JP2011175899A - 雄端子金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成を複雑にすることなく、雄端子金具同士の絡みを防止する。
【解決手段】雄端子金具10は、相手の雌端子金具に接続されるタブ11と、タブ11の後方に位置し、筒状をなすとともに、ランス孔29等の開口部を有する本体部12と、本体部12の後方に位置し、電線の端末部にかしめ付けられるバレル部13とを備える。前後方向に関してバレル部13とタブ11との間に、外側から壁面を叩くことによって内部空間を絞った絞り空間部35が形成され、他の雄端子金具10のタブ11が開口部を通して本体部12内に侵入しないよう、絞り空間部35が、タブ11の厚み及び幅よりも小さい開口寸法を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、雄端子金具に関する。
一般的に雄端子金具は、導電性の金属板を曲げ加工等して成形され、タブ、本体部、及びバレル部を備えている。タブは、前方に突出する形態とされ、相手の雌端子金具に接続される。本体部は、タブの後方に連なる筒状の形態とされ、後端面及び中間部が開口部として開口されている。本体部の中間部の開口部には、この本体部がハウジングのキャビティ内に挿入されたときに、キャビティの内壁に形成されたランスが嵌るようになっている。バレル部は、タブの後方に連結部を介して連なるオープンバレル状の形態とされ、電線の端末部にかしめ付けによって接続されるようになっている。
ここで、特許文献1の雄端子金具の場合、本体部の開口部に、この開口部を塞ぐようにして規制片が形成されている。開口部が規制片で部分的に塞がることにより、他の雄端子金具のタブが開口部を通して本体部内に侵入するのが阻止され、雄端子金具同士の絡み合いが回避されるようになっている。
特許第3561464号公報
ところで、上記従来の雄端子金具では、本体部が二重壁とされていて、このうち内側の壁の延出部分を折り曲げることにより、規制片が形成されるようになっている。したがって、規制片の成形分、金属板が余分に必要とされ、構造が複雑になるという事情がある。また、例えば、本体部の壁を切り起こして規制片を形成するとしても、切り起こしに伴って壁に孔が開いてしまうため、この孔を通して本体部内にタブが侵入するおそれもある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、構成を複雑にすることなく、雄端子金具同士を絡みを防止することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、導電性の金属板から成形される雄端子金具であって、相手の雌端子金具に接続されるタブと、前記タブの後方に位置し、筒状をなすとともに、開口部を有する本体部と、前記本体部の後方に位置し、電線の端末部にかしめ付けられるバレル部とを備え、前後方向に関して前記バレル部と前記タブとの間に、外側から壁面を叩くことによって内部空間を絞った絞り空間部が形成され、他の雄端子金具の前記タブが前記開口部を通して前記本体部内に侵入しないよう、前記絞り空間部が、前記タブの厚み及び幅よりも小さい開口寸法を有しているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記本体部が、ハウジングのキャビティ内に挿入されて、前記キャビティの内壁に形成されたランスに弾性的に係止されるようになっており、前記本体部の中間部に、前記ランスの先端部が嵌るランス孔が開口して形成され、前記絞り空間部が、前記ランス孔に対応して臨む位置に形成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記絞り空間部が、前記本体部の側壁における前記ランス孔を区画する端縁部を凹ませてなるところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記絞り空間部が、前記両側壁の前記端縁部の対向部分を凹ませてなるところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記本体部の後端面が前記開口部として開口され、前記絞り空間部が、前記本体部の後端部、前記本体部と前記バレル部との間に形成された連結部、及び前記本体部の後端部と前記連結部とに跨る領域のいずれかに形成されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
他の雄端子金具のタブが開口部を通して本体部内に侵入しないよう、絞り空間部がタブの厚み及び幅よりも小さい開口寸法を有しており、この絞り空間部が、バレル部とタブとの間において、壁面を外側から叩いて内部空間を絞った形態とされているから、絞り空間部を成形するにあたり、構成が特に複雑になることはなく、また壁面に孔を開けずに済むことで、本体部内へのタブの侵入が確実に阻止される結果、雄端子金具同士の絡みが防止される。
<請求項2の発明>
絞り空間部が本体部のランス孔に対応して臨む位置に形成されているから、ランス孔を通して本体部内にタブが侵入するのが阻止される。
<請求項3の発明>
絞り空間部が本体部の側壁におけるランス孔を区画する端縁部を凹ませてなるから、成形が容易になるとともに、本体部内へのタブの侵入を早い段階で阻止できる。
<請求項4の発明>
絞り空間部が本体部の両側壁の対向部分を凹ませてなるから、いずれか一方の側壁のみを凹ませてなるよりも、各側壁からの絞り量を小さく抑えることができ、成形性に優れる。
<請求項5の発明>
絞り空間部が、本体部の後端部、本体部とバレル部との間に形成された連結部、及び本体部の後端部と連結部とに跨る領域のいずれかに形成されているから、本体部の後端部における開口部を通して本体部内にタブが侵入するのが阻止される。
本発明の実施形態1に係る雄端子金具の平面図である。 雄端子金具の側面図である。 雄端子金具のもう一方の側面図である。 雄端子金具の背面図である。 図2のB−B断面図である。 本体部内へのタブの侵入が阻止される状態をあらわす拡大側面図である。 タブが図6の状態から軸周りに90度回転した場合をあらわす拡大側面図である。 図1のA−A断面図である。 本体部がハウジングのキャビティ内に挿入されてキャビティの内壁に形成されたランスに係止される状態をあらわす拡大側面図である。 雄端子金具の展開図である。 実施形態2に係る雄端子金具の拡大平面図である。 実施形態3に係る雄端子金具の側面図である。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図10によって説明する。本実施形態に係る雄端子金具10は、導電性の金属板を曲げ加工等して一体に成形され、タブ11、本体部12、及びバレル部13を備えている。この雄端子金具10は、図9に示すように、ハウジング60のキャビティ61内に挿入され、キャビティ61の内壁に撓み可能に形成されたランス62によって弾性的に係止されるようになっている。
雄端子金具10は、前後方向に細長い形状をなし、その長さ方向(前後方向)ほぼ中央部に本体部12が配置されている。
タブ11は、本体部12の前端から前方へ突出する扁平角筒状の形態であって、図8に示すように、高さ方向で対向する1対の長辺部14と幅方向で対向する1対の短辺部15とからなる。両長辺部14は、タブ11の幅寸法を規定するものであって幅方向に沿って配置され、両短辺部15よりも長寸とされている。両短辺部15は、タブ11の厚み寸法を規定するものであって、高さ方向に沿って配置されている。タブ11の先端部は、両長辺部14を先窄み状に折り曲げることによって誘い込み部16が形成されている。雄端子金具10のキャビティ61内への挿入動作が誘い込み部16によって案内されるようになっている。かかるタブ11は、ハウジング60の嵌合動作に伴い、相手の雌端子金具(図示せず)に接触して電気的に接続されるようになっている。
バレル部13は、図1に示すように、本体部12の後方に配置されている。バレル部13と本体部12との間には連結部17が形成され、この連結部17を介してバレル部13と本体部12とが互いに連結されている。連結部17は、底面部18と、底面部18の幅方向両端から立ち上げられる左右1対の側面部19とからなる。バレル部13は、前側バレル部13Rと後側バレル部13Rとからなる。前側バレル部13Fは、左右1対の前側かしめ片21を有し、図示しない電線の端末部にて露出された芯線にかしめ付けによって接続される。後側バレル部13Rは、左右1対の後側かしめ片22を有し、電線の端末部における被覆にかしめ付けによって接続される。
本体部12は、図4及び図5に示すように、略四角筒状をなし、基壁23と、基壁23の幅方向両端から立ち上げられる左右1対の側壁24と、一方の側壁24の立ち上げ端から他方の側壁24の立ち上げ端に向けて折り曲げられる内側天井壁25と、他方の側壁24の立ち上げ端から一方の側壁24の立ち上げ端に向けて折り曲げられて内側天井壁25の外側に被さる外側天井壁26とからなる。基壁23は、連結部17の底面部18及びタブ11の下側の長辺部14に連なり、両側壁24は、連結部17の両側面部19、タブ11の両短辺部15、及びタブ11の上側の長辺部14に連なっている。本体部12の後端面は、開口面27として開放されている。
基壁23の前端部の幅方向中央部には、図9に示すように、三角突状のスタビライザ28が外側に切り起こして形成されている。ここで、ハウジング60には案内溝63がキャビティ61に沿って形成されており、キャビティ61内への雄端子金具10の挿入過程で、スタビライザ28が案内溝63の溝面を摺動することにより、雄端子金具10の挿入動作が案内されるとともに、雄端子金具10がキャビティ61内に正逆反転して挿入されるのが規制されるようになっている。
内側天井壁25及び外側天井壁26は、本体部12の長さ方向中央部に形成されたランス孔29を挟んで前後に分断されている。雄端子金具10がキャビティ61内に正規挿入されると、ランス孔29に上方からランス62の先端部が弾性的に嵌るようになっている。ここで、前側に位置する内側天井壁25及び外側天井壁26はそれぞれ幅方向に沿った後端縁31を有し、両後端縁31は前後方向に関して同じ位置に揃えられている。そして、内側天井壁25及び外側天井壁26の両後端縁31はランス孔29の前縁を区画している。また、後側に位置する内側天井壁25及び外側天井壁26はそれぞれ幅方向に沿った前端縁32F、32Rを有し、内側天井壁25の前端縁32Fは外側天井壁26の前端縁32Rよりも前方に配置されている。このうち、内側天井壁25の前端縁32Fがランス孔29の後縁を区画している。
上記により、本体部12の後端部及び前端部は、内側天井壁25及び外側天井壁26の二重壁構造とされ、本体部12の後端部からランス孔29に至る間は、内側天井壁25のみの一重壁構造とされる。前側の外側天井壁26の前端縁には、前側の内側天井壁25の前端縁を覆うように斜め下方に延びる垂片33が形成されている。垂片33によって本体部12とタブ11との間に形成される隙間が埋められるとともに、本体部12のキャビティ61内への挿入動作が円滑になされるようになっている。
両側壁24の立ち上げ端には、ランス孔29の幅方向両側縁を区画する凹所34が切り欠いて形成されている。このうち、一方の側壁24に形成された凹所34は、内側天井壁25の厚み分以上の深さで前後方向に沿った一定高さの端面37を有し、他方の側壁24に形成された凹所34は、その後端から前端に向けて次第に深くなり、途中で一定高さとなって内側天井壁25の厚み分以上の深さとなる端面37を有している。
さて、本体部12には、図1に示すように、ランス孔29に対応して臨む位置に、絞り空間部35が形成されている。絞り空間部35は、両側壁24の端縁部36の対向部分をそれぞれ外側から内側へ叩き出すことにより、本体部12の内部空間を絞った形態とされている。両側壁24の端縁部36には、上記の端面37が含まれている。叩き出しに伴い、両側壁24の端縁部36の外面には、凹部38が形成され(図2を参照)、両側壁24の端縁部36の内面には、凹部38と背合わせの位置に、凸部39が形成される(図8を参照)。もっとも、端縁部36以外の部分は、叩き出しによって形状の変更を伴うことはない。また、両側壁24の端縁部36の端面37には、叩き出しに伴い、前後方向に沿って互いに略平行に延びる左右1対の直線部41と、両直線部41の前後両端から両側壁24にかけて前後方向に対して斜めに拡開する前後及び左右1対ずつの傾斜部42とが形成される。前後の傾斜部42は、前後方向に対する傾斜角を互いに同一として構成されている。また、絞り空間部35は、前後方向に沿った中心軸を挟んで対称な形状とされている。そして、両直線部41間の開口寸法(開口幅)は、タブ11の厚み寸法及び幅寸法よりも小さくされている。また、前側の傾斜部42とランス孔29の前縁(前側の内側天井壁25及び外側天井壁26の両後端縁31)とで区画される絞り空間部35の前方領域の開口寸法、及び後側の傾斜部42とランス孔29の後縁(内側天井壁25の前端縁32F)とで区画される絞り空間部35の後方領域の開口寸法も、タブ11の厚み寸法及び幅寸法より小さくされている。このため、他の雄端子金具10のタブ11が、絞り空間部35を貫通するのが回避されるようになっている。
次に、本実施形態に係る雄端子金具10の作用効果を説明する。
まず、雄端子金具10は、成形に際し、導電性の金属板から図10に示す展開形状に打ち抜かれる。この場合、絞り空間部35は、この雄端子金具10を打ち抜くプレス工程でプレス領域44に形成される。
ハウジング60のキャビティ61内に雄端子金具10の本体部12が挿入されると、図9に示すように、本体部12のランス孔29にランス62の先端部が弾性的に嵌り、ランス孔29の前縁にランス62が係止することで、雄端子金具10がキャビティ61内に抜け止めされる。この場合、ランス62の先端は、両側壁24の端縁部36の端面37よりも上方でかつ後側の内側天井壁25の厚み寸法内に配置されるようになっている。
ところで、雄端子金具10が他の雄端子金具10とともに搬送等される際に、他の雄端子金具10のタブ11がランス孔29を通して本体部12内に侵入し、雄端子金具10同士が互いに絡み合うおそれがある。しかるに本実施形態によれば、ランス孔29に対応して臨む位置に絞り空間部35が形成され、この絞り空間部35を区画する端縁部36の端面37に、詳細には両直線部41の前端部及び前側の傾斜部42等に、タブ11の先端が後方から当接することにより、タブ11の本体部12内への侵入が阻止されるため、雄端子金具10同士の絡みが回避される。この場合、絞り空間部35の開口寸法がタブ11の厚み寸法及び幅寸法よりも小さくされているから、絞り空間部35の幅方向にタブ11の厚み部分(短辺部15)が向けられている場合(図7を参照)のみならず、絞り空間部35の幅方向にタブ11の幅部分(長辺部14)が向けられている場合(図6を参照)であっても、タブ11の本体部12内への侵入が阻止される。
そして、絞り空間部35を成形するにあたり、雄端子金具10の構成を特に複雑化させることはなく、また切り起こしと違って、本体部12の壁面に孔を開ける必要もないため、本体部12内のタブ11の侵入が確実に阻止される。しかも、絞り空間部35が両側壁24の端縁部36を叩き出してなるから、本体部12の強度を高めることができる。
また、絞り空間部35が両側壁24の端縁部36を凹ませてなるから、成形が容易になるとともに、本体部12内へのタブ11の侵入が早い段階で阻止される。さらに、絞り空間部35が両側壁24の端縁部36の対向部分を凹ませてなるから、いずれか一方の側壁24のみを凹ませてなるよりも、各側壁24からの絞り量を小さく抑えることができ、成形性に優れる。
<実施形態2>
図11は、本発明の実施形態2を示す。実施形態2では、絞り空間部35Aの形態が実施形態1とは部分的に異なっている。その他は、実施形態1と同様であり、同様の構成には同一符合を付し、重複する説明は省略する。
絞り空間部35Aは、実施形態1と同様、両側壁24の端縁部36を外側から内側へ叩き出すことによって形成される。両側壁24の端縁部36の端面37には、叩き出しに伴い、前後方向に沿って互いに略平行に延びる左右1対の直線部41と、両直線部41の後端から両側壁24にかけて前後方向に対して斜めに拡開する傾斜部42と、両直線部41の前端から両側壁24にかけて前後方向に対して直交する幅方向に延びる直交部45とが形成される。直交部45とランス孔29の前縁(前側の内側天井壁25及び外側天井壁26の両後端縁31)とで区画される絞り空間部35Aの前方領域の開口寸法は、タブ11の厚み寸法及び幅寸法よりも充分に小さくされている。
したがって、実施形態2によれば、先端を前方に向けたタブ11が直交部45と当接することにより、本体部11内へのタブ11の侵入が効果的に阻止される。
<実施形態3>
図12は、本発明の実施形態3を示す。実施形態3では、ランス孔29と対応する位置に絞り空間部が形成されておらず、本体部12の後端部の開口面27と対応する位置に絞り空間部35Bが形成されている。
絞り空間部35Bは、連結部17の両側面部19及び本体部12の両側壁24とに跨る領域を外側から叩くことによって形成され、この跨る領域の内部空間をタブ11の厚み寸法及び幅寸法よりも小さく絞った形態とされている。この場合、絞り空間部35Bは、両側面部19及び両側壁24の高さ方向中間部に形成されている。叩き出しに伴い、両側面部19の外面には、前後方向に細長い楕円形の凹部38Aが形成され、両側面部19の内面には、凹部38Aと背合わせの位置に、凸部(図示せず)が形成される。
実施形態3によれば、タブ11の先端が絞り空間部35Bを区画する凸部の端面に当接することにより、タブ11が開口面27を通して本体部12内に侵入するのが阻止される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)絞り空間部が、本体部の側壁の高さ方向中間部を外側から叩いて形成されるものであってもよい。
(2)絞り空間部が、本体部の基壁、又は連結部の底面部を外側から叩いて形成されるものであってもよい。
(3)絞り空間部が、本体部の後端面(開口面)を通して本体部内にタブが侵入しないよう、連結部の部分のみ、又は本体部の後端部のみを外側から叩いて形成されるものであってもよい。
(4)実施形態1では、前側の傾斜部のほうが後側の傾斜部よりも前後方向に対する傾斜角を大きくして形成されていてもよい。また、逆に、後側の傾斜部のほうが前側の傾斜部よりも前後方向に対する傾斜角を大きくして形成されていてもよい。
(5)絞り空間部は、両側壁を外側から叩くことによって内側へ弧状に湾曲する壁面によって区画されるものであってもよい。
(6)本発明は、実施形態1と実施形態2の両形態を併せ持つ雄端子金具であってもよい。こうすると、本体部内へのタブの侵入が本体部の後端面(開口面)及びランス孔のいずれの経路からも阻止される。
10…雄端子金具
11…タブ
12…本体部
13…バレル部
24…側壁
29…ランス孔
35、35A、35B…絞り空間部
36…端縁部
60…ハウジング
61…キャビティ
62…ランス

Claims (5)

  1. 導電性の金属板から成形される雄端子金具であって、
    相手の雌端子金具に接続されるタブと、
    前記タブの後方に位置し、筒状をなすとともに、開口部を有する本体部と、
    前記本体部の後方に位置し、電線の端末部にかしめ付けられるバレル部とを備え、
    前後方向に関して前記バレル部と前記タブとの間に、外側から壁面を叩くことによって内部空間を絞った絞り空間部が形成され、他の雄端子金具の前記タブが前記開口部を通して前記本体部内に侵入しないよう、前記絞り空間部が、前記タブの厚み及び幅よりも小さい開口寸法を有していることを特徴とする雄端子金具。
  2. 前記本体部が、ハウジングのキャビティ内に挿入されて、前記キャビティの内壁に形成されたランスに弾性的に係止されるようになっており、
    前記本体部の中間部に、前記ランスの先端部が嵌るランス孔が開口して形成され、前記絞り空間部が、前記ランス孔に対応して臨む位置に形成されている請求項1記載の雄端子金具。
  3. 前記絞り空間部が、前記本体部の側壁における前記ランス孔を区画する端縁部を凹ませてなる請求項2記載の雄端子金具。
  4. 前記絞り空間部が、前記両側壁の前記端縁部の対向部分を凹ませてなる請求項3記載の雄端子金具。
  5. 前記本体部の後端面が前記開口部として開口され、前記絞り空間部が、前記本体部の後端部、前記本体部と前記バレル部との間に形成された連結部、及び前記本体部の後端部と前記連結部とに跨る領域のいずれかに形成されている請求項1記載の雄端子金具。
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