JP2011182724A - ミネラルの豊富なゆで卵の製造方法及びゆで卵 - Google Patents
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Abstract
【課題】 安心して美味しく食べることができてミネラル不足が補えるミネラルの豊富なゆで卵の製造方法の提供。
【解決手段】 卵をボイルし、その後に海洋深層水に浸漬することを特徴とする。
【選択図】 なし
【解決手段】 卵をボイルし、その後に海洋深層水に浸漬することを特徴とする。
【選択図】 なし
Description
本発明は、ミネラルの豊富なゆで卵の製造方法及びゆで卵に関する。
現代人は、野菜をあまり食べなくなったこと等に伴いミネラルが不足しがちになっており、これを補うためにサプリメントを何種類も摂取したりしている。特許文献1には、カリウム塩やマグネシウム塩の溶液に生卵を浸漬することで、カリウムやマグネシウムを強化含有した栄養強化卵が記載されている。しかし、そのようにカリウム塩やマグネシウム塩等を用いた化学的な手法によりミネラルを強化した卵は、食べるには不安があり、また特別美味しいわけでもないので、誰も好んで食べたいとは思わなかった。
本発明は以上に述べた実情に鑑み、安心して美味しく食べることができてミネラル不足が補えるミネラルの豊富なゆで卵の製造方法及びゆで卵の提供を目的とする。
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明によるゆで卵の製造方法は、卵をボイルし、その後に海洋深層水に浸漬することを特徴とする。
請求項2記載の発明によるゆで卵の製造方法は、請求項1記載の発明の構成に加え、海洋深層水は濃縮したものを用いることを特徴とする。
請求項3記載の発明によるゆで卵の製造方法は、請求項1又は2記載の発明の構成に加え、海洋深層水に浸漬する工程を5℃〜10℃にて2日以上行うことを特徴とする。
請求項4記載の発明によるゆで卵は、海洋深層水の成分が内部に溶け込んでいることを特徴とする。
請求項1記載の発明によるゆで卵の製造方法は、卵をボイルし、その後に海洋深層水に浸漬することにより、ゆで卵に海洋深層水に含まれる豊富なミネラルが取り込まれ、これを食することで不足しがちなミネラルを十分摂取できる。また、海洋深層水の塩分がゆで卵に溶け込むことで適度な塩味が付くので、調味料を付けなくても美味しく食べることができる。さらに、海洋深層水が溶け込むことで黄身がしっとりした感じになり、ゆで卵の黄身のぼそぼそした感じが苦手な人にも食べやすい。自然にある海洋深層水のみを用い、化学品等を使用しないことで、安心して食べることができる。
請求項2記載の発明によるゆで卵の製造方法は、濃縮した海洋深層水を用いることで、ゆで卵に溶け込むミネラルの量を多くすることができる。
請求項3記載の発明によるゆで卵の製造方法は、海洋深層水に浸漬する工程を5℃〜10℃にて2日以上行うことで、ゆで卵に海洋深層水のミネラルを確実に溶け込ませることができる。
請求項4記載の発明によるゆで卵は、海洋深層水に含まれる豊富なミネラルや栄養素が内部に溶け込み、自然のミネラルや栄養素に富み、安心して食べることのできるゆで卵となる。また海洋深層水に含まれる塩分が溶け込むことで、塩味の利いた美味しいゆで卵となる。
本発明のゆで卵の製造方法を順に説明すると、まず真水を沸騰させた容器に生卵(鶏卵)を入れ、5〜7分弱火でゆでる。その後、火を止め、蓋をしたまま5〜7分寝かす。その後、ゆでた卵を冷水に入れ約10分間寝かす。これは、ゆで卵を急激に冷やすことで、食べるときに殻を剥きやすくするためである。次に、冷やしたゆで卵の水をきれいに拭き取り、海洋深層水の入った容器に移し、5℃〜10℃の冷所にて2〜5日間寝かす。ここで海洋深層水は、富山県の滑川海洋深層水分水施設「アクアポケット」で入手した高濃縮水を使用した。これは富山湾の海底より汲み上げた海洋深層水を、逆浸透膜方式(RO)により2段処理し、含有成分を高濃縮した全塩濃度13〜15%程度の深層水である。この海洋深層水(高濃縮水)の成分分析表を表1に示す。その後、寝かしたゆで卵を海洋深層水から取り上げ、海洋深層水を拭き取れば出来上がりとなる。出来上がり後は10℃以下の冷所にて保存する。
上述の手順によりミネラル強化ゆで卵を作り、そのゆで卵のミネラルの含有量を測定した。測定結果を表2に示す。実施例1は海洋深層水に3日間浸漬したもの、実施例2は海洋深層水に5日間浸漬したものである。また比較例として、海洋深層水に浸漬しない通常のゆで卵についてもミネラルの含有量を測定した。
表2に示すように、海洋深層水に浸漬した実施例1,2は、海洋深層水に浸漬しない比較例と比べて、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム共、大幅に増加していることが確認された。また、海洋深層水に浸漬する時間を長くすると、ゆで卵に溶け込むミネラルの量が多くなることが分かる。
以上に述べたように、卵をゆでた後に海洋深層水に浸漬することにより、海洋深層水に豊富に含まれるミネラルや栄養素がゆで卵の内部にうまく溶け込み、これを食することでミネラルや栄養素が補え、健康を増進する効果が期待できる。また、海洋深層水に含まれる塩分が溶け込むことで、ゆで卵に適度に塩味が付くので、調味料を付けなくても美味しく食べることができる。さらに、海洋深層水が溶け込むことで黄身がしっとりした感じになり、黄身のぼそぼそした感じがなくなって食べやすくなる。本ゆで卵は、自然の海洋深層水のみを使用し、化学品等を全く使用しないため、安心して食することができる。
先に述べた例では、ゆで卵を海洋深層水に浸漬する前に冷水(真水)で冷やしているが、この工程を省略し、ボイルしたゆで卵をあら熱を取ってすぐに冷たい海洋深層水に浸漬してもよい。こうすることでゆで卵に海洋深層水がより浸透しやすくなり、海洋深層水に浸漬する時間を短縮することができる。この方法によれば、海洋深層水に浸漬する時間を15時間程度としても、ゆで卵に海洋深層水のミネラルや栄養素及び塩分を十分に溶け込ませることができる。
本発明は以上に述べた実施形態に限定されない。卵のゆで方は好みに応じて適宜調節すればよく、固ゆででも半熟でもよい。海洋深層水は、濃縮水を用いることが好ましいが、原水を用いてもよい。また海洋深層水は、脱塩処理したものを用いてもよい。卵は、鶏卵の他、うずらの卵等であってもよい。
Claims (4)
- 卵をボイルし、その後に海洋深層水に浸漬することを特徴とするミネラルの豊富なゆで卵の製造方法。
- 海洋深層水は濃縮したものを用いることを特徴とする請求項1記載のミネラルの豊富なゆで卵の製造方法。
- 海洋深層水に浸漬する工程を5℃〜10℃にて2日以上行うことを特徴とする請求項1又は2記載のミネラルの豊富なゆで卵の製造方法。
- 海洋深層水の成分が内部に溶け込んでいることを特徴とするゆで卵。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010052558A JP2011182724A (ja) | 2010-03-10 | 2010-03-10 | ミネラルの豊富なゆで卵の製造方法及びゆで卵 |
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JP2010052558A JP2011182724A (ja) | 2010-03-10 | 2010-03-10 | ミネラルの豊富なゆで卵の製造方法及びゆで卵 |
Publications (1)
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JP2011182724A true JP2011182724A (ja) | 2011-09-22 |
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ID=44789754
Family Applications (1)
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JP2010052558A Pending JP2011182724A (ja) | 2010-03-10 | 2010-03-10 | ミネラルの豊富なゆで卵の製造方法及びゆで卵 |
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JP (1) | JP2011182724A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102012213867A1 (de) | 2011-08-24 | 2013-02-28 | Fuji Jukogyo K.K. | Fahrzeugkarosseriefrontstruktur |
KR101360578B1 (ko) | 2013-08-30 | 2014-03-11 | 주식회사 메디섬 | 금강송(춘양목) 소나무와 솔잎 추출물을 이용한 구운 계란 제조방법 |
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2010
- 2010-03-10 JP JP2010052558A patent/JP2011182724A/ja active Pending
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