JP2011182891A - 薬品表示コード自動読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬器にて搬送されている薬品を対象として薬品表示コードの自動読取を行う。
【解決手段】表示コード41を付された薬品40を収容した区分容器31を内底に複数並べて収納している搬器30を受け入れて送り出す搬器搬送機構14と、底部に軸回転するローラ部材21が組み込まれた多数の小容器20と、一巡する搬送路に小容器20を連ねて循環させる薬品搬送機構12と、その搬送路に臨んで設けられ薬品表示コード41を読み取る読取装置11と、搬器30から区分容器31単位で薬品40を取り出して小容器20のうち読取装置11の方へ向かうものに入れる第1移載装置13と、小容器20のうち読取装置11を通り過ぎたものから薬品40を取り出して搬器30内の区分容器31に戻す第2移載装置15とを備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、薬品に付された表示コードである薬品表示コードを自動で読み取る薬品表示コード自動読取装置に関し、さらには、薬品を搬器にて搬送する調剤システムにも関する。
薬品表示コードにはバーコードが多用されており、薬品表示コードは薬品そのものに付されることもあれば薬品の容器に付されることもあり、薬品表示コードをバーコードリーダ等で読み取ることで、照合や監査を迅速かつ的確に遂行することができる。具体例を挙げると、カセットに薬品を補充する際に補充作業者が読取装置の手動操作にて薬品表示コードを読み取らせてカセット記載情報と照合させるようになった薬品収納装置や(例えば特許文献1参照)、カセットから薬品を逐次排出するときに薬品表示コードを自動で読み取るようになった薬品払出装置(例えば特許文献2参照)、アンプル入り注射薬を逐次排出してからセットする前に注射薬を転がして薬品表示コードを自動読取するようになった注射薬の調剤方法(例えば特許文献3参照)などが知られている。
また、調剤済み薬品を搬器にて監査台へ搬送し、調剤監査に際して、搬器に付されている調剤指示箋などから薬品類に関する薬剤情報を読み取る等のことで、監査を支援するようになった調剤監査支援システムも知られている(例えば特許文献4参照)。
さらに、注射薬や輸液といった各種の薬品を自動で払い出すとともに搬器で搬送するようになった注射薬払出システムも知られている(例えば特許文献5参照)。
この注射薬払出システムでは、搬送される搬器に対し、区分収納室を複数形成された内挿容器が先に投入され、それから払い出された薬品が投入されるようになっている。
特開2001−198193号公報 特開2005−125013号公報 特開平10−081406号公報 特開平11−206857号公報 特開2006−230710号公報
このような従来装置では、薬品が単体で扱われる補充時や排出時には薬品表示コードの読取が手動や自動で行われているが、薬品が搬器に投入・収集されて搬器単位で搬送されているときには、搬器に付いているコード等の読取は行われても、搬器に収容されている個々の薬品を対象にして薬品表示コードを読み取ることまでは行われていない。薬品を搬器にて搬送した場合、搬送を終えた搬器から薬品が出された後で、各薬品の薬品表示コードの読取が行われており、これは調剤監査や最終監査でも同じである。
しかしながら、搬器から出されてバラバラになった薬品を対象にして薬品表示コードを読み取るのは、完全自動化しにくくて、手作業が欠かせないため、能率が良くないばかりか、監査担当者等に掛かる負担が重い。
また、医薬品の取り違え事故の防止とトレーサビリティの確保を目的として医薬品へのバーコード表示の実施が促進されており、薬品表示コード読取の重要性が増している。
そこで、搬器にて搬送されている薬品を対象として薬品表示コードの自動読取を行う薬品表示コード自動読取装置を実現することが技術的な課題となる。
本発明の薬品表示コード自動読取装置は(解決手段1)、このような課題を解決するために創案されたものであり、表示コードを付された薬品を収容した搬器を受け入れて送り出す搬器搬送機構と、底部に軸回転するローラ部材が組み込まれた多数の小容器と、一巡する搬送路に前記小容器を連ねて循環させる薬品搬送機構と、前記搬送路に臨んで設けられ前記表示コードを読み取る読取装置と、前記搬器から前記薬品を取り出して前記小容器のうち前記読取装置の方へ向かうものに入れる第1移載装置と、前記小容器のうち前記読取装置を通り過ぎたものから前記薬品を取り出して前記搬器に戻す第2移載装置とを備えている。
また、本発明の薬品表示コード自動読取装置は(解決手段2)、上記解決手段1の薬品表示コード自動読取装置であって、前記搬器の内部が区分けされており、前記第1移載装置および前記第2移載装置が前記搬器の区分けに対応させて前記小容器を使い分けることを特徴とする。
さらに、本発明の薬品表示コード自動読取装置は(解決手段3)、底部に軸回転するローラ部材が組み込まれた小容器と、表示コードを付された薬品を収容した前記小容器を複数収納した搬器と、この搬器を搬送する搬器搬送機構と、その搬送路に臨んで設けられ前記表示コードを読み取る読取装置とを備えている。
このような本発明の薬品表示コード自動読取装置にあっては(解決手段1,3)、小容器に収容された薬品がいわゆる丸物などの軸回転可能な薬品であれば小容器のローラ部材の軸回転に連れて薬品も軸回転し、その軸回転中に表示コードが読取装置の方を向くので、薬品に付された表示コードが自動で読み取られる。
しかも、薬品は、搬器に収容された状態で薬品表示コード自動読取装置に搬入され、搬器に収容された状態で薬品表示コード自動読取装置から搬出される。
したがって、この発明によれば、搬器にて搬送されている薬品を対象として薬品表示コードの自動読取を行う薬品表示コード自動読取装置を実現することができる。
また、本発明の薬品表示コード自動読取装置にあっては(解決手段2)、薬品の移載があっても薬品の区分状態が維持される。
本発明の実施例1について、薬品表示コード自動読取装置の構造を示し、(a)が平面配置図、(b)が移載装置と搬器の斜視図、(c)が読取装置と薬品搬送機構の斜視図、(d)と(e)が小容器と薬品の断面図、(f)が薬品の斜視図である。 薬品表示コード自動読取装置を組み込んだ調剤システムの概要構造を示し、(a)が監査装置を含む構成例、(b)が監査装置を含まない構成例である。 本発明の実施例2について、薬品表示コード自動読取装置の構造を示し、(a)が平面配置図、(b)が移載装置と読取装置と搬器の斜視図である。 本発明の実施例3について、薬品表示コード自動読取装置の構造を示し、(a)が薬品を収容した搬器の斜視図、(b)が空の搬器の斜視図、(c)が搬器の正面図と側面図、(d)が搬器を搬入していない薬品表示コード自動読取装置の斜視図、(e)が搬器を搬入した薬品表示コード自動読取装置の斜視図である。
このような本発明の薬品表示コード自動読取装置について、これを実施するための具体的な形態を、以下の実施例1〜3により説明する。
図1〜2に示した実施例1は、上述した解決手段1〜2(出願当初の請求項1〜2)を具現化したものであり、図3に示した実施例2は、その変形例であり、図4に示した実施例3は、上述した解決手段3(出願当初の請求項3)を具現化したものである。
なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、筐体パネルや,ベース,フレーム,ボルト等の締結具,ヒンジ等の連結具,電動モータ等の駆動源,モータドライバ等の電気回路,コントローラ等の電子回路などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
本発明の薬品表示コード自動読取装置の実施例1について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図1は、(a)が薬品表示コード自動読取装置10の全体の平面配置図、(b)が移載装置13,15と搬器30の斜視図、(c)が読取装置11と薬品搬送機構12の斜視図、(d)が薬品40を一つだけ収容した小容器20の断面図、(e)が薬品40を三つ収容した小容器20の断面図、(f)が薬品40の斜視図である。
薬品表示コード自動読取装置10は、例えば平板状ベースの上面で並列に配置された薬品搬送機構12及び搬器搬送機構14と、薬品搬送機構12の上方に配置された読取装置11と、薬品搬送機構12及び搬器搬送機構14の両端上方に配置された移載装置13(第1移載装置)及び移載装置15(第2移載装置)と、図示しない制御装置とを具えている。この薬品表示コード自動読取装置10が取り扱うのは、搬入搬出対象の搬器30と、読取対象の薬品40である。制御装置は、プログラマブルなマイクロプロセッサやシーケンサからなり、各部11〜15を動作制御して連係・協動させるようになっている。
搬器30は、内底に区分容器31を幾つか並べることで、内部が区分けされており、それぞれの区分容器31に一個ずつか少数個の薬品40を収容するようになっている。
薬品40は、軸回転可能ないわゆる丸物が適しており、その典型例としては、アンプル・バイアル等に収容された注射薬や造影剤の他、ボトル等に収容された錠剤・散剤等の医薬品や補助薬品などが、挙げられる。薬品40の外周面には直接印刷や印刷物貼付にて薬品表示コード41が付されている。薬品表示コード41は、厚生労働省の指導に基づいてJANコードやRSSコードといった標準的なバーコードで印刷されている。
搬器搬送機構14は、例えば横置きのベルトコンベアからなり、搬器30の搬送経路の途中に介挿されるようになっている。そして、制御装置の制御に従って、外部から搬入された搬器30を受け入れて装置内で水平送りしてから外部へ送り出すのであるが、搬器30の薬品40が移載装置13,15による移し替えの対象になっているときには、移載装置13の近傍の搬入直後位置と、移載装置15の近傍の搬出直前位置とで、搬送動作一時停止にて搬器30を止めておくようにもなっている。
薬品搬送機構12は、搬器搬送機構14の後方でそれと並走する例えば横置きのベルトコンベアと、そのベルトコンベアの外周面上に装着されて連なる多数の小容器20と、そのベルトコンベアの上辺部分の直ぐ脇に設けられたラック16(静止直線歯列部材,軸回転駆動部材)とを具えている。小容器20は、何れも、底部に一本か複数本のローラ部材21が組み込まれており、ローラ部材21は、軸方向を小容器20の長手方向に合わせた横置き姿勢で、周面の上側部分を小容器20の内底に露出させている。ローラ部材21の一端にはピニオン22(転動歯車,軸回転従動部材)が装備されている。
この薬品搬送機構12は、制御装置の制御に従ってベルトコンベアが動作すると、多数の小容器20がベルトコンベアの外周面に沿ってその外側を一巡する搬送路を循環するとともに、ラック16の脇に来た小容器20は、ピニオン22がラック16と噛合するので、循環移動に伴ってローラ部材21が軸回転するようになっている。なお、ローラ部材21の軸回転駆動は、上述した噛合方式に限定される訳でなく、静止部材と転動部材との摩擦方式でも良く、電動モータ等を用いて積極的に駆動するようにしても良い。
読取装置11は、薬品表示コード41を読み取り可能なバーコードリーダであり、下向きの姿勢で薬品搬送機構12の上方に設けられて、薬品搬送機構12の搬送路を循環移動する小容器20に収容されている薬品40に対してバーコード読取を行い、薬品40に付されている薬品表示コード41を読み取れたときにはその読取結果を制御装置に通知するようになっている。読取装置11は、薬品搬送機構12の搬送路のうちラック16の脇の部分については全域をカバーするよう、一台で足りなければ複数台が設けられている。複数台の読取装置11の読取結果は、該当する薬品40を収容した小容器20の走行位置に基づいて整理統合する等のことで、一つに集約するように、制御装置がなっている。
移載装置13,15は、何れも、薬品40を持ち上げる例えば吸着ヘッド等の作用部と、その作用部を上下左右に移動させる二次元や三次元の移動機構と、その駆動源とを具えていて、薬品40を移し替える際には制御装置の制御下で搬器30の区分けに対応させて小容器20を使い分けるようになっている。すなわち、移載装置13(第1移載装置)が、搬器搬送機構14の搬送路上の搬入直後位置の搬器30から区分容器31単位で薬品40を取り出して、その薬品40を薬品搬送機構12の小容器20のうち読取装置11の方へ向かうものに入れるものであるのに対し、移載装置15(第2移載装置)は、読取装置11の下を通って循環移動する小容器20のうち読取装置11のところを通り過ぎたものから薬品40を取り出して、その薬品40を搬器搬送機構14の搬送路上の搬出直前位置の搬器30に区分容器31単位で戻すものである。
この実施例1の薬品表示コード自動読取装置10について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。図2は、(a)が薬品表示コード自動読取装置10を監査装置54に組み込んだ調剤システム50の概要構成図、(b)が薬品表示コード自動読取装置10を薬品払出装置53に組み込んだ調剤システム58の概要構成図である。
薬品表示コード自動読取装置10は、単独でも使用可能であるが、自動調剤システムに組み込まれることが多い。調剤システム50は(図2(a)参照)、監査装置54を備えたシステムの構成例であり、搬器供給装置51と薬品払出装置52と薬品払出装置53と監査装置54と印刷投入装置55と搬器収納装置56とに亘って連なる搬器搬送機構57の搬送路のうち監査装置54のところを薬品表示コード自動読取装置10の搬器搬送機構14が置き換える形で、薬品表示コード自動読取装置10が組み込まれている。
また、調剤システム58は(図2(b)参照)、監査装置54を欠いたシステムの構成例であり、搬器供給装置51と薬品払出装置52と薬品払出装置53と印刷投入装置55と搬器収納装置56とに亘って連なる搬器搬送機構57の搬送路のうち薬品払出装置53の搬出側の部分を薬品表示コード自動読取装置10の搬器搬送機構14が置き換える形で、薬品表示コード自動読取装置10が組み込まれている。何れのシステムでも、薬品払出装置52,53から払い出された薬品40を区分容器31に区分収容した搬器30が、上流の搬器搬送機構57から薬品表示コード自動読取装置10に搬入されて下流の搬器搬送機構57へ搬出されるが、その間に、薬品表示コード41の自動読取が行われる。
薬品表示コード41の自動読取は制御装置の動作モードに応じて選択的に行われる。読み取り無しの動作モード下では、搬器搬送機構14に搬入された搬器30が、薬品表示コード自動読取装置10の中では搬器搬送機構14によって単に搬送されて(図1(a)の破線矢印を参照)、薬品表示コード自動読取装置10から搬出される。
読み取り有りの動作モード下では、搬器搬送機構14に搬入された搬器30が搬入直後位置で一旦止められ、そのまま搬器30を静止させながら又は区分容器31の幅の単位で搬器30を間欠送りしながら、薬品40が移載装置13によって搬器30の区分容器31から薬品搬送機構12の小容器20に移し替えられる(図1(a),(b)参照)。
薬品40を収容した小容器20は、読取装置11の下方へ移動し(図1(a),(c)参照)、そこでピニオン22がラック16と噛合するので、ローラ部材21が軸回転する。ローラ部材21が軸回転すると、小容器20の中でローラ部材21の上に乗っている薬品40も、随伴して軸回転する(図1(d),(e)参照)。薬品40が軸回転すると、一回転する間には必ず薬品40の外周面の薬品表示コード41が上に来るので(図1(f)参照)、一台以上の読取装置11によって薬品表示コード41が読み取られる。その間、薬品40を取り出された搬器30は、搬器搬送機構14によって搬出直前位置まで搬送され、そこに止まって薬品40が戻されるのを待つ(図1(a)の破線矢印を参照)。
薬品表示コード41の読取の済んだ薬品40を収容している小容器20は、更に移動して読取装置11とラック16のところを通り越し、それから移載装置15の移載可能範囲に到達する(図1(a),(c)参照)。すると、そこで、移載装置15によって薬品40が薬品搬送機構12の小容器20から搬出直前位置の搬器30の区分容器31へ移し替えられる(図1(a),(b)参照)。その際、薬品40は総て元の区分容器31に戻されるので、例えば施用単位できめ細かく区分け払出した薬品の区分状態が維持される。
こうして、自動読取の済んだ薬品40が元の区分状態で搬器30に戻されると、その搬器30は薬品表示コード自動読取装置10から搬出される(図1(a)参照)。
本発明の薬品表示コード自動読取装置の実施例2について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図3は、(a)が薬品表示コード自動読取装置60の平面配置図、(b)が移載装置13と読取装置61,62と搬器30の斜視図である。
この薬品表示コード自動読取装置60が上述した実施例1の薬品表示コード自動読取装置10と相違するのは、薬品表示コード41を読み取るための読取装置61,62が追加されている点である。
読取装置62は、搬器搬送機構14の搬送路のうち搬入部分に臨んで設けられており、下向き姿勢で、搬入直後位置の搬器30の区分容器31に収容されている薬品40の薬品表示コード41の読取を試行するようになっている。
そして、移載前の薬品40の薬品表示コード41が正しく読み取れた場合は、その読取結果が制御装置によって受理され、その薬品40については移載装置13による移載も読取装置11による読取も含めて以降の処理が省略される。
読取装置61は、移載装置13の移載路に臨んで幾つか設けられており、上向き姿勢や斜め上向き姿勢で、移載のために持ち上げられた薬品40の薬品表示コード41の読取を試行するようになっている。
そして、読取が正しく行えた場合は、その読取結果が制御装置によって受理されるとともに、その薬品40が移載装置13によって直ちに元の区分容器31に戻され、その薬品40については読取装置11による読取など以降の処理が省略される。
この場合、移載装置13での移載の前や途中でも読取装置61,62にて薬品表示コード41を読み取れたときには移載やそれ以降の処理が省略され、それで読み取れなかったときだけ読取装置11による読取が行われるので、移載装置13,15による移載と薬品搬送機構12による搬送の対象となる薬品40が絞り込まれて個数が減るため、全体的な処理の能率・スループットが向上する。また、薬品40が丸物の場合はもちろん丸物でない例えば角箱入りの場合でも薬品表示コード41を自動で読み取ることができる。
なお、読取装置61は、移載装置13でなく移載装置15の移載路に臨んで設けられていても良く、移載装置13,15の双方の移載路に臨んで重複して設けられていても良い。また、読取装置62も、搬器搬送機構14の搬送路のうち搬入部分でなく搬出部分に臨んで設けられていても良く、搬器搬送機構14の搬送路における搬入部分および搬出部分の双方に臨んで重複して設けられていても良い。そのような重複設置により、薬品40に付された薬品表示コード41の自動読取の確度を更に向上させることができる。
本発明の薬品表示コード自動読取装置の実施例3について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図4は、(a)が薬品40を収容した搬器70の斜視図、(b)が空の搬器70の斜視図、(c)が搬器70の正面図と側面図、(d)が搬器70を全く搬入していない薬品表示コード自動読取装置80の斜視図、(e)が搬器70を幾つか搬入した薬品表示コード自動読取装置80の斜視図である。
この薬品表示コード自動読取装置80が上述した実施例1の薬品表示コード自動読取装置10と相違するのは、小容器20が区分容器31に吸収合体されて区分容器兼用の小容器72になった点と、薬品搬送機構12と搬器搬送機構14が一本化されて搬器搬送機構81になった点と、それに伴い移載装置13,15が不要になって省かれた点である。
すなわち、薬品表示コード自動読取装置80は、底部に軸回転するローラ部材73が組み込まれた小容器72と、薬品表示コード41を付された薬品40を収容した小容器72を複数収納した搬器70と、この搬器70を搬送する搬器搬送機構81と、その搬送路に臨んで設けられ薬品表示コード41を読み取る読取装置11とを備えている。
小容器72は、内底にローラ部材73の外周面が露出している点で上述の小容器20を踏襲しているが、搬器70の内底に並べて収納されて搬器70の内部空間を区分する点で上述の区分容器31を踏襲している。ローラ部材73も上述したローラ部材21を踏襲したものであり一端にピニオン22同様のピニオン74を具備している。搬器70は、基本的には搬器30を踏襲しているが、区分容器31に代えて小容器72を収納するようになったことに対応して、ピニオン74を露出させる切欠71が形成されている。
搬器搬送機構81は搬器70を水平搬送できれば上述の搬器搬送機構14や薬品搬送機構12のベルトコンベアと同じもので良く、読取装置82も搬器搬送機構81における搬器70の搬送路に臨んで設けられて薬品表示コード41を読み取れれば上述の読取装置11と同じもので良く、ラック83も搬器搬送機構81に添設されてそこを搬送中の搬器70の小容器72のピニオン74と噛合することでローラ部材73を軸回転させることができれば上述のラック16と同じもので良い。
この場合、薬品表示コード41を付された薬品40を小容器72に区分収容した搬器70が、薬品表示コード自動読取装置80に搬入されると、搬器搬送機構81によって水平搬送されてから薬品表示コード自動読取装置80の外へ搬出されるが、その途中で、搬器70の中の小容器72のピニオン74がラック83と噛合して、ローラ部材73が軸回転するため、薬品表示コード自動読取装置10について上述したのと同様にして、薬品40の薬品表示コード41が読取装置82によって読み取られることとなる。
10…薬品表示コード自動読取装置、
11…読取装置、12…薬品搬送機構、13…(第1)移載装置、
14…搬器搬送機構、15…(第2)移載装置、16…ラック(静止直線歯)、
20…小容器、21…ローラ部材、22…ピニオン(転動歯車)、
30…搬器、31…区分容器、40…薬品、41…薬品表示コード、
50…調剤システム、51…搬器供給装置、
52,53…薬品払出装置、54…監査装置、55…印刷投入装置、
56…搬器収納装置、57…搬器搬送機構、58…調剤システム、
60…薬品表示コード自動読取装置、61,62…読取装置、
70…搬器、71…切欠、72…小容器(区分容器)、
73…ローラ部材、74…ピニオン(転動歯車)、
80…薬品表示コード自動読取装置、
81…搬器搬送機構、82…読取装置、83…ラック(静止直線歯)

Claims (3)

  1. 表示コードを付された薬品を収容した搬器を受け入れて送り出す搬器搬送機構と、底部に軸回転するローラ部材が組み込まれた多数の小容器と、一巡する搬送路に前記小容器を連ねて循環させる薬品搬送機構と、前記搬送路に臨んで設けられ前記表示コードを読み取る読取装置と、前記搬器から前記薬品を取り出して前記小容器のうち前記読取装置の方へ向かうものに入れる第1移載装置と、前記小容器のうち前記読取装置を通り過ぎたものから前記薬品を取り出して前記搬器に戻す第2移載装置とを備えている薬品表示コード自動読取装置。
  2. 前記搬器の内部が区分けされており、前記第1移載装置および前記第2移載装置が前記搬器の区分けに対応させて前記小容器を使い分けるようになっていることを特徴とする請求項1記載の薬品表示コード自動読取装置。
  3. 底部に軸回転するローラ部材が組み込まれた小容器と、表示コードを付された薬品を収容した前記小容器を複数収納した搬器と、この搬器を搬送する搬器搬送機構と、その搬送路に臨んで設けられ前記表示コードを読み取る読取装置とを備えている薬品表示コード自動読取装置。
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