JP2011186109A - プロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】実質的なコントラストを優先して画像投射を行う際に、ゴースト像の発生を抑制できるプロジェクターを提供すること。
【解決手段】遮光板80の入射側面81bの向きが、システム光軸SAに垂直な面に対して上部TP側が光路下流側に傾斜角度αだけ傾いた状態を保っている。これにより、例えば光路下流側から遮光板80に向かう戻り光その他の不要光ULは、遮光板80の裏面である射出側面81aで照明光束LFの光路外の方向に反射されるので、ゴースト像の発生源となることなく除去される。つまり、プロジェクターは、遮光板80を光路上に配置するコントラスト優先モードにおいても、ゴースト像を発生させることなく良好な画像を提供することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、コントラストを優先する画像投射を可能にする遮光板を有するプロジェクターに関する。
従来のプロジェクターとして、実質的なコントラストを向上させるために、左右・上下に対称な開口が設けられた遮光板を有し、かつ、照明光学系のFナンバーが方位によって異なるものが知られている(特許文献1参照)。
また、別のプロジェクターとして、調光によって動的なコントラストを向上させるために、回動して開口サイズを変化させる開閉遮光部材を設けているものも知られている(例えば特許文献2等参照)。
特開2003−302618号公報 特開2004−264819号公報
しかしながら、開口を有する遮光板を用いる場合、当該遮光板の面で不要光が反射して、ゴースト像を発生させる可能性がある。また、回動する開閉遮光部材を用いる場合は、開閉方向が一方向となるため、周辺光が残る傾向が生じ、実質的なコントラストを向上させることが容易でない。
そこで、本発明は、実質的なコントラストを優先して画像投射を行う際に、ゴースト像の発生を抑制できるプロジェクターを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るプロジェクターは、照明光束を射出する光源ランプユニットと、照明光束の中心軸に垂直な面に対して傾いて配置され、照明光束の一部を通過させるための開口部を有し、照明光束の残りを遮蔽する遮光板と、を備える。
上記プロジェクターによれば、遮光板が少なくとも照明光束の一部を遮蔽し、実質的なコントラスト特性の向上に比較的寄与する照明光束を優先的に通過させるので、コントラストを優先する画像投射を行うコントラスト優先モードで動作させることができる。さらに、この遮光板は、照明光束の中心軸に垂直な面に対して傾いて配置されているため、当該コントラスト優先モードによる画像投射において、ゴースト像の発生等の弊害を抑制できる。
本発明の具体的な側面では、光源ランプユニットからの照明光束を複数の部分光束に分割する一対の第1及び第2のレンズアレイと、第1及び第2のレンズアレイを経た照明光束を重畳させるための重畳レンズとをさらに有し、遮光板が、光源ランプユニットから重畳レンズまでの間に配置される。この場合、遮光板を光源後段から重畳レンズまでの間に配置することで、照明光束のうち実質的なコントラスト特性の向上に寄与する光束と寄与しない光束との的確な選別が可能となる。
本発明のさらに別の側面では、プロジェクターが、遮光板を照明光束の光路上に進退させる遮光板移動機構をさらに備える。この場合、コントラストを相対的に高めたコントラスト優先モードでの画像投射と、明るさを相対的に高めた明るさ優先モードでの画像投射との切換が可能になる。
本発明のさらに別の側面では、プロジェクターが、中心軸に垂直な方向に開閉して照明光束を部分的に遮蔽可能な調光装置と、照明光束の偏光状態を揃えるための複数の偏光変換素子を中心軸に垂直な面内において当該偏光変換素子の長辺が配列方向に対して垂直となるように並べた状態で有する偏光変換部材と、をさらに備え、複数の偏光変換素子の長辺の延びる方向と調光装置の開閉方向とが平行であり、遮光板の開口部が、調光装置の開閉方向に対して垂直な方向よりも平行な方向に長い形状を有する。この場合、遮光板を光路上に配置するコントラスト優先モードにおいて、調光装置の開閉による調光の滑らかさを容易に保つことができる。
本発明のさらに別の側面では、遮光板が開口部に所定波長域の光束を減衰させるカットフィルターを有する。この場合、コントラスト優先モードにおいて色再現性の向上を図ることができる。
本発明のさらに別の側面では、遮光板において、照明光束の入射側面の光反射率が照明光束の射出側面の光反射率よりも高い。この場合、照明光束の入射側面の光反射率が比較的高いため、照明光束に伴って発生する熱の影響を低減できる。一方、光反射率が比較的低い照明光束の射出側面では、不要光を吸収してゴースト像の発生をより効果的に抑制できる。
本発明のさらに別の側面では、遮光板の光入射側面に対して垂直な方向からみた開口部の形状が、光入射側面に平行で照明光束の中心軸に垂直な軸に関して非対称な形状を有し、中心軸に垂直な面に投影した開口部の輪郭形状が、光入射側面に平行で照明光束の中心軸に垂直な当該軸を対称軸とする形状を有する。この場合、遮光板を通過して射出される照明光束の形状の対称性を高い状態に保てるので、照明光学系において均一化された良好な照明光の射出が可能となる。
本発明のさらに別の側面では、プロジェクターが、上記中心軸に垂直な方向に開閉して照明光束を部分的に遮蔽可能な調光装置をさらに備え、遮光板の開口部の上記対称軸が、調光装置の開閉方向に対して垂直な方向に延びる。この場合、調光装置の開閉において、照明光束の形状の対称性を保つことができる。
本発明のさらに別の側面では、プロジェクターが、照明光束によって照明される光変調装置と、光変調装置から射出された光束を投射する投射光学系と、をさらに備える。この場合、光変調装置において形成された画像光を投射光学系によってスクリーン上等に投影することができる。
第1実施形態に係るプロジェクターを概念的に示す平面図である。 照明光学系について説明するための平面図である。 (A)〜(C)は、プロジェクター内での遮光板による遮光について説明するための図である。 遮光板を移動させるための構造の一例を示す斜視図である。 調光装置、偏光変換部材及び遮光板の配置関係を示す模式的斜視図である。 (A)、(B)は、遮光板を利用した場合における調光装置の開閉の様子を模式的に示す図である。 変形例における遮光板の一例を示す平面図である。 (A)〜(C)は、他の変形例における遮光板の一例を示す平面図である。 (A)、(B)は、さらに他の変形例における遮光板の一例を示す平面図である。 (A)〜(C)は、第2実施形態に係るプロジェクターの照明光学系について説明するための図である。
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態に係るプロジェクターについて詳細に説明する。
〔A.プロジェクターの構造の概要〕
図1に示すように、本実施形態に係るプロジェクター100は、照明装置10、遮光装置85、調光装置90、色分離導光部40、光変調部50、色合成部60及び投射光学系70を備える。
まず、照明装置10は、光源ランプユニット20及び均一化光学系30を含む照明光学系である。
照明装置10のうち、光源ランプユニット20は、光源として、ランプ部21aと、凹レンズ21bとを備える。このうち、ランプ部21aは、例えば高圧水銀ランプ等である発光管22aと、発光管22aから射出された光束を反射して前方に射出させる楕円面型の凹面鏡22bとを備える。凹レンズ21bは、ランプ部21aからの照明光束LFをシステム光軸SA(即ち照明光束LFの中心軸)に略平行にする役割を有するが、例えば凹面鏡22bが放物面鏡である場合には、省略することもできる。
均一化光学系30は、第1及び第2レンズアレイ31,32と、偏光変換部材34と、重畳レンズ35とを備える。
第1及び第2レンズアレイ31,32は、それぞれが例えばX方向及びY方向に関してマトリクス状に配置された複数の要素レンズからなるフライアイレンズである。このうち、第1レンズアレイ31を構成する複数の要素レンズによって、光源ランプユニット20から射出された照明光束LFが複数の部分光束に分割される。また、第2レンズアレイ32を構成する複数の要素レンズによって、第1レンズアレイ31から入射した各部分光束が適当な発散角で射出される。
偏光変換部材34は、全体としてXY面に平行な矩形の平板状の部材であり、PBSのプリズムアレイ等で構成されY方向を長手方向として延びる複数の偏光変換素子34aをX方向に一列に並べて形成されている。偏光変換部材34は、レンズアレイ32から射出された照明光束LFを特定方向の直線偏光のみに変換して次段光学系に供給する。具体的に説明すると、偏光変換部材34を構成する各偏光変換素子34aは、レンズアレイ32を構成する複数の要素レンズがX方向に並ぶ個数に合わせて配列されており、第2レンズアレイ32の各要素レンズから射出された各部分光束は、対応する偏光変換素子34aにそれぞれ入射し、偏光変換素子34aにおいて特定方向の直線偏光に変換される。
重畳レンズ35は、第2レンズアレイ32から射出され偏光変換部材34を経た照明光束LFを全体として適宜収束させることにより、光変調装置である光変調部50に設けた各色の液晶ライトバルブ50a,50b,50cに対する重畳照明を可能にする。
以上のように、均一化光学系30は、光源である光源ランプユニット20からの照明光束LFを分割・重畳することにより、照明領域である光変調部50に設けた各色の液晶ライトバルブ50a,50b,50cを均一な照度で照明する。つまり、照明装置10は、プロジェクター100による投影画像の形成に適した状態の照明光を射出している。
遮光装置85及び調光装置90は、遮光装置駆動部89及び調光装置駆動部99によりそれぞれ駆動される。遮光装置85及び調光装置90は、照明光束LFの遮光量を調整するためのものである点では共通するが、その利用のされ方がそれぞれ異なる。
まず、遮光装置85は、遮光板80と、遮光板移動機構93とを備える。遮光板80は、照明光束LFの一部を通過させ、残りを遮蔽する遮光部材であり、動作状態において、第2レンズアレイ32と偏光変換部材34との間に配置され、遮光板移動機構93によってX方向にスライド移動可能になっている。なお、この方向をスライド方向R1とする。遮光板80は、スライド方向R1に移動することで、照明光束LFの光路上に進退可能となっており、光路上に配置された動作状態では(図中実線)、照明光束LFの一部を遮蔽し、光路外に退避した非動作状態では(図中破線)、照明光束LFの遮蔽を行わない。これにより、プロジェクター100は、遮光板80を光路上に配置し、照明光束LFのうち、比較的コントラスト特性の向上に寄与する光束のみを通過させることで、比較的コントラスト特性の向上に寄与しない光束を遮蔽する高コントラスト表示のモード(以下コントラスト優先モードという)での画像投射を行うことができる。一方、プロジェクター100は、遮光板80を光路上から外れた位置に待避させ、照明光束LFの遮蔽をなくすことで、高輝度表示のモード(以下明るさ優先モードという)での画像投射も行える。つまり、プロジェクター100のユーザーは、本体に設置された操作ボタン(不図示)等を適宜操作して、上記モードを切り換えられる。なお、遮光板80をスライドさせるための遮光板移動機構93の詳細については後述する。
ここで、図2に示すように、遮光板80は、互いに平行な入射側面81bと射出側面81aとを備えた一枚の板状の部材である。遮光板80の主面である入射側面81bの向きは、システム光軸SAに垂直な面即ちXY面に対して平行とはなっておらず、その端部TP側即ち+Y側端部が−Y側端部より光路下流側に位置するように傾いた状態に保たれている。つまり、遮光板80は、XY面を基準としてX方向に平行な軸のまわりに傾斜角度αだけ時計回りの方向に回転している。これにより、例えば光路下流側から遮光板80に向かう戻り光その他の不要光ULは、遮光板80の裏面である射出側面81aで照明光束LFの光路外の方向に反射される。結果的に、不要光ULは、照明光束LFの一部となって均一化光学系30の後段の液晶ライトバルブ50a,50b,50c等に導かれることがなくなるので、ゴースト像の発生源となることなく除去される。つまり、プロジェクター100は、コントラスト優先モードにおいても、ゴースト像を発生させることなく良好な画像を提供することができる。また、遮光板80が上述のように傾斜していることで、光路上流側から遮光板80に向かう照明光束LFのうち遮光板80の入射側面81b上で反射される成分についても、そのまま反対側にある光源ランプユニット20の発光管22aには戻らず光路外へ排出等されるため、ランプ部21aの加熱等の原因とならない。
図3(A)、3(B)及び3(C)は、遮光板80による遮光について説明するための図である。このうち図3(A)は、実際の遮光板80を入射側面81bに対して垂直な方向から見た正面図であり、図3(B)は、プロジェクター100内に傾けて配置された遮光板80の実効的機能を説明するための仮想的な遮光板80´を示す図である。図3(C)は、実際の遮光板80と仮想的な遮光板80´との関係を示す図である。
より具体的に説明すると、まず、図3(A)に示すように、実際の遮光板80は、平面視矩形の輪郭形状を有しており、光束中心が通過する領域に対応する箇所である中央部分に、図中上側に向かって拡がる上下方向に長い等脚台形状の開口部OPを有している。遮光板80は、左右に関する中央部分に開口部OPを有していることにより、遮光板80を照明光束LFの光路上に配置するコントラスト優先モードにおいて、システム光軸SAに近い中央側の光のみを通過させ、比較的コントラスト特性の高い画像投射を可能にしている。遮光板80の開口部OPは、左右方向(±X方向)に関しては、中心側の基準点PAを通り上下方向に延びる基準軸X1を軸として線対称である。しかし開口部OPは、上下方向(Y方向から角度α傾いたX方向に垂直な方向)に関しては、上側が広く下側に狭い非対称な台形形状となっている。これは、遮光板80がシステム光軸SAに対して傾けた状態で配置されることを考慮したものである。一方、図3(B)において、仮想的な遮光板80´の開口部OP´は、対称性の高い長方形状となっている。より具体的には、開口部OP´は、その中心である中心点CAをシステム光軸SA上に配置しており、中心点CAを通り上下方向(±Y方向)に延びる基準軸X1´と左右方向(±X方向)に延びる基準軸X2´との2つの軸について線対称な長方形状となっている。
ここで、図3(C)に示すように、遮光板80に入射・通過する照明光束LFは、近似的には仮想的なある1点PTから発散する発散光とみることができる。遮光板80は、システム光軸SAに垂直な状態からX方向に延びる軸のまわりに回転して傾いているが、それに対応して開口の歪みを補償するように、開口部OPの形状は、横の開口幅を上下方向(X方向に垂直な方向)に関して変化させた非対称な形状となっている。これにより、実際の遮光板80による遮光は、実効的には図3(B)に示す左右方向(±X方向)のみならず上下方向(±Y方向)についても対称な開口部OP´を有する遮光板80´をシステム光軸SAに対して垂直に配置した場合の遮光と略等しいものになる。つまり、実効的には、遮光板80は、照明光束LFに対して、左右方向のみならず上下方向についても対称な遮光を行うものとなっている。
以下、実際の遮光板80と仮想的な遮光板80´との対応関係についてより具体的に説明する。
まず、図3(A)に示す実際の遮光板80の基準点PAは、左右方向に関しては、既述のように中心に位置し、基準軸X1は、左右方向についての遮光板80の中心の軸であり、開口部OPの対称軸である。一方、基準点PAは、上下方向に関しては、中心よりもやや下側に位置する。つまり、基準点PAを通り左右方向に延びる基準軸X2は、上下方向についての遮光板80の中心の軸ではない。より具体的には、基準軸X2から開口部OPの上端PEまでの幅W1は、基準軸X2から開口部OPの下端BTまでの幅W2よりも大きくなっている。遮光板80をプロジェクター100内に配置した際は、基準軸X2は、入射側面81bに平行でシステム光軸SAに垂直であり、X軸に平行となる。ここで、図3(B)に示す仮想的な遮光板80´における開口部OP´の中心点CAと基準軸X1´,X2´とは、図3(A)の遮光板80の基準点PAと基準軸X1,X2とにそれぞれ対応している。従って、開口部OPは、基準軸X2に関して非対称であるが、開口部OPに対応する開口部OP´は、基準軸X2に対応する基準軸X2´に関して対称である。また、開口部OP´の輪郭形状は、開口部OPをシステム光軸SAに垂直な面に投影した輪郭形状に相当する。開口部OP´の輪郭形状は、Y方向がX方向よりも長くなっている。つまり、図3(B)に示すように、開口部OP´は、Y方向についての開口幅D1がX方向についての開口幅D2よりも大きくなっている。なお、図3(A)の開口部OPにおいても、図3(B)の開口幅D1に対応する上下方向に延びる切り口である辺L1は、左右方向に延びる切り口である上端PEや下端BEよりも相対的に長い長辺となっている。
また、この場合、図3(C)に示すように、遮光板80の傾きを考慮して上下方向について差のある幅W1と幅W2とについても、実効的に仮想的な遮光板80´上の等しい幅W,Wが対応する。
図1及び図2に示す調光装置90は、例えば第1レンズアレイ31と第2レンズアレイ32との間に配設される一対の第1及び第2の調光羽根91a,91bと、駆動機構92とを備える。図2に示すように、第1の調光羽根91aは、システム光軸SAよりも+Y側に配置され、第2の調光羽根91bは、システム光軸SAよりも−Y側に配置されている。一対の第1及び第2の調光羽根91a,91bは、駆動機構92により、軸AX1,AX2を回動軸として観音開き状に回動する。この結果、調光装置90は、Y方向を開閉方向R2とする絞りのように機能して照明装置10から射出される照明光の光量を増減調整する。つまり、例えば図2中実線で示す両調光羽根91a,91bを全閉し最大限に照明光の遮蔽を行っている状態(最大遮蔽状態)や、図2中破線で示すある程度開いた開放状態、或いは図2中一点鎖線で示す完全に開ききった全開状態(最小遮蔽状態)にすることで照明光の遮蔽量を調整する。従って、図示のように、調光装置90は、開閉方向R2についての光束の通過領域を両調光羽根91a,91bの先端ED間即ち開口幅S1〜S3の間で調整できる。
以上のように、遮光装置85及び調光装置90は、双方とも遮光量を調整するものである点では共通するが、遮光装置85は、通常特定画像の投射前にユーザーの設定に応じて進退を確定されているものであり、特定画像の投射中においては固定的に設置され実質的なコントラストの向上に寄与しているのに対し、調光装置90は、例えば投射されている動画の映像場面等に応じて調光装置駆動部99の制御により随時動作し、動的なコントラストの向上に寄与するものである点で、両者は互いに担う役割が異なっている。
図1に戻って、均一化光学系30の光路下流側に位置する色分離導光部40は、第1及び第2ダイクロイックミラー41a,41bと、反射ミラー42a,42b,42cと、3つのフィールドレンズ43a,43b,43cと、リレーレンズ44a,44bとを備え、照明装置10から射出された照明光束LFを赤(R)色、緑(G)色、及び青(B)色の3色に分離するとともに、各色光を後段の液晶ライトバルブ50a,50b,50cへ導く。より詳しく説明すると、まず、第1ダイクロイックミラー41aは、RGBの3色のうちR色の照明光LRを反射しG色及びB色の照明光LG,LBを透過させる。また、第2ダイクロイックミラー41bは、GBの2色のうちG色の照明光LGを反射しB色の照明光LBを透過させる。つまり、第1ダイクロイックミラー41aで反射された赤色光LRは、フィールドレンズ43aのある赤光路OP1に導かれ、第1ダイクロイックミラー41aを透過して第2ダイクロイックミラー41bで反射された緑色光LGは、フィールドレンズ43bのある緑光路OP2に導かれ、第2ダイクロイックミラー41bを通過した青色光LBは、フィールドレンズ43cのある青光路OP3に導かれる。各色用のフィールドレンズ43a,43b,43cは、第2レンズアレイ32から射出され重畳レンズ35等を通過して光変調部50に入射する各部分光束が、各液晶ライトバルブ50a,50b,50cの被照射領域上において、システム光軸SAに対して適当な収束度又は発散度となるように入射角を調節している。
光変調部50は、照明光束LFから分離された3色の照明光LR,LG,LBによって照明される光変調装置であり、3色の照明光LR,LG,LBがそれぞれ入射する3つの液晶ライトバルブ50a,50b,50cを備える。各液晶ライトバルブ50a,50b,50cは、中央に配置される液晶パネル51a,51b,51cと、これを挟むように配置される光路上流側の入射側偏光フィルター52a,52b,52cと、光路下流側の射出側偏光フィルター53a,53b,53cとをそれぞれ備えている。各液晶ライトバルブ50a,50b,50cにそれぞれ入射した各色光LR,LG,LBは、各液晶ライトバルブ50a,50b,50cに電気的信号として入力された駆動信号或いは制御信号に応じて、画素単位で強度変調される。なお、各液晶パネル51a,51b,51cは、いずれも透過型の液晶パネルであり、図示による説明を省略するが、透明電極等を有する光透過性の入射側基板と、画素電極等を有する光透過性の駆動基板と、入射側基板及び駆動基板間に密閉封入される液晶層とを備える。
色合成部60は、カラー画像を合成するためのクロスダイクロイックプリズムであり、その内部には、R光反射用の第1ダイクロイック膜61と、B光反射用の第2ダイクロイック膜62とが、平面視X字状に配置されている。この色合成部60は、液晶ライトバルブ50aからの赤色光LRを第1ダイクロイック膜61で反射して進行方向右側に射出させ、液晶ライトバルブ50bからの緑色光LGを両ダイクロイック膜61,62を介して直進・射出させ、液晶ライトバルブ50cからの青色光LBを第2ダイクロイック膜62で反射して進行方向左側に射出させる。
投射光学系70は、投射レンズとして、色合成部60で合成された画像光をスクリーン(不図示)上にカラー画像として投射する。
〔B.遮光板のスライド構造の説明〕
以下、遮光板80のスライド構造である遮光板移動機構93について説明する。図2等を用いて上述したように、遮光板80は、+Y側端部が−Y側端部より光路下流側にシフトするように傾けて配置されている。さらに、遮光板80は、図4に示す遮光板移動機構93により、進退可能となっている。
遮光板移動機構93は、第1ガイド部材94と、第2ガイド部材98と、固定部材95と、駆動機構96と、移動部材97とを備え、図1の遮光装置駆動部89からの駆動信号に従って動作する。
第1ガイド部材94は、移動部材97をスライド方向R1に沿って移動可能に支持する部材であり、板体94aと、レール部94bとを一体化して備えている。板体94aは、図1の筐体11に固定される。レール部94bは、移動部材97の上端と摺動可能に係合する部分である。
第2ガイド部材98は、移動部材97をスライド方向R1に沿って移動可能に支持する部材であり、板体98aと、レール部98bとを一体化して備えている。板体98aは、図1の筐体11に固定される。レール部98bは、移動部材97の下端と摺動可能に係合する部分である。
固定部材95は、駆動機構96を支持する部材であり、載置固定部95aと、支持固定部95bとを備える。載置固定部95aは、駆動機構96のモーター等を載置固定するとともに、支持固定部95bと組み合わせることで駆動機構96の後述する第1歯車96cおよび第2歯車96dを回動可能に挟持する。固定部材95は、図1の筐体11に固定される。
駆動機構96は、移動部材97をスライド方向R1(X軸方向)に移動させるために設けられており、モーター96aと、減速ギアボックス96bと、第1歯車96cと、第2歯車96dとを備える。モーター96aから延びるモーター軸は、減速ギアボックス96bに接続されている。減速ギアボックス96bは、モーターの回転速度を減速し、その回転力を第1及び第2歯車96c,96dを介して移動部材97に伝達する。
移動部材97は、遮光板80を支持固定するとともに、駆動機構96の駆動により、第1ガイド部材94のレール部94bと、第2ガイド部材98のレール部98bとに沿って、X軸方向即ちスライド方向R1に移動するものである。移動部材97には、第1ガイド部材94のレール部94bと係合する係合部97aと、第2ガイド部材98のレール部98bと摺動可能に嵌合する嵌合部97bとが形成されている。嵌合部97bには、駆動機構96の第2歯車96dと噛合するラック97cがX軸方向に延びるように形成されている。移動部材97は、駆動機構96の駆動により第2歯車96dの回転がラック97cに伝達されることで、遮光板80をスライド方向R1に移動させ、進退可能にしている。
〔C.調光装置による調光における遮光板の配置の説明〕
以下、図5等により、調光装置90による調光における遮光板80の配置について説明する。
既述のように、遮光装置85は、コントラストの高いコントラスト優先モードでの画像投射とより明るい明るさ優先モードでの画像投射を切り換えるものであり、通常、画像の投射前や投射動作の中断中にユーザーが切換操作を行うことにより上記遮光板移動機構93が作動して、モードの選択がなされるものである。一方、調光装置90は、一対の調光羽根91a,91bをY方向について開閉動作をさせることで、特定画像(例えば動画)の投射中において調光を可能とするものである。本実施形態では、特に、遮光装置85の遮光板80の開口部OPの形状を調光装置90の開閉方向を考慮したものとすることで、画像投射の際に、遮光板80を光路上に配置するコントラスト優先モードであっても、調光装置90での調光による光量の変化が滑らかなものとなっている。
まず、図5に示すように、偏光変換部材34の各偏光変換素子34aの長手方向即ち長辺の延びる方向と調光装置90の開閉方向とがいずれもY方向になっている。つまり、互いに平行となっている。この場合、調光装置90による遮光範囲を画定する調光羽根91a,91bの先端EDが、偏光変換素子34aの延びる方向に対して直交する方向に延びていることになる。この関係が保たれることで、調光装置90による減光・増光による光量の変化がなだらかなものとなる。例えば仮に調光羽根91a,91bの開閉方向R2がX方向に平行であるとした場合、即ち先端EDが、偏光変換素子34aの延びる方向に対して平行に延びている場合、開閉動作において、先端EDは、各偏光変換素子34a間の境界線を越えるように移動する。このため、先端EDがある一定の位置を通過する際に1つの偏光変換素子34aに入射すべき光束をまとめて遮光し、全体としての光量が一度に大きく下がってしまう、という事態が生じる。上記態様では、このような事態が生じないため、調光装置90による減光・増光による光量の変化のしかたが滑らかになる。
これに対して、図6(A)及び6(B)において遮光板80に相当する遮光板80´によって示すように、遮光板80´の開口部OP´は、調光装置90の開閉方向R2と平行なY方向についてより長い形状を有している。つまり、開口部OP´のY方向についての開口幅D1が、X方向についての開口幅D2よりも大きくなっている。このように、開口幅D1が開口幅D2よりも長いことにより、遮光板80´を光路上に配置するコントラスト優先モードでの画像投射において、調光装置90の開閉動作における遮光量の変化の滑らかさを保たせることができる。具体的に説明すると、図6(A)のように、調光装置90の調光羽根91a,91bが最も閉じた最大遮蔽状態から、図6(B)のように、調光羽根91a,91bがある程度開いた開放状態に変化する際に、システム光軸SAに沿った方向から見た場合に調光羽根91a,91bの先端EDが、開口部OP´の長い側の開口幅D1と直交した状態を保って開口幅D1を横切るように変化している。このため、例えば仮に調光羽根91a,91bの開閉方向R2がX方向に平行であるとした場合、即ち先端EDが開口部OP´の短い側の開口幅D2と直交した状態を保って変化する場合に比べて、光束の通過領域PDの大きさ又は面積が徐々に変化することになる。これにより、コントラスト優先モードにおいても、調光装置90による光量の変化が滑らかな状態を保つことができるものとなる。なお、開口部OP´は、開閉方向R2に垂直でシステム光軸SAを通る基準軸X2´に関して対称であるので、上記開閉動作において、通過領域PDの対称性即ち照明装置から射出される照明光束LFの対称性が保たれている。
〔D.まとめ〕
以上のように、本実施形態に係るプロジェクター100によれば、遮光板80が照明光束LFのうちコントラスト特性の比較的低い光束を遮蔽し、コントラスト特性の高い照明光束LFのみを通過させることが可能となる。つまり、プロジェクター100は、コントラストを優先する画像投射を行うためのコントラスト優先モードで動作可能となっている。さらに、この遮光板80は、照明光束LFの中心軸であるシステム光軸SAに垂直な面(XY面)に対して傾いて配置されているため、当該コントラスト優先モードによる画像投射において、ゴースト像の発生を抑制できる。
〔E.第1実施形態の変形例〕
以下、第1実施形態のプロジェクター100の種々の変形例について図7等により説明する。なお、本変形例のプロジェクターは、いずれも遮光板の構造を除いて、図1等に示すプロジェクター100と同様である。
図7に示す遮光板180は、開口部OPに所定波長域の光束を減衰させるカットフィルターFIがはめ込まれている。この場合、コントラスト優先モードにおいて、カットフィルターFIによる効果を併せて得ることができる。例えば、所定波長域として580nm付近における緑色光成分および赤色光成分の強度を減衰させるような減光フィルターをカットフィルターFIとして用いる。この場合、緑色光成分と赤色光成分との分離が良くなり、赤色および緑色の色再現性を向上させることができる。
図8(A)〜8(C)に示す遮光板280a,280b,280cは、別の変形例であり、開口部OPの形状が、円形型、楕円型及び角型になっている。遮光板の設置位置は、上記に限らず、光源ランプユニット20の後段から重畳レンズ35までのいずれかの位置であれば配置可能である。従って、例えば光源ランプユニット20の近傍に設置する場合には、図8(A)に示す円形型の遮光板280aを用いることで、利用する光を均一に中央の光束部分のみに絞ることができる。また、例えば調光装置90との関係を考慮する場合には、図8(B)に示す楕円形型の遮光板280bを楕円の長軸側が調光装置90の開閉方向R2に平行になるようにすることで、図2等に示す調光装置90の調光において滑らかな変化を生じさせることができる。また、例えば第1及び第2レンズアレイ31,32の要素レンズの配列を考慮して、図8(C)に示すような角型の開口部を形成させるものとすることもできる。なお、上記図8(A)〜8(C)の各開口部OPの形状についても、上記と同様に、遮光板280a,280b,280cが傾斜して配置されることを考慮して、各遮光板280a等を正面視したときには非対称であるが、実効的な形状輪郭は対称の高い円や楕円等になるようにすることができる。
なお、図3(A)の開口部OPについては、照明光束LFが広がるため、これに応じて上端PEが広く下端BTが狭い形状としている。しかし、開口部OPの形状は、投射される照明光束LFの状態に応じて適宜変更可能であり、例えば照明光束LFが光路下流側に向けて広がらず狭まるものであればこれに応じて上端PEが狭く下端BTが広いものとすることもできる。
図9に示す遮光板380は、照明光束LFの光路上流側に設けた入射側面381bの光反射率が、照明光束LFの光路下流側に設けた射出側面381aの光反射率よりも高いものとなっている。より具体的には、入射側面381bは、銀蒸着等により形成されており、射出側面381aは、黒色塗料を塗布すること等により形成されている。この場合、入射側面381bには、比較的強い光である照明光束LFの一部が照射されるが、入射側面381bの光反射率が比較的高いため、光に伴って発生する熱の影響を回避できる。一方、射出側面381aには、ゴースト像の発生源となる戻り光その他の不要光が、例えば光の進行方向から逆行して(図2の場合−Z方向)遮光板380に戻ってくる可能性があるが、射出側面381aの光反射率が低く吸収率が高いものとすることで、上記のような不要光を吸収してゴースト像の発生を抑制できる。
〔第2実施形態〕
以下、図10(A)等を参照して、本発明の第2実施形態に係るプロジェクターについて説明する。なお、本実施形態に係るプロジェクターは、図1に示す第1実施形態のプロジェクター100の変形例であり、特に説明のないものは第1実施形態と同様である。
図10(A)に示すように、本実施形態に係るプロジェクターに組み込まれる遮光板480は、システム光軸SAに対して垂直な状態となっており、かつ、図10(B)及び10(C)に示すように、光路上流側即ち光束入射側の入射側面481bは、銀蒸着等により形成されており、光路下流側即ち光束射出側の射出側面481aは、黒色塗料を塗布すること等により形成されている。つまり、入射側面481bの光反射率が、射出側面481aの反射率よりも高いものとなっている。この場合、遮光板480が傾いていなくても、射出側面481aの光反射率が低く吸収率が高いものとすることで、例えば光の進行方向から逆行して(図10(A)の場合−Z方向)遮光板480に戻ってくるゴースト像の発生源となる戻り光その他の不要光を吸収してゴースト像の発生を抑制できる。
なお、この場合、遮光板480は、システム光軸SAに対して垂直であり、傾いていないため、開口部OPの形状は、上下左右について対称なものとなっている。
〔その他、変形例等〕
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記各実施形態では、調光装置90を設けているが、調光装置90を有さず、遮光板80等のみを有する構成としてもよい。この場合、画像投射中に場面に応じた調光をすることはないが、遮光装置85での遮光板80等の進退により、コントラスト優先モードとするか明るさ優先モードとするかの選択は可能である。この際、例えば、開口部OPの形状を比較的小さくして、コントラスト特性を高めるのにより寄与するシステム光軸SAに近い部分の照明光束LFのみを通過させるようにしてコントラスト優先モードでのコントラスト特性をより向上させることができる。また、第1実施形態等のように調光装置90を用いる場合には、開口幅D1の大きさを、調光装置90の全開状態である最小遮蔽状態に合わせてもよい。
また、上記実施形態では、調光装置90の開閉方向をY方向としているが、X方向に開閉させてもよい。この場合、遮光板80等の開口部OPの形状もY方向の長さよりX方向の長さがより長いものとすることで、調光装置90による調光を滑らかなものにできる。さらに、偏光変換部材34の各偏光変換素子34aの長手方向をX方向になるように均一化光学系を配置させることが好ましい。
また、遮光板80は、平板状であり、これをX方向に平行な軸のまわりに回転させることで入射側面81bを傾けた配置としているが、遮光板80として平板状ではなく、平板を折り曲げ断面V字状のものを用いることで、入射側面81bが2方向に傾けたものとしてもよい。なお、この場合も、開口部OPの形状は、2方向についての傾きを考慮して形成することになる。
また、遮光板80は、遮光板移動機構93によりX方向にスライドさせているが、スライド方向は、このほかの方向であってもよい。
また、開口部OPは、上記の他にも種々の形状が考えられる。また、1つの遮光板80に2つ以上の開口部があってもよい。
また、遮光板は、既述のように、光源ランプユニット20の直後から重畳レンズ35までのいずれかの位置であれば配置可能であり、この間において、2つ以上の遮光板を進退可能に配置してもよい。例えば目的に応じて、異なる箇所に、上記種々の遮光部のうち形状の互いに異なる開口部を有することで違う効果をもたせてもよい。
また、上記実施形態では、透過型の液晶ライトバルブ50a,50b,50cを備えるプロジェクターに本発明を適用した場合の例について説明したが、本発明は、反射型の液晶ライトバルブを備えるプロジェクターにも適用することが可能である。ここで、「透過型」とは、液晶ライトバルブが光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、液晶ライトバルブが光を反射するタイプであることを意味している。
また、プロジェクターとしては、投射面を観察する方向から画像投射を行う前面投射型のプロジェクターと、投射面を観察する方向とは反対側から画像投射を行う背面投射型のプロジェクターとがあるが、図1等に示すプロジェクターの構成は、いずれにも適用可能である。
100…プロジェクター、 10…照明装置、 20…光源ランプユニット、 30…均一化光学系、 31,32…レンズアレイ、 80,180,280a,280b,280c,380,480…遮光板、 90…調光装置、 91a,91b…調光羽根、 40…色分離導光光学系、 50…光変調部、 60…クロスダイクロイックプリズム、 70…投射光学系、 SA…システム光軸、 OP…開口部

Claims (9)

  1. 照明光束を射出する光源ランプユニットと、
    前記照明光束の中心軸に垂直な面に対して傾いて配置され、前記照明光束の一部を通過させるための開口部を有し、前記照明光束の残りを遮蔽する遮光板と、
    を備えるプロジェクター。
  2. 前記光源ランプユニットからの前記照明光束を複数の部分光束に分割する一対の第1及び第2のレンズアレイと、前記第1及び第2のレンズアレイを経た前記照明光束を重畳させるための重畳レンズとをさらに有し、
    前記遮光板は、前記光源ランプユニットから前記重畳レンズまでの間に配置される、請求項1に記載のプロジェクター。
  3. 前記遮光板を前記照明光束の光路上に進退させる遮光板移動機構をさらに備える、請求項1及び請求項2のいずれか一項に記載のプロジェクター。
  4. 前記中心軸に垂直な方向に開閉して前記照明光束を部分的に遮蔽可能な調光装置と、
    前記照明光束の偏光状態を揃えるための複数の偏光変換素子を、前記中心軸に垂直な面内において、当該偏光変換素子の長辺が配列方向に対して垂直となるように並べた状態で有する偏光変換部材と、
    をさらに備え、
    前記複数の偏光変換素子の長辺の延びる方向と前記調光装置の開閉方向とが平行であり、
    前記遮光板の前記開口部は、前記調光装置の開閉方向に対して垂直な方向よりも平行な方向に長い形状を有する、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のプロジェクター。
  5. 前記遮光板は、前記開口部に所定波長域の光束を減衰させるカットフィルターを有する、請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のプロジェクター。
  6. 前記遮光板において、前記照明光束の入射側面の光反射率が前記照明光束の射出側面の光反射率よりも高い、請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のプロジェクター。
  7. 前記遮光板の光入射側面に対して垂直な方向からみた前記開口部の形状は、前記光入射側面に平行で前記照明光束の中心軸に垂直な軸に関して非対称な形状を有し、前記中心軸に垂直な面に投影した前記開口部の輪郭形状は、前記光入射側面に平行で前記照明光束の中心軸に垂直な当該軸を対称軸とする形状を有する、請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載のプロジェクター。
  8. 前記中心軸に垂直な方向に開閉して前記照明光束を部分的に遮蔽可能な調光装置をさらに備え、
    前記遮光板の前記開口部の前記対称軸は、前記調光装置の開閉方向に対して垂直な方向に延びる、請求項7に記載のプロジェクター。
  9. 前記照明光束によって照明される光変調装置と、
    前記光変調装置から射出された光束を投射する投射光学系と、
    をさらに備える、請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載のプロジェクター。
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