JP2011182694A - 野菜収穫機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンジン12を搭載した機体10と、エンジン12の駆動力により機体10を走行させる左右一対の走行装置20L・20Rと、機体10の最前部に設けられて、農作物を掻き込む掻込み装置30と、掻込み装置30により掻き込まれた農作物を搬送面46に載せて機体10の後部の収容位置80まで搬送する搬送装置40と、機体10の後部に設けられる操作部50と、操作部50の前方であって搬送装置40の両側に配置され、搬送面46に載せられた農作物を選別する選別作業部60と、を具備する野菜収穫機90であって、搬送装置40の左右両側から上方に架け渡される支持フレーム63に補助操作部64を備える構成とした。
【選択図】図1
Description
具体的には、圃場に載置された農作物は、野菜収穫機の最前部に備えられた掻込装置により掻き込まれて搬送装置に受け渡される。農作物は搬送装置の搬送面に載せられて、機体の後部に設けられた収容位置まで搬送される。前記搬送装置の側方の機体本体には、作業椅子及びステップ台が設けられ、作業椅子に座った作業者により搬送装置にて搬送されている農作物や茎葉等が選別される。
また、機体本体後部にはハンドルや操作パネルが配置され、その後方に位置する作業者が圃場を歩きながら野菜収穫機の操縦やコンテナを降ろす作業を行う。
しかしながら、上述の構成においては、野菜収穫機後方の作業者しか機体の操縦を行うことができないため、この作業者がコンテナを降ろす作業やコンテナの補給等を行っている間に進行方向がずれたり、異常が生じて機体を止めたい場合等では、速やかに進行方向を修正したり、機体を停止したりすることができなかった。
本明細書では、機体10が直進する方向を前後方向と規定するとともに、掻込み装置30が配置される側を前方、操作部50が配置される側を後方と規定して説明を行うものとする。
野菜収穫機90は、畝から引き抜かれて、または、掘り起こされて、圃場に載置されている農作物を回収するために使用される自走式の作業機である。野菜収穫機90は、機体10、走行装置20L・20R、掻込み装置30、搬送装置40、操作部50、及び選別作業部60等を具備する。
なお、以下では、野菜収穫機90によって甘藷を回収する場合を想定して説明するが、例えば玉葱や馬鈴薯等の、種々の農作物を回収する場合に適用可能である。
左車軸21Lの右部と右車軸21Rの左部は、ミッションケース13内に挿入されて軸支される(図4参照)。左車軸21Lと出力軸の間には左クラッチ22が介装され、右車軸21Rと出力軸の間には右クラッチ23が介装される。左クラッチ22及び右クラッチ23は、公知の構成のクラッチであり、ミッションケース13に収容される。左クラッチ22及び右クラッチ23を入切操作することにより、エンジン12から左車軸21L及び右車軸21Rへの駆動力の伝達並びにその遮断を適宜切り替えることが可能であり、ひいては機体10の走行方向を調整することが可能である。なお、野菜収穫機90の走行方向を調整する機構については後に詳述する。
駆動軸31は支持フレーム38・38の前端部に軸支され、回転輪32・32は駆動軸31の左右両端に固定され、回転輪32・32の間には掻込み体33・33・・・が回転可能に軸支される。エンジン12からの駆動力は、掻込み駆動ケース35に内装された動力伝達機構を経由して駆動軸31に伝達される。
このような構成により、野菜収穫機90では、駆動軸31が回転すると回転輪32・32及び掻込み体33・33・・・が左側面視において駆動軸31を中心として反時計回りに回転する。掻込み装置30を作動しつつ野菜収穫機90を圃場で走行させると、掻込み体33・33・・・の下端部が、圃場の畝に載置されている甘藷に順次接触して、甘藷を搬送装置40に掻き込む。
このような構成により、野菜収穫機90では、エンジン12からの駆動力により駆動軸43が左側面視において時計回りに回転すると、チェーンが駆動軸43及び従動軸44の周りを周回する。これにより、搬送面46が前端部(始端)から後端部(終端)に向かって移動する。したがって、掻込み装置30から受け渡された甘藷を、搬送面46に載せて後端部(終端)まで搬送することが可能である。
作業クラッチレバー52は、エンジン12からの駆動力の、掻込み装置30及び搬送装置40への伝達並びにその遮断を切り替えるための操作具である。
左クラッチレバー53及び右クラッチレバー54は、野菜収穫機90の走行方向(直進、左旋回、及び右旋回)を調整するための操作具である。左クラッチレバー53は、左サイドクラッチ連係機構530により、ミッションケース13内の左クラッチ22と連係される。右クラッチレバー54は、右サイドクラッチ連係機構540により、ミッションケース13内の右クラッチ23と連係される。
図4に示すように、左サイドクラッチ連係機構530は、左ワイヤー531及び左入切部材532等を有する。
左ワイヤー531の一端部は左入切部材532の一端部に固定される。左入切部材532の他端部はミッションケース13に回動可能に軸支される。左入切部材532は左クラッチ22を入切操作するための部材であり、左入切部材532の回動に連動して左クラッチ22を「入」(エンジン12からの駆動力が左車軸21Lに伝達される状態)または「切」(エンジン12からの駆動力が左車軸21Lに伝達されない状態)に設定することが可能である。左ワイヤー531の他端部は左クラッチレバー53に連結される。
図4に示すように、右サイドクラッチ連係機構540は、右ワイヤー541及び右入切部材542等を有する。
右ワイヤー541の一端部は右入切部材542の一端部に固定される。右入切部材542の他端部はミッションケース13に回動可能に軸支される。右入切部材542は右クラッチ23を入切操作するための部材であり、右入切部材542の回動に連動して右クラッチ23を「入」(エンジン12からの駆動力が右車軸21Rに伝達される状態)または「切」(エンジン12からの駆動力が右車軸21Rに伝達されない状態)に設定することが可能である。右ワイヤー541の他端部は右クラッチレバー54に連結される。
直進状態において、作業者が右クラッチレバー54は操作せず、左クラッチレバー53のみを操作する(傾倒操作する)と、左ワイヤー531の他端部が引っ張られて、左入切部材532が回動することにより、左クラッチ22が「切」となる。したがって、左の走行装置20Lが停止し、機体10は左旋回する。
直進状態において、作業者が左クラッチレバー53は操作せず、右クラッチレバー54のみを操作する(傾倒操作する)と、右ワイヤー541の他端部が引っ張られて、右入切部材542が回動することにより、右クラッチ23が「切」となる。したがって、右の走行装置20Rが停止し、機体10は右旋回する。
選別作業部60は、左右一対のステップ61・61、左右一対の座席62・62、支持フレーム63、及び補助操作部64等を備える。
左フレーム63a及び右フレーム63bは、その下部が搬送装置40の側面に固設され上下方向に延設される。上フレーム63cは平面視略「コ」字状に形成され、その開放側を後方として、搬送装置40の後部上面に固定される。上フレーム63cの後部左右両側は、連結フレーム63dにより連結される。上フレーム63c及び連結フレーム63dは搬送装置40の上方に水平方向に配置される。上フレーム63cの前部は、左フレーム63aの上端と右フレーム63bの上端に連結される。つまり、左フレーム63aの上端部及び右フレーム63bの上端部は、機体10の左右方向に対して略平行に延びる上フレーム63cにより連結される。但し、連結フレーム63dは強度アップのために複数設けることも可能である。
各座席62に着座している選別作業者は、上フレーム63cや連結フレーム63dを手で握ることにより体を支えて姿勢を安定させることができ、また、もたれることにより、楽な姿勢で甘藷の選別作業を行うことができ、さらに、上フレーム63cにより搬送経路内に身体が意図せず入り込むことを防止できる。
モータ連係機構70は、モータ79と、左クラッチ22及び右クラッチ23と、を連係させる機構である。モータ連係機構70は、ピニオンギヤ71、ギヤ72、左スプリング733、右スプリング743、及び回動軸73等を備える。
ピニオンギヤ71はモータ79の出力軸に固定される。ギヤ72は、その一側の外縁部(扇形の円弧の部分)に歯部を有し、該歯部にピニオンギヤ71が噛合している。ギヤ72の他側(扇形の円弧とは反対側)は、回動軸73によりミッションケース13に回動可能に軸支される。また、ギヤ72の他側の回動軸73の両側には係止部が設けられて、左スプリング733及び右スプリング743の一端が係止される。左スプリング733の他端及び右スプリング743の他端はそれぞれ、左入切部材532及び右入切部材542の一端部に、左ワイヤー531及び右ワイヤー541とともに係止される。
なお、以下の説明においては、図4に示したギヤ72の位置を「中立位置」と規定する。
電気回路100は、バッテリー19、左接点6、右接点7、左優先スイッチ8、右優先スイッチ9、第一のリレー1、第二のリレー2、第三のリレー3、第四のリレー4、第五のリレー5、中立検出スイッチ77、左リミットスイッチ75、右リミットスイッチ76、及びこれらの部材を接続する配線等を有する。
右優先スイッチ9は、右クラッチレバー54が操作されたことを検出するものである。右優先スイッチ9は常閉型のスイッチであり、右クラッチレバー54の傾倒操作が検出された場合に限り、接点9aと接点9bとが接続されない状態(OFF)となる。
第二のリレー2は、ソレノイド2a、接触片2b、及び接点2c・2d・2eを有する。ソレノイド2aが消磁されている場合には、接触片2bが接点2cと接点2dとを接続する位置に保持される。ソレノイド2aが励磁された場合には、その磁力により接触片2bが移動して、接点2cと接点2eとが接続される。
第三のリレー3は、ソレノイド3a、接触片3b、及び接点3c・3d・3eを有する。ソレノイド3aが消磁されている場合には、接触片3bが接点3cと接点3dとを接続する位置に保持される。ソレノイド3aが励磁された場合には、その磁力により接触片3bが移動して、接点3cと接点3eとが接続される。
第四のリレー4は、ソレノイド4a、接触片4b、及び接点4c・4d・4eを有する。ソレノイド4aが消磁されている場合には、接触片4bが接点4cと接点4dとを接続する位置に保持される。ソレノイド4aが励磁された場合には、その磁力により接触片4bが移動して、接点4cと接点4eとが接続される。
第五のリレー5は、ソレノイド5a、接触片5b、及び接点5c・5d・5eを有する。ソレノイド5aが消磁されている場合には、接触片5bが接点5cと接点5dとを接続する位置に保持される。ソレノイド5aが励磁された場合には、その磁力により接触片5bが移動して、接点5cと接点5eとが接続される。
右リミットスイッチ76は、常閉型のスイッチであり、ギヤ72が平面視時計回りに回動されたことを検出するものである。ギヤ72が平面視時計回りに最大限回動されたとき、右リミットスイッチ76が開(OFF)となる。
ソレノイド1aの励磁により接点1c・1eが接続され、バッテリー19からソレノイド3aに電流が流れる。したがって、ソレノイド3aが励磁されて接点3e・3cが接続され、バッテリー19から接点3e・3c、モータ79、接点5c・5dへと電流が流れ、モータ79の出力軸が正回転する。よって、モータ連係機構70により、ギヤ72が中立位置から平面視反時計回りに回動され、これに連動して左入切部材532が回動され、ひいては左クラッチ22が「切」となる。その結果、機体10は左旋回する。
そして、モータ連係機構70におけるギヤ72の平面視反時計回りへの回動量が最大となったとき、左リミットスイッチ75がOFFとなり、ソレノイド3aに電流が流れなくなり、ひいてはモータ79が停止される。このとき、ギヤ72は平面視反時計回りに最大限回動された状態に維持されるので、左クラッチ22は「切」の状態に保持される。
一方、上記のギヤ72の回動に伴って、中立検出スイッチ77の接点77b・77c間が接触片77aにより接続される。
ソレノイド2aの消磁により接点2c・2d間が接続される。したがって、バッテリー19からソレノイド5a、接点4c・4d、接点77c・77b、接点2c・2dへと電流が流れる。したがって、ソレノイド5aが励磁される。
ソレノイド5aの励磁により接点5e・5c間が接続され、バッテリー19から接点5e・5c、モータ79、接点3c・3dへと電流が流れ、モータ79の出力軸が逆回転する。よって、モータ連係機構70により、ギヤ72が平面視時計回りに回動され、これに連動して左入切部材532が元の回動位置に戻され、ひいては左クラッチ22が「入」となる。その結果、機体10は直進する。
そして同時に、ギヤ72が中立位置に戻ることにより、中立検出スイッチ77がOFFとなる。これに伴って、ソレノイド5aが消磁されて、モータ79に電流が流れなくなる。その結果、モータ79が停止する。
ソレノイド4aの励磁により接点4c・4eが接続され、バッテリー19からソレノイド5aに電流が流れる。したがって、ソレノイド5aが励磁されて接点5e・5cが接続され、バッテリー19から接点5e・5c、モータ79、接点3c・3dへと電流が流れ、モータ79の出力軸が逆回転する。よって、モータ連係機構70により、ギヤ72が中立位置から平面視時計回りに回動され、これに連動して右入切部材542が回動され、ひいては右クラッチ23が「切」となる。その結果、機体10は右旋回する。
そして、モータ連係機構70におけるギヤ72の平面視時計回りへの回動量が最大となったとき、右リミットスイッチ76がOFFとなり、ソレノイド5aに電流が流れなくなり、ひいてはモータ79が停止される。このとき、ギヤ72は平面視時計回りに最大限回動された状態に維持されるので、右クラッチ23は「切」の状態に保持される。
一方、上記のギヤ72の回動に伴って、中立検出スイッチ77の接点77b・77d間が接触片77aにより接続される。
ソレノイド2aの消磁により接点2c・2d間が接続される。したがって、バッテリー19からソレノイド3a、接点1c・1d・接点77d・77b、接点2c・2dへと電流が流れる。したがって、ソレノイド3aが励磁される。
ソレノイド3aの励磁により接点3e・3c間が接続され、バッテリー19から接点3e・3c、モータ79、接点5c・5dへと電流が流れ、モータ79の出力軸が正回転する。よって、モータ連係機構70により、ギヤ72が平面視反時計回りに回動され、これに連動して右入切部材542が元の回動位置に戻され、ひいては右クラッチ23が「入」となる。その結果、機体10は直進する。
そして同時に、ギヤ72が中立位置に戻ることにより、中立検出スイッチ77がOFFとなる。これに伴って、ソレノイド3aが消磁されて、モータ79に電流が流れなくなる。その結果、モータ79が停止する。
なお、左クラッチレバー53または右クラッチレバー54が操作されたときに、機体10が左旋回中または右旋回中であると、中立検出スイッチ77は接点77b・77c間または接点77b・77d間が接続された状態となっているので、モータ79はギヤ72を中立位置へ戻すまで駆動される。
この時の左クラッチレバー53または右クラッチレバー54の操作が、補助操作部64(補助操作レバー67)の操作による現在の旋回方向と同じである場合には、左クラッチレバー53または右クラッチレバー54の操作により左入切部材532または右入切部材542が回動された状態が維持され旋回する。一方、この時の左クラッチレバー53または右クラッチレバー54の操作が、補助操作部64(補助操作レバー67)の操作による現在の旋回方向と逆である場合には、左入切部材532及び右入切部材542の両方が回動された状態となっているので、走行装置20L・20Rに動力が伝達されず走行が停止され、ギヤ72が中立位置に戻ってはじめて、左クラッチレバー53または右クラッチレバー54の操作する方向に旋回する。
したがって、左クラッチレバー53または右クラッチレバー54の操作は、補助操作レバー67の操作よりも優先される。
さらに本実施形態においては、搬送面46の上方の空間が支持フレーム63により取り囲まれている。係る構成により、選別作業者の身体が搬送装置40の搬送面46に近づき過ぎることを防止し、選別作業者の安全性を確保することができる。
ところが、従前の野菜収穫機においては、走行方向を調整する操作(左右のサイドクラッチレバーの操作)や、エンジンを停止する操作等の、野菜収穫機の操縦のすべては、操作部における作業者の操作に委ねられていた。このため、上述したような状況が生じた場合に、迅速に野菜収穫機の走行方向を調整したり、エンジンを停止したりすることは困難であった。
この点、本実施形態の野菜収穫機90においては、選別作業者が補助操作部64で操作を行うことにより、操作部50における操作の少なくとも一部を補助的に担うことが可能である。したがって、前方の視界を確保し易い選別作業者が、デバイダ18・18の部分を視認しつつ、走行方向の調整や、エンジン12の停止等の操作を行うことが可能である。結果として、選別作業部60における操作性及び安全性が向上し、ひいては野菜収穫機90の操作性が向上する。
したがって、選別作業者は、搬送装置40の両側の選別作業部60に搭乗して選別作業を行う場合に、支持フレーム63で身体を支持することが可能である。さらに、選別作業者は、補助操作部64にて野菜収穫機90の操縦を行うことができる。
したがって、選別作業者が選別作業部60にて停止スイッチ66を操作することにより、左右一対の走行装置20L・20R、掻込み装置30及び搬送装置40を停止することが可能である。
したがって、選別作業者が選別作業部60にて補助操作レバー67を操作することにより、エンジン12から左右の走行装置20L・20Rへの駆動力の伝達及びその遮断を切り替えることが可能となる。
したがって、操作部50において左クラッチレバー53または右クラッチレバー54が操作されている場合には、選別作業部60における補助操作レバー67の操作は野菜収穫機90の走行方向の調整に関与しない。
例えば、掻込み体の寸法や材質を変更したり、隣り合う搬送棒の間の間隔を変更したり、搬送棒の形状や寸法を変更したり、圃場面に対する搬送面の傾斜角度を変更したりすることにより、野菜収穫機を種々の農作物に対応させることができる。
12 エンジン
18 デバイダ
20L (左の)走行装置
20R (右の)走行装置
30 掻込み装置
40 搬送装置
50 操作部
60 選別作業部
53 左クラッチレバー(主左操向操作具)
54 右クラッチレバー(主右操向操作具)
64 補助操作部
66 停止スイッチ
67 補助操作レバー(補助操向操作具)
80 収容位置
90 野菜収穫機
Claims (4)
- エンジンを搭載した機体と、
前記エンジンの駆動力により前記機体を走行させる左右一対の走行装置と、
前記機体の最前部に設けられて、農作物を掻き込む掻込み装置と、
前記掻込み装置により掻き込まれた農作物を搬送面に載せて前記機体の後部の収容位置まで搬送する搬送装置と、
前記機体の後部に設けられる操作部と、
前記操作部の前方であって前記搬送装置の両側に配置され、前記搬送面に載せられた農作物を選別する選別作業部と、を具備する野菜収穫機であって、
前記搬送装置の左右両側から上方に架け渡される支持フレームに補助操作部を備える野菜収穫機。 - 請求項1に記載の野菜収穫機であって、
前記補助操作部は前記エンジンを停止する停止スイッチを有する、野菜収穫機。 - 請求項1または請求項2に記載の野菜収穫機であって、
前記補助操作部は、
前記左右一対の走行装置の各々への駆動力の伝達及びその遮断を切り替える補助操向操作具を有する、収穫機。 - 請求項3に記載の野菜収穫機であって、
前記操作部は、
前記左の走行装置への駆動力の伝達及びその遮断を切り替える主左操向操作具と、
前記右の走行装置への駆動力の伝達及びその遮断を切り替える主右操向操作具と、を有し、
前記主左操向操作具または主右操向操作具が操作されている場合には、前記補助操向操作具の操作は無効とされる、野菜収穫機。
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