JP2004344539A - 搬器供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】搬器収納装置と一体化した搬器供給装置を実現する。
【解決手段】空の搬器10を積み重ねた空搬器の積重11を乗せて置ける台座部21に搬出機構22が組み込まれている搬器供給装置20において、薬剤投入後の搬器10を逐次受け入れてそれを積み上げ薬剤投入搬器の積重12を延ばす搬入機構23を、空搬器の積重11から搬器10を逐次送り出す搬出機構22と隣り合う状態で、台座部21に組み込む。これにより、調剤機と横に並べて設置するのに好適な態様で、簡素かつ小形になる。
【選択図】 図1
【解決手段】空の搬器10を積み重ねた空搬器の積重11を乗せて置ける台座部21に搬出機構22が組み込まれている搬器供給装置20において、薬剤投入後の搬器10を逐次受け入れてそれを積み上げ薬剤投入搬器の積重12を延ばす搬入機構23を、空搬器の積重11から搬器10を逐次送り出す搬出機構22と隣り合う状態で、台座部21に組み込む。これにより、調剤機と横に並べて設置するのに好適な態様で、簡素かつ小形になる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動調剤機等に空の搬器を供給する搬器供給装置に関し、さらには自動調剤機等から薬剤投入後の搬器を受け入れる搬器収納装置にも関する。
【0002】
【従来の技術】
トレー等の搬器は、病院や薬局等で調剤済み薬剤を運ぶのに用いられ、搬送路上を自動搬送されることもあれば、人手で持ち運ばれることもある。そのような搬器の利用例として、搬器の搬送路に沿って調剤機を並べるとともに搬送路の両端側に分けて搬器供給装置と搬器収納装置とを配置した調剤支援システムが知られている(例えば特許文献1参照)。このシステムでは、搬器供給装置と搬器収納装置は別体であり、搬器供給装置は、空の搬器を受け入れて多数保持するとともに必要時には搬送路へ逐次送り出すものであり、搬器収納装置は、搬送路で薬剤を投入された後の搬器を逐次受け入れるとともに人手で取り出し易い状態で多数保持するものであり、それらの搬器が搬器棚に置かれるようになっている。
【0003】
棚が無くても積み重ねて取り扱える搬器も有り、そのような搬器の利用例として、薬剤ではなく薬袋を収容する薬袋印刷装置が知られている(例えば特許文献2参照)。この装置で、トレイ下降機構は、空のトレイ即ち搬器を積み重ねた状態で乗せて置いて逐次送り出すようになっており、搬器供給装置に相当する。また、トレイ上昇機構は、薬袋投入後のトレイ即ち搬器を逐次受け入れて積み上げるようになっており、搬器収納装置に相当する。これらのトレイ下降機構とトレイ上昇機構も、搬器搬送路を形成するトレイコンベアの両端に分かれて設置されており、間には薬袋反転機構が設置されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−169436号公報 (第1頁、第4頁、第6頁)
【特許文献2】
特許第2905460号公報 (第5−7頁、図1、図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の搬器供給装置と搬器収納装置では、別体の場合、搬送路を持つシステムへの連結や組込さらには組み替えも容易で各種システムの構築に際し便利に使えるうえ、処理能力も高いので、多数の調剤機を列設した大形のシステムには好適である。もっとも、一台や少数の調剤機と組み合わせて比較的小形のシステムを構築しようとすると、システム設置面積における搬器供給装置等の占有面積の割合が相対的に高くなって、設置空間の配分バランスが悪化する。また、搬器棚を採用した場合、簡素化ばかりか小形化や原価低減も難しい。
【0006】
一方、トレイ下降機構やトレイ上昇機構のように搬器を積み重ねて取り扱う場合、搬器を取り扱う部分の機構は簡素化し易いが、上述した薬袋印刷装置のように装置筐体に総てを内蔵するのでは、多様なシステムの構築には使いづらい。また、離隔して設置したのでは、小形化が難しい。
そこで、両者の利点を兼備した搬器供給装置および搬器収納装置を創案することが課題となる。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、搬器収納装置と一体化した搬器供給装置を実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために創案された本発明の搬器供給装置について、その構成および作用効果を以下に説明する。
【0008】
本発明の搬器供給装置は、出願当初の請求項1に記載の如く、空の搬器を積み重ねた状態で乗せて置ける台座部に、その空の搬器を逐次送り出す搬出機構が組み込まれている搬器供給装置において、薬剤投入後の搬器を逐次受け入れて積み上げる搬入機構が、前記搬出機構と隣り合う状態で、前記台座部に組み込まれている、というものである。
【0009】
このような搬器供給装置にあっては、台座部に搬出機構ばかりか搬入機構も組み込まれて、搬器収納装置と一体化したものとなる。また、搬出機構も搬入機構も搬器を積み上げて取り扱うものなので、台座部の中も上も簡素化し易くなっている。特に台座部の上方には、搬器が積み重ねた状態でおかれることから、そのための開放空間が確保されていれば足り、棚等の部材を配置する必要がないので、簡素かつ安価なものとなる。
【0010】
さらに、搬出機構と搬入機構とが隣り合っていることから、空の搬器の積み重ねと薬剤投入後の搬器の積み重ねも隣り合って並び立つので、装置自体が小形になるばかりか多数の搬器を保持した状態でもコンパクトに纏まる。
これにより、調剤した薬剤を搬器に投入する自動調剤機との組合せが容易に行えるものとなり、さらには、一台や少数の調剤機と組み合わせて比較的小形のシステムを構築したときでも、過分な設置空間を占有することなく、調剤機に対する搬器の供給および収納といった必要な機能を十分に果たすこととなる。
したがって、この発明によれば、搬器収納装置と一体化した搬器供給装置を簡素かつ小形に実現することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
このような解決手段で達成された本発明の搬器供給装置について、これを実施するための形態を幾つか説明する。
【0012】
本発明の第1の実施形態は、上述した解決手段の搬器供給装置であって、前記台座部において前記搬出機構が奥側に設けられ前記搬入機構が前側に設けられている、というものである。
このような実施形態の搬器供給装置にあっては、搬器収納装置との一体化に際して両機構が前後に並べて設けられていることから、横幅が一台分で足りるので、搬器の供給を受ける調剤機と組み合わせるに際して一般的な横並び連結を採用したとき特にコンパクトに纏まる。そして、その設置状態では、注意深く扱わなければならない薬剤投入後の搬器が、人手でも扱い易い手前側に積み上げられ、それに比べれば人手では取り扱い難い奥側には、気軽に扱える空の搬器が積み重ねられる。これにより、一層コンパクトに一体化され、それでも搬器の自動供給および自動収納ばかりか搬器の人手での取扱まで容易かつ的確に行われることとなる。したがって、この実施形態によれば、搬器収納装置と簡素かつ小形に一体化した搬器供給装置を調剤機との横並びに好適な態様で実現することができる。
【0013】
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施形態は、上述した解決手段および実施形態の搬器供給装置であって、搬器への印刷を行うプリンタが前記台座部において前記搬入機構の上方手前側に設けられている、というものである。
このような実施形態の搬器供給装置にあっては、薬剤投入後の搬器を受け入れる際にその搬器に対する印刷が行われるようになっていることから、実際に薬剤の投入がなされたことを確認したうえで印刷が実行されるので、薬剤投入が行われなかったのに印刷だけが行われるといった薬剤投入処理と印刷処理との食い違い発生が確実に防止される。また、プリンタを組み込んでも、装置の横幅が広くなるのは回避される。したがって、この実施形態によれば、搬器収納装置に加えてプリンタまで簡素かつ小形に一体化した搬器供給装置を調剤機との横並びに好適な態様で実現することができる。
【0014】
このような解決手段や実施形態で達成された本発明の搬器供給装置について、これを実施するための具体的な形態を、以下、一実施例により説明する。
なお、その図示に際しては、簡明化等のため、フレームや,ボルト等の締結具,ヒンジ等の連結具,モータ等の駆動部材,ギア等の伝動部材,コントローラ等の電子回路などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。また、搬送機構についても、詳細構造は割愛して、搬送路と搬送方向を矢印で示すにとどめた。
【0015】
【実施例】
本発明の搬器供給装置の実施例について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図1は、(a)が搬器供給装置20の平面図、(b)がプリンタを省略した平面図、(c)が搬器供給装置20の正面図、(d)が右側面図である。
【0016】
この搬器供給装置20は、台座部21と搬出機構22と搬入機構23とラベルプリンタ24とを具えたものであり、搬出機構22と搬入機構23とが台座部21に組み込まれ、ラベルプリンタ24が台座部21に付設されて、単一ユニットに纏められている。台座部21は、一例を挙げると、横幅が55cmで、奥行が790cmで、高さが37cmである。この台座部21では、前面と背面に、高さ1m弱のパネルが付設されている。台座部21の上方およびその左右は、空の搬器10の補充や薬剤投入後の搬器10の取出を手作業で行いやすいよう開放されている。台座部21の天板・上面には、搬器10より一回り大きい開口が2つ前後に並んで貫通形成されている。何れの開口も、台座部21が小形になるよう、長辺が左右の横向きで短辺が前後の奥向きになっている。
【0017】
搬出機構22は、空の搬器を隣接の調剤機等へ逐次送り出すために、搬器下降機構と搬器水平送出機構とからなり、台座部21の奥側に格納状態で設置されている。搬器下降機構は、台座部21上面の開口のうち後方のものの直下に配置され、空の搬器10を積み重ねた空搬器の積重11を乗せると非作動時はそれを台座部21上方に立てた状態で保持し続けるとともに作動時には空搬器の積重11から最下の搬器10を下降させて搬器水平送出機構に引き渡すようになっている。このような搬器下降機構は、公知の手法で具体化される(例えば特許文献2における積層トレイ取扱機構80を参照)。搬器水平送出機構もベルトコンベアやロボットアーム等の公知手法で具体化されるが、その搬送路は、搬器下降機構の直下から台座部21の側面(図では左側面)の開口へ水平に延びている。
【0018】
搬入機構23は、隣接の調剤機等から薬剤投入後の搬器10を逐次受け入れて積み上げるために、搬器上昇機構と搬器水平受入機構とからなり、台座部21の前側に格納状態で設置されている。搬器上昇機構は、台座部21上面の開口のうち前方のものの直下に配置され、薬剤投入後の搬器10が搬器水平受入機構で移送されて来ると作動してその搬器10を受け取って持ち上げ直上の開口から台座部21の上方へ上昇させるようになっている。そこに既に薬剤投入後の搬器10が有れば新たな搬器10はその最下に付いて既存の搬器10を押し上げるので、薬剤投入後の搬器10を積み重ねた薬剤投入搬器の積重12が台座部21上方に立つ状態で上方へ成長するようになっている。このような搬器上昇機構も公知の手法で具体化される(例えば特許文献2における積層トレイ取扱機構80を参照)。搬器水平受入機構も、やはりベルトコンベアやロボットアーム等の公知手法で具体化され、搬器上昇機構の直下から台座部21の側面(図では左側面)の前側の開口へ水平に延びているが、この搬送路は、ラベルプリンタ24の下を経由するために、曲がっている。
【0019】
ラベルプリンタ24には、搬器10の再利用時にラベルを貼り替えなくても印刷が行えるよう、書込ヘッドに加えて消去ヘッドも具備したものが採用されており、図示しないコントローラの指示に従って、搬器10の所定部位に貼付された書き直し可能なラベル紙に対し、処方箋番号や,患者名,病棟名などの情報を総て又は何れか一部のものだけ目視読取可能に書き込むようになっている。
搬器10は、薬剤投入のため上面の開放された箱体からなり、積み重ねても安定するよう底部に段が付けられるとともに、搬出機構22及び搬入機構23での昇降に適するよう上部に鍔が付けられている(例えば特許文献2におけるトレイ90を参照)。その鍔部上面のうち見易いところ等に上記のラベル紙が貼付される。
【0020】
このような搬器供給装置20について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。図2は、搬器供給装置20を組み込んだ調剤システム例を示しており、(a)が平面図、(b)が正面図である。
【0021】
搬器供給装置20は、搬器供給および搬器収納の役目を果たすために、他の自動調剤機30に連結される(図では、自動調剤機30が左側、搬器供給装置20が右側)。自動調剤機30は、各種の薬剤を収納していて調剤指示に従って適宜のものを取り出す薬剤収納庫31と、その下方に設けられ搬器10を搬送する搬器搬送部32とを具えている。搬器搬送部32は、搬器供給装置20の搬出機構22から空の搬器10を受け取って、薬剤収納庫31から取り出された図示しない薬剤を搬器10に投入し、薬剤投入後の搬器10を搬器供給装置20の搬入機構23へ送り返すようになっている。薬剤収納庫31は、例えば注射薬払出装置では各種の注射薬を選択排出可能に収納しており、整列払出機構や袋詰機構が付加されていることもある。
【0022】
また、この搬器供給装置20には、情報付加装置40も横に(図では搬器供給装置20の右奥に)並設されている。情報付加装置40は、処方箋収納に流用された搬器10を一時的に乗せて置けるテーブル41と、その机上に設置されたディスプレイ42及びプリンタ43と、テーブル41に内蔵された図示しないコントローラとを具えている。このコントローラは、例えば図示しない処方箋オーダリングシステムや付属の入力装置などから処方箋データを得て保持するとともに、自動調剤機30で調剤対象となった処方箋データをプリンタ43に送出して処方箋を印刷させるようになっている。その確認のため、処方箋番号等の一覧リストをディスプレイ42に表示するようにもなっている。
【0023】
このような調剤システムにあっては、搬器供給のため、空の搬器10を積み重ねた空搬器の積重11を搬器供給装置20の台座部21上面の後方開口のところで搬出機構22に乗せ、搬器収納のため、台座部21上面の前方開口のところは空けておく。これらの作業は手作業なので、搬器供給装置20の左右両側のうち開いている方(図では右方)から作業者が行う。また、自動調剤機30の薬剤収納庫31には各種の注射薬等を補充し、情報付加装置40のプリンタ43には処方箋印刷用紙を補充しておく。
【0024】
この状態で図示しない上位コントローラ等から自動調剤機30に調剤指示が出されるとともに搬器供給装置20に搬器供給指示が出されると、搬器供給装置20による搬器10の供給および収納と、自動調剤機30による調剤とが、自動で行われる。具体的には、先ず、搬器供給装置20で、搬出機構22が作動して空搬器の積重11から最下の搬器10が送出される。この空の搬器10は搬器搬送部32に引き渡されて、薬剤投入位置へ搬送される。自動調剤機30の薬剤収納庫31では、調剤指示で指定された一つの或いは幾つかの注射薬等が、該当するカセットや収納容器から排出されて、搬器搬送部32内の薬剤投入位置に導かれる。こうして、調剤指示に従って所要の薬剤が収集される。
【0025】
そして、収集された薬剤は、何れも、そこで待っている搬器10に投入される。薬剤の投入が済むと、薬剤投入後の搬器10は、再び搬送されて搬器搬送部32から搬器供給装置20の搬入機構23に引き渡される。この搬器10は、搬入機構23によって一旦ラベルプリンタ24のところへ移送され、ラベルプリンタ24によって貼付ラベルに処方箋番号等の情報が印刷され、それから再び搬入機構23によって台座部21の前方開口のところへ移送され上昇させられる。こうして、空で供給した搬器10が薬剤を投入されて戻り空搬器の積重11のところでなくその手前のところに収納される。
【0026】
かかる一連の処理が繰り返されると、その度に、空搬器の積重11からは搬器10が一つずつ減り、その手前には、薬剤投入後の搬器10が一つずつ増えて積み上げられ、薬剤投入搬器の積重12が出来上がる。また、それと並行して、情報付加装置40では、調剤指示の元になった処方箋が一枚ずつプリンタ43にて印刷されてテーブル41上の搬器10に投入される。これらの処方箋の並び順は薬剤投入搬器の積重12における各搬器10に係る調剤順序と逆になるが両者は一対一で対応している。ここまで自動で処理されるので、後は、手作業で処理する。すなわち、作業者が、搬器供給装置20の台座部21上から薬剤投入搬器の積重12を手に持って運び出すとともに、処方箋の入っている搬器10もテーブル41上から一緒に運び出して、監査台等へ移載する。
【0027】
【その他】
なお、上記の実施例では、搬器10の特定や識別のために書き直し可能なラベルが用いられたが、搬器10の特定や識別のための手段は、それに限られるものでなく、例えばバーコードを印刷するものでも良い。接触式のICカードや非接触式のデータキャリアも搬器10に付設して調剤データや処方箋データ等の詳細な付加情報まで搬器に付随させるようにしても良い。
【0028】
また、情報付加装置40の並設は必須でなく選択可能な任意事項である。さらに、自動調剤機30は、一台に限られる訳でなく、複数台が連なっていても良い。搬器搬送部32のように搬器の搬送路を薬剤収納庫31の直下に設けるのも必然ではなく、搬器の搬送路は、搬器を薬剤投入可能に往復や巡回させるものであれば良く、例えば公知の調剤支援システムの搬器搬送路のように(特許文献1参照)上下の2段構成になっていても良い。その場合は、台座部21側面における搬出機構22の搬器送出口や搬入機構23の搬器受入口を適合させても良く、移載ユニット等を介在させても良い。
【0029】
さらに、上記の実施例では、台座部において搬出機構が奥側に設けられ搬入機構が前側に設けられていたが、搬入搬出機構の配置はそれに限定されるものでなく、例えば、台座部において搬入機構を奥側に設け搬出機構を前側に設けるようにしても良い。
また、上記の実施例では、搬器への印刷を行うプリンタが台座部において搬入機構の上方手前側に設けられていたが、プリンタは他の部位に設置しても良い。
【0030】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の搬器供給装置にあっては、搬器収納装置と搬器供給装置とを一体化するに際して、搬出機構にも搬入機構にも搬器を積み上げて取り扱うタイプを採用するとともに、それら両機構を台座部に隣り合わせて組み込んだことにより、搬器収納装置と一体化した搬器供給装置を簡素かつ小形に実現することができたという有利な効果が有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬器供給装置について、(a)が平面図、(b)がプリンタを省略した平面図、(c)が正面図、(d)が右側面図である。
【図2】それを組み込んだ調剤システム例について、(a)が平面図、(b)が正面図である。
【符号の説明】
10…搬器(トレー、ボックス)、
11…空搬器の積重、12…薬剤投入搬器の積重、
20…搬器供給装置、21…台座部、
22…搬出機構、23…搬入機構、24…ラベルプリンタ、
30…自動調剤機、31…薬剤収納庫、32…搬器搬送部、
40…情報付加装置、41…テーブル、
42…ディスプレイ、43…プリンタ
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動調剤機等に空の搬器を供給する搬器供給装置に関し、さらには自動調剤機等から薬剤投入後の搬器を受け入れる搬器収納装置にも関する。
【0002】
【従来の技術】
トレー等の搬器は、病院や薬局等で調剤済み薬剤を運ぶのに用いられ、搬送路上を自動搬送されることもあれば、人手で持ち運ばれることもある。そのような搬器の利用例として、搬器の搬送路に沿って調剤機を並べるとともに搬送路の両端側に分けて搬器供給装置と搬器収納装置とを配置した調剤支援システムが知られている(例えば特許文献1参照)。このシステムでは、搬器供給装置と搬器収納装置は別体であり、搬器供給装置は、空の搬器を受け入れて多数保持するとともに必要時には搬送路へ逐次送り出すものであり、搬器収納装置は、搬送路で薬剤を投入された後の搬器を逐次受け入れるとともに人手で取り出し易い状態で多数保持するものであり、それらの搬器が搬器棚に置かれるようになっている。
【0003】
棚が無くても積み重ねて取り扱える搬器も有り、そのような搬器の利用例として、薬剤ではなく薬袋を収容する薬袋印刷装置が知られている(例えば特許文献2参照)。この装置で、トレイ下降機構は、空のトレイ即ち搬器を積み重ねた状態で乗せて置いて逐次送り出すようになっており、搬器供給装置に相当する。また、トレイ上昇機構は、薬袋投入後のトレイ即ち搬器を逐次受け入れて積み上げるようになっており、搬器収納装置に相当する。これらのトレイ下降機構とトレイ上昇機構も、搬器搬送路を形成するトレイコンベアの両端に分かれて設置されており、間には薬袋反転機構が設置されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−169436号公報 (第1頁、第4頁、第6頁)
【特許文献2】
特許第2905460号公報 (第5−7頁、図1、図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の搬器供給装置と搬器収納装置では、別体の場合、搬送路を持つシステムへの連結や組込さらには組み替えも容易で各種システムの構築に際し便利に使えるうえ、処理能力も高いので、多数の調剤機を列設した大形のシステムには好適である。もっとも、一台や少数の調剤機と組み合わせて比較的小形のシステムを構築しようとすると、システム設置面積における搬器供給装置等の占有面積の割合が相対的に高くなって、設置空間の配分バランスが悪化する。また、搬器棚を採用した場合、簡素化ばかりか小形化や原価低減も難しい。
【0006】
一方、トレイ下降機構やトレイ上昇機構のように搬器を積み重ねて取り扱う場合、搬器を取り扱う部分の機構は簡素化し易いが、上述した薬袋印刷装置のように装置筐体に総てを内蔵するのでは、多様なシステムの構築には使いづらい。また、離隔して設置したのでは、小形化が難しい。
そこで、両者の利点を兼備した搬器供給装置および搬器収納装置を創案することが課題となる。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、搬器収納装置と一体化した搬器供給装置を実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために創案された本発明の搬器供給装置について、その構成および作用効果を以下に説明する。
【0008】
本発明の搬器供給装置は、出願当初の請求項1に記載の如く、空の搬器を積み重ねた状態で乗せて置ける台座部に、その空の搬器を逐次送り出す搬出機構が組み込まれている搬器供給装置において、薬剤投入後の搬器を逐次受け入れて積み上げる搬入機構が、前記搬出機構と隣り合う状態で、前記台座部に組み込まれている、というものである。
【0009】
このような搬器供給装置にあっては、台座部に搬出機構ばかりか搬入機構も組み込まれて、搬器収納装置と一体化したものとなる。また、搬出機構も搬入機構も搬器を積み上げて取り扱うものなので、台座部の中も上も簡素化し易くなっている。特に台座部の上方には、搬器が積み重ねた状態でおかれることから、そのための開放空間が確保されていれば足り、棚等の部材を配置する必要がないので、簡素かつ安価なものとなる。
【0010】
さらに、搬出機構と搬入機構とが隣り合っていることから、空の搬器の積み重ねと薬剤投入後の搬器の積み重ねも隣り合って並び立つので、装置自体が小形になるばかりか多数の搬器を保持した状態でもコンパクトに纏まる。
これにより、調剤した薬剤を搬器に投入する自動調剤機との組合せが容易に行えるものとなり、さらには、一台や少数の調剤機と組み合わせて比較的小形のシステムを構築したときでも、過分な設置空間を占有することなく、調剤機に対する搬器の供給および収納といった必要な機能を十分に果たすこととなる。
したがって、この発明によれば、搬器収納装置と一体化した搬器供給装置を簡素かつ小形に実現することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
このような解決手段で達成された本発明の搬器供給装置について、これを実施するための形態を幾つか説明する。
【0012】
本発明の第1の実施形態は、上述した解決手段の搬器供給装置であって、前記台座部において前記搬出機構が奥側に設けられ前記搬入機構が前側に設けられている、というものである。
このような実施形態の搬器供給装置にあっては、搬器収納装置との一体化に際して両機構が前後に並べて設けられていることから、横幅が一台分で足りるので、搬器の供給を受ける調剤機と組み合わせるに際して一般的な横並び連結を採用したとき特にコンパクトに纏まる。そして、その設置状態では、注意深く扱わなければならない薬剤投入後の搬器が、人手でも扱い易い手前側に積み上げられ、それに比べれば人手では取り扱い難い奥側には、気軽に扱える空の搬器が積み重ねられる。これにより、一層コンパクトに一体化され、それでも搬器の自動供給および自動収納ばかりか搬器の人手での取扱まで容易かつ的確に行われることとなる。したがって、この実施形態によれば、搬器収納装置と簡素かつ小形に一体化した搬器供給装置を調剤機との横並びに好適な態様で実現することができる。
【0013】
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施形態は、上述した解決手段および実施形態の搬器供給装置であって、搬器への印刷を行うプリンタが前記台座部において前記搬入機構の上方手前側に設けられている、というものである。
このような実施形態の搬器供給装置にあっては、薬剤投入後の搬器を受け入れる際にその搬器に対する印刷が行われるようになっていることから、実際に薬剤の投入がなされたことを確認したうえで印刷が実行されるので、薬剤投入が行われなかったのに印刷だけが行われるといった薬剤投入処理と印刷処理との食い違い発生が確実に防止される。また、プリンタを組み込んでも、装置の横幅が広くなるのは回避される。したがって、この実施形態によれば、搬器収納装置に加えてプリンタまで簡素かつ小形に一体化した搬器供給装置を調剤機との横並びに好適な態様で実現することができる。
【0014】
このような解決手段や実施形態で達成された本発明の搬器供給装置について、これを実施するための具体的な形態を、以下、一実施例により説明する。
なお、その図示に際しては、簡明化等のため、フレームや,ボルト等の締結具,ヒンジ等の連結具,モータ等の駆動部材,ギア等の伝動部材,コントローラ等の電子回路などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。また、搬送機構についても、詳細構造は割愛して、搬送路と搬送方向を矢印で示すにとどめた。
【0015】
【実施例】
本発明の搬器供給装置の実施例について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図1は、(a)が搬器供給装置20の平面図、(b)がプリンタを省略した平面図、(c)が搬器供給装置20の正面図、(d)が右側面図である。
【0016】
この搬器供給装置20は、台座部21と搬出機構22と搬入機構23とラベルプリンタ24とを具えたものであり、搬出機構22と搬入機構23とが台座部21に組み込まれ、ラベルプリンタ24が台座部21に付設されて、単一ユニットに纏められている。台座部21は、一例を挙げると、横幅が55cmで、奥行が790cmで、高さが37cmである。この台座部21では、前面と背面に、高さ1m弱のパネルが付設されている。台座部21の上方およびその左右は、空の搬器10の補充や薬剤投入後の搬器10の取出を手作業で行いやすいよう開放されている。台座部21の天板・上面には、搬器10より一回り大きい開口が2つ前後に並んで貫通形成されている。何れの開口も、台座部21が小形になるよう、長辺が左右の横向きで短辺が前後の奥向きになっている。
【0017】
搬出機構22は、空の搬器を隣接の調剤機等へ逐次送り出すために、搬器下降機構と搬器水平送出機構とからなり、台座部21の奥側に格納状態で設置されている。搬器下降機構は、台座部21上面の開口のうち後方のものの直下に配置され、空の搬器10を積み重ねた空搬器の積重11を乗せると非作動時はそれを台座部21上方に立てた状態で保持し続けるとともに作動時には空搬器の積重11から最下の搬器10を下降させて搬器水平送出機構に引き渡すようになっている。このような搬器下降機構は、公知の手法で具体化される(例えば特許文献2における積層トレイ取扱機構80を参照)。搬器水平送出機構もベルトコンベアやロボットアーム等の公知手法で具体化されるが、その搬送路は、搬器下降機構の直下から台座部21の側面(図では左側面)の開口へ水平に延びている。
【0018】
搬入機構23は、隣接の調剤機等から薬剤投入後の搬器10を逐次受け入れて積み上げるために、搬器上昇機構と搬器水平受入機構とからなり、台座部21の前側に格納状態で設置されている。搬器上昇機構は、台座部21上面の開口のうち前方のものの直下に配置され、薬剤投入後の搬器10が搬器水平受入機構で移送されて来ると作動してその搬器10を受け取って持ち上げ直上の開口から台座部21の上方へ上昇させるようになっている。そこに既に薬剤投入後の搬器10が有れば新たな搬器10はその最下に付いて既存の搬器10を押し上げるので、薬剤投入後の搬器10を積み重ねた薬剤投入搬器の積重12が台座部21上方に立つ状態で上方へ成長するようになっている。このような搬器上昇機構も公知の手法で具体化される(例えば特許文献2における積層トレイ取扱機構80を参照)。搬器水平受入機構も、やはりベルトコンベアやロボットアーム等の公知手法で具体化され、搬器上昇機構の直下から台座部21の側面(図では左側面)の前側の開口へ水平に延びているが、この搬送路は、ラベルプリンタ24の下を経由するために、曲がっている。
【0019】
ラベルプリンタ24には、搬器10の再利用時にラベルを貼り替えなくても印刷が行えるよう、書込ヘッドに加えて消去ヘッドも具備したものが採用されており、図示しないコントローラの指示に従って、搬器10の所定部位に貼付された書き直し可能なラベル紙に対し、処方箋番号や,患者名,病棟名などの情報を総て又は何れか一部のものだけ目視読取可能に書き込むようになっている。
搬器10は、薬剤投入のため上面の開放された箱体からなり、積み重ねても安定するよう底部に段が付けられるとともに、搬出機構22及び搬入機構23での昇降に適するよう上部に鍔が付けられている(例えば特許文献2におけるトレイ90を参照)。その鍔部上面のうち見易いところ等に上記のラベル紙が貼付される。
【0020】
このような搬器供給装置20について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。図2は、搬器供給装置20を組み込んだ調剤システム例を示しており、(a)が平面図、(b)が正面図である。
【0021】
搬器供給装置20は、搬器供給および搬器収納の役目を果たすために、他の自動調剤機30に連結される(図では、自動調剤機30が左側、搬器供給装置20が右側)。自動調剤機30は、各種の薬剤を収納していて調剤指示に従って適宜のものを取り出す薬剤収納庫31と、その下方に設けられ搬器10を搬送する搬器搬送部32とを具えている。搬器搬送部32は、搬器供給装置20の搬出機構22から空の搬器10を受け取って、薬剤収納庫31から取り出された図示しない薬剤を搬器10に投入し、薬剤投入後の搬器10を搬器供給装置20の搬入機構23へ送り返すようになっている。薬剤収納庫31は、例えば注射薬払出装置では各種の注射薬を選択排出可能に収納しており、整列払出機構や袋詰機構が付加されていることもある。
【0022】
また、この搬器供給装置20には、情報付加装置40も横に(図では搬器供給装置20の右奥に)並設されている。情報付加装置40は、処方箋収納に流用された搬器10を一時的に乗せて置けるテーブル41と、その机上に設置されたディスプレイ42及びプリンタ43と、テーブル41に内蔵された図示しないコントローラとを具えている。このコントローラは、例えば図示しない処方箋オーダリングシステムや付属の入力装置などから処方箋データを得て保持するとともに、自動調剤機30で調剤対象となった処方箋データをプリンタ43に送出して処方箋を印刷させるようになっている。その確認のため、処方箋番号等の一覧リストをディスプレイ42に表示するようにもなっている。
【0023】
このような調剤システムにあっては、搬器供給のため、空の搬器10を積み重ねた空搬器の積重11を搬器供給装置20の台座部21上面の後方開口のところで搬出機構22に乗せ、搬器収納のため、台座部21上面の前方開口のところは空けておく。これらの作業は手作業なので、搬器供給装置20の左右両側のうち開いている方(図では右方)から作業者が行う。また、自動調剤機30の薬剤収納庫31には各種の注射薬等を補充し、情報付加装置40のプリンタ43には処方箋印刷用紙を補充しておく。
【0024】
この状態で図示しない上位コントローラ等から自動調剤機30に調剤指示が出されるとともに搬器供給装置20に搬器供給指示が出されると、搬器供給装置20による搬器10の供給および収納と、自動調剤機30による調剤とが、自動で行われる。具体的には、先ず、搬器供給装置20で、搬出機構22が作動して空搬器の積重11から最下の搬器10が送出される。この空の搬器10は搬器搬送部32に引き渡されて、薬剤投入位置へ搬送される。自動調剤機30の薬剤収納庫31では、調剤指示で指定された一つの或いは幾つかの注射薬等が、該当するカセットや収納容器から排出されて、搬器搬送部32内の薬剤投入位置に導かれる。こうして、調剤指示に従って所要の薬剤が収集される。
【0025】
そして、収集された薬剤は、何れも、そこで待っている搬器10に投入される。薬剤の投入が済むと、薬剤投入後の搬器10は、再び搬送されて搬器搬送部32から搬器供給装置20の搬入機構23に引き渡される。この搬器10は、搬入機構23によって一旦ラベルプリンタ24のところへ移送され、ラベルプリンタ24によって貼付ラベルに処方箋番号等の情報が印刷され、それから再び搬入機構23によって台座部21の前方開口のところへ移送され上昇させられる。こうして、空で供給した搬器10が薬剤を投入されて戻り空搬器の積重11のところでなくその手前のところに収納される。
【0026】
かかる一連の処理が繰り返されると、その度に、空搬器の積重11からは搬器10が一つずつ減り、その手前には、薬剤投入後の搬器10が一つずつ増えて積み上げられ、薬剤投入搬器の積重12が出来上がる。また、それと並行して、情報付加装置40では、調剤指示の元になった処方箋が一枚ずつプリンタ43にて印刷されてテーブル41上の搬器10に投入される。これらの処方箋の並び順は薬剤投入搬器の積重12における各搬器10に係る調剤順序と逆になるが両者は一対一で対応している。ここまで自動で処理されるので、後は、手作業で処理する。すなわち、作業者が、搬器供給装置20の台座部21上から薬剤投入搬器の積重12を手に持って運び出すとともに、処方箋の入っている搬器10もテーブル41上から一緒に運び出して、監査台等へ移載する。
【0027】
【その他】
なお、上記の実施例では、搬器10の特定や識別のために書き直し可能なラベルが用いられたが、搬器10の特定や識別のための手段は、それに限られるものでなく、例えばバーコードを印刷するものでも良い。接触式のICカードや非接触式のデータキャリアも搬器10に付設して調剤データや処方箋データ等の詳細な付加情報まで搬器に付随させるようにしても良い。
【0028】
また、情報付加装置40の並設は必須でなく選択可能な任意事項である。さらに、自動調剤機30は、一台に限られる訳でなく、複数台が連なっていても良い。搬器搬送部32のように搬器の搬送路を薬剤収納庫31の直下に設けるのも必然ではなく、搬器の搬送路は、搬器を薬剤投入可能に往復や巡回させるものであれば良く、例えば公知の調剤支援システムの搬器搬送路のように(特許文献1参照)上下の2段構成になっていても良い。その場合は、台座部21側面における搬出機構22の搬器送出口や搬入機構23の搬器受入口を適合させても良く、移載ユニット等を介在させても良い。
【0029】
さらに、上記の実施例では、台座部において搬出機構が奥側に設けられ搬入機構が前側に設けられていたが、搬入搬出機構の配置はそれに限定されるものでなく、例えば、台座部において搬入機構を奥側に設け搬出機構を前側に設けるようにしても良い。
また、上記の実施例では、搬器への印刷を行うプリンタが台座部において搬入機構の上方手前側に設けられていたが、プリンタは他の部位に設置しても良い。
【0030】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の搬器供給装置にあっては、搬器収納装置と搬器供給装置とを一体化するに際して、搬出機構にも搬入機構にも搬器を積み上げて取り扱うタイプを採用するとともに、それら両機構を台座部に隣り合わせて組み込んだことにより、搬器収納装置と一体化した搬器供給装置を簡素かつ小形に実現することができたという有利な効果が有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬器供給装置について、(a)が平面図、(b)がプリンタを省略した平面図、(c)が正面図、(d)が右側面図である。
【図2】それを組み込んだ調剤システム例について、(a)が平面図、(b)が正面図である。
【符号の説明】
10…搬器(トレー、ボックス)、
11…空搬器の積重、12…薬剤投入搬器の積重、
20…搬器供給装置、21…台座部、
22…搬出機構、23…搬入機構、24…ラベルプリンタ、
30…自動調剤機、31…薬剤収納庫、32…搬器搬送部、
40…情報付加装置、41…テーブル、
42…ディスプレイ、43…プリンタ
Claims (1)
- 空の搬器を積み重ねた状態で乗せて置ける台座部に、その空の搬器を逐次送り出す搬出機構が組み込まれている搬器供給装置において、薬剤投入後の搬器を逐次受け入れて積み上げる搬入機構が、前記搬出機構と隣り合う状態で、前記台座部に組み込まれていることを特徴とする搬器供給装置。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2004344539A true JP2004344539A (ja) | 2004-12-09 |
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Country | Link |
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-
2003
- 2003-05-26 JP JP2003147077A patent/JP2004344539A/ja active Pending
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