JP2011190704A - 船外機 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気の浄化効率を高めることができる船外機を提供すること。
【解決手段】船外機は、エンジンで生成された排気が内部に導かれるハウジング34を含む。ハウジング34の内部は、区画壁33eによって、第1排気空間S1および第2排気空間S2に区画されている。第1排気空間S1は、複数の排気ポートに接続され、複数の排気ポートから導かれた排気を集合させて下から上へ導く。第2排気空間S2は、第1排気空間S1に接続され、各気筒の中心軸線を含む平面に対して第1排気空間S1と同じ側に位置している。触媒35は、水平方向から見たときに触媒35の少なくとも一部が第1排気空間S1と重なり合う高さに位置し、第1排気空間S1から第2排気空間S2に導かれた排気を上から下へ導くように第2排気空間S2に配置されている。
【選択図】図7

Description

この発明は、船外機に関する。
一つの先行技術に係る船外機は、たとえば、特許文献1に記載されている。前記船外機は、複数の気筒を有するエンジンと、エンジンに接続された排気マニホールドと、排気マニホールドに通じる排気通路と、排気通路に配置された触媒とを含む。触媒は、たとえば、三元触媒である。触媒は、複数の気筒に対して排気マニホールドとは反対側に配置されている。
特開平6−159053号公報
三元触媒の浄化能力は、触媒自体が高温のときに十分に発揮される。しかしながら、前述の先行技術に係る船外機では、排気マニホールドおよび触媒が、複数の気筒に対して互いに反対側に配置されている。そのため、エンジンに設けられた排気ポートから触媒までの距離が長く、温度の低下した排気が触媒を通過する。したがって、触媒の温度が十分に上がらず、高い浄化効率が得られない場合がある。
そこで、この発明の目的は、排気の浄化効率を高めることができる船外機を提供することである。
前記目的を達成するための請求項1記載の発明は、上下に配列された複数の気筒と、各気筒から排気が導かれる複数の排気ポートとを含むエンジンと、前記排気ポートから排出された排気が内部に導かれるハウジングと、前記ハウジング内に収容された触媒と、前記エンジンおよびハウジングを収容するエンジンカバーとを含み、前記ハウジングは、前記ハウジングの内部を第1排気空間および第2排気空間に区画する区画壁を含み、前記第1排気空間は、前記複数の排気ポートに接続され、前記複数の排気ポートから導かれた排気を集合させて下から上へ導き、前記第2排気空間は、前記第1排気空間に接続され、各気筒の中心軸線を含む平面に対して前記第1排気空間と同じ側に位置しており、前記触媒は、水平方向から見たときに前記触媒の少なくとも一部が前記第1排気空間と重なり合う高さに位置し、前記第1排気空間から前記第2排気空間に導かれた排気を上から下へ導くように前記第2排気空間に配置されている、船外機である。
この構成によれば、エンジンおよびハウジングが、エンジンカバー内に収容されている。触媒は、ハウジング内に収容されている。ハウジングの内部は、区画壁によって第1排気空間と第2排気空間とに区画されている。第1排気空間および第2排気空間は、各気筒の中心軸線を含む平面に対して同じ側に位置している。触媒は、水平方向から見たときに触媒の少なくとも一部が第1排気空間と重なり合う高さで第2排気空間に配置されている。すなわち、触媒の少なくとも一部は、第1排気空間に対して水平方向に隣接している。第1排気空間は、各排気ポートから排出された高温の排気によって温められる。したがって、触媒は、第1排気空間から伝達される熱によって十分に温められる。そのため、触媒が、三元触媒などのように高温で高い浄化能力を発揮する場合には、排気の浄化効率が高められる。
前記ハウジングは、前記第1排気空間を形成し、前記区画壁を含む第1外壁と、前記第1外壁の少なくとも一部が結合された第2外壁とを含み、前記第1外壁は、前記第2外壁よりも融点の高い材料によって形成されていてもよい。
また、前記ハウジングは、少なくとも前記第2排気空間の周囲に配置され、ウォータージャケットが設けられた冷却部を含んでいてもよい。
また、前記区画壁は、前記冷却部に対して非接触であってもよい。
また、前記ハウジングは、冷却水が前記区画壁に供給されないように構成されていてもよい。
また、前記複数の気筒は、上下に配列された複数の第1気筒と、上下に配列された複数の第2気筒とを含み、前記複数の第1および第2気筒は、V字状に配置されており、前記ハウジングは、前記第1および第2気筒の中心軸線により形成されるV字ラインの内側に配置されていてもよい。
また、前記第1排気空間は、上に向けられた排気出口を有し、前記船外機は、逆流防止部材をさらに含み、前記逆流防止部材は、前記排気出口に通じる通過孔が形成された平板部と、前記通過孔の縁部に沿って設けられ、前記平板部から前記排気出口とは反対側に突出する筒状部とを含んでいてもよい。
本発明の一実施形態に係る船外機の左側面図である。 本発明の一実施形態に係る船外機の部分断面図である。 本発明の一実施形態に係る第1排気ユニットおよび第2排気ユニットを後方から見た部分断面図である。 本発明の一実施形態に係る第1排気ユニットの一部の透視図である。 本発明の一実施形態に係る第1排気ユニットの一部の外観図である。 図2に示すV−V線に沿う第1排気ユニットの縦断面図である。 図5に示すVI−VI線に沿う第1排気ユニットの横断面図である。 図5に示すVII−VII線に沿う第1排気ユニットの横断面図である。 本発明の一実施形態に係る第1排気空間および第2排気空間について説明するための図である。 本発明の参考形態に係る船外機の一部の側面図である。 本発明の参考形態に係る船外機に備えられたエンジンおよびこれに関連する構成の部分断面図である。 本発明の参考形態に係る船外機の部分断面図である。 本発明の他の実施形態に係る船外機に備えられたエンジンおよびこれに関連する構成の平面図である。 本発明の他の実施形態に係る船外機に備えられたエンジンおよびこれに関連する構成の部分断面図である。 本発明の一実施形態に係る船外機の変形例を示す概略図である。
以下では、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る船外機1の左側面図である。
船外機1は、船外機本体2と、取付機構3とを含む。船外機本体2は、取付機構3によって船体H1の後部に取り付けられる。取付機構3は、スイベルブラケット4と、クランプブラケット5と、スイベル軸6と、チルト軸7とを含む。スイベル軸6は、上下方向に沿って配置されている。チルト軸7は、左右方向に沿って水平に配置されている。スイベルブラケット4は、スイベル軸6を介して船外機本体2に連結されている。クランプブラケット5は、チルト軸7を介してスイベルブラケット4に連結されている。クランプブラケット5は、船体H1の後部に固定されている。船外機本体2およびスイベルブラケット4は、クランプブラケット5に対して、チルト軸7まわりに上下に回動可能である。また、船外機本体2は、スイベルブラケット4およびクランプブラケット5に対して、スイベル軸6まわりに左右に回動可能である。
船外機本体2は、エンジン8と、ドライブシャフト9と、前後進切替機構10と、プロペラシャフト11と、プロペラ12とを含む。また、船外機本体2は、エンジンカバー13と、ケーシング14とを含む。エンジン8は、たとえばガソリンなどの燃料を燃焼させて動力を発生する内燃機関である。エンジン8は、エンジンカバー13内に収容されている。エンジンカバー13の大部分は、たとえば合成樹脂を含む材料によって形成されている。ケーシング14は、エンジンカバー13の下方に配置されている。ドライブシャフト9は、ケーシング14内で上下方向に沿って配置されている。プロペラシャフト11は、ケーシング14の下部内で前後方向に沿って配置されている。ドライブシャフト9の上端部は、エンジン8に連結されている。ドライブシャフト9の下端部は、前後進切替機構10によってプロペラシャフト11の前端部に連結されている。プロペラ12は、プロペラシャフト11の後端部に連結されている。
エンジン8の回転は、ドライブシャフト9に伝達される。また、ドライブシャフト9の回転は、前後進切替機構10を介してプロペラシャフト11に伝達される。プロペラ12は、プロペラシャフト11と共に回転される。船体H1を前進および後進させる推進力は、プロペラ12の回転により発生される。また、プロペラシャフト11およびプロペラ12の回転方向は、前後進切替機構10によって切り替えられる。船体H1の前進および後進は、プロペラ12の回転方向によって切り替えられる。
また、船外機本体2は、船外機本体2の内部に設けられた排気通路15を含む。排気通路15は、エンジン8で生成された排気を水中に排出させるように構成されている。具体的には、排気通路15の入口は、エンジン8に接続されている。排気通路15の出口は、プロペラ12に接続されている。船体H1が水に浮かべられている状態では、排気通路15の出口は、水中に位置している。したがって、エンジン8で生成された排気は、プロペラ12から水中に排出される。また、船体H1が水に浮かべられている状態では、船外機1の周囲の水が、排気通路15の下流部に浸入している。
図2は、本発明の一実施形態に係る船外機1の部分断面図である。図2では、断面を示すハッチングが省略されている。
エンジン8は、たとえば、V型多気筒4サイクルエンジンである。エンジン8は、複数(たとえば8つ)の気筒18を含む。エンジン8は、平面視においてV字状に配置された2つの気筒列(第1気筒列16および第2気筒列17)を含む。第1気筒列16および第2気筒列17は、平面視において後方に広がるV字状に配置されている。複数の気筒18の中心軸線L1は、左右対称のV字ラインL2を形成している。燃料噴射装置19などのエンジンカバー13内に収容された機器は、たとえば、V字ラインL2の外側においてエンジン8に取り付けられている。
また、第1気筒列16および第2気筒列17は、それぞれ、上下方向に沿って直線状に配列された複数(たとえば、4つ)の気筒18により構成されている(図1参照)。第1気筒列16を構成する各気筒18は、第1気筒18aである。また、第2気筒列17を構成する各気筒18は、第2気筒18bである。4つの第1気筒18aは、燃焼サイクルの位相がそれぞれ異なる気筒である。同様に、4つの第2気筒18bは、燃焼サイクルの位相がそれぞれ異なる気筒である。
また、エンジン8は、クランク軸20と、複数のピストン21と、複数のコンロッド22とを含む。また、エンジン8は、クランクケース23と、シリンダブロック24と、2つのシリンダヘッド25とを含む。クランク軸20は、クランクケース23およびシリンダブロック24によって保持されている。エンジン8は、クランク軸20の回転軸線(クランク軸線L3)が上下方向に沿うように配置されている。各ピストン21は、対応するコンロッド22を介してクランク軸20に連結されている。各ピストン21は、シリンダブロック24内に収容されている。
シリンダブロック24は、平面視において後方に広がるV字形状を有している。2つのシリンダヘッド25は、それぞれ、シリンダブロック24の2つの後端部に連結されている。2つのシリンダヘッド25は、それぞれ、第1気筒列16および第2気筒列17に対応している。各シリンダヘッド25は、複数の燃焼室26と、複数の吸気ポート27と、複数の排気ポート28とを含む。各吸気ポート27および排気ポート28は、それぞれ、対応する吸気バルブおよび排気バルブによって開閉される。
また、エンジン8は、4つのタイミングギヤ29と、各タイミングギヤ29に取り付けられたタイミングベルト30とを含む。4つのタイミングギヤ29のうち2つのタイミングギヤ29は、第1気筒列16に取り付けられている。また、残り2つのタイミングギヤ29は、第2気筒列17に取り付けられている。各タイミングギヤ29は、対応する気筒列の上方でほぼ同じ高さに配置されている。また、各タイミングギヤ29は、カム機構を介して吸気バルブまたは排気バルブに接続されている。クランク軸20の回転は、タイミングベルト30を介して各タイミングギヤ29に伝達される。各吸気ポート27は、各タイミングギヤ29の回転に伴って、対応する吸気バルブによって所定のタイミングで開閉される。同様に、各排気ポート28は、各タイミングギヤ29の回転に伴って、対応する排気バルブによって所定のタイミングで開閉される。
また、船外機本体2は、エンジンカバー13内に収容された2つの排気ユニット(第1排気ユニット31および第2排気ユニット32)を含む。第1排気ユニット31および第2排気ユニット32は、V字ラインL2の内側に配置されている。第1排気ユニット31および第2排気ユニット32は、それぞれ、第1気筒列16および第2気筒列17に連結されている。第1排気ユニット31および第2排気ユニット32は、左右対称に構成されている。第1排気ユニット31および第2排気ユニット32は、それぞれ、同様の構成を含む。第1排気ユニット31および第2排気ユニット32は、それぞれ、排気通路15の一部を形成している。図2では、第1排気ユニット31が断面図で示されており、第2排気ユニット32が平面図で示されている。
図3は、本発明の一実施形態に係る第1排気ユニット31および第2排気ユニット32を後方から見た部分断面図である。以下では、図2および図3を参照して、第1排気ユニット31および第2排気ユニット32の概略構成について説明する。
図3に示すように、第1排気ユニット31は、第1ハウジング34と、第1触媒35とを含む。第1触媒35は、第1ハウジング34内に収容されている。第1ハウジング34は、第1マニホールド33と、第1本体37と、第1蓋38とを含む。また、第2排気ユニット32は、第2ハウジング36と、第2触媒とを含む。第2触媒は、第2ハウジング36内に収容されている。第2ハウジング36は、第2マニホールドと、第2本体39と、第2蓋40とを含む。第1マニホールド33は、4つの第1気筒18aの排気ポート28に接続されている。第2マニホールドは、4つの第2気筒18bの排気ポート28に接続されている。第1マニホールド33および第2マニホールドは、それぞれ、ウォータージャケットを備えていない配管部材からなる。
第1マニホールド33および第1触媒35は、第1本体37および第1蓋38内に収容されている。図2に示すように、第1マニホールド33および第1触媒35は、各第1気筒18aの中心軸線L1を含む平面F1(紙面に垂直な平面)に対して同じ側に配置されている。同様に、第2マニホールドおよび第2触媒は、第2本体39および第2蓋40内に収容されている。第2マニホールドおよび第2触媒は、各第2気筒18bの中心軸線L1を含む平面F2(図2参照。紙面に垂直な平面)に対して同じ側に配置されている。本実施形態では、平面F1および平面F2が、それぞれ、クランク軸線L3を含んでいる。平面F1および平面F2は、クランク軸線L3を含んでいてもよいし、クランク軸線L3を含んでいなくてもよい。
また、図2に示すように、第1ハウジング34および第2ハウジング36は、それぞれ、2つのシリンダヘッド25に着脱可能に連結されている。また、図3に示すように、第1ハウジング34および第2ハウジング36は、第2ハウジング36の上端が第1ハウジング34の上端よりも高くなるように高さをずらして配置されている。図3に示すように、第1本体37および第2本体39は、左右対称に構成されている。同様に、第1蓋38および第2蓋40は、左右対称に構成されている。第1本体37および第1蓋38は、本発明の一実施形態に係る第2外壁の一例である。第2本体39および第2蓋40は、本発明の一実施形態に係る第2外壁の一例である。
第1本体37、第1蓋38、第2本体39、および第2蓋40は、それぞれ、平面視において略円形状に形成されている。また、第1本体37および第2本体39は、それぞれ、概ね上下に延びる筒状に形成されている。第1本体37の上端および第2本体39の上端は、それぞれ、開口している。第1蓋38は、第1本体37の上端部に着脱可能に連結されている。同様に、第2蓋40は、第2本体39の上端部に着脱可能に連結されている。第1本体37の開口および第2本体39の開口は、それぞれ、第1蓋38および第2蓋40によって覆われている。また、第1蓋38および第2蓋40は、それぞれ、下端が開口した箱形状を有している。第1蓋38の内部および第2蓋40の内部は、それぞれ、第1本体37の内部および第2本体39の内部に通じている。
また、図2に示すように、第2蓋40の上面は、階段状に形成されている。同様に、第1蓋38の上面は、階段状に形成されている。第2蓋40は、上段部40aおよび下段部40bを含む。上段部40aは、下段部40bの後方に配置されている。上段部40aは、各タイミングギヤ29とほぼ同じ高さに配置されている。また、下段部40bは、各タイミングギヤ29よりも低い位置に配置されている。下段部40bの一部は、タイミングギヤ29の下方に位置している。図2に示すように、下段部40bの一部と、タイミングギヤ29の一部とは、平面視において重なり合っている。タイミングギヤ29と第2蓋40との干渉は、上段部40aおよび下段部40bによって形成された段差によって防止されている。
図4Aは、本発明の一実施形態に係る第1排気ユニット31の一部の透視図である。また、図4Bは、本発明の一実施形態に係る第1排気ユニット31の一部の外観図である。また、図5は、図2に示すV−V線に沿う第1排気ユニット31の縦断面図である。図6は、図5に示すVI−VI線に沿う第1排気ユニット31の横断面図である。以下では、図4A、図4B、図5、および図6を参照して、第1排気ユニット31の構成について説明する。第2排気ユニット32の構成は、第1排気ユニット31の構成と左右対称であるので、その説明を省略する。
図4Aに示すように、第1マニホールド33は、複数の排気ポート28にそれぞれ接続された複数の分岐部33aと、各分岐部33aに接続された集合部33bとを含む。複数の分岐部33aおよび集合部33bは、それぞれ、筒状である。各分岐部33aは、水平方向に沿って配置されている。集合部33bは、各分岐部33aから上に延びるように構成されている。集合部33bの上端は、第1マニホールド33の排気出口33cを形成している。第1マニホールド33の排気出口33cは、上に向けられている。
また、各分岐部33aは、集合部33bから同じ方向に水平に突出している。複数の分岐部33aは、間隔を空けて上下に配列されている。一番上に位置する分岐部33aは、集合部33bの上端よりもやや低い位置で集合部33bに結合されている。また、一番下に位置する分岐部33aと集合部33bの下端部は、L字状に結合されている。集合部33bとは反対側の各分岐部33aの端部は、第1マニホールド33の排気入口33dを形成している。
また、第1本体37および第1蓋38は、それぞれ、アルミニウムを含む材料によって形成されている。第1本体37および第1蓋38は、たとえば、鋳物である。図5に示すように、複数の分岐部33aを含む第1マニホールド33の一部は、インサート成形によって第1本体37に結合されている。第1マニホールド33は、たとえば、ステンレス鋼や鋳鉄などの耐熱性を有する材料によって形成されている。本実施形態では、第1マニホールド33は、オーステナイト系のステンレス鋼によって形成されている。
アルミニウムは、熱膨張率の大きい材料である。また、ステンレス鋼は、耐熱性および耐食性を有する材料である。ステンレス鋼は、鉄を主体とする金属である。鉄の融点(約1535度)は、アルミニウムの融点(約660℃)よりも高い。したがって、ステンレス鋼の融点は、アルミニウムの融点よりも高い。そのため、第1マニホールド33は、第1本体37および第1蓋38よりも融点の高い材料によって形成されている。
また、オーステナイト系のステンレス鋼は、他の系のステンレス鋼よりも熱膨張率の大きい材料である。したがって、第1マニホールド33が他の系のステンレス鋼によって形成されている場合に比べて、第1マニホールド33と第1本体37との熱膨張率の差が低減されている。これにより、第1マニホールド33と第1本体37との結合部に生じる熱応力が低減されている。
また、図5に示すように、第1ハウジング34は、ウォータージャケット41が設けられた外壁42を含む。外壁42は、第1ハウジング34の外郭を形成する部分である。第1マニホールド33および第1触媒35は、外壁42によって覆われている。外壁42は、外壁42の大部分を占める中空部42aと、複数の分岐部33aを含む第1マニホールド33の一部が結合された中実部42bとを含む。中空部42aの内部は、ウォータージャケット41に相当する部分である。第1ハウジング34は、冷却水が中空部42aの内部(ウォータージャケット41)に供給されるように構成されている。これにより、中空部42aが冷却水によって冷却される。図6に示すように、第1マニホールド33は、中空部42aに対して非接触で第1本体37および第1蓋38内に収容されている。
また、図5に示すように、外壁42は、排気通路43を形成している。排気通路43は、第1蓋38の内部に設けられた上流部43aと、第1本体37の内部に設けられた中流部43bおよび下流部43cとを含む。上流部43aは、第1マニホールド33の排気出口33cに通じている。上流部43aは、水平面に沿って設けられている。また、中流部43bは、上下に延びるように構成されている。第1触媒35は、中流部43bに配置されている。また、図4Aに示すように、下流部43cは、水平面に沿って延びるように構成されている。下流部43cの一端部は、排気入口33dの下方で開口している。下流部43cの一端部は、排気通路43の排気出口を形成している。
また、第1触媒35は、たとえば、三元触媒である。三元触媒とは、理論空燃比近傍での燃焼時に排気中の炭化水素、窒素酸化物および一酸化炭素を同時に浄化することができる触媒である。第1触媒35は、たとえば、円柱状である。第1触媒35は、排気通路43において上下方向に沿って配置されている。図4Aに示すように、第1触媒35は、第1マニホールド33に対して非接触で第1マニホールド33に隣接している。第1触媒35は、第1マニホールド33よりもエンジンカバー13側に配置されている。また、図5に示すように、第1触媒35は、第1ハウジング34に対して非接触で第1ハウジング34に保持されている。
図5に示すように、第1排気ユニット31は、第1触媒35の上流側に配置された上流側空燃比センサ44と、第1触媒35の下流側に配置された下流側空燃比センサ45とを含む。空燃比は、上流側空燃比センサ44の検出値に基づいて検出される。また、劣化などの第1触媒35の異常は、下流側空燃比センサ45の検出値に基づいて検出される。上流側空燃比センサ44および下流側空燃比センサ45は、それぞれ、たとえば、排気中の酸素濃度を検出するセンサである。上流側空燃比センサ44および下流側空燃比センサ45は、それぞれ、たとえば、ジルコニアを含むセンサである。
また、図5に示すように、第1排気ユニット31は、第1触媒35を保持する2つのフランジ(上流側フランジ46および下流側フランジ47)を含む。上流側フランジ46および下流側フランジ47は、それぞれ、第1触媒35の上端部および下端部に連結されている。上流側フランジ46は、たとえば、平板状である。下流側フランジ47は、たとえば、筒状である。上流側フランジ46は、第1ハウジング34に保持されている。下流側フランジ47は、固定リング48の内周に嵌合されている。固定リング48は、複数のボルトB1によって第1本体37に固定されている。下流側フランジ47は、固定リング48を介して第1ハウジング34に保持されている。したがって、第1触媒35は、上流側フランジ46、下流側フランジ47、および固定リング48を介して第1ハウジング34に保持されている。
図4Bに示すように、上流側フランジ46は、平板部46aと、平板部46aを貫通する通過孔46bおよび貫通孔46cと、平板部46aから突出する筒状部46dとを含む。平板部46aは、第1本体37の上面とほぼ同じ輪郭形状を有している。平板部46aの周縁部は、第1本体37の上面周縁部に沿って配置されている。図5に示すように、平板部46aの周縁部は、第1本体37および第1蓋38によって挟まれている。これにより、上流側フランジ46が第1ハウジング34に保持されている。また、平板部46aと第1本体37との間、および平板部46aと第1蓋38との間は、ガスケットによってシールされている。
図4Bに示すように、平板部46aは、通過孔46bが第1マニホールド33の排気出口33cに通じる位置に配置されている。平板部46aは、排気が通過孔46bを通過する方向に交差する平面に沿って配置されている。通過孔46bは、第1マニホールド33の排気出口33cとほぼ同じ形状を有している。筒状部46dは、通過孔46bの縁部に沿って設けられている。筒状部46dは、平板部46aから第1マニホールド33の排気出口33cとは反対側に突出している。また、平板部46aは、貫通孔46cが第1触媒35の上方に位置するように配置されている。貫通孔46cは、たとえば、第1触媒35とほぼ同じ直径を有する円形である。
第1排気ユニット31に対応する各排気ポート28から排出された排気は、第1マニホールド33のいずれかの排気入口33dを通って第1マニホールド33内に進入する。そして、図5に示すように、この排気は、集合部33b内を上昇して、第1マニホールド33の排気出口33cから上向きに排出される。排気出口33cから排出された排気は、通過孔46bを通って排気通路43内に進入する。そして、この排気は、上流部43aおよび中流部43bによって下向きに方向転換され、第1触媒35を上から下に通過する。これにより、排気が第1触媒35によって浄化される。そして、浄化された排気が、排気通路43の排気出口から排出される。第1排気ユニット31から排出された排気は、船外機本体2の内部に設けられた主排気通路15a(図1参照)を通ってプロペラ12から排出される。同様に、第2排気ユニット32から排出された排気は、主排気通路15aを通ってプロペラ12から排出される。
図7は、図5に示すVII−VII線に沿う第1排気ユニット31の横断面図である。また、図8は、本発明の一実施形態に係る第1排気空間S1および第2排気空間S2について説明するための図である。以下では、図7および図8を参照して、第1排気ユニット31の構成について説明する。第2排気ユニット32の構成は、第1排気ユニット31の構成と左右対称であるので、その説明を省略する。
第1本体37の内部は、第1マニホールド33の一部(区画壁33e)によって区画されている。すなわち、第1ハウジング34は、区画壁33eによって区画された第1排気空間S1および第2排気空間S2を含む。第1排気空間S1は、図8において太線L4で囲まれた空間である。また、第2排気空間S2は、図8において太線L5で囲まれた空間である。第1排気空間S1および第2排気空間S2は、各第1気筒18aの中心軸線L1を含む平面F1に対して同じ側に配置されている(図2参照)。
また、第1排気空間S1は、第1マニホールド33の内面によって形成されている。また、第2排気空間S2は、第1本体37の内面によって形成されている。第2排気空間S2は、区画壁33eに面している。区画壁33eは、第1マニホールド33の一部であって、第1排気空間S1と第2排気空間S2との間に位置する部分である。また、第1触媒35は、水平方向から見たときに第1触媒35の一部が第1排気空間S1と重なり合う高さで第2排気空間S2に配置されている。第1触媒35は、第1本体37および区画壁33eに対して非接触で第1ハウジング34に保持されている。したがって、第1触媒35は、環状の隙間G1によって全周が取り囲まれている。
以上のように本実施形態では、高温で高い浄化能力を発揮する触媒(たとえば三元触媒)が、第1触媒35および第2触媒として用いられている。第1触媒35は、各第1気筒18aの中心軸線L1を含む平面F1に対して第1マニホールド33と同じ側に位置するように配置されている。同様に、第2触媒は、各第2気筒18bの中心軸線L1を含む平面F2に対して第2マニホールドと同じ側に位置するように配置されている。したがって、第1マニホールド33および第1触媒35が平面F1に対して互いに反対側に配置されている場合に比べて、各排気ポート28から第1触媒35までの距離が短縮される。同様に、第2マニホールドおよび第2触媒が平面F2に対して互いに反対側に配置されている場合に比べて、各排気ポート28から第2触媒までの距離が短縮される。そのため、第1触媒35および第2触媒を通過する排気の温度低下が抑制され、第1触媒35および第2触媒が排気によって十分に温められる。さらに、第1触媒35および第1排気空間S1が隣接しているから、第1触媒35は、第1マニホールド33から伝達される熱によって十分に温められる。同様に、第2触媒は、第2マニホールドから伝達される熱によって十分に温められる。したがって、排気の浄化効率が高められる。
また、第1ハウジング34および第2ハウジング36は、それぞれ、ウォータージャケット41が設けられた外壁42を含む。各外壁42は、冷却水によって冷却される。第1マニホールド33および第1触媒35は、第1ハウジング34の外壁42の内側に配置されている。同様に、第2マニホールドおよび第2触媒は、第2ハウジング36の外壁42の内側に配置されている。そのため、第1マニホールド33、第1触媒35、第2マニホールド、および第2触媒の熱が、第1ハウジング34および第2ハウジング36の外に伝達されることが抑制される。これにより、エンジンカバー13や、エンジンカバー13内に収容された機器の温度上昇が抑制される。前述のように、エンジンカバー13の大部分は、たとえば合成樹脂を含む材料によって形成されている。したがって、エンジンカバー13の温度上昇が抑制されることにより、エンジンカバー13の変形が防止される。
また、本実施形態では、第1マニホールド33および第2マニホールドは、それぞれ、ウォータージャケットを備えていない配管部材からなる。したがって、ウォータージャケットが第1マニホールド33および第2マニホールドに設けられている場合に比べて、第1マニホールド33および第2マニホールド内を通過する排気の温度低下が抑制される。そのため、より温度の高い排気が第1触媒35および第2触媒を通過する。これにより、第1触媒35および第2触媒が十分に温められる。さらに、冷却水が区画壁33eに供給されないから、排気の熱が、第1排気空間S1から第2排気空間S2に効率的に伝達される。これにより、第1触媒35および第2触媒が十分に温められる。したがって、排気の浄化効率が一層高められる。
また、ガソリンなどのように水素原子を含む燃料の燃焼に伴って生成される排気は、水分を含む。このような排気が冷却されると、排気が凝縮されて、凝縮水が発生する場合がある。また、この凝縮水が第1マニホールド33および第2マニホールドからエンジン8内部に逆流して、エンジン8が失火(misfire)する場合がある。したがって、第1マニホールド33および第2マニホールド内での排気の温度低下が抑制されることにより、凝縮水の発生、およびエンジン8の失火が抑制される。
また、本実施形態では、第1ハウジング34および第2ハウジング36の外壁42は、それぞれ、ウォータージャケット41が設けられた中空部42aを含む。各中空部42aは、冷却水によって冷却される。第1マニホールド33および第2マニホールドは、中空部42aに対して非接触である。したがって、第1マニホールド33および第2マニホールドは、中空部42aから断熱されている。そのため、中空部42aによる第1マニホールド33および第2マニホールドの冷却が防止される。これにより、第1マニホールド33および第2マニホールド内を通過する排気の温度低下が抑制される。したがって、より温度の高い排気が第1触媒35および第2触媒を通過する。
また、前述のように、排気通路43は、ウォータージャケット41が設けられた外壁42によって形成されている。外壁42は、排気通路43を流れる排気によって加熱されるとともに、ウォータージャケット41を流れる冷却水によって冷却される。一方、第1マニホールド33および第2マニホールドは、エンジン8から排出された高温の排気に晒される。そのため、第1マニホールド33および第2マニホールドは、通常、外壁42よりも温度が高い。本実施形態では、第1マニホールド33および第2マニホールドが、第1本体37、第1蓋38、第2本体39、および第2蓋40よりも融点の高い材料によって形成されている。これにより、熱による第1マニホールド33および第2マニホールドの変形が抑制される。
また、本実施形態では、エンジン8が、V字状に配置された第1気筒18aおよび第2気筒18bを含む。第1気筒18aの中心軸線L1と第2気筒18bの中心軸線L1とは、V字ラインL2を形成している。第1ハウジング34および第2ハウジング36は、このV字ラインL2の内側に配置されている。したがって、第1ハウジング34および第2ハウジング36が、V字ラインL2の外側に配置されている場合に比べて、エンジン8、第1ハウジング34、および第2ハウジング36全体の大きさが抑制される。これにより、エンジンカバー13を小型化でき、ひいては、船外機1を小型化できる。
また、燃料噴射装置19などのエンジンカバー13内に収容された機器が、V字ラインL2の外側に配置されているので、第1ハウジング34および第2ハウジング36と、当該機器とが第1気筒18aおよび第2気筒18bによって隔てられる。これにより、第1マニホールド33、第1触媒35、第2マニホールド、および第2触媒からエンジンカバー13内に収容された機器への熱の伝達が抑制され、当該機器の温度上昇が低減される。
また、本実施形態では、第1マニホールド33および第2マニホールドの排気出口33cが上に向けられている。第1マニホールド33および第2マニホールド内を流れる排気は、排気出口33cから上向きに排出される。そして、この排気は、上流側フランジ46の通過孔46bを通過して、排気通路43内に移動する。排気通路43は、ウォータージャケット41が設けられた外壁42によって形成されている。したがって、排気通路43に移動した排気は、排気通路43内で外壁42によって冷却される。そのため、凝縮水が排気通路43内で発生する場合がある。また、この凝縮水が、上流側フランジ46の平板部46aに沿って移動し、通過孔46bに向かう場合がある。しかし、通過孔46bに向かう凝縮水は、上流側フランジ46の筒状部46dによって堰き止められる。したがって、排気通路43内で発生した凝縮水が逆流して、この凝縮水が第1マニホールド33および第2マニホールドを介してエンジン8内に浸入することが防止される。これにより、エンジン8の失火が防止される。
また、本実施形態では、第1マニホールド33の集合部33bと、排気通路43の上流部43aおよび中流部43bとが倒立U字状に配置されている(図5参照)。すなわち、第1マニホールド33および外壁42は、倒立U字状のU字状通路を形成している。同様に、第2マニホールドおよび外壁42は、倒立U字状のU字状通路を形成している。第1触媒35および第2触媒は、対応するU字状通路内に配置されている。したがって、たとえば、第1マニホールド33および第2マニホールドが、各排気ポート28から下方に延びるように構成されている場合に比べて、第1触媒35および第2触媒の位置を高くすることができる。これにより、排気通路15内を上昇する水が第1触媒35および第2触媒に付着することを防止することができる。
具体的には、排気通路15内の圧力は、たとえば排気の脈動により負圧になる場合がある。排気通路15内の圧力が負圧になると、排気通路15の下流部に浸入している水が上昇し、エンジン8の近傍に達する場合がある。すなわち、排気通路15内の圧力が負圧になると、水が第1触媒35および第2触媒に近づく。したがって、第1触媒35および第2触媒をより高い位置に配置することにより、排気通路15内を上昇する水が第1触媒35および第2触媒に付着することを防止することができる。また、第1触媒35および第2触媒をより高い位置に配置することにより、上流側空燃比センサ44および下流側空燃比センサ45をより高い位置に配置することができる。これにより、上流側空燃比センサ44および下流側空燃比センサ45が濡れることを防止することができる。
また、集合部33bが各分岐部33aから上に延びるように構成されている場合に、凝縮水が集合部33b内で発生したり、水が集合部33b内に浸入したりすると、この水が第1マニホールド33および第2マニホールド内を逆流する(下降する)場合がある。そのため、水がエンジン8内に浸入して、エンジン8が失火する場合がある。しかし、第1マニホールド33および第2マニホールドがウォータージャケットを備えていない配管部材からなるので、第1マニホールド33および第2マニホールド内を通過する排気の温度低下が抑制される。そのため、第1マニホールド33および第2マニホールド内での凝縮水の発生が抑制される。さらに、上流側フランジ46は、排気通路43内で発生した凝縮水が第1マニホールド33および第2マニホールド内に浸入することを防止している。これにより、エンジン8の失火が防止される。
また、本実施形態では、4つの第1気筒18aの排気ポート28、および4つの第2気筒18bの排気ポート28が、それぞれ、2つの集合通路(第1マニホールド33および第2マニホールドの集合部33bの内部)に接続されている。さらに、この2つの集合通路は、主排気通路15a(図1参照)に接続されている。このように、排気通路15は、下流に向かうにしたがって複数の通路が段階的に集合されるように構成されている。したがって、複数の排気ポートにそれぞれ接続された複数の通路が一度に集合される場合に比べて、各排気ポート28から最後の集合位置までの距離が長い。
排気干渉は、ある気筒から排出された排気の圧力が他の気筒の排気の邪魔をする現象である。排気干渉は、たとえば、燃焼サイクルの位相がほぼ同じである複数の気筒が共通の排気通路に接続されている場合に生じる。第1マニホールド33および第2マニホールドは、それぞれ、燃焼サイクルの位相がそれぞれ異なる複数の気筒18に接続されている。したがって、排気干渉が抑制される。また、排気干渉は、たとえば、燃焼サイクルの位相がほぼ同じである複数の気筒の排気ポートから排気の集合位置までの距離が短い場合に生じる。したがって、燃焼サイクルの位相がほぼ同じである気筒が、第1および第2気筒18a、18bに含まれる場合であっても、各排気ポート28から最後の集合位置までの距離が長いので、排気干渉が抑制される。これにより、エンジン8の出力の低下が防止される。
また、本実施形態では、第1触媒35は、第1マニホールド33に対して非接触で第1マニホールド33に隣接している。同様に、第2触媒は、第2マニホールドに対して非接触で第2マニホールドに隣接している。したがって、第1触媒35および第2触媒は、それぞれ、第1マニホールド33および第2マニホールドの熱によって温められる。また、第1触媒35および第2触媒が、それぞれ、第1マニホールド33および第2マニホールドに対して非接触であるから、第1触媒35および第2触媒の温度が必要以上に上昇することが防止される。さらに、第1触媒35および第2触媒は、それぞれ、第1ハウジング34および第2ハウジング36に対して非接触で第1ハウジング34および第2ハウジング36に保持されている。第1ハウジング34および第2ハウジング36は、ウォータージャケット41が設けられた外壁42を含む。したがって、第1触媒35および第2触媒が、それぞれ、第1ハウジング34および第2ハウジング36によって冷却されることが防止される。これにより、第1触媒35および第2触媒の温度が高温に維持される。したがって、排気の浄化効率が高められる。
図9は、本発明の参考形態に係る船外機201の一部の側面図である。また、図10は、本発明の参考形態に係る船外機201に備えられたエンジン208およびこれに関連する構成の部分断面図である。また、図11は、本発明の参考形態に係る船外機201の部分断面図である。図10および図11では、断面を示すハッチングが省略されている。
図9に示すように、船外機201は、エンジン208と、エンジンカバー213と含む。エンジン208は、エンジンカバー213内に収容されている。図10に示すように、エンジン208は、たとえば、第1気筒列16および第2気筒列17を含むV型多気筒4サイクルエンジンである。エンジン208は、複数の気筒18(たとえば、8つの気筒18)を含む。第1気筒列16および第2気筒列17は、それぞれ、上下方向に沿って直線状に配列された複数の気筒18によって構成されている。
また、図9に示すように、エンジンカバー213は、トップカバー249と、ボトムカバー250とを含む。トップカバー249は、ボトムカバー250に着脱可能に連結されている。図11に示すように、ボトムカバー250は、たとえば、前後に延びる2つの分割線L201に沿って3つに分割されている。ボトムカバー250は、複数の分割体250a、250b、250cを含む。分割体250bは、分割体250aおよび分割体250cの間に配置されている。分割体250aおよび分割体250cは、左右対称に構成されている。分割体250aおよび分割体250cは、分割体250bに着脱可能に連結されている。
また、図10に示すように、エンジン208は、クランクケース23と、シリンダブロック24と、2つのシリンダヘッド25とを含む。シリンダブロック24は、平面視において後方に広がるV字形状を有している。2つのシリンダヘッド25は、それぞれ、シリンダブロック24の2つの後端部に連結されている。各シリンダヘッド25は、複数の燃焼室26と、複数の吸気ポート27と、複数の排気ポート28とを含む。各吸気ポート27および排気ポート28は、それぞれ、対応する吸気バルブ251および排気バルブ252によって開閉される。
また、図9に示すように、船外機201は、エギゾーストガイド253と、排気通路215とを含む。エンジン208は、エギゾーストガイド253上に載置された状態でエギゾーストガイド253に連結されている。エギゾーストガイド253は、排気通路15の一部を形成している。排気通路15は、エンジン208で生成された排気を水中に排出させるように構成されている。
図9に示すように、排気通路15は、2つのバイパス通路254を含む。各バイパス通路254は、エンジン208の内部を迂回して、シリンダヘッド25とエギゾーストガイド253とを接続する通路である。エンジン208で生成された排気は、いずれかのバイパス通路254と、エギゾーストガイド253の内部(排気通路15の一部)を通って排気通路15の出口から排出される。
また、図9に示すように、船外機201は、第1マニホールド255および第2マニホールド256と、第1触媒ユニット257および第2触媒ユニット258と、第1排気管259および第2排気管260とを含む。第1マニホールド255は、4つの第1気筒18aの排気ポート28に接続されている。また、第2マニホールド256は、4つの第2気筒18bの排気ポート28に接続されている。
図11に示すように、第1触媒ユニット257および第2触媒ユニット258は、それぞれ、第1マニホールド255および第2マニホールド256の出口に接続されている。また、第1排気管259および第2排気管260の入口は、それぞれ、第1触媒ユニット257および第2触媒ユニット258に接続されている。第1排気管259および第2排気管260の出口は、エギゾーストガイド253に接続されている。第1マニホールド255、第1触媒ユニット257、および第1排気管259は、一方のバイパス通路254を形成している。また、第2マニホールド256、第2触媒ユニット258、および第2排気管260は、他方のバイパス通路254を形成している。
また、図9に示すように、第1マニホールド255および第2マニホールド256は、エンジン208の後方に配置されている。第1マニホールド255および第2マニホールド256は、それぞれ、上下方向に沿って配置されている。第1マニホールド255および第2マニホールド256は、左右対称に構成されている。第1マニホールド255および第2マニホールド256は、それぞれ、ウォータージャケット261(図11参照)を含む。また、第1触媒ユニット257および第2触媒ユニット258は、それぞれ、たとえば、円柱状である。第1触媒ユニット257および第2触媒ユニット258は、それぞれ、左右方向に沿って水平に配置されている。第1触媒ユニット257および第2触媒ユニット258は、前後に間隔を空けて平行に配置されている。第1触媒ユニット257および第2触媒ユニット258は、それぞれ、ウォータージャケット262(図11参照)を含む。また、第1排気管259および第2排気管260は、それぞれ、水平面に沿って曲線状に延びるように構成されている。第1排気管259および第2排気管260は、それぞれ、ウォータージャケット263(図11参照)を含む。したがって、各バイパス通路254は、ウォータージャケット261〜263によって取り囲まれている。
また、図11に示すように、第1触媒ユニット257および第2触媒ユニット258は、それぞれ、円筒状のケース264と、ケース264内に収容された触媒265とを含む。各触媒265は、たとえば、三元触媒である。各触媒265は、たとえば、円柱状である。各触媒265は、ケース264によって同軸的に保持されている。各ケース264の両端部は、それぞれ、対応するマニホールド255、256の出口および排気管259、260の入口に着脱可能に連結されている。各ケース264の両端部は、たとえば、対応するマニホールド255、256または排気管259、260に対して隙間嵌め(clearance fit)されている。各ケース264の両端部と対応するマニホールド255、256または排気管259、260との間は、Oリング266によってシールされている。各ケース264は、複数の分割体250a、250b、250cの連結が解除されて、ボトムカバー250が分解されることにより露出される。第1触媒ユニット257および第2触媒ユニット258の交換やメンテナンスは、たとえば、ボトムカバー250が分解された状態で行われる。
この発明の実施の形態の説明は以上であるが、この発明は、前述の実施形態および参考形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。たとえば、前述の実施形態および参考形態では、エンジン8、208が、V型である場合について説明した。しかし、エンジンの形式は、V型に限らず、他の形式であってもよい。
具体的には、たとえば、図12および図13に示すように、船外機301に備えられたエンジン308は、直列エンジンであってもよい。エンジン308は、平面視において、前後方向に沿って配置されたクランクケース323、シリンダブロック324、およびシリンダヘッド325を含む。また、エンジン308は、上下方向に沿って直線状に配列された複数の気筒318を含む。排気ユニット331は、エンジンカバー313内において、シリンダブロック324およびシリンダヘッド325の側方に配置されている。排気ユニット331は、シリンダヘッド325の側部に連結されている。
排気ユニット331は、ウォータージャケット341が設けられた外壁342を含むハウジング334と、外壁342により形成された排気通路343に配置された触媒335とを含む。また、ハウジング334は、各気筒318の排気ポート328に接続されたマニホールド333と、上下に延びる筒状の本体337と、本体337の上端に被せられた蓋338(図12参照)とを含む。マニホールド333および触媒335は、本体337および蓋338内に収容されている。本体337の内部は、マニホールド333の一部(共有部333e)によって第1排気空間S301および第2排気空間S302に区画されている。第1排気空間S301および第2排気空間S302は、各気筒318の中心軸線L301を含む平面F301に対して同じ側に配置されている。本実施形態では、平面F301が、クランク軸線L303を含んでいる。平面F301は、クランク軸線L303を含んでいてもよいし、クランク軸線L303を含んでいなくてもよい。
また、前述の実施形態では、上流側フランジ46が、平板部46aから突出する筒状部46dを含む場合について説明した。しかし、上流側フランジ46は、筒状部46dを含んでいなくてもよい。この場合、図14に示すように、第1マニホールド33の集合部33bは、集合部33bの上端部が平板部46aから突出するように、上流側フランジ446の通過孔46bに嵌合されていてもよい。この構成によれば、平板部46aの上面に沿って流れる凝縮水は、集合部33bの上端部によって堰き止められて、通過孔46bへの浸入が防止される。これにより、排気通路43内で発生した凝縮水が逆流して、この凝縮水が第1マニホールド33を介してエンジン8内に浸入することが防止される。したがって、エンジン8の失火が防止される。
また、前述の実施形態では、第1マニホールド33が、第1本体37および第1蓋38よりも融点の高い材料によって形成されている場合について説明した。しかし、第1マニホールド33は、第1本体37および第1蓋38よりも融点の低い材料によって形成されていてもよいし、第1本体37および第1蓋38と融点のほぼ等しい材料によって形成されていてもよい。具体的には、たとえば、第1マニホールド33、第1本体37、および第1蓋38は、共にステンレス鋼によって形成されていてもよい。第2マニホールド、第2本体39、および第2蓋40についても同様である。
また、前述の実施形態では、第1マニホールド33がウォータージャケットを有していない場合について説明した。しかし、第1マニホールド33は、ウォータージャケットを有していてもよい。第2マニホールドについても同様である。
また、前述の実施形態では、ウォータージャケット41が、第1ハウジング34の一部に設けられている場合について説明した。しかし、ウォータージャケット41は、第1ハウジング34の全体に設けられていてもよい。第2ハウジング36についても同様である。
また、前述の実施形態では、第1マニホールド33が、第1ハウジング34の中空部42a(ウォータージャケット41が設けられた部分)に対して非接触で第1本体37および第1蓋38内に収容されている場合について説明した。また、第1触媒35が、第1ハウジング34に対して非接触で第1ハウジング34内に収容されている場合について説明した。しかし、第1マニホールド33は、第1ハウジング34の中空部42aに接触した状態で第1本体37および第1蓋38内に収容されていてもよい。同様に、第1触媒35は、第1ハウジング34に接触した状態で第1ハウジング34内に収容されていてもよい。第2マニホールドおよび第2触媒についても同様である。
また、前述の実施形態では、第1排気ユニット31および第2排気ユニット32が、複数の気筒18の中心軸線L1により形成されるV字ラインL2の内側に配置されている場合について説明した。しかし、第1排気ユニット31および第2排気ユニット32は、V字ラインL2の外側に配置されていてもよい。
また、前述の実施形態では、第1マニホールド33、第1本体37、および第1蓋38が、それぞれ、別々の部材である場合について説明した。しかし、第1マニホールド33、第1本体37、および第1蓋38は、単一の部材によって形成されていてもよい。第2マニホールド、第2本体39、および第2蓋40についても同様である。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
以下に、特許請求の範囲に記載された構成要素と前述の実施形態における構成要素との対応関係を示す。
気筒・・・気筒18、318
排気ポート・・・排気ポート28、328
エンジン・・・エンジン8、308
ハウジング・・・第1ハウジング34、第2ハウジング36、ハウジング334
触媒・・・第1触媒35、第2触媒、触媒335
エンジンカバー・・・エンジンカバー13、313
第1排気空間・・・第1排気空間S1、S301
第2排気空間・・・第2排気空間S2、S302
区画壁・・・区画壁33e、333e
中心軸線・・・中心軸線L1、L301
平面・・・平面F1、F2、F301
船外機・・・船外機1、301
第1外壁・・・第1マニホールド33、第2マニホールド、マニホールド333
第2外壁・・・第1本体37、第1蓋38、第2本体39、第2蓋40、本体337、蓋338
ウォータージャケット・・・ウォータージャケット41、341
冷却部・・・中空部42a
第1気筒・・・第1気筒18a
第2気筒・・・第2気筒18b
V字ライン・・・V字ラインL2
排気出口・・・排気出口33c
逆流防止部材・・・上流側フランジ46
通過孔・・・通過孔46b
平板部・・・平板部46a
筒状部・・・筒状部46d
1 船外機
8 エンジン
13 エンジンカバー
18 気筒
18a 第1気筒
18b 第2気筒
20 クランク軸
28 排気ポート
33 第1マニホールド
33c 排気出口
33e 区画壁
34 第1ハウジング
35 第1触媒
36 第2ハウジング
37 第1本体
38 第1蓋
39 第2本体
40 第2蓋
41 ウォータージャケット
42 外壁
42a 中空部
43 排気通路
46 上流側フランジ
46a 平板部
46b 通過孔
46d 筒状部
301 船外機
308 エンジン
313 エンジンカバー
318 気筒
328 排気ポート
333 マニホールド
333e 区画壁
334 ハウジング
335 触媒
337 本体
338 蓋
341 ウォータージャケット
342 外壁
343 排気通路
F1 平面
F2 平面
L1 気筒の中心軸線
L2 V字ライン
L3 クランク軸線
F301 平面
L301 気筒の中心軸線
L303 クランク軸線
S1 第1排気空間
S2 第2排気空間
S301 第1排気空間
S302 第2排気空間

Claims (7)

  1. 上下に配列された複数の気筒と、各気筒から排気が導かれる複数の排気ポートとを含むエンジンと、
    前記排気ポートから排出された排気が内部に導かれるハウジングと、
    前記ハウジング内に収容された触媒と、
    前記エンジンおよびハウジングを収容するエンジンカバーとを含み、
    前記ハウジングは、前記ハウジングの内部を第1排気空間および第2排気空間に区画する区画壁を含み、
    前記第1排気空間は、前記複数の排気ポートに接続され、前記複数の排気ポートから導かれた排気を集合させて下から上へ導き、
    前記第2排気空間は、前記第1排気空間に接続され、各気筒の中心軸線を含む平面に対して前記第1排気空間と同じ側に位置しており、
    前記触媒は、水平方向から見たときに前記触媒の少なくとも一部が前記第1排気空間と重なり合う高さに位置し、前記第1排気空間から前記第2排気空間に導かれた排気を上から下へ導くように前記第2排気空間に配置されている、船外機。
  2. 前記ハウジングは、前記第1排気空間を形成し、前記区画壁を含む第1外壁と、前記第1外壁の少なくとも一部が結合された第2外壁とを含み、
    前記第1外壁は、前記第2外壁よりも融点の高い材料によって形成されている、請求項1記載の船外機。
  3. 前記ハウジングは、少なくとも前記第2排気空間の周囲に配置され、ウォータージャケットが設けられた冷却部を含む、請求項1または2記載の船外機。
  4. 前記区画壁は、前記冷却部に対して非接触である、請求項3記載の船外機。
  5. 前記ハウジングは、冷却水が前記区画壁に供給されないように構成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の船外機。
  6. 前記複数の気筒は、上下に配列された複数の第1気筒と、上下に配列された複数の第2気筒とを含み、
    前記複数の第1および第2気筒は、V字状に配置されており、
    前記ハウジングは、前記第1および第2気筒の中心軸線により形成されるV字ラインの内側に配置されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の船外機。
  7. 前記第1排気空間は、上に向けられた排気出口を有し、
    前記船外機は、逆流防止部材をさらに含み、
    前記逆流防止部材は、前記排気出口に通じる通過孔が形成された平板部と、前記通過孔の縁部に沿って設けられ、前記平板部から前記排気出口とは反対側に突出する筒状部とを含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の船外機。
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