JP2003302618A - 投写型画像表示装置 - Google Patents

投写型画像表示装置

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JP2003302618A
JP2003302618A JP2002111103A JP2002111103A JP2003302618A JP 2003302618 A JP2003302618 A JP 2003302618A JP 2002111103 A JP2002111103 A JP 2002111103A JP 2002111103 A JP2002111103 A JP 2002111103A JP 2003302618 A JP2003302618 A JP 2003302618A
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liquid crystal
crystal panel
projection
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/005Projectors using an electronic spatial light modulator but not peculiar thereto
    • G03B21/006Projectors using an electronic spatial light modulator but not peculiar thereto using LCD's

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光量損失を少なくしつつ、液晶に基づく画像
を投射するときの投射像の黒表示時のコントラストむら
および色むらを少なくし、良好なる投射像が得られる投
射型画像表示装置を得ること。 【解決手段】 方位角によりコントラスト視野角特性が
異なる液晶パネルと、光源手段から発せられた光で、該
液晶パネルを照明する照明光学系と、該液晶パネルで変
調された画像を投射する投射光学系と、該液晶パネルの
コントラスト視野角特性の方位に対応して、該照明光学
系又は/及び該投射光学系のFナンバーが異なるように
した開口絞りと、を有していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネル上に生
成された画像を投射光学系(例えば投影レンズ)により
被投射面上に投射して拡大表示する投射型画像表示装置
(液晶プロジェクター)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶パネル(液晶、液晶表示
素子)を光源からの光束により照明し、液晶パネルで変
調され、そこから射出する透過光または反射光に基づく
画像を投影レンズによりスクリーン上に拡大投影する液
晶プロジェクターについての技術が種々と提案されてい
る。
【0003】液晶プロジェクターに良く用いられる液晶
パネルは、通常、液晶層の前後に偏光子や、検光子等の
偏光フィルターが設けられている。
【0004】偏光フィルターは入射する光のうち特定の
偏光成分のみを透過し、それと偏光方向が直交する偏光
成分を遮断する特性を有している。
【0005】一般的に液晶(液晶パネル)を用いた画像
表示装置は、液晶の特性により、コントラスト(光の透
過と不透過の比)の視野角特性(視野角依存性)がある
為、液晶表示面の中心に対して見る角度(方向)が異な
るとコントラストが変化してしまう特性を有していた。
【0006】コントラスト視野角特性のある液晶パネル
に基づく画像をスクリーン面上に投射すると方位によっ
て明るさにムラが生じ、カラー液晶プロジェクターのと
きは色ムラが発生することがあった。
【0007】従来より、このようなムラを目立たなくす
るための一方法として、コントラスト視野角特性の悪い
部分の光を拾わないようにするために、液晶パネルから
見込む照明光学系のFナンバーを大きくしたり、コント
ラスト視野角特性を改善する視野角改善フィルムを偏光
板と液晶パネルの間に配置したりして、黒表示時の色ム
ラの発生が目立たないようにしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】液晶パネルから見込む
照明光学系のFナンバー(明るさ)を大きく(暗く)す
る為に光源から発せられた照明光を照明光学系で圧縮す
る必要があったので、照明系にフライアイレンズを用い
ているときは、液晶パネル側のフライアイレンズ板の大
きさを光源側のフライアイレンズ板より小さくする方法
があるが、この方法は偏光変換素子の開口絞りによる光
源像のケラレが大きくなり、照明効率が低下して、スク
リーン投影される画像の明るさが低下してくるといった
問題があった。
【0009】また、偏光板と液晶パネルの間に視野角改
善フィルムを配置する方法があるが、この方法は液晶パ
ネルと視野角改善フィルムの間隔および視野角改善フィ
ルムと偏光板の間隔が狭くなり、冷却風の通りが悪くな
るため、液晶パネルや、偏光板の冷却が困難になってく
るという問題があった。また、視野角改善フィルムの部
品が増えるため、装置が複雑になるという問題もあっ
た。
【0010】本発明は、液晶パネルのコントラストの視
野角依存性の問題を軽減又はなくす新規な構成を有する
投射型画像表示装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の投写型
画像表示装置は、視野角(方位角)に依りコントラスト
が異なる液晶パネルと、光源手段から発せられた光で、
該液晶パネルを照明する照明光学系と、該液晶パネルを
用いて形成した画像を投射する投射光学系と、該照明光
学系又は/及び該投射光学系のFナンバーを該液晶パネ
ルのコントラストの視野角特性に応じて方位によって異
ならせる1つ又は複数の開口絞りと、を有していること
を特徴としている。
【0012】請求項2の発明は請求項1の発明におい
て、前記開口絞りは、前記液晶パネルのコントラスト-
視野角特性におけるコントラストが最も悪い方位(視野
角に対応する方位)の照明光学系のFナンバーが、コン
トラストの良い方位(視野角に対応する方位)の照明光
学系のFナンバーより、大きくなるようにしていること
を特徴としている。
【0013】請求項3の発明は請求項1の発明におい
て、前記開口絞りは、前記液晶パネルのコントラスト-
視野角特性におけるコントラストが最も悪い方位(視野
角に対応する方位)の投射光学系のFナンバーが、コン
トラストの良い方位(視野角に対応する方位)の投射光
学系のFナンバーより、大きくなるようにしていること
を特徴としている。
【0014】請求項4の発明は請求項1の発明におい
て、前記開口絞りは、前記液晶パネルのコントラスト-
視野角特性におけるコントラストが最も悪い方位(視野
角に対応する方位)の照明光学系及び投射光学系の各F
ナンバーが、コントラストの良い方位(視野角に対応す
る方位)の照明光学系及び投射光学系の各Fナンバーよ
り、大きくなるようにしていることを特徴としている。
【0015】請求項5の発明の投写型画像表示装置は、
視野角(方位角)に依りコントラストが異なる複数の液
晶パネルと、光源手段から発せられた光で、該複数の液
晶パネルを互いに異なった色光で照明する照明光学系
と、該複数の液晶パネルを用いて形成した各色光の画像
を合成する色合成光学系と、該色合成光学系で合成した
画像を投射する投射光学系とを有し、該色合成光学系
は、1つの液晶パネルから該投射光学系に至る光路が奇
数回反射光路と、他の1つの液晶パネルから該投射光学
系に至る光路が反射なし若しくは偶数回反射光路とを形
成しており、該照明光学系又は/及び該投射光学系のF
ナンバーが該液晶パネルのコントラスト-視野角特性に
応じて方位角によって異なるようにしたことを特徴とし
ている。
【0016】請求項6の発明は請求項5の発明におい
て、前記液晶パネルのコントラスト-視野角特性におけ
るコントラストが最も悪い方位の照明光学系のFナンバ
ーが、コントラスト-視野角特性におけるコントラスト
の良い方位の照明光学系のFナンバーより、大きくなる
ようにしていることを特徴としている。
【0017】請求項7の発明は請求項5の発明におい
て、前記液晶パネルのコントラスト-視野角特性におけ
るコントラストが最も悪い方位の投射光学系のFナンバ
ーが、コントラスト-視野角特性におけるコントラスト
の良い方位の投射光学系のFナンバーより、大きくなる
ようにしていることを特徴している。
【0018】請求項8の発明は請求項5の発明におい
て、前記液晶パネルのコントラスト-視野角特性におけ
るコントラストが最も悪い方位の照明光学系及び投射光
学系のFナンバーが、コントラスト-視野角特性におけ
るコントラストの良い方位の照明光学系及び投射光学系
のFナンバーより、大きくなるようにしていることを特
徴としている。
【0019】請求項9の発明は請求項5の発明におい
て、前記液晶パネルのコントラスト-視野角特性におけ
るコントラストが最も悪い方位の照明光学系のFナンバ
ーが、コントラスト-視野角特性におけるコントラスト
の良い方位の照明光学系のFナンバーより、大きくなる
ように該照明光学系に開口絞りが設けられていることを
特徴としている。
【0020】請求項10の発明は請求項5の発明におい
て、前記液晶パネルのコントラスト-視野角特性におけ
るコントラストが最も悪い方位の投射光学系のFナンバ
ーが、コントラスト-視野角特性におけるコントラスト
の良い方位の投射光学系のFナンバーより、大きくなる
ように該投射光学系に開口絞りが設けられていることを
特徴としている。
【0021】請求項11の発明は請求項5の発明におい
て、前記液晶パネルのコントラスト-視野角特性におけ
るコントラストが最も悪い方位の照明光学系及び投射光
学系のFナンバーが、コントラスト-視野角特性におけ
るコントラストの良い方位の照明光学系及び投射光学系
のFナンバーより、大きくなるように該照明光学系及び
投射光学系に開口絞りが設けられていることを特徴とし
ている。
【0022】請求項12の発明は請求項1、2、3、
4、9、10又は11の発明において、前記液晶パネル
の表示部は長方形状をしており、前記開口絞りは、該液
晶パネルの長辺方向に対して斜めの方向の照明光学系又
は投射光学系のFナンバーが、該液晶パネルの長辺方向
および短辺方向に対応するFナンバーより大きくなるよ
うに形状に形成されていることを特徴としている。
【0023】請求項13の発明は請求項1、2、3、
4、9、10、11又は12の発明において、前記開口
絞りは、開口部の大きさが、可変であることを特徴とし
ている。
【0024】請求項14の発明は、視野角(方位角)に
依りコントラストが異なる液晶パネル等の表示素子と、
該表示素子を照明する照明光学系と、該表示素子からの
光を投射する投射光学系とを有し、該照明光学系又は/
及び該投射光学系のFナンバーを該表示素子のコントラ
スト-視野角特性に応じて方位によって異ならせたこと
を特徴とする投写型表示装置である。請求項15の発明
は請求項1から14のいずれか1項の発明において、前
記投射光学系(複数のレンズ、レンズとミラーの組合
せ、複数のミラー等より主要部が構成される)の光軸と
前記液晶パネルの中心はずらして配置されていることを
特徴としている。
【0025】
【発明の実施の形態】まず、本実施形態の液晶プロジェ
クターとしての投射型画像表示装置に用いる液晶パネル
のコントラスト-視野角特性について説明する。
【0026】図5は、液晶プロジェクターに使用される
液晶(液晶パネル)のコントラスト視野角特性の測定値
の一例の説明図である。図6は液晶の正面説明図であ
る。
【0027】図5に示すコントラスト-視野角特性は図
6に示す液晶パネル18を出射側から測定したもので、
液晶パネル18の入射側および出射側に、偏光板を配置
して液晶に印加する電圧をON−OFFしたときの透過
光量と不透過光量の比より、コントラストの測定を行っ
た結果である。入射側に設けた偏光板は図6の紙面上下
方向(Y方向)に偏光軸が配置され、出射側の偏光板
は、図6の紙面左右方向(X方向)に偏光軸が配置され
るようにして、コントラスト視野角特性の測定を行った
結果である。
【0028】図5に示すコントラスト−視野角特性は、
X方向を0度方向とし、反時計周りに角度をとってい
る。視野角は例として10度(10DEG)、20度
(20DEG)、30度(30DEG)を示し、コント
ラストが20、50、100、200となる視野角を各
々示している。
【0029】細い実線はコントラストが200となる液
晶パネル18からの各方位における射出角度を結んで描
いたもので、同様に細い点線がコントラスト100、一
点鎖線がコントラスト50、2点鎖線がコントラスト2
0となる射出角度を示す。
【0030】図5に示すようにコントラスト視野角特性
は、液晶パネル18の表示部(有効範囲)の中心Fから
みた、方位の違いにより大きく変化している。この測定
した液晶パネル18の場合には、紙面右下方向の方位角
315度方向のコントラストが最も悪く、紙面右下方向
から液晶パネル18をみたときの黒表示時のもれ光が多
い結果となっている。
【0031】後述する実施形態に示すように、液晶プロ
ジェクターの照明系に使用されるフライアイレンズ板
は、各々のレンズ駒が、液晶パネルの表示面とほぼ相似
形なものを2次元的に配列したもので、一般的に全体の
形状は、ほぼ正方形に近い。このため、図5に示したよ
うなコントラスト視野角特性を有した液晶パネルの照明
光学系にほぼ正方形の形のフライアイレンズ板を用いた
場合、斜め方向の照明光学系のFナンバーが最も明るく
なり、コントラスト視野角特性が最も悪い方向の照明光
の入射角度が最も大きいため、コントラストむらが生じ
やすくなる。
【0032】また、通常、液晶プロジェクターにおいて
は、投射レンズの光軸より上側のスクリーンに像を投影
させるために、例えば図6の液晶パネル18の短辺方向
の上端Eの位置付近に投射レンズの光軸が位置するよう
に投射レンズと液晶パネルの位置関係を設定させてい
る。
【0033】液晶プロジェクター用の投射レンズは、一
般的に周辺光量が50%程度で、周辺にいくほど口径食
が大きくなり、周辺では、投射レンズの瞳は楕円状の瞳
となる。
【0034】このため、投射レンズの口径食が液晶パネ
ル18の有効範囲内の4隅の位置A,B,C,Dにより
異なってくる。
【0035】図7は、図5のコントラスト視野角特性
と、図6の液晶パネル18の位置Aにおける口径食に対
応した角度を重ね合わせた説明図である。口径食に対応
した角度は、点Aが投射レンズの光軸と液晶パネル18
との交点Eに対して紙面左方向に位置するので、紙面上
下方向の角度が紙面左右方向に対して大きい楕円となっ
ている。
【0036】図8は、図5のコントラスト視野角特性
と、図6の液晶パネル18の位置Bにおけるロ径食に対
応した角度を重ね合わせた説明図である。口径食に対応
した角度は、点Bが投射レンズの光軸と液晶パネル18
との交点Eに対して紙面右方向に位置するので、紙面上
下方向の角度が紙面左右方向に対して大きい楕円となっ
ている。
【0037】液晶パネル位置のAおよび位置Bにおける
口径食は、同一形状なので、コントラストむらは原理的
に生じない。
【0038】図9は、図5のコントラスト視野角特性
と、図6の液晶パネル18の位置Cにおける口径食に対
応した角度を重ね合わせた説明図である。口径食に対応
した角度は、点Cが投射レンズの光軸と液晶パネル18
との交点Eに対して紙面左下方向に位置するので、紙面
左上方向に長軸が向く楕円となる。
【0039】図10は、図5のコントラスト視野角特性
と、図6の液晶パネル18の位置Dにおける口径食に対
応した角度を重ね合わせた説明図である。口径食に対応
した角度は、点Dが投射レンズの光軸と液晶パネル18
との交点Eに対して紙面右下方向に位置するので、紙面
右上方向に長軸が向く楕円となる。
【0040】図9と図10を比較すると、図9のほう
が、口径食に対応する角度範囲内におけるコントラスト
視野角特性の悪い部分の面積が、図10と比較すると多
く、図6の位置Cに対応するスクリーン位置の黒表示時
の光もれが、図6の位置Dに対応するスクリーン位置の
黒表示時の光もれに対して多くなり、コントラストむら
が生じてくる。
【0041】このため、カラー液晶プロジェクター等に
おいて、3枚の液晶パネルを用いて、三色合成を行い、
スクリーン上にカラー画像を投影する場合、黒表示のと
きに色ムラが発生してくる。
【0042】これは、コントラストの視野角特性が同じ
液晶パネルを3枚用いても、色合成光学系において、反
射回数が異なると、液晶パネルの黒表示時の光もれが最
も多い画面内の場所が反転してしまうために生ずる。
【0043】即ち、三板式の液晶プロジェクターの黒表
示時の色むらは、以下の3つの条件がそろったときに発
生する。
【0044】(ア−1)液晶パネルの方位によりコント
ラスト視野角特性が異なる。
【0045】(ア−2)色合成系の各色チャンネルの反
射回数が異なる(奇数または0および偶数)。
【0046】(ア−3)投射レンズの入射瞳の口径食
が、液晶パネルの表示画面内の場所により異なる。(投
射レンズ光軸が液晶パネル表示中心とずれている)。
【0047】以上のように液晶パネルにコントラスト視
野角特性があり、このような液晶パネルを用いると、投
射像に方位によって明るさのむらや色むらが発生してく
る。
【0048】そこで本実施形態では、液晶パネルを照明
する照明光学系と、液晶パネルで変調された画像を投影
するための投射光学系の少なくとも一方に、開口絞りを
設けて、該液晶パネルのコントラスト視野角特性の方位
に対応して、該照明光学系又は/及び該投影光学系のF
ナンバーが異なるようにしている。
【0049】特にカラー液晶プロジェクターのときは、
複数の液晶パネルで変調された各色光の画像を合成する
色合成光学系を1つの液晶パネルから該投射光学系に至
る光路が奇数回反射光路と、他の1つの液晶パネルから
該投射光学系に至る光路が反射なし若しくは偶数回反射
光路を有するように形成し、該液晶パネルのコントラス
ト視野角特性の方位に対応して、該照明光学系又は/及
び該投射光学系のFナンバーが異なるようにしている。
例えば照明光学系又は投射レンズを構成するレンズのレ
ンズ外径を変えたり又は適切な形状の開口形を有する絞
りを設けている。
【0050】次に本実施形態の投射型画像表示装置につ
いて説明する。
【0051】図1は本発明の投写型画像表示装置の実施
形態1の要部断面図である。
【0052】図1において、光源手段1から発せられた
白色光は、放物面鏡2よりほぼ平行な光束に変換され、
複数の矩形のレンズアレイより構成される第1フライア
イレンズ3により複数の矩形のレンズアレイより構成さ
れる第2フライアイ4の各コマのほぼ中心部に光源像を
形成する。偏光変換素子5により、片方の偏光成分のみ
に揃えられた光束は、第1正レンズ6によりダイクロイ
ックミラー、レンズを介して、液晶パネルより成る画像
変調手段上16、18、20に重ね合わされる。
【0053】即ち第1正レンズ6からの光はミラー7で
反射し、青反射ダイクロイックミラー8に入射する青反
射ダイクロミラー8により反射された青色光は高反射ミ
ラー9、第2正レンズ15を介して、青色用の液晶パネ
ル16の表示部に集光される(青色チャンネル)。
【0054】青反射ダイクロミラー8を透過した緑およ
び赤色の光成分のなかの緑色成分は、緑色を反射するダ
イクロミラー10により反射され、第3正レンズ17を
介して、緑色用の液晶パネル18の表示部に集光され
る。
【0055】ダイクロミラー10を透過した赤色成分の
光は、第4正レンズ11、高反射ミラー12、第5正レ
ンズ13、高反射ミラー14、第6正レンズ19を介し
て、赤色用の液晶パネル20の表示部に集光される(赤
色チャンネル)。第4正レンズ11と第5正レンズ13
は、赤色チャンネルが他の色チャンネルより光路が長い
ため、ほぼ等倍結像するリレーレンズの役目を果たして
いる。
【0056】ここで各部材8〜15、17、19は色分
解光学系の一要素を構成している。尚、本実施形態にお
いて、各色光角に光源手段を設けて、各々対応する液晶
パネルを照明するようにしても良い。光源1から各液晶
パネルに至る光路に位置する部材は照明光学系の一要素
を構成している。
【0057】各色の画像変調手段16、18、20で変
調された光は、第1プリズム23、第2プリズム24、
第3プリズム21、第4プリズム22より構成される色
合成プリズム4PPにより色合成され、投射レンズ25
により、不図示のスクリーンにカラー画像として投影さ
れる。
【0058】色合成プリズム4PPは、プリズム23と
プリズム24の接合面に赤色成分を反射させ青および緑
色成分を透過させるダイクロ膜が形成され、プリズム2
1とプリズム22の接合面には、青色成分を反射させ緑
色成分を透過させるダイクロ膜が形成されている。尚、
色合成プリズムを公知の3つのプリズムより構成しても
良い。
【0059】第1正レンズ6と高反射ミラー7の間に
は、絞り(開口絞り)26が配置されており、図1の紙
面右側には、紙面右側方向から見た場合の絞り26の形
状を示している。
【0060】絞り26は、液晶パネル16、18、20
の長辺方向に対して開口26aの形状が光軸を中心に4
5度傾いた正方形となっている。液晶パネル18の中心
18aから下方向の方位角を0度とし、時計まわり方向
へ回転すると角度が増加するとした場合に、45度、1
35度、225度および315度方向の方位角の照明光
学系のFナンバー(明るさ)が液晶パネル18の0度お
よび90度の方位角のFナンバーと比較して、大きく
(暗く)なるように配置されている。
【0061】即ち、液晶パネルのコントラスト-視野角
特性におけるコントラストが最も悪い方位315度の照
明光学系のFナンバーが、コントラスト-視野角特性に
おけるコントラストの良い方位の照明光学系のFナンバ
ーより大きくなるようにしている。
【0062】これは、図5に示すように、液晶パネル1
8のコントラスト視野角-特性が液晶パネルの方位角の
315度方向で特に悪い部分があり、照明光学系におい
て、絞り26から液晶パネル18まで達する間の光路に
おける反射回数が青色用液晶パネル16は3回と奇数回
反射であり、緑色用液晶パネル18は2回と偶数回反射
であり異なるため、青色用液晶パネル16から見た絞り
26は、緑色用液晶パネル18から見た場合と比較し
て、絞り26の液晶パネルの長辺方向の左右方向が反転
してしまう。
【0063】このため、緑色用液晶パネル18と青色用
液晶パネル16に同じコントラスト視野角特性の液晶パ
ネルを用いる場合、仮に緑色用液晶パネル18のコント
ラスト-視野角特性におけるコントラストの悪い部分の
みを遮光する左右非対称な絞りを設けると、青色用液晶
パネル16にとっては、コントラスト-視野角特性にお
けるコントラストの悪い部分を遮光することができなく
なるので、左右対称な開口を有する絞り形状としてい
る。
【0064】また、絞り26から赤色用液晶パネル20
に達するまでに、反射回数は3回と奇数回反射であり
(左右反転)、第4正レンズ11、第5正レンズ13、
第6正レンズ19により、ほぼ等倍結像される(左右上
下反転)ため、赤色用の液晶パネル20に対する絞り2
6は、赤色用の液晶パネル20から見たときに上下反転
されて見える。このため絞り26は、液晶パネルの長辺
方向を左右方向とした場合、上下方向にも対称な絞り形
状としている。
【0065】このように、照明光学系の光軸を中心とし
て、左右上下方向に対称な絞り形状とすることにより、
各色用の液晶パネルのコントラスト視野角特性の悪い部
分からの照明光の入射を遮断し、どの液晶パネルに対し
ても、同一の角度で、照明光を入射させることが可能と
している。
【0066】これにより、液晶パネルのコントラスト-
視野角特性が液晶パネルの方位角によって異なる特性を
有していてもコントラストむらや色むらのない黒表示の
スクリーン像を得ている。
【0067】また、色合成プリズム4PPは、青色用液
晶パネル16から、不図示のスクリーンまで1回反射
(左右反転)し、かつ投射レンズ25により投影される
(左右上下反転)ので結局上下方向のみ反転される。緑
色用液晶パネル18から、不図示のスクリーンまで0回
反射(左右反転しない)し、投射レンズ25により投影
される(左右上下反転)ので結局左右上下反転される。
赤色用液晶パネル20から、不図示のスクリーンまで2
回反射(左右反転しない)し、投射レンズ25により投
影される(左右上下反転)ので結局左右上下反転され
る。
【0068】よって、本実施形態の絞り26を使用しな
いと、青色用液晶パネル16のみが、他の液晶パネルと
比較して左右反転してしまうので、液晶パネルに方位角
によってコントラスト特性が異なる、コントラスト特性
がほぼ同じ特性の液晶パネルを3枚使用する場合に、黒
表示時の光もれが多いスクリーン上の部分が左右反転し
てしまうため、色むらが生じてしまう。
【0069】より具体的には、図6に示す液晶パネル1
8の黒表示時の光漏れが多い点Cに対応する不図示のス
クリーン上の点は、緑色用の液晶パネル18が色合成プ
リズム4PPで0回反射、赤色用液晶パネル20が色合
成プリズム4PPで2回反射するので、プロジェクター
側から見たとき左上となり、スクリーン上の左上が緑と
赤の加色混合により、黄色くなる。一方青色用の液晶パ
ネル16は色合成プリズム4PPで、1回反射されるの
で左右反転され、黒表示時の光漏れが多い点Cに対応す
るスクリーン上の位置は右上となる。
【0070】よって、絞り26を配置しない場合に、図
5に示すようなコントラスト-視野角特性の液晶パネル
を使用した場合には、スクリーンの左上が黄色くなり、
右上が青くなる色むらが発生する。
【0071】図11は、図1に示した本実施形態の絞り
26の開口部に対応した角度と、液晶パネル18のコン
トラスト-視野角特性を重ねた説明図である。さらに、
図6に示した液晶パネルの点Cにおける投射レンズの口
径食に対応した角度を点線に示す。
【0072】図12は、図1に示した本実施形態の絞り
26の開口部に対応した角度と、液晶パネル18のコン
トラスト-視野角特性を重ねた説明図である。さらに、
図6に示した液晶パネル18の点Dにおける投射レンズ
の口径食に対応した角度を点線に示す。
【0073】絞り26により、図11の投射レンズの口
径食に対応する角度を示す点線の内部にあるコントラス
ト-視野角特性の悪い部分からの照明光が遮断されるの
で、液晶パネルの点Cにおける黒表示時のもれ光が減少
し、コントラストむらが減少する。
【0074】図12では、投射レンズの口径食に対応す
る角度を示す点線の内部にあるコントラスト-視野角特
性の悪い部分の面積が少ないので、絞り26を入れて
も、液晶パネル18の点Dにおける黒表示時のもれ光の
変化は少ない。
【0075】絞り26を入れることにより、図11、図
12に示すように、液晶パネル18の点Cと点Dにおけ
る黒表示時のもれ光の量がほぼ同じとなるので、スクリ
ーン画面全域でほぼ同一のコントラストが得られ、液晶
表示範囲内のコントラストむらを減少させることができ
る。これにより、各色の液晶パネルにおける、黒表示時
の明るさがスクリーン画面内でほぼ均一になるため、ス
クリーン像の色むらを減少させている。
【0076】尚、本実施形態において、上記の如き絞り
を照明光学系の光路中に設ける代わりに投射レンズ25
の光路中に(瞳位置に開口絞りとして)設けて投射光学
系のFナンバーが液晶パネルのコントラスト-視野角特
性に応じて方位によって異なるようにしても良い。
【0077】又、上記の如き絞りを照明光学系と投影光
学系の双方の光学系に設けて良い。又、絞りの開口の形
状又は大きさを規制しても良い。又、絞りの代わりにN
Dフィルター等の光学フィルターを用いて、又は、照明
光学系又は投射光学系を構成する一部のレンズのレンズ
外径を変えて液晶パネルのコントラスト視野角特性の方
位に対応して、照明光学系又は/及び投射光学系のFナ
ンバーが異なるようにしても良い。
【0078】図2は、本発明の投写型画像表示装置の実
施形態2の要部断面図である。
【0079】図1の構成とほぼ同様の構成であるが、図
1に比べて、本実施形態2は絞り27の形状が異なって
いる。
【0080】本実施形態2は図5における、液晶パネル
のコントラスト視野角特性の形状にさらに最適化した、
星型の開口27aを有する絞り27を用いている。
【0081】絞り27の開口27aをこのような星型の
形状にすることにより、コントラスト視野角特性の悪い
部分の照明光学系のFナンバーをさらに大きくすること
ができるので、図1に示した実施形態1より、さらに、
コントラストむらおよび色むらを減少させることができ
る。
【0082】図3は、本発明の投写型画像表示装置の実
施形態3の要部断面図である。
【0083】図3の実施形態3は、絞り28を投射レン
ズ25の内部に配置することにより、液晶パネルのコン
トラスト視野角特性に対応して、投射レンズのFナンバ
ーの値をかえてコントラストむら、色むらを改善してい
る。絞り28は、液晶パネル18の長辺方向に対して斜
め45度方向のFナンバーが最も大きくなるように形成
されている。
【0084】投射レンズ25および絞り28は、液晶パ
ネル18の中心に対して、スクリーン投影像を投射レン
ズの光軸より上側に投影するために、ずれて配置されて
いる。
【0085】図4は本発明に用いる絞りの概略図であ
る。絞り29はその開口29aが変化するように絞り板
30a、30bを移動させている。
【0086】本実施形態の絞り29は、2枚の絞り板3
0a、30bにより構成され、紙面上下方向に移動する
ことにより、開口部29aの大きさを変えることができ
るよう構成している。
【0087】図4は絞り4の開口部29aの大きさを変
える場合を示しているが、大きさ又は/及び開口形状を
変えるようにしても良い。
【0088】この2枚の絞り板30a、30bを、照明
光学系あるいは、投射レンズのいずれか又は双方に配置
することにより、明るさを重視したいときには、開口部
を大きくし、コントラストを重視したいときには、開口
部を小さくすればよく、明るさとコントラストのバラン
スが調整可能となる。以上説明した実施形態は3板式の
カラー画像を投射する投射型表示装置するものであった
が、本発明は、単板式のモノクロ画像又はカラー画像を
投射する投射型表示装置にも適用できる。
【0089】
【発明の効果】例えば液晶パネルを用いて形成した画像
を投射するときの同画像の黒表示時のコントラストむら
および色むらを少なくし、良好なる投射像が得られる投
射型画像表示装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の要部断面図
【図2】 本発明の実施形態2の要部断面図
【図3】 本発明の実施形態3の要部断面図
【図4】 本発明に用いる絞りの正面図
【図5】 一般的な液晶パネルのコントラスト視野角特
性の説明図
【図6】 図5のコントラスト視野角特性に対応した液
晶パネルの方向を示す説明図
【図7】 図5のコントラスト視野角特性に、液晶パネ
ルA位置における投射レンズの口径食に対応する角度を
重ね合わせた説明図
【図8】 図5のコントラスト視野角特性に、液晶パネ
ルB位置における投射レンズの口径食に対応する角度を
重ね合わせた説明図
【図9】 図5のコントラスト視野角特性に、液晶パネ
ルC位置における投射レンズの口径食に対応する角度を
重ね合わせた説明図
【図10】 図5のコントラスト視野角特性に、液晶パ
ネルD位置における投射レンズの口径食に対応する角度
を重ね合わせた説明図
【図11】 図5のコントラスト視野角特性に、液晶パ
ネルC位置における投射レンズの口径食に対応する角度
および絞り26の開口部に対応する角度を重ね合わせた
説明図
【図12】 図5のコントラスト視野角特性に、液晶パ
ネルD位置における投射レンズの口径食に対応する角度
および絞り26の開口部に対応する角度を重ね合わせた
説明図
【符号の説明】
26、27、28 開口絞り 29、30 絞り羽根

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視野角(方位角)に依りコントラストが
    異なる液晶パネルと、光源手段から発せられた光で、該
    液晶パネルを照明する照明光学系と、該液晶パネルを用
    いて形成した画像を投射する投射光学系と、該照明光学
    系又は/及び該投射光学系のFナンバーを該液晶パネル
    のコントラスト-視野角特性に応じて方位によって異な
    らせた開口絞りと、を有していることを特徴とする投写
    型画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記開口絞りは、前記液晶パネルのコン
    トラスト-視野角特性におけるコントラストが最も悪い
    方位の照明光学系のFナンバーが、コントラスト-視野
    角特性におけるコントラストの良い方位の照明光学系の
    Fナンバーより、大きくなるようにしていることを特徴
    とする請求項1の投写型画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記開口絞りは、前記液晶パネルのコン
    トラスト-視野角特性におけるコントラストが最も悪い
    方位の投射光学系のFナンバーが、コントラスト-視野
    角特性におけるコントラストの良い方位の投射光学系の
    Fナンバーより、大きくなるようにしていることを特徴
    とする請求項1の投写型画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記開口絞りは、前記液晶パネルのコン
    トラスト-視野角特性におけるコントラストが最も悪い
    方位の照明光学系及び投射光学系のFナンバーが、コン
    トラスト-視野角特性におけるコントラストの良い方位
    の照明光学系及び投射光学系のFナンバーより、大きく
    なるようにしていることを特徴とする請求項1の投写型
    画像表示装置。
  5. 【請求項5】 視野角(方位角)に依りコントラストが
    異なる複数の液晶パネルと、光源手段から発せられた光
    で、該複数の液晶パネルを互いに異なった色光で照明す
    る照明光学系と、該複数の液晶パネルを用いて形成した
    各色光の画像を合成する色合成光学系と、該色合成光学
    系で合成した画像を投射する投射光学系とを有し、該色
    合成光学系は、1つの液晶パネルから該投射光学系に至
    る光路が奇数回反射光路と、他の1つの液晶パネルから
    該投射光学系に至る光路が反射なし若しくは偶数回反射
    光路とを形成しており、該照明光学系又は/及び該投射
    光学系のFナンバーが該液晶パネルのコントラスト-視
    野角特性に応じて方位によって異なるようにしたことを
    特徴とする投写型画像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記液晶パネルのコントラスト-視野角
    特性におけるコントラストが最も悪い方位の照明光学系
    のFナンバーが、コントラスト-視野角特性におけるコ
    ントラストの良い方位の照明光学系のFナンバーより、
    大きくなるようにしていることを特徴とする請求項5の
    投写型画像表示装置。
  7. 【請求項7】 前記液晶パネルのコントラスト-視野角
    特性におけるコントラストが最も悪い方位の投射光学系
    のFナンバーが、コントラスト-視野角特性におけるコ
    ントラストの良い方位の投射光学系のFナンバーより、
    大きくなるようにしていることを特徴とする請求項5の
    投写型画像表示装置。
  8. 【請求項8】 前記液晶パネルのコントラスト-視野角
    特性におけるコントラストが最も悪い方位の照明光学系
    及び投射光学系の各Fナンバーが、コントラスト-視野
    角特性におけるコントラストの良い方位の照明光学系及
    び投射光学系の各Fナンバーより、大きくなるようにし
    ていることを特徴とする請求項5の投写型画像表示装
    置。
  9. 【請求項9】 前記液晶パネルのコントラスト-視野角
    特性におけるコントラストが最も悪い方位の照明光学系
    のFナンバーが、コントラスト-視野角特性におけるコ
    ントラストの良い方位の照明光学系のFナンバーより、
    大きくなるように該照明光学系に開口絞りが設けられて
    いることを特徴とする請求項5の投写型画像表示装置。
  10. 【請求項10】 前記液晶パネルのコントラスト-視野
    角特性におけるコントラストが最も悪い方位の投射光学
    系のFナンバーが、コントラスト-視野角特性における
    コントラストの良い方位の投射光学系のFナンバーよ
    り、大きくなるように該投射光学系に開口絞りが設けら
    れていることを特徴とする請求項5の投写型画像表示装
    置。
  11. 【請求項11】 前記液晶パネルのコントラスト-視野
    角特性におけるコントラストが最も悪い方位の照明光学
    系及び投射光学系の各Fナンバーが、コントラスト-視
    野角特性におけるコントラストの良い方位の照明光学系
    及び投射光学系の各Fナンバーより、大きくなるように
    該照明光学系及び投射光学系に開口絞りが設けられてい
    ることを特徴とする請求項5の投写型画像表示装置。
  12. 【請求項12】 前記液晶パネルの表示部は長方形状を
    しており、前記開口絞りは、該液晶パネルの長辺方向に
    対して斜めの方向の照明光学系又は投射光学系のFナン
    バーが、該液晶パネルの長辺方向および短辺方向に対応
    する各Fナンバーより大きくなるように形状に形成され
    ていることを特徴とする請求項1、2、3、4、9、1
    0又は11の投写型画像表示装置。
  13. 【請求項13】 前記開口絞りは、開口部の大きさが、
    可変であることを特徴とする請求項1、2、3、4、
    9、10、11又は12の投写型画像表示装置。
  14. 【請求項14】 視野角(方位角)に依りコントラスト
    が異なる液晶パネル等の表示素子と、該表示素子を照明
    する照明光学系と、該表示素子からの光を投射する投射
    光学系とを有し、該照明光学系又は/及び該投射光学系
    のFナンバーを該表示素子のコントラスト-視野角特性
    に応じて方位によって異ならせたことを特徴とする投写
    型表示装置。
  15. 【請求項15】 前記投射光学系の光軸と前記液晶パネ
    ルの中心はずらして配置されていることを特徴とする請
    求項1から14のいずれか1項の投写型画像表示装置。
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