JP2011194660A - 溶液製膜方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工適正及びリワーク性に優れたポリマーフィルムを、冷却ゲル化流延方式で製造する。
【解決手段】流延膜32をドラム29で冷却して固めてから剥ぎ取る。湿潤フィルム16を剥取ローラ33の周面に巻き掛けて支持し、搬送することにより、流延膜32を剥ぎ取る。ドラム29と剥取ローラ33との間の第2空間に、湿潤フィルム16の搬送の経路を制御する経路制御部36を設ける。経路制御部36は、チャンバ55と、チャンバ55の内部の気体を吸引するポンプ56とを備え、コントローラ57によりポンプ56の吸引力を調整する。この経路制御部36は、第2空間を減圧し、剥取ローラ33に向かう湿潤フィルム16の搬送路を第2空間側に凸にする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ポリマーフィルムを製造する溶液製膜方法に関する。
セルロースアシレートフィルムや環状ポリオレフィンフィルム等の各種ポリマーフィルムは、用途に応じた寸法に切断されて利用される。切断は、組み合わせるべき部材と組み合わせる前に、ポリマーフィルムだけで為される場合もあるが、組み合わせるべき部材と組み合わせた後に、その部材とともに為されることもある。例えば、偏光板を製造する場合には、偏光膜と、これを保護する保護フィルムとして用いるポリマーフィルムとを貼り合わせてから、切断処理をする。なお、偏光膜の両面に配される一対の保護フィルムのうち一方を、光学補償フィルム(位相差フィルムを含む)に代える場合も同様である。すなわち、光学補償フィルムを保護フィルムとして用いることもある。
偏光膜と保護フィルムとの貼り合わせからなる複層構造のフィルムから偏光板とするために、所期の寸法に切断する場合には、複層構造フィルムに対して、一方のフィルム面から切断刃を押しつけて切断する。このように複層構造フィルムを切断すると、切断により形成された切断面から保護フィルムの内部へとクラックが生じてしまうことがある。切断によりこのようにクラックが生じる保護フィルムは、加工適正が悪いとの評価が為され、得られる偏光板についてもその商品価値が著しく低くなる。
また、液晶ディスプレイを製造する際には、偏光板をガラス基板に貼り付ける。この貼り合わせに際し、その貼り合わせ状態が所期の状態にならない場合には、偏光板をガラス基板から一旦剥がしてから再び貼り合わせるといういわゆるリワークを実施する。偏光板の保護フィルムの中には、このリワークの中でも特にガラス基板から剥がす剥離時に、保護フィルムの一部がガラス基板上に残ってしまうことがある。このように全体が剥がれることなく一部がガラス基板上に剥げ残るような保護フィルムは、リワーク性が悪いとの評価が為され、好ましくない。
以上のような表示装置等の光学用途に用いるポリマーフィルムの製造方法として、溶液製膜方法がある。溶液製膜方法は、ポリマーを溶剤に溶かしたドープを、支持体の上に流延して流延膜を形成し、この流延膜を固めて剥ぎ取り、剥ぎ取った流延膜、すなわち湿潤フィルムを乾燥してポリマーフィルムにする製造方法である。この溶液製膜には、流延膜の固め方によって、周知のように、乾燥流延方式と冷却ゲル化流延方式とがある。
乾燥流延方式は、流延膜を所期の乾燥レベルにまで乾燥し、この乾燥により流延膜を固めるものである。すなわち、剥ぎ取った後に、湿潤フィルムが搬送可能となるような程度にまで流延膜を乾燥して固める。
これに対し、冷却ゲル化流延方式は、流延膜を冷却することにより溶剤残留率が非常に高い状態でゲル状にし、剥ぎ取っても搬送可能な程度に固くなるまでゲル化をすすめるものである。
上記の乾燥流延方式と冷却ゲル化流延方式とを比べると、後者は、溶剤残留率が高いうちに支持体から剥がすことができるので製造効率の点で著しく優位にある。しかし、冷却ゲル化流延方式で得られるポリマーフィルムは、上記の加工適正とリワーク性との観点では、乾燥流延方式で得られるポリマーフィルムに劣る。
要求される性能を発現させながらも、冷却ゲル化流延方式のように、効率よく製造、すなわち単位時間当たりにおけるフィルム製造量を向上させるためには、これまで種々の提案が為されている。例えば、特許文献1の方法では、支持体から流延膜が剥がれる剥取位置で、ガス流を吹き付ける方法が提案される。この方法によると、所期のレタデーションをもつフィルムを効率よく製造することができるとしている。
また、特許文献2では、剥ぎ取り直後の湿潤フィルムの支持体から剥ぎ取られたフィルム面に、ノズルから風速20m/秒以上の風を、フィルム面に対して垂直方向となるように吹き付ける。特許文献2は、これにより、支持体からの剥ぎ取り時における溶剤残留率が100%以上という高い値の場合であっても、流延膜を支持体から安定して剥ぎ取り、平面性に優れたポリマーフィルムを製造することができるとしている。
特開2000−239403号公報 特開2001−198933号公報
しかしながら、高溶剤残留率で剥離して乾燥する冷却ゲル化流延方式に特許文献1,2の方法を適用しても、加工適正及びリワーク性の改善とを両立することはできない。
そこで本発明は、冷却ゲル化流延方式でつくられるフィルムの加工適正とリワーク性とを向上する溶液製膜方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ポリマーが溶剤に溶解したドープを支持体上に連続して流延することにより形成した流延膜を、冷却して固め、前記溶剤が残存する状態で剥ぎ取ることにより湿潤フィルムとし、この湿潤フィルムを乾燥してフィルムを製造する溶液製膜方法において、記支持体の流延面の幅方向に長手方向が一致するように配され、湿潤フィルムの搬送路に関し支持体とは反対側に備えられたローラの周面に、湿潤フィルムを巻き掛けて、湿潤フィルムを搬送させることにより流延膜を剥ぎ取り、湿潤フィルムの支持体から剥がれた一方のフィルム面上の空間を第1空間とし、他方のフィルム面上の空間を第2空間とするときに、前記ローラに向かう湿潤フィルムの搬送路が第2空間側に凸となるように、ローラより上流の第2空間の圧力を第1空間の圧力よりも小さくすることを特徴として構成されている。
この溶液製膜方法では、気体を吸引する吸引装置により、前記ローラより上流の第2空間の気体を吸引して、ローラと支持体から湿潤流延膜が剥がれる剥取位置との間の第2空間を減圧することが好ましい。
吸引装置は、減圧すべき第2空間を外部空間と仕切るチャンバを備え、チャンバ内の圧力を調整することにより、ローラに向かう湿潤フィルムの搬送の経路を制御するが好ましく、前記経路を制御することにより、前記剥取位置における前記支持体の表面と前記湿潤フィルムとのなす角θ1を30°以上80°以下の範囲にすることがより好ましい。
本発明の溶液製膜方法によると、冷却ゲル化流延方式であるにも関わらず、加工適正とリワーク性とに優れたフィルムを製造することができる。
本発明を実施した溶液製膜設備の概略図である。 経路制御部の概略図である。 経路制御部の概略図である。
図1の溶液製膜設備10は、ポリマー11が溶剤12に溶解したドープ13から湿潤フィルム16を形成する湿潤フィルム形成装置17と、形成した湿潤フィルムの各側部を保持手段(図示無し)により保持して搬送しながら一定の溶剤残留率になるまで乾燥をすすめる第1テンタ18と、湿潤フィルム16の側部を保持手段(図示無し)により保持して幅方向での張力を適宜加えながらさらに乾燥をすすめる第2テンタ19と、第2テンタ19を経た湿潤フィルム16をローラ21で搬送しながら乾燥をさらにすすめてフィルム23にするローラ乾燥装置22と、乾燥したフィルム23をロール状に巻き取る巻取装置24とを有する。なお、溶液製膜設備10は、第2テンタ19とローラ乾燥装置22との間、ローラ乾燥装置22と巻取装置24との間の各搬送路には、湿潤フィルム16とフィルム23との各側端部を切除するスリット装置(図示無し)を備えるが図示は略す。
湿潤フィルム形成装置17は、支持体としてのドラム29を備える。ドラム29は、駆動手段(図示せず)を有し、この駆動手段により周方向に回転する。この回転により、周面29aは、ドープ11が流延される無端の流延面となる。
ドラム29の上方にはドープ13を流出する流延ダイ31が備えられる。回転しているドラム29に流延ダイ31からドープ13を連続的に流出することにより、ドープ13はドラム29上で流延されて流延膜32が形成される。なお、ダイ31からドラム29に至るドープ13に関して、ドラム29の回転方向における上流には、減圧チャンバが設けられるが図示は略す。この減圧チャンバは、流出したドープ13の上流側エリアの雰囲気を吸引して前記エリアを減圧する。
流延膜32を、第1テンタ16へのローラ48による搬送が可能な程度にまで固めてから、溶剤を含む状態でドラム29から剥がす。ドラム29は、周面29aを制御する温度コントローラ34を有する。コントローラ34により周面29aの温度を制御することにより、流延膜32を所期の温度となるように冷却し、この冷却により固める。
剥ぎ取りの際には、湿潤フィルム17を剥ぎ取り用のローラ(以下、剥取ローラと称する)33で支持し、流延膜32がドラム29から剥がれる剥取位置PP(図2参照)を一定に保持する。
剥取ローラ33の上流には、剥取ローラ33に向かう湿潤フィルム16の経路を制御する経路制御部36が設けてある。
流延膜32をドラム29から剥ぎ取る方法については、別の図面を用いて後述する。
フィルム形成装置17から第1テンタ18への渡りには、複数のローラ48が備えられる。剥ぎ取りによって形成された湿潤フィルム16は、これらのローラ48で搬送されて
第1テンタ18に案内される。第1テンタ18では、湿潤フィルム16の側端部を保持手段(図示無し)で保持し、この保持手段で搬送しながら湿潤フィルム16を乾燥する。保持手段は、複数のピン(図示無し)である。ピンを湿潤フィルム16の側端部に貫通させることにより、湿潤フィルム16が保持される。各側端部のピンは、湿潤フィルム16の幅方向に対して適宜張力を加えながら、搬送方向に移動する。
第1テンタ18の下流の第2テンタ19にも、湿潤フィルム16の各側端部を保持する保持手段が複数備えられる。この保持手段は、湿潤フィルム16の側端部を把持するクリップである。複数のクリップは、所定のタイミングで、湿潤フィルム16の幅方向に対して所定の張力を付与する。
第1,第2テンタ18,19は、いずれも搬送路を囲むチャンバとして形成されている。第1,第2テンタ18,19の各内部には、ダクト(図示無し)がそれぞれ備えられ、これらのダクト(図示無し)には、湿潤フィルム16の搬送路に対向して給気ノズル(図示無し)と吸引ノズル(図示無し)とがそれぞれ複数形成されてある。給気ノズルからの乾燥気体の送出と吸引ノズルからの気体の吸引により、第1,第2テンタ18,19の内部は一定の湿度及び溶剤ガス濃度に保持される。第1,第2テンタ18,19の各内部を通過させることにより、湿潤フィルム16の乾燥をすすめる。第1テンタ18では、第2テンタ19のクリップによる把持が可能な程度にまで、湿潤フィルム16を乾燥する。これに対し、第2テンタ19では、幅方向における張力付与のタイミングを考慮して、達すべき乾燥の度合いを決定する。
第2テンタ19を経た湿潤フィルム16はスリット装置(図示無し)で、保持手段による保持跡がある各側端部を、切断刃で連続的に切断して除去される。一方の側端部と他方の側端部との間の中央部はローラ乾燥装置22へ送る。
湿潤フィルム16は、ローラ乾燥装置22へ送られると、搬送方向に並んで配された複数のローラ21の周面で支持される。これらのローラ21の中には、周方向に回転する駆動ローラがあり、この駆動ローラの回転により搬送される。
ローラ乾燥装置22は、乾燥した気体を流出するダクト(図示無し)を備え、乾燥気体が送り込まれる空間を外部と仕切るチャンバとして形成されている。ローラ乾燥装置22には排気口が形成され、ダクトからの乾燥気体の送出と排気口からの排気により、ローラ乾燥装置22の内部は一定の湿度及び溶剤ガス濃度に保持される。このローラ乾燥装置22の内部を通過させることにより、湿潤フィルム16は乾燥してフィルム23になる。
ローラ乾燥装置22で乾燥したフィルム23はスリット装置(図示無し)で、各側端部を切断刃で連続的に切断して除去される。一方の側端部と他方の側端部との間の中央部は巻取装置24へ送り、ロール状に巻き取る。
剥ぎ取りの工程について、図2及び図3を参照しながら具体的に説明する。図2,図3においては、矢線Z1は湿潤フィルム16の搬送方向、矢線Z2は湿潤フィルム16の幅方向を示す。なお、周面29aの幅方向は、湿潤フィルム16の幅方向Z1に一致する。図2及び図3は、概略図であり、湿潤フィルム16の厚みに対して剥取ローラ33を小さく描いてある。
以降の説明においては、湿潤フィルム16のドラム29から剥がれた一方のフィルム面側の空間を第1空間、他方のフィルム面側の空間を第2空間と称する。剥取ローラ33は、長手方向が、ドラム29の周面の幅方向に一致するように配される。剥取ローラ33は、湿潤フィルム16の搬送路に関し、ドラム29とは反対側に備えられる。つまり、ドラム29は第1空間に備わるので剥取ローラ33は第2空間に備えられることになる。
剥取ローラ33は、駆動手段70とこの駆動手段70を制御するコントローラ71とを備える。この駆動手段70により剥取ローラ33は所定の回転速度で周方向に回転する。コントローラ71は、設定した剥取ローラ33の回転の速度の信号が入力されると、剥取ローラ33がその設定速度で回転するように駆動手段70を制御する。
剥取ローラ33は、案内されてきた湿潤フィルム16を周面で支持し、回転することにより湿潤フィルム16を搬送する。湿潤フィルム16が剥取ローラ33に巻き掛かるように、ドラム29と剥取ローラ33とを配置しておくとともに剥取ローラ33の下流の搬送路を定めておく。このように、剥取ローラ33に湿潤フィルム16を巻き掛けて、湿潤フィルム16を剥取ローラ33で搬送させることにより、流延膜32をドラム29から剥ぎ取る。
なお、剥取ローラ33は、必ずしも駆動ローラでなくてもよく、搬送されている湿潤フィルム16に周面が接することにより従動するいわゆる従動ローラであってもよい。この場合には、他の搬送手段を剥取ローラ33の下流に設ける。そして、湿潤フィルム16を剥取ローラ33で支持し、設けた搬送手段で湿潤フィルム16を搬送させることにより、流延膜32をドラム29から剥ぎ取る。
経路制御部36は、ドラム29と剥取ローラ33との間の第2空間に備えてあり、湿潤フィルム16が所期の経路で搬送されるように制御する。経路制御部36は、減圧すべき空間を外部空間と仕切るチャンバ55と、チャンバ55の内部の雰囲気を吸引するポンプ56と、ポンプ56の吸引力を制御するコントローラ57とを備える。コントローラ57は、チャンバ55の内部における設定した圧力の信号が入力されると、その設定圧力になるようにポンプ56の吸引力を調整する。
チャンバ55は、減圧すべき第2空間を、湿潤フィルム16の搬送方向Z1における上流側の外部空間と仕切る第1部材61と、下流側の外部空間と仕切る第2部材62と、幅方向Z2の各側部側の外部空間と仕切る第3部材63及び第4部材64、下方の外部空間と仕切る第5部材65とを備える。また、チャンバ55には、第1部材〜第4部材61〜64に囲まれるようにして、湿潤フィルム16に対向する第1の開口68が形成され、チャンバ55の外部の気体がこの第1開口68から吸引される。板状の第1〜第5部材61〜65のうち第1〜第4部材61〜64は起立した姿勢で配されてある。
第1部材61は、ドラム29に対向するように配され、ドラム29の周面29aに沿う曲面を有する。第1部材61は、流延膜32の厚みを考慮して、ドラム29との距離が100μm以上2500μm以下の範囲となるように配される。搬送方向Z1における第1部材61の上流端61Uは、ドラム29の下流端29Dよりも上流に位置する。
第2部材62は、剥取ローラ33に対向するように配され、剥取ローラ33の周面に沿う曲面を有する。第2部材62は、湿潤フィルム16の厚みを考慮して、剥取ローラ33との距離が100μm以上2500μm以下の範囲となるように配される。搬送方向Z1における第2部材62の下流端62Dは、剥取ローラ33の上流端33Uよりも下流に位置する。第2部材62には、ポンプ56に接続し、チャンバ55の内部の気体が流出する第2の開口69が形成されている。
第3部材63と第4部材64とは、その各内面が湿潤フィルム16の側縁16eよりも外側になるように配される。これにより、経路が安定するまでの間の湿潤フィルム16は、第3部材63と第4部材64とぶつからない。湿潤フィルム16と対向する対向面は、側方から見たときに、本実施形態では図2に示すように、湿潤フィルム16の所期の経路に重ならないように曲面とされてあるが、必ずしも曲面でなくてもよい。
チャンバ55の内部は、気体が吸引されることにより減圧状態となる。チャンバ55の内部が減圧されると、ドラム29と剥取ローラ33との間の第2空間も減圧されて、第1空間よりも低い圧力とすることができる。これにより、剥取ローラ33に向かう湿潤フィルム16はチャンバ55側に引き寄せられるように、直線経路(図2中の破線で示す符号A)から曲線経路に経路を変え、図2のように側方から見たときに、搬送路は第2空間側に凸の形状とされる。このように、経路制御部36は、ドラム29と剥取ローラ33との間の第2空間の気体を吸引する吸引部であり、この吸引によりドラム29と剥取ローラ33との間の第2空間を減圧して、湿潤フィルム16の搬送路を第2空間側に凸形状にする。
湿潤フィルム16の搬送路を第2空間側に凸形状にすることにより、剥ぎ取りのために湿潤フィルム16に付与する力のうち湿潤フィルム16の長手方向にかかる力を従来よりも大幅に小さくして、付与する力のうち、より多くを剥ぎ取りのために用いることができるようになる。このため、湿潤フィルム16のポリマーの、フィルム面に沿う方向における配向(以下、面配向と称する)を抑制することができ、結果として加工適正とリワーク性とがともに向上する。
従来の方法では、剥ぎ取りの力が過度に大きすぎると湿潤フィルム16が剥ぎ取り時に切断することがある。製造速度を速くする場合ほど、剥ぎ取り時の溶剤残留率が高いので、流延膜32とドラム29との密着力がより大きい。したがって、製膜速度を速くする場合ほど剥ぎ取りの力がより大きくなるので切断もしやすい。これに対し、本発明の上記の方法によると、一定の製造速度のもとで剥ぎ取りのために付与する力をより少なくすることができるので、結果として、製造速度をより大きくすることができるという効果もある。しかも、上記の方法によると、剥ぎ取り直後という非常に溶剤残留率が高い湿潤フィルム16に、気体の吹付も実施しないので、湿潤フィルム16のフィルム面の平滑性が維持されるとともに、異物による汚染も回避することができる。
以上のように剥取ローラ33に向かう湿潤フィルム16の搬送の経路を制御することにより、剥取位置PPにおけるドラム29の周面29aと湿潤フィルム16とのなす角θ1を大きくすることができ、このため、剥ぎ取りのために要する力を低く抑えやすくなる。
剥取位置PPにおけるドラム29の周面29aと湿潤フィルム16とのなす角θ1は、30°以上80°以下の範囲にすることがより好ましい。
剥取位置PPにおけるドラム29の周面29aと湿潤フィルム16とのなす角θ1を大きくすると、剥取ローラ33に対する巻き掛け中心角θ2は、直線経路Aの場合の巻き掛け中心角よりも大きくなる。巻き掛け中心角θ2が大きく保持されやすいと、ドラム29と剥取ローラ33との間の搬送路の形状も、凸形状のまま、より保持しやすくなる。
なお、巻き掛け中心角θ2は、湿潤フィルム16が剥取ローラ33に巻き掛かった巻き掛け領域72と剥取ローラ33の断面円形の中心とからなる扇形における中心角である。
剥取位置PPにおけるドラム29の周面29aと湿潤フィルム16とのなす角θ1と、巻き掛け中心角θ2とを、より大きくする観点からは、本実施形態のように、剥取ローラ33を従動ローラではなく駆動ローラとすることがより好ましい。第2空間側に凸とした搬送の経路の形状を保持する、もしくはより大きな凸とする場合には、駆動ローラの回転速度を低下させるとよい。このように、剥取位置PPにおけるドラム29の周面29aと湿潤フィルム16とのなす角θ1と、巻き掛け中心角θ2とは、剥取ローラ33に向かう湿潤フィルム16の搬送の経路をチャンバ55による吸引のみでより大きくする方法の他に、剥取ローラ33を駆動ローラにすることによってもより大きくすることができる。
本実施形態では、第2空間を第1空間よりも低い圧力となるように、第2空間を減圧したが、本発明はこれに限定されない。例えば、第2空間の減圧に代えて、あるいは加えて、第1空間を加圧してもよい。ただし、この加圧は、動圧での加圧ではなく、静圧での加圧である。
静圧としての加圧は、ドラム29の下流側の一部と剥取ローラ33の上流側の一部とを含むように、第1空間と湿潤フィルム16の直線経路Aをチャンバ(図示せず)で囲み、このチャンバ内に気体を一定時間送り込む送り込み操作と、送り込み操作を一定時間停止する停止操作とを繰り返すことで行うことができる。この方法によると、気体の吹付という動圧の発生を大幅に抑止することができるとともに、湿潤フィルム16に対して第1空間側から圧力を付与することができる。また、ドラム29と剥取路ローラ33との間を数mm程度という極小さな隙間にする場合でも、この方法によると確実に第1空間と第2空間とに圧力差をつけることができる。さらに、幅方向Z2に延びたスリット状の開口から気体を吸引するよりも、フィルム面の平滑性をより確実に保持することができる。
ドラム29と剥取ローラ33までの第1空間と第2空間とに圧力差を設けるための方法として、さらに別の方法もある。例えば、チャンバ55や、第1空間と湿潤フィルム16の直線経路Aを囲む上記チャンバ(図示せず)を用いずに、チャンバ17(図1参照)の中に、内部空間を仕切る仕切り部材を設けて、該圧力差をつける方法がある。仕切り部材によって形成された各空間の圧力をそれぞれ制御することにより、湿潤フィルム16の搬送路よりも上方の第1空間と、下方の第2空間とに、圧力差をつけることができる。ドラム29と剥取ローラ33との距離が5000μm以上の場合には、チャンバ55を用いて該圧力差をつけることがより好ましく、5000μm未満の場合には、チャンバ55や第1空間と湿潤フィルム16の直線経路Aを囲む上記チャンバ(図示せず)を用いずにチャンバ17を仕切り部材で仕切って該圧力差をつける方法でもよい。
第1空間と第2空間との圧力の差は、剥取位置PPから剥取ローラ33における巻き掛け領域を通過するまでの湿潤フィルム16の溶剤残留率に基づいて決定することが好ましい。溶剤残留率が大きいほど圧力差を大きくして搬送路をより大きく凸にすることが好ましい。溶剤残留率が大きいほど、ドラム29と流延膜32との密着力が強いとともに、湿潤フィルム16が破断しやすいからである。
剥取位置PPは、幅方向Z2における中央に向かうほど、ドラム29の回転方向における下流側に形成される。このため、剥ぎ取りに際して湿潤フィルム16の長手方向に付与される力は、幅方向Z2における中央に向かうほど大きくなり、面配向が大きくなる。そこで、剥取位置PPでは、中央に向かうに従い、第2空間の圧力が低くなるようにすることがより好ましい。これにより、面配向が幅方向Z2において一定であるフィルム23を製造することができる。剥取位置PPにおいて中央に向かうに従い第2空間の圧力が低くなるようにするためには、例えば、チャンバ55の内部に、独立したチャンバ(図示無し)をさらに設け、このチャンバとチャンバ55との各内部圧力を独立して制御するという方法がある。
本発明は、ポリマー11(図1参照)がセルロースアシレートである場合に特に効果がある。
以下に、本発明としての実施例と、本発明に対する比較例とを記載する。
冷却ゲル化流延方式でフィルム23を製造した。湿潤フィルム形成装置17の内部に、第1空間と第2空間とに圧力差をつけるように仕切り部材(図示無し)を設けて、第1空間を加圧して大気圧よりも10Pa高い圧力にし、湿潤フィルム16の搬送路を第2空間側に凸形状にした。なお、第2空間の圧力は大気圧に等しい。これに伴い剥離位置PPが一定になるようにドラム29と剥取ローラ33との速度比を変化させてフィルム23を製造した。なお、表1における「第1空間の圧力(Pa)」と「第2空間の圧力(Pa)」との各欄の数値は、大気圧を基準とした値である。すなわち、圧力が大気圧と等しい場合には0(ゼロ)と記載し、大気圧よりも高い場合には正の値、低い場合には負の値として記載してある。
得られたフィルム23に関し、加工適性とリワーク性とを、以下の方法及び基準で評価した。結果については、表1に示す。
(ア)加工適性
得られたフィルム23を偏光膜の両面に接着剤を介して重ねて接着し、偏光板を作製した。偏光板を刃物で10cm×10cmの矩形に打ち抜き、評価用サンプルとした。この評価用サンプルの長辺のエッジすなわち切断面から、フィルム23の内部へとクラックが発生しているか否か、及び、確認されたクラックの程度を以下の基準に基づいて加工適性を評価した。クラックは、フィルム23の切断面から内部に向かう割れである場合もあるし、偏光膜とフィルム23との間での剥がれである場合もある。以下の基準で、A〜Cは加工適性が合格であるレベル、Dは加工適性が不合格であるレベルである。
A:クラックが認められない、または、クラックが発生してはいるが発生したクラックの範囲が長辺の長さの25%未満におさまっている
B:クラックが発生している範囲が長辺の長さの25%以上50%未満の範囲におさまっている
C:クラックが発生している範囲が長辺の長さの50%以上75%未満の範囲に収まっている
D:クラックが発生している範囲が、長辺の長さの75%以上である
(イ)リワーク性
得られたフィルム23を偏光膜の両面に接着剤を介して重ねて接着し、偏光板を作製した。偏光板をガラス基板に貼り合わせた後、ガラス基板から剥がした。ガラス基板上における、フィルム23の剥げ残りの程度について目視で確認し、以下の基準に基づいてリワーク性を評価した。以下の基準で、A〜Cはリワーク性が合格であるレベル、Dはリワーク性が不合格であるレベルである。
A:剥げ残りが全く確認されない
B:極わずかに剥げ残りがある程度
C:わずかに剥げ残りはあるが、実用上問題無い程度
D:剥げ残りが多くある
湿潤フィルム形成装置17の内部に、第1空間と第2空間とに圧力差をつけるように仕切り部材(図示無し)を設けて、第2空間を減圧して大気圧よりも10Pa低い圧力にし、湿潤フィルム16の搬送路を第2空間側に凸形状にした。なお第1空間の圧力は大気圧に等しい。その他は実施例1と同じである。
図1に示す溶液製膜設備、すなわち、図2の経路制御部36を用いた態様で、第2空間を減圧して大気圧よりも30Pa低い圧力にした。すなわち、第2空間の圧力P2から大気圧に等しい第1空間の圧力P1を減じた差圧P2−P1は−30Paであり、このように差圧を設けることにより湿潤フィルム16の搬送路を第2空間側に凸形状にした。剥取ローラ33は駆動ローラである。これに伴い剥離位置PPが一定になるようにドラム29と剥取ローラ33との回転の速度比を調整してフィルム23を製造した。
経路制御部36を用いて第2空間を第1空間よりも減圧(差圧P2−P1は−100Pa)し、湿潤フィルム16の搬送路を第2空間側に凸形状にし、θ1を80°とした。第1空間の圧力は大気圧に等しい。その他は実施例3と同様に実施した。
経路制御部36を用いて第2空間を第1空間よりも減圧(差圧P2−P1は−30Pa)し、湿潤フィルム16の搬送路を第2空間側に凸形状にした。第1空間の圧力は大気圧に等しい。剥離位置PPにおけるドラム29の周面29aと湿潤フィルム16とのなす角θ1が30°になるようにドラム29と剥取ローラ33との各速度を変化させて両者の速度比を調整した。その他は実施例3と同様に実施した。
経路制御部36を用いて第2空間を第1空間よりも減圧(差圧P2−P1は−30Pa)し、湿潤フィルム16の搬送路を第2空間側に凸形状にした。第1空間の圧力は大気圧に等しい。剥離位置PPにおけるドラム29の周面29aと湿潤フィルム16とのなす角θ1が80°になるようにドラム29と剥取ローラ33との各速度を変化させて両者の速度比を調整した。その他は実施例3と同様に実施した。
経路制御部36を用いて第2空間を第1空間よりも減圧(差圧P2−P1は−30Pa)し、湿潤フィルム16の搬送路を第2空間側に凸形状にした。第1空間の圧力は大気圧に等しい。剥離位置PPにおけるドラム29の周面29aと湿潤フィルム16とのなす角θ1が90°になるようにドラム29と剥取ローラ33との各速度を変化させて両者の速度比を調整した。その他は実施例3と同様に実施した。
[比較例]
図1の溶液製膜設備10から経路制御部36を取り外した状態で、冷却ゲル化流延方式によりフィルムを製造した。第1空間及び第2空間の圧力差は0(ゼロ)であり、ドラム29から剥取ローラ33に向かう湿潤フィルムの搬送の経路は、図2の符号Aで示すように直線経路であった。剥離位置PPにおけるドラム29の周面29aと湿潤フィルムとのなす角θ2が30°となるように、ドラム29と剥取ローラ33との各速度を変化させて両者の速度比を調整した。
実施例2〜実施例7で得られた各フィルム23と、比較例で得られたフィルムとに関し、それぞれ加工適性とリワーク性とを、実施例1と同じ方法及び基準で評価した。
Figure 2011194660
10 溶液製膜設備
16 湿潤フィルム
17 湿潤フィルム形成装置
23 フィルム
29 ドラム
32 流延膜
33 剥取ローラ
36 経路制御部
55 チャンバ
72 巻き掛け領域

Claims (4)

  1. ポリマーが溶剤に溶解したドープを支持体上に連続して流延することにより形成した流延膜を、冷却して固め、前記溶剤が残存する状態で剥ぎ取ることにより湿潤フィルムとし、前記湿潤フィルムを乾燥してフィルムを製造する溶液製膜方法において、
    前記支持体の流延面の幅方向に長手方向が一致するように配され、前記湿潤フィルムの搬送路に関し前記支持体とは反対側に備えられたローラの周面に、前記湿潤フィルムを巻き掛けて、前記湿潤フィルムを搬送させることにより前記流延膜を剥ぎ取り、
    前記湿潤フィルムの前記支持体から剥がれた一方のフィルム面上の空間を第1空間とし、他方のフィルム面上の空間を第2空間とするときに、前記ローラに向かう前記湿潤フィルムの搬送路が前記第2空間側に凸となるように、前記ローラより上流の前記第2空間の圧力を前記第1空間の圧力よりも小さくすることを特徴とする溶液製膜方法。
  2. 気体を吸引する吸引装置により、前記ローラより上流の前記第2空間の気体を吸引して、前記ローラと前記支持体から前記湿潤流延膜が剥がれる剥取位置との間の前記第2空間を減圧することを特徴とする請求項1記載の溶液製膜方法。
  3. 前記吸引装置は、減圧すべき前記第2空間を外部空間と仕切るチャンバを備え、前記チャンバ内の圧力を調整することにより、前記ローラに向かう前記湿潤フィルムの搬送の経路を制御することを特徴とする請求項2記載の溶液製膜方法。
  4. 前記経路を制御することにより、前記剥取位置における前記支持体の表面と前記湿潤フィルムとのなす角θ1を30°以上80°以下の範囲にすることを特徴とする請求項3記載の溶液製膜方法。
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