JP2011185350A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力軸にそれぞれクラッチを介して接続される出力軸とギヤ選択機構を介して選択可能に配置される変速段ギヤで構成される駆動力伝達経路を備える自動変速機において車両周囲の環境によるギヤ選択機構への油圧供給に対する影響を可能な限り回避する自動変速機の制御装置を提供する。
【解決手段】エンジンの駆動軸と2個の入力軸の間にそれぞれ配置されてそれを断接するクラッチと入力軸と出力軸の間に配置される変速段ギヤかを出力軸に結合可能なギヤ選択機構とで構成される駆動力伝達経路を備え、走行レンジにあるとき、クラッチとギヤ選択機構に流体圧を供給する一方、非走行レンジにあるとき、ギヤ選択機構に流体圧を供給するように流体圧供給機構の動作を制御する自動変速機の制御装置において、非走行レンジにおいて流体圧を供給するときエンジンの回転数を所定回転数に上昇させる(S10からS18)。
【選択図】図5

Description

この発明は自動変速機の制御装置に関し、より具体的にはツインクラッチ型の変速制御装置に関する。
近年、ツインクラッチ(あるいはデュアルクラッチ)型と呼ばれる自動変速機が提案されている。ツインクラッチ型の自動変速機は通例、エンジンの駆動軸に接続される2個の入力軸の間に配置されて駆動軸と入力軸を断接するクラッチと、2個の入力軸と出力軸の間に配置される複数個の変速段ギヤのいずれかを2個の出力軸のいずれかに結合可能なギヤ選択機構とで構成される駆動力伝達経路を備える。その例としては下記の特許文献1記載の技術を挙げることができる。
特許文献1記載の技術にあっては走行レンジ(D,R)にあるとき、駆動力伝達経路のクラッチとギヤ選択機構に油圧(流体圧)を供給する一方、非走行レンジ(P,N)にあるときも、ギヤ選択機構には油圧を供給するように構成している。
特開2008−309332号公報
特許文献1記載の技術にあっては、上記のように非走行レンジにあるときもギヤ選択機構には油圧を供給して準備しておくことで、発進時の応答性を上げているが、車両周囲の環境によってはギヤ選択機構への油圧供給に時間を要して発進性能が低下する場合がある。
この発明の目的は上記した課題を解決し、入力軸にそれぞれクラッチを介して接続される出力軸とギヤ選択機構を介して選択可能に配置される変速段ギヤで構成される駆動力伝達経路を備える自動変速機において、車両周囲の環境によるギヤ選択機構への油圧供給に対する影響を可能な限り回避するようにした自動変速機の制御装置を提供することにある。
上記した課題を解決するために、請求項1にあっては、車両に搭載されたエンジンの駆動軸に接続される少なくとも2個の入力軸と、少なくとも2個の出力軸と、前記駆動軸と少なくとも2個の入力軸の間にそれぞれ配置されて前記駆動軸と入力軸を断接するクラッチと前記少なくとも2個の入力軸と出力軸の間に配置される複数個の変速段ギヤのいずれかを前記少なくとも2個の出力軸のいずれかに結合可能なギヤ選択機構とで構成される少なくとも2個の駆動力伝達経路と、前記クラッチとギヤ選択機構に流体圧を供給可能な流体圧供給機構と、走行レンジにあるとき、前記駆動力伝達経路のクラッチとギヤ選択機構に流体圧を供給する一方、非走行レンジにあるとき、前記駆動力伝達経路のギヤ選択機構に流体圧を供給するように前記流体圧供給機構の動作を制御する制御手段とを備えた自動変速機の制御装置において、前記制御手段は、前記非走行レンジにおいてギヤ選択機構に流体圧を供給するように前記流体圧供給機構の動作を制御するとき、前記エンジンの回転数を所定回転数に上昇させる如く構成した。
請求項2にあっては、車両に搭載されたエンジンの駆動軸に接続される少なくとも2個の入力軸と、少なくとも2個の出力軸と、前記駆動軸と少なくとも2個の入力軸の間にそれぞれ配置されて前記駆動軸と入力軸を断接するクラッチと前記少なくとも2個の入力軸と出力軸の間に配置される複数個の変速段ギヤのいずれかを前記少なくとも2個の出力軸のいずれかに結合可能なギヤ選択機構とで構成される少なくとも2個の駆動力伝達経路と、前記クラッチとギヤ選択機構に流体圧を供給可能な流体圧供給機構と、走行レンジにあるとき、前記駆動力伝達経路のクラッチとギヤ選択機構に流体圧を供給する一方、非走行レンジにあるとき、前記駆動力伝達経路のギヤ選択機構に流体圧を供給するように前記流体圧供給機構の動作を制御する制御手段とを備えた自動変速機の制御装置において、前記制御手段は、前記非走行レンジにおいてギヤ選択機構に流体圧を供給するように前記流体圧供給機構の動作を制御するとき、前記ギヤ選択機構の動作が完了するまで前記エンジンの停止を禁止する如く構成した。
請求項1にあっては、車両に搭載されたエンジンの駆動軸と少なくとも2個の入力軸の間にそれぞれ配置されて断接するクラッチと少なくとも2個の入力軸と出力軸の間に配置される複数個の変速段ギヤのいずれかを出力軸のいずれかに結合可能なギヤ選択機構とで構成される少なくとも2個の駆動力伝達経路と、走行レンジにあるとき、クラッチとギヤ選択機構に流体圧を供給する一方、非走行レンジにあるとき、ギヤ選択機構に流体圧を供給するように流体圧供給機構の動作を制御する制御手段とを備えた自動変速機の制御装置において、非走行レンジにおいてギヤ選択機構に流体圧を供給するように流体圧供給機構の動作を制御するとき、エンジンの回転数を所定回転数に上昇させる如く構成したので、車両周囲の環境によるギヤ選択機構への流体圧供給に対する影響を可能な限り回避することができ、発進性能の低下を防止することができる。
即ち、車両周囲の温度が低いとき、作動流体の粘性が高くなることから、流体圧の供給が然らざる場合に比して時間がかかり、結果としてギヤ選択機構への流体圧供給を完了するのが遅れる事態も生じ得る。
しかしながら、エンジンの回転数を所定回転数に上昇させることで流体圧ポンプの吐出圧を増加させることができ、流体圧供給が完了するまでの遅れを回避することが可能となる。従って、流体圧ポンプとして吐出圧の大きいタイプを選択するなどの対策が不要となるので、走行中の変速機効率も上げることができる。
請求項2にあっては、車両に搭載されたエンジンの駆動軸と少なくとも2個の入力軸の間にそれぞれ配置されて断接するクラッチと少なくとも2個の入力軸と出力軸の間に配置される複数個の変速段ギヤのいずれかを出力軸のいずれかに結合可能なギヤ選択機構とで構成される少なくとも2個の駆動力伝達経路と、走行レンジにあるとき、クラッチとギヤ選択機構に流体圧を供給する一方、非走行レンジにあるとき、ギヤ選択機構に流体圧を供給するように流体圧供給機構の動作を制御する制御手段とを備えた自動変速機の制御装置において、非走行レンジにおいてギヤ選択機構に流体圧を供給するように前記流体圧供給機構の動作を制御するとき、前記ギヤ選択機構の動作が完了するまで前記エンジンの停止を禁止する如く構成したので、同様に、車両周囲の環境によるギヤ選択機構への流体圧供給に対する影響を可能な限り回避することができ、発進性能の低下を防止することができる。
即ち、走行レンジから非走行レンジに切り換えると同時にエンジンを停止させると、ギヤ選択機構に油圧が供給されないまま、車両が放置されることになる。上にも述べた如く、車両周囲の温度が低いときは作動流体の粘性が高くなることから、流体圧の供給が然らざる場合に比して時間がかかり、結果としてギヤ選択機構への流体圧供給を完了するのが遅れる事態も生じ得る。
しかしながら、非走行レンジにおいてギヤ選択機構に流体圧を供給するように流体圧供給機構の動作を制御するとき、ギヤ選択機構の動作が完了するまでエンジンの停止を禁止する如く構成することで、そのような事態が生じるのを回避することができる。従って、同様に流体圧ポンプとして吐出圧の大きいタイプを選択するなどの対策が不要となるので、走行中の変速機効率も上げることができる。
この発明の第1実施例に係る自動変速機の制御装置を全体的に示す概略図である。 図1に示す入力軸からの駆動力の伝達を示す説明図である。 図1に示す第1、第2クラッチCL1,CL2などの動作パターンを示す表ある。 図1に示す油圧供給機構を詳細に示す油圧回路図である。 第1実施例に係る自動変速機の制御装置の動作を示すフロー・チャートである。 図5フロー・チャートで使用される目標アイドル回転数テーブルの特性を示す説明図である。 図5フロー・チャートの処理を説明するタイム・チャートである。 この発明の第2実施例に係る自動変速機の制御装置の動作を示すフロー・チャートである。
以下、添付図面を参照してこの発明に係る自動変速機の制御装置を実施するための形態について説明する。
図1はこの発明の第1実施例に係る自動変速機の制御装置を全体的に示す概略図、図2は図1に示す入力軸からの駆動力の伝達を示す説明図である。
以下説明すると、符号Tは自動変速機を示す。自動変速機Tは車両(図示せず)に搭載されてなると共に、前進7速および後進1速の変速段を有するツインクラッチ型の自動変速機からなる。
自動変速機Tは、エンジン(内燃機関)Eのクランクシャフトに接続される駆動軸10にロックアップクラッチLCを有するトルクコンバータ(流体継手)12を介して接続された主入力軸(メインシャフトMS)16を備える。主入力軸16の外周には、第1副入力軸20と第2副入力軸22が同軸かつ相対回転自在に配置される。
主入力軸16と第1副入力軸20は第1クラッチCL1を介して接続されると共に、主入力軸16と第2副入力軸22も第2クラッチCL2を介してされる。第1、第2クラッチCL1,CL2は共に、湿式多板クラッチからなる。
図示の如く、主入力軸16および第1、第2副入力軸20,22と平行して第1出力軸(カウンタシャフト)24と第2出力軸(カウンタシャフト)26が配置される。
第1副入力軸20には1速ドライブギヤ30と、3速−5速ドライブギヤ32と、7速ドライブギヤ34が固定されると共に、第2副入力軸22には2速−RVS(後進)ドライブギヤ36と4速−6速ドライブギヤ40が固定される。
他方、第1出力軸24には1速ドライブギヤ30に噛合する1速ドリブンギヤ42と、3速−5速ドライブギヤ32に噛合する3速ドリブンギヤ44と、4速−6速ドライブギヤ40と噛合する4速ドリブンギヤ46と、RVSドリブンギヤ50が回転自在に支持される。
1速ドリブンギヤ42と3速ドリブンギヤ44は1速−3速シンクロ装置S1を介して第1出力軸24に選択的に結合可能とされ、4速ドリブンギヤ46とRVSドリブンギヤ50は4速−RVSシンクロ装置S2を介して第1出力軸24に選択的に結合可能とされる。
第2出力軸26には3速−5速ドライブギヤ32に噛合する5速ドリブンギヤ52と、7速ドライブギヤ34に噛合する7速ドリブンギヤ54と、2速−RVSドライブギヤ36とRVSドリブンギヤ50に噛合する2速ドリブンギヤ56と、4速−6速ドライブギヤ40に噛合する6速ドリブンギヤ60が回転自在に支持される。
5速ドリブンギヤ52と7速ドリブンギヤ54は5速−7速シンクロ装置S3を介して第2出力軸26に選択的に結合可能とされ、2速ドリブンギヤ56と6速ドリブンギヤ60は2速−6速シンクロ装置S4を介して第2出力軸26に選択的に結合可能とされる。
第1出力軸24に固定された第1ファイナルドライブギヤ62と第2出力軸26に固定された第2ファイナルドライブギヤ64はディファレンシャル機構Diffのファイナルドリブンギヤ66に噛合する。ディファレンシャル機構Diffには両側にドライブシャフト70が連結されると共に、その先端には車輪Wが接続される。
図2に良く示す如く、主入力軸16の周囲に同軸に配置される第1、第2副入力軸20,22は第1、第2出力軸24,26と連結し、第1、第2出力軸24,26はディファレンシャル機構Diffと連結、より具体的には第1、第2出力軸24,26のファイナルドライブギヤ62,64がディファレンシャル機構Diffのファイナルドリブンギヤ66と噛合するように構成される。
このように、自動変速機Tは、エンジンEの駆動軸10と第1、第2副入力軸20,22の間にそれぞれ配置されて駆動軸10と第1、第2副入力軸20,22を断接(開放・係合)する第1、第2クラッチCL1,CL2と、第1、第2副入力軸20,22と第1、第2出力軸24,26の間に配置される7速までの変速段ギヤのいずれかを第1、第2出力軸24,26のいずれかに結合可能なシンクロ装置S1からS4とで構成される第1、第2の駆動力伝達経路DP1,DP2を備える。
第1の駆動力伝達経路DP1は第1クラッチCL1と奇数変速段とシンクロ装置S1,S3で構成され、第2の駆動力伝達経路DP2は第2クラッチCL2と偶数変速段とシンクロ装置S2,S4で構成される。
シンクロ装置S1からS4が前記したギヤ選択機構に相当する。自動変速機Tには、ロックアップクラッチLCとクラッチCLnとシンクロ装置Snに油圧(流体圧)を供給可能な油圧供給機構74が設けられる。尚、この明細書でシンクロ装置S1からS4などの複数個の部材を総称するとき、nを用いて例えばSnなどという。
シンクロ装置S1からS4は、第1、第2出力軸24,26にスプライン結合されて固定されたスリーブドグクラッチを備える。スリーブドグクラッチは軸方向に移動可能に構成され、油圧供給機構74から油圧を供給されると移動して隣接するドリブンギヤのドグクラッチと係合し、ドリブンギヤを出力軸24あるいは26に結合する。
上記において、第1クラッチCL1が係合されると、エンジンEの駆動軸10から出力される駆動力はトルクコンバータ12、主入力軸16、第1クラッチCL1を介して第1副入力軸20に伝達され、第2クラッチCL2が係合されると、エンジンEから出力される駆動力はトルクコンバータ12、主入力軸16、第2クラッチCL2を介して第2副入力軸22に伝達される。
即ち、1速−3速シンクロ装置S1に油圧を供給して図1で右動させて1速ドリブンギヤ42を第1出力軸24に結合した状態で、第1クラッチCL1に油圧を供給して係合させると、1速変速段が確立される。
同様に、2速−6速シンクロ装置S4を右動させて2速ドリブンギヤ56を第2出力軸26に結合した状態で、第2クラッチCL2を係合させると、2速変速段が確立される。
また、1速−3速シンクロ装置S1を左動させて3速ドリブンギヤ44を第1出力軸24に結合した状態で、第1クラッチCL1を係合させると、3速変速段が確立される。
また、4速−RVSシンクロ装置S2を左動させて4速ドリブンギヤ46を第1出力軸24に結合した状態で、第2クラッチCL2を係合させると、4速変速段が確立される。
また、5速−7速シンクロ装置S3を左動させて5速ドリブンギヤ52を第2出力軸26に結合した状態で、第1クラッチCL1を係合させると、5速変速段が確立される。
また、2速−6速シンクロ装置S4を左動させて6速ドリブンギヤ60を第2出力軸26に結合した状態で、第2クラッチCL2を係合させると、6速変速段が確立される。
また、5速−7速シンクロ装置S3を右動させて7速ドリブンギヤ54を第2出力軸26に結合した状態で、第1クラッチCL1を係合させると、7速変速段が確立される。
また、4速−RVSシンクロ装置S2を右動させてRVSドリブンギヤ50を第1出力軸24に結合した状態で、第2クラッチCL2を係合させると、RVS変速段が確立される。
図3に第1、第2クラッチCL1,CL2などの動作パターンを示す。図中、丸印はクラッチが係合したことを示す。
以上のように、1速から7速の間のシフトアップ変速では、第1動力伝達経路DP1の第1クラッチCL1に油圧が供給されて1速変速段が確立されている間に、2速変速段が配置される側の第2動力伝達経路DP2の2速−6速シンクロ装置S4に油圧を供給して右動させて2速ドリブンギヤ56を第2出力軸26に結合させておく。
次いで第1クラッチCL1から油圧を排出させて駆動軸10との接続を絶ち(開放し)、第2クラッチCL2に油圧を供給して駆動軸10と接続(係合)することで2速変速段を確立させる。
また、第2動力伝達経路DP2の第2クラッチCL2に油圧が供給されて2速変速段が確立されている間に、次の3速変速段が配置される側の第1動力伝達経路DP1の1速−3速シンクロ装置S1に油圧を供給して左動させて3速ドリブンギヤ44を第1出力軸24に結合させておく。
次いで第2クラッチCL2から油圧を排出させて駆動軸10との接続を絶ち、第1クラッチCL1に油圧を供給して駆動軸10と接続することで3速変速段を確立させる。以降、これを繰り返してシフトアップ変速する。
また、7速から1速の間のシフトダウン変速では、第1動力伝達経路DP1の第1クラッチCL1に油圧が供給されて7速変速段が確立されている間に、6速変速段が配置される側の第2動力伝達経路DP2の2速−6速シンクロ装置S4に油圧を供給して左動させて6速ドリブンギヤ60を第2出力軸26に結合させておく。
次いで第1クラッチCL1から油圧を排出させて駆動軸10との接続を絶ち、第2クラッチCL2に油圧を供給して駆動軸10と接続することで6速変速段を確立させる。
また、第2動力伝達経路DP1の第2クラッチCL2に油圧が供給されて6速変速段が確立されている間に、次の5速変速段が配置される側の第1動力伝達経路DP1の5速−7速シンクロ装置S3に油圧を供給して左動させて5速ドリブンギヤ52を第1出力軸24に結合させておく。
次いで第2クラッチCL2から油圧を排出させて駆動軸10との接続を絶ち、第1クラッチCL1に油圧を供給して駆動軸10と接続することで5速変速段を確立させる。以降、これを繰り返してシフトダウン変速する。
以上の処理により、駆動力の途切れのない、即ち、応答性に優れたシフトアップ変速およびシフトダウン変速が可能となる。尚、前記したような次の変速段(目標変速段)のドリブンギヤに対応するシンクロ装置Snに油圧を供給して当該のドリブンギヤを相応する第1出力軸24(または第2出力軸26)に結合する動作を、以降「プリシフト」という。
次いで、図4を参照して油圧供給機構74によるシンクロ装置Snなどへの油圧供給を説明する。
図示の如く、シンクロ装置S1からS4には、それらに対応して1速−3速油圧アクチュエータA1と、4速−RVS油圧アクチュエータA2と、5速−7速油圧アクチュエータA3と、2速−6速油圧アクチュエータA4が設けられる。
1速−3速アクチュエータA1は対向配置された1速ピストンPS1と3速ピストンPS3を、4速−RVS油圧アクチュエータA2は対向配置された4速ピストンPS4とRVSピストンPSRを、5速−7速油圧アクチュエータA3は対向配置された5速ピストンPS5と7速ピストンPS7を、2速−6速油圧アクチュエータA4は対向配置された2速ピストンPS2と6速ピストンPS6を備える。
それらの油圧アクチュエータAnにおいてピストンPS1などにはシフトフォークSF1からSF4が一体的に設けられ、シフトフォークSFnを介してシンクロ装置Snのスリーブドグクラッチに接続される。
油圧供給機構74において、リザーバ76からストレーナ80を介してオイルポンプ(油圧ポンプ)82によって汲み上げられた作動油ATFは、リニアソレノイドバルブ84で制御されるレギュレータバルブ86によりライン圧に調圧される。ライン圧の低下時の補償用にアキュムレータ90が接続される。
ライン圧はリニアソレノイドバルブLS1,LS2によって調圧され、第3AシフトバルブVA3Aと、第3BシフトバルブVA3Bと、第4シフトバルブVA4と、第5シフトバルブVA5と第6シフトバルブVA6を介して第1から第4油圧アクチュエータAnに供給され、対応するシンクロ装置Snのスリーブドグクラッチをニュートラル位置から左右の係合位置に移動(右動あるいは左動)させる。
シフトフォーク上には、ニュートラル位置と左右の係合位置に対応する位置にディテント(図示せず)が設けられる。シンクロ装置Snはニュートラル位置と左右の係合位置にあるときはディテントで保持され、油圧供給が不要となるように構成される。
また、第1シフトバルブVA1から出るクラッチ制御用の油路はマニュアルバルブ92を通過して第1クラッチCL1に接続されると共に、第2シフトバルブVA2から出るクラッチ制御用の油路は同様にマニュアルバルブ92を介して第2クラッチCL2に接続される。
マニュアルバルブ92は車両運転席のフロア付近に配置されたシフトレバー(図示せず)に接続され、運転者の操作によって選択されたP,R,N,D,Lレンジに対応してスプールが移動する。
具体的には、D,L,Rレンジが選択されるとき、第1、第2クラッチCL1,CL2は油圧を供給され、図1においてエンジンEの駆動軸10を第1、第2副入力軸20,22に接続し、エンジンEの駆動力を第1、第2駆動力伝達経路DP1,DP2に伝達する。
他方、P,Nレンジが選択されるとき、第1、第2クラッチCL1,CL2への油圧供給は停止され、エンジンEの駆動軸10と第1、第2副入力軸20,22との接続が断たれ、エンジンEの駆動力を第1、第2駆動力伝達経路DP1,DP2に伝達しない。
ロックアップクラッチLCについて説明すると、ライン圧はLCソレノイドバルブSHLCで作動するLCシフトバルブ94と、リニアソレノイドバルブ96で制御されるLC制御バルブ100を介してトルクコンバータ12のロックアップクラッチLCの背圧室LCa(あるいは背圧室LCaと内圧室LCb)に供給される。
ここで、リニアソレノイドバルブ96とLCソレノイドバルブSHLCが共に励磁されると、油圧はLCシフトバルブ94から油路102,104を介してロックアップクラッチLCの背圧室LCaと内圧室LCbに流れ、ロックアップクラッチLCを係合させる。
また、リニアソレノイドバルブ96とLCソレノイドバルブSHLCが共に消磁されると、油圧はLCシフトバルブ94から油路102を介してロックアップクラッチLCの背圧室LCaに流れ、ロックアップクラッチLCを開放させる。
ロックアップクラッチLCの係合度、即ち、係合と開放の間の度合い、換言すればトルクコンバータ12の滑り率は、リニアソレノイドバルブ96の励磁をデューティ制御することによって調節される、背圧室LCaに供給される油圧の大きさによって決定される。
このように、図4に示す油圧供給機構74において、リニアソレノイドバルブ96と、LCソレノイドバルブSHLCと、リニアソレノイドバルブLS1,LS2と、シフトバルブVAnに対応して設けられるシフトソレノイドバルブSH1,SH2,SH3A,SH4Aを励磁・消磁することで、ロックアップクラッチLCの係合・開放と、第1、第2クラッチCL1,2の動作(断接)と、シンクロ装置Snの動作が制御される。
図1の説明に戻ると、自動変速機Tはシフトコントローラ110を備える。シフトコントローラ110はマイクロコンピュータを備えた電子制御ユニット(ECU)として構成される。
また、エンジンEは例えばガソリンを燃料とする火花点火式の内燃機関からなり、その動作を制御するために同様にマイクロコンピュータを備えた電子制御ユニットから構成されるエンジンコントローラ112が設けられる。
エンジンEにあってはアクセルペダルとスロットルバルブの機械的な連結が断たれ、DBW(Drive By Wire)機構が設けられる。エンジンコントローラ112はアクセル開度(AP開度)とエンジン回転数NEからエンジンEで要求される要求トルクPMCMDを算出し、算出された要求トルクPMCMDとエンジン回転数NEから燃料噴射量と点火時期を制御する。尚、要求トルクPMCMDの算出は上記に限られるものではなく、どのように算出されても良い。
シフトコントローラ110はエンジンコントローラ112と通信自在に構成され、エンジンコントローラ112からエンジン回転数NE、AP開度、要求トルクPMCMDなどの情報を取得する。
さらに、主入力軸16の付近には第1の回転数センサ114が配置され、自動変速機Tの入力回転数NMを示す信号を出力すると共に、第1、第2副入力軸20,22と第1出力軸24にはそれぞれ第2、第3、第4の回転数センサ116,120,122が配置され、それらの回転数を示す信号を出力する。
さらに、ファイナルドリブンギヤ66の付近には第5の回転数センサ116が配置され、ファイナルドリブンギヤ66の回転数、換言すれば車速Vを示す信号を出力する。
また油圧供給機構74のリザーバ76の内部には温度センサ126が配置され、作動油ATFの温度(油温)TATFを示す信号を出力すると共に、アクチュエータA1からA4にはそれぞれ対向配置されたピストンの付近にはストロークセンサ(変位センサ)SE1からSE4が配置され、ピストンのストローク(変位)を示す信号を出力する。
また、シフトレバーの付近にはマニュアルシフトSW(スイッチ)130が配置され、運転者に操作されたとき、シフトアップあるいはシフトダウンを示す変速信号を出力する。
これらセンサの出力もシフトコントローラ110に入力される。シフトコントローラ110は、それらセンサの出力とエンジンコントローラ112からの情報に基づき、以下に述べる制御を行って上記したリニアソレノイドバルブ96などを励磁・消磁して油圧供給機構74の動作を制御する。
図5はそのシフトコントローラ110の動作、即ち、この実施例に係る自動変速機Tの制御装置の動作を示すフロー・チャートである。
以下説明すると、S10においてN・Pレンジ、即ち、非走行レンジにあるか否か判断し、否定されるときは以降の処理をスキップすると共に、肯定されるときはS12に進み、温度特性テーブルからプリシフト時目標アイドル回転数NOBJを検索(算出)する。
図6はそのテーブル特性を示す説明図である。図示の如く、プリシフト時目標アイドル回転数NOBJは油温TATFが低下するにつれて増加するように設定される。換言すればプリシフト時目標アイドル回転数NOBJは油温TATFが上昇するにつれて減少し、温度Taで値Naとなるように設定される。
次いでS14に進み、検索されたプリシフト時目標アイドル回転数が通常目標アイドル回転数未満か否か判断し、肯定されるときはS16に進み、通常目標アイドル回転数を最終目標アイドル回転数とする。通常目標アイドル回転数は図6においてNaあるいはその付近に設定される。
他方、S14で否定されるときはS18に進み、プリシフト時目標アイドル回転数NOBJを最終目標アイドル回転数とする。尚、図5の処理に伴い、シフトコントローラ110はエンジンコントローラ112に通信し、エンジンコントローラ112を介してエンジン回転数を変更させる。
図7は図5に示す処理を説明するタイム・チャートである。図示の如く、走行から停止までのエンジンEの回転が降下する過程において、図5に示す処理により、プリシフトが完了していない場合はB、完了している場合はAのような軌跡を描く。
また何等かの原因でアイドル運転中にプリシフトが必要となった場合、図示のような軌跡を描くことになる。いずれにしてもエンジンコントローラ112においてはエンジン回転数が徐々に変更するようにDBW機構を動作させる。
尚、図示を省略したが、シフトコントローラ110は、D・R・L(走行)レンジにあるとき、駆動力伝達経路DP1,DP2、より具体的にはDP1のクラッチCL1とシンクロ装置(ギヤ選択機構)S1に油圧(流体圧)を供給する一方、N・P(非走行)レンジにあるとき、駆動力伝達経路DP1のギヤ選択機構S1に油圧(流体圧)を供給するように流体圧供給機構74の動作を制御し、非走行レンジから走行レンジに切り換えられたときの発進性能を上げるように構成される。
この実施例にあっては、車両に搭載されたエンジンEの駆動軸10に接続される少なくとも2個の入力軸(第1、第2副入力軸20,22)と、少なくとも2個の出力軸(第1、第2出力軸24,26)と、前記駆動軸と少なくとも2個の入力軸の間にそれぞれ配置されて前記駆動軸と入力軸を断接するクラッチCL1,CL2と前記少なくとも2個の入力軸と出力軸の間に配置される複数個の変速段ギヤ(30,32,・・・)のいずれかを前記少なくとも2個の出力軸のいずれかに結合可能なギヤ選択機構(シンクロ装置Sn)とで構成される少なくとも2個の駆動力伝達経路DP1,DP2と、前記クラッチとギヤ選択機構に流体圧(油圧)を供給可能な流体圧(油圧)供給機構74と、走行(D,R,L)レンジにあるとき、前記駆動力伝達経路のクラッチとギヤ選択機構に流体圧を供給する一方、非走行(N,P)レンジにあるとき、前記駆動力伝達経路のギヤ選択機構に流体圧を供給するように前記流体圧供給機構の動作を制御する制御手段(シフトコントローラ110)とを備えた自動変速機Tの制御装置において、前記制御手段は、前記非走行レンジにおいてギヤ選択機構(シンクロ装置S1)に流体圧を供給するように前記流体圧供給機構の動作を制御するとき、前記エンジンの回転数(最終目標アイドル回転数)を所定回転数(プリシフト時目標アイドル回転数NOBJ)に上昇させる(S10からS18)如く構成したので、車両周囲の環境によるシンクロ装置(ギヤ選択機構)S1への油圧供給に対する影響を可能な限り回避することができ、発進性能の低下を防止することができる。
即ち、車両周囲の温度が低いとき、作動油(作動流体)ATFの粘性が高くなることから、油圧(流体圧)の供給が然らざる場合に比して時間がかかり、結果としてシンクロ装置Snへの油圧供給を完了するのが遅れる事態も生じ得る。
しかしながら、エンジンEの回転数をプリシフト時目標アイドル回転数NOBJに上昇させることで油圧(流体圧)ポンプの吐出圧を増加させることができ、油圧供給が完了するまでの遅れを回避することが可能となる。従って、油圧圧ポンプとして吐出圧の大きいタイプを選択するなどの対策が不要となるので、走行中の変速機効率も上げることができる。
図8はこの発明に係る自動変速機の制御装置の第2実施例を示すフロー・チャートである。
以下説明すると、S100において車速V、スロットル開度THからシフトマップを検索すると共に、AP開度、マニュアルシフトSW(スイッチ)の出力などから目標変速段を決定する。さらに、シンクロ装置Snなどの動作から現在変速段を検出する。
次いでS102に進みN・Pレンジ、即ち、非走行レンジにあるか否か判断し、否定されるときは以降の処理をスキップすると共に、肯定されるときはS104に進み、駆動力伝達経路DP1のシンクロ装置S1が所定の位置にあるか否か判断する。
これは、ストロークセンサSE1の出力に基づき、シンクロ装置S1においてピストンPS1とPS3を対向配置させたピストンが図1で右動して1速ドリブンギヤ42を第1出力軸24に結合する位置にあるか、換言すればクラッチCL1に油圧を供給すれば、1速変速段が確立される位置にあるか、即ち、油圧供給が完了したか否か判断することで行う。
S104で肯定されるときは以降の処理をスキップすると共に、否定されるときはS106に進み、エンジンEの停止の遅延を要求、換言すればシンクロ装置S1の動作が完了するまでエンジンEの停止を禁止する。次いでS108に進み、プリシフトを続行する。
即ち、運転者が走行レンジから非走行レンジに切り換えると同時にエンジンを停止させるような操作を行うこともあり得るが、運転者がイグニション・スイッチをオフさせるなどしてそのような停止操作を行う場合であっても、エンジンコントローラ112に通信してエンジンEを停止させず(停止を禁止し)、プリシフトを続行する。
尚、図示を省略したが、シフトコントローラ110は、D・R・L(走行)レンジにあるとき、駆動力伝達経路DP1,DP2、より具体的にはDP1のクラッチCL1とシンクロ装置(ギヤ選択機構)S1に油圧(流体圧)を供給するように構成される。
第2実施例にあっては、車両に搭載されたエンジンEの駆動軸10に接続される少なくとも2個の入力軸(第1、第2副入力軸20,22)と、少なくとも2個の出力軸(第1、第2出力軸24,26)と、前記駆動軸と少なくとも2個の入力軸の間にそれぞれ配置されて前記駆動軸と入力軸を断接するクラッチCL1,CL2と前記少なくとも2個の入力軸と出力軸の間に配置される複数個の変速段ギヤ(30,32,・・・)のいずれかを前記少なくとも2個の出力軸のいずれかに結合可能なギヤ選択機構(シンクロ装置Sn)とで構成される少なくとも2個の駆動力伝達経路DP1,DP2と、前記クラッチとギヤ選択機構に流体圧(油圧)を供給可能な流体圧(油圧)供給機構74と、走行(D,R,L)レンジにあるとき、前記駆動力伝達経路のクラッチとギヤ選択機構に流体圧を供給する一方、非走行(N,P)レンジにあるとき、前記駆動力伝達経路のギヤ選択機構に流体圧を供給するように前記流体圧供給機構の動作を制御する制御手段(シフトコントローラ110)とを備えた自動変速機Tの制御装置において、前記制御手段は、前記非走行レンジにおいてギヤ選択機構(シンクロ装置S1)に流体圧(油圧)を供給するように前記流体圧供給機構の動作を制御するとき、前記ギヤ選択機構の動作が完了するまで前記エンジンEの停止を禁止する(S100からS108)如く構成したので、同様に、車両周囲の環境によるギヤ選択機構への流体圧供給に対する影響を可能な限り回避することができ、発進性能の低下を防止することができる。
即ち、走行レンジから非走行レンジに切り換えると同時にエンジンEを停止させると、シンクロ装置(ギヤ選択機構)S1に油圧が供給されないまま、車両が放置されることになる。上にも述べた如く、車両周囲の温度が低いときは作動油(作動流体)の粘性が高くなることから、油圧の供給が然らざる場合に比して時間がかかり、結果としてシンクロ装置S1への油圧供給を完了するのが遅れる事態も生じ得る。
しかしながら、非走行レンジにおいてシンクロ装置S1に油圧を供給するように油圧供給機構74の動作を制御するとき、シンクロ装置S1の動作が完了するまでエンジンEの停止を禁止する如く構成することで、そのような事態が生じるのを回避することができる。従って、同様に油圧ポンプ82として吐出圧の大きいタイプを選択するなどの対策が不要となるので、走行中の変速機効率も上げることができる。
尚、上記において、ツインクラッチ型の自動変速機を説明したが、ツインクラッチ型の自動変速機は例示した構成に止まらず、種々の変形が可能である。その意味で「少なくとも2個の入力軸」などと記載した。即ち、この発明は3個以上の部材を備える場合にも妥当する。
また、流体継手としてトルクコンバータを示したが、それに限られるものではない。作動流体をとして作動油を開示したが、他の流体であっても良い。
T 自動変速機、E エンジン(内燃機関)、CLn クラッチ、Sn シンクロ装置(ギヤ選択機構)、An 油圧アクチュエータ、VAn シフトバルブ、SHn シフトソレノイドバルブ、SEn ストロークセンサ、LC ロックアップクラッチ、LCa 背圧室、LCb 内圧室、10 駆動軸、12 トルクコンバータ(流体継手)、16 主入力軸、20,22 副入力軸(入力軸)、24,26 出力軸、30,32,34,36,40,42,44.46,50,52,54,56,60 変速段のギヤ、74 油圧供給機構、LS1,LS2,84,96 リニアソレノイドバルブ、86 レギュレータバルブ、92 マニュアルバルブ、94 LCシフトバルブ、100 LC制御バルブ、102,104 油路、110 シフトコントローラ、112 エンジンコントローラ

Claims (2)

  1. 車両に搭載されたエンジンの駆動軸に接続される少なくとも2個の入力軸と、少なくとも2個の出力軸と、前記駆動軸と少なくとも2個の入力軸の間にそれぞれ配置されて前記駆動軸と入力軸を断接するクラッチと前記少なくとも2個の入力軸と出力軸の間に配置される複数個の変速段ギヤのいずれかを前記少なくとも2個の出力軸のいずれかに結合可能なギヤ選択機構とで構成される少なくとも2個の駆動力伝達経路と、前記クラッチとギヤ選択機構に流体圧を供給可能な流体圧供給機構と、走行レンジにあるとき、前記駆動力伝達経路のクラッチとギヤ選択機構に流体圧を供給する一方、非走行レンジにあるとき、前記駆動力伝達経路のギヤ選択機構に流体圧を供給するように前記流体圧供給機構の動作を制御する制御手段とを備えた自動変速機の制御装置において、前記制御手段は、前記非走行レンジにおいてギヤ選択機構に流体圧を供給するように前記流体圧供給機構の動作を制御するとき、前記エンジンの回転数を所定回転数に上昇させることを特徴とする自動変速機の制御装置。
  2. 車両に搭載されたエンジンの駆動軸に接続される少なくとも2個の入力軸と、少なくとも2個の出力軸と、前記駆動軸と少なくとも2個の入力軸の間にそれぞれ配置されて前記駆動軸と入力軸を断接するクラッチと前記少なくとも2個の入力軸と出力軸の間に配置される複数個の変速段ギヤのいずれかを前記少なくとも2個の出力軸のいずれかに結合可能なギヤ選択機構とで構成される少なくとも2個の駆動力伝達経路と、前記クラッチとギヤ選択機構に流体圧を供給可能な流体圧供給機構と、走行レンジにあるとき、前記駆動力伝達経路のクラッチとギヤ選択機構に流体圧を供給する一方、非走行レンジにあるとき、前記駆動力伝達経路のギヤ選択機構に流体圧を供給するように前記流体圧供給機構の動作を制御する制御手段とを備えた自動変速機の制御装置において、前記制御手段は、前記非走行レンジにおいてギヤ選択機構に流体圧を供給するように前記流体圧供給機構の動作を制御するとき、前記ギヤ選択機構の動作が完了するまで前記エンジンの停止を禁止することを特徴とする自動変速機の制御装置。
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