JP2011164890A - 硬貨処理機 - Google Patents

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Abstract

【課題】硬貨がジャミングを起こしたりすることを効果的に防止し、硬貨処理機の処理効率を大幅に向上させることができる硬貨処理機を提供する。
【解決手段】硬貨処理機は、硬貨投入口20から投入された硬貨をガイドするホッパー21と、硬貨投入口20から投入された硬貨を上面で支持し、回転円板5に供給するコンベアベルト1とを備え、回転円板5が回転可能で、回転によって生成された遠心力によって、コンベアベルト1から供給された硬貨を周縁に形成された硬貨ガイドに沿って、硬貨通路内に供給するように構成され、さらに、硬貨投入口20を開閉するとともに、コンベアベルト1と回転円板5との間の連通部を遮断し、開放するよろい戸状のシャッタ部材25を備え、よろい戸状のシャッタ部材25が、硬貨投入口20を開いているときに、コンベアベルト1と回転円板5との間の連通部を遮断するように構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は硬貨処理機に関するものであり、さらに詳細には、硬貨のジャミングを効果的に防止することができる硬貨処理機に関するものである。
硬貨を入金し、入金した硬貨を出金する硬貨入出金装置や、硬貨を計数する硬貨計数機、硬貨を包装する硬貨包装機などの硬貨処理機は、投入された硬貨を1枚ずつ、硬貨通路に送り出す機構を備えている。
たとえば、特開平5−159125号公報(特許文献1)は、硬貨投入口に投入された硬貨を回転円板に送り出すコンベアベルトと、コンベアベルトから硬貨を受け、回転円板の回転によって生じた遠心力により、硬貨を回転円板の周壁部に形成された硬貨ガイドに沿わせて、1枚ずつ、硬貨を硬貨通路に送り出すように構成されている。
特開平5−159125号公報(特許文献1)に開示された硬貨処理機においては、回転円板の上面との間隙が、処理すべき最大厚みの硬貨の厚みより大きく、処理すべき最小厚みの硬貨の厚みの2倍よりもわずかに小さくなるように、検出レバーを設け、検出レバーが硬貨によって持ち上げられたときに、回転円板上で、2枚以上の硬貨が重なり合っており、回転円板上の硬貨の枚数が過剰になっていると判定して、コンベアベルトの駆動を停止させることによって、回転円板上に存在している硬貨の枚数が適切な枚数になるように、コンベアベルトの駆動が制御されている。
特開平5−159125号公報
しかしながら、硬貨が硬貨投入口に大量に投入される場合には、コンベアベルトが駆動されていないにもかかわらず、コンベアベルトから回転円板上に硬貨が落下して、供給されて、過剰な枚数の硬貨が、回転円板上に送り出され、回転円板を所望のように回転させることが困難になったり、回転円板上や、硬貨通路への送り出し部で、硬貨がジャミングを起こすことがあった。
したがって、本発明は、短時間に、大量の硬貨を硬貨投入口から投入しても、コンベアベルトなどの硬貨供給手段が駆動されるまでの間、硬貨供給手段上にとどまっているべき硬貨が、硬貨供給手段から回転円板上に落下して、回転円板上に送られ、その結果、回転円板を所望のように回転させることが困難になったり、回転円板上や硬貨通路への開口部などで、硬貨がジャミングを起こしたりすることを効果的に防止し、硬貨処理機の処理効率を大幅に向上させることができる硬貨処理機を提供することを目的とするものである。
本発明のかかる目的は、硬貨投入口から投入された硬貨をガイドするホッパーと、前記硬貨投入口から投入された硬貨を上面で支持し、回転円板に供給する硬貨供給手段とを備えた硬貨処理機であって、前記回転円板が回転可能で、回転によって生成された遠心力によって、前記硬貨供給手段から供給された硬貨を周縁に形成された硬貨ガイドに沿って、硬貨通路内に供給するように構成され、さらに、前記硬貨投入口を開閉する第一のシャッタ部材と、前記硬貨供給手段と前記回転円板との間を連通し、遮断する第二のシャッタ部材を備え、前記第二のシャッタ部材が、前記第一のシャッタ部材が前記硬貨投入口を開いているときに、前記硬貨供給手段と前記回転円板との間を遮断するように構成されたことを特徴とする硬貨処理機によって達成される。
本発明によれば、第一のシャッタ部材によって硬貨投入口を開いて、硬貨を硬貨投入口に投入するときは、第二のシャッタ部材によって、硬貨供給手段と前記回転円板との間が遮断されるから、硬貨供給手段上に保持されるべき硬貨が回転円板上に供給されることを効果的に防止することができ、したがって、回転円板上に供給された硬貨のために、回転円板の回転に支障が生じたり、回転円板上や、硬貨通路への送り出し部で硬貨がジャミングを起こすことを効果的に防止することが可能になる。
本発明の好ましい実施態様においては、前記第一のシャッタ部材の前記硬貨投入口の開閉動作と、前記第二のシャッタ部材の前記硬貨供給手段と前記回転円板との間の連通、遮断動作が、互いに連動している。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記第一のシャッタ部材と前記第二のシャッタ部材とが一体的に形成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様によれば、第一のシャッタ部材と第二のシャッタ部材とが一体的に形成されているから、第一のシャッタ部材の硬貨投入口の開閉動作と、第二のシャッタ部材の硬貨供給手段と回転円板との間の連通、遮断動作を容易に連動させることが可能になる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記第一のシャッタ部材と前記第二のシャッタ部材とによって、よろい戸状のシャッタ部材が構成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様によれば、第一のシャッタ部材と第二のシャッタ部材とによって、よろい戸状のシャッタ部材が構成されているから、単に、よろい戸状のシャッタを移動させることによって、硬貨投入口が開いたときに、硬貨供給手段と回転円板との間の連通部を遮断することができ、きわめて簡易な構成で、硬貨投入口から硬貨を投入中に、硬貨供給手段上に保持されるべき硬貨が、硬貨供給手段から回転円板上に、硬貨が送られることを確実に防止することが可能になる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記第一のシャッタ部材と前記第二のシャッタ部材とによって、平板状のシャッタ部材が構成され、前記平板状のシャッタ部材が、前記ホッパーの前記回転円板側の上縁部に設けられたシャフトまわりに揺動可能に構成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様によれば、第一のシャッタ部材と第二のシャッタ部材とによって、平板状のシャッタ部材が構成され、平板状のシャッタ部材が、ホッパーの回転円板側の上縁部に設けられたシャフトまわりに揺動可能に構成されているから、単に、平板状のシャッタ部材をホッパーの回転円板側の上縁部に設けられたシャフトまわりに揺動させることによって、硬貨投入口が開いたときに、硬貨供給手段と回転円板との間の連通部を遮断することができ、きわめて簡易な構成で、硬貨投入口から硬貨を投入中に、硬貨供給手段上に保持されるべき硬貨が、硬貨供給手段から回転円板上に、硬貨が送られることを確実に防止することが可能になる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記第一のシャッタ部材と前記第二のシャッタ部材とが、機械的手段によって、連動可能に接続されている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記第一のシャッタ部材の一端部と前記第二のシャッタ部材の一端部がヒンジ結合され、前記第一のシャッタ部材の他端部が、前記硬貨投入口が形成された面と平行な面内を移動可能であり、前記第二のシャッタ部材が、前記ホッパーの前記回転円板側の上縁部に設けられたシャフトまわりに揺動可能に構成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記硬貨投入口が形成された面と平行な面内を移動可能な前記第一のシャッタ部材の一端部と、上下方向に移動可能な前記第二のシャッタ部材の上端部が線状連結手段によって連結され、前記第一のシャッタ部材が前記硬貨投入口が形成された面と平行な面内を移動するのにともなって、前記第二のシャッタ部材が下降するように構成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記第一のシャッタ部材と前記第二のシャッタ部材とが、電気的手段によって、連動可能に接続されている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記硬貨供給手段が、前記硬貨投入口から投入された硬貨をその上面で支持し、間欠的に駆動されて、前記回転円板の上面に硬貨を供給するコンベアベルトによって構成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記硬貨供給手段が、前記硬貨投入口から投入された硬貨をその上面で支持し、間欠的に回転されて、前記回転円板の上面に硬貨を供給する硬貨供給用回転円板によって構成されている。
本発明によれば、本発明は、短時間に、大量の硬貨を硬貨投入口から投入しても、コンベアベルトなどの硬貨供給手段が駆動されるまでの間、硬貨供給手段上にとどまっているべき硬貨が、硬貨供給手段から回転円板上に落下して、回転円板上に送られ、その結果、回転円板を所望のように回転させることが困難になったり、回転円板上や硬貨通路への開口部などで、硬貨がジャミングを起こしたりすることを効果的に防止し、硬貨処理機の処理効率を大幅に向上させることができる硬貨処理機を提供することが可能になる。
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる硬貨処理機の略分解斜視図である。 図2は、図1に示された硬貨処理機のコンベアベルトおよび回転円板の近傍の略縦断面図である。 図3は、本実施態様にかかる硬貨処理機の入力系、検出系、駆動系、表示系および制御系を示すブロックダイアグラムである。 図4は、硬貨投入口が完全に開放され、よろい戸状のシャッタ部材によって、コンベアベルトの端部と回転円板との間の連通部も完全に遮断された状態のコンベアベルトおよび回転円板の近傍の略縦断面図である。 図5は、本発明の別の好ましい実施態様にかかる硬貨処理機のコンベアベルトおよび回転円板の近傍の略縦断面図である。 図6は、平板状のシャッタがホッパーの上縁部まわりに反時計方向に揺動されて、硬貨投入口の上側開口を完全に開放する開放位置に位置した状態を示す略縦断面図である。 図7は、図5および図6に示された硬貨処理機の入力系、検出系、駆動系、表示系および制御系を示すブロックダイアグラムである。 図8は、本発明の他の好ましい実施態様にかかる硬貨処理機の硬貨投入口および回転円板の近傍を示す略縦断面図である。 図9は、図8に示された硬貨処理機の入力系、検出系、駆動系、表示系および制御系を示すブロックダイアグラムである。 図10は、本発明の他の好ましい実施態様にかかる硬貨処理機の硬貨投入口および回転円板の近傍を示す略縦断面図であって、硬貨投入口が閉じられた状態を示している。 図11は、本発明の他の好ましい実施態様にかかる硬貨処理機の硬貨投入口および回転円板の近傍を示す略縦断面図であって、硬貨投入口が半分程度開かれた状態を示している。 図12は、本発明の他の好ましい実施態様にかかる硬貨処理機の硬貨投入口および回転円板の近傍を示す略縦断面図であって、硬貨投入口が完全に開かれた状態を示している。 図13は、図10ないし図12に示された硬貨処理機の入力系、検出系、駆動系、表示系および制御系を示すブロックダイアグラムである。 図14は、本発明のさらに他の好ましい実施態様にかかる硬貨処理機の硬貨投入口および回転円板の近傍の略縦断面図である。 図15は、図14に示された硬貨処理機の入力系、検出系、駆動系、表示系および制御系を示すブロックダイアグラムである。 図16は、本発明のさらに他の好ましい実施態様にかかる硬貨処理機の硬貨投入口および回転円板の近傍の略縦断面図である。 図17は、図16に示された硬貨処理機の硬貨投入口および回転円板の近傍の略平面図である。 図18は、図16に示された硬貨処理機の硬貨供給用回転円板の開口部と回転円板の開口部との間の連通部を示す略斜視図である。 図19は、図16ないし図18に示された硬貨処理機の入力系、検出系、駆動系、表示系および制御系を示すブロックダイアグラムである。
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる硬貨処理機の略分解斜視図である。
図1に示されるように、硬貨投入口(図1においては図示されていない)に接続するホッパー(図1においては図示されていない)の下方には、エンドレスベルトからなるコンベアベルト1が配置されており、硬貨投入口から投入された硬貨はコンベアベルト1上に落下する。
コンベアベルト1は、一対のプーリ2、3に巻回されており、硬貨の処理が開始されると、コンベアベルトモータ(図1には図示されていない)が駆動されて、コンベアベルト1が、矢印Aの方向に間欠的に駆動され、その上面で支持している硬貨を、コンベアベルト1の端部1aに隣接している回転円板5に供給するように構成されている。
回転円板5の周縁部には、開口部6を備えた環状の硬貨ガイド7が配置されている。回転円板5は、回転円板モータ(図1には図示されていない)により、矢印Bの方向に回転され、回転円板5の回転によって生じた遠心力により、回転円板5上に供給された硬貨は、機体に固定され、回転円板5の周縁部に配置された硬貨ガイド7の内壁面に沿って、開口部6に向けて、送られる。
硬貨ガイド7には、硬貨量検出手段10が設けられている。硬貨量検出手段10は、硬貨ガイド7を貫通する回転軸11と、回転軸11の回転円板5上に突出した一端部に固定された検出レバー12と、回転軸11の他端部に固定されたウェイトレバー13と、接点を備えた接点部材14とを備えており、ウェイトレバー13が接点部材14の接点と接触しているときに、検出レバー12の下端部と、回転円板5の上面との間隙が、処理すべき最大厚みの硬貨の厚みより大きく、処理すべき最小厚みの硬貨の厚みの2倍よりもわずかに小さくなるように配置されている。
したがって、硬貨が2枚重なった状態で、この検出レバー12の下方を通過すると、検出レバー12およびウェイトレバー13の自重に抗して、検出レバー12が上方に揺動され、回転軸11が、図1において時計方向に回転される。その結果、ウェイトレバー13も上方に揺動され、ウェイトレバー13と接点部材14の接点との接触が断たれる。
ここに、硬貨量検出手段10は、ウェイトレバー13と接点部材14の接点との接触が断たれたときに、後述するコントロールユニット(図1には図示されていない)に、硬貨供給停止信号を出力して、コンベアベルト1の駆動を停止させるように構成され、硬貨が2枚重なった状態で、回転円板5の上面を搬送されることの防止が図られている。
硬貨ガイド7の開口部6には、硬貨通路15が接続され、開口部6の直下流の硬貨通路15の上部に、二重送り防止手段16が設けられている。二重送り防止手段16は、硬貨が2枚重なった状態で、硬貨通路15に送られることを防止するものであり、そのため、その下面と硬貨通路15との間の間隙が、処理すべき最大厚みの硬貨の厚みより大きく、処理すべき最小厚みの硬貨の厚みの2倍よりもわずかに小さくなるように設定されている。
回転円板5から硬貨通路15に送り込まれた硬貨は、搬送ベルトによって、硬貨通路15内を搬送され、種々の処理が施される。
図2は、図1に示された硬貨処理機のコンベアベルト1および回転円板5の近傍の略縦断面図である。
図2に示されるように、コンベアベルト1の上方には、硬貨を投入する硬貨投入口20が設けられ、硬貨投入口20とコンベアベルト1の間にはホッパー21が配置されている。
図2に示されるように、本実施態様にかかる硬貨処理機は、さらに、硬貨投入口20を開閉するよろい戸状のシャッタ部材25を備えている。本実施態様において、よろい戸状のシャッタ部材25は金属によって形成されている。
図2には図示されていないが、ホッパー21の上端部の両側部には、よろい戸状のシャッタ部材25が所望の経路に沿って移動するように、シャッタ部材25をガイドするレールが設けられている。
よろい戸状のシャッタ部材25は、回転円板5側のホッパー21の上縁部22に設けられた回転自在なシャフト26に巻回されており、シャッタ部材25の一端部25aが回転円板5とは反対側のホッパー21の上縁部23に当接し、硬貨投入口20を完全に閉じる閉鎖位置と、シャッタ部材25の他端部25bが、コンベアベルト1の回転円板5側の端部1aの近傍に当接し、硬貨投入口20を完全に開く開放位置との間で、移動可能に構成されている。
本実施態様においては、シャッタ部材25が硬貨投入口20を完全に閉じる閉鎖位置にあるときは、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との間の連通部が開放され、一方、シャッタ部材25が硬貨投入口20を完全に開く開放位置にあるときは、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との間の連通部が遮断されるように、硬貨投入口20の大きさ、ホッパー21の高さ、コンベアベルト1の位置およびシャッタ部材25の長さが決定されている。
図2に示されるように、シャッタ部材25の一端部25aの近傍には、ユーザーによって把持される把持部25cが設けられ、また、シャッタ部材25は、通常は、回転円板5とは反対側のホッパー21の上縁部23に設けられたマグネット(図示せず)によって、硬貨投入口20を閉じる閉鎖位置に保持されている。
図3は、本実施態様にかかる硬貨処理機の入力系、検出系、駆動系、表示系および制御系を示すブロックダイアグラムである。
図3に示されるように、硬貨処理機の入力系は、硬貨処理機に硬貨の処理を開始させるスタートスイッチ30を備え、硬貨処理機の駆動系は、コンベアベルト1を駆動するコンベアベルトモータ31と、回転円板5を回転させる回転円板モータ32および硬貨通路15に設けられた搬送ベルト(図示せず)を駆動する搬送モータ33を備えている。
図3に示されるように、硬貨処理機の検出系は、回転円板5とは反対側のホッパー21の上縁部23に設けられ、シャッタ部材25の一端部25aが回転円板5とは反対側のホッパー21の上縁部23に当接し、硬貨投入口20を完全に閉じる閉鎖位置に位置しているときに、シャッタ検出信号を出力する第一のシャッタセンサ34と、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との間の連通部に設けられ、シャッタ部材25の他端部25bがコンベアベルト1の端部1aと回転円板5との間の連通部の底部に当接して、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との間の連通部を遮断するとともに、硬貨投入口20を完全に開放する開放位置に位置しているときに、シャッタ検出信号を出力する第二のシャッタセンサ35と、回転円板5上に位置している硬貨の枚数を検出する硬貨量検出手段10を備えている。
図3に示されるように、硬貨処理機の表示系は、各種メッセージを表示するディスプレイ38を備え、硬貨処理機の制御系は、硬貨処理機の動作全体を制御するコントロールユニット40を備えている。
以上のように構成された本発明の好ましい実施態様にかかる硬貨処理機は、以下のようにして、硬貨を処理する。
まず、ユーザーによって、よろい戸状のシャッタ部材25に形成された把持部25cが把持されて、よろい戸状のシャッタ部材25が、図2において、左方に動かされる。
その結果、コントロールユニット40に、第一のシャッタセンサ34からシャッタ検出信号が入力されなくなるが、この段階では、第二のシャッタセンサ35からシャッタ検出信号が入力されていない。
このように、第一のシャッタセンサ34から、シャッタ検出信号が入力されなくなった後、第二のシャッタセンサ35からのシャッタ検出信号も、コントロールユニット40に入力されていないときは、ユーザーは硬貨投入口20を開こうとしているが、硬貨投入口20が完全に開かれてはおらず、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との間の連通部も完全に遮断されていない状態にあり、硬貨が硬貨投入口20に投入されると、投入された硬貨が、コンベアベルト1から回転円板5上に落下するおそれがあるため、コントロールユニット40は、硬貨の投入を禁止する旨の警告をディスプレイ38に表示する。
その後、よろい戸状のシャッタ部材25に形成された把持部25cが、図2において、さらに左方に移動され、シャッタ25の他端部25bがコンベアベルト1の端部1aと回転円板5との間の連通部も完全に遮断し、第二のシャッタセンサ35がシャッタ部材25の他端部25bを検出すると、シャッタ検出信号がコントロールユニット40に出力される。
コントロールユニット40は、第二のシャッタセンサ35からシャッタ検出信号が入力されると、硬貨の投入が可能になった旨のメッセージをディスプレイ38に表示する。
図4は、硬貨投入口20が完全に開放され、よろい戸状のシャッタ部材25によって、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との間の連通部も完全に遮断された状態のコンベアベルト1および回転円板5の近傍の略縦断面図である。
ユーザーによって、硬貨投入口20内に投入された硬貨は、ホッパー21内を落下し、静止状態にあるコンベアベルト1の上面によって、支持される。
図4に示されるように、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との間の連通部は、よろい戸状のシャッタ部材25によって完全に遮断されているから、大量の硬貨が短時間の間に、硬貨投入口20内に投入されても、硬貨投入口20内に投入された硬貨はすべてコンベアベルト1上にとどまり、回転円板5上に落下して、送られるということが確実に防止される。
硬貨処理機によって処理されるべき硬貨がすべて、硬貨投入口20内に投入されると、ユーザーによって、よろい戸状のシャッタ部材25に形成された把持部25cが、回転円板5とは反対側のホッパー21の上縁部23に向けて移動される。
その結果、よろい戸状のシャッタ部材25の他端部25bが、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との間の連通部から離間し始めるから、コントロールユニット40には、第二のシャッタセンサ35からのシャッタ検出信号が入力されなくなり、その一方で、第一のシャッタセンサ34からもシャッタ検出信号が入力されていない状態になる。
このように、第二のシャッタセンサ35からのシャッタ検出信号が入力されなくなった後、第一のシャッタセンサ34からもシャッタ検出信号が入力されていないときは、ユーザーが硬貨投入口20を閉じようとしている状態にあると判定されるから、コントロールユニット40は、ユーザーに対し、硬貨投入口20を完全に閉じるべき旨のメッセージをディスプレイ38に表示する。
ユーザーがシャッタ部材25の把持部25cを、図2において、さらに右方に移動させ、よろい戸状のシャッタ部材25の一端部25aが、回転円板5とは反対側のホッパー21の上縁部23に当接し、よろい戸状のシャッタ部材25が硬貨投入口20を完全に閉じる閉鎖位置に達すると、コントロールユニット40は、硬貨の処理を開始すべき旨のメッセージをディスプレイ38に表示する。
これに対して、ユーザーがスタートスイッチ30を操作すると、スタートスイッチ30からスタート信号がコントロールユニット40に出力される。
スタートスイッチ30からスタート信号を受けると、コントロールユニット40は、コンベアベルトモータ31に駆動信号を出力して、コンベアベルト1を駆動させるとともに、回転円板モータ32に駆動信号を出力して、回転円板5を回転させ、さらに、搬送モータ33に駆動信号を出力して、硬貨通路15に設けられた搬送ベルト(図示せず)を駆動する。
その結果、コンベアベルト1上に支持されている硬貨が順次、回転円板5の上面に供給され、回転円板5の上面に供給された硬貨は、回転円板5の回転によって生じた遠心力によって、硬貨ガイド7に沿って、移動し、開口部6から、1枚ずつ、硬貨通路15に送り出される。
こうして、コンベアベルト1から回転円板5上に、硬貨が供給された結果、回転円板5上に供給された硬貨の枚数が過剰になり、硬貨が2枚重なった状態で、検出レバー12の下方を通過すると、ウェイトレバー13と接点部材14の接点との接触が断たれ、硬貨量検出手段10から硬貨供給停止信号がコントロールユニット40に出力され、硬貨量検出手段10から硬貨供給停止信号を受けると、コントロールユニット40はコンベアベルトモータ31に駆動停止信号を出力して、コンベアベルト1の駆動が停止される。
これは、硬貨が2枚重なった状態で回転円板5の上面を搬送される場合には、硬貨がジャミングを起こすおそれがあるからであり、したがって、コンベアベルト1の駆動を停止した後に、ウェイトレバー13と接点部材14の接点とが再び接触するようになると、硬貨量検出手段10からコントロールユニット40に硬貨供給停止信号が出力されなくなり、コントロールユニット40からコンベアベルトモータ31に駆動信号を出力して、コンベアベルト1の駆動が再開される。
こうして、回転円板5から、硬貨が1枚ずつ、硬貨通路15に送り出され、所定の処理が実行される。
本実施態様によれば、硬貨処理機が処理すべき硬貨を硬貨投入口20内に投入するときは、よろい戸状のシャッタ部材によって、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部が遮断されているから、硬貨投入口20内に、短時間に、大量の硬貨を投入しても、コンベアベルト1が駆動されるまでの間、コンベアベルト1上にとどまっているべき硬貨が、コンベアベルト1から回転円板5上に落下して、回転円板5上に送られ、その結果、回転円板5を所望のように回転させることが困難になったり、回転円板5上や硬貨通路15への開口部6などで、硬貨がジャミングを起こしたりすることを効果的に防止することが可能になる。したがって、ジャミングなどの不具合の原因になった硬貨を回収するために、硬貨処理機の作動を停止させる必要がないから、硬貨処理機の処理効率を大幅に向上させることが可能になる。
図5は、本発明の別の好ましい実施態様にかかる硬貨処理機のコンベアベルト1および回転円板5の近傍の略縦断面図である。
図5に示されるように、本実施態様にかかる硬貨処理機は、前記実施態様のよろい戸状のシャッタ部材25に代えて、硬貨投入口20を開閉する平板状のシャッタ部材45を備えている。
平板状のシャッタ部材45は、ホッパー21の回転円板5側の上縁部22に設けられたシャフト44まわりに、手動で、揺動可能に取付けられており、硬貨投入口20を閉じる閉鎖位置と、硬貨投入口20を開放する一方で、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部を遮断する開放位置との間を揺動可能に構成されている。平板状のシャッタ部材45は、シャフト44と硬貨投入口20側の一端部45aとの長さが硬貨投入口20の長手方向の長さ以上であり、シャフト44と回転円板5側の他端部45bとの長さが、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部を覆うに十分な長さを有するように形成されている。
図5に示されるように、シャッタ部材45の一端部45aには、ユーザーが把持可能な把持部45cが形成され、シャッタ部材45は、通常、硬貨投入口20の閉じる閉鎖位置に位置している。
ユーザーが、硬貨処理機に硬貨を投入するときは、ユーザーによって、手動で、平板状のシャッタ部材45がホッパー21の上縁部22に設けられたシャフト44まわりに、図5において、反時計方向に揺動されて、硬貨投入口20が開放され、開放位置に移動される。平板状のシャッタ部材45が開放位置に達すると、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部が、揺動したシャッタ部材45によって閉じられる。
図6は、平板状のシャッタ部材45がホッパー21の上縁部22に設けられたシャフト44まわりに反時計方向に揺動されて、硬貨投入口20を完全に開放する開放位置に位置した状態を示す略縦断面図である。
図6に示されるように、平板状のシャッタ部材45が開放位置に移動されると、硬貨投入口20が完全に開かれて、ユーザーは、硬貨を硬貨投入口20に投入することができ、硬貨投入口20に投入した硬貨はコンベアベルト1上に落下するように構成されている。
その一方で、図6に示されるように、コンベアベルト1の回転円板5側の端部1aが、ホッパー21の上縁部22に設けられたシャフト44まわりに揺動された平板状のシャッタ部材45によって閉じられて、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との間の連通部が遮断される。
図7は、本実施態様にかかる硬貨処理機の入力系、検出系、駆動系、表示系および制御系を示すブロックダイアグラムである。
図7に示されるように、本実施態様にかかる硬貨処理機の入力系、検出系、駆動系、表示系および制御系は、第一のシャッタセンサ34に代えて、回転円板5とは反対側のホッパー21の上縁部23に設けられ、平板状のシャッタ部材45の一端部45aを検出し、シャッタ検出信号をコントロールユニット40に出力するする第一のシャッタセンサ54が用いられ、第二のシャッタセンサ35に代えて、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部に設けられ、平板状のシャッタ部材45の他端部45bを検出し、シャッタ検出信号をコントロールユニット40に出力する第二のシャッタセンサ55が用いられている点を除き、図1ないし図4に示された硬貨処理機の入力系、検出系、駆動系、表示系および制御系と同一である。
以上のように構成された本実施態様にかかる硬貨処理機は、以下のようにして、硬貨を処理する。
まず、ユーザーによって、平板状のシャッタ部材45に形成された把持部45cが把持されて、シャッタ部材45がホッパー21の上縁部22に設けられたシャフト44まわりに揺動され、シャッタ部材45が開放位置に向かって移動される。
平板状のシャッタ部材45が閉鎖位置から開放位置に向けて、揺動されると、第一のシャッタセンサ54からコントロールユニット40に入力されていたシャッタ検出信号が入力されなくなるが、この時点では、シャッタ部材45が、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部を完全に遮断する位置には達しておらず、第二のシャッタセンサ55からもシャッタ検出信号が入力されていない。したがって、第一のシャッタセンサ54からシャッタ検出信号が入力されなくなり、第二のシャッタセンサ55からもシャッタ検出信号が入力されていないときは、コントロールユニット40は、ユーザーに対し、平板状のシャッタ部材45を完全に開くべき旨のメッセージをディスプレイ38に表示する。
さらに、平板状のシャッタ部材45がホッパー21の上縁部22に設けられたシャフト44まわりに揺動されて、硬貨投入口20が完全に開放されるとともに、ホッパー21の上縁部22に設けられたシャフト44まわりに揺動された平板状のシャッタ部材45によって、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部が完全に遮断されると、第二のシャッタセンサ55からシャッタ検出信号がコントロールユニット40に入力される。
こうして、第二のシャッタセンサ55からシャッタ検出信号が入力されると、コントロールユニット40は、ディスプレイ38に、ユーザーに対し、硬貨投入口20内に硬貨を投入すべき旨のメッセージを表示する。
ユーザーによって、硬貨投入口20内に投入された硬貨は、ホッパー21内を落下し、静止状態にあるコンベアベルト1の上面によって、支持される。
この際、大量の硬貨が短時間の間に、硬貨投入口20内に投入されても、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との間の連通部が、シャッタ部材45によって閉鎖されているため、硬貨投入口20内に投入された硬貨はすべてコンベアベルト1上にとどまり、回転円板5上に落下して、送られることが確実に防止される。
硬貨処理機によって処理されるべき硬貨がすべて、硬貨投入口20内に投入されると、ユーザーによって、平板状のシャッタ部材45に形成された把持部45cが把持されて、シャッタ部材45がホッパー21の上縁部22に設けられたシャフト44まわりに時計方向に揺動され、図6に示される開放位置から、図5に示される閉鎖位置に向かって移動が開始される。
その結果、コントロールユニット40には、第二のシャッタセンサ55からシャッタ検出信号が入力されなくなるが、コントロールユニット40には、第一のシャッタセンサ54からもシャッタ検出信号が入力されない。
したがって、第二のシャッタセンサ55からシャッタ検出信号が入力されなくなったが、第二のシャッタセンサ55からもシャッタ検出信号が入力されないときは、シャッタ部材45が閉鎖位置に向かって移動されているが、シャッタ部材45によって、硬貨投入口20が完全に閉じられていない状態にあると判定されるので、コントロールユニット40は、ユーザーに対し、シャッタ部材45によって硬貨投入口20を完全に閉じるべき旨のメッセージを、ディスプレイ38を表示する。
こうして、シャッタ部材45によって、硬貨投入口20が完全に閉じられ、第一のシャッタセンサ54からシャッタ検出信号が入力されると、コントロールユニット40は、硬貨の処理を開始すべき旨のメッセージをディスプレイ38に表示する。
これに対して、ユーザーがスタートスイッチ30を操作すると、スタートスイッチ30からスタート信号がコントロールユニット40に出力される。
スタートスイッチ30からスタート信号を受けると、コントロールユニット40は、コンベアベルトモータ31に駆動信号を出力して、コンベアベルト1を駆動させるとともに、回転円板モータ32に駆動信号を出力して、回転円板5を回転させ、さらに、搬送モータ33に駆動信号を出力して、硬貨通路15に設けられた搬送ベルト(図示せず)を駆動する。
以下、図1ないし図4に示された実施態様にかかる硬貨処理機と同様にして、硬貨の処理が実行される。
本実施態様によれば、硬貨処理機が処理すべき硬貨を硬貨投入口20内に投入するときは、平板状のシャッタ部材45によって、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部が遮断されているから、硬貨投入口20内に、短時間に、大量の硬貨を投入しても、コンベアベルト1が駆動されるまでの間、コンベアベルト1上にとどまっているべき硬貨が、コンベアベルト1から回転円板5上に落下して、回転円板5上に送られ、その結果、回転円板5を所望のように回転させることが困難になったり、回転円板5上や硬貨通路15への開口部6などで、硬貨がジャミングを起こしたりすることを効果的に防止することが可能になる。したがって、ジャミングなどの不具合の原因になった硬貨を回収するために、硬貨処理機の作動を停止させる必要がないから、硬貨処理機の処理効率を大幅に向上させることが可能になる。
図8は、本発明の他の好ましい実施態様にかかる硬貨処理機の硬貨投入口20および回転円板5の近傍を示す略縦断面図である。
図8に示されるように、本実施態様にかかる硬貨処理機においては、硬貨投入口20を開閉し、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部を遮断し、開放するシャッタ部材60が、第一の平板部材61および第二の平板部材62によって構成されている。
図8においては、シャッタ部材60が、硬貨投入口20を完全に閉鎖する閉鎖位置に位置している場合が破線で示され、硬貨投入口20を完全に開放する開放位置に位置している場合が実線で示されている。
図8に示されるように、シャッタ部材60の第二の平板部材62はホッパー21の回転円板5側の上縁部22に設けられた回転自在なシャフト63まわりに揺動可能に取付けられ、第一の平板部材61の一端部61aと第二の平板部材62の一端部62aとはヒンジ結合されている。
また、第一の平板部材61の他端部61bは、ホッパー21の上縁部22に垂直な両側縁部に形成されたレール(図示せず)に沿って移動可能なシャフト64まわりに揺動可能に取付けられている。
図8に示されるように、第一の平板部材61の一端部62aの近傍には、ユーザーによって把持可能な把持部61cが形成されている。
図8において、破線によって示されるように、シャッタ部材60が閉鎖位置に位置しているときは、第一の平板部材61の他端部61bが取り付けられたシャフト64は、ホッパー21の上縁部22に対向する上縁部23に当接し、第二の平板部材62は、硬貨投入口20とほぼ平行な面内に位置し、第一の平板部材61と第二の平板部材62とによって、硬貨投入口20が完全に閉じられるように構成されている。
一方、図8において、実線で示されるように、シャッタ部材60が、硬貨投入口20を完全に開放し、コンベアベルト1の端側部1aと回転円板5との間の連通部を完全に遮断しているときは、第一の平板部材61の他端部61bに取付けられたシャフト64は、レール内を回転円板5に最も近い位置に移動され、第二の平板部材62は、ホッパー21の上縁部22に設けられたシャフト63まわりに、第一の平板部材61の面と第二の平板部材62の面とが最も近接するように、図8において、反時計方向に揺動され、第二の平板部材62によって、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との間の連通部が完全に遮断される。
図9は、本実施態様にかかる硬貨処理機の入力系、検出系、駆動系、表示系および制御系を示すブロックダイアグラムである。
図9に示されるように、本実施態様にかかる硬貨処理機の入力系、検出系、駆動系、表示系および制御系は、第一のシャッタセンサ34に代えて、回転円板5とは反対側のホッパー21の上縁部23に設けられ、第一の平板部材61の他端部61bに取付けられたシャフト64を検出して、シャッタ検出信号をコントロールユニット40に出力する第一のシャッタセンサ65が用いられ、第二のシャッタセンサ35に代えて、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部に設けられ、第二の平板部材62の他端部62bを検出して、シャッタ検出信号をコントロールユニット40に出力する第二のシャッタセンサ66が用いられている点を除き、図1ないし図4に示された硬貨処理機の入力系、検出系、駆動系、表示系および制御系と同一である。
以上のように構成された本実施態様にかかる硬貨処理機は、以下のようにして、硬貨を処理する。
まず、ユーザーによって、第一の平板部材61に設けられた把持部61cが把持されて、第一の平板部材61の他端部61bに取付けられたシャフト64が、図8において、左方に移動される。
シャフト64が、図8において、左方に移動されると、第一のシャッタセンサ65からコントロールユニット40に入力されていたシャッタ検出信号が入力されなくなる。
一方、第二の平板部材62は、ホッパー21の上縁部22に設けられたシャフト63まわりに、図8において、反時計方向に揺動される。
したがって、コントロールユニット40には、第二のシャッタセンサ66からもシャッタ検出信号は入力されていない。
このように、それまで、第一のシャッタセンサ65から入力されていたシャッタ検出信号が入力されなくなり、第二のシャッタセンサ66からもシャッタ検出信号は入力されていない状態は、ユーザーが硬貨投入口20を開こうとしているが、硬貨投入口20が完全に開かれていない状態にあると判定されるから、コントロールユニット40は、ユーザーに対し、シャッタ部材45によって硬貨投入口20を完全に開くべき旨のメッセージを、ディスプレイ38を表示する。
さらに、第一の平板部材61の他端部61bに取付けられたシャフト64が、図8において、さらに、左方に移動され、第一の平板部材61によって硬貨投入口20が完全に開かれるとともに、第二の平板部材62が、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部を完全に遮断すると、第二のシャッタセンサ66からシャッタ検出信号がコントロールユニット40に出力される。
こうして、第二のシャッタセンサ66からシャッタ検出信号が入力されると、コントロールユニット40は、ディスプレイ38に、ユーザーに対し、硬貨投入口20内に硬貨を投入すべき旨のメッセージを表示する。
ユーザーによって、硬貨投入口20内に投入された硬貨は、ホッパー21内を落下し、静止状態にあるコンベアベルト1の上面によって、支持される。
この際、大量の硬貨が短時間の間に、硬貨投入口20内に投入されても、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との間の連通部が、シャッタ部材60によって閉鎖されているため、硬貨投入口20内に投入された硬貨はすべてコンベアベルト1上にとどまり、回転円板5上に落下して、送られることが確実に防止される。
硬貨処理機によって処理されるべき硬貨がすべて、硬貨投入口20内に投入されると、ユーザーによって、第一の平板部材61に形成された把持部61cが把持されて、図8において、右方に移動され、それに伴って、シャフト64がレール内を右方に移動されて、シャッタ部材60が、図8において、実線で示された開放位置から、破線で示された閉鎖位置に向かって移動する。
その結果、コントロールユニット40には、第二のシャッタセンサ66からシャッタ検出信号が入力されなくなり、この段階では、第一のシャッタセンサ65からのシャッタ検出信号も入力されない。
このように、第二のシャッタセンサ66からシャッタ検出信号が入力されなくなり、その一方で、第一のシャッタセンサ65からのシャッタ検出信号も入力されていないときは、ユーザーは、硬貨投入口20を閉じようとしているが、未だ、硬貨投入口20が完全に閉じられていない状態にあると考えられるから、コントロールユニット40は、ユーザーに対し、シャッタ部材60によって硬貨投入口20を完全に閉じるべき旨のメッセージを、ディスプレイ38を表示する。
こうして、シャッタ部材60によって、硬貨投入口20が完全に閉じられ、第一のシャッタセンサ65からシャッタ検出信号が入力されると、コントロールユニット40は、硬貨の処理を開始すべき旨のメッセージをディスプレイ38に表示する。
これに対して、ユーザーがスタートスイッチ30を操作すると、スタートスイッチ30からスタート信号がコントロールユニット40に出力される。
スタートスイッチ30からスタート信号を受けると、コントロールユニット40は、コンベアベルトモータ31に駆動信号を出力して、コンベアベルト1を駆動させるとともに、回転円板モータ32に駆動信号を出力して、回転円板5を回転させ、さらに、搬送モータ33に駆動信号を出力して、硬貨通路15に設けられた搬送ベルト(図示せず)を駆動する。
以下、図1ないし図4に示された実施態様にかかる硬貨処理機と同様にして、硬貨の処理が実行される。
本実施態様によれば、硬貨処理機が処理すべき硬貨を硬貨投入口20内に投入するときは、シャッタ部材60の第二の平板部材62によって、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部が遮断されているから、硬貨投入口20内に、短時間に、大量の硬貨を投入しても、コンベアベルト1が駆動されるまでの間、コンベアベルト1上にとどまっているべき硬貨が、コンベアベルト1から回転円板5上に落下して、回転円板5上に送られ、その結果、回転円板5を所望のように回転させることが困難になったり、回転円板5上や硬貨通路15への開口部6などで、硬貨がジャミングを起こしたりすることを効果的に防止することが可能になる。したがって、ジャミングなどの不具合の原因になった硬貨を回収するために、硬貨処理機の作動を停止させる必要がないから、硬貨処理機の処理効率を大幅に向上させることが可能になる。
図10ないしおよび図12は、本発明の他の好ましい実施態様にかかる硬貨処理機の硬貨投入口20および回転円板5の近傍を示す略縦断面図であり、図10は、硬貨投入口20が閉じられた状態、図11は、回転円板5とコンベアベルト1との連通部が遮断された状態を、図12は、硬貨投入口20が完全に開かれた状態を、それぞれ示している。
図10ないし図12に示されるように、本実施態様にかかる硬貨処理機においては、硬貨投入口20の開口面と平行な面内を移動可能で、硬貨投入口20を開閉する第一のシャッタ部材71と、硬貨投入口20の開口面に垂直な面内を移動可能で、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部を遮断し、開放する第二のシャッタ部材72とを備えている。
図10ないし図12に示されるように、ホッパー21の回転円板5側の上縁部には、ローラ73が取付けられ、ローラ73には、2本のワイヤー74が巻回されている。2本のワイヤー74は、その一端部で、第二のシャッタ部材72の上端部72aに連結され、その他端部で、第一のシャッタ部材71に形成された段状のステップ部71cと係合し、係合が解除されるブロック状のフック部74aに連結されている。
図示されてはいないが、ホッパー21の両側部にはガイドレールが形成されており、第一のシャッタ部材71およびブロック状のフック部74aは、ガイドレールに沿って、スライド自在に構成されている。
本実施態様においては、ホッパー21の回転円板5側の側面は、その下側の約1/2が開放されて、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部を構成しており、第二のシャッタ部材72は、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部の高さとほぼ同じ高さを有している。
第一のシャッタ部材71が図10に示される閉鎖位置に位置し、硬貨投入口20を完全に閉じているときには、第二のシャッタ部材72がコンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部の上方に退避して、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部を完全に開くように、第一のシャッタ部材71に形成された段状のステップ部71cの位置およびワイヤー74の長さが設定されている。
図10に示されるように、第一のシャッタ部材71が、硬貨投入口20を完全に閉じる閉鎖位置に位置しているときは、第二のシャッタ部材72の重力が、ワイヤー74を介して、左向きの力として、ワイヤー74の先端部に形成されたフック部74aに加わり、フック部74aは、第一のシャッタ部材71に形成された段状のステップ部71cに係合している。
図10ないし図12に示されるように、本実施態様においても、第一のシャッタ部材71には、ユーザーが把持可能な把持部71dが形成されている。
図13は、本実施態様にかかる硬貨処理機の入力系、検出系、駆動系、表示系および制御系を示すブロックダイアグラムである。
図13に示されるように、本実施態様にかかる硬貨処理機の入力系、検出系、駆動系、表示系および制御系は、第一のシャッタセンサ34に代えて、回転円板5とは反対側のホッパー21の上縁部23に設けられ、第一のシャッタ部材71の先端部71aを検出して、シャッタ検出信号をコントロールユニット40に出力する第一のシャッタセンサ75が用いられ、第二のシャッタセンサ35に代えて、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部に設けられ、第二のシャッタ部材72の下端部72bを検出して、シャッタ検出信号をコントロールユニット40に出力する第二のシャッタセンサ76が用いられ、さらに、第一のシャッタ部材71の左端部71eを検出して、シャッタ検出信号をコントロールユニット40に出力する第三のシャッタセンサ77が設けられている点を除き、図1ないし図4に示された硬貨処理機の入力系、検出系、駆動系、表示系および制御系と同一である。
以上のように構成された本実施態様にかかる硬貨処理機は、以下のようにして、硬貨を処理する。
まず、ユーザーによって、第一のシャッタ部材71に形成された把持部71dが把持されて、第一のシャッタ部材71が、図10において、硬貨投入口20の開口面と平行な面内を左方に移動される。
第一のシャッタ部材71が図10に示される閉鎖位置に位置し、硬貨投入口20を完全に閉じているときは、ワイヤー74の先端部に形成されたフック部74aは、第一のシャッタ部材71に形成された段状のステップ部71cに係合しており、したがって、図10において、第一のシャッタ部材71が左方に移動されると、第二のシャッタ部材72は硬貨投入口20の開口面に垂直な面内を下降し始める。
その結果、コントロールユニット40には、第一のシャッタセンサ75からのシャッタ検出信号が入力されなくなり、その一方で、第二のシャッタ部材72の下端部72bは未だ下端位置にまで下降していないため、コントロールユニット40には、第二のシャッタセンサ76からもコントロールユニット40にシャッタ検出信号は入力されていない。
このように、それまで、第一のシャッタセンサ75から入力されていたシャッタ検出信号が入力されなくなり、第二のシャッタセンサ76からもシャッタ検出信号は入力されていない状態は、ユーザーが硬貨投入口20を開こうとしているが、硬貨投入口20が完全に開かれていない状態にあると判定されるから、コントロールユニット40は、ユーザーに対し、第一のシャッタ部材71によって硬貨投入口20を完全に開くべき旨のメッセージを、ディスプレイ38を表示する。
第一のシャッタ部材71が、図10において、さらに左方に移動され、図11に示されるように、第一のシャッタ部材71によって硬貨投入口20が半分程度開かれるとともに、第二のシャッタ部材72が下端位置に達すると、第二のシャッタセンサ76からシャッタ検出信号がコントロールユニット40に出力される。
第二のシャッタセンサ76からシャッタ検出信号が入力されたときには、第二のシャッタ部材72によって、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部が完全に遮断されているが、この時点では、第一のシャッタ部材71は未だ硬貨投入口20を完全に開いてはおらず、左端位置に達してはいないから、第三のシャッタセンサ77から、コントロールユニット40にシャッタ検出信号は入力されていない。
したがって、コントロールユニット40は、第一のシャッタ部材71が左端位置に達し、第三のシャッタセンサ77からシャッタ検出信号は入力されるまでは、第一のシャッタ部材71によって硬貨投入口20を完全に開くべき旨のメッセージを、ディスプレイ38を表示し続ける。
また、第二のシャッタ部材72が下端位置に達したときは、各ワイヤー74の先端部に取付けられたブロック状のフック部74aに、第二のシャッタ部材72の重力に起因する左向きの力は加わらなくなり、したがって、図10において、第一のシャッタ部材71がさらに左方に移動されると、フック部74aと第一のシャッタ部材71のステップ部71cとの係合が解除され、フック部74aはその位置で停止し、第二のシャッタ部材72がコンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部を完全に遮断した状態で、第一のシャッタ部材71のみが左方に移動される。
図12には、第一のシャッタ部材71が左端位置に達した状態を示している。
図12に示されるように、第一のシャッタ部材71が左端位置に達すると、第三のシャッタセンサ77によって、第一のシャッタ部材71の左端部71eが検出されて、第三のシャッタセンサ77からコントロールユニット40にシャッタ検出信号が出力される。
第二のシャッタセンサ76からシャッタ検出信号が入力されている状態で、第三のシャッタセンサ77からシャッタ検出信号が入力されたときは、第二のシャッタ部材72によって、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部が完全に遮断された状態で、硬貨投入口20が完全に開かれたと判定されるから、コントロールユニット40は、ディスプレイ38に、ユーザーに対し、硬貨投入口20内に硬貨を投入すべき旨のメッセージを表示する。
ユーザーによって、硬貨投入口20内に投入された硬貨は、ホッパー21内を落下し、静止状態にあるコンベアベルト1の上面によって、支持される。
この際、大量の硬貨が短時間の間に、硬貨投入口20内に投入されても、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との間の連通部が、第二のシャッタ部材72によって完全に閉鎖されているため、硬貨投入口20内に投入された硬貨はすべてコンベアベルト1上にとどまり、コンベアベルト1上に保持されるべき硬貨が、回転円板5上に落下して、送られることが確実に防止される。
硬貨処理機によって処理されるべき硬貨がすべて、硬貨投入口20内に投入されると、ユーザーによって、第一のシャッタ部材71に形成された把持部71dが把持されて、図12において、右方に移動される。したがって、第三のシャッタセンサ77からのシャッタ検出信号が入力されなくなる。
それまで、第三のシャッタセンサ77から入力されていたシャッタ検出信号が入力されなくなると、コントロールユニット40は、硬貨の投入が完了し、ユーザーが硬貨投入口20を閉じようとしていると判定し、硬貨投入口20を完全に閉じるべき旨のメッセージをディスプレイ38に表示する。
この時点では、各ワイヤー74の先端部に設けられたフック部74aと、第一のシャッタ部材71に形成されたステップ部71cとは係合されていないため、第二のシャッタ72は下端位置にとどまり、上昇はしない。
第一のシャッタ部材71がさらに右方に移動され、図11に示されるように、硬貨投入口20の約半分を閉じる位置に達すると、第二のシャッタ部材72の上端部72aに取付けられた各ワイヤー74の先端部に設けられたフック部74aに当接する。
したがって、第一のシャッタ部材71がさらに右方に移動されると、フック部74aに、各ワイヤー74を介して、第二のシャッタ部材72の重力が、左向きの力として加わり、各ワイヤー74の先端部に設けられたフック部74aが、第一のシャッタ部材71に形成された段状のステップ部71cと係合する。
第一のシャッタ部材71のステップ部71cが、各ワイヤー74の先端部に設けられたフック部74aに当接した後、第一のシャッタ部材71がさらに右方に移動されると、それまで、第二のシャッタセンサ76から入力されていたシャッタ検出信号がコントロールユニット40に入力されなくなる。
しかし、この時点では、硬貨投入口20が完全に閉じられていないから、コントロールユニット40は、硬貨投入口20を完全に閉じるべき旨のメッセージをディスプレイ38に表示し続ける。
こうして、第一のシャッタ部材71が、図11において、さらに右方向に移動され、図10に示されるように、右端位置に達すると、第一のシャッタ部材71の先端部71aが第一のシャッタセンサ75によって検出され、第一のシャッタセンサ75からセンサ検出信号が、コントロールユニット40に入力される。
コントロールユニット40に、第三のシャッタセンサ77および第二のシャッタセンサ76からシャッタ検出信号が入力されなくなった後に、第一のシャッタセンサ75からセンサ検出信号が入力されたときは、第一のシャッタ部材71によって、硬貨投入口20が完全に閉じられたと判定されるから、コントロールユニット40は、硬貨の処理を開始すべき旨のメッセージをディスプレイ38に表示する。
これに対して、ユーザーがスタートスイッチ30を操作すると、スタートスイッチ30からスタート信号がコントロールユニット40に出力される。
スタートスイッチ30からスタート信号を受けると、コントロールユニット40は、コンベアベルトモータ31に駆動信号を出力して、コンベアベルト1を駆動させるとともに、回転円板モータ32に駆動信号を出力して、回転円板5を回転させ、さらに、搬送モータ33に駆動信号を出力して、硬貨通路15に設けられた搬送ベルト(図示せず)を駆動する。
以下、図1ないし図4に示された実施態様にかかる硬貨処理機と同様にして、硬貨が処理される。
本実施態様によれば、硬貨処理機が処理すべき硬貨を硬貨投入口20内に投入するときは、第二のシャッタ部材72によって、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との間の連通部が遮断されているから、硬貨投入口20内に、短時間に、大量の硬貨を投入しても、コンベアベルト1が駆動されるまでの間、コンベアベルト1上にとどまっているべき硬貨が、コンベアベルト1から回転円板5上に落下して、回転円板5上に送られ、その結果、回転円板5を所望のように回転させることが困難になったり、回転円板5上や硬貨通路15への開口部6などで、硬貨がジャミングを起こしたりすることを効果的に防止することが可能になる。したがって、ジャミングなどの不具合の原因になった硬貨を回収するために、硬貨処理機の作動を停止させる必要がないから、硬貨処理機の処理効率を大幅に向上させることが可能になる。
図14は、本発明のさらに他の好ましい実施態様にかかる硬貨処理機の硬貨投入口20および回転円板5の近傍の略縦断面図である。
図14に示されるように、本実施態様にかかる硬貨処理機は、硬貨投入口20の開口面と略平行な面内を移動可能で、硬貨投入口20を開閉する第一のシャッタ部材81と、硬貨投入口20の開口面に垂直な面内を上下動可能で、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部を遮断し、開放する第二のシャッタ部材82を備えている。
本実施態様においては、第一のシャッタ部材81は、図示しないモータによって、硬貨投入口20の開口面と略平行な面内を移動するように構成され、第二のシャッタ部材82も、図示しないモータによって、硬貨投入口20の開口面と略垂直な面内を上下動されるように構成されている。
また、図14に示されるように、本実施態様においては、ホッパー21の回転円板5側の側面は、その下側の約1/2が開放されて、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部を構成しており、第二のシャッタ部材82は、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部の高さとほぼ同じ高さを有している。
図14においては、第一のシャッタ部材81が硬貨投入口20を閉鎖する閉鎖位置に位置している場合が破線で示され、硬貨投入口20を完全に開放する開放位置に位置している場合が実線で示されている。
図15は、本実施態様にかかる硬貨処理機の入力系、検出系、駆動系、表示系および制御系を示すブロックダイアグラムである。
図15に示されるように、本実施態様にかかる硬貨処理機の入力系は、硬貨処理機に硬貨の処理を開始させるスタートスイッチ30に加えて、硬貨を硬貨投入口20に投入する際に、ユーザーによって操作される硬貨投入開始スイッチ87および硬貨投入口20への硬貨の投入が完了した際に、ユーザーによって操作される硬貨投入終了スイッチ88を備えている。
また、図15に示されるように、本実施態様にかかる硬貨処理機の検出系は、第一のシャッタセンサ34に代えて、回転円板5とは反対側のホッパー21の上縁部23に設けられ、第一のシャッタ部材81の先端部81aを検出して、シャッタ検出信号をコントロールユニット40に出力する第一のシャッタセンサ83と、第二のシャッタセンサ35に代えて、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部に設けられ、第二のシャッタ部材82の下端部82aを検出して、シャッタ検出信号をコントロールユニット40に出力する第二のシャッタセンサ84を備えている。
図15に示されるように、本実施態様にかかる硬貨処理機の駆動系は、コンベアベルト1を駆動するコンベアベルトモータ31、回転円板5を回転させる回転円板モータ32および硬貨通路15に設けられた搬送ベルト(図示せず)を駆動する搬送モータ33に加えて、第一のシャッタ部材81を移動させる第一のモータ85および第二のシャッタ部材82を移動させる第二のモータ86を備えている。
また、本実施態様にかかる硬貨処理機の表示系は、各種メッセージを表示するディスプレイ38を備え、硬貨処理機の制御系は、硬貨処理機の動作全体を制御するコントロールユニット40を備えている。
以上のように構成された本実施態様にかかる硬貨処理機は、以下のようにして、硬貨を処理する。
まず、ユーザーによって硬貨投入開始スイッチ87が操作されると、硬貨投入開始信号がコントロールユニット40に出力される。
硬貨投入開始信号を受けると、コントロールユニット40は、第一のモータ85に開放信号を出力するとともに、第二のモータ86に閉鎖信号を出力する。
その結果、第一のシャッタ部材81が、図14において、左方に移動するとともに、第二のシャッタ部材82が下降する。したがって、コントロールユニット40には、第一のシャッタセンサ83からのシャッタ検出信号が入力されなくなる。
ここに、第一のシャッタ部材81の移動速度と、第二のシャッタ部材82の移動速度は、第二のシャッタ部材82が、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との間の連通部を遮断する下端位置に達し、第二のシャッタセンサ84によって、第二のシャッタ部材82の下端部82aが検出されたときに、第一のシャッタ部材81が硬貨投入口20を完全に開くように設定されている。
したがって、コントロールユニット40に、硬貨投入開始信号が入力されているが、第二のシャッタセンサ84からシャッタ検出信号が入力されていないときは、第一のシャッタ部材81によって、硬貨投入口20が完全に開かれておらず、第二のシャッタ部材82も下端位置に達していない状態にあると判定され、この段階で、大量の硬貨を短時間に、硬貨投入口20に投入すると、投入された硬貨で、コンベアベルト1上に保持されるべき硬貨が、コンベアベルト1上から、回転円板5上に落下して、硬貨処理機の動作に支障を生じるおそれがあるから、コントロールユニット40は、ユーザーに対し、硬貨投入口20が完全に開かれるまで、硬貨の投入を待つように求めるメッセージをディスプレイ38に表示する。
こうして、第一のシャッタ部材81がさらに左方に移動するとともに、第二のシャッタ部材82がさらに下降を続けた結果、第一のシャッタ部材81によって、硬貨投入口20が完全に開かれ、第二のシャッタ部材82が下端位置に達して、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部を遮断すると、第二のシャッタセンサ84によって、第二のシャッタ部材82の下端部82aが検出されて、第二のシャッタセンサ84から、コントロールユニット40にシャッタ検出信号が出力される。
第二のシャッタセンサ84からシャッタ検出信号が入力されると、コントロールユニット40は、硬貨を硬貨投入口20に投入すべき旨のメッセージをディスプレイ38に表示する。
ユーザーによって、硬貨投入口20内に投入された硬貨は、ホッパー21内を落下し、静止状態にあるコンベアベルト1の上面によって、支持される。
この際、大量の硬貨が短時間の間に、硬貨投入口20内に投入されても、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との間の連通部が、第二のシャッタ部材82によって閉鎖されているため、硬貨投入口20内に投入され、コンベアベルト1上に保持されるべき硬貨はすべてコンベアベルト1上にとどまり、回転円板5上に落下して、送られることが確実に防止される。
硬貨処理機によって処理されるべき硬貨がすべて、硬貨投入口20内に投入されると、ユーザーによって、硬貨投入終了スイッチ88が操作され、硬貨投入終了信号がコントロールユニット40に出力される。
硬貨投入終了信号を受けると、コントロールユニット40は、第一のモータ85に閉鎖信号を出力するとともに、第二のモータ86に開放信号を出力する。
その結果、第一のシャッタ部材81が、図14において、右方に移動され、第二のシャッタ部材82が上昇されて、それぞれ、元の位置に復帰する。
こうして、第一のシャッタ部材81が硬貨投入口20を完全に閉鎖し、第二のシャッタ部材82がコンベアベルト1の端部1aと回転円板5との間の連通部を連通させると、第二のシャッタセンサ84からのシャッタ検出信号がコントロールユニット40に入力されなくなる一方で、第一のシャッタセンサ83から、コントロールユニット40にシャッタ検出信号が出力される。
コントロールユニット40は、第二のシャッタセンサ84からのシャッタ検出信号が入力されなくなった後に、第一のシャッタセンサ83からシャッタ検出信号を受けると、硬貨の処理を開始すべき旨のメッセージをディスプレイ38に表示する。
これに対して、ユーザーがスタートスイッチ30を操作すると、スタートスイッチ30からスタート信号がコントロールユニット40に出力される。
スタートスイッチ30からスタート信号を受けると、コントロールユニット40は、コンベアベルトモータ31に駆動信号を出力して、コンベアベルト1を駆動させるとともに、回転円板モータ32に駆動信号を出力して、回転円板5を回転させ、さらに、搬送モータ33に駆動信号を出力して、硬貨通路15に設けられた搬送ベルト(図示せず)を駆動する。
以下、図1ないし図4に示された実施態様にかかる硬貨処理機と同様にして、硬貨が処理される。
本実施態様によれば、硬貨処理機が処理すべき硬貨を硬貨投入口20内に投入するときは、第二のシャッタ部材82によって、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部が遮断されているから、硬貨投入口20内に、短時間に、大量の硬貨を投入しても、コンベアベルト1が駆動されるまでの間、コンベアベルト1上にとどまっているべき硬貨が、コンベアベルト1から回転円板5上に落下して、回転円板5上に送られ、その結果、回転円板5を所望のように回転させることが困難になったり、回転円板5上や硬貨通路15への開口部6などで、硬貨がジャミングを起こしたりすることを効果的に防止することが可能になる。したがって、ジャミングなどの不具合の原因になった硬貨を回収するために、硬貨処理機の作動を停止させる必要がないから、硬貨処理機の処理効率を大幅に向上させることが可能になる。
図16は、本発明のさらに他の好ましい実施態様にかかる硬貨処理機の硬貨投入口20および回転円板5の近傍の略縦断面図であり、図17は、その略平面図である。
図16および図17に示されるように、本実施態様にかかる硬貨処理機は、硬貨を投入する硬貨投入口20と、硬貨投入口20に接続したホッパー21と、ホッパー21の下方に位置し、ホッパー21内を落下した硬貨をその上面で支持する硬貨供給用回転円板90と、硬貨供給用回転円板90に隣接した位置に設けられ、硬貨供給用回転円板90から供給された硬貨を1枚ずつ、硬貨通路15に送り出す回転円板5を備えている。
図16に示されるように、硬貨処理機は、硬貨投入口20を開閉する第一のシャッタ部材96を備え、硬貨供給用回転円板90と回転円板5とは同じレベルに配置されている。
図1ないし図4に示された硬貨処理機と同様に、本実施態様にかかる硬貨処理機の回転円板は、回転円板モータ32によって、矢印Bの方向に回転され、回転円板5の回転によって生じた遠心力により、回転円板5上に供給された硬貨は、硬貨ガイド7の内壁面に沿って、開口部6に向けて、送られ、1枚ずつ、硬貨通路15に送り出されるように構成されている。
本実施態様においては、環状の硬貨ガイド7が、開口部6が形成された部分と回転円板5を挟んで対向する部分で切り取られて、硬貨供給用回転円板90からの硬貨を、回転円板5上に受け入れる開口部8が形成されている。
硬貨供給用回転円板90の周縁には、環状の硬貨ガイド91が配置されており、回転円板5の周縁に配置された開口部8に対向する部分で、環状の硬貨ガイド91が切り取られて、開口部91aが形成されている。
硬貨供給用回転円板90は、図17において、時計方向と反時計方向に交互に駆動することができ、回転によって生じた遠心力により、硬貨を、その周縁に設けられた環状の硬貨ガイド91に沿って移動可能に構成されている。
図17に示されるように、硬貨供給用回転円板90は、機体に固定された環状の硬貨ガイド91に形成された開口部91aが、回転円板5の周縁に配置された環状の硬貨ガイド7に形成された開口部8に対向する位置を基準にして、時計方向と反時計方向に交互に回転され、その上面で支持している硬貨を、開口部91aおよび回転円板5の開口部8を介して、回転円板5上に供給可能に構成されている。
回転円板5のその他の構成は、図1ないし図4に示された硬貨処理機と同様であるので、説明を省略する。
図18は、硬貨供給用回転円板90の周縁に配置された硬貨ガイド91の開口部91aと回転円板5の周縁に配置された硬貨ガイド7の開口部8との間の連通部を示す略斜視図である。
図18に示されるように、回転円板5の周縁に配置された硬貨ガイド7に設けられた開口部8と、硬貨供給用回転円板90の周縁に配置された硬貨ガイド91の開口部91aは互いに対向し、その間に連通部が形成されている。
図18に示されるように、硬貨供給用回転円板90から回転円板5に向けて送られた硬貨が、硬貨供給用回転円板90の面と回転円板5との間の間隙から落下することを防止するために、機体に設けられた一対の略楔状のガイド部材97bが硬貨供給用回転円板90の面と回転円板5との間の間隙に配置され、また、開口部8の両側の硬貨ガイド7と開口部91aの両側の硬貨ガイド91との間に形成される間隙から、硬貨が落下することを防止するために、一対のガイド部材97cが硬貨ガイド7に取付けられている。
図16および図18に示されるように、硬貨供給用回転円板90の開口部91aと回転円板5の開口部8との間の連通部は、略長方形状の断面形状を有する第二のシャッタ部材97によって、連通あるいは遮断されるように構成されている。
図19は、本実施態様にかかる硬貨処理機の入力系、検出系、駆動系、表示系および制御系を示すブロックダイアグラムである。
図19に示されるように、本実施態様にかかる硬貨処理機の入力系は、硬貨を硬貨投入口20に投入する際に、ユーザーによって操作される硬貨投入開始スイッチ87と、硬貨投入口20への硬貨の投入が完了した際に、ユーザーによって操作される硬貨投入終了スイッチ88と、硬貨処理機に硬貨の処理を開始させるスタートスイッチ30とを備えている。
図18に示されるように、本実施態様にかかる硬貨処理機の検出系は、ホッパー21の回転円板5とは反対側の上縁部23に設けられ、第一のシャッタ部材96の先端部96aを検出し、シャッタ検出信号を出力する第一のシャッタセンサ98と、硬貨供給用回転円板90の開口部91aと回転円板5の開口部8との間の連通部の底部に設けられ、第二のシャッタ部材97の下端部97aを検出し、シャッタ検出信号を出力する第二のシャッタセンサ99と、回転円板5上に位置している硬貨の枚数を検出する硬貨量検出手段10を備えている。
図19に示されるように、本実施態様にかかる硬貨処理機の駆動系は、硬貨供給用回転円板90を回転させる硬貨供給用回転円板モータ92と、回転円板5を回転させる回転円板モータ32および硬貨通路15に設けられた搬送ベルト(図示せず)を駆動する搬送モータ33を備えている。
図19に示されるように、本実施態様にかかる硬貨処理機の表示系は、各種メッセージを表示するディスプレイ38を備え、硬貨処理機の制御系は、硬貨処理機の動作全体を制御するコントロールユニット40を備えている。
このように構成された本実施態様にかかる硬貨処理機は、以下のようにして、硬貨を処理する。
まず、ユーザーによって硬貨投入開始スイッチ87が操作されると、硬貨投入開始信号がコントロールユニット40に出力される。
硬貨投入開始信号を受けると、コントロールユニット40は、第一のモータ85に開放信号を出力するとともに、第二のモータ86に閉鎖信号を出力する。
その結果、第一のシャッタ部材96が、図16において、左方に移動するとともに、第二のシャッタ部材97が下降する。したがって、コントロールユニット40には、それまで入力されていた第一のシャッタセンサ98からのシャッタ検出信号が入力されなくなる。
ここに、第一のシャッタ部材96の移動速度と、第二のシャッタ部材97の移動速度とは、第二のシャッタ部材97が、硬貨供給用回転円板90の開口部91aと回転円板5の開口部6との間の連通部を遮断する下端位置に達し、第二のシャッタセンサ99によって検出されたときに、第一のシャッタ部材96が硬貨投入口20を完全に開くように設定されている。
したがって、コントロールユニット40に、硬貨投入開始信号が入力されているが、第二のシャッタセンサ99からシャッタ検出信号が入力されていないときは、第一のシャッタ部材96によって、硬貨投入口20が完全に開かれておらず、第二のシャッタ部材97も下端位置に達していない状態にあると判定され、この段階で、大量の硬貨を短時間に、硬貨投入口20に投入すると、硬貨投入口20から投入され、硬貨供給用回転円板90上に保持されるべき硬貨が、硬貨供給用回転円板90から、略水平方向に移動して、回転円板5上に送られ、硬貨処理機の動作に支障を生じるおそれがあるから、コントロールユニット40は、ユーザーに対し、硬貨投入口20が完全に開かれるまで、硬貨の投入を待つように求めるメッセージをディスプレイ38に表示する。
こうして、第一のシャッタ部材96がさらに左方に移動するとともに、第二のシャッタ部材97がさらに下降を続けた結果、第一のシャッタ部材96によって、硬貨投入口20が完全に開かれ、第二のシャッタ部材97が下端位置に達して、硬貨供給用回転円板90の開口部91aと回転円板5の開口部8との間の連通部が遮断されると、第二のシャッタセンサ99から、コントロールユニット40にシャッタ検出信号が出力される。
第二のシャッタセンサ99からシャッタ検出信号が入力されると、コントロールユニット40は、硬貨を硬貨投入口20に投入すべき旨のメッセージをディスプレイ38に表示する。
ユーザーによって、硬貨投入口20内に投入された硬貨は、ホッパー21内を落下し、静止状態にある硬貨供給用回転円板90の上面によって、支持される。
この際、大量の硬貨が短時間の間に、硬貨投入口20内に投入されても、硬貨供給用回転円板90の開口部91aと回転円板5の開口部8との間の連通部が遮断されているため、硬貨投入口20内に投入された硬貨はすべて硬貨供給用回転円板90の上面にとどまり、略水平方向に移動して、回転円板5上に送られることが確実に防止される。
硬貨処理機によって処理されるべき硬貨がすべて、硬貨投入口20内に投入されると、ユーザーによって、硬貨投入終了スイッチ88が操作され、硬貨投入終了信号がコントロールユニット40に出力される。
硬貨投入終了信号を受けると、コントロールユニット40は、第一のモータ85に閉鎖信号を出力するとともに、第二のモータ86に開放信号を出力する。
その結果、第一のシャッタ部材96が、図16において、右方に移動され、第二のシャッタ部材97が上昇されて、それぞれ、元の位置に復帰する。
こうして、第一のシャッタ部材96が硬貨投入口20を完全に閉鎖し、第二のシャッタ部材97が硬貨供給用回転円板90の開口部91aと回転円板5の開口部8との間の連通部を連通させると、第一のシャッタセンサ98から、コントロールユニット40にシャッタ検出信号が出力される。
コントロールユニット40は、第一のシャッタセンサ98からシャッタ検出信号を受けると、硬貨の処理を開始すべき旨のメッセージをディスプレイ38に表示する。
これに対して、ユーザーがスタートスイッチ30を操作すると、スタートスイッチ30からスタート信号がコントロールユニット40に出力される。
スタートスイッチ30からスタート信号を受けると、コントロールユニット40は、硬貨供給用回転円板モータ92に駆動信号を出力して、硬貨供給用回転円板90を回転させるとともに、回転円板モータ32に駆動信号を出力して、回転円板5を回転させ、さらに、搬送モータ33に駆動信号を出力して、硬貨通路15に設けられた搬送ベルト(図示せず)を駆動する。
以下、図1ないし図4に示された実施態様にかかる硬貨処理機と同様にして、硬貨が処理される。
本実施態様によれば、硬貨処理機が処理すべき硬貨を硬貨投入口20内に投入するときは、第二のシャッタ部材97によって、硬貨供給用回転円板90の開口部91aと回転円板5の開口部8との間の連通部が遮断されているから、硬貨投入口20内に、短時間に、大量の硬貨を投入しても、硬貨供給用回転円板90が駆動されるまでの間、硬貨供給用回転円板90上にとどまっているべき硬貨が、硬貨供給用回転円板90から、略水平方向に移動して、回転円板5上に送られ、その結果、回転円板5を所望のように回転させることが困難になったり、回転円板5上や硬貨通路15への開口部6などで、硬貨がジャミングを起こしたりすることを効果的に防止することが可能になる。したがって、ジャミングなどの不具合の原因になった硬貨を回収するために、硬貨処理機の作動を停止させる必要がないから、硬貨処理機の処理効率を大幅に向上させることが可能になる。
本発明は、以上の実施態様に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
たとえば、図1ないし図4に示された硬貨処理機においては、よろい戸状のシャッタ部材25が手動によって移動可能に構成されているが、よろい戸状のシャッタ部材25が手動によって移動可能に構成されていることは必ずしも必要でなく、モータなどによって、よろい戸状のシャッタ部材25を移動させるように構成することもでき、この場合には、よろい戸状のシャッタ部材25の一端部25aには、ユーザーによって把持される把持部25cを設けることは必ずしも必要でない。
また、図5ないし図7に示された硬貨処理機においては、平板状のシャッタ部材45がホッパー21の回転円板5側の上縁部22に設けられたシャフト44まわりに、手動で、揺動可能に取付けられており、硬貨投入口20を閉じる閉鎖位置と、硬貨投入口20を開放する一方で、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部を遮断する開放位置との間で揺動可能に構成されているが、平板状のシャッタ部材45がホッパー21の回転円板5側の上縁部22に設けられたシャフト44まわりに、手動で、揺動可能であることは必ずしも必要でなく、モータなどによって、平板状のシャッタ部材45がホッパー21の回転円板5側の上縁部22に設けられたシャフト44まわりに揺動可能に構成することもでき、この場合には、平板状のシャッタ部材45に把持部45cを設ける必要はない。
さらに、図8および図9に示された硬貨処理機においては、シャッタ部材60が、第一の平板部材61と、第一の平板部材61にヒンジ結合された第二の平板部材62によって構成され、第一の平板部材61は、その他端部61bが、ホッパー21の上縁部22に垂直な両側縁部に形成されたレールに沿って、手動で、移動可能なシャフト64まわりに揺動可能に取付けられ、第二の平板部材62は、シャフト64が手動で移動されるのに伴って、ホッパー21の回転円板5側の上縁部22に設けられた回転自在なシャフト63に沿って、揺動可能に構成されているが、シャフト64がレールに沿って、手動で、移動可能であり、第二の平板部材62が、シャフト64が手動で移動されるのに伴って、ホッパー21の回転円板5側の上縁部22に設けられた回転自在なシャフト63に沿って、揺動可能に構成されていることは必ずしも必要でなく、モータなどによって、シャフト64をレールに沿って移動可能に構成することもでき、この場合には、第一の平板部材61に把持部61cを設けることは必ずしも必要でない。
また、図10ないし図13に示された硬貨処理機においては、硬貨投入口20を開閉する第一のシャッタ部材71と、硬貨投入口20の開口面に略垂直な面内を移動可能で、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部を遮断し、開放可能に構成され、その上端部72aに、第一のシャッタ部材71のステップ部71cに係脱可能なブロック状のフック部74aに連結されたワイヤー74が連結された第二のシャッタ部材72が設けられ、第一のシャッタ部材71に形成された把持部71dが、ユーザーによって把持されて、第一のシャッタ部材71が、図10において、硬貨投入口20の開口面と平行な面内を左方に移動され、第一のシャッタ部材71の左方への移動にともなって、第二のシャッタ部材72が下降して、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部を遮断するように構成されているが、第一のシャッタ部材71を、手動によって左右方向に移動可能に構成することは必ずしも必要でなく、モータなどによって、第一のシャッタ部材71を左方に移動させ、第一のシャッタ部材71の左方への移動にともなって、第二のシャッタ部材72が下降するように構成することもでき、その場合には、第一のシャッタ部材71に把持部71dを形成することは必ずしも必要でない。
さらに、図10ないし図13に示された硬貨処理機においては、ホッパー21の回転円板5側の側面は、その下側の約1/2が開放されて、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部を構成しており、第二のシャッタ部材72は、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部の高さとほぼ同じ高さを有し、第一のシャッタ部材71によって硬貨投入口20が完全に開かれたときに、下端位置にまで下降し、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部を遮断するように構成されているが、第二のシャッタ部材72は、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部の高さとほぼ同じ高さを有していることは必ずしも必要でなく、第二のシャッタ部材72がコンベアベルト1の端部1aと回転円板5との間の連通部の高さを越える高さを有し、第一のシャッタ部材71によって硬貨投入口20が完全に開かれる以前に、第二のシャッタ部材72が、その下端位置にまで下降し、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部を遮断するように構成することもできる。
また、図14および図15に示された本発明の好ましい実施態様にかかる硬貨処理機においては、ホッパー21の回転円板5側の側面は、その下側の約1/2が開放されて、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部を構成しており、第二のシャッタ部材72は、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部の高さとほぼ同じ高さを有し、下端位置に下降したときに、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部を遮断可能に構成され、ユーザーによって硬貨投入開始スイッチ87が操作されて、硬貨投入開始信号がコントロールユニット40に出力されると、コントロールユニット40から、第一のモータ85に開放信号が出力されるとともに、第二のモータ86に閉鎖信号が出力され、第一のシャッタ部材81が、図14において、左方に移動し、第二のシャッタ部材82が下降するように構成されているが、硬貨投入口20が完全に開かれた時点で、第二のシャッタ部材82が下端位置に下降していれば、コントロールユニット40から、閉鎖信号が出力されたときに、第二のシャッタ部材82が下降するように構成されていることは必ずしも必要でなく、ユーザーによって硬貨投入開始スイッチ87が操作されて、硬貨投入開始信号がコントロールユニット40に出力された時点で、コントロールユニット40から第二のモータ86にのみ閉鎖信号が出力されて、第二のシャッタ部材82が下降され、第二のシャッタ部材82が下端位置に達して、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部が閉鎖され、第二のシャッタセンサ84からシャッタ検出信号を受けたときに、コントロールユニット40が第一のモータ85に開放信号を出力して、第一のシャッタ部材81を、図14において、左方に移動させて、硬貨投入口20を開放させるようにしてもよく、また、コントロールユニット40から、第一のモータ85に開放信号が出力されるとともに、第二のモータ86に閉鎖信号が出力されて、第二のシャッタ部材82が下降を開始するが、第二のシャッタ部材82が、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部よりも大きい高さを有し、第一のシャッタ部材81が硬貨投入口20を完全に開く前に、コンベアベルト1の端部1aと回転円板5との連通部を遮断するように構成されていてもよい。
さらに、図16ないし図19に示された硬貨処理機においては、ユーザーによって硬貨投入開始スイッチ87が操作されて、硬貨投入開始信号がコントロールユニット40に出力されると、コントロールユニット40から、第一のモータ85に開放信号が出力されるとともに、第二のモータ86に閉鎖信号が出力され、第一のシャッタ部材96が、図16において、左方に移動し、第二のシャッタ部材97が下降を開始し、第二のシャッタ部材97が、硬貨供給用回転円板90の開口部91aと回転円板5の開口部8との間の連通部を遮断する下端位置に達し、第二のシャッタ部材97の下端部97aが第二のシャッタセンサ99によって検出されたときに、第一のシャッタ部材96が硬貨投入口20を完全に開くように設定されているが、第二のシャッタ部材97が、硬貨供給用回転円板90の開口部91aと回転円板5の開口部8との間の連通部を遮断する下端位置に達し、第二のシャッタ部材97の下端部97aが第二のシャッタセンサ99によって検出されたときに、第一のシャッタ部材96が硬貨投入口20を完全に開くように設定することは必ずしも必要でなく、第一のシャッタ部材96によって、硬貨投入口20が完全に開かれた時点で、硬貨供給用回転円板90の開口部91aと回転円板5の開口部8との間の連通部が第二のシャッタ部材97によって遮断されていればよく、たとえば、ユーザーによって硬貨投入開始スイッチ87が操作されて、硬貨投入開始信号がコントロールユニット40に出力された時点で、コントロールユニット40から第二のモータ86にのみ閉鎖信号が出力されて、第二のシャッタ部材97が下降され、第二のシャッタ部材97が下端位置に達して、硬貨供給用回転円板90の開口部91aと回転円板5の開口部8との間の連通部が遮断され、第二のシャッタセンサ99からシャッタ検出信号を受けたときに、コントロールユニット40が第一のモータ85に開放信号を出力して、第一のシャッタ部材96を、図16において、左方に移動させ、硬貨投入口20を開放させるようにしてもよい。
また、図16ないし図19に示された硬貨処理機においては、硬貨供給用回転円板90の開口部91aと回転円板5の開口部8との間の連通部は、略長方形状の断面形状を有する第二のシャッタ部材97によって、連通され、遮断されるように構成されているが、第二のシャッタ部材97が略長方形状の断面形状を有していることは必ずしも必要でなく、硬貨供給用回転円板90の硬貨ガイド91の形状に沿った断面形状を有していても、回転円板5の硬貨ガイド7の形状に沿った断面形状を有していてもよい。回転円板5の硬貨ガイド7の形状に沿った断面形状を有する第二のシャッタ部材97を用いる場合には、第二のシャッタ部材97が回転円板5上を上下動して、回転円板5の開口部8を開閉するように構成し、硬貨供給用回転円板90の硬貨ガイド91の形状に沿った断面形状を有する第二のシャッタ部材97を用いる場合には、第二のシャッタ部材97が硬貨供給用回転円板90上を上下動して、硬貨供給用回転円板90の開口部91aを開閉するように構成することもできる。
また、図16ないし図19に示された硬貨処理機においては、回転円板5と硬貨供給用回転円板90とが同一レベルに配置されているが、回転円板5と硬貨供給用回転円板90が同一レベルに配置することは必ずしも必要でなく、硬貨供給用回転円板90が、回転円板5のレベル以上に設けられていればよい。
さらに、図16ないし図19に示された硬貨処理機においては、一対のガイド部材97cが硬貨ガイド7に取付けられているが、一対のガイド部材97cが硬貨ガイド7に取付けられていることは必ずしも必要でなく、一対のガイド部材97cを硬貨ガイド91に取付けることもでき、さらには、機体に取付けるようにしてもよい。
1 コンベアベルト
1a コンベアベルトの回転円板側の端部
2、3 プーリ
5 回転円板
6 回転円板の開口部
7 回転円板の硬貨ガイド
8 回転円板の開口部
10 硬貨量検出手段
11 回転軸
12 検出レバー
13 ウェイトレバー
14 接点部材
15 硬貨通路
16 二重送り防止手段
20 硬貨投入口
21 ホッパー
22 ホッパーの回転円板側の上縁部
23 ホッパーの回転円板と反対側の上縁部
25 シャッタ部材
25a シャッタ部材の一端部
25b シャッタ部材の他端部
25c シャッタ部材の把持部
26 シャフト
30 スタートスイッチ
31 コンベアベルトモータ
32 回転円板モータ
33 搬送モータ
34 第一のシャッタセンサ
35 第二のシャッタセンサ
38 ディスプレイ
40 コントロールユニット
44 シャフト
45 シャッタ部材
45a シャッタ部材の一端部
45b シャッタ部材の他端部
45c シャッタ部材の把持部
54 第一のシャッタセンサ
55 第二のシャッタセンサ
60 シャッタ部材
61 第一の平板部材
61a 第一の平板部材の一端部
61b 第一の平板部材の他端部
61c 第一の平板部材の把持部
62 第二の平板部材
62a 第二の平板部材の一端部
62b 第二の平板部材の他端部
63 シャフト
64 シャフト
65 第一のシャッタセンサ
66 第二のシャッタセンサ
71 第一のシャッタ部材
71a 第一のシャッタ部材の先端部
71c 第一のシャッタ部材のステップ部
71d 第一のシャッタ部材の把持部
71e 第一のシャッタ部材の左端部
72 第二のシャッタ部材
72a 第二のシャッタ部材の上端部
72b 第二のシャッタ部材の下端部
73 ローラ
74 ワイヤー
74a ワイヤーのフック部
75 第一のシャッタセンサ
76 第二のシャッタセンサ
77 第三のシャッタセンサ
81 第一のシャッタ部材
81a 第一のシャッタ部材の先端部
82 第二のシャッタ部材
82a 第二のシャッタ部材の下端部
83 第一のシャッタセンサ
84 第二のシャッタセンサ
85 第一のモータ
86 第二のモータ
87 硬貨投入開始スイッチ
88 硬貨投入終了スイッチ
90 硬貨供給用回転円板
91 環状の硬貨ガイド
91a 硬貨供給用回転円板の開口部
92 硬貨供給用回転円板モータ
96 第一のシャッタ部材
96a 第一のシャッタ部材の先端部
97 第二のシャッタ部材
97a 第二のシャッタ部材の下端部
97b ガイド部材
97c ガイド部材
98 第一のシャッタセンサ
99 第二のシャッタセンサ

Claims (11)

  1. 硬貨投入口から投入された硬貨をガイドするホッパーと、前記硬貨投入口から投入された硬貨を上面で支持し、回転円板に供給する硬貨供給手段とを備えた硬貨処理機であって、前記回転円板が回転可能で、回転によって生成された遠心力によって、前記硬貨供給手段から供給された硬貨を周縁に形成された硬貨ガイドに沿って、硬貨通路内に供給するように構成され、さらに、前記硬貨投入口を開閉する第一のシャッタ部材と、前記硬貨供給手段と前記回転円板との間を連通し、遮断する第二のシャッタ部材を備え、前記第二のシャッタ部材が、前記第一のシャッタ部材が前記硬貨投入口を開いているときに、前記硬貨供給手段と前記回転円板との間を遮断するように構成されたことを特徴とする硬貨処理機。
  2. 前記第一のシャッタ部材の前記硬貨投入口の開閉動作と、前記第二のシャッタ部材の前記硬貨供給手段と前記回転円板との間の連通、遮断動作が、互いに連動していることを特徴とする請求項1に記載の硬貨処理機。
  3. 前記第一のシャッタ部材と前記第二のシャッタ部材とが一体的に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の硬貨処理機。
  4. 前記第一のシャッタ部材と前記第二のシャッタ部材とによって、よろい戸状のシャッタ部材が構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の硬貨処理機。
  5. 前記第一のシャッタ部材と前記第二のシャッタ部材とによって、平板状のシャッタ部材が構成され、前記平板状のシャッタ部材が、前記ホッパーの前記回転円板側の上縁部に設けられたシャフトまわりに揺動可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の硬貨処理機。
  6. 前記第一のシャッタ部材と前記第二のシャッタ部材とが、機械的手段によって、連動可能に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の硬貨処理機。
  7. 前記第一のシャッタ部材の一端部と前記第二のシャッタ部材の一端部がヒンジ結合され、前記第一のシャッタ部材の他端部が、前記硬貨投入口が形成された面と平行な面内を移動可能であり、前記第二のシャッタ部材が、前記ホッパーの前記回転円板側の上縁部に設けられたシャフトまわりに揺動可能に構成されていることを特徴とする請求項1、2または6に記載の硬貨処理機。
  8. 前記硬貨投入口が形成された面と平行な面内を移動可能な前記第一のシャッタ部材の一端部と、上下方向に移動可能な前記第二のシャッタ部材の上端部が線状連結手段によって連結され、前記第一のシャッタ部材が前記硬貨投入口が形成された面と平行な面内を移動するのにともなって、前記第二のシャッタ部材が下降するように構成されていることを特徴とする請求項1、2または6に記載の硬貨処理機。
  9. 前記第一のシャッタ部材と前記第二のシャッタ部材とが、電気的手段によって、連動可能に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の硬貨処理機。
  10. 前記硬貨供給手段が、前記硬貨投入口から投入された硬貨をその上面で支持し、間欠的に駆動されて、前記回転円板の上面に硬貨を供給するコンベアベルトによって構成されていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の硬貨処理機。
  11. 前記硬貨供給手段が、前記硬貨投入口から投入された硬貨をその上面で支持し、間欠的に回転されて、前記回転円板の上面に硬貨を供給する硬貨供給用回転円板によって構成されていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の硬貨処理機。


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