JP2011176985A - 電力供給システム、電力供給方法、ならびに、プログラム - Google Patents

電力供給システム、電力供給方法、ならびに、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】あらかじめ定められた適切な電気機器のみに電力を供給する。
【解決手段】記憶部101は、電気機器4を示す機器情報と電気機器4の消費電力特性を示す特性情報と電気機器4に電力を供給することの許否を示す許否情報とを対応付けて記憶する。リレー104は、制御信号に従って、電気機器4に電力を供給する。測定部105は、電気機器4の消費電力の波形パターンを測定する。取得部106は、測定された波形パターンを解析して、電気機器4の消費電力特性を取得する。特定部107は、消費電力特性が、取得された消費電力特性と一致する電気機器4を示す機器情報を特定する。制御部108は、特定された機器情報により示される電気機器4への電力の供給が許可されていない場合、電力の供給を遮断することを指示する制御信号をリレー104に供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、あらかじめ定められた適切な電気機器のみに電力を供給するのに好適な電力供給システム、電力供給方法、ならびに、これらをコンピュータ上で実現するためのプログラムに関する。
家庭やオフィス内に設置される電力供給システムが多数考案されている。このような電力供給システムには、使用が禁止されている電気機器(以下、適宜「不正な電気機器」という。)を利用することによる盗電を防止することを目的としたものがある。
例えば、特許文献1〜3には、電気機器が有するID(識別子)が、あらかじめ使用が許可された電気機器に対応付けられたIDであるか否かを判別することにより、あらかじめ使用が許可された電気機器にしか電力を供給しない技術が開示されている。また、特許文献4には、分電盤など、複数の電気機器に流れる電流が全て集約された箇所における電流パターンから、不正な電気機器などを特定して管理する技術が開示されている。
特開2008−306840号公報 特開2006−19788号公報 特開2006−244818号公報 特開2003−9430号公報
しかしながら、特許文献1〜3に開示された技術は、情報家電など、電気機器自体がIDを持つことが可能な電気機器を対象とした技術であった。このため、IDを持つことができない既存の電気機器に関しては、特許文献1〜3に開示された技術を適用することができなかった。
一方、特許文献4に開示された技術においては、分電盤の電力集約部分など一箇所で電流を計測するため、不正な電気機器を特定する精度が悪い場合があった。また、分電盤は複数のプラグソケット(以下「プラグ」という。)の電力を1つのコードで集約していることが一般的であるため、プラグ毎にオン・オフを制御することが難しい場合があった。従って、情報家電に限定されない複数の電気機器のそれぞれについて、不正な電気機器であるか否かを判別して、不正な電気機器に対する電力の供給を制限することが可能な電力供給システムが望まれている。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、あらかじめ定められた適切な電気機器のみに電力を供給するのに好適な電力供給システム、電力供給方法、ならびに、これらをコンピュータ上で実現するためのプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る電力供給システムは、
商用電源から供給される電力で動作する複数の電気機器のそれぞれについて、当該電気機器を示す機器情報と当該電気機器の消費電力特性を示す特性情報と当該電気機器に電力を供給することの許否を示す許否情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
コンセントを通じて前記商用電源から前記電力の供給を受けるプラグオスと、
接続された電気機器に対して前記電力を供給するプラグメスと、
制御信号に従って、前記プラグオスと前記プラグメスとを接続して前記プラグメスに接続された電気機器に前記電力を供給、もしくは、前記プラグオスと前記プラグメスとを非接続として当該接続された電気機器に対する当該電力の供給を遮断するリレーと、
前記接続された電気機器に前記電力が供給されているときに、当該接続された電気機器の消費電力の波形パターンを測定する測定手段と、
前記測定された波形パターンを解析して、前記接続された電気機器の消費電力特性を取得する取得手段と、
前記記憶されている機器情報のうち、前記取得された消費電力特性と一致する消費電力特性を示す特性情報に対応付けられている機器情報を特定する特定手段と、
前記特定された機器情報に対応付けられて前記記憶手段に記憶されている許否情報により電力の供給を許可しないことが示されている場合、前記接続された電気機器に対する前記電力の供給を遮断することを指示する制御信号を前記リレーに供給する制御手段と、を備える、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の第2の観点に係る電力供給方法は、
記憶手段と、プラグオスと、プラグメスと、リレーと、測定手段と、取得手段と、特定手段と、制御手段と、を備える電力供給システムにより実行される電力供給方法であって、
前記記憶手段は、商用電源から供給される電力で動作する複数の電気機器のそれぞれについて、当該電気機器を示す機器情報と当該電気機器の消費電力特性を示す特性情報と当該電気機器に電力を供給することの許否を示す許否情報とを対応付けて記憶し、
前記プラグオスは、コンセントを通じて前記商用電源から前記電力の供給を受け、
前記プラグメスは、接続された電気機器に対して前記電力を供給し、
前記リレーは、制御信号に従って、前記プラグオスと前記プラグメスとを接続して前記プラグメスに接続された電気機器に前記電力を供給、もしくは、前記プラグオスと前記プラグメスとを非接続として当該接続された電気機器に対する当該電力の供給を遮断し、
前記測定手段は、前記接続された電気機器に前記電力が供給されているときに、当該接続された電気機器の消費電力の波形パターンを測定し、
前記取得手段が、前記測定された波形パターンを解析して、前記接続された電気機器の消費電力特性を取得する取得ステップと、
前記特定手段が、前記記憶されている機器情報のうち、前記取得された消費電力特性と一致する消費電力特性を示す特性情報に対応付けられている機器情報を特定する特定ステップと、
前記制御手段が、前記特定された機器情報に対応付けられて前記記憶手段に記憶されている許否情報により電力の供給を許可しないことが示されている場合、前記接続された電気機器に対する前記電力の供給を遮断することを指示する制御信号を前記リレーに供給する制御ステップと、を備える、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の第3の観点に係るプログラムは、
記憶手段と、プラグオスと、プラグメスと、リレーと、測定手段と、を備えるコンピュータを電力供給システムとして機能させるためのプログラムであって、
前記記憶手段は、商用電源から供給される電力で動作する複数の電気機器のそれぞれについて、当該電気機器を示す機器情報と当該電気機器の消費電力特性を示す特性情報と当該電気機器に電力を供給することの許否を示す許否情報とを対応付けて記憶し、
前記プラグオスは、コンセントを通じて前記商用電源から前記電力の供給を受け、
前記プラグメスは、接続された電気機器に対して前記電力を供給し、
前記リレーは、制御信号に従って、前記プラグオスと前記プラグメスとを接続して前記プラグメスに接続された電気機器に前記電力を供給、もしくは、前記プラグオスと前記プラグメスとを非接続として当該接続された電気機器に対する当該電力の供給を遮断し、
前記測定手段は、前記接続された電気機器に前記電力が供給されているときに、当該接続された電気機器の消費電力の波形パターンを測定し、
前記プログラムは、前記コンピュータを、
前記測定された波形パターンを解析して、前記接続された電気機器の消費電力特性を取得する取得手段、
前記記憶されている機器情報のうち、前記取得された消費電力特性と一致する消費電力特性を示す特性情報に対応付けられている機器情報を特定する特定手段、
前記特定された機器情報に対応付けられて前記記憶手段に記憶されている許否情報により電力の供給を許可しないことが示されている場合、前記接続された電気機器に対する前記電力の供給を遮断することを指示する制御信号を前記リレーに供給する制御手段、として機能させる、
ことを特徴とする。
本発明によれば、あらかじめ定められた適切な電気機器のみに電力を供給するのに好適な電力供給システム、電力供給方法、ならびに、これらをコンピュータ上で実現するためのプログラムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る電力供給システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る電力供給システムの主要部を構成する電力供給制御装置の構成を示すブロック図である。 (A)は、記憶部に記憶されている特性情報を模式的に示す図である。(B)は、記憶部に記憶されている許否情報を模式的に示す図である。(C)は、測定部により測定された波形パターンを模式的に示す図である。(D)は、取得部により取得された特性情報を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る電力供給システムが実行する電力供給制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る電力供給システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る電力供給システムが実行する電力供給制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る電力供給システムの構成を示すブロック図である。 (A)は、記憶部に記憶されている特性情報を模式的に示す図である。(B)は、記憶部に記憶されている環境情報を模式的に示す図である。(C)は、取得部により取得された特性情報を模式的に示す図である。(D)は、検出部により検出された環境情報を模式的に示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る電力供給システムが実行する電力供給制御処理を示すフローチャートである。 記憶部に記憶されている特性情報を模式的に示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る電力供給システムについて説明する。
(第1の実施形態)
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態に係る電力供給システム100の構成について説明する。
図1に示すように、電力供給システム100は、記憶部101と、プラグオス102と、プラグメス103と、リレー104と、測定部105と、取得部106と、特定部107と、制御部108と、を備える。なお、電力供給システム100は、商用電源2からコンセント3を介して供給される電力を、電気機器4に供給するシステムである。ここで、電力供給システム100は、電気機器4が、あらかじめ電力を供給することが許可されていない電気機器であると判別した場合、電気機器4への電力の供給を遮断する。
記憶部101は、商用電源2から供給される電力で動作する複数の電気機器4のそれぞれについて、当該電気機器4を示す機器情報と当該電気機器4の消費電力特性を示す特性情報と当該電気機器4に電力を供給することの許否を示す許否情報とを対応付けて記憶する。機器情報、特性情報、および、許否情報については、後述する。
プラグオス102は、商用電源2からコンセント3を介して電力の供給を受ける。プラグオス102として、例えば、市販のコンセント3に差し込まれるオス型のプラグを採用することができる。
プラグメス103は、接続された電気機器4に対して電力を供給する。プラグメス103として、例えば、市販のオス型のプラグが差し込まれるメス型のプラグを採用することができる。なお、プラグオス102とプラグメス103とは、リレー4および測定部105を介して、電力供給システム100の内部で銅線などにより接続される。
リレー104は、制御信号に従って、プラグオス102とプラグメス103との接続状態を切り替える。つまり、制御信号により、電気機器4へ電力を供給することが指示された場合、リレー104は、クローズ状態となり、プラグオス102とプラグメス103とを接続する。これにより、プラグオス102に供給された電力が、プラグメス103に接続された電気機器4に供給される。一方、制御信号により、電気機器4へ電力を供給しないことが指示された場合、リレー104は、オープン状態となり、プラグオス102とプラグメス103とを非接続とする。これにより、プラグオス102に供給された電力の、プラグメス103に接続された電気機器4への供給が遮断される。
測定部105は、電気機器4に電力が供給されているときに、電気機器4の消費電力の波形パターンを測定する。測定部105は、例えば、電気機器4に印加されている電圧値と、電気機器4に供給されている電流値と、を所定の周期でサンプリングして、消費電力の波形パターンを測定する。測定部105として、例えば、公知の単相電力計を利用することができる。
取得部106は、測定部105により測定された波形パターンを解析して、電気機器4の消費電力特性を取得する。ここで、消費電力特性は、例えば、消費電力の、最大値、最小値、もしくは、平均値、または、力率などの電気的な特性である。
特定部107は、記憶部101に記憶されている機器情報のうち、取得部106により取得された消費電力特性と一致する消費電力特性を示す特性情報に対応付けられている機器情報を特定する。なお、取得された消費電力特性と記憶されている消費電力特性とが一致するとは、取得された消費電力特性が記憶されている消費電力特性に類似する場合(例えば、取得された消費電力特性により表される値と記憶されている特性情報により表される値との割合が所定の閾値の範囲である場合。)を含む。
制御部108は、特定部107により特定された機器情報に対応付けられて記憶部101に記憶されている許否情報により電力の供給を許可しないことが示されている場合、電気機器4に対する電力の供給を遮断することを指示する制御信号をリレー104に供給する。また、制御部108は、当該許否情報により電力の供給を許可しないことが示されている場合、「使用が許可されていない電気機器が使用されている」旨のメッセージを示すメッセージ情報を出力部5に供給する。また、制御部108は、取得された消費電力特性と一致する消費電力特性を示す特性情報が記憶部101に記憶されていない場合(例えば、特定部107から機器情報が供給されない場合。)、「不明な電気機器が使用されている」旨のメッセージを示すメッセージ情報を出力部5に供給する。一方、制御部108は、特定部107により特定された機器情報に対応付けられて記憶部101に記憶されている許否情報により電力の供給を許可することが示されている場合、電気機器4に対する電力を供給することを指示する制御信号をリレー104に供給する。なお、出力部5は、制御部108から供給されたメッセージ情報を、ユーザに提示する。出力部5は、例えば、液晶ディスプレイなどにより構成される。
次に、図2を参照して、電力供給システム100の主要部の物理的な構成について説明する。ここで、電力供給システム100の主要部は、例えば、記憶部101、取得部106、特定部107、および、制御部108から構成される。以下、適宜、電力供給システム100の主要部を、電力供給制御装置200という。なお、電力供給制御装置200は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などにより構成されてもよいが、本実施形態においては、図2に示すように、汎用のコンピュータにより構成されるものとして説明する。
図2に示すように、電力供給制御装置200は、物理的には、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、ハードディスク装置14と、入力装置15と、表示制御装置16と、通信装置17と、を備える。電力供給制御装置200が備える各構成要素はバスを介して接続される。
CPU11は、ハードディスク装置14に記憶されたプログラムに従って電力供給制御装置200全体の動作を制御する。CPU11は、各構成要素とバスを介して接続され、制御信号やデータのやりとりをする。
ROM12は、電源投入直後に実行されるIPL(Initial Program Loader)を記憶する。IPLが実行された後、CPU11は、ハードディスク装置14に記憶されたプログラムをRAM13に読み出して実行する。
RAM13は、データやプログラムを一時的に記憶する。RAM13は、ハードディスク装置14から読み出されたプログラムや、電力供給制御処理に必要なデータ等を一時記憶する。
ハードディスク装置14は、CPU11により実行されるプログラムを記憶する。また、ハードディスク装置14は、電力供給制御処理に必要なデータなども記憶する。
入力装置15は、CPU11による制御のもと、ユーザからの指示入力などを受け付ける。入力装置15は、例えば、キーボードやマウスから構成される。
表示制御装置16は、CPU11による制御のもと、出力部5に表示させる画面情報などを生成し、生成した画面情報などを出力部5に供給する。
通信装置17は、CPU11による制御のもと、無線通信もしくは有線通信により、外部の装置と通信する。通信装置17は、例えば、ネットワークカード、USB(Universal Serial Bus)ポートなどにより構成される。
なお、記憶部101は、例えば、ハードディスク装置14により構成される。また、取得部106および特定部107は、例えば、CPU11、ROM12およびRAM13により構成される。そして、制御部108は、例えば、CPU11、ROM12、RAM13および表示制御装置16により構成される。
ここで、図3を参照して、記憶部101に記憶されている情報などについて説明する。
図3(A)に、記憶部101に記憶されている特性情報を模式的に示す。特性情報は、機器情報とIDとに対応付けられて、記憶部101に記憶される。
機器情報は、商用電源2から供給される電力で動作する電気機器4を示す情報であり、例えば、電気機器4の名称を表す文字列である。図3(A)に示す例では、機器情報は、「A社PC」、「B社PC」、「C社扇風機」および「D社ヒーター」である。
IDは、当該IDに対応付けられる機器情報に割り当てられる識別子を示す情報であり、例えば、当該機器情報が、記憶部101に記憶された順序を示す数値である。図3(A)に示す例では、IDは、「1」、「10」、「45」および「85」である。
特性情報は、当該特性情報に対応付けられる機器情報により示される電気機器4の消費電力特性を示す情報であり、例えば、電気機器4の消費電力特性を示す数値である。図3(A)に示す例では、特性情報は、「最大値10W、最小値5W」、「最大値15W、最小値10W」、「最大値500W、最小値300W」、および「最大値1000W、最小値800W」である。特性情報は、電気機器4の消費電力の特性を示すものであれば、何でも良い。例えば、特性情報は、電気機器4が稼働されているときの、当該電気機器4の消費電力の、最大値、最小値、もしくは、平均値、または、力率などを示す情報である。
図3(B)に、記憶部101に記憶されている許否情報を模式的に示す。許否情報は、機器情報とIDとに対応付けられて、記憶部101に記憶される。
許否情報は、当該許否情報に対応付けられる機器情報により示される電気機器4への電力の供給を許可するか否かを示す情報であり、例えば、許可もしくは不許可を示す文字列や数値である。図3(B)に示す例では、許否情報は、「許可」もしくは「不許可」という文字列である。
なお、特性情報と許否情報とは、ともに、機器情報とIDとに対応付けられて記憶部101に記憶されている。従って、特性情報と許否情報とが対応付けられて記憶部101に記憶されていると考えることもできる。また、機器情報とIDとは、電気機器4を特定する情報と考えることができるが、必ずしも記憶部101に記憶されている必要はない。この場合、例えば、特性情報そのものが、電気機器4を特定する情報と考えることができる。
図3(C)に、測定部105により測定された波形パターンを模式的に示す。この波形パターンは、電気機器4を使用している際の、電気機器4の消費電力を表す波形パターンである。本実施形態においては、波形パターンは電力の波形パターンを示しているが、電圧の波形パターンと電流の波形パターンとの双方が測定部105により測定されてもよい。
図3(D)に、取得部106により取得された特性情報を模式的に示す。特性情報は、図3(C)に示す波形パターンから取得される情報であり、電気機器4の電気的な特性を示す情報である。また、取得された特性情報は、特定部107により、記憶されている特性情報と一致するか否かが比較される。例えば、消費電力の最大値の比と、消費電力の最小値の比と、がともに、所定の閾値の範囲(例えば、±10%以内。)である場合、特性情報が一致すると判別される。なお、図3(D)に示す特性情報は、図3(A)に示す特性情報のいずれとも一致していない例である。
次に、図4に示すフローチャートを用いて、電力供給システム100が実行する電力供給制御処理について説明する。電力供給システム100は、電源が投入されると、図4に示す電力供給制御処理を実行する。なお、図3(A)に示す特性情報や、図3(B)に示す許否情報は、電力供給制御処理が実行される前に、ユーザなどによりハードディスク装置14に記憶されているものとする。
まず、CPU11は、リレー104をオンする(ステップS101)。具体的には、CPU11は、リレー104に、リレー104を導通状態にすることを指示する制御信号(以下「リレーオン指示信号」という。)を供給する。これにより、リレー104が導通状態となり、電気機器4に電力が供給される。
ステップS101の処理が完了すると、CPU11は、波形パターンを測定する(ステップS102)。具体的には、CPU11は、電気機器4に印加される電圧の値と、電気機器4に流れる電流の値と、を所定の周期でサンプリングして、電気機器4に供給されている電力の波形パターンを取得する。波形パターンを示す情報は、RAM13などに記憶される。
ステップS102の処理が完了すると、CPU11は、ステップS102において取得された波形パターンを解析して、消費電力特性を取得する(ステップS103)。消費電力特性を示す特性情報は、RAM13などに記憶される。
ステップS103の処理が完了すると、CPU11は、消費電力特性が一致する電気機器を検索する(ステップS104)。具体的には、まず、CPU11は、ハードディスク装置14に記憶されている特性情報のうち、ステップS103において取得された消費電力特性と一致する消費電力特性を示す特性情報を検索する。そして、CPU11は、検索された特性情報に対応付けてハードディスク装置14に記憶されている機器情報により示される電気機器4を特定する。
ステップS104の処理が完了すると、CPU11は、ステップS104において、電気機器4が特定されたか否かを判別する(ステップS105)。CPU11は、電気機器4が特定されていないと判別すると(ステップS105:NO)、不明な電気機器4で盗電されていることを出力する(ステップS106)。具体的には、CPU11は、「不明な電気機器4で盗電されている」旨を示すメッセージ画面を出力部5に出力する。これにより、出力部5は、「不明な電気機器4で盗電されている」旨を、ユーザに提示する。
一方、CPU11は、電気機器4が特定されたと判別すると(ステップS105:YES)、特定された電気機器4が許可された電気機器4か否かを判別する(ステップS107)。CPU11は、特定された電気機器4が許可された電気機器4であると判別すると(ステップS107:YES)、波形パターンを取得する処理(ステップS102)に処理を戻す。
一方、CPU11は、電気機器4が許可された電気機器4ではないと判別すると(ステップS107:NO)、許可されていない電気機器4で盗電されていることを出力する(ステップS108)。具体的には、CPU11は、「許可されていない電気機器4で盗電されている」旨を示すメッセージ画面を出力部5に出力する。これにより、出力部5は、「許可されていない電気機器4で盗電されている」旨を、ユーザに提示する。
CPU11は、ステップS106の処理、もしくは、ステップS108の処理を完了すると、リレー104をオフする(ステップS109)。具体的には、CPU11は、リレー104に、リレー104を非導通状態にすることを指示する制御信号(以下「リレーオフ指示信号」という。)を供給する。これにより、リレー104が非導通状態となり、電気機器4への電力の供給が遮断される。
CPU11は、ステップS109の処理を終了すると、電力供給制御処理を終了する。なお、ユーザにより、電力供給システム100が再起動されると、CPU11は、図4に示す電力供給制御処理を再度実行する。
本実施形態に係る電力供給システム100によれば、許可されていない電気機器4、もしくは、登録されていない電気機器4が接続されていると判別されると、電気機器4への電力の供給が自動で遮断される。これにより、許可されていない電気機器4、もしくは、登録されていない電気機器4による盗電を防止することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る電力供給システム120について説明する。なお、第1の実施形態に係る電力供給システム100と同様の構成、動作については、適宜説明を省略または簡略化する。
まず、図5を参照して、本発明の第2の実施形態に係る電力供給システム120の構成について説明する。
図5に示すように、電力供給システム120は、サーバ121と、タップ122と、を備える。サーバ121は、記憶部101と、取得部106と、特定部107と、制御部108と、サーバ内通信部109と、を備える。タップ122は、プラグオス102と、プラグメス103と、リレー104と、測定部105と、タップ内通信部109と、を備える。なお、電力供給システム120は、商用電源2からコンセント3を介して供給される電力を、電気機器4に供給するシステムである。ここで、電力供給システム120は、電気機器4が、あらかじめ電力を供給することが許可されていない電気機器であると判別した場合、電気機器4への電力の供給を遮断する。
電力供給システム120は、サーバ121とタップ122とに分割されていること、および、サーバ121がサーバ内通信部109を備え、タップ122がタップ内通信部110を備えること以外は、電力供給システム100と同様の構成である。従って、以下、電力供給システム120が電力供給システム100と異なる部分についてのみ説明する。なお、サーバ121は、物理的には、例えば、図2に示す電力供給制御装置200と同等の構成とすることができる。また、タップ122は、例えば、図2に示す、CPU11、ROM12、RAM13、通信装置17を備えることができる。以下、本実施形態において、サーバ121が備える、CPU11、ROM12、RAM13、通信装置17、を単に「CPU11」、「ROM12」、「RAM13」、「通信装置17」といい、タップ122が備える、CPU11、ROM12、RAM13、通信装置17、を「タップ122内のCPU11」、「タップ122内のROM12」、「タップ122内のRAM13」、「タップ122内の通信装置17」という。
サーバ内通信部109は、タップ内通信部110とデータの送受信を行う。具体的には、サーバ内通信部109は、タップ内通信部110から供給された波形パターンを、取得部106に供給する。また、サーバ内通信部109は、制御部108から供給された制御信号を、タップ内通信部110に供給する。
タップ内通信部110は、サーバ内通信部109とデータの送受信を行う。具体的には、タップ内通信部110は、測定部105から供給された波形パターンを、サーバ内通信部109に供給する。また、タップ内通信部110は、サーバ内通信部109から供給された制御信号を、リレー104に供給する。
サーバ内通信部109とタップ内通信部110とは、例えば、図2に示す通信装置17により構成され、無線通信もしくは有線通信により、データを相互に送受信する。なお、サーバ内通信部109とタップ内通信部110とは、データの送受信にあたって、適宜、通常のフォーマットのデータを通信に適するフォーマットのデータに変換したり、通信に適するフォーマットのデータから通常のフォーマットのデータに逆変換したりする。
次に、図6に示すフローチャートを用いて、電力供給システム120が実行する電力供給制御処理について説明する。電力供給システム120は、電源が投入されると、図6に示す電力供給制御処理を実行する。なお、図3(A)に示す特性情報や、図3(B)に示す許否情報は、電力供給制御処理が実行される前に、ユーザなどによりハードディスク装置14に記憶されているものとする。
まず、CPU11は、通信装置17を介して、タップ122内の通信装置17に、リレーオン指示信号を送信する(ステップS201)。
一方、タップ122内の通信装置17は、通信装置17から、リレーオン指示信号を受信する(ステップS202)。
次に、タップ122内のCPU11は、リレー104をオンする(ステップS203)。具体的には、タップ122内のCPU11は、リレー104に、リレーオン指示信号を供給する。これにより、リレー104が導通状態となり、電気機器4に電力が供給される。
ステップS203の処理が完了すると、タップ122内のCPU11は、波形パターンを測定する(ステップS204)。具体的には、タップ122内のCPU11は、電気機器4に印加される電圧の値と、電気機器4に流れる電流の値と、を所定の周期でサンプリングして、電気機器4に供給されている電力の波形パターンを取得する。波形パターンを示す情報は、タップ122内のRAM13などに記憶される。
ステップS204の処理が完了すると、タップ122内のCPU11は、ステップS204において取得された波形パターンを、タップ122内の通信装置17を介して、通信装置17に送信する(ステップS205)。
一方、通信装置17は、タップ122内の通信装置17から、波形パターンを受信する(ステップS206)。
ステップS206の処理が完了すると、CPU11は、ステップS206において受信された波形パターンを解析して、消費電力特性を取得する(ステップS207)。消費電力特性を示す特性情報は、RAM13などに記憶される。
ステップS207の処理が完了すると、CPU11は、消費電力特性が一致する電気機器を検索する(ステップS208)。具体的には、まず、CPU11は、ハードディスク装置14に記憶されている特性情報のうち、ステップS206において受信された消費電力特性と一致する消費電力特性を示す特性情報を検索する。そして、CPU11は、検索された特性情報に対応付けてハードディスク装置14に記憶されている機器情報により示される電気機器4を特定する。
ステップS208の処理が完了すると、CPU11は、ステップS208において、電気機器4が特定されたか否かを判別する(ステップS209)。CPU11は、電気機器4が特定されていないと判別すると(ステップS209:NO)、不明な電気機器4で盗電されていることを出力する(ステップS210)。具体的には、CPU11は、「不明な電気機器4で盗電されている」旨を示すメッセージ画面を出力部5に出力する。これにより、出力部5は、「不明な電気機器4で盗電されている」旨を、ユーザに提示する。
一方、CPU11は、電気機器4が特定されたと判別すると(ステップS209:YES)、特定された電気機器4が許可された電気機器4か否かを判別する(ステップS211)。CPU11は、特定された電気機器4が許可された電気機器4であると判別すると(ステップS211:YES)、波形パターンを取得する処理(ステップS204)に処理を戻す。
一方、CPU11は、電気機器4が許可された電気機器4ではないと判別すると(ステップS211:NO)、許可されていない電気機器4で盗電されていることを出力する(ステップS212)。具体的には、CPU11は、「許可されていない電気機器4で盗電されている」旨を示すメッセージ画面を出力部5に出力する。これにより、出力部5は、「許可されていない電気機器4で盗電されている」旨を、ユーザに提示する。
CPU11は、ステップS210の処理、もしくは、ステップS212の処理を完了すると、通信装置17を介して、タップ122内の通信装置17に、リレーオフ指示信号を送信する(ステップS213)。
一方、タップ122内の通信装置17は、通信装置17から、リレーオフ指示信号を受信する(ステップS214)。
次に、タップ122内のCPU11は、リレー104をオフする(ステップS215)。具体的には、タップ122内のCPU11は、リレー104に、リレーオフ指示信号を供給する。これにより、リレー104が非導通状態となり、電気機器4への電力の供給が遮断される。
CPU11は、ステップS215の処理を終了すると、電力供給制御処理を終了する。なお、ユーザにより、電力供給システム100が再起動されると、CPU11は、図6に示す電力供給制御処理を再度実行する。
本実施形態に係る電力供給システム120によれば、許可されていない電気機器4、もしくは、登録されていない電気機器4が接続されていると判別されると、電気機器4への電力の供給が自動で遮断される。これにより、許可されていない電気機器4、もしくは、登録されていない電気機器4による盗電を防止することができる。なお、タップ122は、サーバ121と比較すると、小型で安価なものとすることできる。従って、例えば、屋内にタップ122を設置し、屋外にサーバ121を設置することにより、屋内空間を圧迫しない運用が可能となる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る電力供給システム130について説明する。なお、第1、2の実施形態に係る電力供給システム100、120と同様の構成、動作については、適宜説明を省略または簡略化する。
まず、図7を参照して、本発明の第3の実施形態に係る電力供給システム130の構成について説明する。
図7に示すように、電力供給システム130は、サーバ131と、タップ132と、を備える。サーバ131は、記憶部101と、取得部106と、特定部107と、制御部108と、サーバ内通信部109と、を備える。タップ132は、プラグオス102と、プラグメス103と、リレー104と、測定部105と、タップ内通信部109と、を備える。なお、電力供給システム130は、商用電源2からコンセント3を介して供給される電力を、電気機器4に供給するシステムである。ここで、電力供給システム130は、電気機器4が、あらかじめ電力を供給することが許可されていない電気機器であると判別した場合、電気機器4への電力の供給を遮断する。
電力供給システム130は、基本的に、電力供給システム120と同様の構成である。従って、以下、電力供給システム130が電力供給システム120と異なる部分についてのみ説明する。なお、サーバ131は、物理的には、例えば、図2に示す電力供給制御装置200と同等の構成とすることができる。また、タップ132は、例えば、図2に示す、CPU11、ROM12、RAM13、通信装置17を備えることができる。以下、本実施形態において、サーバ131が備える、CPU11、ROM12、RAM13、通信装置17を単に「CPU11」、「ROM12」、「RAM13」、「通信装置17」といい、タップ132が備える、CPU11、ROM12、RAM13、通信装置17、を「タップ132内のCPU11」、「タップ132内のROM12」、「タップ132内のRAM13」、「タップ132内の通信装置17」という。
記憶部101は、商用電源2から供給される電力で動作する複数の電気機器4のそれぞれについて、当該電気機器4を示す機器情報と当該電気機器4の消費電力特性を示す特性情報と当該電気機器4に電力を供給することの許否を示す許否情報と当該電気機器の稼働時の当該電気機器の周囲の環境として想定される環境を示す環境情報とを対応付けて記憶する。環境情報については、後述する。
特定部107は、記憶部101に記憶されている機器情報のうち、取得部106により取得された消費電力特性と一致する消費電力特性を示す特性情報に対応付けられている機器情報であって、検出部111により検出された環境情報と一致する環境情報と対応付けられている機器情報を特定する。
サーバ内通信部109は、タップ内通信部110とデータの送受信を行う。具体的には、サーバ内通信部109は、タップ内通信部110から供給された波形パターンを取得部106に供給し、タップ内通信部110から供給された環境情報を特定部107に供給する。また、サーバ内通信部109は、制御部108から供給された制御信号を、タップ内通信部110に供給する。
タップ内通信部110は、サーバ内通信部109とデータの送受信を行う。具体的には、タップ内通信部110は、測定部105から供給された波形パターンと検出部111から供給された環境情報とをサーバ内通信部109に供給する。また、タップ内通信部110は、サーバ内通信部109から供給された制御信号を、リレー104に供給する。
サーバ内通信部109とタップ内通信部110とは、例えば、図2に示す通信装置17により構成され、無線通信もしくは有線通信により、データを相互に送受信する。なお、サーバ内通信部109とタップ内通信部110とは、データの送受信にあたって、適宜、通常のフォーマットのデータを通信に適したフォーマットのデータに変換したり、通信に適したフォーマットのデータから通常のフォーマットのデータに逆変換したりする。
検出部111は、周囲の環境を示す環境情報を取得する。環境情報は、例えば、電気機器4が稼働しているときの、電気機器4の周囲の、温度、湿度、照度、風力を表す情報である。検出部111は、例えば、温度計、湿度計、照度計、風力センサなどを備える。
ここで、図8を参照して、記憶部101に記憶されている情報などについて説明する。
図8(A)に、記憶部101に記憶されている特性情報を模式的に示す。特性情報は、機器情報とIDとに対応付けられて、記憶部101に記憶される。図8(A)には、「D社ヒーター」に対応付けられた特性情報と、「F社ライト」に対応付けられた特性情報と、が同じ値を示す例を示している。
図8(B)に、記憶部101に記憶されている環境情報を模式的に示す。環境情報は、機器情報とIDとに対応付けられて、記憶部101に記憶される。
環境情報は、当該環境情報に対応付けられる機器情報により示される電気機器4が稼働しているときの当該電気機器4の周囲の環境として想定される環境を示す情報であり、例えば、電気機器4の周囲の、温度、湿度、照度、風力を示す文字列や数値である。図8(B)に示す例では、環境情報は、「変化なし」、「風速変化」という文字列や、「照度50lx」、「照度1000lx」という、数値を含む文字列である。
なお、特性情報と許否情報と環境情報とは、ともに、機器情報とIDとに対応付けられて記憶部101に記憶されている。従って、特性情報と許否情報と環境情報とが対応付けられて記憶部101に記憶されていると考えることもできる。また、機器情報とIDとは、電気機器4を特定する情報と考えることができるが、必ずしも記憶部101に記憶されている必要はない。この場合、例えば、特性情報や環境情報そのものが、電気機器4を特定する情報と考えることができる。
図8(C)に、取得部106により取得された特性情報を模式的に示す。特性情報は、図3(C)に示す波形パターンから取得される情報であり、電気機器4の電気的な特性を示す情報である。
図8(D)に、検出部111により取得された環境情報を模式的に示す。図8(D)には、環境情報が「照度50lx」である例を示している。
ここで、取得された特性情報は、特定部107により、記憶されている特性情報と一致するか否かが比較される。例えば、消費電力の最大値の比と、消費電力の最小値の比と、がともに、所定の閾値の範囲(例えば、10%以内。)である場合、特性情報が一致すると判別される。図8(C)に示す特性情報は、図8(A)に示す2つの特性情報と一致している例である。この場合、特性情報だけでは、プラグメス103に接続されている電気機器4が特定されない。
そこで、特定部107により、取得された環境情報が、記憶されている環境情報と一致するか否かがさらに比較される。例えば、環境情報により表される照度の比が、所定の閾値の範囲(例えば、±10%以内。)である場合、環境情報が一致すると判別される。図8(D)に示す環境情報は、図8(B)に示す環境情報のうち、「D社ヒーター」に対応付けられている環境情報と一致している例である。つまり、図8(C)に示す特性情報と、図8(D)に示す環境情報と、が取得された場合、機器情報として、「D社ヒーター」が特定される。このように、本実施形態においては、特性情報と環境情報との双方により、機器情報が特定される。
次に、図9に示すフローチャートを用いて、電力供給システム130が実行する電力供給制御処理について説明する。電力供給システム130は、電源が投入されると、図9に示す電力供給制御処理を実行する。なお、図3(B)に示す許否情報や、図8(A)に示す特性情報や、図8(B)に示す環境情報は、電力供給制御処理が実行される前に、ユーザなどによりハードディスク装置14に記憶されているものとする。
まず、CPU11は、通信装置17を介して、タップ132内の通信装置17に、リレーオン指示信号を送信する(ステップS301)。
一方、タップ132内の通信装置17は、通信装置17から、リレーオン指示信号を受信する(ステップS302)。
次に、タップ132内のCPU11は、リレー104をオンする(ステップS303)。具体的には、タップ132内のCPU11は、リレー104に、リレーオン指示信号を供給する。これにより、リレー104が導通状態となり、電気機器4に電力が供給される。
ステップS303の処理が完了すると、タップ132内のCPU11は、波形パターンを測定する(ステップS304)。具体的には、タップ132内のCPU11は、電気機器4に印加される電圧の値と、電気機器4に流れる電流の値と、を所定の周期でサンプリングして、電気機器4に供給されている電力の波形パターンを取得する。また、タップ132内のCPU11は、電気機器4の周囲の環境を表す環境情報を検出部111から取得する。波形パターンを示す情報と環境情報とは、タップ132内のRAM13などに記憶される。
ステップS304の処理が完了すると、タップ132内のCPU11は、ステップS304において取得された波形パターンと環境情報とを、タップ132内の通信装置17を介して、通信装置17に送信する(ステップS305)。
一方、通信装置17は、タップ132内の通信装置17から、波形パターンと環境情報とを受信する(ステップS306)。
ステップS306の処理が完了すると、CPU11は、ステップS306において受信された波形パターンを解析して、消費電力特性を取得する(ステップS307)。消費電力特性を示す特性情報は、RAM13などに記憶される。
ステップS307の処理が完了すると、CPU11は、消費電力特性と環境情報とが一致する電気機器を検索する(ステップS308)。具体的には、まず、CPU11は、ハードディスク装置14に記憶されている特性情報のうち、ステップS306において受信された消費電力特性と一致する消費電力特性を示す特性情報を検索する。さらに、CPU11は、ハードディスク装置14に記憶されている環境情報のうち、ステップS306において受信された環境情報と一致する環境情報を検索する。そして、CPU11は、ハードディスク装置14に記憶されている機器情報のうち、特性情報と環境情報との双方が一致する機器情報により示される電気機器4を特定する。
ステップS308の処理が完了すると、CPU11は、ステップS308において、電気機器4が特定されたか否かを判別する(ステップS309)。CPU11は、電気機器4が特定されていないと判別すると(ステップS309:NO)、不明な電気機器4で盗電されていることを出力する(ステップS310)。具体的には、CPU11は、「不明な電気機器4で盗電されている」旨を示すメッセージ画面を出力部5に出力する。これにより、出力部5は、「不明な電気機器4で盗電されている」旨を、ユーザに提示する。
一方、CPU11は、電気機器4が特定されたと判別すると(ステップS309:YES)、特定された電気機器4が許可された電気機器4か否かを判別する(ステップS311)。CPU11は、特定された電気機器4が許可された電気機器4であると判別すると(ステップS311:YES)、波形パターンと環境情報とを取得する処理(ステップS304)に処理を戻す。
一方、CPU11は、電気機器4が許可された電気機器4ではないと判別すると(ステップS311:NO)、許可されていない電気機器4で盗電されていることを出力する(ステップS312)。具体的には、CPU11は、「許可されていない電気機器4で盗電されている」旨を示すメッセージ画面を出力部5に出力する。これにより、出力部5は、「許可されていない電気機器4で盗電されている」旨を、ユーザに提示する。
CPU11は、ステップ310の処理、もしくは、ステップS312の処理を完了すると、通信装置17を介して、タップ132内の通信装置17に、リレーオフ指示信号を送信する(ステップS313)。
一方、タップ132内の通信装置17は、通信装置17から、リレーオフ指示信号を受信する(ステップS314)。
次に、タップ132内のCPU11は、リレー104をオフする(ステップS315)。具体的には、タップ132内のCPU11は、リレー104に、リレーオフ指示信号を供給する。これにより、リレー104が非導通状態となり、電気機器4への電力の供給が遮断される。
CPU11は、ステップS315の処理を終了すると、電力供給制御処理を終了する。なお、ユーザにより、電力供給システム100が再起動されると、CPU11は、図9に示す電力供給制御処理を再度実行する。
本実施形態に係る電力供給システム130によれば、許可されていない電気機器4、もしくは、登録されていない電気機器4が接続されていると判別されると、電気機器4への電力の供給が自動で遮断される。これにより、許可されていない電気機器4、もしくは、登録されていない電気機器4による盗電を防止することができる。なお、タップ132は、サーバ131と比較すると、小型で安価なものとすることできる。従って、例えば、屋内にタップ132を設置し、屋外にサーバ131を設置することにより、屋内空間を圧迫しない運用が可能となる。さらに、本実施形態においては、特性情報と環境情報とにより、電気機器4が特定される。このため、特性情報だけでは、電気機器4が特定されない場合でも、環境情報により電気機器4が特定される。
本発明に係る電力供給システムは、第1〜3の実施形態において説明した構成に限られない。例えば、特性情報は、図10に示すように、波形パターンそのものであってもよい。この場合、例えば、サンプリングされた、電圧値、電流値、電力値を表す数値群や関数などが、機器情報に対応付けられてハードディスク装置14に記憶される。そして、ハードディスク装置14に記憶されている数値群や関数と、測定部105により取得された数値群や関数と、が比較される。
第1〜3の実施形態においては、特性情報、許否情報、環境情報、などが、同一の記憶装置に記憶されている例を示した。これらの情報は、別々の記憶装置に記憶されていてもよい。
第1〜3の実施形態においては、電力を供給することを許可する許否情報に対応付けられて記憶装置に記憶されている機器情報により示される電気機器のみが電力を供給されることが許可される例を示した。しかし、電力の供給を許可する電気機器は、どのように設定されていてもよい。例えば、記憶装置に記憶されている機器情報により示される全ての電気機器に電力を供給されることが許可されてもよい。この場合、ユーザは、電力の供給を許可する電気機器に関する情報のみを記憶装置に登録する。なお、この場合、記憶装置に、許否情報を記憶させなくてもよい。また、記憶装置に記憶されている機器情報により示される電気機器以外の全ての電気機器に電力を供給されることが許可されてもよい。この場合、ユーザは、電力の供給を許可しない電気機器に関する情報のみを記憶装置に登録する。なお、この場合、記憶装置に、許否情報を記憶させなくてもよい。
第1〜3の実施形態においては、特性情報や環境情報に示される数値の比が、所定の閾値の範囲内である場合に、特性情報や環境情報が一致すると判定される例を示した。しかし、特性情報や環境情報に示される数値の差が、所定の閾値以内である場合に、特性情報や環境情報が一致すると判定されてもよい。
第1〜3の実施形態においては、電気機器が1つである例を示した。しかし、本発明は、電気機器が複数個ある場合にも適用することができる。この場合、例えば、電気機器毎に、プラグオス、プラグメス、測定部、リレーなどが設けられ、電気機器毎に上述した電力供給制御処理が実行される。かかる構成によれば、電気機器毎、つまり、プラグ毎に、電力を供給したり、電力を遮断したりすることができる。
なお、本発明に係る電力供給システムは、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いても実現可能である。例えば、コンピュータに、上記動作を実行するためのプログラムを、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read−Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto Optical Disk)などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶して配布し、これをコンピュータシステムにインストールすることにより、上述の処理を実行する電力供給システムを構成しても良い。
さらに、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等にプログラムを記憶しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するものとしてもよい。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1) 商用電源から供給される電力で動作する複数の電気機器のそれぞれについて、当該電気機器を示す機器情報と当該電気機器の消費電力特性を示す特性情報と当該電気機器に電力を供給することの許否を示す許否情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
コンセントを通じて前記商用電源から前記電力の供給を受けるプラグオスと、
接続された電気機器に対して前記電力を供給するプラグメスと、
制御信号に従って、前記プラグオスと前記プラグメスとを接続して前記プラグメスに接続された電気機器に前記電力を供給、もしくは、前記プラグオスと前記プラグメスとを非接続として当該接続された電気機器に対する当該電力の供給を遮断するリレーと、
前記接続された電気機器に前記電力が供給されているときに、当該接続された電気機器の消費電力の波形パターンを測定する測定手段と、
前記測定された波形パターンを解析して、前記接続された電気機器の消費電力特性を取得する取得手段と、
前記記憶されている機器情報のうち、前記取得された消費電力特性と一致する消費電力特性を示す特性情報に対応付けられている機器情報を特定する特定手段と、
前記特定された機器情報に対応付けられて前記記憶手段に記憶されている許否情報により電力の供給を許可しないことが示されている場合、前記接続された電気機器に対する前記電力の供給を遮断することを指示する制御信号を前記リレーに供給する制御手段と、を備える、
ことを特徴とする電力供給システム。
(付記2) 前記消費電力特性は、前記接続された電気機器の消費電力の、最大値、最小値、平均値、および、力率、のうちのいずれかである、
ことを特徴とする付記1に記載の電力供給システム。
(付記3) 前記電力供給システムは、
前記記憶手段と前記取得手段と前記制御手段とを備えるサーバと、前記プラグオスと前記プラグメスと前記リレーと前記測定手段とを備えるタップと、に分割されており、
前記サーバは、前記タップと相互に通信するサーバ内通信手段を備え、
前記タップは、前記サーバと相互に通信するタップ内通信手段を備える、
ことを特徴とする付記1または2に記載の電力供給システム。
(付記4) 周囲の環境を示す環境情報を検出する検出手段をさらに備え、
前記記憶手段は、前記複数の電気機器のそれぞれについて、前記機器情報と前記特性情報と前記許否情報と当該電気機器の稼働時の当該電気機器の周囲の環境として想定される環境を示す環境情報とを対応付けて記憶し、
前記特定手段は、前記記憶されている機器情報のうち、前記取得された消費電力特性と一致する消費電力特性を示す特性情報に対応付けられている機器情報であって、前記検出された環境情報と一致する環境情報と対応付けられている機器情報を特定する、
ことを特徴とする付記1乃至3のいずれかに記載の電力供給システム。
(付記5) 記憶手段と、プラグオスと、プラグメスと、リレーと、測定手段と、取得手段と、特定手段と、制御手段と、を備える電力供給システムにより実行される電力供給方法であって、
前記記憶手段は、商用電源から供給される電力で動作する複数の電気機器のそれぞれについて、当該電気機器を示す機器情報と当該電気機器の消費電力特性を示す特性情報と当該電気機器に電力を供給することの許否を示す許否情報とを対応付けて記憶し、
前記プラグオスは、コンセントを通じて前記商用電源から前記電力の供給を受け、
前記プラグメスは、接続された電気機器に対して前記電力を供給し、
前記リレーは、制御信号に従って、前記プラグオスと前記プラグメスとを接続して前記プラグメスに接続された電気機器に前記電力を供給、もしくは、前記プラグオスと前記プラグメスとを非接続として当該接続された電気機器に対する当該電力の供給を遮断し、
前記測定手段は、前記接続された電気機器に前記電力が供給されているときに、当該接続された電気機器の消費電力の波形パターンを測定し、
前記取得手段が、前記測定された波形パターンを解析して、前記接続された電気機器の消費電力特性を取得する取得ステップと、
前記特定手段が、前記記憶されている機器情報のうち、前記取得された消費電力特性と一致する消費電力特性を示す特性情報に対応付けられている機器情報を特定する特定ステップと、
前記制御手段が、前記特定された機器情報に対応付けられて前記記憶手段に記憶されている許否情報により電力の供給を許可しないことが示されている場合、前記接続された電気機器に対する前記電力の供給を遮断することを指示する制御信号を前記リレーに供給する制御ステップと、を備える、
ことを特徴とする電力供給方法。
(付記6) 記憶手段と、プラグオスと、プラグメスと、リレーと、測定手段と、を備えるコンピュータを電力供給システムとして機能させるためのプログラムであって、
前記記憶手段は、商用電源から供給される電力で動作する複数の電気機器のそれぞれについて、当該電気機器を示す機器情報と当該電気機器の消費電力特性を示す特性情報と当該電気機器に電力を供給することの許否を示す許否情報とを対応付けて記憶し、
前記プラグオスは、コンセントを通じて前記商用電源から前記電力の供給を受け、
前記プラグメスは、接続された電気機器に対して前記電力を供給し、
前記リレーは、制御信号に従って、前記プラグオスと前記プラグメスとを接続して前記プラグメスに接続された電気機器に前記電力を供給、もしくは、前記プラグオスと前記プラグメスとを非接続として当該接続された電気機器に対する当該電力の供給を遮断し、
前記測定手段は、前記接続された電気機器に前記電力が供給されているときに、当該接続された電気機器の消費電力の波形パターンを測定し、
前記プログラムは、前記コンピュータを、
前記測定された波形パターンを解析して、前記接続された電気機器の消費電力特性を取得する取得手段、
前記記憶されている機器情報のうち、前記取得された消費電力特性と一致する消費電力特性を示す特性情報に対応付けられている機器情報を特定する特定手段、
前記特定された機器情報に対応付けられて前記記憶手段に記憶されている許否情報により電力の供給を許可しないことが示されている場合、前記接続された電気機器に対する前記電力の供給を遮断することを指示する制御信号を前記リレーに供給する制御手段、として機能させる、
ことを特徴とするプログラム。
本発明は、あらかじめ定められた適切な電気機器のみに電力を供給する電力供給システムなどに適用することができる。
2 商用電源
3 コンセント
4 電気機器
5 出力部
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 ハードディスク装置
15 入力装置
16 表示制御装置
17 通信装置
100、120、130 電力供給システム
101 記憶部
102 プラグオス
103 プラグメス
104 リレー
105 測定部
106 取得部
107 特定部
108 制御部
109 サーバ内通信部
110 タップ内通信部
111 検出部
121、131 サーバ
122、132 タップ
200 電力供給制御装置

Claims (6)

  1. 商用電源から供給される電力で動作する複数の電気機器のそれぞれについて、当該電気機器を示す機器情報と当該電気機器の消費電力特性を示す特性情報と当該電気機器に電力を供給することの許否を示す許否情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    コンセントを通じて前記商用電源から前記電力の供給を受けるプラグオスと、
    接続された電気機器に対して前記電力を供給するプラグメスと、
    制御信号に従って、前記プラグオスと前記プラグメスとを接続して前記プラグメスに接続された電気機器に前記電力を供給、もしくは、前記プラグオスと前記プラグメスとを非接続として当該接続された電気機器に対する当該電力の供給を遮断するリレーと、
    前記接続された電気機器に前記電力が供給されているときに、当該接続された電気機器の消費電力の波形パターンを測定する測定手段と、
    前記測定された波形パターンを解析して、前記接続された電気機器の消費電力特性を取得する取得手段と、
    前記記憶されている機器情報のうち、前記取得された消費電力特性と一致する消費電力特性を示す特性情報に対応付けられている機器情報を特定する特定手段と、
    前記特定された機器情報に対応付けられて前記記憶手段に記憶されている許否情報により電力の供給を許可しないことが示されている場合、前記接続された電気機器に対する前記電力の供給を遮断することを指示する制御信号を前記リレーに供給する制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする電力供給システム。
  2. 前記消費電力特性は、前記接続された電気機器の消費電力の、最大値、最小値、平均値、および、力率、のうちのいずれかである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
  3. 前記電力供給システムは、
    前記記憶手段と前記取得手段と前記制御手段とを備えるサーバと、前記プラグオスと前記プラグメスと前記リレーと前記測定手段とを備えるタップと、に分割されており、
    前記サーバは、前記タップと相互に通信するサーバ内通信手段を備え、
    前記タップは、前記サーバと相互に通信するタップ内通信手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電力供給システム。
  4. 周囲の環境を示す環境情報を検出する検出手段をさらに備え、
    前記記憶手段は、前記複数の電気機器のそれぞれについて、前記機器情報と前記特性情報と前記許否情報と当該電気機器の稼働時の当該電気機器の周囲の環境として想定される環境を示す環境情報とを対応付けて記憶し、
    前記特定手段は、前記記憶されている機器情報のうち、前記取得された消費電力特性と一致する消費電力特性を示す特性情報に対応付けられている機器情報であって、前記検出された環境情報と一致する環境情報と対応付けられている機器情報を特定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電力供給システム。
  5. 記憶手段と、プラグオスと、プラグメスと、リレーと、測定手段と、取得手段と、特定手段と、制御手段と、を備える電力供給システムにより実行される電力供給方法であって、
    前記記憶手段は、商用電源から供給される電力で動作する複数の電気機器のそれぞれについて、当該電気機器を示す機器情報と当該電気機器の消費電力特性を示す特性情報と当該電気機器に電力を供給することの許否を示す許否情報とを対応付けて記憶し、
    前記プラグオスは、コンセントを通じて前記商用電源から前記電力の供給を受け、
    前記プラグメスは、接続された電気機器に対して前記電力を供給し、
    前記リレーは、制御信号に従って、前記プラグオスと前記プラグメスとを接続して前記プラグメスに接続された電気機器に前記電力を供給、もしくは、前記プラグオスと前記プラグメスとを非接続として当該接続された電気機器に対する当該電力の供給を遮断し、
    前記測定手段は、前記接続された電気機器に前記電力が供給されているときに、当該接続された電気機器の消費電力の波形パターンを測定し、
    前記取得手段が、前記測定された波形パターンを解析して、前記接続された電気機器の消費電力特性を取得する取得ステップと、
    前記特定手段が、前記記憶されている機器情報のうち、前記取得された消費電力特性と一致する消費電力特性を示す特性情報に対応付けられている機器情報を特定する特定ステップと、
    前記制御手段が、前記特定された機器情報に対応付けられて前記記憶手段に記憶されている許否情報により電力の供給を許可しないことが示されている場合、前記接続された電気機器に対する前記電力の供給を遮断することを指示する制御信号を前記リレーに供給する制御ステップと、を備える、
    ことを特徴とする電力供給方法。
  6. 記憶手段と、プラグオスと、プラグメスと、リレーと、測定手段と、を備えるコンピュータを電力供給システムとして機能させるためのプログラムであって、
    前記記憶手段は、商用電源から供給される電力で動作する複数の電気機器のそれぞれについて、当該電気機器を示す機器情報と当該電気機器の消費電力特性を示す特性情報と当該電気機器に電力を供給することの許否を示す許否情報とを対応付けて記憶し、
    前記プラグオスは、コンセントを通じて前記商用電源から前記電力の供給を受け、
    前記プラグメスは、接続された電気機器に対して前記電力を供給し、
    前記リレーは、制御信号に従って、前記プラグオスと前記プラグメスとを接続して前記プラグメスに接続された電気機器に前記電力を供給、もしくは、前記プラグオスと前記プラグメスとを非接続として当該接続された電気機器に対する当該電力の供給を遮断し、
    前記測定手段は、前記接続された電気機器に前記電力が供給されているときに、当該接続された電気機器の消費電力の波形パターンを測定し、
    前記プログラムは、前記コンピュータを、
    前記測定された波形パターンを解析して、前記接続された電気機器の消費電力特性を取得する取得手段、
    前記記憶されている機器情報のうち、前記取得された消費電力特性と一致する消費電力特性を示す特性情報に対応付けられている機器情報を特定する特定手段、
    前記特定された機器情報に対応付けられて前記記憶手段に記憶されている許否情報により電力の供給を許可しないことが示されている場合、前記接続された電気機器に対する前記電力の供給を遮断することを指示する制御信号を前記リレーに供給する制御手段、として機能させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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