JP2011190769A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】暖機開始から所定期間冷却水の循環を停止する内燃機関において、冷却水の循環開始後に冷却水温に基づく内燃機関の制御を適切に行うことができる内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】内燃機関の暖機開始から所定期間冷却水の循環を停止させるとともに該所定期間経過後に冷却水の循環を開始させるポンプと、前記内燃機関内部の冷却水の温度を取得する水温取得手段と、前記水温取得手段が取得した冷却水の温度に基づいて前記内燃機関を制御する制御手段と、を備え、前記水温取得手段は、前記所定期間における前記内燃機関内部の冷却水の温度と、前記ポンプが冷却水の循環を開始した後に前記内燃機関内部の冷却水の温度が収束する温度の推定値と、前記内燃機関の回転数と、に基づく推定により、前記ポンプが冷却水の循環を開始した後の前記内燃機関の冷却水の温度を取得する。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
内燃機関を短時間停止させた後再始動させた場合の内燃機関の制御は、冷却水温センサで検出した冷却水温に基づいて行われている(例えば特許文献1を参照)。特許文献2には、冷間始動時、冷却水量を増加させることにより冷却水温の変化が収束する時間を短縮することが記載されている。特許文献3には、冷間始動時、ポンプの再駆動を行った際にポンプ停止時の冷却水温の変化度合に基づいて冷却水温を補正することが記載されている。特許文献4には、冷間始動時、ポンプを再始動する際に、冷却水温の局所的な温度上昇を抑制するために冷却水を間欠的に流通することが記載されている。特許文献5には、電動ポンプ停止時、燃焼室壁の放熱量と冷却水の熱容量から冷却水温度の変化量を用いて燃焼室壁面温度と内燃機関の内部の冷却水温を算出することが記載されている。
特開2007−247639号公報 特開2003−035142号公報 特開2008−169748号公報 特開2007−218115号公報 特開2006−300031号公報
内燃機関の暖機促進のために、内燃機関の運転状態によらず作動及び停止を制御可能なウォーターポンプを備え、内燃機関の暖機開始時から所定期間冷却水の循環を停止させると共に該所定期間経過後に冷却水の循環を開始させる技術がある。このような内燃機関では、冷却水の循環を開始する時点において内燃機関内部の冷却水の温度と内燃機関外部の冷却水の温度が異なっているため、冷却水の循環を開始した直後は内燃機関の内部及び外部における冷却水温は、過渡的に大きく変動しながらある程度時間をおいてある温度に収束するという挙動を示す。そのため、内燃機関内部や外部においてセンサによって直接検出した冷却水温に基づいて内燃機関の制御を行うと、適切な制御を行えない可能性がある。
本発明はこの点に鑑みてなされたものであり、暖機開始から所定期間冷却水の循環を停止する内燃機関において、冷却水の循環開始後に冷却水温に基づく内燃機関の制御を適切に行うことができる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る内燃機関の制御装置は、
内燃機関の暖機開始から所定期間冷却水の循環を停止させるとともに該所定期間経過後に冷却水の循環を開始させるポンプと、
前記内燃機関内部の冷却水の温度を取得する水温取得手段と、
前記水温取得手段が取得した冷却水の温度に基づいて前記内燃機関を制御する制御手段と、
を備え、
前記水温取得手段は、前記所定期間における前記内燃機関内部の冷却水の温度と、前記
ポンプが冷却水の循環を開始した後に前記内燃機関内部の冷却水の温度が収束する温度の推定値と、前記内燃機関の回転数と、に基づく推定により、前記ポンプが冷却水の循環を開始した後の前記内燃機関の冷却水の温度を取得することを特徴とする。
本発明によれば、ポンプが冷却水の循環を開始した後の冷却水温が過渡的に変動する期間は、循環開始前の冷却水温と、循環開始後の冷却水温の収束温度と、機関回転数と、により推定された冷却水温に基づいて内燃機関の制御が行われる。循環開始前の冷却水温は過渡変動の初期値に対応し、循環開始後の冷却水温の収束温度は過渡変動が平衡状態に達した時の値に対応する物理量であり、機関回転数は過渡変動の緩和時間に関連する物理量である。
従って、これらの物理量に基づいて、循環開始前の冷却水温から循環開始後の冷却水温の収束値まで徐々に変化していく値を算出し、これを内燃機関の制御に用いるための冷却水温とすることにより、これに基づく内燃機関の制御を安定させることができるので、循環開始直後において冷却水温に基づく内燃機関の制御を適切に行うことが可能になる。
本発明において、前記水温取得手段は、前記内燃機関内部及び外部の冷却水の量と、前記ポンプが冷却水の循環を開始した時点での前記内燃機関内部及び外部の冷却水の温度と、に基づいて、前記収束する温度の推定値を算出することができる。
この構成により、冷却水の熱容量に基づいて冷却水温の収束値を算出するので、精度良く冷却水温の収束値を推定することができる。
本発明において、冷却水と外気とで熱交換可能に構成されたラジエータを備え、
前記水温取得手段は、前記内燃機関外部の冷却水の温度として、前記ラジエータにおける冷却水の温度を用いることができる。
本発明において、前記水温取得手段は、前記ポンプが冷却水の循環を開始した時点での前記内燃機関内部の冷却水の温度を、前記所定期間における前記内燃機関の発熱量に基づいて推定することができる。
この構成により、冷却水の熱容量及び内燃機関の発熱量に基づいて冷却水の循環が停止させられている期間の内燃機関内部の冷却水の温度上昇を算出し、それに基づいて精度良く冷却水の循環が開始された時点での内燃機関内部の冷却水の温度を推定することができる。
本発明において、前記内燃機関から流出する冷却水の温度を検出する水温センサを備え、
前記水温取得手段は、前記水温センサにより検出される温度に基づいて、前記ポンプが冷却水の循環を開始してから所定の収束時間経過後の前記内燃機関内部の冷却水の温度を取得することができる。
収束時間は冷却水温の過渡変動の緩和時間に基づいて定める。収束時間経過後は内燃機関内部の冷却水温の過渡変動はほぼ平衡状態に達していると考えられるので、内燃機関の制御に用いる冷却水温として水温センサによる検出値に基づく値を用いても安定した適切な制御を行うことができる。
本発明によれば、暖機開始から所定期間冷却水の循環を停止する内燃機関において、冷却水の循環開始後に冷却水温に基づく内燃機関の制御を適切に行うことができる内燃機関
の制御装置を提供することができる。
実施例に係る内燃機関の冷却装置の概略構成を示す図である。 実施例に係る内燃機関の冷却装置におけるエンジン始動時のウォーターポンプの制御及び冷却水温の時間変化を表す図である。 実施例に係る内燃機関の冷却装置におけるエンジン回転数と係数kとの関係を表す図である。 実施例に係る内燃機関の冷却装置においてエンジン暖機時に行われるエンジン制御を表すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。本実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に記載がない限りは、発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は本発明の実施例に係る内燃機関の冷却装置の概略構成を示す図である。エンジン1は冷却水管3及びラジエータ4を含む冷却水の循環系統を備えており、ウォーターポンプ2の駆動力によって循環系統に冷却水の流れを生じさせることができるように構成される。循環系統を流通する冷却水は、エンジン1の内部を流通して不図示のシリンダブロックやシリンダヘッドと熱交換することによりエンジン1を冷却する。また、エンジン1を通過して加熱された冷却水はラジエータ4を流通して外気と熱交換することにより冷却される。
ウォーターポンプ2はエンジン1の運転状態によらず作動又は停止を制御することができる可変ウォーターポンプである。ウォーターポンプ2の制御はECU5によって行われる。
エンジン1にはエンジン1から流出した冷却水の温度を検出する水温センサ7が備わる。また、エンジン1にはエンジン1の回転数を検出する回転数センサ6が備わる。水温センサ7及び回転数センサ6による検出値はECU5に入力される。
ECU5はエンジン1の運転を制御するコンピュータであり、上記水温センサ7や回転数センサ6の他各種のセンサによる検出値が入力され、ECU5はこれら各種センサから入力される検出値に基づいてエンジン1の運転状態やドライバーの要求を取得する。ECU5には上記ウォーターポンプ2の他燃料噴射装置等の各種の機器が接続され、ECU5は各種センサから入力される検出値に基づいてこれら各種機器の動作を制御する。
図2は本実施例の内燃機関の冷却装置におけるエンジン1の始動時のウォーターポンプ2の制御及び冷却水温の時間変化を表した図である。
図2に示すように、本実施例の内燃機関の冷却装置においては、エンジン1の始動時の早期暖機を図るために、暖機開始時から所定期間(時刻t1までの期間)、ウォーターポンプ2を停止させる制御を行う。これにより、暖機開始初期において循環系統における冷却水の循環が停止するので、冷却水はエンジン1の内部及び外部(冷却水管3及びラジエータ4)において滞留する。よって、エンジン1内部の冷却水がエンジン1における燃焼により発生した熱を受けて早期に昇温し、エンジン1の暖機を促進させることができる。
暖機開始から所定期間経過後、図2に示すように、ウォーターポンプ2を作動させて冷却水の循環を開始する。このように暖機開始から所定期間ウォーターポンプ2を停止させ
た後にウォーターポンプ2を作動させて冷却水の循環を開始すると、冷却水の循環を開始するタイミング(時刻t1)においてエンジン1内部の冷却水の温度(図2で「エンジン内部水温」と示された細実線で表す)はエンジン1外部の冷却水の温度(図2で「ラジエータ水温」と示された点線で表す)より高くなっている。
このようにエンジン1内部とエンジン1外部とで冷却水温度が大きく異なる状態で冷却水の循環を開始すると、図2に示すように冷却水の循環を開始した直後はエンジン1内部及び外部の冷却水温は、過渡的に大きく変動しながらある程度時間をおいてある温度に収束する(時刻t2)という挙動を示す。この過渡変動の期間(時刻t1〜t2)においては、エンジン1外部の冷却水温は、暖機初期の循環停止期間中に昇温した冷却水が流入し始めることから、図2の点線(「ラジエータ水温」)で示すように急激に上昇する。その後温度低下及び温度上昇を繰り返しつつ、時刻t2付近で収束温度に収束する。
同様に、エンジン1から流出する冷却水温を検出する水温センサ7は、暖機初期の循環停止期間中に昇温した冷却水の温度を検出値として出力するので、その出力する検出値は図2の破線(「エンジン水温センサ」)で示すように急激に上昇する。その後温度低下及び温度上昇を繰り返しつつ時刻t2付近で収束温度に収束する。
一方、エンジン1内部の冷却水温は、暖機初期の循環停止期間中に昇温しなかった低温の冷却水がエンジン1外部から流入し始めることから、図2の細実線(「エンジン内部水温」)で示すように急激に低下する。その後温度上昇及び温度低下を繰り返しつつ時刻t2付近で収束温度に収束する。
暖機初期にウォーターポンプ2を停止させて早期暖機を図る冷却装置では、冷却水の循環開始直後から冷却水温が収束するまでの期間、水温センサ7の出力が上記のような過渡変動を示すことから、水温センサ7の出力に基づいてエンジン1の制御を行うと安定した適切な制御を行うことができない可能性がある。
そこで本実施例の内燃機関の冷却装置では、冷却水の循環開始直後から冷却水温の過渡変動がほぼ収束すると判断できる時刻t2までの期間は、エンジン1の制御に用いる冷却水温として水温センサ7の出力ではなく以下説明する方法で算出した推定値を用いる。
本実施例の内燃機関の冷却装置においてエンジン1の制御に用いる冷却水温thwesttlの決定方法を説明する。
(1)まず、暖機開始からのウォーターポンプ2が停止される所定期間(時刻t1までの期間、以下「第1期間」という)におけるエンジン制御用の冷却水温thwesttlとしては、エンジン1における発熱量及びエンジン1内部の冷却水量(熱容量)に基づいて算出したエンジン1内部の冷却水温の推定値thwestを用いる(thwesttl=thwest)。第1期間においては、エンジン1内部の冷却水は滞留しており、エンジン1外部のラジエータ4等における放熱を無視できるので、エンジン1内部の冷却水の推定値thwestは時間経過とともに上昇する。従って、エンジン制御用水温thwesttlは、図2の太実線(「エンジン制御用水温」)に示すように、時間経過とともに上昇する。
(2)次に、ウォーターポンプ2による冷却水の循環が開始されてから冷却水温の過渡変動がほぼ収束するまでの期間(時刻t1〜t2の期間、以下「第2期間」という)におけるエンジン制御用の冷却水温thwesttlとしては、冷却水の循環を開始してから十分時間が経過した後に収束すると予想される冷却水温(収束予想温度)thwestinfと、過渡変動の緩和時間に関係する値として算出される係数kと、に基づいて、下記
の式1により算出される値を用いる。
Figure 2011190769
ここで、thwesttl(n)はn回目の演算サイクルで算出したエンジン制御用の冷却水温thwesttlであることを意味する。
係数kは冷却水温の過渡変動の緩和時間に関係する0〜1の値で、過渡変動の緩和時間が早いほど大きい値をとる。緩和時間は冷却水の循環流量が多いほど早く、冷却水の循環流量はエンジン1の回転数Neが高いほど多くなるので、係数kとエンジン1の回転数Neとの間には、図3に示すような関係がある。この関係を考慮して、第2期間におけるエンジン制御用の冷却水温thwesttlの算出には、回転数センサ6により検出されるエンジン1の回転数Neも用いる。また、第2期間開始時(時刻t1)においてk=0、第2期間終了時(時刻t2)においてk=1となるように定める。時刻t2は冷却水温の過渡変動がほぼ収束すると判断できる時刻であり、冷却水温の過渡変動の緩和時間や時定数に基づいて定めることができる。
収束予想温度thwestinfは、エンジン1内部の冷却水量minと、エンジン1外部の冷却水量mexと、冷却水の循環開始時(時刻t1)におけるエンジン1内部の冷却水温の推定値thwest(t1)と、冷却水の循環開始時(時刻t1)におけるラジエータ4における冷却水温の推定値thwestradと、に基づいて、下記の式2により算出する。
Figure 2011190769
エンジン1内部の冷却水量min及びエンジン1外部の冷却水量mexはエンジン1の諸元から求められる。ラジエータ4における冷却水温の推定値thwestradとしては、前回トリップでウォーターポンプ2を作動させた場合は、暖機開始時(第1期間開始時、すなわちイグニッションをオンにした時)における水温センサ7の出力値thwsnsを用いる。一方、前回トリップでウォーターポンプ2を作動させなかった場合は、前回トリップで取得したラジエータ4における冷却水温の推定値を用いる。
すなわち、第2期間においては、エンジン1内部及び外部の冷却水の熱容量と冷却水温の過渡変動の緩和時間とに基づいてエンジン1内部の冷却水温の時間変化を推定する。
(3)また、冷却水温の過渡変動がほぼ収束した後(時刻t2以降の期間、以下「第3期間」という)におけるエンジン制御用の冷却水温thwesttlとしては、水温センサ7の出力値thwsnsを用いる。冷却水温の過渡変動が収束した後は、エンジン1から流出する冷却水の温度はエンジン1内部の冷却水の温度とほぼ等しいので、水温センサ7の出力値に基づいて適切なエンジン制御を行うことが可能である。
図4は本実施例の内燃機関の冷却装置においてエンジン1の暖機時に行われるエンジン制御を表すフローチャートである。このフローチャートはエンジン1の始動時にECU5によって実行される。
ステップS101においてイグニッションがオンになると、ECU5はステップS10
2においてイグニッションオンからの時間tが図2に示した時刻t1を超えたか否かを判定する。時刻t1は上述したように早期暖機のための冷却水循環停止を解除して冷却水循環を開始させる時刻である。
ステップS102において現在の時刻tが時刻t1を超えていないと判定した場合、ECU5はステップS103に進みウォーターポンプ2を停止させ、ステップS104においてエンジン発熱量に基づいて推定した冷却水温thwestをエンジン制御用の冷却水温として用いてエンジン制御を実行する。
ステップS102において現在の時刻tが時刻t1を超えたと判定した場合、ECU5はステップS105に進み現在の時刻tが時刻t2を超えたか否かを判定する。時刻t2は上述したように冷却水温の過渡変動が収束すると判断できる時刻である。
ステップS105において現在の時刻tが時刻t2を超えていないと判定した場合、ECU5はステップS106に進みウォーターポンプ2を作動させ、ステップS107においてエンジン内外の冷却水の熱容量に基づく推定水温thwesttlをエンジン制御用の冷却水温として用いてエンジン制御を実行する。すなわち、上述したように、冷却水の収束予想温度と、エンジン1内部及び外部の冷却水量と、時刻t1におけるエンジン1内部の冷却水温の推定値と、冷却水温の過渡変動の緩和時間(時定数)に関係する係数と、に基づいて、時間経過に伴って徐々に低下する温度としてエンジン制御用の冷却水温を算出する。
ステップS105において現在の時刻tが時刻t2を超えたと判定した場合、ECU5はステップS108に進み水温センサ7による出力値thwsnsをエンジン制御用の冷却水温として用いてエンジン制御を行う。
以上説明した方法によってエンジン制御用の冷却水温thwesttlを算出することにより、エンジン制御用の冷却水温thwesttlは、図2の太実線で示すようにウォーターポンプ2による冷却水の循環が行われない第1期間から、ウォーターポンプ2による冷却水の循環開始直後の第2期間を経て、冷却水温が収束する第3期間にかけて、大きく変動することなく変化するようになる。これにより、ウォーターポンプ2による冷却水の循環開始後のエンジン制御を適切に行うことが可能になる。
暖機時のエンジン制御において用いる冷却水温を以上説明した方法により取得するECU5が、本発明における水温取得手段として機能する。また、以上説明した方法により取得される冷却水温に基づいて燃料噴射装置等のエンジン制御を行うECU5が、本発明における制御手段として機能する。
本実施例の内燃機関の冷却装置によれば、エンジン1の暖機開始から所定期間冷却水の循環を停止する場合であっても、冷却水の循環開始後に冷却水温に基づくエンジン1の制御を適切に行うことが可能になる。
なお、上記の実施例は本発明の実施の形態の一例であって、本発明は上記実施例とは異なる形態によっても実施することができる。例えば、エンジン回転数Neによって係数kを補正する処理は省略しても良い。第2期間における冷却水温の算出で用いるラジエータ部の冷却水温は、これを取得するためのセンサを設けてその出力を利用しても良い。
1 エンジン
2 ウォーターポンプ
3 冷却水管
4 ラジエータ
5 ECU
6 回転数センサ
7 水温センサ

Claims (5)

  1. 内燃機関の暖機開始から所定期間冷却水の循環を停止させるとともに該所定期間経過後に冷却水の循環を開始させるポンプと、
    前記内燃機関内部の冷却水の温度を取得する水温取得手段と、
    前記水温取得手段が取得した冷却水の温度に基づいて前記内燃機関を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記水温取得手段は、前記所定期間における前記内燃機関内部の冷却水の温度と、前記ポンプが冷却水の循環を開始した後に前記内燃機関内部の冷却水の温度が収束する温度の推定値と、前記内燃機関の回転数と、に基づく推定により、前記ポンプが冷却水の循環を開始した後の前記内燃機関の冷却水の温度を取得する
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 請求項1において、
    前記水温取得手段は、前記内燃機関内部及び外部の冷却水の量と、前記ポンプが冷却水の循環を開始した時点での前記内燃機関内部及び外部の冷却水の温度と、に基づいて、前記収束する温度の推定値を算出する
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  3. 請求項2において、
    冷却水と外気とで熱交換可能に構成されたラジエータを備え、
    前記水温取得手段は、前記内燃機関外部の冷却水の温度として、前記ラジエータにおける冷却水の温度を用いる
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  4. 請求項2又は3において、
    前記水温取得手段は、前記ポンプが冷却水の循環を開始した時点での前記内燃機関内部の冷却水の温度を、前記所定期間における前記内燃機関の発熱量に基づいて推定する
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項において、
    前記内燃機関内部から流出する冷却水の温度を検出する水温センサを備え、
    前記水温取得手段は、前記水温センサにより検出される温度に基づいて、前記ポンプが冷却水の循環を開始してから所定の収束時間経過後の前記内燃機関内部の冷却水の温度を取得するものである
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
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