JP2011184309A - 縮環化合物の製造方法、及び新規化合物 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明において、上記Xは、硫黄原子(S)、酸素原子(O)、セレン原子(Se)、及びテルル原子(Te)からなる群より選択される何れかであることが好ましい。
本発明において、上記第一級アミンが、置換基を有していてもよいアニリンであることが好ましい。
本発明において、上記Mが、リン原子(P)、砒素原子(As)、アンチモン原子(Sb)、ビスマス原子(Bi)、硫黄原子(S)、セレン原子(Se)、テルル原子(Te)、ホウ素原子(B)、アルミニウム原子(Al)、ガリウム原子(Ga)、炭素原子(C)、パラジウム原子(Pd)、ニッケル原子(Ni)、白金原子(Pt)、インジウム原子(In)、亜鉛原子(Zn)、銅原子(Cu)、ケイ素原子(Si)、スズ原子(Sn)、及びゲルマニウム原子(Ge)からなる群より選択される何れかであることが好ましい。
一般式(4)中に示すX及びMは互いに独立して、それぞれに結合する原子又は原子団を一つ以上有していてもよい。)
(合成中間体の製造方法)
<反応の概要>
本発明に係る下記一般式(2)で示す化合物を製造する方法は、下記一般式(1)で示す化合物にハロゲン分子(Y2)を反応させる工程を含む。一般式(2)で示す化合物の用途の一つは、5員環を骨格に持つ縮環化合物の合成中間体であるので、以下、この化合物を「合成中間体」と称し、一般式(1)で示す化合物を「合成中間体の前駆体」と称する場合もある。
上記一般式(1)及び(2)中において、A1及びA2は互いに独立に芳香環を表す。すなわち、上記A1及びA2は同一の芳香環であってもよく、互いに異なる芳香環であってもよい。芳香環は、窒素原子、酸素原子、及び硫黄原子等のヘテロ原子を骨格に含む複素芳香環であってもよい。芳香環は単環であってもよく、縮環であってもよい。
上記一般式(1)及び(2)中において、Xは、周期表における14族元素、15族元素及び16族元素からなる群より選択される何れか一種に対応する原子を表す。Xは、硫黄原子(S)、酸素原子(O)、セレン原子(Se)、及びテルル原子(Te)からなる群より選択される何れかであることが好ましく、より好ましくは硫黄原子、酸素原子、及びセレン原子からなる群より選択される何れかであり、特に好ましくは硫黄原子又は酸素原子である。
上記一般式(1)中において、R1は、上記原子Xに直接結合する、水素原子、水酸基、アミノ基、置換基を有していてもよい炭素数20以下のアルコキシ基、及び置換基を有していてもよい炭素数20以下の炭化水素基からなる群より選択される何れか一種を表す。上記アルコキシ基は、炭素数5以下のものであることが好ましく、特に好ましくはメトキシ基又はエトキシ基である。また、上記炭化水素基は、炭素数5以下の鎖状炭化水素基であることが好ましく、特に好ましくはメチル基である。A1に結合した基である−XR1は、A1とA2とをつなぐ三重結合に付加したハロゲン原子(Y)との間で閉環反応を起こす基点となる。
上記一般式(1)及び(2)において、Y及びZは互いに独立してハロゲン原子を表す。上記ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等が挙げられ、中でも臭素原子又はヨウ素原子が好ましい。なお、一般式(2)中のYは、一般式(1)に示す化合物に反応させたハロゲン分子(Y2)に由来する。
一般式(1)で示す化合物にハロゲン分子(Y2)を反応させる工程は、例えば溶媒中で行われる。溶媒としては、上記一般式(1)及び(2)で表される化合物と実質的に反応しないものを適宜利用することができ、より好ましくはハロゲン分子(Y2)との反応性がより低いものである。特に限定されないが、溶媒は、例えば、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素、或いはジクロロメタン、トリクロロメタン等のハロゲン置換された炭化水素;シクロヘキサン等の脂環式炭化水素;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素;テトラヒドロフラン等の各種のエーテル類;等が挙げられる。溶媒は好ましくはジクロロメタン又はトリクロロメタンである。
以下、上記一般式(1)で示す化合物(合成中間体の前駆体)の製造方法の一例を示す。なお、当該前駆体の製造方法は、以下に例示する方法のみに限定されるものではない。
)。好ましくは、所定のパラジウム触媒、銅触媒、及び塩基の存在下で上記クロスカップリングを行う薗頭反応に準じて、上記一般式(1)で示す化合物が製造される。
(5員環を骨格に持つ縮環化合物の製造(1))
<反応の概要>
下記一般式(3)で示す5員環を骨格に持つ縮環化合物は、実施の形態1で示した上記一般式(2)で示す化合物に対して、第一級アミン又はアンモニアを反応させる工程により製造することが出来る。
本実施形態に係る5員環を骨格に持つ縮環化合物の製造方法は、一般式(3)に示す原子Xを含む5員環の形成と、Nを含む5員環の形成とを異なる反応機構に基づき行う。そのため、Nと組み合わせ可能なXの種類を様々に変更可能であるという利点を有する。
一般式(2)で示す化合物(ハロゲン化アリールの一種)に対して、第一級アミン又はアンモニアを反応させる工程は、いわゆるダブルクロスカップリング反応とも称されるものである(参考文献:Balaji, G.; Valiyaveettil, S. Org. Lett. 2009, 11, 3358-3361)。したがって、当業者であればこれら知られた方法に準じて上記一般式(3)で示す化合物を製造可能である。以下に反応条件の一例を示す。
上記工程により、一般式(3)で示す5員環を骨格に持つ縮環化合物が得られる。なお、一般式(3)において、R2は、水素原子、又は上記第一級アミンに由来する炭化水素基であり、例えば第一級アミンとしてアニリンを用いる場合にはR2はフェニル基である。なお、一般式(3)で示す縮環化合物は、後述の一般式(4)で示す縮環化合物において原子Mが窒素である化合物と捉えることもできる。
(5員環を骨格に持つ縮環化合物の製造(2))
<反応の概要>
下記一般式(4)で示す5員環を骨格に持つ縮環化合物は、実施の形態1で示した上記一般式(2)で示す化合物に対して、メタル化試薬を反応させることにより、一般式(2)中におけるハロゲン原子たるY及びZをメタル化する工程(メタル化工程)と、次いで、原子Mを含む親電子試薬を反応させる工程(親電子試薬反応工程)と、により製造することができる。
本実施形態に係る5員環を骨格に持つ縮環化合物の製造方法は、一般式(4)に示す原子Xを含む5員環の形成と、原子Mを含む5員環の形成とを異なる反応機構に基づき行う。そのため、組み合わせ可能な原子Xと原子Mとを様々に変更可能であるという利点を有する。
上記のメタル化工程は、一般式(2)で示す化合物が有するハロゲン対(Y及びZにて示す)を両方ともメタルで置換することにより、いわゆる求核剤(ジメタル中間体)として機能させる工程である。
上記の親電子試薬反応工程は、上記メタル化工程で得られた求核剤(上記ジメタル中間体)に対して、親電子試薬を反応させる工程と捉えることもできる。
一般式(4)で示す化合物に導入される原子Mの種類によっては、上記親電子試薬反応工程を複数回行うことによって、当該原子Mの導入がより容易となる場合もありうる。
上記工程により、一般式(4)で示す5員環を骨格に持つ縮環化合物が得られる。一般式(4)において、A1、A2及びXの定義は、一般式(2)と同一である。なお、一般式(4)中のXとMとの組み合わせとして硫黄原子同士、硫黄原子とセレン原子、及び硫黄原子と酸素原子の組み合わせを除けば、一般式(4)で示す縮環化合物は何れも新規化合物である。
本実施例では、3-bromo-2-(2-bromophenyl)benzo[b]thiophene(4a)の合成を以下の通り行った。この化合物は、上記一般式(2)で示す化合物の一例である。
アルゴン気流下で、市販の2−ヨードチオアニソール(1a)(19.4g,77.4mmol,1.2mol eq.)のジエチルアミン溶液(160ml)に、氷冷下、PdCl2(PPh3)2(445mg,0.63mmol,0.01mol eq.)、及びヨウ化銅(I)(499 mg, 2.6 mmol, 0.04 mol eq.)を加えた後、文献記載の方法(参考文献:J. Am. Chem. Soc. 2008, 130, 11535-11545)により合成した2−ブロモフェニルアセチレン(2a)(11.5 g, 63.5 mmol)を加え、同温度(氷冷下)で10分間、次いで室温で15時間撹拌した。
1H-NMR (400MHz; CDCl3) δ: 2.52 ( 3H, s, S-Me ) , 7.12 ( 1H, t, J = 7.3 Hz, Ar-H ) , 7.19 ( 2H, d, J = 7.8 Hz, Ar-H ) , 7.31 ( 2H, m, Ar-H ) , 7.54 ( 1H, d, J = 6.9 Hz, Ar-H ) , 7.61 ( 2H, d, J = 7.8 Hz, Ar-H ).
13C-NMR (100MHz; CDCl3 ) δ: 15.2 (q), 91.3 (s), 94.1 (s), 121.0 (s), 124.2 (d), 124.3 (d), 125.35 (s), 125.41 (s), 127.0 (d), 129.1 (d), 129.5 (d), 132.5 (d), 132.7 (d), 133.5 (d), 141.9 (s).
IR ( KBr ) cm-1: 2216 ( C≡C ).
LRMS ( EI ) m/z : 302 (M+, 98% ), 221 ( 56% ), 208 ( 28% ), 163 ( 14% ), 147 ( 30% ) .
HRMS ( EI ) m/z : Anal. Calcd for C15H11BrS : 301.9765 . Found : 301.9774 .
Anal. Calcd for C15H11BrS : C , 59.42 ; H , 3.66 . Found : C , 59.58 ; H , 3.79 .
上記は、化合物(3a)の構造を決定付けるための、NMR分析(1H-NMR及び13C-NMR)、赤外分光分析(IR)、低分解能及び高分解能質量分析(LRMS及びHRMS)の結果である。
アルゴン気流下で、上記化合物(3a)(4.70 g, 15.5 mmol)の無水ジクロロメタン溶液 (40 ml)に、水冷下、臭素(5.0 g, 31.3 mmol, 2 mol eq.)の無水ジクロロメタン溶液(20 ml)を45分かけて滴下し、同温度(水冷下)で30分間、次いで室温で1時間撹拌した。次いで、氷冷下、反応液をジクロロメタン(200 ml)で希釈し、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液 (200ml)を加えて撹拌した後、セライトを用いて吸引ろ過した。有機層を分取後、水層をジクロロメタン(2回:それぞれ200 ml, 150 ml)で抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。自然ろ過後、溶媒を減圧下で留去して得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒は、n-ヘキサン:ジクロロメタン=20:1)で分離し、n-ヘキサン:ジクロロメタン混合溶媒(再結晶溶媒)より再結晶して3-bromo-2-(2-bromophenyl)benzo[b]thiophene (4a)を得た。反応式は以下に示す。
1H-NMR (400MHz; CDCl3) δ: 7.33(1H, t, J = 7.8 Hz, Ar-H), 7.39-7.52(4H, m, Ar-H), 7.71(1H, d, J = 7.8 Hz, Ar-H), 7.83(1H, d, J = 7.8 Hz, Ar-H), 7.84(1H, d, J = 7.8 Hz, Ar-H).
13C-NMR (100 MHz; CDCl3) δ: 108.6 (s), 122.3 (d), 123.6 (d), 124.6 (s), 125.2 (d), 125.7 (d), 127.2 (d), 130.7 (d), 132.5 (d), 133.0 (d), 134.1 (s), 137.3 (s), 137.9 (s), 138.4 (s).
LRMS (EI) m/z : 366(M+, 50%), 208(82%), 163(15%), 104(12%).
HRMS m/z : Anal. Calcd for C14H8Br2S : 365.8713. Found : 365.8679.
Anal. Calcd for C14H8Br2S : C , 45.68 ; H , 2.19 . Found : C , 45.13 ; H , 2.33.
上記は、化合物(4a)の構造を決定付けるための、NMR分析(1H-NMR及び13C-NMR)、低分解能及び高分解能質量分析(LRMS及びHRMS)の結果である。
本実施例では、10-Phenyl[1]benzothieno[3,2-b]indole(5a)の合成を以下の通り行った。この化合物は、上記一般式(3)で示す化合物の一例である。
1H-NMR (400MHz;CDCl3) δ: 7.17-7.30 (5H, m, Ar-H), 7.36 (1H, d, J = 8.2 Hz, Ar-H), 7.52-7.64 (5H, m, Ar-H), 7.82 (1H, d, J = 7.8 Hz, Ar-H), 7.88 (1H, d, J = 8.2 Hz, Ar-H).
13C-NMR (100MHz;CDCl3) δ: 111.0 (d), 116.8 (s), 119.3 (d), 120.4 (d), 120.5 (d), 122.1 (s), 123.4 (d), 123.9 (d), 124.0 (d), 124.3 (d), 126.8 (s), 127.7 (d), 128.2 (d), 129.7 (d), 137.5 (s), 137.9 (s), 142.5 (s), 143.1 (s).
LRMS ( EI ) m/z : 299 (M+, 100%), 222 (12%). HRMS m/z : Anal. Calcd for C20H13NS : 299.08 . Found : 299.0769 .
Anal. Calcd for C20H13NS : C , 80.23 ; H , 4.68 ; N , 4.38 . Found : C , 80.27 ; H , 4.70 ; N , 4.72 .
上記は、化合物(5a)の構造を決定付けるための、NMR分析(1H-NMR及び13C-NMR)、低分解能及び高分解能質量分析(LRMS及びHRMS)の結果である。
本実施例では、上記一般式(4)で示す複数種の化合物(6a)〜(11a)の合成を行った。
収量578mg, 収率87%, 色pale yellow prisms (n-hexane / dichloromethane), 融点mp 161.0-163.0 ℃。
1H-NMR (400MHz; CDCl3 ) δ: 7.32-7.42 (5H, m, Ar-H), 7.49-7.54 (3H, m, Ar-H), 7.68 (1H, t, J = 7.8 Hz, Ar-H), 7.74-7.79 (3H, m, Ar-H), 7.81(1H, d, J = 6.9 Hz, Ar-H).
13C-NMR (100MHz; CDCl3) δ: 121.9(dd, Jcp = 9.6 Hz), 123.4(dd, Jcp = 4.8 Hz), 125.4 (d), 126.0 (d), 128.9 (dd, Jcp = 12.5 Hz ), 129.4 (dd, Jcp = 6.7 Hz ), 129.5 (d, Jcp = 4.8 Hz), 129.8 (d, Jcp = 106.4 Hz ), 130.6(d, Jcp = 108.3 Hz ), 130.9 (dd, Jcp = 10.5 Hz), 132.4 (dd, Jcp = 2.9 Hz), 133.1 (d), 136.0 (d, Jcp = 1.9 Hz), 136.6 (d, Jcp = 99.7 Hz), 137.5 (d, Jcp = 18.2 Hz), 143.2 (d, Jcp = 12.5 Hz), 154.6 (d, Jcp = 27.8 Hz).
LRMS (EI) m/z : 332 (M+, 100% ), 284 ( 42% ), 255 ( 33% ), 208 ( 14% ), 163 ( 7% ), 77 ( 8% ).
HRMS m/z : Anal. Calcd for C20H13OPS : 332.0425 . Found : 332.0420
Anal. Calcd for C20H13OPS : C , 72.28 ; H , 3.94 . Found : C , 72.30 ; H , 3.95 .
上記は、化合物(6a)の構造を決定付けるための、NMR分析(1H-NMR及び13C-NMR)、低分解能及び高分解能質量分析(LRMS及びHRMS)の結果である。
収量562 mg, 収率78 %, 色colorless prisms ( methanol / dichloromethane ), 融点mp 117.5-119.5 ℃.
1H-NMR (400 MHz; CDCl3) δ: 7.16-7.34 ( 8H, m, Ar-H ), 7.42 ( 1H, t, J = 6.9 Hz, Ar-H ), 7.68 ( 2H, t, J = 7.8 Hz, Ar-H ), 7.75 ( 1H, d, J = 6.9 Hz, Ar-H ), 7.89 ( 1H, d, J = 7.3 Hz, Ar-H ).
13C-NMR ( 125 MHz; CDCl3) δ: 122.5 (d), 123.35 (d), 123.38 (d), 124.4 (d), 125.0 (d), 127.1 (d), 128.79 (d), 128.85 (d), 131.3 (d), 132.3(d), 138.3 (s), 139.5 (s), 140.7 (s), 141.4 (s), 142.4 (s), 148.2 (s), 149.9 (s).
LRMS ( EI ) m/z : 360 ( M+, 100% ), 283 ( 53% ), 252 ( 9% ), 208 ( 15% ).
HRMS m/z : Anal. Calcd for C20H13AsS : 359.9954 . Found : 359.9948 .
Anal. Calcd for C20H13AsS : C , 66.67 ; H , 3.64 . Found : C , 66.44 ; H , 3.80 .
上記は、化合物(7a)の構造を決定付けるための、NMR分析(1H-NMR及び13C-NMR)、低分解能及び高分解能質量分析(LRMS及びHRMS)の結果である。
収量586 mg, 収率72 %, 色colorless prisms (n-hexane / dichloromethane), 融点mp 100-102 ℃.
1H-NMR ( 400 MHz; CDCl3 ) δ: 7.14-7.43 ( 9H, m, Ar-H ), 7.68 ( 1H, d, J = 6.9 Hz, Ar-H ), 7.69 ( 1H, d, J = 7.8 Hz, Ar-H ), 7.74 ( 1H, d, J = 7.3 Hz, Ar-H ), 7.89 ( 1H, d, J = 6.9 Hz, Ar-H ).
13C-NMR ( 100 MHz; CDCl3 ) δ: 123.0 (d), 123.7 (d), 124.3 (d), 124.4 (d), 124.9 (d), 127.4 (d), 128.8 (d), 128.9 (d), 129.1 (d), 134.8 (d), 135.3 (d), 137.4 (s), 139.4 (s), 141.4 (s), 142.6 (s), 145.36 (s), 145.41 (s), 156.1 (s).
LRMS ( EI ) m / z : 406 ( M+, 100% ), 329 ( 52% ), 285 ( 89% ), 208 ( 49% ), 163 ( 11% ).
HRMS m/z : Anal. Calcd for C20H13SSb : 405.9776 . Found : 405.9770 .
Anal. Calcd for C20H13SSb : C , 59.00 ; H , 3.22 . Found : C , 58.87 ; H , 3.37 .
上記は、化合物(8a)の構造を決定付けるための、NMR分析(1H-NMR及び13C-NMR)、低分解能及び高分解能質量分析(LRMS及びHRMS)の結果である。
収量312mg, 収率65 %, 色colorless prisms (n-hexane / dichloromethane ), 融点mp 215.0-219.0 ℃ ( lit. 215-216 ℃).
1H-NMR (400 MHz; CDCl3) δ: 7.39 ( 2H, t, J = 8.0 Hz, Ar-H ), 7.45 ( 2H, t, J = 8.0 Hz, Ar-H ), 7.88 ( 2H, d, J = 8.0 Hz, Ar-H ), 7.91 ( 2H, d, J = 8.0 Hz, Ar-H )
13C-NMR ( 100 MHz; CDCl3) δ: 121.6 (d), 124.0 (d), 124.9 (d), 125.0 (d), 133.1 (s), 133.4 (s), 142.2 (s).
LRMS ( EI ) m / z : 240 ( 100% ), 208 ( 5% ), 195 ( 7% ), 120 ( 12% ).
HRMS m/z : Anal. Calcd for C14H8S2 : 240.01 . Found : 240.0067 .
Anal. Calcd for C14H8S2 : C , 69.96 ; H , 3.36 . Found : C , 70.04 ; H , 3.64 .
上記は、化合物(9a)の構造を決定付けるための、NMR分析(1H-NMR及び13C-NMR)、低分解能及び高分解能質量分析(LRMS及びHRMS)の結果である。
収量379 mg, 収率66 %, 色pale red prisms (ethanol / dichloromethane ), 融点mp 206-209 ℃.
1H-NMR ( 400 MHz; CDCl3) δ: 7.32 ( 1H, t, J = 7.3 Hz, Ar-H ), 7.38 ( 1H, t, J = 7.8 Hz, Ar-H ), 7.43 ( 1H, t, J = 7.8 Hz, Ar-H ), 7.44 ( 1H, t, J = 7.8 Hz, Ar-H ), 7.80 ( 1H, d, J = 7.3 Hz, Ar-H ), 7.86 ( 1H, d, J = 7.8 Hz, Ar-H ), 7.91 ( 1H, d, J = 7.8 Hz, Ar-H ), 7.94 ( 1H, d, J = 7.8 Hz, Ar-H ).
13C-NMR (100 MHz; CDCl3) δ: 122.2 (d), 123.1 (d), 123.8 (d), 124.89 (d), 124.92 (d), 125.2 (d), 125.3 (d), 127.0 (d), 131.7 (s), 135.2 (s), 135.6 (s), 135.7 (s), 141.2 (s), 142.1 (s).
LRMS ( EI ) m / z : 288 (M+, 100% ), 210 ( 20% ), 163 ( 7% ), 144 ( 6% ), 104 ( 5% ).
HRMS m/z : Anal. Calcd for C14H8SSe : 287.95 . Found : 287.9505 .
Anal. Calcd for C14H8SSe : C , 58.54 ; H , 2.81 . Found : C , 58.71 ; H , 3.08 .
上記は、化合物(10a)の構造を決定付けるための、NMR分析(1H-NMR及び13C-NMR)、低分解能及び高分解能質量分析(LRMS及びHRMS)の結果である。
収量343mg, 収率51 %, 色pale yellow needle ( methanol / dichloromethane ), 融点mp 164-166 ℃.
1H-NMR ( 400 MHz; CDCl3) δ: 7.19 ( 1H, t, J = 7.3 Hz, Ar-H ), 7.36-7.40 ( 2H, m, Ar-H ), 7.44 ( 1H, t, J = 7.3 Hz, Ar-H ), 7.66 ( 1H, d, J = 8.7 Hz, Ar-H ), 7.88 ( 1H, d, J = 8.7 Hz, Ar-H ), 7.91 ( 1H, d, J = 7.3 Hz, Ar-H ), 7.95 ( 1H, d, J = 7.8 Hz, Ar-H ).
13C-NMR ( 125 MHz; CDCl3) δ: 119.2 (s), 123.4 (d), 123.5 (d), 124.9 (d), 125.1 (d), 125.3 (d), 126.1 (d), 130.9 (s), 133.1 (d), 139.6 (s), 139.9 (s), 140.1 (s), 141.8 (s).
LRMS ( EI ) m / z : 338 ( M+, 100% ), 208 ( 43% ), 163 ( 15% ).
HRMS m/z : Anal. Calcd for C14H8STe : 377.94 . Found : 337.9419 .
Anal. Calcd for C14H8STe : C , 50.06 ; H , 2.40 . Found : C , 50.08 ; H , 2.58 .
上記は、化合物(11a)の構造を決定付けるための、NMR分析(1H-NMR及び13C-NMR)、低分解能及び高分解能質量分析(LRMS及びHRMS)の結果である。
本実施例では、上記一般式(4)で示す化合物(12a)の合成を行った。
1H-NMR ( 400 MHz; CDCl3 ) δ: 7.34 ( 9H, m, Ar-H ), 7.70 ( 3H, m, Ar-H ), 7.89 ( 1H, d, J = 8.2 Hz, Ar-H ).
13C-NMR ( 100 MHz; CDCl3 ) δ: 121.7 (d), 123.0 (d), 123.6 (d), 124.5 (d), 125.0 (d), 126.8 (dd, Jcp = 8.6 Hz ), 128.7 (dd, Jcp = 8.6 Hz ), 128.8 (dd, Jcp = 7.7 Hz ), 129.5 (d), 130.2 (dd, Jcp = 21.1 Hz ), 132.8 (dd, Jcp = 21.1 Hz ), 133.9 (d, Jcp = 17.3 Hz ), 138.07 (d, Jcp = 17.3 Hz ), 138.12 (d, Jcp = 6.7 Hz ), 139.6 (d, Jcp = 1.9 Hz ), 143.0 (d, Jcp = 4.8 Hz ), 146.0 (d, Jcp = 4.8 Hz ), 148.3 (d, Jcp = 3.8 Hz ).
LRMS ( EI ) m / z : 316 ( M+, 100% ), 284 ( 15% ), 239 ( 40% ), 194 ( 5% ), 158 ( 5% ).
HRMS m/z : Anal. Calcd for C20H13PS : 316.0476 . Found : 316.0473 .
Anal. Calcd for C20H13PS : C , 75.93 ; H , 4.14 . Found : C , 75.57 ; H , 4.36 .
上記は、化合物(12a)の構造を決定付けるための、NMR分析(1H-NMR及び13C-NMR)、低分解能及び高分解能質量分析(LRMS及びHRMS)の結果である。
本実施例では、2-(2-bromophenyl)-3-iodobenzo[b]furan(15a)の合成を以下の通り行った。この化合物は、上記一般式(2)で示す化合物の一例である。
アルゴン気流下、市販の 2-iodoanisole (13a) ( 14.8 g, 63.0 mmol, 1.2 mol eq. )のジエチルアミン溶液 ( 132 ml )に、PdCl2(PPh3)2 ( 377 mg, 0.54 mmol, 0.010 mol eq. )、ヨウ化銅(I)( 443 mg, 2.3 mmol, 0.045 mol eq. )を加えた後、実施例1で記載の2-ブロモフェニル アセチレン(2a) ( 9.5 g, 52.5 mmol )を加え、室温で15時間撹拌した。
IR ( KBr ) cm-1: 2220 ( C≡C ).
1H-NMR ( 400 MHz; CDCl3 ) δ: 3.92 ( 3H, s, O-Me ), 6.91 ( 1H, d, J = 8.2 Hz, Ar-H ), 6.95 ( 1H, t, J = 7.3 Hz, Ar-H ), 7.16 ( 1H, t, J = 8.2 Hz, Ar-H ), 7.28 ( 1H, t, J = 8.7 Hz, Ar-H ), 7.32 ( 1H, t, J = 6.4 Hz, Ar-H ), 7.55 ( 1H, d, J = 7.3 Hz, Ar-H ), 7.59 ( 1H, d, J = 6.4 Hz, Ar-H ), 7.60 ( 1H, d, J = 8.7 Hz, Ar-H ).
13C-NMR ( 100 MHz; CDCl3 ) δ: 55.9 (q), 90.5 (s), 91.9 (s), 110.8 (d), 112.1 (s), 120.5 (d), 125.5 (s), 125.7 (s), 126.9 (d), 129.2 (d), 130.1 (d), 132.4 (d), 133.3 (d), 133.7 (d), 160.1 (s).
LRMS ( EI ) m / z : 286 ( M+, 100% ), 243 ( 12% ), 205 ( 14% ), 178 ( 31% ), 163 ( 26% ), 131 ( 27% ).
HRMS m/z : Anal. Calcd for C15H11BrO : 285.9989. Found : 285.9986 .
上記は、化合物(14a)の構造を決定付けるための、NMR分析(1H-NMR及び13C-NMR)、赤外分光分析(IR)、低分解能及び高分解能質量分析(LRMS及びHRMS)の結果である。
アルゴン気流下、化合物(14a) ( 4.57g, 15.9 mmol ) の無水ジクロロメタン溶液 ( 15 ml )に、ヨウ素 ( 8.09 g, 31.9 mmol, 2 mol eq. )の無水ジクロロメタン溶液 ( 185 ml )を50分かけて滴下し、室温で19時間撹拌した。氷冷下、反応液に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液 ( 200ml )を加えて撹拌した後、有機層を分取し、水層をジクロロメタン ( 200 ml, 150 ml )で抽出した。次いで有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、自然ろ過後、溶媒を減圧下で留去して得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒n-ヘキサン:ジクロロメタン=20 : 1 )で分離し、n-ヘキサン:ジクロロメタン混合溶媒(再結晶溶媒)より再結晶して化合物(15a)を得た。反応式は以下に示す。
1H-NMR ( 400 MHz; CDCl3 ) δ: 7.34-7.52 ( 6H, m, Ar-H ), 7.56 ( 1H, d, J = 6.4 Hz, Ar-H ), 7.73 ( 1H, d, J = 7.8 Hz, Ar-H ).
13C-NMR ( 100 MHz; CDCl3 ) δ: 66.2 (s), 111.5 (d), 121.8 (d), 123.6 (d), 124.0 (s), 125.8 (d), 127.1 (d), 131.1 (s), 131.36 (d), 131.40 (s), 133.0 (d), 133.3 (d), 154.4 (s), 154.8 (s).
LRMS ( EI ) m / z : 398 ( M+, 100% ), 243 ( 21% ), 163 ( 24% ).
HRMS m/z : Anal. Calcd for C14H8BrIO : 397.8803 . Found : 397.8810 .
Anal. Calcd for C14H8BrIO : C , 42.14 ; H , 2.02 . Found : C , 42.19 ; H , 2.05 .
上記は、化合物(15a)の構造を決定付けるための、NMR分析(1H-NMR及び13C-NMR)、低分解能及び高分解能質量分析(LRMS及びHRMS)の結果である。
本実施例では、[1]Benzothieno[3,2-b][1]benzofuran(16a)、及び10-Phenyl-10-oxo-[1]benzophospholo[3,2-b][1]benzofuran (17a)の合成を以下の通り行った。これらの化合物は、上記一般式(4)で示す化合物の一例である。
収量218 mg, 収率49 %, 色colorless prisms ( n-hexane / dichloromethane ), 融点mp 132-134 ℃ ( lit. 130-132℃).
1H-NMR ( 400 MHz; CDCl3 ) δ: 7.33 ( 1H, t, J = 8.2 Hz, Ar-H ), 7.37 ( 2H, t, J = 7.8 Hz, Ar-H ). 7.46 ( 1H, t, J = 7.8 Hz, Ar-H ), 7.63 ( 1H, d, J = 7.8 Hz, Ar-H ), 7.71 ( 1H, d, J = 7.8 Hz, Ar-H ), 7.86 ( 1H, d, J = 8.2 Hz, Ar-H ), 7.99 ( 1H, d, J = 7.8 Hz, Ar-H ).
13C-NMR ( 125 MHz; CDCl3 ) δ: 112.5 (d), 118.6 (s), 119.6 (d), 119.7 (d), 123.3 (d), 124.0 (s), 124.3 (d), 124.87 (d), 124.91 (d), 125.1 (s), 142.0 (s), 153.0 (s), 158.8 (s).
LRMS ( EI ) m / z : 224 ( M+, 100% ), 195 ( 13% ), 152 ( 11% ), 112 ( 8% ).
HRMS m/z : Anal. Calcd for C14H8OS : 224.0296 . Found :224.0297 .
Anal. Calcd for C14H8OS : C , 74.97 ; H , 3.60 . Found : C , 74.99 ; H , 3.65 .
上記は、化合物(16a)の構造を決定付けるための、NMR分析(1H-NMR及び13C-NMR)、低分解能及び高分解能質量分析(LRMS及びHRMS)の結果である。
収量327mg, 収率52%, 色colorless prisms ( n-hexane / dichloromethane ), 融点mp 151-155 ℃.
1H-NMR ( 400 MHz; CDCl3 ) δ: 7.28 ( 1H, t, J = 7.8 Hz, Ar-H ), 7.34 ( 1H, t, J = 7.8 Hz, Ar-H ), 7.38 - 7.44 ( 3H, m, Ar-H ), 7.53 ( 1H, t, J = 7.8 Hz, Ar-H ), 7.55 ( 1H, d, J = 7.8 Hz, Ar-H ), 7.61 ( 2H, d, J = 7.3 Hz, Ar-H ), 7.66 - 7.72 ( 2H, m, Ar-H ), 7.78 ( 1H, d, J = 7.3 Hz, Ar-H ), 7.82 ( 1H, d, J = 7.3 Hz, Ar-H ).
13C-NMR ( 100 MHz; CDCl3 ) δ: 112.1 (d, Jcp = 121.7 Hz ), 112.4 (d), 120.0 (dd, Jcp = 8.6 Hz ), 121.4 (d), 124.8 (d), 125.3 (d, Jcp = 7.7 Hz ), 125.6 (d), 129.0 (dd, Jcp = 13.4 Hz ), 129.8 (d, Jcp = 111.2 Hz ), 129.9 (dd, Jcp = 8.6 Hz ), 130.1 (dd, Jcp = 11.5 Hz ), 139.0 (dd, Jcp = 11.5 Hz ), 132.6 (dd, Jcp = 2.9 Hz ), 132.7 (dd, Jcp = 1.9 Hz ), 132.9 (d, Jcp = 13.4 Hz ), 138.6 (d, Jcp = 106.4 Hz ), 159.2 (d, Jcp =10.5 Hz ), 167.9 (d, Jcp = 36.4 Hz ).
LRMS ( EI ) m / z : 316 ( M+, 100% ), 268 ( 27% ), 239 ( 39% ), 223 ( 7% ), 164 ( 5% ).
HRMS m/z : Anal. Calcd for C20H13O2P : 316.0653 . Found : 316.0652 .
〔実施例7:化合物のHOMO-LUMOギャップ等の測定〕
本実施例では、下記一般式(7)に示す化合物について、その紫外線可視吸収スペクトルの測定、及びHOMO-LUMOギャップの算出を行った。
Claims (9)
- 下記一般式(1)で示す化合物にハロゲン分子(Y2)を反応させる工程を含む、下記一般式(2)で示す化合物を製造する方法。
- Xは、硫黄原子(S)、酸素原子(O)、セレン原子(Se)、及びテルル原子(Te)からなる群より選択される何れかである請求項1に記載の方法。
- A1及びA2は互いに独立に、置換基を有していてもよいベンゼン環を表す請求項1又は2に記載の方法。
- 上記第一級アミンが、置換基を有していてもよいアニリンである請求項4に記載の方法。
- Mが、リン原子(P)、砒素原子(As)、アンチモン原子(Sb)、ビスマス原子(Bi)、硫黄原子(S)、セレン原子(Se)、テルル原子(Te)、ホウ素原子(B)、アルミニウム原子(Al)、ガリウム原子(Ga)、炭素原子(C)、パラジウム原子(Pd)、ニッケル原子(Ni)、白金原子(Pt)、インジウム原子(In)、亜鉛原子(Zn)、銅原子(Cu)、ケイ素原子(Si)、スズ原子(Sn)、及びゲルマニウム原子(Ge)からなる群より選択される何れかである請求項6に記載の方法。
- 上記メタル化試薬が、有機リチウム化合物、リチウム金属、有機マグネシウム化合物、及びマグネシウム金属からなる群より選択される何れかである請求項6又は7に記載の方法。
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