JP4630996B2 - 排水装置 - Google Patents

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本発明は、洗面台や流し台などの、槽体を備えた排水口に用いられる、排水装置に関するものである。
従来より、図7に示したように、例えば流し台に用いられる排水装置としての排水トラップが良く知られている。
この従来の排水装置は、槽体としての流し台のシンクに取り付けられる。
また、排水装置としての排水トラップは、以下に記載する本体部、開口部、封水部、排出口、取着部材から構成される。
本体部は、シンクの排水を下水へと排出する部材であって、上方に外側方向へ突出して構成されるフランジ部、外周面に後記する取着部材を螺合させるためのおねじが構成される。また、後記する開口部、封水部、排出口、取着部材を構成して成る。
開口部は、本体部の上流に構成され、シンクからの排水を本体部内部へと流入させるための開口である。
封水部は、本体部の下方に一体的に構成される。また、当該封水部は、底面が上方へ向けて突出して構成された封水上限壁、また、上方から下方へ向かって垂下する封水下限壁から構成される。また、封水は封水下限壁及び封水上限壁によって構成されるものであって、常時排水を貯留することで、下水からの臭気や害虫が室内側へ逆流しない機能を備える。
排出口は、本体部のフランジ部に対して略直角に構成されており、側面方向に向けて構成されている。
取着部材は、リング状の部材であって内面にめねじが構成され、前記本体部のおねじと螺合される。
また、従来の排水装置とシンクの取り付けは、シンクに開口された取着口に、本体部のフランジ部を水密パッキンを介して係止させる。
そして、取着部材を本体部の下方からシンクへ向けて差し込み、本体部のおねじと取着部材のめねじを螺合させる。そうすると、本体部のフランジ部と取着部材でシンクの取着口を上下から挟持させて取り付けが完了する。
その後、排出口と排水管を配管させて、施工が完了する。
また、従来の排水装置の排水の流れは以下のようになる。
シンクからの排水は、本体部の開口部から本体部内へ流入し、本体部内の封水部へ到達し、封水下限壁及び封水上限壁を介して排出口から排出される。排出口から排水された排水は、排水管を介して下水へと排水される。
ところで、上記のような排水装置を通過する排水は、排水装置の使用者が使用した後の水であるため、毛髪・水垢・厨芥・残飯・ゴミ・泥・洗剤カスその他の汚物が混入している場合が多く、排水装置を長期間使用している間に、これらの物質が管内壁に付着するなどして蓄積し、排水トラップや排水管を閉塞してしまうことがあり、この閉塞を解消することが排水装置や排水管に関して解決すべき課題の一つとしてある。
上記課題の解決方法として、排水口からコイル状に巻いた金属線を挿通し、閉塞箇所の管詰まり物質に突き当ててこれを崩し、閉塞を解消するカンツール法や、同じく排水口から耐圧性を有したホース管を挿通し、閉塞箇所の管詰まり物質にホース管から高圧の吐水を吐出してこれを崩し、閉塞を解消する高圧洗浄法などがよく知られている。
しかし、特に管の閉塞に対して備えのない排水トラップや排水管において、排水口からの操作でカンツール法や高圧洗浄法を行う場合、排水口からトラップ上流管部までは、カンツール法の金属線や高圧洗浄法のホース管を挿通することができるが、屈曲や封水部形成用の部材の配置などによって生じる、複雑に入り組んだトラップ部内を、金属線やホース管が曲がりきれず、金属線やホース管が通過することができないため、排水トラップの排出口よりも下流に関しては、カンツール法や高圧洗浄法を行うことができない。このため、トラップの排出口より下流側、特に排水管に管詰まり物質が堆積しての管の閉塞に対しては、排水管や排水トラップを分解清掃しない限り、閉塞を解決できなかった。
特に前記従来例の排水装置においては封水部が本体部に一体的に構成されている為、封水部の封水上限壁や封水下限壁が邪魔になり、高圧洗浄やカンツールのホース管が排水管へ到達することができなかった。
また、カンツールや高圧洗浄管は、排水装置の開口部から挿入し、且つ開口部側からホース管を操作しつつ屈曲した排水管内を奥へ進入させるので、排水管や排水装置の排出口の内周面が、カンツールなどのホース管自身との摩擦により傷が付く場合があった。
特公平7−18186号公報(図2)
上記した排水装置には以下のような問題点がある。
1.本体部と封水部を一体的に構成していることから、封水部内の清掃を容易に行うことができず、清掃性が非常に悪い。
2.本体部底部に封水部を構成していることから、開口部上方から封水部が露出してしまい、排水の一部である封水部が外観に露出することで、使用者にとって、非常に見栄えが悪い。
3.本体部と封水部が一体的に構成されていることから、排水トラップの封水部が邪魔となってカンツールや高圧洗浄などのホース管を排水管まで到達させることができない。

4.本体部と槽体の取り付けが、ねじによる螺合の取り付けのため、施工の際に槽体の上方側から本体部を固定する人、槽体の下側から取着部材を本体部に対して回転させて螺合させる人との2名の施工者が必要になり、施工に大変手間取っていた。
5.また、槽体との施工が完了しても、施工者のバラつきから、ねじ螺合がゆるい場合があり、このような場合においては、槽体と本体部のフランジ部の間から水が漏れ出すなどの被害が発生する場合がある。そのような事態を防止するために、それぞれ施工の際にはトルク管理が必要となっていた。
6.また、排出口が側面視ほぼ直角となるように構成されているため、カンツールや高圧洗浄などのホース管が、排水管まで到達させようとすると、排出口の内周面を傷つけたり
る場合があり、最悪の場合、排水管の損傷を招き水漏れなどが発生する場合があった。
7.また、従来の排水装置は、製品代を安価とするためや、形状の問題で、本体部を合成樹脂製とすることが多いが、本体部を合成樹脂製とすると、雑菌などによるヌメリが発生したり、槽体がステンレスなどの金属材などで構成されていることから、排水装置のみ合成樹脂製であると、槽体との調和がとれず、非常に外観が悪いといった問題点があった。
本発明の排水装置は、排水を流入させる開口部(1)と、ゴミカゴを収納する本体部(2)と、封水機能を備えた封水部(3)と、排水を下水へと排水するための排出口(4)と、を備えた排水装置において、
流入口(9a)と流出口(9b)を備えた封水形成部(9)から構成された封水パーツ(8)を構成し、封水パーツ(8)の流出口(9b)と排出口(4)を、水密的かつ着脱自在に取着して封水部(3)を形成すると共に、封水パーツ(8)の封水形成部(9)に、排水装置の封水部(3)分を隠遮する目隠し板(10)を構成したことを特徴とする排水装置である。
本発明の排水装置は、前記排水装置の開口部(1)に外側方向に突出して構成されたフランジ部(5)と、前記排水装置のフランジ部(5)下方の外周面に設けた係合溝(6)と、前記排水装置が取り付けられる取着口(19)を開口した槽体(18)と、前記排水装置の外周面を囲むように構成した外枠部(14)と、外枠部(14)から内側方向に向かって縮径して構成される係合つめ部(15)と、から構成された取着部材(13)を構成し、前記槽体(18)の取着口(19)に排水装置のフランジ部(5)を当接させて、取着部材(13)の係合つめ部(15)と排水装置の係合溝(6)を係合させ、排水装置のフランジ部(5)と取着部材(13)で槽体(18)の取着口(19)を挟持して取り付けることを特徴とする前記段落0009に記載の排水装置である。
本発明の排水装置は、排水を流入させる開口部(1)と、ゴミカゴを収納する本体部(2)と、封水機能を備えた封水部(3)と、排水を下水へと排水するための排出口(4)と、を備えた排水装置において、前記排水装置の開口部(1)に外側方向に突出して構成されたフランジ部(5)と、前記排水装置のフランジ部(5)下方の外周面に設けた係合溝(6)と、前記排水装置が取り付けられる取着口(19)を開口した槽体(18)と、前記排水装置の外周面を囲むように構成した外枠部(14)と、外枠部(14)から内側方向に向かって縮径して構成される係合つめ部(15)と、から構成された取着部材(13)を構成し、前記槽体(18)の取着口(19)に排水装置のフランジ部(5)を当接させて、取着部材(13)の係合つめ部(15)と排水装置の係合溝(6)を係合させ、排水装置のフランジ部(5)と取着部材(13)で槽体(18)の取着口(19)を挟持して取り付けることを特徴とする排水装置である。
本発明の排水装置は、前記取着部材(13)の係合つめ部(15)に、側面視上下方向に連通する空間を設けた取り付け柱部(16)を構成したことを特徴とする前記段落0010又は段落0011に記載の排水装置である。
本発明の排水装置は、前記取着部材(13)の係合つめ部(15)に、側面視側面方向に連通する空間を設けた取り外し柱部(17)を構成したことを特徴とする前記段落0010乃至段落0012のいずれか一つに記載の排水装置である。
本発明の排水装置は、前記取着部材(13)を、金属材で構成したことを特徴とする前記段落0010乃至段落0013のいずれか一つに記載の排水装置である。
本発明の排水装置は、前記排水装置の開口部(1)に外側方向に突出して構成されたフランジ部(5)を構成すると共に、前記排出口(4)の角度を、フランジ部(5)に対して面視45°としたことを特徴とする前記段落0009乃至段落0014のいずれか一つに記載の排水装置である。
本発明の排水装置は、前記排出口(4)に配管される排水管(20)としての排水アダプター(21)を、前記排出口(4)の中心軸に対して側面視角度45°となるように構成したことを特徴とする前記段落0015に記載の排水装置である。
本発明の排水装置は、前記排出口(4)の内周面に、凹溝(7)を構成して当該凹溝(7)に水密パッキン(11)を配置し、当該凹溝(7)を水密パッキン(11)の止水面としたことを特徴とする前記段落0009又は段落0010に記載の排水装置である。
本発明の排水装置は、少なくとも開口部(1)から外観視できる範囲を金属材によって被膜して構成したことを特徴とする前記段落0009乃至段落0017のいずれか一つに記載の排水装置である。
本発明の排水装置によれば、以下の効果を奏する。
1.請求項1の排水装置は、封水パーツ(8)と排出口(4)を着脱自在に接続したことから、封水部(3)内の日常的な清掃を行うことが出来る。また、封水パーツ(8)を取り外すことができるので、高圧洗浄やカンツールなどのホース管を排出口(4)から排水管(20)内へ導入しやすくなる。
また、請求項2の排水装置は、排水装置の封水部(3)の封水パーツ(8)に目隠し板(10)を構成したことから、槽体(18)の外側から封水部(3)内が露出せず、排水の一部である封水を隠すことができる。
.請求項の排水装置は、係合つめ部(15)と前記槽体(18)の取着口(19)に排水装置のフランジ部(5)を当接させて、取着部材(13)の係合つめ部(15)と排水装置の係合溝(6)を係合させ、排水装置のフランジ部(5)と取着部材(13)の当接面で槽体(18)の取着口(19)を挟持して取り付けたことから、槽体(18)と排水装置の取り付けが非常に容易となる上に、トルク管理も必要なく、施工性が非常に向上する。
.請求項の排水装置は、一般的な排水装置において係合つめ部(15)と前記槽体(18)の取着口(19)に排水装置のフランジ部(5)を当接させて、下方から取着部材(13)の係合つめ部(15)と排水装置の係合溝(6)を係合させ、排水装置のフランジ部(5)と取着部材(13)の当接面で槽体(18)の取着口(19)を挟持して取り付けたことから、槽体(18)と排水装置の取り付けが非常に容易となる上に、トルク管理も必要なく、施工性が非常に向上する。
.請求項の排水装置は、取着部材(13)に取り付け柱部(16)を構成したことにより、取付時の強度が向上するようになった。また、鍔部(14a)と取り付け柱部(16)によって、槽体(18)の取着口を挟持して取り付けることができる。
.請求項の排水装置は、取着部材(13)に取り外し柱部(17)を構成したことにより、取り外し柱部(17)の側面方向の空間にドライバー等を差し込むことができ、それにより取着部材(13)の係合つめ部(15)と本体部(2)の係合溝(6)の係合を何度でも解除することが出来るようになった。
.請求項の排水装置は、取着部材(13)を金属材で構成したことから、合成樹脂材で構成された取着部材(13)を用いるよりも、脱着時の強度や接続時の強度が向上した。
.請求項の排水装置は、排出口(4)を本体部(2)のフランジ部(5)に対して側面視45°の角度で構成したことから、排出口(4)から高圧洗浄やカンツールの管体を挿入しても排出口(4)内周面を傷つけることなく排水管(20)内に挿入することが出来るようになった。
.請求項の排水装置は、排出口(4)に配管される排水アダプター(21)を本体部(2)の排出口(4)の中心軸に対して45°の角度で構成したことから、本体部(2)の排出口(4)を排水アダプター(21)を介せば側面方向に排水管(20)を配管することが出来るし、更には向きを変えれば真下方向への配管も可能となった。
.請求項の排水装置は、排出口(4)の内周面に凹溝(7)を構成し、且つ凹溝(7)を止水面としたことから、カンツールや高圧洗浄のホース管が挿入されても、当該ホース管は凹溝(7)の上方を通過するので止水面を傷つけることなく挿入することが出来る。
10.請求項10の排水装置は、少なくとも開口部(1)から外観できる範囲を金属材によって被膜したことから、排水装置内のヌメリや外観を良くすることができる。
以下に、本発明の実施例について図面を参照しつつ説明する。
本実施例の排水装置は、図1乃至図5に記載したように、槽体(18)としての台所のシンク(18)に取り付けられる。
尚、槽体(18)は、図5に示したように、内部に洗剤やしょうゆ瓶などを収納する収納スペースを構成するキャビネットに取り付けられる。
また、以下に記載する開口部(1)、本体部(2)、封水部(3)、排出口(4)、封水パーツ(8)、取着部材(13)、排水アダプター(21)、排水管(20)から構成される。
開口部(1)は、シンク(18)からの排水を排水装置内へ流入させる開口部(1)である。
本体部(2)は、内部に封水部(3)、排出口(4)を備える有底筒状の箱体である。そして、上端には外側方向に向けて突出するフランジ部(5)を構成し、更に本体部(2)外周面には係合溝(6)を構成して成る。また、本体部(2)内には、生ゴミなどの厨芥を収容するゴミカゴを配置する空間を構成する。
封水部(3)は、本体部(2)の底部に構成され、後記する封水パーツ(8)とともに構成される。また、通常、封水とは、排水の一部を封水部(3)に貯留させることで下水からの臭気や害虫などを室内側へ逆流しないように構成されるものである。
排出口(4)は、本体部(2)の側面方向から延出され、フランジ部(5)に対して45°の角度で構成されるものである。また、排出口(4)内周面に凹溝(7)を溝状に構成する。
封水パーツ(8)は、下方へ向かって設けた、排水の流入する流入口(9a)、該流入口(9a)に連通され、排出口(4)の角度に併せて本体部(2)のフランジ部(5)に対して45°の角度で構成された排水の流出する流出口(9b)を備えた管体から成る封水形成部(9)と、本体部(2)の封水部(3)を隠遮する、封水形成部(9)に一体的に設けられ、且つ上方からの排水が確実に封水部(3)方向へ落下するよう外側方向に向かって下がる略テーパ面を構成した目隠し板(10)と、から構成される。また、流出口(9b)には例えばOリング等の水密パッキン(11)を備えてなる。そして、前記本体部(2)の排出口(4)に流出口(9b)を差込、流出口(9b)の水密パッキン(11)を排出口(4)の凹溝(7)に嵌合させ、両者は水密的に接続される。尚、このとき、前記凹溝(7)は止水面となる。
また、本実施例においては、本体部(2)および封水パーツ(8)について、シンク(18)上方から外部へ露出する部分を金属材によって皮膜された金属膜(22)を備え、その他の部分については合成樹脂から構成して成る。更には、封水パーツ(8)を開口部(1)から取り外しやすいように取っ手(12)を構成してなる。
取着部材(13)は、図2及び図3に示したように、外側方向に突出して構成された鍔部(14a)を構成したリング状の外枠部(14)、取り付け柱部(16)、取り外し柱部(17)、係合つめ部(15)を構成され、本体部(2)とシンク(18)とを強固に取り付ける部材である。尚、本実施例においては金属材で構成され、後記する取り外し柱部(17)および取り付け柱部(16)はプレス加工で構成される。
係合つめ部(15)は、外枠部(14)から下方に向けて適宜形成され、内側方向に向かって縮径するように構成される。なお、当該係合つめ部(15)に取り付け柱部(16)及び取り外し柱部(17)を構成する。当該係合つめ部(15)は、本体部(2)外周面に構成された係合溝(6)に強固に係合し、係合溝(6)に係合することでシンク(18)と本体部(2)の取り付けを行う。
取り付け柱部(16)は、側面視上下方向に連通する空間を設けた柱であって、係合つめ部(15)から外側方向に凸出して構成される。当該取り付け柱部(16)は、本体部(2)がシンク(18)に取り付けられた際、下方から、取り付け柱部(16)の上端と本体部(2)のフランジ部によって、シンク(18)の取着口(19)を強固に挟持して接続するために構成される。
取り外し柱部(17)は、側面視側面方向に連通する空間を設けた柱であって、係合つめ部(15)の前記とりつけ柱部の下方に配置構成される。当該取り外し柱部(17)は、側面方向の空間に向けてドライバー等を差し込むことができ、ドライバーを外側方向に押動することで係合つめ部(15)と係合溝(6)の係合を取り外すことができる。
排水アダプター(21)は、管体であって、前記本体部(2)の排出口(4)に対して側面視45°の角度として構成される。また、本体部(2)の排出口(4)に水密的に配管される配管部材である。
排水管(20)は、排水アダプター(21)に接続される配管であって、本実施例の排水管(20)においては、図4及び図6に示したように横抜きに配管される。
前記した排水装置の施工方法としては、シンク(18)に開口した取着口(19)に、水密部材を介して上方から取着部材(13)を差し込み、取着部材(13)の鍔部(14a)とシンク(18)の取着口(19)を係止させる。そして、シンク(18)上方から本体部(2)を取着口(19)に差し込む。そうすると、本体部(2)のフランジ部(5)が取着口(19)に係止され、取着部材(13)の係合つめ部(15)が本体部(2)外周面に構成された係合溝(6)に係合する。
このとき、本体部(2)のフランジ部(5)及び取着部材(13)の鍔部(14a)から、シンク(18)の取着口(19)を介して、係合つめ部(15)と係合溝(6)の係合と、取着部材(13)の鍔部(14a)と取り付け柱部(16)の上端によって、シンク(18)の取着口(19)を挟持する形となる。そして取り付けが完了する。
またこのとき、係合つめ部(15)と係合溝(6)で係合して取り付けられるのであるが、取着部材(13)の側面視上下方向に連通する空間としての取り付け柱部(16)を構成しているため、シンク(18)と本体部(2)の取り付け強度が増す。
また、当該排水装置の取り外し方法としては、シンク(18)下方から取着部材(13)の取り外し柱部(17)の側面方向に連通する空間にドライバーなどの治工具を差し込んで外側方向に押動することで、取着部材(13)の係合つめ部(15)が本体部(2)の係合溝(6)から取り外すことが出来る。この状態でシンク(18)上方から本体部(2)を引き抜くことで取り外しが終了する。
また、シンク(18)と本体部(2)の脱着については、取着部材(13)が金属で構成されていることから、取着部材(13)自身の強度が保たれ、幾度の脱着にも耐えうることが出来る。
前記した排水装置の排水の流れとしては、シンク(18)からの排水が排水装置の本体部(2)の開口部(1)から流入し、封水部(3)内に流入する。封水部(3)内の排水は封水パーツ(8)の流入口(9a)から封水形成部(9)内部を流れ、流出口(9b)から流出される。そして、本体部(2)の排出口(4)から本体部(2)外へと排出される。本体部(2)から排出された排水は排出口(4)に接続された排水アダプター(21)へと排出され、下水へと排水されていく。
尚、本体部(2)の封水パーツ(8)に構成された目隠し板(10)上に排水された排水は、目隠し板(10)の外側方向に向かって下がって構成されたテーパ面に沿って封水部(3)内に排水することができる。従って、排水は目隠し板(10)上に残ることなく排水されることが出来る。
また、前記した排水装置にカンツールや高圧洗浄等の、排水管の管内清掃を行う場合は、排水装置の開口部(1)から、封水パーツ(8)を取り外し、本体部(2)の排出口(4)からカンツールや高圧洗浄管を挿入して、排水管(20)内の洗浄を行うことができる。
また、このとき、排出口(4)が本体部(2)のフランジ部(5)に対して側面視45°に形成されているため、スムーズにカンツールや高圧洗浄用ホース管が排水管(20)の下流側へと挿入することができる。
また、排水管(20)に、本体部(2)の排出口(4)の中心軸に対して45°の角度で構成された排水アダプター(21)を構成して配管しているため、排出口(4)から挿入されたカンツールや高圧洗浄用ホース管がスムーズに下流側へ挿入できるとともに、排出口(4)の45°の角度を縦抜きの直管タイプの配管や、垂直向きの横抜き配管とすることができる。
また、排出口(4)に凹溝(7)を構成し、当該凹溝(7)を封水パーツ(8)との止水面としたので、仮にカンツールや高圧洗浄用ホース管が挿入された際、当該ホース管は排水管(20)や排出口(4)内周面から一段段落ちして構成された凹溝(7)を乗り上げて下流へと挿入されるため、排水管(20)や排出口(4)内周面に傷等が発生しても、止水面はカンツールや高圧洗浄のホース管が直接当接する面とならない。従って、摩擦傷は止水面に発生することはない。従って、排水管(20)や排出口(4)内周面に傷がついても、止水不良といった不具合が発生することがない。
以上、本発明の主要な実施の形態について説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、発明の目的を達成でき且つ発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の設計変更が可能であることは当然である。
例えば、前記実施例では取着部材(13)を金属材で構成しているが、例えば合成樹脂材で構成してもよい。
また、前記実施例では本体部(2)とシンク(18)の取り付けを、取着部材(13)の係合つめ部(15)と本体部(2)の係合溝(6)の係合で取り付けているが、例えば本体部(2)外周面におねじを、取着部材(13)内周面にめねじを構成して、両者のねじの螺合による取り付けとしても良い。
また、前記実施例では図4及び図5に示したように縦抜きに配管されるが、例えば図6に示したように排水アダプター(21)の方向を変えて横抜き直管仕様としても良い。
また、前記実施例では本体部(2)及び封水パーツ(8)を、シンク(18)側から見て開口部(1)から露出する部分を金属材で被膜して構成しているが、金属材で被膜しない構成としても良いし、逆に金属材によって本発明の排水装置を構成してもよい。
また、封水パーツの材質は特に限定されるものではなく、合成樹脂材などの硬質部材から構成してもよいし、ゴム等の軟質部材から構成してもよい。特に軟質材で構成すれば、流出口と排出口の水密化をはかることができる。このとき、水密パッキン(11)の構成を省略することができるので、部材点数減によるコストダウンを行うことができる。
また、封水パーツ(8)の形状は、前記実施例では管体の構成としているが、本発明ではその形状については特に問わない。排水装置内に封水を形成する事ができればよい。
また、封水パーツ(8)と流出口(9b)の接続方法については、水密的かつ着脱自在に接続されれば特に問わない。
また、排出口の凹溝の形状や配置に関しては特に限定されるものではなく、水密パッキンの止水面がカンツールや高圧洗浄用のホース管によって傷つかない構成、すなわちカンツール・高圧洗浄用ホース管が止水面を乗り上げる形状であればよい。
本発明の排水装置の部分拡大断面図である。 本発明の排水装置の取着部材の一部切り欠き斜視図である。 本発明の排水装置の取着部材の断面図である。 本発明の排水装置の断面図である。 本発明の排水装置を槽体に施工した際の断面図である。 本発明の排水装置の、他の実施例を示す断面図である。 従来の排水装置を示す断面図である。
1 開口部 2 本体部
3 封水部 4 排出口
5 フランジ部 6 係合溝
7 凹溝 8 封水パーツ
9 封水形成部 9a 流入口
9b 流出口 10 目隠し板
11 水密パッキン 12 取っ手
13 取着部材 14 外枠部
14a 鍔部 15 係合つめ部
16 取り付け柱部 17 取り外し柱部
18 槽体(シンク) 19 取着口
20 排水管 21 排水アダプター
22 金属膜 W 封水面

Claims (10)

  1. 排水を流入させる開口部(1)と、
    ゴミカゴを収納する本体部(2)と、
    封水機能を備えた封水部(3)と、
    排水を下水へと排水するための排出口(4)と、
    を備えた排水装置において、
    流入口(9a)と流出口(9b)を備えた封水形成部(9)から構成された封水パーツ(8)を構成し、
    封水パーツ(8)の流出口(9b)と排出口(4)を、水密的かつ着脱自在に取着して封水部(3)を形成すると共に、
    封水パーツ(8)の封水形成部(9)に、排水装置の封水部(3)分を隠遮する目隠し板(10)を構成したことを特徴とする排水装置。
  2. 前記排水装置の開口部(1)に外側方向に突出して構成されたフランジ部(5)と、
    前記排水装置のフランジ部(5)下方の外周面に設けた係合溝(6)と、
    前記排水装置が取り付けられる取着口(19)を開口した槽体(18)と、
    前記排水装置の外周面を囲むように構成した外枠部(14)と、外枠部(14)から内側方向に向かって縮径して構成される係合つめ部(15)と、
    から構成された取着部材(13)を構成し、
    前記槽体(18)の取着口(19)に排水装置のフランジ部(5)を当接させて、取着部材(13)の係合つめ部(15)と排水装置の係合溝(6)を係合させ、排水装置のフランジ部(5)と取着部材(13)で槽体(18)の取着口(19)を挟持して取り付けることを特徴とする請求項1に記載の排水装置。
  3. 排水を流入させる開口部(1)と、
    ゴミカゴを収納する本体部(2)と、
    封水機能を備えた封水部(3)と、
    排水を下水へと排水するための排出口(4)と、
    を備えた排水装置において、
    前記排水装置の開口部(1)に外側方向に突出して構成されたフランジ部(5)と、
    前記排水装置のフランジ部(5)下方の外周面に設けた係合溝(6)と、
    前記排水装置が取り付けられる取着口(19)を開口した槽体(18)と、
    前記排水装置の外周面を囲むように構成した外枠部(14)と、外枠部(14)から内側方向に向かって縮径して構成される係合つめ部(15)と、
    から構成された取着部材(13)を構成し、
    前記槽体(18)の取着口(19)に排水装置のフランジ部(5)を当接させて、取着部材(13)の係合つめ部(15)と排水装置の係合溝(6)を係合させ、排水装置のフランジ部(5)と取着部材(13)で槽体(18)の取着口(19)を挟持して取り付けることを特徴とする排水装置。
  4. 前記取着部材(13)の係合つめ部(15)に、側面視上下方向に連通する空間を設けた取り付け柱部(16)を構成したことを特徴とする請求項又は請求項に記載の排水装置。
  5. 前記取着部材(13)の係合つめ部(15)に、側面視側面方向に連通する空間を設けた取り外し柱部(17)を構成したことを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか一つの記載の排水装置。
  6. 前記取着部材(13)を、金属材で構成したことを特徴とする前記請求項乃至請求項のいずれか一つに記載の排水装置。
  7. 前記排水装置の開口部(1)に外側方向に突出して構成されたフランジ部(5)を構成すると共に、前記排出口(4)の角度を、フランジ部(5)に対して側面視45°としたことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一つに記載の排水装置。
  8. 前記排出口(4)に配管される排水管(20)としての排水アダプター(21)を、前記排出口(4)の中心軸に対して側面視角度45°となるように構成したことを特徴とする請求項に記載の排水装置。
  9. 前記排出口(4)の内周面に、凹溝(7)を構成して当該凹溝(7)に水密パッキン(11)を配置し、当該凹溝(7)を水密パッキン(11)の止水面としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の排水装置。
  10. 前記排水装置を、少なくとも開口部(1)から外観視できる範囲を金属材によって被膜して構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一つに記載の排水装置。
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