JP2011178929A - 積層フィルム - Google Patents

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直哉 織田
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聡 中野
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Abstract

【課題】携帯電話や電子機器等のディスプレイやタッチパネル等に対して有効に防汚機能を付与することができると共に、落下などでディスプレイが破損した際にガラスの飛散を防止することができ、更に位置あわせのため複数回の剥離、貼付が可能となるディスプレイ/タッチパネル保護用途に用いることができる積層フィルムを提供する。
【解決手段】防汚層/基材層/粘着層の少なくとも3層をこの順に有する積層体であって、前記粘着層のガラス板に対する粘着力(測定方法:JISZ0237準拠)が300cN/25mm以上2500cN/25mm以下であることを特徴とする積層フィルム。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、電子機器等のディスプレイ上に貼付することによりディスプレイ保護フィルムとして使用することができる積層フィルムに関する。
過去に「ハードコート層を備えるディスプレイ/タッチパネル保護フィルム」が提案されている(例えば、特開平11−029720号公報や、特開2004−114355号公報、特開2006−282711号公報等参照)。このような保護フィルムは外からの衝撃、汚れからディスプレイやタッチパネルを守るために付けられている。
このような保護フィルムでは、通常、基材フィルム上にハードコート層が形成され、基材フィルムのハードコート層形成側の反対側に粘着層が形成されている。そして、このような保護フィルムは、通常、この粘着層によりディスプレイやタッチパネルに付着される。
電子機器の小型化が進み携帯可能なものが増えることにより、落下や衝撃によりディスプレイ部分の破損によるガラスの飛散が安全上の問題となっている。ディスプレイ上に貼付する保護フィルムにこのようなガラスの飛散を抑制する効果を付与することが求められている。
また、一旦ディスプレイ上に貼付した保護フィルムを貼付位置を修正するために、保護フィルムには、複数回の剥離、貼付の繰り返しが可能であることが求められている。
特開平11−029720号公報 特開2004−114355号公報 特開2006−282711号公報
本発明の課題は、例えば、携帯電話や電子機器等のディスプレイやタッチパネル等に対して有効に防汚機能を付与することができると共に、落下などでディスプレイが破損した際にガラスの飛散を防止することができ、更に位置あわせのため複数回の剥離、貼付が可能となるディスプレイ/タッチパネル保護用途に用いることができる積層フィルムを提供することにある。
本発明の積層フィルムは、防汚層、基材層および粘着層を備える。防汚層は、基材層の片側に形成される。なお、この防汚層とは、例えば、耐指紋性を有するハードコート層などである。粘着層は、基材層の防汚層形成側の反対側に形成される。また、粘着層は、JIS Z0237規格に規定される「テープ及びシートをステンレス試験板に対して180°に引きはがす試験方法(方法1)」にて剥離速度を5mm/秒に設定して測定されるガラス板に対する粘着力が300cN/25mm以上2800cN/25mm以下であることが好ましい。更にこの粘着力の数値範囲は、400cN/25mm以上2000cN/25mmであるのが好ましく、特に500cN/25mm以上1500cN/25mm以下であるのが好ましい。また、粘着層は、ガラスに対する粘着力よりも基材層に対する粘着力が高い。
前記粘着力を前記範囲下限値以上とすることによりディスプレイ破損時のガラスの飛散を抑制することができ、前記範囲上限値以下とすることにより、一旦ディスプレイ上に保護フィルムを貼り付けた後であっても、複数回の剥離、貼付を繰り返し行うことができ、貼り間違えや、位置ズレが生じても修正が可能なものとなる。
本発明の積層フィルムは、粘着層が粘着剤を主成分とするものであることができる。
本発明の積層フィルムは、前記粘着剤が、アクリル樹脂系粘着剤または、シリコーン樹脂系粘着剤であるとすることができる。
本発明の積層フィルムは、前記粘着層が更に架橋剤を含むものとすることができる。
本発明の積層フィルムは、前記架橋剤がイソシアネート系架橋剤であるとすることができる。
本発明の積層フィルムは、前記粘着層の厚みが、5μm以上30μm以下とすることができる。
本発明のディスプレイ装置は、表示画面上に保護フィルムを貼付して得られるディスプレイ装置であって、前記保護フィルムが前記いずれかの積層フィルムである。
本発明の積層フィルムは、電子機器等のディスプレイ保護フィルムとして使用することにより、ディスプレイ破損の際ガラスの飛散を抑制することができるとともに、ディスプレイ上への貼付、剥離を繰り返し行うことが容易である。
本発明の実施の形態に係る積層フィルムの一例を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る積層フィルムの一例を示す縦断面図である。
本発明の実施の形態に係る積層フィルム100は、図1に示されるように、少なくとも防汚層110、基材層120および粘着層130から構成される。以下、これらの層それぞれについて詳述する。
<積層フィルムの構成層の詳細>
(基材層)
基材層120としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネートなどのポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、セロファン、ジアセチルセルロースフィルム、トリアセチルセルロースフィルム、アセチルセルロースブチレートフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリメチルペンテンフィルム、ポリスルフォンフィルム、ポリエーテルエーテルケトンフィルム、ポリエーテルスルフォンフィルム、ポリエーテルイミドフィルム、フッ素樹脂フィルム、ポリアミドフィルム、アクリル樹脂フィルム、ポリウレタン樹脂フィルム、ノルボルネン系重合体フィルム、環状オレフィン系重合体フィルム、環状共役ジエン系重合体フィルム、ビニル脂環式炭化水素重合体フィルム等の一般的な透明樹脂フィルムが採用される。なお、これらの透明樹脂フィルムの中でもポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリカーボネートフィルム、ノルボルネン系重合体フィルム等が特に好ましい。
なお、この基材層120の厚さは、特に限定されることはないが、ガラスの飛散防止ならびに貼付の際の取り扱い性という観点から通常20μm以上300μm以下であり、好ましくは50μm以上250μm以下とされる。
また、基材層120を防汚層110および粘着層130と良好に接着させるために、基材層120を構成する透明樹脂フィルムには、片面又は両面に、プライマー処理、酸化法や凹凸化法などによる表面処理が施されるのが好ましい。プライマー処理としては、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂の塗布が挙げられる。酸化法としては、例えば、コロナ放電処理、クロム酸処理、火炎処理、熱風処理、オゾン・紫外線処理などが挙げられる。また、凹凸化法としては、例えば、サンドブラスト法、溶剤処理法などが挙げられる。
(防汚層)
防汚層110は、耐指紋性を有するハードコート層や防汚性を有するハードコート層とすることによりディスプレイ画面への指紋や油性インキ等による汚れを容易に除去することができるものとなる。特に近年その要求が大きくなっている耐指紋性を付与するためには、防汚層110は、多官能オリゴマーと、多官能モノマーおよび単官能モノマーの少なくとも一方のモノマーと、耐指紋性付与剤とから形成されることが好ましい。
防汚層110は上述の成分を有する組成物を、ロールーコーター、フローコーター、スプレーコーター、カーテンフローコーター、ディップコーター、スリットダイコーターなど公知の方法を用いて基材層120上に塗布した後に、紫外線等の光が照射されることによって形成されるが、この際、その組成物には光重合開始剤や有機溶剤(希釈液)などが添加され、塗料組成物とされる。なお、このとき、その塗料組成物の粘度や樹脂分濃度などは、状況、目的、塗布方法に応じて適宜選択される。
防汚層110の厚さは、特に限定されることはないが、耐傷性および割れ防止という観点から通常1μm以上20μm以下、好ましくは4μ以上11μm以下である。以下、防汚層に用いられる組成物の成分それぞれについて詳述する。
(多官能オリゴマー)
前記耐指紋性付与剤に用いられる多官能オリゴマーとしては、例えば、エポキシアクリレートオリゴマー、ポリエステルアクリレートオリゴマー、ウレタンアクリレートオリゴマー等が挙げられる。なお、これらの多官能オリゴマーの中でもウレタンアクリレートオリゴマーが特に好ましい。ウレタンアクリレートオリゴマーは、耐指紋性ハードコート層110に必要な硬度を付与することができるとともに、より優れた耐摩耗性や耐擦傷性を付与することができるからである。以下、これらの多官能オリゴマーそれぞれについて詳述する。
(エポキシアクリレートオリゴマー)
エポキシアクリレートオリゴマーは、例えば、低分子量のビスフェノール型エポキシ樹脂やノボラックエポキシ樹脂のオキシラン環とアクリル酸とのエステル化反応により得ることができる。
(ポリエステルアクリレートオリゴマー)
ポリエステルアクリレートオリゴマーは、例えば、両末端に水酸基を有するポリエステルオリゴマーの水酸基をアクリル酸でエステル化することにより得られる。なお、両末端に水酸基を有するポリエステルオリゴマーは、多価カルボン酸と多価アルコールの縮合によって得られる。また、ポリエステルアクリレートオリゴマーは、多価カルボン酸にアルキレンオキシドを付加して得られるオリゴマーの末端の水酸基をアクリル酸でエステル化することによっても得られる。
(ウレタンアクリレートオリゴマー)
ウレタンアクリレートオリゴマーは、ポリオールとジイソシアネートとを反応させて得られるイソシアネート化合物と、水酸基を有するアクリレートモノマーとの反応生成物である。なお、ポリオールとしては、例えば、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネートジオール等が挙げられる。
なお、ウレタンアクリレートオリゴマーの中でも、6つ以上の官能基を有するものが特に好ましい。このようなウレタンアクリレートが採用されると、耐指紋性ハードコート層110に十分な硬度や耐摩耗性を付与しつつも、高架橋度が達成され、また、高架橋時の硬化収縮の度合いが他の多官能オリゴマーと比べ小さいからである。
また、ウレタンアクリレートオリゴマーの調製に用いられるポリエステルポリオールの製造方法としては、特に限定されず、公知の製造方法が適用され得る。例えば、ジオールとジカルボン酸もしくはジカルボン酸クロライドとを重縮合反応させてポリエステルポリオールを製造してもよいし、ジオールまたはジカルボン酸をエステル化して、エステル交換反応させることによりポリエステルポリオールを製造してもよい。なお、ジカルボン酸としては、例えば、アジピン酸、コハク酸、グルタル酸、ピメリン酸、セバシン酸、アゼライン酸、マレイン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸等が挙げられる。また、ジオールとしては、例えば、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、トリプロピレングリコール、テトラプロピレングリコール等が挙げられる。
また、ポリエーテルポリオールとしては、例えば、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、エチレンオキシド−プロピレンオキシドランダム共重合体で、数平均分子量が600未満のものが好ましい。数平均分子量が600以上であると、耐指紋性ハードコート層110に十分な硬度や耐摩耗性を付与することができないおそれがあるからである。
また、ポリカーボネートジオールとしては、例えば、1,4−ブタンジオール、1,6−へキサンジオール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、1,5−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、ポリオキシエチレングリコール等が挙げられる。なお、これらのポリカーボネートジオールは、1種のみ用いられてもよいし、2種以上併用されてもよい。
また、ジイソシアネートとしては、直鎖式あるいは環式の脂肪族ジイソシアネート、芳香族ジイソシアネートが挙げられる。ただし、芳香族ジイソシアネートは、脂肪族ジイソシアネートよりも容易に防汚層110に対して硬度や耐擦傷性等を付与することができるが、防汚層110の主成分として用いられると、防汚層110の耐光性を低下させるおそれがある。また、芳香族ジイソシアネートが耐指紋性ハードコート層110の主成分として用いられると、耐指紋性ハードコード層110が光により黄変しやすくなってしまう。このため、芳香族ジイソシアネートは、副成分として利用されるのが好ましい。直鎖式あるいは環式の脂肪族ジイソシアネートの代表的なものとしては、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、水添トリレンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネートが挙げられる。
水酸基を有するアクリレートモノマーとしては、例えば、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ジペンタエリスリトールトリアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシブチルアクリレート、3−ヒドロキシブチルアクリレート、ポリエチレングリコールモノアクリレートが挙げられる。
(多官能モノマー)
多官能モノマーとしては、例えば、多官能アクリレートモノマー等が挙げられる。なお、多官能アクリレートモノマーとしては、例えば、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジトリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ジペンタエリスリトールトリアクリレート、エトキシ化トリメチロールプロパントリアクリレート、エトキシ化ペンタエリスリトールトリアクリレート、エトキシ化ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレートが挙げられる。
なお、これらの多官能モノマーのうち、環状構造を有する2官能アクリレートが採用されることが好ましい。環状構造を有する2官能アクリレートは、耐指紋性ハードコート層110に硬度や、耐摩耗性、耐擦傷性などを付与すると共に、基材層120に対する密着性を向上させるからである。この環状構造を有する2官能アクリレートとしては、例えば、エトキシ化ビスフェノールAジアクリレート、エトキシ化水添ビスフェノールAジアクリレート、エトキシ化シクロヘサンジメタノールジアクリレート、トリシクロデカンジメタノールジアクリレートが挙げられる。
(単官能モノマー)
単官能モノマーとしては、例えば、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシブチルアクリレート、3−ヒドロキシブチルアクリレート、ポリエチレングリコールモノアクリレート、アクリロイルモルフォリン、N−ビニルピロリドン、N−ビニルホルムアミド、イソボロニルアクリレートなどが挙げられる。
(光重合開始剤)
光重合開始剤は、公知のものを単独で若しくは組み合わせて使用することができる。なお、このような光重合開始剤としては、例えば、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル等のベンゾイン又はベンゾインアルキルエーテル類;ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸等の芳香族ケトン類;ベンジル等のアルファ−ジカルボニル類;ベンジルジメチルケタール、ベンジルジエチルケタール等のベンジルケタール類;アセトフェノン、1−(4−ドデシルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−1−プロパン−1−オン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル−プロパン−1−オン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロパノン−1等のアセトフェノン類;2−メチルアントラキノン、2−エチルアントラキノン、2−t−ブチルアントラキノン等のアントラキノン類;2,4−ジメチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン等のチオキサントン類;ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド等のフォスヒンオキサイド類;1−フェニル−1,2−プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)オキシム等のアルファ−アシルオキシム類;p−ジメチルアミノ安息香酸エチル、p−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル等のアミン類等が挙げられる。
(耐指紋性付与剤)
耐指紋性付与剤としては、例えば、脂肪酸、脂肪酸エステルおよびその誘導体等が挙げられる。
なお、脂肪酸としては、例えば、プロピレングリコールモノステアリン酸、プロピレングリコールモノラウリン酸、ジエチレングリコールモノステアリン酸、ジエチレングリコールモノラウリン酸、グリセロールモノステアリン酸、ソルビタンセスキオレイン酸、ソルビタンモノオレイン酸、ソルビタンモノステアリン酸、ソルビタンモノパルミチン酸、ソルビタンモノラウリン酸等が挙げられる。
また、脂肪酸エステルとしては、例えば、プロピレングリコールモノステアリン酸エステル、プロピレングリコールモノラウリン酸エステル、ジエチレングリコールモノステアリン酸エステル、ジエチレングリコールモノラウリン酸エステル、グリセロールモノステアリン酸エステル、ソルビタンセスキオレイン酸エステル、ソルビタンモノオレイン酸エステル、ソルビタンモノステアリン酸エステル、ソルビタンモノパルミチン酸エステル、ソルビタンモノラウリン酸エステル等が挙げられる。
また、その誘導体としては、例えば、ポリオキシアルキレン付加脂肪酸エステル等が挙げられる。なお、ポリオキシアルキレン付加脂肪酸エステルとしては、例えば、イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン、ポリオキシエチレン(4)ソルビタンモノステアリン酸エステル、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアリン酸エステル、ポリオキシエチレン(4)ソルビタントリステアリン酸エステル、ポリオキシエチレン(5)ソルビタンモノオレイン酸エステル、ポリオキシエチレン(5)ソルビタンモノオレイン酸エステル、ポリオキシエチレン(20)ソルビタントリオレイン酸エステル、ポリオキシエチレン(4)ソルビタンモノラウリン酸エステル、ポリオキシエチレングリコール400モノオレイン酸エステル、ポリオキシエチレングリコール400モノモノステアリン酸エステル、ポリエチレングリコール400モノラウリン酸エステル、ポリオキシエチレン(4)ソルビタンモノラウリン酸エステル等が挙げられる。
(有機溶剤)
有機溶剤としては、市販のものを使用することができる。なお、具体的には、例えば、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサンなどの脂肪族炭化水素;トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素;メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノールなどのアルコール;メチルエチルケトン、2−ペンタノン、イソホロンなどのケトン;酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸メトキシプロピルなどのエステル;エチルセロソルブなどのセロソルブ系溶剤;メトキシプロパノール、エトキシプロパノール、メトキシブタノールなどのグリコール系溶剤を単独又は混合して使用できる。
(その他)
本発明の積層フィルムの防汚層形成用組成物中には、本発明の趣旨を損なわない範囲で、光安定剤、紫外線吸収剤、触媒、着色剤、帯電防止剤、滑剤、レベリング剤、消泡剤、重合促進剤、酸化防止剤、難燃剤、赤外線吸収剤、界面活性剤、表面改質剤、抗菌剤、防カビ剤等が添加されてもかまわない。
(粘着層)
粘着層130は、粘着剤を主成分として形成される。
粘着層130は上述の粘着剤を、ロールーコーター、フローコーター、スプレーコーター、カーテンフローコーター、ディップコーター、スリットダイコーターなど公知の方法を用いて基材層120に塗布することによって形成されるが、この際、粘着剤や組成物には有機溶剤(希釈剤)などが添加される。なお、このとき、その粘着剤や組成物の粘度や樹脂分濃度などは、状況、目的、塗布方法に応じて適宜選択される。
(粘着剤)
粘着層の主成分となる粘着剤としては、例えば、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、アクリル樹脂系粘着剤、ポリビニルエーテル樹脂系粘着剤、ウレタン樹脂系粘着剤、シリコーン樹脂系粘着剤等が挙げられる。この中からは耐熱性と耐湿性の観点からアクリル樹脂系粘着剤、シリコーン樹脂系粘着剤が好ましい。
合成ゴム系粘着剤としては、例えば、スチレン−ブタジエンゴム、ポリイソブチレンゴム、イソブチレン−イソプレンゴム、イソプレンゴム、スチレン−イソプレンブロック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、スチレン−エチレン−ブチレンブロック共重合体等が挙げられる。
前記アクリル系粘着剤としては、例えば(メタ)アクリル酸およびそれらのエステルで構成される樹脂、(メタ)アクリル酸およびそれらのエステルとそれらと共重合可能な不飽和単量体(例えば酢酸ビニル、スチレン、アクリルニトリル等)との共重合体等が用いられる。また、これらの樹脂を2種類以上混合しても良い。接着性および再剥離性の観点からは、これらの中でも(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチルヘキシルおよび(メタ)アクリル酸ブチルから選ばれる1種以上と、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチルおよび酢酸ビニルの中から選ばれる1種以上との共重合体が好ましい。これにより、被着体との密着性や粘着性の制御が容易になる。
粘着性を制御するためにアクリレート系モノマー、官能基含有のモノマー等を添加することが好ましい。前記アクリル系モノマーとしては、例えばアクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸グリシジル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、エチルアクリレート、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メチルアクリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート等が挙げられる。これらの中でもエチルアクリレート、ブチルアクリレートおよび2−エチルヘキシルアクリレートの中から選ばれた1種以上が好ましい。これにより、良好な粘着性に加えて、凝集力の制御が可能となる。さらに、他成分との相溶性を調整することが可能となる。
前記官能基含有モノマーとしては、例えばメタクリル酸、アクリル酸、イタコン酸、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、アクリルアミド、メチロールアクリルアミド、グリシジルメタクリレート、無水マレイン酸等が挙げられる。これらの中でも、より容易に粘着性の制御をするという観点からはアクリルアミド、アクリル酸、ヒドロキシエチルアクリレートを用いることが好ましい。
また、ポリビニルエーテル樹脂系粘着剤としては、例えば、ポリビニルエーテル、ポリビニルイソブチルエーテル等が挙げられる。
また、前記シリコーン系粘着剤としては、付加重合型シリコーン粘着剤、過酸化物架橋型シリコーン粘着剤のいずれも用いることができる。好ましくは、特に耐熱性、密着性に優れることから、付加重合型シリコーン粘着剤である。シリコーン粘着剤の種類は特に拘らないが、例えば、ジメチルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、あるいは置換基としてポリエーテル、エポキシ、アミン、カルボキシル基を導入したものが挙げられる。
なお、これら粘着剤は、1種単独で、または、2種以上を組み合わせて用いることができる。
(3)架橋剤
積層フィルムの粘着層には架橋剤を含むことが好ましく、具体的にはエポキシ系架橋剤、イソシアネート系架橋剤、メチロール系架橋剤、キレート系架橋剤、アジリジン系架橋剤、メラミン系架橋剤、多価金属キレート系架橋剤等が挙げられる。 これらの中でもベース樹脂に含まれる官能基と反応し、高分子量体を得えることにより積層フィルムの再剥離を可能とするという観点からはイソシアネート系架橋剤が好ましい。
前記イソシアネート系架橋剤としては、例えば多価イソシアネートのポリイソシアネート化合物およびポリイソシアネート化合物の三量体、前記ポリイソシアネート化合物とポリオール化合物とを反応させて得られる末端イソシアネート化合物の三量体または末端イソシアネートウレタンプレポリマーをフェノール、オキシム類などで封鎖したブロック化ポリイソシアネート化合物等が挙げられる。
前記多価イソシアネートの具体例としては、例えば2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、1,3−キシリレンジイソシアネート、1,4−キシレンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4−4’−ジイソシアネート、ジフェニルメタン−2−4’−ジイソシアネート、3−メチルジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4−4’−ジイソシアネート、ジシキウロヘキシルメタン−2−4’−ジイソシアネート等が挙げられる。これらの中でも2,4−トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4−4’−ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートの中から選ばれる1種以上が好ましい。これにより、特にイソシアネート自体の凝集と架橋のバランスを向上することができる。
前記架橋剤の含有量は、特に限定されないが、前記ベース樹脂100重量部に対して0.5重量部以上20重量部以下が好ましく、特に2重量部以上10重量部以下が好ましい。前記範囲とすることにより架橋剤をベース樹脂とのみ反応させることができ、安定した高分子量体を得ることができる。
(有機溶剤)
有機溶剤としては、市販のものを使用することができる。なお、具体的には、例えば、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサンなどの脂肪族炭化水素;トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素;メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノールなどのアルコール;メチルエチルケトン、2−ぺンタノン、イソホロンなどのケトン;酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸メトキシプロピルなどのエステル;エチルセロソルブなどのセロソルブ系溶剤;メトキシプロパノール、エトキシプロパノール、メトキシブタノールなどのグリコール系溶剤を単独又は混合して使用できる。
(その他)
粘着剤または上述の組成物中には、本発明の趣旨を損なわない範囲で、充填剤、軟化剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、粘着付与剤、帯電防止剤等が添加されてもかまわない。
充填剤としては、亜鉛華、酸化チタン、シリカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等が挙げられる。
軟化剤としては、プロセスオイル、液状ゴム、可塑剤等が挙げられる。
酸化防止剤としては、アニリド系酸化防止剤、フェノール系酸化防止剤、ホスファイト系酸化防止剤、チオエステル系酸化防止剤等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤等が挙げられる。
帯電防止剤としては、具体的にはアニオン性、カチオン性、非イオン性、ないし両イオン性の一般に公知の界面活性剤、カーボンブラック、銀、ニッケル、アンチモンドープスズ酸化物、スズドープインジウム酸化物などの粉体、あるいはポリエーテル、ポリチオフェンモノマー、
ポリアニリン、ポリピロール

が用いられる。
粘着付与樹脂としては、ロジン樹脂、テルペン樹脂、クマロン樹脂、フェノール樹脂、スチレン樹脂、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、脂肪族芳香族共重合系石油樹脂が挙げられる。
粘着層130の厚さは、5μm以上30μm以下とすることができ、好ましくは7μm以上20μm以下であり、特に好ましくは8μm以上15μm以下である。厚さが前記範囲下限値以上とすることにより、落下、衝撃などによるディスプレイ破損の際に発生するガラス破片の飛散を抑制することができる。また厚さを前記範囲以下とすることにより、一旦保護フィルムをディスプレイ上に貼り付けた後であっても、保護フィルムの位置修正等のために剥離、貼付を容易なものとすることができる。また、防汚層のハードコート効果を好適なものとすることができる。
(離型フィルム)
図2に示されるように、本発明の積層フィルムには、粘着層130の粘着力保護のため、粘着層130に対し更に離型フィルム140が貼着されるのが好ましい。また、離型フィルム140としては、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルムにシリコーン樹脂またはフッ素樹脂をコーティングしたもの等が挙げられる。
<実施例>
以下、実施例を示して本発明をより詳細に説明する。
(実施例1)
<積層フィルムの作製>
(基材層フィルムの準備)
基材層フィルムとして厚さ125μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(PET 東洋紡績(株)製のA4300)を準備した。
(防汚層の作製)
(1)塗料組成物の調製
先ず、90重量部の6官能のウレタンアクリレートと、10重量部の2官能のアクリルモノマーとを混合してベース化合物を調製した。次に、ベース化合物100重量部に対して5重量部のイルガキュア(登録商標)184(チバ・ジャパン(株)製のラジカル系光重合開始剤(1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン))を添加すると共に、ベース化合物100重量部に対して2重量部のイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル(GWIS−10)を添加し、さらに、ベース化合物100重量部に対して100重量部の酢酸エチルを添加した。そして、このようにして配合された塗料組成物を十分に攪拌した後、密閉容器に封入した。
(2)防汚層の作製
先ず、前記塗料組成物の膜厚(ドライ膜厚)が5μmとなるように、バーコータを用いて上述の塗料組成物を基材層フィルム上に塗布した。次に、その基材層フィルムを50℃の熱風循環型オーブン内に10分間、静置させ、基材層フィルム上の塗料組成物を乾燥させた。なお、この乾燥後、基材層フィルム上には未硬化コート層が形成された。続いて、この未硬化コート層に対して紫外線(照度:65mW/cm,積算光量:350mJ/cm)を照射して、基材層フィルム上に膜厚5μmの耐指紋性ハードコート層を形成した。なお、紫外線の照射には、メタルハライドランプ(ウシオ電機株式会社製)が用いられた。
(3)粘着層の作製
(粘着剤の調製)
ブチルアクリレートと2−エチルヘキシルアクリレート並びにアクリル酸からなる100重量部のアクリル樹脂系粘着剤(日本カーバイド工業製ニッセツPE−123
)と1重量部のイソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン製コロネートHL)とを混合して粘着剤組成物を調製した(以下アクリル粘着剤A1という)。
(粘着層の作製)
先ず、基材層フィルムの防汚層形成側と反対側に、乾燥後の膜厚が15μmとなるように、上述の粘着剤組成物をバーコート塗布した。そして、この基材層フィルムを80℃の熱風循環型オーブン内に2分間、静置させ、粘着剤組成物を乾燥させ、基材層フィルム上に所望の粘着層を形成した。
(粘着層の評価)
(粘着層のガラス板に対する粘着力の測定)
上述のようにして得られた積層フィルムを25mm幅に切断した後、その積層フィルム片をフォロストスライドガラスS2112(MATSUNAMI社製)(以下、単に「スライドガラス」と称する)に貼着して試験サンプルを作製し、その試験サンプルを20分間放置した。その後、その試験サンプルの粘着層のスライドガラスに対する粘着力を、JIS Z0237規格に規定される「テープ及びシートをステンレス試験板に対して180°に引きはがす試験方法(方法1)」にて剥離速度を5mm/秒に設定して測定した。
なお、本測定に際し、180°剥離試験機としてエー・アンド・デイ製のテンシロンが用いられた。また、本測定は、環境温度:23℃、環境圧力:常圧の条件下で行われた。
また、粘着力は、測定により得られた粘着力チャートの平均値とした。
(粘着層の飛散防止性の評価)
上述のようにして得られた積層フィルムをスライドガラスに貼り付けて、フィルム面から5500gの錘を20cm上の高さから落とした。全ての場合でガラスは破損したが、割れた際にフィルムにガラスが密着しているのかを確認した。ガラス破片がフィルムに密着しているものを○、ガラス破片が飛び散っているものを×とした。
(剥離性の評価)
上述のようにして得られた積層フィルムを25mm幅に切断し、スライドガラスに貼着して試験サンプルを作製した。試験サンプルを温度25℃、湿度50%の環境下にて20分間放置した後、貼付されたフィルムを手で剥離した。目視観察で、フィルム剥離後のスライドガラス表面に粘着剤が残らないものを○、残るものを×とした。
(フィルムの表面鉛筆硬度の測定)
上記の実施例及び比較例で得られた保護粘着フィルムをガラス板に貼り付け、その表面鉛筆
硬度を、J I S K 5 6 0 0 − 5 − 4 ( 1 9 9 9 年版) の規定に基づき、塗膜用鉛筆引掻き試験機(手動式)を用いて測定した。判定基準として、H以上のものを合格とした。

(実施例2)
イソシアネート系架橋剤の部数が1重量部から3重量部に代えた以外は実施例1と同様にして積層フィルムを作製し、粘着層の評価を行った。
(実施例3)
塗工厚みを15μmから7μmに代えた以外は実施例1と同様にして積層フィルムを作製し、粘着層の評価を行った。
(実施例4)
塗工厚みを15μmから25μmに代えた以外は実施例1と同様にして積層フィルムを作製し、粘着層の評価を行った。
(比較例1)
塗工厚みを15μmから3μmに代えた以外は実施例1と同様にして積層フィルムを作製し、粘着層の評価を行った。
(比較例2)
塗工厚みが15μmから50μmに代えた以外は実施例1と同様にして積層フィルムを作製し、粘着層の評価を行った。
(比較例3)
2−エチルヘキシルアクリレートと酢酸ビニルからなる100重量部のアクリル樹脂系粘着剤(サイデン化学製サイビノールATR−340
)と1重量部のイソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン製コロネートHL)とを混合して粘着剤組成物を調製した(以下アクリル粘着剤A2という)。
(比較例4)
架橋剤の量を0.1部に代えた以外は実施例1と同様にして積層フィルムを作製し、粘着層の評価を行った。
実施例及び比較例の粘着層の配合および塗工厚み、並びに積層フィルムの評価結果を表1に示す。
本発明の積層フィルムは、貼り付けられたガラス板が破損した場合であっても、ガラスの飛散を抑制することができ、また、繰り返しガラス板への貼付、剥離を容易に行なうことができるため、携帯電話等の小型電子機器のディスプレイ保護フィルムとして利用することができる。
100 積層フィルム
110 防汚層
120 基材層
130 粘着層
140 離型フィルム

Claims (7)

  1. 防汚層/基材層/粘着層の少なくとも3層をこの順に有する積層体であって、前記粘着層のガラス板に対する粘着力(測定方法:JISZ0237準拠)が300cN/25mm以上2500cN/25mm以下であることを特徴とする積層フィルム。
  2. 前記粘着層が、粘着剤を主成分とする請求項1記載の積層フィルム。
  3. 前記粘着剤がアクリル樹脂系粘着剤またはシリコーン樹脂系粘着剤である請求項2記載の積層フィルム。
  4. 前記粘着剤層が更に架橋剤を含む請求項3記載の積層フィルム。
  5. 前記架橋剤がイソシアネート系架橋剤である請求項4記載の積層フィルム。
  6. 前記粘着層の厚みが5μm以上30μm以下である請求項1乃至3のいずれか1項記載の積層フィルム。
  7. 表示画面上に保護フィルムを貼付して得られるディスプレイ装置であって前記保護フィルムが請求項1乃至6のいずれか記載の積層フィルムであるディスプレイ装置。


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