JP2671057B2 - 調剤システム - Google Patents

調剤システム

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JP2671057B2 JP31930990A JP31930990A JP2671057B2 JP 2671057 B2 JP2671057 B2 JP 2671057B2 JP 31930990 A JP31930990 A JP 31930990A JP 31930990 A JP31930990 A JP 31930990A JP 2671057 B2 JP2671057 B2 JP 2671057B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は調剤装置に関するものである。
[従来の技術] 一般に、病院等の薬局では、医師の処方箋に基づいて
患者に投薬すべき薬剤を、必要量ずつ分包することが行
われていて、これには、薬剤を1回服用分ずつ分包する
ようになった錠剤分包機、散剤分包機等の薬剤分包機を
はじめ、各種の調剤機その他の調剤用機械装置類が使用
されている。
これらの調剤用機械装置類を使用して調剤し、あるい
は、作業者が手作業で調剤した種々の薬剤は、各患者ご
とに集められ、処方箋と照合、監査する必要がある。
ところが、処方すべき薬剤の内容は、きわめて多岐に
わたっていて、調剤作業を開始すれば比較的短時間で調
剤を終了するものもあれば、かなりの長時間を要するも
のもあり、しかも、それらが、種々に組み合わせて各患
者の処方箋に指示されているから、各患者ごとの、処方
箋を受け付けてから調剤作業を終了するまでの所要時間
は、短いものから長いものまで多種多様で、しかも、短
いものと長いものとでは所要時間に大きなひらきがあ
る。
このように、処方箋ごとに必要な調剤作業の所要時間
が、多種多様で、しかも、大きなひらきがあるとはい
え、薬局としては、処方箋の受け付け順序にしたがっ
て、必要な調剤用機械装置類に対する入力作業を行いつ
つ、必要な調剤作業を順次実行していき、それによっ
て、薬局に備え付けられた調剤用機械装置類を、できる
だけ休止させずに連続して稼働させ、受け付けたすべて
の処方箋に基づく必要な調剤作業を、最短時間で終了す
ることを企図しなければならない。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、受け付けた処方箋をこのようなプロセ
スにしたがって処理した場合、たとえば、錠剤分包機に
よる錠剤の分包作業と、散剤分包機による散剤の分包作
業とは、各分包機ごとにみれば、処方箋の受け付け順序
にしたがって分包作業を行ってはいるものの、1人の患
者に錠剤と散剤とが両方とも処方されるようなことがよ
くあることを考えれば、調剤作業は、決して患者単位で
行われてはいないことがわかる。
すなわち、ある患者Pに対する処方箋の内容が、たと
えば、散剤pの分包作業と、別の散剤ppの分包作業とを
必要とし、また、つぎに処方箋を受け付けた患者Qに対
する処方内容が、たとえば、錠剤qの分包作業と、散剤
qqの分包作業とを必要とし、さらに、つぎに処方箋を受
け付けた患者Rに対する処方内容が、たとえば、錠剤r
の分包作業のみを必要とする場合、使用する錠剤分包機
および散剤分包機がそれぞれ1台ずつであったとすれ
ば、錠剤分包機および散剤分包機はつぎのように作動す
ることとなる。
まず、患者Pに対する処方内容が入力されるのにとも
なって、散剤分包機は、最初に散剤pの分包作業を行
い、続いて散剤ppの分包作業を行い、つぎに、散剤pま
たは散剤ppの分包作業中に既に入力された患者Qに対す
る処方内容にしたがって、散剤qqの分包作業を行う。
一方、錠剤分包機は、患者Qに対する処方内容が入力
されるのにともなって、最初に錠剤qの分包作業を行
い、つぎに、錠剤qの分包作業中に既に入力された患者
Rに対する処方内容にしたがって、錠剤rの分包作業を
行う。
ところが、処方箋は、一般に、時間を置かずに順次受
け付けられ、また、錠剤は、あらかじめ多く種類が各錠
剤フィーダにそれぞれ大量に収容され、これらの錠剤フ
ィーダが錠剤分包機にあらかじめ設置されているから、
分包すべき錠剤の種類と錠数とを指示するだけで、必要
な分包作業を実行することができるものであるのに対し
て、散剤は、散剤分包機にあらかじめ収容されておら
ず、作業者が、分包すべき散剤を調剤(秤量)して用意
したのち、その散剤を散剤分包機に投入することによっ
てはじめて、散剤分包機が必要な分包作業を実行するこ
とができるものである。
そのため、散剤pの分包作業に先立って、作業者が、
散剤pの調剤(秤量)作業を行っている間に、または、
遅くとも、散剤pの分包作業を散剤分包機が開始するこ
ろには、錠剤分包機が、錠剤qの分包作業を開始するこ
ととなり、その結果、分包数に大差がなければ、散剤p
の分包作業と、錠剤qの分包作業とが、ほぼ同時に終了
する。
つぎに、散剤分包機は散剤ppの分包作業を行う一方、
錠剤分包機は錠剤rの分包作業を行うため、これも、分
包数に大差がなければ、ほぼ同時に終了する。
この時点で、患者Pに処方すべき散剤pおよび散剤pp
の必要な分包作業が終了するとともに、患者Rに処方す
べき錠剤rの分包作業も終了することとなる。
続いて、散剤分包機は散剤qqの分包作業を行い、それ
が終わると、患者Qに処方すべき錠剤qおよび散剤qqの
必要な分包作業が終了することとなる。
その結果、調剤作業は患者単位で行われていないこと
が明らかであり、そのため、できあがった薬剤を処方箋
と照合、監査する際、薬剤をできあがった順序にしたが
って照合、監査することは、いたずらに混乱を招き、患
者単位で行うべき最終チェックとして不適当なものであ
るといわざるをえず、結局、その混乱ないし不適当さの
克服を、薬剤監査作業者の注意力、熟練度をはじめとす
る人的能力に、全面的に委ねなければならない等の問題
点があった。
この発明は、上記従来のもののもつ問題点を解決し
て、調剤作業に要する時間の長短にかかわらず、調剤さ
れた薬品と処方箋との照合、監査を、患者単位で行うの
に適した調剤システムを提供することを目的とするもの
である。また、そのシステム構築に際して、従来のもの
よりも簡易なシステムとすることも更なる目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明は、上記目的を達成するため、薬品を調剤す
る複数の調剤装置(1a,1b)と、バケット(14)および
調剤済みの薬品に識別記号を付ける識別記号入力装置
(11)と、前記バケットを搬送する搬送コンベア装置
(13)とを具えた調剤システムであって、前記調剤装置
(1a,1b)は、それぞれ、調剤済みの薬品が識別記号ご
とに複数の区画室(7a,7b)に区分して収容されるスト
ックコンベア装置(6a,6b)と、前記ストックコンベア
装置の取り出し位置における前記区画室内の調剤済み薬
品を識別記号の付された薬品ごとに、前記搬送コンベア
装置で搬送されてきた前記バケットに付された識別記号
に基づいて、前記ストックコンベア装置から同一の識別
記号の付いた調剤済み薬品を取り出して前記バケットへ
投入する取り出し機構(9a,9b)とを備え、前記調剤装
置及び前記取り出し機構は制御装置(10a,10b)により
制御されるものである。
[作用] この発明は、上記手段を採用したことにより、患者の
処方内容とともに識別記号が識別記号入力装置で入力さ
れると、その処方内容に応じて調剤装置により調剤され
た薬品は、識別記号を付けられ、識別記号ごとに区分し
てストックコンベア装置の区画室に収容されるととも
に、何れかのバケットにも同一の識別記号が付けられ
る。そして、そのバケットが搬送コンベア装置によって
各調剤装置のところに搬送されて来ると、各調剤装置の
取り出し機構によってそのバケットと同一の識別記号の
付いた調剤済み薬品が取り出されてそのバケットへ投入
される。
こうして、バケットが搬送コンベアによって各調剤装
置を一巡する間にそのバケットの識別記号と同一の識別
記号の付いた調剤済み薬品がそのバケットに収集され
る。
そこで、薬品の取出順序が、薬品の調剤順序により束
縛から解放され、識別記号によって概ね任意に変えられ
ることから、調剤作業に要する時間の長短にかかわら
ず、調剤された薬品を識別記号に基づいてバケットに患
者単位で集めることができることとなる。
[実施例] 以下、図面に示すこの発明の実施例について説明す
る。
第1図はこの発明の一実施例を示し、1は調剤装置、
2は調剤装置1に設けられたストック装置である。
調剤装置1は、薬剤分包機その他の調剤用機械装置類
によって構成されているが、たとえば、薬剤分包機を例
に挙げて説明すると、患者に処方すべき薬剤を1回服用
分ずつ包装する包装装置3と、包装装置3が薬剤を包装
して分包袋を順次形成する際、各分包袋の表示部に内容
薬の服用情報等を印字する印字装置4と、包装装置3に
よって形成された連続した分包袋を、たとえば1日分ず
つカットして薬包体とするカッタ装置5とを具えている
ものである。
ストック装置2は、調剤装置1で調剤された薬品に、
必要に応じて識別記号を付けてストックするものであ
る。
すなわち、調剤装置1がたとえば薬剤分包機であると
すれば、カッタ装置5で1日分ずつカットして形成され
た薬包体か、または、この薬包体を複数(たとえば1処
方分)まとめて結束する帯状体に、図示しない適宜の印
字装置によって識別記号を直接印字するか、または、識
別記号を表示した図示しない適宜のラベルを貼付するこ
とによって、識別記号を付けるようになっている。
識別記号としては、各種のID番号、IDコード等を利用
することができ、とくに、調剤された薬品を処方すべき
患者別のIDが好ましい。
そして、このようにして識別記号が付けられた薬品を
ストックするストック装置2は、帯状体で結束された薬
品束等の調剤済み薬品を、識別記号ごとに区分して区画
室7、7、…に収容するようになった適宜のストックコ
ンベヤ6によって構成されている。
ストックコンベヤ6は、カッタ装置5に隣接して第1
図左端に配置された受け入れ位置と、第1図右端に配置
された取り出し位置との間を、一方向に循環して作動す
るようになっている。
各区画室7には、調剤済み薬品の有無を検出する適宜
の検出装置8が設けられている。
これらの検出装置8としては、たとえば、区画室7内
を横切る光路を有するホトインタラプタを使用すること
ができ、その光路が遮光されることによって、調剤済み
薬品の存在を確認することが可能である。
また、ストックコンベヤ6の取り出し位置には、必要
に応じて、取り出し位置における区画室7内の調剤済み
薬品を取り出すようになったアーム9が設けられてい
る。
ストック装置2は、制御装置10に接続されていて、制
御装置10は、調剤済み薬品に付けた識別記号と、その調
剤済み薬品を収容した区画室7の検出装置8とを対応さ
せて認識しておき、また、必要に応じてアーム9を作動
させるようになっている。
第2図はこの発明の調剤装置を適用した薬品搬送シス
テムの一例を示し、1a、1bは第1図の調剤装置1と同様
のものであり、ただ、作図の便宜上、ストックコンベヤ
6a、6bの受け入れ位置は図中上端に配置され、また、取
り出し位置は図中下端に配置されている。
11は入力操作卓、12は調剤された薬品を処方箋と照
合、監査する監査台、13は調剤装置1a、1bから監査台12
まで調剤済み薬品を搬送する搬送コンベヤである。
搬送コンベヤ13は、調剤済み薬品を収容する適宜のバ
ケット14、14、…を載置して搬送するようになってい
て、調剤装置1a、1bにおけるストックコンベヤ6a、6bの
取り出し位置に対応して、搬送中のバケット14を一時停
止させる一時停止装置15a、15bがそれぞれ設けられてい
る。
バケット14、14、…には、メモリを内蔵したデータキ
ャリア16、16、…がそれぞれ取り付けられ、各データキ
ャリア16に必要なデータを書き込み、また、各データキ
ャリア16から必要なデータを読み出すようになった非接
触式IDシステムのリード/ライトヘッド17が、つぎの各
位置に設置されている。
すなわち、入力操作卓11に対応した位置には、その位
置を通るバケット14のデータキャリア16に、収容してく
るべき調剤済み薬品の識別記号を書き込むリード/ライ
トヘッド17iが設置されている。
また、一時停止装置15a、15bに対応した位置には、一
時停止しているバケット14のデータキャリア16に書き込
まれた識別記号を読み取るリード/ライトヘッド17a、1
7bがそれぞれ設置されている。
さらに、監査台12に対応した位置には、その位置を通
るバケット14のデータキャリア16に書き込まれた識別信
号を読み取るリード/ライトヘッド17tが設置されてい
る。
そして、これらのリード/ライトヘッド17a、17b、17
i、17tは、制御装置18に接続され、この制御装置18は、
調剤装置1a、1bの制御装置10a、10bとも接続されてい
る。
つぎに上記のものの作用について説明する。
入力操作卓11では、各患者の処方箋を受け付けるたび
に、各患者のID等の識別記号とともに、それらの処方内
容を順次入力する。
すると、入力操作卓11に対応したリード/ライトヘッ
ド17iが、その位置にきた識別記号のないバケット14、1
4、…に、識別記号をそれぞれ順番に書き込む。
また、入力された処方内容に応じて、必要な調剤装置
1a、1bに、必要な調剤情報が識別記号とともに順次伝え
られ、これらの調剤情報は、それぞれ待ち行列に蓄積さ
れる。
これを受けて、調剤装置1a、1bは必要な調剤動作を実
行し、できあがった調剤済みの薬品は、それらの識別記
号を付けて、ストック装置2a、2bに一時ストックされ
る。
一方、リード/ライトヘッド17iによってデータキャ
リア16に識別記号を書き込まれたバケット14は、搬送コ
ンベヤ13によって搬送され、まず、調剤装置1aに対応し
た位置にくると、一時停止装置15aが作動して、一時停
止される。
このとき、リード/ライトヘッド17aが、そのバケッ
ト14のデータキャリア16に書き込まれた識別記号を読み
取るとともに、制御装置10aが、その識別記号と同一の
識別記号の付いた調剤済み薬品がストックコンベヤ6aの
区画室7aに収容されているか否かを調べ、収容されてい
る場合は、ストックコンベヤ6aを作動させて、その調剤
済み薬品を取り出し位置にもたらしたうえ、アーム9aを
作動させて、その調剤済み薬品を、一時停止位置にある
バケット14に投入する。
一方、一時停止したバケット14の識別記号と同一の識
別記号の付いた調剤済み薬品が、ストックコンベヤ6aの
区画室7aに収容されていない場合は、そのことが確認さ
れると、一時停止装置15aが待避して、バケット14は再
び搬送される。
つぎに、バケット14が調剤装置1bに対応した位置にく
ると、一時停止装置15bが作動して、一時停止される。
このとき、リード/ライトヘッド17bが、そのバケッ
ト14のデータキャリア16に書き込まれた識別信号を読み
取るとともに、制御装置10bが、その識別記号と同一の
識別記号の付いた調剤済み薬品がストックコンベヤ6bの
区画室7bに収容されているか否かを調べ、収容されてい
る場合は、ストックコンベヤ6bを作動させて、その調剤
済み薬品を取り出し位置にもたらしたうえ、アーム9bを
作動させて、その調剤済み薬品を、一時停止位置にある
バケット14に投入する。
一方、一時停止したバケット14の識別記号と同一の識
別記号の付いた調剤済み薬品が、ストックコンベヤ6bの
区画室7bに収容されていない場合は、そのことが確認さ
れると、一時停止装置15bが待避して、バケット14は再
び搬送される。
これまでの動作によって、収容してくるべき調剤済み
薬品がすべて収容された場合、バケット14は、搬送コン
ベヤ13によって搬送されて、監査台12に対応した位置に
くると、リード/ライトヘッド17tがその識別記号を読
み取ったとき、図示しない適宜の手段によって、バケッ
ト14ごと、搬送コンベヤ13から監査台12に取り出され
る。
また、収容してくるべき調剤済み薬品がすべて収容さ
れるまでは、上記の動作を繰り返し行い、すべて収容さ
れたとき、バケット14ごと、搬送コンベヤ13から監査台
12に取り出される。
そして、そのバケット14から薬品がすべて取り出され
たのち、搬送コンベヤ13に戻されると、リード/ライト
ヘッド17iによって、そのバケット14のデータキャリア1
6から、終了した識別記号が消去されるか、または、そ
の上に新たな識別記号が書き込まれることとなる。
上記の作用を、以下に、より具体的に説明する。
たとえば、ある患者Pに対する処方箋の内容が、散剤
pの分包作業と、別の散剤ppの分包作業とを必要とし、
また、つぎに処方箋を受け付けた患者Qに対する処方内
容が、錠剤qの分包作業と、散剤qqの分包作業とを必要
とし、さらに、つぎに処方箋を受け付けた患者Rに対す
る処方内容が、錠剤rの分包作業のみを必要とする場合
を想定する。
また、調剤装置1aを錠剤分包機とし、調剤装置1bを散
剤分包機とする。
すると、錠剤分包機1aおよび散剤分包機1bはつぎのよ
うに作動する。
まず、患者Pに対する処方内容が入力されるのにとも
なって、散剤分包機1bは、最初に散剤pの分包作業を行
い、続いて散剤ppの分包作業を行い、つぎに、散剤pま
たは散剤ppの分包作業中に既に入力された患者Qに対す
る処方内容にしたがって、散剤qqの分包作業を行う。
一方、錠剤分包機1aは、患者Qに対する処方内容が入
力されているのにともなって、最初に錠剤qの分包作業
を行い、つぎに、錠剤qの分包作業中に既に入力された
患者Rに対する処方内容にしたがって、錠剤rの分包作
業を行う。
そのため、散剤pの分包作業に先立って、作業者が、
散剤pの調剤(秤量)作業を行っている間に、または、
遅くとも、散剤pの分包作業を散剤分包機1bが開始する
ころには、錠剤分包機1aが、錠剤qの分包作業を開始す
ることとなり、その結果、分包数に大差がなければ、散
剤pの分包作業と、錠剤qの分包作業とが、ほぼ同時に
終了する。
このとき、分包作業が終了した錠剤qは、ストックコ
ンベヤ6aの区画室7aに収容してストックされる。
一方、分包作業が終了した散剤pは、ストックコンベ
ヤ6bの区画室7bに収容してストックされる。
つぎに、散剤分包機1bは散剤ppの分包作業を行う一
方、錠剤分包機1aは錠剤rの分包作業を行うため、これ
も、分包数に大差がなければ、ほぼ同時に終了する。
このとき、分包作業が終了した散剤ppは、ストックコ
ンベヤ6bの区画室7bに収容してストックされる。
一方、分包作業が終了した錠剤rは、ストックコンベ
ヤ6aの区画室7aに収容してストックされる。
つぎに、散剤分包機1bは散剤qqの分包作業を行い、そ
の分包作業が終了した散剤qqは、ストックコンベヤ6bの
区画室7bに収容してストックされる。
このようにして、ストックコンベヤ6a、6bの区画室7
a、7bにそれぞれストックされた調剤済み薬品は、搬送
コンベヤ13に沿って循環して搬送されるバケット14、1
4、…が、一時停止装置15a、15bによって一時停止され
るたびに、そのデータキャリア16に書き込まれた識別記
号と照合され、一致する場合にのみ、そのバケット14に
投入されることとなる。
そのため、患者Pに処方すべき調剤済み薬品(すなわ
ち散剤pおよび散剤pp)は、最終的に、1個のバケット
14に投入されたうえ、そのバケット14ごと、監査台12に
取り出されることとなる。
また、患者Qに処方すべき調剤済み薬品(すなわち錠
剤qおよび散剤qq)は、最終的に、別の1個のバケット
14に投入されたうえ、そのバケット14ごと、監査台12に
取り出されることとなる。
また、患者Rに処方すべき調剤済み薬品(すなわち錠
剤r)は、さらに別の1個のバケット14に投入されたう
え、そのバケット14ごと、監査台12に取り出されること
となる。
なお、上記実施例では、ストック装置2をストックコ
ンベヤ6で構成したが、これに限定するものでなく、適
宜の構成とすることができる。
また、調剤装置1a、1bは2つに限定するものでなく、
搬送コンベヤ13に沿って、任意の数だけ設けることが可
能である。
また、搬送コンベヤ13は、無端コンベヤによるコンベ
ヤ搬送式に代えて、個々のバケットを自走させるバケッ
ト自走式とすることもできる。
さらに、搬送コンベヤ13は、コンベヤ搬送式のもので
あれ、バケット自走式のものであれ、床面設置が可能で
あるだけでなく、必要に応じて、天井設置とすることも
でき、その他この発明は上記実施例の種々の変更、修正
が可能であることはいうまでもない。
[発明の効果] この発明は、上記のように構成したので、調剤装置に
よって調剤された薬品を、調剤作業に要する時間の長短
にかかわらず、識別記号に基づいて患者単位で集めるこ
とができ、その結果、調剤された薬品と処方箋との照
合、監査を、患者単位で適切かつ確実に実行することが
できるうえ、そのシステムの具体的な構築に際しては、
ストックコンベヤ装置等を導入するとともに識別記号に
基づいてバケットでの収集を柔軟に制御するようにした
ことから、バケットの搬送順序に束縛されることが無く
なったので、連続順次搬送の搬送コンベア装置を用いて
搬送系を簡易なものとすることができた等のすぐれた効
果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す説明図、第2図はこ
の発明の調剤装置を適用した薬品搬送システムの一例を
示す説明図である。 1……調剤装置 1a……調剤装置(錠剤分包機) 1b……調剤装置(散剤分包機) 2、2a、2b……ストック装置 3……包装装置、4……印字装置 5……カッタ装置 6、6a、6b……ストックコンベヤ 7、7a、7b……区画室 8、8a、8b……検出装置 9、9a、9b……アーム 10、10a、10b……制御装置 11……入力操作卓、12……監査台 13……搬送コンベヤ、14……バケット 15a、15b……一時停止装置 16……データキャリア 17a、17b、17i、17t……リード/ライトヘッド 18……制御装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薬品を調剤する複数の調剤装置(1a,1b)
    と、バケット(14)および調剤済みの薬品に識別記号を
    付ける識別記号入力装置(11)と、前記バケットを搬送
    する搬送コンベア装置(13)とを具えた調剤システムで
    あって、前記調剤装置(1a,1b)は、それぞれ、調剤済
    みの薬品が識別記号ごとに複数の区画室(7a,7b)に区
    分して収容されるストックコンベア装置(6a,6b)と、
    前記ストックコンベア装置の取り出し位置における前記
    区画室内の調剤済み薬品を識別記号の付された薬品ごと
    に、前記搬送コンベア装置で搬送されてきた前記バケッ
    トに付された識別記号に基づいて、前記ストックコンベ
    ア装置から同一の識別記号の付いた調剤済み薬品を取り
    出して前記バケットへ投入する取り出し機構(9a,9b)
    を備え、前記調剤装置及び前記取り出し機構は制御装置
    (10a,10b)により制御されるものであることを特徴と
    する調剤システム。
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