JP2016160836A - 船外機 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気抵抗の増加によるエンジンの出力および燃費の低下を防止できる船外機を提供すること。
【解決手段】船外機6は、V型エンジン7で生成された排気を排気口21から水中に排出する排気通路22を含む。排気通路22は、複数のシリンダ31に接続されており、V字ラインの内側に配置された第1分岐通路66および第2分岐通路64と、各第1分岐通路66に接続された第1上流集合通路67と、各第2分岐通路64に接続された第2上流集合通路65と、第1上流集合通路67および第2上流集合通路65に接続された下流集合通路68とを含む。下流集合通路68の上流端68uから下流集合通路68の下流端68dまでの部分は、シリンダヘッド37の外に配置されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、船舶を推進させる船外機に関する。
特許文献1には、V型6気筒エンジンを動力源とする船外機が開示されている。この船外機には、2つのシリンダバンクの内側に排気を排出するインバンク排気システム(in-bank exhaust system)が搭載されている。
エンジンの排気装置は、6−2−1−2−1の順番で通路の数が変化する排気通路を備えている。具体的には、右方のシリンダバンクに対応する3つの排気ポートが、右方の排気マニホールドで合流しており、左方のシリンダバンクに対応する3つの排気ポートが、左方の排気マニホールドで合流している。2つの排気マニホールドに設けられた2つの通路は、排気管の上流部で合流し、排気管の下流部で2つに分岐している。排気管の下流部で分岐した2つの分岐通路は、2つのシリンダヘッドを通過し、シリンダボディで合流している。その後、排気通路は、エギゾーストガイドを通って、シリンダボディからプロペラまで延びている。
特開2013−108356号公報
しかしながら、特許文献1の船外機では、排気通路が、分岐し、その後、再び合流するため、排気の圧力損失、つまり、排気に加わる抵抗が増加してしまう。これは、エンジンの出力および燃費の低下を招く。
たとえば、2つの分岐通路の一方を塞げば、排気通路の分岐および再合流をなくすことができる。しかしながら、この場合、2つの分岐通路に排出されるべき排気が、1つの分岐通路だけに排出されるので、流路面積の減少により、排気の圧力損失が増加する。また、分岐通路がシリンダヘッドおよびシリンダボディに形成されているので、他の部分への影響を抑えつつ、分岐通路の流路面積を大幅に増加させることができない。
そこで、本発明の目的の一つは、排気抵抗の増加によるエンジンの出力および燃費の低下を防止できる船外機を提供することである。
本発明の一実施形態は、一列に並んだ複数の第1シリンダの中心線を通る第1平面と一列に並んだ複数の第2シリンダの中心線を通る第2平面とによって形成されたV字ラインに沿って配置されたV字状のシリンダボディと、複数の燃焼室を形成する2つのシリンダヘッドとを含むエンジンと、前記エンジンで生成された排気を排気口から水中に排出する排気通路とを備える船外機を提供する。
前記排気通路は、前記複数の第1シリンダにそれぞれ接続されており、前記V字ラインの内側に配置された複数の第1分岐通路と、前記複数の第2シリンダにそれぞれ接続されており、前記V字ラインの内側に配置された複数の第2分岐通路と、前記複数の第1分岐通路のそれぞれに接続された第1上流集合通路と、前記複数の第2分岐通路のそれぞれに接続された第2上流集合通路と、前記第1上流集合通路および第2上流集合通路のそれぞれに接続された上流端と、前記排気口に接続された下流端とを含み、前記上流端から前記下流端までの部分が前記シリンダヘッドの外に配置された下流集合通路とを含む。
この構成によれば、複数の第1シリンダで生成された排気は、V字ラインの内側に配置された複数の第1分岐通路に排出され、各第1分岐通路から第1上流集合通路に流れる。同様に、複数の第2シリンダで生成された排気は、V字ラインの内側に配置された複数の第2分岐通路に排出され、各第2分岐通路から第2上流集合通路に流れる。第1および第2上流集合通路内の排気は、第1および第2上流集合通路の合流位置に位置する下流集合通路の上流端を介して下流集合通路内に流入し、排気口に位置する下流集合通路の下流端を介して下流集合通路から排出される。
このように、第1上流集合通路および第2上流集合通路のそれぞれが、1つの下流集合通路によって、排気通路の排気口に接続されているので、排気通路の分岐による排気の圧力損失を低減できる。さらに、下流集合通路の上流端から下流集合通路の下流端までの部分が、シリンダヘッドの外に配置されているので、シリンダヘッドの制約を受けることなく、下流集合通路の流路面積を増やすことができる。これにより、エンジンの出力および燃費を向上させることができる。
前記実施形態において、前記船外機は、前記下流集合通路に配置された触媒をさらに備えていてもよい。いずれのシリンダで生成された排気も、下流集合通路に集められる。排気を浄化する触媒は、下流集合通路に配置されている。そのため、全てのシリンダで生成された排気を1つの触媒で処理できる。
前記実施形態において、前記触媒は、前記V字ラインの内側に配置されていてもよい。この構成によれば、下流集合通路の一部が、V字ラインの内側に配置されており、触媒が、下流集合通路の前記一部に配置されている。触媒がV字ラインの外側に配置されている場合と比較して、エンジンおよび触媒の幅を減少させることができる。
前記実施形態において、前記触媒は、前記複数の第1シリンダの上端よりも下方で、前記複数の第1シリンダの下端よりも上方の高さに配置されていてもよい。
この構成によれば、触媒は、複数の第1シリンダの上端と複数の第1シリンダの下端との間の高さに配置されている。このように、触媒がエンジンの近くに配置されているので、高温の排気が触媒を通過する。そのため、エンジンの始動時に触媒の温度を短時間で活性の高い温度まで上昇させることができる。さらに、触媒が高い位置に配置されているので、排気通路内で水の逆流が発生したとしても、水が触媒に到達し難い。
前記実施形態において、前記エンジンは、上下方向に延びる回転軸線まわりに回転可能なクランクシャフトをさらに備えていてもよい。前記下流集合通路は、排気の流れ方向における下流に行くほど前記クランクシャフトに近づく接近部を含んでいてもよい。
前記実施形態において、前記船外機は、前記船外機を冷却する冷却水を導く冷却水通路と、前記下流集合通路の一部を形成しており、互いに接続された第1排気管および第2排気管とをさらに備えていてもよい。前記冷却水通路は、前記第1排気管に設けられた第1水路と、前記第2排気管に設けられた第2水路とを含んでいてもよい。前記第1水路および第2水路は、前記第1排気管および第2排気管の接続部で互いに接続されていてもよい。
この構成によれば、冷却水通路の第1水路および第2水路が、下流集合通路の一部を形成する第1排気管および第2排気管に設けられている。したがって、高温の排気を案内する第1排気管および第2排気管を冷却水で冷却できる。さらに、第1排気管および第2排気管の接続部で第1水路および第2水路が互いに接続されているので、両者の間で冷却水を流通させることができる。そのため、第1排気管および第2排気管を含む複数の部材を同じ冷却水で冷却できる。
前記実施形態において、前記船外機は、前記冷却水通路に冷却水を送るウォーターポンプをさらに備えていてもよい。前記冷却水通路は、前記排気通路を介して前記ウォーターポンプから前記エンジンに延びていてもよい。
この構成によれば、ウォーターポンプ内に吸い込まれた冷却水が、冷却水通路によってウォーターポンプから排気通路に案内され、その後、冷却水通路によって排気通路からエンジンに案内される。つまり、排気通路は、シリンダヘッド等を冷却する前の冷却水によって冷却される。排気通路を形成する部材は、通常、エンジンよりも熱容量が小さい。したがって、低温の冷却水を排気通路に供給することにより、排気通路の温度上昇を減少させることができる。
前記実施形態において、前記船外機は、前記エンジンの前記シリンダボディを支持するエンジン支持部材をさらに備えていてもよい。この場合、前記エンジン支持部材は、前記下流集合通路の一部を形成していてもよい。もしくは、前記下流集合通路は、前記上流端から前記下流端までの部分が前記エンジン支持部材の外に配置に配置されていてもよい。
前記実施形態において、前記船外機は、前記エンジンの下方にオイルパンをさらに備えていてもよい。この場合、前記下流集合通路は、前記上流端から前記下流端までの部分が前記オイルパンの外に配置されていてもよい。
本発明の一実施形態に係る船外機の左側面を示す模式図である。 エンジンの水平断面を示す部分断面図である。 エンジンの左側面を示す模式図である。 エンジンの背面を示す模式図である。 排気通路の一部の鉛直断面を示す断面図である。 排気通路の全体を示す概念図である。 本発明の他の実施形態に係る排気通路の全体を示す概念図である。
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る船外機6の左側面を示す模式図である。
船舶推進機1は、船体H1の後部(船尾)に取付可能なクランプブラケット2と、チルティングシャフト3、スイベルブラケット4、およびステアリングシャフト5を介してクランプブラケット2に支持された船外機6とを含む。船外機6は、上下方向に延びるステアリングシャフト5の中心線まわりにクランプブラケット2に対して回動可能であり、左右方向に延びるチルティングシャフト3の中心線まわりにクランプブラケット2に対して回動可能である。
船外機6は、プロペラ11を回転させる動力を発生する内燃機関の一例であるエンジン7と、エンジン7の動力をプロペラ11に伝達する動力伝達装置とを含む。動力伝達装置は、ドライブシャフト8と、前後進切替機構9と、プロペラシャフト10とを含む。エンジン7の回転は、ドライブシャフト8および前後進切替機構9を介してプロペラシャフト10に伝達される。ドライブシャフト8からプロペラシャフト10に伝達される回転の方向は、前後進切替機構9によって切り替えられる。プロペラ11は、プロペラシャフト10と共にプロペラシャフト10の中心線まわりに回転する。
船外機6は、エンジン7を覆うカウリング12と、動力伝達装置を収容するケーシング13とを含む。ケーシング13は、エンジン7の下方に配置されたエギゾーストガイド14と、エギゾーストガイド14の下方に配置されたアッパーケース16と、アッパーケース16の下方に配置されたロワケース18とを含む。ケーシング13は、さらに、エンジン7等の可動部に供給される潤滑オイルを貯留するオイルパン15と、アッパーケース16内に配置された筒状のマフラー17とを含む。エンジン支持部材としてのエギゾーストガイド14は、クランクシャフト33の回転軸線Acが上下方向に延びる姿勢でエンジン7を支持している。
船外機6は、喫水線WL(船舶推進機1が装備された船舶が停止しているときの水面の高さ)の下方に配置された排気口21にエンジン7の排気を導く排気通路22を含む。排気通路22は、エンジン7からプロペラ11まで延びている。排気通路22は、エギゾーストガイド14、オイルパン15、マフラー17、およびロワケース18の内部を通って、プロペラ11の後端部で開口している。プロペラ11の後端部は、水中で開口する排気口21を形成している。
船外機6は、さらに、喫水線WLの上方に配置されたアイドル排気口19にエンジン7の排気を導くアイドル排気通路20を含む。アイドル排気通路20の上流端は、エンジン7よりも下方の位置で排気通路22に接続されている。アイドル排気通路20は、排気通路22からアイドル排気口19に後方に延びている。アイドル排気口19は、船外機6の外面で開口している。アイドル排気口19の開口面積は、排気口21の開口面積よりも小さい。
エンジン7で生成された排気は、排気通路22によって排気口21に向けて案内される。エンジン7の出力が高い場合、排気通路22内の排気は、主として、排気口21から水中に排出される。また、排気通路22内の排気の一部は、アイドル排気通路20によってアイドル排気口19に導かれ、アイドル排気口19から大気に放出される。その一方で、エンジン7の出力が低い場合(たとえば、アイドリング時)、排気通路22内の排気圧が低いので、排気通路22内の排気は、主として、アイドル排気口19から大気に放出される。
船外機6は、船外機6の外面で開口する取水口23と、冷却水としての船外機6の外の水を取水口23から船外機6の内部に取り込むウォーターポンプ24と、取水口23に吸い込まれた水を船外機6の各部に案内する冷却水通路25とを含む。エンジン7によって駆動されるウォーターポンプ24は、船外機6の内部に設けられた冷却水通路25に配置されている。冷却水通路25は、取水口23から排気通路22に延びており、排気通路22からエンジン7に延びている。冷却水通路25内の冷却水は、オイルパン15等の排気通路22を形成する部材を冷却し、その後、エンジン7を冷却する。エンジン7のウォータージャケットに供給された冷却水は、冷却水通路25によって船外機6の外に案内される。
図2は、エンジン7の水平断面を示す部分断面図である。図3は、エンジン7の左側面を示す模式図である。図4は、エンジン7の背面を示す模式図である。図5は、排気通路22の一部の鉛直断面を示す断面図である。
図2では、船外機6の中央WO(クランクシャフト33の回転軸線Acを通り、左右方向に直交する鉛直面)の右側および左側で異なる高さの断面をしている。図3および図4では、排気マニホールド50、第1排気管51、および第2排気管52等以外の構成を省略または簡略化している。
エンジン7は、たとえば、V型8気筒の4サイクルエンジンである。図2に示すように、エンジン7は、複数のシリンダ31内にそれぞれ配置された複数のピストン32と、上下方向に延びる回転軸線Acまわりに回転可能なクランクシャフト33と、複数のピストン32をクランクシャフト33に連結する複数のコネクティングロッド34とを含む。
図2に示すように、エンジン7は、複数のシリンダ31が設けられた2つのシリンダバンク39と、各シリンダバンク39に取り付けられたクランクケース35とを含む。2つのシリンダバンク39は、後方に開いた平面視V字状のシリンダボディ36と、シリンダボディ36の2つの後端部にそれぞれ取り付けられた2つのシリンダヘッド37と、2つのシリンダヘッド37にそれぞれ取り付けられた2つのヘッドカバー38とを含む。
2つのシリンダバンク39は、船外機6の中央WOの右方および左方に配置されている。右方のシリンダバンク39で一列に並んだ4つのシリンダ31の中心線は、回転軸線Acに平行な第1平面PRに配置されている。左方のシリンダバンク39で一列に並んだ4つのシリンダ31の中心線は、回転軸線Acに平行な第2平面PLに配置されている。第1平面PRおよび第2平面PLは、船外機6の中央WOに対して対称であり、平面視でV字状に配置されている。V字ラインV1は、第1平面PRおよび第2平面PLによって形成されており、回転軸線Acから後方に延びている。
以下では、「右方のシリンダバンク39に対応する要素」の先頭および末尾に「第1」および「R」をそれぞれ付け、「左方のシリンダバンク39に対応する要素」の先頭および末尾に「第2」および「L」それぞれを付ける場合がある。たとえば、「右方のシリンダバンク39に対応するシリンダ31」を「第1シリンダ31R」といい、「左方のシリンダバンク39に対応するシリンダ31」を「第2シリンダ31L」という場合がある。
図2に示すように、シリンダボディ36は、平面視でV字ラインV1に沿って延びている。シリンダボディ36は、2つのシリンダヘッド37と共に、複数のシリンダ31を形成している。2つのシリンダヘッド37は、シリンダボディ36の後方に配置されており、クランクケース35は、シリンダボディ36の前方に配置されている。クランクシャフト33は、クランクケース35およびシリンダボディ36によって形成された収容空間内に配置されている。図3に示すように、クランクケース35およびシリンダボディ36は、エギゾーストガイド14上に配置されている。
図2に示すように、2つのシリンダヘッド37は、複数のシリンダ31にそれぞれ対応する複数の燃焼室42と、複数の燃焼室42に空気を供給する複数の吸気ポート41と、複数の燃焼室42で生成された排気を排出する複数の排気ポート43とを含む。エンジン7は、空気と燃料との混合気を複数の燃焼室42で燃焼させる複数の点火プラグ44と、複数の吸気ポート41を開閉する複数の吸気バルブと、複数の排気ポート43を開閉する複数の排気バルブと、複数の吸気バルブおよび排気バルブを移動させるバルブ機構とを含む。
左右方向におけるV字ラインV1の間の領域は、V字ラインV1の内側であり、V字ラインV1の右方および左方の領域は、V字ラインV1の外側である。吸気ポート41は、V字ラインV1の外側に配置されており、排気ポート43は、V字ラインV1の内側に配置されている。複数の吸気ポート41は、それぞれ、複数の燃焼室42に接続されており、複数の排気ポート43は、それぞれ、複数の燃焼室42に接続されている。
エンジン7の吸気装置は、複数の吸気ポート41を介して複数の燃焼室42に空気を供給する2つの吸気マニホールド45を含む。エンジン7の燃料供給装置は、複数の燃焼室42に燃料を供給する燃料噴射器46(fuel injector)を含む。エンジン7の排気装置は、複数の燃焼室42で生成された排気を複数の排気ポート43を介して複数の燃焼室42から排出する2つの排気マニホールド50と、2つの排気マニホールド50に接続された第1排気管51とを含む。図3および図4に示すように、エンジン7の排気装置は、さらに、第1排気管51に接続された第2排気管52を含む。
図2に示すように、吸気マニホールド45と燃料噴射器46とは、V字ラインV1の外側に配置されている。排気マニホールド50と、第1排気管51、第2排気管52とは、V字ラインV1の内側に配置されている。2つの排気マニホールド50は、それぞれ、2つのシリンダヘッド37の後方に配置されている。2つの排気マニホールド50は、互いに独立した部材であり、左右方向に並んでいる。第1排気管51は、2つの排気マニホールド50の後方に配置されている。
図3および図4に示すように、第2排気管52は、第1排気管51の下方に配置されている。第2排気管52は、第1排気管51からエギゾーストガイド14に延びている。排気マニホールド50と、第1排気管51とは、エギゾーストガイド14よりも上方に配置されている。第2排気管52は、シリンダヘッド37およびシリンダボディ36を含むエンジン本体から離れている。
2つの排気マニホールド50は、複数のボルトによって、2つのシリンダヘッド37にそれぞれ固定されている。第1排気管51の2つの上流端部51uは、複数のボルトによって、2つの排気マニホールド50にそれぞれ連結されている。第2排気管52の上流端部52uは、2つのOリングR1(図5参照)を介して、第1排気管51の下流端部51dに連結されている。第2排気管52の下流端部52dは、複数のボルトによって、エギゾーストガイド14に固定されている。
図5に示すように、2つの排気マニホールド50は、いずれも、複数の排気ポート43に接続された複数の上流分岐部53と、各上流分岐部53に接続された上流集合部54とを含む。図4に示すように、第1排気管51は、2つの上流集合部54にそれぞれ接続された2つの下流分岐部55と、各下流分岐部55に接続された下流集合部56とを含む。第2排気管52は、下流集合部56に接続された上流端部52uと、エギゾーストガイド14に接続された下流端部52dとを含む。図3に示すように、第2排気管52は、さらに、側面視でクランクシャフト33に向かって第2排気管52の上流端部52uから第2排気管52の下流端部52dに延びる中流部52mを含む。
図5に示すように、第1排気管51の入口51iは、第1排気管51の出口51oよりも上方に配置されている。第1排気管51の出口51oは、触媒57の下方に位置している。第1排気管51の出口51oの直径は、第1排気管51の入口51iの直径よりも大きい。第2排気管52の入口52iの直径と第2排気管52の出口52oの直径とは、第1排気管51の入口51iの直径よりも大きい。第2排気管52の入口52iは、エギゾーストガイド14よりも後方に配置されている。第2排気管52の出口52oは、エギゾーストガイド14の上方に配置されている。
エンジン7は、排気通路22内に配置された触媒57と、触媒57よりも上流の位置で排気の濃度を測定する上流センサー58と、触媒57よりも下流の位置で排気の濃度を測定する下流センサー59とを含む。エンジン7は、さらに、下流センサー59よりも下流の位置で排気通路22内に配置された被水防止部材60(water-resistant member)を含む。触媒57、上流センサー58、下流センサー59、および被水防止部材60は、第1排気管51に保持されている。
触媒57は、たとえば三元触媒である。触媒57は、第1排気管51の下流集合部56に設けられた触媒収容部に配置されている。触媒57は、後述する排気通路22の下流集合通路68内に配置されている。触媒57の外周部は、排気通路22の中心線を取り囲んでおり、好ましくは排気通路22と同心である。触媒57は、排気が内部を通過するハニカム状のキャリアと、キャリアの表面に保持された触媒物質とを含む。
触媒57は、エギゾーストガイド14よりも上方に配置されている。触媒57は、複数の第1シリンダ31Rの上端よりも下方で、複数の第1シリンダ31Rの下端よりも上方の高さに配置されている(図6参照)。被水防止部材60は、触媒57の下方に配置されている。上流センサー58は、触媒57の上方に配置されており、下流センサー59は、触媒57および被水防止部材60の間の高さに配置されている。上流センサー58および下流センサー59の先端部は、第1排気管51の内面から内方に突出している。
上流センサー58および下流センサー59は、いずれも、排気中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサーである。排気通路22を流れる排気は、上流センサー58および下流センサー59の先端部に接触する。上流センサー58は、触媒57に浄化される前の排気中の酸素濃度を検出し、下流センサー59は、触媒57に浄化された後の排気中の酸素濃度を検出する。燃焼室42に供給される混合気の空燃比は、上流センサー58および下流センサー59の検出値等に基づいて、エンジン制御装置によって制御される。
プロペラ11によって形成された排気口21が水中に配置されるので、水が排気口21を通じて排気通路22内に浸入する。燃焼室42内の圧力が負圧(大気圧より低い圧力)になると、排気通路22内の水が、燃焼室42に向かって排気通路22を逆流する場合がある。被水防止部材60は、気体を通過させると共に液体の流通を妨げるハニカム状である。そのため、排気通路22内の水が被水防止部材60に達したとしても、被水防止部材60によって水の逆流が妨げられる。これにより、被水防止部材60より上流の位置に移動する水量を減少させることができ、触媒57、上流センサー58、および下流センサー59が濡れることを防止できる。
第1排気管51の筒状の下流端部51dと第2排気管52の筒状の上流端部52uとは、嵌合によって連結されている。図5は、第1排気管51の下流端部51dが、第2排気管52の上流端部52u内に挿入されている例を示している。しかし、第2排気管52の上流端部52uが、第1排気管51の下流端部51d内に挿入されていてもよい。第1排気管51と第2排気管52と間の隙間は、排気通路22の軸方向に間隔を空けて配置された2つのOリングR1によって密閉されている。これにより、第1排気管51と第2排気管52の間から排気が漏れることを防止できる。
冷却水通路25は、第1排気管51に設けられた第1水路61と、第2排気管52に設けられた第2水路62と、2つの排気マニホールド50に設けられた2つの第3水路63とを含む。図5に拡大して示すように、第1水路61は、第1排気管51の下流端部51dで開口しており、第2水路62は、第2排気管52の上流端部52uで開口している。第1排気管51の下流端部51dと、第2排気管52の上流端部52uとは、2つのOリングR1と共に、排気通路22を取り囲む環状の密閉空間を形成している。第1水路61の開口と第2水路62の開口とは、この密閉空間に配置されている。
第1水路61は、第1排気管51および第2排気管52の接続部で第2水路62に接続されている。第1水路61は、さらに、第1排気管51と第1排気マニホールド50Rとの接続部で第3水路63に接続されており、第1排気管51と第2排気マニホールド50Lとの接続部で第3水路63に接続されている。ウォーターポンプ24(図1参照)によって送られた冷却水は、第2水路62から第1水路61に流れ、第1水路61から第3水路63に流れる。したがって、第1排気管51および第2排気管52を含む複数の部材を同じ冷却水で冷却できる。また、2つのOリングR1によって冷却水の漏れを防止しながら、第1水路61と第2水路62との間で冷却水を流通させることができる。
図6は、排気通路22の全体を示す概念図である。以下では、図5および図6を参照して、排気通路22について説明する。
排気通路22は、複数の第1シリンダ31Rにそれぞれ対応する複数の第1排気ポート43Rから下流に延びる複数の第1分岐通路66と、各第1分岐通路66から下流に延びる第1上流集合通路67とを含む。同様に、排気通路22は、複数の第2シリンダ31Lにそれぞれ対応する複数の第2排気ポート43Lから下流に延びる複数の第2分岐通路64と、各第2分岐通路64から下流に延びる第2上流集合通路65とを含む。排気通路22は、さらに、第1上流集合通路67および第2上流集合通路65のそれぞれから下流に延びる下流集合通路68を含む。
第1分岐通路66は、第1排気マニホールド50Rの上流分岐部53によって形成されている。第2分岐通路64は、第2排気マニホールド50Lの上流分岐部53によって形成されている。複数の第1分岐通路66は、第1排気マニホールド50R内で合流しており、複数の第2分岐通路64は、第2排気マニホールド50L内で合流している。2つの排気マニホールド50がV字ラインV1の内側に配置されているので、第1分岐通路66および第2分岐通路64は、V字ラインV1の内側に位置している。
第1上流集合通路67は、第1排気マニホールド50Rの上流集合部54と第1排気管51の一方の下流分岐部55とによって形成されている。第2上流集合通路65は、第2排気マニホールド50Lの上流集合部54と第1排気管51の他方の下流分岐部55とによって形成されている。第1上流集合通路67および第2上流集合通路65は、V字ラインV1の内側に位置している。第1上流集合通路67および第2上流集合通路65は、第1排気管51内で合流している。第1上流集合通路67および第2上流集合通路65は、下流集合通路68と共に、背面視でY字状のY字通路を形成している。
下流集合通路68は、第1上流集合通路67および第2上流集合通路65の合流位置から、エギゾーストガイド14およびオイルパン15を含むケーシング13の内部を通って、プロペラ11で開口する排気口21まで延びている。下流集合通路68は、第1排気管51の下流集合部56によって形成された第1通路71と、第2排気管52によって形成された第2通路72と、エギゾーストガイド14によって形成された第3通路73と、オイルパン15によって形成された第4通路74とを含む。第2通路72は、排気の流れ方向における下流に行くほどクランクシャフト33に近づく接近部75(図3参照)を含む。接近部75は、エギゾーストガイド14よりも上方に配置されている。
2つのシリンダヘッド37で生成された排気は、V字ラインV1の内側に配置された2つの排気マニホールド50に排出される。2つの排気マニホールド50に排出された排気は、第1排気管51内に流れ、触媒57によって浄化される。第1排気管51内で浄化された排気は、第2排気管52、エギゾーストガイド14、オイルパン15、アッパーケース16、およびロワケース18をこの順番に通り、プロペラ11から水中に排出される。これにより、複数のシリンダ31で生成された排気が、水中に排出される。
以上のように本実施形態では、第1上流集合通路67および第2上流集合通路65のそれぞれが、1つの下流集合通路68だけで、水中に配置された排気口21に接続されている。そのため、排気通路22の分岐による排気の圧力損失を低減できる。さらに、下流集合通路68の上流端68uから下流集合通路68の下流端68dまでの部分が、シリンダボディ36およびシリンダヘッド37の外に配置されているので、シリンダボディ36やシリンダヘッド37の制約を受けることなく、下流集合通路68の流路面積を増やすことができる。これにより、エンジン7の出力および燃費を向上させることができる。
また本実施形態では、いずれのシリンダ31で生成された排気も、下流集合通路68に集められる。排気を浄化する触媒57は、下流集合通路68に配置されている。そのため、全てのシリンダ31で生成された排気を1つの触媒57で処理できる。さらに、触媒57がV字ラインV1の内側に配置されているので、触媒57がV字ラインV1の外側に配置されている場合と比較して、エンジン7および触媒57の幅を減少させることができる。
また本実施形態では、触媒57は、複数の第1シリンダ31Rの上端と複数の第1シリンダ31Rの下端との間の高さに配置されている。このように、触媒57がエンジン7の近くに配置されているので、高温の排気が触媒57を通過する。そのため、エンジン7の始動時に触媒57の温度を短時間で活性の高い温度まで上昇させることができる。さらに、触媒57が高い位置に配置されているので、排気通路22内で水の逆流が発生したとしても、水が触媒57に到達し難い。
また本実施形態では、ウォーターポンプ24内に吸い込まれた冷却水が、冷却水通路25によってウォーターポンプ24から排気通路22に案内され、その後、冷却水通路25によって排気通路22からエンジン7に案内される。つまり、排気通路22は、シリンダヘッド37等を冷却する前の冷却水によって冷却される。排気通路22を形成する部材は、通常、エンジン7よりも熱容量が小さい。したがって、低温の冷却水を排気通路22に供給することにより、排気通路22の温度上昇を減少させることができる。
本発明の実施形態の説明は以上であるが、本発明は、前述の実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、エンジン7に設けられたシリンダ31の総数は、8に限らず、6であってもよい。
前記実施形態では、オイルパン15がアッパーケース16の上方に配置されている場合について説明した。しかし、オイルパン15は、アッパーケース16の内部に配置されていてもよい。この場合、オイルパン15は、アッパーケース16と一体であってもよい。
排気マニホールド50の少なくとも一部は、シリンダヘッド37と一体であってもよい。たとえば、排気マニホールド50の複数の上流分岐部53がシリンダヘッド37と一体であり、排気マニホールド50の上流集合部54が、ボルト等の固定部材によってシリンダヘッド37に固定されていてもよい。
船外機6は、複数の触媒57を備えていてもよい。これとは反対に、船外機6は、触媒57を備えていなくてもよい。同様に、船外機6は、被水防止部材60を備えていなくてもよい。
排気センサー(上流センサー58および下流センサー59)は、触媒57の上流だけに設けられていてもよい。排気センサーは、酸素濃度センサーに限らず、排気の温度を検出する温度センサーであってもよい。
触媒57は、V字ラインV1の内側に限らず、V字ラインV1の外側に配置されていてもよい。上下方向における触媒57の位置は、複数の第1シリンダ31Rの上端と複数の第1シリンダ31Rの下端との間の位置に限らず、複数の第1シリンダ31Rの下端よりも下方の位置であってもよい。
下流集合通路68は、排気の流れ方向における下流に行くほどクランクシャフト33に近づく接近部75を備えていなくてもよい。具体的には、エギゾーストガイド14が、第1排気管51の下方に配置されている場合、第2排気管52は、第1排気管51からエギゾーストガイド14まで延びるストレートパイプであってもよい。
第1排気管51に設けられた第1水路61と、第2排気管52に設けられた第2水路62とは、第1排気管51および第2排気管52の接続部で接続されていなくてもよい。具体的には、第1水路61および第2水路62にそれぞれ冷却水を供給する2つの給水路が、冷却水通路25に設けられていてもよい。
前記実施形態では、第2排気管52が、第1排気管51およびエギゾーストガイド14とは別の部材である場合について説明した。しかし、第2排気管52の少なくとも一部が、エギゾーストガイド14と一体であってもよい。
前記実施形態では、下流集合通路68が、エギゾーストガイド14およびオイルパン15の中を通る場合について説明した。しかし、下流集合通路68は、エギゾーストガイド14およびオイルパン15の少なくとも一方の外に配置されていてもよい。たとえば、図7に示すように、下流集合通路68の上流端68uから下流集合通路68の下流端68dまでの部分が、エギゾーストガイド14およびオイルパン15の両方の外に配置されていてもよい。このような構成では、下流集合通路68は、エギゾーストガイド14やオイルパン15と別体で構成される。
前述の全ての構成のうちの2つ以上が組み合わされてもよい。
6 :船外機
7 :エンジン
14 :エギゾーストガイド
15 :オイルパン
16 :アッパーケース
21 :排気口
22 :排気通路
23 :取水口
24 :ウォーターポンプ
25 :冷却水通路
31 :シリンダ
31R :第1シリンダ
31L :第2シリンダ
33 :クランクシャフト
36 :シリンダボディ
37 :シリンダヘッド
43 :排気ポート
43R :第1排気ポート
43L :第2排気ポート
50 :排気マニホールド
50R :第1排気マニホールド
50L :第2排気マニホールド
51 :第1排気管
52 :第2排気管
57 :触媒
58 :上流センサー
59 :下流センサー
61 :第1水路
62 :第2水路
64 :第2分岐通路
65 :第2上流集合通路
66 :第1分岐通路
67 :第1上流集合通路
68 :下流集合通路
68d :下流集合通路の下流端
68u :下流集合通路の上流端
75 :接近部
V1 :V字ライン

Claims (10)

  1. 一列に並んだ複数の第1シリンダの中心線を通る第1平面と一列に並んだ複数の第2シリンダの中心線を通る第2平面とによって形成されたV字ラインに沿って配置されたV字状のシリンダボディと、複数の燃焼室を形成する2つのシリンダヘッドとを含むエンジンと、
    前記エンジンで生成された排気を排気口から水中に排出する排気通路とを備え、
    前記排気通路は、
    前記複数の第1シリンダにそれぞれ接続されており、前記V字ラインの内側に配置された複数の第1分岐通路と、
    前記複数の第2シリンダにそれぞれ接続されており、前記V字ラインの内側に配置された複数の第2分岐通路と、
    前記複数の第1分岐通路のそれぞれに接続された第1上流集合通路と、
    前記複数の第2分岐通路のそれぞれに接続された第2上流集合通路と、
    前記第1上流集合通路および第2上流集合通路のそれぞれに接続された上流端と、前記排気口に接続された下流端とを含み、前記上流端から前記下流端までの部分が前記シリンダヘッドの外に配置された下流集合通路とを含む、船外機。
  2. 前記下流集合通路に配置された触媒をさらに備える、請求項1に記載の船外機。
  3. 前記触媒は、前記V字ラインの内側に配置されている、請求項2に記載の船外機。
  4. 前記触媒は、前記複数の第1シリンダの上端よりも下方で、前記複数の第1シリンダの
    端よりも上方の高さに配置されている、請求項2または3に記載の船外機。
  5. 前記エンジンは、上下方向に延びる回転軸線まわりに回転可能なクランクシャフトをさらに備え、
    前記下流集合通路は、排気の流れ方向における下流に行くほど前記クランクシャフトに近づく接近部を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の船外機。
  6. 前記船外機は、
    前記船外機を冷却する冷却水を導く冷却水通路と、
    前記下流集合通路の一部を形成しており、互いに接続された第1排気管および第2排気管とをさらに備え、
    前記冷却水通路は、前記第1排気管に設けられた第1水路と、前記第2排気管に設けられた第2水路とを含み、
    前記第1水路および第2水路は、前記第1排気管および第2排気管の接続部で互いに接続されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の船外機。
  7. 前記船外機は、前記冷却水通路に冷却水を送るウォーターポンプをさらに備え、
    前記冷却水通路は、前記排気通路を介して前記ウォーターポンプから前記エンジンに延びている、請求項6に記載の船外機。
  8. 前記船外機は、前記エンジンの前記シリンダボディを支持するエンジン支持部材をさらに備え、
    前記エンジン支持部材は、前記下流集合通路の一部を形成している、請求項1〜7のいずれか一項に記載の船外機。
  9. 前記船外機は、前記エンジンの前記シリンダボディを支持するエンジン支持部材をさらに備え、
    前記下流集合通路は、前記上流端から前記下流端までの部分が前記エンジン支持部材の外に配置されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の船外機。
  10. 前記船外機は、前記エンジンの下方にオイルパンをさらに備え、
    前記下流集合通路は、前記上流端から前記下流端までの部分が前記オイルパンの外に配置されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の船外機。
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