JP2011185915A - 電池電圧監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池セルの電圧に関して、取り扱うデータ量を少なくすることができる電池電圧監視装置を提供する。
【解決手段】ブロック12に設けられるセル監視回路30それぞれに、ブロック12のブロック電圧を検出するブロック電圧検出回路33を設ける。これにより、電池セル11のセル電圧を一つずつ検出するのではなくブロック12のブロック電圧を一括で検出できるので、ブロック12単位のデータを取得することが可能となる。このため、ブロック電圧を取得するためにブロック12を構成する全ての電池セル11毎のデータを取得しなくても良いので、電池セル11毎にセル電圧を検出する場合よりもセル監視回路30およびマイコン40が取り扱うデータ量を大幅に削減することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電池電圧監視装置に関する。
従来より、複数個の電池セルを直列接続した電池ブロックの内部の電池電圧を検出する電圧検出素子を複数備えた電池電圧検出装置が、例えば特許文献1で提案されている。各電圧検出素子は直列接続され、電池セル毎に電圧を検出するように構成されている。このような電圧検出素子は、例えばICとして構成される。
特開2007−232417号公報
しかしながら、上記従来の技術では電池セル毎に電圧を検出するため、電気自動車等の多くの電池セルを用いるシステムでは電池セルの状態を知るために電池セル毎に電圧を検出することになり、取り扱うデータが膨大になってしまうという問題がある。
特に、電気自動車等のシステムでは、車種によって異なるが、電池セルが例えば240個搭載され、各電池セルが短時間で大電流の充放電を繰り返す。このため、電池セルの状態検知のためには上記データを高サンプリングレートで取得し演算処理する必要があり、高価な演算回路が必要になる。
本発明は上記点に鑑み、電池セルの電圧に関して、取り扱うデータ量を少なくすることができる電池電圧監視装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、直列接続された複数の電池セルを所定数毎にグループ化した複数のブロックにそれぞれ対応して設けられ、ブロックを構成する電池セルそれぞれのセル電圧を検出するセル電圧検出回路を備えたセル監視回路が複数直列接続された電池電圧監視装置であって、複数のセル監視回路それぞれは、ブロックのブロック電圧を検出するブロック電圧検出回路を備えていることを特徴とする。
これによると、ブロック電圧検出回路によりブロックのブロック電圧を一括で検出できるので、ブロック単位のデータを取得することができる。したがって、ブロック電圧を取得するためにブロックを構成する全ての電池セル毎のデータを取得しなくても良いので、ブロックを構成する複数の電池セルのセル電圧を全て検出する場合に対して電池電圧監視装置が取り扱うデータ量を少なくすることができる。
請求項2に記載の発明では、セル電圧検出回路においてセル電圧を検出する頻度が任意の頻度に設定され、ブロック電圧検出回路においてブロック電圧を検出する頻度が任意の頻度に設定されることを特徴とする。
このように、セル電圧を検出する頻度とブロック電圧を検出する頻度とがそれぞれ設定可能になっているので、セル電圧のデータ取得の頻度とブロック電圧のデータ取得の頻度とを任意に設定することができる。
請求項3に記載の発明では、ブロック電圧を検出する頻度はセル電圧を検出する頻度よりも高いことを特徴とする。
このように、複数の電池セルのセル電圧をそれぞれ検出するよりも、複数の電池セルについてブロック単位でブロック電圧を検出する頻度が高いので、セル監視回路で取得されるデータ量を少なくすることができる。したがって、電池電圧監視装置において取り扱うデータ量を削減することができる。
請求項4に記載の発明では、電池セルは充電可能な二次電池であり、複数のセル監視回路それぞれは、検出したブロック電圧が所定範囲を超える場合、ブロック電圧検出回路に設定されるブロック電圧を検出する頻度よりもセル電圧検出回路に設定されるセル電圧を検出する頻度を高くすることを特徴とする。
このように、ブロック電圧が所定範囲を超える場合にはセル電圧検出回路により個々の電池セルのセル電圧を検出する頻度を高めることで電池セルの過充電または過放電を検出することができる。
請求項5に記載の発明では、複数のセル監視回路それぞれは、ブロックを構成する複数の電池セルのいずれか1つとセル電圧検出回路とを接続する場合と、ブロックを構成する最も高電圧側の電池セルの正極および最も低電圧側の電池セルの負極とブロック電圧検出回路とを接続する場合とで共用される選択スイッチを備えていることを特徴とする。
このように、セル電圧検出回路およびブロック電圧検出回路に対して選択スイッチを共通化させているので、セル監視回路の構成を簡素化することができる。
請求項6に記載の発明では、複数のセル監視回路それぞれは、ブロックを構成する複数の電池セルのいずれか1つの正極および負極とセル電圧検出回路とを接続するセル電圧検出選択スイッチと、ブロックを構成する最も高電圧側の電池セルの正極および最も低電圧側の電池セルの負極とブロック電圧検出回路とを接続するブロック電圧検出選択スイッチと、を別々に備えていることを特徴とする。
これによると、セル電圧検出選択スイッチとブロック電圧検出選択スイッチとは互いに故障の影響を受けないので、スイッチの故障時に互いの電圧検出回路への影響を回避することができる。また、一方の選択スイッチが他方の選択スイッチの影響を受けないので、選択スイッチにおける耐ノイズ性を向上させることができ、電圧検出の精度を向上させることができる。
請求項7に記載の発明では、セル電圧検出回路およびブロック電圧検出回路は、検出した電圧をデジタル信号に変換するA/Dコンバータと、A/Dコンバータで用いられる基準電源電圧を生成する基準電源とをそれぞれ有していることを特徴とする。
これによると、セル電圧検出回路で検出された電圧とブロック電圧検出回路で検出された電圧とを比較することで各電圧検出回路の故障検知が可能となり、電池電圧監視装置の信頼性を向上させることができる。
請求項8に記載の発明では、セル監視回路は、セル電圧検出回路のA/Dコンバータおよびブロック電圧検出回路のA/Dコンバータに、セル電圧検出回路で検出されたセル電圧、セル電圧検出回路の基準電源の基準電源電圧、ブロック電圧検出回路で検出されたブロック電圧、ブロック電圧検出回路の基準電源の基準電源電圧のうちのいずれかが入力されるように任意に接続が変更されるようになっていることを特徴とする。
これによると、接続の切り替えにより、各A/Dコンバータでセル電圧およびブロック電圧の両方の電圧検出が可能となる。このため、各A/Dコンバータにそれぞれセル電圧またはブロック電圧を入力するように接続を切り替え、各A/Dコンバータの出力を比較することで各A/Dコンバータや各基準電源のより詳細な故障検知を行うことができる。
また、各A/Dコンバータのいずれか一方が故障したとしても他方によって電圧検出が可能であるので、緊急時の故障に対処することもできる。
請求項9に記載の発明では、セル電圧検出回路およびブロック電圧検出回路のいずれか一方は、セル電圧検出回路で検出されたセル電圧またはブロック電圧検出回路で検出されたブロック電圧をデジタル信号に変換するA/Dコンバータを有している。
また、セル電圧検出回路およびブロック電圧検出回路は、A/Dコンバータで用いられる基準電源電圧を生成する基準電源をそれぞれ有している。そして、A/Dコンバータに対して基準電源が任意に接続されるようになっていることを特徴とする。
これによると、A/Dコンバータに対する基準電源の切り替えによりA/Dコンバータにてセル電圧またはブロック電圧の検出を行うことができる。また、既知の基準電源電圧の検出可否により詳細にA/Dコンバータや各基準電源の故障を検知することができる。
請求項10に記載の発明では、複数の電池セルにより構成された組電池に流れる電流を検出する電流検出回路を備えていることを特徴とする。
このように、組電池に対して1つの電流検出回路を備えているので、電流検出回路の数が少なくて済む。したがって、セル監視回路毎に組電池に流れる電流のデータを取得しなくても良いので、電流に関して取り扱うデータ量を少なくすることができる。
本発明の第1実施形態に係る電池電圧監視装置を含んだ電池電圧監視システムの全体構成図である。 本発明の第2実施形態に係る電池電圧監視装置を含んだ電池電圧監視システムの一部構成図である。 電圧検出回路に備えられた差動増幅部の回路図である。 本発明の第4実施形態に係る電池電圧監視装置を含んだ電池電圧監視システムの一部構成図である。 本発明の第5実施形態に係る電池電圧監視装置を含んだ電池電圧監視システムの一部構成図である。 本発明の第6実施形態に係る電池電圧監視装置を含んだ電池電圧監視システムの一部構成図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る電池電圧監視装置を含んだ電池電圧監視システムの全体構成図である。この図に示されるように、電池電圧監視システムは、組電池10と電池電圧監視装置20とを備えて構成されている。
組電池10は、最小単位である電池セル11が直列に複数接続されて構成されており、所定数の電池セル11毎(例えば4個)にグループ化されたブロック12の直列接続体である。電池セル11は例えば120個や240個が直列に接続され、電池セル11として充電可能なリチウムイオン二次電池が用いられる。そして、組電池10はハイブリッド車等の電気自動車に搭載され、インバータやモータ等の負荷を駆動するための電源や電子機器の電源等に用いられる。つまり、電池電圧監視装置20は、ハイブリッド車等の電気自動車に適用される。
電池電圧監視装置20は、例えば、組電池10の残存容量検出機能、二次電池である電池セル11の過充電および過放電を検出する過充放電検出機能、装置の故障を検出する故障診断機能等を有する装置である。
組電池10の残存容量検出機能は、二次電池である電池セル11で構成される組電池10全体の残存容量(State of Charge;SOC)を検出する機能である。残存容量は、組電池10の電圧や組電池10に流れる電流から求められる。
過充放電検出機能は、電池セル11の電圧と閾値とを比較することにより電池セル11の電圧の監視を行う機能である。電池セル11が二次電池の場合、電池電圧監視装置20は電池セル11の電圧が過充電を検出する閾値と過放電を検出する閾値との間つまり所定範囲にあるかを監視することとなる。また、故障診断機能は、電池電圧監視装置20を構成する回路の一部が何らかの原因で故障したことを検出する機能である。
このような各機能を実現するため、電池電圧監視装置20は、複数のセル監視回路30と、マイクロコンピュータ40(以下、マイコン40という)と、を備えている。
セル監視回路30それぞれは、電池セル11のセル電圧の検出、ブロック12のブロック電圧の検出、電池セル11の過充放電検出、各電池セル11のセル電圧の均等化等を行う回路であり、複数のブロック12にそれぞれ対応して設けられている。セル監視回路30として、例えばICが用いられる。
各セル監視回路30はデイジーチェーン方式により直列接続されている。すなわち、各セル監視回路30は複数直列接続されている。これにより、各セル監視回路30とマイコン40との間でシリアル通信が可能になり、マイコン40からの指令が最も高電圧側のセル監視回路30から最も低電圧側のセル監視回路30に順次送られる。そして、最も低電圧側のセル監視回路30からマイコン40に各セル監視回路30のデータが入力される。
このようなセル監視回路30は、選択スイッチ31と、セル電圧検出回路32と、ブロック電圧検出回路33と、電流検出回路34とを備えて構成されている。
選択スイッチ31は、ブロック12を構成する複数の電池セル11それぞれとセル電圧検出回路32とを電気的に接続すると共に、ブロック12を構成する複数の電池セル11それぞれとブロック電圧検出回路33とを電気的に接続するスイッチ回路である。すなわち、選択スイッチ31は電池セル11のいずれか1つの正極および負極とセル電圧検出回路32とを接続する場合と、ブロック12とブロック電圧検出回路33とを接続する場合とで共用される。このような選択スイッチ31は、例えばマルチプレクサにより構成される。
電池セル11のセル電圧を検出する場合には、ブロック12を構成する複数の電池セル11のいずれか1つの電池セル11の正極および負極とセル電圧検出回路32とを接続するように、選択スイッチ31の内部経路が切り替えられる。一方、ブロック12のブロック電圧を検出する場合には、ブロック12を構成する最も高電圧側の電池セル11の正極および最も低電圧側の電池セル11の負極とブロック電圧検出回路33とを接続するように、選択スイッチ31の内部経路が切り替えられる。
このように、セル電圧検出回路32およびブロック電圧検出回路33に対して選択スイッチ31を共用することで、セル監視回路30の構成の簡素化が可能となる。なお、選択スイッチ31の内部経路は、例えばマイコン40の指令によって切り替えられる。
セル電圧検出回路32は、ブロック12を構成する複数の電池セル11のセル電圧を検出する回路である。また、ブロック電圧検出回路33は、ブロック12のブロック電圧を検出する回路である。セル電圧検出回路32が検出したセル電圧のデータやブロック電圧検出回路33が検出したブロック電圧のデータは、デイジーチェーン方式によりマイコン40に順次出力される。
これらのセル電圧検出回路32およびブロック電圧検出回路33は、例えばコンパレータを用いた回路により構成される。そして、セル電圧検出回路32にはセル電圧を増幅する所定のゲインが設定され、ブロック電圧検出回路33にはブロック電圧を増幅する所定のゲインが設定されている。なお、従来のフライングキャパシタ式の電圧検出回路を採用しても良い。
また、セル電圧検出回路32は、セル電圧を検出する頻度が任意の頻度に設定される。同様に、ブロック電圧検出回路33は、ブロック電圧を検出する頻度が任意の頻度に設定される。
例えば、ブロック12は4個の電池セル11で構成されているので、セル電圧が4回検出され、ブロック電圧が1回検出される場合、セル電圧を検出する頻度とブロック電圧を検出する頻度とは同じ頻度である。一方、セル電圧が1〜3回検出される間にブロック電圧が1回検出される場合、4個の電池セル11のセル電圧がすべて検出されるよりもブロック電圧が検出される回数が増えるので、ブロック電圧を検出する頻度はセル電圧を検出する頻度よりも高い頻度である。
本実施形態では、ブロック電圧を検出する頻度はセル電圧を検出する頻度よりも高く設定されている。これにより、セル監視回路30で取り扱われるデータは、ブロック12単位のデータが多くなるので、4個の電池セル11全てのセル電圧のデータを取り扱う場合よりもセル監視回路30およびマイコン40で取り扱われるデータ量が少なくなる。
セル電圧検出回路32およびブロック電圧検出回路33に設定される各頻度は、例えばマイコン40の指令によりそれぞれ設定される。なお、セル電圧検出回路32やブロック電圧検出回路33はICで構成されるので、特定のピンを所定のレベルに設定することで各頻度を設定しても良い。
このように、セル電圧を検出する頻度とブロック電圧を検出する頻度とがそれぞれ設定可能になっているので、セル電圧のデータ取得の頻度とブロック電圧のデータ取得の頻度とを任意に設定することができる。
電流検出回路34は、ブロック12を構成する電池セル11に流れる電流を検出する回路である。この電流検出回路34は、組電池10の残存容量を検出する際に電池セル11に流れる電流を検出するように構成されている。このため、電流検出回路34は、ブロック12に接続された分岐部13からブロック12に流れる電流の一部を入力し、当該電流の一部を図示しない抵抗に流すことによりその電流の大きさを検出する。
マイコン40は、図示しないCPU、ROM、EEPROM、RAM等を備え、ROM等に記憶されたプログラムに従って上記各機能を実行する制御回路である。このようなマイコン40は、デイジーチェーン方式で接続された各セル監視回路30に対して制御信号を出力することにより、各セル監視回路30に所望の処理を実行させる。そして、マイコン40は、各セル監視回路30からデータを取得し、残存容量の演算(組電池状態監視)や過充放電判定や故障判定を行う。
具体的に、マイコン40は以下の動作を行う。まず、マイコン40は、各セル監視回路30に対して、ブロック電圧を検出する頻度を、セル電圧を検出する頻度よりも高く設定する指令を出す。例えば、ブロック電圧の1回の検出に対してセル電圧の1回の検出とすることで、ブロック電圧の検出頻度をセル電圧の検出頻度よりも高くする。
そして、マイコン40は、各セル監視回路30から取得したセル電圧のデータを用いて、セル電圧と過充電閾値あるいは過放電閾値とを比較することにより、電池セル11の過充放電判定を行う。例えば、マイコン40が電池セル11の過充電を検出した場合、該当するセル監視回路30に対して、当該電池セル11を放電させて他の電池セル11との均等化を図る指令を出す。
また、マイコン40は、組電池10の残存容量を検出する場合、各セル監視回路30に対して、ブロック12のブロック電圧の検出と当該ブロック12に流れる電流の検出とを同時に行う指令を出す。そして、マイコン40は、各セル監視回路30から入力した各ブロック12のブロック電圧のデータと各ブロック12に流れる電流のデータとからブロック12毎に残存容量を算出し、ひいては組電池10の残存容量を算出する。この場合、組電池10を構成する全ての電池セル11のセル電圧のデータと電池セル11に流れる電流のデータとを用いて電池セル11毎の残存容量を算出するのではなく、ブロック12毎のブロック電圧のデータおよび電流のデータを取り扱っているので、セル監視回路30およびマイコン40が取り扱うデータ量が大幅に削減される。
さらに、マイコン40は、ブロック12を構成する4つの電池セル11のセル電圧の合計値とブロック12のブロック電圧とを比較することにより、セル電圧検出回路32およびブロック電圧検出回路33の故障検出を行う。
すなわち、セル電圧検出回路32およびブロック電圧検出回路33が正常に動作していれば、4つのセル電圧の合計値とブロック電圧とは同じ値になる。しかし、セル電圧検出回路32およびブロック電圧検出回路33の少なくとも一方が故障している場合、4つのセル電圧の合計値とブロック電圧とは同じ値にならない。したがって、マイコン40は、例えば4つのセル電圧の合計値とブロック電圧とを比較して両者の差が所定の誤差の範囲内であれば各回路32、33は正常であると判定し、両者の差が所定の誤差の範囲を超える場合は各回路32、33の少なくとも一方が故障していると判定する。
また、マイコン40は、各セル監視回路30から取得したブロック電圧が所定範囲を超える場合、該当するセル監視回路30に対してブロック電圧を検出する頻度よりもセル電圧を検出する頻度を高くする指令を出す。これにより、各セル監視回路30は、ブロック電圧検出回路33に設定されるブロック電圧を検出する頻度よりもセル電圧検出回路32に設定されるセル電圧を検出する頻度を高くする。
ここで、「所定範囲」とは、4個の電池セル11のセル電圧の合計値が正常な値を示す範囲である。すなわち、ブロック電圧が所定範囲の上限値を超えるような高い電圧の場合は電池セル11の過充電の可能性が高いため、電池セル11の過充電検出防止のためセル電圧検出頻度を上げる。同様に、ブロック電圧が所定範囲の下限値を下回るような低い電圧の場合は電池セル11の過放電防止のためセル電圧検出頻度を上げる。このように、個々の電池セル11のセル電圧を検出する頻度を高めることで電池セル11の過充電または過放電防止を図る。
なお、マイコン40が各セル監視回路30に対してブロック電圧を検出する頻度よりもセル電圧を検出する頻度を高くする指令を出さずに、各セル監視回路30がブロック電圧と所定範囲との比較をそれぞれ行い、ブロック電圧が所定範囲を超える場合、ブロック電圧を検出する頻度よりもセル電圧を検出する頻度を自ら高く設定するようにしても良い。
以上説明したように、本実施形態では、セル監視回路30にブロック12のブロック電圧を検出するブロック電圧検出回路33を設けたことが特徴となっている。これにより、電池セル11のセル電圧を一つずつ検出するのではなくブロック12のブロック電圧を一括で検出できるので、ブロック12単位のデータを取得することができる。
このため、組電池10の残存容量を検出する場合にはブロック12毎に残存容量を算出することができるので、すなわちブロック電圧を取得するためにブロック12を構成する全ての電池セル11毎のデータを取得しなくても良い。したがって、電池セル11毎にセル電圧を検出して組電池10の残存容量を算出する場合よりもセル監視回路30およびマイコン40が取り扱うデータ量を大幅に削減することができる。
また、電池セル11の過充放電の状態についても、ブロック12毎にブロック電圧が所定範囲に含まれるか否かを判定しているので、電池セル11毎に過充放電検出を行う必要がない。そして、ブロック電圧が所定範囲を超えた場合には個々の電池セル11の過充放電の状態を監視しているので、各電池セル11の過充電検出が可能である。したがって、セル監視回路30およびマイコン40が取り扱うデータ量が削減されても、組電池10の残存容量の監視と電池セル11の過充放電防止を高精度に行うことができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、主に第1実施形態と異なる部分について説明する。上記第1実施形態では、セル電圧検出回路32とブロック電圧検出回路33とが別個の回路で構成されていたが、本実施形態では各回路32、33を1つの回路として構成したことが特徴となっている。
図2は、本実施形態に係る電池電圧監視装置20のセル監視回路30を示した図である。なお、図2では、複数のセル監視回路30のうちの1つを示しており、他のセル監視回路30やマイコン40を省略している。
図2に示されるように、セル監視回路30は、選択スイッチ31および電流検出回路34の他、電圧検出回路35を備えて構成されている。その他の構成は第1実施形態と同じである。
電圧検出回路35は、電池セル11のセル電圧とブロック12のブロック電圧との両方の電圧を検出する回路である。図3(a)は、電圧検出回路35に備えられた差動増幅部36の回路図である。この図に示されるように、電圧検出回路35は差動増幅部36と電圧検出部37とを備えている。電圧検出部37は、第1実施形態と同様に、コンパレータを用いた回路により構成される。
差動増幅部36は、セル電圧およびブロック電圧を所定のゲインで増幅する回路である。ここで、セル電圧に対するゲインとブロック電圧に対するゲインとはそれぞれ異なるため、検出する電圧に応じて差動増幅部36におけるゲインが変更されるようになっている。
図3(b)は、差動増幅部36の回路構成の一例を示した図である。この図に示されるように、差動増幅部36は反転増幅回路として構成されている。オペアンプ36aの非反転入力端子に抵抗36bが接続され、反転入力端子に抵抗36cが接続されている。これら抵抗36b、36cには選択スイッチ31を介して電池セル11が接続される。また、オペアンプ36aの非反転入力端子とグランドとの間に抵抗36dが接続されることでオフセット電圧が設定されている。
さらに、オペアンプ36aの出力端子と反転入力端子との間に反転増幅回路の増幅率(ゲイン)を設定するための抵抗36eおよび抵抗36fが並列に接続されている。ここで、抵抗36fにはスイッチ36gが直列に接続されている。このため、このスイッチ36gがオンされる場合には差動増幅部36のゲインは抵抗36eと抵抗36fとの並列回路によって決まる一方、スイッチ36gがオフされる場合には差動増幅部36のゲインは抵抗36eの負帰還によって決まる。
例えば、セル電圧を検出するときにはスイッチ36gをオフすることにより差動増幅部36のゲインを大きくすることにより、差動増幅部36と電圧検出部37とで構成される電圧検出回路35が実質的にセル電圧検出回路32と同じ回路とすることができる。すなわち、スイッチ36gがオフされた差動増幅部36と電圧検出部37とで構成された電圧検出回路35が第1実施形態のセル電圧検出回路32と同じ回路であると言える。
同様に、ブロック電圧を検出するときにはスイッチ36gをオンすることによって差動増幅部36のゲインを小さくすることにより、差動増幅部36と電圧検出部37とで構成される電圧検出回路35が実質的にブロック電圧検出回路33と同じ回路とすることができる。すなわち、スイッチ36gがオンされた差動増幅部36と電圧検出部37とで構成された電圧検出回路35が第1実施形態のブロック電圧検出回路33と同じ回路であると言える。
したがって、第1実施形態で示されたセル電圧検出回路32に対して、ゲインを調整できるスイッチ36gおよび抵抗36fを追加した回路がブロック電圧検出回路33であると言える。
以上説明したように、差動増幅部36のゲインのみを調整することで1つの電圧検出回路35によりセル電圧とブロック電圧の両方を検出可能な構成とすることができる。このため、セル監視回路30の構成を簡素化することができる。
なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、スイッチ36gがオフされた差動増幅部36と電圧検出部37とで構成された電圧検出回路35が特許請求の範囲の「セル電圧検出回路」に対応する。また、スイッチ36gがオンされた差動増幅部36と電圧検出部37とで構成された電圧検出回路35が特許請求の範囲の「ブロック電圧検出回路」に対応する。
(第3実施形態)
本実施形態では、第1、第2実施形態と異なる部分について説明する。上記各実施形態では、セル監視回路30において電池セル11のいずれか1つとセル電圧検出回路32とを接続する場合とブロック12とブロック電圧検出回路33とを接続する場合とで選択スイッチ31が共用されていたが、本実施形態では、セル電圧の検出とブロック電圧の検出とで選択スイッチ31を共用せずに専用の選択スイッチ31としたことが特徴となっている。セル監視回路30の構成は、例えば図1と同様である。
具体的には、各セル監視回路30の選択スイッチ31にはセル電圧検出選択スイッチとブロック電圧検出選択スイッチとが別々に備えられている。セル電圧検出選択スイッチはブロック12を構成する複数の電池セル11のいずれか1つの正極および負極とセル電圧検出回路32とを接続するスイッチである。また、ブロック電圧検出選択スイッチはブロック12を構成する最も高電圧側の電池セル11の正極および最も低電圧側の電池セル11の負極とブロック電圧検出回路33とを接続するスイッチである。
このように、選択スイッチ31においてセル電圧検出選択スイッチとブロック電圧検出選択スイッチとを別々のスイッチとすることで、セル電圧検出回路32およびブロック電圧検出回路33は互いに選択スイッチ31の影響を受けずに済む。特に、各選択スイッチにおける耐ノイズ性が向上し、電圧検出の精度が向上する。そして、セル電圧検出選択スイッチとブロック電圧検出選択スイッチとは互いに故障の影響を受けないため、スイッチの故障時に互いの電圧検出回路への影響を回避することができる。
(第4実施形態)
本実施形態では、第1〜第3実施形態と異なる部分について説明する。図4は、本実施形態に係る電池電圧監視装置20を含んだ電池電圧監視システムの全体構成図である。本実施形態では、最も高電圧側のセル監視回路30とマイコン40とが絶縁部50を介して接続されている。同様に、最も低電圧側のセル監視回路30とマイコン40とが絶縁部50を介して接続されている。この絶縁部50は例えばフォトカプラである。
また、本実施形態では、電流センサとして機能する電流検出回路34は各セル監視回路30に設けられておらずに電池電圧監視装置20に1つだけ設けられている。すなわち、電池電圧監視装置20は組電池10に対して1つの電流検出回路34を備えた構成となっている。これにより、上記各実施形態に対して電流検出回路34の数が少なくて済む。したがって、セル監視回路30毎に組電池10に流れる電流のデータを取得しなくても良いので、電流に関して取り扱うデータ量を少なくすることができる。
そして、図4に示されるように、セル電圧検出回路32は、セル電圧検出部32aとA/Dコンバータ32bと基準電源32cとを有して構成されている。また、ブロック電圧検出回路33は、ブロック電圧検出部33aとA/Dコンバータ33bと基準電源33cとを有して構成されている。
なお、図4ではA/Dコンバータ32bを「A/D1」、A/Dコンバータ33bを「A/D2」、基準電源32cを「基準電源1」、基準電源33cを「基準電源2」と表している。
セル電圧検出部32aはセル電圧を検出するアナログ回路であり、ブロック電圧検出部33aはブロック電圧を検出するアナログ回路である。A/Dコンバータ32b、33bは、検出されたセル電圧やブロック電圧をデジタル信号に変換する回路である。基準電源32c、33cはA/Dコンバータ32b、33bで用いられる基準電源電圧を生成する回路である。このように、A/Dコンバータ32b、33bおよび基準電源32c、33cは電圧検出回路32、33毎に設けられ、各電圧検出回路32、33が独立した系統をなしている。
セル電圧検出回路32では、セル電圧検出部32aで検出されたセル電圧がA/Dコンバータ32bで基準電源32cの基準電源電圧が用いられてデジタル信号に変換されてマイコン40に出力される。同様に、ブロック電圧検出回路33では、ブロック電圧検出部33aで検出されたブロック電圧がA/Dコンバータ33bで基準電源33cの基準電源電圧が用いられてデジタル信号に変換されてマイコン40に出力される。
マイコン40は、各電圧検出回路32、33で計測された電圧値の相互比較を行うことで故障を検出する。例えば、4個の電池セル11で構成されたブロック12の場合、マイコン40は1個の電池セル11のセル電圧を4倍した電圧値とブロック電圧との比較をしたり、4個の電池セル11の各セル電圧の合計値とブロック電圧とを比較することでセル監視回路30の故障診断を行う。なお、ブロック電圧をブロック12を構成する電池セル11の数で割った電圧値と1個の電池セル11のセル電圧とを比較しても良い。
以上のように、セル電圧検出回路32で検出された電圧とブロック電圧検出回路33で検出された電圧とを比較することで各電圧検出回路32、33の故障を検知することができる。したがって、電池電圧監視装置20の信頼性を向上させることができる。
(第5実施形態)
本実施形態では、第4実施形態と異なる部分について説明する。上記第4実施形態では、セル電圧検出回路32とブロック電圧検出回路33とは別々の系統として構成されていたが、本実施形態では相互に関連するように構成されていることが特徴となっている。
図5は、本実施形態に係る電池電圧監視装置20を含んだ電池電圧監視システムの全体構成図である。この図に示されるように、セル監視回路30において、セル電圧検出部32aの出力およびブロック電圧検出部33aの出力は、セル電圧検出回路32のA/Dコンバータ32bおよびブロック電圧検出回路33のA/Dコンバータ33bにそれぞれ入力されるようになっている。また、各基準電源32c、33cの各基準電源電圧が各A/Dコンバータ32b、33bにそれぞれ入力されるようになっている。
すなわち、各A/Dコンバータ32b、33bには、セル電圧検出回路32で検出されたセル電圧、セル電圧検出回路32の基準電源32cの基準電源電圧、ブロック電圧検出回路33で検出されたブロック電圧、ブロック電圧検出回路33の基準電源33cの基準電源電圧のうちのいずれかが入力されるようにセル監視回路30内で任意に接続が変更されるようになっている。
任意に接続を変更する手段として、例えばマルチプレクサが用いられる。マルチプレクサは各セル監視回路30に備えられ、マイコン40の指令に従って接続先を切り替える。
通常、マルチプレクサが切り替えられて、セル電圧検出回路32のA/Dコンバータ32bにセル電圧検出部32aと基準電源32cとが接続され、ブロック電圧検出回路33のA/Dコンバータ33bにブロック電圧検出部33aと基準電源33cとが接続される。これにより、セル電圧やブロック電圧が測定される。
一方、故障診断の際には、例えば、セル電圧検出回路32のA/Dコンバータ32bにセル電圧検出部32aとブロック電圧検出部33aと基準電源33cとが接続されて各電圧が測定される。また、ブロック電圧検出回路33のA/Dコンバータ33bにセル電圧検出部32aとブロック電圧検出部33aと基準電源32cとが接続されて各電圧が測定される。そして、各電圧の比較で故障検知が行われる。
以上のようにマルチプレクサによる接続の切り替えを任意に可能とすることにより、マイコン40で各A/Dコンバータ32b、33bの出力を比較することでより詳細な故障検知が可能となる。
また、セル電圧検出回路32の各部とブロック電圧検出回路33の各部とが相互に接続可能であるので、各A/Dコンバータ32b、33bのいずれか一方が故障した場合でも他方によって電圧測定を継続することができる。このような電圧測定の冗長性により緊急時の故障にも対処することができる。
(第6実施形態)
本実施形態では、第5実施形態と異なる部分について説明する。図6は、本実施形態に係る電池電圧監視装置20を含んだ電池電圧監視システムの全体構成図である。
図6に示されるように、セル電圧検出回路32にセル電圧検出部32a、A/Dコンバータ32b、基準電源32cが備えられ、ブロック電圧検出回路33にはブロック電圧検出部33aおよび基準電源33cが備えられている。すなわち、ブロック電圧検出回路33にはA/Dコンバータ33bが設けられていない。このため、セル監視回路30に備えられるA/Dコンバータは1つで済むので、セル監視回路30の回路構成が大きくならずに済む。
また、ブロック電圧検出部33aと基準電源33cがセル電圧検出回路32のA/Dコンバータ32bに接続されるように構成されている。A/Dコンバータ32bへのセル電圧検出部32a、ブロック電圧検出部33a、各基準電源32c、33cの接続は、上述のようにマルチプレクサによりマイコン40の指令に従って切り替えられる。したがって、A/Dコンバータ32bに対する基準電源32c、33cの切り替えによりセル電圧またはブロック電圧の検出を行うことができる。
そして、マイコン40は、例えば、セル電圧検出部32aの測定結果とブロック電圧検出部33aの測定結果との比較で各部の故障診断を行うことができる。また、A/Dコンバータ32bから各基準電源32c、33cの基準電源電圧をそれぞれ出力することで、既知の基準電源電圧の検出可否により詳細に故障を検知することができる。
以上のように、セル監視回路30においてA/Dコンバータ32bを1つだけ設けた構成とすることもできる。
なお、上記では、セル電圧検出回路32にA/Dコンバータ32bが設けられた構成について説明したが、セル電圧検出回路32に基準電源32cが設けられ、ブロック電圧検出回路33にA/Dコンバータ33bおよび基準電源33cが設けられた構成としても良い。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、電池電圧監視装置20は車両に適用されるものであると説明したが、これは一例であり、車両に限らず組電池10の監視を行うものとして用いられる。
上記各実施形態では、マイコン40が行っていた動作を、各セル監視回路30が行うようにしても良い。例えば、マイコン40がセル電圧と過充電閾値あるいは過放電閾値とを比較することにより電池セル11の過充放電判定を行っていたが、各セル監視回路30が個別に過充放電判定を行っても良い。この場合、各セル監視回路30は過充放電判定結果をマイコン40に出力することとなる。
また、ブロック12の残存容量の算出についても、各セル監視回路30が行い、その算出結果をマイコン40に出力するようにしても良い。これにより、マイコン40は各ブロック12の残存容量を足し合わせることで組電池10の残存容量を算出することができる。
そして、マイコン40がブロック12を構成する4つの電池セル11のセル電圧の合計値とブロック12のブロック電圧とを比較することによりセル電圧検出回路32およびブロック電圧検出回路33の故障検出についても、各セル監視回路30が行っても良い。さらに、セル監視回路30が、自分が取得したブロック電圧が所定範囲を超える場合にはブロック電圧を検出する頻度よりもセル電圧を検出する頻度を高くする設定を行っても良い。
以上のように、上記各実施形態で行っていたマイコン40の動作をセル監視回路30に実行させることもできる。
上記各実施形態では、各電池セル11とセル電圧検出回路32、ブロック電圧検出回路33、あるいは電圧検出回路35とを接続するために選択スイッチ31が用いられていたが、これはセル監視回路30の構成の一例であり、他の回路構成により両者を接続しても良い。
また、第2実施形態で示された差動増幅部36の回路構成は一例を示すものであり、ゲインを調整できる回路構成であればもちろん他の回路構成でも良い。
10 組電池
11 電池セル
12 ブロック
20 電池電圧監視装置
30 セル監視回路
31 選択スイッチ
32 セル電圧検出回路
32b A/Dコンバータ
32c 基準電源
33 ブロック電圧検出回路
33b A/Dコンバータ
33c 基準電源
34 電流検出回路

Claims (10)

  1. 直列接続された複数の電池セルを所定数毎にグループ化した複数のブロックにそれぞれ対応して設けられ、前記ブロックを構成する電池セルそれぞれのセル電圧を検出するセル電圧検出回路を備えたセル監視回路が複数直列接続された電池電圧監視装置であって、
    前記複数のセル監視回路それぞれは、前記ブロックのブロック電圧を検出するブロック電圧検出回路を備えていることを特徴とする電池電圧監視装置。
  2. 前記セル電圧検出回路において前記セル電圧を検出する頻度が任意の頻度に設定され、
    前記ブロック電圧検出回路において前記ブロック電圧を検出する頻度が任意の頻度に設定されることを特徴とする請求項1に記載の電池電圧監視装置。
  3. 前記ブロック電圧を検出する頻度は前記セル電圧を検出する頻度よりも高いことを特徴とする請求項2に記載の電池電圧監視装置。
  4. 前記電池セルは、充電可能な二次電池であり、
    前記複数のセル監視回路それぞれは、検出したブロック電圧が所定範囲を超える場合、前記ブロック電圧検出回路に設定される前記ブロック電圧を検出する頻度よりも前記セル電圧検出回路に設定される前記セル電圧を検出する頻度を高くすることを特徴とする請求項2または3に記載の電池電圧監視装置。
  5. 前記複数のセル監視回路それぞれは、前記ブロックを構成する複数の電池セルのいずれか1つの正極および負極と前記セル電圧検出回路とを接続する場合と、前記ブロックを構成する最も高電圧側の電池セルの正極および最も低電圧側の電池セルの負極と前記ブロック電圧検出回路とを接続する場合とで共用される選択スイッチを備えていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の電池電圧監視装置。
  6. 前記複数のセル監視回路それぞれは、前記ブロックを構成する複数の電池セルのいずれか1つの正極および負極と前記セル電圧検出回路とを接続するセル電圧検出選択スイッチと、前記ブロックを構成する最も高電圧側の電池セルの正極および最も低電圧側の電池セルの負極と前記ブロック電圧検出回路とを接続するブロック電圧検出選択スイッチと、を別々に備えていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の電池電圧監視装置。
  7. 前記セル電圧検出回路および前記ブロック電圧検出回路は、検出した電圧をデジタル信号に変換するA/Dコンバータと、前記A/Dコンバータで用いられる基準電源電圧を生成する基準電源とをそれぞれ有していることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の電池電圧監視装置。
  8. 前記セル監視回路は、前記セル電圧検出回路のA/Dコンバータおよび前記ブロック電圧検出回路のA/Dコンバータに、前記セル電圧検出回路で検出されたセル電圧、前記セル電圧検出回路の基準電源の基準電源電圧、前記ブロック電圧検出回路で検出されたブロック電圧、前記ブロック電圧検出回路の基準電源の基準電源電圧のうちのいずれかが入力されるように任意に接続が変更されるようになっていることを特徴とする請求項7に記載の電池電圧監視装置。
  9. 前記セル電圧検出回路および前記ブロック電圧検出回路のいずれか一方は、前記セル電圧検出回路で検出されたセル電圧または前記ブロック電圧検出回路で検出されたブロック電圧をデジタル信号に変換するA/Dコンバータを有し、
    前記セル電圧検出回路および前記ブロック電圧検出回路は、前記A/Dコンバータで用いられる基準電源電圧を生成する基準電源をそれぞれ有しており、
    前記A/Dコンバータに対して基準電源が任意に接続されるようになっていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の電池電圧監視装置。
  10. 前記複数の電池セルにより構成された組電池に流れる電流を検出する電流検出回路を備えていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の電池電圧監視装置。
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