JP2011183001A - 縫製装置用押さえ治具、表皮材縫製装置、表皮材および表皮材の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】表皮材を載せる針板1と、針板1に向け進退動する第一・第二縫針2とを有する縫製装置に備え、針板1上で表皮材を押さえることにより、二つ折となった第一表皮片の端縁と第二表皮片の端縁とが突き合わされかつこれら端縁同士が接続されるように両表皮片が縫い合わせられた表皮材に対して各端縁を縁取るように表皮材が膨らんだ膨隆部を形成する押さえ治具11である。表皮材の進行方向に関し縫針2より手前位置で第一表皮片の表皮部と折返し部との間に差し込まれて第一表皮片の縁部を膨らませる第一スペーサ21aと、縫針より手前位置で第二表皮片の表皮部と折返し部との間に差し込まれて第二表皮片の縁部を膨らませる第二スペーサ21bとを有する。
【選択図】図1
Description
図1から図7並びに図8から図13に示すように、本発明の実施形態に係る押さえ治具11は、ミシン(縫製装置)に装着し、縫製対象である表皮材を縫針2a,2bに向け案内するもので、表皮材50に膨隆部56の膨らみを形成するスペーサ21と、表皮材50を針板1の上面に押さえつつ縫針2a,2bに向け案内する治具本体31とを備える。治具本体31は、略L字状の側面形状を有し、当該治具本体31をミシン本体(図示せず)に固定するための接続部33と、接続部33の下端部から水平に(針板1の表面に平行に)スペーサ21に向け手前方向に延びる平板部32とを有する。
2a,2b 縫針
11 押さえ治具
21,21a,21b スペーサ
22a,22b スペーサ本体
23a,23b 支持アーム
31 治具本体
32 平板部
33 接続部
34 ガイド突起
35a 平板部(第一ガイド溝)の左側壁
35b 平板部(第二ガイド溝)の右側壁
36a,36b 針孔
37a,37b ガイド溝
50,70 表皮材
51a,71a 第一表皮片
51b,71b 第二表皮片
52a,52b,72a,72b 表皮部
53a,53b,73a,73b 折返し部
54a,54b 表皮部と折返し部との間隙
55,61 糸
56 膨隆部
62 両表皮片の境界部(二つ折状態の第一表皮片の端縁と、二つ折状態の第二表皮片の端縁とが接する接合部)
Claims (11)
- 被縫製材である表皮材を載せることが可能な針板と、当該針板に向け互いに平行に延び当該針板に向け進退動する第一縫針および第二縫針とを有する縫製装置に備え付け、前記針板上で前記表皮材を押さえることにより、二つ折状態となった第一表皮片の端縁と二つ折状態となった第二表皮片の端縁とが突き合わされかつこれらの端縁同士が接続されるように前記第一表皮片と前記第二表皮片とが縫い合わせられた表皮材に対して前記各端縁を縁取るように表皮材が膨らんだ膨隆部を形成するための押さえ治具であって、
前記二つ折状態となった表皮片のうち表皮材の表側となる部分を表皮部、当該表皮部の裏面側に位置するように折り返された部分を折返し部とそれぞれ称するときに、前記表皮材の進行方向に関し前記第一縫針より手前の位置において前記第一表皮片の表皮部と折返し部との間に差し込まれて当該第一表皮片の縁部を膨らませる第一スペーサと、
同じく前記表皮材の進行方向に関し前記第二縫針より手前の位置において前記第二表皮片の表皮部と折返し部との間に差し込まれて当該第二表皮片の縁部を膨らませる第二スペーサと、
を備えることを特徴とする縫製装置用押さえ治具。 - 前記第一スペーサおよび前記第二スペーサは、それぞれ、
前記表皮片の縁部に位置して前記膨隆部を形成するスペーサ本体部と、
前記表皮材の進行方向と交叉する方向でかつ前記端縁から遠ざかる表皮片内側方向に延びて前記スペーサ本体部を支持するアーム部と
を有し、
前記スペーサ本体部は、前記表皮材の進行方向とは逆方向に向け尖った形状を有する
請求項1に記載の縫製装置用押さえ治具。 - 前記第一スペーサおよび前記第二スペーサは、それぞれ、
前記表皮片の縁部に位置して前記膨隆部を形成するスペーサ本体部と、
前記表皮材の進行方向と交叉する方向でかつ前記端縁から遠ざかる表皮片内側方向に延びて前記スペーサ本体部を支持するアーム部と
を有し、
前記スペーサ本体部は、前記表皮材の進行方向に向け上り勾配となる傾斜した上面を有する
請求項1又は2に記載の縫製装置用押さえ治具。 - 前記表皮材の進行方向に延在して前記第一表皮片の膨隆部を収容し案内できるようにトンネル状に形成され、かつ、前記表皮材の進行方向について前記第一スペーサより前方位置において前記第一縫針の貫通動作を許容する第一案内溝と、
前記表皮材の進行方向に延在して前記第二表皮片の膨隆部を収容し案内できるようにトンネル状に形成され、かつ、前記表皮材の進行方向について前記第二スペーサより前方位置において前記第二縫針の貫通動作を許容する第二案内溝と
をさらに備えた請求項1から3のいずれか一項に記載の縫製装置用押さえ治具。 - 前記第一案内溝と前記第二案内溝との間の略中間位置において下方へ突出して前記針板の表面と一定の距離を隔てて対向し、その先端部が前記第一表皮片の端縁と前記第二表皮片の端縁との間に挿入されて前記第一表皮片と前記第二表皮片との接続部を前記針板表面に向け押さえる案内突起
をさらに備えた請求項1から4のいずれか一項に記載の縫製装置用押さえ治具。 - 被縫製材である表皮材を載せることが可能な針板と、
当該針板に向け互いに平行に延び当該針板に向け進退動する第一縫針および第二縫針と、
前記請求項1から5のいずれか一項に記載の押さえ治具と
を備えたことを特徴とする縫製装置。 - 二つ折状態となった第一表皮片の端縁と二つ折状態となった第二表皮片の端縁とが突き合わされかつこれらの端縁同士が接続されるように前記第一表皮片と前記第二表皮片とを縫い合わせると共に、前記二つ折状態となった表皮片のうち表皮材の表側となる部分を表皮部、当該表皮部の裏面側に位置するように折り返された部分を折返し部とそれぞれ称したときに、前記第一表皮片および前記第二表皮片のそれぞれについて前記端縁から一定の距離を隔てた表皮片内側位置において前記端縁と平行に縫い目が延びるように前記表皮部と前記折返し部とを縫い合わせ、これにより前記各端縁を縁取るように表皮片が膨らんだ膨隆部を形成した表皮材であって、
前記膨隆部は、折返し部側と比較して表皮部側の盛り上がりが大きい
ことを特徴とする表皮材。 - 前記膨隆部の内部が中空である
請求項7に記載の表皮材。 - 剛性を有するコア材と、
当該コア材を覆う表皮材と
を少なくとも備え、
前記表皮材が、前記請求項7または8に記載の表皮材である
ことを特徴とする表皮貼り製品。 - 二つ折状態となった第一表皮片の端縁と二つ折状態となった第二表皮片の端縁とが突き合わされかつこれらの端縁同士が接続されるように前記第一表皮片と前記第二表皮片とを縫い合わせた表皮材を被縫製材料として用意する工程と、
前記二つ折状態となった表皮片のうち表皮材の表側となる部分を表皮部、当該表皮部の裏面側に位置するように折り返された部分を折返し部とそれぞれ称するときに、前記第一表皮片と前記第二表皮片との接続部が延在する方向へ前記表皮材を進行させることにより前記第一表皮片の縁部と前記第二表皮片の縁部のそれぞれについて表皮部と折返し部との間にスペーサを挿入し、これにより当該表皮部と折返し部との間に隙間を形成する工程と、
当該表皮材の進行方向先方位置の前記端縁から一定の距離を隔てた第一表皮片の内側位置および前記端縁から一定の距離を隔てた第二表皮片の内側位置において、前記スペーサにより隙間が形成された第一表皮片および第二表皮片のそれぞれについて、各端縁と平行に縫い目が延びるように表皮部と折返し部とを縫い合わせ、これにより前記第一表皮片および前記第二表皮片をそれぞれ縁取るようにこれら表皮片が膨らんだ膨隆部を前記第一表皮片および前記第二表皮片のそれぞれに形成する工程と
を含むことを特徴とする膨隆部を備えた表皮材の製造方法。 - 前記表皮部と折返し部との間に隙間を形成する工程では、
前記スペーサにより前記表皮部を持ち上げて隆起させ、折返し部側より表皮部側の膨らみが大きくなるようにする
請求項10に記載の表皮材の製造方法。
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