JP2011176590A - クロック切り替え回路 - Google Patents

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Yoshitaka Kawanabe
吉孝 川鍋
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Abstract

【課題】クロック切り替えの時間を短縮すること。
【解決手段】本発明は、光ケーブルを介して入力された光信号から抽出したクロック信号と、自回路内部のクロック源からのクロック信号との切り替えを行うクロック切り替え回路に適用される。本発明のクロック切り替え回路は、光信号からクロック信号を抽出するクロック抽出部と、前記クロック抽出部にて抽出されたクロック信号を、互いに異なる分周数で分周する複数の分周器と、前記複数の分周器にそれぞれ対応して設けられ、対応する分周器にて分周されたクロック信号のクロック周波数が所定のクロック周波数と一致する場合に同期信号を出力する複数の同期検出部と、光ケーブル接続が切断された場合、同期信号を出力した同期検出部に対応する分周器にて分周されたクロック信号から、当該クロック信号と同じクロック周波数成分を持ったクロック源からのクロック信号への切り替えを行うスイッチと、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、クロック切り替え回路に関する。
CPRI(Common Public Radio Interface)仕様では、RE(Radio Equipment)は、光ケーブルを介して、REC(Radio Equipment Control)と接続される。さらに、REは、同軸ケーブルを介して、移動通信用の基地局装置であるBTS(Base Transceiver Station)とも接続され、RECとBTSとでREを共用することが可能である。
REは、RECから光ケーブルを介して入力された光信号から抽出したクロック信号を基準に動作を行うが、RECとの光ケーブル接続が切断状態となってもBTSとの間で運用が継続できるよう、予備としてクロック源を設け、そのクロック源からのクロック信号への切り替えを行うクロック切り替え回路を搭載する(特許文献1参照)。
図5を参照すると、関連するクロック切り替え回路が示されている。このクロック切り替え回路は、CPRI仕様で規定されているRE500の内部に搭載される。
図5に示すクロック切り替え回路は、O/E変換部501と、SERDES(SERializer/DESerializer)502と、LOS(Loss Of Signal)判定部503と、分周器504と、スイッチ505と、PLL(Phase Lock Loop)回路506と、クロック源507と、を有している。
O/E変換部501は、光トランシーバなどに代表される、光信号S500をシリアル電気信号へ変換して出力する機能を持つ。
SERDES502は、O/E変換部501からのシリアル電気信号をパラレル信号に変換して出力し、かつ、シリアル電気信号から抽出クロック信号を生成し、リカバリクロック信号S501として出力する機能を持つ。
LOS判定部503は、SERDES502からのパラレル信号との同期を行ってLOS発生の有無を判定し、LOSが発生している場合は信号S506を出力する。また、LOS判定部503は、LOSが発生している場合は、クロック信号S503の経路が選択されるようスイッチ505の経路切り替えを行う信号S507を出力する。
分周器504は、SERDES502からのリカバリクロック信号S501に対して任意に設定された分周数で分周を行い、クロック信号S502として出力する。分周数の設定は、LOS判定部503からの信号S506を受信するたびに変更される。
クロック源507は、光ケーブル接続が切断された場合にRE500内のクロック信号が非同期で動作するのを防ぐため、周波数精度の高いクロック信号をRE500の外部から入力できるインタフェース機能を持つ。
スイッチ505は、分周器504からのクロック信号S502とクロック源507からのクロック信号S503との経路切り替えを行って、どちらか一方のクロック信号をクロック信号S504として出力する。
PLL回路506は、スイッチ505からのクロック信号S504を基準信号として発振器の発振周波数を制御してクロック信号を生成するPLL回路である。PLL回路506にて生成されたクロック信号は、RE500内部のクロック信号として使用したり、クロック信号S505としてSERDES502へ戻されたりする。
特開2007−306362号公報
しかしながら、図5に示したクロック切り替え回路には、次のような課題がある。
(1)第1の課題
図5に示したクロック切り替え回路は、LOSが発生すると、分周器504の設定を変更する。このため、光信号の伝送レートと分周器504の初期分周設定値とが一致していない場合、RE500内のクロック信号は正しいクロック周波数とはならない。したがって、LOS発生の有無の判定と分周器504の設定変更に要する時間を確保しないと、クロック切り替え時にクロック周波数が安定しなくなり、また、安定を確認してからクロック切り替えを行おうとすると切り替えに時間を要することになってしまう。
(2)第2の課題
図5に示したクロック切り替え回路は、LOS発生の判定結果のみに基づきスイッチ505を切り替える。そのため、クロック信号S502とクロック信号S503の位相が合わない場合があり、この場合、クロック信号S505のクロック周波数に変動が生じ、RE500として動作が不安定になることがある。
そこで、本発明の目的は、上述した課題のいずれかを解決することができるクロック切り替え回路を提供することにある。
本発明のクロック切り替え回路は、
光ケーブルを介して入力された光信号から抽出したクロック信号と、自回路内部のクロック源からのクロック信号との切り替えを行うクロック切り替え回路であって、
光信号からクロック信号を抽出するクロック抽出部と、
前記クロック抽出部にて抽出されたクロック信号を、互いに異なる分周数で分周する複数の分周器と、
前記複数の分周器にそれぞれ対応して設けられ、対応する分周器にて分周されたクロック信号のクロック周波数が所定のクロック周波数と一致する場合に同期信号を出力する複数の同期検出部と、
光ケーブル接続が切断された場合、同期信号を出力した同期検出部に対応する分周器にて分周されたクロック信号から、当該クロック信号と同じクロック周波数成分を持ったクロック源からのクロック信号への切り替えを行うスイッチと、を有する。
本発明のクロック切り替え回路によれば、光信号の伝送レートを判断するのに、複数設けられた分周器と同期検出部で並列に処理を行い、判断時間の短縮を図っている。
これにより、光信号の伝送レートに応じた正しいクロック周波数のクロック信号へのクロック切り替えの時間を短縮することができるという効果が得られる。
本発明の一実施形態のクロック切り替え回路の構成の一例を示すブロック図である。 図1に示したクロック切り替え回路によるクロック切り替え動作の一例を説明するフローチャートである。 図1に示したクロック切り替え回路によるクロック切り替え動作の他の例を説明するフローチャートである。 図1に示したクロック切り替え回路を搭載しているREの周辺構成の一例を示す図である。 関連するクロック切り替え回路の構成の一例を示すブロック図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1を参照すると、本発明の一実施形態としてのクロック切り替え回路が示されている。このクロック切り替え回路は、CPRI仕様で規定されているRE1の内部に搭載される。
図1に示す本実施形態のクロック切り替え回路は、O/E変換部101と、SERDES102と、分周器201〜203と、同期検出部301〜303と、判断部401と、スイッチ402と、位相器403と、クロック源404と、位相比較器405と、スイッチ406と、PLL回路407と、を有している。なお、O/E変換部101とSERDES102とで、クロック抽出部を構成している。
O/E変換部101は、光トランシーバなどに代表される、光信号S20をシリアル電気信号へ変換する機能を持つ。
SERDES102は、O/E変換部101からのシリアル電気信号をパラレル信号に変換して出力し(この出力は図示せず)、かつ、シリアル電気信号から抽出クロック信号を生成し、リカバリクロック信号S101として出力する機能を持つ。
分周器201、分周器202、分周器203は、SERDES102からのリカバリクロック信号S101を、任意に設定された分周数で分周して出力する機能を持つ(それぞれ、クロック信号S3−1、クロック信号S3−2、クロック信号S3−3として出力)。この分周器は、使用する光信号の複数の伝送レートに対応し、使用する伝送レートが2種類であれば分周器は2つ、3種類であれば分周器は3つを備える。そして、設定する分周数は、使用する伝送レートのパターンに応じて必ず同じ周波数のクロック信号がいずれかの分周器から出力されるような分周数を設定する。
同期検出部301、同期検出部302、同期検出部303は、分周器201、分周器202、分周器203にそれぞれ対応して設けられており、クロック信号S3−1、S3−2、S3−3が、ある設定されたクロック周波数であるかを検出し、設定されたクロック周波数であることが検出されれば同期信号を、検出されなければ非同期信号を生成し、信号S4−1として出力する機能を持つ。また、同期検出部301、同期検出部302、同期検出部303は、クロック信号S3−1、S3−2、S3−3をそのまま出力する機能を持つ(それぞれ、クロック信号S3−11、S3−12、S3−13として出力)。
判断部401は、同期検出部301〜303からの信号S4−1を用いて、同期検出部301〜303の中から同期信号を出力した同期検出部を検出し、その検出結果を信号S4−2として出力する機能を持つ。
スイッチ402は、判断部401からの信号S4−2を基に、同期信号を出力した同期検出部の経路に切り替えて、その経路から入力されたクロック信号をクロック信号S4−3として出力する機能を持つ。また、スイッチ402は、経路を切り替えたことを示すトリガ信号として信号S4−6を出力する機能を持つ。
位相器403は、スイッチ402からのクロック信号S4−3に対して位相制御を行い出力する機能を持つ。
クロック源404は、光ケーブル接続が切断された場合にRE1内のクロック信号が非同期で動作するのを防ぐため、周波数精度の高い発振回路を持つ。
位相比較器405は、クロック源404からのクロック信号S4−5と位相器403からのクロック信号S4−4との位相比較を行い、比較結果を信号S4−7として位相器403に出力することでクロック信号S4−4の位相を制御する機能を持つ。また、位相比較器405は、クロック信号S4−4とクロック信号S4−5の位相が一致すると、トリガ信号として信号S4−8を出力する機能を持つ。
スイッチ406は、クロック信号S4−4またはクロック信号S4−5を切り替えて、クロック信号S102として出力する機能を持つ。なお、この切り替えはトリガ信号S4−8により行う。
PLL回路407は、スイッチ406からのクロック信号S102を基準信号として発振器の発振周波数を制御してクロック信号を生成するPLL回路である。PLL回路407にて生成されたクロック信号は、RE1内部のクロック信号として使用したり、クロック信号S103としてSERDES102へ戻されたりする。
なお、図1では、機能ブロックを物理的に分離しているが、FPGA(Field Programmable Gate Array)などにより複数の機能ブロックを同一ハードウェアに集約してもよい。
また、クロック源404については、周波数精度の高いクロック信号をRE1の外部から入力できるインタフェース機能を持つことで構成することもできる。
以下、本実施形態のクロック切り替え回路によるクロック切り替え動作について説明する。
以下では、CPRI仕様に基づきREとREC間が光ケーブルで接続され、さらにREとBTS間も同軸ケーブルで接続されていて、RECとBTSとでREを共用する構成において、REは、RECとの光ケーブル接続が切断状態となってもBTSとの間で運用が継続できるよう、本実施形態のクロック切り替え回路を搭載しているものとする。
上記の構成を図4に示す。RE1は、CPRIインタフェースの信号を通す光ケーブルS200を介してREC20と接続される。また、RE1は、RF信号を通す同軸ケーブルS300を介してBTS30と接続される。RE1のアンテナ10からは、REC20からの信号とBTS30からの信号が送信される。
(1)クロック切り替え動作例1
本動作例は、RE1を起動してから、光ケーブル接続が切断状態になって、RE1内のクロック源からのクロック信号への切り替えを行う場合の例である。本動作例を、図2に示すフローチャートを用いて説明する。
図2を参照すると、RE1が起動し光ケーブルが接続状態になると、光信号S20が入力され(ステップF2−1)、SERDES102は、光信号S20からクロック信号を抽出し、リカバリクロック信号S101として出力する(ステップF2−2)。
リカバリクロック信号S101は、分周器201〜203に入力され、分周器201〜203は、それぞれ、自己に設定されている分周数で分周し(ステップF2−3)、クロック信号S3−1〜S3−3として出力する(ステップF2−4)。
クロック信号S3−1〜S3−3は、それぞれ、同期検出部301〜303に入力され、同期検出部301〜303は、それぞれ、クロック信号S3−1〜S3−3のクロック周波数が、設定されている周波数と一致するか否かを検出し(ステップF2−5)、周波数が一致する場合は同期信号を、周波数が一致しない場合は非同期信号を、信号S4−1として出力する(ステップF2−6)。
判断部401は、信号S4−1を基に同期信号を出力した同期検出部を判断し、その同期検出部からのクロック信号が位相器403へ出力されるよう、スイッチ402に対して経路切り替え信号S4−2を出力する(ステップF2−7)。この経路切り替えにより、同期検出部301〜303からのクロック信号S3−11〜S3−13のうち同期信号を出力した同期検出部からのクロック信号が、位相器403にクロック信号S4−3として、さらに、位相器403を経由してスイッチ406にクロック信号S4−4として入力される。
スイッチ406は、初期設定では、位相器403からのクロック信号S4−4がクロック信号S102として出力されるような経路に設定される(ステップF2−8)。スイッチ406から出力されるクロック信号S102は、PLL回路407へ入力され、RE1内部のクロック信号として使用したり、クロック信号S103としてSERDES102へ戻されたりする。
ここで、光ケーブル接続の切断が発生した場合(ステップF2−9のYes)、光信号S20からの抽出クロック信号であるリカバリクロック信号S101がSERDES102から出力されなくなるため、同期検出部301〜303からの同期/非同期信号S4−1は全て非同期信号となる。そのため、判断部401は、スイッチ406に対する切り替え信号を信号S4−9として出力する(ステップF2−10)。
スイッチ406は、信号S4−9の指示により、クロック源404からのクロック信号S4−5がクロック信号S102として出力されるように経路を切り替える(ステップF2−11)。
これにより、クロック源404からのクロック信号S4−5を基準とした信号が、RE1内部のクロック信号として使用される。このときは、光ケーブル切断によりREC20との通信が不可能となるため、位相調整は行わずにクロック切り替えを実施することとする。このため、位相比較器405は使用しない。
ここで、本動作例の具体例として、光信号S20の伝送レートが1.2288Gbpsであり、この光信号S20が、SERDES102にてシリアル電気信号から10ビットのパラレル信号に変換される例を説明する。
SERDES102は、光信号S20が入力されると(ステップF2−1)、光信号S20の1.2288Gbpsの10分の1である122.88MHzの周波数成分を持ったクロック信号を、リカバリクロック信号S101として出力する(ステップF2−2)。
また、分周器201の分周数を1、分周器202の分周数を2、分周器3の分周数を4に設定しておくと、クロック信号S3−1、S3−2、S3−3の周波数は、それぞれ122.88MHz、61.44MHz、30.72MHzとなり(ステップF2−3)、これらのクロック信号が分周器201〜203から出力される(ステップF2−4)。
次に、同期検出部301〜303にクロック周波数として61.44MHzを設定すると(ステップF2−5)、同期検出部301と同期検出部303からは非同期信号が、同期検出部302からは同期信号が出力されることになる(ステップF2−6)。
次に、判断部401は、この同期/非同期信号を基に、同期検出部302からのクロック信号S3−12をクロック信号S4−3として出力するよう、経路切り替え信号S4−2をスイッチ402に出力する(ステップF2−7)。
経路切り替え信号S4−2に従ってスイッチ402が経路切り替えを行うので(ステップF2−8)、位相器403から出力されるクロック信号S4−4は、61.44MHzの周波数成分を持ったクロック信号となり、スイッチ406経由でPLL回路407に入力されてRE1内で必要なクロック信号を生成することができる。
また、光ケーブル接続が切断状態となった際は(ステップF2−9のYes)、61.44MHzの周波数成分を持ったクロック源404からのクロック信号S4−5が、スイッチ406で切り替えられて(ステップF2−10、F2−11)、クロック信号S102として出力される。
このように、本実施形態においては、複数設けられた分周器と同期検出部で並列に処理を行い、光信号の伝送レートを判断する時間の短縮を図っている。
これにより、光信号の伝送レートに応じた正しいクロック周波数のクロック信号へのクロック切り替えの時間を短縮することができる。
(2)クロック切り替え動作例2
本動作例は、RE1内のクロック源を使用しているときに、光ケーブル接続が復旧して、光信号から抽出したクロック信号への切り替えを行う場合の例である。本動作例を、図3に示すフローチャートを用いて説明する。
本動作例の動作開始時には、RE1内のクロック源404からのクロック信号で動作しているため、スイッチ406の経路切り替え設定は、クロック源404のクロック信号S4−5がクロック信号S102として出力される設定となっている。
ここで、光ケーブル接続が復旧すると、光信号S20が入力され(ステップF3−1)、SERDES102は、光信号S20からクロック信号を抽出し、リカバリクロック信号S101として出力する(ステップF3−2)。
リカバリクロック信号S101は、分周器201〜203に入力され、分周器201〜203は、それぞれ、自己に設定されている分周数で分周し(ステップF2−3)、クロック信号S3−1〜S3−3として出力する(ステップF3−4)。
クロック信号S3−1〜S3−3は、それぞれ、同期検出部301〜303に入力され、同期検出部301〜303は、それぞれ、クロック信号S3−1〜S3−のクロック周波数が、設定されている周波数と一致するか否かを検出し(ステップF3−5)、周波数が一致する場合は同期信号を、周波数が一致しない場合は非同期信号を、信号S4−1として出力する(ステップF3−6)。
判断部401は、信号S4−1を基に同期信号を出力した同期検出部を判断し、その同期検出部からのクロック信号が位相器403へ出力されるよう、スイッチ402に対して経路切り替え信号S4−2を出力する(ステップF3−7)。
スイッチ402は、経路切り替え信号S4−2に従い、経路切り替えした後に、トリガ信号S4−6を出力する。
位相比較器405は、トリガ信号S4−6に従い、位相器403からのクロック信号S4−4とクロック源404からのクロック信号S4−5との位相比較を開始する(ステップF3−8)。
このとき、位相器403に対し、クロック信号S4−5を基準としてクロック信号S4−4の位相を調整させるため、位相比較器405は、クロック信号S4−4とクロック信号S4−5との位相比較結果を制御信号S4−7として出力する。
位相器403は、制御信号S4−7を基にクロック信号S4−4の位相を制御し(ステップF3−9)、位相比較器405は、クロック信号S4−4とクロック信号S4−5との位相が一致した時点で、位相比較終了信号として信号S4−8を出力する(ステップF3−10)。
スイッチ406は、信号S4−8をトリガとして、クロック信号S4−4がクロック信号102として出力されるように経路切り替えを行う(ステップF3−11)。
スイッチ406の切り替え元であるクロック信号S4−5と切り替え先であるクロック信号S4−4とは位相が一致しているので、スイッチ406で切り替えてもクロック信号S102の位相変動はなく、PLL回路407から出力されるクロック信号S103の周波数成分が変化することはない。
ただし、リカバリクロック信号S101からクロック信号S103までの遅延量が位相器403の制御前と制御後で異なってしまう。この場合、SERDES102内の信号処理でクロックタイミングの相違が発生してしまう。
これを回避するため、位相比較器405は、信号S4−8の出力によりスイッチ406が経路切り替えを行った後に、信号S4−7にて位相器403で制御した位相制御をクロック周波数の周波数変動が起きない程度に緩やかに元に戻す(ステップF3−12)。位相器403が初期値に戻ることでリカバリクロック信号S101からクロック信号S103までの遅延量が、クロック切り替え前後で変わらないため、SERDES102内での信号処理も問題なく行うことが可能となる。
ここで、本動作例の具体例として、光信号S20の伝送レートが2.4576Gbpsであり、この光信号S20が、SERDES102にてシリアル電気信号から10ビットのパラレル信号に変換される例を説明する。
本動作例の動作開始時には、光ケーブル接続が切断状態でクロック源404からのクロック信号(クロック周波数:61.44MHz)S4−5が、クロック信号S4−5へ経路切り替えされているスイッチ406を通ってPLL回路407に入力されている。
この状態で光ケーブル接続が復旧状態になると(ステップF3−1)、SERDES102は、光信号S20の2.4576Gbpsの10分の1である245.76MHzの周波数成分を持ったクロック信号を、リカバリクロック信号S101として出力する(ステップF3−2)。
また、分周器201の分周数を1、分周器202の分周数を2、分周器203の分周数を4と設定すると、クロック信号S3−1、S3−2、S3−3の周波数は、それぞれ245.76MHz、122.88MHz、61.44MHzとなり(ステップF3−3)、これらのクロック信号が出力される(ステップF3−4)。
次に、同期検出部301、302、303にクロック周波数として61.44MHzを設定すると(ステップF3−5)、同期検出部301と302からは非同期信号が、同期検出部303からは同期信号が出力されることになる(ステップF3−6)。
次に、判断部401は、この同期/非同期信号を基に、同期信号を出力している同期検出部303からのクロック信号S3−13を位相器403に出力するよう、スイッチ402に経路切り替え信号S4−2を出力する(ステップF3−7)。
スイッチ402は、経路切り替え信号S4−2に従い、経路切り替えした後に、トリガ信号S4−6を出力し、位相比較器405は、トリガ信号S4−6をトリガにして、61.44MHzのクロック周波数を持つクロック信号S4−5と、61.44MHzのクロック周波数を持つクロック信号S4−4との位相比較を開始する(ステップF3−8)。
位相比較器405は、位相比較結果である信号S4−7で位相器403を制御して(ステップF3−9)、クロック信号S4−4の位相がクロック信号S4−5の位相と一致したら位相比較終了信号として信号S4−8を出力し(ステップF3−10)、スイッチ406の経路切り替えを行い、クロック信号S4−4がクロック信号S102として出力されるようにする。以降のステップF3−11,F3−12は先に述べた通りである。
上述したように本実施形態においては、光信号の伝送レートを判断するのに、複数設けられた分周器と同期検出部で並列に処理を行い、判断時間の短縮を図っている。
これにより、光信号の伝送レートに応じた正しいクロック周波数のクロック信号へのクロック切り替えの時間を短縮することができる。
また、本実施形態においては、光ケーブル接続が復旧した場合、光信号から抽出したクロック信号へのクロック切り替えを、そのクロック信号とRE1内のクロック源からのクロック信号とでの位相が一致してから、行っている。
これにより、クロック切り替え時のクロック周波数の周波数変動を抑えることができる。
また、本実施形態においては、光ケーブル接続が復旧した場合、光信号から抽出したクロック信号へのクロック切り替え後、そのクロック信号の位相を元に戻している。
これにより、クロック切り替え前後で、リカバリクロック信号S101からクロック信号S103までの遅延量が変わらないようにできるため、SERDES102内の信号処理でクロックタイミングを相違させないようにすることができる。
1 RE
101 O/E変換部
102 SERDES
201〜203 分周器
301〜303 同期検出部
401 判断部
402 スイッチ
403 位相器
404 クロック源
405 位相比較器
406 スイッチ
407 PLL回路

Claims (3)

  1. 光ケーブルを介して入力された光信号から抽出したクロック信号と、自回路内部のクロック源からのクロック信号との切り替えを行うクロック切り替え回路であって、
    光信号からクロック信号を抽出するクロック抽出部と、
    前記クロック抽出部にて抽出されたクロック信号を、互いに異なる分周数で分周する複数の分周器と、
    前記複数の分周器にそれぞれ対応して設けられ、対応する分周器にて分周されたクロック信号のクロック周波数が所定のクロック周波数と一致する場合に同期信号を出力する複数の同期検出部と、
    光ケーブル接続が切断された場合、同期信号を出力した同期検出部に対応する分周器にて分周されたクロック信号から、当該クロック信号と同じクロック周波数成分を持ったクロック源からのクロック信号への切り替えを行うスイッチと、を有するクロック切り替え回路。
  2. 光ケーブル接続が復旧した場合、クロック源からのクロック信号と、同期信号を出力した同期検出部に対応する分周器にて分周されたクロック信号と、の位相を比較する位相比較器と、
    前記位相比較器による位相の比較結果に基づいて、同期信号を出力した同期検出部に対応する分周器にて分周されたクロック信号の位相を、クロック源からのクロック信号の位相と一致させる位相器と、をさらに有し、
    前記位相比較器は、位相が一致した時点で、前記スイッチに対し、同期信号を出力した同期検出部に対応する分周器にて分周されたクロック信号への切り替えを指示する、請求項1に記載のクロック切り替え回路。
  3. 前記位相器は、同期信号を出力した同期検出部に対応する分周器にて分周されたクロック信号への切り替えの切り替え後、当該クロック信号の位相を元に戻す、請求項2に記載のクロック切り替え回路。
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