JP2011168399A - 搬送装置、画像形成装置およびプログラム - Google Patents

搬送装置、画像形成装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】記録媒体の搬送異常を、早期に検出すること。
【解決手段】画像形成装置は、用紙Pを搬送する給紙部1と、搬送される用紙Pを検出するセンサ430と、用紙に対する作用力を、通常の用紙の搬送時における作用力から変化させる制御を行う制御部115と、作用力を変化させた状態で、検出された用紙の搬送速度に関する計測値を計測する計測部117と、計測値に基づいて用紙の搬送における異常の予兆を判断する判断部119と、を備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、搬送装置、画像形成装置およびプログラムに関する。
従来から、プリンタやスキャナの自動紙送り機(ADF)等において、用紙等の記録媒体を搬送する搬送路には、ゴムやポリウレタン等の素材のローラやコロ、ベルト等が用いられている。これらのローラ等は、搬送した枚数が増えるにしたがって、表面の摩耗が発生し、用紙のスリップが発生することがある。用紙のスリップは、また、用紙やローラ等の表面に付着する紙粉や異物等により発生することもある。
スリップにより搬送効率が低下すると、所定のタイミングで用紙を搬送することができなくなり、用紙ジャムを引き起こすことがある。
そこで、特許第4235124号公報(特許文献1)には、搬送路における用紙の搬送の遅延を検出するセンサを設け、遅延量が所定の値を超える場合には、ローラやコロ等の回転部材の交換を促す表示を行う画像形成装置等の発明が開示されている。
しかしながら、上記特許文献1に開示の画像形成装置等の発明では、用紙の搬送の遅延が検出された時には、既に、搬送路における回転部材の異常が発生しており、画像形成装置のダウンタイムが発生することがある。
ダウンタイムとは、画像形成装置のコピー機能等が実現できなくなってから、保守を行う業者に依頼し、保守作業により再び画像形成装置の機能が実現できるまでの時間である。画像形成装置のダウンタイムが発生してから、保守作業の依頼を行うと、ダウンタイムが長くなる。
そこで、早期に回転部材の異常を発見することにより、保守を行う業者への通知を早くすることができる。これにより、ダウンタイムを短縮することができる。また、保守作業を行う時間を、ユーザの利便性に合わせることにより、ユーザが利用する時間におけるダウンタイムの発生を防ぐことができる。
そこで、搬送部材の異常の発生を予見する目的で、遅延を検出する際の閾値を小さくすることがある。しかし、所定の値を超える遅延量が検出されてから、用紙ジャムが発生する程度のスリップが発生するまでの時間が短すぎると、用紙ジャムを予見するという目的が達成できない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、記録媒体の搬送異常を、早期に検出することができる搬送装置、画像形成装置およびプログラムを提供することを目的としている。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる搬送装置は、記録媒体を搬送する搬送部と、搬送される前記記録媒体を検出する検出部と、前記記録媒体に対する作用力を、通常の前記記録媒体の搬送時における作用力から変化させる制御を行う制御部と、前記作用力を変化させた状態で、検出された前記記録媒体の搬送速度に関する計測値を計測する計測部と、前記計測値に基づいて前記記録媒体の搬送における異常の予兆を判断する判断部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる画像形成装置は、記録媒体を搬送する搬送装置と、搬送される前記記録媒体に画像形成を行う画像形成部と、を備え、前記搬送装置は、記録媒体を搬送する搬送部と、搬送される前記記録媒体を検出する検出部と、前記記録媒体に対する作用力を、通常の前記記録媒体の搬送時における作用力から変化させる制御を行う制御部と、前記作用力を変化させた状態で、検出された前記記録媒体の搬送速度に関する計測値を計測する計測部と、前記計測値に基づいて前記記録媒体の搬送における異常の予兆を判断する判断部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかるプログラムは、搬送される記録媒体を検出する検出ステップと、前記記録媒体に対する作用力を、通常の前記記録媒体の搬送時における作用力から変化させる制御を行う制御ステップと、前記作用力を変化させた状態で、検出された前記記録媒体の搬送速度に関する計測値を計測する計測ステップと、前記計測値に基づいて前記記録媒体の搬送における異常の予兆を判断する判断ステップと、をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、記録媒体の搬送異常を、早期に検出することができるという効果を奏する。
図1は、第1の実施の形態に係る用紙搬送装置の機能構成を示すブロック図である。 図2は、第1の実施の形態の搬送制御部と操作パネルの機能的構成を主体的に示すブロック図である。 図3は、第1の実施の形態の搬送機構の概略構成を主体的に示す模式図である。 図4は、第1の実施の形態の搬送機構の横面図である。 図5は、第1の実施の形態の搬送制御処理の手順を示すフローチャートである。 図6は、第2の実施の形態の搬送制御部と操作パネルの機能的構成を主体的に示すブロック図である。 図7は、第2の実施の形態の搬送機構の概略構成を主体的に示す模式図である。 図8は、第2の実施形態の搬送制御処理の手順を示すフローチャートである。 図9は、第3の実施の形態の搬送制御部と操作パネルの機能的構成を主体的に示すブロック図である。 図10は、第3の実施の形態の搬送機構の概略構成を主体的に示す模式図である。 図11は、第3の実施形態の搬送制御処理の手順を示すフローチャートである。 図12は、変形例の搬送制御処理の手順を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる搬送装置、画像形成装置およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。以下の実施の形態において、「搬送部材」とは、搬送路において用紙を搬送する際に用いられる部材であり、用紙に直接接することにより、用紙の搬送を行う部材、又は、用紙に直接接する部材を駆動させる部材等を含む。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係る用紙搬送装置を含む、画像形成装置の全体の構成を示す図である。図1の画像形成装置は、給紙部1、一次転写部2、感光体ユニット3、現像ユニット4、スキャナ部5、画像書込ユニット6、定着部7、搬送部8、及び、紙転写部9を有する。
給紙部1は、用紙トレイに格納されている用紙を一枚ずつ取り出して、搬送部8に導く。一次転写部2は、感光体ユニット3上に現像された画像を、一次転写ベルトに転写する。フルカラーコピーが行われる場合には、一次転写ベルトには、4色のカラートナーが順次重ねられる。
本実施の形態では、本発明の搬送装置を給紙部1に適用している。なお、これに限定されるものではなく、本発明の搬送装置を搬送部8に適用した構成としてもよい。
感光体ユニット3は、回転するドラムである。感光体ユニット3は、一様に帯電された後、画像書込ユニット6のレーザビームにより潜像が形成され、現像ユニット4において、トナーが付着されることにより、表面に画像が生成される。
スキャナ部5は、媒体上に形成されている画像を光学的に読み取って、画像データを出力する。コピーが実行される場合には、スキャナ部5が出力する画像データは、図示しない画像処理ユニットにおいて処理された後、画像書込ユニット6に入力される。なお、画像処理ユニットは、γ補正、色空間変換、画像の分離処理、及び、階調補正処理等が行われる。
定着部7は、用紙上にトナーが載せられた状態の画像に対し、加圧及び加熱を行い、トナーを用紙上に定着させる。定着部7は、定着ローラと加圧ローラとを有する。
搬送部8は、給紙部1から給紙され、紙転写部9においてトナーが載せられた用紙を搬送する。
紙転写部9は、一次転写ベルト上にトナーが重ねられて形成されている画像を、搬送部8を搬送される用紙上に転写する。フルカラーコピーの場合、一次転写部2における一次転写ベルトへの転写が終了した時点で、給紙部1から用紙が給紙される。この用紙は、紙転写部9において、一次転写ベルトから画像が転写される。その後、搬送部8を搬送され、定着部7において、トナーが定着される。
図2は、搬送装置としての給紙部1の駆動制御を行う搬送制御部100と操作パネル200の機能的構成を主体的に示すブロック図である。
操作パネル200は、操作部210及び表示部220を有する。操作部210は、テンキーや操作ボタン等であり、画像形成装置に対する指示や、ジョブ等を実行する際に設定する情報が入力される。表示部220は、画像形成装置の状態等を表示する。表示部220は、また、画像形成装置への指示等の入力を促す画面を表示する。この画面に基づいて、操作者が、指示及び設定する情報等を入力する。
入出力制御部300は、操作パネル200の表示部220に対する表示制御と、操作パネル200の操作部210に対する入力制御を行う。具体的には、入出力制御部300は、表示部200に表示する各種画面やデータを搬送制御部100から受け取り表示部220に表示する制御を行う。また、入出力制御部300は、操作部210で操作者から受け付けたキーや操作ボタンなどのキーイベントの入力を受け付けて搬送制御部100に送出する。
給紙部1は、図2に示すように、モータ410と、搬送機構420と、センサ430とを主に備えている。
図3は、搬送機構420の概略構成を主体的に示す模式図である。図4は、搬送機構420の横面図である。搬送機構420は、搬送部材として、給紙用ローラ11と、ピックアップローラ12とを主に有する。なお、図3の構成における「ローラ」は、「コロ」でもよい。
モータ410は、給紙用ローラ11及びピックアップローラ12を回転駆動する。モータ410は、例えば、ステッピングモータ又はブラシレスモータ等である。給紙用ローラ11及びピックアップローラ12は、モータ410により回転され、用紙Pを搬送部8に導く。
モータ410は、制御部115の制御により、回転速度を変える。モータ410は、後述するスリップ計測モードの際には、通常モードよりも回転速度を速くする。これにより、回転部材の回転が速くなり、又は、ベルトの移動が速くなる。したがって、通常モードよりも用紙のスリップが生じやすくなる。
センサ430は、搬送路上に設けられ、搬送路を図3に示す搬送方向に搬送される用紙Pの先端を検出する。なお、センサ430は、スリップの検出に用いるが、用紙ジャムの検出に用いるように構成してもよい。
より具体的には、センサ430は、所定の地点における用紙P又は用紙Pの先端の有無を検出する。センサ430は、例えば、給紙部1の搬送経路上の2箇所に設けられるとよい。これにより、2点間を通過する際の時間を測定することができる。
図2に戻り、搬送制御部100は、給紙部1のモータ410の駆動を制御する。また、搬送制御部100は、センサ430が検出する情報に基づいて、給紙部1の搬送機構420の搬送部材の異常の予兆の有無を判断し、入出力制御部300を介して操作パネル200に対して、その情報を出力する。
搬送制御部100は、図2に示すように、制御部115と、判断部119と、パルス生成部116と、ドライバ118と、メモリ120と、計測部117とを主に備えている。
制御部115は、搬送制御部100全体の動作を制御する。また、制御部115は、通常モードとスリップ計測モードとを切り替える。ここで、通常モードは、例えば、搬送装置を有する画像形成装置が印刷を行い、又は、搬送装置を有するスキャナが画像データを取得する等の通常の画像形成動作を行う際に用紙を搬送するモードである。
スリップ計測モードは、用紙Pに対して作用させる力を通常モードとは異ならせて、スリップが起きやすい状態で用紙Pを搬送することにより、通常モードにおけるスリップの発生を予測するモードである。
本実施の形態では、制御部115は、用紙Pに対して作用させる力として、スリップ計測モードにおける用紙Pの搬送力を通常モードにおける搬送力から変化させる。より詳細には、制御部115は、パルス生成部116を介して、モータ410の回転速度を制御し、用紙Pの搬送速度を、通常モードにおける搬送速度より速くすることにより、用紙Pの搬送力を通常モードにおける搬送力から変化させる。
制御部115は、さらに、判断部119により、給紙部1における用紙Pのスリップが生じ易い状態と判断される場合には、モータ410の回転速度等を変更する。これにより、用紙ジャム等のトラブルの発生を減じることができる。
パルス生成部116は、制御部115からの指令に従い、モータ410を回転させる際の周期に係るパルスを生成する。パルス生成部116が生成するパルスは、ドライバ118に出力される。パルス生成部116は、スリップ計測モードの際に、通常モードのパルスより短波長のパルスを生成する。これにより、用紙Pの搬送速度が増加し、この結果、用紙Pに対する搬送力が増加する。また、パルス生成部116は、計測部117に対して、ドライバ18に出力するパルスと同波長のパルスを出力する。
ドライバ118は、制御部115からの指示によりパルス生成部116から出力されるパルスに基づいて、モータ410を回転駆動する。
計測部117は、用紙Pの搬送速度を速くした状態で、センサ430からの出力に基づいて、給紙部1に設けられたセンサ430の検出位置に、用紙Pの先端が到達した時刻を検出する。センサ430からは、用紙の先端が到達した旨の信号が出力される。そして、計測部117は、用紙の搬送速度に係る計測値として、所定のタイミングからセンサ430が信号を出力する時刻までの間の時間を計測する。具体的には、計測部17は、所定のタイミングからセンサ430が信号を出力する時刻までの間に、パルス生成部116から出力されるパルスの数を計数する。
ここで、所定のタイミングとは、例えば、操作者またはサービスマンにより、スリップ計測モードの実行が指示された時、又は、搬送する用紙の変更が検出されることによりスリップ計測モードが開始される時、である。所定のタイミングとは、また例えば、スリップ計測モードにおいて、用紙の搬送が開始された時、又は、用紙を搬送するジョブが指示された時等でもよい。また、所定のタイミングを一定時間おきに設定してもよい。
なお、給紙部1に複数のセンサ430が設けられている場合には、計測部117は、それぞれのセンサ毎に対応する時刻を計時する。これらの情報は、それぞれのセンサに対応づけられる。この場合、計測部117は、具体的には、複数のセンサ430間を通過する間に、パルス生成部116から出力されるパルスの数を計数する。
判断部119は、スリップ計測モードの際には、センサ430からの情報により、搬送機構420の搬送部材の異常の予兆の有無を判断する。
具体的には、判断部119は、スリップ計測モードにおいて、用紙Pの搬送速度が所定の速度より速いか否かを判断するために、計測部117で計数したパルスの数が、所定の閾値より大きいか否かを判断する。そして、パルス数が所定の閾値を超える場合には、用紙Pのジャム等の異常が発生し易い状態、すなわち異常の予兆があると判断する。判断部119は、異常が発生し易い状態と判断する場合には、その旨の情報を、入出力制御部300に送出することにより操作パネル200の表示部220に表示させる。
なお、本実施の形態では、スリップ計測モードの際に、パルス数をカウントして用紙の搬送時間により、用紙の搬送速度が所定の速度より速いか否かを判断しているが、速度センサ等を設け、用紙の搬送速度そのものを検出するように構成してもよい。
メモリ120は、画像形成装置の現在のモード(通常モードか、スリップ計測モードか)や、判断部119、異常が発生し易い状態か否かを判断する際の所定の閾値を記憶する記憶媒体である。
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかる画像形成装置による搬送制御処理について説明する。図5は、第1の実施の形態の搬送制御処理の手順を示すフローチャートである。図5では、所定のタイミング毎に、搬送部材の異常の有無が確認される。
図5のステップS11では、制御部115が、所定のタイミングか否かを判断する。そして、所定のタイミングの場合には(ステップS11:Yes)、ステップS12に進み、所定のタイミングではない場合には(ステップS11:No)、ステップS11を繰り返す。
ステップS11に続くステップS12では、パルス生成部116が、生成するパルスの波長を通常モードの波長より短くする。これにより、用紙Pの搬送速度が増加し、この結果、用紙に対する搬送力が増加して、スリップ計測モードが開始される。
ステップS12に続いてステップS13に進み、ステップS12でモータ410を駆動するパルス波長が短くなったことから、モータ410により駆動される搬送部材を、用紙が通過する際に、通常モードより高速で通過する。この速度は、搬送部材が初期状態の摩擦係数μを有する場合には、スリップが発生しない速度である。
ステップS13に続いてステップS14に進み、計測部117が、ステップS11の所定のタイミングから、用紙の先端がセンサ430による検出位置を通過するまでの時間を、計測する。
ステップS14に続いてステップS15に進み、判断部119が、ステップS14で計測されたパルス数に基づく時間T’と、予め定められる理想の時間Tとから、異常の発生の有無を判断する。すなわち、計測された時間T’と、理想の時間Tとの差(T’−T)を算出する。
なお、予め定められる理想の時間Tは、次式(1)で表される。
T=(計測開始位置とセンサ430による検出位置との距離)/(用紙の理想速度)
・・・・・(1)
上式(1)において、(用紙の理想速度)は、異常が発生していない場合の速度である。
ステップS15に続いてステップS16に進み、計測された時間T’と理想の時間Tとの差(T’−T)が、メモリ120に記憶された所定の閾値X以上か否かを判断する。閾値X以上の場合には、ステップS17に進み、閾値X以上ではない場合には(ステップS17:No)、処理を終了する。
ステップS16に続くステップS17では、制御部115から入出力制御部300に対してスリップが発生し易い状態である旨が通知される。この通知は、例えば、制御部115で生成される画面のデータである。これにより、操作パネル200の表示部220が、操作者に対し、スリップが発生し易い状態である旨の表示を行う。
なお、モータ410が、ステッピングモータの場合には、上記のステップS14及びステップS16において、時間に代えて、駆動パルスの数を直接用いてもよい。すなわち、(計測開始位置からセンサ430による用紙の検出までの駆動パルスの数P’)、及び、(計測開始位置からセンサ430による用紙の検出までの駆動パルスの理想の数P)との差(P’−P)を算出する。ステップS16では、この差と閾値Xとを比較する。
スリップ計測モードの際に搬送された用紙Pは、パージトレイに排出してもよい。また、プリンタの場合は、用紙を両面搬送路に搬送し、次回の通常モードにおける印刷時に使用してもよい。
なお、スリップ計測モードの際に、速度を上げることにより、異常が検出される理由について、以下説明する。
まず給紙用ローラ11、ピックアップローラ12等の回転部材が用紙Pを移動させる力である搬送力FはF=μNで表される。ここで、μは、回転部材と用紙Pとの間の摩擦係数であり、Nは、垂直抗力である。給紙用ローラ11、ピックアップローラ12の磨耗や表面に異物が混入することで摩擦係数μの値が下がり、Fが減少することによってスリップとなるが、摩擦係数μは給紙用ローラ11、ピックアップローラ12の回転速度が速いほど小さくなってくる性質も持っている。なお、実際は、摩擦係数μは搬送速度では変化しないが、用紙Pと給紙用ローラ11、ピックアップローラ12等の回転部材の接触面積が搬送速度が速くなるほど小さくなってくることにより摩擦力は小さくなる。
このため、本実施の形態によれば、用紙Pの搬送速度を速くすることでスリップが起こりやすくなり、磨耗等による摩擦係数μの変化が検出しやすくなるので、通常モードにおける用紙Pの搬送速度では検出できないスリップの予兆を、スリップ計測モードで検出することが可能となる。
なお、異常か否かを判断する際の閾値Xの決定には、摩耗によるμの変化、速度によるμの変化を勘案する。好ましくは、スリップ計測モードの速度では、ある程度のスリップが発生するが、通常モードの速度では用紙ジャム等問題となるスリップを引き起こさない程度の値であるとよい。
〔第2の実施の形態〕
第1の実施の形態では、用紙Pに対する搬送力、すなわち用紙Pの搬送速度を増加させることにより、用紙Pに対して作用させる力を変化させるスリップ計測モードに移行して、搬送部材の異常の予兆を判断していたが、この第2の実施の形態では、用紙Pに対して押圧力を付与することにより、用紙Pに対して作用させる力を変化させるスリップ計測モードに移行して、搬送部材の異常の予兆を判断する。より具体的には、本実施の形態では、スリップ計測モードでは、異常予兆の判断対象の搬送ローラより、用紙Pの搬送方向における上流側のローラの回転速度を遅くすることにより、用紙Pに対して押圧力を付与する。
また、本実施の形態では、本発明の搬送装置を、給紙部1ではなく搬送部8に適用した例を示す。
図6は、搬送装置としての搬送部8の駆動制御を行う搬送制御部600と操作パネル200の機能的構成を主体的に示すブロック図である。ここで、操作パネル200、入出力制御部300の機能、構成については第1の実施の形態と同様である。
搬送部8は、図6に示すように、モータ710と、搬送機構720と、センサ430と、モータ740とを主に備えている。ここで、センサ430の機能、構成は第1の実施の形態と同様である。
図7は、搬送機構720の概略構成を主体的に示す模式図である。搬送部8の搬送機構720は、搬送部材として、搬送経路上に二つの搬送ローラ711,712を主に有している。ここで、搬送ローラ712は用紙Pの搬送方向において上流側に配置され、搬送ローラ711は用紙Pの搬送方向において下流側に配置されている。また、搬送ローラ711がスリップ計測モードにおいて異常予兆の判断対象のローラである。
モータ710は、搬送ローラ711を回転駆動する。モータ740は、搬送ローラ712を回転駆動する。
図6に戻り、搬送制御部600は、搬送部8のモータ710、740の駆動を制御する。また、搬送制御部600は、センサ430が検出する情報に基づいて、搬送部8の搬送機構720の搬送部材の異常の予兆の有無を判断し、入出力制御部300を介して操作パネル200に対して、その情報を出力する。
搬送制御部600は、図6に示すように、制御部615と、判断部619と、パルス生成部116と、ドライバ118と、メモリ120と、計測部617と、パルス生成部616と、ドライバ618とを主に備えている。ここで、パルス生成部116、ドライバ118、メモリ120の機能、構成は第1の実施の形態と同様である。
ドライバ118は、制御部615からの指示によりパルス生成部116から出力されるパルスに基づいて、モータ710を回転駆動する。
パルス生成部616は、制御部615からの指令に従い、モータ740を回転させる際の周期に係るパルスを生成する。パルス生成部616が生成するパルスは、ドライバ618に出力される。
ドライバ618は、制御部615からの指示によりパルス生成部616から出力されるパルスに基づいて、モータ740を回転駆動する。
制御部615は、搬送制御部600全体の動作を制御する。また、制御部615は、通常モードとスリップ計測モードとを切り替える。本実施の形態では、制御部615は、用紙Pに対して作用させる力として、スリップ計測モードにおいて押圧力を用紙Pに対して付与するように制御する。より詳細には、制御部615は、スリップ計測モードに移行した場合、パルス生成部616を介して、モータ740の回転速度を、搬送ローラ711を駆動するモータ710の回転速度より低下させて、これにより、上流側の搬送ローラ712の回転速度を、下流側の搬送ローラ711の回転速度より低下させる。この結果、用紙Pに対して押圧力が付与され、用紙Pがスリップを起こしやすい状態としている。
計測部617は、上流側の搬送ローラ712の回転速度を、下流側の搬送ローラ711の回転速度より低下させた状態、すなわちスリップ計測モードで、センサ430からの出力に基づいて、搬送部8に設けられたセンサ430の検出位置に、用紙Pの先端が到達した時刻を検出する。具体的な時刻の検出手法については第1の実施の形態と同様である。
判断部619は、スリップ計測モードの際には、センサ430からの情報により、搬送機構720の搬送部材の異常の予兆の有無を判断する。
具体的には、判断部619は、上流側の搬送ローラ712の回転速度を、下流側の搬送ローラ711の回転速度より低下させた状態であるスリップ計測モードにおいて、用紙Pの搬送速度が所定の速度より速いか否かを判断するために、計測部617で計数したパルスの数が、所定の閾値より大きいか否かを判断する。そして、パルス数が所定の閾値を超える場合には、用紙Pのジャム等の異常が発生し易い状態、すなわち異常の予兆があると判断する。判断部619は、異常が発生し易い状態と判断する場合には、その旨の情報を、入出力制御部300に送出することにより操作パネル200の表示部220に表示させる。
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかる画像形成装置による搬送制御処理について説明する。図8は、第2の実施形態の搬送制御処理の手順を示すフローチャートである。
図8のステップS21では、制御部615が、所定のタイミングか否かを判断する。そして、所定のタイミングの場合には(ステップS21:Yes)、ステップS22に進み、所定のタイミングではない場合には(ステップS21:No)、ステップS21を繰り返す。この所定のタイミングについては、第1の実施の形態と同様である。
ステップS21に続くステップS22では、制御部615は、通常モードからスリップ計測モードに移行する。
ステップS22に続いてステップS23に進み、スリップ計測モードが開始されると、用紙が給紙部1から搬送部8へ搬送される。用紙Pの搬送が開始されると、下流側の搬送ローラ711と上流側の搬送ローラ712はほぼ同一の回転速度で回転する。そして、ステップS24で、制御部615は、用紙の搬送開始から所定時間の経過を待機する(ステップS24:No)。この所定時間は、用紙が通常の搬送速度で搬送された場合に、用紙搬送の開始から、用紙が搬送ローラ711と搬送ローラ712に挟まれた状態となるまでの時間であり、予め定められてメモリ120に記憶されている。
ステップS24において、用紙の搬送開始から所定時間が経過したら(ステップS24:Yes)、用紙が搬送ローラ711と搬送ローラ712に挟まれているので、ステップS25で、制御部615は、モータ740の回転速度が、搬送ローラ711を駆動するモータ710の回転速度より遅くなるように、パルス生成部616にパルスを生成させる。これにより、制御部615は、上流側の搬送ローラ712の回転速度を、下流側の搬送ローラ711の回転速度より低下させる。
そして、ステップS25に続いてステップS26に進み、計測部617が、ステップS21の所定のタイミングから、用紙の先端がセンサ430による検出位置を通過するまでの時間を、計測する。ステップS27からS29までの処理は、第1の実施の形態におけるステップS15からS17までの処理と同様に行われる。
ここで、スリップ計測モードの際に、上流側の搬送ローラ712の回転速度を低下させることにより、異常が検出される理由について、以下説明する。
搬送ローラ711、712等の回転部材が用紙Pを移動させる力である搬送力Fは、第1の実施の形態と同様に、F=μNで表される(μ:回転部材と用紙との摩擦係数、N:垂直抗力)。搬送ローラ711、712の磨耗や表面に異物が混入することで摩擦係数μの値が下がり、Fが減少することによってスリップとなる。
同一の摩擦係数の2つの搬送ローラ711、712で用紙Pを搬送させた場合に、後ろの、すなわち上流側の搬送ローラ712の回転速度を、前、すなわち下流側の搬送ローラ711の回転速度より遅くすると、上流側の搬送ローラ712と用紙との接触面積は下流側の搬送ローラ711と用紙との接触面積よりより大きくなる。接触面積が大きいほうが摩擦力が大きくなるので、みかけの摩擦係数が大きくなり、用紙を押圧する方向に力が働く。
用紙を押圧する方向に力が働くと、用紙に対して搬送方向と逆方向の力F’=μ’N’が働く。ここで、μ’は、搬送ローラ711、712と用紙との間の摩擦係数、N’は、搬送ローラ711、712と用紙との間の垂直効力である。用紙を搬送する力は、(F−F’)となり、通常モードにおける力Fより小さくなる。
したがって、本実施の形態によれば、上流側の搬送ローラ712の回転速度を低下させることにより、用紙に対して押圧力を付与し、搬送ローラ711の摩耗によるμの変化によるスリップが発生しやすくなり、異常を検出することができる。
〔第3の実施の形態〕
第2の実施の形態では、スリップ計測モードにおいて、異常予兆の判断対象の搬送ローラより、用紙Pの搬送方向における上流側の搬送ローラの回転速度を遅くすることにより、用紙Pに対して押圧力を付与して、異常の予兆を判断していたが、この第3の実施の形態では、スリップ計測モードにおいて、押圧部材としての押さえローラにより用紙に対して押圧力を直接付与して、異常の予兆を判断する。
また、本実施の形態では、本発明の搬送装置を、搬送部8に適用した例を示す。
図9は、搬送装置としての搬送部8の駆動制御を行う搬送制御部900と操作パネル200の機能的構成を主体的に示すブロック図である。ここで、操作パネル200、入出力制御部300の機能、構成については第1の実施の形態と同様である。
搬送部8は、図9に示すように、モータ710と、搬送機構1020と、センサ430と、押さえローラ接離モータ1040とを主に備えている。ここで、センサ430の機能、構成は第1の実施の形態と同様である。
図10は、搬送機構1020の概略構成を主体的に示す模式図である。搬送部8の搬送機構1020は、搬送部材として、搬送経路上に二つの搬送ローラ711,712と、押圧部材としての押さえローラ1014とを主に有している。ここで、センサ430の機能、構成については第1の実施の形態と同様であり、搬送ローラ711,712、モータ710については第2の実施の形態と同様である。なお、図10において、搬送ローラ712を回転駆動するモータの図示は省略している。
押さえローラ1014は、搬送経路を搬送される用紙Pに対して接離可能なローラであり、押さえローラ接離モータ1040により、用紙に接離する。押さえローラ1014が用紙Pに接すると、用紙Pに対して押圧力が付与される。なお、押さえローラ1014を駆動させるには、モータの他に、ソレノイドでもよい。
図9に戻り、搬送制御部900は、搬送部8のモータ710、押さえローラ接離モータ1040の駆動を制御する。また、搬送制御部900は、センサ430が検出する情報に基づいて、搬送部8の搬送機構1020の搬送部材の異常の予兆の有無を判断し、入出力制御部300を介して操作パネル200に対して、その情報を出力する。
搬送制御部900は、図9に示すように、制御部915と、判断部919と、パルス生成部116と、ドライバ118と、メモリ120と、計測部917と、ドライバ918とを主に備えている。ここで、パルス生成部116、ドライバ118、メモリ120の機能、構成は第1の実施の形態と同様である。
ドライバ918は、制御部915からの指示により、押さえローラ接離モータ1040を駆動して、押さえローラ1014を用紙Pに対して接触または離間させる。
制御部915は、搬送制御部900全体の動作を制御する。また、制御部915は、通常モードとスリップ計測モードとを切り替える。本実施の形態では、制御部915は、用紙Pに対して作用させる力として、スリップ計測モードにおいて押圧力を用紙Pに対して付与するように制御する。より詳細には、制御部915は、スリップ計測モードに移行した場合、押さえローラ接離モータ1040を駆動して、押さえローラ1014を用紙Pに対して接触させ、これにより、用紙Pに対して垂直方向の押圧力を付与して、押圧された部位で搬送方向の加速度が低くなり、用紙Pがスリップを起こしやすい状態としている。
計測部917は、押さえローラ1014で用紙Pに押圧力を付与した状態、すなわちスリップ計測モードで、センサ430からの出力に基づいて、搬送部8に設けられたセンサ430の検出位置に、用紙Pの先端が到達した時刻を検出する。具体的な時刻の検出手法については第1の実施の形態と同様である。
判断部919は、スリップ計測モードの際には、センサ430からの情報により、搬送機構1020の搬送部材の異常の予兆の有無を判断する。
具体的には、判断部919は、押さえローラ1014で用紙Pに押圧力を付与した状態であるスリップ計測モードにおいて、用紙Pの搬送速度が所定の速度より速いか否かを判断するために、計測部917で計数したパルスの数が、所定の閾値より大きいか否かを判断する。そして、パルス数が所定の閾値を超える場合には、用紙Pのジャム等の異常が発生し易い状態、すなわち異常の予兆があると判断する。判断部919は、異常が発生し易い状態と判断する場合には、その旨の情報を、入出力制御部300に送出することにより操作パネル200の表示部220に表示させる。
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかる画像形成装置による搬送制御処理について説明する。図11は、第3の実施形態の搬送制御処理の手順を示すフローチャートである。
図11では、所定のタイミング毎に、搬送部材の異常の有無が確認される。図11のステップS31では、制御部915が、所定のタイミングか否かを判断する。
所定のタイミングの場合には(ステップS31:Yes)、ステップS32に進み、所定のタイミングではない場合には(ステップS31:No)、ステップS31を繰り返す。ステップS31に続くステップS32では、スリップ計測モードが開始される。
ステップS32に続いてステップS33に進み、用紙Pの搬送が開始される。より詳細には、給紙トレイから用紙が取り出され、搬送部8に導かれる。
ステップS33に続いてステップS34に進み、制御部915からの指示により、押さえローラ接離モータ1040が駆動し、押さえローラ1014で用紙Pを押さえる。
ステップS34に続くステップS35からステップS38の処理は、第1の実施の形態におけるステップS14からステップS17までの処理と同様であるので、ここでは説明を省略する。
なお、スリップ計測モードの際に、用紙Pを押さえることにより、異常が検出される理由について、以下説明する。搬送部材が用紙を移動させる力Fは、F=μNで表される。ここで、μは、搬送部材と用紙との間の摩擦係数であり、Nは、垂直効力である。搬送部材の摩耗や表面に異物が混入することにより、μの値が小さくなるため、Fが小さくなり、スリップが発生する。
一方で、用紙を押さえることにより、搬送方向と逆方向の力F’=μ’N’が働く。ここで、μ’は、押さえローラ1014と用紙との間の摩擦係数、N’は、押さえローラ1014と用紙との間の垂直効力である。用紙を搬送する力は、(F−F’)となり、通常モードにおける力Fより小さくなる。
したがって、搬送部材の摩耗によるμの変化によるスリップが発生しやすくなり、異常を検出することができる。
〔変形例〕
図12は、変形例の搬送制御処理の手順を示すフローチャートである。本変形例では、異常の発生が予測される場合に、制御部115により用紙Pの搬送速度を減速させる処理を含む。ステップS41からステップS47までの処理は、第1の実施の形態のステップS11からステップS17の処理と同一であるので、ここでは説明を省略する。
ステップS47に続くステップS48では、次回以降の用紙Pの搬送の際に、パルス生成部116が発生するパルスの波長を通常より長くする。これにより、用紙Pの搬送速度が遅くなり摩擦係数μが大きくなるため、スリップが発生しにくくなる。
なお、図12では、第1の実施の形態に本変形例を適用した例を示したが、第2の実施の形態、第3の実施の形態の搬送制御処理にも本変形例を適用することができる。
(コンピュータ等による実現)
なお、第1〜3の実施の形態および変形例の画像形成装置で実行される搬送制御プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
第1〜3の実施の形態および変形例の画像形成装置は、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、第1〜3の実施の形態および変形例の画像形成装置を、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、第1〜3の実施の形態および変形例の画像形成装置をインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
第1〜3の実施の形態および変形例の画像形成装置は、上述した各部(制御部、計測部、判断部、ドライバ等)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから搬送制御プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、制御部、計測部、判断部、ドライバ等が主記憶装置上に生成されるようになっている。
以上、発明を実施するための最良の形態について説明を行ったが、本発明は、この最良の形態で述べた実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能である。
1 給紙部
2 一次転写部
3 感光体ユニット
4 現像ユニット
5 スキャナ部
6 画像書込ユニット
7 定着部
8 搬送部
9 紙転写部
11 給紙用ローラ
12 ピックアップローラ
100,600,900 搬送制御部
115,615,915 制御部
116,616 パルス生成部
117,617,917 計測部
119,619,919 判断部
118,618,918 ドライバ
120 メモリ
200 操作パネル
210 操作部
220 表示部
300 入出力制御部
410,710,740 モータ
420,720,1020 搬送機構
430 センサ
711 下流側の搬送ローラ
712 上流側の搬送ローラ
1040 押さえローラ接離モータ
1014 押さえローラ
特許第4235124号公報

Claims (12)

  1. 記録媒体を搬送する搬送部と、
    搬送される前記記録媒体を検出する検出部と、
    前記記録媒体に対する作用力を、通常の前記記録媒体の搬送時における作用力から変化させる制御を行う制御部と、
    前記作用力を変化させた状態で、検出された前記記録媒体の搬送速度に関する計測値を計測する計測部と、
    前記計測値に基づいて前記記録媒体の搬送における異常の予兆を判断する判断部と、
    を備えたことを特徴とする搬送装置。
  2. 前記制御部は、前記記録媒体に対する搬送力を変化させることにより、前記作用力を変化させ、
    前記計測部は、前記搬送力を変化させた状態で、前記計測値を計測することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記制御部は、前記記録媒体の搬送速度を増加させることにより、前記搬送力を変化させ、
    前記計測部は、前記搬送速度を増加させた状態で、前記計測値を計測することを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記制御部は、前記記録媒体に対して押圧力を付与することにより、前記作用力を変化させ、
    前記計測部は、前記記録媒体に対して押圧力を付与した状態で、前記計測値を計測することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  5. 前記搬送部は、前記記録媒体の搬送経路に設けられ、回転することにより前記記録媒体を搬送する複数の回転体を備え、
    前記制御部は、前記複数の回転体のうち、前記搬送経路の上流側に設けられた上流側回転体の回転速度を、前記搬送経路の下流側に設けられた下流側回転体の回転速度より低下させることにより、前記記録媒体に対する前記押圧力を付与し、
    前記計測部は、前記上流側回転体の回転速度を低下させた状態で、前記計測値を計測することを特徴とする請求項4に記載の搬送装置。
  6. 前記搬送部は、前記記録媒体を搬送経路上で押圧する押圧部材を備え、
    前記制御部は、前記押圧部材を、搬送される前記記録媒体に対して押圧させることにより、前記記録媒体に対する前記押圧力を付与し、
    前記計測部は、前記押圧部材を、搬送される前記記録媒体に対して押圧させた状態で、前記計測値を計測することを特徴とする請求項4に記載の搬送装置。
  7. 前記制御部は、前記判断部により、前記記録媒体の搬送に異常の予兆があると判断された場合に、前記記録媒体の搬送速度を低下させることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  8. 前記計測部は、所定のタイミングから前記検出部による前記記録媒体の検出時点までの時間を前記計測値として計測し、
    前記判断部は、前記時間が所定の閾値以上である場合に、前記記録媒体の搬送に異常の予兆があると判断することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  9. 前記判断部は、前記異常の予兆として、前記記録媒体の搬送においてスリップが発生しやすい状況であると判断することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  10. 前記制御部は、前記記録媒体の搬送モードを、通常の前記記録媒体の搬送を行う通常モードから、前記異常の予兆を判断するための計測モードに移行した場合に、前記記録媒体に対する作用力を、前記通常モードにおける作用力から変化させることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  11. 画像形成装置であって、
    記録媒体を搬送する搬送装置と、
    搬送される前記記録媒体に画像形成を行う画像形成部と、を備え、
    前記搬送装置は、
    記録媒体を搬送する搬送部と、
    搬送される前記記録媒体を検出する検出部と、
    前記記録媒体に対する作用力を、通常の前記記録媒体の搬送時における作用力から変化させる制御を行う制御部と、
    前記作用力を変化させた状態で、検出された前記記録媒体の搬送速度に関する計測値を計測する計測部と、
    前記計測値に基づいて前記記録媒体の搬送における異常の予兆を判断する判断部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  12. 搬送される記録媒体を検出する検出ステップと、
    前記記録媒体に対する作用力を、通常の前記記録媒体の搬送時における作用力から変化させる制御を行う制御ステップと、
    前記作用力を変化させた状態で、検出された前記記録媒体の搬送速度に関する計測値を計測する計測ステップと、
    前記計測値に基づいて前記記録媒体の搬送における異常の予兆を判断する判断ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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