JP2011183971A - 車体下部構造 - Google Patents
車体下部構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011183971A JP2011183971A JP2010052745A JP2010052745A JP2011183971A JP 2011183971 A JP2011183971 A JP 2011183971A JP 2010052745 A JP2010052745 A JP 2010052745A JP 2010052745 A JP2010052745 A JP 2010052745A JP 2011183971 A JP2011183971 A JP 2011183971A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle body
- air duct
- floor tunnel
- recess
- body lower
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
【解決手段】座席の下方に設けられたフロアパネル11の車幅方向中央部が上方に膨出して形成された車体前後方向に延びるフロアトンネル12と、車体の後部に設けられたバッテリと、車体前後方向に延びて前記バッテリと車室とを連通し、前記車室内の空気を前記バッテリに導入するエアダクト13と、を備え、前記フロアトンネル12の上面には、車体前後方向に延びる凹部121が設けられ、前記エアダクト13は、前記凹部121に配置されることを特徴とする車体下部構造10である。
【選択図】図1
Description
これにより、エアダクトとフロアトンネルとがパッケージ化され、車体下部構造のパッケージ効率を向上できる。また、従来のように凹部が設けられていないフロアトンネルの上面上にエアダクトを配置した場合と比べて、エアダクトの高さ分だけ車体下部構造の高さを低くでき、車体下部構造をよりコンパクト化できる。このため、エアダクトの高さ分だけ、後部座席、特にセンターシートのヒップポイントの高さ位置を低くできる。従って、車室内空間を拡大でき、車室内のレイアウトの自由度を高めることができる。
ここで、通常、ハイブリッド車両では、燃料タンクがフロアトンネルの下方に配置され、キャニスタが燃料タンクの後方に配置される。また、これら燃料タンクとキャニスタとを連通する蒸発燃料通路は、液溜まりの発生により蒸発燃料の導入が阻害されるのを回避するために、一定の高さ位置に配置される。具体的には、蒸発燃料通路は、フロアトンネル内上方に車体前後方向に延びて配置される。
このため、従来、車室内空間を拡大するためにフロアトンネルの高さを低くした場合にあっては、蒸発燃料通路の高さ位置も低くなる結果、蒸発燃料通路内に液溜まりが発生し、キャニスタによる蒸発燃料の吸着が困難になるという問題があった。この点、この発明によれば、蒸発燃料通路の高さ位置を低くすることなく、車体下部構造の高さを低くできる。従って、キャニスタへの蒸発燃料の導入が液溜まりの発生により阻害されるのを回避しつつ、車体下部構造をコンパクト化でき、車室内空間を拡大できる。
これにより、車体下部構造をよりコンパクト化でき、上記発明の効果を高めることができる。
これにより、従来はエアダクトの上面で後部座席を支持していたところ、この発明によれば、エアダクトの上面と、フロアトンネルの上面のうち凹部が設けられていない部分の上面とで、後部座席を支持できる。従って、後部座席、特にセンターシート上の乗員の重みによるエアダクトの圧潰を抑制できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る車体下部構造10の平面図である。図2は、車体下部構造10の左側面図である。図3は、図1のA−A線断面の模式図である。図1において、「Fr」は車体前方、「Rr」は車体後方、「R」は運転者から見た右方向、「L」は運転者から見た左方向を表している。また、図2では、説明の便宜上、車体フレーム100の記載を省略し、フロアパネル11のみ、凹部121において車幅方向の略中心線で切断したときの断面で示している。
図1に示すように、車体フレーム100は、車体前後方向に延びる左右のサイドシル101,101と、これらサイドシル101,101間に掛け渡され、車幅方向に延びる後部フロアフレーム103と、左右のサイドシル101,101の後部から車体後方に延出された左右のリヤサイドフレーム105,105と、これら左右のリヤサイドフレーム105,105間に掛け渡され、車幅方向に延びるミドルクロスメンバ107と、を備える。
なお、フロアパネル11の上方には、図示しない後部座席シートが配置される。特に、図1のXで囲まれた領域には、センターシートが配置される。
フロアトンネル12の上面には、車体前後方向に延びる凹部121が設けられる。凹部121は、フロアトンネル12の上面の左側に設けられており、この凹部121に、後述するエアダクト13が配置される。フロアトンネル12の形状、特に凹部121については、後段で詳述する。
燃料タンク14の上面には図示しない燃料供給口が設けられ、この燃料供給口から図示しない燃料ポンプの駆動力により、エンジンに燃料が供給される。
また、燃料タンク14内には、液面と燃料タンク14の天井壁との間に上方空間が形成される。この上方空間と後述するキャニスタ15とが、燃料タンク14の前部の上面に設けられた燃料タンク開口部141およびフロートバルブ142を介して、後述する蒸発燃料通路16により連通される。フロートバルブ142は、燃料タンク14内の液面が所定の高さに達したときに閉じられ、これにより、液体燃料の蒸発燃料通路16への流入が防止される。
また、キャニスタ15の前部には、パージコントロール用のパージバルブを介して図示しない吸気管接続口が設けられ、その後部には、図示しない大気開放口を備えるエアフィルタが設けられる。パージバルブが開放されると、大気開放口から大気がエアフィルタを介してキャニスタ15内に導入され、これにより、吸着剤に一時的に保持されていた蒸発燃料は脱離して、吸気管を通って燃焼室に導かれる。
蒸発燃料通路16の途中には、図示しないバルブが設けられ、燃料タンク14内で発生した蒸発燃料により、燃料タンク14内の圧力が所定の圧力を超えたときに開放される。
また、蒸発燃料通路16は、フロアトンネル12の上面のうち凹部121が設けられていない部分122のフロアトンネル12内上方に設けられる。また、図2に示すように、蒸発燃料通路16はエアダクト13と車幅方向に並列に配置される。蒸発燃料通路16の配置においては、液溜まりの発生によりキャニスタ15への蒸発燃料の導入が阻害されないように、一定の高さ位置に配置する必要があり、これについては、後段で詳述する。
図3に示すように、フロアトンネル12は、車幅方向で切断したときの断面形状が、等脚台形状の左上部を平行四辺形状に切り欠いた形状となっている。また、フロアトンネル12は、その上面の左側に車体前後方向に延びる凹部121を設けたことにより、凹部121が設けられていない部分122は、上方に突出する凸部を形成している。この凹部121が設けられていない部分122の上面の高さは、後述する従来のフロアトンネル52の上面と同等の高さであり、かかる部分の車幅方向で切断したときの断面形状は、等脚台形状となっている。
なお、凹部121の位置や形状、大きさについては、エアダクト13および蒸発燃料通路16の位置や形状、大きさに応じて、適宜設定される。
図4〜6に示すように、従来の車体下部構造50は、フロアトンネル52の上面に凹部は設けられておらず、上面全面が水平である。この上面に、上面の幅と略同等の幅寸法で断面略矩形状のエアダクト53が当接して配置される。フロアトンネル52を車幅方向で切断したときの断面形状は等脚台形状であり、蒸発燃料通路56は、液溜まりを抑制すべく、フロアトンネル52内の上方に配置される。また、エアダクト53と蒸発燃料通路56は、車幅方向の略中央において、オーバーラップして配置される。
これにより、エアダクト13とフロアトンネル12とがパッケージ化され、車体下部構造10のパッケージ効率を向上できる。また、従来のように凹部121が設けられていないフロアトンネルの上面上にエアダクト13を配置した場合と比べて、エアダクト13の高さ分だけ車体下部構造10の高さを低くでき、車体下部構造10をよりコンパクト化できる。このため、エアダクト13の高さ分だけ、後部座席、特にセンターシートのヒップポイントの高さ位置を低くできる。従って、車室内空間を拡大でき、車室内のレイアウトの自由度を高めることができる。
上述したように、従来の車体下部構造50では、燃料タンク54がフロアトンネル52の下方に配置され、キャニスタ55が燃料タンク54の後上方に配置される。また、これら燃料タンク54とキャニスタ55とを連通する蒸発燃料通路56は、液溜まりの発生により蒸発燃料の導入が阻害されるのを回避するために、一定の高さ位置に配置される。具体的には、蒸発燃料通路56は、フロアトンネル52内上方に車体前後方向に延びて配置される。
このため、従来、車室内空間を拡大するためにフロアトンネル52の高さを低くした場合にあっては、蒸発燃料通路56の高さ位置も低くなる結果、蒸発燃料通路56内に液溜まりが発生し、キャニスタ55による蒸発燃料の吸着が困難になるという問題があった。この点、本実施形態によれば、蒸発燃料通路16の高さ位置を低くすることなく、車体下部構造10の高さを低くできる。従って、キャニスタ15への蒸発燃料の導入が液溜まりの発生により阻害されるのを回避しつつ、車体下部構造10をコンパクト化でき、車室内空間を拡大できる。
これにより、車体下部構造10をよりコンパクト化でき、上記の効果を高めることができる。
これにより、従来はエアダクト13の上面で後部座席を支持していたところ、本実施形態によれば、エアダクト13の上面と、フロアトンネル12の上面のうち凹部121が設けられていない部分122の上面とで、後部座席を支持できる。従って、後部座席、特にセンターシート上の乗員の重みによるエアダクト13の圧潰を抑制できる。
11 フロアパネル
12 フロアトンネル
13 エアダクト
14 燃料タンク
15 キャニスタ
16 蒸発燃料通路
121 凹部
122 凹部が設けられていない部分
Claims (4)
- 座席の下方に設けられたフロアパネルの車幅方向中央部が上方に膨出して形成された車体前後方向に延びるフロアトンネルと、
車体の後部に設けられたバッテリと、
車体前後方向に延びて前記バッテリと車室とを連通し、前記車室内の空気を前記バッテリに導入するエアダクトと、を備え、
前記フロアトンネルの上面には、車体前後方向に延びる凹部が設けられ、
前記エアダクトは、前記凹部に配置されることを特徴とする車体下部構造。 - 前記フロアトンネルの下方に設けられ、燃料を貯留する燃料タンクと、
前記燃料タンクの後方に設けられ、前記燃料タンク内で発生する蒸発燃料を吸着するキャニスタと、
車体前後方向に延びて前記燃料タンクと前記キャニスタとを連通し、前記燃料タンク内で発生する蒸発燃料を前記キャニスタに導入する蒸発燃料通路と、をさらに備え、
前記蒸発燃料通路は、前記凹部が設けられていない部分のフロアトンネル内上方に設けられ、前記エアダクトと車幅方向に並列に配置されることを特徴とする請求項1に記載の車体下部構造。 - 前記エアダクトは、前記凹部に嵌合して配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の車体下部構造。
- 前記フロアトンネルの前記凹部が設けられていない部分の上面と、前記凹部に配置されたエアダクトの上面は、いずれも略水平であるとともに、略同一の高さに位置することを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の車体下部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010052745A JP5501808B2 (ja) | 2010-03-10 | 2010-03-10 | 車体下部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010052745A JP5501808B2 (ja) | 2010-03-10 | 2010-03-10 | 車体下部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011183971A true JP2011183971A (ja) | 2011-09-22 |
JP5501808B2 JP5501808B2 (ja) | 2014-05-28 |
Family
ID=44790766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010052745A Expired - Fee Related JP5501808B2 (ja) | 2010-03-10 | 2010-03-10 | 車体下部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5501808B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59153619A (ja) * | 1983-02-21 | 1984-09-01 | Toyota Motor Corp | 自動車の燃料タンク構造 |
JPS63143480U (ja) * | 1987-03-12 | 1988-09-21 | ||
JPH09328083A (ja) * | 1996-06-12 | 1997-12-22 | Suzuki Motor Corp | 車両のフロア構造 |
JP2000247157A (ja) * | 1999-02-26 | 2000-09-12 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用バッテリ冷却ダクトの配設構造 |
JP2006168681A (ja) * | 2004-12-20 | 2006-06-29 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
-
2010
- 2010-03-10 JP JP2010052745A patent/JP5501808B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59153619A (ja) * | 1983-02-21 | 1984-09-01 | Toyota Motor Corp | 自動車の燃料タンク構造 |
JPS63143480U (ja) * | 1987-03-12 | 1988-09-21 | ||
JPH09328083A (ja) * | 1996-06-12 | 1997-12-22 | Suzuki Motor Corp | 車両のフロア構造 |
JP2000247157A (ja) * | 1999-02-26 | 2000-09-12 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用バッテリ冷却ダクトの配設構造 |
JP2006168681A (ja) * | 2004-12-20 | 2006-06-29 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5501808B2 (ja) | 2014-05-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5056957B2 (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
JP6597789B2 (ja) | キャニスタ | |
JP4542516B2 (ja) | キャニスタのドレンパイプ | |
JP2007162539A (ja) | キャニスタの車両への配置構造 | |
JP6376106B2 (ja) | キャニスタ | |
JP2009156032A (ja) | キャニスタ構造 | |
JP6443638B2 (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
CA2781403C (en) | Fuel vapor processing apparatus | |
KR20110033558A (ko) | 히터가 구비된 캐니스터 | |
JP5501808B2 (ja) | 車体下部構造 | |
JP2007015615A (ja) | 燃料電池自動車構造 | |
JP6687880B2 (ja) | 蒸散燃料処理装置 | |
CN110036192B (zh) | 蒸发燃料处理装置 | |
JP6351661B2 (ja) | キャニスタの配置構造 | |
JP2017089500A (ja) | キャニスタ | |
JP2017031893A (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
JP2009215901A (ja) | キャニスタの取付構造 | |
JP2013169876A (ja) | 車両 | |
JP5724414B2 (ja) | 車両のキャニスタ配設構造 | |
JP7473874B2 (ja) | 車両のキャニスタ装置 | |
JP2017089499A (ja) | キャニスタ | |
JP5493805B2 (ja) | 燃料タンク及び車両構造 | |
JP5694239B2 (ja) | 車両 | |
JP2000240516A (ja) | チャコールキャニスタ | |
JP2021008868A (ja) | 蒸発燃料処理装置のキャニスタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121128 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131108 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131119 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140120 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140304 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140312 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5501808 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |