JPH1199854A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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Publication number
JPH1199854A
JPH1199854A JP9264157A JP26415797A JPH1199854A JP H1199854 A JPH1199854 A JP H1199854A JP 9264157 A JP9264157 A JP 9264157A JP 26415797 A JP26415797 A JP 26415797A JP H1199854 A JPH1199854 A JP H1199854A
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JP
Japan
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clutch
hydraulic
sleeve
pressure
actuator
Prior art date
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Pending
Application number
JP9264157A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroatsu Endou
弘淳 遠藤
Hidehiro Oba
秀洋 大庭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クラッチと同期装置作動用のアクチュエータ
の双方に最適な油圧を供給可能な簡単な構成の同期装置
付き自動変速機の制御装置の提供。 【解決手段】 同期装置のスリーブを移動する指令が発
せられると、ライン圧を昇圧してスリーブの移動をおこ
なう。スリーブの移動が完了したらライン圧の昇圧を解
除し、そして、スリーブの移動の完了から予め定めた所
定の時間T1が経過してからクラッチ係合せしめる制御
をおこなう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動変速機の制御装
置、特に、クラッチと同期装置を油圧で作動させる自動
変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】入力軸が油圧クラッチを介して機関の出
力軸に連結され、入力軸と出力軸にそれぞれ互いに噛合
する異なるギヤ比のドライブギヤとドリブンギヤが結合
されていて、各噛合するドライブギヤとドリブンギヤの
少なくとも一方が油圧アクチュエータにより作動せしめ
られる同期装置によって、入力軸または出力軸に選択的
に、係合される同期装置付き自動変速機が公知である。
例えば、特開平6−221347号公報に開示されたツ
インクラッチ式変速機がある。
【0003】上記公報の様な変速機においては、通常、
油圧アクチュエータ内の油圧が作用するピストンの面積
は大きくとることができない。したがって、同期装置を
動かす力を得るには高い油圧が要求される。一方、クラ
ッチの油圧作用面の面積は、通常、油圧アクチュエータ
のピストンの油圧作用面の面積よりも、格段に大きくさ
れている。したがって、それほど高い油圧でなくても大
きな力を得ることができる。
【0004】したがって、クラッチに要求される油圧で
同期装置用のアクチュエータを作用させると同期装置の
作動遅れが発生する可能性があり、逆に、同期装置用の
アクチュエータに要求される油圧でクラッチを作用させ
ると係合が急激におこなわれ係合ショックが発生する可
能性がある。これを解消するために、アキュムレータや
アプライオリフィス等の部品を付加すると装置が複雑化
しコスト、重量増等の問題を発生してしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題に鑑
み、クラッチと同期装置作動用のアクチュエータの双方
に最適な油圧を供給することのできる簡単な構成の同期
装置付き自動変速機の制御装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、入力軸が油圧クラッチを介して機関の出力軸に連結
され、入力軸と出力軸にそれぞれ互いに噛合する異なる
ギヤ比のドライブギヤとドリブンギヤが結合されてい
て、各噛合するドライブギヤとドリブンギヤの少なくと
も一方が油圧アクチュエータにより作動せしめられる同
期装置によって、入力軸または出力軸に選択的に係合さ
れる同期装置付き自動変速機の制御装置であって、油圧
クラッチと油圧アクチュエータに供給されるライン油圧
を調整するライン油圧調整弁を具備し、ライン油圧調整
弁が、油圧アクチュエータを作動せしめるときのライン
油圧が、油圧クラッチを係合作動せしめるときのライン
油圧よりも高くなるようにライン油圧を調整することを
特徴とする制御装置が提供される。この様に構成された
制御装置では、油圧クラッチを係合作動せしめるときの
油圧が油圧アクチュエータを作動せしめる時の油圧より
も高くなるようにライン油圧が調整される。
【0007】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、油圧アクチュエータの作動後に引き続いて油
圧クラッチを作動せしめるときには、油圧アクチュエー
タを作動せしめるために昇圧した油圧を、油圧クラッチ
を係合作動せしめる油圧に降圧する指令を発してから予
め定めた所定の時間が経過した後に、油圧クラッチの係
合を開始するようにした制御装置が提供される。この様
に構成された、制御装置では、高い油圧で油圧アクチュ
エータを作動した後に油圧クラッチをそれよりも低い油
圧で作動せしめるときには、油圧を降圧する指令を発し
てから予め定めた所定の時間が経過した後に油圧クラッ
チの係合が開始される。
【0008】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
において、油圧アクチュエータを作動せしめるために昇
圧した油圧を、油圧クラッチを係合作動せしめる油圧に
降圧する指令を発してから、油圧クラッチの係合を開始
するまでの時間を作動油の温度によって変更するように
した制御装置が提供される。この様に構成された、制御
装置では、油圧アクチュエータを作動せしめるために昇
圧した油圧を、油圧クラッチを係合作動せしめる油圧に
降圧する指令を発してから、油圧クラッチの係合を開始
するまでの時間が、作動油の温度によって変更される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を用いて本発明の
実施の形態を説明する。図1は本発明が適用されたツイ
ンクラッチ式変速機の全体の構成を示す図である。エン
ジン(図示されない)の出力軸10がトルクコンバータ
2のフロントカバー21に連結され、フロントカバー2
1は流体流を介して連結されるポンプインペラ22とタ
ービン23を介して、あるいは、ロックアップクラッチ
24を介してトルクコンバータ出力軸20に連結され、
トルクコンバータ2の出力軸20はツインクラッチ式自
動変速機1の入力軸30に一体回転可能に連結されてい
る。
【0010】入力軸30には、クラッチCを構成する第
1クラッチC1の第1クラッチ入力ディスクC1i 、第
2クラッチC2の第2クラッチ入力ディスクC2i が連
結されている。そして、第1クラッチC1の第1クラッ
チ出力ディスクC1o 、第2クラッチC2の第2クラッ
チ出力ディスクC2o に、それぞれ、第1クラッチ出力
軸40、第2クラッチ出力軸50が、入力軸30の外側
に同軸的に連結されている。そして、副軸60と出力軸
70がこれらの軸に平行に配設されている。また差動装
置FGの駆動出力軸80も入力軸30に平行に配置され
ている。
【0011】第1クラッチ出力軸40には、トルコン2
の側(図中右側)から、第1速ドライブギヤI1 、第3
速ドライブギヤI3 が固定的に結合されている。第2ク
ラッチ出力軸50には、トルコン2の側(図中右側)か
ら、第4速ドライブギヤI4 、副軸ドライブギヤIs
第2速ドライブギヤI2 が固定的に結合されている。副
軸60には、クラッチCの側(図中左側)からトルコン
2の側(図中右側)に向かって、副軸ドリブンギヤ
S 、後進同期装置DR、後進ドライブギヤIRが配設
されている。
【0012】出力軸70には、トルコン2の側(図中右
側)からクラッチCの側(図中左側)に向かって、ファ
イナルドライブギヤIF 、第1速ドリブンギヤO1 、第
1同期装置D1、第3速ドリブンギヤO3 、第4速ドリ
ブンギヤO4 、第2同期装置D2、第2速ドリブンギヤ
2 が配設されている。ファイナルドライブギヤIF
出力軸70に固定されていて差動装置FGの入力ギヤと
して作用し、差動装置FGの駆動出力軸80の周りを回
転するファイナルドリブンギヤOF に常時噛合してい
る。
【0013】第1速ドリブンギヤO1 は第1速ドリブン
ギヤO1 と、第3速ドリブンギヤO 3 は第3速ドライブ
ギヤI3 と常時噛合し、第1同期装置D1により出力軸
70に選択的に結合される。第2速ドリブンギヤO2
第2速ドライブギヤI2 と、第4速ドリブンギヤO 4
第4速ドライブギヤI4 と常時噛合し、第2同期装置D
2により出力軸70に選択的に結合される。副軸ドリブ
ンギヤOS は副軸60に固定されていて副軸ドライブギ
ヤIS と常時噛合している。そして後進ドライブギヤI
R は第1速ドリブンギヤO1 に常時噛合し、第3同期装
置D3により副軸60と選択的に結合される。
【0014】第1同期装置D1は出力軸70に固定的に
連結された第1ハブH1と、その外周端部上に軸方向摺
動自在に取り付けられた第1スリーブS1と、シンクロ
ナイザリングRから成り、第1スリーブS1を選択的に
移動して、第1速ドリブンギヤO1 に固定結合されてい
る第1速クラッチギヤG1 、または、第3速ドリブンギ
ヤO3 に固定結合されている第3速クラッチギヤG
3 に、シンクロナイザリングRを介して出力軸70に係
合させることによって第1速ドリブンギヤO1 または第
3速ドリブンギヤO3 を出力軸70に連結せしめる。
【0015】同様に、第2同期装置D2は出力軸70に
固定的に連結された第2ハブH2と、その外周端部上に
軸方向摺動自在に取り付けられた第2スリーブS2と、
シンクロナイザリングRとから成り、第2スリーブS2
を、選択的に移動して、第2速ドリブンギヤO2 に固定
結合されている第2速クラッチギヤG2 、または、第4
速ドリブンギヤO4 に固定結合されている第4速クラッ
チギヤG4 に係合させることによって第2速ドリブンギ
ヤO2 または第4速ドリブンギヤO4 を出力軸70に連
結せしめる。
【0016】また、第3同期装置D3は副軸60に固定
的に連結された第3ハブH3と、その外周端部上に軸方
向摺動自在に取り付けられた第3スリーブS3と、シン
クロナイザリングRとから成り、第3スリーブS3を選
択的に移動して、後進ドライブギヤIR に固定結合され
ている後進クラッチギヤGR に係合させることによって
後進ドライブギヤIR を副軸60に連結せしめる。
【0017】第1同期装置D1の第1スリーブS1、第
2同期装置D2の第2スリーブS2、第3同期装置D3
の第3スリーブS3は、それぞれ、第1シフトフォーク
Y1、第2シフトフォークY2、第3シフトフォークY
3を介して、第1アクチュエータACT1、第2アクチ
ュエータACT2、第3アクチュエータACT3により
移動せしめられる。
【0018】第1アクチュエータACT1、第2アクチ
ュエータACT2、第3アクチュエータACT3は第
1、第2、第3作動油給排切り換え弁120、220、
320によって、各アクチュエータの油路とオイルポン
プ410およびドレイン420との連通を後述する様に
切り換えることによって作動する。なお、430も切り
換え弁であるが、この切り換え弁430はシフトセレク
タのRポジションが選択されたときのみオイルポンプ4
10と第3作動油給排切り換え弁320を連通し、それ
以外のポジションが選択されたときはオイルポンプ41
0と第2作動油給排切り換え弁220を連通する。44
0は本発明の特徴であるライン圧の切り換えをおこなう
ライン圧調整弁であるが、その作動については後述す
る。そして、第1、第2、第3作動油給排切り換え弁1
20、220、320、後進段用の切り換え弁430、
およびライン圧調整弁440は、電子制御ユニット(以
下ECUという)500が各種センサから入力された信
号をもとに演算して出力する制御信号によって制御作動
せしめられる。
【0019】ECU500は、デジタルコンピュータか
らなり、相互に接続された入力インターフェイス回路5
10、CPU(マイクロプロセッサ)520、RAM
(ランダムアクセスメモリ)530、ROM(リードオ
ンリメモリ)540、出力インターフェイス回路550
を具備している。
【0020】CPU520には、シフトセレクタ600
からのシフトポジションの信号、車速を検出する車速セ
ンサ710、スロットル開度を検出するスロットル開度
センサ720、エンジン回転数を検出するエンジン回転
数センサ730、トルクコンバータのタービンの回転数
を検出するタービン回転数センサ740、および、第1
同期装置D1、第2同期装置D2、第3同期装置D3の
位置を検出する第1アクチュエータACT1、第2アク
チュエータACT2、第3アクチュエータACT3に付
設された第1同期装置ポジションセンサ751、第2同
期装置ポジションセンサ752、第3同期装置ポジショ
ンセンサ753、等の各センサの出力信号が、入力イン
ターフェイス回路510を介して入力される。
【0021】シフトセレクタ600は、運転者によっ
て、P、R、N、D、2、Lの6つのポジションが選択
される。Pポジションはエンジン出力は変速機の出力軸
に伝達せずまた出力軸をロックして車両の走行は禁止す
るポジションである。Rポジションは後進走行のための
ポジションである。Nポジションは出力軸のロックはし
ないがエンジン出力を変速機の出力軸に伝達しないポジ
ションである。Dポジションは第1速度段、第2速度
段、第3速度段、および、ODスイッチ510がONに
された場合は第4速度段の間で自動的に変速するポジシ
ョンである。2ポジションは第1速度段と第2速度段の
間で自動的に変速するポジションである。Lポジション
は第1速度段でのみ走行するポジションである。上記の
様に構成されたツインクラッチ式変速機では、同期装置
を作動させて所望の速度段の歯車組合せが完成せしめ、
その歯車組合せに連なるクラッチを係合して、入力軸の
回転を、所望の速度段のギヤ比で変速して出力軸に伝え
る。
【0022】図2に示すのがシフトセレクタの各ポジシ
ョン、および各速度段における各クラッチおよび同期装
置の作動の組合せである。シフトセレクタのPポジショ
ン、Nポジションでは、第1クラッチC1と第2クラッ
チC2はともに解放される。第1スリーブS1を第1速
ドリブンギヤO1側に位置せしめ、第2スリーブS2を
M(非係合、中立)位置に位置せしめる。ここで、第1
スリーブS1を第1速ドリブンギヤO1 側に位置せしめ
るのはPポジション、Nポジションの次は第1速度段が
選択される可能性が高いのでそれに備えるためである。
なお、第3スリーブS3はM(非係合、中立)位置にし
ておく。
【0023】第1速度段では、第1クラッチC1を係合
するとともに、第1スリーブS1を第1速ドリブンギヤ
1 側に位置せしめ、第2スリーブS2を第2速ドリブ
ンギヤO2 側に位置せしめる。ここで、第2スリーブS
2を第2速ドリブンギヤO2側に位置せしめるのは、第
1速度段の次は第2速度段にシフトアップされる可能性
が高いのでそれに備えるためである。なお、第3スリー
ブS3はM(非係合、中立)位置にしておく。
【0024】第2速度段では、第2クラッチC2を係合
するとともに、第2スリーブS2を第2速ドリブンギヤ
2 側に位置せしめ、第1スリーブS1を第1速ドリブ
ンギヤO1 側に位置せしめる。ここで、第1スリーブS
1を第1速ドリブンギヤO1側に位置せしめるのは第1
速度段へのダウンシフトに迅速に対応できるようにする
ためである。なお、第3スリーブS3はM位置にしてお
く。
【0025】第3速度段では、第1クラッチC1を係合
するとともに、第1スリーブS1を第3速ドリブンギヤ
3 側に位置せしめ、第2スリーブS2を第2速ドリブ
ンギヤO2 側に位置せしめる。ここで、第2スリーブS
2を第2速ドリブンギヤO2側に位置せしめるのは第2
速度段へのダウンシフトに迅速に対応できるようにする
ためである。なお、第3スリーブS3はM位置にしてお
く。
【0026】第4速度段では、第2クラッチC2を係合
するとともに、第2スリーブS2を第4速ドリブンギヤ
4 側に位置せしめ、第1スリーブS1を第3速ドリブ
ンギヤO3 側に位置せしめる。ここで、第1スリーブS
1を第3速ドリブンギヤO3側に位置せしめるのは第3
速度段へのダウンシフトに迅速に対応できるようにする
ためである。なお、第3スリーブS3はM位置にしてお
く。
【0027】後進段では、第2クラッチC2を係合する
とともに、第1スリーブS1を第1速ドリブンギヤO1
側に位置せしめ、第2スリーブS2をM位置に位置せし
め、第3スリーブS3を後進ドライブギヤIR 側に位置
せしめる。
【0028】次に、各アクチュエータの構造と作動につ
いて説明する。図3は、第1スリーブS1を第1速ドリ
ブンギヤO1 または第3速ドリブンギヤO3 に移動せし
める第1アクチュエータACT1の内部の構造を示す断
面図である。図3を参照すると、第1アクチュエータA
CT1のケーシング100の内部に段差100aを設け
て径の小さな第1シリンダ101と径の大きな第2シリ
ンダ102が形成されている。第1シリンダ101内を
摺動できるように第1ピストン103が配設され、第2
シリンダ102内を摺動できるように第2ピストン10
4が配設されている。第1ピストン103には作動棒1
50がボルト151によって結合され、作動棒150に
は、第1スリーブに係合しているシフトフォークY1が
ボルト152によって結合されている。
【0029】第1ピストン103は第1スプリング10
5で常時図中右方に付勢され、第2ピストン104は第
2スプリング106で常時図中左方に付勢されている。
第1シリンダ101の右端を画定しているケーシング1
00の側壁107は第1スプリング105の図中右側の
端部を受けると共に、第1ピストン103が作動油の油
圧により図中左方に移動せしめられた時に受け止めて第
1ピストン103の最右端位置を規定する。一方、スト
ッパ108はスナップリング110で外側の位置が規制
され、第2スプリング106の図中左側の端部を受ける
と共に、第2ピストン104が作動油の油圧により図中
左方に移動せしめられた時に受け止めて第2ピストン1
04の最左端位置を規定する。
【0030】第1ピストン103とケーシング100の
側壁107の間に第1ピストン油室111が形成され、
第2ピストン104とストッパ108の間には第2ピス
トン油室112が形成される。ケーシング100には第
1ピストン油室111に通じる第1油孔113と、第2
ピストン油室112に通じる第2油孔114が形成され
ている。第1油孔113と第2油孔114は、第1作動
油給排切り換え弁120を介して、選択的に、一方はオ
イルポンプ410に、他方にドレイン420に連結され
る。また、段差100aの近傍の第1シリンダ101と
第2シリンダ102に潤滑油を供給するための潤滑油孔
115が形成されていてオイルポンプ410から潤滑油
が供給される。
【0031】第1作動油給排切り換え弁120の一方の
側にはソレノイド弁121が配設され、他方の側にはス
プリング122が配設されていて、ソレノイド弁121
をON(通電)したり、OFF(非通電)したりして2
種類の流路が隣接配置された流路形成部123の位置を
移動することによって第1油孔113と第2油孔114
への作動油の給排を切り換える。
【0032】ソレノイド弁121はONにされるとオイ
ルポンプ410が圧送している作動油の一部をソレノイ
ド弁121内のピストン室(図示しない)に分配し、そ
の結果、流路形成部123は図中右方向に押圧され、オ
イルポンプ410が第2油孔114と連通し、ドレイン
420が第1油孔113と連通するポジション(Aポジ
ションという)に位置せしめられる。
【0033】逆に、ソレノイド弁121がOFFにされ
るとソレノイド弁121内のピストン室(図示しない)
にはオイルポンプ410が圧送している作動油は分配さ
れず、その結果、流路形成部123はスプリング122
により図中左方向に押圧され、オイルポンプ410が第
1油孔113と連通し、ドレイン420が第2油孔11
4と連通するポジション(Bポジションという)に位置
せしめられる。
【0034】ソレノイド弁121をONにして流路形成
部123をAポジションに位置せしめ、第1ピストン油
室111の作動油を排出し、第2ピストン油室112に
作動油を導入すると、第1ピストン103と第2ピスト
ン104はケーシング100の側壁に向かって移動せし
められ、図3に示されるように第2ピストン104は段
差100aに当接して停止するが、第1ピストン103
はさらに進んで側壁107に当接して停止するまで前進
する。
【0035】これにともない、第1スリーブS1は第1
ハブH1上を図中右方に移動せしめられてシンクロナイ
ザリングRを介して第1速クラッチギヤG1 に係合し、
出力軸70と第1速ドリブンギヤO1 が連結され、第1
速度段用のギヤ組合せが完成される。したがって、第1
速度段、第2速度段、後進段および、Pポジション、N
ポジションにおいては第1作動油給排切り換え弁120
のソレノイド121はONにされる。
【0036】ソレノイド弁をOFFにして流路形成部1
23をBポジションに位置せしめ、第2ピストン油室1
12の作動油を排出し、第1ピストン油室111に作動
油を導入すると、図示はしないが、第1ピストン103
は途中から第2ピストン104を押しながらストッパ1
08に向かって移動せしめられ、第2ピストン104が
ストッパ108に当接したところで停止する。これにと
もない、第1スリーブS1は第1ハブH1上を図中左方
に移動せしめられてシンクロナイザリングRを介して第
3速クラッチギヤG3 に係合し、出力軸70と第3速ド
リブンギヤO3が連結され、第3速度段用のギヤ組合せ
が完成される。したがって、第3速度段、第4速度段に
おいては第1作動油給排切り換え弁120のソレノイド
121はONにされる。
【0037】また、Pポジション、Nポジションでエン
ジンが停止されると、第1作動油給排切り換え弁120
の流路形成部123をAポジションにしているソレノイ
ド121への通電もカットされ、オイルポンプ410も
作動停止する。その結果、第1作動油給排切り換え弁1
20の流路形成部123はスプリング122によりBポ
ジションに位置せしめられる。
【0038】したがって、第2ピストン油室112に導
入されていた作動油は排出される、すると、第2ピスト
ン104と第1ピストン103に作用していた作動油に
よる圧力はなくなる。しかし、第2ピストン104には
第2スプリング106の力が作用しているのでその力の
みで第2ピストン104は段差100aに押しつけられ
る。一方、第1ピストン103は第1スプリング105
によって図中左方に移動する。その結果、第1ピストン
103は段差100aに押しつけられている第2ピスト
ン104に図中右側から当接する。
【0039】ここで、第2スプリング106の付勢力は
第1スプリング105の付勢力よりも大きく設定されて
いるので第1ピストン103は第2ピストン104に当
接したところで停止してそれ以上図中左側には移動せ
ず、中間位置で停止する。その結果、第1スリーブS1
は第1ハブH1上を図中左方に移動せしめられて中立位
置に達し第1速クラッチギヤG1 との係合を解除する。
この様にしてエンジン停止中は第1スリーブS1は中立
位置にあり、第1速ドリブンギヤO1 と第3速ドリブン
ギヤO3 のいずれも出力軸70には係合されない。
【0040】第2速度段用および第4速度段用のギヤ組
合せを完成させるための第2アクチュエータACT2は
第1アクチュエータACT1と同様の構成を有するが、
第1アクチュエータACT1とは左右逆に配置されてい
る。そして、第1速度段、第2速度段、第3速度段およ
び、Pポジション、Nポジションにおいては第2作動油
給排切り換え弁220のソレノイド221はONにされ
る。この状態を図4に示してある。
【0041】また、第4速度段においては第2作動油給
排切り換え弁220のソレノイド221はONにされる
が、図は省略する。また、Pポジション、Nポジション
でエンジンが停止されると、第2アクチュエータACT
2は第1アクチュエータACT1と同様に中立状態とな
り、第2速ドリブンギヤO2 と第4速ドリブンギヤO4
のいずれも出力軸70には係合されない。
【0042】なお、オイルポンプ410と第2作動油給
排切り換え弁220の間に切り換え弁430が配設され
ていて、この切り換え弁430は、詳細は省略するが、
ソレノイド弁であって、後進段が選択された時のみ内部
のソレノイド(図示しない)に通電されて、オイルポン
プ410と第3アクチュエータACT3用の第3作動油
給排切り換え弁320を連通し、第2アクチュエータA
CT2の第2作動油給排切り換え弁220には作動油を
供給しない。したがって、後進段が選択された時には、
第2アクチュエータACT2の第1油室211、第2油
室212のいずれにも作動油は供給されず第2アクチュ
エータACT2は中立状態となり、第2スリーブS2は
M位置に位置せしめられる。切り換え弁430の内部ソ
レノイドには後進段以外では通電されないで、オイルポ
ンプ410と第2アクチュエータACT2用の第2作動
油給排切り換え弁220を連通する。
【0043】後進段のギヤ組合せを完成させるための第
3アクチュエータACTは図5に示されるような構造と
されていて、第1アクチュエータACT1や第2アクチ
ュエータACT2に比べて第2ピストン104、204
の代わりに単なるカラー304がケーシング300の段
差300aとストッパ308の間に配置されていて、第
1ピストン303のみが移動するようにされている。カ
ラー304には油孔314に連通する油孔304aが形
成されている。
【0044】そして、後進段が選択されると、図5に示
される様に、オイルポンプ410と第2作動油給排切り
換え弁220の間に配設されている切り換え弁430
が、第3作動油給排切り換え弁320に作動油を送るよ
うに切り換えられ、また、第3作動油給排切り換え弁3
20のソレノイド321がONにされ、第3アクチュエ
ータACT3の第2油室312に作動油が供給されるよ
うにされる。一方、後進段からそれ以外のポジションに
シフトセレクタが移動されると、図示はしないが、第3
作動油給排切り換え弁320のソレノイド321はOF
Fにされ、後進段のときに第3アクチュエータACT3
の第2油室312に供給された作動油は排出され、切り
換え弁430が第2作動油給排切り換え弁220に作動
油を供給するように切り換えられるので第3アクチュエ
ータACT3のピストン303はスプリング305によ
って図中左方に移動せしめられる。その結果、第3スリ
ーブS3はM位置に位置せしめられる。Pポジション、
Nポジションにシフトされたときにすでに、第3スリー
ブS3はM位置にあり、そこでエンジンが停止せしめら
れても変わらない。
【0045】次に、各同期装置の各スリーブの位置の検
出方法について説明する。この実施の形態において各ス
リーブの位置の検出に用いられているのは、クランク角
センサ等に用いられているのと同じく電磁ピックアップ
を用いるものである。図3、4、5において、それぞ
れ、751、752、753で示されているのがスリー
ブの位置を検出するポジションセンサである。各ポジシ
ョンセンサは、添字a,b,cが付されて示されている
電磁ピックアップを備えている。一方、各シフトフォー
クY1、Y2、Y3の各作動棒150、250、350
への取り付け部の各ポジションセンサに対向する側に
は、突起が設けられている。そして、突起の部分が、電
磁ピックアップのところを通過する時に、信号電圧が変
化するので、その変化を捉えることによって、スリーブ
の位置を確認することができる。
【0046】次に、各部が上記の様に構成されて基本的
な作動をする本発明の実施の形態が実行する本発明の特
徴的な制御について説明する。そこで、例として、シフ
トセレクタ600がNポジションからRポジションにシ
フトされた場合を説明する。図2を参照すると、この場
合は、(1)第3同期装置D3の第3スリーブS3をM
位置からR位置に移動する動作と、(2)第2クラッチ
C2を解放状態から係合状態にする動作と、が必要であ
る。
【0047】この2つの動作の内、(1)の第3スリー
ブS3を移動する動作は、第2クラッチC2が解放され
ている状態でおこなわれなければならないから(2)の
第2クラッチC2を解放状態から係合状態にする動作に
先んじて実行される。そこで、(1)の動作をおこう時
には(2)の動作をおこなう時のライン圧よりもライン
圧を高め、(2)の動作は高められたライン圧が下がっ
てからおこなう。
【0048】図6が、上記の動作の時間的な推移を説明
するタイムチャートである。先ず、ギヤ選択指令が出る
と、この場合はRレンジの選択であるのでシフトセレク
タ600からの信号が入ると、スリーブを移動せしめる
指令を発すると共にライン圧を高める指示を発する。ラ
イン圧は図6の(a)に実線で示される指示に対して、
若干遅れて立ち上がり破線で示されるように変化する。
これは、ライン油圧調整弁440の設定値を変えること
により実行される。なお、オイルポンプ410はアイド
ル回転でも後述するアクチュエータ作動に要求される高
い油圧よりも高い油圧を供給する能力を有していて、ラ
イン油圧調整弁440はオイルポンプ410が圧送する
作動油の一部をドレーン420に戻しながら油圧を所定
の値に調整する。
【0049】そして、作動油供給制御弁に制御信号が送
られ、この場合は第3作動油供給制御弁320のソレノ
イド弁321がONにされ、アクチュエータ、この場合
は第3アクチュエータACT3に、上記のように高めら
れる油圧が供給される。その結果、第3スリーブS3が
後進ドライブギヤIR に向かって移動せしめられ係合す
る。図6の(b)は第3スリーブS3の移動を示したも
のである。
【0050】前述したように各アクチュエータにはポジ
ションセンサが設けられており、第3アクチュエータA
CT3にもポジションセンサ753が設けられいて、こ
のポジションセンサ753からの信号によって第3スリ
ーブS3の移動の完了が検出される。すると、ECU5
00は、ライン油圧調整弁440にライン圧を昇圧前の
値に戻す指令を発するとともに、タイマをスタートさせ
て、第3スリーブS3の移動の完了からの経過時間Tを
カウントする。
【0051】上記のタイマがカウントする第3スリーブ
S3の移動の完了からの経過時間Tが予め定めた所定の
時間T1に達した後、第2クラッチC2を係合するため
の油圧の制御を開始する。この様に、ライン圧を戻す指
令を発してから、所定時間経過してからクラッチの係合
圧の制御を開始するのはライン圧が元の値に戻るのに時
間がかかるのでその分を見込んでいるためであって、こ
れによって、ライン圧が安定した状態でクラッチの係合
がおこなわれ、常に安定した係合が得られる。ここで、
上記のT1は油圧を発生する作動油の温度によって変更
される。図7に示すのが作動油の温度とT1の関係であ
って予めROM540に記憶されている。
【0052】図6の(c)に実線で示されるのは、各ク
ラッチ、この場合は第2クラッチC2のピストン室(図
示せず)に供給されるクラッチ係合圧の指示値である
が、この場合、クラッチ係合圧はデューテイ制御弁から
成る第2クラッチ油圧制御弁VC2によって制御されて
いるので、デューテイ比が示されている。線が変動して
いるのはフィードバック制御されるためである。このフ
ィードバック制御は、入力軸の回転数(=トルクコンバ
ータの出力軸の回転数)Ntが、出力軸の回転数Nou
t(この場合、後述の様にNoutは0(ゼロ)であ
る)に一致するように変化していく度合い、すなわち|
d/dt(Nt)|が予め定めた所定の範囲、例えばα
以下になるようにするものである。なお、出力軸の回転
数は車速センサ710の信号値から計算する。
【0053】クラッチの係合が完了したことが確認され
るとクラッチ圧制御終了判定信号が発せられ前記デュー
テイ比は100%に固定される。クラッチの係合の完了
の確認は、入力軸回転数Ntと出力軸の回転数Nout
の差が予め定めた所定の値、例えば、DNaよりも小さ
くなったかどうかによっておこなう。図6のタイムチャ
ートは、ブレーキペダルが踏まれた状態で、シフトセレ
クタがNからRにシフトされた場合を示しているので、
Noutは0(ゼロ)である。
【0054】図8に示すのが上述の制御をおこなうフロ
ーチャートである。ステップ1では走行レンジが選択さ
れているかどうかを判定する。肯定判定された場合はス
テップ2に進み、否定判定された場合はステップ12に
飛びクラッチを解放保持制御してリターンする。ステッ
プ2ではクラッチの係合が完了しているかどうかを判定
し、肯定判定された場合はステップ3に進み、否定判定
された場合はステップ13に飛びクラッチを係合保持制
御してリターンする。ステップ3では移動すべきスリー
ブの移動指令を発するとともに、ライン圧を昇圧する指
令を発する。ステップ4ではスリーブの移動が完了した
かどうかを判定し、肯定判定されればステップ5に進
み、否定判定された場合はステップ12に飛びクラッチ
を解放保持制御してリターンする。ステップ5に進んだ
場合はスリーブの移動が完了した場合であるのでライン
圧の昇圧を解除する指令を発し、ステップ6、7で、ラ
イン圧の昇圧を解除する指令を発してからの経過時間を
計測するタイマーが起動していない場合は起動させてス
テップ8に進む。ステップ8では、予めROM540に
記憶されている図7のマップから作動油の温度に対応し
たT1、すなわち、クラッチの係合制御を開始してよい
かを判定する判定値、を読み込む。そして、ステップ9
では、タイマーのカウント値、すなわち、ライン圧の昇
圧を解除する指令を発してからの経過時間Tが上記の判
定値T1を超えたかどうかを判定し、否定判定された場
合はステップ12に進んでクラッチの解放保持制御を続
け、肯定判定された場合にはステップ10に進みクラッ
チを解放状態から係合状態にする制御をおこないステッ
プ11でタイマーをOFFにしてリターンする。
【0055】なお、NレンジからRレンジへシフトされ
た場合を例にとって説明したが、この実施例の場合、プ
リセレクトがされ、各スリーブの位置は各速度段で図2
に示すようにされているので、通常の変速の場合にも適
用できる。例えば、第2速度段から第3速度段へシフト
アップする場合には、図2を参照すると、第1スリーブ
S1の移動(”1”のポジションから”3”のポジショ
ンへ)と、クラッチの切り換え(C1を解放から係合
へ、C2を係合から解放へ)をおこなう必要がある。し
たがって、第1スリーブS1の移動は、第1クラッチC
1が解放されている間におこない、その後、クラッチの
切り換えをおこなうので、第1スリーブS1の移動の間
はライン圧を高め、クラッチの切り換えをおこなう間は
ライン圧を元に戻すことができる。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、同期装置付き自動変速
機において、簡単な構成で、クラッチを係合するための
油圧と、同期装置を移動させるためのアクチュエータを
作動させるたの油圧を、それぞれに最適な値で供給する
ことができ、同期装置の作動遅れ、クラッチの係合圧不
適による係合ショックの発生を防止することができる。
特に請求項2のようにすれば、ライン圧を変化させたと
きの応答遅れの影響を回避でき安定した作動が常に得ら
れる。特に請求項3のようにすれば、油温が変化して
も、安定したクラッチの係合ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された変速機の全体の構成を概略
的に示す図である。
【図2】各シフトポジション、走行速度段における各要
素の係合、作動位置の組合せを示す図である。
【図3】第1アクチュエータACT1の断面図である。
【図4】第2アクチュエータACT2の断面図である。
【図5】第3アクチュエータACT3の断面図である。
【図6】本発明を説明するタイムチャートである。
【図7】図6のT1の油温による変化を示すマップであ
る。
【図8】本発明による制御のルーチンのフローチャート
である。
【符号の説明】
1…ツインクラッチ式変速機 2…トルクコンバータ 10…エンジン出力軸 30…(変速機)入力軸 40…第1クラッチ出力軸 50…第2クラッチ出力軸 60…副軸 70…(変速機)出力軸 120、220、320…第1,2,3作動油給排切り
換え弁 410…オイルポンプ 420…ドレイン 430…切り換え弁 440…ライン油圧調整弁 C1…第1クラッチ C2…第2クラッチ C1i ,C2i …第1,第2クラッチ入力ディスク C1o ,C2o …第1,第2クラッチ出力ディスク I1 ,I2 ,I3 ,I4 ,IR …第1,2,3,4速,
後進ドライブギヤ O1 ,O2 ,O3 ,O4 ,OR …第1,2,3,4速,
後進ドリブンギヤ Is …副軸ドライブギヤ Os …副軸ドリブンギヤ MR …後進アイドラギヤ G1 ,G2 ,G3 ,G4 ,GR …第1,2,3,4速,
後進クラッチギヤ S1,S2,S3…第1,2,3スリーブ H1,H2,H3…第1,2,3ハブ Y1,Y2,Y3…第1,2,3シフトフォーク ACT1,ACT2,ACT3…第1,2,3スリーブ
アクチュエータ VC1,VC2…第1、第2クラッチ油圧制御弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸が油圧クラッチを介して機関の出
    力軸に連結され、入力軸と出力軸にそれぞれ互いに噛合
    する異なるギヤ比のドライブギヤとドリブンギヤが結合
    されていて、各噛合するドライブギヤとドリブンギヤの
    少なくとも一方が油圧アクチュエータにより作動せしめ
    られる同期装置によって、入力軸または出力軸に選択的
    に係合される同期装置付き自動変速機の制御装置であっ
    て、 油圧クラッチと油圧アクチュエータに供給されるライン
    油圧を調整するライン油圧調整弁を具備し、 ライン油圧調整弁が、油圧アクチュエータを作動せしめ
    るときのライン油圧が、油圧クラッチを係合作動せしめ
    るときのライン油圧よりも高くなるようにライン油圧を
    調整することを特徴とする制御装置。
  2. 【請求項2】 油圧アクチュエータの作動後に引き続い
    て油圧クラッチを作動せしめるときには、 油圧アクチュエータを作動せしめるために昇圧した油圧
    を、油圧クラッチを係合作動せしめる油圧に降圧する指
    令を発してから予め定めた所定の時間が経過した後に、
    油圧クラッチの係合を開始することを特徴とする請求項
    1に記載の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の時間を作動油の温度によって
    変更することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
JP9264157A 1997-09-29 1997-09-29 自動変速機の制御装置 Pending JPH1199854A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007232074A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Honda Motor Co Ltd 車両用変速機
JP2011027177A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Honda Motor Co Ltd 車両用自動変速機
JP2011185350A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Honda Motor Co Ltd 自動変速機の制御装置

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