JP2011197062A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011197062A
JP2011197062A JP2010060692A JP2010060692A JP2011197062A JP 2011197062 A JP2011197062 A JP 2011197062A JP 2010060692 A JP2010060692 A JP 2010060692A JP 2010060692 A JP2010060692 A JP 2010060692A JP 2011197062 A JP2011197062 A JP 2011197062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zero cross
cross signal
signal
image forming
zero
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010060692A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5570257B2 (ja
Inventor
Hiroto Endo
博人 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2010060692A priority Critical patent/JP5570257B2/ja
Publication of JP2011197062A publication Critical patent/JP2011197062A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5570257B2 publication Critical patent/JP5570257B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Power Conversion In General (AREA)

Abstract

【課題】商用電源に周期的なノイズが入る場合でもゼロクロス点を正確に取得し、正確な定着温度制御を行うこと。
【解決手段】CPU3は、ハードウェアゼロクロス信号取得部7がハードウェアゼロクロス信号4を取得してから(S303 Y)所定時間以内に(S306)、ゼロクロス信号生成回路2が出力したゼロクロス信号の信号レベルとRAM9に保持された信号レベルとが一致するか否かの判断を行う(S312)。
【選択図】図4

Description

本発明は、商用電源から供給される電圧のゼロクロス点に対応するパルス信号であるゼロクロス信号を生成するゼロクロス生成装置、定着制御装置に係る画像形成装置等の電子機器に関する。
従来、複写機等の画像形成装置において、転写されたトナーを記録紙上に定着して画像を形成する定着ユニットの位相制御を行うために、商用電源から供給される電圧のゼロクロス点に対応するパルス信号であるゼロクロス信号が用いられている。例えば商用電源から供給される電圧を全波整流し、生成された脈流が予め設定された所定の閾値電圧以下である場合にオン状態となるパルス信号をゼロクロス信号として生成するゼロクロス生成装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また電源の交流波形に対するノイズによるゼロクロス信号の誤検知を防ぐためのゼロクロス生成装置も開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−084546号公報 特開2008−083332号公報
しかしながら、上記のゼロクロス生成装置はいずれもゼロクロス点を整流して取得するためのものであり、商用電源に対して周期的にノイズが入る場合に、ゼロクロス生成装置がノイズを拾ってしまい正確なゼロクロス点を取得するのが困難である。したがって、ゼロクロス信号に基づき温度制御を行う画像形成装置の定着装置では、正確な定着温度制御を行うことができないおそれがある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、商用電源に周期的なノイズが入る場合でもゼロクロス点を正確に取得し、正確な定着温度制御を行うことを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の構成を備える。
(1)交流電源のゼロクロス点を検出しゼロクロス信号を出力する出力手段により出力されたゼロクロス信号に基づき定着装置の温度制御を行う画像形成装置であって、前記出力手段が出力するゼロクロス信号のエッジの立ち上がり又は立ち下がりであるエッジ方向を選択する選択手段と、前記出力手段が出力したゼロクロス信号のエッジを検出し、前記選択手段により選択されたエッジ方向のゼロクロス信号を取得する取得手段と、前記取得手段により取得されたゼロクロス信号の信号レベルを保持手段に保持し、前記選択手段が選択しているエッジ方向とは反対方向のエッジ方向を該選択手段に選択させ、該取得手段によるゼロクロス信号の取得を所定時間禁止するよう制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記所定時間内に前記出力手段が出力したゼロクロス信号の信号レベルと前記保持手段に保持された信号レベルとが一致するか否かの判断を行うことを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、商用電源に周期的なノイズが入る場合でもゼロクロス点を正確に取得することができ、正確な定着温度制御を行うことができる。
実施例の画像形成装置の概略図 実施例の制御部の構成を示すブロック図 実施例の構成を示すブロック図 実施例の定着温度制御を示すフローチャート 実施例の定着温度制御を示すタイミングチャート
以下に本発明の一実施形態を示す。本発明の技術範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
[画像形成装置の構成]
図1は、実施例の画像形成装置の概略断面図である。画像形成装置100は、複数のプロセス速度を切り換えて単色の画像を形成するプリンタである。しかし、本実施例の画像形成装置は、印刷装置、複写機、複合機、ファクシミリであってもよい。また、2色以上の現像材を使用する多色の画像形成装置であってもよい。
給紙トレイ101は、用紙(記録材、記録媒体、シート、転写材、転写紙と呼ぶこともある)を格納するトレイである。給紙ローラ102は、給紙トレイ101から用紙を搬送路へ送出するローラである。搬送ローラ103は、用紙をさらに搬送路140の下流方向へ搬送するローラである。その後、用紙は、レジストローラ104によって搬送タイミングを調整され、画像形成部へと送出される。画像形成部は、転写ローラ107、現像ローラ108、帯電ローラ109、感光ドラム110、トナーカートリッジ111、折り返しミラー112及び光走査装置113などにより構成される。感光ドラム110は、静電潜像や現像材(例:トナー)の像を担持する像担持体の一例である。帯電ローラ109は、感光ドラム110の表面を一様に電荷を帯電させる。光走査装置113は、折り返しミラー112を介して感光ドラム110の表面に画像情報に応じた光束を照射することで潜像を形成する。潜像は、現像ローラ108によって現像されトナー像となり、用紙が感光ドラム110と転写ローラ107との間を通過する際に、トナー像が用紙へ転写される。用紙は定着器119(定着装置)を通過する。定着器119は、加熱されたヒータ118、ヒータの温度を検知するサーミスタ117、熱を伝える定着フィルム116及び用紙の圧力をかける加圧ローラ115などを備える。用紙が定着フィルム116と加圧ローラ115の間を通過することで、未定着のトナー像が用紙に定着する。トナー像が定着した用紙は、搬送ローラ120を経て、搬送路141に搬送される。片面画像形成(片面印刷)の場合、排紙ローラ122によって排紙口143から用紙が排紙される。一方、両面画像形成(両面印刷)の場合排紙ローラ122を回転させるモータが逆回転を始め、搬送路142へ搬送される。その後、用紙は、両面搬送ローラ131、133を経て再び搬送路140へ搬送され、画像形成部によって用紙の第2面にトナー像が転写される。その後、定着器119によって第2面のトナー像が定着され、排紙される。
[制御部の構成]
図2は、制御部の構成を示すブロック図である。プリンタコントローラ201は、ホストコンピュータ等の外部装置から画像コードをプリンタによる印刷可能なビットデータに展開したり、プリンタエンジンの内部情報を表示装置に表示したりする。画像形成装置本体200のエンジン制御部202は、例えば、ROM、RAMなどを内蔵したワンチップマイクロコンピュータを有する。エンジン制御部202は、マイクロコンピュータを有するプリンタコントローラ201とシリアル通信によって情報を送受信し、プリンタエンジンの各部をプリンタコントローラ201の指示に従って制御する。用紙搬送制御部203は、給紙ローラ102や搬送ローラ103の回転開始や停止をエンジン制御部202の指示に従って制御する。高圧制御部204は、帯電、現像、転写の各高圧(数百〜数千ボルト)の出力制御を、エンジン制御部202からの指示に基づき行う。光学制御部205は、光走査装置113に搭載されたスキャナモータの駆動/停止や、レーザの点滅などを、エンジン制御部202の指示に従って実行する。定着温度制御部206は、定着器119の温度がエンジン制御部202により指示された目標温度を維持するよう調整する。両面ユニット制御部207は、エンジン制御部202の指示に従い、両面ユニット(例えば画像形成装置本体200に着脱可能なオプションユニットであってもよい)を制御する。
[本実施例の構成]
図3は、本実施例の構成を示したブロック図である。ゼロクロス信号生成回路2(出力手段)は、交流電源1を整流してゼロクロス点を検出するごとにハイ信号とロー信号を切り換える信号(ハードウェアゼロクロス信号4)を制御手段であるCPU3への入力信号として生成するように構成される。すなわち、交流電源1がある閾値(例えば図5のs401の点線で示す閾値)以下となったときにハイ信号を出力する。CPU3は、取得エッジ選択部5と、ハードウェアゼロクロス信号取得部7と、割り込み禁止タイマ6と、ROM8、RAM9(保持手段)とから構成される。取得エッジ選択部5は、ハードウェアゼロクロス信号4の入力電圧レベルの切り換わりタイミングであるエッジを取得するために取得したいエッジ方向(ハイからロー(立ち下がり)か、ローからハイ(立ち上がり)か)を選択する。ハードウェアゼロクロス信号取得部7は、取得エッジ選択部5により選択されたエッジ方向のハードウェアゼロクロス信号4がゼロクロス信号生成回路2により出力されたときにそのハードウェアゼロクロス信号4を割り込み信号として取得する。割り込み禁止タイマ6は、選択されたエッジ方向のハードウェアゼロクロス信号4を一旦取得したら、所定時間はハードウェアゼロクロス信号4の取得をハードウェアゼロクロス信号取得部7に禁止するため、所定時間をカウントする。ROM8は制御プログラムを格納するメモリで、RAM9は記憶装置である。なお、定着温度制御部206(図2)は、取得エッジ選択部5、割り込み禁止タイマ6、ハードウェアゼロクロス信号取得部7を備え、CPU3を構成する。
[フローチャートの説明]
本実施例では、画像形成装置100の定着温度制御における基本制御処理を、図4のフローチャートを用いて説明する。プリンタコントローラ201から印字指示を受けたエンジン制御部202は定着温度制御部206に対して定着温度制御開始指示をすると、定着温度制御開始指示を受けた定着温度制御部206を備えるCPU3は定着温度制御を開始する。ステップ(以下、単にSと記す)302で、CPU3は、定着温度制御を開始してから最初(初期)に取得するハードウェアゼロクロス信号(以下、単にハードゼロクロス信号とする)のエッジ方向を取得エッジ選択部5により選択し指定する。取得エッジ選択部5が選択するエッジ方向は、ローからハイへの立ち上がり方向でも良いし、ハイからローへの立ち下がり方向でも良い。S303でCPU3は、S302で取得エッジ選択部5により選択したエッジ方向のハードゼロクロス信号のエッジを検出し取得するまで待つ。
S303でCPU3は、取得エッジ選択部5で選択したエッジ方向のハードゼロクロス信号をハードウェアゼロクロス信号取得部7により取得したら、S304の処理を行う。S304でCPU3は、次に取得するハードゼロクロス信号のエッジ方向を現在選択している方向と反対方向のエッジ方向となるよう取得エッジ選択部5により選択する。ここで、取得エッジ選択部5は、現在ハードゼロクロス信号の立ち上がりエッジ方向を取得する指定ならば、立ち下がりのエッジ方向取得を選択する。一方、現在立ち下がりエッジ方向を取得する指定ならば、立ち上がりエッジ方向取得を選択する。S305でCPU3は、S304で取得エッジ選択部5により選択したハードゼロクロス信号のエッジ方向に応じて、RAM9に格納されているソフトウェアゼロクロス信号(以下、単にソフトゼロクロス信号とする)を切り換える。例えば、ソフトゼロクロス信号がローであればハイに切り換え、ハイであればローに切り換えるので、論理を切り換えるともいえる。ここで、ソフトゼロクロス信号は、CPU3に入力されたハードゼロクロス信号の信号レベルをRAM9に格納(保持)したものである。S303でハードウェアゼロクロス信号取得部7が立ち上がりエッジ方向のハードゼロクロス信号を取得した場合ソフトゼロクロス信号としてハイを格納し、立ち下がりエッジ方向のハードゼロクロス信号を取得した場合ソフトゼロクロス信号としてローを格納する。
S306でCPU3は、ハードウェアゼロクロス信号取得部7によるハードゼロクロス信号の取得を所定時間禁止し、ハードゼロクロス信号を取得したことによるソフトゼロクロス信号の更新を禁止するための割り込み禁止タイマ6の計時を開始する。割り込み禁止タイマ6はCPU3のリソースでも良いし、RAM9に格納された情報でも良い。割り込み禁止タイマ6によりハードゼロクロス信号の取得とハードゼロクロス信号の取得によるソフトゼロクロス信号の更新を禁止する所定時間(以降、更新禁止期間)は、ゼロクロス信号の半波の周期以内(すなわち全波の半周期以下)が望ましい。
S307でCPU3は、S306でソフトゼロクロス信号の更新禁止開始を基点に所定時間経過したら、ハードゼロクロス信号とソフトゼロクロス信号を比較するタイミングとする。CPU3がハードゼロクロス信号とソフトゼロクロス信号とを比較するタイミングは、ソフトゼロクロス信号の更新禁止期間内に1回又は複数回とするのが望ましい。S307でCPU3は、比較するタイミングになったと判断したら、S308でRAM9に格納されている比較回数カウンタを更新する。なお、CPU3がハードゼロクロス信号とソフトゼロクロス信号を複数回比較する場合のタイミングは、決まったタイミングで、すなわち同じ時間間隔をおいて行ってもよい。また、不規則なタイミングで、すなわち異なる時間間隔をおいて行ってもよい。
S309でCPU3は、ハードゼロクロス信号の入力信号とRAM9に格納されているソフトゼロクロス信号とを比較し、信号レベルが一致しているか判断する。S309でCPU3は信号レベルが一致していると判断した場合は、S310でRAM9に格納されている信号レベルの一致回数カウンタを更新する。S309でCPU3は、信号レベルが一致していないと判断した場合は、S310を実施せずにS311を実施する。S311でCPU3は、S308で更新した比較回数カウンタが所定回数となったか判断する。ここでの所定回数は少なくとも1回以上であることが望ましい。S311でCPU3は比較回数カウンタが所定回数となっていないと判断したら、S307へ戻り、所定回数となったと判断したら、S312を実施する。S312でCPU3は、信号レベルの一致回数カウンタが所定回数以上となっているかを判断する。例えば、CPU3は、比較回数カウンタと信号レベルの一致回数カウンタからハードゼロクロス信号とソフトゼロクロス信号が一致するかを判断する。ハードゼロクロス信号とソフトゼロクロス信号が一致していると判断するのは比較した回数のうち、すべての回が同じ信号であった場合でも良いし、少なくとも1回以上同じ信号である場合でも良い。逆に、比較回数カウンタと信号レベルの一致回数カウンタとから一致しなかった回数を求めて、所定回数異なるときに一致しないとしてもよい。
S312でCPU3は、ハードゼロクロス信号とソフトゼロクロス信号が一致していると判断した場合は、S315の処理を行う。S312でCPU3は、ハードゼロクロス信号とソフトゼロクロス信号が一致しないと判断した場合は、S313で次に取得するハードゼロクロス信号のエッジ方向を現在指定している方向から反対方向のエッジ方向となるよう取得エッジ選択部5により選択する。S314でCPU3は、S313で取得エッジ選択部5により選択した取得するハードゼロクロス信号のエッジ方向に合わせてソフトゼロクロス信号を切り換えて、S315の処理を行う。S315でCPU3は、更新禁止期間が終了したら、S303の処理に戻る。このように、CPU3は、交流電源1の交流波形におけるすべての全波内で、ハードゼロクロス信号の監視を行う。なお、本実施例のフローチャートで、CPU3は、S303の処理に戻る構成としているが、このようにS303の処理に戻っても良いし、戻らずにハードゼロクロス信号の監視を終了しても良い。すなわち、CPU3は、ハードウェアゼロクロス信号取得部7がゼロクロス信号の取得を開始してから交流電源1の交流波形における最初の1全波内のみ、ハードゼロクロス信号の監視をするものとしてもよい。
[タイミングチャートの説明]
図5は、図4での制御を信号波形に置き換え、定着制御で用いるハードゼロクロス信号の初期に取得するエッジ方向を立ち下がりエッジとして取得エッジ選択部5で選択したときのタイミングチャートである。ここで、初期に取得するエッジ方向を立ち下がり方向としているため、RAM9に格納するソフトゼロクロス信号の初期値はハイである。なお、初期に取得するエッジ方向を立ち上がり方向とする場合は、RAM9に格納するソフトゼロクロス信号の初期値はローである。
図5のs401は交流電源1の電圧波形で、周期的なノイズが入っている。また、実線は0V、点線はゼロクロス点を検出する際の閾値を示す。s402はゼロクロス信号生成回路2が出力するハードゼロクロス信号で、交流電源1の波形に含まれる周期的なノイズの影響を受ける。s403は本実施例の制御を行うことによりRAM9に格納されるソフトゼロクロス信号である。s411で、プリンタコントローラ201から印字指示を受けたエンジン制御部202は定着温度制御部206に対して定着温度制御開始指示をする。定着温度制御開始指示を受けた定着温度制御部206を備えるCPU3は、定着温度制御を開始する。CPU3は、定着温度制御開始時に取得するハードゼロクロス信号のエッジ方向を取得エッジ選択部5により選択する。図5の場合は上述したように立ち下がりを指定する。ここで、上述したように立ち下りエッジ方向取得を選択した場合、RAM9に格納されるソフトゼロクロス信号はハイ信号であり、ハードウェアゼロクロス信号取得部7は選択したハードゼロクロス信号のエッジ検出をするまで待つ。
s412でCPU3は、選択したエッジ方向のハードゼロクロス信号をハードウェアゼロクロス信号取得部7により取得したら、次に取得するハードゼロクロス信号のエッジ方向に立ち上がり方向を選択する、すなわち、エッジ方向を切り換える。CPU3は取得エッジ選択部5により立ち上がり方向を選択したら、ソフトゼロクロス信号をロー信号としてRAM9に格納する。そして、CPU3はこのタイミングを基点に所定時間エッジ検出を行わないよう割り込み禁止タイマ6の計時を開始する。ハードゼロクロス信号の取得をハードウェアゼロクロス信号取得部7に禁止するための所定時間である更新禁止期間は、交流電源1の電源周波数によって決めると良い。例えば、50Hz環境では半波が10msなので、この50%程度の時間(5ms)をエッジ検出禁止期間として所定時間とすると良い。
s413、s414でCPU3は、更新禁止期間中に(すなわち所定時間内に)ハードゼロクロス信号とソフトゼロクロス信号の信号レベルを比較する。CPU3はRAM9の比較回数カウンタを比較した時点で更新する。一方、CPU3は、信号レベルの一致回数カウンタを、ハードゼロクロス信号とソフトゼロクロス信号が異なる場合には更新しない。CPU3は、比較回数カウンタが所定回数に達したと判断したら信号レベルの一致回数カウンタを確認する。例えば2回比較して2回とも違う信号であれば、CPU3はハードゼロクロス信号とソフトゼロクロス信号とが一致しないと判断する。そしてCPU3は、ハードウェアゼロクロス信号取得部7により次に取得するハードゼロクロス信号のエッジ方向を再び立ち下がり方向として選択する、すなわちエッジ方向を切り換える。s414では、CPU3はそれにあわせてRAM9にソフトゼロクロス信号をハイ信号として格納する、すなわちソフトゼロクロス信号の論理を切り換える。ここで違う信号と判断するのは、上述したように比較回数と信号レベルの一致回数から判断すればよい。
s415でCPU3は、ハードゼロクロス信号の立ち下がりエッジを検出した場合、これを基点にハードウェアゼロクロス信号取得部7により再び取得するハードゼロクロス信号の方向は立ち上がりを選択する。そして、CPU3はそれに合わせてソフトゼロクロス信号をローとしてRAM9に格納する。この時点から所定時間、CPU3は割り込み禁止タイマ6によりハードウェアゼロクロス信号取得部7のハードゼロクロス信号の取得を禁止する。s416でCPU3は、s416以後のソフトゼロクロス信号を正常に生成することができる。なお、s416でソフトゼロクロス信号(s403)がハードゼロクロス信号(s402)より早くハイとなっているのは次の理由による。ゼロクロス信号生成回路2は、交流電源1が閾値以下の場合にハイのハードゼロクロス信号を出力しており、ローの時間とハイの時間との比が例えば6:4となってしまう。このため、この比を5:5となるように補正を行いソフトゼロクロス信号のハイへの切り替えを早くしている。
以上本実施例によれば、商用電源に周期的なノイズが入る場合でもゼロクロス点を正確に取得することができ、正確な定着温度制御を行うことができる。
1 交流電源
2 ゼロクロス信号生成回路
3 CPU
5 取得エッジ選択部
7 ハードウェアゼロクロス信号取得部

Claims (7)

  1. 交流電源のゼロクロス点を検出しゼロクロス信号を出力する出力手段により出力されたゼロクロス信号に基づき定着装置の温度制御を行う画像形成装置であって、
    前記出力手段が出力するゼロクロス信号のエッジの立ち上がり又は立ち下がりであるエッジ方向を選択する選択手段と、
    前記出力手段が出力したゼロクロス信号のエッジを検出し、前記選択手段により選択されたエッジ方向のゼロクロス信号を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得されたゼロクロス信号の信号レベルを保持手段に保持し、前記選択手段が選択しているエッジ方向とは反対方向のエッジ方向を該選択手段に選択させ、該取得手段によるゼロクロス信号の取得を所定時間禁止するよう制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記所定時間内に前記出力手段が出力したゼロクロス信号の信号レベルと前記保持手段に保持された信号レベルとが一致するか否かの判断を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記所定時間内に前記出力手段が出力したゼロクロス信号の信号レベルと前記保持手段に保持された信号レベルとが一致しないと判断した場合は、前記選択手段が選択しているエッジ方向とは反対方向のエッジ方向を該選択手段に選択させ、かつ該保持手段に保持された信号レベルを切り換えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段が前記取得手段によるゼロクロス信号の取得を禁止する前記所定時間は、前記交流電源の半周期以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記所定時間内に前記出力手段が出力したゼロクロス信号の信号レベルと前記保持手段に保持された信号レベルとを、決まった時間間隔で複数回比較し、前記複数回比較したうち所定回数異なるときに一致しないと判断することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記所定時間内に前記出力手段が出力したゼロクロス信号の信号レベルと前記保持手段に保持された信号レベルとを、異なる時間間隔で複数回比較し、前記複数回比較したうち所定回数異なるときに一致しないと判断することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記取得手段がゼロクロス信号の取得を開始してから前記交流電源の交流波形における最初の1全波内のみ、前記判断を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記取得手段がゼロクロス信号を取得している間の前記交流電源の交流波形におけるすべての全波内で、前記判断を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2010060692A 2010-03-17 2010-03-17 画像形成装置 Active JP5570257B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010060692A JP5570257B2 (ja) 2010-03-17 2010-03-17 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010060692A JP5570257B2 (ja) 2010-03-17 2010-03-17 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011197062A true JP2011197062A (ja) 2011-10-06
JP5570257B2 JP5570257B2 (ja) 2014-08-13

Family

ID=44875431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010060692A Active JP5570257B2 (ja) 2010-03-17 2010-03-17 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5570257B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08308215A (ja) * 1995-04-28 1996-11-22 Hirata Corp ゼロクロス点検出装置及び電力制御装置
JP2004013668A (ja) * 2002-06-10 2004-01-15 Canon Inc 電源装置及びその制御方法、加熱装置、並びに画像形成装置
JP2005168163A (ja) * 2003-12-02 2005-06-23 Canon Inc ゼロクロス信号発生装置
JP2007264927A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Canon Inc 信号処理装置、電流検出装置、電力制御装置、およびこれらを具備する画像形成装置
JP2009204638A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Kyocera Mita Corp ヒータ装置及び画像形成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08308215A (ja) * 1995-04-28 1996-11-22 Hirata Corp ゼロクロス点検出装置及び電力制御装置
JP2004013668A (ja) * 2002-06-10 2004-01-15 Canon Inc 電源装置及びその制御方法、加熱装置、並びに画像形成装置
JP2005168163A (ja) * 2003-12-02 2005-06-23 Canon Inc ゼロクロス信号発生装置
JP2007264927A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Canon Inc 信号処理装置、電流検出装置、電力制御装置、およびこれらを具備する画像形成装置
JP2009204638A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Kyocera Mita Corp ヒータ装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5570257B2 (ja) 2014-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9915918B2 (en) Image forming apparatus with fixing device detachably mounted thereto
JP2003084507A (ja) 画像形成装置
JP5482765B2 (ja) 電力制御方法、電力制御装置および画像形成装置
JP2003302875A (ja) 画像形成装置
JPH02151885A (ja) 画像形成装置
JP2012098547A (ja) 画像形成装置
JP2013029723A (ja) 画像形成装置
JP2011085703A (ja) 画像形成装置
JP5570257B2 (ja) 画像形成装置
US10061234B2 (en) Fixing apparatus and image forming apparatus for controling power supplied to heater based on temperature detection
US10732549B1 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP2015219461A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2008076792A (ja) 画像形成装置
JP2014077827A (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP2017076026A (ja) 現像装置、画像形成装置、および現像装置の制御プログラム
JP2008083548A (ja) 画像形成装置、現像剤画像の濃度補正方法、及び画像形成装置制御用プログラム
JP2016066042A (ja) 画像形成装置
JP2008083123A (ja) ヒータ制御装置
JP6206453B2 (ja) 画像形成装置
JPH0443254B2 (ja)
CN110187617B (zh) 显影装置、图像形成装置以及显影条件校正方法
JP2019066620A (ja) 画像形成装置
JP2006220959A (ja) 画像形成装置
JP2005173040A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP4808396B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20120208

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140527

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140624

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5570257

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151