JP4066277B2 - 調剤監査支援システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、薬局等に設置されて調剤の済んだ薬剤に対する監査作業を支援する調剤監査支援システムに関し、特に、分散調剤後の最終監査に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、病院等の薬局では、調剤の済んだ薬剤を自動収集するため調剤機に搬送装置を後続させること等が試みられてきたが、錠剤や散薬など種々の薬剤を取り扱う調剤機が多種多様であること、さらに費用や場所などの制約もあることから、そのような形態での自動化は未だ一部に止まっている。そして、搬送装置が無い場合、それぞれの調剤機にて分散して調剤された各種の薬剤は、調剤作業者が中間での監査や最終監査のところまで届けたり、あるいは監査作業者が調剤済み薬剤を集めに調剤機のところへ出向いたりして、各作業者が行き交いながら人手で患者ごと或いは施用ごとに収集されて最終監査に供される。
【0003】
これに対し、調剤済み薬剤の搬出や収集を人手で行うにしても、調剤作業者と監査作業者とが入り乱れるのを避けるために、調剤部門と監査部門との間に仕分け棚を設置することも行われている。その仕分け棚は多数の仕分け室に区切られ、各仕分け室は調剤部門および監査部門の双方に向けて開口・解放されていて、調剤作業者が調剤部門側から適宜の仕分け室に調剤済み薬剤を投入する一方、監査作業者は反対側に当たる監査部門側からそれらの薬剤を取り出すのである。こうして、両部門間が仕切られるとともに、患者単位や施薬単位での仕分けの場が与えられるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような仕分け装置を導入しただけのシステムでは、患者単位や施用単位で薬剤等を纏める作業が各作業者に委ねられていることから、調剤作業者は薬剤等の投入作業に加えて薬剤等が揃ったか否かの確認や監査作業者への連絡などの付随作業も行わなければならない。また、監査作業者は薬剤等の取出作業に加えて揃った一連の薬剤等を一の容器に移し替えて纏めるといった付随作業も行わなければならない。このため、各作業者には依然として重い負担が残っている。一方、搬送装置を導入して調剤機から調剤済み薬剤等を自動収集するシステムでは、上述のようにシステム設置者の負担が大きくて、普及が限られてしまう。
【0005】
そこで、調剤機から直接自動収集するのでなくても、システム設置者の負担が軽くて済む仕分け装置をベースにして、調剤作業者や監査作業者の付随作業を減らすために薬剤収集の自動化を図ることが課題となる。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、システム規模の増大を抑制しつつ作業者の負担を軽減するができる調剤監査支援システムを実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するためになされた本発明の調剤監査支援システムについて、その構成および作用効果を以下に説明する。
【0007】
本発明の調剤監査支援システムは(、出願当初の請求項1に記載の如く)、薬品類の搬器を監査台に向けて搬送する搬送装置と、前記搬器の搬送経路に臨む仕分装置とを備えた調剤支援システムであって、前記仕分装置は、複数の仕分け室を区切る区画部と、前記仕分け室から前記搬器を取り出して前記搬送装置へ移載する移載装置とを具えたものであることを特徴とする。
【0008】
ここで、上記の「薬品類」は、錠剤や,散薬,注射薬,液剤,軟膏,貼付剤など本来の薬品・薬剤の他、包帯等の医薬部外品や、調剤に際して薬品に不随する物たとえば薬袋や薬品タグなども含むものである。
【0009】
このような構成の調剤監査支援システムにあっては、処方箋に基づき手作業や自動処理にて分散して調剤された薬品類のうち人手で運び込まれたものは、一旦、複数・多数の仕分け室のうち何れか適宜のところに投入される。その際、患者単位や施用単位などの基準に従って集めるべき薬品類は、同じ仕分け室内の搬器に投入されて纏められる。それから、ひとまとまりの薬品類を投入された搬器は、該当仕分け室から移載装置によって搬送装置へ移され、監査台に向けて搬送されるので、調剤済み薬品類が自動で収集・収容されることとなる。これにより、調剤済みの薬品類を運んで来た者は、仕分け室内の搬器への薬剤投入が済めば、搬送装置等による自動収集を待たずに次の作業に取り掛かることが可能となる。また、処方指示に則って最終監査を行う監査作業者等は、個々の薬品類を収集容器等に移し替えて収集しながら歩き回るという煩雑で気疲れしやすい作業から解放される。
【0010】
このように、調剤後に人手運搬の必要とされる薬品類を最終監査等の調剤監査へ向けた自動収集に適合させるに際して、調剤部門と監査部門とに介在する仕分装置に加えて搬送装置を後続させたことにより、作業者の作業量や拘束を最小限に抑えることができる。しかも、そのような搬送装置は、調剤部門における各調剤機の組み合わせ状態等によって影響されることがないので、比較的簡素な構成のもので済ませられる。
したがって、この発明によれば、システム規模の増大を抑制しつつ作業者の負担を軽減するとともに作業効率を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
このような解決手段で達成された本発明の調剤監査支援システムを実施するための具体的な一形態は、上述した解決手段の調剤監査支援システムであって、前記移載装置が、前記区画部の外でも搬器の取出動作を行えるものであることを特徴とする。
【0012】
このような調剤監査用仕分装置にあっては、一の仕分け室に入りきらないほど多量の薬品類が一纏まりになったものを運んできたとき、作業者は、一旦、区画部の外であって移載装置による取り出しの可能なところにそれを置く。それから、区画部の外に置かれた薬品類の取り出しを仕分装置に指示しておく。そうすると、その区画部外の薬品類が移載装置によって搬送装置に投入されるので、この場合も調剤済み薬品類が自動で収集・収容されることとなる。
【0013】
このように頻発する通常量の薬品類については複数・多数の仕分け室を用いて処理する一方、散発的な多量の薬品類については区画部の外で処理するようにしたことにより、どのような量の薬品類でも看者単位等の所望単位で処理可能な柔軟なシステムをコンパクトに実現することができる。
【0014】
【実施例】
本発明の調剤監査支援システムの一実施例について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図1は、その構造を示す平面・正面・側面からの模式図である。なお、この図1および後述の図2〜図11にあっては、単なる支持枠や、カバー、モータ等の図示は割愛した。
【0015】
薬局内には、調剤される薬剤等の流れに沿って、調剤部門や、監査部門、交付部門などが順に配置されている。それらのうち調剤部門には、錠剤を計数等して分包する錠剤分包機1や、散薬を秤量混和等して分割分包する散薬分包機2、注射薬を取り揃えてセットする注射薬調剤機3などの各種調剤機が設置されている。また、監査部門には、調剤監査とりわけ最終監査を行うための監査台32が設置され、交付部門には、最終監査の済んだ薬剤を引き渡すための薬局窓口4が設置されている。
【0016】
この発明の調剤監査支援システムは、このような薬局に設置されるものであり、監査部門を中心に調剤部門の端から交付部門の端まで亘って順に、仕分け装置10と、移載装置20と、監査部30とが連結・配置される。そして、調剤機1,2,3と仕分け装置10は分離されて、その間には調剤作業者が行き交えるだけの空間が確保される。また、薬局窓口4と監査部30も分離されていて、そこにも交付作業者の作業空間が確保される。さらに、監査作業者の作業空間は、監査部30に組み込まれた監査台32の脇に確保されている。
【0017】
仕分け装置10は、机台の上に棚枠11を積んで固定したものであり、棚枠11は、従来の仕分け棚と同様、多数の仕分け室12に区切られている。例えば、作業者の手の届く範囲内で、4行4列のマトリクス状に区分される。これにより、仕分け装置10の棚枠11は、複数の仕分け室12を区切る区画部となっている。
各仕分け室12は、やはり調剤部門および監査部門の双方に向けて開口・解放されているが、監査部門側の開口は、薬品類の搬器5を出し入れしやすいように底面の方が大きく解放され、調剤部門側の開口は、室内の搬器5に調剤済み薬剤を投入しやすいように天井の方が大きく解放された形状となっている。
【0018】
また、仕分け室12のそれぞれについて調剤部門側の面に対して表示部材13が付設される。表示部材13は、それぞれ、発行ダイオードや豆電球などからなり、後述のコントローラ15の制御によって調剤済み薬剤の投入先を示す際に点灯・点滅させられる。これにより、表示部材13は、薬品類の投入側を向けて仕分け室12のそれぞれに対応して設けられ投入指示に関する表示を行うものとなっている。
【0019】
仕分け装置10の机台は、その机面14がその上の棚枠11よりも幾分広く形成されており、机面14のうち棚枠11の脇のところには搬器5を置けるだけの余地が確保される。また、仕分け装置10の机台には、マイクロプロセッサ等を内蔵したコントローラ15と、操作パネル16と、読取装置17なども設けられている。読取装置17は、データキャリアから非接触でデータを読み取るリーダや,印刷文字を読み取るOCR,バーコードを読み取るバーコードリーダなどが用いられ、机面14のうち棚枠11の手前側などに配置されるとともにコントローラ15に接続されていて、搬器5に付された調剤指示箋などからその薬品類に関する薬剤情報を読みとってコントローラ15へ通知するものとなっている。その薬剤情報としては、薬剤の種類を示す剤種コードや、薬剤の用量、患者や施薬ごとにふられた調剤番号などが読み取られる。
【0020】
コントローラ15は、表示部材13,操作パネル16,読取装置17に加えて移載装置20のコントローラや監査部30のコントローラとも接続されていて、そのプログラム処理によって、移載装置20に移載動作の指令を与えたり移載結果の報告を受けたり、監査部30における搬器5の搬送状態についての報告も受け取れるようになっている。そして、各仕分け室12や移載装置20等における搬器5の有無等に関する状態を管理するとともに、操作パネル16の操作入力やそれぞれの状態通知等に応じて表示部材13及び移載装置20を制御するものとなっている。特に、読取装置17から薬剤情報が通知されると、詳細は動作説明にて後述するが、その薬剤を投入する条件に適合した仕分け室12を選出して、それに対応する表示部材13を点灯させる処理も行う。これにより、コントローラ15は、読み取った薬剤情報に基づいて各仕分け室12のうち薬品類の投入先となるものに対応する表示部材13を制御して投入促進の表示を行わせる制御手段となっている。
【0021】
移載装置20は、仕分け装置10の監査部門側に隣接して設けられたベース21と、ベース21上を仕分け装置10に沿うようにして水平方向に移動するX移動部材22と、X移動部材22上に立設された支柱23と、支柱23に支持された状態で昇降するY移動部材24と、Y移動部材24によって水平に支持されたアーム25とを具えて、アーム25を上下左右に移動させうるようになっている。その移動可能な範囲は、棚枠11内の総ての仕分け室12に加えてその脇の机面14のところまで及ぶ。そのアーム25は、搬器5を下から掬い上げるために先端部がホークや櫛歯のように形成され、載せた搬器5を仕分け室12から出し入れ等しうるように前進および後退の双方に駆動される。これにより、移載装置20は、各仕分け室12のところに加えて区画部11の外14でも搬器5の取出動作を行えるものとなっている。
【0022】
監査部30には、監査台32に加えて、搬送装置としてのコンベア31が設けられる。すなわち、薬品類の入った搬器5を監査台32に向けて搬送するために、コンベア31は、移載装置20側の駆動軸31aと監査台32の下の従動軸31bとに亘って張設されたベルトコンベア等からなり、そのベルト上面に延びた搬送経路に搬器5が載せられるとそれを移載装置20側から監査台32の下へ運ぶように駆動される。従動軸31b側の端部には、搬器5が落ちないようにストッパ31cも設けられている。これにより、仕分け装置10は、薬品類の搬器5の搬送経路31に移載装置20を介して臨むものとなっている。
【0023】
さらに、移載装置20のY移動部材24が支柱23を軸にして双方向に回転しうるようにされ、その回転および上下移動によってアーム25は、仕分け装置10側に進退するだけでなく、コンベア31の上にも到達して、そこでも進退する。アーム25が僅かな上下動を伴って進退することで搬器5は掬い上げられたり置いて行かれたりする。これにより、移載装置20は、仕分け室12や机面14上から取り出した搬器5を搬送装置31へ移載しうるものとなっている。
【0024】
また、監査部30には、搬器5を監査部門から交付部門へ搬送するために、払出コンベア33や、払出コンベア34も設置される。払出コンベア33は、監査台32の下の駆動軸33aと監査台32の外の従動軸33bとに亘って張設されたベルトコンベア等からなり、払出コンベア34は、従動軸33bの少し先の駆動軸34aとストッパ34cのところの従動軸34bに亘って張設されたベルトコンベア等からなり、監査台32のところで払い出された搬器5は、薬局窓口4の向かい側に運ばれて並ぶようになっている。
【0025】
しかも、監査部30には、交付部門で空になった搬器5を仕分け装置10のところへ戻すために、駆動軸35aと従動軸35bとの間に亘る戻りコンベア35や、駆動軸36aと従動軸36bとの間に亘る戻りコンベア36も設置される。これらの戻りコンベア35,36による搬送経路は、コンベア31や払出コンベア33,34の下方で連なっていて、薬局窓口4や監査台32のところで載せられた搬器5は、移載装置20のアーム25の到達範囲内に設けられたストッパ36cのところまで運ばれて並ぶようになっている。
【0026】
この実施例の調剤監査支援システムについて、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。図2〜図11は、その動作状態を時系列的に示している。
【0027】
棚枠11の仕分け室12が総て空になっている初期状態では、空の搬器5を適当な個数だけ戻りコンベア36へ乗せる(図2参照)。そうすると、それらの搬器5は、戻りコンベア36によって移載装置20の方へ搬送され、さらにアーム25によって次々に戻りコンベア36上から棚枠11へ運ばれ、各仕分け室12へ順に入れられる(図3参照)。その際、移載装置20の動作は仕分け装置10のコントローラ15に報告され、コントローラ15は、各仕分け室12における搬器5の有無を管理する。こうして、調剤済みの薬剤を仕分けするための準備が調う。
【0028】
そして、錠剤分包機1等の調剤部門から容器6に入れた薬剤7を仕分け装置10のところに運んで来た調剤作業者は、その薬剤7に添付された調剤指示書を読取装置17に読み取らせる(図4参照)。すると、そこで読み取られた薬剤情報がコントローラ15に入力され、コントローラ15のプログラム処理によって何れかの仕分け室12例えば2行2列目の仕分け室12が選出されるとともにそれに対応した表示部材13が点灯させられる。この表示に従って調剤作業者は該当仕分け室12の搬器5にその薬剤7および調剤指示書を投入する。こうして、調剤単位での薬剤の仕分け作業が一回分完了する。
【0029】
また、他の薬剤7を容器6に入れて錠剤分包機1等の調剤部門から仕分け装置10のところに運んで来た調剤作業者も、やはり同様に、その薬剤7に添付された調剤指示書を読取装置17に読み取らせる(図5参照)。すると、そこで読み取られた薬剤情報がコントローラ15に入力され、コントローラ15のプログラム処理によって何れか他の仕分け室12例えば2行2列目から3行2列目まで使用済みであれば次の3行3列目の仕分け室12が選出されるとともにそれに対応した表示部材13が点灯させられる。この表示に従って調剤作業者は該当仕分け室12の搬器5にそのときの薬剤7および調剤指示書を投入する。こうして、調剤単位での薬剤の仕分け作業が次々と行われる。
【0030】
さらに、別の薬剤7も容器6に入れて運んで来た調剤作業者によって同様にその調剤指示書が読取装置17に掛けられるが(図6参照)、その薬剤7が散薬分包機2等によって調剤されたものであり而も別の錠剤分包機1等によって調剤された同一患者向けの調剤済み薬剤が例えば2行3列目の仕分け室12へ既に投入されているとすると、このような場合、そのことが、読み取った薬剤情報および蓄積された管理データに基づきコントローラ15によって検知される。そして、コントローラ15によって該当する2行3列目の仕分け室12が選出されるとともにそれに対応した表示部材13が点灯させられる。この表示に従って調剤作業者は該当仕分け室12の搬器5にそのときの薬剤7および調剤指示書を追加投入する。こうして、調剤作業者が表示に従って薬剤の投入作業を行うことで、薬剤が調剤単位で仕分け室12の搬器5に収集され、そこに患者単位等の所定単位で纏められる。
【0031】
収集すべき薬剤7総ての揃ったことがコントローラ15によって検知されると、コントローラ15から移載装置20に移載指令が送信され、これを受けた移載装置20によって該当仕分け室12例えば上述した2行3列目の仕分け室12から搬器5が取り出される(図7参照)。取り出された搬器5は、収集された薬剤7を入れたまま、アーム25からコンベア31に移され、コンベア31によって監査台32のところへ搬送される(図8参照)。そこで、その搬器5は、監査作業者によってコンベア31から監査台32上に取り出され、その中の薬剤7が処方内容に適合しているか否かの最終監査に供される。こうして、監査作業者は、調剤機1,2,3や仕分け装置10のところへ出向くまでもなく、監査台32のところで待っていれば監査作業を行えるので、調剤結果の適否判断に専念することができる。
【0032】
監査の済んだ薬剤7を入れた搬器5は、監査作業者によって払出コンベア33上に乗せられ、払出コンベア34へと搬送される(図9参照)。こうして、監査部門から交付部門へ払い出された薬剤7は、交付作業者によって払出コンベア34上から取り出され、薬局窓口4を介して患者等に引き渡される。
そして、空になった搬器5は、交付作業者によって戻りコンベア35上に乗せられ、戻りコンベア36へと搬送され、さらに移載装置20によって適宜の空き室12例えば4行4列目の仕分け室12等へ戻される(図10参照)。こうして、搬器5が循環され再利用される。また、このような搬器5の戻し動作や、上述した搬器5の取り出し及び払い出し動作と並行して、他の搬器5の取り出し等も次々と行われ(図10参照)、少ない監査作業者でも迅速かつ的確に監査がなされることとなる。
【0033】
ところで、調剤部門から仕分け装置10のところに運ばれて来た薬剤7が大きすぎたり多すぎたりしてコントローラ15の指示先の仕分け室12に入らないような場合には、調剤作業者は、その薬剤7を容器6から予備の搬器5に移し、その搬器5を棚枠11の脇の机面14上に置く(図11参照)。それから、操作パネル16を操作して、区画外からの取り出しを指示する。そうすると、その指示を受けたコントローラ15から移載装置20に指令が送信され、移載装置20のアーム25によって、その搬器5が机面14上から取り出されコンベア31上へ運ばれる。こうして、仕分け室12のサイズによって制約される薬剤7は、仕分け室12を介さずに収集される。しかも、迂回収集であっても自動収集がなされる。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の調剤監査支援システムにあっては、調剤後に人手運搬の必要とされる薬品類を最終監査等の調剤監査へ向けた自動収集に適合させるに際して、作業者の作業量や拘束を最小限に抑え得るよう仕分装置および搬送装置を介在させたことにより、システム規模の増大を抑制しつつ作業者の負担を軽減するとともに作業効率を向上させることができたという有利な効果が有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の調剤監査支援システムの一実施例について、その構造を示す平面・正面・側面からの模式図である。
【図2】 初期の状態である。
【図3】 空の搬器を各仕分け室内に入れているところである。
【図4】 薬剤を仕分けしているところである。
【図5】 次の薬剤を仕分けしているところである。
【図6】 薬剤を纏めているところである。
【図7】 薬剤の搬器を移載しているところである。
【図8】 薬剤の搬器を監査台に向けて搬送しているところである。
【図9】 監査の済んだ搬器を搬出しているところである。
【図10】 空の搬器を戻しているところである。
【図11】 仕分け室に入らない薬剤を処理するところである。
【符号の説明】
1 錠剤分包機(調剤機)
2 散薬分包機(調剤機)
3 注射薬調剤機(調剤機)
4 薬局窓口(薬剤引き渡し部)
5 搬器(搬送容器、収集箱、トレイ、バケット)
6 容器(調剤済み薬品の運搬容器)
7 薬剤(調剤済み薬品、最終監査対象薬品、薬品類)
10 仕分け装置
11 棚枠(区画部)
12 仕分け室
13 表示部材
14 机面(区画部外の仕分け場)
15 コントローラ(制御装置)
16 操作パネル
17 読取装置
20 移載装置
21 ベース
22 X移動部材(水平移動機構)
23 支柱
24 Y移動部材(垂直移動機構)
25 アーム(進退部材、搬器乗載部材)
30 監査部
31 コンベア(搬送装置)
31a 駆動軸
31b 従動軸
31c ストッパ
32 監査台
33,34 払出コンベア
33a,34a 駆動軸
33b,34b 従動軸
34c ストッパ
35,36 戻りコンベア
35a,36a 駆動軸
35b,36b 従動軸
36c ストッパ

Claims (1)

  1. 薬品類の搬器を監査台に向けて搬送する搬送装置と、前記搬器の搬送経路に臨む仕分装置とを備えた調剤支援システムであって、前記仕分装置は、各室が調剤部門および監査部門の双方に向けて開口しており且つ調剤部門側の開口が調剤済み薬品類を投入しやすいよう解放されている複数の仕分け室を区切る区画部と、上に前記区画部が固定された机台と、この机台の上で前記区画部の脇に確保されていて前記搬器を置ける区画部外仕分場と、前記仕分け室から前記搬器を取り出して前記搬送装置へ移載する移載装置とを具え、この移載装置が前記区画部外仕分場でも搬器の取出動作を行えるものとなっており、前記仕分け室における搬器の有無に関する状態を管理する制御装置が前記机台に設けられていることを特徴とする調剤監査支援システム。
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