JP2002157630A - 硬貨収納繰出装置 - Google Patents

硬貨収納繰出装置

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JP2002157630A
JP2002157630A JP2000352973A JP2000352973A JP2002157630A JP 2002157630 A JP2002157630 A JP 2002157630A JP 2000352973 A JP2000352973 A JP 2000352973A JP 2000352973 A JP2000352973 A JP 2000352973A JP 2002157630 A JP2002157630 A JP 2002157630A
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Japan
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coins
coin
belt
feeding
area
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JP2000352973A
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English (en)
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Tsugio Mizosoro
次男 溝曽路
Hitoshi Kobayashi
斉 小林
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Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繰出ベルト65の繰込方向への回転時に繰出ベ
ルト65上の硬貨を収納済み硬貨側へ確実に送り、硬貨収
納量を多くできる硬貨収納繰出装置34を提供する。 【解決手段】 繰出ベルト65の繰込方向への回転時に、
打撃手段88により、繰出ベルト65のベルト上面域68に対
して下面側から弾発的な打撃を断続的に与える。繰出ベ
ルト65上の収納済み硬貨の量が多くても、繰出ベルト65
上から収納済み硬貨が確実に浮き上がって、収納済み硬
貨側へ繰り込まれる硬貨が浮き上がった収納済み硬貨の
下へ潜り込む。そのため、硬貨が滞留停止することなく
スムーズに繰り込め、硬貨収納量を多くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貯留空間に硬貨を
収納するとともに収納した硬貨を1枚ずつ繰り出す硬貨
収納繰出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の硬貨収納繰出装置は、例えば、実
用新案登録第2539581号公報に示すように、上部
域から送り込まれる硬貨を受け入れて貯留する貯留空間
が形成された受収枠を有し、この受収枠の貯留空間の底
面には貯留空間に送り込まれる硬貨を貯留する繰出ベル
トが配設され、この繰出ベルトの貯留空間に臨むベルト
上面域の一方への回転時つまり正転時に貯留空間からの
繰出方向に、他方への回転時つまり逆転時に貯留空間内
への繰込方向に硬貨を移動させている。さらに、貯留空
間の繰出方向の端部には繰出ベルトにより繰出方向に移
動される硬貨を径方向および厚み方向に1枚ずつに規制
するゲート部が配設されている。
【0003】このような硬貨収納繰出装置において、上
部域から貯留空間に硬貨が送り込まれる硬貨送込み域
が、貯留空間のゲート部側とした構成があり、この構成
の場合には、繰出ベルトの繰込方向への回転により、繰
出ベルト上へ送り込まれる硬貨が貯留空間のゲート部側
とは反対側の収納域へ繰込収納されるもので、この構成
を第1の従来例という。
【0004】しかしながら、この第1の従来例の構成で
は、繰込収納される硬貨量が増えると、さらに繰り込ま
れる硬貨は、収納済み硬貨に当って繰り込めずに滞留停
止してしまう。その結果、硬貨送込み域の下方の貯留空
間域に硬貨が溜まり、貯留空間の収納域に十分な量の硬
貨が収納できない問題がある。また、硬貨送込み域の下
方に溜まった硬貨が、繰出時にゲート部の近傍に溢れ、
硬貨がゲート部に詰まったり、確実に1枚ずつ繰り出さ
れない問題がある。
【0005】また、上部域から貯留空間に硬貨が送り込
まれる硬貨送込み域が、貯留空間のゲート側とは反対側
すなわち収納域側とした構成があり、この構成の場合に
は、硬貨送込み域から送り込まれる硬貨が収納済み硬貨
上に収納されるため、貯留空間の収納域に十分な量の硬
貨が収納できるもので、この構成を第2の従来例とい
う。
【0006】しかしながら、この第2の従来例の構成で
は、硬貨の繰出時に第1の従来例と同様の問題が発生す
ることがある。すなわち、収納済み硬貨の量が増える
と、繰出時に硬貨がゲート部近傍に溢れ、硬貨がゲート
部に詰まったり、確実に1枚ずつ繰り出されないという
問題である。
【0007】そして、第1の従来例および第2の従来例
のように、繰出時に硬貨がゲート部で詰まった場合に
は、繰出ベルトを繰込方向に回転させ、繰出硬貨を繰込
側、つまり収納済み硬貨側へ戻して硬貨詰まりを解消す
るのが一般的である。
【0008】ところが、この場合に、詰まり硬貨とそれ
に連なる収納済み硬貨側の硬貨を、繰込方向へ戻そうと
するが、それら硬貨が、収納済み硬貨に当って繰り込め
ずに滞留停止して詰まり解消できないことがある。
【0009】こうした問題を解決するため、実用新案登
録第2539581号公報に記載の構成では、繰出方向
の前端側および後端側の各ローラ間に張設される繰出ベ
ルトの、ゲート部の位置より後端側のローラ側の域で、
かつ繰出ベルトの貯留空間に臨むベルト上面域の下面に
対し、大径カム域と小径カム域とを有する回転カムを臨
ませ、そして、繰出ベルトの繰込方向への回転時に回転
カムを回転させることにより、回転カムの大径カム域が
繰出ベルトに接触しているときに繰出ベルトを上昇さ
せ、回転カムの小径カム域が繰出ベルトに対向している
ときに繰出ベルトを下降させ、回転する回転カムで直接
的に繰出ベルトを滑らかに上下に移動させている。
【0010】これによって、上下する繰出ベルトに対し
て収納済み硬貨のゲート部側の縁部が繰出ベルトの上面
から浮上りやすくなるため、第1の従来例では、繰込収
納される硬貨量が増えても、さらに繰り込まれる硬貨
が、収納済み硬貨の下へ潜り込みやすく、滞留停止が少
なくなる。さらに、第1の従来例および第2の従来例に
おいて、繰出時に硬貨がゲート部で詰まり、繰出ベルト
の繰込方向への回転でもって、繰出硬貨を繰込側つまり
収納済み硬貨側へ戻す場合にも、詰まり硬貨とそれに連
なる収納済み硬貨側の硬貨が、収納済み硬貨の下へ潜り
込みやすく、滞留停止が少なくなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
従来例および第2の従来例において、収納済み硬貨の量
が多くなると、回転カムで繰出ベルトを上下させても、
繰出ベルトとこの繰出ベルト上の収納済み硬貨とが密着
状態のまま一緒に上下し、繰り込まれる硬貨が収納済み
硬貨の下へ潜り込みにくく、硬貨の滞留停止を解消する
ことができない問題がある。
【0012】また、硬貨収納繰出装置を循環式硬貨入出
金機に組み込む場合に、入金硬貨を一時保留する一時保
留部を設ける必要があり、この場合、一時保留部を硬貨
収納繰出装置の上部に設け、一時保留部から硬貨収納繰
出装置の収納空間へ収納させる方法が考えられる。とこ
ろが、循環式硬貨入出金機は、卓上に置いたり、循環式
紙幣入出金機の上に配置する場合が多く、硬貨収納繰出
装置の上部に一時保留部を配置した構成では、高さが高
くなる問題がある。
【0013】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
で、繰出ベルトの繰込方向への回転時に、収納済み硬貨
側へ繰り込まれる硬貨が繰出ベルト上で残留停止するこ
となく、収納済み硬貨側へスムーズに送れるようにし
て、硬貨収納量を多くできる硬貨収納繰出装置を提供す
ることを目的とし、またさらに、それに加えて、一時保
留域を繰出ベルト上に形成することで、高さを低くでき
る硬貨収納繰出装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の硬貨収納
繰出装置は、硬貨を貯留する貯留空間が形成された受収
枠と、この受収枠の貯留空間に貯留される硬貨を載せる
ベルト上面域を有し、このベルト上面域の一方への回転
時に貯留空間からの繰出方向に、他方への回転時に貯留
空間内への繰込方向に硬貨を移動させる繰出ベルトと、
前記貯留空間の繰出方向の端部で、前記繰出ベルトによ
り繰り出される硬貨を径方向および厚み方向に1枚ずつ
に規制するゲート部と、前記繰出ベルトの繰込方向への
回転時に、繰出ベルトのベルト上面域に対して下面側か
ら弾発的な打撃を断続的に与える打撃手段とを具備して
いるものである。
【0015】そして、繰出ベルトの繰込方向への回転時
に、打撃手段により、繰出ベルトのベルト上面域に対し
て下面側から弾発的な打撃を断続的に与えることによ
り、繰出ベルト上の収納済み硬貨の量が多くても、繰出
ベルト上から収納済み硬貨が確実に浮き上がるため、収
納済み硬貨側へ繰り込まれる硬貨が、収納済み硬貨の下
へ潜り込みやすく、繰出ベルト上で滞留停止することな
く収納済み硬貨側へスムーズに繰り込まれ、その結果、
貯留空間における硬貨収納量が多くなる。さらに、繰出
ベルト上の硬貨を収納済み硬貨側へ確実に送り込めるこ
とにより、繰出時にゲート部近傍に滞留停止した硬貨が
詰まるのを防止可能とし、硬貨を1枚ずつ確実に繰り出
せる。
【0016】請求項2記載の硬貨収納繰出装置は、送り
込まれる硬貨を受け入れて一時保留する一時保留域およ
びこの一時保留域に隣接して一時保留硬貨を収納する収
納域を有する貯留空間が形成された受収枠と、この受収
枠の貯留空間の一時保留域と収納域との間に開閉可能に
設けられた開閉板と、この開閉板を開閉する開閉板駆動
手段と、前記貯留空間に貯留される硬貨を載せるベルト
上面域を有し、このベルト上面域の一方への回転時に貯
留空間の収納域から一時保留域への繰出方向に硬貨を移
動させるとともに、他方への回転時に一時保留域から収
納域への繰込方向に硬貨を移動させる繰出ベルトと、前
記貯留空間の繰出方向の端部で、前記繰出ベルトにより
繰り出される硬貨を径方向および厚み方向に1枚ずつに
規制するゲート部と、前記繰出ベルトの繰込方向への回
転時に、前記貯留空間の収納域で繰出ベルトのベルト上
面域に対して下面側から弾発的な打撃を断続的に与える
打撃手段とを具備しているものである。
【0017】そして、繰出ベルトの繰込方向への回転時
に、打撃手段により、繰出ベルトのベルト上面域に対し
て下面側から弾発的な打撃を断続的に与えることによ
り、繰出ベルト上の収納済み硬貨の量が多くても、繰出
ベルト上から収納済み硬貨が確実に浮き上がるため、収
納済み硬貨側へ繰り込まれる硬貨が、収納済み硬貨の下
へ潜り込みやすく、繰出ベルト上で滞留停止することな
く収納済み硬貨側へスムーズに繰り込まれ、その結果、
貯留空間における硬貨収納量が多くなる。さらに、繰出
ベルト上の硬貨を収納済み硬貨側へ確実に送り込めるこ
とにより、繰出時にゲート部近傍に滞留停止した硬貨が
詰まるのを防止可能とし、硬貨を1枚ずつ確実に繰り出
せる。それに加えて、繰出ベルト上に貯留空間の一時保
留域と収納域とを形成してこれらを開閉板で開閉するこ
とにより、繰出ベルト上に一時保留域を形成できて硬貨
収納繰出装置の高さを低くすることが可能となるととも
に、硬貨の一時保留機能、さらには一時保留硬貨の繰出
側または繰込側への確実な送り機能が得られる。
【0018】請求項3記載の硬貨収納繰出装置は、請求
項1または2記載の硬貨収納繰出装置において、打撃手
段は、支軸を中心に上下方向に揺動する打撃用レバー
と、この打撃用レバーの上昇揺動時に繰出ベルトのベル
ト上面域に対して下面側から打撃を与える打撃部と、こ
の打撃部で繰出ベルトのベルト上面域に対して下面側か
ら打撃を与える方向に、前記打撃用レバーに弾発力を与
えるばねと、前記打撃用レバーの打撃部をばねの弾発力
に抗して下降させる第1のカム域、およびこの第1のカ
ム域による打撃部の下降を瞬時に解除してばねの弾発力
による打撃部の瞬時の上昇を許容する第2のカム域を有
する回転カムと、この回転カムを繰出ベルトの繰込方向
への回転時に回転させる回転カム駆動手段とを備えてい
るものである。
【0019】そして、打撃用レバーの打撃部で繰出ベル
トのベルト上面域に対して下面側から打撃を与える方向
にばねで弾発力を与え、回転する回転カムの第1のカム
域で打撃用レバーの打撃部をばねの弾発力に抗して下降
させるとともに、第2のカム域で第1のカム域による打
撃部の下降を瞬時に解除してばねの弾発力による打撃部
の瞬時の上昇を許容することにより、繰出ベルトに弾発
的な打撃を確実に与え、繰出ベルト上から収納済み硬貨
が確実に浮き上がって、収納済み硬貨側へ繰り込まれる
硬貨を収納済み硬貨の下へ確実に潜り込ませ、硬貨の滞
留停止を確実に防止可能となる。
【0020】請求項4記載の硬貨収納繰出装置は、請求
項3記載の硬貨収納繰出装置において、打撃部は、繰出
ベルトの回転方向に対応して打撃用レバーに回転自在に
軸支された打撃用ローラであるものである。
【0021】そして、打撃部が、繰出ベルトの回転方向
に対応して打撃用レバーに回転自在に軸支された打撃用
ローラであることにより、繰出ベルトに対する摩擦抵抗
が低減され、繰出ベルトの回転が円滑になる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0023】図5に、硬貨収納繰出装置を適用した循環
式硬貨入出金機の内部構造の平面図を示し、この循環式
硬貨入出金機は、図示しない機体内に配設され、例え
ば、金融機関の窓口などにおいて、2人のテラー間に設
置されるとともに、各テラーによって操作される2台の
端末機に接続されて、両テラーによって共用される。な
お、図5において、左側を機体の前側、右側を機体の後
側、上側を機体の左側、下側を機体の右側として説明す
る。
【0024】機体に設けられる図示しない硬貨入金口の
下方に位置して硬貨貯留繰出部11が配設され、この硬貨
貯留繰出部11は、硬貨入金口を通じて投入される入金硬
貨を受け入れる硬貨貯留繰出部枠12を有し、この硬貨貯
留繰出部枠12の底部には硬貨を左側方向へ繰り出す繰出
ベルト13が張設され、この繰出ベルト13の繰出方向の端
部に硬貨を径方向および厚み方向に1枚ずつにするゲー
ト部14が配設されている。ゲート部14は、繰出ベルト13
の上方で、繰出ベルト13の周面の回転方向と逆方向(硬
貨の送出を規制する方向)に回転して繰出ベルト13で繰
出方向に送られる硬貨を1層に規制する逆転ローラ15を
有している。
【0025】また、硬貨貯留繰出部11の繰出ベルト13の
繰出方向には、硬貨貯留繰出部11から1枚ずつ繰り出さ
れる硬貨を受け入れて搬送する硬貨通路18が形成されて
いる。この硬貨通路18は、繰出ベルト13から連続して左
側方向に向けて形成される識別通路部19、この識別通路
部19の左端から後方へ向けて形成されるリジェクト分岐
通路部20、およびこのリジェクト分岐通路部20の後端か
ら右側方向に向けて形成される種類別分岐通路部21を有
している。これら各通路部19〜21は、硬貨を載せる通路
板22上に形成され、通路板22の上方には硬貨を各通路部
19〜21に沿って搬送する搬送ベルト23〜25が張設されて
いる。
【0026】識別通路部19には、搬送される硬貨の真偽
や金種を識別する識別部26が配置されている。
【0027】リジェクト分岐通路部20には、リジェクト
硬貨を分岐するリジェクト硬貨分岐部27が配設されてい
る。このリジェクト硬貨分岐部27は、通路板22に形成さ
れた分岐孔28を有し、この分岐孔28には図示しない分岐
板が配置され、この分岐板が図示しないソレノイドによ
って硬貨の通過を許容する閉鎖位置とリジェクト硬貨を
分岐孔28内へ強制的に案内する開放位置とに移動され
る。
【0028】種類別分岐通路部21には、硬貨を種類別に
分岐する複数の種類別硬貨分岐部29が配設されており、
これら種類別硬貨分岐部29は、上流側(左側)から順
に、オーバーフロー硬貨用、5円硬貨用、1円硬貨用、
50円硬貨用、100円硬貨用、10円硬貨用、500
円硬貨用として構成され、通路板22に形成された分岐孔
30を有している。オーバーフロー硬貨用および5円硬貨
用の種類別硬貨分岐部29は、強制的に硬貨を分岐するも
ので、分岐孔30に配置される分岐板31を有し(図2参
照)、この分岐板31が図示しないソレノイドによって硬
貨の通過を許容する閉鎖位置と硬貨を分岐孔31内へ強制
的に案内する開放位置とに移動される。1円硬貨用、5
0円硬貨用、100円硬貨用、10円硬貨用、500円
硬貨用の種類別硬貨分岐部29は、硬貨の径寸法に応じて
小径硬貨から大形硬貨の順に形状分岐するように構成さ
れている。なお、この実施の形態の複数の種類別硬貨分
岐部29は、1つのオーバーフロー硬貨分岐部と複数の金
種別硬貨分岐部とで構成され、オーバーフロー硬貨分岐
部として構成される種類別硬貨分岐部29については符号
29aを付して説明する。
【0029】また、種類別分岐通路部21の下方には、種
類別硬貨分岐部29で種類別に分岐される硬貨を収納する
とともに前方へ1枚ずつ繰出可能とする複数の硬貨収納
繰出装置34が機体の左右方向に並設されており、これら
硬貨収納繰出装置34は、種類別硬貨分岐部29に対応し
て、左側から順に、オーバーフロー硬貨用、5円硬貨
用、1円硬貨用、50円硬貨用、100円硬貨用、10
円硬貨用、500円硬貨用として構成されている。な
お、この実施の形態の複数の硬貨収納繰出装置34は、1
つのオーバーフロー硬貨収納投出部と複数の金種別硬貨
収納投出部とで構成され、オーバーフロー硬貨収納投出
部として構成される硬貨収納繰出装置34については符号
34aを付して説明する。
【0030】また、各硬貨収納繰出装置34の前方域に沿
って、機体の左右方向に搬送コンベヤ37が張設されてい
る。この搬送コンベヤ37は、左右のローラ38間に搬送ベ
ルト39を張設したベルトコンベヤにて構成され、機体の
左右方向の一端および他端のいずれの方向にも搬送可能
としている。搬送コンベヤ37の左端近傍には、硬貨通路
18のリジェクト硬貨分岐部27で分岐されるリジェクト硬
貨が受け入れられる。なお、搬送ベルト39の上方に臨む
ベルト上面域の下側には、図示していないが、搬送ベル
ト39を支えるベルト支持板が配設されているとともに、
このベルト支持板の下側に搬送ベルト39上の硬貨の有無
を検知する硬貨検知基板が配設されている。
【0031】また、搬送コンベヤ37の左端で機体の左側
に沿って、搬送コンベヤ37で左端に搬送される硬貨を受
け入れて前方へ搬送するシュート40が配設され、このシ
ュート40によって硬貨が機体に対して着脱可能とする左
側出金箱41へ放出される。シュート40の入口には開放に
よって搬送コンベヤ37からの硬貨の受け入れを許容する
とともに閉鎖によって搬送コンベヤ37からの硬貨の受け
入れを規制するシャッタ42が開閉可能に配設されてい
る。
【0032】また、搬送コンベヤ37の右端で機体の右側
に沿って、搬送コンベヤ37で右端に搬送される硬貨を受
け入れて前方へ搬送するベルトコンベヤ43が配設されて
いる。このベルトコンベヤ43の入口には開放によって搬
送コンベヤ37からの硬貨の受け入れを許容するとともに
閉鎖によって搬送コンベヤ37からの硬貨の受け入れを規
制するシャッタ44が上下に開閉可能に配設されていると
ともに、搬送コンベヤ37上からベルトコンベヤ43上に硬
貨が乗り移るための乗移り板45が配設されている。ベル
トコンベヤ43は、前後のローラ46間に搬送ベルト47を張
設したベルトコンベヤにて構成され、機体の前方向へ硬
貨を搬送可能としている。なお、搬送ベルト47の上方に
臨むベルト上面域の下側には、図示していないが、搬送
ベルト47を支えるベルト支持板が配設されているととも
に、このベルト支持板の下側に搬送ベルト47上の硬貨の
有無を検知する硬貨検知基板が配設されている。
【0033】ベルトコンベヤ43の途中には、搬送コンベ
ヤ37から搬送されてくる硬貨を硬貨貯留繰出部11に送っ
て環流させる環流搬送部48が配設されている。この環流
搬送部48は、ベルトコンベヤ43上に進退可能とする環流
板49を有し、この環流板49が、ベルトコンベヤ43上に進
出させてベルトコンベヤ43を搬送されてくる硬貨を硬貨
貯留繰出部11に環流させる環流位置と、ベルトコンベヤ
43上から退避させてベルトコンベヤ43を搬送されてくる
硬貨の下流方向への搬送を許容する退避位置とに移動さ
れる。
【0034】また、ベルトコンベヤ43の前端には、ベル
トコンベヤ43の前端から放出される硬貨を受け入れる図
示しないシュートが配設され、このシュートの下部には
出金シュート部と回収シュート部50とに分岐され、この
分岐位置に硬貨を出金シュート部または回収シュート部
50に振り分ける振分部材が配設されている。出金シュー
ト部により硬貨が機体に対して着脱可能とする右側出金
箱51に導かれ、回収シュート部50により硬貨が機体内に
装着される回収カセット52に導かれる。
【0035】次に、図1および図2に、硬貨収納繰出装
置34の構成を示し、各硬貨収納繰出装置34は、硬貨(図
1には符号Cで示し、以下省略する)を貯留する貯留空
間61が形成された受収枠62を有し、この受収枠62には、
貯留空間61の左右両側を構成する垂直方向の側面部63,
63、この側面部63,63の下端から互いに接近する方向へ
傾斜して後述の繰出ベルト65の上面接触位置に至る側面
傾斜部63a,63a、および後端側を構成する後面部64が形
成されており、貯留空間61の底面には繰出ベルト65が配
設されている。
【0036】繰出ベルト65は、平ベルトにて構成され、
前端側のローラ66と後端側のローラ67との間で前後方向
に沿って後下がり状態に張設されているとともに、これ
ら前後のローラ66,67間の中間において、貯留空間61に
臨んで貯留空間61に貯留される硬貨を載せるベルト上面
域68の下面側がベルト支持ローラ69で支えられ、ベルト
上面域68の下方のベルト下面域70の下面側が張設用ロー
ラ71で支えられている。
【0037】前側のローラ66は各硬貨収納繰出装置34毎
に独立して駆動される駆動軸72に固着され、後側のロー
ラ67は各硬貨収納繰出装置34に共通の1本の支持軸73に
回転自在に支持されている。駆動軸72は繰出ベルト駆動
手段74によって回転駆動され、ベルト上面域68の一方で
ある前方への回転時つまり正転時に貯留空間61からの繰
出方向Fに、他方である後方への回転時つまり逆転時に
貯留空間61内への繰込方向Rに、繰出ベルト65が回転移
動される。繰出ベルト駆動手段74は、モータ75を有し、
このモータ75の駆動力がギヤ76などを介して駆動軸72に
伝達される。
【0038】繰出ベルト65のベルト上面域68の下側に
は、繰出ベルト65を支えるベルト支持板77が配設され、
このベルト支持板77の下側に繰出ベルト65上の硬貨の有
無を検知する硬貨検知基板78が配設されている。
【0039】オーバーフロー硬貨用の硬貨収納繰出装置
34aを除く各硬貨収納繰出装置34の繰出ベルト65の上方
であって前後方向の前寄り約3分の1程度の位置に、開
閉板81が開閉可能に配置されている。保留空間61の開閉
板81の前側に種類別分岐通路部21の種類別硬貨分岐部29
から送り込まれる硬貨を一時保留する一時保留域82が、
後側に一時保留硬貨を収納可能とする収納域83が形成さ
れている。各開閉板81は、一端が1本の駆動軸84に固着
され、この駆動軸84を中心として、下方に垂下されて貯
留空間61の一時保留域82と収納域83とを区分する区分位
置と、他端が後方へ持ち上げられて保留空間61の一時保
留域82と収納域83とが連通される連通位置(開放位置)
との間を揺動可能に支持され、駆動軸84の一端に連結さ
れる例えばモータやソレノイドなどにより構成される開
閉板駆動手段85によって一括して揺動される。
【0040】一時保留域82の上方には、種類別分岐通路
部21の種類別硬貨分岐部29が位置されていて、その種類
別硬貨分岐部29から分岐されて落下してくる硬貨が受け
入れられる受収口62aが形成されている。
【0041】また、貯留空間61の収納域83の下方で、繰
出ベルト65のベルト上面域68の下側には、繰出ベルト65
の繰込方向Rへの回転時に、ベルト支持板77および硬貨
検知基板78に形成された開口部分を通じて、繰出ベルト
65のベルト上面域68の下面側から弾発的な打撃を断続的
に与える打撃手段88が配置されている。
【0042】打撃手段88は、図3および図4に示すよう
に、打撃用レバー89を有し、この打撃用レバー89の一端
が支軸90により受収枠62に対して上下方向に揺動可能に
軸支され、打撃用レバー89の他端に打撃用レバー89の上
昇揺動時に繰出ベルト65のベルト上面域68に対して下面
側から打撃を与える打撃部としての打撃用ローラ91が繰
出ベルト65の回転方向に対応して回転自在に軸支されて
いる。
【0043】打撃用レバー89の他端には打撃用ローラ91
の下側にばね受部92が形成され、打撃用レバー89の他端
の下方には受収枠62に支持されるばね受基板93が配設さ
れ、これらばね受部92とばね受基板93との間に、打撃用
ローラ91で繰出ベルト65のベルト上面域68に対して下面
側から打撃を与える方向つまり上方へ向けて弾発力を与
えるばね94が配設されている。このばね94は、コイルス
プリングで、一端がばね受部92の下面に開口する溝孔部
95内に係合されているとともに、他端がばね受基板93か
ら突設された突起96の周囲に係合されて保持されてい
る。
【0044】打撃用レバー89の中間部の一側にはカムフ
ォロワ97が回転自在に軸支され、このカムフォロワ97が
打撃用レバー89の上下方向の揺動つまり繰出ベルト65に
対する打撃を制御する回転カム98に当接されている。回
転カム98は、カム軸99を中心に回転されるもので、略扇
形に形成されていて、その周面でカムフォロワ97が当接
するカム面100に、カム軸99から径方向外方に突出して
打撃用レバー89の打撃用ローラ91をばね94の弾発力に抗
して下降させる第1のカム域101、およびカム軸99の中
心側に落ち込んで第1のカム域101による打撃用ローラ9
1の下降を瞬時に解除してばね94の弾発力による打撃用
ローラ91の瞬時の上昇を許容する第2のカム域102が形
成されている。つまり、第1のカム域101の回転方向
(図中の矢印方向)下流側の端部から第2のカム域102
がカム軸の略中心に向けて段差状に切欠されている。カ
ム軸99は、回転カム98を繰出ベルト65の繰込方向Rへの
回転時に、回転カム駆動手段としてのモータ103で回転
駆動される。
【0045】打撃手段88の下方位置に対応して、繰出ベ
ルト65のベルト下面域70を打撃手段88から逃がすために
下方にガイドするガイド板104,105が配設されている。
また、打撃用ローラ91が繰出ベルト65を打撃して突き上
げる際の繰出ベルト65の張力保持は、ベルト自身の弾性
あるいは張設用ローラ71の張設のための上下移動にてな
される。
【0046】また、貯留空間61の繰出方向Fの端部、す
なわち一時保留域82の前側には、繰出ベルト65により繰
り出される硬貨を径方向および厚み方向に1枚ずつに規
制するゲート部108が設けられている。このゲート部108
は、繰出ベルト65のベルト上面域68に対向して配設され
る逆転ローラ109を有し、繰出ベルト65の繰出方向Fへ
の回転時に逆転ローラ109が繰出ベルト65のベルト上面
域68の移動方向と逆方向(ローラ66の反時計回り方向に
対し、同じ反時計回り方向)に回転して、繰出ベルト65
によって繰出方向Fに送られる硬貨が1層に規制され
る。逆転ローラ109は繰出ベルト駆動手段74のギヤ76な
どの駆動伝達経路を通じて駆動伝達され、繰出ベルト65
が繰出方向Fへ回転されるときに逆転ローラ109が逆転
(反時計回り方向回転)される。その駆動伝達経路中に
はワンウェイクラッチが配置されており、繰出ベルト65
が繰込方向Rへ回転される際には、逆転ローラ109は回
転されない。
【0047】貯留空間61の左右方向の幅(側壁部63,63
の間隔)は、処理する最大径硬貨の径より大きく、最小
径硬貨の径の2枚分より小さく形成され、繰出ベルト65
によって繰出方向Fに送られる硬貨が径方向に1枚に規
制される。
【0048】各硬貨収納繰出装置34の貯留空間61の左右
方向の幅は、硬貨種類に関係なく同一に形成され、各種
類の硬貨の収納に共用されている。そのため、各硬貨収
納繰出装置34に収納する金種などの変更に対して容易に
対応できるように構成されている。なお、硬貨収納繰出
装置34aも、硬貨収納繰出装置34と同様に構成されてい
る。
【0049】また、繰出ベルト65の下側に配置される硬
貨検知基板78は、収納域83の領域A1、一時保留域82の後
側の領域A2、およびゲート部108の下側の領域A3の3つ
の領域について、硬貨の有無をそれぞれ検知するように
構成されている。硬貨検知基板72は、例えば、一次コイ
ルおよび二次コイルを平面状に配置し、一次コイルに定
電流信号を与えて、硬貨がある場合とない場合とで二次
コイルに発生する検出信号が変化することに応じて硬貨
の有無を検知する金属センサを備えている。
【0050】また、繰出ベルト65の前方には、ゲート部
108を通過した硬貨が前方の搬送ベルト37へ搬送される
硬貨投出路112が形成され、この硬貨投出路112の上方に
硬貨を硬貨投出路112の底面に押さえ付けながら投出方
向に搬送する複数の押えローラ113がそれぞれ配置され
ている。これら押えローラ113は、前側に1つ、後側に
2つで、前側と後側とで左右に位置がずれて配置されて
おり、繰出方向Fに回転駆動される。硬貨投出路112の
両側には繰出ベルト65上面から垂直に立ち上がって硬貨
の縁部を案内するガイド板114,114(左手のガイド板11
4は側壁傾斜部63aの内端位置と同位置)が配設され、こ
れらガイド板114に2つのセンサ115,116が繰出方向F
に並んで配列されている。これらセンサ115,116は、投
光器と受光器とを対とする投受光式光センサで、押えロ
ーラ113の回転速度と関連付けて2つのセンサ115,116
を硬貨が通過する際に硬貨径を検知して金種を確認する
とともに投出枚数をカウントするように構成されてい
る。なお、硬貨投出路112には、硬貨の投出を停止させ
る図示しないストッパ手段が配設されている。
【0051】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0052】まず、入金処理について説明する。
【0053】図5において、左側または右側のテラーに
より入金処理が指令されるとともに、入金硬貨が機体の
硬貨入金口を通じて硬貨貯留繰出部11に投入されること
により、入金処理が開始される。
【0054】入金処理が開始されることにより、硬貨貯
留繰出部11に受け入れられた硬貨が、硬貨貯留繰出部11
の繰出ベルト13の繰出回転と逆転ローラ15の逆回転とに
よって、硬貨貯留繰出部11内から1枚ずつ硬貨通路18の
識別通路部19に繰り出され、識別部26で識別される。
【0055】識別部26で正常と識別された硬貨は、硬貨
通路18の種類別分岐通路部21に搬送され、該当金種の種
類別硬貨分岐部29で分岐され、硬貨収納繰出装置34の繰
出ベルト65上に送り込まれる。このとき、図1に示すよ
うに、開閉板81が区分位置に移動されていて一時保留域
82と収納域83とが区分されているとともに、繰出ベルト
65は繰込方向Rへ回転されており、繰出ベルト65上に落
下した硬貨は、種類別硬貨分岐部29の下方位置から一時
保留域82内の後側寄り位置へ送られてばら状態で一時保
留される。
【0056】識別部26で正常と識別された入金硬貨で
も、一時保留域82に所定枚数の硬貨が収納されて満杯と
なった金種や、収納域83に所定枚数の硬貨が収納されて
満杯となっている金種については、オーバーフロー硬貨
として処理され、種類別分岐通路部21の最上流に位置す
るオーバーフロー用の種類別硬貨分岐部29aで分岐さ
れ、オーバーフロー用の硬貨収納繰出装置34aに一時保
留される。このとき、オーバーフロー用の硬貨収納繰出
装置34aでは開閉板81を備えていないので、繰出ベルト6
5上に落下したオーバーフロー硬貨は、貯留空間61の後
方に送られて一時保留される。
【0057】識別部26で異常と識別されたリジェクト硬
貨は、硬貨通路18のリジェクト分岐通路部20のリジェク
ト硬貨分岐部27で分岐され、搬送コンベヤ37上に送り込
まれて一時保留される。搬送コンベヤ37上に一時保留さ
れるリジェクト硬貨の枚数が設定量、例えば5枚を越え
た場合、入金処理が一時停止され、搬送コンベヤ37上の
リジェクト硬貨が、例えば左側のテラーによる入金処理
の場合には左側へ向けて搬送されるとともにシャッタ42
の開放によってシュート40に送り込まれ、このシュート
40により左側出金箱41に返却される。この左側出金箱41
に返却されたリジェクト硬貨は、左側出金箱41を機体か
ら抜き外すことで取り出される。なお、右側のテラーに
よる入金処理の場合には、右側出金箱51にリジェクト硬
貨が返却される。リジェクト硬貨の返却完了後に、入金
処理が再開される。
【0058】そして、硬貨貯留繰出部11からの入金硬貨
の繰り出しが完了するとともに、硬貨通路18上での入金
硬貨の搬送が完了し、識別部26にて入金硬貨を所定時間
検知しなくなった後、硬貨貯留繰出部11の繰出動作およ
び硬貨通路18の搬送動作が停止される。
【0059】このとき、搬送コンベヤ37にリジェクト硬
貨が一時保留されている場合には、リジェクト硬貨の再
識別処理が開始される。搬送コンベヤ37上のリジェクト
硬貨は、搬送コンベヤ37にて右側へ向けて搬送されると
ともにシャッタ44の開放によってベルトコンベヤ43に送
り込まれ、このベルトコンベヤ43で前方へ向けて搬送さ
れるとともにその搬送途中で環流搬送部48により硬貨貯
留繰出部11に再投入され、全てのリジェクト硬貨が硬貨
貯留繰出部11に送り込まれたら、硬貨貯留繰出部11内か
ら1枚ずつ硬貨通路18に再び繰り出され、識別部26で再
識別される。
【0060】再識別の結果、正常と識別された入金硬貨
は、該当金種の種類別硬貨分岐部29で分岐されて該当金
種の一時保留域82に一時保留されるか、オーバーフロー
用の種類別硬貨分岐部29aで分岐されてオーバーフロー
用の硬貨収納繰出装置34aに一時保留される。
【0061】再識別の結果、異常と識別されたリジェク
ト硬貨は、リジェクト硬貨分岐部27で分岐されて搬送コ
ンベヤ37に再び送り込まれて一時保留され、全てのリジ
ェクト硬貨の再識別処理が完了した後に、例えば左側の
テラーによる入金処理の場合には搬送コンベヤ37にて左
側へ向けて搬送されるとともにシャッタ42の開放によっ
て左側搬送部40に送り込まれ、この左側搬送部40により
左側出金箱41に返却される。この左側出金箱41に返却さ
れたリジェクト硬貨は、左側出金箱41を機体から抜き外
すことで取り出される。なお、右側のテラーによる入金
処理の場合には、右側出金箱51にリジェクト硬貨が返却
される。
【0062】そして、再識別を含む入金硬貨の一時保留
が完了するとともに、再識別後のリジェクト硬貨の返却
が完了した後、入金承認または入金不承認の指令に待機
する。
【0063】テラーにより入金承認が指令されることに
より、金種別の硬貨収納繰出装置34の一時保留域82に一
時保留されていた硬貨は、開閉板81の開放と繰出ベルト
65の繰込方向Rへの回動とによって、後方の収納域83に
送られてばら状態で収納される。
【0064】このとき、打撃手段88により、収納域83に
おいて繰出ベルト65のベルト上面域68に対して下面側か
ら弾発的な打撃を断続的に与える打撃付与動作がなされ
る。すなわち、回転カム98がモータ103で回転駆動さ
れ、図3(a)に示すように、回転カム98の第1のカム域1
01がカムフォロワ97に当接して押し下げることにより、
打撃用レバー89が下方に揺動し、打撃用ローラ91がばね
94の弾発力に抗して下降して繰出ベルト65から離反し、
また、カムフォロワ97に対する当接が第1のカム域101
の回転方向(図中の矢印方向)下流側の端部から第2の
カム域102に移ることにより、図3(b)に示すように、第
1のカム域101による打撃用ローラ91の下降が瞬時に解
除されるため、ばね94の弾発力により打撃用レバー89が
上方に瞬時に上昇され、つまり打撃用ローラ91が瞬時に
上昇され、打撃用ローラ91が繰出ベルト65に下面側から
当接して弾発的に押し上げる。したがって、回転カム98
の回転中は、繰出ベルト65のベルト上面域68に対して下
面側から弾発的な打撃が断続的に与えられる。
【0065】このように、打撃手段88で繰出ベルト65の
ベルト上面域68に対して下面側から弾発的な打撃が断続
的に与えられることにより、繰出ベルト65上の収納域83
に予め収納されている補充硬貨や以前の入金処理時に収
納された入金硬貨などが既に収納されていて、それら硬
貨の収納済み硬貨の量が多い場合でも、繰出ベルト65上
から収納済み硬貨が確実に浮き上がる。そのため、繰出
ベルト65の繰込方向Rへの回転により収納済み硬貨側へ
繰り込まれる硬貨が浮き上がった収納済み硬貨の下へ潜
り込みやすく、繰出ベルト65上で滞留停止することなく
スムーズに繰り込むことができ、それに伴って、収納域
83に収納可能とする硬貨収納量を多くできる。
【0066】一時保留硬貨の収納後、開閉板81が区分位
置に戻され、オーバーフロー硬貨が一時保留されている
場合には、そのオーバーフロー硬貨の収納動作が開始さ
れる。つまり、オーバーフロー用の硬貨収納繰出装置34
aに一時保留されていたオーバーフロー硬貨は、繰出ベ
ルト65の繰出方向Fへの回動と逆転ローラ109の逆転と
により搬送コンベヤ37に1枚ずつ繰り出され、この搬送
コンベヤ37にて右側へ向けて搬送されるとともにシャッ
タ44の開放によってベルトコンベヤ43に送り込まれ、こ
のベルトコンベヤ43で前方へ向けて搬送されるとともに
回収シュート50を通じてカセット52に送り込まれて収納
される。これら一時保留硬貨の収納により、入金処理が
完了となる。なお、オーバーフロー用の硬貨収納繰出装
置34aからのオーバーフロー硬貨を投出する際、他の金
種別の硬貨収納繰出装置34の繰出ベルト65は停止されて
おり、開閉板81が区分位置に位置して収納域83内の硬貨
の前方への移動を規制するので、それら金種別の収納硬
貨が投出されることはない。
【0067】また、テラーにより入金不承認(返却)が
指令されることにより、金種別の硬貨収納繰出装置34の
一時保留域82に一時保留されていた硬貨、およびオーバ
ーフロー用の硬貨収納繰出装置34aに一時保留されてい
た硬貨は、繰出ベルト65の繰出方向Fへの回動と逆転ロ
ーラ109の逆転とにより硬貨収納繰出装置34内および硬
貨収納繰出装置34a内から硬貨投出路112を通じて搬送コ
ンベヤ37上に1枚ずつ投出され、例えば、左側のテラー
による入金処理の場合には、搬送コンベヤ37にて左側へ
向けて搬送されるともにシャッタ42の開放によってシュ
ート40に送り込まれ、このシュート40により左側出金箱
41に返却される。この左側出金箱41に返却された返却硬
貨は、左側出金箱41を機体から抜き外して取り出され
る。なお、右側のテラーによる入金処理の場合には、右
側出金箱51に返却硬貨が返却される。返却硬貨が返却さ
れることで、入金処理が完了となる。
【0068】次に、出金処理について説明する。
【0069】左側または右側のテラーにより出金処理が
指令されるとともに出金金額や出金希望金種および枚数
が入力されることにより、出金処理が開始される。
【0070】出金処理が開始されることにより、開閉板
81が開放され、繰出ベルト65の繰出方向Fへの回動によ
って収納域83内の硬貨が前方へ移動される。出金金種に
該当する金種の出金硬貨は、繰出ベルト65の繰出方向F
への回動と逆転ローラ109の逆転とにより硬貨投出路112
を通じて搬送コンベヤ37に1枚ずつ投出される。このと
き、硬貨投出路112の2つのセンサ115,116により、硬
貨が通過する際に硬貨径を検知して金種を確認するとと
もに投出枚数をカウントする。また、出金金種に該当し
ない金種の硬貨、出金金種に該当する金種でも所定の出
金枚数を繰り出し終わった金種の硬貨は、硬貨投出路11
2のストッパ手段によって投出が規制される。
【0071】全ての硬貨が投出され終わった後、繰出ベ
ルト65の繰込方向Rへの回転により、一時ホ流域82およ
びゲート部108の付近に送られた硬貨が収納域83へ戻さ
れる。このときにも、上述した打撃手段88による打撃付
与動作がなされ、硬貨が収納域83へ確実に戻される。
【0072】そして搬送コンベヤ37に投出された出金硬
貨は、例えば左側のテラーによる出金処理の場合には、
搬送コンベヤ37にて左側へ向けて搬送されるとともにシ
ャッタ42の開放によって左側搬送部40に送り込まれ、こ
の左側搬送部40により左側出金箱41に払い出される。こ
の左側出金箱41に出金された出金硬貨は、左側出金箱41
を機体から抜き外すことで取り出される。なお、右側の
テラーによる入金処理の場合には、右側出金箱51に出金
硬貨が出金される。
【0073】また、出金処理時に硬貨収納繰出装置34か
ら出金硬貨を繰り出す際、または入金処理時に一時保留
硬貨を返却硬貨として返却するために繰り出す際、ゲー
ト部108で詰まりが生じた場合には、繰出ベルト65が繰
込方向Rに回転されて硬貨詰まりが解消された後に、繰
出が再開される。このときにも、上述した打撃手段88に
よる打撃付与動作がなされるため、ゲート部108の付近
の硬貨が収納域83側に確実に戻され、繰出再開時に硬貨
を確実に繰り出すことができる。
【0074】以上のように、繰出ベルト65の繰込方向R
への回転時に、打撃手段88により、繰出方向Fの前端側
および後端側の各ローラ66,67間に張設される繰出ベル
ト65の、ゲート部108の位置より後端側のローラ67側の
域で、かつ繰出ベルト65のベルト上面域68に対して、下
面側から弾発的な打撃を断続的に与えるので、繰出ベル
ト65上の収納済み硬貨の量が多くても、繰出ベルト65上
から収納済み硬貨が確実に浮き上がって、収納済み硬貨
側へ繰り込まれる硬貨が浮き上がった収納済み硬貨の下
へ潜り込みやすく、滞留停止することなくスムーズに繰
り込むことができ、硬貨収納量を多くできる。
【0075】さらに、繰出ベルト65上の硬貨を収納済み
硬貨側へ確実に繰り込めるので、繰出時にゲート部108
の近傍に滞留停止した硬貨が詰まるのを防止でき、硬貨
を1枚ずつ確実に繰り出すことができる。
【0076】それに加えて、繰出ベルト65上に貯留空間
61の一時保留域82と収納域83とを形成してこれらを開閉
板81で開閉するので、繰出ベルト65上に一時保留域82を
形成できて硬貨収納繰出装置34の高さを低くできるとと
もに、硬貨の一時保留機能、さらには一時保留硬貨の繰
出側または繰込側への確実な送り機能を得ることができ
る。
【0077】また、打撃用レバー89の打撃用ローラ91で
繰出ベルト65のベルト上面域68に対して下面側から打撃
を与える方向にばね94で弾発力を与え、回転する回転カ
ム98の第1のカム域101で打撃用レバー89の打撃用ロー
ラ91をばね94の弾発力に抗して下降させるとともに、第
2のカム域102で第1のカム域101による打撃用ローラ91
の下降を瞬時に解除してばね94の弾発力による打撃用ロ
ーラ91の瞬時の上昇を許容するので、繰出ベルト65に弾
発的な打撃を確実に与えることができ、繰出ベルト65上
から収納済み硬貨が確実に浮き上がって、収納済み硬貨
側へ繰り込まれる硬貨を収納済み硬貨の下へ確実に潜り
込ませることができ、硬貨の滞留停止を確実に防止でき
る。
【0078】さらに、打撃部として、繰出ベルト65の回
転方向に対応して打撃用レバー89に回転自在に軸支され
た打撃用ローラ91であれば、繰出ベルト65に対する摩擦
抵抗を低減でき、繰出ベルト65の回転をスムーズにでき
る。
【0079】なお、ばねは、板ばねを用いてもよい。ま
た、カム軸99のモータ103の代わりに駆動軸72と連動さ
せてもよく、その場合は、駆動軸72からカム軸99への駆
動伝達部分にワンウェイクラッチを介在させ、繰出ベル
ト65の繰込方向Rの移動時のみカム軸99を回転させ、ま
た、駆動軸72の停止は打撃用ローラ91が下降する状態の
回転カム98の位置をセンサで検知して停止させるように
する。
【0080】なお、本実施の形態では、打撃用ローラ91
が軸支される打撃用レバー89を回転カム98で直接揺動さ
せる構造を採っているが、打撃用レバー89とは別に回転
カム98で直接揺動される作動用レバーを設け、この作動
用レバーの揺動に打撃用レバー89を連動して揺動させる
ように構成してもよい。
【0081】また、回転カム98で直接揺動されるレバー
については、レバーを回転カム98に直接接触させてもよ
いし、本実施の形態のように、レバーにカムフォロワ97
を軸支して、カムフォロワ97を回転カム98に接触させて
もよい。
【0082】
【発明の効果】請求項1記載の硬貨収納繰出装置によれ
ば、繰出ベルトの繰込方向への回転時に、打撃手段によ
り、繰出ベルトのベルト上面域に対して下面側から弾発
的な打撃を断続的に与えることにより、繰出ベルト上の
収納済み硬貨の量が多くても、繰出ベルト上から収納済
み硬貨が確実に浮き上がるため、収納済み硬貨側へ繰り
込まれる硬貨が、浮き上がった収納済み硬貨の下へ潜り
込みやすく、繰出ベルト上で滞留停止することなく収納
済み硬貨側へスムーズに繰り込むことができ、その結
果、貯留空間における硬貨収納量を多くできる。さら
に、繰出ベルト上の硬貨を収納済み硬貨側へ確実に送り
込めるので、繰出時にゲート部近傍に滞留停止した硬貨
が詰まるのを防止でき、硬貨を1枚ずつ確実に繰り出す
ことができる。
【0083】請求項2記載の硬貨収納繰出装置によれ
ば、繰出ベルトの繰込方向への回転時に、打撃手段によ
り、繰出ベルトのベルト上面域に対して下面側から弾発
的な打撃を断続的に与えることにより、繰出ベルト上の
収納済み硬貨の量が多くても、繰出ベルト上から収納済
み硬貨が確実に浮き上がるため、収納済み硬貨側へ繰り
込まれる硬貨が、浮き上がった収納済み硬貨の下へ潜り
込みやすく、繰出ベルト上で滞留停止することなく収納
済み硬貨側へ確実に繰り込むことができ、貯留空間にお
ける硬貨収納量を多くできる。さらに、繰出ベルト上の
硬貨を収納済み硬貨側へ確実に送り込めるので、繰出時
にゲート部近傍に滞留停止した硬貨が詰まるのを防止で
き、硬貨を1枚ずつ確実に繰り出すことができる。それ
に加えて、繰出ベルト上に貯留空間の一時保留域と収納
域とを形成してこれらを開閉板で開閉するので、繰出ベ
ルト上に一時保留域を形成できて硬貨収納繰出装置の高
さを低くできるとともに、硬貨の一時保留機能、さらに
は一時保留硬貨の繰出側または繰込側への確実な送り機
能を得ることができる。
【0084】請求項3記載の硬貨収納繰出装置によれ
ば、請求項1または2記載の硬貨収納繰出装置の効果に
加えて、打撃用レバーの打撃部で繰出ベルトのベルト上
面域に対して下面側から打撃を与える方向にばねで弾発
力を与え、回転する回転カムの第1のカム域で打撃用レ
バーの打撃部をばねの弾発力に抗して下降させるととも
に、第2のカム域で第1のカム域による打撃部の下降を
瞬時に解除してばねの弾発力による打撃部の瞬時の上昇
を許容するので、繰出ベルトに弾発的な打撃を確実に与
えることができ、繰出ベルト上から収納済み硬貨が確実
に浮き上がって、収納済み硬貨側へ繰り込まれる硬貨を
収納済み硬貨の下へ確実に潜り込ませることができ、硬
貨の滞留停止を確実に防止できる。
【0085】請求項4記載の硬貨収納繰出装置によれ
ば、請求項3記載の硬貨収納繰出装置の効果に加えて、
打撃部が、繰出ベルトの回転方向に対応して打撃用レバ
ーに回転自在に軸支された打撃用ローラであるので、繰
出ベルトに対する摩擦抵抗を低減でき、繰出ベルトの回
転をスムーズにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す硬貨収納繰出装置
の断面図である。
【図2】同上硬貨収納繰出装置の一部の平面図である。
【図3】同上硬貨収納繰出装置の打撃手段を示し、(a)
は打撃用ローラの下降状態の側面図、(b)は打撃用ロー
ラの上昇状態の側面図である。
【図4】同上硬貨収納繰出装置の打撃手段を示し、(a)
は一部を分解した状態の斜視図、(b)は平面図である。
【図5】同上硬貨収納繰出装置を適用した循環式硬貨入
出金機の内部構造の平面図である。
【符号の説明】
34 硬貨収納繰出装置 61 貯留空間 62 受収枠 65 繰出ベルト 68 ベルト上面域 81 開閉板 82 一時保留域 83 収納域 85 開閉板駆動手段 88 打撃手段 89 打撃用レバー 91 打撃部としての打撃用ローラ 94 ばね 98 回転カム 101 第1のカム域 102 第2のカム域 103 回転カム駆動手段としてのモータ 108 ゲート部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨を貯留する貯留空間が形成された受
    収枠と、 この受収枠の貯留空間に貯留される硬貨を載せるベルト
    上面域を有し、このベルト上面域の一方への回転時に貯
    留空間からの繰出方向に、他方への回転時に貯留空間内
    への繰込方向に硬貨を移動させる繰出ベルトと、 前記貯留空間の繰出方向の端部で、前記繰出ベルトによ
    り繰り出される硬貨を径方向および厚み方向に1枚ずつ
    に規制するゲート部と、 前記繰出ベルトの繰込方向への回転時に、繰出ベルトの
    ベルト上面域に対して下面側から弾発的な打撃を断続的
    に与える打撃手段とを具備していることを特徴とする硬
    貨収納繰出装置。
  2. 【請求項2】 送り込まれる硬貨を受け入れて一時保留
    する一時保留域およびこの一時保留域に隣接して一時保
    留硬貨を収納する収納域を有する貯留空間が形成された
    受収枠と、 この受収枠の貯留空間の一時保留域と収納域との間に開
    閉可能に設けられた開閉板と、 この開閉板を開閉する開閉板駆動手段と、 前記貯留空間に貯留される硬貨を載せるベルト上面域を
    有し、このベルト上面域の一方への回転時に貯留空間の
    収納域から一時保留域への繰出方向に硬貨を移動させる
    とともに、他方への回転時に一時保留域から収納域への
    繰込方向に硬貨を移動させる繰出ベルトと、 前記貯留空間の繰出方向の端部で、前記繰出ベルトによ
    り繰り出される硬貨を径方向および厚み方向に1枚ずつ
    に規制するゲート部と、 前記繰出ベルトの繰込方向への回転時に、前記貯留空間
    の収納域で繰出ベルトのベルト上面域に対して下面側か
    ら弾発的な打撃を断続的に与える打撃手段とを具備して
    いることを特徴とする硬貨収納繰出装置。
  3. 【請求項3】 打撃手段は、 支軸を中心に上下方向に揺動する打撃用レバーと、 この打撃用レバーの上昇揺動時に繰出ベルトのベルト上
    面域に対して下面側から打撃を与える打撃部と、 この打撃部で繰出ベルトのベルト上面域に対して下面側
    から打撃を与える方向に、前記打撃用レバーに弾発力を
    与えるばねと、 前記打撃用レバーの打撃部をばねの弾発力に抗して下降
    させる第1のカム域、およびこの第1のカム域による打
    撃部の下降を瞬時に解除してばねの弾発力による打撃部
    の瞬時の上昇を許容する第2のカム域を有する回転カム
    と、 この回転カムを繰出ベルトの繰込方向への回転時に回転
    させる回転カム駆動手段とを備えていることを特徴とす
    る請求項1または2記載の硬貨収納繰出装置。
  4. 【請求項4】 打撃部は、繰出ベルトの回転方向に対応
    して打撃用レバーに回転自在に軸支された打撃用ローラ
    であることを特徴とする請求項3記載の硬貨収納繰出装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005034419A (ja) * 2003-07-15 2005-02-10 Terumo Corp キャップおよびプレフィルドシリンジの製造方法
JP2011008442A (ja) * 2009-06-24 2011-01-13 Laurel Precision Machines Co Ltd 硬貨処理機の硬貨ブリッジ解消機構
KR101549757B1 (ko) * 2013-12-19 2015-09-02 주식회사 엘지씨엔에스 동전 처리기 및 금융기기
KR101609458B1 (ko) * 2014-06-20 2016-04-05 주식회사 엘지씨엔에스 동전 처리기 및 금융기기

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