JP2017079651A - 作物拾上げ収穫機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、機体の進行方向を修正することなく、拾上げ搬送装置の左右幅よりも広く圃場に分散している作物を拾上げ搬送装置に誘導して収穫出来るようにして、人手による作物拾い作業を出来るだけ少なくすることを課題とする。【解決手段】機体の前後方向に拾上げ搬送装置22を配置した作物拾上げ収穫機において、拾上げ搬送装置22の前端左右に左右外側から内側の拾上げ搬送装置22の拾上げ域に向けて作物を送るガイド搬送装置33を設け、該ガイド搬送装置33の左右張り出し幅を機体後部のハンドルバー13近傍に設けるガイド調整具65で変更可能にしたことを特徴とする作物拾上げ収穫機とする。【選択図】図9

Description

本発明は、圃場面に掘り起こして放置した玉葱やニンニク等の作物を拾上げて収穫する作物拾上げ収穫機に関するものである。
従来の野菜収穫機には、圃場から作物を拾上げて搬送する拾上げ搬送装置を設け、拾上げ搬送装置の上方に作物を掻き込む掻込装置を設けると共に、作物を回収する回収容器を載置する回収部を備えている。そして、拾上げ搬送装置の前端左右には作物を掻込装置に向けて誘導する左右デバイダを設けている。
特開2011−182694号公報
前記の野菜収穫機では、圃場に掘り起こして散在する作物を左右のデバイダ間に捉えるために機体の進行方向を左右に微修正しながら操向操縦するが、デバイダより外側の左右に分散して多くの作物がある場合には、進行方向の左右微修正では作物を捉え切れなく、圃場に多くの作物が取り残されるので、後で人手によって拾い集める必要がある。
本発明は、機体の進行方向を修正することなく、拾上げ搬送装置の左右幅よりも広く圃場に分散している作物を拾上げ搬送装置に誘導して収穫出来るようにして、人手による作物拾い作業を出来るだけ少なくすることを課題とする。
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
請求項1に記載の発明は、機体の前後方向に拾上げ搬送装置22を配置した作物拾上げ収穫機において、拾上げ搬送装置22の前端左右に左右外側から内側の拾上げ搬送装置22の拾上げ域に向けて作物を送るガイド搬送装置33を設け、該ガイド搬送装置33の左右張り出し幅を機体後部のハンドルバー13近傍に設けるガイド調整具65で変更可能にしたことを特徴とする作物拾上げ収穫機とする。
請求項2に記載の発明は、ガイド搬送装置33が、拾上げ搬送装置22の左右先端において内側に向かう固定傾斜案内体66と該固定傾斜案内体66の先端で側方へ開く角度を調整可能で閉じ姿勢に付勢した可動案内体67で構成し、ガイド調整具65の操作で付勢力に抗して可動案内体67を側方へ開けるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の作物拾上げ収穫機とする。
請求項3に記載の発明は、固定傾斜案内体66と可動案内体67を樹脂やゴム等の軟質材とすると共に、土を通過可能な前後方向のスリット66s,67sを形成したことを特徴とする請求項2に記載の作物拾上げ収穫機とする。
請求項4に記載の発明は、ガイド搬送装置33をガイドフレーム27,27に張設した搬送ラグ29付きのガイドベルト30で構成すると共に、ガイドフレーム27,27の左右開き角度を電動で調整する回動アクチュエータ34を機体後部のハンドルバー13の近傍に設ける回動切換ダイヤル34a,34aからなるガイド調整具65で変更可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の作物拾上げ収穫機とする。
請求項5に記載の発明は、拾上げ搬送装置22の左右先端に左右開き角度が調整可能にガイド搬送装置33を設けた作物拾上げ収穫機において、ガイド搬送装置33の前方にある作物の位置を認識する作物認識装置を設け、該作物認識装置で、ガイド搬送装置33を左右に傾ける回動アクチュエータ34を制御して作物を拾上げ搬送装置22に誘導するようにガイド搬送装置33の左右開き角度を調整することを特徴とする作物拾上げ収穫機とする。
請求項6に記載の発明は、拾上げ搬送装置22の左右側部に設ける搬送カバー23に内側下方に向けてエアーを吹き出すエアー噴射ノズルを複数配列したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の作物拾上げ収穫機とする。
請求項1に記載の発明で、機体を走行させて拾上げ搬送装置22の左右幅内の作物は拾上げ搬送装置22で拾い上げられて収穫されるのであるが、拾上げ搬送装置22の左右収拾範囲から外れた作物は、ガイド搬送装置33の左右張り出し幅をハンドルバー13の近くに居る作業者がガイド調整具65を操作して拾上げ搬送装置22に送るようにすることで、機体の進行方向を変更することなく、容易に幅広く作物を収穫できる。
請求項2に記載の発明で、請求項1の効果に加えて、作物が拾上げ搬送装置22の左右幅内にある場合には、閉じ姿勢で前方に向かう可動案内体67と固定傾斜案内体66で中央側へ寄せられて拾上げ搬送装置22で拾上げられて可動案内体67が走行抵抗にならず、作物が固定傾斜案内体66より側方にあると、可動案内体67を付勢力に抗して側方へ開くことで作物が可動案内体67で中央へ寄せられ、さらに固定傾斜案内体66で内側に寄せられるので、収穫作業をスムースに行える。また、可動案内体67を閉じ姿勢にする切換えが、付勢力で容易に行える。
請求項3に記載の発明で、請求項2の効果に加えて、作物が固定傾斜案内体66や可動案内体67に当たることによる損傷を少なくし、スリット66s,67sから土を側方へ排出することで拾上げ搬送装置22に土が溜まらないようになる。
請求項4に記載の発明で、請求項1の効果に加えて、拾上げ搬送装置22の側方に在る作物がガイドベルト30の搬送ラグ29で拾上げ幅内にスムースに移動され、ハンドルバー13の近くに居る作業者がガイド調整具65としての回動切換ダイヤル34a,34aを操作して回動アクチュエータ34を作動してガイドフレーム27,27を必要最小幅に素早く変更して、ガイド搬送装置33が走行の抵抗となることを少なく出来る。
請求項5に記載の発明で、作物認識装置による作物位置でガイド搬送装置33が自動で左右に揺動して拾上げ搬送装置22の側方に点在する作物を誘導して収穫でき、拾上げ搬送装置22の側方に作物が無い場合には、ガイド搬送装置33を正面に向けて閉じて機体の走行抵抗が少ない安定した収穫作業に出来る。
請求項6に記載の発明で、請求項1から請求項5のいずれか1項の効果に加えて、拾上げ搬送装置22で搬送される作物に付着する泥土や作物が発生する悪臭等を地面に吹き付けて機体を操縦する作業者に悪影響を与えない。
作物拾上げ収穫機の側面図 作物拾上げ収穫機の平面図 拾上げ駆動軸のトルクリミッタ部分の拡大平断面図 制御ブロック図 無段変速装置の減速制御を示すフローチャート (a)第一実施例の間隔調節桟を装着した搬送バーの側面図 (b)第一実施例の間隔調節桟を装着した搬送バーの正面図 (c)第二実施例の間隔調節桟を装着した搬送バーの側面図 (d)第二実施例の間隔調節桟を装着した搬送バーの正面図 (a)第一実施例の間隔調節桟を複数表示した搬送バーの側面図 (b)第二実施例の間隔調節桟を複数表示した搬送バーの側面図 (a)開閉桟で間隔を開いた状態の側面図 (b)開閉桟で間隔を閉じた状態の側面図 別実施例の作物拾上げ収穫機の平面図 別実施例の作物拾上げ収穫機の側面図 (a)可動案内体の通常作業状態を示す要部拡大平面図 (b)可動案内体の操作時の状態を示す要部拡大平面図
以下、本発明の実施形態を図面に示す実施例を参照しながら説明する。なお、本明細書においては、機体の前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向を前、後進方向を後という。
図1、図2で示すとおり、機体フレーム1の左右一側(機体左側)後部にエンジン2を設け、該エンジン2から供給される駆動力を伝動するミッションケース3をエンジン2の前側下部に設ける。また、該ミッションケース3から左右両側に突出する走行伝動軸4,4にクローラフレーム5,5を貫通させて設け、該走行伝動軸4,4に走行スプロケット6,6を設けると共に、クローラフレーム5,5に複数の転輪7,7を回転自在に設ける。そして、前記左右の走行スプロケット6,6と複数の転輪7,7にクローラベルト8,8を無端状に巻回することにより、左右の走行クローラ9L,9Rを構成する。
なお、該左右の走行クローラ9L,9Rは、前記機体フレーム1の外側に各々配置する。
そして、前記エンジン2の上部には燃料タンク10を設け、前側にはエンジン2の駆動力を変速して出力したり停止させたりする油圧式の無段変速装置(HST)11を設け、該燃料タンク10、無段変速装置11及びエンジン2の上方及び左右両側を操縦カバー12で覆うと共に、該操縦カバー12には、作業者が手を添える平面視でU字形状のハンドルバー13を機体後側に突出させて設ける。
さらに、前記操縦カバー12の左右他側(機体右側)には、前記ミッションケース3に内装する走行伝動クラッチを入切して前記左右の走行クローラ9L,9Rへの駆動力を入切する左右のサイドクラッチレバー14,14を前後方向に入切操作可能に設けるクラッチレバー溝を形成する。サイドクラッチレバー14,14は作物回収台39の近くに設けて作業者が操作し易くする。なお、サイドクラッチレバー14,14を1本のレバーとして左右に傾けることで操向出来るようにしても良い。
一方、前記操縦カバー12の左右一側には、前記無段変速装置11のトラニオン軸(図示省略)を回動させて斜板の角度を変更し、該無段変速装置11の出力方向や出力の高低を操作する変速レバー15を平面視U字形状の変速レバー溝15aに立設する。該変速レバー溝15aのうち、前側左右端部をそれぞれ前進側及び後進側の最大操作位置とし、後側左右中央部を停止操作位置とする。
なお、変速レバー15とトラニオン軸は、ロッドやケーブル等の連携部材(図示省略)によって、変速レバー15の操作に合わせてトラニオン軸が回動する構成とするか、あるいは変速レバー15の操作位置を検知する変速操作センサ15bを設けると共に、トラニオン軸の回動アームを介して回動させるトラニオン回動モータ11bと、この回動アームの回動角度を検知するトラニオンポテンショメータ11cを設け、変速操作センサ15bの検知に合わせてトラニオン軸を回動させ、無段変速装置11の出力を変更する構成とする。
そして、前記ミッションケース3から上方に駆動力を伝動する中継伝動ケース(図示省略)を設け、該中継伝動ケースに機体左右一側から左右他側に向って拾上げ駆動軸16を設ける。前記左右の走行クローラ9L,9Rの左右間で、且つ該拾上げ駆動軸16の左右両側には、搬送駆動スプロケット17,17を各々設け、該左右の搬送駆動スプロケット17,17は、前後方向に長い搬送フレーム18,18に内装する。
また、該左右の搬送フレーム18,18の機体前側、即ち前端側には、搬送従動スプロケット19,19を各々回転自在に設け、該左右の搬送従動スプロケット19,19と左右の搬送駆動スプロケット17,17に亘って搬送伝動チェーン20,20を無端状に巻回する。さらに、該左右の搬送伝動チェーン20,20の左右間には、作物を載置して搬送する複数の搬送バー21を、前後方向に所定間隔毎に配置することにより、拾上げ搬送装置22が構成される。
なお、前記左右の搬送従動スプロケット19,19と左右の搬送駆動スプロケット17,17の前後間には、適宜テンションスプロケット(図示省略)を設け、前記搬送伝動チェーン20,20の弛みによる搬送不良の発生を防止する構成とする。
また、前記搬送バー21は円柱状や角柱状としてもよいが、少なくとも拾上げ搬送装置22の搬送作用域、即ち機体上側に位置するときは、上方に突起部が位置する形状とすると良い。突起付きの搬送バー21を数個毎に配置することにより、搬送中に搬送始端側に向かって転げ落ちる作物を受け止める桟とすることができ、作物が圃場まで落下することが防止され、拾上げ収穫されなかった作物の回収作業が不要になり、作業能率の向上や作業者の労力の軽減が図られる。
あるいは、複数の搬送バー21…の上下位置を前後方向において交互に異ならせることにより、拾上げ搬送装置22の搬送作用域に凹部が形成され、作物がこの凹部により転げ落ちにくくなる構成としてもよい。 また、図6(a)〜(d)、及び図7(a),(b)に示すとおり、前記搬送バー21に、断面視で四角穴形状の中空筒である間隔調節桟21aを装着する。四角穴形状部が上下方向を向く姿勢とした間隔調節桟21aを搬送バー21に接触させるか、または四角穴形状部が前後方向を向く姿勢で搬送バー21に設けることにより、複数の搬送バー21・・・同士の前後間隔を広狭に変更可能としてもよい。
なお、全ての搬送バー21に間隔調節桟21aを各々装着すると、間隔調節桟21aの四角穴形状部が上下方向を向く姿勢としたときに搬送バー21同士の前後間隔が広くなり過ぎ、サイズの比較的大きな作物まで搬送中に落下させるおそれがあるので、間隔調節桟21aを設ける搬送バー21と設けない搬送バー21を交互、あるいは数本ごとに間隔調節桟21aを設ける構成としても良い。
ただし、間隔調節桟21aの長さや形状を変更し、全ての搬送バー21に間隔調節桟21aを設ける構成としても良い。
四角穴形状部が前後方向を向く姿勢で搬送バー21に間隔調節桟21aを設けると、搬送バー21同士の前後間が狭くなるので、サイズの小さい作物を搬送中に落下させることが防止され、作物の収穫量が増加する。
一方、四角穴形状部が上下方向を向く姿勢で搬送バー21に間隔調節桟21aを設けると、搬送バー21同士の前後間が広くなるので、土砂を搬送中に確実に排出することができるので、作物と土砂を分離する作業が不要となり、作業能率の向上や作業者の労力の軽減が図られる。
また、間隔調節桟21aが上方に突出することにより、作物を受け止める壁になるので、搬送中の作物が転がり落ちて拾上げ搬送装置22から脱落し、圃場に作物が残されることを防止できると共に、作物が拾上げ搬送装置22の搬送作用域に滞留し、排出シュータ37まで移動しなくなることが防止され、作業能率が向上する。
図8(a),(b)に示す実施例では、搬送バー21を上下交互に配列し、下側の搬送バー21に開閉桟21bを設け、玉葱等の大径作物の場合には開閉桟21bを閉じて各搬送バー21の間隔から土を落とし易くし、ニンニク等の小径作物の場合には開閉桟21bを開いて各搬送バー21の間隔を埋めるようにする。
図2に示す如く、前記左右の搬送フレーム18,18の左右両外側で、且つ前記左右の走行クローラ9L,9Rよりも機体内側位置に、搬送カバー23,23を各々着脱自在に設ける。該搬送カバー23,23の左右間には連結プレート(図示省略)を設け、該連結プレートと機体フレーム1の間に拾上げ搬送装置22を上下に回動させる拾上げ昇降シリンダ46(図1)を伸縮自在に設け、拾上げ搬送装置22の搬送角度を圃場の土質等に合わせて変更可能に構成する。
さらに、図1及び図2で示すとおり、前記拾上げ搬送装置22の前側には、作物の下方に進入して作物を圃場面から浮かせると共に、拾上げ搬送装置22の上面、即ち搬送作用面へ案内する掬い上げ板24を設ける。該掬い上げ板24の上面は、圃場面から拾上げ搬送装置22の搬送始端部の直前に向かう後上り傾斜姿勢とするが、直線状でなく、下方に向かって凹んだ緩やかな円弧形状としてもよい。
また、前記掬い上げ板24の前後左右端部以外を肉抜きして枠形状とし、枠内に拾上げ搬送装置22側に回転する持ち上げ搬送装置25を後上り傾斜姿勢で配置してもよい。該持ち上げ搬送装置25は、前記左右の搬送従動スプロケット19,19の回転軸から伝動クランクアーム26を介して持ち上げ駆動プーリ25aを回転させることで駆動する構成とする。なお、持ち上げ搬送装置25で搬送中の作物の傷付を防止すべく、搬送部はベルトで構成するとよい。
そして、図1及び図2で示すとおり、前記左右の搬送カバー23,23の前端部で且つ拾上げ搬送装置22の搬送幅よりも機体外側に、ガイドフレーム27,27を拾上げ搬送装置22の搬送作用端部から機体外側方向に向かって各々回動可能に設け、該左右のガイドフレーム27,27の前端部と後端部に伝動プーリ28,28を各々設けると共に、該前後の伝動プーリ28,28に複数の搬送ラグ29・・・を所定間隔毎に備えるガイドベルト30,30を各々無端状に巻回する。さらに、該伝動プーリ28,28の上方にガイドカバー31,31を各々設けると共に、該左右のガイドカバー31,31にガイド駆動モータ32,32を各々設けて、左右のガイド搬送装置33,33を構成する。
図1で示すとおり、該掬い上げ板24や左右のガイド搬送装置33,33は、起立して収納するようにすると良い。
なお、前記左右のガイド搬送装置33,33の搬送作用域は、機体内側に回動させるほど拾上げ搬送装置22の搬送作用域に接近し、機体外側に回動させると左右の走行クローラ9L,9R側、即ち畝の端部側に接近することにより、畝の端部付近に位置する作物を拾上げ搬送装置22に案内し、圃場に作物が残るのを防止できる。
上記により、拾上げ搬送装置22の搬送幅の左右端部の近傍に位置する作物を、ガイドベルト30,30の回転により移動する搬送ラグ29・・・によって拾上げ搬送装置22側に寄せることができるので、拾上げ搬送装置22の左右端部に位置する作物を確実に持ち上げて案内することができ、圃場に残された作物を回収する作業が不要となり、作業能率の向上や作業者の労力の軽減が図られる。
また、収穫中の作物が畝の左右に形成される畝溝に落下することを防止できるので、左右の走行クローラ9L,9Rで作物を踏み付けて収穫対象外としてしまうことを防止できて、作物の収穫量の減少が防止される。
また、前記左右のガイド搬送装置33,33を回動させる回動アクチュエータ34,34(図5に記載)を各々設け、前記操縦カバー12に該回動アクチュエータ34,34を作動させて左右のガイド搬送装置33,33の回動量を任意に変更可能に構成してもよい。
また、作物認識装置としてガイド搬送装置33の前方を映すカメラを設け、ガイド搬送装置33の前方に作物を発見すると、回動アクチュエータ34を制御してガイド搬送装置33がその作物を捕捉する様にガイド搬送装置33の開き幅を変更するようにしても良い。作物認識装置としては触角状の線材でも良い。
なお、前記ガイド駆動モータ32,32の回転数を操作するガイド切換ダイヤル32a,32a、及び回動アクチュエータ34,34の作動量を操作する回動切替ダイヤル34a,34aは、ハンドルバー13近くの前記操縦カバー12に設ける。
これにより、ハンドルバー13の後方で機体の操作を行う作業者が、畝上の作物の位置に合わせて適宜左右のガイド搬送装置33,33の回動量を変更することができるので、拾上げ搬送装置22に載らずに圃場に残された作物を回収する作業が不要となり、作業能率の向上や作業者の労力の軽減が図られる。
また、作物が畝中央寄りに集まっているときは、左右のガイド搬送装置33,33の先端幅を小さくして前記左右の搬送カバー23,23の前方に略直線状に位置させることにより、土砂との接触抵抗により走行速度が低下したり、機体が振動して拾上げ搬送装置22から作物が逆流したりすることが防止される。
図9と図10にはガイド搬送装置33の別実施例を示している。
左右の搬送フレーム18の先端に、前から内に向かう傾斜案内面66aを形成した固定傾斜案内体66を固着し、その先端にプレート状の可動案内体67を枢着している。この可動案内体67は側方へ回動可能でトルクスプリング等で真っ直ぐ前に向かう安定位置に戻るように付勢し、ハンドルバー13近くの操縦カバー12にレバー状のガイド調整具65,65を設け、このガイド調整具65を作業者が操作して可動アーム67a,67aを回動操作することで左右の可動案内体67,67を側方へ開いた角度に変更して固定することが出来て、固定を解くとトルクスプリングの付勢力で真っ直ぐ前に向かう安定位置に戻るようにする。
なお、図10(a)(b)では、ガイド調整具65,65と可動アーム67a,67aは連携ワイヤ67b,67bで各々連結する構成を示しているが、例えば、ガイド調整具65,65の操作により可動アーム67a,67aを回動させる電動モータ等のアクチュエータを用いて、連携ワイヤ67a,67aのような長い配索部材を必要とせず、分解や組み立ての容易な構成としてもよい。
この可動案内体67,67は、最大に左右へ開くと左右の走行クローラ9L,9Rの前を覆い、取り残した作物を拾上げ搬送装置22に導いて踏み潰さないように出来る。
固定傾斜案内体66の傾斜案内面66aと可動案内体67の内側には樹脂板を張り付けて作物を傷つけないようにしている。なお、固定傾斜案内体66と可動案内体67自体を樹脂材で構成しても良い。
また、固定傾斜案内体66と可動案内体67に前後方向長い長穴状のスリット66s,67sを設けて、土などが側方へ排出されるようにする。スリット66s,67sは、樹脂板に形成したもので、作物を傷つけないようにする。
さらに、可動案内体67の先端はゴムや樹脂で包んだり中空のゴムパイプを取り付けたりして作物に突き刺さらないようにする。
また、図2で示すとおり、拾上げ搬送装置22の左右一側には、平面視で搬送方向下手側ほど上方を覆う面積が広くなる形状の搬送上部カバー35を設け、該搬送上部カバー35の左右他側端部に、拾上げ搬送装置22の左右一側端部側に作物が接近することを防止する上下方向のゴムや合成樹脂等の軟質材で構成する防護カバー36を設ける。該防護カバー36により、拾上げ搬送装置22によって搬送される作物のうち、機体左右一側に位置するものは、搬送方向下手側(機体後側)に向かうほど左右他側に案内され、搬送終端部では機体左右中央位置に案内されるので、操縦カバー12やエンジン2等を拾上げ搬送装置22の後に配置できる。
なお、図示を省略するが、拾上げ搬送装置22の左右搬送カバー23に内下向きにエアー噴射ノズルを多数並設し、作物にエアーを吹き付けて付着する土を落としたりニンニクのアリシンガスや玉葱の硫化アリルを下方に逃がしたりするようにすると良い。
そして、前記拾上げ搬送装置22の搬送終端部で、且つ操縦カバー12よりも左右他側位置に、拾上げ搬送装置22から排出される作物を受けて機体左右中央部に寄せつつ機体後方に案内する排出シュータ37を設ける。該排出シュータ37は、左右方向中央部に作物を後側下方に排出案内する後方傾斜板37aと、拾上げ搬送装置22の左右他側端部から該後方傾斜板37aに向かって下方傾斜し、作物を後方傾斜板37aに案内する案内傾斜板37bで構成する。
さらに、図1及び図2で示すとおり、前記排出シュータ37の後方傾斜板37aの下方には、作物を回収するコンテナ等の回収容器38を積載するための作物回収台39を上下回動自在に配置する。該作物回収台39は枠形状とし、枠内では前後方向の所定位置ごとに容器搬送ローラ40・・・を回転自在に配置する。さらに、前記作物回収台39はエアシリンダやトルクスプリング等によって上方に付勢して通常の回収位置に配置され、回収容器38に収容される作物の重量が増加するにつれて下方傾斜姿勢となる、所謂ダンパ機構を備える。
上記構成により、回収容器38に所定重量以上の作物が収容されると作物回収台39が自動的に下方回動するので、作物回収台39から自動的に圃場に回収容器38を下ろすことができ、作業者が手作業で重量の増加した回収容器38を下ろす必要がなく、作業能率の向上や作業に要する労力の軽減が図られる。
なお、回収容器38に収容される作物が無い、あるいは少量である段階では、作物回収台39は機体後側に向かう上方傾斜姿勢となる配置とすると、回収容器38も機体後側に向かう上方傾斜姿勢になるので、回収容器38の底部が前記後方傾斜板37aに接近するので、後方傾斜板37aからの作物の落下距離が短くなり、落下の衝撃が弱まって作物が傷付くことが防止され、作物の商品価値が維持される。その後、作物回収台39は、回収容器38の重量が増加するにつれて後が下降する構成とすると、下降時に収容された作物を回収容器38の後方に移動させることができるので、収容される作物が転がりながら均平化される。
また、回収容器38に所定重量まで作物が収容されたとき、圃場に回収容器38を下ろしたくないときは、作物回収台39がハンドルバー13と略平行な姿勢となる位置まで回動するとそれ以上の下方回動を規制するロック部材(図示省略)を設けてもよい。このとき、図2に示すとおり、空の回収容器38、及び作物が収容された回収容器38を作業者が任意に載置する容器載置台42を、拾上げ搬送装置22の左右他側の外側で、且つ圃場面から浮かせて配置し、該容器載置台42に作物が収容された回収容器38を載置してもよい。
上記構成では、回収容器38に収容される作物の重量が所定重量を超えても作物回収台39は下方回動しないので、回収容器38の容量一杯に作物を回収することができ、回収容器38を作物回収台39に装填したり、作物回収台39から容器載置台42に作物を移動させたりする頻度が減少し、作業能率の向上や作業に費やす労力の軽減が図られる。
また、作物が収容された回収容器38を容器載置台42に載置した状態で作業を継続することができるので、圃場の複数の位置を回って重量の増加した回収容器38を集める必要がなく、作業能率が向上する。
そして、図2に示すとおり、前記作物回収台39の左右他側には、空の回収容器38を載置すると共に、作物回収台39から回収容器38が取り除かれると空の回収容器38を作物回収台39に移動させる自動装填機構43を設ける。該自動装填機構43は、左右他側から左右一側に向かって下方傾斜する枠形状の装填枠44を前記拾上げ搬送装置22の後側で且つ下方に設け、該装填枠44の空間部に複数の装填ローラ45…を左右方向に所定間隔を空けて配置して構成する。なお、作物回収台39に載置する回収容器38の左右他側端部が、自動装填機構43により左右一側端部に搬送された空の回収容器38に接触することで、ストッパの役割を果たすものとする。
上記構成により、作物回収台39が作物を回収している間は自動的に自動装填機構43による空の回収容器38の移動が規制され、作物回収台39から回収容器38が取り除かれると空の回収容器38が装填ローラ45によって左右一側に移動し、自動的に作物の回収を行う位置に載置されるので、回収容器38の交換作業を行う際に機体の移動や拾上げ収穫作業を停止する時間が短くなり、作業能率が向上する。
なお、図示を省略するが、拾上げ搬送装置22の駆動を電動モータで行い、容器載置台42に設けた重量計で回収容器38が満杯になった重量を検出すると、電動モータの駆動を停止し、重量計が軽くなったことを検出して回収容器38の交換作業が終了する時間の経過後に、電動モータを駆動するようにすると、容器載置台42からの満杯回収容器38の降ろし作業と空の回収容器38の積込作業が作物の流れを一時的に停止して効率的に行える。この際に機体の走行も停止させると良い。
また、後方傾斜板37aに回収容器38への作物移動を一時的に止める滞留板を設け、回収容器38の交換作業時に該滞留板で作物を留めておけるようにすると、収集作業を続けながら回収容器38の交換が行える。
そして、図1及び図2に示すとおり、前記左右一側(機体左側)の搬送駆動スプロケット17を設ける側で、且つ左右一側の搬送カバー23と走行クローラ9Lの左右間に、前後方向の掻込伝動ケース47を設け、該掻込伝動ケース47を上下回動させる掻込昇降シリンダ48を設ける。また、該掻込伝動ケース47の内部には、前記搬送駆動スプロケット17と同じく拾上げ駆動軸16に装着する掻込駆動スプロケット49と、機体前側に回転自在に配置する掻込従動スプロケット50と、該掻込駆動スプロケット49と掻込従動スプロケット50に無端状に巻回する掻込伝動チェーン51を設ける。
なお、該掻込伝動チェーン51の巻回域内には、弛み防止のテンションスプロケット(図示省略)を、一または複数設けてもよい。
さらに、前記掻込従動スプロケット50の従動回転軸50aの左右他側、即ち機体中央寄りとなる側に円柱形状の掻込ドラム52を装着し、該掻込ドラム52の外周に所定間隔を空けて複数の掻込アーム53…を装着すると共に、各掻込アーム53…にはゴム等の軟質部材で構成する掻込板54を各々回動自在に設けて、掻込装置55を構成する。
該掻込装置55は、側面視で反時計回り方向に回転し、前記拾上げ搬送装置22の搬送始端部にある作物を掻込板54で拾上げ搬送装置22の搬送方向下手側に押し上げることで、作物が確実に搬送される状態とするものである。
上記構成により、作物が拾上げ搬送装置22の搬送始端側に向かって転げ落ち、拾上げ前の作物と接触することや、畝溝に作物が落ちて左右の走行クローラ9L,9Rに踏み潰されることを防止できるので、作物が傷付いて商品価値が低下することが防止される。
また、掻込装置55が作物を拾上げ搬送装置22の搬送方向下手側に作物を移動させることにより、拾上げ搬送装置22の搬送始端部に作物が滞留することを防止できるので、作業者が拾上げ搬送装置22から作物を拾上げる作業が不要になり、作業能率の向上や作業に要する労力の軽減が図られる。
前記拾上げ搬送装置22と掻込装置55は、駆動力を共通の拾上げ駆動軸16から得ることにより、拾上げ搬送速度と掻き込み回転速度を同調させ、いっそう作物が圃場に戻ることや、畝溝に落下することを防止している。しかしながら、その分駆動に要する力が大きくなるので、拾上げ搬送装置22の搬送始端部が土砂に突っ込んだり、掻込装置55と拾上げ搬送装置22の上下間に作物が停滞したりすると、過負荷が拾上げ回転軸16に加わり、破損する可能性がある。
この問題を防止すべく、過負荷、即ち所定値以上のトルクがかかる状態になると、搬送駆動スプロケット17を空回りさせて拾上げ回転軸16の回転を停止させるトルクリミッタ56を、図3に示すとおり、該拾上げ搬送装置22の左右一側で且つ左側一側の搬送カバー23の内部に設ける。該トルクリミッタ56は、前記搬送駆動スプロケット17を左右から挟み込ませて配置して、該トルクリミッタ56が非伝動状態になると搬送駆動スプロケット17の回転を停止させる構成とする。そして、該搬送駆動スプロケット17の左右他側面を掻込駆動スプロケット49の左右一側面に沿わせ、搬送駆動スプロケット17の回転が停止すると掻込駆動スプロケット49も停止する構成とする。
前記トルクリミッタ56は、前記搬送駆動スプロケット17の左右に各々ブレーキライニング57,57を設け、左右一側には左側のブレーキライニング57に接触して摩擦をかける補助ライニング58を設ける。該補助ライニング58の左右一側端部には平面視で凹形状となる凹部58aを形成し、該凹部58aに皿バネ59の外周縁端部を接触させる。そして、該皿バネ59の左右一側には、補助ライニング58に接する皿バネ59の強弱を調節してトルクを増減させる、トルク調節ハンドル60を回転操作可能に設ける。
一方、左右他側のブレーキライニング57は、前記拾上げ回転軸16の外周に設けるリミッタハブ61の左右一側端部に接触する構成とする。該リミッタハブ61のうち、左右他側のブレーキライニング57と接触する面よりも左右他側には、トルク測定用のレンチを接触させる、トルク測定部61aを形成する。また、リミッタハブ61の左右一側端部には、該リミッタハブ61を拾上げ回転軸16に装着するナット62が入り込む左右方向の凹部61bを形成し、該凹部61bにナット62が内装される構成とする。
なお、該トルク調節ハンドル60は、リミッタハブ61の左右一側の外周部に設けるものとする。
上記構成により、拾上げ搬送装置22及び掻込装置55に所定トルク以上の過負荷がかかると左右のブレーキライニング57,57及び補助ライニング58が接触して搬送駆動スプロケット17を空回りさせることにより、拾上げ回転軸16の回転が停止すると共に掻込駆動スプロケット49も回転しなくなり、過負荷が発生し得る状態で拾上げ搬送装置22や掻込装置55が作動することを防止できるので、拾上げ回転軸16が過負荷で破損することが防止される。
また、リミッタハブ61の左右一側端部に凹部61bを設けたことにより、ナット62がリミッタハブ61の左右幅内に収まるので、トルクリミッタ56の左右一側に突出する部材がなくなり、トルクリミッタ56の左右幅を短く構成することで、機体の左右幅のコンパクト化が図られる。
そして、トルク調節ハンドル60をリミッタハブ61の左右一側の外周部に設けたことにより、左側の搬送カバー23を外すとすぐにトルク調節ハンドル60を操作することができるので、圃場の土質や作物の拾上げ開始高さに合わせてトルクリミッタ56の作用するトルクを設定することができるので、拾上げ回転軸16が破損する前に駆動力の伝動を止めることができ、拾上げ収穫作業の中断が防止される。
さらに、拾上げ搬送装置22だけでなく掻込装置55の回転を停止させることにより、作業者が視覚的にトルククラッチ56の作動を確認することができるので、拾上げ搬送装置22や掻込装置55の停止に気付かず機体を前進させることが防止され、余分な作業が行われず、作業能率が向上する。
また、リミッタハブ61にトルク測定部61aを形成したことにより、トルク測定用のレンチを噛み合わせる場所がわかりやすいので、トルク測定作業の能率が向上すると共に、トルク値の測定が行いやすく、トルク値の設定間違いによる破損が防止される。
なお、前記左右のブレーキライニング57,57、及び補助ライニング58同士が接触するとカチカチという音を発生させるべく、左右のブレーキライニング57,57及び補助ライニング58の接触面に音を生じさせる発音突起(図示省略)を形成すると、掻込装置55の回転停止だけでなくトルククラッチ56の作動音で過負荷の発生の可能性を作業者に報知することができるので、作業者に過負荷発生の原因を早期に解消させることができる。
また、トルク測定部61aに追加または交換用の皿バネ59を設け、補助ライニング58の凹部58aに入り込む皿バネ59が破損した時に交換することにより、皿バネ59を機外まで取りに行く必要が無くなり、作業能率や、皿バネ59の交換に要する時間と労力が軽減される。
あるいは、皿バネ59が一枚だけでは十分なトルクが生じないときは、皿バネ58を重ねることにより、高いトルクを設定できるようになるので、作業条件に適したトルクリミッタ56の設定が可能になる。
図4及び図5に示すとおり、前記トルクリミッタ56にスリップを検出するスリップセンサ63を設け、該スリップセンサ63の検出値を制御装置64に発信し、該制御装置64を介して前記トラニオン回動モータ11bを作動させ、前記トラニオン軸の回動量を変更することにより、無段変速装置11の出力を低下させる構成としてもよい。
上記構成により、トルクリミッタ56の作動時のスリップ率に合わせて無段変速装置11の出力を低下させることにより、拾上げ収穫作業の走行速度を低下させることができるので、拾上げ搬送装置22や掻込装置55に負荷がかかりにくくなるので、過負荷による破損が防止される。スリップ率と変速装置11の出力低下は、スリップ率が高くなるほど出力が低下する、反比例の関係とする。
なお、スリップ率が所定高さを超えると、その分高い負荷がかかっていると判断できるので、破損防止のために無段変速装置11の出力を停止させる制御としてもよい。
本発明は、機体の進行方向を変更することなく、容易に幅広く作物を収穫できるので、圃場面に掘り起こして放置した玉葱やニンニク等の作物を拾上げて収穫する作物拾上げ収穫機に有用である。
13 ハンドルバー
22 拾上げ搬送装置
27 ガイドフレーム
29 搬送ラグ
30 ガイドベルト
33 ガイド搬送装置
34 回動アクチュエータ
34a 回動切換ダイヤル(ガイド調整具)
65 ガイド調整具
66 固定傾斜案内体
66s スリット
67 可動案内体
67s スリット

Claims (6)

  1. 機体の前後方向に拾上げ搬送装置(22)を配置した作物拾上げ収穫機において、前記拾上げ搬送装置(22)の前端左右に左右外側から内側の前記拾上げ搬送装置(22)の拾上げ域に向けて作物を送るガイド搬送装置(33)を設け、該ガイド搬送装置(33)の左右張り出し幅を機体後部のハンドルバー(13)近傍に設けるガイド調整具(65)で変更可能にしたことを特徴とする作物拾上げ収穫機。
  2. 前記ガイド搬送装置(33)は、前記拾上げ搬送装置(22)の左右先端において内側に向かう固定傾斜案内体(66)と該固定傾斜案内体(66)の先端で側方へ開く角度を調整可能で閉じ姿勢に付勢した可動案内体(67)で構成し、前記ガイド調整具(65)の操作で付勢力に抗して前記可動案内体(67)を側方へ開けるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の作物拾上げ収穫機。
  3. 前記固定傾斜案内体(66)と前記可動案内体(67)を軟質材とすると共に、土を通過可能な前後方向のスリット(66s,67s)を形成したことを特徴とする請求項2に記載の作物拾上げ収穫機。
  4. 前記ガイド搬送装置(33)をガイドフレーム(27,27)に張設した搬送ラグ(29)付きのガイドベルト(30)で構成すると共に、前記ガイドフレーム(27,27)の左右開き角度を電動で調整する回動アクチュエータ(34)を前記機体後部の前記ハンドルバー(13)の近傍に設ける回動切換ダイヤル(34a,34a)からなる前記ガイド調整具(65)で変更可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の作物拾上げ収穫機。
  5. 拾上げ搬送装置(22)の左右先端に左右開き角度を調整可能にガイド搬送装置(33)を設けた作物拾上げ収穫機において、ガイド搬送装置(33)の前方にある作物の位置を認識する作物認識装置を設け、該作物認識装置で、前記ガイド搬送装置(33)を左右に傾ける回動アクチュエータ(34)を制御して作物を拾上げ前記搬送装置(22)に誘導するように前記ガイド搬送装置(33)の左右開き角度を調整することを特徴とする作物拾上げ収穫機。
  6. 前記拾上げ搬送装置(22)の左右側部に設ける搬送カバー(23)に内側下方に向けてエアーを吹き出すエアー噴射ノズルを複数配列したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の作物拾上げ収穫機。
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