JP5219653B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、高電圧バッテリを備える電源装置に関し、とくにハイブリッドカーや電気自動車等の電動車両を走行させるモーターを駆動するのに最適な電源装置に関する。
電動車両を走行させる電源装置は、出力を大きくするために高電圧バッテリの出力電圧を高くする必要がある。出力電力がバッテリの電圧と電流の積に比例するからである。たとえば、ハイブリッドカーや電気自動車を走行させる電源装置の高電圧バッテリは、出力電圧が200V以上と極めて高い。高電圧バッテリは、複数の電池ユニットを直列に接続して出力電圧を高くしている。
以上のように、多数の電池ユニットを直列に接続している高電圧バッテリは、各々の電池ユニットの過充電と過放電を防止しながら充放電することが大切である。過充電と過放電が電池ユニットの電気性能を低下させると共に、劣化させて寿命を短くするからである。電池ユニットの過充電や過放電を防止するために、電池ユニットの電圧を検出してバッテリの充放電を制御する電源装置が開発されている(特許文献1参照)。
この公報に記載される電源装置は、図1に示すように、各々の電池ユニット92の接続点94の電圧を検出している。接続点94の電圧は200V以上と高電圧であるから、抵抗分圧回路95でもって、マルチプレクサ97やA/Dコンバータ98に入力できる電圧まで降圧して検出している。この電圧検出回路93は、マルチプレクサ97で切り換えて接続点94の電圧をA/Dコンバータ98に入力して検出している。検出された接続点94の電圧差から電池ユニット92の電圧を検出している。この電圧検出回路93は、抵抗分圧回路95が消費する電力を少なくするために、各々の接続点94にスイッチング素子96を接続している。スイッチング素子96は、マルチプレクサ97に同期して順番にオンに切り換えられて、接続点94の電圧をマルチプレクサ97に入力する。マルチプレクサ97は、入力される接続点94の電圧を順番にA/Dコンバータ98に入力する。マルチプレクサ97は、ひとつのスイッチング素子96をオンに切り換えるタイミングで、オン状態にあるスイッチング素子96を接続している入力端子を出力するように切り換えられる。
特開2007−259667号公報
図1の電圧検出回路93は、スイッチング素子96をオンに切り換える状態で抵抗分圧回路95が電力を消費する。とくに、図1において、マイナス側に接続している電池ユニット92の抵抗分圧回路95による消費電力が大きくなって、消費電力の差が電池ユニット92をアンバランスとする原因となる。それは、最もマイナス側に接続している電池ユニット92は、いずれの接続点94の電圧を検出する状態においても電流が流れるのに対し、最もプラス側に接続している電池ユニット92は、プラス側の出力端子の電圧を検出するときに限って電流が流れるからである。とくに、オフ状態にあるスイッチング素子96の漏れ電流は連続して流れていることから、スイッチング素子96の漏れ電流は、電池ユニットのアンバランスの原因となる。また、スイッチング素子はオフ状態で高電圧バッテリの高電圧が印加されることから、高耐圧の素子を使用する必要がある。高耐圧のスイッチング素子は高出力用の素子であることから漏れ電流が大きく、漏れ電流による電池ユニットのアンバランスが発生する。さらに、図の抵抗分圧回路は、電気抵抗の誤差が分圧誤差に影響を与えることから、抵抗分圧回路には高精度な抵抗器、たとえば電気抵抗の誤差を0.1%以下とする高価な抵抗器を使用している。さらに、抵抗分圧回路は、高精度な抵抗器を多数に使用することから、部品コストが極めて高くなる欠点がある。
本発明は、以上の欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、漏れ電流による電池ユニットのアンバランスを防止しながら、簡単な回路構成として部品コストを低減して電池ユニットの電圧を検出できる電源装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の電源装置は、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
電源装置は、複数の電池ユニット2、22を直列に接続している高電圧バッテリ1、21と、この高電圧バッテリ1、21を構成する電池ユニット2、22の接続点4の電圧を検出して各々の電池ユニット2、22の電圧を検出する電圧検出回路3、23とを備える。電圧検出回路3、23は、複数の直列抵抗12A、32Aを直列に接続している直列抵抗回路12、32と、この直列抵抗回路12、32の直列抵抗12A、32Aに電池ユニット2、22の電圧を供給するように、電池ユニット2、22のプラス側とマイナス側を接続するスイッチング素子6、26と、スイッチング素子6、26をオンオフに制御して、電池ユニット2、22の電圧を直列抵抗12A、32Aに印加するように制御する制御回路7と、直列抵抗回路12、32と並列に接続されて直列抵抗回路12、32とで電流のループ回路を構成する検出抵抗回路13、33と、検出抵抗回路13、33に誘導される電圧を検出する電圧検出部5とを備える。この電源装置は、制御回路7でもって、電池ユニット2、22のプラス側とマイナス側に接続している一対のスイッチング素子6、26をオンに切り換えて、オン状態にあるスイッチング素子6、26の間に接続している電池ユニット2、22の電圧を直列抵抗12A、32Aに供給し、この状態で検出抵抗回路13、33に誘導される電圧を電圧検出部5で検出して電池ユニット2、22の電圧を検出する。
この電源装置は、漏れ電流による電池ユニットのアンバランスを防止できる。それは、複数の直列抵抗を直列に接続して直列抵抗回路とし、この直列抵抗回路と並列に検出抵抗回路を接続して電流のループ回路を設け、一対のスイッチング素子をオンに切り換えて、ループ回路に流れる電流を検出抵抗回路で検出して電池ユニットの電圧を検出するからである。この回路構成は、電池ユニットを同じ条件でバランスして直列抵抗に接続するので、従来の分岐抵抗回路のように、マイナス側にある電池ユニットにより多くの漏れ電流が流れことがなく、漏れ電流による電池ユニットのアンバランスを防止できる。
また、簡単な回路構成として部品コストを低減して電池ユニットの電圧を検出できる。従来の抵抗分圧回路は、電圧を分圧するために少なくとも高精度なふたつの抵抗器を必要とする。したがって、電圧を検出する電池ユニットの個数の2倍の高精度抵抗器を使用する必要がある。これに対して本発明の電圧検出回路は、各々の電池ユニットの電圧をスイッチング素子を介して各々の直列抵抗に印加して電圧を検出し、他の直列抵抗を電圧の分圧に併用するので、少ない数の抵抗器で電池ユニットの電圧を降圧してアンプに入力できる。このため、高精度で高価な抵抗器の使用個数を少なくして、製造コストを低減できる。
本発明の請求項2の電源装置は、請求項1の構成に加えて、電圧検出部5が、検出抵抗13A、33Aに誘導される電圧を入力するアンプ11と、このアンプ11の出力をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ8と、このA/Dコンバータ8の出力を演算して電池ユニット2、22の電圧を検出する演算回路9とを備えている。
本発明の請求項3の電源装置は、請求項1の構成に加えて、電池ユニット22と直列に接続している電流検出抵抗34と、この電流検出抵抗34の両端に誘導される電圧を増幅する差動アンプ38と、この差動アンプ38の出力を直列抵抗32Aの両端に接続する一対のスイッチング素子26とを備えている。この電源装置は、制御回路7でスイッチング素子26を制御して、電流検出抵抗34の電圧を差動アンプ38に入力し、差動アンプ38の出力を直列抵抗12Aに供給して、直列抵抗12Aに誘導される電圧を電圧検出部5で検出して、高電圧バッテリ1の電流を検出する。
この電源装置は、電池ユニットの電圧を検出するために設けている、ループ回路と電流検出部を、高電圧バッテリの電流を検出する回路に併用する。このため、高電圧バッテリの電流を検出する回路を簡単にできる特徴がある。
さらに、本発明の請求項4の電源装置は、請求項1の構成に加えて、高電圧バッテリ1と直列に接続しているコンタクタ37と、このコンタクタ37の両端を直列抵抗32Aに接続する一対のスイッチング素子26とを備えている。この電源装置は、コンタクタ37と電池ユニット22との直列回路を、一対のスイッチング素子26を介して直列抵抗32Aに接続して、検出抵抗回路33に誘導される電圧からコンタクタ37のオンオフを判定する。
この電源装置は、コンタクタがオン状態にあると、検出抵抗回路に電圧が誘導され、コンタクタがオフ状態にあると、検出抵抗回路に電圧が誘導されないことから、コンタクタのオンオフが判定される。したがって、この電源装置は、電池ユニットの電圧を検出するために設けている回路でもって、コンタクタのオンオフを検出できる。このため、コンタクタのオンオフを検出する回路を簡単にできる特徴がある。
さらにまた、本発明の請求項5の電源装置は、請求項1の構成に加えて、高電圧バッテリ21と直列に接続しているヒューズ35と、このヒューズ35の両端を直列抵抗32Aに接続する一対のスイッチング素子26とを備えている。この電源装置は、ヒューズ35と電池ユニット32との直列回路を、一対のスイッチング素子26を介して直列抵抗32Aに接続して、検出抵抗回路33に誘導される電圧からヒューズ35の断線を判定する。
この電源装置は、ヒューズが導通状態にあると検出抵抗回路に電圧が誘導され、ヒューズが断線されると検出抵抗回路に電圧が誘導されないことから、ヒューズの溶断が判定される。この電源装置は、電池ユニットの電圧を検出する回路でもって、ヒューズの断線を判定できるので、ヒューズの溶断を簡単に検出できる。
また、本発明の請求項6の電源装置は、請求項1の構成に加えて、高電圧バッテリ21と直列に接続している安全プラグ36と、この安全プラグ36の両端を直列抵抗32Aに接続する一対のスイッチング素子26とを備えている。この電源装置は、安全プラグ36と電池ユニット22との直列回路を、一対のスイッチング素子26を介して直列抵抗32Aに接続して、検出抵抗回路33に誘導される電圧から安全プラグ36の導通を判定する。
この電源装置は、安全プラグが導通状態にあると、検出抵抗回路に電圧が誘導され、安全プラグが外されて電流を遮断する状態にあると、検出抵抗回路に電圧が誘導されないことから、安全プラグの導通が判定される。この電源装置は、電池ユニットの電圧を検出するために設けている回路でもって、安全プラグの導通を検出できる。このため、安全プラグの導通を検出する回路を簡単にできる特徴がある。
本発明の請求項7の電源装置は、請求項1の構成に加えて、特定の電池ユニット2xの両端を電圧検出部5の入力側に入力する一対の直接入力スイッチ40を備えている。この電源装置は、一対の直接入力スイッチ40をオンにして電池ユニット2の電圧を直接に電圧検出部5に入力して電池ユニット2の校正電圧が検出される。さらに、この電源装置は、電池ユニット2の両端に接続している一対のスイッチング素子6がオンに切り換えられて、電池ユニット2の電圧を直列抵抗12Aに印加し、直列抵抗12Aに印加される電圧によって検出抵抗回路13に誘導される電圧から電池ユニット2の電圧が検出される。この電源装置は、校正電圧と、検出抵抗13Aに誘導される電圧から、直列抵抗回路12と検出抵抗回路13の故障を判定する。
この電源装置は、校正電圧と、検出抵抗に誘導される電圧から直列抵抗回路と検出抵抗回路の故障を判定する。直列抵抗回路と検出抵抗回路が故障しない状態では、校正電圧と、検出抵抗に誘導される電圧とは同じ電圧となり、直列抵抗回路と検出抵抗回路が故障すると、校正電圧と、検出抵抗に誘導される電圧とが同じ電圧とならないからである。この電源装置は、同じ電池ユニットの電圧を異なる2方式で検出して、直列抵抗回路と検出抵抗回路の故障を判定できるので、検出される電池ユニットの電圧が正常でない状態においては、電池ユニットの故障と回路故障とを判別して、電池ユニットの故障をより正確に判定できる。
さらに本発明の請求項8の電源装置は、検出抵抗回路13が互いに直列に接続してなる複数の検出抵抗13Aからなり、いずれかひとつ又は複数の検出抵抗13Aを電圧検出回路5の入力側に接続している。
また、本発明の請求項9の電源装置は、請求項2の構成に加えてアンプ11を差動アンプとして、アンプ11の一方の入力端子、たとえばマイナス側の入力端子をグランドライン10に接続している。この電源装置は、差動アンプの入力側に接続する検出抵抗を選択し、さらに検出抵抗の電気抵抗を最適値として、差動アンプのグランドラインを最適電位に調整できる。
さらに本発明の請求項10の電源装置は、請求項2の構成に加えて、アンプ11とA/Dコンバータ8と演算回路9と制御回路7とに、絶縁型の電源回路から電力を供給している。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための電源装置を例示するものであって、本発明は電源装置を以下のものに特定しない。さらに、この明細書は、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図2は、車両に搭載されて、車両を走行させるモータに電力を供給して車両を走行させる電源装置を示す。この電源装置は、複数の電池ユニット2を直列に接続している高電圧バッテリ1と、この高電圧バッテリ1を構成する電池ユニット2の電圧を検出する電圧検出回路3とを備える。電池ユニット2は、複数の素電池を直列に接続してなる電池モジュールで構成される。ただし、電池ユニットは、ひとつの素電池とすることもでき、また直列に接続している複数の電池モジュールで構成することもできる。
素電池は、ニッケル水素電池又はリチウムイオン電池である。ただし、素電池には充電できる全ての電池とすることができる。高電圧バッテリは、たとえば、5個のニッケル水素電池を直列に接続している電池モジュールをひとつの電池ユニットとし、この電池ユニットを48個直列に接続して、出力電圧を288Vとする。素電池をニッケル水素電池とする高電圧バッテリは、複数の、たとえば5個〜6個の素電池を直列に接続して電池モジュールとし、これを直列に接続している。この高電圧バッテリは、各々の電池モジュールの電圧を検出し、あるいは複数の電池モジュールを直列してものを電池ユニットとして電圧を検出する。素電池をリチウムイオン電池とする高電圧バッテリは、ひとつの素電池を電池ユニットとして各々の素電池の電圧を検出する。高電圧バッテリは、直列に接続する素電池の個数を多くして出力電圧を高くする。高電圧バッテリの出力電圧は、好ましくは200Vないし300Vに設定される。
図2の電圧検出回路3は、各々の電池ユニット2の電圧を検出して、電池ユニット2の過充電と過放電を防止しながら充放電するために、電源装置に装備される回路である。電圧検出回路3は、スイッチング素子6を切り換えて各々の電池ユニット2の電圧を検出する。
検出された電池ユニット2の電圧は、電池ユニット2の残容量の検出に使用され、あるいは充放電の電流を積算して演算される残容量の補正に使用され、あるいはまた、残容量が0になって完全に放電されたことを検出して、過放電される状態では放電電流を遮断し、さらに満充電されたことを検出して、過充電される状態になると充電電流を遮断するために使用される。
多数の電池ユニット2を直列に接続している高電圧バッテリ1は、同じ電流で充放電される。したがって、全ての電池ユニット2の充電量と放電量は同じになる。しかしながら、必ずしも全ての電池ユニット2の電気特性は等しく揃って変化するわけではない。とくに、充放電の繰り返し回数が多くなると、各々の電池ユニット2は劣化する程度が異なって、満充電できる容量が変化する。この状態になると、満充電できる容量の減少した電池ユニットは、過充電されやすく、また過放電もされやすくなる。電池ユニットは、過充電と過放電で著しく電気特性が劣化するので、満充電できる容量が減少した電池ユニットが過充電や過放電されると急激に劣化してしまう。このため、高電圧バッテリ1は、多数の電池ユニット2を直列に接続しているが、全ての電池ユニット2の過充電と過放電を防止しながら、すなわち、電池ユニット2を保護しながら充放電することが大切となる。全ての電池ユニット2を保護しながら充放電するために、電圧検出回路3は、電池ユニット2の電圧を検出している。
電圧検出回路3は、電池ユニット2のプラス側とマイナス側に接続している一対のスイッチング素子6をオンに切り換えて、ループ回路に電流を流し、流れる電流を検出して電池ユニット2の電圧を検出する。図の電圧検出回路3は、複数の直列抵抗12Aを直列に接続している直列抵抗回路12と、この直列抵抗回路12の直列抵抗12Aに電池ユニット2の電圧を供給するように、電池ユニット2のプラス側とマイナス側を接続するスイッチング素子6と、スイッチング素子6をオンオフに制御して、電池ユニット2の電圧を直列抵抗12Aに印加するように制御する制御回路7と、直列抵抗回路12と並列に接続されて直列抵抗回路12とで電流のループ回路を構成する検出抵抗回路13と、ループ回路に流れる電流を検出するために、検出抵抗回路13の検出抵抗13Aに誘導される電圧を検出する電圧検出部5とを備える。図の電圧検出回路3は、電圧検出部5を、入力側に接続しているアンプ11と、このアンプ11の出力をA/D変換するA/Dコンバータ8と、このA/Dコンバータ8の出力を演算して電池ユニット2の電圧を検出する演算回路9とで構成する。
この電圧検出回路3は、電池ユニット2のプラス側とマイナス側に接続している一対のスイッチング素子6をオンに切り換えて、オン状態にあるスイッチング素子6の間に接続している電池ユニット2の電圧を直列抵抗12Aに供給する。直列抵抗12Aに電圧が供給されると、これによってループ回路に電流が流れる。ループ回路に流れる電流は、電池ユニット2の電圧に比例して、ループ回路の電気抵抗に反比例する。ループ回路の電気抵抗はあらかじめ特定されているので、電流を検出して電池ユニット2の電圧を検出できる。電流を検出するために、検出抵抗13Aに誘導される電圧、言い換えると検出抵抗13Aの電圧降下が電圧検出部5で検出される。検出抵抗13Aの電圧降下は、アンプ11を介してA/Dコンバータ8に入力される。A/Dコンバータ8は、入力される電圧をデジタル信号に変換して演算回路9に出力する。演算回路9は、A/Dコンバータ8から入力されるデジタル信号から電池ユニット2の電圧を演算する。
直列抵抗回路12は、同じ電気抵抗である複数の直列抵抗12Aを直列に接続している。ただし、直列抵抗の電気抵抗は、必ずしも同一にする必要はなく、異なる電気抵抗とすることもできる。直列抵抗回路12は、図に示すように、好ましくは、ひとつの電池ユニット2の電圧をひとつの直列抵抗12Aに供給する。したがって、直列抵抗12Aの個数は、電圧を検出する電池ユニット2の数に等しくしている。ただし、直列抵抗の数を、電圧を検出する電池ユニットの数よりも多くして、ひとつの電池ユニットを互いに直列に接続している複数の直列抵抗に接続することもできる。正常な状態にある電池ユニット2の電圧はほぼ等しい。したがって、同じ電気抵抗の直列抵抗12Aからなる直列抵抗回路12は、各々の電池ユニット2から直列抵抗12Aに電圧を供給して、同じ状態で電圧を検出できる。
スイッチング素子6は、FETやトランジスタ等の半導体スイッチング素子で、オフ状態で高絶縁抵抗の素子が使用される。オフ状態での漏れ電流が高電圧バッテリ1を放電させるからである。このスイッチング素子6には、好ましくはFETが使用される。
制御回路7は、各々のスイッチング素子6をオンオフに制御して、順番に電池ユニット2の電圧を直列抵抗12Aに供給する。制御回路7は、電圧を検出する電池ユニット2のプラス側とマイナス側に接続しているスイッチング素子6をオンに切り換え、その他のスイッチング素子6をオフとして、特定の電池ユニット2の電圧を直列抵抗12Aに供給する。制御回路7は、順番に一対のスイッチング素子6をオンに切り換えて、全ての電池ユニット2の電圧を、一定の周期で順番に直列抵抗12Aに供給する。
図の検出抵抗回路13は、3個の検出抵抗13Aを直列に接続して、中間に接続している検出抵抗回路13の電圧を電圧検出部5に入力している。この検出抵抗回路13は、各々の電気抵抗でもって、アンプ11の入力電圧を最適範囲にコントロールできる。検出抵抗13Aに誘導される電圧が、アンプ11の入力側に接続している検出抵抗13Aの電気抵抗に比例するからである。アンプ11は、規定の電圧範囲で入力電圧と出力電圧を直線的に変化できる。アンプ11の入力側に接続している検出抵抗13Aの電気抵抗は、ループ回路に流れる電流によって検出抵抗13Aに誘導される電圧が、アンプ11の規定の電圧範囲となるように設定される。たとえば、電圧の入力電圧範囲を0〜5Vとするアンプ11は、検出抵抗13Aに誘導される電圧がこの範囲となるように、電気抵抗を設定する。
図2の検出抵抗回路13は、アンプ11のマイナス側に接続している検出抵抗13Aをグランドライン10に接続している。この検出抵抗回路13は、高電圧バッテリ1の中間電位をグランドライン10にできる。グランドライン10の電位は、アンプ11に接続している検出抵抗13Aのプラス側とマイナス側に接続している検出抵抗13Aの電気抵抗で変更できる。グランドライン10は、マイナス側の検出抵抗13Aの電気抵抗を大きくしてプラス側に、プラス側の検出抵抗13Aの電気抵抗を大きくしてマイナス側にシフトできる。グランドライン10の両側に接続する検出抵抗13Aの電気抵抗を同じ電気抵抗として、グランドライン10は高電圧バッテリ1の中間電位にできる。
電圧検出部5は、アンプ11と、A/Dコンバータ8と、演算回路9とを備える。アンプ11は差動アンプで、入力側に接続している検出抵抗13Aの電圧を増幅し、あるいは増幅することなくA/Dコンバータ8に入力する。アンプ11は、入力インピーダンスが高くて出力インピーダンスが低く、検出抵抗13Aに誘導される電圧をA/Dコンバータ8に安定して入力する。検出抵抗13Aの電圧を増幅して出力するアンプ11は、検出抵抗13Aに誘導される電圧を低くして、すなわち検出抵抗13Aの電気抵抗を小さくして、ループ回路の電流を正確に検出して、電池ユニット2の電圧を高精度に検出できる。
A/Dコンバータ8は、入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換して演算回路9に出力する。演算回路9は、入力されるデジタル信号を演算して電池ユニット2の電圧を検出する。制御回路7は、スイッチング素子6を制御して、順番に電池ユニット2のプラス側とマイナス側のスイッチング素子6をオンに切り換えて、電池ユニット2の電圧を検出抵抗13Aに供給する。この制御回路7が、電池ユニット2のプラス側とマイナス側のスイッチング素子6をオンに切り換える状態で、演算回路9は入力されるデジタル信号から電池ユニット2の電圧を演算する。演算回路9は、検出抵抗13Aに誘導される電圧からループ回路に流れる電流を検出する。電流は、[検出抵抗13Aに誘導される電圧]/[検出抵抗13Aの電気抵抗]で演算する。さらに、この電流から電池ユニット2の電圧を演算する。電池ユニット2の電圧は、ループ回路全体の電気抵抗から電池ユニット2と並列に接続される直列抵抗12Aの電気抵抗を減算した電気抵抗と、電流の積で演算される。全ての直列抵抗12Aの電気抵抗を同じ値とする場合、[ループ回路全体の電気抵抗]−[電池ユニット2と並列に接続している直列抵抗12Aの電気抵抗]は常に等しくなるので、電流と定数の積で電池ユニット2の電圧は演算される。
制御回路7は、順番に電池ユニット2のプラス側とマイナス側に接続しているスイッチング素子6をオンに切り換え、その他のスイッチング素子6をオフとし、検出抵抗13Aに誘導される電圧を電圧検出部5で検出して、電池ユニット2の電圧は検出される。
図3の電源装置は、高電圧バッテリ21と直列に、電流検出抵抗34と、ヒューズ35と、安全プラグ36と、コンタクタ37を接続している。電流検出抵抗34は、高電圧バッテリ21に流れる電流を検出するために接続している。ヒューズ35は、大電流が流れると溶断される保持素子である。安全プラグ36は、メンテナンスなどの作業工程で出力電圧を遮断するために設けられる安全部品である。安全プラグ36が外されると、高電圧バッテリ21の出力電圧は0Vとなって安全に取り扱いできる。コンタクタ37は、プラス側とマイナス側に接続されて、車両のメインスイッチであるイグニッションスイッチをオンに切り換える状態でオン、イグニッションスイッチをオフにする状態でオフに切り換えられる。
この図において、前述の実施例と同じ構成要素については同符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図3の電源装置は、電池ユニット22の電圧を検出する電圧検出回路23を利用して、高電圧バッテリ21の電流と、ヒューズ35の溶断と、安全プラグ36とコンタクタ37のオンオフを検出する。この電源装置は、電流検出抵抗34とヒューズ35と安全プラグ36とコンタクタ37に対応する直列抵抗32Aを設けており、スイッチング素子26を介して電流検出抵抗34とヒューズ35と安全プラグ36とコンタクタ37の両端を直列抵抗32Aに接続できる回路としている。ただし、電流検出抵抗34は、その両端に発生する電圧を差動アンプ38で増幅して直列抵抗32Aに供給できるように、差動アンプ38のプラス側とマイナス側の出力端子を直列抵抗32Aに接続している。
高電圧バッテリ21の電流を検出するために、図の電源装置は、電流検出抵抗34の両端に誘導される電圧を増幅する差動アンプ38と、この差動アンプ38の入力側に電流検出抵抗34に発生する電圧を入力する一対のスイッチング素子26とを備えている。図3は、スイッチング素子26を差動アンプ38の入力側に接続しているが、スイッチング素子は差動アンプの出力側に接続することもできる。差動アンプ38は、電流検出抵抗34の両端に誘導される低い電圧を増幅する。電流検出抵抗34は電圧降下を小さくするために電気抵抗を極めて小さくしているので、差動アンプ38で増幅して、電流を正確に検出する。この回路は、差動アンプ38の入力側に接続している一対のスイッチング素子26をオン、その他のスイッチング素子26をオフとして、電流検出抵抗34に流れる電流を検出する。電流検出抵抗34の両端には高電圧バッテリ21の電流に比例する電圧が発生する。この電圧は差動アンプ38で増幅されて、直列抵抗32Aに供給される。直列抵抗32Aに供給される電流は、ループ回路に電流を流す。この電流は電圧検出部5で検出される。したがって、電圧検出部5で検出される電流から、差動アンプ38の出力電圧が検出され、差動アンプ38の増幅率と出力電圧から入力電圧が検出され、入力電圧と電流検出抵抗34の電気抵抗から高電圧バッテリ21の電流は検出される。
さらに、図3の電源装置は、以下のようにしてコンタクタ37のオンオフも検出できる。コンタクタ37と電池ユニット22との直列回路の電圧を、この直列回路の両端に接続している一対のスイッチング素子26をオンにして直列抵抗32Aに供給する。コンタクタ37がオンであると、直列抵抗32Aに電池ユニット22の電圧が供給され、コンタクタ37がオフであると直列抵抗32Aに電圧が供給されない。したがって、電圧検出部5において、検出抵抗33Aに電圧が誘導されるとコンタクタ37はオン、検出抵抗33Aに電圧が誘導されないとコンタクタ37はオフと判定できる。
さらに、図3の電源装置は、以下のようにしてヒューズ35の溶断も検出できる。ヒューズ35と電池ユニット22との直列回路の電圧を、この直列回路の両端に接続している一対のスイッチング素子26をオンにして直列抵抗32Aに供給する。ヒューズ35が溶断されない状態にあると、直列抵抗32Aに電池ユニット22の電圧が供給され、ヒューズ35が溶断されていると直列抵抗32Aに電圧が供給されない。したがって、電圧検出部5において、検出抵抗33Aに電圧が誘導されるとヒューズ35は溶断されず、検出抵抗33Aに電圧が誘導されないとヒューズ35は溶断されたと判定できる。
さらに、図3の電源装置は、以下のようにして安全プラグ36のオンオフも検出できる。安全プラグ36と電池ユニット22との直列回路の電圧を、この直列回路の両端に接続している一対のスイッチング素子26をオンにして直列抵抗32Aに供給する。安全プラグ36がオン状態にあると、直列抵抗32Aに電池ユニット22の電圧が供給され、安全プラグ36がオフであると直列抵抗32Aに電圧が供給されない。したがって、電圧検出部5が検出抵抗33Aに電圧が誘導されると安全プラグ36はオン、検出抵抗33Aに電圧が誘導されないと安全プラグ36はオフと判定できる。
なお、図3において、32は直列抵抗回路を、33は検出抵抗回路を示している。
さらに、図4の電源装置は、特定の電池ユニット2xの両端を電圧検出部5の入力側に入力する一対の直接入力スイッチ40を備えている。他の全てのスイッチング素子6をオフとする状態で、直接入力スイッチ40をオンにして、特定の電池ユニット2xの電圧を直接に電圧検出部5に入力して電池ユニット2の校正電圧を検出する。また、他の全てのスイッチング素子6をオフとする状態で、電池ユニット2の両端に接続している一対のスイッチング素子6をオンに切り換えて、電池ユニット2の電圧を直列抵抗12Aに供給し、直列抵抗12Aに供給される電圧によって検出抵抗13Aに誘導される電圧から電池ユニット2の電圧を検出する。校正電圧と、検出抵抗13Aに誘導される電圧から、直列抵抗回路12と検出抵抗回路13の故障を判定する。直列抵抗回路12と検出抵抗回路13が故障しない状態では、検出抵抗13Aに誘導される電圧から検出される電池ユニット2の電圧は、校正電圧に等しくなるので、両者の電圧を比較して直列抵抗回路12と検出抵抗回路13の故障を判定できる。
さらに、図4の電源装置は、いずれかの直列抵抗12Aの電気抵抗が変化すると電池ユニット2の電圧検出に誤差が発生する。たとえば、図4において最もプラス側に接続している直列抵抗12Aが異常な状態となって電気抵抗が変化すると、ループ回路に流れる電流が変化する。演算回路9は直列抵抗12Aの電気抵抗を設定値として、ループ回路の電流から前述した演算方法で電池ユニット2の電圧を演算するので、直列抵抗12Aの電気抵抗が設定値からずれると演算する電池ユニット2の電圧に誤差が発生する。この状態になると、一対の直接入力スイッチ40をオンに切り換えて検出する特定の電池ユニット2xの電圧と、この電池ユニット2xのプラス側とマイナス側に接続しているスイッチング素子6をオンにして検出する電池ユニット2xの電圧が同じ電圧値とならない。したがって、直接入力スイッチ40とスイッチング素子6とを切り換えて、特定の電池ユニット2xの電圧を検出して、直列抵抗12Aの電気抵抗がずれたことを検出できる。また、直接入力スイッチ40をオンに切り換えて検出する電圧と、スイッチング素子6をオンに切り換えて検出する電圧から、直列抵抗12Aの電気抵抗がどの程度ずれたかを演算できる。ただ、多数の直列抵抗を直列に接続しているので、どの直列抵抗の電気抵抗がずれたかを特定できない。
どの直列抵抗の電気抵抗がずれたかは、以下の方法で、各々の電池ユニット2の電圧を検出すると共に、2組の電池ユニット2のトータル電圧を検出することで判定できる。図4において、プラス側からマイナス側に接続している電池ユニット2を順番に第1、第2、第3・・・の電池ユニット(BT1〜BTn)とし、さらに、スイッチング素子6を第1、第2、第3、・・・のスイッチング素子(SW1〜SWn+1)とし、さらにプラス側からマイナス側に接続している直列抵抗12Aを第1、第2、第3、・・・の直列抵抗(R1〜Rn)とする。
さらに、図4において第1の直列抵抗(R1)が故障して電気抵抗がずれたと仮定する。
(1)第1の電池ユニット(BT1)の電圧を、第1のスイッチング素子(SW1)と第2のスイッチング素子(SW2)とをオンに切り換えて検出する。この電圧を第1の直接検出電圧(V1)とする。
(2)第2の電池ユニット(BT2)の電圧を、第2のスイッチング素子(SW2)と第3のスイッチング素子(SW3)とをオンに切り換えて検出する。この電圧を第2の直接検出電圧(V2)とする。
(3)第1のスイッチング素子(SW1)と第3のスイッチング素子(SW3)とをオンに切り換えて、第1の電池ユニット(BT1)と第2の電池ユニット(BT2)のトータル電圧(Vt1)を検出する。
(4)直列抵抗12Aの電気抵抗が正常な状態にあると、第1の直接検出電圧(V1)と、第2の直接検出電圧(V2)を加算した電圧値は、トータル電圧(Vt)に等しくなる。
第1の直列抵抗12Aが故障しているので、第2の直接検出電圧(V2)は正確に検出されず、またトータル電圧(Vt1)も正確に検出できないので、第1の直列抵抗(R1)と第2の直列抵抗(R2)のいずれかが故障していると判定できる。
(5)同じようにして、第2のスイッチング素子(SW2)と第3のスイッチング素子(SW3)とをオンに切り換えて、第3の電池ユニット(BT3)の電圧である第3の直接検出電圧(V3)を検出する。
(6)また、第2のスイッチング素子(SW2)と第4のスイッチング素子(SW4)をオンに切り換えて、第2の電池ユニット(BT2)と第3の電池ユニット(BT3)のトータル電圧(Vt2)を検出する。
(7)第2の直接検出電圧(V2)と第3の直接検出電圧(V3)とを加算した電圧値を、第2の電池ユニット(BT2)と第3の電池ユニット(BT3)のトータル電圧(Vt2)に比較する。第2の直列抵抗(R2)と第3の直列抵抗(R3)は正常な電気抵抗であるから、第2の直接検出電圧(V2)と第3の直接検出電圧(V3)とトータル電圧(Vt2)は同じ割合で変化することから、第2の直接検出電圧(V2)と第3の直接検出電圧(V3)を加算した電圧値は、第2の電池ユニット(BT2)と第3の電池ユニット(BT3)のトータル電圧(Vt2)に等しくなる。したがって、このことから第2の直列抵抗(R2)と第3の直列抵抗(R3)は正常であると判定できる。このため、第1の直列抵抗(R1)が故障して電気抵抗が変化したと判定できる。
以下、全ての電池ユニット2の直接検出電圧(V1〜Vn)を検出し、さらに、隣接する電池ユニット2を2個直列に接続したトータル電圧(Vt1〜Vtn-1)を検出して、直列抵抗(R1〜Rn)の故障を判定できる。
従来の電源装置の回路図である。 本発明の一実施例にかかる電源装置のブロック図である。 本発明の他の実施例にかかる電源装置のブロック図である。 本発明の他の実施例にかかる電源装置のブロック図である。
符号の説明
1…高電圧バッテリ
2…電池ユニット 2x…電池ユニット
3…電圧検出回路
4…接続点
5…電圧検出部
6…スイッチング素子
7…制御回路
8…A/Dコンバータ
9…演算回路
10…グランドライン
11…アンプ
12…直列抵抗回路 12A…直列抵抗
13…検出抵抗回路 13A…検出抵抗
21…高電圧バッテリ
22…電池ユニット
23…電圧検出回路
26…スイッチング素子
32…直列抵抗回路 32A…直列抵抗
33…検出抵抗回路 33A…検出抵抗
34…電流検出抵抗
35…ヒューズ
36…安全プラグ
37…コンタクタ
38…差動アンプ
40…直接入力スイッチ
92…電池ユニット
93…電圧検出回路
94…接続点
95…抵抗分圧回路
96…スイッチング素子
97…マルチプレクサ
98…A/Dコンバータ

Claims (10)

  1. 複数の電池ユニットを直列に接続している高電圧バッテリと、この高電圧バッテリを構成する電池ユニットの接続点の電圧を検出して各々の電池ユニットの電圧を検出する電圧検出回路とを備える電源装置であって、
    前記電圧検出回路は、複数の直列抵抗を直列に接続してなる直列抵抗回路と、この直列抵抗回路の直列抵抗に電池ユニットの電圧を供給するように、電池ユニットのプラス側とマイナス側を接続するスイッチング素子と、スイッチング素子をオンオフに制御して、電池ユニットの電圧を直列抵抗に印加するように制御する制御回路と、前記直列抵抗回路と並列に接続されて直列抵抗回路とで電流のループ回路を構成する検出抵抗回路と、検出抵抗回路に誘導される電圧を検出する電圧検出部とを備え、
    前記制御回路が、電池ユニットのプラス側とマイナス側に接続している一対のスイッチング素子をオンに切り換えて、オン状態にあるスイッチング素子の間に接続している電池ユニットの電圧を直列抵抗に供給し、この状態で検出抵抗回路に誘導される電圧を電圧検出部で検出して電池ユニットの電圧を検出するようにしてなる電源装置。
  2. 前記電圧検出部が、検出抵抗に誘導される電圧を入力するアンプと、このアンプの出力をデジタル信号に変換するA/Dコンバータと、このA/Dコンバータの出力を演算して電池ユニットの電圧を検出する演算回路とを備える請求項1に記載される電源装置。
  3. 前記電池ユニットと直列に接続してなる電流検出抵抗と、この電流検出抵抗の両端に誘導される電圧を増幅する差動アンプと、この差動アンプの入力側に電流検出抵抗の電圧を入力する一対のスイッチング素子とを備えており、
    前記制御回路がスイッチング素子を制御して電流検出抵抗の電圧を差動アンプに入力し、差動アンプの出力を直列抵抗に供給して、直列抵抗に誘導される電圧を電圧検出部で検出して、高電圧バッテリの電流を検出するようにしてなる請求項1に記載される電源装置。
  4. 前記高電圧バッテリと直列に接続してなるコンタクタと、このコンタクタの両端を直列抵抗に接続する一対のスイッチング素子とを備えており、コンタクタと電池ユニットとの
    直列回路をスイッチング素子を介して直列抵抗に接続して、検出抵抗回路に誘導される電圧からコンタクタのオンオフを判定する請求項1に記載される電源装置。
  5. 前記高電圧バッテリと直列に接続してなるヒューズと、このヒューズの両端を直列抵抗に接続する一対のスイッチング素子とを備えており、ヒューズと電池ユニットとの直列回路をスイッチング素子を介して直列抵抗に接続して、検出抵抗回路に誘導される電圧からヒューズの断線を判定する請求項1に記載される電源装置。
  6. 前記高電圧バッテリと直列に接続してなる安全プラグと、この安全プラグの両端を直列抵抗に接続する一対のスイッチング素子とを備えており、安全プラグと電池ユニットとの直列回路をスイッチング素子を介して直列抵抗に接続して、検出抵抗回路に誘導される電圧から安全プラグの導通を判定する請求項1に記載される電源装置。
  7. 定の電池ユニットの両端を電圧検出部の入力側に入力する一対の直接入力スイッチを備えており、この直接入力スイッチをオンにして電池ユニットの電圧を直接に電圧検出部に入力して電池ユニットの校正電圧が検出され、
    さらに、電池ユニットの両端に接続している一対のスイッチング素子がオンに切り換えられて、電池ユニットの電圧が直列抵抗に印加され、直列抵抗に印加される電圧によって検出抵抗回路に誘導される電圧から電池ユニットの電圧が検出され、校正電圧と、検出抵抗に誘導される電圧から、直列抵抗回路と検出抵抗回路の故障を判定するようにしてなる請求項1に記載される電源装置。
  8. 前記検出抵抗回路が互いに直列に接続してなる複数の検出抵抗からなり、いずれかひとつ又は複数の検出抵抗を電圧検出回路の入力側に接続している請求項1に記載される電源装置。
  9. 前記アンプが差動アンプで、この差動アンプの一方の入力端子をグランドラインに接続している請求項2に記載される電源装置。
  10. 前記アンプとA/Dコンバータと演算回路と制御回路が、絶縁型の電源回路から電力を供給してなる請求項2に記載される電源装置。
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