JP2011179237A - 排水トラップ - Google Patents

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Abstract

【課題】清掃用部材を、排水口から封水より下流に簡単に挿通することができる排水トラップであって、尚かつ、排水が円滑に排水でき、ごみが詰まったりすることなく、更には施工が簡単な排水トラップを提供する。
【解決手段】排水口11と排出口12を有したトラップ本体部1と、トラップ本体部1内に配置される排水の入口部21と出口部22を備えた断面視U字状に排水通路が形成される封水部2と、前記トラップ本体部1の排水口11から掃除用具によって封水部2より下流を清掃できる排水トラップにおいて、封水部2の出口部22近傍のトラップ本体部1側壁に、外側方向に突出する出口室23を構成。
【選択図】図1

Description

本発明は、排水設備から排水される排水を下水管へ排水する際に、室内側へ下水管内の異臭や害虫を室内側へ逆流させないために配置される、内部に封水を有した排水トラップに関する発明である。
図10、図11に示したように、キッチンシンクなどの槽体に用いられる排水トラップは、キッチンシンクや浴室などの排水設備から発生する排水を、下水管へと排水し、その内部に封水と呼ばれる排水を一時貯留させることで下水管からの臭気や害虫を室内側へ逆流しないように設けられる設備機器である。
本従来例の排水トラップは、図10に示すように浴室の洗い場パンの排水管に取り付けられ、槽体、トラップ本体部、封水部、から構成される。
槽体は、箱体であって、底部に排水用の開口が構成される。本従来例では浴室の洗い場の防水パンが使用される。
トラップ本体部は、本従来例では後記する封水部が取り付けられる排水管であって、排水口、排出口、後記する封水部、から構成される。
排水口は、排水がトラップ本体部内に流入するための流入口であって、前記浴室の洗い場パンの開口に取り付けられて成り、トラップ本体部でもある排水管の上端をいう。
排出口は、トラップ本体内に流入した排水を、下水管へと排出するための開口であって、本従来例では、最終的には下水管へと排出される。
封水部は、トラップ本体部に着脱自在に構成された有底筒状の部材であり、内部に排水を貯水するオワン部を構成し、封水部の上部には排水が内部に流入するための入口部を構成し、オワン部の側面には内部の排水を排出する出口部を開口して構成される。尚、封水部は断面視U字状に排水通路が構成される。また、出口部より下流のトラップ本体部内に、出口部より流出した排水が排出口へと排出するための通水空間として出口室が構成される。
図10に記載された排水トラップは、以下のような排水の流れとなる。
浴室の洗い場上で排水が発生すると、洗い場パンに接続されている排水トラップの排水口内に排水が排水され、排水口からトラップ本体部内に排水が流入する。トラップ本体内の排水は、封水部の入口部から封水内に進入し、封水を介してから封水部の出口部より排出される。封水部から排水された排水は、トラップ本体の排出口から排出され、最終的には下水管へと排水される。尚、本従来例での排出口は、トラップ本体部としての排水管が下水管と接続される部分が排出口と成る。
図10に記載された排水トラップは、封水より下流にゴミづまり等が発生した際は、トラップ本体部から封水部を取り外すことで、槽体(浴室の洗い場パン)側から管体などの清掃用部材を排水管に挿入することができる。このようにすることで、洗い場などの排水口から簡単に封水部より下流を清掃することができる。
次の従来例として、図11に示すように槽体としてのキッチンシンク取り付けられる排水トラップがある。本従来例の排水トラップは、槽体、トラップ本体部、封水部、から構成される。
槽体は、箱体であって、底部に排水用の開口が構成される。本従来例ではキッチンシンクが使用される。
トラップ本体部は、後記するトラップ本体部を内部に備える装置であって、排水口、排出口、後記する封水部、清掃用通路、蓋部、から構成される。
排水口は、排水がトラップ本体部内に流入するための流入口であって、本従来例では排水口内に、キッチンから排出される厨芥などを収納するゴミカゴを配置する。また、前記シンクの開口に取り付けられて成り、シンク上の排水をトラップ本体部内へと流入させる開口である。また、排水口には、後記する封水部内へと排水を流入する入口部と、清掃用部材を挿通させるための清掃用開口部とが開口して構成される。
排出口は、トラップ本体内に流入した排水を、下水管へと排出するための開口であって、本従来例では、最終的には下水管に接続されて排水が排出される。
封水部は、トラップ本体部に構成された、管体を断面視U字状に屈曲させて排水通路を構成してなり、内部に排水を一時的に貯留して、下水からの臭気や害虫を室内側へと排水させない為に構成される封水を備える。又、排水口から流入した排水が封水部内へと流入させるための入口部と、封水部内の排水が封水部外へと排出させるための出口部を構成して成る。また、出口部より下流のトラップ本体部内に、出口部より流出した排水が排出口へと排出するための通水空間として出口室が構成される。
清掃用通路は、排水口から封水部の出口部より下流に連通するように開口され、常時後記する蓋部によって閉塞されるが、清掃時には蓋部が取り外されて開通する開口である。
蓋部は、排水口に開口された清掃口を水密的に閉塞する蓋であって、通常使用時には常に閉塞されており、清掃時にのみ開封されるように構成されて成る。
図11に記載された排水トラップは、以下のような排水の流れとなる。
シンクに排水が発生すると、シンクに接続されている排水トラップの排水口内に排水が排水され、ゴミカゴを介して排水口からトラップ本体部内に排水が流入する。トラップ本体内の排水は、封水部の入口部から封水内に進入し、封水を介してから封水部の出口部より排出される。封水部から排水された排水は、トラップ本体部の排出口から排出され、最終的には下水管へと排水される。尚、本従来例では、通常使用時には蓋部によって清掃用通路は蓋部によって閉塞されているので、排水は清掃用通路から排水されることはない。
図11に記載された排水トラップは、封水より下流にゴミづまり等が発生した際は、排水口から蓋部を取り外すことで、槽体(シンク)側から管体などの清掃用部材を、清掃用通路を介してトラップ本体部の封水部より下流に挿入することができる。このようにすることで、シンクなどの排水口から簡単に封水部より下流を清掃することができる。
実開平3−65782号公報 特開2006−249744号公報
上記のような図10に記載したような従来の排水トラップを用いると、排水管という狭い内部にトラップ本体部を配置して、更にはU字状に構成された封水部トラップ本体部内に配置されるので、必然的に入口部、出口部、出口室の通水面積が狭くなって、トラップ本部内の排水の通過としては性能を満たさないことが多く、いずれかの通水面積を大きくすると、その他の開口が小さくなってしまい、排水流量のバランスが取りにくい為、排水流量が非常に悪くなっていた。また更に、排水口の下方に排水トラップを備えないとならないことから、大きさに対しトラップ本体部の大きさが大きいと排水口より下方にトラップ本体を挿通させることができず、排水口にトラップ本体部を取り付けることが出来ない。
また、図11に記載したような排水トラップにおいても、出口部の通水面積が小さく、排水流量が悪い、といった問題点や、排水中のゴミがつまりやすい、といった問題点があった。
従って、本発明の排水トラップは、清掃用部材を、排水口から封水より下流に簡単に挿通することができる排水トラップであって、尚かつ、排水が円滑に排水でき、ごみが詰まったりすることなく、更には施工が簡単な排水トラップを提供する。
本発明の請求項1に記載の排水トラップは、排水口11と排出口12を有したトラップ本体部1と、トラップ本体部1内に配置される排水の入口部21と出口部22を備えた断面視U字状に排水通路が形成される封水部2と、前記トラップ本体部1の排水口11から掃除用具によって封水部2より下流を清掃できる排水トラップにおいて、封水部2の出口部22近傍のトラップ本体部1側壁に、外側方向に突出する出口室23を構成したことを特徴とする排水トラップである。
本発明の請求項2に記載の排水トラップは、前記封水部2を、トラップ本体部1から着脱自在に構成し、且つ排水口11から封水部2を取り外すことができることを特徴とする前記段落0011に記載の排水トラップである。
本発明の請求項3に記載の排水トラップは、前記封水部2を、筒状体であって、上端に排水が流入する入口部21を有し、下端が偏倚して構成した封水筒24と、有底筒状であって、封水筒24が内部に配置され、封水筒24から流入した排水が排出される出口部22を側面に開口したオワン部25と、から構成され、封水筒24とオワン部25がセットされた際に、封水筒24の下端が排出口12と対向する側面に接するように偏倚して配置されることを特徴とする前記段落0012に記載の排水トラップである。
本発明の請求項4に記載の排水トラップは、前記排水トラップの封水筒24下端:封水筒24下端の通水面積を除いたオワン部25:出口室23、の通水面積の比率を、およそ1:1:1としたことを特徴とする前記段落000012又は段落0013に記載の排水トラップである。
本発明の請求項5に記載の排水トラップは、前記封水部2を、管体を屈曲させてU字状の排水通路を形成し、尚かつ、排水口11から清掃用具を挿通させることができる清掃用通路を構成して、清掃時にのみ開封することができるように清掃用通路は常時密閉して構成したことを特徴とする前記段落0011に記載の排水トラップである。
本発明の請求項6に記載の排水トラップは、前記排水トラップの入口部21:出口部22:出口室23の通水面積の比率を、およそ1:1:2としたことを特徴とする前記段落0015に記載の排水トラップである。
本発明の請求項7に記載の排水トラップは、前記トラップ本体部1を、排水口11と本体部13とで別体にて構成し、排水口11とトラップ本体部1及び接続部材によって、槽体6の開口を挟持するようにして接続固定したことを特徴とする前記段落0011乃至段落0016のいずれか一つに記載の排水トラップである。
本発明の請求項8に記載の排水トラップは、前記接続部材を、環状体であって、上端に外側方向に向かって突出する第1鍔部41と、下端に外側方向に向かって突出する第2鍔部42を構成したロックナット4によって接続したことを特徴とする前記請段落0017に記載の排水トラップである。
本発明の請求項9に記載の排水トラップは、前記排出口12を、トラップ本体部1の側面若しくは側面から底面にかけて延出し、側方若しくは下方に向けて傾斜して構成したことを特徴とする前記段落0011乃至段落0018のいずれか一つに記載の排水トラップである。
請求項1に記載の排水トラップは、封水部2の出口部22近傍のトラップ本体部1側壁に、外側方向に突出する出口室23を構成したことから、封水部2から排水される排水が排水されやすくなる。また、排水中の大きめのゴミが流れても、出口室23でゴミ詰まりが発生しにくくなった。
請求項2に記載の排水トラップは、封水部2を取り外すことができることから、封水部2より下流にゴミ詰まりなどが発生すれば、封水部2を排水口11側から取り外し、排水口11から清掃用の管体などを挿入するだけで内部のゴミを清掃することができる。
請求項3に記載の排水トラップは、封水筒24とオワン部25がセットされた際に、封水筒24の下端が排出口12と対向する側面に接するように偏倚して配置したことから、排水口11の大きさはそのままで、封水部2の入口部21と出口部22の通水面積を同等とすることができる。
請求項4に記載の排水トラップは、排水トラップの入口部21:出口部22:出口室23の通水面積の比率を、1:1:1としたことにより、各排水通路の通水面積バランスが崩れることなく保たれるので、排水流量が悪化することがない。
請求項5に記載の排水トラップは、封水部2を、管体を屈曲させてU字状の排水通路を形成し、尚かつ、排水口11から清掃用具を挿通させることができる清掃用通路33を構成して、清掃時にのみ開封することができるように清掃用通路33は常時密閉して構成したことから、U字状に屈曲した管体による封水部2でも、蓋部31を取り外すことで清掃用管体などを挿通して、封水部2より下流を清掃することができる。
請求項6に記載の排水トラップは、前記排水トラップの入口部21:出口部22:出口室23の通水面積の比率を、1:1:2としたことから、各排水通路の通水面積バランスが崩れることなく保たれるので、排水流量が悪化することがない。
請求項7に記載の排水トラップは、前記トラップ本体部1に構成された排水口11とトラップ本体部1を別体にて構成し、排水口11の上端に側方に飛び出すようにフランジ部が構成され、当該フランジ部は槽体6に上方から取り付けられて、槽体6下方からトラップ本体部1をフランジ部下方に当接させ、接続固定して取り付けるようにしたことから、施工が簡単になった上、排水口11の形状、大きさに合わせてトラップ本体部1の大きさを合わせる必要がなくなった。
請求項8に記載の排水トラップは、排水口11と槽体6を、環状体であって、上端に外側方向に向かって突出する第1鍔部41と、下端に第2鍔部42を構成したロックナット4によって接続したことから、部材点数を減少させることができる。
請求項9に記載の排水トラップは、排出口12を、トラップ本体部1の側面若しくは側面から底面にかけて延出し、側方若しくは下方に向けて傾斜して構成したことから、キッチンシンク下の収納スペースや、浴室下の配管スペースの空間の削減を行うことができる。
本発明の第1実施例を示す一部切り欠き斜視図である。 本発明の第1実施例の断面図断面図である。 本発明の第1実施例の展開斜視図である。 本発明の第1実施例の槽体に取り付ける際の一部切り欠き斜視図である。 本発明の第1実施例の、図2におけるA−A’断面の斜視図である。 本発明の第1実施例の、図2におけるA−A’断面図である。 本発明の第2実施例を示す断面図である。 本発明の第1・2実施例の取り付け手順を示す斜視図である。 本発明の第1・2実施例の取り付け手順を示す斜視図である。 従来例を示す斜視図である。 従来例を示す斜視図である。
本実施例の排水トラップは、図1乃至図6に示すような台所のキッチンシンクに取り付けられる。本実施例の排水トラップは、槽体6と、トラップ本体部1と、封水部2と、排水管と、から構成される。
槽体6は、本実施例では台所のキッチンシンクであり、箱体であって、底部に排水用の開口が構成される。
トラップ本体部1は、排水口11、本体部13、ロックナット4、接続部材としてのクイックファスナー5、後記する封水部2、排出口12、出口室23、から構成される。
排水口11は、槽体6の開口に取り付けられ、槽体6上で発生した排水をトラップ本体部1内へと流入させるための開口である。尚、本実施例ではトラップ本体部1を、排水口11と本体部13との2パーツによって構成し、施工完了後にはトラップ本体部1として一体的となるよう構成される。排水口11は、外周に雄ねじを螺刻した円筒状であって、上端に槽体6の開口に係止するための鍔状のフランジを形成してなる。また、当該排水口11は前記槽体6の開口に、フランジを係止するようにして配置される。
本体部13は、内部に封水部2や排出口12を構成し、前記排水口11とともにトラップ本体部1を構成する。更には、上端には外側方向に向かって鍔状に突出して後記するロックナット4の第2鍔部42と当接する第3鍔部131を構成して成る。
接続部材としてのロックナット4は、内周面に雌ねじを螺刻した筒状体であって、その上端に外側方向に向けて突出する第1鍔部41を構成し、下端にも外側方向に向けて突出する第2鍔部42を構成して成る。尚、ロックナット4の雌ねじは前記排水口11の雄ねじと螺合する。また、当該ロックナット4は、槽体6の下方から槽体6の開口を介して排水口11の雄ねじと該ロックナット4の雌ねじを螺合させることで、槽体6の開口を排水口11のフランジとロックナット4の第1鍔部41とで挟持させることで、排水口11を槽体6に取り付けることができる。そして、ロックナット4の第2鍔部42は、前記本体部13の第3鍔部131と、パッキンなどを介して水密的に当接する。
クイックファスナー5は、図8及び図9に示したように、前記したロックナット4の第2鍔部42と本体部13の第3鍔部131が当接したこととにより形成される鍔部分を挟持する接続部材であり、第2鍔部42と第3鍔部131を挟持する2重のリングであって、一部切り欠きを構成して成る。
封水部2は、封水筒24、オワン部25、入口部21、出口部22より構成される。
封水筒24は、筒状であって、上端にOリングを嵌め、下端を一方に偏倚して構成し該下端は後記するオワン部25内に配置される。また、当該封水筒24は排水口11に前記Oリングによって脱着自在に取り付けられ、封水筒24の下端が一方に偏倚して構成されているため、下端が適正な位置となるよう位置決めして排水口11に取り付けられる。
オワン部25は、有底筒状であって、側面に出口部22が開口されており、前記封水筒24がオワン部25内部に配置されると、封水筒24と協同して封水を形成することとなる。また、前記封水筒24の下端は一方が偏倚しているが、封水筒24がオワン部25にセットされる際は、封水筒24の下端がオワン部25側面に開口された出口部22と対向するように配置される。また、当該オワン部25は、外側面の上端付近にOリングを嵌めており、当該Oリングにより排水口11に着脱自在に取り付けられる。
入口部21は、封水部2内に排水が流入する開口であって、本実施例では、封水筒24の封水部2、特に封水に流入する開口付近を指す。
出口部22は、オワン部25側面の開口であって、オワン部25内の排水を、封水部2外へと排水する開口である。
尚、当該封水部2は、入口部21から出口部22にかけて、断面視U字状に排水通路が形成される。
出口室23は、オワン部25から排水された排水を、トラップ本体部1の排出口12側へと排水する空間であり、封水部2の出口部22近傍のトラップ本体部1側壁に、外側方向に突出するように構成される。具体的には、封水筒24下端:封水筒24下端の通水面積を除いたオワン部25:出口室23の通水面積の比率を、1:1:1となるように、出口室23をトラップ本体部1側壁を突出するようにして構成する。なお、本実施例ではトラップ本体部1を、排水口11と本体部13を別体にして構成したことにより、トラップ本体部1の側壁の一部分が突出することにより、トラップ本体部1が比較的大きくなっても、トラップ本体部1をシンク下から取り付けることが出来るので、形状的に不具合がある、というようなことがない。
排出口12は、トラップ本体部1内に流入した排水をトラップ本体部1外へと排出する開口であって、トラップ本体部1の側面から底面にかけて、傾斜して延出し構成される。排出口12は最終的には排水管に接続される。
排水管は、トラップ本体部1の排出口12に接続される管体であって、最終的には下水管へと連通して接続される。
上記のように構成された排水トラップは、以下のように施工される。
槽体6の開口上方から排水口11を挿通し、排水口11のフランジを槽体6の開口に係止させる。そして、槽体6の下方から、ロックナット4の雌ねじを、排水口11の雄ねじに螺合させる。そうすると、槽体6の開口を、排水口11のフランジとロックナット4の第1鍔部41により挟持することができ、両者のネジ締め付けが終了すれば、排水口11は槽体6の開口に取り付けられる。その後、本体を、槽体6の下方から本体部13の第3鍔部131をロックナット4の第2鍔部42にパッキンなどの水密部材を介して当接させ、接続部材であるクイックファスナー5の切り欠きから、第2鍔部42と第3鍔部131をガイドするように差し込む。そうすると、ロックナット4に本体が接続されることとなる。その後、排出口12に排水管を接続させ、施工が完了する。なお、このとき、封水筒24下端:封水筒24下端の通水面積を除いたオワン部25:出口室23、の通水面積の比率を、1:1:1となるように配置構成される。
上記のように構成された排水トラップは、以下のような排水の流れとなる。
槽体6に発生した排水は、排水口11からトラップ本体部1内に流入し、排水口11に取り付けられた封水筒24の内部を通って、及び封水部2の入口部21を介してオワン部25に流入する。オワン部25に流入した排水は、封水筒24の下端を通過しオワン部25の出口部22から排水が溢れるようにして封水部2外へ排水される。封水部2から排水された排水は、出口部22付近のトラップ本体部1側壁が突出して構成された出口室23を通過し、排出口12よりトラップ本体部1外へと排水される。尚、出口室23はトラップ本体部1側壁が外側方向へ向けて突出して構成されていることから、排水中にゴミが混入していても円滑に排出口12方向へと排水することができる。また、出口室23の空間が大きく構成されていることから、通水面積を大きくとることができ、排水流量を確保することができる。
排出口12から排水された排水は排水管へと排水され、最終的には下水管へと排水される。
上記のように構成された排水トラップは、封水より下流にゴミづまり等が発生した際は、トラップ本体部1から封水部2を取り外すことで、槽体6側から管体などの清掃用部材を排水管に挿入することができる。このようにすることで、キッチンシンクの排水口11から簡単に封水部2より下流を清掃することができる。
本実施例の排水トラップは、図7に示すような台所のキッチンシンクに取り付けられる。本実施例の排水トラップは、槽体6と、トラップ本体部1と、封水部2と、排水管と、から構成される。
槽体6は、本実施例では台所のキッチンシンクであり、箱体であって、底部に排水用の開口が構成される。
トラップ本体部1は、排水口11、本体部13、ロックナット4、接続部材としてのクイックファスナー5、清掃用通路33、蓋部31、後記する封水部2、排出口12、出口室23、から構成される。
排水口11は、槽体6の開口に取り付けられ、槽体6上で発生した排水をトラップ本体部1内へと流入させるための開口である。尚、本実施例ではトラップ本体部1を、排水口11と本体部13との2パーツによって構成し、施工完了後にはトラップ本体部1として一体的となるよう構成される。排水口11は、外周に雄ねじを螺刻した円筒状であって、上端に槽体6の開口に係止するための鍔状のフランジを形成してなる。また、当該排水口11は前記槽体6の開口に、フランジを係止するようにして配置される。
本体部13は、内部に封水部2や排出口12を構成し、前記排水口11とともにトラップ本体部1を構成する。更には、上端には外側方向に向かって鍔状に突出して後記するロックナット4の第2鍔部42と当接する第3鍔部131を構成して成る。
接続部材としてのロックナット4は、内周面に雌ねじを螺刻した筒状体であって、その上端に外側方向に向けて突出する第1鍔部41を構成し、下端にも外側方向に向けて突出する第2鍔部42を構成して成る。尚、ロックナット4の雌ねじは前記排水口11の雄ねじと螺合する。また、当該ロックナット4は、槽体6の下方から槽体6の開口を介して排水口11の雄ねじと該ロックナット4の雌ねじを螺合させることで、槽体6の開口を排水口11のフランジとロックナット4の第1鍔部41とで挟持させることで、排水口11を槽体6に取り付けることができる。そして、ロックナット4の第2鍔部42は、前記本体部13の第3鍔部131と、パッキンなどを介して水密的に当接する。
クイックファスナー5は、前記したロックナット4の第2鍔部42と本体部13の第3鍔部131が当接したこととにより形成される鍔部分を挟持する接続部材であり、第2鍔部42と第3鍔部131を挟持する2重のリングであって、一部切り欠きを構成して成る。
清掃用通路33は、排水口11の直下から、後記する封水部2下流に連通した開口であって、通常使用時には水密的に蓋部31によって密閉され、清掃時には蓋部31を取り外して清掃用通路33として開口される。
蓋部31は、清掃用通路33を密閉する部材であって、通常時は密閉しており、封水より下流を清掃する際は蓋部31材を取り外すことができる。
封水部2は、入口部21、出口部22、より構成される、管体をU字状に屈曲して排水通路を形成してなる。
入口部21は、封水部2内に排水が流入する開口であって、本実施例では、封水に流入する開口付近を指す。
出口部22は、封水部2の出口であり、U字状に屈曲した管体の出口を指し示す。
出口室23は、封水部2の出口部22から排水された排水を、トラップ本体部1の排出口12側へと排水する空間であり、封水部2の出口部22近傍のトラップ本体部1側壁に、外側方向に突出するように構成される。具体的には、入口部21:出口部22:出口室23の通水面積の比率を、1:1:2となるように、出口室23をトラップ本体部1側壁を突出するようにして構成する。なお、本実施例ではトラップ本体部1を、排水口11と本体部13を別体にして構成したことにより、トラップ本体部1の側壁の一部分が突出することにより、トラップ本体部1が比較的大きくなっても、トラップ本体部1をシンク下から取り付けることが出来るので、形状的に不具合がある、というようなことがない。
排出口12は、トラップ本体部1内に流入した排水をトラップ本体部1外へと排出する開口であって、傾斜して延出し構成される。排出口12は最終的には排水管に接続される。
排水管は、トラップ本体部1の排出口12に接続される管体であって、最終的には下水管へと連通して接続される。
上記のように構成された排水トラップは、以下のように施工される。
槽体6の開口上方から排水口11を挿通し、排水口11のフランジを槽体6の開口に係止させる。そして、槽体6の下方から、ロックナット4の雌ねじを、排水口11の雄ねじに螺合させる。そうすると、槽体6の開口を、排水口11のフランジとロックナット4の第1鍔部41により挟持することができ、両者のネジ締め付けが終了すれば、排水口11は槽体6の開口に取り付けられる。その後、本体を、槽体6の下方から本体部13の第3鍔部131をロックナット4の第2鍔部42にパッキンなどの水密部材を介して当接させ、接続部材であるクイックファスナー5の切り欠きから、第2鍔部42と第3鍔部131をガイドするように差し込む。そうすると、ロックナット4に本体が接続されることとなる。その後、排出口12に排水管を接続させ、施工が完了する。なお、このとき、入口部21:出口部22:出口室23、の通水面積の比率を、1:1:2となるように配置構成される。
上記のように構成された排水トラップは、以下のような排水の流れとなる。
槽体6に発生した排水は、排水口11からトラップ本体部1内に流入し、封水部2の入口部21から封水部2内へと流入する。封水部2内の排水は、U字状に屈曲した管体内に貯留する封水を通過して、出口部22より封水部2外へ排水される。封水部2から排水された排水は、出口部22付近のトラップ本体部1側壁が突出して構成された出口室23を通過し、排出口12よりトラップ本体部1外へと排水される。尚、出口室23はトラップ本体部1側壁が外側方向へ向けて突出して構成されていることから、排水中にゴミが混入していても円滑に排出口12方向へと排水することができる。また、出口室23の空間が大きく構成されていることから、通水面積を大きくとることができ、排水流量を確保することができる。
排出口12から排水された排水は排水管へと排水され、最終的には下水管へと排水される。
上記のように構成された排水トラップは、封水より下流にゴミづまり等が発生した際は、排水口11から蓋部31を取り外すことで、槽体6(シンク)側から管体などの清掃用部材を、清掃用通路33を介してトラップ本体部1の封水部2より下流に挿入することができる。このようにすることで、シンクなどの排水口11から簡単に封水部2より下流を清掃することができる。
本発明の排水トラップは、上記の実施例に限定されるものではなく、請求項の範囲を超えない程度に、適宜変更は可能である。
1 トラップ本体部
11 排水口
12 排出口
13 本体部
131 第3鍔部
2 封水部
21 入口部
22 出口部
23 出口室
24 封水筒
25 オワン部
3 清掃用通路
31 蓋部
4 ロックナット
41 第1鍔部
42 第2鍔部
5 クイックファスナー
6 槽体

Claims (9)

  1. 排水口11と排出口12を有したトラップ本体部1と、
    トラップ本体部1内に配置される排水の入口部21と出口部22を備えた断面視U字状に排水通路が形成される封水部2と、
    前記トラップ本体部1の排水口11から掃除用具によって封水部2より下流を清掃できる排水トラップにおいて、
    封水部2の出口部22近傍のトラップ本体部1側壁に、外側方向に突出する出口室23を構成したことを特徴とする排水トラップ。
  2. 前記封水部2を、トラップ本体部1から着脱自在に構成し、且つ排水口11から封水部2を取り外すことができることを特徴とする前記請求項1に記載の排水トラップ。
  3. 前記封水部2を、
    筒状体であって、上端に排水が流入する入口部21を有し、下端が偏倚して構成した封水筒24と、
    有底筒状であって、封水筒24が内部に配置され、封水筒24から流入した排水が排出される出口部22を側面に開口したオワン部25と、
    から構成され、
    封水筒24とオワン部25がセットされた際に、封水筒24の下端が排出口12と対向する側面に接するように偏倚して配置されることを特徴とする前記請求項2に記載の排水トラップ。
  4. 前記排水トラップの封水筒24下端:封水筒24下端の通水面積を除いたオワン部25:出口室23、の通水面積の比率を、およそ1:1:1としたことを特徴とする前記請求項3に記載の排水トラップ。
  5. 前記封水部2を、管体を屈曲させてU字状の排水通路を形成し、尚かつ、排水口11から清掃用具を挿通させることができる清掃用通路を構成して、清掃時にのみ開封することができるように清掃用通路は常時密閉して構成したことを特徴とする前記請求項1に記載の排水トラップ。
  6. 前記排水トラップの入口部21:出口部22:出口室23の通水面積の比率を、およそ1:1:2としたことを特徴とする前記請求項5に記載の排水トラップ。
  7. 前記トラップ本体部1を、排水口11と本体部13とで別体にて構成し、排水口11とトラップ本体部1及び接続部材によって、槽体6の開口を挟持するようにして接続固定したことを特徴とする前記請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の排水トラップ。
  8. 前記接続部材を、環状体であって、上端に外側方向に向かって突出する第1鍔部41と、下端に外側方向に向かって突出する第2鍔部42を構成したロックナット4によって接続したことを特徴とする前記請求項7に記載の排水トラップ。
  9. 前記排出口12を、トラップ本体部1の側面若しくは側面から底面にかけて延出し、側方若しくは下方に向けて傾斜して構成したこと、を特徴とする前記請求項1乃至請求項8のいずれか一つに記載の排水トラップ。
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