JP2011174908A - 放射線検出素子、及び放射線画像撮影装置 - Google Patents

放射線検出素子、及び放射線画像撮影装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来技術と比較して、放射線画像取得用の画素により取得される放射線画像の画質を良好なまま維持しつつ放射線検出用の画素による放射線の検出精度を良好なまま維持させる。
【解決手段】マトリクス状に複数設けられ放射線または放射線が変換された光が照射されることにより電荷を発生するセンサ部103を備えた画素20と、複数の画素20のうち放射線検出用の画素20Aに備えられた各スイッチ素子をスイッチングする制御信号が流れる複数の走査配線101と、放射線検出用の画素20Aの各スイッチ素子のスイッチング状態に応じて、各画素20Aに蓄積された電荷に応じた電気信号が流れる複数の信号配線3と、複数の画素20のうち放射線照射量検出用の画素20Bのセンサ部に発生した電荷に応じた電気信号が流れる複数もしくは1本の放射線検出用配線120とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、放射線検出素子に係り、特に、マトリクス状に複数配置された画素に検出対象とする放射線が照射されることにより発生した電荷を蓄積し、蓄積した電荷量を画像を示す情報として検出する放射線検出素子、及び当該放射線検出素子を用いて放射線画像を撮影する放射線画像撮影装置に関する。
近年、TFT(Thin film transistor)アクティブマトリックス基板上にX線感応層を配置し、X線情報を直接デジタルデータに変換できるFPD(flat panel detector)等の放射線検出素子を用いた放射線画像撮影装置が実用化されている。このFPDは、従来のイメージングプレートに比べて、即時に画像を確認でき、動画も確認できるといったメリットがあり、急速に普及が進んでいる。
この種の放射線検出素子は、種々のタイプのものが提案されており、例えば、放射線を直接、半導体層で電荷に変換して蓄積する直接変換方式や、放射線を一度CsI:Tl、GOS(Gd2O2S:Tb)などのシンチレータで光に変換し、変換した光を半導体層で電荷に変換して蓄積する間接変換方式がある。
ここで、同一基板上に画像情報を出力する変換部内に配設された第1の変換素子を有する画素とは独立して、変換部に入射する放射線の総照射量を検出するための第2の光電変換素子(AEC(Automatic Exposure Control)制御のための第2の光電変換素子(AEC制御用センサ))が配設された放射線撮像装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この第2の光電変換素子は、信号線を介して、変換部内に入射した放射線の総照射量を検出する処理回路部である第2の増幅器(AMP)に接続されている。
特開2004−130058号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、放射線照射量を精度良く検出しようとした場合、第2の光電変換素子は、比較的大きな領域に配置する必要がある。すなわち、第2の光電変換素子を大きくする必要がある。しかしながら、第2の光電変換素子を大きくすると、第2の光電変換素子が位置する領域では、連続して、画像情報を検出するための第1の変換素子が配置できなくなるか、または第1の変換素子の画素サイズが小さくなり、画像検出精度が低下する、という問題があった。
本発明は上記問題点を解決するために成されたものであり、従来技術と比較して、放射線画像取得用の画素により取得される放射線画像の画質を良好なまま維持しつつ放射線検出用の画素による放射線の検出精度を良好なまま維持させることができる放射線検出素子、及び放射線画像撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明の放射線検出素子は、放射線を検出する検出領域にマトリクス状に複数設けられ、放射線または放射線が変換された光が照射されることにより電荷を発生するセンサ部を備えた画素と、前記複数の画素のうち、放射線画像取得用の画素として予め定められた各画素であって、対応するセンサ部に発生した電荷を読み出すために各画素に備えられた各スイッチ素子をスイッチングする制御信号が流れる複数の走査配線と、前記放射線画像取得用の画素として予め定められた各画素の各スイッチ素子のスイッチング状態に応じて、前記放射線画像取得用の画素として予め定められた各画素に蓄積された電荷に応じた電気信号が流れる複数の信号配線と、前記複数の画素のうち、放射線検出用の画素として予め定められた各画素に接続され、当該各画素のセンサ部に発生した電荷に応じた電気信号が流れる複数もしくは1本の放射線検出用配線と、を備えている。
本発明の放射線検出素子は、放射線または放射線が変換された光が照射されることにより電荷を発生するセンサ部を備えた画素が、放射線を検出する検出領域にマトリクス状に複数設けられている。
また、本発明では、複数の走査配線は、複数の画素のうち、放射線画像取得用の画素として予め定められた各画素に備えられた各スイッチ素子をスイッチングする制御信号が流れる。これにより各スイッチ素子がスイッチングされる。また、本発明では、複数の信号配線は、放射線画像取得用の画素として予め定められた各画素の各スイッチ素子のスイッチング状態に応じて、放射線画像取得用の画素として予め定められた各画素に蓄積された電荷に応じた電気信号が流れる。
そして、本発明では、複数もしくは1本の放射線検出用配線は、複数の画素のうち、放射線検出用の画素として予め定められた各画素に接続されている。これにより、放射線検出用配線に、放射線検出用の画素として予め定められた各画素のセンサ部に発生した電荷に応じた電気信号が流れる。
このように、本発明によれば、マトリクス状に設けられた複数の画素のうち、放射線検出用の画素として予め定められた各画素が放射線検出のために用いられ、当該各画素に放射線検出用配線が接続されているので、新たに放射線検出用のセンサを設けることなく、放射線を検出ができる。ここで、複数の信号配線に流れる電気信号に基づいて、放射線検出用画素として予め定められた各画素の画像情報を補間することで、照射された放射線が示す画像を生成することができる。そして、このように補間されて生成された画像の画質は、放射線照射量を精度良く検出しようとして第2の光電変換素子を大きくした従来技術の放射線撮像装置が用いられて生成される画像の画質より良好となる。これは、従来技術では、第2の光電変換素子が大きくなればなるほど当該第2の光電変換素子周辺の第1の変換素子の画素サイズが小さくなり、画像を生成する際の補間処理では、この第1の変換素子の画素の画質に全体の画像の画質を合わせるため、全体の画像の画質が低下してしまうが、一方、本発明のように放射線検出用の画素を配置すると、当該放射線検出用の画素周辺の放射線画像取得用の画素の大きさを小さくするようなことがなくなり、画像を生成する際の補間処理で放射線検出用の画素周辺の放射線画像取得用の画素の画像情報から放射線検出用の画素の画像情報を補間する場合に、放射線照射量検出用の画素周辺の放射線検出用の画素の画質に全体の画像の画質を合わせても、全体の画像の画質が低下しないからである。
以上、説明したように、本発明の放射線検出素子によれば、従来技術と比較して、放射線画像取得用の画素により取得される放射線画像の画質を良好なまま維持しつつ放射線検出用の画素による放射線の検出精度を良好なまま維持させることができる。
なお、本発明は、請求項2に記載の発明のように、前記複数の走査配線は、前記放射線検出用の画素として予め定められた各画素に対応するセンサ部に設けられた各スイッチ素子に接続され、前記複数の信号配線は、前記放射線検出用の画素として予め定められた各画素に対応するセンサ部に設けられた各スイッチ素子に接続されるようにしてもよい。
なお、本発明は、請求項3に記載の発明のように、前記放射線検出用の画素として予め定められた各画素は、前記センサ部が前記信号配線と電気的に分離されていることが好ましい。このように、放射線検出用の画素のセンサ部が信号配線と電気的に分離されることで、放射線検出用の画素のセンサ部に発生した電荷が信号配線に流れることを防止できる。
なお、本発明は、請求項4に記載の発明のように、放射線検出用の画素として予め定められた各画素間の間隔を、一画素以上の間隔としてもよい。このように、画像を生成する際に補間を行う必要がある画素(放射線検出用の画素)が連続して配置されないようにすることで、補間を行って画像を生成した場合に、その画像の画質の劣化を抑制することができる。
また、本発明は、請求項5に記載の発明のように、前記センサ部は、上部電極、光電変換層、及び下部電極を含んで構成され、前記放射線検出用配線は、対応するセンサ部の下部電極に接続されるようにしてもよい。この場合、放射線検出用配線が、スイッチ素子を介さずに、放射線検出用の画素として予め定められた各画素の各センサ部に接続されているので、ダイレクトに各センサ部の電荷を読み取ることができる。よって、本発明の放射線検出素子によれば、スイッチ素子を介して放射線検出用配線とセンサ部とを接続した場合と比較して、迅速に放射線照射量検出を行うことができる。
また、本発明は、請求項6に記載の発明のように、放射線検出用の各画素から読み出された電荷に基づき、放射線の照射開始、放射線の照射終了および照射された放射線の照射量の少なくとも1つを検出する検出手段に、複数もしくは1本の放射線検出用配線が接続されてもよい。このように、検出手段に、複数もしくは1本の放射線検出用配線が接続されるようにすることで、配線負荷の変化に起因したアーティファクトの発生を防止することができる
また、本発明は、請求項7に記載の発明のように、複数もしくは1本の放射線検出用配線は、放射線の照射量を検出し当該照射量に基づいて前記放射線を照射する放射線源による放射線の照射を制御する放射線照射制御装置に接続されてもよい。
一方、請求項8記載の発明の放射線画像撮影装置は、前記請求項1〜請求項5の何れか1項記載の放射線検出素子と、前記放射線検出用配線に流れる電気信号に基づき、放射線の照射開始、放射線の照射終了および放射線の照射量の少なくとも1つを検出する検出手段と、を備ている。
よって、請求項1記載の発明と同様に作用するので、従来技術と比較して、放射線画像取得用の画素により取得される放射線画像の画質を良好なまま維持しつつ放射線検出用の画素による放射線の検出精度を良好なまま維持させることができる。これにより、放射線検出用の画素で放射線の照射開始、放射線の照射終了および放射線の照射量の少なくとも1つを検出を精度良く検出できる。
また、請求項8に記載の発明は、請求項9に記載の発明のように、前記検出手段は、放射線の照射開始を検出し、前記複数の走査配線に対して前記制御信号を出力する制御信号出力手段と、前記複数の信号配線に流れる電気信号に基づき、放射線画像を示す画像情報を生成する生成手段と、待機中、前記複数の走査配線に対して電荷の取り出しを行う制御信号を出力して前記放射線検出素子の放射線画像撮影用の画素から電荷を取り出すリセット動作を繰り返し行うように前記制御信号出力手段を制御し、放射線画像の撮影を行う際に、前記検出手段により放射線の照射開始が検出された場合、前記複数の走査配線に対して電荷の取り出しを禁止する制御信号を出力し、放射線の照射終了後に前記複数の走査配線に対して電荷の取り出しを行う制御信号を出力するように前記制御信号出力手段を制御する制御手段、をさらに備えてもよい。
また、請求項9に記載の発明は、請求項10に記載の発明のように、前記制御手段は、放射線画像の撮影を行う際に、前記検出手段により放射線の照射開始が検出されるまで前記リセット動作を繰り返し行うように前記制御信号出力手段を制御してもよい。
また、請求項9に記載の発明は、請求項11に記載の発明のように、前記制御手段は、放射線画像の撮影を行う際に、前記検出手段により放射線の照射開始が検出されるまで前記複数の走査配線に対して電荷の取り出しを禁止する制御信号を出力するように前記制御信号出力手段を制御してもよい。
また、請求項9〜請求項11に記載の発明は、請求項12に記載の発明のように、前記制御信号出力手段は、前記リセット動作の際、複数の走査配線に順に又は複数の走査配線の全てに一度に電荷の取り出しを行う制御信号を出力してもよい。
また、請求項9〜請求項12に記載の発明は、請求項13に記載の発明のように、前記生成手段は、前記放射線検出用の画素の画像情報を補間して放射線画像を示す画像情報を生成してもよい。
このように、本発明によれば、検出対象の画質を良好なまま維持しつつ、放射線照射量検出(AEC)の精度を良好なまま維持させることができる、という優れた効果を有する。
第1の実施の形態に係る放射線画像撮影装置の全体構成を示す構成図である。 本実施の形態に係る放射線検出素子の構成を示す平面図である。 本実施の形態に係る放射線検出素子の線断面図である。 本実施の形態に係る放射線検出素子の線断面図である。 本実施の形態に係る放射線検出用の画素の設計方法を説明するための図である。 本実施の形態に係る放射線画像取得用の画素及び放射線検出用の画素がその分割されたエリアに配置された一例を示す図である。 本実施の形態に係る放射線画像取得用の画素がその分割されたエリアに配置された一例を示す図である。 本実施の形態に係る放射線検出用の画素が放射線照射領域を検出したい領域に設けられた一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る放射線画像撮影装置の全体構成を示す構成図である。 第2の実施の形態に係る放射線画像撮影装置の放射線画像を撮影する際の動作の流れを概略的に示した概略図である。 第2の実施の形態に係る放射線画像撮影装置の待機状態での動作の流れを詳細に示したタイムチャートであるである。 第2実施の形態に係る放射線画像撮影装置の放射線画像を撮影する際の動作の流れを詳細に示したタイムチャートであるである。 第3実施の形態に係る放射線画像撮影装置の放射線画像を撮影する際の動作の流れを詳細に示したタイムチャートであるである。 第4実施の形態に係る放射線画像撮影装置の放射線画像を撮影する際の動作の流れを詳細に示したタイムチャートであるである。 第5実施の形態に係る放射線画像撮影装置の放射線画像を撮影する際の動作の流れを詳細に示したタイムチャートであるである。 他の実施の形態に係る放射線検出用配線を列方向(縦方向)に配設した場合の一例を示す図である。 他の実施の形態に係る放射線検出素子の構成を示す平面図である。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態について説明する。
以下の実施の形態では、放射線を一旦光に変換し、変換した光を電荷に変換する間接変換方式の放射線検出素子10に本発明を適用した場合について説明する。
[第1の実施の形態]
図1には、第1の実施の形態に係る放射線検出素子10を用いた放射線画像撮影装置100の全体構成が示されている。
同図に示すように、本実施の形態に係る放射線画像撮影装置100は、間接変換方式の放射線検出素子10を備えている。なお、放射線を光に変換するシンチレータは省略している。
放射線検出素子10には、光を受けて電荷を発生し、発生した電荷を蓄積するセンサ部103と、センサ部103に蓄積された電荷を読み出すためのTFTスイッチ4と、を含んで構成される画素20が複数配置されている(設けられている)。本実施の形態では、センサ部103では、シンチレータによって変換された光が照射されることにより、電荷が発生する。なお、TFTスイッチ4は、本発明のスイッチ素子に対応する。
画素20は、一方向(図1の横方向、以下「行方向」ともいう。)及び当該行方向に対する交差方向(図1の縦方向、以下「列方向」ともいう。)にマトリクス状に複数配置されている。
本実施の形態では、複数の画素20のうち、放射線画像取得用の画素20Aと放射線検出用の画素20Bが予め定められている。放射線画像取得用の画素20Aは、放射線を検出して放射線が示す画像を生成するために用いられ、放射線検出用の画素20Bは、放射線を照射する放射源(図示せず)による放射線の照射を制御するために用いられる。なお、全画素20に対する放射線検出用の画素20Bの割合は、例えば、1〜10%が考えられるが、この割合は、以下で説明する信号処理装置での補間処理の精度などに基づいて定めることができる。例えば、この補間処理によって生成される画像の画質が良好でない場合には、全画素20に対する放射線検出用の画素20Bの割合は、例えば、1%位にすることが好ましい。また、図1では、破線に囲まれた画素が、放射線検出用の画素20Bである。
また、放射線検出素子10には、基板1(図3参照)上に、TFTスイッチ4をON/OFFするための複数の走査配線101と、上記センサ部103に蓄積された電荷を読み出すための複数の信号配線3と、が互いに交差して設けられている。
なお、後述するように、走査配線101には、各TFTスイッチ4をスイッチングするための制御信号が流れる。このように制御信号が各走査配線101に流れることによって、各TFTスイッチ4がスイッチングされる。
また、後述するように、信号配線3には、各放射線画像取得用の画素20Aの各スイッチ素子のスイッチング状態に応じて、各画素20Aに蓄積された電荷に応じた電気信号が流れる。より具体的には、各信号配線3には、当該信号配線3に接続された画素20Aの何れかのTFTスイッチ4がONされることにより蓄積された電荷量に応じた電気信号が流れる。
各信号配線3には、各信号配線3に流れ出した電気信号を検出する信号検出回路105が接続されている。また、各走査配線101には、各走査配線101にTFTスイッチ4をON/OFFするための制御信号を出力するスキャン信号制御装置104が接続されている。
信号検出回路105は、各信号配線3毎に、入力される電気信号を増幅する増幅回路を内蔵している。信号検出回路105では、各信号配線3より入力される電気信号を増幅回路により増幅している。信号検出回路105では、各信号配線3より入力される電気信号を増幅回路により増幅してデジタルデータへ変換することより、画像を構成する各画素の情報(画像情報)として、各センサ部103に蓄積された電荷量を検出する。
この信号検出回路105及びスキャン信号制御回路104には、信号検出回路105において変換されたデジタルデータに対してノイズ除去などの所定の処理を施すとともに、信号検出回路105に対して信号検出のタイミングを示す制御信号を出力し、スキャン信号制御回路104に対してスキャン信号の出力のタイミングを示す制御信号を出力する制御部106が接続されている。
本実施の形態の制御部106は、マイクロコンピュータによって構成されており、CPU(中央処理装置)、ROMおよびRAM、フラッシュメモリ等からなる不揮発性の記憶部を備えている。制御部106は、上記所定の処理が施された画像情報に対して、各放射線検出用の画素20Bの画像情報を補間する処理(補間処理)を行って、照射された放射線が示す画像を生成する。すなわち、制御部106は、各放射線照射量検出用の画素20の画像情報を、上記所定の処理が施された画像情報に基づいて補間することで、照射された放射線が示す画像を生成する。
また、本実施の形態では、後述するように、センサ部103が、上部電極22、光電変換層21B、及び下部電極11を含んで構成されており、各放射線検出用の画素20Bの下部電極11に放射線検出用配線120が接続されている。これにより、各放射線検出用の画素20Bの各センサ部103に発生した電荷に応じた電気信号が放射線検出用配線120に流れる。
また、放射線検出用配線120には、放射線の照射量を積算することにより放射線の総照射量を検出するための積算放射線量検出回路121が接続されている。なお、図1では、行方向の2つの画素列に対して1つの積算放射線量検出回路121(121A、121B)が設けられており、各積算放射線量検出回路121は、放射線源(図示せず)による放射線の照射を制御する放射線照射制御装置(図示せず)に接続されている。すなわち、各積算放射線検出回路121には、所定数の放射線検出用配線120が接続されている。なお、積算放射線量検出回路121を放射線照射制御装置に含めて構成し、放射線検出用配線120が、放射線照射制御装置(より具体的には放射線照射制御装置の積算放射線量検出回路121)に接続されるようにしてもよい。
上述したように、本実施の形態では、放射線検出用配線120が、スイッチ素子を介さずに、放射線検出用の画素20Bとして予め定められた各画素の各センサ部103に接続されているので、ダイレクトに各センサ部103の電荷を読み取ることができる。よって、本実施の形態の放射線検出素子10によれば、スイッチ素子を介して放射線検出用配線120とセンサ部103とを接続した場合と比較して、迅速に放射線照射量検出(AEC)を行うことができる。
図2には、本実施形態に係る間接変換方式の放射線検出素子10の構造を示す平面図が示されており、図3には、図2の放射線画像取得用の画素20AのA−A線断面図が示されており、図4には、図2の放射線検出用の画素20BのB−B線断面図が示されている。
図3に示すように、放射線検出素子10の画素20Aは、無アルカリガラス等からなる絶縁性の基板1上に、走査配線101(図2参照。)、ゲート電極2が形成されており、走査配線101とゲート電極2は接続されている(図2参照。)。この走査配線101、ゲート電極2が形成された配線層(以下、この配線層を「第1信号配線層」ともいう。)は、Al若しくはCu、又はAl若しくはCuを主体とした積層膜を用いて形成されているが、これらに限定されるものではない。
この第1信号配線層上には、一面に絶縁膜15が形成されており、ゲート電極2上に位置する部位がTFTスイッチ4におけるゲート絶縁膜として作用する。この絶縁膜15は、例えば、SiN等からなっており、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)成膜により形成される。
絶縁膜15上のゲート電極2上には、半導体活性層8が島状に形成されている。この半導体活性層8は、TFTスイッチ4のチャネル部であり、例えば、アモルファスシリコン膜からなる。
これらの上層には、ソース電極9、及びドレイン電極13が形成されている。このソース電極9及びドレイン電極13が形成された配線層には、ソース電極9、ドレイン電極13とともに、信号配線3が形成されている。ソース電極9は信号配線3に接続されている(図2参照。)。ソース電極9、ドレイン電極13、及び信号配線3が形成された配線層(以下、この配線層を「第2信号配線層」ともいう。)は、Al若しくはCu、又はAl若しくはCuを主体とした積層膜が用いて形成されるが、これらに限定されるものではない。このソース電極9及びドレイン電極13と半導体活性層8との間には不純物添加アモルファスシリコン等による不純物添加半導体層(不図示)が形成されている。これらによりスイッチング用のTFTスイッチ4が構成される。なお、TFTスイッチ4は後述する下部電極11により収集、蓄積される電荷の極性によってソース電極9とドレイン電極13が逆となる。
これら第2信号配線層を覆い、基板1上の画素20が設けられた領域のほぼ全面(ほぼ全領域)には、TFTスイッチ4や信号配線3を保護するために、TFT保護膜層30が形成されている。このTFT保護膜層30は、例えば、SiN等からなっており、例えば、CVD成膜により形成される。
このTFT保護膜層30上には、塗布型の層間絶縁膜12が形成されている。この層間絶縁膜12は、低誘電率(比誘電率ε=2〜4)の感光性の有機材料(例えば、ポジ型感光性アクリル系樹脂:メタクリル酸とグリシジルメタクリレートとの共重合体からなるベースポリマーに、ナフトキノンジアジド系ポジ型感光剤を混合した材料など)により1〜4μmの膜厚で形成されている。
本実施の形態に係る放射線検出素子10では、この層間絶縁膜12によって層間絶縁膜12上層と下層に配置される金属間の容量を低く抑えている。また、一般的にこのような材料は平坦化膜としての機能も有しており、下層の段差が平坦化される効果も有する。本実施の形態に係る放射線検出素子10では、この層間絶縁膜12及びTFT保護膜層30のドレイン電極13と対向する位置にコンタクトホール17が形成されている。
層間絶縁膜12上には、コンタクトホール17を埋めつつ、画素領域を覆うようにセンサ部103の下部電極11が形成されており、この下部電極11は、TFTスイッチ4のドレイン電極13と接続されている。この下部電極11は、後述する半導体層21が1μm前後と厚い場合には導電性があれば材料に制限がほとんどない。このため、Al系材料、ITOなど導電性の金属を用いて形成すれば問題ない。
一方、半導体層21の膜厚が薄い場合(0.2〜0.5μm前後)、半導体層21で光が吸収が十分でないため、TFTスイッチ4への光照射によるリーク電流の増加を防ぐため、遮光性メタルを主体とする合金、若しくは積層膜とすることが好ましい。
下部電極11上には、フォトダイオードとして機能する半導体層21が形成されている。本実施の形態では、半導体層21として、n層、i層、p層(nアモルファスシリコン、アモルファスシリコン、pアモルファスシリコン)を積層したPIN構造のフォトダイオードを採用しており、下層からn層21A、i層21B、p層21Cを順に積層して形成する。i層21Bは、光が照射されることにより電荷(自由電子と自由正孔のペア)が発生する。n層21A及びp層21Cは、コンタクト層として機能し、下部電極11及び後述する上部電極22とi層21Bをと電気的に接続する。なお、i層21Bは、本発明の光電変換層に対応する。
また、本実施の形態では、下部電極11を半導体層21よりも大きくしており、また、TFTスイッチ4の光の照射側を半導体層21で覆っている。これにより、画素領域内での光を受光できる面積の割合(所謂、フィルファクタ)を大きくしており、また、TFTスイッチ4への光入射を抑制している。
各半導体層21上には、それぞれ個別に上部電極22が形成されている。この上部電極22には、例えば、ITOやIZO(酸化亜鉛インジウム)などの光透過性の高い材料を用いている。本実施の形態に係る放射線検出素子10では、上部電極22や半導体層21、下部電極11を含んでセンサ部103が構成されている。
層間絶縁膜12、半導体層21及び上部電極22上には、上部電極22に対応する一部で開口27Aを持ち各半導体層21を覆うように、塗布型の層間絶縁膜23が形成されている。
この層間絶縁膜23上には、共通電極配線25がAl若しくはCu、又はAl若しくはCuを主体とした合金あるいは積層膜で形成されている。共通電極配線25は、開口27A付近にコンタクトパッド27が形成され、層間絶縁膜23の開口27Aを介して上部電極22と電気的に接続される。
また、図4に示すように、放射線検出素子10の画素20Bは、無アルカリガラス等からなる絶縁性の基板1上に、走査配線101(図2参照。)、ゲート電極2、放射線検出用配線120が形成されており、走査配線101とゲート電極2は接続されている(図2参照。)。この走査配線101、ゲート電極2、放射線検出用配線120が形成された配線層(「第1信号配線層」)は、Al若しくはCu、又はAl若しくはCuを主体とした積層膜を用いて形成されているが、これらに限定されるものではない。
この第1信号配線層上には、一面に絶縁膜15が形成されており、ゲート電極2上に位置する部位がTFTスイッチ4におけるゲート絶縁膜として作用する。この絶縁膜15は、例えば、SiN等からなっており、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)成膜により形成される。
絶縁膜15上のゲート電極2上には、半導体活性層8が島状に形成されている。この半導体活性層8は、TFTスイッチ4のチャネル部であり、例えば、アモルファスシリコン膜からなる。
これらの上層には、ソース電極9、及びドレイン電極13が形成されている。このソース電極9及びドレイン電極13が形成された配線層には、ソース電極9、ドレイン電極13とともに、信号配線3が形成されている。ソース電極9は信号配線3に接続されている(図2参照。)。ソース電極9、ドレイン電極13、及び信号配線3が形成された配線層(「第2信号配線層」)は、Al若しくはCu、又はAl若しくはCuを主体とした積層膜が用いて形成されるが、これらに限定されるものではない。このソース電極9及びドレイン電極13と半導体活性層8との間には不純物添加アモルファスシリコン等による不純物添加半導体層(不図示)が形成されている。これらによりスイッチング用のTFTスイッチ4が構成される。なお、TFTスイッチ4は後述する下部電極11により収集、蓄積される電荷の極性によってソース電極9とドレイン電極13が逆となる。
本実施の形態に係る放射線検出素子10の画素20Bでは、ドレイン電極13の放射線検出用配線120と対向する位置にコンタクトホール18が形成されている。
絶縁膜15上には、コンタクトホール18を埋めるようにドレイン電極13が形成されており、放射線検出用配線120は、TFTスイッチ4のドレイン電極13と接続されている。すなわち、放射線検出用配線120は、下部電極11に電気的に接続されている。このように、TFTスイッチ4を介さずに放射線検出用配線120が下部電極11に接続されているため、ダイレクトにセンサ部103の電荷を読み取ることができ、スイッチ素子を介して放射線検出用配線120とセンサ部103とを接続した場合と比較して、迅速に放射線照射量検出を行うことが可能となる。
第2信号配線層を覆い、基板1上の画素20が設けられた領域のほぼ全面(ほぼ全領域)には、TFTスイッチ4や信号配線3を保護するために、TFT保護膜層30が形成されている。このTFT保護膜層30は、例えば、SiN等からなっており、例えば、CVD成膜により形成される。
このTFT保護膜層30上には、塗布型の層間絶縁膜12が形成されている。この層間絶縁膜12は、低誘電率(比誘電率ε=2〜4)の感光性の有機材料(例えば、ポジ型感光性アクリル系樹脂:メタクリル酸とグリシジルメタクリレートとの共重合体からなるベースポリマーに、ナフトキノンジアジド系ポジ型感光剤を混合した材料など)により1〜4μmの膜厚で形成されている。
本実施の形態に係る放射線検出素子10では、この層間絶縁膜12によって層間絶縁膜12上層と下層に配置される金属間の容量を低く抑えている。また、一般的にこのような材料は平坦化膜としての機能も有しており、下層の段差が平坦化される効果も有する。本実施の形態に係る放射線検出素子10では、この層間絶縁膜12及びTFT保護膜層30のドレイン電極13と対向する位置にコンタクトホール17が形成されている。
層間絶縁膜12上には、コンタクトホール17を埋めつつ、画素領域を覆うようにセンサ部103の下部電極11が形成されており、この下部電極11は、TFTスイッチ4のドレイン電極13と接続されている。この下部電極11は、後述する半導体層21が1μm前後と厚い場合には導電性があれば材料に制限がほとんどない。このため、Al系材料、ITOなど導電性の金属を用いて形成すれば問題ない。
一方、半導体層21の膜厚が薄い場合(0.2〜0.5μm前後)、半導体層21で光が吸収が十分でないため、TFTスイッチ4への光照射によるリーク電流の増加を防ぐため、遮光性メタルを主体とする合金、若しくは積層膜とすることが好ましい。
下部電極11上には、フォトダイオードとして機能する半導体層21が形成されている。本実施の形態では、半導体層21として、n層、i層、p層(nアモルファスシリコン、アモルファスシリコン、pアモルファスシリコン)を積層したPIN構造のフォトダイオードを採用しており、下層からn層21A、i層21B、p層21Cを順に積層して形成する。i層21Bは、光が照射されることにより電荷(自由電子と自由正孔のペア)が発生する。n層21A及びp層21Cは、コンタクト層として機能し、下部電極11及び後述する上部電極22とi層21Bをと電気的に接続する。
また、本実施の形態では、下部電極11を半導体層21よりも大きくしており、また、TFTスイッチ4の光の照射側を半導体層21で覆っている。これにより、画素領域内での光を受光できる面積の割合(所謂、フィルファクタ)を大きくしており、また、TFTスイッチ4への光入射を抑制している。
各半導体層21上には、それぞれ個別に上部電極22が形成されている。この上部電極22には、例えば、ITOやIZO(酸化亜鉛インジウム)などの光透過性の高い材料を用いている。本実施の形態に係る放射線検出素子10では、上部電極22や半導体層21、下部電極11を含んでセンサ部103が構成されている。
層間絶縁膜12、半導体層21及び上部電極22上には、塗布型の層間絶縁膜23が形成されている。
このように形成された放射線検出素子10には、必要に応じてさらに光吸収性の低い絶縁性の材料により保護膜が形成されて、その表面に光吸収性の低い接着樹脂を用いてGOS等からなるシンチレータが貼り付けられる。
次に、コンタクトホール18の形成方法の一例を説明する。放射線検出素子10のアクティブエリアがフォトマスクより大きい場合、図5に示すように、アクティブエリア50を分割して、分割された領域毎に露光する。なお、図5の例では、アクティブエリア50を5×6ショットに分割している。図には、分割された各領域が示されており、本実施の形態では、「Shot A」の領域(部分)で、コンタクトホール18を形成するためのフォトマスクを用いて露光を行っている。これにより、例えば、図6に示すように、放射線画像取得用の画素20A及び放射線検出用の画素20Bがその分割されたエリアに配置される。このとき、放射線検出用の画素20Bが連続して配置されないように、放射線検出用の画素20Bとして予め定められた各画素の間隔が、一画素以上の間隔となるようにすることが望ましい。これにより、信号処理装置での補間処理によって生成される画像の画質が、放射線検出用の画素20Bが連続して配置された場合と比較して良好となる。また、分割された各領域のうち何も記載されていない領域(空白の部分)では露光を行わないため、図7に示すようにそのエリアには放射線画像取得用の画素20Aとして予め定められた画素のみ配置される。なお、「Shot A」の領域の大きさは、例えば、検出対象の関心部位の大きさに基づいて定めても良い。
図8には、「Shot A」の領域を放射線照射量(露光量)を検出したい領域に設定して、放射線検出用の画素20Bが放射線照射領域を検出したい領域に設けられた一例が示されている。
次に、上記構造の放射線画像撮影装置100の動作原理について説明する。
X線が照射されると、照射されたX線は、シンチレータに吸収され、可視光に変換される。なお、X線は、放射線検出素子10の表側、裏側の何れから照射されてもかまわない。シンチレータで可視光に変換された光は、基板1上にアレイ状に配置されたセンサ部103の半導体層21に照射される。
放射線検出素子10には、半導体層21が各画素単位に分離して備えられている。半導体層21は、共通電極配線25を介して上部電極22から所定のバイアス電圧が印加されており、光が照射されると内部に電荷が発生する。例えば、半導体層21が下層からn層、i層、p層の順に積層したPIN構造の場合は、上部電極22に負のバイアス電圧が印加されるものとされており、i層21の膜厚が1μm程度の場合、印加されるバイアス電圧が−5〜−10V程度である。
半導体層21には、バイアス電圧が印加された状態で光が未照射の場合、数pA/mm以下の電流しか流れない。一方、半導体層21には、バイアス電圧が印加された状態で光が照射(1μW/cm)されると、数〜数十nA/mm程度の明電流が発生する。この発生した電荷は下部電極11により収集される。下部電極11は、画素20AではTFTスイッチ4のドレイン電極13と接続されており、TFTスイッチ4のソース電極9は、信号配線3に接続されている。また、下部電極11は、画素20Bでは、TFTスイッチ4のドレイン電極13及び放射線検出用配線120と接続されている。画像検出時には、画素20Aでは、TFTスイッチ4のゲート電極2に負バイアスが印加されてオフ状態に保持されており、下部電極11に収集された電荷が蓄積される。
画像読出時には、画素20Aでは、スキャン信号制御回路104から各走査配線101に対して1本ずつ順にON信号が出力されて、TFTスイッチ4のゲート電極2に走査配線101を介して順次ON信号(+10〜20V)が印加される。これにより、複数配置された画素20AのTFTスイッチ4が順次ONされ、各下部電極11に蓄積された電荷量に応じた電気信号が信号配線3に流れ出す。信号検出回路105は、各信号配線3に流れる電気信号をデジタルデータへ変換する。制御部106は、変換されたデジタルデータに対して所定の処理を施し、所定の処理が施された画像情報に対して、各放射線検出用の画素20Bの画像情報を補間する処理を行って、照射された放射線が示す画像を生成する。このように補間されて生成された画像の画質は、放射線照射量を精度良く検出しようとして第2の光電変換素子を大きくした従来技術の放射線撮像装置が用いられて生成される画像の画質より良好となる。これは、従来技術では、第2の光電変換素子が大きくなればなるほど当該第2の光電変換素子周辺の第1の変換素子の画素サイズが小さくなり、画像を生成する際の補間処理では、この第1の変換素子の画素の画質に全体の画像の画質を合わせるため、全体の画像の画質が低下してしまうが、一方、本実施の形態のように放射線検出用の画素20Bを配置すると、当該放射線検出用の画素20B周辺の放射線画像取得用の画素20Aの大きさを小さくするようなことがなくなり、画像を生成する際の補間処理で、放射線検出用の画素20B周辺の放射線画像取得用の画素20Aの画質に全体の画像の画質を合わせても、全体の画像の画質が低下しないからである。
一方、画素20Bでは、下部電極11は、放射線検出用配線120にスイッチ素子を介さずに接続されているため、センサ部103で発生した電荷に応じた電気信号が放射線検出用配線120に流れ出す。積算放射線量検出回路121は、射線の照射量を積算することにより放射線の総照射量を検出する。そして、放射線照射制御装置は、検出された放射線の総照射量に基づいて、放射線源による放射線の照射を制御する。
このように、本実施の形態の放射線検出素子10によれば、マトリクス状に設けられた複数の画素20のうち、放射線検出用の画素20Bとして予め定められた各画素が放射線照射量検出のために用いられ、当該各画素の各センサ部103に発生した電荷に応じた電気信号が放射線検出用配線120に流れるので、新たに放射線照射量検出用のセンサを設けることなく、放射線照射量検出ができる。
以上、説明したように、本実施の形態の放射線検出素子10によれば、従来技術と比較して、検出対象の画質を良好なまま維持しつつ、放射線照射量検出(AEC)の精度を良好なまま維持させることができる。
また、本実施の放射線検出素子10によれば、放射線検出用配線120が、スイッチ素子を介さずに、放射線検出用の画素20Bとして予め定められた各画素の各センサ部103に接続されているので、ダイレクトに各センサ部103の電荷を読み取ることができる。よって、本実施の放射線検出素子10によれば、スイッチ素子を介して放射線検出用配線120とセンサ部103とを接続した場合と比較して、迅速に放射線照射量検出を行うことができる。
また、本実施の形態によれば、放射線画像取得用の画素20A及び放射線検出用の画素20Bを放射線検出素子10の放射線画像が撮影可能な撮影領域に設けることにより、放射線の照射領域を狭く設定された場合でも、放射線を確実に検出できる。
また、本実施の形態によれば、放射線検出用の画素20Bを放射線画像取得用の画素20Aと同一形状とし、分散して配置したことにより、アーティファクトの発生や撮影される放射線画像の画質の低下を防ぐことができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。
図9には、第2の実施の形態に係る放射線検出素子10を用いた放射線画像撮影装置100の全体構成が示されている。なお、第2の実施の形態に係る放射線検出素子10の構成は、第1の実施の形態(図2〜図4参照)と同一であるので、説明を省略する。
本実施の形態に係る放射線画像撮影装置100は、X線検出回路130を備えている。
放射線検出素子10に設けられた放射線検出用配線120は、X線検出回路130に接続されている。X線検出回路130は、放射線検出用配線120を流れる電気信号を増幅回路により増幅している。X線検出回路130は、制御部106からの制御により動作し、放射線検出用配線120より入力される電気信号を増幅回路により増幅してデジタルデータへ変換して制御部106へ出力する。
次に、図10を用いて、本実施の形態に係る放射線画像撮影装置100による放射線画像を撮影する際の動作の流れについて簡単に説明する。
放射線検出素子10は、放射線が照射されていない状態であっても暗電流等によって電荷が発生して各画素20に電荷が蓄積される。このため、放射線画像撮影装置100では、待機状態の間も放射線検出素子10の各画素20に蓄積された電荷を取り出して除去するリセット動作を繰り返し行っている。このリセット動作で読み出された電荷による情報は、暗電流等により放射線画像に発生するノイズ(オフセット)の補正に利用される。
放射線画像撮影装置100は、放射線の照射開始を検出して放射線検出素子10の各画素20で電荷の蓄積を開始することにより放射線画像を撮影するものとされている。放射線画像の撮影を行う際、放射線画像撮影装置100には、撮影モードへの移行が通知される。
放射線画像撮影装置100は、撮影モードへの移行が通知されると、放射線の検出を行う放射線検出待ち状態に移行し、放射線を検出すると放射線検出素子10で電荷を蓄積する電荷蓄積状態に移行し、放射線を検出してから所定時間後に蓄積された電荷の読み出す電荷読出状態に移行し、電荷の読み出し終了後、待機状態に移行する。
図11、図12には、第2の実施の形態に係る放射線画像撮影装置100により放射線画像を撮影する際の動作の流れを示すタイミングチャートが示されている。
制御部106は、待機状態の場合、スキャン信号制御回路104を制御して、図11に示すように、スキャン信号制御回路104から1ラインずつ順に各走査配線101にON信号(電位VgHの信号)を出力させ、各走査配線101に接続された各TFTスイッチ4を1ラインずつ順にONさせて電荷の取り出しを行う。これにより、1ラインずつ順に各画素20に蓄積された電荷が電気信号として各信号配線3に流れ出す。制御部106は、動作状態が待機状態である間、所定期間経過後に、1ラインずつ順に各走査配線101にON信号を出力させて放射線検出素子10の各画素20の各々に蓄積された電荷を取り出して1フレーム分リセットするリセット動作を繰り返す。
制御部106は、撮影モードへの移行が通知されると放射線検出待ち状態に移行し、スキャン信号制御回路104を制御して、図12に示すように、スキャン信号制御回路104から各走査配線101にOFF信号(電位Vglの信号)を出力させる。また、制御部106は、X線検出回路130を制御してX線検出回路130による放射線検出用配線120のサンプリングを開始させる。X線検出回路130は、所定周期1Hで放射線検出用配線120を流れる電気信号を検出してデジタルデータに変換し、制御部106へ出力するサンプリングを繰り返す。なお、所定周期1Hを、スキャン信号制御回路104から1ラインずつ順に各走査配線101にON信号を出力して画像の読み出しや、リセット動作を行う際の1ラインに対する周期と同一としている。
放射線画像撮影装置100は、放射線を発生する放射線発生装置と間隔を空けて配置され、被験者を透過した放射線が照射される。
放射線が照射されると、照射された放射線は、シンチレータに吸収され、可視光に変換される。なお、放射線は、放射線検出素子10の表側、裏側の何れから照射されてもかまわない。シンチレータで可視光に変換された光は、各画素20のセンサ部103に照射される。
センサ部103では。光が照射されると内部に電荷が発生する。この発生した電荷は下部電極11により収集される。
画素20Aでは、下部電極11に収集された電荷が蓄積されるが、画素20Bでは、下部電極11に収集された電荷が放射線検出用配線120に流れ出す。各画素20Bから流れ出した電気信号は、放射線検出用配線120で積算される。すなわち、各画素20Bから流れ出した電気信号のレベル変化が小さくても、各画素20Bの電気信号が積算されることにより、X線による電気信号のレベルの変化が大きくなるため、放射線の検出精度を高めることができる。
制御部106は、X線検出回路130により変換されたデジタルデータの値を予め定めた放射線検知用の所定のしきい値と比較し、しきい値以上となった否かにより放射線が照射されたか否かの検出を行う。
制御部106は、放射線の照射を検出すると、所定の蓄積期間経過後に、スキャン信号制御回路104を制御してスキャン信号制御回路104から1ラインずつ順に各走査配線101にON信号を出力させ、TFTスイッチ4のゲート電極2に走査配線101を介して順次ON信号を印加する。これにより、複数配置された画素20AのTFTスイッチ4が順次ONされ、各画素20Aに蓄積された電荷量に応じた電気信号が信号配線3に流れ出す。信号検出回路105は、各信号配線3に流れる電気信号をデジタルデータへ変換する。制御部106は、変換されたデジタルデータに対して所定の処理を施し、所定の処理が施された画像情報に対して、各放射線検出用の画素20Bの画像情報を補間する処理を行って、照射された放射線が示す画像を生成する。
このように本実施の形態によれば、画素20BはTFTスイッチ4のスイッチング状態にかかわらず電気信号が放射線検出用配線120に流れ出すため、スキャン信号制御回路104により各走査配線101にOFF信号を出力しているオフ期間でも、X線検出回路130でのサンプリングにより放射線の検出が可能となる。
また、本実施の形態に係る放射線画像撮影装置100では、放射線の照射開始を検出して放射線検出素子10の各画素20で電荷の蓄積を開始するため、放射線の照射が検出されるまでの期間に照射された放射線が放射線画像に寄与しなくなるが、通常の撮影での放射線の照射期間は100ms以上であり、周期1Hは100μs前後であるため、照射された放射線をほとんどロスせず利用できる。
また、本実施の形態によれば、複数の放射線検出用の画素20Bを放射線検出用配線120に接続したことにより、画素20Bを1つしか接続しない場合の複数倍の電荷を得ることができる。これにより、放射線のエネルギーが少ない段階で放射線の照射を検出でき、蓄積動作に移行することができる。すなわち、放射線のロスを低減することが可能である。特に、X線は応答特性が緩慢で、照射初期は高いエネルギーが出ない場合が多い。このため、複数の放射線検出用の画素20Bを放射線検出用配線120に接続することにより、X線の照射開始の検出精度が向上する。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態に係る放放射線検出素子10の構成は、第1の実施の形態(図2〜図4参照)と同一であり、射線画像撮影装置100の構成及び放射線画像を撮影する際の概略的な動作の流れは、第2の実施の形態(図9、図10参照)と同一であるので、説明を省略する。
図13には、第3の実施の形態に係る放射線画像撮影装置100により放射線画像を撮影する際の動作の流れを示すタイミングチャートが示されている。
制御部106は、撮影モードへの移行が通知されると放射線検出待ち状態に移行し、スキャン信号制御回路104を制御して、スキャン信号制御回路104から各走査配線101にOFF信号を出力させると共に、X線検出回路130を制御して所定周期1HでX線検出回路130により放射線検出用配線120に流れる電気信号をデジタルデータに変換させて放射線の検出を行うサンプリングを繰り返す。
しかし、放射線の検出待ち期間が長くなると暗電流等によって各画素20に電荷が蓄積される。そこで、本実施の形態では、制御部106が定期的にスキャン信号制御回路104を制御して全走査配線101に対してON信号を出力させて放射線検出素子10の各画素20の各々に蓄積された電荷を取り出すリセット動作を行う。
また、制御部106は、X線検出回路130により変換されたデジタルデータの値を予め定めた放射線検知用の所定のしきい値と比較し、しきい値以上となった否かにより放射線が照射されたか否かの検出を行う。
制御部106は、放射線の照射を検出すると、リセット動作を停止して放射線検出素子10の各画素20Aに電荷を蓄積させ、所定の蓄積期間経過後に、スキャン信号制御回路104を制御してスキャン信号制御回路104から1ラインずつ順に各走査配線101にON信号を出力させ、TFTスイッチ4のゲート電極2に走査配線101を介して順次ON信号を印加する。これにより、放射線検出素子10の各画素20AのTFTスイッチ4が順次ONされ、各画素20Aに蓄積された電荷量に応じた電気信号が信号配線3に流れ出す。信号検出回路105は、各信号配線3に流れる電気信号をデジタルデータへ変換し、制御部106は、変換されたデジタルデータに対して所定の処理を施し、所定の処理が施された画像情報に対して、各放射線検出用の画素20Bの画像情報を補間する処理を行って、照射された放射線が示す画像を生成する。
このように本実施の形態によれば、放射線検出待ち状態の場合でも待ち期間が長くなるとリセット動作を行うため、放射線検出素子10から読み出される電気信号に含まれる暗電流等によるノイズを低く抑えることができる。
[第4の実施の形態]
次に、第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態に係る放放射線検出素子10の構成は、第1の実施の形態(図2〜図4参照)と同一であり、射線画像撮影装置100の構成及び放射線画像を撮影する際の概略的な動作の流れは、第2の実施の形態(図9、図10参照)と同一であるので、説明を省略する。
図14には、第4の実施の形態に係る放射線画像撮影装置100により放射線画像を撮影する際の動作の流れを示すタイミングチャートが示されている。
制御部106は、撮影モードへの移行が通知されると放射線検出待ち状態に移行し、スキャン信号制御回路104を制御して、スキャン信号制御回路104から各走査配線101にOFF信号を出力させると共に、X線検出回路130を制御して所定周期1HでX線検出回路130により放射線検出用配線120に流れる電気信号をデジタルデータに変換させて放射線の検出を行うサンプリングを繰り返す。
しかし、放射線の検出待ち期間が長くなると暗電流等によって各画素20に電荷が蓄積される。そこで、本実施の形態では、制御部106がスキャン信号制御回路104を制御して、スキャン信号制御回路104から1ラインずつ順に各走査配線101にON信号を出力させ、各走査配線101に接続された各TFTスイッチ4を1ラインずつ順にONさせて放射線検出素子10の各画素20の各々に蓄積された電荷を取り出すリセット動作を行う。
また、制御部106は、X線検出回路130により変換されたデジタルデータの値を予め定めた放射線検知用の所定のしきい値と比較し、しきい値以上となった否かにより放射線が照射されたか否かの検出を行う。
制御部106は、放射線の照射を検出すると、リセット動作を停止して放射線検出素子10の各画素20Aに電荷を蓄積させ、所定の蓄積期間経過後に、スキャン信号制御回路104を制御してスキャン信号制御回路104から1ラインずつ順に各走査配線101にON信号を出力させ、TFTスイッチ4のゲート電極2に走査配線101を介して順次ON信号を印加する。これにより、放射線検出素子10の各画素20AのTFTスイッチ4が順次ONされ、各画素20Aに蓄積された電荷量に応じた電気信号が信号配線3に流れ出す。信号検出回路105は、各信号配線3に流れる電気信号をデジタルデータへ変換し、制御部106は、変換されたデジタルデータに対して所定の処理を施し、所定の処理が施された画像情報に対して、各放射線検出用の画素20Bの画像情報を補間する処理を行って、照射された放射線が示す画像を生成する。
このように本実施の形態よれば、放射線検出待ち状態の間、待機状態と同様のリセット動作を行っているため、最新のオフセット補正用のデータを取得できる。放射線検出素子10の各画素20に発生するオフセットは、放射線検出素子10の状態に応じて経時的に変化する場合があるため、最新のオフセット補正用のデータを元に補正を行うことにより放射線画像のノイズを減らすことができる。
また、本実施の形態よれば、放射線の照射を検出した時点でリセット動作を停止するため、放射線画像に停止したラインで画像に段差が発生する場合があるが、放射線の照射開示時点の放射線が小さい場合には、放射線のロスの割合が小さいので、そのままの画像を用いることも可能であり、また、段差に隣接ラインの画像情報から補間処理を行うことにより段差を補正するようにしてもよい。
また図14では、所定周期1Hで放射線をサンプリングしているが、所定周期1Hよりも短い周期で放射線をサンプリングしてもよい。所定周期1Hよりも短い周期で放射線をサンプリングすることで、放射線の照射が検出されるまでの期間を短縮でき、放射線画像に寄与しない放射線を低減することができる。
[第5の実施の形態]
次に、第5の実施の形態について説明する。
第5の実施の形態に係る放放射線検出素子10の構成は、第1の実施の形態(図2〜図4参照)と同一であり、射線画像撮影装置100の構成及び放射線画像を撮影する際の概略的な動作の流れは、第2の実施の形態(図9、図10参照)と同一であるので、説明を省略する。
図15には、第5の実施の形態に係る放射線画像撮影装置100により放射線画像を撮影する際の動作の流れを示すタイミングチャートが示されている。
第4の実施の形態に係る放射線画像撮影装置100では、上記第1の実施の形態と同様の流れで、スキャン信号制御回路104から各走査配線101にOFF信号(電位Vglの信号)を出力させると共に、X線検出回路130を制御して所定周期1HでX線検出回路130により放射線検出用配線120に流れる電気信号をデジタルデータに変換させて放射線の検出を行うサンプリングを繰り返す。
そして、制御部106は、放射線の照射検出後も、X線検出回路130を制御して所定周期1Hで信号検出回路105により放射線検出用配線120に流れる電気信号をデジタルデータに変換させて放射線の検出を行うサンプリングを繰り返す。
放射線発生装置からの放射線の照射が終了すると、画素20Bで発生する電荷が減少し信号配線3に流れる電気信号のレベルが低下する。
制御部106は、X線検出回路130により変換されたデジタルデータの値を予め定めた放射線検知用の所定のしきい値と比較し、しきい値未満となった否かにより放射線が照射が終了したか否かの検出を行う。
制御部106は、放射線の照射終了を検出すると、検出した時点を起点に所定の終了待機期間だけ待機した後に、スキャン信号制御回路104を制御してスキャン信号制御回路104から1ラインずつ順に各走査配線101にON信号を出力させ、TFTスイッチ4のゲート電極2に走査配線101を介して順次ON信号を印加して放射線検出素子10の各画素20Aに蓄積された電荷を電気信号として読み出し、読み出した電気信号から放射線が示す画像を生成する。なお、制御部106は、放射線の照射終了を検出したタイミングですぐにスキャン信号制御回路104を制御してスキャン信号制御回路104から1ラインずつ順に各走査配線101にON信号を出力させてもよい。
このように本実施の形態よれば、放射線の照射期間中も画素20Bが接続された放射線検出用配線120のサンプリングを行うことにより、放射線が照射終了のタイミングを検出できる。
なお、第1の実施の形態の放射線の照射量の検出、第2〜第4の実施の形態の照射開始の検出、上記第5の実施の形態の照射終了の検出は、適宜組み合わせて実施してもよい。
また、上記各実施の形態では、放射線検出素子10に放射線検出用配線120を行方向(横方向)に1つの画素列毎に1本ずつそれぞれ配設した例について説明したが、放射線検出用配線120を行方向にN(2以上の整数)行の画素列毎に1本ずつそれぞれ配設するようにしてもよい。すなわち、放射線検出用配線120を行方向に所定数(1以上の整数)の画素列毎に1本ずつそれぞれ配設するようにしてもよい。
また、放射線検出素子10は、図16に示すように、第2信号配線層において放射線検出用配線120を列方向(縦方向)に配設して、第2信号配線層のドレイン極13を放射線検出用配線120に接続させた画素20を放射線検出用用の画素20Bとし、第2信号配線層のドレイン極13を放射線検出用配線120に接続させない画素20を放射線画像取得用の画素20Aとして構成するようにしてもよい。このように、放射線検出用配線120を配置することで、信号配線3の容量の増加(すなわちS/N低下)を防ぐことができる。なお、図16に示す場合において、画素20A及び画素20Bを生成する際には、2つのマスクが用いられる。より具体的には、画素20Aを生成する場合には、一方のマスクが用いられ、画素20Bを生成する場合には、他方のマスクが用いられる。
また、第2信号配線層とは異なる層において放射線検出用配線120を列方向(縦方向)に配設して、第2信号配線層のドレイン極13をコンタクトホールを介して放射線検出用配線120に接続させた画素20を放射線検出用の画素20Bとし、第2信号配線層のドレイン極13を放射線検出用配線120に接続させない画素20を放射線画像取得用の画素20Aとして構成するようにしてもよい。
また、列方向に複数の放射線検出用配線120を配設させた場合においても、放射線検出用配線120を列方向に所定数(1以上の整数)の画素列毎に1本ずつそれぞれ配設するようにしてもよい。
また、放射線検出素子10は、図17に示すように、画素20Bをセンサ部103とTFTスイッチ4とが電気的に分離されるように形成してもよい。これにより、画素20Bのセンサ部103で発生した電荷による電気信号が信号配線3に流れることを防止することができる。
また、上記では間接変換方式の場合について説明したが、放射線を直接、半導体層で電荷に変換して蓄積する直接変換方式の場合に適用することができる。この場合、直接変換方式におけるセンサ部は、放射線が照射されることにより電荷を発生する。
その他、上記実施の形態で説明した放射線画像撮影装置100の構成、及び放射線検出素子10の構成は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
3 信号配線
4 TFTスイッチ
10 放射線検出素子
20 画素
20A 放射線画像取得用の画素
20B 放射線検出用の画素
100 放射線画像撮影装置
101 走査配線
120 放射線量検出用配線
121 積算放射線量検出回路

Claims (13)

  1. 放射線を検出する検出領域にマトリクス状に複数設けられ、放射線または放射線が変換された光が照射されることにより電荷を発生するセンサ部を備えた画素と、
    前記複数の画素のうち、放射線画像取得用の画素として予め定められた各画素であって、対応するセンサ部に発生した電荷を読み出すために各画素に備えられた各スイッチ素子をスイッチングする制御信号が流れる複数の走査配線と、
    前記放射線画像取得用の画素として予め定められた各画素の各スイッチ素子のスイッチング状態に応じて、前記放射線画像取得用の画素として予め定められた各画素に蓄積された電荷に応じた電気信号が流れる複数の信号配線と、
    前記複数の画素のうち、放射線検出用の画素として予め定められた各画素に接続され、当該各画素のセンサ部に発生した電荷に応じた電気信号が流れる複数もしくは1本の放射線検出用配線と、
    を備えた放射線検出素子。
  2. 前記複数の走査配線は、前記放射線検出用の画素として予め定められた各画素に対応するセンサ部に設けられた各スイッチ素子に接続され、
    前記複数の信号配線は、前記放射線検出用の画素として予め定められた各画素に対応するセンサ部に設けられた各スイッチ素子に接続された
    請求項1記載の放射線検出素子。
  3. 前記放射線検出用の画素として予め定められた各画素は、前記センサ部が前記信号配線と電気的に分離されている
    請求項1又は請求項2記載の放射線検出素子。
  4. 前記放射線検出用の画素として予め定められた各画素間の間隔を、一画素以上の間隔とした請求項1〜請求項3の何れか1項記載の放射線検出素子。
  5. 前記センサ部は、上部電極、光電変換層、及び下部電極を含んで構成され、
    前記放射線検出用配線は、対応するセンサ部の下部電極に接続された
    請求項1〜4の何れか1項に記載の放射線検出素子。
  6. 前記放射線検出用の各画素から読み出された電荷に基づき、放射線の照射開始、放射線の照射終了および照射された放射線の照射量の少なくとも1つを検出する検出手段に、複数もしくは1本の放射線検出用配線が接続された請求項1〜5の何れか1項記載の放射線検出素子。
  7. 前記複数もしくは1本の放射線検出用配線は、放射線の照射量を検出し当該照射量に基づいて前記放射線を照射する放射線源による放射線の照射を制御する放射線照射制御装置に接続された請求項1〜6の何れか1項に記載の放射線検出素子。
  8. 前記請求項1〜請求項5の何れか1項記載の放射線検出素子と、
    前記放射線検出用配線に流れる電気信号に基づき、放射線の照射開始、放射線の照射終了および放射線の照射量の少なくとも1つを検出する検出手段と、
    を備えた放射線画像撮影装置。
  9. 前記検出手段は、放射線の照射開始を検出し、
    前記複数の走査配線に対して前記制御信号を出力する制御信号出力手段と、
    前記複数の信号配線に流れる電気信号に基づき、放射線画像を示す画像情報を生成する生成手段と、
    待機中、前記複数の走査配線に対して電荷の取り出しを行う制御信号を出力して前記放射線検出素子の放射線画像撮影用の画素から電荷を取り出すリセット動作を繰り返し行うように前記制御信号出力手段を制御し、放射線画像の撮影を行う際に、前記検出手段により放射線の照射開始が検出された場合、前記複数の走査配線に対して電荷の取り出しを禁止する制御信号を出力し、放射線の照射終了後に前記複数の走査配線に対して電荷の取り出しを行う制御信号を出力するように前記制御信号出力手段を制御する制御手段と、をさらに備えた
    請求項8記載の放射線画像撮影装置。
  10. 前記制御手段は、放射線画像の撮影を行う際に、前記検出手段により放射線の照射開始が検出されるまで前記リセット動作を繰り返し行うように前記制御信号出力手段を制御する
    請求項9記載の放射線画像撮影装置。
  11. 前記制御手段は、放射線画像の撮影を行う際に、前記検出手段により放射線の照射開始が検出されるまで前記複数の走査配線に対して電荷の取り出しを禁止する制御信号を出力するように前記制御信号出力手段を制御する
    請求項9記載の放射線画像撮影装置。
  12. 前記制御信号出力手段は、前記リセット動作の際、複数の走査配線に順に又は複数の走査配線の全てに一度に電荷の取り出しを行う制御信号を出力する
    請求項9〜請求項11の何れか1項記載の放射線画像撮影装置。
  13. 前記生成手段は、前記放射線検出用の画素の画像情報を補間して放射線画像を示す画像情報を生成する
    請求項9〜請求項12の何れか1項記載の放射線画像撮影装置。
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