
ると、ヒータ棒710がフェルール把持機構1502に
接触する。この時、スプリング712が下フランジ71
3に圧縮された距離に比例した接触力でヒータ棒710
をフェルール把持機構1502に押し付けるので、ヒー
タ棒710からの硬化熱は直接フェルール内の接着剤に
伝導でき、硬化温度上昇時間を短縮できる。
【0151】また、接着剤で規定されている硬化温度で
正確にフェルール内の接着剤を加熱するために、ヒータ
棒710の温度は温度コントローラ(図示せず)で定温
にコントロールしている。さらに、ヒータ棒710はス
プリング712により下フランジ713に押しつけられ
ているので、個々のフェルール把持機構1502と位置
決め板701の間隔が組み立て誤差等に起因して変動し
てもヒータ棒710をフェルール把持機構1502に接
触させることができる。なお、一般に接着剤仮硬化ユニ
ット7の装置の長さは硬化温度に達するまでの立ち上が
り時間に比例するので、熱伝導を利用する本実施例で
は、従来の対流や輻射熱を利用する接着剤硬化方法にく
らべて装置の長さの短縮を図ることができる。
正確にフェルール内の接着剤を加熱するために、ヒータ
棒710の温度は温度コントローラ(図示せず)で定温
にコントロールしている。さらに、ヒータ棒710はス
プリング712により下フランジ713に押しつけられ
ているので、個々のフェルール把持機構1502と位置
決め板701の間隔が組み立て誤差等に起因して変動し
てもヒータ棒710をフェルール把持機構1502に接
触させることができる。なお、一般に接着剤仮硬化ユニ
ット7の装置の長さは硬化温度に達するまでの立ち上が
り時間に比例するので、熱伝導を利用する本実施例で
は、従来の対流や輻射熱を利用する接着剤硬化方法にく
らべて装置の長さの短縮を図ることができる。
【0152】[加熱機構]図21および図22に示すよ
うに、加熱機構890は、第2搬送機構831の搬送ラ
イン831Aの一側に沿って配置されており、すでに光
コード16の先端に接着剤が仮硬化されて取り付けられ
た光コネクタ(フェルール613)を覆う位置に形成さ
れた恒温槽841と、この恒温槽841の長手方向に沿
って設けられた加熱部としての直線ヒータ840とを備
えている。
うに、加熱機構890は、第2搬送機構831の搬送ラ
イン831Aの一側に沿って配置されており、すでに光
コード16の先端に接着剤が仮硬化されて取り付けられ
た光コネクタ(フェルール613)を覆う位置に形成さ
れた恒温槽841と、この恒温槽841の長手方向に沿
って設けられた加熱部としての直線ヒータ840とを備
えている。
【0153】そして、加熱機構890の恒温槽841
は、図21のヒータ部拡大図(b)に示すように、光コ
ード16のフェルール613の上方および下方となる位
置に直線ヒータ840が配置されており、フェルール6
13に近接するように設置されている。
は、図21のヒータ部拡大図(b)に示すように、光コ
ード16のフェルール613の上方および下方となる位
置に直線ヒータ840が配置されており、フェルール6
13に近接するように設置されている。
【0154】この加熱機構890は、第2搬送機構83
1の搬送ライン831Aに搬送される間中絶えず、フェ
ルール613の接着剤を加熱することになり、接着剤仮
硬化ユニット7で開始された重合が促進され、第2搬送
機構831から第2移動機構833にパレット15を受
け渡すときには、完全に光コード16の先端にフェルー
ル613を接着剤により固定することができる。
1の搬送ライン831Aに搬送される間中絶えず、フェ
ルール613の接着剤を加熱することになり、接着剤仮
硬化ユニット7で開始された重合が促進され、第2搬送
機構831から第2移動機構833にパレット15を受
け渡すときには、完全に光コード16の先端にフェルー
ル613を接着剤により固定することができる。
【0155】以上説明したように、光コネクタ前処理装
置Aは、第1搬送機構830がパレット15の搬送ピン
嵌合穴1501に搬送ピン820を差し込んでパレット
15を搬送するので(図6参照)、図22に示すよう
に、各作業ユニット2〜7,9ヘパレット15を正確に
位置決め・保持するために都合がよい。また、図22に
示すように、搬送機構ではパレット15を水平面内で搬
送方向a1,a3,a5,および移動方向a2,a4のよう
に循環搬送できるので、1人のオペレータSで完成品の
取り出しと新たな光コード16の投入を行うことができ
る。
置Aは、第1搬送機構830がパレット15の搬送ピン
嵌合穴1501に搬送ピン820を差し込んでパレット
15を搬送するので(図6参照)、図22に示すよう
に、各作業ユニット2〜7,9ヘパレット15を正確に
位置決め・保持するために都合がよい。また、図22に
示すように、搬送機構ではパレット15を水平面内で搬
送方向a1,a3,a5,および移動方向a2,a4のよう
に循環搬送できるので、1人のオペレータSで完成品の
取り出しと新たな光コード16の投入を行うことができ
る。
【0156】また、光コード搬送用のパレット15とし
て把持部にV溝を設けたので、径の異なる光コード(2
mm~0.6mm)を段取替えせずに正確に搬送でき
る。さらに、各作業ユニットはコード径には依存せずに
割り当てられた作業をこなすことができる。本前処理装
置で段取替えが必要な唯一の個所は挿入ユニットのフェ
ルール把持チャックである。しかし、フェルール把持チ
ャックを2本のガイドピンと1本の取付けネジで位置決
め固定できる構造にすれば(図示せず)、数分の交換時
間で2.5mm径のフェルール(SC,FC,ST等)
から1・25mmのフェルール(MU,LC等)の前処
理に対処できる。したがって、本前処理装置では多品種
少量生産にも経済的に対応できる。
て把持部にV溝を設けたので、径の異なる光コード(2
mm~0.6mm)を段取替えせずに正確に搬送でき
る。さらに、各作業ユニットはコード径には依存せずに
割り当てられた作業をこなすことができる。本前処理装
置で段取替えが必要な唯一の個所は挿入ユニットのフェ
ルール把持チャックである。しかし、フェルール把持チ
ャックを2本のガイドピンと1本の取付けネジで位置決
め固定できる構造にすれば(図示せず)、数分の交換時
間で2.5mm径のフェルール(SC,FC,ST等)
から1・25mmのフェルール(MU,LC等)の前処
理に対処できる。したがって、本前処理装置では多品種
少量生産にも経済的に対応できる。
【0157】なお、本実施例で説明した搬送方式として
の送り竿方式とは異なる例えばベルトコンベア等による
「フリーフロー方式」を第1搬送機構に採用する場合に
は、パレットの停止と送りの搬送制御を行うために各作
業ユニット前のパレット停止位置にストッパ機構を設置
してストッパ機構の開閉を行う必要はあるが、本発明と
同等の効果が得られることはいうまでもない。
の送り竿方式とは異なる例えばベルトコンベア等による
「フリーフロー方式」を第1搬送機構に採用する場合に
は、パレットの停止と送りの搬送制御を行うために各作
業ユニット前のパレット停止位置にストッパ機構を設置
してストッパ機構の開閉を行う必要はあるが、本発明と
同等の効果が得られることはいうまでもない。
【0158】
【発明の効果】以上説明した本発明にかかる光コネクタ
前処理装置は、以下に示すように優れた効果を奏する。 (1)光コネクタ前処理装置は、両搬送機構および両移
動機構により、パレットを水平面内で循環搬送でき、接
着剤仮硬化ユニットにより光コネクタの接着剤を仮硬化
させているので、パレットを第1移動機構により移動さ
せても光コネクタの位置がずれることがない。そのた
め、作業スペースをコンパクトに利用でき、かつ、1人
のオベレータで完成品の取り出しと新たな光コードの投
入を行うことができるので装置のオペレーションコスト
を削減できると共に、前処理部の自動化により、生産数
の大幅な増加が図れる。
前処理装置は、以下に示すように優れた効果を奏する。 (1)光コネクタ前処理装置は、両搬送機構および両移
動機構により、パレットを水平面内で循環搬送でき、接
着剤仮硬化ユニットにより光コネクタの接着剤を仮硬化
させているので、パレットを第1移動機構により移動さ
せても光コネクタの位置がずれることがない。そのた
め、作業スペースをコンパクトに利用でき、かつ、1人
のオベレータで完成品の取り出しと新たな光コードの投
入を行うことができるので装置のオペレーションコスト
を削減できると共に、前処理部の自動化により、生産数
の大幅な増加が図れる。
【0159】(2)光コネクタ前処理装置は、前記作業
ユニットの内、前記樹脂心線切断ユニットおよび挿入ユ
ニットの作業位置に前記光コードの光ファイバを検出す
るセンサを配置しているので、品質検査が経済的に全製
品に対して実施出来、製品品質の均一化が可能になり、
人手による組立てで発生していたフェルール内での光フ
ァイバ折れ事故の低減を図ることができる。また、フェ
ルール内での光ファイバの折れを確実に検出できる。
ユニットの内、前記樹脂心線切断ユニットおよび挿入ユ
ニットの作業位置に前記光コードの光ファイバを検出す
るセンサを配置しているので、品質検査が経済的に全製
品に対して実施出来、製品品質の均一化が可能になり、
人手による組立てで発生していたフェルール内での光フ
ァイバ折れ事故の低減を図ることができる。また、フェ
ルール内での光ファイバの折れを確実に検出できる。
【0160】(3)光コネクタ前処理装置の接着剤仮硬
化ユニットは、熱伝導部が弾性部材により下方向に付勢
されているので、圧縮された距離に比例した接触力がそ
の熱伝導部とフェルール把持機構に働き、熱伝導部から
の硬化熱は直接フェルール内の接着剤に伝導される。こ
の結果、硬化温度上昇時間を短縮でき、一定のタクト時
間でパレットを搬送する搬送方式では、所定の硬化温度
で所定の時間加熱する接着剤硬化ユニットの寸法を短く
できる。なお、熱伝導部の温度は温度コントローラで定
温にコントロールすると、接着剤で規定されている硬化
温度で正確にフェルール内の接着剤を加熱できる。
化ユニットは、熱伝導部が弾性部材により下方向に付勢
されているので、圧縮された距離に比例した接触力がそ
の熱伝導部とフェルール把持機構に働き、熱伝導部から
の硬化熱は直接フェルール内の接着剤に伝導される。こ
の結果、硬化温度上昇時間を短縮でき、一定のタクト時
間でパレットを搬送する搬送方式では、所定の硬化温度
で所定の時間加熱する接着剤硬化ユニットの寸法を短く
できる。なお、熱伝導部の温度は温度コントローラで定
温にコントロールすると、接着剤で規定されている硬化
温度で正確にフェルール内の接着剤を加熱できる。
【0161】また、光コネクタ前処理装置の接着剤仮硬
化ユニットは、熱伝導部が弾性部材により押しつけられ
ているので、個々のフェルール把持機構や送りピンの設
置間隔が組み立て誤差等に起因して変動しても、その熱
伝導部をフェルール把持機構に接触させることができ、
硬化温度の変動を防ぐことができる。
化ユニットは、熱伝導部が弾性部材により押しつけられ
ているので、個々のフェルール把持機構や送りピンの設
置間隔が組み立て誤差等に起因して変動しても、その熱
伝導部をフェルール把持機構に接触させることができ、
硬化温度の変動を防ぐことができる。
【0162】(4)光コネクタ前処理装置は、第2搬送
機構の搬送ラインに、恒常槽および加熱部を配置してい
るので、接着剤仮硬化ユニットで所定の温度に高められ
た光コネクタ内の接着剤が第2搬送機構を右から左に搬
送される間中絶えず加熱され、接着剤仮硬化ユニットで
開始された重合が促進される。そのため、第2搬送機構
を搬送されるパレットの光コネクタは、確実に接着剤の
硬化を行うことが可能となる。
機構の搬送ラインに、恒常槽および加熱部を配置してい
るので、接着剤仮硬化ユニットで所定の温度に高められ
た光コネクタ内の接着剤が第2搬送機構を右から左に搬
送される間中絶えず加熱され、接着剤仮硬化ユニットで
開始された重合が促進される。そのため、第2搬送機構
を搬送されるパレットの光コネクタは、確実に接着剤の
硬化を行うことが可能となる。
【0163】(5)光コネクタ前処理装置は、第1搬送
機構がパレットを保持手段により保持して駆動機構(送
り竿方式)により間欠的に搬送するので、各作業ユニッ
トヘパレットを正確に位置決め・保持するために都合が
よく、搬送品質の要求性能に柔軟に対応できる搬送機構
を採用できる。そして、第2搬送機構のように正確な位
置決めが不用なパレット搬送には搬送ローラとパレット
押込み機構の簡素な搬送方式を採用することができる。
そのため、高性能な搬送特性を低価格で実現できる。
機構がパレットを保持手段により保持して駆動機構(送
り竿方式)により間欠的に搬送するので、各作業ユニッ
トヘパレットを正確に位置決め・保持するために都合が
よく、搬送品質の要求性能に柔軟に対応できる搬送機構
を採用できる。そして、第2搬送機構のように正確な位
置決めが不用なパレット搬送には搬送ローラとパレット
押込み機構の簡素な搬送方式を採用することができる。
そのため、高性能な搬送特性を低価格で実現できる。
【0164】(6)光コネクタ前処理装置は、第2搬送
機構でのパレットの搬送に対してパレット押込み機構に
より行い、第2搬送機構からあふれ出たパレットは第2
移動機構の第2パレット受台で収容するように構成して
あるので、ベルトローラ移送方式や送り竿方式に比べて
送り機構の簡素化に伴う低価格化とあわせて高信頼化を
損なうことがない。また、第2搬送機構ではパレットの
入口側とパレットの出口側にパレット飛び出し防止機構
を設けたので、地震時等で第2搬送機構にパレット搬送
方向に大きな加速度が加わってもパレットが飛び出すこ
とも無い。
機構でのパレットの搬送に対してパレット押込み機構に
より行い、第2搬送機構からあふれ出たパレットは第2
移動機構の第2パレット受台で収容するように構成して
あるので、ベルトローラ移送方式や送り竿方式に比べて
送り機構の簡素化に伴う低価格化とあわせて高信頼化を
損なうことがない。また、第2搬送機構ではパレットの
入口側とパレットの出口側にパレット飛び出し防止機構
を設けたので、地震時等で第2搬送機構にパレット搬送
方向に大きな加速度が加わってもパレットが飛び出すこ
とも無い。
【0165】(7)光コネクタ前処理装置は、第2移動
機構の押出し機構により載置部に受け取ったパレットを
第1搬送機構に押し出すことができるため、確実にオペ
レータの位置に、各作業を終了して光コネクタが取り付
けられた光コードを搬送することが可能となる。
機構の押出し機構により載置部に受け取ったパレットを
第1搬送機構に押し出すことができるため、確実にオペ
レータの位置に、各作業を終了して光コネクタが取り付
けられた光コードを搬送することが可能となる。
【0166】なお、光コネクタ前処理装置は、一部の部
品(フェルール把持チャックで)を取り替えることで、
光コネクタあるいは光コードの直径の異なる種類に対応
することが可能となる。
品(フェルール把持チャックで)を取り替えることで、
光コネクタあるいは光コードの直径の異なる種類に対応
することが可能となる。
【図1】 本発明にかかる光コネクタ前処理装置の全体
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】 本発明にかかる光コネクタ前処理装置の制御
回路を模式的に示す回路図である。
回路を模式的に示す回路図である。
【図3】 本発明にかかる光コネクタ前処理装置に用い
る各構成の駆動手段の一例を示すガイド付シリンダの分
解斜視図である。
る各構成の駆動手段の一例を示すガイド付シリンダの分
解斜視図である。
【図4】 (a)、(b)は本発明にかかるガイド付シ
リンダと制御システムの論理接続状態を示す模式図であ
る。
リンダと制御システムの論理接続状態を示す模式図であ
る。
【図5】 本発明にかかる光コネクタ前処理装置で用い
るパルスモータ駆動回路の論理接続図である。
るパルスモータ駆動回路の論理接続図である。
【図6】 本発明にかかる光コネクタ前処理装置で用い
るパレットを示す斜視図である。
るパレットを示す斜視図である。
【図7】 (a)、(b)、(c)、(d)は本発明に
かかるパレットの動作状態を示す模式図である。
かかるパレットの動作状態を示す模式図である。
【図8】 本発明にかかる光コネクタ前処理装置の外皮
切断ユニットを示す分解斜視図である。
切断ユニットを示す分解斜視図である。
【図9】 本発明にかかる光コネクタ前処理装置の外皮
切断ユニットにおける切断刃部の詳細を示す分解斜視図
である。
切断ユニットにおける切断刃部の詳細を示す分解斜視図
である。
【図10】 本発明にかかる光コネクタ前処理装置のケ
ブラ切断ユニットを示す斜視図である。
ブラ切断ユニットを示す斜視図である。
【図11】 (a)、(b)、(c)、(d)、(e)
は本発明にかかる光コネクタ前処理装置のケブラ切断ユ
ニットにおける作業工程を示す模式図である。
は本発明にかかる光コネクタ前処理装置のケブラ切断ユ
ニットにおける作業工程を示す模式図である。
【図12】 本発明にかかる光コネクタ前処理装置の樹
脂心線切断ユニットの分解斜視図である。
脂心線切断ユニットの分解斜視図である。
【図13】 (a)、(b)、(c)は本発明にかかる
光コネクタ前処理装置の樹脂心線切断ユニットにおける
切断刃部の斜視図、模式図、平面図である。
光コネクタ前処理装置の樹脂心線切断ユニットにおける
切断刃部の斜視図、模式図、平面図である。
【図14】 本発明にかかる光コネクタ前処理装置の光
ファイバ切断ユニットを示す分解斜視図である。
ファイバ切断ユニットを示す分解斜視図である。
【図15】 (a)は本発明にかかる光コネクタ前処理
装置の光ファイバ切断ユニットにおける切断刃部の分解
斜視図、(b)、(c)、(d)、(e)は光ファイバ
の切断状態を示す模式図である。
装置の光ファイバ切断ユニットにおける切断刃部の分解
斜視図、(b)、(c)、(d)、(e)は光ファイバ
の切断状態を示す模式図である。
【図16】 本発明にかかる光コネクタ前処理装置の清
掃ユニットを示す分解斜視図である。
掃ユニットを示す分解斜視図である。
【図17】 本発明にかかる光コネクタ前処理装置の挿
入ユニットを示す斜視図である。
入ユニットを示す斜視図である。
【図18】 本発明にかかる光コネクタ前処理装置の挿
入ユニットにおける心線チャックおよびフェルールチャ
ックの構成を示す分解斜視図である。
入ユニットにおける心線チャックおよびフェルールチャ
ックの構成を示す分解斜視図である。
【図19】 本発明にかかる光コネクタ前処理装置の挿
入ユニットにおけるフェルール用パレットおよびフェル
ールチャックの構成を示す分解斜視図である。
入ユニットにおけるフェルール用パレットおよびフェル
ールチャックの構成を示す分解斜視図である。
【図20】 (a)、(b)、(c)、(d)、
(e)、(f)、(g)は本発明にかかる光コネクタ前
処理装置の挿入ユニットにおける作業状態を示す模式図
である。
(e)、(f)、(g)は本発明にかかる光コネクタ前
処理装置の挿入ユニットにおける作業状態を示す模式図
である。
【図21】 本発明にかかる光コネクタ前処理装置の接
着剤仮硬化ユニットおよび加熱機構を示す一部省略した
斜視図である。
着剤仮硬化ユニットおよび加熱機構を示す一部省略した
斜視図である。
【図22】 本発明にかかる光コネクタ前処理装置にお
けるパレットの搬送経路を説明するための模式図であ
る。
けるパレットの搬送経路を説明するための模式図であ
る。
A 光コネクタ前処理装置 1 操
作ステーション 2 外皮切断ユニット 3 ケ
ブラ切断ユニット 4 樹脂心線切断ユニット 5 清
掃ユニット 6 挿入ユニット 7 接
着剤仮硬化ユニット 9 光ファイバ切断ユニット 15 パ
レット 16 光コード 16a ケ
ブラ 16b 樹脂心線 20 自
動機用コントローラ 21〜34 各エアバルブ群 41〜54 各
センサ群 61 出力線群 62 入
力線群 100 ガイド付シリンダ 101 パ
イロットランプ 102 タッチパネルボックス 103 開
閉ピン引込みスイッチ 104 開閉ピン押上げスイッチ 107 把
持機構開閉シリンダ 110 電源ランプ 111 電
源スイッチ 200 制御機構 201 光コード把持ハンド 202 切
断刃取付板 203 エアシリンダ 204 光
コードVチャック 205 切断刃 206 ガ
イド付シリンダ 207 パルスモータ 208 直
進ガイド 209 ボールネジ 210 外
皮切断機構ベース 212 把持面 301 吹
上口 302 熱刃取付板 303 エ
アシリンダ 305 熱刃 306 直
進ガイド 307 パルスモータ 309 ボ
ールネジ 310 ケブラ切断機構ベース 312 吸
引ホース 401 光コード把持ハンド 402 心
線切断刃取付板 403 エアシリンダ 404 樹
脂心線切断刃 405 案内機構 406 ガ
イド付シリンダ 407 パルスモータ 408 ガ
イド 409 ボールネジ 410 樹
脂心線切断機構ベース 412 把持面 413 加
熱器 415 発光部 416 受
光部 420 樹脂心線切断刃案内機構 421 樹脂心線切断刃案内溝 501 光コード把持ハンド 532 ガ
イド付シリンダ 502 案内ポスト 503 不
織布 504 エアーパット 505 供
給リール 506 巻取りリール 507 巻
取りリール 508 直進ガイド 509 パ
ルスモータ 510 ボールネジ 511 清
掃機構用ベース 516 背面ベース 517 揺
動モータ 520 回転ローラ 521 回
転角検出センサ 522 ガイドポスト 601 心
線ハンド 602 ガイド付シリンダ 603 直
進ガイド 604 直進パルスモータ 605 直
進ボールネジ 606 フェルールハンド 607 Z
軸ガイド付シリンダ 608 X軸ロボット 611 Y
軸ロボット 613 フェルール 614 直
進ポスト 621 フェルールチャック開閉機構 622 90度回転モータ 623 揺
動モータ 624 パルスモータ 625 ボ
ールネジ 626 直進ガイド 627 フ
ァイバ検出センサ 701 位置決め板 702 直
進ガイド(昇降機構) 703 シリンダ(昇降機構) 704 ヒ
ータ板 705 ヒータ 710 ヒ
ータ棒(熱伝導部) 711 上フランジ 712 ス
プリング(弾性部材) 713 下フランジ 801 送
り竿 802 上下シリンダ 803 シ
リンダ取付け板 804 直線ガイド 805 シ
リンダ 806 第1パレット受台 807 第
1ボールネジ 808 第1パルスモータ 809 パレット押込み機構(押込み機構) 809a 押込み板 810 第
2パレット受台(載置部) 811 第2ボールネジ 812 第
2パルスモータ 814 パレット押出し機構(押出し機構) 815 飛出し防止機構 820 搬
送ピン(保持手段) 821 フェルール把持機構開閉ピン(押動部) 822 光コード把持機構開閉ピン(押動部) 830 第1搬送機構 830A 搬
送ライン 831 第2搬送機構 831A 搬
送ライン 831a 搬送ローラ 832 第
1移動機構 833 第2移動機構 840 直
線ヒータ(加熱部) 841 恒温槽 890 加
熱機構 901 光コード把持ハンド 902 切
断刃取付板 903 エアシリンダ 904 樹
脂心線Vチャック 905 光ファイバ切断刃 906 ガ
イド付シリンダ 907 パルスモータ 908 直
進ガイド 909 ボールネジ 910 光
ファイバ切断機構ベース 912 把持面 920 光
ファイバ切断刃ホルダ 923 ゴムパットホルダ 924 ゴ
ムパット板 1000 シリンダベース 1001 ス
ライダ 1002 シリンダ 1003 ピ
ストン 1004 ロッド棒 1005 左
ホース継手 1006 右ホース継手 1007 左
絞り 1008 右絞り 1009 左
ホールセンサ 1010 右ホールセンサ 1011 マ
グネット 1012 調整ブロック 1013 左
調整ネジ 1014 右調整ネジ 1015 ス
トッパ 1040 第1のピストン 1041 第
2のピストン 1042 ホース継手圧力 1043 ホ
ース継手大気 1044 電磁弁 1045 エ
アバルブ結線 1046 センサ1結線 1047 セ
ンサ2結線 1048 結線用端子盤 1050 ソ
レノイド 1501 搬送ピン嵌合穴 1502 フェルール把持機構(把持機構) 1503 光コード把持機構(把持機構) 1510,1514 ヒンジ 1511、1513 コイルスプリング(付勢部材) 1512,1515 チャック(把持部) 1520,1521 押動片
作ステーション 2 外皮切断ユニット 3 ケ
ブラ切断ユニット 4 樹脂心線切断ユニット 5 清
掃ユニット 6 挿入ユニット 7 接
着剤仮硬化ユニット 9 光ファイバ切断ユニット 15 パ
レット 16 光コード 16a ケ
ブラ 16b 樹脂心線 20 自
動機用コントローラ 21〜34 各エアバルブ群 41〜54 各
センサ群 61 出力線群 62 入
力線群 100 ガイド付シリンダ 101 パ
イロットランプ 102 タッチパネルボックス 103 開
閉ピン引込みスイッチ 104 開閉ピン押上げスイッチ 107 把
持機構開閉シリンダ 110 電源ランプ 111 電
源スイッチ 200 制御機構 201 光コード把持ハンド 202 切
断刃取付板 203 エアシリンダ 204 光
コードVチャック 205 切断刃 206 ガ
イド付シリンダ 207 パルスモータ 208 直
進ガイド 209 ボールネジ 210 外
皮切断機構ベース 212 把持面 301 吹
上口 302 熱刃取付板 303 エ
アシリンダ 305 熱刃 306 直
進ガイド 307 パルスモータ 309 ボ
ールネジ 310 ケブラ切断機構ベース 312 吸
引ホース 401 光コード把持ハンド 402 心
線切断刃取付板 403 エアシリンダ 404 樹
脂心線切断刃 405 案内機構 406 ガ
イド付シリンダ 407 パルスモータ 408 ガ
イド 409 ボールネジ 410 樹
脂心線切断機構ベース 412 把持面 413 加
熱器 415 発光部 416 受
光部 420 樹脂心線切断刃案内機構 421 樹脂心線切断刃案内溝 501 光コード把持ハンド 532 ガ
イド付シリンダ 502 案内ポスト 503 不
織布 504 エアーパット 505 供
給リール 506 巻取りリール 507 巻
取りリール 508 直進ガイド 509 パ
ルスモータ 510 ボールネジ 511 清
掃機構用ベース 516 背面ベース 517 揺
動モータ 520 回転ローラ 521 回
転角検出センサ 522 ガイドポスト 601 心
線ハンド 602 ガイド付シリンダ 603 直
進ガイド 604 直進パルスモータ 605 直
進ボールネジ 606 フェルールハンド 607 Z
軸ガイド付シリンダ 608 X軸ロボット 611 Y
軸ロボット 613 フェルール 614 直
進ポスト 621 フェルールチャック開閉機構 622 90度回転モータ 623 揺
動モータ 624 パルスモータ 625 ボ
ールネジ 626 直進ガイド 627 フ
ァイバ検出センサ 701 位置決め板 702 直
進ガイド(昇降機構) 703 シリンダ(昇降機構) 704 ヒ
ータ板 705 ヒータ 710 ヒ
ータ棒(熱伝導部) 711 上フランジ 712 ス
プリング(弾性部材) 713 下フランジ 801 送
り竿 802 上下シリンダ 803 シ
リンダ取付け板 804 直線ガイド 805 シ
リンダ 806 第1パレット受台 807 第
1ボールネジ 808 第1パルスモータ 809 パレット押込み機構(押込み機構) 809a 押込み板 810 第
2パレット受台(載置部) 811 第2ボールネジ 812 第
2パルスモータ 814 パレット押出し機構(押出し機構) 815 飛出し防止機構 820 搬
送ピン(保持手段) 821 フェルール把持機構開閉ピン(押動部) 822 光コード把持機構開閉ピン(押動部) 830 第1搬送機構 830A 搬
送ライン 831 第2搬送機構 831A 搬
送ライン 831a 搬送ローラ 832 第
1移動機構 833 第2移動機構 840 直
線ヒータ(加熱部) 841 恒温槽 890 加
熱機構 901 光コード把持ハンド 902 切
断刃取付板 903 エアシリンダ 904 樹
脂心線Vチャック 905 光ファイバ切断刃 906 ガ
イド付シリンダ 907 パルスモータ 908 直
進ガイド 909 ボールネジ 910 光
ファイバ切断機構ベース 912 把持面 920 光
ファイバ切断刃ホルダ 923 ゴムパットホルダ 924 ゴ
ムパット板 1000 シリンダベース 1001 ス
ライダ 1002 シリンダ 1003 ピ
ストン 1004 ロッド棒 1005 左
ホース継手 1006 右ホース継手 1007 左
絞り 1008 右絞り 1009 左
ホールセンサ 1010 右ホールセンサ 1011 マ
グネット 1012 調整ブロック 1013 左
調整ネジ 1014 右調整ネジ 1015 ス
トッパ 1040 第1のピストン 1041 第
2のピストン 1042 ホース継手圧力 1043 ホ
ース継手大気 1044 電磁弁 1045 エ
アバルブ結線 1046 センサ1結線 1047 セ
ンサ2結線 1048 結線用端子盤 1050 ソ
レノイド 1501 搬送ピン嵌合穴 1502 フェルール把持機構(把持機構) 1503 光コード把持機構(把持機構) 1510,1514 ヒンジ 1511、1513 コイルスプリング(付勢部材) 1512,1515 チャック(把持部) 1520,1521 押動片
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 金子 和政
東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日
本電信電話株式会社内
(72)発明者 笹倉 久仁彦
東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日
本電信電話株式会社内
(72)発明者 永山 昭
東京都三鷹市下連雀四丁目16番30号 エ
ヌ・ティ・ティ・アフティ株式会社内
Fターム(参考) 2H036 JA01 KA02 KA03 QA24 QA31
Claims (7)
- 【請求項1】光コードの外皮を剥離して光ファイバを露
出させ光コネクタを取り付ける光コネクタ前処理装置に
おいて、 前記光コードを把持する把持機構を有するパレットを間
欠的に搬送する第1搬送機構と、この第1搬送機構の対
面する位置に配置され、前記パレットを搬送する第2搬
送機構と、前記両搬送機構の一端に隣接して配置され、
前記両搬送機構間において前記パレットを移動させる第
1移動機構と、この第1移動機構に対面する位置で、前
記両搬送機構の他端に隣接して配置され、前記パレット
をその両搬送機構間で移動させる第2移動機構と、前記
両搬送機構および前記両移動機構により囲まれる位置
で、前記第1搬送機構の搬送方向に沿って配置され、前
記光コードに光コネクタを取り付けるための各作業ユニ
ットとを備え、 前記第1搬送機構から前記第1移動機構にパレットを受
け渡す直前位置には、前記作業ユニットの一つとして、
前記光コードに取り付けた光コネクタの接着剤を仮硬化
させるための接着剤仮硬化ユニットを有し、前記第2搬
送機構は、前記接着剤仮硬化ユニットにより仮硬化した
接着剤を硬化させるための加熱機構を搬送方向に沿って
有することを特徴とする光コネクタ前処理装置。 - 【請求項2】前記各作業ユニットは、前記光コードの外
皮を切断する外皮切断ユニットと、外皮が切断された光
コードのケブラを切断するケブラ切断ユニットと、前記
ケラブを切断した光コードの樹脂心線を切断する樹脂心
線切断ユニットと、前記樹脂心線を除去した光コードの
光ファイバを切断する光ファイバ切断ユニットと、切断
した光ファイバの端部を清掃する清掃ユニットと、清掃
された光ファイバを露出する光コードに接着剤を介して
光コネクタを取り付ける挿入ユニットと、前記光コネク
タを取り付けた前記接着剤を仮硬化させる前記接着剤仮
硬化ユニットとを備え、 前記樹脂心線切断ユニットおよび前記挿入ユニットの作
業位置に前記光コードの光ファイバを検出するセンサを
配置したことを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ
前処理装置。 - 【請求項3】前記接着剤仮硬化ユニットは、前記パレッ
トの把持機構に当接する熱伝導部と、この熱伝導部を前
記把持機構に所定の接触力で付勢する弾性部材と、前記
熱伝導部をおよび前記弾性部材を前記把持機構に対して
当接離間させる方向に移動するための昇降機構とを備え
ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光
コネクタ前処理装置。 - 【請求項4】前記加熱機構は、前記パレットに把持され
た光コードの光コネクタに対して上下から覆い、搬送方
向に沿って設けられた恒温槽と、この恒温槽内に沿って
設けられた加熱部とを備えることを特徴とする請求項1
ないし請求項3のいずれか一項に記載の光コネクタ前処
理装置。 - 【請求項5】前記第1搬送機構は、前記パレットを整列
させるための搬送ラインと、この搬送ラインに沿って整
列する前記パレットの前記把持機構の把持部を開口する
ための押動部と、前記パレットを着脱自在に保持する保
持手段と、この保持手段により保持した前記パレットを
一定間隔で送る駆動機構とを備え、 前記パレットの把持機構は、前記光コードの一端側と他
端側をそれぞれ2箇所で把持する前記把持部と、この各
把持部を閉鎖する方向に付勢する付勢部材と、前記把持
部の下端側に設けられ、前記付勢部材の弾性力に抗して
前記把持部を開口するための押動片とを備えることを特
徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載
の光コネクタ前処理装置。 - 【請求項6】前記第2搬送機構は、前記第1搬送機構か
ら前記第1移動機構により移動させた前記パレットを受
け取るための押込み機構と、この押込み機構により押し
込まれて受け取った前記パレットを整列させる搬送ライ
ンと、この搬送ラインに整列した前記パレットを支持
し、前記押込み機構の動作により前記搬送ラインに沿っ
てそのパレットを搬送するための送り部と、前記搬送ラ
インの両端に設けた前記パレットの飛出し防止機構と、
を備える請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載
の光コネクタ前処理装置。 - 【請求項7】前記第2移動機構は、搬送されてくるパレ
ットを載置する載置部と、この載置部に設けられ、前記
第1搬送機構に前記パレットを押し出すための押出し機
構を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項6の
いずれか一項に記載の光コネクタ前処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001271586A JP2003075682A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 光コネクタ前処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001271586A JP2003075682A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 光コネクタ前処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003075682A true JP2003075682A (ja) | 2003-03-12 |
Family
ID=19097076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001271586A Pending JP2003075682A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 光コネクタ前処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003075682A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011197083A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-10-06 | Fujitsu Telecom Networks Ltd | 光ファイバ被覆除去装置 |
CN106019493A (zh) * | 2016-06-18 | 2016-10-12 | 苏州高精特专信息科技有限公司 | 一种光纤连接头自动化生产系统及自动化生产方法 |
CN113552671A (zh) * | 2021-07-21 | 2021-10-26 | 深圳市爱德泰科技有限公司 | 一种光纤固化炉 |
CN113652346A (zh) * | 2021-08-30 | 2021-11-16 | 成都微康生物科技有限公司 | 一种全自动pcr分析系统旋转阀驱动装置 |
-
2001
- 2001-09-07 JP JP2001271586A patent/JP2003075682A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011197083A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-10-06 | Fujitsu Telecom Networks Ltd | 光ファイバ被覆除去装置 |
CN106019493A (zh) * | 2016-06-18 | 2016-10-12 | 苏州高精特专信息科技有限公司 | 一种光纤连接头自动化生产系统及自动化生产方法 |
CN113552671A (zh) * | 2021-07-21 | 2021-10-26 | 深圳市爱德泰科技有限公司 | 一种光纤固化炉 |
CN113552671B (zh) * | 2021-07-21 | 2023-01-10 | 深圳市爱德泰科技有限公司 | 一种光纤固化炉 |
CN113652346A (zh) * | 2021-08-30 | 2021-11-16 | 成都微康生物科技有限公司 | 一种全自动pcr分析系统旋转阀驱动装置 |
CN113652346B (zh) * | 2021-08-30 | 2023-08-29 | 成都微康生物科技有限公司 | 一种全自动pcr分析系统 |
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