JP2011174914A - 物理量検出素子、物理量検出装置、および電子機器 - Google Patents

物理量検出素子、物理量検出装置、および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】Z軸方向に厚みを備えたダブルT型圧電振動片を有し、X軸回りの角速度を検出することができる物理量検出素子を提供する。
【解決手段】本発明に係る物理量検出素子100では、一対の第1駆動振動腕の一方30aと他方30bとは、第1位相でZ軸方向に屈曲振動し、一対の第2駆動振動腕の一方40aと他方40bとは、第1位相と逆位相の第2位相でZ軸方向に屈曲振動し、X軸回りの回転の角速度により発生するコリオリ力によって、一対の第1駆動振動腕30a,30bと一対の第2駆動振動腕40a,40bとは、互いに逆位相でY軸方向に振動し、一対の第1駆動振動腕30a,30bおよび一対の第2駆動振動腕40a,40bのY軸方向への振動によって、一対の検出振動腕の一方20aと他方20bとは、互いに逆位相でX軸方向に屈曲振動する。
【選択図】図5

Description

本発明は、物理量検出素子、物理量検出装置、および電子機器に関する。
従来から、回転系の回転角速度を検出するための角速度センサーとして、圧電振動片を容器に収納した振動型圧電ジャイロスコープが利用されてきた。振動型圧電ジャイロスコープは、カーナビゲーションや、スチルカメラの手振れの検出などに利用されている。
振動型圧電ジャイロスコープに使用される圧電振動片としては、例えば、Z軸方向に厚みを有し、基部からX軸に沿って両側へ延出された1対の連結腕と、基部からY軸に沿って両側へ延出された1対の検出振動腕と、連結腕の各々からY軸に沿って両側へ延出された1対の駆動振動腕と、を備えたダブルT型圧電振動片を用いることができる(例えば、特許文献1参照)。このようなダブルT型圧電振動片は、駆動振動腕をXY平面内に屈曲振動させることにより、Z軸回りの角速度を検出することができる。
特開2005−62160号公報
本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、Z軸方向に厚みを備えたダブルT型圧電振動片を有し、X軸回りの角速度を検出することができる物理量検出素子を提供することにある。また、本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、上記物理量検出素子を含む物理量検出装置を提供することにある。
本発明は上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することができる。
[適用例1]
基部と、
前記基部から、X軸に沿って、互いに反対方向に延出された一対の連結腕と、
前記基部から、Y軸に沿って、互いに反対方向に延出された一対の検出振動腕と、
前記一対の連結腕の一方から、Y軸に沿って、互いに反対方向に延出された一対の第1駆動振動腕と、
前記一対の連結腕の他方から、Y軸に沿って、互いに反対方向に延出された一対の第2駆動振動腕と、
を含み、
前記一対の第1駆動振動腕の一方と他方とは、第1位相でZ軸方向に屈曲振動し、
前記一対の第2駆動振動腕の一方と他方とは、前記第1位相と逆位相の第2位相でZ軸方向に屈曲振動し、
X軸回りの回転の角速度により発生するコリオリ力によって、前記一対の第1駆動振動腕と前記一対の第2駆動振動腕とは、互いに逆位相でY軸方向に振動し、
前記一対の第1駆動振動腕および前記一対の第2駆動振動腕のY軸方向への振動によって、前記一対の検出振動腕の一方と他方とは、互いに逆位相でX軸方向に屈曲振動する、物理量検出素子。
このような物理量検出素子によれば、Z軸方向に厚みを備えたダブルT型圧電振動片を有し、X軸回りの角速度を検出することができる。
[適用例2]
適用例1において、
前記第1駆動振動腕を屈曲振動させるための第1および第2駆動信号電極と、
前記第1駆動振動腕を屈曲振動させるための電極であって、前記第1および第2駆動信号電極のそれぞれと対をなす第1および第2駆動接地電極と、
前記第2駆動振動腕を屈曲振動させるための第3および第4駆動信号電極と、
前記第2駆動振動腕を屈曲振動させるための電極であって、前記第3および第4駆動信号電極のそれぞれと対をなす第3および第4駆動接地電極と、
をさらに含み、
前記基部、前記連結腕、前記検出振動腕、並びに、前記第1および第2駆動振動腕は、圧電振動片を構成し、
前記圧電振動片は、
X軸とY軸とで規定された平面に沿い、表裏関係にある第1主面および第2主面を有し、
前記第1駆動振動腕は、
前記第1主面と前記第2主面とを接続する第1側面と、
前記第1主面と前記第2主面とを接続し、前記第1側面と反対側の第2側面と、
を有し、
前記第2駆動振動腕は、
前記第1主面と前記第2主面とを接続し、前記第1側面と対向する第3側面と、
前記第1主面と前記第2主面とを接続し、前記第3側面と反対側の第4側面と、
を有し、
前記第1駆動信号電極は、前記第1側面の前記第1主面側に形成され、
前記第1駆動接地電極は、前記第2側面の前記第1主面側に形成され、
前記第2駆動信号電極は、前記第2側面の前記第2主面側に形成され、
前記第2駆動接地電極は、前記第1側面の前記第2主面側に形成され、
前記第3駆動信号電極は、前記第3側面の前記第1主面側に形成され、
前記第3駆動接地電極は、前記第4側面の前記第1主面側に形成され、
前記第4駆動信号電極は、前記第4側面の前記第2主面側に形成され、
前記第4駆動接地電極は、前記第3側面の前記第2主面側に形成され、
前記第1〜第4駆動信号電極は、互いに電気的に接続され、
前記第1〜第4駆動接地電極は、互いに電気的に接続されている、物理量検出素子。
このような物理量検出素子によれば、前記第1駆動振動腕および前記第2駆動振動腕をZ軸方向に屈曲振動させることができる。
[適用例3]
適用例2において、
前記第1駆動信号電極と前記第1駆動接地電極とは、前記第1駆動振動腕を介して対向し、
前記第2駆動信号電極と前記第2駆動接地電極とは、前記第1駆動振動腕を介して対向し、
前記第3駆動信号電極と前記第3駆動接地電極とは、前記第2駆動振動腕を介して対向し、
前記第4駆動信号電極と前記第4駆動接地電極とは、前記第2駆動振動腕を介して対向している、物理量検出素子。
このような物理量検出素子によれば、効率よく、駆動信号電極と駆動接地電極との間に電圧を印加することができる。
[適用例4]
適用例1ないし3のいずれか1例において、
前記検出振動腕から検出信号を得るための検出信号電極と、
前記検出信号電極と対をなす検出接地電極と、
をさらに含み、
前記検出信号電極は、前記検出振動腕の前記第1主面および前記第2主面に形成され、
前記検出接地電極は、前記第1主面と前記第2主面とを接続する2つの側面に形成されている、物理量検出素子。
このような物理量検出素子によれば、確実に、前記検出振動腕の屈曲振動による検出信号を検出することができる。
[適用例5]
適用例1ないし4のいずれか1例に記載の物理量検出素子と、
前記物理量検出素子が収容されたパッケージと、
前記物理量検出素子を制御するためのICチップと、
を含む、物理量検出装置。
このような物理量検出装置によれば、X軸回りの角速度を検出することができる。
[適用例6]
適用例1ないし4のいずれか1例に記載の物理量検出素子を含む、電子機器。
このような電子機器によれば、X軸回りの角速度を検出することができる。
本実施形態に係る物理量検出素子の第1主面側の構成を説明するための図。 本実施形態に係る物理量検出素子の第2主面側の構成を説明するための図。 本実施形態に係る物理量検出素子を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る物理量検出素子を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る物理量検出素子の圧電振動片の動作を説明するための図。 本実施形態に係る物理量検出素子の圧電振動片の動作を説明するための図。 本実施形態に係る物理量検出素子の圧電振動片の動作を説明するための図。 本実施形態に係る物理量検出素子の圧電振動片の動作を説明するための図。 本実施形態に係る物理量検出装置を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る物理量検出装置の構成を説明するための図。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
1. 物理量検出素子
まず、本実施形態に係る物理量検出素子100について、図面を参照しながら説明する。図1は、物理量検出素子100を一方の主面である第1主面62側から見た平面図であって、物理量検出素子100の第1主面62側の構成を説明するための図である。図2は、物理量検出素子100を第1主面62側から見た透視図であって、物理量検出素子100の他方の主面である第2主面64側の構成を説明するための図である。図3は、物理量検出素子100を模式的に示す図1および図2のIII−III線断面図である。図4は、物理量検出素子100を模式的に示す図1および図2のIV−IV線断面図である。
物理量検出素子100は、図1〜図4に示すように、圧電振動片60と、圧電振動片60に形成された電極と、を含む。以下では、圧電振動片60、圧電振動片60に形成された電極、圧電振動片60の動作の順に説明する。
1.1. 圧電振動片について
まず、圧電振動片60について説明する。圧電振動片60の材質としては、例えば、水晶、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウムなどの圧電単結晶や、ジルコン酸チタン酸鉛等の圧電セラミックスなどの圧電材料を用いることができる。また、圧電振動片60は、シリコン半導体の表面の一部に、電極に挟まれた酸化亜鉛、窒化アルミニウム等の圧電薄膜を形成した構造であってもよい。
以下では、圧電振動片60として、水晶基板により形成された、いわゆるダブルT型圧電振動片を用いた例について説明する。水晶基板により形成された圧電振動片60は、温度変化に対する共振周波数の変動が小さいので、角速度の検出精度を高めることができる。
水晶基板を構成する水晶は、電気軸と呼ばれるX軸、機械軸と呼ばれるY軸、および光学軸と呼ばれるZ軸を有している。圧電振動片60は、例えば、X軸とY軸とで規定されたXY平面の方向に切り出されたZカットの水晶基板によって形成されている。すなわち、図1〜図4に示すように、圧電振動片60は、Z軸方向に厚みを有し、圧電振動片60の平面形状は、水晶の結晶軸に合わせてXY平面に展開されている。圧電振動片60は、表裏関係にある第1主面62および第2主面64を有する。第1主面62および第2主面64は、XY平面に沿った面である。
圧電振動片60は、図1〜図4に示すように、基部10と、一対の連結腕20a,20bと、一対の第1駆動振動腕30a,30bと、一対の第2駆動振動腕40a,40bと、一対の検出振動腕50a,50bと、を含む。
基部10は、圧電振動片60の中心点Gを有する。中心点Gは、圧電振動片60の重心位置ともいえる。圧電振動片60は、例えば、中心点Gに関して点対称となる形状を有する。基部10の形状は、特に限定されないが、例えば、YZ平面およびXZ平面に平行な端面(側面)を有する略矩形の形状である。該YZ平面に平行な端面から連結腕20a,20bが延出され、該XZ平面に平行な端面から検出振動腕50a,50bが延出されることができる。
一対の連結腕20a,20bは、基部10から、X軸に沿って、互いに反対方向に延出している。図示の例では、一方の連結腕20aはプラスX軸方向(X軸の矢印の方向)に延出し、他方の連結腕20bはマイナスX軸方向に延出している。
一対の第1駆動振動腕30a,30bは、図1および図2に示すように、連結腕20aの先端部近傍から、Y軸に沿って、互いに反対方向に延出している。図示の例では、一方の第1駆動振動腕30aはプラスY軸方向(Y軸の矢印の方向)に延出し、他方の第1駆動振動腕30bはマイナスY軸方向に延出している。図3および図4に示した例では、第1駆動振動腕30a,30bの断面形状は、略矩形である。第1駆動振動腕30aは、第1主面62と第2主面64とを接続する第1側面32aおよび第2側面34aを有する。同様に、第1駆動振動腕30bは、第1主面62と第2主面64とを接続する第1側面32bおよび第2側面34bを有する。第1側面32a,32bは、検出振動腕50a,50b側の側面である。第2側面34a,34bは、それぞれ第1側面32a,32bと反対側の面である。
一対の第2駆動振動腕40a,40bは、図1および図2に示すように、連結腕20bの先端部近傍から、Y軸に沿って、互いに反対方向に延出している。図示の例では、一方の第2駆動振動腕40aはプラスY軸方向に延出し、他方の第2駆動振動腕40bはマイナスY軸方向に延出している。図3および図4に示した例では、第2駆動振動腕40a,40bの断面形状は、略矩形である。第2駆動振動腕40aは、第1主面62と第2主面64とを接続する第3側面42aおよび第4側面44aを有する。同様に、第2駆動振動腕40bは、第1主面62と第2主面64とを接続する第3側面42bおよび第4側面44bを有する。第3側面42a,42bは、検出振動腕50a,50b側の側面であり、それぞれ第1側面32a,32bと対向する面である。第1側面32aと第3側面42aとは、検出振動腕50aを挟んで、向き合っているともいえる。同様に、第1側面32bと第3側面42bとは、検出振動腕50bを挟んで、向き合っているともいえる。第4側面44a,44bは、それぞれ第3側面42a,42bと反対側の面である。
一対の検出振動腕50a,50bは、図1および図2に示すように、基部10から、Y軸に沿って、互いに反対方向に延出している。図示の例では、一方の検出振動腕50aはプラスY軸方向に延出し、他方の検出振動腕50bはマイナスY軸方向に延出している。図3および図4に示した例では、検出振動腕50a,50bの断面形状は、略矩形である。検出振動腕50aは、第1主面62と第2主面64とを接続する第5側面52aおよび第6側面54aを有する。同様に、検出振動腕50bは、第1主面62と第2主面64とを接続する第5側面52bおよび第6側面54bを有する。第5側面52a,52bは、第1駆動振動腕30a,30b側の側面である。第6側面54a,54bは、第2駆動振動腕40a,40b側の側面であり、それぞれ第5側面52a,52bと反対側の面である。
圧電振動片60は、図1および図2に示すように、さらに、錘部36a,36b,46a,46b,56a,56bを含んでいてもよい。錘部36a,36b,46a,46b,56a,56bは、それぞれ、振動腕30a,30b,40a,40b,50a,50bの先端部に形成されている。錘部36a,36b,46a,46b,56a,56bの幅(X軸方向の大きさ)は、振動腕30a,30b,40a,40b,50a,50bの幅より大きい。駆動振動腕30a,30b,40a,40bの先端部に形成された錘部36a,36b,46a,46bによって、物理量検出素子100は、コリオリ力を大きくするとともに、所望の共振周波数を比較的短い(Y軸方向の大きさが小さい)駆動振動腕で得ることができる。また、検出振動腕50a,50bの先端部に形成された錘部56a,56bによって、検出信号電極131,151に発生する電荷を大きくすることができ、角速度の検出感度を向上させることができる。
駆動振動腕30a,30b,40a,40bと、錘部36a,36b,46a,46bと、連結腕20a,20bとは、圧電振動子60を駆動させる駆動振動系を構成することができる。検出振動腕50a,50bと、錘部56a,56bとは、角速度を検出する検出振動系を構成することができる。なお、図3および図4は概略図であることから断面形状を略矩形として図示したが、正確な矩形に限られない。すなわち、圧電振動片60をウエットエッチング加工により形成した場合では、エッチングスピードの異方性により第1駆動振動腕30a、30b、第2駆動振動腕40a,40b、検出振動腕50a、50bの断面形状が正確な矩形にはならなく、第1駆動振動腕30a、30b、第2駆動振動腕40a,40b、検出振動腕50a、50bの側面のうち特定部分が凸面となる場合がある。また、第1主面62、第2主面64に凹凸を形成した形状でもよい。
1.2 電極について
次に、圧電振動片60に形成された電極について説明する。物理量検出素子100は、図1〜図4に示すように、第1〜第4駆動信号電極111,112,113,114と、第1〜第4駆動接地電極121,122,123,124と、第1および第2検出信号電極131,151と、第1および第2検出接地電極141,161と、を含むことができる。
(1)第1および第2駆動信号電極111,112、並びに、第1および第2駆動接地電極121,122について
第1および第2駆動信号電極111,112と、第1および第2駆動接地電極121,122とは、第1駆動振動腕30a,30bを屈曲振動させるための電極である。第1駆動信号電極111は第1駆動接地電極121と対をなし、第2駆動信号電極112は第2駆動接地電極122と対をなしている。駆動信号電極111,112は、第1駆動振動腕30a,30bに駆動信号を与えるための電極であり、駆動接地電極121,122は、グランド電位を有する電極である。
第1駆動信号電極111は、図3および図4に示すように、第1側面32a,32bの第1主面62側に形成されている。第1駆動接地電極121は、第2側面34a,34bの第1主面62側に形成されている。
第1駆動信号電極111と第1駆動接地電極121とは、例えば、第1駆動振動腕30aまたは第1駆動振動腕30bを介して対向している。これにより、効率よく、第1駆動信号電極111と第1駆動接地電極121との間に電圧を印加することができるという利点を有する。この利点は、以下に説明する、互いに対向する駆動信号電極および駆動接地電極についても同様である。
第2駆動信号電極112は、第2側面34a,34bの第2主面64側に形成されている。第2駆動接地電極122は、第1側面32a,32bの第2主面64側に形成されている。第2駆動信号電極112と第2駆動接地電極122とは、例えば、第1駆動振動腕30aまたは第1駆動振動腕30bを介して対向している。
駆動信号電極111,112は、図1および図2に示すように、錘部36a,36bに形成された第1錘部電極181と接続されていてもよい。第1錘部電極181は、錘部36a,36bの全面に形成されていてもよい。
(2)第3および第4駆動信号電極113,114、並びに、第3および第4駆動接地電極123,124について
第3および第4駆動信号電極113,114と、第3および第4駆動接地電極123,124とは、第2駆動振動腕40a,40bを屈曲振動させるための電極である。第3駆動信号電極113は第3駆動接地電極123と対をなし、第4駆動信号電極114は第4駆動接地電極124と対をなしている。駆動信号電極113,114は、第2駆動振動腕40a,40bに駆動信号を与えるための電極であり、駆動接地電極123,124は、グランド電位を有する電極である。
第3駆動信号電極113は、図3および図4に示すように、第3側面42a,42bの第1主面62側に形成されている。第3駆動接地電極123は、第4側面44a,44bの第1主面62側に形成されている。第3駆動信号電極113と第3駆動接地電極123とは、例えば、第2駆動振動腕40aまたは第2駆動振動腕40bを介して対向している。
第4駆動信号電極114は、第4側面44a,44bの第2主面64側に形成されている。第4駆動接地電極124は、第3側面42a,42bの第2主面64側に形成されている。第4駆動信号電極114と第4駆動接地電極124とは、例えば、第2駆動振動腕40aまたは第2駆動振動腕40bを介して対向している。
駆動接地電極123,124は、図1および図2に示すように、錘部46a,46bに形成された第2錘部電極182と接続されていてもよい。第2錘部電極182は、錘部46a,46bの全面に形成されていてもよい。
(3)配線171,172について
物理量検出装置100は、図1および図2に示すように、さらに、配線171および配線172を含むことができる。
駆動信号電極111〜114は、配線171を介して、互いに電気的に接続されている。配線171は、連結腕20a,20bおよび基部10に形成されている。図示の例では、配線171は、連結腕20aの側面(第1主面62と第2主面64とを接続する面)、基部10の側面、基部10の第2主面64、並びに、連結腕20bの第1主面62および第2主面64に形成されている。
駆動接地電極121〜124は、配線172を介して、互いに電気的に接続されている。配線172は、連結腕20a,20bおよび基部10に形成されている。図示の例では、配線172は、連結腕20aの第1主面62および第2主面64、基部10の側面、基部10の第1主面62、並びに、連結腕20bの側面に形成されている。
配線171および配線172は、例えば、駆動回路(詳細は後述する)と電気的に接続されている。これにより、駆動回路から、駆動信号電極111〜114と駆動接地電極121〜124との間に電圧を印加し、駆動信号を与えることができる。
(4)第1検出信号電極131および第1検出接地電極141について
第1検出信号電極131および第1検出接地電極141は、検出振動腕50aの検出信号を得るための電極である。すなわち、検出振動腕50aに生じた振動は、第1検出信号電極131に電荷として現れ、検出回路(詳細は後述する)において、検出信号として取り出すことができる。第1検出接地電極141は、グランド電位を有することができる。
第1検出信号電極131は、図3に示すように、検出振動腕50aの第1主面62および第2主面64に形成されている。第1主面62に形成された第1検出信号電極131と、第2主面64に形成された第1検出信号電極131とは、例えば、検出振動腕50aを介して対向している。
第1検出信号電極131は、図1および図2に示すように、基部10の側面に形成された配線173と接続されていてもよい。
第1検出接地電極141は、図3に示すように、第5側面52aおよび第6側面54aに形成されている。図示のように、第1検出接地電極141の一部は、第1主面62および第2主面64にも形成されていてもよい。第5側面52aに形成された第1検出接地電極141と、第6側面54aに形成された第1検出接地電極141とは、例えば、検出振動腕50aを介して対向している。
第1検出接地電極141は、図1および図2に示すように、錘部56aに形成された第3錘部電極183と接続されていてもよい。第3錘部電極183は、錘部56aの全面に形成されていてもよい。また、第1検出接地電極141は、図2に示すように、基部10の第2主面64に形成された配線174と接続されていてもよい。
(5)第2検出信号電極151および第2検出接地電極161について
第2検出信号電極151および第2検出接地電極161は、検出振動腕50bの検出信号を得るための電極である。すなわち、検出振動腕50bに生じた振動は、第2検出信号電極151に電荷として現れ、検出回路において、検出信号として取り出すことができる。第2検出接地電極161は、グランド電位を有することができる。
第2検出信号電極151は、図4に示すように、検出振動腕50bの第1主面62および第2主面64に形成されている。第1主面62に形成された第2検出信号電極151と、第2主面64に形成された第2検出信号電極151とは、例えば、検出振動腕50bを介して対向している。
第2検出信号電極151は、図1および図2に示すように、基部10の側面に形成された配線175と接続されていてもよい。
第2検出接地電極161は、図4に示すように、第5側面52bおよび第6側面54bに形成されている。図示のように、第2検出接地電極161の一部は、第1主面62および第2主面64にも形成されていてもよい。第5側面52bに形成された第2検出接地電極161と、第6側面54bに形成された第2検出接地電極161とは、例えば、検出振動腕50bを介して対向している。
第2検出接地電極161は、図1および図2に示すように、錘部56bに形成された第4錘部電極184と接続されていてもよい。第4錘部電極184は、錘部56bの全面に形成されていてもよい。また、第2検出接地電極161は、図2に示すように、基部10の第2主面64に形成された配線176と接続されていてもよい。
上述の配線173,174,175,176は、例えば、検出回路と電気的に接続されている。これにより、検出回路は、検出信号電極131,151から検出信号を得ることができる。
なお、電極111〜114,121〜124,131,141,151,161,181〜184、および配線171〜176としては、例えば、圧電振動片60側から、クロム、金の順序で積層したものなどを用いることができる。電極111〜114,121〜124,131,141,151,161,181〜184、および配線171〜176は、例えば、スパッタ法などに成膜された導電層(図示せず)を、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術などによってパターニングすることにより形成される。例えば、側面に形成されている電極111〜114,121〜124などは、斜め露光などによるパターニングによって、形成される。
1.3. 圧電振動片の動作について
次に、圧電振動片60の動作について説明する。図5〜図8は、圧電振動片60の動作について説明するための図である。
まず、駆動振動腕30a,30b,40a,40bを屈曲振動させるために、駆動信号電極111〜114と、駆動接地電極121〜124と、の間に駆動信号として交流電圧を印加する。より具体的には、例えば図3および図4に示すように、第1駆動信号電極111と第1駆動接地電極121との間、第2駆動信号電極112と第2駆動接地電極122との間、第3駆動信号電極113と第3駆動接地電極123との間、第4駆動信号電極114と第4駆動接地電極124との間、に交流電圧を印加する。
例えば、駆動接地電極121〜124に対して、駆動信号電極111〜114に正の電圧が印加された場合、第1駆動振動腕30a,30bでは、第1主面62側ではプラスX方向に向け電界が発生し、第2主面64側ではマイナスX方向に向けて電界が発生する。同様に、第2駆動振動腕40a,40bでは、第1主面62側ではマイナスX方向に向け電界が発生し、第2主面64側ではプラスX方向に向けて電界が発生する。これにより、図5に示すように、第1駆動振動腕30a,30bは、連結腕20aを支持部としてマイナスZ軸方向に屈曲し、第2駆動振動腕40a,40bは、連結腕20bを支持部としてプラスZ軸方向(紙面から向かっている方向)に屈曲する。
上述の例とは逆に、例えば、駆動接地電極121〜124に対して、駆動信号電極111〜114に負の電圧が印加された場合、第1駆動振動腕30a,30bでは、第1主面62側ではマイナスX方向に向け電界が発生し、第2主面64側ではプラスX方向に向けて電界が発生する。同様に、第2駆動振動腕40a,40bでは、第1主面62側ではプラスX方向に向け電界が発生し、第2主面64側ではマイナスX方向に向けて電界が発生する。これにより、図6に示すように、第1駆動振動腕30a,30bは、連結腕20aを支持部としてプラスZ軸方向に屈曲し、第2駆動振動腕40a,40bは、連結腕20bを支持部としてマイナスZ軸方向に屈曲する。
このように、駆動信号電極111〜114に印加される交流電圧の極性の変化に伴い、第1駆動振動腕30a,30bは、第1位相でZ軸方向に屈曲振動し、第2駆動振動腕40a,40bは、第1位相とは逆位相の第2位相でZ軸方向に屈曲振動する。
ここで、圧電振動片60にX軸を回転軸とした角速度が加わると、駆動振動腕30a,30b,40a,40bは、屈曲振動の方向であるZ軸と回転軸であるX軸との両方に垂直な方向、すなわちY軸方向にコリオリ力を得る。その結果、図7および図8に示すように、連結腕20aと連結腕20bとは、基部10を支持部として、互いに逆位相でY軸方向に屈曲振動する。この連結腕20a,20bの屈曲振動に伴い、第1駆動振動腕30a,30bと第2駆動振動腕40a,40bとは、互いに逆位相でY軸方向に振動する。そして、連結腕20a,20bおよび駆動振動腕30a,30b,40a,40bの振動に連動して、第1検出振動腕50aと第2検出振動腕50bとは、基部10を支持部として、互いに逆位相でX軸方向に屈曲振動する。
このような検出振動腕50a,50bの屈曲振動により、検出信号電極131,151に電荷が発生する。該電荷は、コリオリ力の大きさ(すなわち、圧電振動片60に加わる角速度の大きさ)に応じて変化する。したがって、該電荷を検出信号として得ることにより、X軸回りの回転の角速度を検出することができる。
なお、物理量検出素子100は、X軸回りの回転の角速度のみならず、X軸回りの回転の角加速度も検出することができる。
2. 物理量検出装置
次に、本実施形態に係る物理量検出装置300について、図面を参照しながら説明する。図9は、物理量検出装置300を模式的に示す断面図である。図10は、物理量検出装置300の構成を説明するための図である。なお、図9および図10では、物理量検出素子100を簡略化して図示している。
物理量検出装置300は、本発明に係る物理量検出素子(例えば物理量検出素子100)と、パッケージベース312およびリッド314を有するパッケージ310と、支持基板320と、リード330と、ICチップ340と、を含むことができる。
パッケージベース312は、開口を有することができ、該開口内に物理量検出素子100を収容することができる。パッケージベース312の材質としては、例えば、セラミック、ガラスなど挙げるができる。
リッド314は、パッケージベース312上に配置され、パッケージベース312の開口を封止している。リッド314の材質としては、例えば、42アロイ(鉄にニッケルが42%含有された合金)やコバール(鉄、ニッケルおよびコバルトの合金)等の金属、セラミックス、ガラスなどを挙げることができる。パッケージベース312およびリッド314によって形成されるキャビティー301は、物理量検出素子100が動作するための空間となる。キャビティー301は、密閉されることができ、減圧空間や不活性ガス雰囲気に設置されることができる。
支持基板320は、パッケージ310内に収容されている。支持基板320の材質としは、例えば、ポリイミドなどの樹脂を挙げることができる。支持基板320は、リード330を介してパッケージ310内に固定されている。支持基板320は、支持基板320の上面から下面まで貫通している貫通孔322を有することができる。
リード330は、パッケージ310内に収容されている。リード330の材質としは、例えば、銅、金、ニッケル、または、これらの合金などを挙げることができる。図示の例では、リード330は、支持基板320の端部の下面側から、貫通孔322を介して、支持基板320の上面側まで、延びている。リード330の一方側の端部332の上面は、例えば、接着材によって支持基板320の下面と接着されている。一方側の端部332の下面は、例えば、ろう材350によってパッケージ310の内面に形成された接続配線360と接着されている。リード330の他方側の端部334の上面は、例えば熱圧着によって物理量検出素子100と接着されている。図示はしないが、リード330は、物理量検出素子100の配線171〜176のそれぞれに対応して複数設けられ、基部10に形成された配線171〜176のそれぞれと電気的に接続されていてもよい。
物理量検出素子100は、リード330によって、支持基板320の上方に支持されている。図示の例では、物理量検出素子100は、第1主面62がリッド314の下面と対向し、第2主面64がパッケージベース312の内面(内側の底面)と対向するように、支持されている。
ICチップ340は、パッケージベース312に、例えばろう材352によって固定されている。ICチップ340は、物理量検出素子100を制御するためのチップである。ICチップ340は、例えばワイヤー354によって、パッケージベース312に形成された接続配線360と電気的に接続されている。これにより、物理量検出素子100の配線171〜176の各々は、ICチップ340と電気的に接続される。なお、図示はしないが、ICチップ340は、パッケージ310の外部に設けられていてもよい。ICチップ340には、角速度検出用IC400が組み込まれている。
角速度検出用IC400は、図10に示すように、駆動回路410と、検出回路420と、基準電源回路430と、を含むことができる。
駆動回路410は、I/V変換回路(電流電圧変換回路)411と、AC増幅回路412と、振幅調整回路413と、を含むことができる。
物理量検出素子100の圧電振動片に流れた駆動電流は、I/V変換回路411によって交流電圧信号に変換される。
I/V変換回路411から出力された交流電圧信号は、AC増幅回路412および振幅調整回路413に入力される。AC増幅回路412は、入力された交流電圧信号を増幅し、所定の電圧値でクリップさせて方形波電圧信号440を出力する。振幅調整回路413は、I/V変換回路411が出力する交流電圧信号のレベルに応じて、方形波電圧信号440の振幅を変化させ、駆動電流が一定に保持するようにAC増幅回路412を制御する。
方形波電圧信号440は、外部出力端子450を介して物理量検出素子100の駆動信号電極111〜114に供給される。このようにして、物理量検出素子100は、図5および図6に示すような所定の駆動振動を継続して励振している。また、駆動電流を一定に保つことにより、物理量検出素子100の駆動振動腕30a,30b,40a,40bは、一定の振動速度を得ることができる。そのため、コリオリ力を発生させる元となる振動速度は一定となり、感度をより安定にすることができる。
なお、駆動回路410は、本発明における駆動部として機能する。
検出回路420は、チャージアンプ回路421,422と、差動増幅回路423と、AC増幅回路424と、同期検波回路425と、平滑回路426と、可変増幅回路427と、フィルター回路428と、を含むことができる。
チャージアンプ回路421には、外部入力端子452を介して物理量検出素子100の第1検出信号電極131からの検出信号である交流電荷が入力される。
同様に、チャージアンプ回路422には、外部入力端子453を介して物理量検出素子100の第2検出信号電極151からの検出信号である交流電荷が入力される。
このチャージアンプ回路421,422は、それぞれ入力された交流電荷を基準電圧Vrefを基準とした交流電圧信号に変換する。なお、基準電圧Vrefは、基準電源回路430により、電源入力端子454から入力された外部電源に基づいて生成される。
差動増幅回路423は、チャージアンプ回路421の出力信号と、チャージアンプ回路422と、の出力信号を差動増幅する。差動増幅回路423は、同相成分を消去し、逆相成分を加算増幅するためのものである。
AC増幅回路424は、差動増幅回路423の出力信号を増幅し、被検波信号441として同期検波回路425に入力する。
同期検波回路425は、被検波信号441に対して検波信号442により同期検波を行う。
同期検波回路425の出力信号は、平滑回路426で直流電圧信号に平滑化された後、可変増幅回路427に入力される。
可変増幅回路427は、平滑回路426の出力信号(直流電圧信号)を、設定された増幅率(または減衰率)で増幅(または減衰)して検出感度を調整する。可変増幅回路427で増幅(または減衰)された信号は、フィルター回路428に入力される。
フィルター回路428は、可変増幅回路427の出力信号を使用に適した周波数帯域に制限する回路であり、角速度検出信号443を生成する。そして、角速度検出信号443は、外部出力端子455を介して外部に出力される。
このようにして、物理量検出装置300は、角速度を検出することができる。そして、角速度検出信号443は、その電圧値がコリオリの力の大きさ(角速度の大きさ)に比例し、その極性が回転方向により決まるので、角速度検出信号443に基づいて物理量検出装置300に加えられた角速度を計算することができる。
3. 電子機器
本発明に係る物理量検出素子や物理量検出装置は、デジタルスチールカメラ、ビデオカメラ、ナビゲーション装置、ポインティングデバイス、ゲームコントローラー、携帯電話などの電子機器に好適に用いることができ、いずれの場合にも上記各実施形態で説明した効果を奏する電子機器を提供することができる。
上記のように、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できよう。したがって、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。
10 基部、20a,20b 連結腕、30a,30b 第1駆動振動腕、
32a,32b 第1側面、34a,34b 第2側面、36a,36b 錘部、
40a,40b 第2駆動振動腕、42a,42b 第3側面、
44a,44b 第4側面、46a,46b 錘部、50a,50b 検出振動腕、
52a,52b 第5側面、54a,54b 第6側面、56a,56b 錘部、
60 圧電振動片、62 第1主面、64 第2主面、100 物理量検出素子、
111 第1駆動信号電極、112 第2駆動信号電極、113 第3駆動信号電極、
114 第4駆動信号電極、121 第1駆動接地電極、122 第2駆動接地電極、
123 第3駆動接地電極、124 第4駆動接地電極、131 第1検出信号電極、
141 第1検出接地電極、151 第2検出信号電極、161 第2検出接地電極、
171〜176 配線、181〜184 錘部電極、300 物理量検出装置、
301 キャビティー、310 パッケージ、312 パッケージベース、
314 リッド、320 支持基板、322 貫通孔、330 リード、
332 一方側の端部、334 他方側の端部、340 ICチップ、350 ろう材、
352 ろう材、354 ワイヤー、360 接続配線、400 角速度検出用IC、
410 駆動回路、411 I/V変換回路、412 AC増幅回路、
413 振幅調整回路、420 検出回路、421 チャージアンプ回路、
422 チャージアンプ回路、423 差動増幅回路、424 AC増幅回路、
425 同期検波回路、426 平滑回路、427 可変増幅回路、
428 フィルター回路、430 基準電源回路、440 方形波電圧信号、
441 被検波信号、442 検波信号、443 角速度検出信号、
450 外部出力端子、452 外部入力端子、453 外部入力端子、
454 電源入力端子、455 外部出力端子

Claims (6)

  1. 基部と、
    前記基部から、X軸に沿って、互いに反対方向に延出された一対の連結腕と、
    前記基部から、Y軸に沿って、互いに反対方向に延出された一対の検出振動腕と、
    前記一対の連結腕の一方から、Y軸に沿って、互いに反対方向に延出された一対の第1駆動振動腕と、
    前記一対の連結腕の他方から、Y軸に沿って、互いに反対方向に延出された一対の第2駆動振動腕と、
    を含み、
    前記一対の第1駆動振動腕の一方と他方とは、第1位相でZ軸方向に屈曲振動し、
    前記一対の第2駆動振動腕の一方と他方とは、前記第1位相と逆位相の第2位相でZ軸方向に屈曲振動し、
    X軸回りの回転の角速度により発生するコリオリ力によって、前記一対の第1駆動振動腕と前記一対の第2駆動振動腕とは、互いに逆位相でY軸方向に振動し、
    前記一対の第1駆動振動腕および前記一対の第2駆動振動腕のY軸方向への振動によって、前記一対の検出振動腕の一方と他方とは、互いに逆位相でX軸方向に屈曲振動する、物理量検出素子。
  2. 請求項1において、
    前記第1駆動振動腕を屈曲振動させるための第1および第2駆動信号電極と、
    前記第1駆動振動腕を屈曲振動させるための電極であって、前記第1および第2駆動信号電極のそれぞれと対をなす第1および第2駆動接地電極と、
    前記第2駆動振動腕を屈曲振動させるための第3および第4駆動信号電極と、
    前記第2駆動振動腕を屈曲振動させるための電極であって、前記第3および第4駆動信号電極のそれぞれと対をなす第3および第4駆動接地電極と、
    をさらに含み、
    前記基部、前記連結腕、前記検出振動腕、並びに、前記第1および第2駆動振動腕は、圧電振動片を構成し、
    前記圧電振動片は、
    X軸とY軸とで規定された平面に沿い、表裏関係にある第1主面および第2主面を有し、
    前記第1駆動振動腕は、
    前記第1主面と前記第2主面とを接続する第1側面と、
    前記第1主面と前記第2主面とを接続し、前記第1側面と反対側の第2側面と、
    を有し、
    前記第2駆動振動腕は、
    前記第1主面と前記第2主面とを接続し、前記第1側面と対向する第3側面と、
    前記第1主面と前記第2主面とを接続し、前記第3側面と反対側の第4側面と、
    を有し、
    前記第1駆動信号電極は、前記第1側面の前記第1主面側に形成され、
    前記第1駆動接地電極は、前記第2側面の前記第1主面側に形成され、
    前記第2駆動信号電極は、前記第2側面の前記第2主面側に形成され、
    前記第2駆動接地電極は、前記第1側面の前記第2主面側に形成され、
    前記第3駆動信号電極は、前記第3側面の前記第1主面側に形成され、
    前記第3駆動接地電極は、前記第4側面の前記第1主面側に形成され、
    前記第4駆動信号電極は、前記第4側面の前記第2主面側に形成され、
    前記第4駆動接地電極は、前記第3側面の前記第2主面側に形成され、
    前記第1〜第4駆動信号電極は、互いに電気的に接続され、
    前記第1〜第4駆動接地電極は、互いに電気的に接続されている、物理量検出素子。
  3. 請求項2において、
    前記第1駆動信号電極と前記第1駆動接地電極とは、前記第1駆動振動腕を介して対向し、
    前記第2駆動信号電極と前記第2駆動接地電極とは、前記第1駆動振動腕を介して対向し、
    前記第3駆動信号電極と前記第3駆動接地電極とは、前記第2駆動振動腕を介して対向し、
    前記第4駆動信号電極と前記第4駆動接地電極とは、前記第2駆動振動腕を介して対向している、物理量検出素子。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、
    前記検出振動腕から検出信号を得るための検出信号電極と、
    前記検出信号電極と対をなす検出接地電極と、
    をさらに含み、
    前記検出信号電極は、前記検出振動腕の前記第1主面および前記第2主面に形成され、
    前記検出接地電極は、前記第1主面と前記第2主面とを接続する2つの側面に形成されている、物理量検出素子。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の物理量検出素子と、
    前記物理量検出素子が収容されたパッケージと、
    前記物理量検出素子を制御するためのICチップと、
    を含む、物理量検出装置。
  6. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の物理量検出素子を含む、電子機器。
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